王道で女神なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の王道で女神なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.3 1 王道で女神なアニメランキング1位
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (135)
384人が棚に入れました
学校では空気な高校生、三森灯河はクラスメイトとともに勇者として異世界に召喚された。 女神ヴィシスによってクラスメイトたちが次々にS級、A級と能力を見出される中、灯河は最低ランクであるE級と宣言され『廃棄』対象となってしまう。 生存率ゼロの遺跡に廃棄された灯河はハズレ枠と貶された【状態異常スキル】を駆使して遺跡脱出を試みる。 その日から、女神ヴィシスへの復讐の炎を宿した青年は人畜無害な人間をやめ、心の奥底に隠していた本性を明かしていく…… 「はじめようか、生存競争を」
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

テンプレ化して飽きました。右肩下がりはがっかり感が強い。

 10話で中断します。未来の王うんぬんでさすがにシラケたというか、配信が進まないせいか集中力が切れたというか、結局完結しなさそうなのでどうでもいいというか。

 冒頭の導入はクラス転移からの追放ものとしてテンプレではありますけど、クズ女神が良くちょっと引き込まれました。「楯の勇者」「回復術士」「即死」のような作りこみがあるのかなという期待がありました。

 ただまあ、面白かったのは3、4話くらいかな。飽きてきたのがヒョウ柄のお姉さん(顔)が出てきてくらいからですね。

 異世界転生ものは最近の作品は冒頭は工夫がありますが、どうもテンプレ化する傾向が強い気がします。右肩下がりはがっかり感が強くて最悪なんですけど。時間の無駄とはいいませんけどね。ここまで見させてもらったので。

 評価は…異世界転生ものの標準が2.5だとすると、作画は3.5。ストーリーは冒頭の期待からの右肩下がりのマイナスがあるので2にしておきます。

 


1話 私はこの設定が好きなのかも。作画も良いので数話見てみたいです。

{netabare} 異世界ものはどうしようかな、と思っていましたが、dアニメ1話のサムネのお姉さんがエロくて悪そうなので確認。その通り…いえ、想像以上のクズでうれしくなります。

「ありふれた職業」「楯の勇者」「即死チート」などのテンプレフォーマットの1つといえばわかりやすいでしょうか。

 さて、現在作品が多すぎて1話切りの場合はレビューはしない方針で、つまり本作については、2話以降も見るつもりです。理由は一つ、いや2つか。

 1つめの理由は、無駄に作画というか画面がいいんですよね。今回はEDで流れたOPの出来は大したものです。

 制作は「魔都精兵のスレイブ」「Extreme Hearts」を作ったSeven Arcsという会社で作画だけなら結構いい会社です。ですが、SynergySPという「変人サラダボウル」「カッコウの許嫁」などのいいんだけどちょっと微妙な作画でおなじみの会社が協力するという不思議な体制です。

 2つ目の理由は「ありふれた」「楯」「即死」の3作って、考えてみれば1期だけならそんなにつまらないわけじゃなかったです。というか結構好きです。ですので、ひょっとしたら私は「クラスで転生(楯は違うけど4人でした)」「クズ女・イキリ男が出てくる」「はずれスキル・ステータス・レベル」「仲間外れ・追放」「主人公の悪い笑顔・復讐」のパタンが好きなのかも。{/netabare}


2話 導入回ですね。すでにタイトル回収している感じですが、面白い感じです。

{netabare} 今回は導入その2でしょう。いきなり強くなってしまいました。すでにタイトル回収が完了しそうです。それを全部セリフで説明してくれます。そして、よくわからないコーラとビーフジャーキーを得ます。
 通常の作品ならボロクソに非難したいところですが、異世界転生ものの作品としての型としては、見せ方は工夫した方じゃないでしょうか。今回対応を迫られたクリーチャーはなかなか不気味な造形でよかったです。

 いきなりみんなの希望を背負ったりしましたが、それだけあの女神はひどい奴なのでしょう。それが毒親と重なるのかな?そういうところはちゃんと導入として描けました。
 そして、その衣装どうなってんの?というエロい乳の王女?聖女?的な人と来週出会うのでしょう。3話のサブタイは「邂逅」らしいので。これで復讐劇の前提となる下準備が完了するのでしょう。4話以降が結構どう展開するか楽しみです。

