清々しいで幼馴染なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の清々しいで幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の清々しいで幼馴染なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.0 1 清々しいで幼馴染なアニメランキング1位
つぐもも(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (319)
1362人が棚に入れました
ごく平凡な少年・加賀見かずやは、ある日現れた着物姿の美少女、桐葉と出会う。
初めて出会ったはずのかずやに「久しいのう」と声をかける桐葉。
はたしてその正体は、かずやが亡き母の形見として、片時も離さず持ち歩いていた「帯」の付喪神だった……。

ドSな美少女付喪神の桐葉とともに、次々と起こる怪異事件に立ち向かう「妖怪アクションコメディ」いざ、開幕!

声優・キャラクター
三瓶由布子、大空直美、久保ユリカ、松井恵理子、芝崎典子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こんな「付喪神」なら一緒に居ると絶対楽しい…

この物語の原作は未読です。
「つぐもも」というタイトルからはどんな物語なのかが全く想像できませんでしたが、大空直美さん、久保ユリカさん、そして「未確認で進行形」の紅緒の印象が強い松井恵理子さん、あやちといった声優さんの顔ぶれを知って視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、中学2年生の加賀見一也。
なんの変哲もない普通の中学生だった彼でしたが、肌身離さず持ち歩くほど大切な亡き母の形見である絹の袋帯が付喪神となり実体化した桐葉と出会ってから彼の生活は一変するのです。

人が長く使い続けた器物には想いが宿り、年月を経て付喪神に昇華するのですが、これまで付喪神と聞くと正直あまり良い神様がイメージできませんでした。

それでは、袋帯が実体化した桐葉が良い神様か…と問われると正直?です。
でも、少なくても実直な一也の思いを大事にして全力で彼の願いを叶えようと獅子奮迅の活躍をする彼女を見ていると、決して悪い神様には思えないのです。
だからきっと、付喪神って不安定で持ち主によっては善と悪のどちらにもなれる…
いいえ、付喪神は力を貸しただけで本当の善悪のレッテルは持ち主に貼るべき代物…

そもそも人間に付喪神を良い悪い言う資格なんて無いんだと思います。
だって人間が勝手にモノに思いを寄せ続けた成れの果てが付喪神…
だから付喪神は本来なりたくてなった訳ではなく、気付いたらなっていた…
そういう類の神様なのではないでしょうか…

モノからいきなり実体化して…訳の分からない世界が目の前に広がったら、きっと神様だって困惑します。
だから付喪神は思い続けてくれた人の役に立つことを選択するのだと思います。
きっと何もかもが信じられないとしても、主が自分を思い続けてくれた気持ちは本物だから…
だから付喪神に儚さを感じるのかもしれません。

付喪神にそんな儚さを感じるからでしょうか…
主と付喪神との間に感じられる絆の強さ…個人的には大好きでした。
お互いが支え合いながら一歩ずつ歩みを共にしていく…
こうして同じ時間を紡いでいく…
時には自分が傷つく事を厭わず、後の事を全て蔑ろにしてまでも全力でパートナーを守ろうとする気概に胸を熱くせずにはいられませんでした。

桐葉が実体化してから、一也の身の周りでは様々な出来事が起こります。
様々な「あまそぎ」も登場してきました。
でもその全ての根底にあるのが「人の思い」だったような気がしてなりません。

オープニングテーマは、「バンドじゃないもん!」さんの「METAMORISER」
エンディングテーマは、MICHIさんの「I4U」
しっとりとしたエンディングが好みでした。

1クール12話の物語でした。
時折見せる桐葉の一也を包み込むような愛情に羨ましさを感じながら一也と桐葉の歩む道程を満喫する…
平坦な道なんて一つも無かった…
一歩足を踏み入れたら最後、誰の助けも借りられず頼りになるのはお互いだけ…
そんな厳しさと優しさが共存する作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

古式ゆかしき、付喪神とのエロいラブコメ&バトル

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
まるで10年くらい前のアニメを観ているようでした。作画、キャラ、展開、ギャグ、完全にわざと古くさく作ってますね。それがどこか心地よかったです。ただし、エロには注意です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
バトルが必要か不要か、エロが必要か不要かで悩むところ。

どちらかと言えばラブコメの方が面白かったけど、一也VSすなお 戦なんか、わりと戦術的なバトルで面白かった。桐葉を人工筋肉のように使う「かみがかり」やその他の技も、帯の付喪神ならでは技ばかりで、能力系のバトルものとしても及第点以上だと思う。エロも、ド下ネタばかりだけど、ギャグの範囲内に収まっていて? まあ、観られた。たまに、ミステリーの要素もあったし。

色々考えても、これはこれで良いバランスのアニメだったのだと思う。

個人的には、6話のエロゲオチは笑ったw あと、ククリは萌え要素高かったです♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
絵柄といい展開といい、ひと昔くらい古い作風ですね。2000年代前半な感じ。なかなかの下ネタぶっこんできますね。

2話目
委員長も古いタイプの委員長キャラだし、殴られるシーンのヒマワリとか、古いなw

3話目
結構ちゃんとバトルしてましたね。

4話目
ガチバトルでしたね~。恥ずかし固めw ここにきてオサム君の存在感w

5話目
まあ……主人公が中二で相手が小学生4年生くらいなら、許容範囲……か(汗)? 子供ククリは可愛らしいw 「無彩限のファントムワールド」かな(笑)

6話目
自由入力可能なギャルゲって、どんなシステムなんだよw ラブコメかと思ったらエロゲだったというオチには笑ったw

7話目
もう、くくりの不憫さに笑うくらいしかないかな。いや、ナレーション(笑) 完全にギャグアニメだね。

8話目
なぜ、無声劇? バントでホームランって、ファミスタか(笑) なんか、バトルはどこいった? ドエロやん(苦笑)

9話目
ちょっとだけミステリーの要素を入れてきたね。

10話目
ドラゴンスクリューw

11話目
なんかホントに、ミサトさんやな(笑) バトルですね~、なかなか面白い。

12話目
ガチバトルは、能力系バトルものとしては及第点以上だと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作漫画とアニメの温度差?

原作『漫画』の方が面白そうです。絵も「シッカリ」してますし緻密なタッチ・構図も(少々あつくるしいかもしれませんが)雰囲気いいです。
、でアニメになったら「ヘナチョコ」になっちゃった~~~~~~~~!

『漫画』では下ネタは別にOK・ウエルカムですし、ストーリー進行の「わざとらしさ」もコマを読んでいくぶんには別に不快なく読めましたが、アニメは何でこんなにムカつくんだろう?一応『原作通り』にやってるハズなのに?

