漫画原作アニメOVAランキング 62

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの漫画原作成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月03日の時点で一番の漫画原作アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.5 1 漫画原作アニメランキング1位
あさがおと加瀬さん。(OVA)

2018年6月9日
★★★★☆ 3.8 (135)
494人が棚に入れました
「どうか加瀬さんが、私の事を好きでありますように―――…」高校二年の山田は緑化委員の内気な女の子。隣のクラスの加瀬さんは陸上部のエースで美人な女の子。 山田が植えたあさがおをきっかけに、言葉を交わしたことがなかった二人の距離が少しずつ縮まっていく。


声優・キャラクター
高橋未奈美、佐倉綾音、木戸衣吹、寿美菜子、浅野真澄、内山夕実、落合福嗣
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

爽やかで甘酸っぱい百合アニメ

劇場上映の初日舞台挨拶に行って
帰りにBDやらドラマCDやらいろいろ買って帰ってきました

女同士であることを除けばごくごく普通のバカップルが
イチャイチャしたりすれ違ったりしてるだけのアニメですが
主役の二人がとにかくかわいいのと
すごく表情豊かなのが強く印象に残りました
とくにぴょこぴょこ動く山田の葉っぱは必見w

女の子同士のキスシーンとか無理!
みたいな人にはたぶん合わないと思いますが
逆に百合アニメ好きなら絶対見て損はないと思います

特にショートケーキと加瀬さんのシーンなんかは
やってることは結構過激ではあるのですが
あんまり下品な感じにはならず
すごく繊細で上品に感じました

主題歌の明日への扉は16年前の曲
人気TV番組「あいのり」の主題歌だった曲ですね
それを主役の二人が楽しげに歌っています
女子高生たちがカラオケで歌っている風
というような演出なんでしょうかねw

しかし、16年前って
現役女子高生は生まれたばっかりだよね
キャスト陣の年齢でも歌を覚えてるのはかなり厳しいかんじ
懐かしさを覚えるのはアラサー以上じゃないかな(汗

全体的に満足度の高い作品でしたが
不満点があるとすれば58分という短すぎる尺くらいでしょうか
劇場アニメではなくOVAの劇場上映なので
仕方ないのかもしれませんが
舞台挨拶付きとはいえ手数料込2500円くらい払ってるので
もうちょっと見せてほしいなぁというのが本音です

これはアニメに対する不満というよりは
なんだかよくわからない名前の手数料をいろいろ付けてる
某プレイガイドに対する不満に近い気もします

しかし物足りない人はどうぞと言わんばかりに
OVAの直後の後日譚的なオーディオドラマが
主題歌とセットで販売され
それとはまた別のオーディオドラマが入った
謎の選曲のカバー曲集も同時に売り出しているあたり
ポニーキャニオン自体がかなりがめつい売り方してるなぁと思います

とはいえオーディオドラマの出来も悪くなかったですし
カバー曲のなかでも小さな恋の歌は
めちゃくちゃなんだけどすごく楽しそうに歌ってて
劇場限定BD含めて買ってよかったと思える内容ではあったので
あとはちゃんと続きを作ってさえくれれば文句は無いですねw

続編支援のためにももう一回くらい特典漫画もらいに行こうかなぁ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

舞台挨拶レポート

{netabare}最初に出てきたMCは落合福嗣
こいつこの作品出てたっけ?
って言うかセリフのある男いたっけ?
くらいに思っていまいたが
どうやら駅員さんだったようです

今回福嗣君は着流しで
女性キャスト陣は浴衣での登壇でした

中でも加瀬さん役のあやねるは
あさがお柄の浴衣でした
オーディオドラマ「夏祭りと加瀬さん」では
あさがお柄の浴衣を着たがっていた加瀬さんですが
舞台挨拶で中の人がそれを実現するとは・・・

今回も原作ファンをアピールしていたあやねるですが
漫画原作の作品に出るたびにもともとファンでしたアピールしてると
だんだんどこまで本当なのか信じられなくなってきます

もう一人の主役山田役の高橋未奈美は
一番最初に出てきて福嗣くんから紹介されるときに
まだ紹介が終わってないのに
フライングで話し出して福嗣君と被っていたり
ラストに女性キャスト3人でヒット祈願にあさがおの種を蒔く際
一粒落としてしまってあわあわしているところが
なんだか山田っぽくてクスリときました
この人はすごいはまり役だったように思います

登壇者の最後の一人は三河っち役の木戸衣吹
まず最初の自己紹介で

木戸ちゃん「この作品はデートムービーにいいと思うんですよ。今日カップルで来た人~」
客「……」
木戸ちゃん「あっ(察し)」
他のキャスト陣固まる

終盤には飛行機の中での手のつなぎ方が話題になり
キャスト達で実演した後に一言
木戸ちゃん「みなさんも恋人が『できたら』ぜひやってみてくださいね!」
・・・って、今はいない前提かよw

そのナチュラルに観客に喧嘩売っていくスタイル嫌いじゃないよw
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

花言葉を知ると良い。恋愛描写は良いが百合モノとしては?

 恋愛ものとしては、60分という枠の中に付き合い始めた少女の動きを進学と絡めて、丁寧に描いた秀作だと思います。

 ボーイッシュで陸上部のエースで人気者の加瀬さんと、友達はいるものの比較的1人でいることの多い結衣の恋愛。2人の間の今までの交友関係とか立場による微妙な気持ちのすれ違いが丁寧に掬い取られ、それを乗り越えてラストに至るストーリーです。

 それを支えるのがなかなか丁寧な作画、繊細な背景美術です。キャラデザは「ニセコイ」とか「さんかれあ」を連想するような線が細いけど瞳が訴えかけるような感じで…そこに「ハチクロ」的な女性らしさをほんの隠し味という感じでしょうか。つまり、少女に関しては思春期を感じさせる魅力的な作画でした。

 この作品、恋愛はちゃんと描けていると思いますが、ちょっとテンプレです。ですが一般人の恋愛はテンプレであって、性の感覚の問題、裸体に対する感覚、お互いの部活とか交友関係・感覚のズレと憧れ、進学問題などなど高校3年生らしい問題を取り上げているのは、感情移入と言う点で良いと思います。

 で、本作の最大のポイントは男女では描けない内容なのか?ですね。友情との境目が分からなくなるような問題ではなく、いきなり付き合っている状態から始まるので、肝心の女女、百合、レズビアンであることの葛藤や偏見との戦い、逆にどこがいいのか、などは見えてきません。(なお、途中できっかけについての回想はある)

 女女の恋愛が当たり前の世の中の作品として扱えば、問題はないでしょうが、加瀬さんがボーイッシュで前半の加瀬さんの行動にまつわる弁当のところで、ちょっと男女の描き方をそのまましている様に感じてしまいました。修学旅行の風呂の描き方は、逆に女女じゃないと描けない部分ですね。

 この描き方って、大学に行くと思春期の同性思慕が消えて、普通の男女の恋愛を選択するのでは?と思ってしまうところが、あります。だからこそ高校生らしいと言えば高校生らしいですけど。

 それともう1つ。これはいいところですが「あさがお」を使ったところですね。花がアニメのモチーフになった時、花言葉を調べるのがクセなのですが「愛情」「結束」の他に「あなたに絡みつく」がありました。加瀬さんはあさがおを育てている結衣に惚れました。この意味を2人を考えると…
 さらに、この「あさがお」を最後、結衣がどうしたか?ラストエピソードと重なってきてくる気がして心の動きが裏に描かれている…のかなあと思います。

{netabare}「愛情」「絡みつく」象徴である「アサガオ」を「皆の邪魔になるから」切り取ったという表現ですね。一回諦めたのは結衣だったんでしょうねえ。一方で加瀬さんがその気持ちを何となく察したから、結衣はあそこで合いに行かないと、そのまま終わるという{/netabare}ことだったのかなあと思います。
 このラストシーンに至るエピソードは美術も含めて、良かったです。恋愛ものとしては非常に心情が描けていると思います。

 ということで、ラブストーリーとしては60分程度の作品としては非常に素晴らしい作品でした。
 百合である必要があるか?は、やっぱりこの繊細な話は女女の方が、美しく描ける気はします。加瀬さん側もボーイッシュでいながら乙女の繊細な心理描写が出来ていたと思います…が、うーん。もう一歩世間のマジョリティからのズレに対する葛藤がどこかにあっても面白かったかも…でも、ノイズかなあ。

 評価は…ストーリーはテンプレですが心情の描写が美しい話です。4点かなあ。キャラはいいですね、5点。作画は美術を含めるとなかなか素晴らしいと思います。OVAなので辛めにつけても4.5はあげたい。声優さんも繊細な演技ができていたと思います、4。音楽はまあ普通?3点かなあ。


追記 EDの「明日への扉」は名曲です。その曲自体は素晴らしいし意味性も本編と通じるものがありますが、声優さんの声が合っていませんでした。オリジナルにすればよかったのに。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4
ネタバレ

コマキノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

水彩美とピュアで不器用な同性愛

原作未読。レンタルで視聴

2018年6月公開、58分のOVA
公開1年前の2017年5月にはYouTubeにて本作品の前日談となるアニメーションクリップが公開されています。

緑化委員で温和な性格の山田結衣とボーイッシュな陸上部の加瀬友香の2人の恋愛を描いた百合作品。 {netabare}日常編、修学旅行編、進学編と{/netabare}大きく3つのストーリーで構成されています。

まずこの作品、山田と加瀬さんの百合恋愛を主に描いていますが、意外と百合さを感じさせないテイストとなっています。山田はおっとりとした温和な女の子な一方、加瀬さんは運動神経の良いボーイッシュでイケメンな女の子として描かれており、そこまで百合さを感じない。それよりも2人の不器用でピュアな恋愛模様がこの作品の大きな軸となっており、我々視聴者はそれを保護者目線で暖かく見守っていくことになります。

正直ストーリー全体として特筆するような大きな展開や物語の奥行きというものはありません(無いわけではないが弱い)。山田と加瀬さんの緩い恋愛を小1時間眺めるだけ。それだけにOVAとしてのボリュームの薄さに消化不良を感じる人もいるかもしれません。

この作品の最も重要な成分が、その恋愛のピュアさや不器用さです。山田は加瀬さんの前ではニコニコモジモジ。加瀬さんも加瀬さんで普段は山田をエスコートしてあげる一方たまに見せる女の子な一面が可愛らしい。
特にこのカップル、傍から見たら本当にどうでもよさそうなことや些細なことに敏感になってすれ違いを起こしてしまうことが多々あります。恋愛ってはじめはこういうものだよね。 {netabare}ラインの未読既読に敏感になったり、それによって加瀬さんが自分の裸をきっかけに山田に嫌われたと勘違いしたり。ただ一つ、進路の違いは重大だけど。{/netabare}些細なことに敏感になってしまうのも相手のことがそれだけ好きだからなのよ
この2人のピュアさや初々しさが自分はたまらなく好きですね

作画でも一点。この作品は手書きにこだわっており、主に背景は水彩で描かれています。学校、あさがお、町並み、沖縄の風景、どれを切り取っても1つの水彩画として完成されており、それが作品の雰囲気と非常にマッチし一層物語を引き立たせるものになっています。個人的にはいつもの町並みがお気に入り。

ひとつ好演出シーンを挙げるなら、2人の心の距離をバスで表した場面
{netabare}物語の前半のバス停のシーンは2人の間にすれ違いがなかったからこそ、山田がバスに乗らず加瀬さんとのキスシーンに発展しました。しかし物語の後半では進路の違いから2人の間に溝ができ、山田がバスに乗ってしまいそのまま分かれてしまった。バスに乗る、乗らないで関係や心理の違いを表す、2人の心の距離を2つのバス停シーンの対比で示した演出には制作陣の創意工夫を感じました。{/netabare}

総合すると、手書きや水彩にこだわった作画とピュアで不器用な恋愛模様がマッチし、緩く初々しい百合物語へと昇華しているものの内容は若干薄いといったところです
1時間という比較的短めのOVAとなっています。さらっと見れますので百合好きの方もそうでない方も気軽にどうぞ

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

80.2 2 漫画原作アニメランキング2位
「ReLIFE」“完結編”(OVA)

2018年3月21日
★★★★☆ 3.9 (468)
2144人が棚に入れました
「ReLIFE」は社会で挫折を味わった27歳の主人公・海崎新太が、とある研究の被験者になり高校生活をやり直す姿を描いた作品。テレビアニメは2016年7月より放送され、完結編ではテレビアニメ全13話の続きとして海崎のリライフ実験が終了するところまでが描かれている。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈、茜屋日海夏、杉山紀彰、浪川大輔、沢城みゆき、羽多野渉、白石涼子
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

青春のやり直し…その結末

あの続きを見ることができる、本当にありがたい。すでに全話が出ていますが、AT-Xで1話ずつ放映してくれるので、そこまで待っていました。続きなので、前回に重ねていこうと思います。

14話…そして気づいた
{netabare}相変わらず千鶴はかわいい。というより、可愛くなったと言って良いのでしょうね。表情も変わる、笑顔も出る、友達とも気軽に会話できる。本当にこの子は大丈夫か?という最初の頃が懐かしい。
千鶴が新太を被験者と疑いはじめたけど、それは新太を意識しているからこそ。まぁ、新太も千鶴も考え方や行動が大人だから分かりやすいんだけどね…。了から杏へのバトンタッチ、杏も相変わらずよい。
文化祭実行委員に選ばれた新太と自薦の千鶴。本当に似合いはじめている。そして、自分の気持ちに正直になった新太。「日代さんが好きだ…。」おぉ、おぉ!その言葉を待っていたぞ!
そういや、学園もので文化祭をまともに話に入れる作品て、最近少ないような気がする。けっこう楽しみ。{/netabare}

15話…他人の記憶には残らなくても
{netabare}文化祭、新太たちのクラスはカフェ。執事&メイドで賑やかに。
千鶴はもやもやの気持ちを確認するかのように新太に対して積極的に。嗜める新太だけど、逆に思いが深くなる。クラスメイトととの交流で、このまま成長できないかと思うようになるが、了から色好い返事はないが、新太の変化がとても良い方向だという。
卒業の記念写真。新太も千鶴もこの写真から消えることになっている。それでも撮影は行われる。離れた二人が見つめ合いながら。

千鶴が積極的だ。好きな子にあんなにグイグイ来られて嬉しくないはずはない。けど、新太のどうしようにもない気持ちがとても切ない。見ている方ももやもやだよ…。{/netabare}

16話…デートします(by戦場ヶ原ひたぎ)
{netabare}押してもダメなら引いてみなと試す千鶴。玲奈に促され、千鶴は新太をクリスマスデートに誘う。二人で楽しいひとときを過ごす。二人を見守る杏と了。でも、見守る方も切ない…。プレゼント交換する二人。新太も千鶴も先が見えているだけに気持ちが揺れる。が、互いに気持ちが同じだったことを理解する。ようやく通じあった二人だった。

やばい、ラストのシーンから涙止まらなくなった…。EDの入れ方の絶妙さ、そして二人を描いた絵の美しさ。これまで見守ってきた二人の関係がここで通じあったことへの思いも重なって、本当に涙なくしては見れなかったです。でも、もう最後が待っているんだな…切なくて切なくて…。

デートシーンの動かし方、上手かったな。予算が少ないなかで精一杯描いた感じが交換持てました。あのプレゼント、きっと最終回の重要アイテムになるんだろうな。あぁ、もう終わりか…。{/netabare}

17話…思い出とともに去りぬ…けど、思いはきっと通じる
{netabare}卒業が迫る。新太のリライフ実験は成功と判断された。千鶴と新太の関係は心が繋がったまま終えることになる。
卒業式。仲間たちとの別れ、それは仲間たちから新太と千鶴の記憶が消えていくことを意味していた。そして、新太と千鶴も別れのとき…。「忘れたくない」「忘れない」本当のことを伝えないまま、そのときは訪れた。
実験の終了。新太、千鶴ともに薬を飲んで実験を終えた。千鶴がそっと手に書いた文字を見て涙が止まらない杏だった。
ちょっとだけ時が過ぎる。新太はリライフ研究所に就職していた。その飲み会の席で偶然にも千鶴と出会う。千鶴もリライフ研究所に就職していた。しかし、二人が過ごしたことだけは思い出せないため、初対面の感じである。その帰り際、二人はまた合う。被験者を隠さないでいた新太に千鶴は自分も被験者であったことを告げる。その思い出を語るなか、二人は互いのことを思い出す…。

もう、卒業、杏の号泣、ラストのシーン涙止まらなかった。切ないやらほっとしたやらで。最後はこうなるだろうと、なってほしいと願った通りの終わり方だったなと思います。千鶴のリライフ就職は了と杏の置き土産だったんだな。そりゃ、二人のことを了も杏も何とかしてやりたいけど何もできないもどかしさが強かったしね。いい繋ぎ方だ。それと、新太の訪れた先が大神というのもね、そういや、兄貴のことで悩んでたっけ。
これにてリライフの物語は終了。良い物語でした。{/netabare}

良いラブストーリーでした。って、本来は青春群像劇だったんだけど…。まぁ、4話に綴じ込めようと思ったら、新太と千鶴の二人の物語にしないとまとまらないです。ほのかと二人のこと、リライフ研究所の中身と本当の目的、了と杏のこと、そのほか、たくさん積み残したまま終えてしまいました。二期は無理だと思っていただけに、二人の結末を見ることができただけでもありがたいことではあります。

千鶴と杏の二人、茅野さんと上田さんが本当に良かったと思います。最終回のデキは秀逸。絵はきれいなんだけど、ちょっと違和感がある場面もあったかな。モブが単なる影の表現は寂しいですけど、時間がないなか、予算が限られるなかでの手段だったのだろうと思い、それはスルーしておきます。

青春のやり直し、あの頃に戻ってやり直したいな、そう感じるちょっと疲れた大人に見てもらいたい、そんな青春ものです。興味を持った方は一期から通してみることをお勧めします。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とっくに通り過ぎた青春時代をもう一度体験してみて、その結果得たものは…。

ReLIFE(リライフ)のOVA。

アニメ「ReLIFE」の続編で、
この4話で作品は完結します。

TV版もよかったけど、
この完結編はたった4話でTV版に匹敵する満足度が(*´ω`*)

TV版だけで終わっているともったいないです!
完結編まで見届けて初めてこの作品の良さが味わえました^^

OVAは全4話です。


● ストーリー
27歳の海崎新太(かいざき あらた)は、
仕事をやめてニート生活。就職活動も難航。

そんな時にリライフ研究所の夜明了(よあけ りょう)に声をかけられ、
一年間高校生として過ごすという実験に参加することに。

夏休みも終わり、2学期。

進路相談など、高校生活の終わりが見えてくると同時に、
その先のみんなの中に自分はいないことを考えてしまう。

そして日代(ひしろ)さんへの気持ちも加速していき…。


たった4話しかないので、
時間の経過がものすごく早いです。笑

文化祭して、クリスマスがあって、あっという間に卒業式…。

周りに恵まれ、楽しい高校生活が送れて、
幸せですね^^

いつでもみんなとのにぎやかな日々があって、
それを噛みしめるたびに終わりの時を寂しく思う新太。

卒業したらみんなの中から自分は消えるとわかっていて、
だからこそ日代さんへの気持ちも押し殺そうとする。

TV版では悩みや葛藤に苦しむ登場人物たちが描かれ、
新太はサポート的な立ち位置にいましたが、

OVAではみんなが楽しそうな描写で、
悩んだり葛藤しているのは新太や日代さんです。

自分のこの気持ち(ズバリ恋心)にどう向き合うか。

ハッピーエンドになってほしいけど、
都合の良い展開では満足できないぞーと思っていましたが、

設定に矛盾の生じない、かつ、個人的に納得のいく終わり方で、
私はとても満足です^^


≪ 新しい自分へ ≫

人生に行き詰まったとき、
ゲームのように簡単にリセットはできない。

だけどもし、リセットすることができたら、
新しい自分になって、また進み始めることができるかもしれない。

人の心の問題は、
人の中でしか癒されない。

人との関わりの中でしか、
本当の自分も、新しい自分も見つけることはできない。

生きていくことの基本は、
やっぱり人と関わることなのだなあ。

関わりなしで有意義な人生を送ることはできないし、
輝く自分を見つけられない。

自分がここにいる喜びを感じることはできないし、
自分をまっすぐ見つめることはできない。

この作品が直接的に、
説教的にそう語っているわけではないけれど、

新太たちの姿を見ていると、自然と考えさせられます。
人との関わりはいいものだと。かけがえのないものだと。

リライフして、手に入れた新しい人生と新しい自分。

きっと今までよりも自信を持って、
自分のことが好きになって踏み出せますね^^


● キャラクター
TVシリーズからの変更はありません。

強いて言うなら、登場人物以外のモブがほとんど、
影でしか描かれてないのがホラーでしたw

OVAだし、そこまで手がかけられなかったのかな?

でもやっぱり登場人物たちは安定しています。

私が好きなのは変わらず大神(おおが)くんです。

狩生さんの話で照れて赤面する大神くん可愛すぎてやばい(*´Д`)
ピュア大神最高(*´Д`)

新太もかっこよかった♪
優しい新太は、いい旦那さんになりそうです^^

日代さんを思う切ない新太を演じる小野賢章さんの声がよかったです。
きゅんとした(*´Д`)


● 音楽
【 OP「ボタン」/ PENGUIN RESEARCH 】

TV版と変わらないOPです。

でもこの曲大好きだから、問題ないです♪


EDはTV版同様、“新太が高校時代に聴いていたMDに入っている曲”というコンセプトの選曲。

選曲もいいし、今回はアニメーションとの相性もよかったです^^


● まとめ
リライフ生活は、
リセットされた環境での一からのスタート。

今いる自分を殺さずに生まれ変わらせるって、
真面目に考えてみると、結構実用的な実験だよね。

実際にこれからあってもおかしくなさそう。笑

いい青春物語でした。

OVAは話数が短いけど、
ちゃんと完結まで描いてくれて嬉しかったです♪

TV版も良かったけど、
このOVAはさらに良かった。

見てよかったと思いました^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

海崎新太(27・無色)のやり直し青春ライフ、ついに完結…。

2016年の夏アニメで放送されてから約2年…
まさかこの作品の完結編が出るとは知らなかったので、私にとっては嬉しいサプライズでした。

アニメ本編では、海崎が3年生に入学するところから始まり1学期と夏休みまでの出来事が描かれていました。
この完結編では、思い出の詰まった夏休みが終わり2学期を迎えたところから物語が始まります。
もちろん、物語の内容は本編から繋がっているので、本編未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この完結編の見どころは…私は「気付き」だと思います。
高校生になって個性的なクラスメイトと知り合って友情を育んでいく…
そこには高校生ならではの葛藤や悩みが溢れていて、27歳の海崎にとっては良い刺激だったのではないでしょうか。
社会人が道を決めて踏み出す一歩と、高校生の一歩は重みが違います。
そりゃ、背負っている荷物の大きさが違うから当然といえば当然です。

でも、この作品を見て思ったのは学生時代に踏み出した一歩によって自分に跳ね返ってくる責任・感情・事象…
これらは社会人として一歩を踏み出すための貴重な経験だった…ということです。
だから重さではなく踏み出すことが大切なのだと、この作品を見て思いました。

彼らは一歩ずつ歩んでいきます。
そして誰もその歩みを止められない…
その道は順風満帆で良い事ばかり…ということは決してありません。
悔し涙を流したり、死ぬほど後悔したり…
全ては人として成長する過程であり、これは誰もが通る道だと思います。
きっとこれが学生の本分なのかもしれませんね。

この物語は、学生の本分を噛み締める一方で、もう一つの気付きを与えてくれます。
ゼロからのスタートで最初は何でもなかった…
でもある日ふと気付くと視線が…きっとこれも誰もが通った道だと思います。

自分の意のままに行動する…もちろん縛りはありますが、これは学生に与えられた特権の一つです。
周りは当然の様にその特権を行使します。
でも、自分自身の枷がその特権に歯止めをかけるんです…
だって学生であって学生じゃないから…

だからこの葛藤も気付きが与えてくれた恩恵なんだと思います。
進みたい思いを必死にこらえて…でもまた直ぐ壁に直面して、そんな堂々巡りの繰り返し…
でも仕方無いんです…これが自分の選んだ道なんだから…

だから課せられた運命は受け入れる必要がありました。
それが最初の約束でもあったから…
でも、気付きから生まれてこれまで大切にしてきた気持ちが、運命を受け入れつつも抗わずにはいられなかった…
正直こんな展開は予想だにしていませんでした。
だって、全然抗うこと自体想像できなかったから…
だからそれがどれほどの効力があるかは分からない…
それは自らの記憶に刻むため…そして未来の自分の可能性に賭けた最後の足掻き…
私も小野屋と一緒にボロ泣きでしたよ…

この完結編における「気付き」とは何なのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
そしてラストの同調連鎖からの気付きはもう堪りませんでした。

オープニングテーマは本編と同じ…
エンディングテーマも本編同様、懐かしい歌が目白押し…
でも、16話のエンディングが久保田利伸 with ナオミ・キャンベルさんの
「LA・LA・LA LOVE SONG」で良かったと本気で思いました。
ここぞっ、という絶妙のタイミングで流れてきましたから…

サプライズって、嬉しい事ばかりじゃないのは分かっています。
それでも、この完結編は私にとって間違いなく「嬉しいサプライズ」でした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

61.6 3 漫画原作アニメランキング3位
君のいる町(OVA)

2012年3月16日
★★★★☆ 3.5 (171)
955人が棚に入れました
広島県の田舎町で春から高校へ進学する主人公・桐島青大の家に、父親の知り合いの娘という、枝葉柚希という少女が突然居候として東京からやってきた。青大はクラスメイトである神咲七海に中学時代から好意を寄せていく一方、同じ屋根の下で都会的で奔放な柚希と接していく中で、徐々に彼女が気にかかる存在となっていく。

シン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

黄昏交差点

君のいる町のOADです。マガジンを購読されている方や涼風や本コミックをお持ちの方は少しチェックして欲しい作品です。初見の方は回想シーンの多さと作りを考えるとあまりオススメできません。涼風のアニメが好きな人は作っている所は違いますが漫画への導入としての視聴をオススメします。

物語ですが主人公の桐島晴大が修学旅行で東京に行き遠距離恋愛中の彼女である枝葉柚希に会いに行く話です。話の時間自体は大きく流れませんがコミックを持っている人向けなので回想が走ったり大まかなので原作を読み直してからの視聴をオススメします。

声優ですが中の人の無理やりの方言が少し気になりました。有名な声優さんが声を当ててますが周りに広島人がいる人はしっくりこず原作とのイメージとの距離を感じるかもしれません。

キャラについては原作のイメージとかなりかけ離れてました。晴大のがむしゃら感や枝葉の元気の良さや天然感があまり出ていない印象でした。初見の人が漫画を読むと逆にギャップに惹かれるかも知れません。

作画についてですがタツノコプロさんの作画を見ててそこまで異変は感じませんでしたが少し東京の町が古く感じました。

音楽はかなり落ち着きめの選曲だったと思います。晴大の絶望感を押してるのか焦っている感じをあまり感じなかったのでもう少しキツめの曲でも良かったのでは?と思いました。

瀬尾公治さん(原作者)のファンなので少し厳し目のレビューになってしまいました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ほんの1分でも逢いたいという気持ち

2話構成の短編アニメ。原作は未読だが瀬尾公治氏の漫画作品。
元々の舞台が広島らしく、主人公・桐島青大(はると)は広島弁。
しかしこの作品の主な舞台は修学旅行先である東京。

原作とはいろいろ、設定なども違うようで。

以前は広島にいたものの、今は東京に住む彼女・枝葉柚希(ゆずき)との
恋模様を、いくつかのエピソードを交えつつ
つかの間の逢瀬を描くストーリー。

台詞なしの回想フラッシュシーンや、
別の場所で2人が交互に言うモノローグから、
だいたいのことは察することができるけれど、
原作を知らない者にとっては、遠距離恋愛モノという印象。

そんなこともあり、演出法も含めて、
新海誠監督の作品と重なるものを少し感じながら観ていた。

大きな感動も、泣きたくなるようなせつなさもほとんどなく
観る人によっては物足りなさを感じる場合もありそうだったが
主人公とヒロインの等身大の青春の1ページを
比較的淡々と描くことで、リアリティは感じさせていた気がする。

冒頭の雪景色をはじめ、東京のあちこちの風景も
とても美しく描かれているし、音楽もきれいだった。

個人的には、新宿の南口側階段下の山手線のホームが
無性に懐かしくて、しかも自分がかつて毎日立っていた位置に
彼らも立っていた・・っていう、
他人からみたらどうでもいいいようなシーンで身を乗り出していた(笑)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

王道をいく、遠距離恋愛アニメ(小品)

現在放映中のTVアニメとは別視点ではないかと思います。

事前情報

広島県北東部の庄原市の協力クレジットがあるので、そうとうのいなかです。本作では新幹線の駅に乗るまででもかなり時間が掛かりますので、地理に疎い方には、その田舎ぶりがなかなかわからないかもしれません。

本論

とにかく、恋愛モノの王道をいっています。原作が長いらしいのですが遠距離恋愛の部分にフォーカスし、小一時間の作品が作られています。つまり、お互いにつきあいだした以降に、遠距離になってしまうパターンですね。すれ違い、寂しさ。

{netabare}
電話で声は聞ける、メールもリアルタイムで届くという世代の遠距離恋愛とはいっても話を面白くするために、携帯を忘れさせたりしているのは作り手側がちょっとずるいかなと。(^0^)
{/netabare}
   ***
誰にでも勧めるかと言われると私は強くはすすめはしません。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 24

69.7 4 漫画原作アニメランキング4位
ケンガンアシュラ(Webアニメ)

2019年7月31日
★★★★☆ 3.6 (98)
406人が棚に入れました
企業同士が巨額の利益を賭け、雇った闘技者に格闘させる拳願仕合。乃木グループ会長に擁された十鬼蛇王馬(ときたおうま)が命がけのタイマン勝負を繰り広げる!