 エロでもグロでもいいですが、このドロドロした雰囲気は継続してほしいなあ。主人公の悪い笑顔が期待感を盛り上げます。

 作画で、異世界としてはかなりいい画面のときと変なヌメっとした作画のときとのギャップがすごいのが難点といえば難点でした。全体の印象として5話くらいまでは余裕で面白く見られそうなので、視聴継続でしょう。{/netabare}


3話 期待通りの復讐もの。B級の異世界転生はジャンルのテンプレが心地良い。

{netabare} 期待通り皆悪い顔をしてます。最高ですね。そして委員長的ポジションの綾香ちゃんとエルフのお姫様とハーレムになるのでしょうか。
 期待通りエルフのお姫様のコスチューム…胸のあたりはどうなっていかわからない馬鹿みたいなデザインでしたが、それがこの手の転生ものではマナーですので問題ありません。

 いろいろ類似例は思いつきますがやっぱり「ありふれた職業」が一番似てるかな?もうちょっとクズがクズの方がいいですけどね。「回復術士」くらい?

 もちろん設定や展開はある種テンプレなんですけど、むしろ復讐の痛快さを楽しむためにはそれでいいと思います。俺TUEEE系の復讐劇ならそういうジャンルとして、わかりやすく脳みそ停止で見られる方向なのは非常に好感が持てます。いまのところかなり面白いです。

 スライムはさすがに「ん?」と思わなくはないですが、独り言じゃない状況説明を入れるためのある種の工夫にはなっています。

「杖と剣のウィストリア」はテンプレ故につまらないし切ったのに、こちらの作品はテンプレ故に面白いし継続しています。その違いはジャンルの好みが大きいとは思います。テンプレ故にどこで視聴者を楽しませるか。刺激をどこに持っていくか。
 ギャグ、無双、エロ、暴力…どんなものでもいいですが、テンプレの場合真面目にやりすぎるとよくない気がします。「杖と剣…」は真面目にやってテンプレです。これはいただけません。シラケます。本作は「こういうのが見たいんだろ?」感が読者・視聴者サービスになって面白さに繋がっています。


 で、作画です。地上に出て気が付いたのが輪郭線…というよりその内側のハイライト?これは工夫ですね。森の中にいても人物が分かりやすい一方、浮くこともなくかえって背景になじんでいました。全体としてB級の異世界ものの中では画面的にはかなりレベルが高いと思います。

 ということで多分最後まで見られそうな展開です。{/netabare}


4話 何が面白いかわからないけど面白いです。ヒロインへの嗜虐心かなあ?

{netabare} なぜ、こんなテンプレが面白いのだろうか?という疑問を持っています。不思議なくらい24分普通に面白く見られます。もちろんテーマとか感動とかいう点では0点に近いです。
 ですので、酷評するレビューやXなどがあっても、理解しますし反論もできません。ただ、私はわけもわからないのに面白いです。

 設定が一人で孤独になっていろいろ工夫してるうちに強くなる系は好きかもしれません。復讐もので目標に一本筋が通っているというのはありそうですし、比較的暗いドロドロした作品だというのはあります。それと、ヒロインがエロいとか、ヒロインが可愛いとか、女神がド外道とか、悪い奴が分かりやすく死ぬとか、サブがクズばっかりとかでしょうか。
 ああ…そうですねえ。無理しているヒロインにちょっと嗜虐心をくすぐられるのはあります。

 ヒロインの不思議なOPEDのCGいいですね。OPの剣舞とか結構ビジュアル的に引き付けられます。EDもなかなか面白い見せ方(太もも→乳、乳→脇というフェチ)ですし。と考えると、やっぱり全体的にレベルが高いのかなあ。


 4話の欠点を上げれば、食事シーンの食事がメチャメチャまずそうで「まずい」って言うだろうなあ、と思ったら「うまい」といういい笑顔にちょっとずっこけました。
 それとスケルトンキングを追ってミルズに来たという脚本にすればいいのに、たまたま「スケルトンキングが必要か…生息地は…ミルズ!?」はないでしょう。{/netabare}


5話 お前は本当に護衛必要か?違う動機が作れれば1ランク上の作品になるのでしょう。

{netabare} すべてがテンプレに進んで行く安心感がいいですね。S級の男2人の末路がどうなるか予言できそうです。女神さまがどうなるかが気になるところですが、1クールじゃあそこまで描くのは話のテンポ的に無理だろうなあと思います。そうなるとよほど期待値を超えてくる何かがないと作品としては残らないと思います。