「アニメが原作より面白くなったら『原作者』に『失礼』になってしまうじゃないか~っ」っと「さよなら絶望先生」ネタみたくなっているのかな?(そんなワケ無いでしょっ)

【視聴終了】
方々から作風が古臭いと揶揄されてますけど「素材」はそんなに悪くないと思うのですが。
・桐葉:一般、ロリ向け需要で肌の露出過多
・くくり:ロリ向け需要
・黒耀:爆乳(ややポチャ)熟女需要
・近石千里:眼鏡っ娘、幼馴染需要
・加賀見 霞:弟溺愛、お姉ちゃん需要
・皇 すなお:主人公を敵視するも成り行きで堕ちるキャラ?
なのに何で面白味のない仕上がりになったのかな?(制作側のセンスの悪さでしょうケド)

そして最大の難点は加賀見一也でした。
王道パターンの一つにあるように、
「その手」の資質と才能があるのに興味もなく、周りが必要とされているのでやむなく「力」をふるうも、元々興味がないから中途半端。
自身の宿命に自覚も無い(一部記憶封印されてたようですが)ので無警戒で平和なボンクラ坊ちゃん。
しかも土壇場でしか爆発的な「力」を発現しない効率の悪さ。
長年真面目に「その手」の修練した者にしてみれば嫉妬と憎しみを向けられる。

そんなヘッポコ主人公を見てて好感が持てるかというと・・・・・・・・・
(ムカつくことが多かったデス)
中の人(三瓶由布子さん)には悪いですが、これは「ハズレ」ではなかろうかと思います。

本格的な「すそはらい」の見せ場もなく中途半端に終わりましたが続けるのかしらん?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

75.9 2 清々しいで幼馴染なアニメランキング2位
白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (445)
1351人が棚に入れました
「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。

声優・キャラクター
伊藤美来、逢田梨香子
ネタバレ

やぎゃあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

テーマ(コンセプト)がやや迷子

【作画(キャラデザ、背景など)の評価】
私はP.A.worksの作画の虜で、同社の作品は内容に関わらず視聴することにしています。

本作も作画は大満足。特に海を見ていると沖縄行きたくなりました。
キャラデザも女性は可愛く、男性はかっこよく描かれていたので満足です。


【物語のざっくり評価】
要所要所では明るい展開がありますが、大部分はわりと重苦しいです。なんとなくスッキリしない展開がずっと続いていた印象を受けました。P.A.Worksの十八番の「お仕事アニメ」と思って手を出すには・・・お眼鏡にかなわないかも?

全体的に『厳しい現実を味わうのも一興』ということを描いている作品でしたね。


【キャラの評価】
キャラクターの深堀が物足りない部分が多かった印象です。おそらく尺が足りなかったんでしょうかね・・・。せっかくの個性が埋没しちゃっているキャラが多かったように思います。

例えば {netabare}おじぃに関しては、個性的で好きなキャラではありましたが、その伝説っぷりは全然伝わってこなかったです。空也にしても、なぜあんなにも女性嫌いになり、なぜ夏凛さんだけには少し気を許せるのか・・・もう一捻りドラマを描けたのでは。味のある個性を持っていたのに活かしきれていないのが惜しかったですね。{/netabare}

あと私の価値観と相容れないキャラや、人としてどうかと思うキャラがいたのは残念でした(後述)。

ちなみに、外見はみんな甲乙つけがたいですが、内面で見るなら、観光協会の夏凛さんと定食屋のうどんちゃんがお気に入りです。

頑張り屋だけどちょっと空回りしている くくるも好きですし、面倒見のいい風花も悪くはなかったんですが・・・、くくると風花の関係性が終始気持ち悪く感じてしまいました。くくる単体、風花単体でなら何ともないんですが、この2人が揃うと・・・何とも言えない気分に。


【物語の総評】
描こうとしているテーマ(コンセプト)がやや迷子になっていたように感じました。特に1クール目と2クール目では、別作品でも見ているのかと感じたほどに。

純粋な恋愛観を描きたいのか、複雑な恋愛観を描きたいのか、青春を描きたいのか、仕事観を描きたいのか、人生観を描きたいのか、ファンタジーを描きたいのか・・・。すべてを良いとこ取りしようとした結果、すべてが中途半端になってしまっていたように感じました。

中途半端なままだと「その要素入れる必要あった??」という印象で終わってしまいます。いろんな要素を取り入れるからには、そこに「明確な意図」があってほしい・・・かな。

P.A.Works作品の中で、
複雑な恋愛観なら「凪のあすから」、
青春(努力&友情)なら「TARI TARI」、
青春(恋愛)なら「色づく世界の明日から」、
仕事観なら「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「花咲くいろは」など、

とパッと形容できますが、本作は何と形容していいものか・・・。

心温まる話、グッとくる話、クスッとくる話など・・・要所要所では楽しめたエピソードはちゃんとありました。ただ、ややコンセプトが迷走ぎみなせいで、全体的に見ると「何を伝えたいのだろう?」と感じてしまう部分が多かった・・・かな。

あと私が一番引っかかったのは、この作品は全体的に「不可解な価値観」が漂っているように感じた点ですね。(詳細は2クール目以降のレビューにて)


【作者に対して一言】
{netabare}くくるの人生を決めるのは「くくる自身」じゃないでしょうか。周りの大人たちが「くくるにはこれが必要だ」「くくるにはこういうことをやらせたい」と、くくるの成長像を勝手に描くのはやや傲慢だと感じました。

もちろん、自分の人生の進路が「希望通りにならない」のは仕方のないことだと思います。くくるの希望はともかく、くくるの適性から必然的にマッチングされた配属であれば、何も問題ないです。すべてが思い通りにいくわけではないことも含めて人生ですし。

ただし「くくるが望んでもいないこと」を「くくるの適性も考慮せず」、「第三者の思惑」で押し付けるのは傲慢じゃないでしょうか。くくるが最終的にどう思うかは、ただの「結果論」です。その過程が傲慢だと感じました。

ちなみに、おじぃとティンガーラ館長の思惑(意図)をもう少し詳しく描いて欲しかったです。尺の都合だと思いますが。{/netabare}


(以降、各話視聴時の不定期レビューです)

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<10話視聴時点の感想>

正直 今の所は盛り上がりに欠けるなぁと感じています。ただ10話視聴した時点で2クール目があると知ったので・・・最終評価は先送りします。おそらく劇的に展開するのは2クール目からでしょうから。