声優・キャラクター
鈴木達央、チョー、中田譲治、内山夕実、金子隼人、稲田徹、榎木淳弥、浪川大輔、阿座上洋平、天田益男、石井康嗣、石田彰、一条和矢、浦山迅、大塚明夫、緒方恵美、斧アツシ、小野大輔、加瀬康之、加藤将之、金尾哲夫、金澤まい、亀岡孝洋、川本宗幸、楠大典、楠見尚己、黒沢ともよ、桑谷夏子、玄田哲章、小市眞琴、小西克幸、小林操、小林ゆう、五味洸一、小山力也、櫻井孝宏、佐々木省三、沢城千春、柴田秀勝、下妻由幸、塾一久、白熊寛嗣、鈴木美園、高橋伸也、高橋良輔、竹内栄治、竹内良太、立木文彦、千葉繁、津田健次郎、徳本英一郎、豊崎愛生、蓮岳大、蓮池龍三、日高里菜、檜山修之、平川大輔、平田真菜、広瀬裕也、藤原啓治、渕上舞、保志総一朗、星野貴紀、堀井茶渡、前川涼子、マシューまさるバロン、増谷康紀、松岡禎丞、松風雅也、松田健一郎、松本大、真殿光昭、水島大宙、水中雅章、三宅健太、村瀬克輝、柳沢栄治、山本兼平、ゆかな、遊佐浩二、吉田真澄
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

もうなんてゆーかおバカ過ぎて好き

原作未読


拳に願いを!!

 {netabare}when I wish upon a fist !!{/netabare}

拳願仕合(けんがんじあい)。作品タイトルでありキーワードでもある言葉についての説明は割愛。
嘘をつくと鼻が伸びてしまう木のお人形さんを頭の片隅に置きつつ、こちらは自身の闘争本能には嘘をつけない漢たちの物語。『バキ』っぽい!で通じる人には通じるくらいの特定層にはこよなく愛されるタイプの作品になるかと思います。

きっかけは『ダンベル何キロ持てる?』と同じ作者さんだということ。サンドロビッチ・ヤバ子氏の作品は私にとっては『ダンベル』が先。
世間的には逆で、2019年夏期アニメの放送当時、本作『ケンガンアシュラ』をきっかけに『ダンベル』へと流れた方が多かったみたいでした。


作風は一見、真逆なんですけどね。血なまぐさいバトルと底抜けコメディ。ただし、

・肉体に向き合ってそれもとことん向き合ってるという点で
・向き合いすぎると笑いに昇華されるという点で

実は仲良しな両作品なのかもしれません。他を寄せ付けないパワーをどちらからも感じます。
そういえば全ての道は筋肉に通じそれ以外を寄せ付けないのが空回りして、日本酒のプロモから外された演者さんもどっかにいたような(^^;


さて本作『ケンガンアシュラ』です。
先行してのNetflixでの配信。それから遅れること5か月後地上波にて放送でした。今のところPart1全12話、Part2全12話の3DCGアニメーション作品です。地上波ではPart1だけやる感じです。
厳密なモーションキャプチャではないみたいですが、格闘家さんのモーションから動画起こししてるため筋肉の流れが自然です。

この手の作品で重要視しているのが、ナレーションによる煽りのセンス。
『カイジ』等で確固たる実績のある立木文彦氏をナレーションに据え盤石の体制です。そもそもこの人“PRIDE”やってましたしね。
実際のナレーションについても私は第一話Aパートの煽りで掴まれましたので自信もっておススメできます。ネタバレで隠しますが気にされない方は視聴の参考にどうぞ↓

■第一話Aパートの煽りナレーション

新宿歌舞伎町の路地裏で屈強な二人の男の私闘を目の当たりにした冴えない中年男“山下一夫”。
決着がついて立ち去る勝者と取り残される一夫。気持ちの高ぶりを静められない一夫に畳みかけるように立木さんのナレーション…


{netabare}「山下一夫 56歳 真面目一徹妻子持ち」{/netabare}

{netabare}「飲む・打つ・買うとは無縁の壮年の男が…」{/netabare}

さあなんでしょう?続き↓

{netabare}「この日15年ぶりに女を抱いたー!!!」
「男を駆り立てたのは…保存本能!」{/netabare}


おバカすぎて好き(*'▽')


万事がこの調子なので細かいことは言いっこなしでいきたいところです。
元はお殿様の一言で始まった由緒ある拳願仕合。企業間の代理戦争。白黒つけるためのシンプルなルールはわかりやすいことでしょう。

序盤にはあった私闘や日常描写も中盤以降『拳願絶命トーナメント』なる仕合が始まるとなりを潜め、より肉体のぶつかり合いに焦点が絞られ純化されていきます。

{netabare}#8第一仕合、#9第二仕合、#10第三仕合、#11第四試合(主人公登場)。

一話につき一つの仕合。Part1最終話を残して一回戦の4分の1が終わったところでした。最終#12で

{netabare}第五第六第七、と。{/netabare}{/netabare}

合計32名。一回戦だけで16仕合あり、どの仕合も流さずにやるので飽きがこない工夫を望みたいところですね。Part1全12話終わってなおまだまだ楽しめそうです。

最終話はぶつ切りエンドではありましたが、次のPart2が確定していることが前情報としてあったのでダメージはないでしょう。
ただし、地上波のみでこのままPart2の放送がお蔵入りだともやっとすると思います。
Netflixとしてはよいプロモーション。続きが観たくなるしかけはプロモとしては正解だし、実際作品にも力はあります。血なまぐさいですが良作だと思いますよ。



■負け企業

{netabare}ボスバーガー。NENTENDO。セントリー。ペナソニック。ユナイテッドクロージング。マーダーミュージック。海一証券。です。

ここまでに敗れた企業たち一覧。モデルとなった企業になんか共通点ないかしら?と取りあえずリアルの業績について一覧しましたが、なにかしら法則性を見い出すには至りませんでした。

残念ではありましたが、こっそり「マーダー→まだ→soon→SONY」みたいな連想(妄想)がはかどって楽しかったです。一社だけ20年以上前に廃業した会社ありますけどね。平成も遠くになりにけりです。{/netabare}


■リングコールにダウン

トーナメントの元締めの一族のお姉さんがリングコール兼解説席実況を担当。
この分野で女性の声ですとレニー・ハートさんがまぎれもない巨人で否応がなくても比較されてしまいます。PRIDEの巻き舌ナレーションで有名なあの人のことですよ。

それについて片原鞘香(CV平田真菜)は正直なところ物足りなさを感じました。絶叫系でレニーに寄せてきたためなおさら粗が目立ちます。本作の残念ポイント。

{netabare}どうせレニーに寄せるなら…『けものみち』の斉藤貴美子さんは鳥肌もんでした。{/netabare}



徐々に肉体以外のドラマも小出しになってくるらしいですが、観たいような観たくないような。
Part2の視聴は要検討です。つまらなかったわけではありません。あくまで時間配分の問題っす。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----
2020.04.27追記

#13-#24もそのまま地上波で連続してやるようです。
元のNetflixでの配信が分割2クールだったらしく、あにこれでも便宜上「Part1」「Part2」に別れてますのでご注意ください。


2020.03.28 初稿
2020.04.27 追記
2021.03.09 修正

投稿 : 2025/02/01
♥ : 38

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

企業・商人たちが巨額の利益を賭け、雇った闘技者による格闘仕合によって勝者が全てを得るのが「拳願仕合」

この作品の原作は未読です。
実はBLの次…私のあまり得意ではないジャンルが「格闘」系列の作品です。
皆さんそれぞれ戦う理由があるんでしょうけれど、見ていて痛みが伝染するというか、一方的な蹂躙があまり好きじゃないからなんだと思います。

だから、この作品の視聴も正直躊躇していました。
ですが、岸誠二監督と上江洲誠脚本のコンビである作品と知ってから俄然興味が湧いてきました。
これまで「瀬戸の花嫁」「蒼き鋼のアルペジオ」「ゆゆゆ」や「暗殺教室」などの作品を生み出してきた名コンビなんです。
一度気になり出したらもう止まりません。
Netflixのオリジナル作品は一気見することができるので、休日を使って一気見しました。

Netflixで放送される作品は、一気見するのがとても便利です。
例えばオープニングやエンディングを飛ばすことができたり、自動的に次の話に進んだり…
2019年8月現在で約600超のタイトルの作品が公開されているようです。
あ、私はNetflixの関係者ではありませんので…

この作品の概要はタイトルに記載した通りなのですが、この「拳願仕合」は江戸時代中期に始まった商人同士のルールが現在でも継承されているのだそうです。
だから現在でも一般人の知らないところで「拳願仕合」が行われているそうなのですが、自分が最強であることを証明するべく格闘の道を歩む主人公十鬼蛇 王馬(ときた おうま)が「拳願仕合」の道を進み出し物語が動いていきます。

物語は、乃木出版の関連会社に勤める平社員の山下一夫が突然会長に呼び出され、拳願会と拳願仕合の存在を聞かされた上、乃木グループで雇い入れた王馬の世話役に任命されるところから始まります。
山下一夫は平々凡々な56歳のサラリーマンです。
妻には逃げられ、長男は引き籠りで次男は悪の道を驀進中という身の上なので、彼の唯一の財産は猫の額程度の庭のある一軒家だけ…

だから山下は人生を会長に半ば強制的に変えられたと言っても過言ではありません。
でもそれだけじゃありませんでした。
拳願会の権利を持っているのは財政界のお偉方や巨大企業の社長だらけなんです。
従って拳願仕合で動くお金は億単位のお金…
そして現在進行中の次期拳願会々長を決定する「拳願絶命トーナメント」の出場に必要な金額は50億…
だから山下は人生を変えられただけでなく、巨額の借金も背負うことになってしまったんです。
もう災難という言葉では片づけられないレベルの厄災です。

様々な武道の流派同士が己の最強を誇示するためしのぎを削る熱戦が繰り広げられます。
だから当然見ていて痛みを伴うシーンが無かった訳ではありません。
ですが、岸監督が「かっこいい、リアルな格闘技をやる」を目指して制作された作品なので、キャラや構成も格好良いのでいつの間にか作品に吸い込まれている感じがしました。

それに仕合の構成も「小手調べ」→「本気の開放」→「がっぷりおつのぶつかり合い」という常套手段が用いられているので、否が応でも視聴熱は上がりました。

また格闘家の中には頭のネジが2,3本ぶっ飛んだ選手もいましたが、それでもあまり苦手意識を持つことなく視聴できたのは、山下の感覚が私たち一般庶民と一緒だったからだと思います。
「勝負に勝つことより自分の身体を優先して欲しい」とごく当たり前の考えや、躊躇なき言動に対する感覚が自分と合っていたからかもしれません。

現在12話までが公開されているのですが、32名の選手で競い合う「拳願絶命トーナメント」はまだ1回戦の途中で終わってしまいました。
もう続編の公開日程も決まっている様なので、初めから複数クールで放送する予定の作品だったみたいです。
でも、このペースで仕合を続けていったら一体全何話の物語になるのか全く予想ができません。
少なくても2クールじゃ絶対収まらないような気がしています。
岸監督の作った「かっこいい、リアルな格闘技」が気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、MY FIRST STORYさんの「KING & ASHLEY」
エンディングテーマは、BAD HOPさんの「Born This Way (feat.YZERR & Vingo & Bark)」

1クール全12話の物語でした。
身長182㎝、体重85㎏と格闘家としては決して大柄ではない王馬はどの高みに昇り詰めるのか、引き続き続編の視聴を楽しみにしています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

な〜に〜!?

序盤 ええと

中盤 そういう

終盤 w

この話はとある男が拳願仕合に参加する話
ジャンルは格闘
基本敵にファイターたちが戦っているだけです。展開もクソもありませんが、ただ単純にファイターたちが戦っているのを「熱い試合だ」と見守るだけのアニメとなっています。途中トーナメント形式になり、主人公の出番がぐっと減りますがそれも仕方ないのでしょうかね。しらんけど
本作の特徴としては、3DCGを駆使した戦闘にあります。とりあえず一貫して戦闘、戦闘、戦闘。戦闘から始まり戦闘で終わる並に戦闘しかしません。本当に。良いところでもあるのですが、悪いところもあります。一貫して物語の展開はありません。丁寧なキャラ説明と舞台背景が本作のバトルを説明してるつもりなんでしょうが、非常にうざい。
内容です。序盤も中盤も終盤もすべて戦闘なので、展開がないです。あるとしても「誰VS誰が勝った」ぐらいです。あとキャラ説明だけです。

舞台背景やキャラ説明はとても丁寧にされるので、格闘初心者な私でも大丈夫でした。さらにはとても丁寧な実況と解説がされるのでわかりやすいことこの上ない!
という建前で評価することもあるのでしょう。きっと。
実際はいらない説明や長過ぎる解説、いちいち説明してくるタイプの実況役(まぁ本来そういう職業なんでしょうが)と解説役(片言英語とかもう流行ってないしもはや不快感まであります。) の素晴らしい()コンビネーション。

原作はサンドロビッチ・ヤバ子さん
監督は岸誠二さん。AngelBeatsやゆゆゆの監督をされた方ですね
シリーズ構成は上江洲誠さん。暗殺教室やこのすばのシリーズ構成をされた方ですね
キャラデザ・総作監は森田和明さん。アルペジオやよう実のキャラデザをされた方ですね
劇伴は高梨康治さん。俺ツイやゾンビランドサガの劇伴をされた方ですね
アニメ制作はLARX ENTERTAINMENTさん。がっこうぐらしとハマトラなどを作ったところですね
ものすごく豪華な方たちですね

作画は良かったです
opはHiroさん作詞、Nob.Shoさん作曲、MyFirstStoryさんの「KING & ASHLEY」
edははYZERRさんとVingoさんとBarkさん作詞、Jacob Lethal Beatsさん編曲、BAD HOPさん歌唱の「Born This Way (feat.YZERR & Vingo & Bark)」
声優さんはとても豪華でした。役もあっていたと思います。キャラ自体をすきになれませんでしたが

総合評価 見なくて良い

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

68.1 5 漫画原作アニメランキング5位
バキ 最凶死刑囚編(Webアニメ)

2018年7月1日
★★★★☆ 3.5 (160)
550人が棚に入れました
板垣恵介さんが「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて1991年より連載中の人気格闘マンガで、地下闘技場の最年少チャンピオン・範馬刃牙とさまざまな格闘技の達人たちとの戦いを描く。累計発行部数は7,000万部を突破、過去にはOVAやTVアニメが制作されている。現在までにコミックス全123巻+番外編3巻のほか、数多くのスピンオフを展開。新しいテレビシリーズは、2001年にアニメ化された第1部「グラップラー刃牙」の続編である第2部「バキ」の「最凶死刑囚編」から描かれる。地下闘技場の最年少チャンピオンである主人公・範馬刃牙(はんま バキ)と “地上最強の生物”と呼ばれる父・範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)との壮絶な死闘を軸に様々な格闘士たちの闘いを描いた大人気格闘漫画シリーズ、その第二部「最凶死刑囚編」のTVアニメは2018年夏に放送となる。監督は平野俊貴さん、シリーズ構成は浦畑達彦さん、キャラクターデザインは鈴木藤雄さん、制作会社はトムス・エンタテインメントが担当。

声優・キャラクター
島﨑信長、菅生隆之、島田敏、小山力也、江口拓也、銀河万丈、子安武人、津田健次郎、茶風林、二又一成、麦人、川原慶久、雨宮天、古谷徹、大塚明夫

gazabata さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

なにかがおかしい

少し前に原作を読んで好きだったのでアニメも見てみようと思い視聴。

ストーリー:
バキのストーリーはアニメに向いていないことがよく分かる。正直漫画のことはあんまり覚えていないのだがストーリーとかは好きだった覚えがある。
バキのストーリーの流れは次のとおりである。
1.悪役が紹介される。
2.悪役が良いものと軽く戯れる。(軽くライバル性が生まれる)
3.悪役及び良いものがどれだけすごい人たちなのかナレーターが教えてくれる。
4.悪役がライバル性が生まれた相手に会いに行き煽る。
5.どちらかが反則技を使い相手を軽く傷つける。
6.どちらかが追い詰められ、逃走する。
7.ライバル性のない違う人に悪者が見つかり、そいつにボコられる。
1または3に戻る。

このストーリのやり方に別に文句はない。うまくやっていれば。覚えている限りでは漫画はこれでうまくいっていたしドラゴンボールとかはこれよりもシンプルなのに面白い。

とにかくペースがひどい。3のところでひどいときは二話分くらい時間をかける。漫画でやられても軽く読み流したりしてあまり時間を取られないが、アニメだと強制的につまらないのを見せつけられるので嫌だ。ナレーションでどれだけすごいかとかは別にどうでもいいし、道端で見かけるような雑魚と戦ってほしいわけでもない。盛り上げとして使いたいのは分かるのだがやり方がよろしくない。結局は実力ではなくて反則で倒すのだから何の面白みもない。どんだけ反則が好きなんだって話だ。盛り上げて盛り上げて結局戦い自体は五分くらいで終わったり、意味の分からんことを理由に決着がついたり、もう見ていて楽しくない。正直な話、多分視聴者の予想を裏切りたいだけなんじゃないかと思う。
「こうなると思っただろ?実はこの訳の分からないつまらないほうにしました。予想できなかったでしょ!すごいでしょ!」

キャラ:
皆さんご存知の通り、バキほと糞つまらない主人公はいない。漫画でもある程度そうだったのだがアニメだととくに糞つまらない。なんの目標もない。性格もつまらない。特に強くもない。悲しいほどつまらない。そのくせ主人公だからと言って急に強くなったりする。
では糞つまらない主人公をつまらなくするためにはどうしたらよいのだろうか。このアニメの制作者たちが思いついたのはできる限り気味が悪くて信ぴょう性が皆無なラブストーリーを持ち込むことだった。バキと梢江のラブストーリーは本当に気味が悪い。なぜかはよく分からない。原作でもなんか変だったのは覚えているがアニメ版はそれよりもおかしい。気になるなら見てみると良い。
バキ以外のキャラ達はバキよりも面白いのであんまり文句はないのだが先ほども言ったように2で生まれたライバル性を7で台無しにすることがよくあってなんだかすっきりしないことが多い。あとはなんか一人一人に自分なりの哲学があるかようにキャラたちは動いているが結局そこに実のあるものがあることはほとんどない。みんなストーリのために動いているだけ。中身がない。

アニメーション:
CG使うのやめてください。ちゃんとやらないならやめてください。どうみても制作費の節約としてしか使われておらず、そのシーンがCGであるほうがよいかとかは考えていない。とりあえずよく動いているシーンがあればCG。いい加減にしてほしい。昔はCG技術が今よりも劣っていたにもかかわらず、どこで使えばよいのか分かっていたから今見てもきれいなのだが最近のアニメでつかわれているCGは2Dアニメになじみこませようと努力すらしていない。本当にやめてほしい。

まとめ:
本当に好きじゃないアニメをレビューするときは文句がありすぎてなかなか良いレビューが書けないのに悩んでいる。またその逆でほめるところがありすぎると良いレビューが書けない。困ったものだ。今回はいつもよりはましにかけたような気がする。いつもよりはましでしたでしょうか?

点数:4/10

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

本気で「敗北を知りたい」のなら…

範馬刃牙(バキ)じゃなくて、最強生物、範馬勇次郎に戦いを挑んだらいいのでは?

という純粋な疑問が浮かんできちゃいます。敗北なんて、一瞬で教えてくれるはずですが…(確信)。

てか「敗北を知りたい」とか言ってみたいわぁ…。
こちとら敗北だらけの人生だわ!(卑屈)
(でも「敗北を知りたい」って言葉は、かなりの名言だと思います。使用の汎用性が良い感じです。)

原作『バキシリーズ』は、とにもかくにも『格闘』な漫画であり、内容には格闘うんちく(大嘘)が盛り沢山のツッコミどころ満載作品。
ツッコミどころも熱さで吹っ飛ばすような、かなり特徴的な作品ですが、本作は、言わば『バキシリーズ』のアニメ3期目となります。

「幼年期編」「地下闘技場編」「最大トーナメント編」をチェックするには、過去作を観ることになりますが、この1期2期の放送は2001年…。
作画も演出も苦しいので、なかなかアニメでの予習が難しい作品です。
(個人的には死刑囚編より、過去作をこのクオリティーでリメイクしてほしかった…。)

まあ、ノリで観れる作品なので、本作からでも、楽しめると思いますが…キャラを知っているに越したことはないので、気に入ったなら、原作か過去アニメをチェックしてみても良いと思います。
好みは大きく分かれそうですが、熱いファンが多いのも納得の「一見の価値あり」な作品だと思いますので。

して「死刑囚編」の感想ですが、やはり尻すぼみ感は拭えませんでした。
大きな期待感を抱かせる派手な登場シーンから、段々と評価を落としていく死刑囚たち…。
結局「ずる賢いだけで、最大トーナメントの上位者の方が強いやん…」って思ってしまいますね。{netabare}

 漢気は魅力的であるものの、強いとは言い切れない花山薫に負けるスペック、烈海王に地力の差をまざまざと見せつけられたドリアン、愚地克巳相手に気絶を繰り返すロイド、まさかのガイア相手に手も足も出ずに負けを認めてしまうシコルスキー、バキや渋川に善戦する癖、まさかの本部以蔵に完敗する柳龍光…。(本部以蔵は力士に不覚をとったものの、実際はかなりの実力者だったわけですが…。)

 スペックとドリアンの戦いぶりは、名対決と言える盛り上がりがあったので良いですが、以降は盛り下がる一方な感じです…。原作からそうなので、アニメのせいではありませんが。

 あと、印象的だったのが、「性」や「愛」の描写。これは、1期2期にはなかったものです。
 ヒロインの梢ちゃんは可愛いのか、不細工なのか…これまた意見の分かれるところでしょう…。
{/netabare}

ともかく、私はツッコミどころ込みで、この「バキシリーズ」が大好きです。
欲を言えば、最大トーナメント編をリメイクしてほしいですが、続編も期待しております。

絵柄で避けている人も、1話見てみると良いと思います。
意外と慣れるもんです。(序盤に酷い作画のバトルシーンが目につきますが、序盤以降の作画は良好です。)

ちなみに私は愚地克巳が一番好きです!実力者なのに可哀想な役回りが多いところも好きです!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

(作画を)競うな (原作の)持ち味をイカせッッ

言わずと知れた大人気格闘漫画の2度目のアニメ化
前回アニメは17年前(!)、バキシリーズの第一部『グラップラー刃牙』をアニメ化したものでしたが、
本作は第二部『バキ』の「最強死刑囚編」をアニメ化しました
ちなみに原作は10年以上前、中学~高校時代に既読です(笑)

バキシリーズはシリーズが進むにつれ評判が下がっているように思いますが(苦笑)、
この最強死刑囚編は評価もそこそこ高いしネタになってる台詞も多いし、アニメ映えすると思っていました
主人公サイドの指折りの人気キャラたちが、手段を選ばない悪党共と命懸けの戦いに興じるわけですからね
あとバキシリーズで一番ヒロインがヒロインやってるのも『バキ』ですしw

ただ予算はあまり無かったようで、作画は止め絵になってるような場面も多く、24話通して言えば正直あまり良くはなかったと思います。ただし作品の見せ場となるような名勝負ではCGも交えた作画や緊迫感のある演出で迫力のあるバトルが描かれており、ペース配分としては上手かったのではないでしょうか。

また完結している作品を24話で描くということで構成も上手く、総じてテンポや次回への引きも良かったと思います
最終回の終わり方はアレですが…まああの後の展開、「首に視神経」並みに無茶苦茶ですからね…w
ただアニメ見ながら「復活ッ」って言いたかったですけどww

そして何よりこの作品、スタッフのバキ愛を感じたんですよ!特にOPとED!
1期OPは最強死刑囚に挑むメンバーを中心に描いた最大トーナメントのダイジェスト!
2期OPは前作アニメの時代を感じさせるCGスパーリングのリベンジ!
そしてそして2期EDはモブ勢揃いwwwww頭おかしいwwwww
花山vsスペックの解説・片平巡査役に作品および花山の大ファンのキャイ~ン天野を起用したり(良い感じにウザかったですw)、2期OPのCGモデルに刃牙と同じくらいの身長のキックボクサー・那須川天心を起用したり、宣伝的な有名人の起用も「分かってる」ものでした

総じて、クオリティー面は惜しいものの、『バキ』のアニメ化としては十二分に満足できるものでした
ただ続編よりは、同スタッフでの最大トーナメントのリメイクを見たいですね…w

~余談1~
ナレーションが古谷徹なので、序盤慣れるまではどうしても『アカギ』が頭をちらつきましたw

~余談2~
私はTV放送で視聴していましたが、Netflixでの配信が最速で、かつ規制も無い無修正版だったそうですね
…で、20話の「SAGA」はTV版ではほぼカットされた「SAGA」をほぼ完全アニメ化してたみたいで…えぇ…(困惑)
ノッブの童貞演技は相変わらず最高でしたし、雨宮天ちゃんのアレな演技を聴けるなら見る価値あり…かも…?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

64.3 6 漫画原作アニメランキング6位
機動戦士ガンダム サンダーボルト(Webアニメ)

2015年12月25日
★★★★☆ 3.9 (96)
528人が棚に入れました
宇宙世紀0079、地球連邦とジオン公国が戦った一年戦争の末期、サイド4のスペースコロニー群、ムーアはジオン軍の攻撃により破壊され、多くの住人が命を落とした。破壊されたコロニーや、撃沈された戦艦の残骸が無数に漂う暗礁宙域では、ぶつかり合い帯電したデブリによって絶えず稲妻が閃くようになり、いつしかそこは、『サンダーボルト宙域』と呼ばれるようになった。ムーア市民の生き残りで構成された地球連邦軍所属部隊、ムーア同胞団は、故郷であったサンダーボルト宙域の奪還を悲願とし、宙域のジオン軍を殲滅せんとしていた。連邦の進軍を足止めせんとするジオン軍も、義肢兵の戦闘データ採取を目的に設立されたリビング・デッド師団を展開。ムーア同胞団に所属しながら、故郷や自身の出自に束縛される事を疎ましく思うイオ・フレミングと、過去の戦闘により両足を失い、今はリビング・デッド師団でエーススナイパーとして活躍するダリル・ローレンツは、戦場で対峙した時、互いに悟るのだった。ふたりは、殺し合う宿命なのだと……。

声優・キャラクター
中村悠一、木村良平、行成とあ、大原さやか、平川大輔、咲野俊介、佐々木睦、土田大
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

4話で終わりかい(汗)

全6話だと思ったら、4話で終わりな様でw
どうやら追加映像加えて劇場版みたいな形で上映もするみたいですが。
配信版の全4話だとスゲェ締まりのない終わり方ですんで、チョットお勧めはし難いすね。