 しかし、独特のCGです。人間対人間のバトルはもっさりして迫力が全然ないですが、単体で見ると悪い造形じゃないんですよね。

 エルフの姫様がピンチでしたが、どうなるか一瞬たりとも心配しませんでした。「服を脱げ」という魅力的なセリフで終わりましたが、礼装?関連が簡単に解決するのでしょう。そもそもお前本当に護衛いるのか?と思ってしまいますが。そこに上手い理由やストーリーが作れればこの作品は1ランク上になると思いますが、このレベルだからいいのかもしれまえん。

 最後まで見ると思います。これから先はメモ程度のレビューになると思います。{/netabare}


6話 中途半端な感じはある。もっと徹底してドロドロさせた方が良かったです。

{netabare} 口先で遣り込める…というのはよほど練らないと説得力がありませんので、今回の話ですと工夫が必要でしょう。セラスに対する暗い欲望というのは悪くないですが、だったらもっとドロドロした話にした方が中途半端では無くなります。

 女神の配下の娘も同様で、あそこまで描写するなら視聴者層は狭くなりますが、全体的に「回復術士」くらい徹底した方がいいです。この手の話はいずれにせよ視聴者は選ぶでしょうから、特徴があった方が結果的に名は残るでしょう。{/netabare}


7話 主人公が善人化しないで欲しいんですけど。そこは押し倒せよ。

{netabare} いやそこは押し倒せよ…と思わなくはなかったです。どっちからでもいいので。エロ描写が欲しいというより性行為を示唆するところで場面転換でもいいですから、そこは人間の欲望への耐久力の低さを見せてほしかった。

 エロ描写は異世界ファンタジーだとやりすぎるとノイズになることがありますが、この作品は人の悪意や本音が大事な作品です。主人公とヒロインだけそこから浮いてしまうと、全体が嘘っぽくなります。

 ここの部分で、急に主人公が善人化したなあというがっかり感がありました。主人公の善人化、聖人化は作品の陳腐化の大きな要因です。これは期待外れになっていくんでしょうか。

 と、思ったら、ヒョウのお嬢さんで何かありそうですね。来週どういう展開にするか、ちょっと楽しみです。楽しみですが、ここで理屈をつけて主人公が善人にならないようにお願いしたいです。{/netabare}


8話 結局復讐の端緒にもつかないで1クール終わり?期待とずれましたね。

{netabare} 魔女に会うために居場所を知っているイヴを助けて逃げ出すという話それ自体は流れとして自然だし、冒険譚としても成立していると思います。

 ただ、主人公の復讐と絡まない時間が1話以降あまりに長い気がします。一番そこを見たいのに、クラスの内紛と委員長みたいな子がちょこっと出て今のところ進展がありません。魔女にまず会うのが目的なので話の展開はわかりますが、その復讐劇を外すと単なるチート持ちの異世界転生ものです。

 もちろん、今時の異世界ものですので「俺たちの戦いはこれからだ」で、続きは本を買ってね、というのは仕方ないかもしれませんが、これでは本作で楽しみにしていたVSクラスメイトの復讐の方向性すら見えません。つまり、期待から外れている分、面白く感じなくなっています。

 話全体の展開と構成について、理屈はわかるしラノベで読めばそうでもないかもしれませんが、1クールアニメの出来としてはどうなのよ?という気がしてきました。次回9話。イブと少女を助けて、魔女と合うための旅をして出会って終わり?魔女の正体はなんでしょうか?まあ、普通に考えればもったいぶっている以上、女神の分身でしょうけど…せめてその辺の工夫は欲しいかな。

 主人公が善人化しちゃってるし…どうしましょう?最終話を待ってそこの到達点を見極めてから戻って見るのも手かなあ…{/netabare}


9話 1クールアニメで今新キャラ仲間にして、どうするつもりなんですかね?

