独裁者でSFなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの独裁者でSFな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月15日の時点で一番の独裁者でSFなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.7 1 独裁者でSFなアニメランキング1位
サカサマのパテマ(アニメ映画)

2013年11月9日
★★★★☆ 3.8 (662)
3143人が棚に入れました
どこまでも、どこまでも坑道が続く地下世界。狭く暗い空間であっても、人々は防護服を身にまとい、慎ましくも明るく楽しい日々を送っている。地下集落のお姫様であるパテマは、まだ見ぬ世界の先に想いを馳せて、今日も坑道を探検する。お気に入りの場所は、集落の「掟」で立ち入りが禁止されている『危険区域』。これまでに見たこともない広大な空間には、幻想的な光景が広がる。世話役のジィに怒られながらも、好奇心は抑えられない。いつものように『危険区域』に向かったパテマは、そこで、予期せぬ出来事に遭遇する。何が『危険』であるのか、誰も彼女に教えてはくれなかったから。隠された“秘密”に触れる時、物語は動き出す――

声優・キャラクター
藤井ゆきよ、岡本信彦、大畑伸太郎、ふくまつ進紗、加藤将之、安元洋貴、内田真礼、土師孝也

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

どちらがサカサマなんだろう

約99分

地下に住む人々と地上に住む人々がいる世界、地下に住んでいるヒロインのパテマは地上に憧れて、禁を犯して地上に行きました。そこで出会った少年 エイジとこの世界の謎に迫るファンタジー作品です。

いつも観ている世界が逆になっているってどんな感じがよく分かるお話です。空がこんなに怖いと思ったのは初めてですね〜

タイトルにも書いたようにどちらの世界がサカサマになっているのか錯覚する場面がたくさんあってグルグルしますねw

ドキドキハラハラするシーンがたくさんあります。観ているとあっと言う間にですね〜 ちょっとジブリ作品を思い出すような作品です。

目が離せないほど面白かったです。是非、サカサマの世界を観てくださいね。オススメです^^

最後に、パテマとエイジが徐々にお互いの信頼度がアップしていくところが素敵でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

うまい!サカサマ演出

驚愕の世界。
逆転の発想。
重力の作用方向が反対の地上世界と地下世界。
この作品は、重力がサカサマの少女と少年による上下方向冒険アニメです。

現状世界に疑問を持つ地下少女パテマと地上少年エイジ。
何かを変えたいという純粋な思いが二人を動かし、物語が始まります。

逆転重力の融合による浮遊表現が不思議感を演出。
人間の重量バランスによる浮遊感には驚きました。

上が下なのか?下が上なのか?
画面も時々逆転するので注意が必要。
上下方向を常に意識していないと混乱しそうです。
また随所に「落ちる!」感覚があります。
高所好きな私にとっては、全くの爽快風景。
ラストも納得の爽快感です。
ちょっとだけコメディーチックな淡い淡いラブストーリーでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

CountZero さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いやぁ、SFってほんっとうにいいもんですね~(水野晴朗風に)

吉浦監督率いるスタジオ六花の長編映画です。
映画館での上映を逃して、もんもんとしてましたがようやく観ました!

おもしろかった〜。
改めて思いましたが、SFはいつの時代もアイデアが勝負ですね。
その点で本作は大成功だったと言えると思います。

タイトルからも分かるように、上下がサカサマな二つの世界とそこに生きる好奇心旺盛な少年エイジと少女パテマのボーイミーツガール。
現在30代半ばの監督がばっちりジブリ世代だからかは分かりませんが(でも好きだと思います)、「天空の城ラピュタ」に似たワクワクやドキドキはたっぷり含まれています。
…が、スタジオ六花の「イヴの時間」や「ペイルコクーン」といった他の作品ほどSF濃度は濃くないので、ガチガチのSFオタクにはちょっと物足りないかもしれません。
理由は、ハードSFに不可欠なSF的ロジック(論理、理由付け)の解説がほぼないからです。
上下サカサマな世界が誕生した納得のゆくリアルでそれっぽい(あくまでそれっぽいのがサイエンスフィクションですね)論理がしっかりあれば最高でしたが、それでもその不足を補うサカサマ世界のアイデアは良かったです。
新しかったです。

