王女で戦いなTVアニメ動画ランキング 26

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の王女で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の王女で戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.0 1 王女で戦いなアニメランキング1位
転生したらスライムだった件 第3期(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (189)
744人が棚に入れました
クレイマンを倒し、正式に魔王となったリムル。魔王たちの宴(ワルプルギス)を経て、リムルの支配地域はジュラの大森林全体に広がった。その影響で各種族の代表が挨拶しに殺到することが予想されならばいっそのこと魔王リムルのお披露目と、テンペストの新規住民獲得も兼ねた「開国祭」の開催を思いつく。 一方、魔物を敵視するルミナス教の総本山・神聖法皇国ルベリオスでは、聖騎士団長・ヒナタがリムルのメッセージを受け取る。しかしそれは、何者かによって改竄された宣戦布告だった。テンペストにヒナタが向かっていると報告を受けたリムルの決断はーー。真の敵と味方を見極め「人魔共栄圏」という理想を追い求める、リムルの新たな挑戦が始まる。

声優・キャラクター
リムル:岡咲美保
智慧之王:豊口めぐみ
ヴェルドラ:前野智昭
ベニマル:古川慎
シュナ:千本木彩花
シオン:M・A・O
ソウエイ:江口拓也
ハクロウ:大塚芳忠
リグルド:山本兼平
ゴブタ:泊明日菜
ランガ:小林親弘
ゲルド:山口太郎
ガビル:福島潤
トレイニー:田中理恵
ミリム:日高里菜
ラミリス:春野杏
ディアブロ:櫻井孝宏
ヒナタ:沼倉愛美
ダムラダ:浪川大輔
グランベル:小野大輔
マリアベル:水瀬いのり
レナード:野島健児
アルノー:竹本英史
バッカス:飯島肇
リティス:相川遥花
ギャルド:駒田航
フリッツ:村田太志
サーレ:千葉翔也
グレンダ:日野まり
グレゴリー:山根雅史

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

60話まで視聴。13話削っても良かったんじゃ()マンガ勢としてはね…。

会議アニメ言われてたのワロタw
2期もだったけど確かに6話、7話辺りまでずっと戦闘が無いからなぁw
そりゃ言われるわwと。
やっぱりどうしてもアニメ勢とマンガ勢では違うよねw

いまだにマンガ買って読んでるマンガ勢としてはいつもの事なので気にしないし、そもそも会議部分やらないと、何が何やら分からないとかなるだろうし。

そして今回言いたかったのは58話EDでやっていた宴会と温泉回ダイジェスト見て、
え?コレやらないの?マジ?とかなった。
戦い終わった後の和解に食べたり飲んだり、温泉入ったりっていう楽しみにしてた1つだったのに…。同じく残念っていうコメがたくさんあった。

まあその後PVで宴会部分は確認出来たのでホッとした…と思ったら温泉回は?と。
最近見た画像カット10枚の中にも温泉だけ確認出来ず…。
別に凄いアレなわけでは無いし、だとしても湯気でどうにでもなるはず…。
これなら会議部分カットで良かったw

正直期待は薄い、何故ならPVなら女性の温泉回は重視するはずだから。
果たして次回温泉回はあるのだろうか?

60話までの感想。
特に前半のほう。
アニメで観たいのは?観たかったのは?と聞かれれば間違い無く宴会温泉回。
誰が好き好んで()もちろん会話内容的には必要ではあるけど…。
それ言ったら宴会温泉回もなぁ。
うーん残念…。OVAでもいいから作ってくれんかな?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3
ネタバレ

大貧民 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

二期以降、国家運営、謀略モノが強くなった。面白い!

一期は冒険モノの色合いでしたが、二期以降、国家運営やそれに絡んで国家間のやりとり、興亡を扱い謀略を進めるような感じに成りました。
ネットでオバロに影響受けたとか散見しましたが、後味の悪いあれに比べると後味がずっと良いので本作は見続けていやすいです。
謀略モノ自体、好きなジャンルですし。

今期はいよいよヒナタとの決着をつけるらしい。
二期がクール分割だったので、えらく長く掛かったように感じてしまう。

59話 で決着がついた見たい。{netabare}ルミナスも {/netabare}普通に出て来て、信仰の対象が出て来ていいのかと思うが、そういう作品かそういうフェーズに入っただろう。
本当の敵っぽい勢力の名称が出て来て、魔王とか出て来来るから、最終敵勢力はそうなるわなと納得。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さて、どう評したものか・・・。

だいぶ長い付き合いになる作品。
1期は2018年との事、やがて6年か・・・。

もともと好きな作品なので、おもしろそうだから観る、つまらなそうだから観ないなどという範疇から既に外れている作品。
つまり、結局は観ちゃうのだ。

そろそろ、登場キャラも、強さも、文明度なんかもだいぶインフレ気味で、さらに転生者も多数登場し、厳しくなってきたかと思っていたけれども、今作は上手にまとめていたのではないだろうか。

いろいろなモノがポンポン出来上がってくるのは、まぁ、ご愛敬だが、これだけ登場してきたキャラを上手く配置し、過不足なく登場シーン、活躍シーンを描いているのは相当大変なのではないだろうかと愚考する。

そういう意味では、バランス感覚に優れているのかもしれない。

色々な権謀術数渦巻く中での国づくり、国同士のつながりも種々描かれ、人のつながりや国のつながりもだいぶ大掛かりになってきている。
なんと言うか、ワールド感が出てきていますね。
「転スラワールド」と言いましょうか。

そして、それらが、今なお途上であり、新たな敵(対抗する者、勢力)?が登場してきています。
まだまだ、物語は残されているようです。

さて、ここまで書いてどう評したものか・・・と悩んでしまっていますw。

もはや、悪く言えば惰性、よく言えば習慣、おもしろくても面白くなくても見ている作品をどう評すればいいのかw。
いや、実際は面白いと思って、馴染みのあるキャラがどうなるか気になって、楽しんで、さらなる物語も気になって観ているので問題はないのですが・・・、あそこが面白かったとか、ここが面白かったとかは超えてしまっている気がしています。

ながく楽しんでいるものとしては、面白かったとほめておけばいいのでしょうけれども、本当に困ってしまいます。

他の方のレビューを拝見するに、だいぶ原作に追いついてきているとの事、次のシーズンが出来上がるのが何時の事かはわかりませんが、元気であれば、私はきっとまた見る事でしょうw。

その時をゆっくりと待ちたいと思っています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

74.8 2 王女で戦いなアニメランキング2位
この素晴らしい世界に祝福を!3(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (305)
1049人が棚に入れました
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道連れに異世界転生することに。 「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍幹部を討伐したり、たまに死んだり……。 そんなある日、紅魔の里から帰還したカズマたちのもとに、手紙が届く。 その内容は、王女アイリスが、魔王軍幹部を倒したカズマ達の冒険譚を聞きたいというもの。護衛兼教育係のクレアとレインを伴い、アクセルの街を訪れた王女アイリスは、カズマ達パーティとの対面を穏やかに終えたと思いきや――― 「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」 王女アイリスが、カズマに懐いてしまった!? カズマが目を開けると、そこはなんと王都! アイリスに乞われて滞在するうちに、王城でのセレブ生活に味を占め、これ幸いと居座ることを決めるカズマ。 しかし、ちょうど同じころ、王都では義賊が暗躍する事件が起きていて――!?

声優・キャラクター
カズマ:福島潤
アクア:雨宮天
めぐみん:高橋李依
ダクネス:茅野愛衣
ルナ:原紗友里
荒くれ者:稲田徹
クリス:諏訪彩花
ウィズ:堀江由衣
バニル:西田雅一
ゆんゆん:豊崎愛生
ミツルギ:江口拓也
アイリス:高尾奏音
クレア:矢作紗友里
レイン:上田麗奈
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ララティーーーナ!

原作未読 全11話

この素晴らしい世界に祝福を!の3期です。関係性から1・2期、『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』を事前に観ることをオススメします。

本編は約7年ぶり劇場版からでも5年ぶりの3期となります。

ただ、2023年にスピンオフ作品の『この素晴らしい世界に爆焔を!』がありましたのでそこまで懐かしさはありませんでしたね。

でも、この作品はカズマ・アクア・めぐみん・ダグネスの4人が揃わないと面白くないですね。

今回は、大きく前半後半と分かれていますが、両方ともダクネス(ダスティネス・フォード・ララティーナ) が物語のキーとなっております。

ダクネス役の茅野愛衣さんになんてことを言わせるんだ!というシーンがこれまで以上にありますw

お調子者のカズマ、普段は駄女神ですが結構凄い事をしているアクア、猪突猛進のめぐみんw、肝心な時にドMな本性が出てしまうダグネスと相変わらずのメンバーです。

楽しく観させてもらいました。最後はスッキリした終わり方をしていますね。

また、続きがあるといいですね。

OPはMachicoさん、EDはアクア役の雨宮天さん・めぐみん役の高橋李依さん・ダクネス役の茅野愛衣さんが歌っています。

最後に、「安楽少女」というモンスターが出てきますが、CVは小清水亜美さんでオーデションの時にあるアドリブをいれて受かったそうです。
本編を観ると確かにアドリブ{netabare}(舌打ち){/netabare}は見事なものでしたw(何回もさせられたそうですw)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうだ、冒険に出よう。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第2期、スピンオフ作品と劇場版は視聴済です。
個人的には第2期と第3期の間にスピンオフ作品である「この素晴らしい世界に爆焔を!」が挟まれたことでより理解度が増した上、一層の愛着が持てるようになったと思っています。


交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだった
ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)
ひょんなことから、女神・アクアを道連れに異世界転生することに。
「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!

めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。
トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、
借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、
魔王軍幹部を討伐したり、たまに死んだり……。

そんなある日、紅魔の里から帰還したカズマたちのもとに、手紙が届く。
その内容は、王女アイリスが、魔王軍幹部を倒したカズマ達の
冒険譚を聞きたいというもの。
護衛兼教育係のクレアとレインを伴い、アクセルの街を訪れた王女アイリスは、
カズマ達パーティとの対面を穏やかに終えたと思いきや―――

「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」

王女アイリスが、カズマに懐いてしまった!?カズマが目を開けると、
そこはなんと王都!
アイリスに乞われて滞在するうちに、
王城でのセレブ生活に味を占め、これ幸いと居座ることを決めるカズマ。

しかし、ちょうど同じころ、王都では義賊が暗躍する事件が起きていて――!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

これまで、アクア、めぐみん、ダクネスの3すくみ状態でしたが、この均衡が少しずつ崩れて来た様に感じるのは、私だけじゃないと思います。

アクアに対する無茶振りや、めぐみんのエクスプロージョンの空打ちといったこれまでの笑いのツボは少し影を薄めた感じがします。
特にアクア…個人的には天ちゃんの演じるアクアが大好きなので、もっと活躍して欲しいんですけどね。

代わりに存在がとりわけ大きくなったのがダクネスで間違いないでしょう。
今期の作品を視聴して思ったこと…
やっぱりダクネスって、アレなんです??
好きなのかなぁ…
でも、好きじゃなきゃ越えられない一線ってあると思うんですけど、そこを悠々と乗り越えてくるのって、考えてみるとダクネスだけなんですよね。

そして、ダクネスにとって脅威…となるかもしれないキャラも登場してきましたね。
ベルゼルグ王国の第一王女であるアイリス王女…
CVが高尾奏音さんでしたが、イメージがピッタリでしたね。

高尾さんでググってみると、私にとっては新しい発見がありました。
高尾さん、元々アース・スター エンターテイメントに所属されていたんですね。
「てーきゅう」「ヤマノススメ」「世界でいちばん強くなりたい!」などの有名どころを輩出していた会社で、特に「世界でいちばん強くなりたい!」は初の30分枠アニメだったことから、自虐ネタを交えて宣伝していたのを良く覚えています。

そんなアース・スター エンターテイメントさんですが、声優・タレント事業から撤退した上、会社自身も吸収合併により解散していたとは恥ずかしながら知りませんでした。
もう「てーきゅう」の様な尖った作品は放送されないんだろうなぁ…なんて思うと少し寂しい気がします^^;

少し本題から逸れちゃいましたね^^;
今期も安定的な面白さだったので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、Machicoさんによる「Growing Up」
このすばのオープニングと、Machicoさんの組み合わせは最早鉄板ですね^^
エンディングテーマは、アクア・めぐみん・ダクネスによる「あの日のままのぼくら」
エンディグの曲風も毎度お馴染みの…という感じが溢れていて良かったと思います。

1クール全11話の物語でした。
これまでずっと全10話だったので、今期ももしや…と思っていましたが、全11話でした。
原作は既に完結していると聞いています。
「冒険に出よう…」と言っておきながら、もしやアクセルの街で完結するんじゃ…と危惧するようになってきました。
まぁ、それはそれで面白いですけどね。
続編の発表、楽しみにしてます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やはりこの4人が中心だと面白い。会社変更がかえって新鮮だったかも。

 あー面白かった、と素直に言える作品でした。制作会社が変わって作画や演出の雰囲気は2期や映画よりも落ちたといえば落ちたかもしれません。

 しかしながら、主人公カズマ+3人のヒロインの揺るぎないキャラ構成で作品そのものに力があります。ですので視聴中は2期までと比べて…のような感覚にはなりませんでした。

 というより、むしろギャグとして飽きが来るのを防ぐ効果があったかもしれません。アクアを中心としてダクネス以外の女性の描き方がよりギャグテイストになりましたが、そこが新鮮で面白かったです。
 その描き方のせいか、ゆんゆん、クリス、ウィズ、アイリスの使い方も出すぎないわりに印象に残ります。

 そして内容そのものですが、2期まではヒロインとしてはめぐみんが中心で、コメディリリーフとしてアクアが不動の地位。その2人と比較してダクネスは何かうっとしいというか、恥ずかしいキャラであまり好きになれませんでした。
 それがダクネスが中心になった3期はちゃんとダクネスに魅力を感じるんですよね。今回はめぐみんがむしろうるさいだけの役回りです。つまり、焦点の当て方がうまいのでしょう。

 前半がカズマのクズっぷり+アイリス、銀髪盗賊団の登場、後半がシリアスな話と構成もバランスがよく11話楽しめました。

 まあ、満点は盛りすぎだと思いますし、作画は4くらいでいいと思いますが、他は4.5つけたいですね。この作品は不思議なことに音楽いいんですよね。特にEDは素晴らしかったです。

 4期早く…というか、もう最後まで作っても採算とれるでしょう???会社作っちゃえばいいじゃないですか。




1話 作画はいいし面白いですが、カズマにちょっと疲れるかも。

{netabare}  やはりこの4人ですね。ひょっとしたら「爆炎」もこの作品と並行して見たら感情移入できて面白いかもしれません。

 原作4作目の映画版の紅魔の里に行く前の部分ですね。非常に独特な魔物が登場です。時系列がおかしくなるのでオリジナル要素を入れています。人気キャラ?なので分からなくはないですが、ちょっと引き延ばしのマインドがないか心配ですが様子見ですね。

 心配していた作画が良くなりすぎないか問題は、がんばって雰囲気を1期に揃えようという努力はちゃんとしているみたいです。

 ただ、1話を見てちょっと疲れました。カズマが絶好調過ぎてノリが強烈なので1期2期を視聴して感覚を合わせないと、きついかもしれませんね。 {/netabare}


2話 このクオリティなら安心して見られそうです。

{netabare} ということで、作画や演出はもちろんテンポもいいので、視聴継続は当然として満足度も高くなりそうです。ダクネスの表情も良かったです。

 ということでアイリス王女様登場ですね。待ちかねました。ちょっと思っていたよりもキャラデザが微妙な気がしなくはないですけど。最後の方だけは作画というか女性たちが妙に美人でした。

 文句があればレビューするかもしれませんが、今のところ良さそうです。楽しめそうです。{/netabare}


3話視聴後に追記 OPEDがいいです。特にEDは最高です。

{netabare} このシリーズ、EDが妙にいいです。余韻ですよね。今回も気に入りました。

 それとキャラデザは微妙に変わっています?3人の女子が妙に顔がかわいい気がします。{/netabare}


5話 放送事故みたいな沈黙がすごい。表情もカットも大胆な演出でした。

{netabare} エリス様との沈黙シーンはちょっと驚く時間でした。表情もいつにまして豊だし、作画もちょっと雰囲気が違いました。場面の転換もかなり思い切ったタイミングだったと思います。このセンスは「このすば」的な感じもするのですが、今までにはなかった新しさを感じました。

 この5話はかなり面白かったと思いますが、アニメのクオリティの高さも感じました。{/netabare}


6話 いいんですけどなんか物足りない回でした。

{netabare}  原作では一番盛り上がる回だし、実際本作アニメ版も悪くはなかったですが、なぜか淡泊な感じでした。
 期待では10に対して、8くらいというか。合格が7だからいいんですけど、もったいないというかなんというか。無難ではあるんですけど…うーん。

 5話は逆に期待以上でしたから、シリーズ全体が悪いというわけではないと思います。今回の演出のレベルなのか次回以降に力を蓄えたのかわかりませんが、今回はサラッと終わっちゃった感がありますね。

 まあ、やっと銀髪盗賊団が登場ということでいいんですけどね。「爆炎」は残念でしたが、こっちのスピンオフはぜひ見たいですね。{/netabare}


7話 アクアの下半身エロくない?声優さんにちょっと違和感。

{netabare} アクアの下半身の描写が妙にエロかった気がするのですが…気のせいじゃないと思います。じっくり見てしまいましたから。3期はかなり抑え気味だったのが7話はちょっと特殊だった気がします。

 それと6話よりよかったと思いますが、しかし、声優さんの演技がちょっと不思議な感じでした。
 「このすば」芸を本人が真似しているという感じというか、ほんの僅か間が悪いというか。監督なのか音響監督なのか知りませんが、ちょっと違和感を感じました。 {/netabare}


8話 ダクネスが可愛くなった半面、重くシリアス化したことの是非。

{netabare} ダクネスというキャラは1,2期は作りすぎというか少し不自然な造形というか、騒がしさがちょっとうっとうしというかで、あまり好きじゃないキャラでした。

 ただ、この3期…まあ、2期の最後の方くらいからアクアよりもキャラが自然な感じになってきて、少しずつ好感が持てるようになってきました。

 その好感が曲者で、キャラとしては非常にいいキャラだし可愛くなってきたんですけど、面白さが減ってきた気がします。貴族としての責任を背負いすぎでシリアス化してますし、カズマへの気持ちも重いです。
 その一方でめぐみんとアクアは、面白さはとんがってきているんですけど「ギャグ要員」なんですよね。

 めぐみんはそれでもまだカズマとの関係性でキャラが成立してるんですけど、アクアは少し形式化してしまった気はします。

 まあ、微妙なバランスの問題なんですけどね。カズマが面白さの中心ですし、エリス・アイリス(銀髪盗賊団)の投入が成功したので、周囲のキャラが少々ズレたところで作品としての面白さは成立していますのでいいんですけど、3人のヒロインたち…特にダクネスの変化はいいのか悪いのか。

 原作ではそれほどキャラの変化は感じませんでしたが、アニメだと結構顕著に感じました。アニメの制作陣の変更で解釈が変化した結果、増幅したのかもしれません。{/netabare}


9話 あと2話かあ。なぜコマ切れにするのかとも思いますが、飽きないうちがいいのかな。

{netabare} まあ以前見たのと同じような話ですけど、この作品なので許されるという感じでしょうね。作画も少し荒れてきた気がしますが、強引に乗り切るのでしょう。それもやっぱりカズマありきですね。爆炎を再挑戦しましたが、やっぱりそれほど面白く感じませんでした。

 噂によると11話らしいのであと2話かあ。なぜヒットする作品だとわかっているのにコマ切れにするんでしょう?ただ、ギャグは飽きがくるのも事実ですので休むのはいいですが、さすがに賞味期限が近い気もします。

 あのタヌキのしっぽって、腰から生えてたんですね。初めてしりました。{/netabare}


10話 ギャグのシリアス化にも耐えうるカズマという奇跡的なキャラ造形

 ギャグのシリアス化現象というのはどんな作品にでも起こりえるものです。本作も例外ではないんでしょう。ただ、この作品はもともとそういう厨2的なカッコつけを含めての作品なので、作風を保っているといえば保っています。

 結果的にやっぱり面白いんですよね、本作は。というよりカズマというキャラが素晴らしいのでしょう。3人のヒロインやその他のサブキャラたちのキャラ性を引き出しつつ、話の中心としてどっしりとした安定感があるキャラ造形は、ひょっとしたら作者の能力の枠を超えて奇跡的に降臨したのか、とも思えます。
 力があるキャラなので、カズマはシリアスをやっても受け入れられるキャラとしての力強さがあります。もちろん、3人のヒロインに支えられてこそ、なんですけど9話のタヌキのお姉さんの話もちゃんと面白いですからね。

 逆に言えば、失礼ながら原作者の他の作品や本作スピンオフと比較して、本作は突出して面白いということなんですけど。

 ということであと1話かな。開始前は不安でしたが楽しませてもらいました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

75.3 3 王女で戦いなアニメランキング3位
プリンセスラバー!(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1108)
7699人が棚に入れました
主人公の有馬哲平は、家族旅行の帰りに交通事故に遭い両親を亡くす。\nそんな彼の前に現れたのは、日本経済界屈指の実力者であり祖父でもある有馬一心。「わしの息子になり、有馬グループの後継者となれ!」という一言で、社交界にデビューすることに。\n一般庶民からいきなり超セレブに!とつぜん社交界にデビューすることとなった少年の、華々しい生活と素敵な少女たちとのゴージャスな恋物語…のハズが!?