{netabare}1クール目はおそらく『のれんに腕押し』という状態を描いているのでしょうね。くくるがあれこれ試行錯誤しようが『がまがま閉館』という絶対的な未来は揺るがない、と。鳴かず飛ばず、打てども響かず。

ただ見方を変えると、ここまでの話で『明確な山場』が無いような気がするんですよね・・・。くくるが「手痛い失敗」をするわけでもないので、挫折や後悔や反省をするわけでもなく、故に壁を乗り越えて「成長する」という展開もない。

何かを試してはカレンダーと睨めっこし、また何かを試す・・・。ただひたすらに『何をやっても、何も起きない』という展開で悶々とするだけ・・・。たぶんこれが盛り上がりに欠ける理由なのかなぁ、と。

おそらく、すべては1クール目のラストで絶望を突きつけるためのお膳立てなのでしょうね。なので1クール目は終始スッキリしない展開が続きそう。たぶん劇的な展開は全部2クール目に回しているのかな?と予想してます。{/netabare}

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<1クール目ラストと2クール目予想>

まだ残り何話か残っているでしょうが先の予想を少し・・・。

{netabare}製作スタッフのプロジェクト名が、2クール目の展開を示唆している気がします。

アニメの制作チームが『Project ティンガーラ』を名乗っていて、作中で新しく建設中の水族館の名前も『アクアリウム・ティンガーラ』って言ってましたからね。喧嘩別れしたティンガーラの研修生とそれっきりなんてのも不自然ですし・・・本作の本当の舞台はそっちなんでしょうね。

ということは、『がまがま水族館はもう・・・』ってのが1クール目までの話なのかな?{/netabare}

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<11〜12話/13〜17話の感想>

{netabare}やはり がまがまは閉館する運命だったんですね。ずっとモヤモヤする物語でしたが、くくるがそれを受け入れる過程はグッとくるものがありました。

2クール目があると知った時点で、1クール目は『視聴者にとって我慢の時』なんだろうなぁと受け止めていましたが、ようやく新しい風が吹き、重かった空気が流れて行くのを感じました。

そして、2クール目からの展開が予想外すぎて笑ってしまいました。嫌味な意味ではなく「なるほど〜、そうきたかぁ〜w」的な感じで。舞台がアクアリウム・ティンガーラに移るとは予想していましたが、まさか飼育員ではなく企画の仕事だったとはw ストーリー展開もだいぶSHIROBAKO路線になりましたね。P.A.Worksの十八番と言ったところでしょうか?w

1クール目とは打って変わり、物語がテンポよく動いていてます。今の所は好印象です。

がまがまで出会った研修生との再会、彼女との衝突と和解、新しい職場での奮闘・・・テンポ良すぎて私が予想していた内容はあっという間に消化してしまい、もうこの先どういう展開になるのか読めませんw {/netabare}

先の展開が楽しみです。

ただ余計な一言を付け加えると、1クール目と2クール目は別物のアニメを見ているような印象を受けていますw

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<ストーリー全体で気がかりな点>

まだ2クール目中盤ですが、一旦この作品の気がかりな点をまとめておきます。

(※長文注意)
{netabare}私は “自分の人生の進路を他人に委ねる考え方” が好きではないので、登場人物の『進路の動機』は気に入らないです。この点は一貫して残念なアニメ。

仮に、夫婦や、きっと将来を添い遂げるんだろうなと想像できるほどの関係など、「自分の人生を委ねるに値する人間関係」において委ねることは、何も違和感は感じないですが・・・。

例えば、カイは {netabare}恋わずらいで くくると同じティンガーラに就職先を決めた点。バイト時代はまだわかります。しかし『人生の進路』ともなれば話は別です。“あの子と離れたくないからついて行こ〜”って考え方が本気で苦手。

特にカイは漁師の息子で、釣りも好きで、海も好き・・・であれば『恋わずらい』という要素を抜きにすれば漁師を継ぐのが自然。でも水族館に就職した。なぜ?それは『恋わずらい』のせい。

潔く告白はできないくせに、勝手に『くくると人生を共に歩む』という願望を抱き、就職先にまでくっついて行くという粘着さが気味が悪い。いや、その重大決心ができるならせめて告白せぇよ!w 話はそれからでしょ。就職先が同じじゃなきゃ恋愛できないなんて世界じゃないでしょうに・・・。婚約者どころかまだ恋人ですらないのに、自分の人生を「くくる基準」で決めているところがキツイ・・・。

ならば、もしも カイの知らぬ間にくくるが別の人と恋をし結婚してしまったら、『カイの人生って何なの?何でお前ここにいるの?』ってなっちゃうじゃないですか。

こういう「恋愛観」と「人生の進路」を結びつける動機は苦手。{/netabare}

あとは、風花も同様です。というか風花の方が極めて重症。ことさらに {netabare}「くくるのため」「くくるが心配」「くくると一緒なら」という感情で行動し、きわめつけは“くくるがティンガーラに行くって言った時から決めていたんだ”は寒気がしました。

ならば、もしも くくるが企画の仕事にうんざりして仕事辞めると言い出したら、風花もまた辞めると言い出すんですか?・・・そこまで行くともう気持ち悪いですよ。これもやはり『風花の人生って何なの?』案件です。

あと全然しっくりくる理由もなく くくると風花が物語冒頭からひかれあっていることに、百合っぽさが感じられて嫌です。特に2クール目で、おじぃからくくるの住所を聞き出して「隣の部屋に黙って引っ越してきた」のはもはや鳥肌もの・・・。

例えば「社員寮でたまたま隣室になった」という設定だって、同じ展開は描けたであろうに・・・。むしろ社員寮という設定の方が、仕事の合間にみんなで集まるという展開にも綺麗に筋が通るでしょうに。私は戦慄しましたが、作者としてはそこに強いこだわりがあったのでしょうね・・・。

例の母子手帳が登場した時に『あ!もしかして二人がひかれ合っている理由は、生き別れの姉妹なのか?』と期待しましたが、あれは普通に死産した双子の姉らしいですからねぇ・・・。なら なおさら二人の意味深なひかれ合いは何なのよ?って。『百合要素を入れたかった』以外での説明がつかなくなってませんか?w{/netabare}

率直に言って、こういう人たちの『人生観』は私の肌には合いません。いや、特殊な価値観(百合)については別に棚上げしても構わないですが、『恋愛観と人生観を直結させるストーリー』は苦手です。特に青春ラブストーリーでは『好きな人と同じ学校に行きた〜い!』という動機で描く作品がありふれてはいますが、正直 私の性に合わないです。