 はじめの設定は悪くないし、9話に至っても平凡というほど平凡になっていない気もするし、女神のことを忘れてないようですけど、ちょっと飽きてきました…クラスメイトとどうなるか見たいから見ますけどね。8話9話でキャラ増やしてどうすんの?という気もします。

 原作通り論争がありますけど、私は少なくともきりがいいところまで終わらせるべきだと思います。エピソードのカットやテンポを速めてある程度の冒険は見せてもらわないと、1クール異世界もので記憶に残っている作品はほんの数作しかないです。記憶に残らないのが良いジャンルではありますけどね。

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

またなろう系か、と思いましたが出来が良い。感情がしっかり動く良作

1話 3.8
さて、いつものですね。
いつものはクオリティが低いことが多くて警戒して見ましたが…。

いやこれは良い作品ですよ。

見ていて感情がしっかり動きました。
ヘイト役が本当にムカつくんですよ。
最初の不良から、クラスメート達。先生、女神…。
割と本気でムカついて。

こいつらはざまぁされる役目ですが、ざまぁされる奴がムカついていないとざまぁしても嬉しくない。

いや実に良いですね。ヘイト役がしっかりムカつく。これができないなろう系がどれだけ多いのか。

ヘイト役がムカついて、だからこそ主人公に逆転して欲しいと思える。
そして逆転してくれるからこそ、面白いのですよ。

追放された主人公の絶望から立ち上がる様子まで、感情の動きがしっかりしていて共感できました。

主人公にしっかり共感して応援している状態なら、主人公がなんかチートだった、となっても、良かったね、と応援できるわけですよ。

追放系に何が面白いんだかさっぱりわからない作品が多いですが、それは要するに追放する側がムカつかないどころか正当に思える、主人公の方がムカつく話が多いからです。
それでは主人公がチートでも全然嬉しくないわけですね。ムカつく奴が一方的なチートでムカつかない一般人を蹂躙する話という、気持ち悪いものが多くて…。

求められているのはこれですよ、これ。

絵柄は100%好みでもないですし、作画クオリティが高いとまでは言えませんが、この感情を動かす力がしっかりある点で、本作はなろう系でも良い作品です。
で、良い作品ならなろう系は、本来好きなジャンルなので視聴確定です。

いや追放系でも、こういう出来の良い作品なら大歓迎ですよ。
主人公の逆転劇が楽しみです。

全話感想
まあまあ良かったです。
特にヒロインのセラスが結構肉食系でガンガン攻めてくるところが良かったですね。
可愛かったです。

まあ主人公の動機も応援できてヒロインが可愛くて… じゃあ申し分ないのかというと一点なんだかなーってところは有りました。

ステータス、レベルのの意味がわからない点ですね。

主人公は早々にLV1000を超えちゃうんですが、対比として他の勇者はLVが2桁程度なんですね。

そうすると普通に考えると圧倒的な、無双系だと思うわけですよ。
しかしその割には主人公は普通に相手にビビったり危険に備えたりして、実際に怪我をすることもあって…。
なんか良くわかりませんでした。

レベルがある世界で、LV1000とLV10が戦ったらLV10が何をやってもダメージは与えられず、LV1000が攻撃したら一発で死ぬのが当然ですよね。

高レベルになった時点で、状態異常スキルを使わず素手で戦っても強くなったと思っていました。でも一度も素手で戦うことはありませんでしたね。

…いやだったらレベルを出す意味なくね?

LVを出すなとは言ってません。むしろLVってのは便利なんですよ。
主人公がLV1000だったらLV10000の相手を出せば勝てるわけがないと言えるし、LV10の相手なら楽勝だって言える。

相手に負ける可能性が残るのであれば、相手がLV30なら主人公はLV50、くらいにしとけば良くないですか。

LVが意味ない世界ならLVを出す意味がないし、負けるハラハラを描きたいなら圧倒的高レベルにする意味がわからない。

という点が気になってしまって、なんだかなーとなりました。

LVがあったら嫌がる人も居ますが、私は別にLVが嫌では無いだけに、出しておいて適当にするのが嫌でした。

まあ文句が長くなってしまいましたが、そこを無視すればなかなか良作でしたよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ISEKAI-NAROU

見事なまでにコッテコテなザ☆スッキリざまあオレツエー。
何故かべらぼうに作画がいいゲーム系無双復讐劇。

作画監督・原画・絵コンテ・演出:湖川友謙というレジェンドの無駄遣い。
※ステータスオープン有り。アレルギーのかたはご注意ください。

OP・どうでもいい
ED・いい声

ウォリアーやウィザードではなくデバッファーが主役。初期魔法はパラライズ・スリープ・ポイズンと単純だが強力。一応勇者だもんね。CGの凝ったモンスターデザインも秀逸。ヒキの絵はややCG感あり。なろうなのでご都合アレルギーの方は厳禁。