声優・キャラクター
寺島拓篤、柚木涼香、豊口めぐみ、加藤英美里、松岡由貴、三宅華也、水原薫、ささきのぞみ、若本規夫、子安武人、秋元羊介、白石稔

DEISU さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

巨乳エロアニメ?

自分は途中で切らずにすべてみたから、そんなにつまらないストーリーじゃないと思う。

そして貧乏がお金持ちの世界に入っていくって物語も凄く物語としてはいいと思いますw

そして何よりもエロぃ、エロい人なら見れると思います。

んでもって自分はあんまりエロく無いですが、
物語もそれなりに面白いと思いましたので見れたと思います。

なのでエロく無い人も気軽に見れると思いますw

エロエロ言い過ぎましたすみません^^;

簡単に言えば金持ち、エロ、ハーレムかなぁ?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

やじゃぁあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

原作を超えた作品。

アニメを見てから原作を見ましたが、原作とは結構話が変わってます。しかし、アニメの方が纏まりがあり、良い作品でしょう。
ストーリーはしっかりしていて安定して楽しく見られます。作画は文句ありません。キャラも魅力的に描かれています。でも、ちょっとエロいのでそこでダメな人はダメかもしれません。耐性ある人にとってはこれは隠れた名作になりえる作品ではないでしょうか。
個人的にはもっと評価されてもいい作品だと思ってるので、是非見て確かめてほしい所です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4
ネタバレ

result さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

評価以上に面白かった

レビューではあまり期待出来ないと思ってましたが私は一話目から面白く視聴出来ました。
{netabare}三人のヒロインと一人のメイドが主人公を好きになり、さらわれた一人のヒロインを最終回迄に好きになる。
また途中の温泉パーティーはエロっぽさよりもスケベ心に真剣な所が好きでした。{/netabare}
そんなハーレムラブコメでした。
非日常の世界だからなんでもあり的な部分が良い。
またキャラがどれも綺麗で可愛いかったし主人公もハーレム系特有のダメキャラではなくかっこよさがあったので面白かったです

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

77.9 4 王女で戦いなアニメランキング4位
オーバーロードIV(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (384)
1514人が棚に入れました
TVシリーズ第4期

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最終話 ラナー様の踊りが鳥肌が立つくらいすごかったと思います。

 現在2話目です。相変わらずの面白さで安心しました。1話は導入でしたが2話からいきなり面白かったです。

 俺TUEEEって嫌われる割には、「ワンパンマン」とか「魔王学院の不適合者」とかの極端な俺TUEEEって面白いし叩かれません。もちろん本作もです。1作目ではシャルティアと危うい(ように見える)戦いもありましたが、それ以降はほぼ無双状態です。

 1つ目は魅力的な敵なんでしょう。クレマンティーヌ様のような残虐だけどどこか滑稽なキャラ。一方でガゼフのように高潔な人間のドラマ、あとはハムスターみたいな存在が出落ち的なギャグのキャラなどですね。

 また、アインズと絡む絡まない関係なく、貴族とか僧侶とかの分をわきまえない態度や悪さですね。本作のアルベドに言い寄っていった貴族が何とも言えません。もう最高ですね。アルベドの態度が相変わらずでした。

 2つ目は側近たちの「アインズ様ラブ」「さすがです。アインズ様」のギャグですね。これは言うまでもないでしょう。最強のアインズが悩んでいるのに側近たちは絶大な信頼を寄せている構造ですね。

 そこに俺TUEEEながら、何をやればいいのかわからない、国家運営や組織の統治に関してはまるで知識も自信もないというアインズを配置したことで、生まれるストーリーが面白さを作り出しています。


 で、4作目となる本作です。やっぱり本筋はラナ―様なんでしょうね。2話で、でてきましたね。そして期待を持たせるラスト。楽しみです。
 ラナ―様は倫理がぶっ飛んでるこれも魅力的なキャラです。このキャラが今後どう動くかがものすごい楽しみです。性格的に敵になると思いたいですが、実は味方になるんでしょうか。

 オバロの魅力は、やっぱり上から下までキャラ造形でしょう。王国がどうこうとかいうお楽しみもありますが、キャラの思惑と側近たちが敵だろうが味方だろうが魅力的だからこその面白さです。
 このことの裏付けがスピンオフの「ぷれぷれ」がちゃんと面白い事でしょうね。クレマンティーヌ様編、最高でした。

 強さや正義の味方に対するアンチテーゼが感じられる「ワンパンマン」、俺TUEEEの極端なカリカチュア化により魅力的な主人公となった「魔王学院の不適合者」そして、魅力的なキャラの配置と絶対的な強さは自覚しながらも、目的や手段に対する本人の自信の無さの取り合わせで絶妙な面白さを産み出している本作。俺TUEEEは上手く行くと爽快感と安心感があって最高に面白いです。

 今期の覇権云々というより、面白さが担保された作品なので安心して楽しめます。1話1話レビューを書くまでもないので、多分次は見終わった感想ですね。



11話 4期が一番面白いってやっぱりすごいなあ、と素直に思います。本好きの下剋上と本作はちょっと別物ですね。無職がどうなるのかはまだ1期なのでわかりませんけど。

 SAOも同じく面白いですけど、ぶつ切りですからね。やっぱり「転生もの」としても世界観と設定、なにより話の展開がよく練れているのはオバロ、本好き+無職でしょうね。蜘蛛はちょっと残念でした。

 原作、3巻、シャルティアのところまで読みました。なるほど俺TUEEEでなく、レベルは地下墳墓の守護者とアインズって一緒なんですね。だからアイテム…特にワールドアイテムが重要になってくると。そこが1期のアニメ版だとワールドアイテムの特殊性を過小評価していました。

 アニメだと指輪のところとか錫杖のところで説明が薄かった気が…原作読んだ後だと、シャルティアの反乱の苦戦に本当に余裕がないのがよくわかりました。

 あと王国、帝国、法国ってボーっと見てると関係がよくわからなかったんですけど、再視聴&原作で理解しました。

 つまり要約すると、アインズと同じ強さは一緒の人間が結構いる。だからアイテム特にワールドアイテムが重要。アインズが他のプレーヤーを警戒したり、国力を高める理由は他プレイヤーがワールドアイテムを持っている可能性があるから。万が一の場合、抵抗できるよう地下墳墓の力をつけ存続を図る。情報収集のために冒険者モモンが必要で、人間の村を経営している。

 帝国は地下墳墓探検で心が折れて屈した。王国は王を幽閉してアインズをつついてみたら逆に滅ぼされかけている、法国は何かありそうで警戒中ですかね。

 など、原作初めの方だけでも読むだけで、かなりアニメが面白くなりました。まあ、アニメだけでも拾えるところは多いんですけど、説明のところはボーっとしてました。

 これが理解できると余計4期は面白いですね。で、あのドラゴンがどういう存在なのかは5期ですかね?
 5期はもう準備しているのかな?原作読んじゃおうかなあ…



最終話 最後のラナーが踊るシーンは最高でした。

 映画などで一人の時に踊り出す。これは感情の昂ぶりが極限になったときに、心の奥底から自然と身体を動かすような感じだと思います。

 ここでこのシーンをもってきた演出は最高だと思います。ラナーの歓喜によって、彼女が思考ではなく人格そのものに、そして後天的というよりも先天的に既に悪魔性があるのだ、ということを強く印象付けていました。そして、ナザリックの誰よりも上を行ったということでもあるのでしょう。

 ここの歌と踊りの演出はこの数年で見たアニメの中でもかなり効果的だったと思います。ここは当然アニメオリジナルなのでしょう。素晴らしかったと思います。

 以前からラナーの顔芸によって彼女のラスボス感はすごかったですけど、これは本当に何かありそうですね。まだ原作は3巻くらいしか読んでませんが、5期の発表時期によって考えたいです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラナー様、万歳!(← アインズ様じゃないの…(笑)?)

オーバーロードの4期目で、全13話の1クールです。

1~3期目を全て視聴済みか、もしくは該当部分の原作を既読でないと本作だけを観たのではまったく意味不明と思われます。というわけでまだの方はここでさようなら…。



オーバーロードというお話自体は、私自身としては特定の登場人物に共感して観るというよりは大河ドラマ的に第三者視点で楽しんでいます。いわゆる「戦記物」としての楽しみ方でしょうか。

アインズ自身はかつてのゲームとしてのユグドラシルを懐かしみつつ、他のプレイヤーやワールドアイテムを探しているのが本筋であって、世界征服はそのついでにやっているみたいなところがあるので、そういう見方をされるのは不本意なのかもしれませんが。

さて、そんなアインズ様の覇道は3期目まででナザリック大墳墓をベースにアインズ・ウール・ゴウン魔導国を設立し、リ・エスティーゼ王国からカルネ村と要衝の都市エ・ランテルを割譲されるに至っています。

そんな4期目では前半では主にドワーフたちとの関りを発端とする一連の出来事、後半では主に王国と魔導国との関係性の変化に関する出来事が語られます。前半はコメディ―成分多めな感じで、個人的には後半がより楽しめました。

ラナー様は王国の王女殿下ですが、3期目からしばしば活躍するラナー様の見せ場が多くて大変面白かったです。

ザナック王子も素晴らしかったですが、私は自分勝手な目的のために暗躍するラナー様が好きでした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君主は国家第一の僕

【紹介】
来年公開予定の劇場版は4期の前半と後半の中間のお話みたいです

【感想】
アインズ様たちの残虐なところがどうしても好きになれないけど、毎回話が面白くてクオリティも高くて良くできたアニメだと思います
4期は特に話が濃くて見どころが多かったのでシリーズのファンは満足するんじゃないでしょうか?

アインズ様たちは目的のためなら脅迫も偽計も強奪も拷問も虐殺もします
敵対する相手から見たら悪なので見ていると嫌な気持ちになる
4期はこれまで以上に酷い話でどんどんアインズ様は狂っていっているように見えて、敵対する人間たちは愚かどころか生き方がカッコいい人が多くてどうしても人間達のほうを応援してしまいます

{netabare}普通の物語なら主人公は悪を倒す側になります、でもこの物語は普通の物語でいうラスボスが主人公
ラスボスの目から人々を見ることで、巨大な悪と対峙するいろいろな人々のドラマを見ることができるんです
たとえばある者は祖国を裏切って悪に魂を売り渡し、ある者は大切なものを守るために剣を握り、ある者は領民を生贄にして命乞いをし、ある者は強者との戦闘を求めて立ち向かってくる
そんな人々の人生をかけた必死な生き方がたくさん見られて、他の異世界ファンタジーと一線を画す面白さがありました
{/netabare}
4期で好きなキャラはザナック王子

【今期の魅力】
{netabare}
世界観や設定がとても緻密でしっかりしていて味方だけでなく敵も魔導国という脅威に対し知恵を振り絞って対抗しようとするキャラクターが多くてとても魅力的
圧倒的な力を持っているから力づくでも征服できそうだけど、征服した後のことも考えてじっくり着実に侵略していくし、敵もただやられるだけじゃないところが面白いです
作画は3期と比べてだいぶ良くなっていました

アインズ様はヒトから見たら悪だけど実はいいひとなんて都合のいい話でもなくて、敵対する者は容赦なく潰す、必要なら侵略する
4期でも他国に言いがかりをつけて虐殺したりクアゴアの群れに1万以内になるまで同族同士で殺しあいを要求したりとかなり残虐なことをしていて、アインズ様も部下も強すぎて戦争とか侵略っていうより一方的な蹂躙・・・
フィリップの個人的な暴走をよく確かめもせずに王国の反逆と一方的に見なして大量虐殺をはじめたことはどう言いつくろっても悪だと思います
ヒトや魔物たちから見たらアインズ様は魔王にしか見えなくて、ゲームだったら勇者パーティに討伐されるラスボス、これは魔王の視点で進む侵略物語

ナザリックの強さが圧倒的すぎて人間では勝てるわけなくて、他の作品だったら人間の王族や強者が民衆を見捨てたり自分の保身に走る愚者として描かれることが多いけど
それぞれが善意もあれば悪意もあって、正義や王族としての誇り、民を思う気持ち、野心や欲望があってキャラクターが生きている感じがして
一方的に蹂躙される弱者をただ黙って征服される人達にしないことが4期の面白いところだと思っています

クアゴアの王ペ・リユロや帝国の皇帝ジルクニフ、王国のザナック王子、冒険者のラキュース、イビルアイ、アズスなど魔物の王や人間たちもキャラが立っていて魅力的で
4期では特に慎重に戦局を見極めようとしているペ・リユロの立ち回りとか、ジルクニフの皇帝としてのふるまいが良かったし
見た目はダメ王子っぽいザナックの有能な采配やアインズ様との会談で見せた豪胆な立ち居振る舞い、
絶対勝てない相手が王国民を皆殺しにするつもりだと気づいているのに逃げ出さずに王族として最後まで戦う姿勢を崩さなかったことなど
賢い王としての動きがとても良くて、ザナック王子は一気に好きになりました
いい王なのに失ってしまったのが残念です

{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

66.1 5 王女で戦いなアニメランキング5位
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (159)
504人が棚に入れました
「もし…私が最低な女王になったら、私を殺してね」 8歳の王女プライド・ロイヤル・アイビー。そんな彼女は気付く。前世は日本の一般的な家庭に生まれた、どこにでもいる普通の少女。そして今は乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王なのだと…。 転生していたのは、乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。ゲームのストーリーで、プライドは国と民を苦しめる最悪の女王となる。そんなラスボスだと気付いた彼女は、ゲームをやりこんだ記憶を頼りに、自分にしかできない“悲劇の回避”を目指す。 これから起こる悲劇を回避し、登場人物みんなが幸せになれる世界を目指すため、国のために、民のために全力を尽くしていく、ハイスペック悪役王女のラスボス回避ファンタジー。

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

チープな展開も多いですがいい話がいっぱい(〃^∇^)o_彡☆

これも悪役令嬢令嬢転生系の王道なストーリーです。

主人公のプライドに転生したという訳ではなく前世が女子高生でその記憶を思い出したようです( ̄▽ ̄;)

なんだかんだでチートスキルを持っている点、周りの恋愛感情にはまったく鈍感はどれでもあるような感じですww
ただ、一話一話の話は感動する系の話が多く、飽きることもなくサクサク見ることができました(●︎´▽︎`●︎)

序盤からの年月の経過が各キャラの顔の変化が少ないので、時間経過が分かりにくかったです:( ;´꒳`;)
〇年後…など入れてくれた方が見やすかったです( ´-ω-)σ

登場人物のヴァルが完全に黒子のバスケの青峰と被ってしまう…というより青峰にしか見えないwww

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

為政者の心持ち

最近大量に出回っている乙女ゲームアニメ。
本作は爽快感満載なので個人的には気に入っています。

現代の女子高生が事故死後、8歳の第一王女プライドに転生。
プライドは極悪わがまま王女で、10年後にはラスボスとして死亡する運命にあります。
このアニメは、前世のゲームの記憶を頼りに、これを回避しようとする物語です。

プライドはラスボスとしてのチート能力を発揮します。
それも聖女的な方向へ。
そして、ゲームでは酷い目に合わせた攻略対象を図らずも攻略します。
それも、絶対的な忠誠を誓うまでに。

4話Bパートが本作品の最大の感動シーンです。
プライドの為政者としての覚悟が見てとれます。
少々長いですが、以下に、その演説を引用します。


{netabare}黙りなさい。

あなたのおっしゃる通りです、騎士団長。
私は短絡的な行動で多くの者に迷惑をかけました。
あなたの望まぬ形で、あなたを助けようとした。
ですが、私が救ったのはあなた一人ではありません。
あなたがこれから育てあげるであろう騎士たちが、これから先、どれほどの民を救うとお思いです。
あなたがた騎士団は、直接民を守る我々の希望であり光です。
騎士一人の死が、この先、どれほどの救えたであろう人に救えぬ結果を招くでしょう。
騎士と名乗るのならば、名誉高き死を迎えられぬことよりも、この先救えたであろう、まだ見ぬ民を救えぬことを悔やみなさい。

己が価値を理解していないのはあなたもです、騎士団長。
あなたに関わる人間が、どれほどあなたを慕い、愛し、心を傾けていることか!
例え、あなたが騎士団長でなく、単なる一兵卒であろうと、私はきっと同じ行動をしたでしょう。

救えるとわかった時点で救わねば!
あなた方は騎士であると同時に、我が国の民です!
私は第一王女であり、この国の第一王位継承者です。
この国の民がために生きるものです!
不要な死など、この私が許しません!!!{/netabare}


統率力、決断力、包容力を兼ね備えた圧倒的な王の素質を持つプライド。
18歳で大罪を犯すであろうことに怯えつつ、民の安寧をひたすら願う。
素敵な笑顔と凛とした言動のプライドをもっと観ていたい。
続編希望です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

69.8 6 王女で戦いなアニメランキング6位
贄姫と獣の王(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (99)
296人が棚に入れました
99番目の生贄として魔族の王に捧げられた少女・サリフィ。しかし彼女は自分の運命を受け入れ、王を恐れず歩み寄ることを決めていた。新月の夜、サリフィは生贄の儀式へと向かうが、そこにいたのは魔族ではなく、人間の姿をした王であった。 サリフィを妃にすると決めた魔族の王は、彼女からレオンハートという名を与えられ、人間と魔族の共生を目指し共に歩み始める。