4話視聴
 くしくもMSと{netabare}軍人の肉体を直結するという残酷さと可能性{/netabare}が内包されたオルフェンズとサンダーボルトが同時期に放送された訳ですが。
個人的にはやはりサンダーボルトの方が心ににクるものが有るというか。
どちらもその要素はストーリーの本筋では無いですけどね。
 それらの要素を「どうです?酷い話でしょ??」とストレートに描いたガンダム2作品と並行して、そのテクノロジーに対する複雑な印象を福音の少ない台詞と仕草でオブラートに包んで見せた紅殻のパンドラも同時期だったりするのは偶然だったんですかね?
まぁ紅殻をそういう視点で見てた人は少ないみたいですけど。

 痛々しいシーンの多い作品ですが、流石にビームサーベルで生身の人を焼くシーンは絵面よりも行為のエグさが半端ないというか。
私は宇宙世紀モノ以外のガンダムは殆ど観てませんが、今のところ極北なガンダムかなと。
/////////////////////////////////////////////////////
2話視聴
 両パイロット共憎悪の根は戦争で失ったもの故ですが、相手に対する私怨で殺り合うが如く変質してしまった様が超私好みなんすよねw
今のところ、大義も敵に対する敬意なんて戦争物に付き物の綺麗事が無いのがイイ感じだと思います。"戦争なんて嫌い・帰趨なんてどうでもいい"という科学者の態度に対し困惑する主人公。

 UCも逆シャアまでの色んな世代のMSの改修機が観どころではありましたが、コレは馴染み深いファーストの機体ばかりですしタマランです。
ガンプラをMSVまで付き合ってた私みたいなオッサンは大喜びなのですw
/////////////////////////////////////////////////////
オリジン観てない私が言うのもアレなんですが、別のベクトルでファースト直撃世代が観たくなる路線すよね。
Gアーマーでシールドが左右2枚付いてるのに、分離するとシールドを重ねちゃうシーンに子供の頃から不自然さを感じてたりしたんですけどね。
サンダーボルトの世界では堂々とシールド2枚オッ立てて突っ込んできますw
極論するとMSという兵器の在り様がガンダムよりボトムズに近い雰囲気というか。
正直ジオン贔屓な作品が昔からOVAでは多かった気はしますが、コレはいい物観させてくれるかもという期待はさせてくれる1話目とは思いました。

まぁ原作読んだ方がいい気もしますが(汗)

出撃時にティッシュもらうトコは、ライトスタッフのリドリーとイェーガーへのオマージュなんでしょね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ザクが主役のジオン視点のガンダム

大人のガンダムを目指して、それもザクが主役のガンダムという発想が素晴らしい。シリーズ作品が増え続ける中で、感覚的に取り残されてる(見放した?)ファースト世代待望の作品かもしれません。

あえてメカシーンを3Dで処理せず全編手描きにこだわるとか、大人向けにJAZZを多様するとか年齢層に見合ったつくりを考えているのがわかります。

ただ、正直に書いてしまうと、大人と子供たちの人生ドラマの差別化がどこまでできるのか? 一話目だけだとまだ判然としない状況か。上官と下士官のラブゲームみたいな色恋方面のシーンが目立ったので、そっちには行かないで欲しいかな…。

個人的に大人のガンダムというと、悲しいけどこれが戦争なのよねという名台詞を残して死んだスレッガー・ロウ中尉が思い起こされます。ビグ・ザムに突撃かけたあのシーンは、ガンダム名場面のひとつであり、すべてを受け入れた大人だから言える言葉と重みがありました。

まだ一話なんでよくわかっていませんが、連邦側の主役のパイロットの設定がフラグたちまくりの死にたい体質ぽく見えるんで、もうちょいペースとトーンを落としてもらえたらうれしいかも。あの渋い台詞の似合うような男たちの熱いドラマを見たいもんです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

nico81 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

オールディーズ×フリージャズ

UCと同スタッフということで、正直なところ物語や演出面で期待薄で観る気なかったのだが…
なにしろ音楽が菊地成孔だっていうもんで結局観た。そしたらこれが期待以上に良かった。
短いけど、短いからこそか、作画も音楽も気合い入りまくっている。
あと木村良平さん、癖がないのに凛としていて良い声ですね。

ガンダムシリーズにありがちな大義名分やら夢見がちな正論は見当たらず、
現場レベルでの「戦争」の実態がより現実的に描かれている。
現場の人間にしてみたら大義や正義もよりも、国の存亡や理想よりも、
いまそこで起きている戦闘と殺戮が全てだし、生きるか死ぬかが全て。
そういうものなんだろう。


オールディーズのザク×フリージャズのガンダムという対比も両者の対立構造をより明確にしていて良い。
さらにその2種類の音楽で、戦闘のスピード感と同時に哀切をも効果的に表しているあたりはさすが。

音楽については菊地氏が自身のブログで詳細に解説している。
ご興味ある方は一読してみては。(↓4/22の記事。長文)
http://www.kikuchinaruyoshi.net/n-k-blog/
ご本人が自画自賛しちゃってるが、さもありなん。
熱量高くて、ちょっと本気出しちゃいました感、ハンパない。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

67.3 7 漫画原作アニメランキング7位
ULTRAMAN(Webアニメ)

2019年4月1日
★★★★☆ 3.4 (107)
376人が棚に入れました
かつてこの世界には〈光の巨人〉と呼ばれる存在がいた。やがて〈光の巨人〉はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失うことで自らの在るべき場所へと戻っていった。ウルトラマンの存在は過去のモノとなり、科学特捜隊日本支部もその役割を終えて、光の巨人記念館へとその姿を変えていた。早田進次郎は多感な思春期を過ごす高校生。だが彼は、自分が驚異的な跳躍力や頑丈な肉体といった人間離れした“普通"ではない力を持っていることを自覚していた。そんなある日、進次郎は父・早田進が、かつてウルトラマンであったことを知る。そしてウルトラマン無き地球に暗躍する宇宙人たちの存在も。進次郎は、秘匿組織として健在する科学特捜隊の井手によって開発されたウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者だった。「単刀直入に言おう――キミにウルトラマンになってもらいたい」

声優・キャラクター
木村良平、江口拓也、潘めぐみ、田中秀幸、諸星すみれ、魚建、牛山茂、竹内良太、花輪英司、関戸博一、津田健次郎、白石稔、曽世海司
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和洋折衷ウルトラマン

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルはアクション。3Dアニメです。

私は、高評価。でも多分、それは私に「ウルトラマンに対する特別な思い入れ」がないからだと思います。

このアニメ、「ウルトラマンが好き」な人は戸惑うかもしれません。その辺を、レビューに書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「これはウルトラマンなのだろうか?」という疑問を、私は一切抱きませんでした。なぜなら、そもそもウルトラマンをちゃんと観たことがないからです(何回かは観たことあるよ、名前は知識として知ってるよ、レベル)。

だから私には、「普通に格好良いアクションアニメ」でしかなくて、別に「ウルトラマン」という冠は必要ありませんでした。

「ウルトラマン」というよりは、「アメリカのヒーロー」や、「平成の仮面ライダー」に近いような作風。だから、「和洋折衷ウルトラマン」にしました。

本作の良さとしては、まずアクションの格好よさ。なんか、プロレスみたいだなと思いました。

プロレスの必殺技の中には、「それって効くの?」と思うものが散見されるが、「客はちゃんと盛り上がる」。それは、「粋」という感覚に近く、「効かないとか避けられる」なんて言うのは、「無粋」。

本作も、空手やカンフーアクションのような実用的な動きの中に、いきなり「ウルトラマンらしい攻撃」が入るのが、なんか「ダサ格好良い」。そこは、3Dによる独特のカメラアングルや動きが良い働きをしていて、「ダサ」「格好良い」にしていたと思います。

次の良さとして、ストーリーの面白さ。縦軸として貫くのは、「主人公がヒーローであることを悩み、受け入れるまで」を描くということで、なんか「仮面ライダーっぽい?」と思いました。そこに横軸として、「主人公とアイドルの恋愛」や「星団評議会の暗躍」などがある構成。

特に、「星団評議会の暗躍」は面白くて、誰が黒幕なのか、味方なのかをワクワクしながら観られました。ここは、今後は縦軸になるでしょうし。 

と、私が誉めている部分は、多分、ウルトラマンファンからすると、「邪道」なのでしょう。

プロレス的なアクションは、「ウルトラマンを茶化してる」とも受け取れるし、複雑な世界観は、「爽快さの打ち消し」になるのかもしれない。そもそも、巨大化しないウルトラマンは、もはやウルトラマンじゃないという怒りもあるかもしれません。

私も、もし自分が好きな「ロードス島戦記=キャラがロボットに乗ってモンスターと戦う」とか「ガンダム=モビルスーツ同士でラブコメ」とかやられたら、「ふざけんなよ」「俺の思い出汚すなや」って思うでしょうしね。

賛否両論ある本作。どちらの評価にするかは、やっぱり、観て自分で判断するしかないように思います。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ウルトラマンのその後として、しっかり面白い。オッサンが格好良いアニメは、良い。

2話目 ☆4
バトル、急に地味になったけど(苦笑) 地面に投げても効かねえだろ。なんかちょっと、ハリウッドだな。変身のところは日本っぽい。トータルて、面白い(笑)

3話目 ☆3
なんか、ヒーロー願望で戦う、某大介を思い出すな(笑) グロのギリギリラインでちゃんと止めてるあたりが偉い。

4話目 ☆4
なんか、やたらプロレス技が目立つ。オスプレイみたいな戦い方だな(笑) 迫力のバトルを満喫。

5話目 ☆3
異星人街。セブンが意外と好意的? 民族差別をするタイプではないのかな。ジャック。帰ってきたウルトラマン?

6話目 ☆4
セブン、強いな。彼は、ただの人間なの?

7話目 ☆3
バトルは流石に格好良いわ。ヒーロー願望か。

8話目 ☆4
なんか、随分とひねくれた話になってきたけど、かなり面白いな。

9話目 ☆4
エース登場。さらに状況が混迷してきたな。

10話目 ☆4
エース。天才技士。本当に、色んな人の思惑が複雑に絡んでる。

11話目 ☆3
なんか、ややコメディタッチ。めっちゃ簡単にバレてるw これはセブンに殺される案件(笑)

12話目 ☆4
星団協議会、ゼットン。誰が敵で誰が味方か。

13話目☆
セブン強い。エース熱い。

{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

このCGに魅力を感じないので辛い…話は前半は面白いです。

 まずCGです。IGはどうしちゃったんでしょう?なぜ、この方向でいいと思ってしまったのが分かりません。新しい「攻殻機動隊」もそうでしたね。「ガメラ」とか「ヤキトリ」とかもこういうテイストなので、ネトフリ仕様?なんでしょうか?
 SOLA DIGITAL ARTSというところが共同制作でこっちがCGなのかな?まあ、ただIGということで話を進めます。

 こういう作品って結果的に日本でもアメリカや中国でもあまり話題になってない気がするのですが。アメリカの3DCGって「トイストーリー」とか「ミニオンズ」とか「モンスターズインク」とか結局「デザイン化されたキャラ」なんですよね。それかアナ雪みたいな従来の2Dアニメを立体化した感じといえばいいのでしょうか。

「シドニアの騎士」というかMMDというか、なんかそっから進化した(いや進化が感じられない)みたいな3DCGっていつまで使うんでしょう?これは不気味の谷でもあるし、安っぽくもあるし、手塚的な記号にもなってないし…正直なんでこの系統にこだわるんでしょうか。「楽園追放」がそう言えばこの系統かな?あれが結局一番見やすかったりして。

 結局ヒットした「鬼滅の刃」も「ワンピース」も2次元アニメだったし「スーパーマリオ」は「デザインキャラ」系統です。今、やっているちょっと人気のTV作品…例えば「フリーレン」「陰実」「薬屋」辺りと比べて、どっちが魅力かとか考えないんでしょうか?

 このネトフリが推しているのかIGの技術なのかどうも本作のような3DCGは好きになりません。「PLUTO」みたいなの作れるならそっちで行って欲しいなあ。「PLUTO」の話は評価してませんが、画面は最高でした。

 それと演技ですね、CGの。変身後のウルトラマン等は、人間のCGよりはカッコ良くて見られるんですけど、動きというか演技がカリカチュアライズされすぎたハリウッド映画の役者を物まね芸人が大げさに真似ているような動きです。共感性羞恥が発動するレベルで、ひどいです。

 で、本作のストーリーです。面白いです。初めのうちは。ウルトラマンが去った後に残された地球の話です。メンインブラックの黒メガネをウルトラマンがやっていて且つシリアス版という感じです。アイドルが絡むのでちょっと雰囲気とか世界観は「鉄腕バーディー」も思い出しました。

 アイドルとの絡みがご都合主義だったりしますが、ウルトラマンとは?という定義の問題とか、スペシウム光線の設定とか、ウルトラマンだった早田隊員の呪いと血の話、連続殺人犯、懐かしの怪獣○○○○の立ち位置などで、かなりドキドキワクワクする話でした…途中までは。

 ただアイデンティティ問題とか正義の問題とか、言葉ではなぞっているんですけど、なんか軽いんですよね。SF的なメカの設定も結局なんなのか謎の提示もないまま未来メカで来ちゃったし。セブンとかエースもいいんですけど簡単に登場させすぎて軽ーい感じだし性格造形がありきたりというか…

 CGに拒否感が無ければ、前半はかなり面白いと思います。ただ、後半はほぼドンパチです。
 2期以降で主人公のアイデンティティ問題をやるのかどうかと、アイドルちゃんと恋愛しちゃうのかどうか、は気になりますけど…どうしようかなあという感じです。

 まあ、せっかくネトフリ加入期間なのでこの後、23年の作品の3期まではチェックしたい気もします。が、画面が辛い。2Dアニメ好きにはハードルが高すぎる…

 ストーリーは前半評価で3.5(前半4、後半2.5の辛うじて四捨五入)。ビックネームのウルトラマンの名前を借りてますが、その名前を使った導入は面白いのでいいと思います。
 キャラは…うーん、アイデアはいいです。アイドルの出番が無理やり感はありますが唯一魅力があるキャラとも言えます。4かなあ。
 作画は評価できません、1と言いたいですけど最後まで見た作品なので1.5にします。
 声優と音楽は正直CGが気になりすぎて楽しめません。評価なしの3で。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺たちが、ウルトラマンだ

この作品は、あのウルトラマンのフル3DCGアニメです。
グリッドマンがアニメ化された時も驚きましたが、これにはホントにビックリです。
円谷プロの看板作品でこれまで特撮にこだわってきたウルトラマンが、アニメ化されたのですから…

でもウルトラマンの設定が大きく異なっていました。
まず、今回登場するウルトラマンはM78星雲光の国から来る訳ではありません。
物語の舞台は、ウルトラマンが異星人の侵略から地球を守り、使命を終えて地球を去ってから40年後の世界…
そして40年の年月をかけて人類は繁栄の時代を築き上げてきました。

ですが、それは表向きの平和でしかなかったのです。

かつてウルトラマンと同化していた科学特捜隊の早田進は還暦を迎え、今では一人の息子を持つおじいちゃん…
早田進の一人息子である早田進次郎は、生まれながらに特殊な力を秘めていました。
進次郎が高校生になった頃…これまでの平和を揺るがす一大事が起きたのです。

考えてみると、その事件が全てのきっかけでした。
突然謎の敵に襲われた進次郎を助けたのは父である早田進…
早田進は自分がウルトラマンだと告白し、ウルトラマンスーツを纏って進次郎を守ろうとします。
ですが、還暦を過ぎた人間がウルトラマン本来の力を引き出せるはずもなく、あっという間に劣勢に…
父親が傷付いていくのを目の当たりにして、子どもの心が動かないはずがありません。
進次郎もウルトラマンスーツを身に纏い、何とか謎の敵を撤退させることに成功するのですが…

これがこの物語の序章…
進次郎は進に代わる「新たなウルトラマン」になることを要請されるのでした。
これまで秘密裡にしてきた異星人の襲撃から地球を守るため…
こうして進次郎の物語が動いていきます。

生まれながらに秘めた特殊な力…
このフレーズだけ見ると魅惑の塊のようです。
だって、誰もが一度憧れた能力なんですから…

一睡もしなくても疲れを知らない身体…
自宅と行きたい場所とを瞬間的に繋いでくれる能力…
一度覚えたら絶対に忘れない記憶…
こんな能力があったら良かったのに…なんて考えたり?

でも、自分の能力に見合った責任や使命が課せられるのも世の常ですが、進次郎に任せるのは時期尚早だったのかもしれません。
そもそも自分の能力に見合った責任や使命って、高校生に理解できるかと考えると正直難しいと思います。
だって、その頃って自分の事だけで精一杯だから…

能力が高いからウルトラマンを要請される
ウルトラマンは正義の見方だから、悪い敵から地球や人々を守らなくちゃいけない
正義の味方は守るのが当たり前…
そこに落ち度があったら徹底的に責められる…
正義の味方に自ら志願した訳じゃないにも関わらずです。

だから、この作品は進次郎の成長を見守る物語…
彼の正義の貫き方…悪くなかったと思います。

進次郎の事が気になる女の子…すみれちゃん演じる人気急上昇中のアイドル 佐山レナの存在は大きかったです。
地球外生命体とは全く無縁の彼女が、どうして進次郎と知り合い騒動に巻き込まれていくのか…
彼女の出生に関する時期的な矛盾はありましたが、すみれちゃんの熱演に圧倒され気付いたのは後からでした。
物語が面白ければ、結果オーライという事なんでしょう。

現代に蘇ったウルトラマン…フル3DCGの旨味を全てつぎ込んで作られた作品は、往年の名作とはまた違ったテイストが感じられました。
ウルトラマンスーツを身に纏った彼らの格好良さは半端ありませんでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、OLDCODEXさんの「Sight Over The Battle」

クール全13話の物語でした。
毎週の視聴が溜まっていますが、面白くて思わず一気見しちゃいました。
物語としても中途半端なところで終わっているので、続編制作前提なんだろうなぁ…なんて考えています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19

69.5 8 漫画原作アニメランキング8位
Levius -レビウス-(Webアニメ)

2020年1月1日
★★★★☆ 3.6 (74)
267人が棚に入れました
新生歴19世紀。アガルタ・ウォーター採掘の領有権を争ったフォサニア紛争が終結して5年。あらゆる動力に“蒸気"を用いるこの時代では人体に機械を融合させて戦う機関拳闘なる格闘技が隆盛を極めていた。戦争によって父親と自分の右腕を失い、母親も植物状態となった孤独な少年レビウスは、伯父・ザックの元で運命に引き寄せられるかのように機関拳闘に没頭し、才能を開花させていく。そして、機関拳闘Grade-Ⅲで強敵を乗り越えていくレビウスを不敵な笑みで見つめる謎の男・Dr.クラウン。レビウスの脳裏にフラッシュバックする戦争の記憶――。

声優・キャラクター
島﨑信長、諏訪部順一、櫻井孝宏、佐倉綾音、大塚芳忠、小野大輔、早見沙織、宮野真守
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

機会不均等な機関拳闘

原作未読

スタンダードになりつつあるネトフリお下がりもの。これまでもいくつか観てきましたが

 1.円盤頼みの一本足打法では出会えない作品が拝める
 2.万策尽きた!に遭遇しにくい制作体制が組める(かも)

一定水準は期待できるよねとの信頼が醸成されつつある昨今です。

“機関拳闘(きかんけんとう)”と呼ばれる機械と生身の肉体とをがっちゃんこさせた人間同士が殴り合うスポーツ!?が人気を博している世界のお話。
大きな戦争の傷跡がくすぶってる情勢で登場人物各々がなにかしら抱えております。主人公レビウス(CV島﨑信長)もそんな一人。闘う背景が悲劇に基づいてるのは『あしたのジョー』から脈々と続く系譜といえましょう。少なくとも『バキ』みたいな能天気さはありません。
戦争で亡くしたものと言うべきか答えの出なさそうな何かを見つけたくて拳闘の世界に身を委ねているテイストは好きです。『あしたのジョー』の他にもボクシングといえば『ロッキー』なんて名作もありまして、そのシリーズ4つめ“炎の友情”みたいな展開っす、でオールド映画ファンには通じそうな仕上がりでした。ドラゴに該当する役を早見沙織さんがやっとります、と言うと混乱が加速しそうですね。

比較したら怒られそうですが最近であれば、戦争で傷ついた心を何かの仕事を通して恢復を図っていく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とも物語の親和性がありそうです。
あっちは帰還兵。こっちはなすすべもなかった少年だとの差はありますが、戦争のPTSDへの向き合いっぷりでいえばとても真摯なように見受けられました。ここだけに限れば率直にエヴァガより真面目です。既視感ありだとか王道だとかの前置きしつつも“真面目”でしたよ。この一点で買いです。



※ネタバレ所感

■機関拳闘との矛盾

作中の拳闘場はローマのコロッセウムみたいな外観でした。古今東西、肉体のぶつかり合いが人々の熱狂を誘うのはよくわかります。

{netabare}ただし本作みたいにドロイド化させるのは単にドーピングなのでは?と思う私です。
生身の拳なら肉体が耐え得る閾値をそうそう超えないから競技が成立するわけです。そこに異常に発達した“義手”をもって殺傷力増す競技が機関拳闘ですからね。古代ローマでの猛獣出して一部ショー化した見世物だったらわかるんですが、一応、競技の体裁を保ちたいのならなんか違う気がします。
HP100・攻撃力20でやりあえば殴り合いの応酬を楽しめるのに、ナイフや拳銃装備して攻撃力100超えてると言えば妥当でしょうか。

 応酬より一撃必殺の居合い

これを楽しむ前提でしたらなんとかぎりぎり理解可能な機関拳闘のレギュレーションでした。
それなのに繰り広げられたのは“殴り合いの応酬”なのですよ。違和感は拭えぬままです。{/netabare}

{netabare}そして肉体と関係ないとこで生じるアンバランス(不均等)というかフェアネスの欠落。
開発費用(資金力)の多寡で機会の不均等が生じてます。そのへん『あしたのジョー』というより『下町ロケット』に近かったかもしれませんね。
戦争で片腕木っ端みじんになれば生活のために義手というのはわかるし、戦後なんだから片腕片足無い人もわんさかいるのもわかるとして、競技そのものとして見たらほとほと魅力がありません。
道具で左右される肉体のぶつかり合いに人々が熱狂するのってどうなんでしょう?
そんなんみんな嫌で、グローブに変なの仕込んだり、ドーピングしてみたり、ボディがヌルヌルしてたりしたら「ふざけんなっ!」ってなるわけですから。{/netabare}

{netabare}フォローしとくと、『ロッキー』のドラゴも肉体改造ソ連人の設定でした。完璧な敵役に不完全な主人公が立ち向かう構図はいいですよね。大好きです。ドロイド化しての殴り合いもドーピングのマウント合戦にしてみた、と捉えればよいのかもしれません。{/netabare}


とどのつまりこねくりまわさずボクシングでいーじゃん!
ここ気にならないか、目を瞑っちゃえばわりかし面白がれることでしょう。



視聴時期:2021年1月~3月 地上波リアタイ視聴

-----


2021.03.28 初稿
2022.01.03 配点修正 -0.1

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

NETFLIXにおけるこの作品へのコメントは「心温まるエキサイティング」

この作品の原作は未読です。
NETFLIXのオリジナル作品という点で、前情報が一つも無い状況で視聴した作品です。

第一印象は、「メガロボクス」にボクシングスタイルが似ていると思いました。
身体能力を向上させる強化外骨格ギアを身に着けたメガロボクサーたちによる、ボクシング以上に激しい格闘技メガロボクス…
「あしたのジョー」の連載開始から50周年を迎えたことを記念して制作された作品です。

本作品では義手など身体の一部を機械化しているので、ギアの装着とは設定が若干異なりますが、スタイルはほぼ一緒です。
因みに本作品はR12だそうです。
やっぱり激しく殴り合うシーンが多いからなんでしょうか。

ですが、視聴を始めた瞬間に感じたのは安心感です。
何故なら、キャストは何度も声を聴かせて貰っている声優さんばかりだから…
主要な登場人物は以下の通りです。

レビウス=クロムウェル(CV:島崎信長さん)
ザックス=クロムウェル(CV:諏訪部順一さん)
ビル=ウェインバーグ(CV:櫻井孝宏さん)
ナタリア・ガーネット(CV:あやねる)
A.J.ラングドン(CV:はやみん)
Dr.クラウン ジャック=プディング(CV:宮野真守さん)

超一流どころの声優さんがズラリ勢揃い…
どこをどう切っても見知った声ばかり耳に入ってくるんです。
これで滾らない筈がありません。

物語の展開も「あしたのジョー」チックでした。
弱小ジムから成り上がる物語…
体格は決してボクシング向きではない華奢な身体…
だけど、天性のセンスを武器に勝ち星を増やしながら、強豪と呼ばれる強者に勝負を挑んでいく…
ありきたありですが、この展開が一番盛り上がると思うので、王道ど真ん中の物語で逆に良かったと思っています。

面白いのが、本作品で描かれている究極の格闘技「機関拳闘」は、男女分け隔てなく試合する点です。
主人公のレビウスは若き闘士なのですが、あやねるやはやみん演じるキャラも若き闘士なんです。
あやねる演じるナタリアは最初レビウスよりも強かったですし、はやみん演じるA.J.ラングトンも大事な場面で登場する闘士でした。
だから女の子だからって甘く見ていると痛い目を見ることになるんです^^

ここまでレビューを書いて頭に浮かびましたが、R12指定になったもう一つの理由は、非人道的シーンが描かれているからだと思います。

グレードが上がるとファイトマネーも桁違いに跳ね上がるこの世界…
ですが強くなるためなら何をしても良い訳ではありません。
徹底的に身体を鍛え上げるまでなら問題ありませんが、人の道を外しちゃいけません。
でも、実際いるんですよね…
勝つためなら人の道を平気で踏み外せる人が…

本作品でもそんなシーンがゼロではありません。
見ていて胸が痛みましたけれど…

オープニングテーマは、「wit and love」
エンディングテーマは、「child dancer」
どちらも「謎女(なぞめ)」さんが歌っています。
この2曲でメジャーデビューされたそうですが、声質がムッチャ好みだったんです。
楽曲の雰囲気も良いし…
名前通り全貌が謎に包まれているとか…
ネットの噂通り只の新人という感じのしない方です。

1クール全12話の物語でした。
アニメーション制作は、ポリゴン・ピクチュアズさんなので、「空挺ドラゴンズ」並みのフルCGアニメが楽しめると思います。
原作の連載の方は未だ続いているみたいです。
こちらも続編が制作されるなら是非視聴したいと思えた作品でした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

冴え渡る、ポリピクCG!!!!

ネトフリのアカウントを休止中なので、
地上波放送の第1話、リアタイで観終えました。

ポリゴン・ピクチュアズさんのCG作画が素晴らしいですね!

みなさんのご指摘のとおり、「メガロボクス」にちょっと似てるけど、
「メガロボクス」が強化外骨格を使う、近未来っぽいSF設定なのに比べて、
{netabare}こっちは機械文明や風景は20世紀前半頃の雰囲気で、
義手製造技術だけが異常に発達した、
ちょうど、「鋼の錬金術師」みたいな感じの、ヨーロッパっぽい世界。
それで、義手操作の動力源に蒸気機関を使っていて、
レビウスをはじめとして、戦士は義手での「機関拳闘」を戦うんですけど、
この義手の描き方をスチームパンクっぽい感じにしてるのが、{/netabare}
作品世界でのリアリティ、凄く強く感じられて、とにかく格好いい!


作品に影を落としている世界観の奥行きがありそうな感じとか、
キャラクターが声優さんとピタリとハマったキャラ立ちのよさとか、
それぞれの人物の過去や、人間関係が微妙にデリケートな感じとか、
とてもしっかり作りこまれている感じがして、
全部、凄く、いいです!

なにより、ポリゴン・ピクチュアズさんのCG作画が、
「亜人」の頃と比べて格段の進歩!
アクションの切れ味はいつも通りすごくいいんだけど、
日常シーンでも作画のクォリティが高くて、すごく綺麗です!
このあたりの蓄積が「空挺ドラゴンズ」での作画にも効いているのかも?
(制作時期は、レビウスの方が2019年で、先だったということです)


アクションも楽しめそうだし、
ストーリー展開も面白そうで、
次回の放送がすごく待ち遠しい・・・っていうか、
ネトフリを再アカウントして、一気視聴しちゃうかも!?です!!