本作でも取り入れられている全体主義や管理社会を特徴としたディストピア的な世界や、そこからの脱出や抵抗活動はSFではよく使われる設定ですが、本作ではこのサカサマ世界の設定があるおかげで、ありきたりのお話で終わる事はありませんでした。
物語の後半では、十分な驚きを与えられました。
SFオタクを自称している私も、観ながら不覚にも「Σp(`□´)q ナニィィイイイ!!そうきたかっっ!」って叫んでしまいました(笑)ってゆうか好きなタイプの展開だったのでうれしくって〜三ヾ(*´ω`)ノ゙ ウッヒョヒョ♪
原作脚本は吉浦監督なので、よく考えれば監督らしい展開なんですけれど、見せ方がほんとお上手でした。
だからSFはおもしろいんですよね。
読者や視聴者の予想を越える、壮大で斬新な驚きを提供するSFはやめられません(笑)

それにサカサマゆえに描く事ができた、浮遊感や不安定な恐怖感は秀逸でした。
観ながらも結構ゾクゾクしちゃいました(笑)
これは観てみないと分からないかも!
なのですぐに観る事をお勧めします(笑)
SFの巨匠アイザック・アシモフをこよなく愛読するわたし的には、吉浦監督のアシモフ好き(と思うのだけれども)をかいま見れる描写にも、ゾクゾクしましたが(笑)

もちろんSFが苦手な方でも、ジブリがOKな方ならきっと楽しむ事のできる作品なので、やっぱりお勧めです。
みんなに観てもらいたい作品です。

では、最後に…

いやぁ、SFってほんっとうにいいもんですね~(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44

77.9 2 独裁者でSFなアニメランキング2位
LAST EXILE ラストエグザイル(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1030)
5958人が棚に入れました
『アナトレー』と『デュシス』の2国が戦争を行い、それを超技術組織『ギルド』が調停することで成り立っている世界プレステール。
アナトレーに住むクラウスとラヴィは自分たちの父親が残した「ヴァンシップ」と呼ばれる小型飛行艇を駆使し、空の運び屋を営みながら父親たちが超えることの出来なかったグランドストリームと呼ばれる大きな嵐をいつか越えることを夢見ていた。
そんなある日、前線で戦う空中戦艦に家族からの手紙を届ける仕事を引き受けたことから、世界を揺るがす戦いに巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
浅野まゆみ、斎藤千和、白木杏奈、森川智之、山崎和佳奈、喜多村英梨、桑谷夏子、野田順子、半場友恵、三木眞一郎

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

もっと磨けばより輝いたのにって印象です(-ω☆)キラリ

■「LAST EXILE」ってこんなアニメなんです(*^0゚)☆彡
アニメ制作会社のGONZOの10周年記念作品として2003年にオリジナルアニメーション「LAST EXIL」が放送されてたのです♪
さすが記念作品だけに、作品に込められた熱い思いを感じる出来栄えになってましたね♪
壮大な世界観で展開される物語なので、簡単なあらすじだけでも掴んでから視聴した方が楽しめるような気がします(o^∇^o)ノ… もっと見る
 
なので、簡単なあらすじをちょっとだけ紹介なのです。 \_(*゚▽゚) チャントリカイシテクダサイネ♪
 
かつて人類が地球から安住の地を求め降り立った地「プレステール」。( ̄ー『+』)安住の惑星発見!!
「プレステール」にはグランストリームといわれる巨大なサイクロンが「プレステール」の地を真っ二つにしていたのです∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
2つに分けられた地には「アナトレー」と「デュシス」って国が発展していて、平和に!?暮らしていたのです。
その2国を禁欲精神で古くから統制管理している存在があったのですけど、それが合議制国家の「ギルド」なのです。 パチッ☆-(^ー'*)bナルホド
 
ある時「デュシス」という国では、"気象制御装置"が壊れてしまった為に寒冷化が進み、グランストリームで分けられた反対の国の「アナトレー」に移民すべく侵攻しはじめたのです。
一方、「プレステール」を管理する立場の「ギルド」でも不穏な動きが・・・
合議制国家から独裁国家となっていたのですね!(゚ロ゚;)エェッ!?
 