現在のステータス
LV1789
MP59037
他5367

パラライズLV3
複数対象指定/任意解除/部位解除(頭部)
ポイズンLV3
複数対象指定/任意解除/非致死設定
スリープLV3

05
はいはい、やっぱりいつものやつ

今までのバトルシーンは麻痺&毒で動きのある絵がなくても成立してたが剣士加入でどうなるかと思えば…。うん、いつもどおりでした。迫力も説得力もない殺陣とすら呼べないダサいアクション。まあこれが配信アニメの限界か。大作ソシャゲのゼンレスゾーンゼロのCGアニメは凄まじいクオリティの素晴らしいデキなのだが、流石にアレは予算が違い過ぎるので比べるのも酷というもの。でもいくら予算があってもどうせ中抜きするし、単純な技術だけを比べても研鑽の機会がないのでもう完全に負けてると思う。

今は萌え絵のアドヴァンテージだけで勝負できてるが、韓国中国が世代交代して萌え絵ネイティブによるクリエイティブが主流になったらあっさり逆転されそう。しかし我がジャパンには彼らが決して踏み込めないHENTAI領域が残されている。そしてこの弱者に寄り添うなろう作品もなかなか他国には生み出せないはず。シノギの習作の粗悪品と思ってたなろうアニメだが、実は日本が差別化できるところはこういう作品なのかも。

ジャパニメーションが世界で人気!ってのは別に優れているわけではなく、他国の大人はプライドや世間体とかで美少女アニメなんて恥ずかしくて作れないからで、偶然が産んだ隙間産業でしかない。アメリカなんていまだに男が女性アーティスト聴いてるだけでチー牛扱いされる差別大国だし。令和になってすら、いい大人がアニメなんて見てるのバレたらひと昔前の日本とは比較にならないくらいに迫害される。しかしそこを狙い撃ちする戦略しかジャパンには残されてないのかもしれない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

59.0 2 王道で女神なアニメランキング2位
天穂のサクナヒメ(TVアニメ動画)

★★★★☆ 3.5 (82)
180人が棚に入れました
遥か東方の果て、ヤナトの国。 古来よりこの地では神々の住む頂の世と人間の住む麓の世、二つの世があると信じられている――。 頂の世に住まう上級神かつ駄女神のサクナヒメは、 武神と豊穣神の間に産まれながら、両親が蓄えた穀を潰しぐうたらな生活を送っていた… そんな中ある日、ひょんなことから 神々の都を追放され、鬼たちが巣喰う孤島・ヒノエ島へ!? 明日の食糧もままならない不毛の大地で、土を耕し米を育てて鬼退治へ。 神の世に迷い込んだ人間たちと、ひよっこ豊穣神の、もみ殻舞い散る集団生活が始まる‼
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

赦す心を育む温かい神話

自堕落な豊穣神・サクナヒメが、とある事情で神々の都を追放され、
鬼が住まうヒノエ島にて、仲間の人間や先住民たちと共に、
稲作に励み力を蓄え、鬼たちに立ち向かって行く。
同名和風アクションゲーム(2020年・Switch/PS4)(未プレイ)の連続アニメ化作品(全13話)


【物語 4.5点】
「米」という文字には、お米が出来るまでに八十八の手間がかかるという意味が込められている。
だから米は一粒一粒大事にせねばならない。

土に鍬を入れ、種もみから苗を育てる所から緻密に再現された、
本作の稲作シーンを見ていて、
長らく忘れていた上記の教訓を思い出しました。
米作りの苦労が結実した中盤には、私も胸を打たれる物がありました。

その後、8月中旬の南海トラフ地震臨時情報に端を発した、
小売店頭における米の品薄現象。いわゆる“令和の米騒動”
事態が深刻化した8月末には、第8話「都を揺るがす米騒動」が放送され、
何てタイムリーなタイトルと苦笑させられましたが。
米の重要性を再認識する中での本アニメ化作品には、
食料自給についても、考えさせらえれる点が多々ありました。

(因みに“令和の米騒動”とは元々、本原作ゲームが想定を越えるヒットとなり、
パッケージ版在庫が蒸発した等の現象を指すらしく。
『サクナヒメ』こそが元祖“令和の米騒動”だそうでw)