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

リアタイ時は何かと間が悪く0話切り →2023年アニメでもトップクラスの面白さ

【レビューNo.120】(初回登録:2024/4/21)
コミック原作で2023年作品。全24話。

(ストーリー)
決して人間を寄せつけない禁忌の世界、魔族の国「オズマルゴ」。
そんな魔族の国に、99人目の生贄として捧げられてしまった少女サリフィ。
しかし彼女は自分の運命を受け入れ、王を恐れず歩み寄ることを決めていた。
・(今までの生贄と違い)恐れ慄くことなく短気な王様を嗜める大胆な行動
・天啓の夜に知る王様の隠された真実
サリフィを妃にすると決めた魔族の王は、彼女から「レオンハート」という名
を与えられ、自らの理想とする国家を創設するために彼女と共に歩み始める。

(評 価)
・リアタイ時は何かと間が悪く見送っていた
 本作はホントいろいろと間が悪かったんだよな。
 ・キャラデザが(最初は)好みではなかった(中途半端みたいな)
 ・それに前期でやっていた「ノケモノたちの夜」の主要キャラ「マルバス」
  と魔族の王が「ライオンキャラ丸被りやんけ!!」で一気に萎えたw
 ・偶然観たのが、魔族の王の尻尾でサリフィが”もふもふ”してるシーンw
  「やっぱりそういう系の作品かよ!」でトドメを刺された
 で、もういいやとw
 でも交流あるレビュアーさんは軒並み高評価だったので、ずっと気にはなって
 いたんですよね。
 先日ABEMAで一気見配信をやっていたので、「ちょうどいいわ」で視聴し始め
 たら、あまりの面白さに止まらなくて(笑)
 正直「2クールってどうなのよ?!」って感じでしたが、
 ・1クール目にしっかり中締めしてきちんと面白さを提示しつつ、後半にも期
  待を抱かせる構成
 ・2クール目から1クール目に蒔いた種を芽吹かせ、中だるみすることなくラ
  ストに向けて一気に解放
 と、文句のつけどころがないですね。
 むしろ「2クールだからこそ、この作品には価値がある」って感じですね。
 キャラデザもちゃんと作品にマッチしていたと納得しましたし。

・王道展開を丁寧にサブキャラも魅力的に描いている
 ・本作の格子はシンプルで王道です。
  ・ヒロイン・サリフィと魔族の王とのピュアラブストーリー
  ・魔族の王が思い描く、愛に満ちた理想の国家創設のために邁進する姿と
   それを支えるサリフィの献身の物語
  ・差別扱いされている人間サリフィが、少しずつ周りに認められて人(?)
   の輪を築いていくサクセスストーリー
  そこを奇をてらわず、1話1話丁寧に創ってる感じが非常に好感が持てます。
 ・それに本作の一番の魅力はキャラ描写、特にサブキャラがしっかり魅力的
  に描かれている点ですかね。
  例えば「人間サリフィ=差別対象」は分かりやすい設定ですが、本作はこ
  こに「種族間の差別意識」といった世界観も盛り込み、キャラを深堀して
  いきます。これがスパイス的に機能してキャラへの思い入れがより深まる
  って感じですね。
  もちろんそれだけでなく、ベースの描写がしっかりしているのですが。
 ・また少女漫画っぽい
  ・爬虫類族のアミト姫
   サリフィの親友的ポジションで、自身も親衛隊隊長ヨルムンガンドに想
   いをよせる健気な乙女
  ・宰相アヌビス
   嫌われ役ポジションで、人間サリフィを快く思っておらず何かと無理難
   題をふっかけてくる
   (これも根底には、王への忠誠から国家の大局という観点で思慮を廻ら
    せているという描写がよかった)
  というキャラに加え、ヨルムンガンドやイスタン海軍といった男気ある、
  男性が共感しやすいキャラを配している点もポイント高いかなっと。
  個人的には、サブキャラの中でも重要度の低い「部隊長ケイリン」にすら
  「カッコいい」と心奪われるとは思わんかったわw
 ・少女漫画って結構
  ・ヒロインと王子様の2人の世界が至高
  ・サブキャラは2人を引き立てたり、エピソードを創るための駒扱い
  という感じの作品も多いですが、本作は
  ・物語を大きく俯瞰して全体像がしっかり創られている
   (また何気に細部も配慮されている)
  ・サブキャラをしっかり描いて、主人公との相乗効果を生みだしている
  こういうことがきちんと出来ている作品だと思いました。
  やはりサブキャラが活き活きと躍動している作品は、物語に厚みや深みが
  生まれて面白いなっと。
  (それに尺が十分割けるのも2クール作品の強みですね)

視聴前からの手のひら返しが凄いですが、これまで0話切りしてたのを後悔する
ほどに、2023年アニメの中でもトップクラスの面白さじゃないですかね。
まあ作画は覇権アニメクラスに比べると(予算が違うので)さすがに見劣りし
ますが、J.C.STAFFさんはやるべきことをきっちりやってるって感じですね。
そういう点も踏まえた上で、覇権アニメにも劣らないっていう個人的な評価で
大健闘といっていいのでは。
(少女漫画的なポイントを押さえつつも、男性でも十分楽しめるテイストに仕
 上がっている感じで、完結まで綺麗に描いてくれている点も高評価)

(追 記)
テナさんの
>ただ、この作品に関してはイッキに見るのがいいかも?
には同意ですかね。
ストーリーが王道で単純な分、リアタイだと毎回気持ちがリセットされ、少々
退屈感や2クールは長いと感じる部分はありそうなんですよね。
最初に感じた面白さのまま、勢いで一気見する方が向いているように思います。
そういう意味では間が悪くてよかったのか(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

絶対矛盾的人外同一

花とゆめ原作の異類婚姻譚。やさしいせかいが心地良いメルヘン。
後半の駆け足感が惜しいが凄まじい完成度。
洗練された換骨奪胎の手本とも言うべき傑作全年齢アニメ。

メルヘンな世界観にざーさんヴォイスがベストマッチ。マスコットのキュク&ロプスも実にキュート。忠臣アヌビスの悲哀も味わい深い。ヨルムンガンドさまは漢の中の漢。ツンデレヤンキーなラント。ベンヌは便利。「こいつならこうするだろう、こうあって欲しい」を裏切らない気持ちよさ。設定こそ既視感満載だが逆に言えば安定感抜群。後半クールはケモナー成分もマシマシ。OPEDは前半同様にいい感じ。終盤の詰め込み感がもったいなかった。もっと他のキャラのサイドストーリとか見たかったかな。

人外キャラでシンデレラストーリーやオレツエーの嫌味が消える上、差別迫害などの状況設定も最低限の描写で成立する優れた設計。バズ目的ではないキッズアニメだからこその味わいと完成度。「ちゃんとしてる」し「地に足がついている」のだが、逆に言えば「まとまり過ぎてる」のと「親と観ても安心な健全さ」。そもそも花とゆめに尖った作品を求めてはいけない。でもフレンドではヤクザと恋愛ものなんかやるんだよなあ。

24
いやーここまで満足感があって爽やかな後味の余韻が心地よい作品はかなり久々。終盤はやや性急ぎみだったが締め方も完璧。前半OPかけるお約束も順守。もちろんおっさんには全部どっかで見たやつの組み合わせでしかありません。しかし人外モノにしたことがもの凄く効いていて、このテのやつの集大成作品としては白眉の出来でしょう。推しの子や水星みたいな今風のビックリアニメでバズを狙ってないから厨二感もポルノ感もなく健全過ぎて若い子には刺激が少なくて退屈かも。

こっちはずっとサリフィらの動向を追ってるからいいけど、一般の住人からしたらいきなり王が半魔半人と分かってビックリして追い出して、で戻ってきたらいきなり普通の人間を妃にするって急に言い出してさらにビックリってのを続け様でやられてメンタル崩壊しそうだが魔物なので心配無用。

ラブコメではないラブストーリー。恋愛よりももっと大きな、愛の物語でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

生贄の少女が変えていく獣の国の物語

人間と魔族が争い、魔族に生贄を捧げることを条件に相互不可侵を結んでいる世界。
99番目の生贄として魔族の国オズマルゴに連れてこられた人間の少女サリフィがオズマルゴ王と出会うところから物語は始まります。

原作は花とゆめで連載されていたコミックで、全15巻完結みたいですが未読です。
アニメは2クール全24話。

少女マンガ風味の甘い感じの美女と野獣みたいなのかなと勝手に思ってスルーしてたんですが、友達から面白いよとおすすめされて試しに見てみたらとても面白くてはまりました。

これはもっと知られてもいい良作だと思います。

なんていうか、すごくちゃんとしてる作品だなって。(語彙力なくてスミマセン。。)
絵も綺麗でキャラデザもいい。
魔族と人間の関係、魔族の国も一枚岩でないこと、瘴気の影響、魔族の種族による差別など、世界観もしっかりしていてこれも好印象でした。

それからキャラたちの描き方もそれぞれ個性や魅力が出ていて、キャラが獣たちなので見た目で見分けやすいですw
いいキャラが多いですが、爬虫類の国ムルガのけなげで優しいアミト姫と強くて行動がイケメンの親衛隊隊長のヨルムンガンドが好きでした。
宰相アヌビスも最初ちょっと嫌な感じでしたけど、頑固ながらも王のことを一番によく考えて行動したりといいキャラでした。

サリフィの描き方も、か弱くて助けられる存在ってだけじゃなくて、サリフィの絶望と希望、そして強い気持ちが描かれてたと思いました。
3話はちょっとトラウマになるような、サリフィの絶望が分かるエピソードでした。

サリフィが王代理として色々な国に出向いて、少しずつ理解者が増えていく展開や、魔族を憎むサリフィの幼馴染のイリヤが{netabare}魔族の子と出会い、気持ちが変わっていく{/netabare}エピソードなどなど、お話もとても面白くて、あっという間の24話でした。

サリフィの気持ちを表わしたような1期OP
かっこいい感じの2期OP
しっとりした感じがいい2期EDなどなどOP、EDも良かったです♬

獣たちばかりのキャラだし、萌え要素はあまりないかもですけど、おすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

70.9 7 王女で戦いなアニメランキング7位
くまクマ熊ベアー(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (366)
1261人が棚に入れました
悠々自適な引きこもりライフを満喫する美少女ユナは、
VRMMORPG『ワールド・ファンタジー・オンライン』の廃ゲーマー。
ある日いつものようにログインしてみると、なにか普段と様子が違う。
もしかして……ここってゲームの中? それとも異世界?
そして、その地に降り立ったユナの装備は
『クマの服』『クマの手袋』『クマの靴』で固められていて――んん?
くま……? クマ……? 熊……? ベアー……?

「なんじゃこれはーーーーーーっ!?」

クマっ子、爆誕!
しかもこのクマ、ただのクマじゃない。
世界最強クラスの魔法とスキルを秘めた、
とんでもなくスーパーなクマだったのだ!
そんな、世界征服だってできちゃいそうな
強大な力を手にしたユナの目的――それは!?
この世界でも、ひたすら楽しく自由気ままに生きること!

最強無敵なクマっ子による、クマな冒険とクマな日常の物語、始まります♪

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「私TUEEEE」なのは、平穏な生活のために。

これは、
よくある感じの、
異世界転生/召喚系、日常アニメなんですけど、
ほかの同じ系列のアニメと違うのは、
主人公が異世界で、
達成する目標(魔王討伐とか異世界制覇とか)がいっさい無いんですね。

そして、
ここがキーポイントだと思うんですけど、
普通は
ほかの同種作品って、
現世で死亡して、とか、異世界の神に召喚されて、
物語が始まるんですけど、
ここがポッカリと抜け落ちているんです。

つまりは主人公ユナちゃんは、
ひきこもりの凄腕デイトレーダーで、
VRMMORPGに入り浸ってる子なんですけど、
ある日VRゲームにログインしてみたら、
突然、運営側の勝手なプレゼントで
クマのチート装備を強制的に持たされて、知らない冒険マップに飛ばされて・・・

ってこれ、召喚でも転生でもなくて、
異世界スリップ、ですよね?

で。
ここから始まる物語が、すごくノドカで、
穏やかなんです。
圧倒的に強くて無敵なユナちゃんは、どこかに旅立つのではなくて、
最初に来た街に、居ついてしまいます。
そこで、友達をつくったり、
友達の母親の病気を治したり、
貧困にあえぐ孤児院を救済したり、
商売を始めたりしながら、
仲間を増やし、理解者や支援者も増やしていきます。

クマの着ぐるみを着ていないと無力になってしまうという縛りはあるけど、
これはコスチューム姿が恥ずかしいってだけで、
何かクマの着ぐるみを巡る騒動とかも起こらないし、
ユナちゃんの希望通り、平和な日々が続きます。

日常系の究極進化版(笑)

私が、この作品で気に入っているのが、
ユナちゃんが現実世界では、ひきこもりの成功者=デイトレーダーとして大儲けしてる→だから、学校に行く必要もないし、そのつもりもない。ちゃんと生活しろ、と説教してくれるのは離れて暮らすおじいちゃんだけで、
ユナちゃんの両親は、ユナちゃんの経済的成功に便乗して、
おそらく仕事もやめてしまって、
ユナちゃんからたんまりと小遣いを貰って、遊んで暮らしてる、
いわば不健全な家族の典型として描かれているところ。

そんなユナちゃんを心配して、
神様が、運営側のフリして、
ユナちゃんを別の世界に行かせたのだと思います。

で、神様の目論見どおり、
ユナちゃんは異世界の街で、友達を作り、仕事に励み、仲間を増やし、社会貢献までしていくことになります。

お話はこのまま終わってしまうんですけど、
お話が終わったあと、現実世界に帰って来たユナちゃんは、
社会とか、世界とかについて、ちゃんと理解できるように、
成長できていると、いいなって思ってしまいましたねー。

楽しくにぎやかに、平和に暮らせるパワーがあるっていいなあって、
ニマニマしながら、毎週楽しい30分を過ごさせてもらいましたww


※あにこれ内に2つサイトがあります。共通の感想をアップしておきます。
https://www.anikore.jp/review/2107213/

投稿 : 2024/12/28
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

第1話での挑戦的なシリーズ構成・演出で自ら視聴者を振り落としたかも…。と思ってたけど原作は1巻しか読んでない妻が楽しめてるので、これはこれで良いのかも?

第2期制作決定おめでとうございます。第1話だけは未だになんであんなことしたのかなと思いますけど、全体的に見れば原作既読の私でもまあまあ楽しめました。

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
「小説家になろう」発ファンタジーのアニメ化作品です。商業出版は主婦の友社「PASH!BOOKS」から。

同出版社からコミカライズ版も刊行されています。

デイトレでお金持ち、両親は遊び歩いていてほぼ独り暮らし同然の少女ユナがVRMMORPG「ワールド・ファンタジー・オンライン」にログインする様と、村人の少年からの依頼でチートなクマ装備を身に着けて強大なモンスターであるブラックバイパーと戦う様子が描かれた第1話でした。

原作既読か、もしくはアニメ公式サイトの「ストーリー」をチェックしてから第1話を視聴していると「???」という感じになるかと思われます。それもそのはずで、本来のストーリーでは6とユナの先頭はもっと後のエピソードだからです。

ただ、作中でのギルドでの会話から察するにストーリー的な時系列改変がされたわけではなく、後のエピソードを第1話で見せておいて第2話以降で見せていくつもりのようです。

何の事前チェックもなくアニメのみを視聴している人へのミスリードを狙ったシリーズ構成や演出だったように見えますので、わりと思い切った賭けをしてきているとは思いました。メインキャラクターもユナしか見せていないというのは、一般的に見れば悪手であるような気もしますし。

ということで「何じゃこりゃ?」と思った人でも一応視聴継続の判断は2話目以降でしていただけると良いんじゃないかと原作読者としては思うわけですが、そんなことは視聴者の勝手だと言われればそれまでですね。

なお、私個人としてはユナの声のキャスティングや演技についてはわりと気に入っています。ただ、これも「変だ」とか「気に入らない」という意見は散見されるようです。

とりあえず第2話以降に期待しています。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.10.15追記:
原作本来の冒頭エピソードに相当する第2話でした。メインキャラクターではフィナ、解体を生業とするゲンツさん、その他は第1話にも出てきた冒険者ギルドのギルドマスター、受付嬢のヘレンさんといった辺りのキャラクターたちが登場しましたね。

とりあえずユナとフィナの食事シーンですが、あそこまで豪華なフルコース的な物は食べていないはず。その他にも原作と比較するとチラチラと違和感のある描写がありましたが、これはちょっとどうかなあ。

う~ん、微妙…?

2020.12.6追記:
第9話まで視聴終了。原作からはけっこう改変されているんですけど「どんな話?」っていう部分で考えてみると大まかには合っているような気がするので、これはこれで良いような気もしてきました。

とりあえずED主題歌の歌詞の通りユナの回りには大切に思える人が増えていってる様子は描かれているので、こういうもんかなと思えるようになりました。

2020.12.24追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

食べ物や部屋の内装など、原作の設定を危うくするような描写がちょくちょく見られはしましたが、アニメをぼんやりと楽しく観ている人にはあまり関係のないことだったかもしれません。

ただ、ミリーラの街でユナが「困っている人がいたら放っておけない」的なことを口にしていましたが、そこは原作通り無自覚なまま「自分のためにやっている」という建前を貫いて欲しかったとは思います。

最終話でのユナの言動に曇っていくフィナの表情などは特にそうでしたが、キャラクターの心情が正しく伝わるという意味では作画のレベルは総じて高かったと思います。

結果として戦闘などのシーンに割けるリソースは少なくなったのかもしれませんが、ストーリー的にもそこをウリにしている作品でもないだろうと思うので、リソース配分としては適切だったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のどかな異世界召喚モノ

原作未読。最終話まで視聴。
もう一つ同タイトルのページがあるみたいなので、どちらにも同じ内容でUPしときます。

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鬱陶しいほどにクマ推し・・・。
・・・・・・・・・。可愛いじゃねぇか。

いわゆる異世界召喚&主人公最強系に属する作品だけど、とにかく物語が『のどか』なのが特筆すべき点。
物凄~く気楽に視聴できる。

主人公が女性なので、ハーレム感ゼロなのも良い。
ハーレムと主人公最強は食べ合わせが悪いですからねぇ。

ただ残念に感じた点のは2点。

【主人公のわがままで転居・就職を余儀なくされる面々】
王都のパン屋の母娘とか、漁村にいたアンズとか、いちいちクリモニアに連れて帰っちゃう。
フィナの母親にいろいろ押し付けちゃうのもどうなんだろう。
まあ、本人たちが納得しているみたいだから問題ないけど・・・。

いずれもユナが良いことをしているように描かれているけど、私にはそう思えないエピソード。
逆にユナの傲慢な感じしか伝わってこない。

【メインヒロイン・フィナのやきもち】
わざわざ最終回に描く必要があったのかな?
せっかく女性を主人公にしてハーレム臭を消していたのに、最終話にメインヒロインを誕生させてハーレム臭を発生させてからエンディングって、訳が分からない。
こんなことをして、何の得が?
最終話の着地は、もう少し心地良くして欲しかった。


同時期に『神達に拾われた男』が放送されていたのも災難でしたね。
系統が似ているのでどうしても比較されてしまう。
時期がずれていたら、もう少し評価が変わった気もする。
これはこの作品のせいではないけど(笑)。