恋愛にしろ友情にしろ特殊な価値観にしろ、『自分の人生の進路』を他人を基準にして決めてしまう人には共感できません・・・。それが他人ではなく、『将来を誓い合った間柄』か『それに相当する強い関係性』であれば許容しますけど。

ちなみに異性愛だろうと同性愛だろうとそこは構いません。私にとっては『ちゃんとお互いの人生の責任を持てる関係性か』が重要なんです。それであれば、お互いを基準にして進路を考えるのは構わないです。

そういう展開を描きたいなら、その展開を迎える前に『そういう関係性をちゃんと築いてくれ!』って言いたいんです。設定上そうなんです、じゃ通らないです。視聴者がそれを受け入れるようにストーリーを描いてもらわないと・・・。

ちなみに、夏凛さんや うどんちゃんの『人生観』は好きです。

夏凛さんは{netabare}最初から水族館で働きたい想いを持っていたけど、いろんな事情があって諦めてしまったものの、移動水族館を手伝ったのをキッカケにその想いが再燃し、一大決心してティンガーラに転職したってのは共感できます。この動機なら応援したくなります。{/netabare}

うどんちゃんも{netabare}『料理の腕を磨いて自分の店を持つ』という目標に向かい、実家?の店を飛び出して新天地で様々な料理を覚えようと努力している姿勢は応援したくなります。{/netabare}

2クール目から明確に「お仕事アニメ」路線に舵を切ったと感じていますが、お仕事アニメに必要なのは夏凛さんや うどんちゃんのような人。カイと風花の設定は足かせになっている気がします。

あとは『進路』の話からは脱線しますが、知夢さんの設定はちょっと苦しい・・・。現実的に考えてしまうと、{netabare}『子供がいることを隠して働いている』方がよっぽど職場に迷惑をかけると思います。・・・現にそういう脚本に仕立て上げてますし。

この流れは『くくると知夢を喧嘩させたい』という結果(結論)から作り始めてしまった『逆算式シナリオ(結論ありき)』に見えましたね。だいたい『逆算式』で脚本を作ると、設定やそこに至る過程が強引になりがちです。

特に『自分の上司にだけ打ち明けている』って状況がよくわかりませんでした。上司がそれを受け入れてくれている前提があるなら、なおさら職場全体で共有した方が良いかと・・・。みんなでフォローするように指示を出すのも、角が立たないように職場を上手く回すのも上司(管理職)の役目でしょ。

知夢さんは過去の職場運に恵まれなかったことが「トラウマ」になっていたことは描かれましたが、だからってシングルマザーを隠す理由にはならないかと。それに、今の職場も以前と同様にギスギスしているって状況ならまだしも、今の職場は嫌味な上司でもなかったですし、嫌味な同僚でもなかったので、余計にしっくりこなかったんですよね・・・。

同僚視点で「理由のわからない仕事拒否」「何でか知らんけど特別扱いされている」なんて人がいれば、それを快く思わない人が出てきてしまうのはそりゃ当然でしょう・・・そう、くくるのように。くくるだって理由を知ってれば噛み付いたりしなかったでしょう。

トラウマを理由に隠したところで状況が好転するわけもなく、隠したがっていた動機には釈然としませんでした。喧嘩する理由を無理やり作ったように見えました。

喧嘩前後のシナリオは腑に落ちなかったですが、シングルマザーの設定が明るみになった以上は、ここから良い感じのキャラに育って欲しい。{/netabare}
{/netabare}

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<18話〜最終話の感想>

2クール目から雰囲気変わっておもしろくなり始めたと感じましたが・・・ちょっと期待しすぎたかな。

(※長文注意)
{netabare}要所要所で感慨深かったり微笑ましくなれる話もありましたが、要所要所で気持ち悪いと感じる展開が出てくるんですよね・・・。2クール目に流れ変わったと思いましたが、明るい雰囲気だったのは最初だけで、やはり大部分は重苦しい感じでしたね。

18話で朱里(バイトちゃん)の心境の変化を描いたり、19話で風花の心境の変化を描いたのは、キャラクターの深堀になっていて良かったと思います。

ただそれ以降が・・・。

心が折れて働けなくなってしまう人の気持ちはわかります。だからくくるが がまがまの最後を見届けることができず、そうまでして没頭した仕事もうまくいかず、心が折れて失踪する展開はまだ理解できます。

風花がくくるを親友として心配する気持ちもわかります。

ただ、うみやんからくくるの居場所を聞いた途端に、風花まで仕事を休んで飛び出す展開がやはり気持ち悪い・・・。うみやんの奧さんに保護されて民宿で羽を休めていると知って「ちゃんと安否確認できた」のに、自分の仕事を放り出す意味がわからないです。

それはそれで「風花の仕事に対する責任感」はどうなってんのよって・・・。これが『目撃情報のみで未だ保護されておらず、その後の行方もまたわからない」って状況が続いてたのなら、わからんでもないですが。

風花は序盤からここまでかけて「生き物の命」「生き物との関わり方」を学んできたはずなのに、突発的にシフトに穴開けるほどの事態ですかって・・・。何でちゃんとシフトを調整して有休とってから迎えに行かないのでしょうか。「生き物の命」と「くくるに “今すぐ” 会いに向かう」ってのを天秤にかけるのはおかしくないですかね?・・・もうその感情は「友情」ではなく「依存」じゃないでしょうか。

そしてUSTDプロジェクトの応募前は「くくると2年間も離れたくないからUSTDに応募できない!」、でも意を決して応募したのに、合格したらしたで「くくると2年間も離れたくないからやっぱり断る!」・・・もうどこまで気持ち悪いキャラとして描けば気がすむのでしょうか。

ここまでいくとさすがに、よくある友情や恋愛からは『逸脱しすぎた心理』ではないでしょうか?このアニメ、『強烈な共依存関係』を描きすぎですよ・・・。風花というキャラクターは、決して悪い人ではないのはわかりますが、この重度の依存関係がとにかく気持ち悪かったです。


あと最後の最後で唐突ですが、『副館長もとにかく嫌い』ということを書き忘れてました。このキャラは論外すぎて今まで触れるのを忘れてましたw

仕事に対して厳しい上司は嫌いじゃないです。むしろ「正しい厳しさ」を持ったキャラなら大好物です。ただ部下をプランクトン呼びするのは「厳しさ」ではなく「侮蔑(ぶべつ)」です。相手を見下す行為であり、上司である以前に人として失礼にもほどがあります。後から銀行員時代がどうのこうのと深堀しようとも、失礼すぎて関わりたくないです。