視聴終了。
{netabare}戦争とか、科学と人類の距離とか、複雑な問題はあったけど、
そういうのは全部スルーしちゃって、
シンプルな友情と熱血のストーリーでした。
みなさんのレビュー拝読してて、「単純すぎる」というご意見が多かったの、その通りだと思います。

でも、
この作品って、
レビウスのキャラクターと、作画の美しさを、
ただひたすら堪能できれば、
それで十分だなって思うし、
そういう期待には100%こたえてくれていたと、
思うんです。
戦争の惨禍のせいで義手の人が増えてしまって、
でもそういう人たちがアスリートとして活躍する場が、
ちゃんとあるって、パラスポーツの精神ですよね?
それだけで、
私は十分おっけーだと思ってしまいました。

レビウスも、レビウスを取り巻く人たちも、とても素敵だったって思います!

お気に入りは、寡黙なレビウスらしく、
毎日早朝、ロードワークをし続けるすがた。
まんまアスリート、格好よかったなって、
そう思っています。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19

62.2 9 漫画原作アニメランキング9位
アニメで分かる心療内科(Webアニメ)

2015年2月13日
★★★★☆ 3.5 (335)
1479人が棚に入れました
うつ・ED・認知症~えっちなお悩みまでわかりやすく解説する臨床心理士・療と、突飛な方向へ誤解しがちなナース・あすながお届けする最先端のメンタル治療!? 心療内科にて扱う症例をテーマに、"笑えて学べる"異色の心療内科ギャグアニメ。

声優・キャラクター
三木眞一郎、遠藤ゆりか、日笠陽子、内田真礼、緒方賢一

vbkOs43966 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

シャ○ライフ!(笑)

「心の病をクスリで治す」というビジネスだと~?(笑)
笑わせるんじゃァないよ~全く(笑)

年々、「心の病の種類と数」が「増えて」おりますからなァ~(笑)
積極的に病気の数を増やしてどうする?(笑)
無論、お客様の数を増やしたいんでしょうなぁ~(笑)
バカげた世の中でございますナア(笑)
新規のお客様開拓を怠らない逞しいショーコンには見習うべきところがございます(笑)

そもそも、
ココロの病を投薬で治すという発想からして、イカれているのであります(笑)
順序が逆でしょう、と(笑)
投薬するために、ココロの病気を「作っている」んでしょうが(笑)
スゴいですね~、「ビジネスの本質」ここにアリって感じでございますな(笑)
実に素晴らしい(笑)

ただし、
わたし()にとっては、メンタルクリニックなどというものは不要の長物ですよ(笑)
不要も不要、むしろ無い方が助かりますな、いろんな意味で(笑)
例えば「お前は病気ダァ」などと偉大なるお医者様から宣告されて、その結果、強制連行(笑)されてシャブ漬けにされたんじゃあ、たまりませんからなァ~(笑)

私に言わせれば「投薬系メンタル治療ショップ」というものは「情報弱者」を食い物にする「ビジネス」以外の、ナニモノデモございません(笑)
つまり「心の病」という胡散臭さを濃縮したかのような「デタラメ」や「でっち上げ(笑)」を素直に信じてしまう素朴な人間は良いカモであり、「狙われる」というわけですよ(笑)
ともかく世に数多存在する投薬ショップとは、事前に「ヤバさ(笑)」を知っている人間が近づくような場所ではございません(笑)

もし他人から投薬系メンタルショップへの通院を薦められたとしたら、それはつまり、自分が「強制収容所」に送り込まれる手はずが整いつつある事を示していると考えるべきでしょう(笑)
危ない危ない(笑)
自分の身は、自分で護らないと、いけませんよね~(笑)

と言っても、
親が情弱だったりすると、不幸にも子供がシャブチュウになってしまうことが、あるかもしれませんなぁ~(笑)

母「ドクター先生()、この子は"どんな感じ"なのでしょうか?」
ドクター「うーん、そうですねぇ、とりあえずシャブチュウにして、様子をみましょう」
母「あ、ありがとうございます~今後ともよろしくお願い致します~」
ドクター「いえいえ、ただし、オクスリはきちんと飲ませてくださいね~、お大事に~(クスリ切れたら買いに来いよ~)」
と、"こんな感じ"でしょうかね(笑)
おー、怖い怖い(笑)
子どもは親を、選べませんからねえ~(笑)

さて、(笑)

やはり、権威ある偉大なるお医者様から「あなたは○○というココロの病気で(あるかもしれませんので)す」などと言われて、それを素直に受け入れる純朴な人間こそが、メンタルクリニックにとっての「上客」ということになりそうですね(笑)
権威に弱い情弱は、死ぬまでカネを搾り取れる最高のカモである、と(笑)
メンタル投薬業界は「構造的には」そうした側面を有していることになるのでしょうな~(笑)

事実、世のシャブ販売者(笑)は例外なく、情弱を食い物にしております(笑)
「苦しい気分や状態が楽になるよ?不安もなくなるよ?試しにやってみないか?」と、「シャブ」という具体的なソリューション(笑)を提示して、情弱から定期収入を得るビジネスを展開しているのであります(笑)
で実際、効果があるんだから、売れるわけですよ(笑)
しかも、手軽で即効性がありますからねえ(笑)
魅力的なソリューションという話にもなりますわな~(笑)

もちろん、
シャブ売りマンは情弱をシャブ中にして死ぬまでカネをムシリとることが目的であり、情弱を助けて救ってあげようなどという気持ちは、微塵も持ち合わせておりません(笑)
しかも彼らシャブ売りマンとしては、シャブチュウによる廃人化が進行した挙げ句に余計なことをやらかしたり口走るったりする前に、お客様には死んでもらった方が助かったりもするのです(笑)
これぞまさに、ワルのビジネス()であります(笑)

ともあれ、この手のシャブビジネスは合法・非合法を問わず、「お客様(笑)をシャブチュウにすることで成り立っている」わけですね~(笑)
恐れ入ります(笑)

ところで、

本作に度々登場した「セロトニン再取り込み阻害ヤク」というオクスリは、まー、要するに「ハイな状態」を一定時間持続させる効果を持ったお薬ということになるのでございまして、

まー、つまりは、「シャブ」ってことになりますわな~(笑)

( ´,_ゝ`)プッ(笑)
( ´∀`)は~( ´∀`)はは(≡^∇^≡)はハハハハ!!(笑)
コイツはケッサクダァ~ッ!(笑)
なんたるブラックジョークでございましょう!(笑)
これはもう笑うしかないでしょう~!(笑)
いやいや、ここは笑うところじゃないですか~!(笑)
笑いましょうよ~!(笑)

ところで、

人間、オクスリで「ハイ」になったら、何をするでしょうか?

人によっては

「飛び降りちゃったり」

とか、するかもしれませんな~(笑)

おー、これはショッキング、身震いが止まらねえや…!(笑)

現実的な問題として、(笑)
シャブチュウになるのであれば、合法的にシャブチュウになるべきです(笑)
というのは、非合法的シャブチュウは世間から叩かれ、制裁を受けます(笑)
しかし、合法的シャブチュウは世間から叩かれず、制裁も受けません(笑)
つまりは、同じシャブチュウでも、両者は待遇の面で決定的な差が生じるのです(笑)

シャブチュウになる「メリット」を考慮するのであれば、選択の余地はありません(笑)
合法的なシャブチュウの道を選択するべきです(笑)
なんといっても、お医者様という権威からココロの病というお墨付きを頂くことで、大手を降ってシャブライフ!を満喫できるのですから!(笑)
そうなれば、コソコソと影でビクビク怯えながらシャブシャブしなくて済むじゃありませんか!(笑)
これぞまさに、売り手と買い手のWin-Winなカンケーでございましょう!(笑)

したがって、
全国のシャブユーザーの皆さんは守るべきルールを守り、然るべきルートを経由する「お上」が認めた正規の代理店を通して、合法的に健全なシャブライフを満喫するべきなのです(笑)
絶対に、違法行為に手を染めてはなりません!(笑)
非合法な手続きを介してシャブをキメるのは、絶対にやってはダメなんです!(笑)
全国で違法にシャブをチュウチュウしている皆様!目を覚ましてください!(笑)
どうか「まっとう」に生きてください!(笑)

そういうわけですので、


★シャブチュウになりたい人はメンタルへ!(笑)


ハハ(≧▽≦)っはあ(≡^∇^≡)はハハハハァッ!(笑)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
For All
【CV】
心内 療 - 三木眞一郎
官越 あすな - 遠藤ゆりか
{netabare}
※WEB限定配信アニメ。
おい!WEB限定だからって、やりたい放題やっていいって意味じゃねーぞ!…だがそれがイイw
個人的に今期NO.1の覇権アニメなのは内緒。

ツッコミのテンポ、小ネタがモロ好みです。
シモネタ耐性がある人なら、楽しんで観れるんじゃないかな?
一応、精神学の勉強にもなる?かもw
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人しか見てはいけないかもしれない。
(他アニメのネタバレも多少含まれます)

【注意】ネタバレ(&シモネタ)全開です。気をつけて!【注意】
{netabare}
『お悩み相談コーナー』


【北海道在住 P.N 私は虫以下 さんからのお悩み相談】

私には同じアルバイト先に好きな人がいるんですが、その人についての相談です
その彼…12歳以下とちっちゃいものにしか興味がないんです(本人はロリコンじゃない!と否定してますが)
この前なんか、バイト先の店長が虫を殺した際にも「人殺しー!」って我を忘れて怒り出す始末で…
もしかして病気なのでは?と思い、相談させていただきました
なにか良い解決法があれば教えてください

P.S 次回は私の男性恐怖症についてもアドバイスお願いしたいです


官越あすな 「ロリコンって精神学ではペドフィリアって言うんですよね?」

心内療   「覚えてましたか。そうです、ペドフィリア…日本語では小児性愛といいます。」

官越あすな (名称とか別に興味ないんですけどね)「はーい♪」

心内療   「ペドフィリアに限らず、メンタルの病気にはその人の環境による影響が大きいとされてます。」

官越あすな 「育ってきた環境が違うから…あ!だから♪セ☆ロリが好きだったりするよね♪って事ですね☆」

心内療   「誰が上手い事言えと…つか、ス〇ップさんと山崎〇さよしさんに謝ってw」

官越あすな 「てへぺろ♪…つまりは、その彼が12歳以下にしか反応しないのは家庭環境にあるかもしれない…と。」

心内療   「そうですね。詳しくは『アニメでわかる心療内科 第二話』にて説明してますので、是非…」

官越あすな 「その彼と一緒に観てくださいね☆」

心内療   「僕のセリフの美味しいトコだけ持っていかないでください!」

官越あすな 「伊波さ…じゃなかった、『私は虫以下』さんがその彼と上手く行く事応援してますね♪頑張って♪」



【東京都在住 P.N 拳闘キ○ガイ さんからのお悩み相談】

最近、トシのせいかED気味です
自分はボクシングに人生を賭けていた事もあり(今は左目の視力を失い、トレーナーとして頑張っています)
体力には自信があったのですが…
知り合いにEDは心因性のモノもあると聞いたので、EDという病気について詳しく教えてください
よろしくお願いします

P.S 燃え尽き症候群ってヤツも、病気の一種なんですか?
最近、教え子がボクシングの試合後になってしまったようなので…


官越あすな 「私知ってますよ!EDって…『えっちできない』の略なんですよね?先生!」

心内療   「違うから!EDはErectile Dysfunctionの略です。前にも教えたのに…ぶつぶつ」

官越あすな 「それってデジャブってヤツですか?」

心内療   「デジャブネタはOPだけにしなさいw」

官越あすな 「あ!私、名案思いついちゃった!!」

心内療   「名案といいますと?…嫌な予感しかしませんが…」

官越あすな 「拳闘キ○ガイさんの『棒』に『ジョー』って名前を付けて…立て!立つん…」

心内療   「わー!わー!!それ以上は言っちゃダメーッ!!」

官越あすな 「そして最後は『燃え尽きる』前に『真っ白』な液体が…もごもごっ…」

心内療   (あすなの口を押さえながら)「EDについて詳しくは『アニメでわかる心療内科 第一話』観てください!」

官越あすな 「もごもごもご…(観てくださいねー!)」




…とりあえず現在視聴した2話までで書いてみました。
(気が向いたら)ここから先の話も追記します♪
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

敷居の低い心療内科

1話の感想 「ED」
{netabare}こういう話って、他人に聞きにくいから凄くいいと思う。
要するに、2次元ばかりではダメってことだね。{/netabare}

2話の感想 「ロリコン」
{netabare}正式にはぺドフィリアって言うんですね。初耳です。
小学生と性交したい以外はOKというの、予想以上に限定されていてびっくり!{/netabare}

3話の感想 「認知症」
{netabare}現段階で自分には関係はないですが、周りの人のために知ってて損はないですね。
このアニメはタメになるな~{/netabare}

4話の感想 「睡眠障害」
{netabare}今回も僕とはまだまだ縁がないお話でしたね。逆に、寝すぎて困ってるくらいですから笑
結局は、あまり気にするなってことですね!{/netabare}

5話の感想 「色の心理テスト」
{netabare}えーっと… 僕はオレンジを選んだのですが…
最後までちゃんとしてくれよーー(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
あと、僕はよく遅刻しちゃうので寒色系の色の場所で待ち合わせすればいいということは、しっかり覚えておきたいです!{/netabare}

6話の感想 「パニック障害」
{netabare}広場恐怖っていう言葉は初耳でした。意味もただ広い場所ではなく、会議など人がいて逃げ出せない場所だとか。
会議でお腹が痛くなるのもそれなのかな?笑{/netabare}

7話の感想 「うつ病」
{netabare}CES-D(セスデー)とはうつ診断のことであ~る。こういうことは知ってて損がないからどんどん頭に入れちゃうよ~{/netabare}

8話の感想 「ED②」
{netabare}甘いもの食べ過ぎると血管が細くなるのか。適度な運動と食生活には気を付けよう(ゝω・)キラッ☆{/netabare}

9話の感想 「フェティシズム」
{netabare}フェチも行き過ぎれば病気認定くらっちゃうんですね。参考になりました。
あと、鎖骨フェチは共感です!!{/netabare}

10話の感想 「露出症」
{netabare}男らしさをアピールしたくて、露出するなら、じっくり見て「ちっさ!!」とでも言えば大丈夫な気がします!{/netabare}

11話の感想「のぞき」
{netabare}のぞきって、確かにロマンがあるが犯罪ですよ(笑){/netabare}

12話の感想「社会不安障害」
{netabare}スピーチ恐怖は確かにある。
電話もあるようなないような…
心理病は精神の病気なのに薬を使うのが意外。{/netabare}

13話の感想 「睡眠時無呼吸症候群」
{netabare}これ、テレビで見たことあるけど本当に呼吸が止まっていて怖いですよね!
やはり、適度な運動が大切だ!{/netabare}

14話の感想 「絶望からの立ち直るまでの過程」
{netabare}これは、知っているからといってどうにかなる問題じゃないね(;´Д`)
出来るだけ絶望しないのが一番だと思う!{/netabare}

15話の感想「季節性感情障害」
{netabare}夏と冬、どちらも当てはまるわ〜
確かに、私は朝弱いが欝になりやすいのか…
これは覚えておこう。{/netabare}

16話の感想「ストーカー」
{netabare}無視が一番きついってのは分かるけど意外。
末期になると怒られる相手にも依存してしまうのかな?{/netabare}

17話の感想 「つらいことは積極的に」
{netabare}いらいらはためちゃいけないんですね!
僕も日記をつけようかな…{/netabare}

18話の感想「認知的斉合性理論」
{netabare}今回のはためになった。
自己評価が高い人には褒め言葉で、低い人には貶す方向で。{/netabare}

19話の感想 「気持ちの持ちよう」
{netabare}この気持ち凄く分かるわ~
やらなやらなと思ったら、返ってやる気がなくなるとかあるあるや。
合言葉は「とりあえず」、今回はためになったと思う!{/netabare}

20(最終)話の感想「メンタルクリニック」
{netabare}心療内科も普通の病院と至って同じなんだな。
本当に追い詰められた時は話を聞いてもらうだけで嬉しい、みたいな感じなのかな?{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

58.6 10 漫画原作アニメランキング10位
ソードガイ 装刀凱 The Animation(Webアニメ)

2018年4月1日
★★★☆☆ 2.9 (43)
490人が棚に入れました
『ソードガイ 装刀凱』は、右手に魔刀を持つ少年・凱の物語である。

事故により右腕を失った亜門は、刀匠が代々伝える魔刀“死龍”を自らの義手に作り替える。

魔性の武器と一体化した凱は、残酷な運命へと引き込まれていく。ダークヒーローの活躍する新しいマンガの世界が切り拓く作品だ。


キャラクター開発のディー・エル・イー(DLE)と大手エンタテイメント企業のフィールズが共同でコンテンツ開発を手がける。

キャラクターデザインに「牙狼<GARO>」シリーズの雨宮慶太、原作は『仮面ライダー555』や『仮面ライダーアギト』でおなじみの井上敏樹が担当した。

それを木根ヲサムの抜群に切れのある作画で作品にした。

声優・キャラクター
上村祐翔、梅原裕一郎、相坂優歌、中田譲治、杉田智和、下野紘、関俊彦、佐藤利奈、黒田崇矢

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人はなぜ武器に魅かれるのか。武器はなぜ美しいのか…。

この作品の原作は未読です。
これまで2クールまで制作されており、1クール目は1話/週のペースで視聴していましたが、2クール目からは視聴時間が取れなくなったので祝日を利用して一気見しました。
私はNETFLIXで視聴したのですが、NETFLIXは一気見に向いているコンテンツだと思いました。

オープニング-本編-エンディングの構成の際、エンディングが始まると自動的に次話の本編に飛ぶカウントダウンが始まるんです。
そして一切の操作は不要…何て便利な機能なんでしょう。
勿論、オープニングやエンディングを毎回じっくり楽しみたい…と言う方には不要な機能だと思いますが、特殊オープニングや特殊エンディング以外は飛ばしても…と言う方にはピッタリだと思います。

数多くの人の血を吸い、伝説となった武器は、時として命を持つ。
長きに渡り武装魔と対峙してきた処史代と、武器として生きる事を運命づけられた凱(がい)。
体に武器を宿した人間が憎悪と殺意を抱くとき、殺戮のみを求める武装魔と化す…。

上記は公式HPのINTRODUCTIONからの引用になります。
この作品の特徴を端的に纏められていたので使用させて頂きました。

伝説と呼ばれる武器は人の負の感情に語り掛け、人の弱さに付け入る存在…
そして一度付け入れられたらもう二度と人間には戻れない…
どんなに自分を律していても太刀打ちできない悪魔の囁き…

こうして武装魔が次々と生まれ、何の罪もない人が犠牲になる世の中が物語の舞台です。
武装魔を退治し元凶である武器を回収・保管するのが処史代の役割…の訳ですが、実は処史代の方針にはどうしようもない矛盾があるんです。

それは武装魔を倒せるのは、伝説の武器を扱える者のみ…ということです。
武装魔も心を完全に飲まれる前までは一般の人間でした。
ですが、武器を使い徐々に心身が侵食され、やがて武装魔に堕ちていく…
だから処史代の現場第1線は、武装魔に墜ちるカウントダウンが既に始まっている…

つまり、武装魔から人々を守ろうと躍起になる処史代は、自らもまた武装魔を生み出しているんです。
処史代はこの事態に手をこまねいている訳ではありませんが、
できるのは武器の侵食率を常にモニタリングしながら、武装魔との戦い以外は全てを凍結させるという先延ばしだけ…

コールドスリープから目覚め…そして戦闘後に眠りに就く彼らの姿を何度も見てきました。
正直、人として扱われている気がしませんでした。
人と違うのは伝説の武器が扱えるだけで、他は普通の人間なんです。
繰り返されるコールドスリープが齎すのは如実に感じる時間軸のズレ…
これが人間の心にどう響くか…考えなくても分かります。

ですがこの物語は武装魔でも処史代でもなく、幼い頃から武器と共に生きてきた凱という男性が主人公です。
生まれて間もなく森で発見された赤ん坊は、母親の温もりの代わりに武器を抱きしめていました。
武器と共にあるのが生まれた頃からの必然である凱…
この凱が己と武器とどの様に対峙していくかが、この物語最大の見どころになります。
成長し、武装魔や処史代と接した凱は何を感じて何を選択するのか…

彼の成長を語る上で、この二人の事は欠かせません。
1人は、本作のヒロインである緒方さやか(CV:相坂優歌さん)です。
幼い頃から凱と一緒に暮らしてきた彼女は一途で優しい上、凱の世話を何かと焼きたがるので、凱から時折煙たがられますが、凱の本心に一番近い場所にいる存在です。
彼女の凱を思う気持ち…生半可ではありません。
何をも厭わず…躊躇せず…凱に向かって最短距離を突き進もうとするんです。
それで、例え自分の身に何があっても…です。

そしてもう一人は、アニオリキャラだったようですが、まややん演じる火美此です。
全てを投げ出そうとした凱を救い匿った無住心拳法を極めた我眉衆の長です。
一見少女の様に見える彼女の美麗さは半端ありません。
9歳にて悟りを開いた彼女は体内に20本以上の武器を取り込んでいます。
「無の境地」の成せる業…とでも言いましょうか。
心の底から優しい人…敵味方構わず手を差し延べる彼女…
そしてきっと彼女は幸せ…だって自分の本心を知れたのだから…
こう思うのは不謹慎でしょうか…?

NETFLIXの作品は完成度の高い作品が多いのが特徴ではないでしょうか。
かく言うこの作品も然りです。
ですが、2クールでは少々尺が短かったのではないかと思った点が2点ありました。
まず1点目は、2クール目後半の展開が物凄く早かったこと…
物語は繋がっていたと思いますが、展開が早くて深みが感じられなかったのが残念でした。

そして2点目は、キャラをもう少し大切にして欲しかった…ということです。
これも尺の長さに起因しているのですが、特にサブキャラの扱いは本編の出来に直結すると思います。
物語の中には生き死にだけで表現できない驚き、苦悩、葛藤…様々な感情が蠢いていたと思います。
勿論、これらの脳内補間はできましたが、キャラの台詞や動きで感じたかったのが本音です。

2クール全24話の物語でした。
2クールで完結すると思っていましたが、原作同様続きがありそうな終わり方でした。
ここで終わったら心にもやもやが残りそうです。
敵のボスキャラも未だピンピンしています。
ということで続編の制作を是非お願いします。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ダークリユニオン

驚く程つまらなかったですね。

何処に、誰に視点を置きたかったのか全く解らず。
今回は敵だけど次回は味方、とかもう何が何やら。

娘!『ガイガイガイガイ』しつこい。煩い。

…とまぁ、出て来るキャラの大半は
粘着質系ばかりです。え?君も?みたいな…

話しとしては。
刀鍛冶の『妖刀だが守り刀となるハズだ』と、
さも知ったかをした為に刀なんか比ではない程、
人々が死ぬ話し。
陶芸家の『あやつは土に愛されている』とか、
書道家の『彼は墨に命を吹き込める』的な、
謎解釈、謎達人のセリフ的な勘違いでやっちまった
パターンですね。
事実、本人、途中で『見誤っていた』と
猛反省してますし。
アレをアレにリメイクしなければ、
あんなに街は破壊されず、人は死ななかったのではと。
そしてその鍛冶の娘!
この女が煩いのは前述ですが、
お前が的場を殺したと言っても過言ではない。
喋ったと思ったら即キスですか?
命の輸血がそんな事、ですか?
だから彼は、魔に墜ちたのですがね。
終始、嫌い過ぎて、断念し掛けました…

秘密組織の人々もいますが、
ま、そこら辺巧くやるでしょうし
資金も豊富でしょうから、勝手に暗躍してる分には
人死には少なかったのかも、と。

やはり、鍛冶屋親子が大罪人ですかね。

しかし、このアニメの真髄は…

『あの超能力人気作品』の『左脇腹町』より
ゲスト出演した 海藤瞬君とダークリユニオンの
皆さんのお話です!
海藤くん、封印されし魔の手、本当だったんすね!
開放できて良かったすね!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

reviewer さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

Netflixのハズレアニメ

Netflixのオリジナルは当たりハズレも大きいからこういうオリジナルアニメが出てきてしまうのはある意味当然だけど、デビルマン・B・AICOとレベルが高い作品が続けざまに配信されたため、どうしてもこの作品はかなり見劣りする。

作画は問題ないけど脚本がダメ。いろんなキャラのはなしを同時並行に進めているせいもあってか、展開がダラダラと遅い。
主人公はクール系?みたいだけどセリフも少なく、どういう性格なのかイマイチ見えてこないし物語に積極的に関わらないせいで、はなしが進まないし、魅力的な主人公ではない。
あと全体的にどこかでみたような設定をいろいろと掛け合わせたような感じで既視感がある。

そもそも原作がそれほど人気があるわけでもないのになぜアニメ化?しかもNetflixオリジナル。謎すぎる。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

82.1 11 漫画原作アニメランキング11位
BLACK LAGOON Robertas Blood Trail[ブラックラグーン-ロベルタズ ブラッドトレイル](OVA)

2010年7月17日
★★★★★ 4.1 (1275)
7098人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に誘拐されたことをきっかけに、名も立場も捨ててロックとして、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」の一員となる。 ボスで元軍人のダッチ、メカニックのベニー、2挺拳銃(トゥーハンド)の異名をもつガンマン・レヴィ、そしてロックと共に、改造魚雷艇「ブラック・ラグーン号」は南海の海(lagoon)を駆ける―!