第2期決定とのこと。
楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29

79.2 8 王女で戦いなアニメランキング8位
天鏡のアルデラミン(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (905)
5026人が棚に入れました
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その片隅で一人の青年が戦乱に巻き込まれようとしていた。名はイクタ・ソローク。戦争嫌いの怠け者で女好きという、およそ軍人とはかけ離れた人物だ。幼馴染であるヤトリシノ・イグセムとともに高等士官試験を受けた彼は、二次試験への送迎船で、看護学校出身のハローマ・ベッケル、旧軍閥名家のマシュー・テトジリチ、そしてヤトリと同じく忠義の御三家の一角、レミオン家のトルウェイ・レミオンと出会うこととなる。道中、彼らと賑やかな時間を過ごしていたその時、突如船が座礁する。総員退艦となり脱出する5人……だが、そこで一人の少女が船から海へ落ちる姿が目に入る。ためらわず、大荒れの海に飛び込むイクタ。そして、彼は少女の小さな手を握った。時に帝歴905年。それが後に常怠常勝の智将と呼ばれた男と、帝国最後の皇女と呼ばれた女の初めての邂逅。“約束された敗北"へと向かう、物語の発端である――。

声優・キャラクター
岡本信彦、種田梨沙、水瀬いのり、金本涼輔、間島淳司、千菅春香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

悪くないかな…。→ まともな戦記物で、面白い!(…ので原作買った。)

ライトノベル原作(電撃文庫刊)。既刊10巻なので不人気ではないはずですが、私は未読です。
→ 面白いので原作を買って読み始めました。現在既刊10巻すべて読了。(2016.10.1)

契約した精霊がパートナーとして各キャラについています。主人公のイクタは、同郷で名家の娘っぽいヤトリが仕官のために都へ上るにあたって、試験でヤトリを助けたり引き立て役になったりするために同行します。

途中で同じ試験を受けに行く人たちと一緒に乗った船が難破して…、ということで後は書きませんが、とりあえず主人公は軍師・参謀タイプです。

そういう設定で1話目から有能そうに見える主人公はなかなかいない気がしますが、イクタはちゃんと有能そうだったので視聴継続して完走しました。

かなりちゃんとした戦記ものです。

本作は主人公のイクタ以外の、「騎士団」を始めとする周辺キャラが魅力的です。原作では敵方も魅力的ですが、アニメ化範囲では顔見せ程度の感じで「続きが知りたければ原作で」になってしまいますね。

…作画は、崩れというよりは動きの点でちょいちょいダメっぽいですが(笑)。
2016.07.30追記: 力の入れ処をわかっているようです。これは大丈夫そう。

全13話で原作3巻まで+後の巻からの幼少期回想エピソードを消化しました。

原作はかなり長い話になりそうで、アニメ化部分はいわばプロローグみたいなものです。

2017.12.12追記:
原作は13巻に到達。もうすぐ終わるっぽいあとがきでした。そういえば原作ではわりと重要人物である気がするトリスナイ(カトヴァーナ帝国宰相)って、アニメではキャスティングされていないどころか、ロクに名前も出てこないですね…。

続編が作られれば登場するとは思うんですけど、まあアニメ化された範囲では名前は出ていても事実上出番はなかったですからね…。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 59
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

内容の詰まった戦記物でキャラクターを見るのも楽しい

2016年夏アニメ。ライトノベル原作、全13話の戦記物です。
原作は2巻途中まで読了。ペースとしては原作3巻までのアニメ化のようですね。
原作より全体的に地味な印象に作られたアニメというのも珍しいかも。

キャラ物と戦記物のバランスの良さが良いですね。これは原作の良さでもあり、きちんとアニメにも反映されていると思います。
原作からのカットや短縮が沢山あるだろうと思っていたのですが、原作の内容もかなり詰まっているのであまりカットしていませんね。全13話でストーリーをキリの良い所まで進めるためにどうしても詰め込み気味になってしまった印象。
カトヴァーナ帝国の斜陽ぶりがわかりにくくなっていることと精霊の活躍が少なくなっていること、軍事関係のシーンが少なめになっているのも勿体無い点ですが、原作の進み具合からしてここしか切りようがなかったと思われます。
必要な情報を言葉での説明に頼らない(あるいは尺のために削らざるを得ない)ため、繰り返し視聴する人向きだと思います。

キャラクターは全体的に個性がわかりやすくイクタ以外のメインキャラクターが皆常識的なので、かなり見やすいと思います。人間関係もさっぱりしていてとても印象がいいです。
イクタは女たらしだったりと癖のある性格で、何話か進まないと良い所がはっきりと出てこないので苦手な人は苦手だったようですが、私はとても好きですね。{netabare}「人材の適材適所」という考えがイクタ本人にあるため、汚れ役を引き受けることが多くて痛々しいシーンもあるのですが、そこが良いバランスになっています。{/netabare}

キャラクターの配置も上手で、完璧系キャラと成長型キャラの両方が味方におり、それぞれに抱える問題・はっきりした美点欠点が設定されているため、誰にも感情移入できるし、好みのキャラクターは見つけやすいと思われます。

精霊も可愛くて好きですね!
見た目はちょっと癖がありますが動きや仕草が可愛らしく、主人に対する献身が健気ですし、物語に必要な存在として大切に描写されマスコット然としていないのが好印象です。……ねじまき要素は原作でも大分後にならないと出てこないという話。それはちょっと残念です。

キャラクターデザインに原作イラストよりずっと地味な絵柄を選択したのはチャレンジだったと思います。
でも堅実な世界観を作るという明確な意図が感じられて面白いですし、それぞれ良し悪しはありますが、個人的にはマシューのキャラクターがしっかり嵌っているのはアニメ版の絵柄だと思います。

戦闘シーンに作画全力投球というのが徹底していて素晴らしいです。接近戦に力が入るのは勿論ですが、長距離狙撃のシーンも本当に丁寧な作画ですし。
他の部分も常にきちんとしていて、コンテ演出も常に安定していて映像面で違和感は全くありませんでした。

OPは絵と歌詞の意味が物語が進むにつれ分かって行く作りで、最後まで見るととても感慨深かったです。じわじわ嵌って行きました。

{netabare}
第5話で子ども時代のイクタのヤトリに対する「君がいないと僕怪物に食べられちゃう」の台詞が色々想像させられますね…怪物とは狼の群れなのか、他の何かなのか。
むしろ人間を襲撃したものの返り討ちにあい、群れを崩壊させられた狼達のほうが喰われた側という描写なのが意味深です。
狼たちも幼少のイクタとヤトリも、戦った理由は生き残るため。弱肉強食ならぬ弱肉弱食とでもいうべき構図がやりきれない。
(※「弱肉弱食」という言葉は何年も前にどなたかのブログで見かけました。ブロガーさんのことも内容のことも今ではうろ覚えなのですが、酷く象徴的なこの言葉が忘れられません。)

人間もまた、正常な感性を持ち泥を被ってでも誰かを守ろうとする人(リカン中将、トァック少佐、カンナ、デインクーン)ほど腐った国に、あるいは周囲の大きな意思に喰われ飲み込まれていきました。
主人公であるイクタでさえ相手を納得させる言葉を用意することで自分の意志に他人を巻き込んでいくのですが、そこに理性と誠意があるからやりきれないものにはならずに済む。
他者と関わり合いながら生きていく上で人は「喰らわずにいられない存在」なのかも知れませんが、喰うか喰われるかの関係にならずに済む方法も、イクタの生き方によって明示されているのが良いなと思います。

第9話「ささやかな面目の行方」での食堂のシーンは正直その時は笑って見ていたんですが、「戦士」「勇者」にさらには「騎士」と次話で「ケダモノ」という言葉が飛び出したことで、人間のサガと理性、第5話で示された喰うものと喰われるもの、第8話「いつか、三度目に」から繋がる守りたいものと守れないもの、と明確にテーマ性が纏まっていく興味深い構成になっていると感じました。
……まさか伏線なんて思わなかったよ、あの猥談シーンw 考えてみれば尺がカツカツなんだから無意味なシーン入れるわけ無いですねw

「戦士」と「勇者」を飾らない自分だとすれば、「騎士」は他者にいかに誠実に向き合うかという理想を自分自身に課す在り方なのではないかと思います。
そして「ケダモノ」は自分のために他者を食い荒らすことに抵抗感を持たない存在。それは仔のために人間を襲った狼にさえ劣る在り方です。

シャミーユが願う国の在り方は、国を人に見立てるならば「騎士」に近いものなのでしょうね。しかし、シャミーユは自身の目的のためにイクタを喰らい飲み込もうとしています。敗戦国の軍事最高責任者なんて、正しく“すり減らされて捨てられる英雄”であるのは間違いないのですから。
イクタにとっては大事な存在(ヤトリ)を喰われないために逃げ出すか、人を喰らうばかりでない国を作るかという二択になるわけですが、どちらにせよ、仲間や身近な人が喰らわれる可能性は非常に高い酷な選択です。

イクタとヤトリの信頼関係を象徴する演出として二人の背中合わせの構図が一貫して強調されてきましたが、向かい合うシャミーユとイクタは全く正反対の関係性なのですよね。喰うか喰われるかという緊張状態にさえ見えてしまう。
第1話からずっと見て来たこのOP、本当によく出来ているなと思います。
{/netabare}

他の人の感想にもあるとおり、先がすごく気になる作品になってしまいましたが、本作単品でも十分に楽しめるようにはなっています。
色んな理由で1クールでの構成が難しい作品だったと思われますが、ヤスカワショウゴさんのシリーズ構成凄く良かったです。
物語の入り口という形にはなってしまいますが、気になる人にはオススメします。(2016.11.17)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

エイニス さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

主人公最強

主人公最強系アニメです
個人的には主人公最強系の中ではかなり良い作品だと思います

理由は明確です
ちゃんと理由がある強さだから
潜在能力が〜だとかそういう類の理由の強さではない
それって最近無かった設定なので
どこがどう最強で、どうしてなのかとか
そういう部分で楽しめるからです

あとはそうですね
アニメだからと全てがハッピーとかじゃなく
光だけでなく影もきちんと描かれてるのもいいです

それと個人的には重要な事ですが
女の子だけで物語が構成されてるとかじゃなく
カッコいいオッサンとかも登場するのもオススメです
すごく重要な要素です!!!

現時点は10話まで見たところですが
良ければ参考にして下さい

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

67.9 9 王女で戦いなアニメランキング9位
ダンタリアンの書架(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (717)
3928人が棚に入れました
蒐書狂(ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書を引き継いだヒューイは屋敷の地下で静かに本を読む少女、ダリアンと出会う。彼女は禁断の『幻書』を納める『ダンタリアンの書架』への入り口、悪魔の叡智への扉だった……。

声優・キャラクター
沢城みゆき、小野大輔

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ゴシック―ロマネスク

ミステリー? いや、凝ったトリックも謎解きもないし、
魔法もの? といっても壮大な世界観もバトルもないし、
何やら不思議なアニメではある。
個人的な、ざっくりの印象で強いていうなら、
奇譚風に仕立てられた、正統派ヒューマンドラマといったところか。


幻書、というものをめぐって物語は展開する。
幻書とは、この世界にあってはならない禁断の書物で、
世界の秩序を変えてしまうほどの、恐るべき魔性の力を秘めている。

このアニメが最終的に人間ドラマとなる理由、それは、
各話それぞれの事件がつねに、おのれの歪んだ願望を遂げるために、
幻書のもつ強大な力を利用しようとする、世の人間たちが引きおこすものだからだ。

その結果、幻書を管理する立場にある主人公の二人が、
事件に巻き込まれるたびに、いやでもそこに見ざるを得ないのは、
人間のかなしい業であり、愚かさであり、狂気である。
二人とも、そうした人間模様を、どこか達観して眺めている風があって、
この作品を一貫する静かな、はかなげな雰囲気はどうもそこから来ているようだ。


ゴスロリ幼女に全部持っていかれた感はあるが、
主人公のヒューイはそれなりに魅力的なキャラクターだと思う。
一抹の影を帯びた、若くして老成してしまったような彼の人格の奥には、
確実に戦争の傷跡がある。この事実は11話で明らかにされる。
大空への無垢な憧れが壊されてゆく、この11話が、最も詩的で、美しい。
ラストは、来るべき次の動乱への予感をはらんで、張りつめた終末感を漂わせているようだ。

人間の最大の狂気としての戦争、どうやらこれが本作の隠しテーマであるらしい。
うっかり見過ごしていたが、全編見終えてから1話を見返すと、
過去のプレイバックの中に、しっかりと予示されているではないか!


舞台となる英国の風土を象徴する霧が、冒頭から立ちこめているように、
繊細な情景描写がストーリー以上に雄弁なのも、このアニメの特色だろう。
明暗のコントラストの効果は全編を一貫しているが、
とりわけ印象深いのは、しばしば描かれる月明かりの場面だ。
月は古来、狂気を象徴するものとされている。ここに、
隠しテーマの暗示を推測するのは、うがちすぎる深読みだろうか。


オープニングのソプラノ独唱に代表される、
静謐な作品世界のトーンを際立たせる音楽の素晴らしさも付け加えておきたい。
一方で、そうした雰囲気からは突出した異物のような、
エンディングの不気味な実写映像は何を意図しているのだろうか?

「この世界には知るべきでない事があるのです。」
・・・作中、ダリアンが時折つぶやく言葉だ。

決して見てはならない、知ってはいけない禁忌の領域の一端を垣間見せるために、
あえて実写を用いて、現実そのものに潜む禍々しさを象徴風に表現した、そう解したい。
おどろおどろしくも不思議に懐かしい、寺山修司の世界などに通じるものが感じられる。


最後に総評です。

いぶし銀のような渋さと、深い余韻が味わえる、玄人好みの秀作。
O・ヘンリーの短編などを好まれる文学愛好家には、特にツボかもしれません。
勿論、ダリアンの可愛さを愛でるためだけでも、断然、視聴する価値はありです。
(え? こっちが王道ですか? 失礼しました。)


(初投稿 : 2019/07/07)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

雰囲気が良いですねo(*^▽^*)o~♪

■「ダンタリアンの書架」ってどんなアニメなの(*゚・゚)ンッ?
ラノベが原作のダーク・ファンタジーなのですけど、ミステリーっぽい内容にもなってますね♪
ミステリーと言い切れない点は、基本1話完結だと思うので、綿密な伏線も張れないでしょうし、絶対に謎解き不可能なシナリオ構成もありますので、本格的なミステリー小説と比較してしまうと、物足りなさを感じてしまうのではないでしょうか?
そう考えると、やっぱりファンタジー作品なのでしょうね♪
 
日本では、マジックリアリズム的な表現を用いている作品が多くなってきているようですけど、「ダンタリアンの書架」の独特な雰囲気もその部類に入るのでしょうね♪
そう考えると「GOSICK」に似た感じを受けるのも頷けるような気がするのです。
ミステリーとファンタジーの狭間でグレーな部分の位置付けの作品って評価の目線をどこに持ってくるかでだいぶ評価が分かれそうですけど、アタシσ(゚-^*)はこういう作品は大好きです♪
どうせ推理しても解らないので・・・
(´ρ`)ヘー・・・とか( ̄。 ̄)ホーーォとか・・・(^ー'*)bナルホドとか言いながら雰囲気を楽しめれば良いなって思ってます♪
 
 
■注目はやっぱり「ダリアン」と「ヒューイ」ですよね(-ω☆)キラリ
ヒロインのダリアンは小さくって、とっても可愛い女の子なのです♪
そんな小さな体に、90万666冊の幻書を封印している迷宮図書館の入り口と、その錠前を胸元に持っているのです。ちょっとインデックスっぽいですねw
お人形さんのような美貌と、赤ワインのような瞳が魅力的なのですけど、その美貌とは裏腹に、強烈な毒舌の持ち主でもあるので・・・
ポカッ! (._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; ) ォィォィって思わずしたくなっちゃいますねw
でも可愛いからなんか許されちゃうのかなw
 
「ダンタリアンの書架」の鍵を持つ主人公のヒューイがどのように立ち回っていくかがこの作品の方向性を決めていくような気がします。
迷宮図書館内の子供の頃の回想シーンをどう結び付けていくかも注目ですよね♪
 
 
■前半まで視聴した感想(*^o^*)
まず、沢城みゆきさんの演技がとっても良いです。
ダリアンの魅力を余すことなく出し切っている所はさすがですね♪
まり†ほりの寮長先生とはまた違った毒舌っぷりでした!!(*`◇)<毒毒毒毒ブオォォオ*_*;)
 
舞台は20世紀初頭のイギリスで、その街並みや情景とシリアスな展開が非常にマッチしていて、コントラストの使い方がしつこくなく、重い空気感を演出していてダークな雰囲気をさりげなく演出しているような印象を受けました。
 
残念なのは幻術をつかったバトルシーンには物足りなさを感じちゃいます。
せっかく良い雰囲気を作っているのに、幻書の危険な香りや重みが感じられずに、魔法少女的なきらびやかな演出で綺麗に終わってしまっているのです・・・。
幻術を使わない格闘シーンは悪くはないので、もったいないなーって印象です。
  
 
■総評
各話単体での出来自体はショートストーリーとしてそこそこ面白いのです♪
でも・・・最終話まで通しての印象としては、各話の出来栄えにバラつきがあるので全体を通してのストーリーがぼやけてしまっていましたね。
なんだかドラえもんのポケットを迷宮図書館に例えるなら、ポケットの中のアイテムが幻書ってところでしょうか!
色んな幻書をクローズアップしてショートストーリーを構成するのはもちろん魅力的なのですけど、この物語の根底でもある迷宮図書館や鍵守や読み姫の関係などの説明や描写が不足しているのです♪
「ダンタリアンの書架」の世界観を作るだけ作って放置という状態になっちゃってますね!
雰囲気の作り方が良いだけに、肝心の物語に深みが感じられない要因となってるのが残念だなぁって思っちゃいました><
 
ともあれ、ダリアンちゃんの毒っぷりと可愛らしさは一見の価値はありますね♪
続編みたいですか?と言われたら。。。o(゚^ ゚)ウーンとなりますけど、他の読み姫との絡みも気になりますし2期やるならきっと観ちゃうと思いますけどね(*v.v)
 
 
■MUSIC
OP曲『Cras numquam scire』
 歌:Yucca
 寂しさを感じさせる、しっとりとした歌声で作品の雰囲気作りに一役買っているナンバーですね♪
 
ED曲『yes,prisoner』
 歌:maRIONnetTe
 意味腐なED映像はさておき・・・この曲のタイトルもかなり鬱ですねw(@`▽´@)/ ハイッ囚人!!
 聴くと心が病んでいくようなプログレッシヴ・ロック的?なナンバーですw
 
 
2011.08.28・第一の手記
2011.10.02・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 49

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

幻の書を宿す迷宮図書館

三雲岳斗によるラノベが原作で、2011年 TVにて放送された作品。
蒐書狂(ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書を
引き継いだ青年 ヒューイが主人公。

舞台は1920年前後の第一次世界大戦直後、イギリスのロンドン近郊。
祖父亡き後、彼の屋敷を訪ねたヒューイは、地下でダリアンという少女と出会い、
禁断の「幻書」を納める「ダンタリアンの書架」への入り口の扉は
胸についた鍵穴の鍵を開けないと入れないと言われ、行動を共にすることになる。

幻書とは、焚書で焼かれたり、失われた古代図書館の蔵書など、
本来、この世に「在らざるべき」幻の本のことで、
正しい読み手が紐解けば計り知れない恩恵を与えるが、
ふさわしくないものが持つと、幻書は世界の境界を超え、
世界のバランスを崩してしまうという曰くつきの書物。
また「ダンタリアンの書架」とは、世界のバランスを崩すような危険な幻書を
封印するための迷宮図書館であり、その扉を開くための鍵穴をもつ読姫と鍵守が、
この図書館を守っているという設定。