くくるのウェディングプランが一蹴されてしまった時に「これは想定内だ」と言いましたが、あれこそが「正しい厳しさ」でしょう。

あの言葉の真意は「相手からの厳しい指摘や要望を受けて初めて、自分のプランの見通しの甘さに気づくものだ。だから最初は一蹴されて当然だ。それを受けてお互いが納得いくプランを練り上げれば良い」という意図でしょうからね。

副館長はプランの落ち度に気づいていて黙っていたのではなく、副館長自身もどこにダメ出しされるかなんてわからんでしょうからね。「相手の話を踏まえて、お互いが納得のいくプランを練り直す・・・それが企画の仕事だ。落ち込んでいる場合ではない」と教えてくれているだけで。

この一幕で「副館長の良さ」が表現できるはずだったのに、それ以前のプランクトン呼びで全てを台無しにしてたように感じました。


あと空也とおじぃはもっと魅力的なエピソードが欲しかったなぁ・・・。すごく勿体無い。空也の立ち回りは割と気に入っていたんですが、全然活躍の場がなかったですね。ビーチフラッグの話しかまともにスポット当たらなかったのが残念。おじぃも結局何がそんなに「伝説の飼育員」たらしめていたのか深堀が不十分かと・・・。


と、ここまで結構な酷評をしてしまいましたが、夏凛さんと うどんちゃんの夢が結実したのは良かったです。そっちの展開をもっと厚く・熱く描いて欲しかったです。

特に夏凛さんは、飼育員に空いた1枠を巡り、元来飼育員だったくくるにその席を譲りかけそうになるも、意を決してちゃんと名乗りを挙げた流れはすごく良かったです。ちゃんと「譲れないもの」のために筋を通したのは格好良かったです。

くくるも、結婚式の企画成功を経て企画の仕事に魅力を感じ始め、後ろ向きではなく前向きな想いで企画の仕事を続けると言ったのは、すごく良かったです。ここはくくるの成長が表れていてグッときました。

ちなみにまた小言になっちゃいますが、おじぃとティンガーラ館長が、くくるの希望や適性をそっちのけで「企画」の仕事を経験させようとした意図を、もっとちゃんと深掘りして欲しかったです。飲み屋でのちょっとした会話だけじ物足りなかったです。

飼育員の経験を長く培ったくくるを差し置いて、夏休みにバイトしてただけのカイや風花を飼育員にするなんて、「第三者の意図」が無ければおかしいですからね・・・。おじぃと館長の話をもっと聞きたかったです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お仕事シリーズ第4弾

サブタイトルはThe two girls met in the ruins of damaged dream
物語の主題を的確に表しているように思われる。

沖縄が舞台。南城市。キジムナーが優しく見守る世界。

前半クールでは閉館が決まった水族館がまがまが舞台
岩手出身東京でアイドルしてた風花がなんとか閉館を免れようと奮闘する館長の孫娘くくると出会ったことがきっかけでアルバイト。

後半クールは新しくできた水族館ティンガーラが舞台。


伊藤美来さんと逢田梨香子さんの演技良かったと思う。

2人の物語で勿論逃避したり、無断欠勤したり、立てこもったりの彼女たちの圧倒的成長を見るのは楽しかったが、2年後には他の皆さんもしっかり成長してらして良かった。

環境問題がどうとか着地するのに少し時間かかって不完全燃焼な感じは否めないが、シングルマザーのこととか本来はやりたくなかった仕事でも実は向いているかもしれないとか。そういった描き方は好きだった。
シングルマザーは大変だよね。子供を一人で見なきゃいけないことも多いし、働きにくくて給料低いことも多い。特に沖縄だと賃金も安いだろうし。若いときに避妊に失敗してできちゃったとはいえ、子供には罪ないわけだし、子供だけでもしっかり守るそんな社会になればいいよね。個人的には孕ませるだけで何もしない糞な男にペナルティあっても良いのでは?とすら思うときもある。

副館長はパワハラ気味ぽいけどな。あだ名を社員を呼ぶのはコンプライアンス的には危ういのでは?
経験あるとはいえ、その場所では新人なのだから教育など徹底すべきでは?
正直、社会人ってそんなもんだよと言うのは簡単で改善していくのは非常に手間で面倒だが、時代の流れもあるし、変えていかないとね。

あとは美術さんが良い仕事しているのか背景だったり、魚だったりが綺麗だった。それだけを楽しむのも良いかと。


OP
たゆたえ、七色 ARCANA PROJECT
とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか ARCANA PROJECT
ED
月海の揺り籠 Mia REGINA
新月のダ・カーポ 相沢梨紗
ARCANA PROJECTの楽曲を久しぶりに聴いたが、海をモチーフにした作品にぴったりな楽曲。映像も綺麗で良い。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
沈む夢、漂う夢、動きだす夢©projectティンガーラ


第1話 熱帯魚、逃げた
海の生き物が大好きな女子高生・海咲野くくる。彼女の頭の中は、館長代理を務める「がまがま水族館」のことでいっぱい。閉館の危機にある水族館を守るために、夏休み中も仕事に励んでいた。一方、アイドルを辞めた宮沢風花は、あてもなく沖縄へとやってきたが、偶然通りかかった観光協会の久高夏凛に「がまがま水族館」へと案内してもらう。水槽の前で不思議な体験をした風花は、「今、見えてた?」とくくるから声を掛けられる。

第2話 濡れるのも仕事のうち
「がまがま水族館」で働くことなった風花は、くくるのおじいとおばあに迎えられ、海咲野家に身を寄せることに。閉館が迫る水族館を立て直すため、夏休みが最後の勝負とより一層仕事へのやる気を見せるくくる。翌日、風花はくくるから水族館の仕事の厳しさを教わりながらも、2人でペンギンのエサやりショーを行うが…!?

第3話 いのちは、海から
お互いのことを知り少しずつ打ち解けてきたくくると風花。出張でおじいが不在のこの日は、2人でペンギンの体重測定をすることに。風花はエサやり時の失敗を感じさせないほど手際よく仕事をこなしていく。一方くくるは1羽のペンギンの異変に気がつく。命を預かることの重責から不安になった彼女はおじいの帰りを待てず産休中の獣医・竹下に相談するが……。

第4話 長靴をはいた熱帯魚
来場者が海の生き物と直接触れ合えるタッチプールの実施が決まった「がまがま水族館」。夏休みの目玉イベント開催に向けてはりきるくくるは、飼育員の屋嘉間志空也や幼なじみの仲村櫂にも手伝ってもらいテキパキと指示を出していく。一方、案内係を任された風花は、人前に立つことを不安に感じつつも懸命に準備をする。そんな時、風花が元アイドルだと知る飼育員・貝殿轟介が休暇から復帰してきて……?