金太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

78点

ストーリー
この作品では、ロックと彼の小さな変化が、ある計画を指揮することに焦点が当てられています。そして、レヴィがロックに憧れ、惹かれていることは知っていました。ファビオラが言ったように、自分を救って欲しいから怒ったんだ。彼が彼らとは違うことは知っているが、ロアナプラに適応し始めている。

そうなって欲しくはない。でもファビオラが言ったように、ロックに近づくのが怖いんだ。彼への希望を失いたくないんだ。(エダは、アニメの早い段階で二人はヤッたのかと再び尋ね、彼女は前と同じように、彼に惹かれているために話題を変えるが、彼女の反応の一部は、彼女の過去に起こったことのためである) 彼はその計画で人々を救ったということだ、ファビオラやレヴィが理解していなかったこと、彼はロベルタが彼女の体内に薬物をいっぱい入れておかしくなる結果を計画したロボットのように…ロックはロアナプラもきれいにしたかった、皆にとってハッピーエンド、しかし、それは普通のエピソードのように終わった。これはとても良い話だった。

アート&アニメーション
3年経ったが、ほとんど変化はない。非常に良いアニメーションはほとんど同じだが、もう少し良いものを作ることができたはずだ。

サウンド
アニメと同じように、やはりとても良いです。素晴らしいVA、素晴らしい効果音、同じOP曲のリミックス、それは異なるビデオクリップで素晴らしい音、以前のように素晴らしいですが、ED曲は普通で、全体的に音は良い。

キャラクター
ガルシアの子供と新しいメイドのファビオラのコンビは面白いし、レヴィに対して生意気で、ロベルタと同じくらい上手いが、明らかに彼女とは違う。

ロベルタが帰ってきて、ガルシアが望んでいない復讐を止めるために彼女を追いかける話なのですが、彼女の視点も入ってきて、最初の「シーズン」では彼女がとても好きだったので、彼女を救って欲しかったのですが、考えが変わりました、ガルシアが望んでいない復讐をしているのは彼女自身のせいで、彼女がやっていることはあまりにも酷かったので、彼女が後で殺されたとしても構わなかったのですが、ロックがいるのでまだ彼女の回復には期待できます。

ロックは今回大きな役割を担っています。ロアナプラの状況をアメリカに知られたくないという理由で、チャンが要求した戦争を防ぐ計画を立てなければなりませんでしたが、それだけが彼の計画ではなく、そのためロックは別の計画を使わなければなりませんでした。チャン氏が望んだことと反対のことを望み、それは成功しましたが最後は効果がありませんでした(少なくとも計画のその部分は)。

アート&アニメーション
3年経ったが、ほとんど変化はない。非常に良いアニメーションはほとんど同じだが、もう少し良いものを作ることができたはずだ。

サウンド
アニメと同じように、やはりとても良いです。素晴らしいVA、素晴らしい効果音、同じOP曲のリミックス、それは異なるビデオクリップで素晴らしい音、以前のように素晴らしいですが、私は、sec. それと、ED曲は普通で、全体的に音は良い。

キャラクター
ガルシアの子供と新しいメイドのファビオラのコンビは面白いし、レヴィへの態度もスマートで、ロベルタと同じくらい上手だが、明らかに彼女とは違う。

ロベルタが帰ってきて、ガルシアが望んでいない復讐を止めるために彼女を追いかける話なのですが、彼女の視点も入ってきて、最初の「シーズン」では彼女がとても好きだったので、彼女を救って欲しかったのですが、考えが変わりました、ガルシアが望んでいない復讐をしているのは彼女自身のせいで、彼女がやっていることはあまりにも酷かったので、彼女が後で殺されたとしても構わなかったのですが、ロックがいるのでまだ彼女の回復には期待できます。

ロックは今回大きな役割を担っています。ロアナプラの状況をアメリカに知られたくないという理由で、チャン氏が要求した戦争を防ぐ計画を立てなければなりませんでしたが、それだけが彼の計画ではなく、そのためロックは別の計画を使わなければなりませんでした。チャンが望んだことと反対のことを望み、それは成功しましたが最後は効果がありませんでした(少なくとも計画のその部分は)。

レヴィは以前より脇役になったが、ロックと一緒にいて彼を助けている。ロックが彼女を説得している間、シャワーを浴びている彼女の乳房も見える。ファビオラはロックの狂った考えを止めるよう彼女に詰め寄り、レヴィが否定しないことを言い始めるがそれは真実なので彼女は怒っている。そして本当に少し頭にきたものが出てくる。それはシーズン1と2に出てきた彼女の子供の頃のフラッシュバックだ。

今回は完全だった。このシーンを見て、私はより彼女に共感し、嫌悪感を抱きました。かわいそうに、レヴィは何も悪いことをしていないのに、だからいつも話題を変えて、エダにロックとヤッたかどうかを聞かれて怒るのです(大した理由ではないかもしれませんが)でも私は知りたくなかったです。しかし、この作品は、その部分を見なければよかったと思います。

他のアニメでは、キャラクターの過去を知らないのは困るのですが、レヴィの過去は知りたくなかったので、今はレヴィとそのイメージを結び付けないでほしいと思います。

エダは二重スパイみたいなもので、どっちに肩入れしているのかちょっと複雑でしたが、今ではいいキャラしてますね。
ロットンのように、悪い仕事をしていて、セクシーなシェンホアと感情的なソイヤーと一緒に住んでいる男を助けた後、ロベルタを探すために再び登場したり、チャン氏はロックの理想と同じであったのに、今はろくでなしになっていたり、バラライカがブラックラグーンに借金をしている理由が分かったり、もっと彼らを伸ばすためのエピソードが少ないため、あまり登場しなかったことが問題ですが、そこにいる人にとっては非常に良いことだと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

暴力の向こうがわ

【1期、2期、OVAを通して】

ガンアクションを主体とした殺伐とした物語だが、全編を通じて、暴力という主題を真剣に考察している印象が強い。
弾丸の飛び交うアクションシーンの基調に、銃弾によってあっさりと生命の断ち切られる無常感があり、観る人によってはかなり好き嫌いが分かれるだろう。

が、2期までのところは、真剣さは伝わるものの、考察の不徹底さが感じられ、いささかの不満を感じる。



本作に限らず、小説でも映画でもマンガでも、海外を舞台にして暴力を描く作品では、暴力に満ちた海外の舞台が普遍的な世界の姿で、日本を世界から隔絶した奇形的で例外的な「お花畑」とみなしているケースが殆どだ。肯定的にせよ批判的にせよ、日本のガラパゴス性を描き出すために、海外の暴力は描写される。

だが、生物として人間が生存し続けるという合理性からすると、即物的な暴力に満ちた社会というのは非合理的だ。

例えば、本作の主な舞台であるロアナプラでは、フィクションとしてわかりやすく、ギャング組織や国家機関のパワーバランスの結果、銃弾の飛び交う暴力の無法地帯として存在すると説明されている。
言い換えればロアナプラは、ある種の「力学」によって「暴力の都」であることを強制されている、ということだ。
強制力がなければ、非合理的な「暴力都市」がサステイナビリティをもって存続することはできないだろう。

であれば、日本が「お花畑」として見えるのは、全く同じ「力」によってそのように「強制」されているからだ、という見方もできるはずだ。

単に銃弾が飛び交っていないという事実から、日本を特殊な社会だと見なして、海外と全く異質なものとして対立させて見る視点からは、同じ「力」が「世界」にもたらしている相の表裏に過ぎない、という地点まで射程を延ばすことができない。
同じ「力」が、日本には銃弾とは違う形の暴力を押し付けているというだけだ、という点から目をそらしてしまう。

2期後半の日本編で、無国籍的な「暴力の都」で多国籍ギャングがどのように意思疎通しているか、思わず膝を打ちたくなる斬新な手法で表現する程に現実的な国際感覚を示しているのに、この射程の短さが、もどかしく感じる。

日本に戦場を持ち込もうとするバラライカの野望は、実現することはないだろう。
ロアナプラで彼女に戦場を与えている「強制力」は、おそらく日本における「戦場」の存在を許さない。

と同時に、同じ日本編で、自らの立ち位置を問われて絶句するロックの逡巡は、全く見当違いなものだ。
「日本」と「ロアナプラ」の間で立ち尽くすというためらいは、二都市が同じ「力学」の両面だという視点をもてない、無自覚の産物に過ぎないからだ。

問われていたのは、対立する光と闇の社会の間にある「黄昏」という虚構ではなく、彼自身の心の「闇」の在りかという、内面に存在する「黄昏」の問題であることに、この時点でのロックは気付いていない。



この力学への視線は、OVAにおいて、世界を「糞溜め」と「お花畑」に二分するレヴィに対し、「世界は灰色だ」と宣言するファビオラの登場で大きく前進する。
いわば世界を「ロアナプラ」と「日本」に分割するレヴィに対し、ファビオラには日本にも「糞溜め」があると見えることだろう。

立ち位置は自らの内面の問題であると半ば自覚したロックも、「力学」の見せかけから一歩踏み出したように見える。
だが、まだ日本的な区分から十分に離脱はできないようだ。

作中の米軍人キャクストン少佐はバランスの取れた潔癖な人物として設定されており、彼の「信念」は容易に覆せない説得力を持つ。
この説得力が「強制力」を下支えし、また正当化するものでもあるが、これに対しレヴィは「銃弾を食らえばそれまでだ」といった風な、身もふたもない嘲笑を持って応じ、ロックもまた、これに似た「現状認識」をもって対抗しようとする。

しかし、このような、「理想」に対して「身もふたもない現実」で対抗しようとする態度は、かなり日本的だ。

個人的な経験に過ぎないのだが、理想的な「タテマエ」に対して「ぶっちゃけた」ホンネが反論だとみなしてもらえるのは日本に特有のことに思える。
海外では、タテマエの次元に対して「ぶっちゃけ」話をぶつけても、論点をずらしているとみなされるか、問題を理解していない、単なるヤジと思われるようだ。相手を黙らせることはできるが、最終的に相手の主張を打ち崩すことはできない。

キャクストン少佐の「信念」=「強制力」の自己宣伝を打ち破る可能性があるのは、同じ次元で激突する、一見空想的なガルシアの「理想論」の方だ。

終幕で、 {netabare}原作マンガを大きく逸脱して、回復不能の肉体的欠損をこうむり、半ば廃人化を暗示するロベルタの姿を描くことで、{/netabare}
OVAシリーズは、ガルシアの「理想論」が青臭い空論ではないと示すとともに、文字通り身を切る犠牲の上でなければ勝利し得ない「強制力」の手ごわさと、これが決して打ち破れないものではないという希望を描出している。

OVAシリーズにおいて、「現実」に足をとられたラグーン商会の面々が後景に退いたように見えるのは、必然的だろう。

暴力の彼方へ一歩踏み出したガルシア。
これに比べれば、ロックの踏み出した一歩とその苦悩は、あまりにも卑小だ。
今後も映像化があるものならば、彼のその後よりも、ガルシアの踏み出したその先を、スピンオフで観てみたい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

”サンタ・マリアの名に誓い 全ての不義に鉄槌を!” こんなセリフが飛び交う世界へようこそ。 

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2010年7月~2011年6月(OVA)

続きになるので先にTVシリーズをご覧ください。

Ⅰ期で登場した 
地球で一番おっかない女の上位三人の一人
”メイド服のロベルタ”の仕える
ラブレス家当主ディエゴが凶弾に倒れた!!

復讐のためベネズエラからロアナプラに再上陸したロベルタ!
ロベルタを追ってガルシアも上陸

混乱の中 エダ 三合会のチャン 
ホテル・モスクワのバラライカ 
コロンビアマフィアたちが動き出す

勢力拡大や漁夫の利を狙うなど 色々な思惑が交錯する中  
ガルシアとロベルタは再び出会えるのか? 
ロックはロアナプラで何を目指すのか? 
そして 最後に笑うのは誰なのか? 必見です!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎感想
以下のポイントに絞り紹介します。

〇セリフ
ダークな非日常で展開される 
暴力的な描写に飛び交うセリフの数々は強烈な毒! 
そんな 汚い言葉も聞いている内に
段々麻痺していく自分が怖かったですが

彼らのセリフは主義主張を曲げない性格と重なり恰好良いんです♪
クールな世界観に合っていますし ぜひ堪能してください。

わたしの好きなセリフ たくさんあるけれど二つ紹介します

{netabare}”ぼくらは悪くない 誰もが皆そう思ってる。
だから 殺し合いは終わらない・・・。”{/netabare}
あの幼いガルシアから出た 
すべての争いの核心を突くこのセリフには心打たれました。

{netabare}”私の会社をなめるなよ?チンピラ”{/netabare}
ロアナプラで1.2を争う巨大組織のチャンに対して
エダが言ったセリフです 姉さんの裏の顔コワい!
まさに弱肉強食 この作品にピッタリのセリフですよね。

〇感情
普段は冷静で感情をけっして表に出さない彼女たちが
Ⅲ期では心の奥に閉まっていた本音や感情が溢れるところは必見です。
{netabare}
世の中は損得勘定で動くと達観しているレビィ
損得勘定で動かないガルシアの純粋さを挑発しますが
逆にファビオラに心の寂しさを指摘され感情をあらわにする場面

そして 常にホテル・モスクワの大幹部を演じていたバラライカが
今の境遇に対して発した言葉
”我が部隊も国と場所は違えど
貴方と同じものを見 同じ戦闘を戦った。
だが少尉殿 それならばなぜ 
なぜ貴軍と我々はこうまで違ってしまったのだ?”

Ⅰ~Ⅱ期では殺すか殺されるか 
そんなドライな思考を持っていた彼女たちが初めて見せる
現状への不満と不安! 

これまで機械のように冷たく感じていた彼女たちが
少し温かく感じとれ ますます愛着湧きました♪。
{/netabare} 
そしてⅢ期の物語の軸 ガルシアとロベルタ 
この二人は切なかったです
{netabare}壊れていくロベルタに対して
最後まで自分の思いを曲げず信じたガルシア 

最後の場面は 新しい当主としての技量も垣間見えて
少し大人に成長した顔も見れて安心しました。{/netabare}

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎最後に
この作品の主人公ロックについて

Ⅰ期ではまだ汚れていないロック
Ⅱ期でも覚悟の無さを雪緒に見透かされ
それでもロアナプラに残ることを決めたロック
色々な選択肢から選んだ結果がⅢ期のラストに繋がっていく
正直この結果は好き嫌い分かれると思います。

{netabare}最後ファビオラから
”この町で一番のくそ野郎”と言われますが
このセリフ ロアナプラでは誉め言葉かなって思いました

これからロックがラグーン商会でどのような活躍を見せるのか
ロアナプラでどのような悪に染まるのか
観るの怖いけど少しだけ楽しみかな♪。{/netabare}

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

ついに Ⅰ~Ⅲ期まで見終わりました!
毎回内容が濃くて 刺激も強いこの作品
時々 興奮して寝つきが悪くなることもあり 正直ビックリ。
それ位 わたしの感受性の範囲を超えてしまった作品でした

この危険な熱量に興味が湧いた方 ディープな世界へようこそ 

わたしは一切責任持ちませんが
お気をつけて いってらっしゃいませと笑顔で送り出します♪。 

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。



 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 32

62.3 12 漫画原作アニメランキング12位
ももくり(Webアニメ)

2015年12月24日
★★★★☆ 3.5 (184)
770人が棚に入れました
高校二年生の栗原雪は、一つ年下の後輩・桃月心也に一目惚れする。遠くから彼の姿を隠し撮りした“ももくん写メコレクション"が100枚になり、栗原は告白を決意。二人は恋人として付き合い始めるが、依然として栗原はももくんの姿を隠し撮りしたり、彼の触った物を収集したりと、行動がどこか変で…? 不器用な二人が繰り広げる、一途で残念なゆるいラブコメディ!

声優・キャラクター
加隈亜衣、岡本信彦、大空直美、前田玲奈、仲谷明香、竹下礼奈、山谷祥生、永塚拓馬

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

タイトルなし

簡単に言うと、ももくんをストーカーしたり、ももくんの使用済みの物を収集する栗原さんがももくんとイチャつく話。

ももくんは背が低く、頭もよくないし、運動ができるわけでもないけど、何気にモテている。羨ましい限り。だけど、ももくん見てるともやもやしてくる。

ショートアニメで10分を超えるくらいなんだが、退屈なのか割と長く感じられてしまった。キャラクター自体は可愛いんだけど、もうちょっと尺を短くしてもよかったかなと。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 第1話 告白… ももくんと栗原さん
一目惚れした1つ年下の桃月心也(ももくん)に告白した高校2年生の栗原雪(栗原さん)。晴れて付き合うことになった2人だけど、実は栗原さんはももくんのことならなんでも知ってる、ちょっと(?)変わった女の子だった!

2. 第2話 衣替えの季節に
正式にお付き合いを始めたにもかかわらず、ももくんを待ち伏せしたり使用済みストローをこっそり保管したり相変わらずの栗原さん。そんな栗原さんに呆れつつも、温かく見守る親友の水山のりか。一方ももくんは、栗原さんの不思議な言動が気になり始めて……

3. 第3話 はじめてのデート?!
ももくんをデートに誘った栗原さんは、学校では見られないももくんの私服姿やまだ知らなかった一面を知り大興奮する。そして恋人同士になってから初めてのももくんの誕生日。栗原さんは気合を入れて手作りのプレゼントを用意したのだが……

4. 第4話 勉強会
ももくんのクラスメイトの理人と翔太、そして親友のりかを誘って期末テストに向けた勉強会を企画する栗原さん。一同でやってきたももくんの部屋に、栗原さんはドキドキが止まらない。一方、ももくんは、理人や翔太と仲良く話す栗原さんの事が気になってしまう。

5. 第5話 莉央、私の守りたい桃月!!
スーパーへ買い出しに行った栗原さんとのりかは、偶然出会った少年?にジャガイモの種類を教えてもらう。その少年?、実は、ももくんのクラスメイトの少女・莉央だった。ももくんのことが気になっていた莉央は、彼女である栗原さんが彼にふさわしい女の子だと認めたくないようで……

6. 第6話 ももコレ200枚☆
理人たちから、栗原さんとの間に距離感があるのではないかと言われて気にしてしまうももくん。2人の距離を近づけるために精一杯の勇気を振りしぼる。一方、栗原さんは、いつも通りこっそりももくんを覗いていたところを、目撃されてしまう! その人物とは……。

7. 第7話 はじめてのキモチ…
期末試験をなんとか乗り越えたももくん。しかし、大事な用事があると先に帰った栗原さんが、クラスメイトの莉央と一緒にいるところを目撃してしまう。一方、栗原さんは、ももくんのことをもっと知ろうと、莉央を巻き込んである行動を起こしていた。

8. 第8話 莉央と栗原、急接近!?
栗原さんが自分よりも莉央との用事を優先したことが気になって、モヤモヤが消えないももくんは、思い切って栗原さんに直接聞いてみる。すると……何故か、栗原さんが大変なことに!? そんな折、仲良しの1年生みんなでバーベキューに行くことになり、ももくんは栗原さんにお誘いの電話をかける。

9. 第9話 BBQ(バーベキュー)
バーベキューに参加することになった栗原さん。準備のためにのりかと2人で買い物に出かけたり超気合が入っている。バーベキュー当日は、ももくんの友人たちとの会話も弾み、とっても楽しそう。だけど照れ屋なももくんは、ある言葉を口にできなくて……

10. 第10話 従兄妹と、水着と
お肉を食べてはしゃいだり、シャボン玉を飛ばしたり、栗原さんたちは、思い思いにバーベキューを楽しむ。しかし気温が上がらず川遊びができなくなってしまい、このままではせっかく買った水着をももくんにお披露目できない!?と、テンションが下がってしまう栗原さん。そんな栗原さんを見てももくんは……

11. 第11話 夏祭り♪
2人で縁日に出かけたももくんと栗原さん。栗原さんのかわいい浴衣姿に顔を紅く染めるももくん。屋台を回っているうち、年上の栗原さんにリードされていることに気づいたももくんは、しっかり自分がリードしようと決心するのだが、栗原さんと人ごみの中ではぐれてしまう。

12. 第12話 迷子にて
お祭りの中で莉央に助けられたももくんは、携帯のバッテリーが切れて連絡が取れないため、はぐれた栗原さんを探す協力を頼む。実は、栗原さんの連絡先を知っていることをももくんに言い出せず、莉央は栗原さんと連絡を取り、神社の境内に2人で落ち合うことにするのだが……

13. 第13話 ももくんの憂鬱、風邪の日に
理人や翔太と一緒にファミレスで夏休みの宿題をしている最中、ももくんが熱を出してダウンしてしまった。理人の計らいで、栗原さんがももくんの家にお見舞いにやって来る。風邪をひいたももくんと、看病をしに来た栗原さん。部屋で2人きりの時間が過ぎる。

14. 第14話 心也と雪
熱を出して眠っているももくんを、つい写メしたいと考える栗原さんだが……、思い出したようにおかゆを作り出す。ぐっすり眠っているももくんの顔を起きるまでただ眺める栗原さん、起きたももくんに声をかけ帰っていく。その後、布団の中でももくんは、ある日の出来事を思い出すのだった。

15. 第15話 ビーチボールパニック
ももくんたちとプールに出かけた栗原さんは、初めて見るももくんの水着姿にドキドキウキウキ♪ 帰り道、いつものようにバス停まで栗原さんを送るももくんは、リードされてばかりの関係を挽回するため、ついに行動を起こす!

16. 第16話 ぐるぐる栗原さん
栗原さんを引き留めてみたものの、ももくんは上手にリードができなくて空回り。相変わらず栗原さんが自分を「男」として見てくれていない気がしたももくんは思わず栗原さんに……。見たことのないももくんの姿に栗原さんは戸惑ってしまい……

17. 第17話 家庭の事情だす!
夏休みが明けて、新学期。プールの日以来ももくんと会っていなかった栗原さんは、久々のももくんを前に緊張してしまう。様子がおかしいと思ったももくんは、その夜、栗原さんに電話する。一方、栗原さんの行動が周囲にどう見えているか心配したのりかは、理人にこっそり探りを入れていた。

18. 第18話 遊園地デート
遊園地デートにやってきたももくんと栗原さん。ももくんは栗原さんをリードしようと頑張るが、お化け屋敷の中で腕にしがみついてくる栗原さんにドキドキしてしまって気が気ではない。すると突然、お化け屋敷の照明が消え、2人は暗闇の中に取り残されてしまう。

19. 第19話 合唱祭
合唱祭の仮装コンテストで、ももくんはクラスの代表として莉央と一緒に仮装をすることになった。栗原さんとの距離がなかなか縮まないことに悩んでいるももくんは、自分にヤキモチを焼いてくれない彼女の態度が気になり始める。

20. 第20話 お菓子の代わりに…
コンテスト当日、仮装したももくんの姿に大興奮の栗原さん。一向にヤキモチを焼いてくれる気配のない栗原さんにしびれを切らしたももくんは、ステージから飛び出して栗原さんの手を引き屋上へ連れ出す。

21. 第21話 HANAくま
絆が深まった2人だったが、ももくんの使用済みグッズを集めていることをカミングアウトしてしまった栗原さんは、嫌われるのではないかと不安になってしまう。そんな栗原さんをゲームセンターへ誘うももくんの行動には、いつもと違う余裕があって……

22. 第22話 タルタルオムライスの秘密
栗原さん手作りのお弁当を食べるももくん。おかずはどれも彼の好きなものばかりだが、栗原さんにその事を話した覚えはなく、不思議に思う。いつの間にかリサーチされているももくん情報。実は栗原さんの持っているももくん情報の背後には、隠れた協力者がいたのだ!

23. 第23話 waku!waku!クリスマス
2学期末のテストを前に、再びももくんの家で勉強会を開く栗原さんたち。クリスマスの補習と追試を免れるため、ももくんは必死に勉強を教わるが、あえなく赤点を取ってしまう。その一方で、クリスマスを楽しみにしていた栗原さんにも問題が起きていて……

24. 第24話 風邪の日に-part2-
クリスマスイブ、みんなとクリスマスパーティーを企画していたにもかかわらず、風邪をひいて参加できなくなってしまった栗原さん。落ち込む親友のため、のりかはこっそりとももくんを栗原さんの家に呼んでいた。栗原さんは突然の訪問に驚きながらも、ももくんに一緒にいてほしいと思い……。

25. 第25話 温泉旅行
みんなで温泉旅館にやってきたももくんと栗原さん。柚姫・莉央・育絵の女子会に混ぜられたももくんは、タイミングの悪いことに、女の子に囲まれているところを栗原さんに見られてしまう。弁解する柚姫たちだが、栗原さんはまったく気にしていない様子。そんな彼女に苛立ちを隠せないももくんは、その場を立ち去ってしまう。

26. 第26話 ふたりのキモチ
温泉旅館で気持ちがすれ違ってしまった2人。ももくんは、自分の「好き」と栗原さんの「好き」が同じ好きではないのかもしれないと感じ始めていた。ももくんを追いかけてきた栗原さんは、彼のまっすぐな想いに応え、自分の想いをすべて告白してしまう。栗原さんの気持ちを受け止めたももくんは……

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「私の好き…「恋×」「変」ですか?」

この作品の原作は未読ですが、comicoのアプリ内で配信されていたアニメをチラッと見て面白そうだと思っていた作品です。TVアニメ化される事を知り首を長くして放送を待っていた作品でした。

物語は、高校2年生の栗原 雪が1コ下の桃月 心也に一目惚れしてしまい、「桃くんコレクション」と称する写真が100枚溜まったら告白するという願掛けをしてほどなく達成…思い切って告白したら2つ返事でOKを貰って付き合い始めるのですが、付き合い始めてからの二人の恋物語が描かれています。

まず栗原さんのCVが加隈亜衣さんなのですが、超が付くほどハマリ役でした。
フワッとしていて、少し天然が入っていて…恋愛行為に恥しがる彼女をものの見事に演じきっています。
この作品を見ていると、栗原さんは本当に桃くんの事が好きなんだと思います。

好きな人の写真や使っているモノを欲しいと思うのは当然の欲求だと思います。
栗原さんは、桃くんで自分の好きを一杯に満たしたい…
ただ彼女は少し度が過ぎているだけ…
でもその言動に明確な線引きができないのも事実です…
自分の欲求に対して素直に行動したら、こうなっちゃいました…という感じなので、嫌味は感じません。むしろそこまで好かれる桃くんが羨ましいくらいです。

でもこれは第3者の目線で見ているから、栗原さんが微笑ましく感じるだけなのかもしれません。
実際に誰か分からない人からストーカー行為を受け続けたとしたら…やっぱり怖い…若しくは気持ち悪い感じるでしょうし、事と次第によっては警察沙汰に発展してしまう可能性だって秘めていると思います。

でも一方で桃くんの気持ちが分からない訳ではありません。
本気で好きな人は独占したいし独占されたい…そう思う気持ちは十分理解できます。
だって、大切な人なんですもん…
こればかりだと嫉妬の塊みたいになってしまって息苦しいだけですが、少しは心配して欲しいと思う事だってありますよね。
でも完走して振り返ってみると、その部分の行き違いは解消されていないように思います。

そう考えると、琴線に触れるラインに個人差があるように、栗原さんも嫉妬はするんだと思います。ただ、その境界線が分からなかったのと、そこまでの事が起きなかったから結果的に行き違いが生じてしまったんですよね。

一方、ももくりの取り巻きにも良い感じのキャラが揃っています。
一番は栗原さんの親友であるのりかちゃんでしょうか。
栗原さんの度が過ぎた行為に対する彼女の突っ込みの切れ味は抜群だったと思います。
普段は二人を見守っていますが、彼女自身には浮いた話が全く無いのが気になります。
男性に興味が無いのか…或いは言えない事情があるのかは分かりませんが、いつも一緒にいる仲間の思いに方向性が生まれてきている中で彼女の向かう先は一体…?

そして個人的に頑張ってほしいのが、前田玲奈さん演じる早柿 莉央ちゃんです。
今の思いの本懐を遂げて欲しいという意味ではありません。
本懐を遂げて欲しくない…と思っているわけでもなく、ここは正直複雑な気持ちです。
でも莉央ちゃん…ホント良い娘だと思います。
彼女自身のスペックは相当高いですが、結果的に一歩引いた立ち位置になっているのが勿体なくて…
普段はクールな佇まいですが、嬉しい時に見せてくれる可愛らしさは半端ありません。

オープニングテーマは、栗原雪・桃月心也の「大好きだよ大好きだよ 生まれてきてありがとう」
エンディングテーマは、Mia REGINAさんの「ETERNALエクスプローラー」
オープニングテーマがアニメと曲がマッチしていてお気に入りです。
オープニングで写真を撮る栗原さんの身のこなしが尋常じゃないところが特にお気に入りです。
今度カラオケで挑戦してみたいと思います。

1話15分で1回で2話ずる放送され全26話の作品でした。
毎回キュンキュンしながら視聴した作品でした。これは続編の制作を是非希望したいです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23

天啓 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

カワイイ変態JK純愛物

主人公 栗原雪ちゃん高高校2年生と一学年下の桃月心也君の変な恋
一話15分×2話構成 ×13セット=26話でした
一話完結なので 部分的に見るのもありかとは思いますが
見て見ようと思う方は、完結と言っても その後の人間関係にも影響していますので 途中あけないことをお勧めします

桃月君は 小さくてかわいい男の子 そんな桃月君(もも君)に恋?してしまった
雪ちゃんともも君、それとお友達の関係を描いた作品

雪ちゃんの変態っぷりには笑えます
もも君がゴミ箱に捨てた 牛乳パック(いちごミルク)のストローを真空パックで保存したり
もも君が使った割り箸もね
そんな変態っぷりに 冷静に意見するのが 雪ちゃんの同級生で友人ののりかちゃん

雪ちゃんがボケでのりかが突っ込みと言ったところ
のりかの常識人っぷりと雪の変態っぷりの対比も面白かったです

ももくんの同級生には ボーイッシュで格好いい女の子 早柿莉央ちゃん
宝塚の男役のような位置づけで女子にもてもて そして女子力も一番高い
彼女も 実は もも君のことが・・・
早柿?  やっぱり ももくり  ももくり3年柿8年から由来してるんですね

沢口理人(リヒト) 同級生で ももくんに対する のりかちゃん的存在
もも君への突っ込み担当

宇佐美郁江 う~ん あんまり目立たないし絡んでこないんで 微妙

それと 島田柚姫(ユズキ)と閑翔太
この二人 いとこ同士という設定なんだが
柚姫ちゃんも翔太君もお互い憎からず思っているご様子
本人達は小さいころから一緒で いつもそうして傍にいたからと言って
それが当たり前になっているとのことだが
つまり既に 空気のようにお互い無くてはならない存在になっているわけで・・・

この二人の関係も今後どうなるのか気になるところです
そして 莉央ちゃんの想いもどうなるんでしょう?