幻書に深い憎しみを抱き、焚書を目的とする焚書官という存在が
ヒューイたちを追っていくことで、物語に緊迫感を与えている。
登場人物はヒューイと黒の読姫であるダリアンのほか、
銀の読姫フランベルジュとこの焚書官、
赤の読姫ラジエルと白衣を身に着けた教授など、
幻書を取り巻くさまざまな人々が登場し、時にはバトルを繰り広げる。

1話ごとにほぼ完結するスタイルなので、観やすく、
しかしながら、途中でいきなりヒューイの過去の回想になったり、
あまり説明や伏線がないまま、焚書官や教授が現れるので
原作を読んでいない人からは、すごくわかりにくい部分があるかも。

でも、呪文のような言葉を唱えながら
胸の中に手を入れて本を取り出すシーンがなかなか美しいので、
ついつい魅入ってしまったりした。
ダリアンのゴスロリファッションやツンデレ風味な部分、
それに似合わず甘いものには目がないというギャップなど、
和む要素も多少あるものの、最終回までを観終えてみると
どこか中途半端で物足りなさを感じてしまうのは否めない。

結局、この作品で一番自分が気に入っているのは、
Yuccaが唄うOPの「Cras numquam scire」と、
嶽本野ばら氏が作詞をしたダークな雰囲気のED「yes,prisoner」かも。
この曲をフルで聴くと、すごくアングラ演劇っぽくてお気に入り。

このあとの話をぜひ観たいものだが、原作さえも大人の事情とやらで
無理やりの完結になってしまっているらしい。
なので2期は見込めなさそう。雰囲気はとても好きだった作品なので残念だ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 40

72.8 10 王女で戦いなアニメランキング10位
新機動戦記ガンダムW[ウイング](TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (572)
3279人が棚に入れました
A.C.195年、宇宙コロニー居住者達の一部レジスタンスは、強引な武力支配を続ける地球圏統一連合とそこに潜む軍事秘密結社OZの壊滅のため、「オペレーション・メテオ」を発動し、開発した5機の「ガンダム」と5人のパイロットを地球に送り込み、世界各所でOZへの破壊行動を図る。しかし、作戦は事前にOZに傍受されパイロットのひとり、ヒイロ・ユイは地球降下時に撃墜され、連合軍高官の娘リリーナに正体を知られてしまう。ヒイロはリリーナに「お前を殺す」と告げるが…。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

海外でも高評価

現時点、海外でガンダム史上一番放送された国の多い作品らしく、私の中でもガンダムシリーズの中で1、2位を争う面白さ。
この作品は1話目から衝撃的な展開でクギづけになりました。
5人の主人公はどれも魅力的でなによりストーリーが最高。
信念を持って行動していた主人公達が次第に暗雲の時代に・・・。
最初から最後まで目が離せません。
数々の名言も残しています。
ただ、敵のキャラとMSの種類が少なすぎるのが残念。
ちなみにヒイロは肉体的に人間としてありえない場面を何度か見せます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やや意味不明なところもあるけれど、なんだか変な魅力がある作品

宇宙コロニーと地球との対立を背景に、5人の少年パイロットが戦う姿を描くガンダム作品。全49話。
再放送で初めて視聴しました。キャラや設定はシリーズの他作品から独立しているので、この作品だけ観ても特に問題ないと思います。
内容的には、平和な世界を作るという目的は同じだけれど、そこに至るまでの考え方に違いがある複数の勢力が争っていくような展開を描いていますが、物語自体には正直あまり感心しませんでした。観ていても登場人物の行動原理がよくわからず、「は?この人なに言ってんの?」みたいに感じることが多々あって、すんなりと物語に入り込めません。途中からは、真面目にストーリーを追うことはあきらめて、画面の中で起きることを深く考えずに受け入れるようにして観ていました。ただ、それではこの作品が全然面白くなかったのかというと、必ずしもそうではなくて、強い個性を持つキャラたちが、わけのわからない行動を取っていくような中にも、印象に残る名場面(迷場面?)や、名言っぽい台詞も数多くあったりして、それなりに楽しめました。そうでなかったら全49話も完走できませんよね。
キャラで好きだったのは、ヒロインのリリーナ。意志が強く、誇り高い性格で、ときどき無茶苦茶やるところも魅力的で、あまり出番がなかった作品中盤あたりでは、もっとリリーナ出してよ、なんて思いながら眺めていました。その他では、主人公のヒイロ、敵側ではトレーズやレディ・アンなどが、良くも悪くも濃いキャラだったと思います。
音楽は、聴いた瞬間いかにも90年代!という感じのする最初のOP曲がとても印象的。TWO-MIXというユニットの曲ですが、歌っているのが名探偵コナンの高山みなみと知って、ちょっと驚きました。ED曲やBGMなども全体的に悪くなかったです。
作画は、現在の美麗な映像に慣れた目からすると、さすがに古さは感じますが、それでも普通に観る分には特に問題ないレベルですし、モビルスーツの質感などはとても良かったです。
最後まで観終わって、やや意味不明なところもあるけれど、インパクトは非常に強くて、なんだか変な魅力がある作品でした。全体のストーリーにはあまり期待せず、特定のキャラや個々の場面などを楽しむような感覚で観ると良いかもしれません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

聞きたいかね? 昨日までの時点では

困ったなー・・ こいつは弄りにくい作品だ
もっと人気あると思ってたのに、意外にレビューは少なかったものの
聞きたいかね?昨日までの時点では9万9882レビュー。

書こうと思ってた事が他のレビューに全部あって、更に全然知らない
事まで他のレビューにあり過ぎた。


とりあえずオープニング

検索 鎧伝サムライトルーパー OP-サムライハート

・・これ監督繋がりね。


検索 新機動戦記ガンダムW OP

こっち本物。
原作に富野の名前あるんですけど、原作「機動戦士ガンダム」??

この後のXも原作は無いんで、同じく原作「機動戦士ガンダム」のはず、
ですが、そっちは富野の名前が無い。富野か視聴者から怒られたのかなw


自分これの劇場版のエンドレスワルツは何度も見たんですけど、
リアル姉と妹が当時この作品で腐に目覚めて、あまり良い記憶が無い。
更にかなり昔に一回見たきりなんで、もうほとんど覚えてない。

腐2匹が目覚めた頃はアニメはあまり見てなかったんで、この作品は
完全に腐用品と全編通して見るまではそう思っておりました。



まずは、

■腐用品としてのW

か、書きたくねーな。今まで腐用品とか書いてきたのマイナーなやつ
ばかりだし、こいつは書くと余計な敵が・・。ネタねーから書くけどさ

ヒイロ:緑川 デュオ:関俊彦 ゼクス:子安 トレーズ:置鮎

亜空間頭と中国拳法とショタ風味はさておき、おそらくはこの4人が
4強でしょう。

妹は一番最初の一つ、姉は後者二つを、それぞれ偏愛する事になり、
ちょっとはこのアニメ面白そうだなーとは思いつつも、怖過ぎて全く
手がつけれなかった。


・・えっと、 この作品とワルツの間って設定のマニア用品

検索 新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET 00:プロローグ

ニコとようつべである。ニコは0~5までと、つべは多分8まである

腐の方はいってらっしゃいませ。
腐の方じゃなくてもヒイロとリリーナのキャッキャウフフあるんで
聞きたきゃいってらっしゃい。



で、この手の風潮はXや∀にて払拭されたかと思いきや、SEEDでまた
一気に盛り返し、一部のガノタ(純粋なガンダムオタク他悪い意味での・)
と腐の方との間の修復しようのない感情的な対立へと発展し、
やがてこれが第二第三のコロニー落としや、オペレーション・メテオ、
ユニウスセブン落としへと繋がるわけですが、当時のアニオタだった
友人の激しい怒りを思い出しても、一体何がそんなに気に食わないのか
よく分からない。非常に理解に苦しむ。

腐の人は単にキャラ用品として見てるんだろうけど、それ話の中味を
知らん子供がプラモを買うのと一緒だろうし、子供が腐になったところで
別に何の問題もねーじゃねーか・・

とか書くと、今度は別の敵が出来そうなんで、困ったな。
敵って、誰だよ・・


■一応、話の中味はちゃんと出来てる。

キャラ用品としても高評価なのは確かですし、男の目から見ても
ゼクスとトレーズは良い男で、緑川も切り刻む遅い魔神千裂衝なんで
特に抵抗は無い。むしろ全然アリ

これで中味が上のやつみたいなのだったら、それこそ3行くらいで
スパっと切って片付けるところなんですけど、そーゆー作品ではない。

って点は他の人のレビュー見て来ると良いよ。

最初この点について書こうと思ったけど、どう頑張っても被りそう
だったからやめた。


■Wガンダム(やデスサイズ)

腐の人に怒りを露わにする割に、ゲームではこれらを(というか劇場版の
やつ)使いまくる昔からガンダム好きの人々。

デザインの他に「照準には、コンマ二桁まで~」が良かったのか、自分の
周りのそっち系の人はみんなウイングゼロが大好きで、遊びに行くと常に
画面にはツインバスターライフルをぶっ放すゼロの姿が。

おいてめー等、散々文句言ってたじゃねーか、どういう事なんだよ。

自分は近接で射程が長いビームシザースの使い勝手良くてデスサイズヘルを
愛用してました。これもゲームの話ね


■ヒイロ君

嘘かホントかヒイロ君のコンセプトは「矢吹丈(あしたのジョー)の心を
持つ演技のうまい内田有紀」だったらしくて、つい昨日あしたのジョーの
長文レビューを書いた身としては妙に納得。

少し動画を見てみたものの、ジョーとダブるw 元ネタここね↓

               検索 トリビアの泉inアニメ板 ガンダム

ウイングガンダム01は、機動武闘伝Gガンダムのゴッドガンダムの没
デザインのひとつだった。

ホントかよw ちょっとそこのサイト元ネタ2chなんで、信頼性は微妙。


■男女の距離感
これX用のネタにする気だったんですけど、シーブックとセシリー、
ヒイロとリリーナ、ガロードとティファの絶妙な距離感

個人的にはシーブックとセシリーが(小説じゃシーブックがwwっぽい
ですが)、一般的にはガロードとティファがかなり支持されてるっぽくて
この絶妙な距離感がガンダム作品の売りの一つ。


色々やっちゃうとねー、もうそれは動物なんだよ、本能のままにとかさ、
もうそういうのは純愛じゃないよ。・・ギリギリ最後にキスまでだな

愛のあるピーが無いとは言わないが、愛の描写としてはどーなのよそれ


検索 アニメ ベストカップル

8割くらいは分かる。 180がw 一応色々やってる事になってるけど、
あの2人以上はねーな・・

あれで別の方選ぶ人間の神経が分からん。魔法か、魔法なのか


ガンダム系はノミネート多いんで、支持されてるんだよねやっぱり
00のあの二人もそんな感じっしょ。

某変態クラブのオーナーもラブロマンス映画に嵌ってるし、色々汚れた
人間ほど純愛が恋しくなるんだろうよ。


食いつき良さそうな検索沢山置いたからもう人残ってなさそうだなw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

68.0 11 王女で戦いなアニメランキング11位
THE UNLIMITED -兵部京介-(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (559)
3244人が棚に入れました
風になびく美しい銀髪、何かを悼むかのようにその身にまとった漆黒の学ランを着た青年……彼の名は兵部京介。
エスパー犯罪組織パンドラを指揮し、超能力者の同胞たちのために革命を起こすまで、その黒い翼は闇の空を羽ばたき続ける。
椎名高志原作「絶対可憐チルドレン」に生まれた偽悪のヒーロー・兵部京介がオリジナルストーリーによるスピンオフ・アニメーションとなって登場!
刻(とき)の運命にあらがって、無限を解き放て…!

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

以前は椎名高志からギャグとエロを取ったら何も残らないと思っていましたが・・・

週刊少年サンデー連載中の椎名高志原作の漫画
絶対可憐チルドレンのスピンオフ作品です
私は原作こそ週刊連載を読んでいますが
数年前にアニメ化されたものは未視聴です
本作はどちらも全く知らなくても十分楽しめる作りにはなっていますが
チルドレン他バベルのメンツの紹介などは最小限な感じなので
どちらかに先に目を通してからのほうがいいかもしれませんね

椎名高志原作のアニメというと大分昔やっていたGS美神を思い出します
GS美神はギャグメインの作品の中にところどころシリアスな場面があって
そのギャップによってそれぞれを引き立たせるような手法でした
最近の作品だと空知英秋の銀魂なんかがそんな方向性ですね
その後の椎名作品にはあまり長く続かなかったものがいくつかありますが
基本路線は同じような感じでした

原作絶対可憐チルドレンも連載開始当初はそんな感じだったのですが
徐々にシリアス比率が高くなっていき
最近の本編はシリアスが中心で
その分不足しがちなギャグ要素を補うためか
「さぷりめんと」と題した4コマ漫画を
本編の扉絵代りに同時連載しています
ですから、今回椎名作品としては異例なくらいにシリアス路線ですが
今の原作の方向性からすれば必然だったかもしれません

話の中核になったのは大戦中の兵部と蕾を描いた原作の1エピソード
そこにアンディ・ヒノミヤと夕霧というアニメオリジナルキャラを投入しつつ
1クール分に見合うように話を膨らませた作品となっています
もともと好きなエピソードの一つでしたが
アニメ版はさらに深みが増してよくまとまっていました

最近本編の方ではショタ京介しか出てこない状態なので
久々に少佐が大暴れするシーンを見ることができたのは
色々と感慨深いものがありますね

オリジナルキャラの二人も良かったと思います
実質的に京介と同等レベルの扱いを受け
もう一人の主人公といっても過言ではないアンディ・ヒノミヤ
パンドラのあの濃すぎるメンツの中で
しっかりキャラが立っていたし格好良かったです
ただ視聴者に素性を明かすのがちょっと早かった気はしますね
もうちょっと引っ張っても面白かったんじゃないかなぁ

夕霧ちゃんはとにかくかわいかった!
クロワーゼの湯音といい東山奈央の幼女役は破壊力抜群ですね
もうこれは麻雀好きの女子高生とかスクールアイドルの妹とか
そんなのやらせてる暇があったらもっとょぅι゙ょ役を斡旋すべきだよ!

ちなみに原作の日本人キャラ達は皆
源氏物語由来の名前がついていまして
この二人もその命名規則に準拠して付けられています
夕霧は光源氏の子の名前ですし
ヒノミヤはおそらく輝く日の宮からでしょうね

この二人はぜひ本編にも登場・活躍させてほしいところです
アンディは既にサプリメントの方に出演を果たしていますし
そんなに望み薄でもないような気がしますがどうでしょうね?

単品のアニメとしてみても
スピンオフ作品としてみても
良くできた作品だったと思います

唯一の難点は声優に関して
もともと原作で持っていたイメージと
アニメで当てれらた声が合わないキャラが一人いたことです
まぁ好みの問題と言ってしまえばそれまでなんですけどね
それに今回のアニメでは大して出番も多くなかったので
それほど強くは気になりませんでした
とはいえ1期のアニメを観ようという気にはならないし
2期があっても観ないかもしれません
何しろ受け付けなかったのが主役(明石薫 - 平野綾)なんだもの・・・

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

かなりキてる♪無敵のパワー♪マジでいいカンジ♪ アニメ史に刻まれるであろう【ネ申作画】が繰り広げられたスタッフ渾身の第4話は必見!

とにかく作画が凄い
10話や11話の前半を除けばほぼ完璧
今期は作画が低調な作品が多かったため特にこの作品の作画には圧倒されましたね
特に1~5話、さらにその中でも中学生になった「ザ・チルドレン」と「パンドラ」との拮抗した超能力戦(PK戦)がスピーディーに描かれる第4話はきっとこれからも未来永劫アニメ史において語り継がれるであろう【ネ申作画回】でしたよ


そもそも『絶対可憐チルドレン』がアニメ化された際も、一部回でネ申作画のサプライズがあったのですが、当時若手ながら凄腕を振るったあの田中宏紀さんがこの4話でも再び降臨してるのが作ヲタにはアツい


肝心のお話の方は設定の追加や時系列の変更、オリジナルキャラクターの登場、徹底してシリアス路線・・・
とまあ、原作や前作とは無関係な完全オリジナルであるのですが、先述の通り「ザ・チルドレン」との直接対決などどちらかと言えば絶チルシリーズをよく知る人の方が楽しめると思います


前作とは一部キャストに変更があったものの、兵部京介が明石薫と重ねる幼少期の自分が同一キャスト(平野綾)であったりと、むしろ良い方向に修正されてるのが上手い

音楽や主題歌は絶チルシリーズではお馴染みの中川幸太郎の劇伴、六ツ見純代の作詞、eyelisの作曲という組み合わせが再度実現しているのも前作ファンには願ったり叶ったり


どーにもオリジナルキャラクターでキーマンのユウギリちゃん(まじ天使)のキャラデザが「ダリアン」に似てるとか、過去編の7,8話は9話の後にやった方が良かったんじゃないのか?とか実はツッコミどころもイッパイあるのですけどもw
悲しいことにオイラの周りで誰も観てなかったのでココは強めにプッシュしておきたい作品なのです

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

声優さんが渋くてかっこ良くて

原作未読。全12話

超能力者と超能力者を排除する(利用する)者達との戦いのですね。

とにかく主人公 兵部京介の能力が凄すぎますw通常でも凄いのにさらに凄くなります。

能力の出し方の描写も良かったですね。それぞれの能力の特徴がよく出ていました。

音楽が好きですね。各場面マッチしてます。

男性キャラが多く、声も結構合ってました。カッコいい声の方ばかりでいいですね^^

原作を観るとより面白さが分かる作品だとは思いますが、この作品だけ観ても大丈夫ですね。超能力バトルが好きな方はオススメです。

OP フレーズが耳に残る曲です。
ED 男性声優陣の方々が歌ってます。
どちらもカッコいい曲です^^

今の作品は、最初から強さMAXのお話が多いですね。少しずつ強くなる作品は流行らないのかとちょっと寂しさはあります^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

66.8 12 王女で戦いなアニメランキング12位
To LOVEる-とらぶる-ダークネス2nd(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (456)
3083人が棚に入れました
ちょっとエッチな描写で大人気を博したハーレム作品「To LOVEる-とらぶる-」。そのスピンオフ作品である「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」の第2期作品。お約束のセクシーシーンは今回も健在!? アニメーション制作は、1期と同様、XEBECが担当する。

声優・キャラクター
豊崎愛生、福圓美里、井口裕香、渡辺明乃、戸松遥、矢作紗友里、伊藤かな恵、花澤香菜、名塚佳織、柚木涼香、新井里美、能登麻美子、日高里菜

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リト君・・・君は何で暗い夜道を一人で歩けるのかな・・・σ(^_^;)?