第5話 母の来訪
「がまがま水族館」に娘を連れ戻しにやってきた風花の母・絵里。しかし、まだ帰りたくない風花はくくるの手助けによって母から逃げることに。再び行く当てがなくなった風花は、ふらりと立ち寄った、くくるの友達である照屋月美が手伝うごはん屋「カメ-」である人物と再会する。一方、残されたくくるは、絵里を足止めするために様々な作戦を実行していた。

第6話 スイーツラプソディ
「がまがま水族館」の閉館が8月末に迫り焦るくくる。なんとか状況を変えるべく必死に集客方法を考えるがどれもピンと来ない。そんな時、風花の言葉がきっかけでオリジナルスイーツ作りに挑戦することに。月美の力も借りて、3人は「がまがま水族館」の新たな名物開発に励む。その後、無事メニューも決まり、オリジナルスイーツ作りは順調かに思われたが……。

第7話 アイスで乾杯
くくるたちの努力の甲斐もあり、来場者数が増えてきた「がまがま水族館」。結果が出て喜ぶくくるは、閉館阻止に向けてより一層はりきる。だが無茶な提案をしたことで、空也と揉めてしまう。その様子を見かねたおじいは、飼育員たちに息抜きのための休暇を与える。翌日、夏凛や月美も加えて海にやってきた一同。バーベキューや海の遊びで休みを満喫するくくるだったがそこにもう一人加わって……?

第8話 crab crisis
夏凛の尽力で生き物を連れて出張をする「移動水族館」の開催が決まった「がまがま水族館」。当日、会場となる病院で準備を進める飼育員たち。その途中、看護師長・金城の元に挨拶に向かうくくると夏凛。だが金城の言葉がきっかけで2人は気まずい雰囲気に。一方、準備を進める風花は持ち込みを禁止されたカニが水槽内に紛れ込んでいることに気が付く。病院の関係者に見つかる前に隠そうとするが!?

第9話 刺客のシンデレラ
建設中の水族館「アクアリウム・ティンガーラ」から研修のためにやってきた新人飼育員・南風原知夢(はえばるちゆ)。おじいの指示で彼女の教育係を任されたくくる。だが新たな水族館を認められないくくるは知夢をライバル視し、試すような態度ばかりとってしまう。その後も打ち解けられずギクシャクする2人は、風花と一緒にペンギンのお散歩を始めるが……?

第10話 置き去りの幻
閉館の時が迫り、一発形勢逆転のアイデアを探すくくる。以前、風花も目にした水槽の幻を宣伝しようと提案する。だが、夏凛たちから不確かなものは宣伝できないと反対されてしまう。それでも諦めきれないくくるは、幻が確実に見える方法を探し始める。一方、風花は自身に映画主演のオファーがきていることを知り悩んでいた……。

第11話 籠城の果て
南城市に台風が迫る8月のある日。閉館反対を訴えるため、くくるは1人で「がまがま水族館」に立て籠もってしまう。彼女を心配した風花が駆けつけ一緒に立て籠もる。だが、進路に悩む風花に対して、くくるは素直になれずそっけない態度をとってしまう。そんな中、激しさを増す台風によって停電する水族館。2人は水槽や生き物に異常がないか見て回る。

第12話 私たちの海は終わらない
営業最終日、「がまがま水族館」には多くの客が訪れていた。その様子に満足げなくくるたちは、最後の思い出を作りつつ今日も仕事に励んでいた。たくさんの人の笑顔と賑わいの中、ちいさな水族館は閉館する。その日の夜、お互いの進路について話すくくると風花。彼女たちの決断とは……?

第13話 海の遙かなティンガーラ
「がまがま水族館」の閉館から月日は流れ、翌年の春。高校を卒業したくくるは「アクアリウム・ティンガーラ」に就職する。新たな職場でも飼育員を希望するくくるだったが、なぜか営業部に配属されてしまう。気持ちの整理ができないまま、配属先に向かったくくるを待っていたのは、副館長・諏訪哲司だった。さらにかつて「がまがま水族館」に研修で来ていた知夢と再会して……。

第14話 ペンギンチェイサー
仕事が上手くいかず落ち込むくくるに声をかけたのは、沖縄に帰ってきた風花だった。諏訪からバックヤードツアーの準備を任されたくくるは、1週間後の開催に向けて知夢や同僚の島袋薫たち飼育員に協力をお願いして回る。一方、くくると同じく「アクアリウム・ティンガーラ」に就職した風花は、「がまがま水族館」での経験からペンギンの飼育を担当することに。そこでチーフの知夢からテストを出される。

第15話 ウミウシ大論争
期間限定の展示でウミウシを。偏食だから飼育が大変なようで無給餌でお客さんに見せるかどうか揉めるぞ。水族館は人間のエゴもあるなあと納得。

第16話 傷だらけの君にエールを
ペンギンの卵の孵化が近づく「アクアリウム・ティンガーラ」。新たな命の誕生を見守るため、泊まり込みで孵化を見守ることになった風花たちペンギン担当の飼育員。だがなぜか、知夢だけは泊まりのシフトを免除される。知夢だけ特別扱いされていることが納得できないくくる。しかし、飼育部長・雅藍洞凡人から知夢が周囲に隠しているある事情を聞いてしまい!?

第17話 くつろぎ処 海月風
久しぶりに休みが揃ったくくると風花と月美は、「アクアリウム・ティンガーラ」の職員たちとの親睦会を開催することに。やってきたアルバイトの真栄田朱里や、飼育員の米倉マリナに料理をふるまい、もてなすくくるたち。その後、勤務明けの知夢や薫も合流し、さらに空也、櫂、同僚の比嘉瑛士も加わり、賑やかな休日を楽しむ。

第18話 あかりの灯るとき
朱里が発案した職員たちが海の生き物に関するコスプレをして接客する「コスプレイベント」の実施が決まった。しかし諏訪の判断で、アルバイトである朱里に代わりくくると夏凛が準備を任される。くくるは朱里にも水族館の生き物たちを好きになってもらおうとするが、朱里は今一つ興味を持てないでいた。そんな中、イベント開催前日の夜、配付予定の魚のシールが発注されていないことが判明して!?