そして特筆すべきは 雪ちゃん役の加隈亜衣さんの演技の幅
最近 色々なアニメでメインヒロイン演じられて 飛ぶ鳥落とす勢いの彼女

セレクターウイクロスのるうこ役から ブリリアントパークの千斗いすず役
アスタリスクのユリス役 それぞれ そのキャラにあった演技されてりますが
ももくりでは それらとはまったく違った演技も見せてくれています
彼女のファンは必見ですよ
ほんと最近の深夜アニメはこの人と種田さんの二人で メインヒロイン総ナメにしてる感が強いですね

そしてもうひとつダメ押し的に この作品のOPまで歌っちゃってます ももくん役の岡本信彦さんとヂュエットですけど
歌も 結構いけてます。

加隈さんのカワイイ変態っぷりが見たい人は是非ご覧ください
笑えると思います

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

65.1 13 漫画原作アニメランキング13位
エイリアン9(OVA)

2001年6月25日
★★★★☆ 3.6 (79)
264人が棚に入れました
第9小学校に通う主人公・大谷ゆりは6年生に進級して早々、危険で気持ち悪くて誰もやりたがらない係「エイリアン対策係」に選ばれてしまった。その活動内容は、ボウグと呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイリアンを撃退・捕獲すること。対策係となった3人の少女たちは、「エイリアン対策」の日々の中でそれぞれが抱える心の問題に向き合い、絆を深め合っていく。そんな彼女たちをよそに、次々に襲い来るエイリアン達や、学校の大人達は、様々な陰謀を張り巡らせ彼女らを巻き込もうとしていた。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作愛が高じてアニメ化されたような作品

【レビューNo.92】(初回登録:2023/10/28)
コミック原作のOVAで2001-2002年作品。全4話。
交流ある「お茶さん」のレビューが琴線に触れたので、どんな作品なんやと。
>ガッツリと心をえぐってくる怪作(改題前)
なるほどこれは・・・

(ストーリー)
大谷ゆりは第9小学校に通う6年生。
この世界は度々エイリアンが飛来してくるので、学校には「エイリアン対策係」
が存在し、ゆりはその係に選ばれてしまう。
「エイリアン対策係」とは
・「ボウグ」と呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイ
 リアンを撃退・捕獲
・他のクラスから
 ・川村くみ:優等生でしっかり者。(ずっとやっていた学級委員長に嫌気が
       差し、それを辞めるために自ら志願)
 ・遠峰かすみ:天真爛漫な性格ながらも文武両道の天才児。(好きで志願)
優秀な2人に比べ臆病で泣き虫なゆりは、お荷物状態ながらも辞めることも許さ
れず、時には叱咤され、時には友情を育みながら活動に励むのだった。

(評 価)
ジャンル的にはSFダークファンタジーの部類に入るんですかね。
JSの緩い日常にエイリアンを登場させ、「鬱アニメ」的な展開をぶっ込んで
くるみたいな。

・原作愛が高じてアニメ化されたような作品
 率直な感想がコレですね。
 {netabare}・人気作だからとかヒットが期待できそうとかではなく
  (って当時のことは知らんけどw)
 ・逆に尖った表現等クリエイター魂を見せるといった気負いとかでもなく
 純粋に「ワイ、この作品めっちゃ好きだからアニメ化しちゃうぞ♡」みたいな?!
 原作愛を感じる制作陣の仕事ぶりだったなあっと。
 (って原作は知らんけどwそういう空気感がある作品かなっと) 
 視聴後の感想としては「鬱アニメ」なので、(ある意味気分は最悪ですがw)
 それ以上のモノが残るって感じですね。{/netabare}

・いろいろとバランスが絶妙
 「鬱アニメ」だからといって、ただ単に「胸くそ絶望展開」を見せればいい
 というのではなく、きちんと面白い作品として成立させるために、いろいろ
 と考えられているなっと。
 {netabare}・JSという設定が絶妙
  例えばこの世界の教師は何か企みがあり、対策係には厳しく当たります。 
  そんな先生は絶対的で逆らえないという従順さ(絶望具合)がいかにもJS
  らしい。
  そしてエイリアンとのバトルシーンなども、JSだからこそ少し緩さが生ま
  れ、この作品として収まりのいいシリアス加減になっているという印象。
  また全体を通して、まだ中学に上がる一歩手前の心の不安定さや純真さ具合
  等も上手く織り込んでいるなというのを感じますね。
 ・ボウグ(共生型エイリアン)のデザイン等が秀逸
  他のエイリアンはそれなりに敵っぽいデザインですが、このボウグは
  ・JSが頭にかぶったときどう見えるかを計算した「キモカワ」具合が絶妙
  ・戦闘形態といった「機能美」的な描写も秀逸
  ・JSと会話出来るのだが、その性格(作品での立ち位置)も巧み
   (ついでにCV:中尾隆聖さんがこれまた名演)
  作品のキモとなるだけに、本当によく考えられているなっと。
 ・陰と陽の使い分けも上手い
  キャラデザや(一見した)世界観は緩い感じなので、鬱展開(陰)だけでなく  
  ・その辺を活かした(陽)の描写だったり
  ・その(陽)があるから次の(陰)がまた映える
  というバランスも上手く取ってるなという印象ですね。{/netabare}

・その他補足
 「鬱アニメ」×「エイリアン」ということで、酷い展開や絶望感、グロ描写
 が多く、この時点でかなり視聴者を選ぶ作品ですが、
 {netabare}・振り返ると主人公ゆりのシーンの8割位は「涙目」描写だったのではw
  しかもグズグズ・ウジウジって感じで結構イライラが募る。
  → でも作品としてはベターな描写になるのかなあ。
 ・原作は完結しているらしいが、アニメは途中で終わる。
  → 個人的には、これはこれで余韻を残す終わり方でアリかなあ。
 ・あとOPはキャラソンなんですが、1話目は微笑ましく聴いてましたが、
  2話目以降は冒頭の歌詞
  「~普通じゃない朝が来て~ナイフが刺さったハートが疼く~♪」
  に何気に心が削られるんだよなw{/netabare}

個人的には
・好みかどうかでいえばあまり好みではないが
・面白かったかどうかでいえば、結構面白かったなあ
・客観的には4話であの完成度はかなり評価できるのでは
という感じですかね。
原作のよさもありますが、制作陣はホントいい仕事してるなと思います。

こんな作品、自分じゃ絶対手を伸ばさないだろうから、心を動かしてくださった
「お茶さん」には感謝ですね。

(追 記)
>原作愛が高じてアニメ化されたような作品
まあ原作は一定のコアなファンがつきそうなんだろうなって印象ですね。
・他の方のレビューを拝読するとやはりそんな感じ。
・原作は本編3巻を始め、続編の中学編やその後日談が連載されるなど、それなり
 に支持されてた様が伺える。
いうても、そういう背景もあったからアニメ化にGOサインが出たのかなっと。

>個人的には、これはこれで余韻を残す終わり方でアリかなあ
下書き後、YOUTUBEに原作のネタバレがアップされてたので視聴したのですが、以降
の話も面白そうだが、「OVAは敢えてここで止めておく」という「制作陣なりの美学」
だったのかなあって感じもしましたね。
(単純に売り上げ等で撤退しただけかもしれんけどw)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

woa さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エイリアン=人間になるということ

2001~2002年発売のOVA、全4話。

エイリアンと共生することになった小学生3人の大人へと変わる際の危機的な心理を描く。エイリアンそのもののグロテスクさとその死に際に飛散する血液が小学生の主人公たちに降りかかる様は、需要者層の特殊な嗜好の気味悪さも表しており、二重の意味で不快である。

作中世界において校庭にそびえたつ宇宙人の巣(?)と小学生の日常が調和しているように、主人公たちの心理は異質であり超現実的と思われるが、同時にかすみが自分の兄の偶像をエイリアンに見出していることから、我々視聴者の方も異星人なのかもしれない。ただ主人公たちエイリアン対策係がその活動にいそしむ間、普通の生徒たちはシャッターに守られながら学習を続ける様を見るに、やはり主人公たちの心理も非日常なのだと分かる。

この作品の面白さは本来シャッターに守られて普通の日常を送る側の人間であるゆりが、多数決原理によってエイリアン対策係に任命されてしまうジレンマや緊迫感を味わう不条理だろう。自ら立候補した他の二人と違い、ゆりは対策係に対して、ただ忌まわしい仕事として認識するのみで、良くも悪くも思い入れがないのである。勿論、かすみの好きであるという感情やくみの保護者的存在に支えられて、肯定的に自分の仕事をとらえ直そうとするが、結局その再定義も挫折してしまう点、エヴァに酷似している部分があるように思える。

そのため、共生しているボウグというエイリアンとのET的なコンタクトも成功しているとは言えない。

例えば夏休みが終わることで、夏休み中に育まれた人間関係が一旦リセットされてしまう経験を誰しもすると思うのだが、新学期早々生じた友情関係の破たんの際にゆりがくみとかすみの諍いに対してどちらにも与さずみんなで一緒がいいと言うのは、異質なものが持つ本質的な分かちがたさではないだろうか。

また毎回物語の構造を象徴するかのような夢を主人公のゆりは見るのであるが、彼女が日常で強く感受したと思われる印象の連なりは物語そのものと同じく何も核心にいたる事実は提示してくれないのである。

分かっている事実だけで言うと、最終話のEDで彼女たちが迎える末路は、凄惨であると同時に些末的なものである。結局、ゆりの夢オチとも思える終わり方はどのような結論も求めさせてくれないが故に、絶望的なのだ。

終わり方も相まって、いわゆる胸糞アニメなのであるが、先ほどもいったゆりの夢の中において、あたり一面綺麗な花畑で各キャラクターが唐突な問いや問題を語り掛けてくる不可思議な情景は、そこだけでも見る価値があると思われる。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ズレが生み出す雰囲気

[エイリアン9]

全4話。クラスの中でエイリアン対策係となって3人の少女で(奴隷化=エイリアン化を実は目論まれてる)、次々学校に現れるエイリアンと戦うお話。とりあえず第一印象はこれは名作の予感と感じた。頭に味方側のエイリアンを装備して戦うのです。旧作風でありいい意味で凡庸で、カワイイ、のほほ〜んとした作画との、エイリアンの画とCGは怖いでもなく気持ち悪いでもなく、ウー・マ生物の雰囲気を出していい意味で浮いている風な所がギャップがありシュール。JCとは思えない画力。

エイリアン討伐時は授業を休んで戦うし、倒せない場合は夜通し。子供向けアニメのようで子供には見せてはいけない内容。4話でしかもこれからって所で終わったのが悔やまれます。そもそもかなり端折っているし説明もナッシングwでも惹きつける魅力を持った作品なのは間違いない。画面の切り替えとサントラは見事。サントラ集はプレミア価格が付いてるみたいです。しかしながらテーマ性を含んでいる事は確かなのですが妄想しないといけない演出止まりが難点。

何でも先生が敵エイリアンのようで(ここら辺の説明不足も難)ひたすら無理強いをしてくる体罰教師なの?とも思った。それとも嫌なことを続ける先に何かアル的なものかと期待してましたがハズレ。エイリアンが心を持っていて、先生が敵らしいのでそこら辺を+して本作を視聴してみると案外これはよさげとも感じた。まあ三人の少女が酷い目にあいます。バトルは単調ではなく小型、大型と色々出てくる。バトルは陰湿でもあり、まるで昆虫採集のようでもあり、逆に採集されてる節もあるし、主人公は泣きじゃくる。

全体通して1話1話の世界観のズレ、エイリアンと人間と学校の画のズレ。場面の焦燥感とサントラのズレ。もうズレにズレて堪らなくシュールな雰囲気。雰囲気だけでも味わえる一品。謎や続きの部分は原作買えと言わんばかりの作品でありんす。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 22

57.8 14 漫画原作アニメランキング14位
姉ログ 靄子姉さんの止まらないモノローグ(OAD)

2014年9月18日
★★★★☆ 3.4 (56)
245人が棚に入れました
妄想が止まらない女子高生こと、靄子姉さんの濃厚妄想ショートコメディーがアニメ化!モヤッとした日常を映像で楽しもう!靄子役の小清水亜美さんが熱唱するEDテーマも必聴!!

声優・キャラクター
小清水亜美、水島大宙、明坂聡美

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

アニサン企画の一つとして第5巻コミックス同梱版OVA

「弟のことを『姉に恋するあまりに欲情する変態』と思い込む姉が、弟のあらゆる策謀から逃れるべく、さまざまな妄想に駆られて周囲をトラブルに引き込んでいく」といった日常を描いたコメディ作品。作者の田口によれば、もともとインターネット上のイラスト投稿サイトにアップする目的で、趣味の一環としてプロットを書きとめていたところ担当編集の目に留まり、構想から10日で週刊誌連載が決まったという。

主に高等学校を舞台とした内容だが、作者は2014年3月の時点で登場人物が進級したり年齢を重ねることのない「サザエさん時空に突入した」と表明している。その理由について「後輩より先輩たちを残したい、僕の年上好きたる所以」と評している。また、登場人物の氏名には「靄」「輝」「かすみ」など気象や天候に関連したものを付けている。

エンディングテーマ
「アネソン 〜靄子姉さんの止まらない妾ソング〜」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小清水劇場はーじまーるよー♥

小清水変態セリフ吐きまくりモエモエキュンな物語。

びっくりしましたよ!小清水さまが妄想変態セリフ吐きまくりですよ!たまりませんなぁ!しかも悠木さんまで出てるとは何事よ(笑)
姉が弟に身体を求められていると妄想しているねーちゃんの日常物語なのだが本当にそれ以上でも以下でもない。キャラデザ、作画ともにうーんって感じでファン以外オススメできない。

小清水変態姉様サイコーですね!どこかの店に居ないかなぁ!ちなみにEDも小清水様の美声!夢の国へ行けますぜ!
評価は小清水様補正の色眼鏡評価です!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

妄想暴走残念系姉

TOKYO MXにて放送の『アニサン劇場』
「今際の国のアリス」、「姉ログ」、「ノゾ×キミ」、
「ファンタジスタ ステラ」4作品が各3話ずつ放送されるやつの1枠。

容姿端麗、成績優秀な姉 近衛靄子が、
弟が姉に欲情している変態さんだ!と信じ、毎回妄想暴走しているギャグ。

3話全部同じ展開だから、各話30分長く感じた…
ショートアニメなら良い感じだと思う。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

68.2 15 漫画原作アニメランキング15位
覚悟のススメ(OVA)

1996年10月23日
★★★★☆ 3.8 (28)
106人が棚に入れました
核戦争と環境汚染によって荒廃した近未来の東京を舞台に、旧日本軍で編み出された最強の格闘技「零式防衛術」、そして人体実験の犠牲となった英霊の宿る意思を持つ鎧、強化外骨格「零」を武器に人々を守る為に戦う主人公「葉隠覚悟」と、人類を襲う怪物「戦術鬼」とその背後で人類を滅亡させんと企む覚悟の兄「現人鬼・散」との戦いを描く。
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

人類を滅ぼすために女になった兄とその野望に立ち向かう弟の戦い。

1996年のOVA 全2巻 合計80分

原作 山口貴由 監督 原田俊弘 制作 葦プロダクション

当時は相当ヒットしたと思われるコミックだが未読。
アニメを観ただけでは理解不能の設定なのでwiki参照。
近未来、地球は人類による環境汚染や核戦争、大災害によって死の大地と化し、
生き残った人類を襲う「戦術鬼」と呼ばれるミュータントが闊歩する魔境となり果てていた。
以上 丸写し

実際、アニメでは説明がないので未読なら調べるかそのまま流すしかない。
週刊少年チャンピオン連載のメジャーコミックなので既読者のためのOVAだろう。

{netabare}バイオレンスジャックや北斗の拳のような世紀末世界で、
クリーチャーが人間を襲い惨殺する。
そこに現れる「葉隠一族」の一人「葉隠覚悟」(山寺宏一)が強化外骨格に身を包み、
化物どもを退治する。アニメでわかるのはその程度。

「葉隠散」(緒方恵美)人類を滅ぼすために女になった覚悟の兄。
との戦いらしいが、アニメではここまでの情報も無い。

「堀江罪子」この作品のヒロイン 女子高生
作者が世界で一番有名な日本人歌手こと「堀江美都子」のファンだったため、
この名がついた。
最初、堀江は出演拒否したらしいが、若手の声優が果敢に挑んでいるのを知り快諾したという。
何しろ宮村優子がエログロクリーチャー役で出ている。{/netabare}

強化外骨格、ニャル子さんかなと思ったがネタは違うらしい。
原作はともかく、アニメ単体では相当なネタアニメと判断しました。

見どころは、堀江さんのスクール水着(可愛い)と、
女体化葉隠散(緒方恵美)が全裸でポーズをつけまくるシーン。
難解作品ではありませんが、説明はほとんどないままの戦闘アニメでした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 19

chance さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【199X年】【グロバトル】【迷言】雑草などという草はない!

オタクの人々間では非常に有名な作品。(オタク知名度を例えるならば平沢進レベル?
当時これを親友群と酒を飲みながら見たため、途中息が出来なくなりました。

それまでジャンプでジョジョ位しか見なかった私は
チャンピオンに目通しする様になり(鉄鍋のジャンアニメになんないかな)
原作者の作品も好んで読む様になり(「人の為と書いて偽り」というセリフが好き)
カラオケで覚悟完了を歌う様になり
気づかぬ内に立派なオタクに・・・そんな覚悟は無かったですが

原作の濃さもジョジョとタメ張る程ハンパなく、迷言好きにオススメです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

当方に迎撃の準備有り!!

今見ると豪華声優陣。
ものすごいグロ、とバイオレンスそしてシニカルなギャグの仮面ライダーのオマージュ作品。
原作はかなり有名。チャンピオンでバキと覇権を争った人気作、問題作。
そのあまりに暴力的な描写が駄目な人は絶対に観れない。
コミック販促作品の要素が強し。
ヒロイン罪子に原作者のはげしい希望でネタ元の堀江美都子が起用されているのがすごい・・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

68.6 16 漫画原作アニメランキング16位
kiss×sis キスシス(OAD)

2008年12月22日
★★★★☆ 3.6 (584)
3930人が棚に入れました
住之江圭太は中学3年生の受験生。血のつながらない双子の義姉たちは本人が嫌がっているのに圭太を積極的に誘惑してくる。
両親もどちらかと結婚するのを望んでいたり、周りはやっかんだりと振り回される毎日を送っている。

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

象さんが好きです

サムネに釣られてこんにちは。
自分はレビュアー巡りをよくやるんですがそこで電撃が走ったのが本作のサムネであります。
えぇ視聴しましたとも。当然ですよね。それが運命なのだから。
何故このサムネに魅かれたかについては後ほど。

住之江圭太は中学3年生の受験生。血のつながらない双子の義姉たちは本人が嫌がっているのに圭太を積極的に誘惑してくる。
両親もどちらかと結婚するのを望んでいたり以下略 (あらすじ引用)

という物語。
多分地上波でやってたシリーズのエロ強化版ですね。

いやぁエロイ。エロイです。清々しいまでにエロイです。
怒涛のエロラッシュに少々のエロでは動じなくなっている自分に驚く。
最も所謂本番行為は一切無くレーズンさえも描写されてはいません。多分?見たのが大分前なんで記憶が多少怪しいけど。
確かにエロイが自分が見るぶんにはまだ爽やかなエロスだと思うのです。
多分あれでしょう。全体的にコメディ色が強い上にこの手の作品だと普通不自然に消失してる親が存在していてしかもぶっ飛んでるキャラ設定なので血の繋がりが無いとは言え姉弟とのエロに背徳感など微塵もないのが原因かと。
どこまでも明るいです。これなら例え家族で見ても全然おk。

そしてここがミソなのですが、主人公の名前が圭太。作中では頻繁にケイちゃんと呼ばれてます。無論エロスの時も。
そしてなんということでしょう。自分も圭太ではないけどケイちゃんなのです。
なんという偶然の一致。これはおそらく神からの贈り物。Gift。
瞼を閉じればほら。あたかも自分が呼ばれてるような錯覚。夢心地。画面見えませんけど。
これには全国のケイちゃん歓喜でしょう。

んで何故サムネに魅かれたかなのだけど分かります?足ですよ足。足フェチなんで(美少女に限る)それとあくまでも自然に見えるパンツ。
この組み合わせはまさに国宝。(美少女に限る)

自分は露骨すぎるエロにはどうにも触手がいや食指が動かない性質なのでスッ裸より下着着用のがそそるんです。
羞恥心のないエロより恥じらいのあるエロのが萌えるんです。
だからそういう意味でもまだギリギリのところで恥じらいのある本作のエロは自分的には十分ありなんです。
て言うかそのへんの下手なエロアニメより全然行けるような気がする。人によっては実用性も十分あるかと。

纏めるとエロばかり書いた気もするけどコメディ部分も軽快で意外と見れます。ただし9割がたエロ絡みですが。
ハーレムエロコメディを求める人。純粋にエロを求める人。どちらにも割りとお勧めの1品です。どうですか?社長。

今回は女性とお子様に見られる可能性のあることについて全く考慮してません。今更ですが気を悪くしたならさーせんです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

非18禁の限界に挑戦するエロ。直接描写など必要のない巧みな技

漫画原作。
同タイトルのTVアニメ版がありますが、こちらはそれに先行して作成されていたOADです。
設定やキャラは同じですがTVの番外編や続編的な扱いではなく、あくまでOADとして淡々とシリーズ化されています。
TV版もかなり限界に近いところまで行ってましたが、本作は公共の目には触れないという事で、さらに高みにまで至っています^^


私の知る限り、18禁以外では最もエロいといえるアニメです。
・生殖行為をしない
・乳首や性器を描かない
この2点を遵守して成人向けのカテゴリから外していますが、逆に言えばその2点を除く全てのエロい事を実践しています。
むしろ陳腐な18禁作品など及びもつかないぐらいのハイレベルなエロスが盛り沢山。
普通なら性的関係を結んだその先にある段階のプレイを、弟を相手に高校生の姉妹たちが行うアニメです。

倒錯してるとか、エロコメのバカバカしさとか、そんな事などどーでも良くなる直接的なエロ。
直球ど真ん中の剛速球で小細工なし、正攻法でただただ劣情を煽りまくります。
もうね、清々しいぐらいにエロいですw
こりゃTVではとても放映できるわけはないし、一般の人が目にするようなところに置けないのも納得(^_^)b
多彩な性技と趣味嗜好の需要を満たす、明るくおバカな最高峰のエロアニメ。
そう断言してもいいと思います。
肝心なところが隠れてても、エロいものはエロい!

大事なのでもう一回言いますね。
本番行為はしていません。
乳首も局部も描いていないのでモザイクなし。
でも、それだけです。それ以外の性的な事は遠慮なく何でもやっていますです、ハイ。


アニメ制作に関してはTV版と同様のスタッフですが、先だって制作されていた事もあり、初期の頃は低予算な事情が垣間見えます。(エロが強烈でそんな事はあまり気になりませんが)
ほぼデビューに近い時期に主役抜擢された竹達さん巽さんが歌うOP主題歌の調子外れっぷりが、なかなか味わい深いです。
ですが、長年にかけてシリーズ化されている強み。回が重なるごとに質も向上しているし、エロさの幅も広がって成長してるんですよね。
これを成長と表現していいかどうかはアレですがw


OADという特殊な形態。
それを最大限に利用してエロスの限界まで近づけた意欲作。
スケベを自負する方々には一度は是非ご覧になって頂きたい作品です。

完結はしていないので、まだ続くんだろうなぁ、このシリーズ(^-^;)



【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆☆
おっぱい :☆☆
裸    :☆☆☆☆
性行為  :☆☆☆☆
マニアック:☆☆☆☆
エロス総評:☆☆☆☆☆

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

お願いだから乙女は見ないで下さい。

最初に一言
良い子と乙女は見ちゃいけません。
乙女が汚れて欲しくない。穢れて欲しくない。

あなたは18歳未満ですか?
はい いいえ
はいの方はすみやかにお帰り下さい。

あなたは乙女ですか?
はい いいえ
はいの方はすみやかにお帰り下さい。


ストーリー?エロです。規制限界のエロです。
キャラ?りこねぇとあこねぇと先生とその妹と友達とエロなんです。
声優?エロいです。
音楽?エロいんです。
作画?見せ方が非常にうまいエロエロです。

総合評価はエロエロぺろりんちょです。

こうかはばつぐんだ!!!!!!!!
まるで破壊光線の如く強烈です。

本当に超絶エロいです。
OVAはもうそれはそれはとんでもない事になるんです!

ガチなんです。
ガッチガチなんです。
本当に気づいたらビンビンだったんです。
本当に禁断のアニメです。
これ見たらもうエロアニメに覚醒間違いないです。
超絶ヤバイです。
完全におかずになります。
もうエロアニメ最高峰です。

是非とも18禁バージョンのも作って頂きたいです。
AVより18禁よりエロすぎて余裕で抜けます。
もう抜きすぎて枯れ果てそうです。
これを見た人は最後まで抜かずにいられるのだろうか…?
とてもじゃないけど我慢出来ません。
無理です。
無理なんです。
我慢なんて出来ないんです。
リミッターが外れちゃうんです。
もうとにかくぶっ飛んじゃうんです。


早く続きが見たいです。もっと沢山OVA出して下さい。


良い子の諸君は見ちゃいけないよ!
絶対見ちゃいけないからね!
おじさんとの約束だよ!
絶対だからね!
駄目だよ!
ね!