この作品は「To Loveる ダークネス」の続編です。物語は「To Loveる」から繋がっているので、未視聴の前作があればそちらからの視聴をお薦めします。
ダークネス1期から主役の一人として奮闘しているモモちゃん推しである私は、毎話期待値MAXで視聴していました。

モモが画策する「リトのハーレム計画」と、ネメシスの策略「ダークネス計画」が秘密裏に・・・ゆっくりだけど一歩ずつ着々と前進していくそれぞれの計画と相変わらずの日常・・・これらが上手く噛み合いながら物語が進んでいくんですけど・・・

今回のリトのラッキースケベっぷり・・・前作より格段にレベルアップしていませんでしたか・・・?
あれは一体何なの・・・? 持って生まれた才能・・・? 新種の能力・・・?
この作品のキャラは只でさえ可愛いんです・・・
それなのに・・・あっちで転んでラッキースケベ、こっちで転んでラッキースケベって・・・
いくら何でもやりすぎでしょ・・・σ(^_^;)?
毎朝のモモちゃんとの早朝トレーニングもしかり・・・
羨ましいとか妬ましいという気持ちを通り過ぎて・・・怒りにも似た感情を感じずにはいられませんでした^^;

仕方ないのも解っています・・・
私にはリトのようなラッキースケベの能力はありませんし、学生時代はクラブ活動漬けで連日の様に可愛い女の子とキャッキャウフフするシチュエーションとはかけ離れた生活を送っていたので、リトの様な羨ましい出来事の記憶すらありません^^;

クラブ活動漬けの学生生活・・・お金じゃ決して買えないモノを目指して取り組んでいたので、決して後悔している訳ではありませんが、リトの羨ましい日常を見てしまうともう少し違う謳歌の仕方をしても良かったような気がしてなりません・・・^^;

そんな事を思わず考えてしまうのは、この作品のキャラデザが半端なく可愛いから・・・(//∇//)
私のど真ん中・・・夏アニメの中でも1,2を争うくらいの可愛らしさだったと思います。
物語の展開上、ララと西連寺の出番がちょっと少なめだったのは少し残念でした^^;
古手川さんの「ハレンチなっ!」はもう少し聞きたかったかな^^;

それでも、今回活躍するキャラは魅力たっぷりだったと思います。
個人的に今回の作品で株を上げたのはヤミちゃんでした^^
何度もリトのラッキースケベの標的になるのですが、これまでは「えっちぃのは嫌いです」がお約束でしたが、今期は「もはや能力の領域に到達しつつあります」「もはや物理法則もへったくれもないですね」、そして極めつけは「あなた最近ちょっとコケ過ぎじゃないですか」とバリエーションが広がっています^^
ヤミちゃんが言うんだから間違いない・・・私もリトは転び過ぎだと思います^^
そんなヤミちゃんですが、今期の頬を赤らめる表情は可愛かったですね^^
何度かドキッとさせられちゃいました(//∇//)

でも、やっぱり私の一推しはモモちゃんですけど(//∇//)

オープニングテーマは、Rayさんの「secret arms」
エンディングテーマは、川田まみさんの「Gardens」
secret armsはメロディーが、Gardensは可愛らしい歌詞がお気に入りの曲です。

全14話の作品でした。夏アニメは7〜9月の間に放送されますが、この作品は
14話になるという事が早々に発表され、13〜14話は10月に放送されました。
この作品の様に1クールに収まらないこと、その対応策を早々に発表して貰えたのは嬉しい限りです。
制作の過程では色々なことがあると思います。無理に1クールに収めるより、物語の展開を大切に制作するという作り手の愛情を感じられる・・・そんな対応だったのではないでしょうか。

でも・・・リトのハーレム計画は未だ道半ばです。
物語的にも次期を感じさせる終わり方だったと思います。
続編・・・期待して待っています^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21

トゥットゥルー☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いいところで終わりましたね^^

次回予告があったからもう一話あるのかと思ってました。
一番いいところで中途半端に終わりましたね(^^;

っと思ってたら、だいぶ後から2話追加でいいところで終わらせてくれました^^
ここまでの展開は結構好きです。

To Love関係の作品では一応ストーリー重視?の一番面白い作品だと思います。

キャラは魅力的なので今後のストーリーに期待!
ダークネス計画やハーレム計画はどのように発展していくのでしょうね?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

Rottel さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

エロさだけじゃない面白さ

このアニメの第一印象は、「エロい,エロい,エロい,以上!」って思う人が多いと思いますが、僕はそれだけではないと思います。
確かにエロいですが、シリアスも含まれていて、感動する場面ではとても感動します。
また、キャラがとても多くみんな魅力的なので、自分の推しキャラを絶対見つけられると思います。
大抵のアニメは、1期よりも2期の方が評価が低くなりがちですが、このアニメは2期があってこそだと思います。(無印から含めると実質4期ですが…)
自分はToLOVEるシリーズの順番を間違えて見てしまったので登場人物の関係の把握に困ってしまったので、あらかじめ順番を調べてから見るべきだと思います。(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

60.7 13 王女で戦いなアニメランキング13位
祝福のカンパネラ(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (303)
2119人が棚に入れました
舞台は海に囲まれた都市国家。
世界中から商人と冒険者が集う国。"世界の宝物庫"と呼ばれ、無限の可能性を秘めたこの町で多くの人々が夢を抱き、今日も生きている。
これは、ある冒険者と愉快な仲間たちによって繰りひろげられる、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
岡本信彦、門脇舞以、こやまきみこ、今井麻美、水橋かおり、結下みちる、柚原有里、後藤麻衣、藤原啓治、杉山紀彰、後藤邑子、壱智村小真、安元洋貴、高野直子、石丸博也、こおろぎさとみ、平田宏美、長谷川明子

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

双子姉妹の漫才は可愛さ・面白さ ∞無限大∞

ういんどみるが誇るエロゲ原作のアニメです!
しかし、珍しく私は原作を未プレイの作品。

私の中では結構な【高評価】です!!!
その理由としては、以下の理由が挙げられます!!

①好みもありますが、絵のタッチが柔らかく、可愛さを2割増しにする作画が好印象。
②エロゲ原作と言ってもエロ要素がなく、少し風呂のシーンでのサービスカットがあるくらい。
が大きな理由として挙げられます!!

個人的には、シナリオを音楽はじめ全ての要素が突出した良さは見出せないものの、平均以上の合格点!
普通に楽しく観れるアニメだと評価しました☆★

さて!
ここから先は、完全に私の独断と偏見のレビューとなりますが…。
まず!!!
トルティア姉妹の可愛さが異常!!!
ボケ役の双子の姉サルサ!突っ込み役の双子の妹リトス!
マジで、可愛さと面白さが半端ない!!!
リトスは突っ込みと言うか、いじり役?むしろただのS?!ww
兎にも角にも、この2人の漫才があってこそのカンパネラと言えるくらい、際立って良かったと思います!!!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

たみゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハーレムが…orz

ISに続き、ハーレム作品を見てみました!!

エロg,orz…が原作と聞いたので、
ちょっと抵抗を感じました。が!!
偏見はいけないから(単に見たいだけww)、
という思いにいたって見ました★

結果!
全然変じゃなかったし、見ててほのぼのとさせられました!
たまにあまりおもしろくない回がありましたが…
(目をつぶって)楽しく最後まで見させて頂きました。

ま、見る人を選ぶかもしれませんが…
私はオススメします♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

気合の入った作画・・・見て良かったと思えた作品でした

仲間同士でパーティーを組み、依頼者のクエストを達成する・・・まるでRPGの中に入り込んだような世界観の物語です。

この世界には、エールと呼ばれるエネルギーが様々な形で使われています。この力はとても不思議な力で人形(オートマタ)に意思を持たせることができます。そして、この精巧に作られたオートマタには感情があって自らの意思で動くことができるんです。

この物語には、「出会った人を幸せにしたい」という思いで動くオートマタがいます。一点の曇りもないこの思いは、見ていてとても気持ちの良いものでした。

なによりタイトルにも書きましたが、作画が本当に綺麗で製作した人達の気合いが感じられました。
ストーリーもRPG仕立てなので、エンディングに向け突き進んでいく感じを味わえた作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

65.2 14 王女で戦いなアニメランキング14位
ルパン三世 VS 名探偵コナン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (279)
1889人が棚に入れました
ヴェスパニア王国のサクラ女王とジル王子が、猟銃事故で死亡した。そのニュースは世界的に報道され、ルパン三世や江戸川コナンの耳にも入る。

サクラ女王の遺児であるミラ王女が王位を継承することになったが、ミラは母と兄の突然の死を受け入れられずに次期女王の座を拒絶し、訪問した日本の東京で警護の手を潜り抜け、逃げ出してしまう。

街で自分と瓜二つの少女・毛利蘭と出会ったミラは、彼女と服を交換して入れ替わることで、追跡から逃れようと目論む。その後、峰不二子に助けられながら反王女派の襲撃やコナンの追跡をも振り切ったミラは、身分に縛られない自由を満喫するが、事情を説明しようとホテルへ戻った蘭は、ミラの身代わりとしてヴェスパニア王国へ連れ去られてしまう。

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、茶風林、高木渉、松井菜桜子、山口勝平

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

夢の共演

ストーリーの内容からタイトルは「名探偵コナン&ルパン三世」が正しい。
対極的な人気アニメの共演ですがアクション性よりも推理性の要素が強い為、ルパン:コナン=3:7ぐらいの割合で構成されている感じです。
「カリオストロの城」を舞台にコナンのストーリー展開でルパンがゲスト参戦するといった感じでしょうか。
ルパン側に物足りない感があるが、お互いの世界感が壊れることなくうまくまとまっており、2つのアニメの相乗効果は成功したと思います。
どちらか片方のアニメだけに思い入れのあるファンの方にはおそらく不満が残る作品かもしれませんが、両方のアニメファンの方には企画自体が嬉しく感じる内容なので非常に面白い作品になったと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

麦わらにゃんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

難しい世界観

言わずと知れた世界的大泥棒と日本が誇る名探偵のコラボ作品
ルパンが次元や不二子、五右衛門と日本感が強いので仕方ないのですがまず作品の世界観が違いすぎるのでw
ハードボイルドな世界観がコナン君が入ると年齢層が一気に低くなるというかw
どちらも人気作の夢コラボなんで贅沢な話なんですが難しいですね
俗に言うvsという名のヒーローコラボ作品w
怪盗キッドvsルパン三世のが本来なら合ってる気がしますw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

73.2 15 王女で戦いなアニメランキング15位
えんどろ~!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (314)
1324人が棚に入れました
人々とモンスターが共存して暮らす剣と魔法の大陸「ナラル島」。そこには恐ろしい「魔王」が存在していました。はるかはるかの大昔、ナラル島に現れた魔王を倒した初代勇者――それからも、様々な時代で何度も何度も魔王は蘇り、同時にそれに対抗する勇者もまた現れ…。少女たちは、いつの日か出ずる魔王を倒すべく冒険者学校へ通います。ちょっと抜けているけど勇者体質の、ユーシャ。生真面目ゆえに苦労が絶えないエルフの聖者、セイラ。食べることが大好きで明るい戦士、ファイ。物静かなヲタク魔法使いの、メイ。勇者パーティーを目指す4人の、いつまでたっても魔王をたおす様子のないゆる~いファンタジーライフがはじまります。

声優・キャラクター
赤尾ひかる、夏川椎菜、小澤亜李、水瀬いのり、麻倉もも、久野美咲

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ユルい…(笑)。第12話: 新しい時代がやってきた、のか…!?

== [第1話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
ファンタジー系RPG的な世界観ですが、勇者の名前が「ユーリア・シャルデット」→ 愛称: ユーシャっていうのは笑ってしまいました。

第1話冒頭の戦闘シーンで、お互い名前で呼び合っているみたいなのになんで一人だけ「勇者」って呼ばれてるんだろうと思えば、そういうことかい(笑)!

その後の物語の展開はそのまま第1話を観ていただくとして、とりあえず勇者パーティー4人はこの世界の冒険者を育成する学校へ通うようです。

このユルさとパステルカラーっぽい画面の色調に何か既視感があるなと思ったら『ひなろじ』がこんな感じだったかもしれません。

ただ『ひなろじ』と違ってたぶんメインキャラの勇者パーティー4人+担任の先生(全員女性)とモブキャラはハッキリと別れているようですし、モブキャラには男性もいるようです。

ぼーっと力を抜いて観てる分には、案外悪くないと思いますよ。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.2.11追記:
第5話まで視聴終了。新キャラ、ローナ姫登場。
「せ~の!(コミックじゃない)百合姫!!」

ただただユルいようで、ちゃんと話は進んでいます。考察要素も垣間見えてきて、ジャンルはまったく違いますがこのワクワク感はまるで『けものフレンズ』のようだ…。

余談: フジツボの食べ方としては、カメノテなんかと同じで塩茹でがポピュラーだと思いますよ、ファイさん(笑)。

2019.2.18追記:
第6話まで視聴終了。勇者伝承の詳細が見えてくるマオちゃん先生の回想がありました。

魔王×勇者の伝承とラパネスタ王国の王権に関わりがありそうなことは第5話でも仄めかされていたのですが、勇者が伝承通りの勝利をしないことでこの王権に関してひと展開あったら面白そうです。

地味に自分好みの考察アニメになってます。雰囲気はめっちゃユルいのに…。でも今後ネタバレなしに各話でレビューしていくのは難しくなりそうですね。

それはそれとしてストーリーの最期には、マオちゃん先生には幸せになって欲しいものです。

2019.3.3追記:
第8話まで視聴終了。はからずも今回姫の企画によって顕になった現在のマオちゃんと勇者パーティーの実力差。

そしてそこからの今回のお話のオチ。世界は確実に変わりつつあるようです…。

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。

この期に及んで9、10話でメインストーリーを嘲笑うかのような回をブチ込んでくる、良い意味で気が狂ったシリーズ構成からの第11、12話での前後編での締めでした。

『~Ⅳ The Return of Werdna』まで含めた「Wizardry(ウィザードリー)」シリーズとか「ドラゴンクエスト」シリーズ、その他ファンタジー系RPGについて考えるといろいろと思うところもあるストーリーでしたが、普通にエンターテインメント作品として成立していて、とても楽しく観ることができました。

メイゴちゃん、とても良いキャラでしたね。女戦士の先生ともども、サブキャラの配置もとても良かったと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 47
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

カルタード祭りはじまるよ~

事前情報なにも無しで視聴しました。

お話のざっくり概要
ありそでなかった日常系ファンタジー、はじまるよ~
らしいっす

ちなみにえんどろ~見てからメイ(水瀬さん)の口調が凄く好きで
今年に入ってからあにこれのメッセとかで多用してるっすw

うん。なんていうか全く期待してなくて見てたんですけど、
なんか段々とおもろくなってきて、最終回の頃には凄く楽しんで観てました。
全体的にゆる~いです。最終回はちょこっとほっこりホロりとします。
{netabare}しかし、概念まで食えるとは…てっきりユーシャのペットだと思ってたけど誰のものでも無かったw{/netabare}

キャラはメイ推しっす。可愛いっす。カルタード命っす。
{netabare}しかしなーまさか生えてるものだとは思いもよらなかったw{/netabare}

それにしてもこの作品の良さをうまく説明できない…
何かにとんがってる訳では無くって、何が良いのかと聞かれると
返答に困るんですけど、面白かったんですw
なんだろう?全体的に醸し出されるふわふわ感的なのを楽しむ感じ?
爆笑するってよりは、「ふふっw」ってちょっとなごむ笑いみたいな感じ
んーやっぱうまく説明できないっす!見て下さい!
(レビューとしてどうなのか…というのはさておき)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お子様ランチ

魔王を封印した勇者一行。
しかし、その魔法は、魔王を過去に移転させるだけだった。
魔王はマオと名前を変えて、若い頃の勇者一行の学校の教師となった。

過去に飛ばされたマオ。
まだまだ本来の力は戻っていません。
豊富な知識と魔力を保持。
学校の教師にスカウトされます。

本作品の一番の魅力はマオの存在。
容姿は幼女。
口調は魔王ですが、相手には可愛らしく伝わっています。
CV久野美咲。
容姿が幼女でロリボイスなので違和感無し。
一生懸命頑張る幼女の姿勢。
見ていて和みますね。

勇者VS魔王
運命の対決です。
しかし、登場キャラは愛敬の塊。
魔王と言ってもマオの姿を見たら威厳がありません。
ゆるい勇者とゆるい仲間、そしてゆるい魔王。
緊張感はありません。

シナリオは平和そのもの。
悲壮感などはありません。
勇者一行の楽しい日常。
その平坦な展開が好きかどうかが分かれ目。
まあ、毒は無いので、お気軽にどうぞ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

73.9 16 王女で戦いなアニメランキング16位
転生王女と天才令嬢の魔法革命(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (367)
1052人が棚に入れました
パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。 魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。 ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。 ──この魔法はあなたの笑顔のために。2人の少女が未来を切り開く、「転生×天才」魔法ファンタジー!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おまえらみんな、真面目かっ!

見た目や言動がストレートにド真面目なマゼンタ公爵家令嬢ユフィリア(ユフィ)はもちろん、一見ふざけた魔道具を作り普段はおちゃらけた言動も目立つパレッティア王国第一王女アニスフィア(アニス)も含めて、彼女たちの親兄弟など主要登場人物のことごとくの根が真面目という、ある意味堅苦しいアニメ作品ですね。

アニスはいわゆる「異世界転生」キャラではあるらしいのですが、具体的な転生描写はなく、転生前の記憶も断片的な物であるようです。いわゆる「現代日本知識で無双する」系のなろう的な異世界転生作品ではありません。

アニメは一応区切りの良いところで1クール終わっていますが、コミカライズはアニメに追い抜かれているため、続きの話を知りたければ現時点だと原作を読まないといけません。

本作のキャッチーな部分はアニスとユフィ、あるいはその他の女性同士のカップリングによるいわゆる「百合」描写が担っているのですが、ストーリーとしては常に「相反するふたつのポリシーの衝突」という軸で作られています。

わかりやすい対立は「既得権益の維持か万人の利便性か」みたいな辺りだとは思うのですが、とにかく衝突する当事者同士は極めて真面目に生きているので、ストーリーにある程度集中しないと置いていかれそうになるアニメですね。

ところで『聖女の魔力は万能です』とかもそうだったんですが、最近のディオメディアってけっこう異世界物を作らせるとイケてませんか?
(そう思ってるのは私だけだろうか…。)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ジムスナイパーⅡ

2023/04/23 初投稿

自分は割とB級アニメが好きなのです。
とりわけ,量産型異世界転生・召喚物が好物だったりしますw
何にも考えず,頭を空っぽにしてボーッと寝っ転がりながら眺める,そんなスタイルで楽しみたいのです。

そして何かよさげな作品は無いかと物色して目にとまったのが本作『転生王女と天才令嬢の魔法革命』ですwタイトルからは量産型異世界転生臭しかしません。ぷんぷん臭ってきますw見るしか無いでしょう!!


ファンタジー世界に転生した主人公がチートな能力でお気楽に大活躍して,「あーっスッキリw」みたいな展開を期待したのですが・・・
1話から胸くそ展開
なんかスッキリしないんですけど・・・
さらには,1話終盤のナレーションに高揚感と期待しか無いw
意外に襟を正して見るタイプの気配が感じられました。

が,2話以降しばらくは割と量産系の雰囲気もする日常的な話が続きます。1話最後のナレーション「二人の少女の魔法革命の物語」はどこに行った?(元々お気楽を求めて見始めたのですがw)
全体的にはほぼほぼテンプレなのですが,キャラデザ,作画,演出などなど各要素はそれぞれ平均以上の気がします。

中盤も過ぎ終盤にさしかかる頃に
{netabare}
物語が大きく動き始めます。
禅問答のような受け答えをしながらの熱いバトルシーン
対するのは,異なる正義。少々ゆがんでいるものの,国の将来や国民の幸せを祈り自分なりの最適解に迫ろうとする者。納得は出来ないけど理解は出来る,そんな敵との戦い。

そしてハッピーエンドかと思わせ(それにしては話数の残りが多いw)新たな対立。
お互いの目的が真っ正面からぶつかり,互いに相手のことを考えるからこそ絶対ゆずれない戦い。

転生設定にほとんど触れられないと思っていたら
最終盤,自分が常々転生物に抱いている違和感に触れられていました。

物語終盤は何かと忙しいです。


とにかく,この作品は良きにつけ悪しきにつけこれまでの日本アニメが積み上げ築いてきた上に成り立つ作品と思いました。
キャラクターデザイン
アクション
長い演説
禅問答しながらのバトル
正義と異なる正義の対立
百合^^;

2023年時点での本気のテンプレートw
自分的には最も近い作品はガンダムシリーズ
{/netabare}

予想に反して,気合いを入れてみるタイプの作品で,そしてかなり面白かった!!