ただ、稲作はあくまで世界観の土台となる要素。
メインストーリーの骨格は赦しと恨み相克。

この東方の国「ヤナト」は、人間はもちろん神々ですら全能ではない。
欠点も多いし、僻むし、嫉妬するし。
互いに完璧を求めたら、恨みつらみだけが募って、
争いが続き、鬼が生まれ、国は荒廃するばかりである。

失敗も赦す寛容さこそが、世に安寧をもたらすとの一貫した思想。
とかく人の価値を特定指標だけに固執した生産性のみで判断し、
使えるだの使えないだのでギスギスしていく。

心の余裕を忘れた現代社会に毒されている私には、
赦しを描いた本作のエピソードの数々は心身に染み入りました。

この観点から印象的だったのが、クール後半、
例えば、{netabare} 親友のサクナヒメが稲作で成功して神々の都に戻って来たら、
やっとありつけたお役目を奪われてしまうと焦燥するココロワヒメが、
友を都に帰すまいと、裏切り、策に溺れてしまうシナリオ。
それでも親交を取り戻す辺りに、赦しのテーマが凝縮されており感銘を受けました。{/netabare}


パッケージ展開もするコンシュマーゲームとなると、
プレイ時間も数十時間に及ぶはずで、
アニメ化するストーリーの選別も難航したと思われますが、
要素のピックアップが的確だったからなのか、
この手のゲームアニメ化作品にありがちな詰め込み過ぎによる分かり辛さは、
私は、ほぼ感じませんでした。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・P.A.WORKS

本社が富山県南砺市。周囲に田園地帯が広がる立地。
代表が兼業農家とのことで白羽の矢が立った同スタジオ。

農水省職員が監修に付いたという稲作の再現度も良好。
米作りの手間暇と、達成感を視聴者とも共有。

監修に際して、農水省担当者は、あまり難しい専門用語は使わずに、
視聴者への伝わりやすさを重視して用語の簡素化等を提言。(※1)
これは私も助かりました。
いきなり「緑肥(りょくひ)」がどうのと言われても分からなかったと思います。
優しく「肥やし」と簡略化されても、アニメーション映像から稲作の過程は十分伝わって来ましたし。

専門的知見から厳密にするばかりが監修ではない。
視聴者の知識の無さをも赦す。
今後、いろいろな分野のアニメ化監修の際に、ご参考頂けたら幸いです。


原作アクションRPGということで、戦闘シーンも意外と迫力がありました。
スパイダーマンばりに飛び回るサクナヒメの羽衣アクション。爽快でした。


【キャラ 4.5点】
もしも世界人類の各個体が全て自分だったら文明は滅亡するだろう。

本作のそれぞれの長所を活かして米作りに貢献し、
各々の欠点も補いながら成長していく神と人間のキャラクターを見ていると、
要らない人間などいない。
互いに役割を果たし、分かち合いながら世界は成り立っている。
当たり前のことを思い出し、癒やされます。

田右衛門(たうえもん)は初手から種もみをダメにするなど失策続きですし(※核心的ネタバレ){netabare} 戦うことしか知らなかった武士の再生物語が込められていた{/netabare} 部分は個人的に得点が高いです。
きんたも鍛冶に目覚めるまでは、文句言ってばかりだったし。

かいまるに至っては、当初は、言葉も喋れない無力な赤子としか思えません。
こういうキャラに最終盤で(※核心的ネタバレ){netabare} サクナの魂を現世に運ぶ{/netabare} という一番重要な役割を与えるのも心憎い演出です。


不完全を赦す世界観に浸っていると、
全知全能という妄想に基づいて他者を弾圧する一神教は、
やはり邪教との私の発作がぶり返しそうになりますがw

本作には“フォロモス教”宣教師の金髪シスター・ミルテも設定して、
異文化コミュニケーションも交えて、
寛容の精神を深化して来る辺りが懐の深い所です。


これらのキャラ素材を「お仕事シリーズ」のピーエーお得意の文法で、
成長物語に落とし込んでいる辺りも上々。
と言うより私が観てきた広義の「お仕事シリーズ」の中で考えても、
キャラと関連エピソードが明快で、満足度が高い部類でした。