第19話 さよならハイヒール
ペンギンの雛の密着ドキュメンタリーの撮影が決まった「アクアリウム・ティンガーラ」。撮影前日、下見のために番組撮影クルーと風花のアイドル時代の後輩・城居ルカがやってくる。後輩との再会を喜ぶ風花だったが、その場にいたディレクターの提案で、ルカと共にレポーターとして番組に出演する流れに。断ろうとする風花だったが、どこか不安げな様子のルカを見て……。

第20話 迷子のプランクトン
新エリアオープンにむけて、膨大な量の仕事に追われるくくる。そんな中、空也から近くの海岸に野生のイルカが迷い込んだことを聞く。早速、様子を見に行くと、同じくイルカを見に来ていたおじいと鉢合わせる。その場で、もうすぐ「がまがま水族館」の解体工事が始まることを聞き、ショックを受けるくくる。しかし、気持ちの整理をする間もなく、諏訪から新たな企画を任されてしまい……!?

第21話 ブルー・タートルの夢
仕事が上手くいかず、さらに解体された「がまがま水族館」を目にしてショックを受けるくくる。翌日、無断で仕事を休み離島へと足を運ぶ。そこでウミガメの研究と保護活動をする轟介の妻・具殿岬と出会ったくくる。岬の仕事を手伝いながら、ウミガメの孵化を見守ることにする。一方、くくるのことが心配で仕事に集中できない風花。そんな中、飼育担当のケープペンギンたちに異変が起こり……。

第22話 覚悟の帰還
ウミガメの孵化を見届けたくくるは、気持ちを新たに「アクアリウム・ティンガーラ」へと戻る。そんな彼女を夏凛と朱里は温かく向かえ、諏訪は引き続き、新エリアを使った結婚式の企画を任せる。結婚式にふさわしいアイデア出しに悩むくくるは、知夢たちにも協力してもらい、ついに企画書を完成させる。そして、向かえたウエディングプランナー・三浦へのプレゼン当日。果たして、くくるの企画は通るのか!?

第23話 水族館の未来
星野から、海洋生物の研究や環境問題に取り組む大型プロジェクトが発表される。以前、岬から環境汚染が原因でたくさんのウミガメが命を落としていることを聞いた風花は、強く心を惹かれる。だが、参加条件がハワイでの2年間の研修と言われ、くくると離れたくない風花は参加するか悩む。一方、飼育部への移動について、星野と面談をするくくる。その場で諏訪の過去を聞いて……?

第24話 白い砂のアクアトープ
くくるが企画した結婚式と新エリアのプレオープンを目前に控え、準備に励む「アクアリウム・ティンガーラ」の職員たち。一丸となって準備した甲斐があり当日、会場は新郎新婦や来場者の笑顔が溢れる。無事、大きな企画を終えてここで一度、別々の道へと歩むことになるくくると風花。新たな道へと踏み出す2人に再び、優しい奇蹟が起きる……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

とっちつかずな印象

一部面白い部分はあったが全体的には負の印象が強い、そんな感じの作品だった。

↓1クール目時点感想
{netabare}
水族館働くお仕事シリーズ?

P.A.なだけあって期待してたけどあまりに期待外れ。
まず、キャラの精神年齢が低いせいでどのキャラも好きになれない。
ククルとかわがままばかりでほんとに高校生?って感じだし、9話の研修生はもっと酷かった。
ククルとあの人お互い敵視してたけど、子供の喧嘩にしか見えなかった。
ほんとに酷い。

そもそも1クール目どんな内容だったか?と聞かれると水族館が閉館した、としか答えられない。
印象的なエピソードが一つたりともない。
キャラの掘り下げ回も全然ないし。
悪い意味で印象的なエピソードなら何個もあるけど。
母回、兵隊回、研修生回、カニ回、台風回の脚本はほんとにどうかしてると思った。
展開が雑というか稚拙というか何がしたいのかわからないというか。
そもそも、高校生が館長代理任される水族館て。
ファンタジー要素も現時点だと必要性を感じないかな。

それと、これは自分だけかもしれないけどキャラデザに違和感。
目が大きすぎて違和感あるし、髪の色もなんか引っかかる。
なんというか、青色や緑色といったアニメの髪色をリアル寄りに近づけてる感があって不自然さが出てる気がする。
これなら普通にリアルな髪色でやるか、もしくは普通にもっとアニメっぽい青とかにしてくれた方が良かった。
作画もP.A.にしては微妙な方だし、P.A.もうだめなのかな。

12話は上手く締めてたけどこれ2クールもやっちゃうのかってのが現時点の感想。

↓1クール目1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
沖縄?ファンタジー要素あり?
背景やっぱりいすごいな。
ぼったくり占い師。やさしかった。
キャラデザちょっと違和感。青髪の子目大きすぎ。
今後に期待できる一話
2クールだからってのもあって展開がかなり丁寧だった。
やっぱり2クールのオリジナルアニメは面白い。 

2話 ☆8
沖縄弁面白いなw 痛そう。
てか教育すらせずにいきなり現場で仕事させた方も悪いよね。
あー閉店危機で追い込まれてるのか。
水浴びせるのかよw てかククルって何歳なんだ?

3話 ☆6
今更だけど高校生が4人で水族館経営してる違和感。
え、なんでそんな妊娠真っ最中に手伝いに来たし。
ええ、何で客の前に寝かせるw

4話 ☆9
かげきかな?w
客の民度どうなってんだよ。
これ青春ものかお仕事シリーズどっちなんだ。

5話 ☆5
ええ、ふうか逃がすのはククルの自己勝手すぎるだろ。
別に悪そうな母じゃないし、意志すら伝えてないのに。
料理作画はほんといいなぁ。
ええ、酒で寝かせるとかマジで頭おかしいだろ。
親切に匿おうとしてくれてる人に平気で水族館に戻ってと伝えられるのも意味わからん。
マジでこんなまともな親なら普通に最初から話せよ。
まあ前半は酷かったけど母とちゃんと話すところは良かった。
死んだ魚を追悼するところも良かった。

6話 ☆5
資格色々あるの大変だな。アニメとしてはそういうとこしっかりと描いてくれるのいいけど。
は? なんか唐突に意味不明展開差し込まれたw 
急に出てきたキャラの兄が戦争で死んだとかどうでもいいし感動できるわけねーだろ。
謎幽霊もいらないw かき氷は良かった。

7話 ☆8
水着回いらな。
今更だけどこういう空気感のアニメは現実味のある髪色の方が良かった感。
髪色がめっちゃ違和感ある。
空也の話良かった。

8話 ☆3
小児科?
連れていくぐらい許してやれよw
閉館しないように具体的にどうこうするって言う展開がまだないのな。
閉館嫌だなー言ってるだけで。
なんでカニが服に上るんだよw
え、カニ嫌い設定いる?
これでいい話感出すのはさすがに無理がある。 

9話 ☆0
この研修生態度が大人げなさすぎるな。
その姉妹がふうかってオチではないよね?w
大人げない大人キャラほんと不快だわ。
高校生に研修させてるのがアレなのはマジだが。
ほんとなんだこいつ。
ククルもほんと精神年齢低く見えるのがなぁ。

10話 ☆4
あのクズはもう出てこないのか。
占いなのに頑張るってなんだよ。
なんでアイドルやめてるのに映画に誘われるんだよ。
そんなウソ公式に吹聴したならただじゃすまないだろ。
殴るのなんだ?