一応量産型だけど高性能な量産型
自分の好きなジムスナイパーⅡ的な作品でしたww

オマケ

アニスフィアの中の人はどう考えても男ですよね?もしかしたらユフィリアもアニスに男を感じてる?そう考えれば百合では無い?

アルカンシェルは虹だそうで
それに定冠詞のラが付くと,ラルクアンシエルだそうです。
アルカンシェルとラルク アン シエルの違いが気になったので調べました。
気になった人が多いと思うので参考までに

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「転生感をあまり感じられない王女」と「天才感を完全には発揮できていない令嬢」の魔法革命序章

最初に言っておきます。
{netabare}最終的な王女アニスと令嬢ユフィーの関係は、個人的には残念でした。
そんな百合百合しなくても・・・というのが正直な感想です。{/netabare}
けど、ガールミーツガールものの展開としてはダイナミックで充分楽しめました。

「てんせい」と「てんさい」
この言葉遊びが物語の根幹となります。
転生してきた故に、アニスは魔法が使えない。
一方、ユフィーは魔法の天才。
このことが二人を近づけるきっかけとなります。

魔法が使えない庶民のために魔学を実用化したいアニス。
それは、転生前の空を飛びたいという純粋な気持ちによるもの。
アニスとの関わりを通じて、その思いに次第に共感するユフィー。
そんな二人の関係性の深化がこの作品の見所と思います。

本アニメで好きなキャラその1は、イリアです。
アニスに献身的に尽くすイリア。
時にはたしなめ、時には優しく。
幼少期からアニスの真っすぐな性格を見、信頼しているからなのでしょう。
そんなイリアのツンデレチックな言動が心地いいです。

本アニメで好きなキャラその2は、ティルティです。
呪いの研究をする眼下クマ女で、明らかに不眠症かつ神経質です。
マイペースながらも、アニスの魔学研究を最も理解しています。
アニスのことを陰ながら親身に考えているところが好印象です。

「魔法革命」はやっと端緒についたばかりかな。
ユフィーの実力もまだ完全に発揮されているようには見えないし。
このままでは不完全燃焼なので、是非2期を制作してほしいものです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

56.6 17 王女で戦いなアニメランキング17位
レガリア The Three Sacred Stars(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (183)
816人が棚に入れました
12年前、リムガルド王国で起こった事件は大きな謎を残したまま、人々の記憶から忘れ去られようとしていた。時は流れ、ユイとレナの二人姉妹はエナストリア皇国で平穏な日常をおくっていた。ある日、一体の巨大メカがエナストリアを襲う。この日を境に少女たちは運命の渦へと巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
本渡楓、佐倉綾音、久保ユリカ、小倉唯、瀬戸麻沙美、東山奈央、金元寿子、緒方恵美、浅倉杏美、井口裕香、勝生真沙子
ネタバレ

ヴァレン某 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レガった!

ユイちゃんの3サイズ{netabare}B88,W58,H85{/netabare}

とりあえず、神op(アニメロでも歌われた!)と放送延期w

延期前と後で少し変わったみたいだけど覚えてない。

キャラはすごく良かった。サラとティアのコンビ最高。緒方さんの声、キャラとすごくあってたと思う。あんま覚えてないけど、聞いたのシンジ君いらいかもw

ロボットバトルだけど、かわいいキャラ目当てでしか見てなかったw ラストあたりのバトルではいろいろ思うところあったけど、派手でまあよかったと思う。{netabare} さっきの橋?は崩れたのにその橋は崩れないのねとか、サラ、ティアのため攻撃?必殺技?がそんなもん?とか… {/netabare}

キャラのおかげで完走したのはあるけど、可愛かったから満足

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

63.7 18 王女で戦いなアニメランキング18位
リアデイルの大地にて(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (242)
704人が棚に入れました
不慮の事故によって生命維持装置がないと生きられない少女、各務桂菜。彼女が唯一自由でいられるのは、VRMMORPG『リアデイル』の中だけだった。 そんなある日、生命維持装置が停止し、桂菜は命を落としてしまう。しかし、目が覚めると桂菜は200年後の『リアデイル』の世界にいた。彼女は、失われたスキルと限界突破したステータスをもつハイエルフの“ケーナ”として、この世界を生きる人々と交流を深めていくことに。しかも、その中にはかつて自らがキャラメイクした“子供”たちもいて……!? ゲーム世界に転移した少女と個性的な仲間たちによる、笑いあり、涙あり? なのんびり冒険譚、開幕!

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔法ちょい有りほのぼのファンタジー。

重い病で入院中に停電のせいで命を落とした少女が、過去に極めたファンタジーゲームの世界に転生される物語ですかね。極め過ぎているので最強です。敵なしです。でも強敵組織に立ち向かうとかではありません。多少のバトルはありますが、最強なのであっさりです。ほのぼのファンタジーとして観る分には楽しめる人もいると思います。2022年ですから作画もきれいですね。あと他の方も言ってますが、主人公の性格?しゃべり方?は賛否あるかもね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

67.6 19 王女で戦いなアニメランキング19位
大雪海のカイナ(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (168)
518人が棚に入れました
拡がり続ける「雪海」により、大地が消えかけた異世界――。 人々は巨木「軌道樹」の根元や頂から広がる「天膜」の上でかろうじて暮らしていた。 天膜の少年カイナと、地上の少女リリハが出会うとき、滅びかけた世界を変える物語が、始まる――。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ディストピアの未来を照らす妙にさわやかなボーイミーツガール

【物語 3.5点】
原作・弐瓶 勉氏による王道志向のオリジナルファンタジー。

<雪海(ゆきうみ)>に覆われた世界。
<天膜(てんまく)>に住むという賢者の伝説。
など世界観、設定には斬新さも見られる。

ですがプロット自体はディストピア下の不毛な争いに、古代文明の遺物が絡む典型。
展開も昭和のジブリ風でベタベタ。
奇抜と思ったのは{netabare} 女の子が上から降ってこないで下から浮上してきた{/netabare} ことくらい。
もっともこれも捻った設定から出てきたボーイミーツガールのバリエーションですが。

物語の都合で登場人物に嘘を付かせたくないという脚本方針。
そのため純朴な主人公少年や清廉なヒロインの性格など、キャラに脚本を合わせたそうで。

これにより例えば、そんな逃げ遅れた人々など、捨て置かないと間に合わない。
まるで往年のジャンプアニメの引き伸ばしみたいでシナリオのテンポが悪い。
こうしたシチュエーションも散見。

おまけにフジテレビお得意の続きは劇場版で!まで炸裂w

ところが、これだけ自分をイライラさせる要素があったのに、このボーイミーツガールは毎回、不思議と清々しく。
<軌道樹>に僅かにへばり付くように生き長らえている人類が、残された水を巡って戦争するディストピアで言うのも変ですが。
私は、この冬アニメの中で、観たらホッと安心できる作品として重宝しました。


【作画 4.5点】
ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作。

本作の雄大な雪海、巨大な虫、移動要塞国家パルギアなどCGが得意とする構造物の描写だけでなく、
CGが苦手な人物の表情描写にも果敢に挑んできた同スタジオ。

今回は無表情の使い方にも進歩を感じました。
CG技術が足りなくて表情が無くなっているわけではなく、
ちゃんとコンテの意志を反映した伏線も兼ねた無表情になっている。
CGアニメもここまで進化したのかと感慨を覚えました。

特にバルギアの女士官・アメロテ。
バルギア軍が他国を蹂躙し、周りが盛り上がる中でも意味深な無表情。
{netabare} 元々はバルギアに滅ぼされた国の被征服民で、実力主義の組織の中でのし上がって来た。
バルギアのやり方には思う所が多々あるが、抵抗の限界も悟っている。{/netabare}
という含みを示唆するのに十分な良い表情でした。


文明が後退し、文字が何らかの意味を示すことすら忘れられつつある世界。
こうなるともはや“看板じい”など限られた人間以外にとって、文字は刺繍や看板の模様に過ぎなくなる。
この弐瓶作品の文字もアート性がありました。
つい<東亜重工>の文字を探し出しては嬉しくなってしまいますw


【キャラ 4.0点】
<天膜>の少年カイナ。
老人ばかりになった天膜に生きる最後の子供。

<雪海>のヒロイン・リリハ。
大国バルギアに脅かされている小国アトランドの王女。
事態打開のため<天膜>に住むと伝わる<賢者>を訪ねた折、カイナと出会う。

二人の少年少女の純心が希望の光となる。

その対となる悪役がバルギア最高司令・ハンターギル。
ちょっと露骨なんじゃないか?ってくらい残虐な言動。
ただ必ずしも勧善懲悪ではなく、{netabare} 失われた文明の巨大兵器<建設者>{/netabare} の影響による狂気であることが明かされる。

この主人公サイドと悪役の両極。
どんな窮地でも人間らしい優しさを忘れないピュアな少年少女には協力も得られ道が開ける。
策を弄して、味方の{netabare} 船をも投擲する{/netabare} 犠牲まで強いる曇った近視眼で、コップの中の争いを繰り広げる大人は墓穴を掘る。
この一貫した哲学は、<樹皮削り>など高度な科学技術を誇りながら、滅び去った文明の教訓をも暗示するかのよう。

王道ファンタジーを志向するに辺り、どの点を押さえていくべきか?
キャラ対比を通じて整理できているという手応えはあり。
さわやかな余韻の一因になっているとも感じます。

この観点から再考すると、上述の主人公たちの寄り道の人助けも悪くはありません。


その他、<天膜>で長らく殺し合いをしていない村の老婆たちが、<雪海>のリリハの剣を見て長過ぎる包丁だと驚く。
リリハがこれは夢じゃない?と思って“耳”をつねる。
我々視聴者とは異なる文化、価値観を反映した所作を挟むキャラ演出も良いスパイスでした。


【声優 4.5点】
プレスコにて収録。
柔軟な調整が可能なCGの特性を活かし音声に合わせて作画することで、
声優のナチュラルなボイス素材の長所の最大化を目指す。

主人公カイナ役の細谷 佳正さん。
道中、カイナたちが主張する伝説の類を、対面したばかりの相手に即座に信じてもらわないと動かない展開があります。
でも、嘘も野心もありそうにない、ほそやんの気だるげピュアボイス。
この声色で淡々と語られると、宇宙人はいる!と主張されても信じてしまいそうですw
脚本上も大きな助力となった好演だったと思います。

ヒロインの王女リリハ。
この可憐で素敵な声は一体誰なのだろう?
時めいていたらCV.高橋 李依さんでした。
キャリアも中堅にさしかかり、りえりーは充実の一途ですね。
正統派ヒロインでもっと見たい声優さんです。


【音楽 4.0点】
劇伴担当に澤野 弘之氏もスタッフに名を連ねるが、提供したのはメインテーマ「KAINA」他、数曲。
あとは近年、澤野氏とタッグを組むことも多いKOHTA YAMAMOTO氏がシンセ成分を補強。
さらに馬瀬 みさき氏が、雪海の静寂や民族音楽風などをカバーする陣容。

澤野 弘之氏は私も好きですが、正直、ここ数年来、供給過多だなと感じてもいましてw
本作のように澤野節も用法、容量を守って活用していくことが、
限りある水資源同様、澤野氏を消費し尽くさない上でも肝要かと存じ上げます。

OP主題歌はヨルシカ「テレパス」
言葉にならない気持ちを言葉にしてくれる二人の会話が詩的な歌詞世界。
かつて文字で栄華を極めた文明が寄り添えなかった心を、
このボーイミーツガールならすくってくれるのではないか?
淡い希望を抱く静かな滑り出し。

ED主題歌はGReeeeN「ジュブナイル」
相変わらずの前向き歌詞と、さわやか高音男性ボーカルで、
“燦然なシリウス”を目指して突っ走る、ベタベタ青春ソング♪
どんなに展開が曇っても、結末が中途半端でもw
最後に手を繋いだカイナとリリハの笑顔を見れば今日も気分はスッキリ♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

劇場版へのプロローグ

オリジナルTVアニメですが、原作者としてクレジットされているのは漫画「シドニアの騎士」の作者として知られる二瓶勉先生ですね。

ざっくりいうと、まったく異なる環境で生まれ育った男女(カイナとリリハ)が出会うボーイ・ミーツ・ガール物のSFジュブナイル作品です。

とりあえず「水は希少」ということと「陸地はほとんどなく惑星表面の大部分は何らかの液体で出来た大雪海と呼ばれる物で覆われている」といった世界で、大雪海を航行する移動要塞国家であるバルギア帝国と、水の確保が可能な軌道樹の周りに定住する人間による小国アトランドとの間での水を巡る資源争奪戦争が繰り広げられます。

制作が「シドニアの騎士」のアニメ化でもタッグを組んだポリゴン・ピクチュアズということもあり、3DCGによる人物やメカの動きなどは両者でけっこう似た感じに仕上がっていると思います。

本作は「現代文明が滅んだ遠い未来の話」ということだとは思うのですが、作中に出てくる天膜、大雪海(おおゆきうみ)、軌道樹といったものの成り立ちはおろかそもそも舞台となっているのがいま我々が住んでいる地球なのかそれとも違う星なのかということ自体が、作中では明らかにされていません。

ただ巨大昆虫は出てくるので、生態系に現代との何らかの連続性は示唆されていますね。本筋とは直接関係ないけど何億年も前から生き延びている昆虫すごいぜ!

予定されている劇場版では、もしかしたらその辺りが明かされるかもしれません。知らんけど。このTVシリーズでは戦争は決着しますが、全体のストーリーとしてはプロローグという感じで劇場版が本編っぽいです。

放送中は間違いなく毎回楽しく観ていたんですけど、1クール観て得られる満足感という意味ではTVシリーズだとそんなには得られない気がします。

以下、余談:

1. 大雪海の成分は結局何なんだろう?
気密性が不十分そうな服で潜っていても人体に害はなさそうなんですが、蒸留して飲用できる物でもないらしい。謎…。

2. サウナの謎
作中で蒸し風呂が出てきてロウリュみたいなこともやってるんだけど、水は貴重なんじゃないの?
蒸気トラップ的な物で回収して環水を飲料水として利用するんだろうか…。

3. レーザートーチの謎
カイナが持ってる工具のエネルギー源は何なんだろう?

4. 文明の残滓(ざんし)
機関が付いてる船とかロケット兵器っぽい物とか、意外といろいろな物が残っているといえば残ってますね。まあ、このあたりは「未来少年コナン」とか「風の谷のナウシカ」とかでもそうかも…。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

終わる世界の物語

事前評価で「オール4」の予想を立ててみましたが、
{netabare}「俺たちの戦いはこれからだ」的な劇場版へ持ち越しというオチでありました。

見てて退屈はしませんでしたが、絶賛できるほどとも言えず
悪くもないが優れて良いというわけでもない程度だったように思います。

提督が少しばかりちょろ過ぎたのは気になりましたが、「禁断のテクノロジー」を得て
完全に浮かれており、しかも「ケンセツシャ」が故障してることを知らないわけですので
自滅的な結末を迎えるというのも辻褄はあっていると言えるのかもしれません。

「ケンセツシャ」には「東亜重工」の文字が記されていますので、その正体は
「建設社」の土建ロボットいうことになるのかと思います。

土建事業で経済発展していった我が国日本を暗示しているかのようであります。

「アトランド」とは【アトランティス】が由来だと考えられますが、そうだとすると
超古代文明と現代文明の時間的関係性が逆になってるようなことになります。

歴史ループ説というものがありますが、これはスピリチュアル系の人が唱えるもので
オカルト傾向が顕著過ぎるため説得力には乏しいものを感じます。

ループ説に似たものになりますが人類は大洪水以外に2、3度滅んでいるという説が
ありまして、それだと【アトランティス】の前にある種の文明があっても辻褄は
合うということになるのかもしれません。

しかしながら【アトランティス文明】を描くとしたら、「ふしぎの海ナディア」や
「ラピュタ」程度のテクノロジーがあってしかるべきでありますが、アトランドの文明水準は
かなり低く、【アトランティス文明】とは別ものと考えるべきなのかもしれません。

ただ「軌道樹」は明らかに【世界樹】=【ユグドラシル】を表していますので
【アトランティス文明】とは無縁ではないということになるのかと思います。

【ユグドラシル】というシンボルだけでなく、「昆虫食」の予測プログラミングを{/netabare}
当たり前の如く強引にねじ込んで来るお約束には、いつものワンパを感じずにはいられません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

67.7 20 王女で戦いなアニメランキング20位
月が導く異世界道中 第二幕(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (132)
448人が棚に入れました
かつて両親の都合で異世界へ召喚された男子高校生・深澄 真は、勇者として魔族と戦うはずだった。 しかし、召喚主である女神から「不細工」と罵られた挙句、勇者の称号は即剥奪。 最果ての荒野に放り出されてしまう。 勇者失格の烙印を押された真は、荒野を彷徨いながら、自身の従者となった上位の竜種・蜃こと巴や、 災害の黒蜘蛛・澪を引き連れて、異世界世直し行脚の旅を始めた。 道中、様々な出会いと別れを繰り返し、異世界に蔓延る悪党どもを成敗していく深澄一行。 さらに、女神の気まぐれで巻き込まれた魔族との戦争も乗り越えて、彼らの旅は学園中立都市・ロッツガルド、そしてまだ見ぬ2人の勇者のもとへと続いていく! 神と人族から見捨てられた男の異世界世直しファンタジー第二幕、堂々開幕!

声優・キャラクター
深澄真:花江夏樹
巴:佐倉綾音
澪:鬼頭明里
識:津田健次郎
エマ:早見沙織
ベレン:辻親八
ライム=ラテ:八代拓
モンド:大塚明夫
アクア:Lynn
エリス:田中美海
パトリック=レンブラント:井上和彦
モリス:佐藤正治
ソフィア:沢城みゆき
御剣:斉藤壮馬
音無響:加隈亜衣
ナバール・ポーラー:小清水亜美
ウーディ・バイラ:村井雄治
ベルダ・ノースト・リミア:沢城千春
チヤ・ハヅキ:田村奈央
岩橋智樹:新井良平
リリ=フロント=グリトニア:中原麻衣
ギネビア=スレーシャ:渡部紗弓
モーラ:月城亜美
ユキナツ=カズサ:笹本菜津枝

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

11話まで視聴。助さん角さんやってしまいなさい!