またそんな時代に『ヴァンシップ』という小型飛行艇で運び屋をしていた主人公のクラウスとラヴィは、亡き父親達が超えられなかったグランストリーム越えを夢見て努力する日々を過ごしていたのですけど、この激動の歴史の波に飲み込まれようとしていたのです・・・∑(゚ロ゚〃)
 
 
■総評
本作品の魅力はなんと言っても壮大な世界観だと思ってるのですけど、その世界観を支えているのがスチームパンクと詳細な設定が魅力となっているんじゃないかなぁって思うのです。
スチームパンクといえば『蒸気』を動力源としてるので、巨大な蒸気機関や石炭の時代で感じる「扱い辛さ」などレトロな雰囲気を連想させてくれるのと、極限まで蒸気技術を発展させた近未来的な発想や要素が融合した作風が魅力ですよね♪
私が観た作品の中での代表作は「スチームボーイ」って印象だったのですけど、それよりも前に本作品が制作されていたことに改めて驚かされました♪
 
また作中では、通信手段として真鍮管やライトの点滅によるモールス信号を使っている描写があるのですけど、レトロな雰囲気を壊さないようにしている配慮が随所で見られるで、制作会社GONZOの意気込みを感じられて好印象でした(*^o^*)
また、『クラウディア溶液』という燃料を高温高圧で循環させて浮力と推力を得ている発想がうまく生かされているなぁとも思いました!
ヴァンシップがクラウディア溶液不足で動かなかった時に循環パイプを切断して少量の燃料でも、循環させられるようにして動かした場面では、まさに感心させられましたよ(゚∇^d) グッ!!
 
そんな世界観を放送当時では最高ランクと思えるほどの映像美とBGMの選曲のセンスの良さが更に盛り上げていましたね(*゚▽゚)ノ
 
キャラも個性的でそれぞれの心情変化がうまく表現出来ているので、キャラの特徴を把握するのには時間は掛からないです。
ただし、ストーリー的に2クールという枠は短かった印象ですね(/□≦、)
特に物語の後半は視聴者に連想させるような区切り方でちょっとでも頭の中で整理出来ないとと理解不能に陥る危険性があったような気がします(^▽^;)
個人的にもっと掘り下げて欲しかった関係・・・
・エラクレア家(デルフィーネ)・バシアヌス家(マリウス)・ダゴベール家(レシウス)・ハミルトン家(アルヴィス)
・マウリス⇔ユーリス⇔ソフィア
・ヴィンセント⇔ソフィア⇔アレックス
・モラン⇔ドューニャ
ストーリーを構成する上でも結構重要な関係でもあると思ってるのですけど・・・
作中ではかなりあっさりと触れられただけで、ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?って感じですw
 
観終わった率直な感想は、かっこ良い作品って印象です♪
物語はちょっと物足りなさを感じるのですけど、3クールもしくは4クールで構成していればもう少し違った印象になったかも知れませんね♪
 
 
■MUSIC#
OP曲『Cloud Age Symphony』
 【作詞・作曲・編曲】沖野俊太郎【歌】OKINO,SHUNTARO
 沖野俊太郎の疾走感溢れるテクノサウンドと抑揚を利かせたゆるりとした歌い方が見事に融合してますね♪
 とってもハイセンスでアニメの世界観を壊すことのない名曲だと思います(゚ー゚☆キラッ

ED曲『Over The Sky』
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 優しく包み込むようなウィスパーボイスが特徴で、エスニックかつ神秘的な雰囲気の黒石ひとみさん!
 コードギアスでもお馴染みですよね♪
 とっても良い余韻に浸らせてくれる優雅で独特なリズムが心に響くナンバーです♪
 
挿入歌『Prayer for Love』10・17話   
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 ハープの音色が神秘的で優しく子守唄を聴いているようなナンバーです♪
 
挿入歌『Rays of hope』21話
 【作詞・作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 エスニックな雰囲気で力強いナンバーです♪

挿入歌『skywriting』14話 『I can see a heart』16話
 【作詞】Damian Broomhead【作曲・編曲 】沖野俊太郎【歌】OKINO,SHUNTARO
 ビートルズやビーチボーイズといった1960年~70年代のミュージックシーンを彷彿させるナンバーです♪
  

2011.11.13・第一の手記
2011.11.20・第二の手記(追記:■MUSIC#)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

気合いの入った映像が見せる躍動感

GONZO制作のオリジナルアニメーション。全26話。
あにこれのあらすじは、かなりネタバレになっているので要注意。

空が舞台の物語です。
クラウスとラヴィはヴァンシップ(小型船)乗り。
彼らは重要人物をシルヴァーナという船に届ける任務を受ける。
それがきっかけで、世界の秘密へ至る流れに巻き込まれていく。