【声優 4.0点】
原作ゲームのキャストをそのまま起用。

主演サクナヒメ役の大空 直美さんは、
和風からグータラまで多彩なキャラを演じたキャリアを積み重ねており、
半人前・豊穣神の成長曲線を表現する引き出しは十分。

一方で、他のキャスト陣には、
色々、端役をこなしながら、声優業界で生き残って来て、
本原作でやっとメインを射止めて、という声優さんが多くて。

当初マイナーゲームで終わると見込まれていた原作が、
成功してアニメ化にまで至り、
日陰で頑張ってきた声優たちも日の目を見る。

こういう展開に私は弱いですね。

田右衛門(たうえもん)役の矢野 龍太さんの、
抜けてるけど憎めないオッサンボイス。

ミルテ役の久保田 ひかりさんのカタコト外国人ボイス。

この辺りは主役ではないけれど、確実に需要はあると思われるので、
今後もしぶとく食い付いて欲しいと願います。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は藤澤 慶昌氏。
『ラブライブ!』シリーズでの明快なストリングス、シンフォニーから、
『無職転生』シリーズの多彩で複雑な旋律までカバーする同氏。
本作では和風もアレンジしつつ、前者のような明快なサウンドで、
心情も、クライマックスの戦闘シーンも盛り上げる。

OP主題歌は、いきものががり「晴々」
ED主題歌は、Little Glee Monster「ORIGAMI」
両紅白アーティストの楽曲で必勝体制。

それよりも心に刻まれたのがゲーム版主題歌「ヤナト田植唄」のアレンジ挿入。
ハードな野良仕事を楽しく乗り切るために歌うという稲作の知恵を説かれた上での田植唄。
足腰から染み渡りました。


【付記】
本作最終回観た余韻に背中を押されるように、
先日、神宮にお伊勢参りに行って来ました。
本邦の八百万の神々もまた、人々に供えられた米と祈りを受けて、
現世に安寧とご利益をもたらすと信仰されています。

「米は力だ!」はヤナトでもヤマトでも同様。

力が失われぬには?
考え込むことが多い今日この頃です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

5話 結局何が面白いか理解できませんでした。

1話 神界追放物語のテンプレとお仕事ものの組み合わせかな

{netabare} 一種のお仕事もの…なんでしょうね。PAですから。神界追放も何かに失敗した神が罰として追放され何かを達成しないと許されないという物語の一つの型ですね。

 豊穣神とは普通は母性ですから、そこをあえて子供のヒロインにして母のあとを追わせるというところに、ポイントがあるのでしょう。米つくりお仕事ものと同時に、ひょっとしたら子孫云々の話もでるのでしょうか?外人も混ざっているので人種問題の匂いもるかもしれません。ヒロインはダメ人間(神)スタートで成長してゆくのでしょう。

 作画は整っているし綺麗です。作画とか仕上げとか画面作りのスタッフにはIGとかシャフトとかA1とかありました。切羽詰まった外注というより本作は力が入った作品で結構できる人が集まったのでしょうか?

 全体的に絵本っぽく仕上げることで神話感をだしたのでしょう。日本的ではありますが、日本のようなどこかの雰囲気です。宗教的な関係なのか外人の尼さん?修道女?みたいな人がどういう役割になるんでしょうか。
 
 この作品は数話少なくとも何を描きたいかを見ないと評価は難しそうです。面白さは進行が単純なのでそうでもなかったです。テンプレ構造の中でどこまで何が描けるのかでしょう。それともテンプレから外れる工夫があるのでしょうか?{/netabare}


2話 思ったよりもハードモードでした。もうちょっとストーリー性が欲しいかな。

{netabare}「ここに種もみが…」と出てきたときにはどんなイージーモードだ?と思ったら、結構なハードモードでちょっと意外でした。そして、皆あとから改心するんでしょうけど、クズばっかりでイライラします。まあ、このストレスがカタルシスになるのでしょう。

 この状況ではサクナヒメが成長しないと話は進まないんでしょうね。もうちょっと追い詰められてからのほうが、成長に説得力はありそうですけど、見ているほうがつらいのでちょうどいいのでしょう。

 まあまあ…よりも期待できる気もしてきました。ただ、先が見える気もしますので、もうとっとストーリー性が見えてくるといいんですけど。ゲーム原作だからしょうがないのでしょうけど、ゲームのチュートリアルみたいですよね?{/netabare}


3話 ストレスフル過ぎて草。面白くなるの?