2023年12月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は360万部を突破している。
一期視聴済みでマンガ最新巻まで読んでます。

3話までの感想。アニメ勢は3話までで切るかもね。予告見る限り4話からかな?
主人公ほぼ出てこないからねw
主人公の裏でやってた勇者達の話しが中心なので飽きる人は飽きるかな?
不快な子も居るから余計にね。

その1人はただの子供でゲーム感覚。
夜限定で不死、目には魅了の力が宿っているが制御が出来ていないと言う…。
ゲームとか聞くと盾を思い出すね。
そして召喚された国がまともとは言えないので、この子のヤバさを更に加速させる。

ただこの話しはやらなければいけない部分ではあるかな。
勇者の2人の性格とその勇者の女神の力の無効化実験。


マンガは読んでるけどもアニメはアニメで楽しめるので視聴確定。
マンガ以降の話しもやるのでそれも楽しみ。

11話で笑ったw
うん?アレ?何処かで聞いた事があるような…?…思い出した!!
突然、水戸黄門の戦闘用BGMが流れてビックリしたw
コレの所為で会話が頭に入ってこなくて数回見直す羽目になったの草。
まあ一期でも確かEDで数回流れてたしね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

64.0 21 王女で戦いなアニメランキング21位
勇者が死んだ!(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (130)
443人が棚に入れました
剣と魔法、そして人類の敵として悪魔が息づく世界。 ちょっとスケベな農夫の少年トウカは、ある日自作の落とし穴に勇者シオンを落とし、殺してしまう! その事実を隠すため勇者の死体を埋めたが、翌朝トウカの体に異変が…!!? 落とし穴からはじまる、村人と美少女たちのちょっとエッチな冒険ファンタジー開幕!

65.0 22 王女で戦いなアニメランキング22位
聖剣学院の魔剣使い(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (117)
428人が棚に入れました
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。 だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた! 「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」 <聖剣学院>に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。 未知なる敵<ヴォイド>、<第〇七戦術都市>、武器の形をとる異能の力———<聖剣>。 聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は<聖剣学院>に入学することに。 魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

元・最強魔王×お姉さん 学園ソード・ファンタジー

この作品の原作は未読です。
聖剣×美少女を組み合わせた作品って、久しぶりではありませんか?
あれ、2023年夏アニメで放送された「七つの魔剣が支配する」は聖剣じゃなく魔剣だから除外で良いですよね^^;

加えてメインヒロインを演じるのはあの石川由依さんと来たら私に視聴しない選択はありません。
過去作の未視聴作品をメッチャ積み上げていますが、今期リアルで視聴した作品の一つになりました。


最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。

だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!
「なんでだ!?」
「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」。

〈聖剣学院〉に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。
未知なる敵〈ヴォイド〉、〈第〇七戦術都市〉、武器の形をとる異能の力――〈聖剣〉。
聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は〈聖剣学院〉に入学することに。

魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

リーセリア役の石川さんが、最初に原作を読んだ時の印象をインタビューでコメントをしてくれていました。
「女の子たちがみんなかわいくて、そして「けしからん」というシーンがたくさん出てくるなと思いました(笑)。」

「けしからん」部分の多くは、リーセリアが担っている気もします。とツッコまれると、
「確かに。レオくんも「この世界の倫理観はどうなっているんだ」と言っていましたよね(笑)。」と返していましたが、これ、メッチャ分かります。

レギーナ役・洲崎綾さんも、
「まずは「おねショタ最高!」と思いました(笑)。
由依ちゃんが言っていたように「けしからん」シーンも随所で出てきますが、しっかりと読むとストーリーが重厚なんですよね。色々と抱えている人たちが集まっていて、シリアスなシーンもしっかりあって、見ごたえのある作品です。」
これもメッチャ理解できました。

おねショタ最高!かぁ…
きっとリアルの構図では見るに耐えない気がするのですが、アニメだと不思議と違和感無く受け入れられるから不思議ですよね^^;

でも、古の時代から転生する設定って、割と存在する様な気がしますけれど…
それに、赤子に転生する設定も然り…
「魔王学院の不適合者」のアノス・ヴォルディゴードは2,000年前から転生してきましたし、「無職転生」では、ルディが幼少期をたいそう満喫していましたしね^^

でも10歳という中途半端な設定で始まる展開は、確かに珍しいかもしれません。
思い返してみると、赤子で転生というパターンが多いような気がします。

まぁ、この様な些細な事は置いておいても十分満喫できる作品だと思いますよ。
リーセリアの直向きさ、レギーナの面倒見の良さなどなど…
リーセリアたちが所属する第十八小隊の皆さんは容姿端麗な方ばかりなので、声優さんたちの演技と相まってしっかり堪能できると思います。

少しご都合主義的に思えるところが全くない訳ではありませんが、それはご愛敬で良いかと…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、藤川千愛さんによる「1000年愛」
エンディングテーマは、果歩さんによる「ゆるり」
どちらも通勤中にヘビロテした楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
個人的にはしっかり堪能させて頂きました。
この手の作品で唯一残念だと思うのは、続編が中々制作されないことです。
原作のストックも沢山あるようなので、続編が制作されると良いんですけれど…

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

63.3 23 王女で戦いなアニメランキング23位
オルタンシア・サーガ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (168)
383人が棚に入れました
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、カメリア公国が突如反旗を翻す。カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして現れるようになった魔物によって、オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた……戦乱の世で、様々な運命に翻弄されていく騎士たち。悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。

声優・キャラクター
細谷佳正、堀江由衣、津田健次郎、上田麗奈、内田彩、梅原裕一郎、小林ゆう、柿原徹也、子安武人、乃村健次、江口拓也、大坪由佳、堀江一眞、池田秀一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全て、守り抜け

この作品の原作はゲームみたいですね。
2015年にサービスが開始されたそうですが、こちらは未プレイです。
ほっちゃんと麗奈ちゃんが出演されると知り視聴を決めた作品でした。


イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――
オルタンシア王国

その豊穣な土地を狙う周辺国によって
幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、
王国に仕える二大公国――
オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、
長きにわたって戦禍を免れてきた。

しかし、聖王歴767年12月5日。
オルタンシア王国に対し、
カメリア公国が突如反旗を翻す。

カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして
現れるようになった魔物によって、
オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた…

戦乱の世で、
様々な運命に翻弄されていく騎士たち。

悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。


公式HPのプロローグを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
キャラデザや作画全般がとても綺麗な作品だと思いました。
アニメーション制作はライデンフィルムさん。
今期4作も制作しているにも関わらず、このクオリティが出せるのは素直に凄いと思いました。

主人公のアルフレッド・オーベル役は細谷さんで、主人公の従者である見習い騎士のマリユス・カステレード役がほっちゃんという配役…

マリユス・カステレードは男の子なのですが、ほっちゃんとの相性が抜群…
もともとほっちゃんは、リトバスでも男の子役を演じて違和感が全くありませんでしたが、今回も違和感を微塵も感じさせない演技は流石としか言いようがありません。

一方、物語の方ですが終わり方以外は展開含めて悪くなかったと思います。
でも、終わり方が…
大きな謎、というか展開が大きく変わったところで物語は終幕するのですが、正直説明して欲しいことが山ほどありました。
ですが説明は一切無く、今後の展開の危うさがサラッと示唆されるに過ぎなかったのです。
きっと「あれっ? これで終わり?」と思った方も多いのではないでしょうか。

続編があるならまだしも、これで終わったら中途半端な感じが否めません。
アニメーションとしてのクオリティが高かっただけに残念に思います。
続きが気になるならゲームで…という感じなのでしょうか^^;?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、MY FIRST STORYさんの「LEADER」
エンディングテーマは、まふまふさんの「夜想と白昼夢」
どちらも格好良い曲です。

1クール全12話の物語でした。
細谷さんとほっちゃんの掛け合いが気持ち良い作品でした。
もし続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

59.3 24 王女で戦いなアニメランキング24位
はめつのおうこく(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (133)
370人が棚に入れました
人類に知恵と安寧をもたらした存在――“魔女”。 しかし、リディア帝国の“超産業革命(ギア・エクスパンション)”は魔法を凌駕する科学文明を生み出し、 魔女は進歩を阻害する“敵”と見做されてしまう。 かくして“魔女狩り”が始まった。 魔女クロエに育てられた人間アドニスは 最愛の師を奪われ、同族である人類への復讐を誓う。 絶望を糧にした修羅は、殺戮の果てにいかなる“救い”を見いだすのか――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界観とテーマが上手く重なっています。面白くて奥行を感じました。

 科学(新しいもの)と魔法(古いもの)の対比とそれぞれに闇を抱えている。特に科学側のスマホとか大衆の衆愚化とか面白い視点だったと思います。魔法側は伝統重視で頭がアップデートせず、選民思想的なものもあったのでしょうか。それが8話までくらいでしょうか。

 9話の意味性も突然始まったAISFものみたいな展開で驚きましたが、なるほど女性と経済そしてネットポルノのアナロジーですね。

 そして最終の3話。主人公の愛ゆえの復讐劇と復活の阻止、ドロカの愛と救済の物語。全体的な構造は面白かったし、ドロカの魔法の正体と11話の衝撃。女性とは?愛とは?善性とは?という話にもなりそうな感じでした。

 そこで終わってしまったのが中途半端だったし、アイドル女王も含意がたっぷりなので描き切れなかったのは残念ですが、初めの残酷表現のインパクトから始まって、なかなか奥行がある世界観とストーリーだと思います。一つ一つの意味が分かりやすくくみ取れる話になっています。

 残酷表現というのはゴブリンスレイヤー等でもそうですが、作品世界における道徳や倫理水準、キャラの性格描写等々の含意があるものと、単なるエロいものでわけられると思います。本作はその点で復讐、群集心理、支配層や分断による対抗勢力にたいする残虐性などがちゃんとありました。作者はちゃんと考えているなあと思います。

 もちろん、創作意欲として自分の潜在意識にあるリビドーとタナトスの表出もあるでしょう。そのドロドロしたものがまた創作のエネルギーですから、これを否定しては作品は出来ませんし、エンタメの要素としても機能するでしょう。見てもらわないことには伝わりませんから。

 ということで、グロ表現でネガティブな意見はあるのは知っていますが、内容を読み取ると今の世界の分断や女性、SNSなどがテーマになっている出来がいい作品だと思います。
 荒っぽい表現でエピソードとかキャラとかドラマに若干のアラはあるものの、私は面白かったです。というか、ここから先が気になりました。

 評価はオール4点+世界観でストーリーに加点で4.5。ドロカのキャラの使い方の意外性で加点で4.5。音楽はOPはいいんですけどEDがちょっとなあ…それとOPEDアニメはもうちょっと凝って欲しかった…減点で音楽は3.5点とします。






以下 視聴時のレビューです。

2話 魔女狩り、エログロの胸糞だからこそ面白いと感じる自分を見つめる。

{netabare} 大西巷一氏(乙女戦争)久慈光久氏(狼の口)綱島志朗氏(人狼機ウィンガルダ)、アニメでは「海賊王女」など女性を特段に貶める話は多いです。特に魔女と刑罰、火刑のようなものは多いです。藤子F不二雄氏の「タイムパトロールぼん」の拷問シーンは強烈でしたねえ。

 ジャンヌダルクと魔女狩り、中世西洋、日本の江戸時代など女性に対する刑罰の史実というのは、胸糞ですが人気があるテーマですし、私自身眉をひそめながらも、その世界に引き込まれることがあります。(なお、魔女狩りは男性も対象でした)

 こういう創作は、作者の性癖としてのエロ表現の探求というドロドロしたものはありますが、一方でそれが悲惨であればあるほど物語性が増して行くという性質を持っています。人間の本来持っている、暗い方の好奇心や情動を直接刺激される感じです。それだけに現実にあり得ることであり人間の行動原理としてリアリティを持って迫ってきます。
 エロスは当然として、公開処刑や差別が大衆に及ぼしたガス抜き効果や体制への忠誠心の醸成効果を考えれば当然でしょう(スマホが強調されていたのは、この部分のアナロジーですね)。集団心理・群集心理の要素もあるでしょう。それが上にあげた作品群です。女性ではないですが映画「グラディエーター」もありました。

 例えば最近の作品で「回復術師のやり直し」が性的な表現で非難を浴びていましたが、私は「異世界もの」の中ではかなりリアリティをかなり感じましたし「復讐」のモチベーションと人間の本質から物語性を感じました。

 要するに1、2話には引き込まれましたし、胸糞が面白かったです。その要因は残虐性とエロス表現にあるのは認めざるを得ません。その心理が自分の内部にあることを見つめるのが重要なのでしょう。

 本作においては魔女=超能力的な扱いにも通じます。つまり能力がある故の差別問題です。直接的には「アキラ」「エルフェンリート」ような作品との類似性を感じながら、SFとしては「シャーロット」「新世界より」などの要素も垣間見られます。

 人の命の復活なら「鋼の錬金術師」が印象的ですが、要するに禁忌問題が絡むかもしれません。

 あるいは国家の問題も提起しています。「過去の国家の罪」の上に立った国家の国民に対する復讐問題ですね。強制連行(事実には議論がありますが)、ナチス(これはまごうことなき事実)、黒人奴隷問題、海外植民地、中華思想と直接つながります。

 デオドラントされた異世界転生ものやラブコメも面白いですが、こういう人間の暗黒面が見られるエログロもバランスとして見ておいたほうが良いと思っています。刺激の強さが強烈ですから、10対1くらいでいいですけど。

 いろんな可能性を感じる作品ではありますが、いろんな作品の引用から成り立っている感じがあります。それを真似、パクリと言う事もできるでしょう。が、私は最近この作劇法にかなり肯定的です。これだけ創作物が多ければ新しいことはゼロ年代まででやりつくされています。というか失われた30年で原作者にとって、アニメや漫画、ラノベがそのまま作者にとっての「リアル」なのでしょう。現在は過去作がデータベース化されて共有して作られるしかないと思います。{/netabare}


8話 自分を産み出し、愛するものを奪う地獄のような世界への復讐と、愛による救済=隣人愛アガペ―の物語だと思います。

{netabare} ここまで見ると、1人の愛する人のためにあらゆるものに復讐する。つまり、1人か世界かという世界系の逆ですね。逆世界系です。
 愛する人を救うか、世界を救うか、という選択とマインドは似ていますがベ
クトルが違う。世界が救うべき価値が本当にあるのか?

 この愛する人の為をイコール自己愛にすると更に分かりやすいでしょう。師匠が復活を望まないことを誰よりも知っている。だから、そこに意味はない。つまり、師匠のためではなく自分のための復讐です。

 科学と伝統。どちらにしてもいい目に合えなかった犠牲者としての世代論に置き換えると、スマホが頻繁に出てくる意味、文明=資本主義、魔女=ある種の女性と考えると、現代社会のアナロジーでしかないです。すると、どんな人が生きづらくて世界に復讐したいか見えてくると思います。

 この世界にクロエを再びというのはすなわち地獄を味合わせることですから、そりゃあそう言う決断をするでしょう。一方で意思をもち明るく生きていたドロカを選ぶ理由ですね。
 彼女はすなわち世界を救済する象徴である「愛」です。それが男女の愛だけでなく、隣人愛アガペ―に通じるものではないか?もしかしたら自己犠牲による愛に通じて行くのかもしれません。

 この8話まで見る限りでは、現代社会への復讐=逆世界系と愛による救済=アガペ―の物語かなという気がします。

「はめつのおうこく」がひらがななのは、ひょっとしたら日本のことを指しているのでしょうか。要するに究極の疎外感と搾取と蔑みですね。男性の方がのれるマインドかな? {netabare}新しい支配者がアイドル的なのと、魔女=単性生殖だったのが象徴的ですね。{/netabare}オタクVSフェミニズムも入っていると思います。

 結構面白いです。アナロジーを読み取らなくても個人による復讐譚は最近の気分で増えているのかな?それが今の気分なんでしょう。そうそう「チェーンソーマン」と重ねると面白いかもしれません。{/netabare}


9話 突然のSF的寓話回。主人公のキャラブレた?

{netabare} 突然SF的な寓話の回になってちょっと驚きました。作り物の女性がアイドルなのか風俗なのかパパ活なのか2次元コンテンツなのかわかりません。しかし、子供を作らない性行為が国を亡ぼすと言う意味で、やっぱり日本のことですね。

 この話全体が不条理系の舞台設定の上で成り立っていたので、突然キノの旅みたいな話で、しかも分かりやすい内容でした。ただ、ちょっとキャラブレてない?と思わなくはない回でした。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13
ネタバレ

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『やっぱり一緒に行こう!』

魔女弟子の少年の復讐

結構1話から12話まで見逃す所なく夢中に楽しめた

op.edどちらも悲しい感じ。高評価

魔法と科学の発展がぶつかり合うんだけど、何が魔法で何が科学の発展なんかもうわからんwwww

もちろん沢山死ぬし、結構死に様が見えるから苦手な人注意

どのキャラもメインキャラになれそうで好き
でも{netabare}あっさり死ぬw {/netabare}

終盤ゎその方法ゎヤバイ!なんでそれ?っておもう所もあったけど、今季1番続編が気になる!

全員の復讐劇作品

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

64.4 25 王女で戦いなアニメランキング25位
Unnamed Memory[アンネームドメモリー](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (87)
314人が棚に入れました
絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。 大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。 どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。 魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。 二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。 オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。

声優・キャラクター
オスカー:中島ヨシキ
ティナーシャ:種﨑敦美
ラザル:梅田修一朗
シルヴィア:夏吉ゆうこ
メレディナ:赤﨑千夏
アルス:佐藤拓也
カーヴ:天﨑滉平
ナーク:森永千才
トラヴィス:福山潤
ルクレツィア:川澄綾子
レオノーラ:斎藤千和
ラナク:柳田淳一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

永き時を生きる魔女と呪われし王の出会いが世界の〈運命〉を変える――

この作品の原作は未読です。
ラストの展開に度肝を抜かれた方は多かったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人ですけれど…


絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。

大国ファルサスの王太子・オスカーは、
幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、
荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。

どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのは
ティナーシャを妻として迎えることで……。

魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。
二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、
やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。

オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直第2期の続報が無かったら、どうコメントして良いか分からない作品だったと思います。
この作品は何を視聴者に伝えたかったんだろう…
この結論に誰が納得するのだろう…
実はこの作品は2024年春アニメの中でも特に好きな部類の作品だったので、驚きが隠せませんでした。

だって、これまで紡いできた時間そのものを否定する結論だと言っても過言では無かったからです。
オスカーの優しさ…我が儘…頑なまでの意志の根底にはティナーシャへの溢れんばかりの愛が詰まっていたからこそ、取り得る選択…そんな簡単な話じゃないです。

誰でも好きな人とは一緒に居たいじゃないですか。
同じ時間を共有したいじゃないですか。
オスカーの行動は、完全に気持ちを置いてけぼりにしているんです。
その事実を知った時、きっと冷静ではいられなかったと思います。
だからこそ、その時点で自分の取り得る最良の選択肢を私たちは目に焼き付けることになったのではないでしょうか。

そしてティナーシャ役を演じた種﨑さん…流石としか言い様の無い抜群の演技だったと思います。
最近、体調不良の噂を聴きました。少しずつ良くなっているそうですが、声優さんは激務でしょうからお身体はご自愛下さいね。

オープニンブテーマは、丁さんによる「呼び声」
エンディングテーマは、なっちゃん、こと夏吉ゆうこさんと大和さんのユニット「Arika」による「blan_」
この作品はオープニング、エンディングともに抜群でした。
特になっちゃんの歌う「blan_」は鳥肌モノです。
元々、なっちゃんが歌上手いのは、ラスバレのライブで見てているので知っていました。
特に高音の伸びが最高に気持ち良いんですよね。
そう、ユニットを組んだ噂は聴いていたのですが、そこで情報が途絶えていました。
もう歌声を聴いてピンと来ましたよ。
この楽曲以外にも幾つかの楽曲がリリースされていたので、しっかりダウンロードさせて頂きました。

1クール全12話の物語でした。
脚本は赤尾でこさんなので、この展開も狙ってのモノなのでしょう。
第2期のお知らせが届いたので結果オーライということでしょう。
しっかり堪能させて頂きました。
続編楽しみにしています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11
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