とにかくスケールが大きく、スピード感にあふれる作品です。

突然始まる空中戦。
巨大な飛行戦艦が撃ち合うシーンは迫力満点。
また、ヴァンシップに乗っているときはとっても気持ちがいいです。
まるで自分が風になったような躍動感が感じられます。

ただ歩いているシーンでも、背景が流れるように動きます。
止まっているシーンはほとんどありません。
おかげで、ミュートでも5~6話くらい見られるくらい勢いがあります。


なお、このアニメは謎が多いです。
世界観すら分からないまま、話が進んでいきます。
また、登場人物が考えていることもよく分かりません。

中盤の12話あたりまで見られるかどうかが分岐点です。
早い展開を望む人なら、ドロップアウトしてしまう可能性がありますね。


私は気付いたら中盤まで見てました。
きれいな映像と、スピード感と、癒しキャラのおかげだと思います。
{netabare}
アルとモランは癒し、うん。
{/netabare}


中盤からが本番です。
明らかになっていくキャラクターの過去。
皆どういうきっかけで集まり、いったい何を望んでいるのか。
そして、分岐点に立たされたときに選ぶのは何か。

「もっているものが少ないほど、失ったときの衝撃は大きい」

そんなテーマ性のもと、おのおのが何を選択するのかが描かれています。
気付いたらキャラクターに感情移入していました。


終盤はヒューマンドラマとスケールの大きさとスピード感のオードブルです。
物語は世界の核心へ。

「世界観」が物語の終着点です。

私は、世界観をずっと追いかけていました。
このまま終わってしまったらどうしようかと心配していました。
分かってすっきり!
今までの謎めいた行動もこのためにあったのか、と合点がいきます。

{netabare}
ヴァンシップを乗り継いで、ナビを変えながらグランドストリームに進むシーンは鳥肌もの。
最後はやっぱりラヴィ!いい展開です。

「大地を金色に染める波……命をはぐくむ恵みの息吹、麦の大地」
「天使の降りる道……其は大いなる風の道、グランドストリーム」
「空の彼方にあるものは……迷い子を母の手に導くもの、エグザイル」
「記憶の彼方にあるものは……すべてが生まれ、すべてが帰る場所、青い星」
{/netabare}

作画には気合が入っていて、今見ても「すごい!」と思える質です。
これが10年前の作品というのが信じられない。
勢いに乗って最後まで見てしまう、そんな魅力のある作品です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この空で君は何をしたい?(2巡目完走しました!そして、これからファムを観ようと思ってる貴方へ)

現在、放送している「銀翼のファム」。
ちまたでは、「1期を飛ばしても楽しめる」みたいな事も言れてるようですが
1期ファンの私としては、絶対に飛ばしてほしくはありません!
始まりはここからなのだから・・。
1期を理解せずには、ファムも楽しめないと思います!
(実質2回目を視聴しようとしたきっかけはそれでした。
1期を完全に理解出来なかった私は、
ファムがよく分からなくなってしまったのです。)
なので、1回目視聴後の自分レビューを読んでみると間違いだらけ。
読んで下さった方、貴重な参きゅを下さった方、
非常に申し訳ないと思ってる次第です・・。

確かにこの「LAST EXILE」という作品を理解するには、
本編だけでは情報が少な過ぎる、理解に苦しみます。
まず、知っておかなければいけない事は
作品の舞台、その舞台の過去の出来事、
キャラクターの先祖の話(特にギルドの四代家系)、などなど・・
(私は、あるキャッチの方のレビューにたいへん助けられました。
しかし、それは1回観てるからこそ理解できたと思います。
真っ白な状態から、あのような出来事を想像で理解するのも
難しい事かもしれません。
それを理解した後、観た1期はとても分かやすく、1話、1話楽しく視聴出来ました。)
面倒臭いなぁ!何て思いますよね?
それは、それで良いと思います!
雰囲気だけでも、素晴らしいので目で楽しむというのも一つの観方だと思います。
ただ、この世界観を受け入れた時の感動は全く違う物です。
実際1回目で好きになった事は間違いありませんが、
2回目の感動や、興奮は半端なかったです。
その、感動をそのままファムの1話を観た時の興奮も半端なかったw
取り乱しそうでした!w
それを味わうには、とりあえずファムの1話を先に観てしまった時点で、
記憶がなくならない限り感じる事は出来ません!
(残念具合はある方で実証済ww)
なので、とりあえず観るなら1期です!
そして、今現在、ストーリー、雰囲気、キャラクター
などなど・・1期の方が俄然素晴らしいです。
今は1期終了後のキャラ達を題材にした漫画も読んでます☆