くそおおおおおおおおおおおおおおおおお
今の時代の子供たちは羨ましいいいいいい
これがあの頃あったらもうそれはそれはとんでも無い事になっていたに違いない。

最後にもう一度
乙女は見ちゃいけません。
ぶっちゃけ男はオールオッケー!
エロアニメってほんっとうに良いものですね!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

57.9 17 漫画原作アニメランキング17位
羊のうた(OVA)

2003年5月25日
★★★★☆ 3.1 (54)
267人が棚に入れました
幼い頃に母親を亡くした高城一砂は、父親の友人である江田夫妻に預けられた。それ以来、一砂は父親に会うことなく江田夫妻の下で育ち、高校生になった今では正式に江田夫妻の養子になるという話も出ている。小さい頃の夢をよく見るようになったことを除けば、一砂は特に変わりばえのないごく普通の高校生活を送っていた。
そんなある日、一砂は同級生の八重樫葉の腕についた血を見て、奇妙な感覚に襲われる。
ネタバレ

大滝政人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

すまないが…

かねがねウワサは頭に入っていましたが、
冬目景さんの漫画は割りと好きなので、
意を決して観る事にしました。

感覚としましてはアドベンチャーゲームの文章を、
OFFにした様なアニメ…ですかね。
それも自分でプレイしているのではなく、
人のプレイを見せられているかの様です。

何度も同じ映像を見せられ、
キャラが、しゃべっているのに、
やたら別の何かを見せようとしたり、
すでにその場所には居ません、
みたいな演出が多いです。
しまいには本当に口パクしないシーンまであり、
人によっては呆れるか笑ってしまう事でしょう。

実家との移動では電車を駆け抜けさせます。
と言いますか他のアニメより電車率が高いです。
{netabare}
しかもこの電車…満を期して、
症状の時にまで現れやがります。
どアップのパトランプとサイレンがトドメを刺し、
これにはさすがに笑ってしまった。
{/netabare}
まぁ…本作は4話のOVAで、
特にヒドイのは中盤くらいまでですので。

あとBGM。これも含めてゲームっぽいのです。
そこそこチープなゲームの…
サントラが出ている様ですが、
購入する人はED曲のみが目当てと思います。
EDの入り方や、その曲も悪くありません。

原作漫画のダイジェストだと思って観る事です。
看護師とか一部のキャラは出て来ませんが。
それからラストは漫画の一歩手前な内容を、
改良?した感じでしょうかね。

思い起こしてみると看護師は漫画を終らす為に、
作品に登場すると言っても過言ではないので、
ある意味うまくアニメ化したとは思います。

しかし削るにしても6話くらいは必要だったかな…
制作側の苦悩を思いつつ終りとします。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

同じ奇病を持つ姉弟の物語

冬目景作氏の原作を杉井ギサブロー監督によってアニメ化された全4巻のOVA作品。
作画はちょっと暗めで古風な感じなので、好みが分かれるかも。

幼い頃に母親を亡くし、父親の友人である江田夫妻のもとで
育った高校生 高城一砂が主人公。
平凡な毎日を送っていたはずが、ある日・・同級生の腕についた血を見て以来、
奇妙な感覚に襲われるようになり、それをきっかけに生き別れていた実の姉 千砂と再会。
その際、彼女から高城家に代々伝わる「病」のことを聞かされ、
やがて2人は寄り添うように暮らし始めるのだが・・というお話。

吸血鬼というのではなく、遺伝性の血液病とされ、
その病に悩み苦しむ家族の物語なので、内容、展開ともにダーク。
また、血を飲む、飲ませることが快楽というのとも違うので、
病に真面目に向き合っている彼らが切なかった。
だけど本当はもう少し奥深いものがあったような気がしてならない。
おそらく原作のほうがずっと良いってパターンなんじゃないだろうか。

ちなみにタイトルの『羊のうた』は、中原中也の詩『羊の歌』が由来だと
wikiにあったのだが中也の場合、羊ではなく『山羊の歌』だし
ひつじとヤギじゃだいぶ違うぞ・・と、内容も検証してみたのだけれど、
内容には無関係だったようだ。

なお、関智一さんと林原めぐみさんの唄うEDの「Destiny ~宿命~」
静かで妖しい雰囲気がとても良くて好み。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37

もずメ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

私のアニメ史の序

 このサイトに登録して、レビューなるものを書くきっかけになった作品。
 私の初レビュー作品。
 それまでアニメをじっくりと見ることもなく、流行りのアニメの名前を聞く程度の人間だった。
 
 この作品と出会って30度ぐらい人生が変わった。
 …角度としては微妙だけど、この作品との出会いがあったおかげで、精神がズタボロだった視聴当時の私はやっていけたと、そう振り替えれるぐらいの思い出として、印象に残ってる作品。

 じゃあ、この作品は人生観を変えるほどの傑作かと問われれば、他のレビュアーさんの感想を見て、作品の点数を見れば、もちろんそんな事はなさそうだなと。。。

 初レビューはあまりにも下手だったので消しました笑
 でもずっと書きたいんですけど、下書きのまま月日ばかり流れていくので、今回はこんな形で残すことにしました。

 結局、作品をどう評価するかはその作品にいつ出会うかにかかってますよね。
 この羊のうたという作品に私が出会ったのが、かなり人生上の重大な問題を抱えていて、にっちもさっちもいかない時に出会ったから
   “どんなにあがいても、どうにもなりはしないのよ”
という千砂のセリフにしなくていい共感しちゃったんだな、と。

 多分このレビューも気に入らなくて消すだろうけど、いつかちゃんと好きなこの作品の魅力を余すことなく書き尽くしたレビューを書きたい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

62.1 18 漫画原作アニメランキング18位
3×3 EYES-サザンアイズ(OVA)

1991年1月1日
★★★★☆ 3.3 (39)
259人が棚に入れました
普通の高校生・藤井八雲。ある時彼は三只眼吽迦羅という妖怪の少女・パイと出会い、彼女と同様に不老不死となってしまう。だが、不老不死の体は永遠の寿命のためにやがて無気力無関心無感動となってしまうため、2人は人間となるために冒険の旅に出る。

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「三只眼吽迦羅」を読める人は私と同じ「无」ですね。

よく原作ファンからはキャラクターデザイン等の面で
良い評価を受けないOVA「3×3 EYES-サザンアイズ」ですが
アニメファンや業界内で高い評価を受ける名作でした。

しっかりとした実力に裏付けされるデザインのため、
同時期のアニメのデザインと比べ、今でも衰えない。

日本のアニメ業界において外すことの出来ない
アニメーター『新井浩一』の作監によるOVAで、
原作のストーリー序盤(当時未完)を全4章で制作された。

※新井浩一
東映動画出身のフリーアニメーター。

ゴリゴリ動くリミテッドアニメーションを得意とし、
「AKIRA」「老人Z」「マクロスプラス」
「攻殻機動隊」「イノセンス」「新世紀エヴァンゲリオン」
その他、主に劇場作品などに参加する
日本の主力アニメーターの一人。
作監、キャラクターデザインなども手がける。


作者の高田裕三は永井豪作品の大ファンであり
特に「デビルマン」の影響を多大に受ける。
好きが高じ、デビルマンのサウンドトラックCDの
ジャケットを描き下ろしたこともある。

その為、この「3×3 EYES-サザンアイズ」にも
イズムは受け継がれ、人間と化物の狭間で揺れ動く葛藤や
生物としてのあり方がテーマとされている。

暗い過去を持つ人物やテーマ性の反面、
明るさが最大の魅力で、終始コミカルさに溢れる。

物語は、
放蕩親父のせいで、
歌舞伎町のオカマバーで働く主人公“八雲”と
不老不死の秘術の謎を知る娘“パイ”が

夜の街で出会いを果たす所から始まる。

街に現れる巨大生物など、
原作漫画には映像的な表現がこれでもかと
つめ込まれていて、アニメにおいても
よくぞここまでと思うほど落とし込まれていた。

惜しむらくは場面によって原作に負けてる点。
だがそれと同じくらい原作に優るシーンも有る。
映像の丁寧さは折り紙つきで、文句のないアニメ化。

数あるOVA作品の中でも特筆すべきものだと思われる。


なんだかんだ一番嬉しかったのは、
キャストの声がイメージにピッタリなことですねw

不死身の主人公と、
可愛い2面性ヒロインをお楽しみ下さい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14

おんじい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

三つ目の美少女は魔性の女ですね。

このOVA第1シリーズは、原作の1巻から2巻までの内容となっています。
分類的には冒険伝奇物か、ダークファンタジー系になるのでしょうか。

原作の漫画を学生の頃よく読んでいました。
三只眼吽迦羅(さんじやんうんから)とか无(ウー)など難しい言葉を
読み仮名なしで読めるようになれたのもこの漫画のおかげでした。
土爪(トウチャオ)ぐらいなら使えるんじゃないかと錯覚した、
黒歴史を築いてくれた漫画でもあります^^;

今思うと、パイはツンデレに八重歯、2重人格と
今のアニメのヒロイン要素をすべて含んだ、初代萌えキャラといえるのではないでしょうか。


アニメになっていたんだーと懐かしさも相まって思わず鑑賞しましたが、
これは思い出だけに留めておくべきでしたねー。
作画が古臭いのはしょうがないとしても、
今見るとあまりにもお粗末な戦闘シーンでした。
それにシナリオ。
原作に忠実に再現されてはいるのですが、
もう少しアニメ用に脚色しても良かったのではないでしょうか。

ただ、原作のエキゾチックなアジアンテイストと
怪しげなエロティックさがよく表現されていたのは良かったです。
それと、林原めぐみさんの三只眼とパイの一人二役の使い分けの上手さも。


こういう『アジアンテイストな伝奇物』という分野のアニメ、
ありそうでなかなかないですねぇ。
需要がないんでしょうか。
自分は好きなんですが^^;

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

2重人格ヒロインの魅力を認識させた大作の序章

とは言っても、元ネタ「三つ目がとおる」の2重人格ヒーローがありましたけどね

三只眼という不死に近い存在の少女(三〇〇歳くらい)の「パールバティー」は、人間になること(死ぬこと)を望み、そのためのアイテム「ニンゲンの像」を求めて日本にやってくる
主人公「藤井八雲」は、パイと名乗る東南アジア系の少女と出会うが、直後に事故で死にかける
パイは人間になるためのパールバティーの新しい人格であり、八雲を助けるために自分の下僕であるウーという存在にする術をかける
ウーもまた不死であるが術は自力で覚えなければならない

ということで、ストーリーが進むんですが、この設定のキモは、人間の少女の自覚を持ったパイが、命を捨てて自分を守ってくれる八雲に恋をしていくという、現代のラノベテンプレの走りと言うことです

アニメの出来はあんまりよくないし、4話で物足りないですが、ラストはちょっといいです

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

60.3 19 漫画原作アニメランキング19位
今日の5の2(OVA)

2006年3月24日
★★★★☆ 3.4 (145)
818人が棚に入れました
主人公の佐藤リョータは女の子のことや性的なことにはまったくと言っていいほど関心がないのだが、毎回何かしらエッチなアクシデントに巻き込まれてしまう!?
紙で切った指を乳歯の残るお口で吸われてしまう「グラグラ」。女の魅力は胸でなく鎖骨だと解くリョータの気持ちが男ならわかるであろう「サコツ」。体育倉庫に閉じ込められた男女のとんでもないアングルに大爆笑の「マケナシ」。そして「ダマシウチ」はリョータに恋してる幼なじみ小泉チカの騙し討ち!?など、とある小学校のクラスを舞台に、リョータとその周囲の男子や女子の微笑ましい日常が描かれている。

woa さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

笑ったら負けなのか

原作はみなみけで有名な桜庭コハルの漫画である。

小学校の5-2というクラスが舞台のギャグコメディである。対象が小学生だけにきわどい表現もあるが、哲学的な描写や音楽でごまかしているため純粋な心で見るのが正解だろう。そういうシーンへの振れ幅も含めてギャグと考えるべきなのだ。

どのエピソードもすべて印象が深いが、特にこの作品を代表していると思うのは2話のエガオという回で、カズミという無表情なキャラを主人公とヒロインのチカは様々な手段を行使して笑わせようとする。

この試みは主人公とチカが決して笑わないカズミに笑ってしまい返り討ちにあう。この失敗は結局カズミが笑わない事実よりも相手を笑わそうとして笑ってしまうとき、嬉しそうに負けているチカの方に主人公の視点が移ってることに注意するのが正しい見方だろう。勝っても笑わないカズミより負けているが笑っているチカの視点が本筋から考えても重要なのである。チカは何といっても正ヒロインなのだから。カズミが笑わない理由を詮索するのは主人公たちがやったように野暮な行為だということである。

チカ自身もカズミを笑わせることよりも、力づくと称して親友である彼女と戯れることに目的が変わっているからこそ「嬉しそう」に「負ける」ことが出来るのだ。チカの乱入によって主人公たちが最初ににらめっこでやっていたような単純な勝負は成立しなくなっているのである。

この脱線はこのアニメを見ているときに自分が感じたことに近い。ヒロインの大半が主人公に好意を向けているラブコメはジャンルとして純愛路線から脱線なのだ。向かっている場所は同じだがルートが違う。

TV版もあるが、自分は2話くらいで挫折した。同じ原作でも解釈がこうも違う作品も珍しいだろう。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

天体の出没

小学生の何気ない日常を”大人目線”で描いた作品です。
この純真さが羨ましく、そして妬ましい?

日常系ギャグアニメなので、物語自体には突出した面白さはありません。
しかしこの作品、ただの日常系とも一線を引いています。
それは何か? 未来の示唆でしょうね。
それでいて後日談がないのがとても憎い。描くまでもないということか。(//∇//)
飽くまで日常系の域を超えないという製作者の意志が垣間見えます。いや、実に素晴らしい。
細かいことを言うならチカの登場がもう少し早ければもっと良かったかなぁ。
リョータとチカにはベストカップル賞を授与したいくらいですので。

アニメ版の方が完全版に当たるのでしょうか?
個人的には、絵の好み、まとまりが良いという点でこちらのOVA版の方が好きです。
時間があるならアニメ版、とりあえずならOVA版といったところかな?

アルバムの1ページを覗いているようで、とても心地良い気分に浸れました。感謝感謝。
――始まりと同時に日が昇って、終わりと同時に日が落ちる
――でも全然寂しくない
――日はまた昇ると教えてくれるから

------------------------------------------------------------
『みなみけ』の桜場コハルさんの作品だったんですね。つい先日まで知りませんでした。(* ̄∇ ̄*)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結局パンツアニメ

OVA版。
同じ原作でも、OVAとTV版では製作会社やキャストが違うという変則技。
そんなに発表された時期も違わないのに、面白い関係です。
このOVAはTVより半年ぐらい先行して発売されています。
TV版と基本的にはネタは一緒。5年生という微妙なお年頃のガキンチョ達の、子供らしい日常と子供らしくない微エッチが共存した作品です。


いきなりですが、これ、おそらく規制が厳しくなる昨今では非常に風当たりが強いとおもわれます。
TV版もエッチな要素を匂わせた作品でしたが、これはそれに輪をかけて表現が直球すぎ。
毎回、パンツやら下乳が、さながらエロ系アニメのようにお約束的に登場します。
それ自体は珍しい事ではありませんが、本作の登場人物はほぼ全員小学5年生。つまり全て児童の下着や半裸です。
・・・ダメでしょう、さすがに(^_^;


ネタそのものは、のんきなコメディ。
割と笑えるネタが多くて好きなんですが、先にTV版をみていたため、知っている内容ばかりで正直あまり楽しめませんでした。
というか、声や絵柄の違いでの困惑が大きかった。
なので、予備知識なしの状態からの視聴であれば素直に楽しめるのではないかと思います。

逆にいえば、別段TV版に比べて特筆して秀でている所があるわけではないので、TV版を見ている方は無理に見る必要もない、ともいえます。
パンツ目的なら、話は別ですが^^;

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

60.1 20 漫画原作アニメランキング20位
こはるびより(OVA)

2007年11月21日
★★★★☆ 3.5 (154)
802人が棚に入れました
メイドロボのゆいは、ある日村瀬貴也という男性に購入される。
理想のご主人様のために尽くそうと思っていたゆいだったが、肝心のご主人様は、自分のことを着せ替えさせて楽しむマニアだった!?
メイドロボとしての使命と貴也の着せ替え人形扱いとのギャップに悩むゆいだが、立派なメイドロボとなるべく、まずは村瀬を立派なご主人様にしよう日夜奮闘するのだった…。

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

基本的メイドはあまりほしいとは思った事がありませんでしたが、このメイドは非常にほしい!!

ストーリー

主人公の村瀬貴也はカスタムメイドロボ専門店「メイドワークス(MW)」で愛玩用のロボットを買いにいきましたが、美少女メイドロボットのゆいに目を引けれ、メイドロボットを買ってしまいました。

私の感想。

非常に色々な出来事に笑えました。まずはじめに私が笑ったのは世界観です。メイドロボットの事を好きになるような作品は漫画などで読んだことがあったのですが、この作品ほどあわただしくなかったです。そして無駄にクオリティの高いコスチュームにも驚かされました。本当にたくさんのコスチューム、ありがたやー ありがやたー

この作品のキャラクターはどのキャラクターもなんだか似ている所があります。それはもちろん他の作品と同じ用に原作者の癖だと思いますが、この作品はとくに面白い癖でなんとなくすべてのキャラクターに主人公の面影がありました。これはこれで面白いのですが、私的には男性と女性は違っていてほしかったです。

しかし、この作品は3話と言う少々短い作品なのでいまいち楽しめつくせませんでした。もっと長ければ私はもっとうれしいのですが、3話ですと物足りないです。もっとこの作品の魅力やキャラクターの説明がほしかったです。

だが、私もほしいです。メイドロボット。部屋の掃除とか、寒い日に添い寝してもらうとか、一緒にゲームするとか、買い物をするとか、部屋の掃除とか、洗濯とかしてほしいです。すごくほしい!!

オープニング

「エプロンだけは取らないで!」
非常に面白いオープニングでしたが、初めてこのオープニングの曲を聴いたときは何を言っているのかまったく分かりませんでした。けれどなれてくると非常にうれしいですし、非常に楽しめました。動画は非常に面白く、私も非常に楽しめました。けれど、このオープニングはありなのでしょうか?初めは裸の女性キャラクターにタイトルを塗り、それを壁にぶつけてタイトルコール。マジすげぇな。

エンディング

「ラブソングかもしれない」
非常に可愛いエンディングです。まあ、少々この作品のイメージとは合っていませんが、キャラクターが非常に生きています。しかし、最後のシーンは・・・ 何で・・ 最終防衛線が・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

店長さんの粋なはからい?

えっと・・タイトルから緩系と思うと・・

母タイプ姉タイプ妹タイプ幼馴染タイプ・・
ニュータイプツンデレヤンデレクーデレ・・
その他諸々色々なヴァージョン豊富ですよ♪
という店長さんが冒頭から切れてる萌でした。

色々割り切ってる感じで結構笑える。

人間と同等の容姿・能力を持つメイドロボが
実用化されている時代が舞台。

生活サポート型メイドロボのプライドを・・
オタクでフィギュアマニアのご主人様に愛玩人形
として扱われ・・受難の日々をおくるゆいの日常
をコミカルに描いている。


喜多村英梨さんの舌技を堪能するアニメかな?

OVAで全3巻1巻に3話で9話収録。


ゆい(喜多村英梨)生活サポート型メイドロボ・・
愛玩用ではない為・・貴也の着せ替え人形扱いとの
ギャップに悩める美少女メイドロボ。かなり口が悪い。

村瀬貴也(近藤孝行)ゆいのご主人様。
筋金入りのオタクで人形フェチ。着せ替えが好き。

住友みのり(明坂聡美)貴也に恋する巨乳美少女。
父の経営する喫茶店「Cowbeya」の看板娘。

萩原歩美(井口裕香)貴也に懐いてる近所に住む幼女。

久遠(小清水亜美)MW製メイドロボ。諸事情で性格が残念。

さくや(清水愛)大手メイドロボメーカーのテスト用機体。

御堂菫(早見沙織)蘭の姉。貧乳巫女。検定マニア。
御堂蘭(矢作紗友里)カリスマ退魔師を目指す巫女少女。

住友哲志(三宅健太)みのりの父。貴也とは変態コンビ。
娘を溺愛しコスプレ喫茶店を開店。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

無駄に洗練された無駄のない萌え

メイドロボ、巨乳、コスプレ、幼女、未亡人、姉妹巫女など洗練された属性の織り成すギャグOVA
浅ましいが、ど直球作品って感じがして好きな部類です。

パロディで「かゆうま」「Toheart マルチ」「まりみて」「5レンジャー」など
狙いすぎているが故に反応してしまう。これがオタクの性というものでしょうか…
-シナリオ---------------------------------------------
「萌え要素以外のものを削ぎ落として若干のパロディを加えた作品」この一言に尽きる

深夜のノリで「ゆい可愛い、口悪ツンデレメイドロボとか俺得」「これなんてエロゲ…」
「メイドロボ開発マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン 」とか思いながら見れば楽しめる作品でした。
-まとめ-----------------------------------------------
OPが電波ソングでこれだけで内容の7割が分かっちゃう「エプロンだけは取らないで!」名曲です。

OVAだからこそやれた作品
テレビ版12話で制作するとだれるのは確実
30分3巻のOVAだからこそ勢いだけで楽しめる作品
90分の中に構成を見出すのは困難なため、多くを語るのは無粋でしょう
基本的にキャラクターの可愛さを楽しむアニメ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

68.3 21 漫画原作アニメランキング21位
虫籠のカガステル(Webアニメ)

2020年2月6日
★★★★☆ 3.5 (105)
437人が棚に入れました
21世紀末、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症する。“虫(カガステル)"は理性を失い、人を襲う。だが世界的に“虫"の〈駆除〉が認められたのは、世界人口の三分の二が喰い殺された後だった…。カガステル発生から30年後の西暦2125年。人殺しと言われる無情な〈駆除屋〉の青年キドウは、“虫"の巣窟である“虫籠"に近い黄砂の地で絶命寸前の男を発見し、彼の娘を託された。その娘の名は、イリ。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。この出会いが二人を、世界を変える。

声優・キャラクター
細谷佳正、花澤香菜、花江夏樹、櫻井孝宏、浪川大輔、森川智之、興津和幸、諏訪部順一、塩崎智弘、茅野愛衣、白鳥哲、間宮康弘、山下大輝、鬼頭明里、杉田智和、悠木碧、鳥海浩輔
ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作の下地にあるものの上にアニメがある。

前半は未視聴の方後半は視聴済み推奨のためタグで隠しますね。
原作は未読のため、的外れな可能性は多いにあるので、その辺はお察しで。

葛藤と決断。過去と未来。
アニメの語り口ではこの切り口で見せてるのかなと感じました。
感動を呼び起こすような演出が良く、普通におじさんは泣いてしまった。しかも序盤だったのでかなりの不意打ちです。アニメを見てもらう事を意識すると掴みって大事で上手くやられたと思いました。
ちなみに、グロ注意な描写もあるので苦手な方は・・・でも見てほしいとは思います。挑戦する価値はあるかなと。

キャラの背景に時間を割いてしっかり描いています。特に主人公とヒロインの二人には一話づつプレゼントしていますね。これは中盤で物語全体の転換期に合わせて行われるので、キャラの行動原理が後半に向けて意味不明って事にはならないように配慮された上手い構成だと思いました。丁寧な作りだと思います。
しかも、また泣かされるっていう。お前一日で何回泣くの?って自分にツッコミを入れるレベルに痛い人になってました。

音楽は適所に無難なBGMが入ります。これを良いと思うかは個人的な嗜好だと思いますが、二度目に見た時にはちゃんと効果あったと自覚的に感じられたので、音楽としてではなく演出としての良さという点でベリーグッときました。無難である事が最高の演出になっているって事です。壮大すぎると絵が負けてしまうのはありがちな罠。
音という事では剣戟の音や銃弾、戦車のキャタピラなどの音も臨場感あって良いです。こういう所も丁寧な感じしますね。好きなシーンは主人公がRPGをぶっ放すシーンですね、砲弾を追う演出たまらないっす(音含めてね)。

声優は豪華すぎるのでどのキャラも聞いたことあんなみたいな感じ。演技が安定しているのは良いんですけれどね。
その中でもイリ役の花澤香菜さんは二役演じるんですが…スゴイの一言。二役演じる事も凄いんですが、キャラの変化による演技の変化に胸が締め付けられた。
もう一人、出番は少ないですがかなりの印象を与えるキャラの役として杉田智和さんも何かを抑えている演技が胸を締め付けて…ん?何度締め付けられてるんだ私は。

演出なんですけれど、基本的にCGでキャラを動かします。出来が良い悪いはこの際あまり語りません(正直よく分らんし)。ですがダイアローグの最中に視線が動く、キョドったり視線を外したり、逆に見返したり揺れたりする。こういう仕草の中にキャラの性格だったり内面が現れてくる事があるので、無いのと在るのとでは物語の説得力に違いが出る。
それに、まったく絵を使ってないかといえばそれも違う。随所に見せる作画には迫力がある。まぁ一度しか出ないキャラだからとかそういう理由かもしれませんけれどね。
美術背景が最高に良い。ちょくちょくアニメを見ていると、部屋の中などで違和感があったりする場合がある、んでそれを無くそうとしてカットが少なくなったり、簡単なパンもしくはスライドのみでしかカメラが動かない何て事はよくある。つまり定点カメラの多さがスゴイって話です。
これはCGだからできる芸当なのかもしれませんね。

全体を通して丁寧に良く作られていると思います。感動するポイントも前半中盤後半とちゃんと練られているし、どう見せたいのかとかもなんとなくわかる作品なので一本見た時の充実感はあります。ご都合主事的なところも多少見受けられますが、これ位許容しないと楽しめる作品なくなっちまいます。
楽しめる作品ですので、どうぞお召し上がりください。


ここからはネタバレガンガンして内容を掘り下げて行きたい。
{netabare}
さて、どこから語ろうか。

まず今作のテーマ性について書いていきたいと思います。
原作という下地には、不条理、人間のエゴ、人間と虫の境界。

不条理は元々虫になる素質のある者とないものにに分けられている事と、どうしてなってしまうかという明確な理由がなくいつなってしまうかわからないという所ですね。
人間のエゴは虫にならない人は虫籠を作り、安全を確保するためなら、虫になってしまう人を虫にさせて守らせるという事をする。これはその因子を持っているだけですでに虫であるという認識をもっている。悪だなと思うのは、駆除するにあたって決められたルールに翼が生えたら殺して良いって自分たちは間引いてるのによく言うわ、この東邦連合のアドハムさん。
エゴという点ではフランツもなかなかだと思うけれど、このキャラに関しては最後まで正直なところ分からなかった。純粋にカガステルの真実を見つけたい…?自分の無垢を信じる者は他人の罪には残酷だというセリフは自分は無垢ではないと言いたいのか、それとも無垢であり、他人の罪に残酷でありながらそれを自覚しているという事なのか。もっともエゴを自覚してるのはこのキャラだったのかしれないなとか思う次第です。まぁ分かんないんですけれどね。
人間と虫の境界。
翼が生えたら虫でその前に殺したら殺人だという。これは一つの境界の在り方ではあるが、この作品には大きな問題提起としてアハトという存在を生み出している。
主人公の葛藤はここにある。やはりラザロの存在が大きく影響する。育ての親を殺した彼は、それ以降(それ以前も)積極的に自分から他人との仲を深めていこうとしない。最終話で本人から語られる。

「明日誰の首でも落とす覚悟がある。だけどその上で誰かと生きる覚悟はできない。前にそう言ったよな(うんうん)でも本当はそうじゃない。~略~首を落とすのは大抵他人じゃない。それが怖くて少しでも距離を取りたかった、でも取った距離にまた後悔するんだ、何で生きている間にもっと…ってな」
このセリフはカシムの存在がマジで響く。あれありきでしかこの言葉の意味は通じない。そして私はここでもう一度泣いた。
このセリフから私は彼が殺してきたのは虫じゃない、人間なんだってその覚悟が言葉という形になったんだと強く感じた。
本当は境界なんてないんだって。だから一緒にいて大丈夫なんだって。そうイリに言ってるんや(勝手な想像です)。

というのが、この物語全体を通じて感じるポイントでした。

でも、これをアニメにするってなった時に方向性として、この12話の中でどうドラマを演出するか考えたんだろ思う。キャッチーで分かりやすいテーマとして選ばれたのが、葛藤と決断。過去から未来って話なのかなって。これらは作品のテーマ性と大きく重なる部分もあるので良い。
そして、主人公とヒロイン二人がそれぞれ抱える葛藤を振り払い未来へ進む決断をし共に歩んでいく良い話だなぁってなれる分かりやすいストーリーを組み立て、その葛藤を丁寧に演出した結果として原作の中にあるものをしっかりと掬いあげられているのではないだろうか。

カシムについて少し触れたのでついでに語りたい。
ここまで読んでいただいた方はご存じの通り殺されますね。
彼の死は序盤の山場という構成上の役割として、そして主人公の進む道を示す友人としての役割を担っていました。
そんな彼も、過去に悩み今の仕事に葛藤を抱き、未来に対してどうしていくかという考えを持っています。彼の持つ覚悟は地下に侵入した虫との戦いで見せてくれます。カッコ良かったです。
カシムと主人公は最初は敵対している。というのも、カシムは確か親を駆除やに殺されているんだったか、恨みがあったと記憶しています(見直したいけど場所忘れた)。そんなカシムも主人公の事を認めるようになる。主人公もおそらくそんなカシムの変化を嬉しく感じていた。
カシムは人殺しと言われた時の事を後悔はしていないだろうが心のどこかで苦悩していた。それが許されたと思った矢先にカガステル化してしまう。この暴力的な不条理をどうしてくれよう、ご都合主義だと言うのは野暮だろ?そんなこと思う余地は私にはなかった。
主人公はカシムの首を切る。
帰宅し、慟哭する。その姿に私は胸を打たれ、激しく泣いた。この時の慟哭をどういう気持ちでイリは聞いていたのだろう。だからこそ、彼の過去を知りたくなったのだろうか。
「目の前で誰が虫になっても首をはねる覚悟はできてる、だけどその上で誰かと生きていく覚悟はできない」
このセリフには重さがある。

ああ、ヤバい。もう一人語りたい人間がおる。
フランツなんだけれど…フランツってなるとアハトも書きたくなるし、でももう書くの疲れた。
書き始めて3日位この作品の事考えてたんで、とりあえずこの辺にしておきます。
奇跡的にサンキューが50超えたらフランツ追記でもするかな。いや、越えなくても書きたくなったら書きます。んな需要ないって知ってる。

長々書いてしまいましたが、多分この作品で最大の難点は声優にあったと思う。やっぱりCGは作画より表情がのっぺりする、だから表情に変化をつけて感情を伝えさせたりしたんだと思うけれど、やっぱり声って大きい。
どのキャラも素晴らしいけれど、やっぱり花澤さんだし、細谷さんだし諏訪部さんだし森川さんだし櫻井さんなんだよね。
まぁ全員好きだ!