{netabare} ストレスフル過ぎて草。クズの集まりの上に狛犬が無能すぎだろうと思います。喧嘩しかすることがないのでしょうか。で、アシグモで全部解決するんかい。で、結局全員で田植えしてるじゃん。

 ということで爽快さのかけらもないですが、これは面白くなるんでしょうか。なお、これは受け売りですが、ああいう間隔を置いて植える田植え方法は明治以降じゃなかったでしたっけ?まあ、そういう細かいことは良いのか…

 うーん、思ったよりもストーリーがないなあ…次回まで確認しようかなあ。{/netabare}


4話 設定の説明をずっとやっている感じで面白さが拾えない。次で判断します。

{netabare} 話がまったく分かりません。そしてどのキャラにも感情移入できそうにないです。
 ミルテが薬、きんたが道具作りなどの設定がありそうですがなんともなあ…と。少し前にあった「異世界のんびり農家」が淡々と設定を説明しているような感じでしたが、村の拡大という点でゲーム的な面白さがありました。本作は何が面白いのかまったくわかりません。

 神の概念などで見るべきところはあるのですが、今後どうなるのでしょう?4話で切ろうと思いましたが、ちょっと話が動きそうな感じがありました。5話を見て、同様な感じなら視聴をやめようかなと思います。展開が欲しいです。{/netabare}


5話 結局何が面白いか理解できませんでした。

 いや、まさか{netabare}鶴の恩返し{/netabare}じゃないよな、と思ったらやっぱりですか?そして{netabare}SF{/netabare}ですか…しかも、あっという間に解決だし…うーん、ゴチャゴチャしすぎだなあ。

 そして鍛冶小屋も機織り小屋もなあ。うーん…もういいかなあ…結局面白さが理解できません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ゲーム原作なので細かい所は気にすんな!米を作って食え!そして戦え!

 最終話(13話)まで観ました。

 色々と何でそうなる?と感じる事もありましたが、何となく最後まで押し切った感じのアニメでした。

 大ミズチは凄く危険な相手のはずが、神の援軍は無し…。応援団は来ますが、サクナヒメがほぼ単独で戦うことに。まぁ、ゲームですから!

 田右衛門ら人間達が歳をとらなかったり、かいまるがいつまでも赤ちゃんで便利に使われるキャラだったのも、一応説明はつきました。ほぼ神様になっていたんですね。

 ゲームらしく、余り脈絡も無く登場する中ボスを順序良く倒し、お米を増産してレベルを上げ、武器をパワーアップしてラスボスに挑む…。王道展開です。悪く言えば予定調和で意外性はありません。

 ただ、ハチャメチャになりがちなゲーム原作を上手くアニメ化出来たと思います。販促アニメとしては及第点でしょう。中々面白かったです。

 ただ、ツッコミ所が多い物語でした。例えばサクナヒメの両親が雑にやられすぎな上に、神たちが気にしなさ過ぎです。行方不明なら探しに来たりしないのかな?

 せっかく爺とキンタの協力で最強の剣を手に入れたのに余り強くない…。ココロワヒメも登場回数が多い割には役に立たない…。

 しかし、エンディングの曲が良かったので、チャラで良い気もします。神々に騙されてるのかな?いや、細かいことは気にすんな!稲穂が実れば八方丸く治まるってもんですね。

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 6話まで観ました。2024.08.11

 仲間の人間達が無能なので、最初はイライラしましたが、段々と生産態勢が整備されてきたので、観やすくなってきました。収穫したお米も美味しそうです。

 ただ、ゲーム原作のせいか、世界観はブレブレです。主人公は八百万の神様の1柱ですが、仲間に一神教徒がいたり、神と全く関係ない超常の力を持つ宇宙の真理的な存在が出てきたり、ゲームクオリティな脚本だなぁと思います。

 ゲームだと、イチイチ面倒なことは説明しなくても何となくプレイしているうちに流れて行くのですが、アニメだと気になります。

 まぁ、そもそも此岸と彼岸の隙間みたいな島が舞台なので、とやかく言っても仕方ないです。

 敵も鬼だけでは無く、怨霊ネクロマンサー的な奴が説明も無く出てきたり、敵なのか味方なのか良く分からん奴がてんこ盛りの島で米作りなんて、滅茶苦茶な感じもしますが、サクナヒメが可愛いので不問です。

 島の生態系とかどうなってんの?とか、気にしてはいけない様です。サクナヒメの武器も鍬だし、農具で遊んではいけませんね。

 細かいことは気にしない視聴者向けアニメだと割り切った方が良さそうです。

投稿 : 2024/11/02
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