以下、恥ずかし過ぎる1回目のレビューは、
逆に消さず晒しておきますw

2012.2.19

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「クラウス」と「ラヴィ」(以下2人と書きます。)、2人の父親はヴァンシップ(小型の複座飛行艇)乗りで、運び屋をしていました。
この作品には「アナトレー」「デュシス」という2国が存在し、戦争を行っています。
その2国の間には、越えられない壁「グランドストリーム」という大嵐が存在しています。
その中に、この国の頂点にたつ「ギルド」という国家が君臨しています。
2人の父親達は運び屋の仕事の中でグランドストリームを越えなくはならない仕事に挑みましたが・・
その意思を引き継ぎ2人は運び屋をしています。
その仕事の中で、戦艦の艦長へ
家族からの手紙を届ける仕事を引き受けます。
そこから2人はこの戦争に関わってしまう事になります。

最初、少し内容を理解するのに難しいかもしれないので
簡単ではありますが説明させて頂きました。
これでも本当さわりだけなのです。
基本、アナトレーVSギルド的な感じになります。
※(間違い!アナトレー+デュシスVSギルド)

戦艦での戦いが主なので「空が舞台」です。
そしてロボ系ではないので、苦手な方にも観やすい作品だとは思います。
作画も雰囲気のある感じですが、8年前の作品とは感じさせない位です。キャラクターは可愛い感じです。
空の壮大感、戦艦の迫力、動きなどはとても美しです。

「エクザイル」を巡り、それを確保する事こそが
この物語全ての始まりであり、終わりであり。
その鍵となっている、「アル」という女の子に偶然にも出会ってしまった為に、アル守ろうとする事から主人公2人の考えがすれ違う。
そして、クラウスの天才的な操縦技術に興味を持ち近づいて来たギルドの少年、ディーオ。
そこからギルドと直接関係が生まれる事になり・・。
(個人的にディーオが大好きだったので、最後の方はかなり感動しましたが、最後ディーオはどうなったんだろう・・)
この物語は戦争という悲しみだけではなく、
他のもっと大事な事に気付かされた気がします。

個人的にはもう1度観てみたい作品です。
こういった戦争物は結構観て来た気がしますが
私的に視点が違う気がしましたし、
見終わった今でも戦争物というイメージではないです。
実際戦闘シーンも多いですが・・
とりあえず!でもいいので観てみてください!
観てよかったと思える作品の1つになりました。

2011.9.4

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

63.9 3 独裁者でSFなアニメランキング3位
DTエイトロン(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (23)
141人が棚に入れました
2187年、強い紫外線が降り注ぎ荒廃した地上。ドーム都市データニアでは、子供達が感情を制御され巨大建造物「パイル」での作業に従事させられていた。そのうちの一人、主人公の少年シュウは海への憧れから脱走し、アンドロイド「エイトロン」をあやつる少年たちと出会う。彼らは、データニアの子供たちを解放しようとするレジスタンス、「リターナー」だった。シュウは彼らととも、にユートピアといわれるもうひとつのドーム都市「アモーロート」を探して旅発つ。一方、シュウ達が高い環境適応能力を持つ「DT(データトランスフォーム)保有者」である事を知ったデータニアは、捕獲のための部隊を送り出す。

声優・キャラクター
保志総一朗、夏樹リオ、矢島晶子、諏訪部順一、川澄綾子、山口勝平、神奈延年、辻谷耕史、遊佐浩二
ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雰囲気を味わうアニメ

これを、SFの面白さを追求という観点から見たらつまらないでしょうね。これは完璧に雰囲気を味わうアニメ。たとえば、第15話のラブソング。 {netabare} 輸送手段を失って歩いて移動していた一行が、風力発電を見つけ、人が住んでいる村を見つけますが、この村は、世界の人々が歌を歌う習慣がなくなったので、歌を皆で歌って世界に歌を流している村だったというお話です。人々が練習のために歌う歌をBGMにして、お話が進んでいくところはさすがだと思いました。 {/netabare}
深夜放送時間帯で、ちょっと仕事に疲れてぱっとテレビをつけたらとてもよかったという感じのお話が多かったと思います。OPの歌はとても好きな歌詞で、お話の展開とも符合しています。幸せな時代に生まれたことを感謝して生きていきたい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

Chika さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

DTエイトロン

この時代の名作
素晴らしい作品です!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1
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