あ、最後にEDのイントロはすっごい好き。曲だけで歌詞なしを一曲聞いてみたいなとか思ったりしました。
{/netabare}

さてそれではここまでです。お疲れ様。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

どうして、こんな世界に生まれてしまったのだろう。どうして、こんな世界でも生きたいと願うのだろう。

この作品の原作は未読です。
私はNETFLIXで視聴しましたが、久々にNETFLIXに入会した旨味を感じた作品だったと思います。
大人の事情による総集編祭りや放送日時の遅延など、TVアニメ放送における需要と供給のバランスが崩れている状況を最近ちょいちょい目にすることがあります。

個人的にはそれら全てが悪いことだとは思いません。
人間のやっていることですから、いくら重厚なバックアップ体制をとっていたとしても綻びが出るのはある意味仕方無いと思います。
インフルエンザや、新型ウィルスなども世の中蔓延していますし…
ただ出来ることなら、放送日の遅延は止む無しとしてもクオリティだけは最後の最後まで頑張ってほしいですけれど。
ただ言いたかったのは、NETFLIXならそんな心配は皆無であるということ…
放送が遅れることも無ければ相応のクオリティが約束されているって、当たり前のことかもしれませんが、視聴する側からすると嬉しい限りです。
NETFLIXの有料会員数が鰻登りで増えているのも分かる気がします。


西暦2125年一人が巨大な虫になる奇病"カガステル"が発症。
虫は理性を失い、人を襲い繁殖し続ける。

これはカガステルを狩る"駆除屋"の青年・キドウと
閉ざされた過去を持つ少女・イリの物語。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

人が虫化するのに前振りはありません。
発症してから完全に虫化するまで約20分…
この間に仕留めないと取り返しのつかない大惨事に発展してしまうのが、この作品の世界観です。

物語は虫に襲われて絶命寸前の男を極東で育った凄腕駆除屋であるキドウが発見するところから始まります。
その男からの最後の伝言は一緒に居た娘のイリを母親のところに連れて行って欲しいとのこと…
こうしてキドウとイリは出会い、物語が動いていきます。

キドウ役に細谷さん、イリ役に香菜ちゃんが起用されていること…
それにかやのんや鬼頭明里ちゃんが登場するのも相まって耳は幸せ一杯でした。
しかし香菜ちゃん…もうどれだけ鬼懸かった演技をするんでしょう。
しかも声質がとても綺麗…もう何度聞き惚れてしまったことか…^^;

ですが、このカガステルの世界は香菜ちゃんのスーパー癒しボイスをひたすら堪能できるほど甘くはありませんでした。
確かに虫の人当たりの厳しさは正直半端ありません。
大の大人ですら、一噛みで絶命させられるほどの強靭な顎と羽を持っていますし、硬い身体は銃弾ですら容易に弾き返すんです。

ですが、個人的にはその虫の脅威の物陰で暗躍する人間の方が怖かったかな…
確かに目的はあったのかもしれない…
けれど、目的と代償の大きさがまるで噛み合っていないのですから堪りません。
そんな理不尽が通用して欲しく無いと本気で思いながら視聴していました。

でも…この物語はそんな痛みだけの作品ではありませんでした。
揺れ動く心…これまでの生き方が言葉や態度を捻じ曲げてしまう…
それでも勇気を振り絞って一歩ずつ歩み入ろうとする姿勢が個人的には大好物でした。

キドウとイリは互いを知って何を選択するのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Be ZERO」
エンディングテーマは、「臆病な狼 2019」
どちらもHilcrhymeさんが歌っています。
どちらも相当格好良い楽曲だと思いました。

1クール全12話の物語でした。
物語が1クールの中で綺麗に収まっていたと思いますし、見応えも十分だったと思います。
何より地に足の付いた丁寧な仕事っぷりが感じられたのも個人的にはプラスのポイントでした。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 18

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

\ムシだー!!/

 ネトフリ限定アニメ。原作は元々WEB公開されていたかなり古めのマンガ。人が巨大な虫になる病、カガステルが蔓延する世界に生きる少年と少女をめぐる終末アクション・ストーリー。

 観ている人が少なそうなので淡々と評価します。

 まず物語ですが、第6話以降は大きく動き、面白くなるのだけど、そこに至るまでが今ひとつ面白くなかったんですよね。ヒロインが虫に襲われているところをカガステルの駆除屋キドウが助け、そこから彼女の母親を探すという導入なのに、ヒロインはキドウの知り合いの店でウェイトレスをして生活することになります。衣食住確保される上に主人公はカガステル駆除のプロで安全まで保証されている。街から移動する必要がなくなる。

 最初の数話は街での主人公のカガステル駆除を生業とする苦悩と、ヒロインが見知らぬ街で友人を作る話なんですよ。母親を探す、という目的はどうした。最後まで観ると、彼女は母親に会いたかったわけではなく平穏な生活を送りたかったことがわかる。結果的に終盤は母親に会いに行く流れになるんですけど、ちょっと違和感がありました。

 後半はアクションシーンが多いので何も考えずに見ていても楽しめるでしょう。ただ、「カガステルは装甲が厚く、銃はきかない」と最初の方で説明されてるのにいつもいつも銃で応戦して結局カガステルに食われる、ってのをずっと繰り返してる軍人たちは頭が悪すぎるんじゃないだろーか。チンパンジーの方が賢い。

 作画は3Dで質は高く満足できる。ただ、台詞と表情が微妙に合ってないシーンがちらほらあってやや気になりました。声優は豪華。スラムの孤児を演じた鬼頭明里と半分カガステルとなった不幸な少年を演じた花江夏樹の演技が特に良かったと思います。ヒロインとヒロインの母親を両方ざーさんが演じてたけど流石にキャスト分けた方が良かったんじゃないだろうか。

 音楽は挿入歌の使い方も含めて刺さらなかったですね。キャラは不幸な境遇ゆえに屈折している人間が多いので、好き嫌いが分かれそうな感じかな。私は主人公のキドウの芝居がかった冷たさがあまり好きになれなかったです。まぁカガステルの蔓延で荒廃した世界なので、ひねくれ者が多いのはリアルといえばリアルですが。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

71.6 22 漫画原作アニメランキング22位
ヤマノススメ おもいでプレゼント(OVA)

2017年10月28日
★★★★☆ 3.9 (102)
434人が棚に入れました
「天覧山に、高尾山、三ツ峠!」これまで登ったいろいろな山と、おもいでが詰まった写真を見ていたあおいとひなた。ふと、あおいの部屋にあった宝箱を開けてしまったひなたは、手作りで不格好のアクセサリーを見つける。それをきっかけにひなたは、あおいと一緒に過ごした、幼いある日のことに思いを馳せる――。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

素敵な思い出と新たな思い出

このアニメはセカンドシーズンとサードシーズンとの狭間の物語です。
2話編成ですが、それぞれの話には素敵な思い出が含まれています。

■ここなの8/31

ここなの優しさや立派さが良く分かる内容でした。
ここなは癒しの女神のようです。

夏休み最後の日、ここなは母親と一緒にお出かけの予定でしたが、お母さんには急な仕事が入ってしまい、一緒にお出かけできなくなりました。
『仕事だから仕方ない』。ここなは自分自身に言い聞かせます。
カレンダーに大きく書き留めて楽しみにしていた日でしたが、ここなは笑顔で出勤するお母さんを見送ります。

ここなは大人への気配りができる優しい子です。

ここなは、一人で飯能のあちこちを散歩します。
天覧山のふもとにある神社、第二天覧山、シネマ小路、ひかりばし…
行く先々で、その都度、幼い頃にお母さんと一緒に歩いた記憶がよみがえります。
{netabare}
そして迷子の女の子に遭遇するのです。
女の子は不安で泣きじゃくっています。
実は、ここなも幼い頃に迷子になったことがあったのです。

ここなはとても優しい女の子です。

幼い子の不安を取り除くため、ここなは優しく女の子の手を握り、一緒に女の子のお母さんを探してあげます。
女の子はここなと一緒だと安心して泣くのをやめました。笑顔になりました。

そして行き着いた先は、メディカルハーブガーデン。
女の子は母親に再会できて大喜び。
そしてここも、ここなが幼い頃にお母さんと一緒に来た場所でした。

どこに行ってもお母さんとの楽しかった思い出がよみがえります。{/netabare}
『だからここなは寂しくありません』。ここなは再び自分自身に言い聞かせます。

家に帰ると、お母さんから「来週は一緒にお出かけできる」との嬉しい知らせがありました。
ここなは大はしゃぎです。
やはりここなは、お母さんと一緒におでかけしたかったのです。

ここなにとっての夏休みは来週まで続くのでしょうね。(^_^)


■ひなたの10/28

あおいとひなたとの素敵な思い出のお話です。

あおいの家へ遊びに行ったひなたは、無断であおいの宝箱を開けます。
宝箱の中には不細工なつくりのどんぐりのアクセサリーがありました。
あまりにもお粗末な作り物だったので、ひなたは笑います。

でも、よくよく考えると、それは…{netabare}ひなたが幼い頃につくったものでした。
幼い頃、ひなたが引っ越す際にあおいへ渡したプレゼント。それがどんぐりのアクセサリーでした。
あおいは、そのときのプレゼントを今も大切に持っていました。
『それにひきかえ自分は…』ひなたは考えます。
ひなたは、引っ越しの際にあおいからもらったプレゼントを失くしていました。


ひなたは、自分自身があおいへ渡したプレゼントを忘れていたことを後悔します。
あおいからもらったプレゼントを失くしてしまったことを後悔します。思い出を失くしたことが寂しかったのです。
だからひなたは、失くしたことを正直にあおいに告白して謝ります。

『失くしたらまた拾えばいいんじゃない?』
何気ないあおいの提案で、二人はまたドングリをひろい、思い出の品を作るのです。

二人には、新しい思い出プレゼントができました。{/netabare}

二人の思い出プレゼントは、これからも増えていくでしょうね。{netabare}たとえばフクロウとか…{/netabare}(^_^)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ふたつの思い出プレゼント

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第3期は視聴済です。

セカンドシーズンとサードシーズンの間に作られたOVAで、Blu-rayには劇場先行限定版と通常版の2種類が販売されているそうです。
劇場先行限定版には、絵コンテ・原画集、オリジナルサウンドトラックCDが特典となっているとか…
因みに私はdアニメストアで視聴しました。

このOVAは、2つの物語で構成されています。


「Present1 夏 ここなの8/31」
8月31日。夏休みの最後に、大好きなお母さんとおでかけの約束をしていたここな。

ところが急な仕事が入ったお母さんはここなと一緒に出かけられなくなってしまい、
ここなはひとりで飯能の街を散歩することにする。

その道すがら、ここなはふと、幼い頃にお母さんと一緒に過ごした日々を思い出して……。


「Present2 秋 ひなたの10/28」
「天覧山に、高尾山、三ツ峠!」これまで登ったいろいろな山と、
おもいでが詰まった写真を見ていたあおいとひなた。

ふと、あおいの部屋にあった宝箱を開けてしまったひなたは、
手作りで不格好のアクセサリーを見つける。

それをきっかけにひなたは、あおいと一緒に過ごした、
幼いある日のことに思いを馳せる――。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

考えてみれば、この作品は女の子だけの"ゆるふわアウトドア"の先駆けなんですよね。
等身大の中高校生が、昔の出来事に思いを馳せてみたり、相手の存在の大きさを改めて認識したり…

山の厳しさや頂上に辿り着いた時の達成感を感じつつ、ちょいちょい挟まれる何気ない日常の光景に癒しが感じられる作品であることを思い出しました。

物語は、1話完結型なので視聴は時系列じゃなくても問題ありませんでした。
とは言え、キャラの紹介なしでいきなり本編が始まるので、視聴するならせめてファーストシーズン視聴しておきたいところです。

この作品に触れるのはサードシーズン以降初めてとなりますが、第4期のTVアニメ作品となる「ヤマノススメ Next Summit」が発表されていたのは知りませんでした。
2019年に新プロジェクトが発表されてから2年間、ずっと水面下では作り手の皆さまは動かれていたそうです。
これは、また楽しみが一つ増えましたね♪

主題歌は、あおい(いぐっちゃん)、ひなた(あすみん)による「おもいでクリエイターズ」

全1話27分弱の作品です。
このシリーズを好きな方には是非チェックして欲しい作品だと思いました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おもいでをありがとう

ヤマノススメのOVA。
セカンドシーズン終了後3年越しのOVAで、一話15分ほどの短話が2本収録されています。
それぞれここなとひなたが主人公で、登山は関係ない、日常を描いたストーリーです。

1話目はここながメイン。
急な仕事で母と計画していた旅行が無くなってしまったここなが、飯能の街を散歩する内容です。
ここなの思い出の道を辿るだけの15分で、ほっこりとはしましたが、正直微妙でした。
それよりもここなちゃん、性格はすごくいいのに同年代の友達と遊んだりしないのかなとか、そういうところが気になりました。
加えて、ここなの両親は休日に突発で仕事が入るくらい忙しいのに、風呂場がバランス釜なのがある意味リアルで、悲しい気持ちになります。
昔、バランス釜の賃貸住宅に住んでいましたが、風呂桶狭いし、シャワー弱いし、あれ大変なんですよね。

2話目はひなたがメインです。
ひなたとあおいは家も裕福で、そういう意味では安心して見れますね。
あおいの部屋で制服デートしていた二人ですが、あおいの離席時に、ひなたはあおいの部屋で過去に自分がプレゼントした髪飾りが大事にされていることを発見します。
その時に交換であおいにもらったプレゼントを亡くしてしまったことに気づいたひなたは、あおいに対し申し訳ない気持ちになるが、という展開です。
二人の距離が物理的にいちいち近くて、激しいゆりっぷりに恥ずかしくなる15分でした。
いちゃつきようがすごくて、もうね、たまらんかったですわ。思わず混ざっちゃいたくなりますね。
あと、最後のあおいの「あひゃひゃひゃ」という笑い方がすごくかわいくて良かったです。マネして使いたいです。まずいか。

山は関係ないし、短いですが、すごく幸せなOVAでした。
続く3期も視聴中ですが、この二人はそろそろつきあっちゃってもいいんじゃないかと期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

64.1 23 漫画原作アニメランキング23位
イケてる2人(OVA)

1999年2月1日
★★★★☆ 3.5 (44)
297人が棚に入れました
主人公佐次京介は小泉明にゾッコンな高校生。かつては高嶺の花だった小泉明と初体験同士で結ばれ、その後はカップルになったはずだが、小泉は未だに邪険にしたまま。そんな二人の周囲を囲む、恋愛と友情の物語。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時代を反映した援交から始まるラブコメ。パンチラの挙句、スカートの下からパオーwww

1999年放送のテレビアニメ TBSのバラエティ番組「ワンダフル」内でのショートアニメ 16話

原作 佐野タカシ 監督 山口武志 脚本 我妻正義 鴨義信 キャラデザ 大木良一
制作 J.C.STAFF 

1997年より「ヤングキング」に連載されたラブコメ作品のアニメ化。
少年画報社と言えば80年代までは硬派のマンガ専門だったと思いますが、
大きく転換するきっかけとなった「パンチラコミック」です。
少年キングの後継誌であるヤングキングはwikiによると、
イケてる2人を筆頭としたラブコメと少年キング以来のヤンキーものに二極化され、
2011年にはヤンキー系以外は「ヤングキングアワーズ」「月間ヤングキング」に移管されたそうです。

この「イケてる2人」ってなんと2010年まで連載されてたんですよ。
と言うことは、最人気作が終わったことでキングの方向性に変化が出たと考えられます。

全33巻のパンチラコミックっていうのは記録ものだと思います。
たぶん5冊くらい持ってたような記憶がwww

佐次京介 CV渋谷茂 高校生男子 結構男気があるスケベな主人公
小泉明 CV荒木香恵 ヒロインだが元援交女子 不思議な性格だが後のツンデレと一致

本当はお嬢様の小泉明がテレクラで中年男性と話しているところを佐次に見つかると言う、
当時の時代性を反映した過激なラブコメ。
二人は即深い仲(マジ)になるが、小泉は処女だった。

佐次には甘糟真希と蟻賀瀬涼子という(佐次から見て)ラッキースケベ女子が居て、
小泉もやきもきしてるが、ツンな気性のため素直になれない。
ここまではありがちですが、

主人公に恋する女装パンチラ少年の登場が当時としては衝撃でした。

桜井兼人 CV後藤邑子さまのデビュー作です
佐次に恋してしまい、佐次のためだけに女装すると言う本格派男の娘でした。

33巻中アニメ化されたのは最初の数巻分だけで10年まで続いたと言うことで、
何かのきっかけがあれば本格的なリメイクの可能性もあるかと思います。

アニメ版はショートと言うことでエロもラブコメも不完全燃焼ですが、
ところどころ描ききった部分もあって楽しい作品です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23

CC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

負けたらコ・ロ・ス♡

 ヤングキングに連載され、TBS系列のワンダフル枠で放送された5分程度のラブコメディ。全16話です。制作会社はJ.C.STAFF

 ツンデレのヒロインの「小泉」と馬鹿でエロい主人公「佐次」の恋愛模様を描いている。一話目で肉体関係を持ってしまっている為、少し複雑に物事は進んでいく。肉体関係はあったものの、「小泉」は心を閉ざしており、「佐次」のデリカシーのない行動や言動によって「小泉」の心が乱されていく様は可愛いらしく思える。典型的なラブコメを描いているが、テンポが早いので飽きる事なく視聴できた作品です。

 恋愛模様には少し時代を感じるものがありました。当時は高校生が携帯ではなくポケベルを所持していた時代。今から数えると15年ほど前の舞台背景になると思います。恋人と連絡取り合うのに、家に電話して親にバレたりなんて事が良くあった頃ではないでしょうか。ポケベルのバイヴレーションに敏感に感じる「小泉」は、あざとかったです。

 ゴットゥーザ様がゲイ役でデビューした作品でもあるので興味ある方は見てみては?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

しまかぜ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

現代を舞台にしたりしてでも再アニメ化希望!!

佐野タカシ先生の1997年から2010年まで連載された漫画『イケてる2人』のアニメ版ですね。

1999年にワンダフルの枠内で放送されたので5分枠16話、ほとんどが原作初期1巻〜3巻内のエピソードになっています。
原作にあるような過激なエロ表現も、少し荒削りながらできるだけ再現できているので、原作を読んでみようかなと言う人に良いと思います。

さすがに作画らは15年前の90年代な感じで古く感じますが、キャラクター達の特にヒロインであるツンデレ美少女小泉明の可愛さは今でも十分魅力的に伝わってきました。

その後、原作も10年以上続き愛着もあるので、なにより小泉明が大好きなので『イケてる2人』の再アニメ化を熱望します!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

68.9 24 漫画原作アニメランキング24位
エリア88(OVA)

1985年2月1日
★★★★☆ 3.9 (44)
255人が棚に入れました
大手航空会社である大和航空のパイロット候補生・風間真(かざま しん)は、社長の娘・津雲涼子との結婚も決まり、その将来を嘱望されていた。だが、同期のパイロット候補生で親友・神崎の策略により激しい内戦の続く遠く中東のアスラン王国の傭兵部隊へ送り込まれる。そこは地獄の最前線-作戦地区名エリア88。除隊するには高額の違約金を払うか、契約満了まで生き延びるかのみ。真は日本へ生還するのが目的とはいえ、戦闘機乗りとして敵戦闘機の撃墜によって得られる報奨金を稼ぐ傭兵稼業に染まっていく。その長い戦いの中での数々の出会いにより、真はさらに複雑な運命へと導かれることになる…。

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これはアダルトビデオ たぶん女性には理解できないと思う

どうも原作ファンですー。

あにこれのサムネが平成TV版になってますが、こちらは昭和OVA版レビューになります。
3巻で構成されています。

まず概要を説明すると民間航空のパイロット候補生として訓練を完了しつつある主人公風間はある理由で中東の戦場へと送られ、傭兵戦闘機パイロットとして戦闘に参加する羽目になるお話です。
男性が持つ闘争本能を刺激されるハードボイルドの物語です。

ここで言う闘争本能とは仕事で上手くやってやろう、とかそういう事ではないです。
文字通り敵を殺傷して自らは生き残り、大切な物を守ろうとする本能の事です。
社会生活を営む上でこの様な男性の闘争本能は普段封印されています。
物語の登場人物も平和な生活から突如として戦場に立ち、また戦場から平和な生活へ戻り苦悩し続けます。

我々成人男性はこの様な物語を観る事で普段封印され抑圧された闘争本能を慰める事が出来るのです。
つまりこれはエロビデオの機能と同じなのです。

多分男性には誰でも理解できる結末の意味などは女性には難解なんじゃないでしょうか。


さて、原作は新谷かおる氏のコミックです。
このネタは2度に渡ってアニメ化されています。
私の評価は、
原作コミック>>>>>平成TV≧このOVA
です。
この様な順位づけの私は少数派です。

まず、平成TV版を高評価する人が殆どいませんが原作ファンの私に言わせるとどっちもどっちなのです…。
原作のネタバレも極力避けますが原作は上記のハードボイルドに加え、命の根源にまで迫った一大スペクタクルでした。
両アニメ版は戦争はただの舞台装置として機能しますが原作ではこの戦争の推移も描き切っています。
一方原作は戦闘機などは実在の物が登場しますが、それに加えて超SF的な荒唐無稽トンデモ兵器も登場してリアリティと言う面では劣ります。
(さすがにモビルスーツは出て来ません。)

という訳で両アニメ版はどちらも原作のごく一部なのですが、上記のハードボイルド(エロビと結論付けた)としては良く出来ています。
昭和版は原作のストーリーを途中までなるべくトレースしようとする姿勢がありますが、平成版は最初から割り切って設定を拝借してハードボイルドのエピソードを描こうとしている違いがあります。
つまり私の結論としてはどうせ一部だけなのならより洗練された平成版を推します。
例えばボリスのエピソードや半オリジナルのルーキーのエピソードなどは平成版の方が丁寧に描いてます。
一方ジェスのエピソード(「運が無かったよ、お前」のあれ)などは昭和版にしかありません。
原作にはまだまだ(オリーブ畑の一件とか)泣かせるエピソードがいっぱいあります。


以上。
3作品とも男性にはお勧め。
女性にはまったくお勧めしません。
男でもお子様にはお勧めしません。
アダルトビデオですから。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作初期のシリアスな雰囲気が味わえるOVA。

OVA3巻(計190分程度)で、漫画単行本23巻に及ぶ原作の、主に前半の一部エピソードを引用・改変する形のオリジナルストーリー。

原作初期の「中東・砂漠の戦場で、1機墜として幾ら・1人殺して幾らの賞金目当ての傭兵稼業を、心ならずも強いられる日本人青年のシリアスな物語」というテーマを上手く生かした作品に仕上がっていると思います。

原作ファンの皆様のお叱りを承知で言わせていただければ、神崎の野望が世界規模に及び、話が大きく膨らんでいく原作中盤以降より、地上空母登場以前の、主人公のシンや彼を取り巻く傭兵達のエピソードがオムニバス的に描かれていた原作初期の方が遥かに好きなので、個人的にこのOVAの評価は高いです。

尺の都合が大きいのでしょうが、原作のコミカルな部分を完全カット、女性傭兵セラや子供傭兵のキムもカット、砂に潜れる地上空母や地中を進む核ミサイルなどのブッ飛び設定珍兵器もカット!!
あくまでニヒルで少しだけおセンチな傭兵達の男の世界を前面に出した構成は、作品の世界観を引締めています。

30年近く前の、ネットで叩かれることのない時代の作品なので、空中戦の描写は軍事板の人が見ればいい加減でツッコミどころ満載ですが、普通の人が観る分には十分に迫力ある出来栄えです。


長い原作に対して僅か190分で何ができるか、制作陣が八方美人にならずできることできないことを見極めてしっかりした土台を築き、冒頭に挙げたテーマに沿ってブレることなく造り上げた作品だと思います。


以下余談

作中でシンは機体をF-8Eクルセイダー→F-5EタイガーⅡ→F-20タイガーシャークと乗り換えていく訳ですが、タイガーⅡとタイガーシャークは外観が被るので、タイガーⅡではなく原作でシンも乗っていたJ-35ドラケンを登場させて欲しかった・・・私、デルタ翼機やダブルデルタ翼機が大好きで、その中でもドラケンが一番好きなので(*´∀`*)


【投稿履歴】
2013/04/14 初稿
2013/05/31 改稿

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やはりこっちは別にしておこう

原作既読済(2021.10)
古い作品です。2004年に1クール・リメイクで放送されています。でもまた観たくなるのはこちらのOVA版です。
元々、3部作でしたが今は1・2を編集して1本にし2部構成となってます。共に約90分位です。作画は1部と2部ではかなり趣が変わりますが原作者新谷かおる氏風味は1作目が強いです。
個人的に戦闘機はこの作品に出てくる時代のものが単純に格好良いと思っています。最近の戦闘機(戦艦)はステルス性重視となっており何とも形状美には程遠く残念に思っています。
さて、皆さんは世界で4機しか製造されず、性能的にはライバル機と遜色なかったにも関わらず軍に正式採用されず敗れた悲運の戦闘機を御存じでしょうか?
この作品の主人公が駆る「F-20タイガーシャーク」です。この戦闘機を知っているのはこの作品を通じて日本人が非常に多いのだそうです。わかります、主人公機というのもありますが、機体の辿った運命も日本人好みですよね。
また、「A-10サンダーボルトⅡ」も主要キャラが搭乗し活躍するのですが、当時、米軍では使い道がないと廃棄候補に挙がっていた機体です。しかし「湾岸・イラク戦争」でその有効性が認められ現在でも現役です。現実よりフィクションの方がその有効性を先に描いているのが何とも面白いです。
それから、この作品は主人公をはじめ登場人物がとても人間臭く、それでいて儚く美しさを併せ持ちオサレで格好いいです(古い人間から見れば)。
「蒼空を舞う名もなきエトランゼ、燃え尽きるのに僅か3秒」

私のツボ:タバコの吸い方

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

67.3 25 漫画原作アニメランキング25位
エンジェル伝説(OVA)

1996年9月13日
★★★★☆ 3.7 (25)
94人が棚に入れました
集英社「月刊少年ジャンプ」連載の八木教広によるヤンキー漫画を原作にしたオリジナルビデオアニメーション作品。主人公は、天使のような優しい心と悪魔のごとき凶悪な顔を持つ北野誠一郎。その恐ろしい姿ゆえ、転入してきた碧空高校では数多くの誤解とともに学園生活を送ることになってしまう。ひょんなことから、転校初日で碧空高校の番長になった北野は……。 本作の監督には、『ビックリマンシリーズ』『地獄先生ぬ~べ~』を手がけた貝沢幸男、メインキャストに飛田展男や櫻井智、石井康嗣など実力派の声優陣を配している。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪魔の顔と天使の心を持った少年

夢もなく、希望も失せ、情けすら消えかかってるこの世紀末(当時)において
天使の様に純朴で澄み切った心を持つ少年がいた・・・
だが彼の顔は麻薬中毒者のようで、「きえええええええ!」という怪鳥音とともに周りを恐怖に陥れていた。という「クレイモア」の八木先生によるギャグ漫画。

「カメレオン」「エリートヤンキー三郎」のような勘違い&不良系のギャグ漫画系統
真面目にホラーでもやっていけそうな、そのリアルで独特な画風が「恐怖」を「笑い」に変換してしまう少年漫画にして異端の学園コメディだった。

知名度は微妙に低いが原作は名作。
大体脳筋か天然バカのすれ違いを殊更に大げさにしているだけだったりするけど、最初は恐がれていた主人公「北野誠一郎」にも理解者も増えていく王道の青春もの(ラブコメでもある)の清々しさもあり、
アホだけど憎めないキャラの掛け合いが「笑い」よりむしろ「愛着」の湧く作品だったと思う。ワンパターンでも15巻まで面白さが持続し綺麗に終わった希有な少年漫画。

残念なことにアニメはOVA二話で終了してしまったようだが、クレイモアなんか放っておいてリメイクなり続編なりなんでもいいから再度アニメ化してもらいたい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君は天使か?それとも悪魔か?

最初この作品を見たとき、僕は腹がよじれる程大爆笑してしまいました。
本当に面白くてこの作品をして7年経ちますが、OVAですぐ見れるので定期的に視聴しています。

1.「悪魔の顔」と「天使の心」を併せ持つ主人公

物語は主人公が転校するところから始まりす。転校時に証明写真片手に校長が「悪魔の子」と称するほど第一印象で相手を絶望のどん底へ突き落す顔をしています。
しかし、性格は勤勉・他人想い・義理堅い・など人格者の権化と言っても過言ではありません。



今思うと何かギャグ以外にすごく強いメッセージ性のようなものを感じてきました。
それは
「どれだけ性格が良くても第一印象が悪ければ損な役に回される」

という教訓の物語なのか、
はたまた

「顔はダメでも性格が良ければ人は仲間になってくれる」
という救いの物語か・・・

なんにせよ、そういうことを考えずともシュールギャグの中でもトップクラスに面白いので是非視聴してみてください。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心はエンジェル顔はレジェンド。「CLAYMORE」顔の番長爆誕(笑)

今日から俺は!!でもバッドなボーイズでもない


ただただ善人。ただの天使。



でも、顔が怖い。


ものっすごい怖い。



成績優秀、品行方正

困ってる人がいれば必ずたすける。



でも顔が凶悪。


ちびるレベルでこわい。




それが転校生、

北野誠一郎(きたの せいいちろう)



アンジャッシュ(すれ違いコント)を
やっていたらいつの間にか番長になった男。


本人に自覚なし。



不良アニメをお探しなら

隠れた名作OVA「エンジェル伝説」全2話。


超オススメです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
123
ページの先頭へ