11話 ☆4
くくる子供かよ。
草、なんだこのクソ展開。
せめて閉館を防ぐための具体的な解決策でも示せよ。
ほんとにこれじゃガキと変わらん。
ダメな方のPA、どうしてこうなった。
二人で立てこもりってw
ほんとどうやったらこんな酷い脚本思いつくんだ。
台風対策がテープだけって。
自然にキレるの草、てかなんでこんな吹っ飛んでるんだw
ギャグアニメかよ。
作画も言うほどよくないしほんとPAどうなってしまったのか。

12話 ☆7
ファンタジー要素いる? 百合か? 
いや結局断るんかよ。じゃあ何で帰るんだ? 久々の良回
{/netabare}
{/netabare}

↓2クール目感想
{netabare}
2クール目の序盤の方は面白くて後半から面白くなるパターンかと思ったけど、終盤はやっぱり失速していったかなと言う感想。

最終回が酷かったので正直印象はかなり悪くなってるけど、中盤あたりのお仕事アニメしていたころはほんとに面白かったと思う。

まず、1クール目で嫌いだった研修生とかは後半割と改心してくれて嫌いじゃなくなったし、メガネの奴とかティンガーラ組のキャラが良かったので、会話とかそういった面では面白かった。
副館長もネタキャラとして見てたので、パワハラだけどそんなに不快感はなかった。
ウミウシのことを心配したり、イルカの心配をしたりするくくるや、ペンギンのことを考えるふうかなど、海の生物への思いが伝わってくる描写が多かったのも良かった。

他にも単話で面白かった回で言えば、16話の研修生回とアイドルの子の回、ウミウシの回。
それと、結婚式のプランが滅茶苦茶で突き返される回は挫折というものがしっかりと描けていて良かったと思う。
あの回だけ副館長も少し優しくなっていて好感が持てた。
まあそのあとの無断欠勤は論外だけど。

ただ終盤はなんというか適当。
環境問題の話とか1話だけで扱えるものじゃなかったし、海外研修の話も行って帰ってきましただけなら挟む意味あったか?ってなった。
結婚式も引っ張った割にあっさり...。
最後駆け足になるなら1クール目のつまらない話を消してこっちに尺を割いてほしかった。
最終的には百合エンドというなんというかうーんって感じのオチ。
百合は好きだけど、こういう現実的な話で百合エンドみたいなことをされると正直えぇ...って感想にしかならない。

あと全体を通してみるとかなり不満も多い。
まず1クール目のがまがまパートの必要性が皆無なこと。
がまがまでの経験が活きたと感じる場面もなかったし、壊れたがまがまを見て何かを得るとかそういうのもなかった。
1クール目の時はがまがま水族館を復興するか、壊れたがまがまを見て何かを思い返して...みたいな展開があるのかと思ってたが何もなかった。

あと、キジムナーは必要あったのかなぁ。
あのキャラが絡んだ兵隊回とか微妙だったし...。
最終的にも良くわからんまま終わる。
男キャラの存在感も薄かった。ほんとに影が薄い。
2クールやって存在感があったキャラ5人ぐらいしかいない。
せめて何かしらの掘り下げ回を一話ぐらいは欲しかった。
てかそれこそ、がまがまパートを削ってやるべきだった。

全体を通して言えば何がしたかったのか。
キャラが成長している感は正直ないし、2クール貫き通してこうだったという感じのものは正直ない。1クール目と2クール目は正直別アニメのようだし。
悪くはなかったが...というのが自分の感想。

↓2クール目1話毎メモ
{netabare}
13話 ☆5
OP1クール目より好き。
ガバガバ水族館公式蔑称だった。
この大人げないキャラほんと不快だわ。
ほんとこいつのせいでつまらんな。
この眼鏡はいいキャラしてる、こういう奴でいいんだよ。
結局百合か。こっからどう話を展開するんだろ

14話 ☆6
OP神。ほんとこの元研修生嫌いだわ。
こいつを好きになれる要素を何か作ってくれ。
なんだよこの丸投げ。この眼鏡はいいキャラだな。
けど空也ともう一人の男すら掘り下げ全然できてないのにまたメインキャラ増やしてどうするんだとは思う。
こういう水族館の裏側とかがしっかりと紹介されるのもいいな。
くくるいつのまに研修生認めてるの。
酷い名前だなw 副館長もゴミだな。 

15話 ☆8
糞上司。テンション低くね?
カイの周りの人たちはいいな。
こういう専門的なことを描いてくれるのはいいんだけどなぁ。
あくまで魚、ウミウシのことを考えてるククル好き。
上司がゴミ。水族館のことで対立を描くのがいいな。
確かに意識高いけど正論だ。
いや、なんで返すの駄目なの?

16話 ☆9
うーん、この研究生w
え、子育てすんの?w 
いやマジかよw ???
ほんとこの研修生。今回は良かった。
子供に水族館を見せる展開好き
研修生少しは好きになれたかな。

17話 ☆10
研修生感じよくなったな。
夜の部(意味深) 
やっぱ謎ギスギス展開なしでキャラ皆仲良くしてたら面白いな。
海ブドウタコ焼きに入れるなw

18話 ☆7
副館長もコスプレしろ。
なんだよこのコントw
副館長何のコスプレだよw 海賊か?

19話 ☆8
やっとアイドル設定が活きるのか。
結局一緒に出るのね。わざとらしすぎるw
このアイドルあざとすぎだろw
対比だろうけど、ペンギンの背中を押すのは少し強引か。

20話 ☆9
ゴミ副館長
観察力すごいな。ガバガバ水族館...
副館長さすがにほんとにきついな。
ああ、仕事時間にやってたのか、そりゃ駄目だな。
水族館で魚食べるのか。これ見るの辛いわ。
しっかりと失敗を描けていたから良かったとは思う。

21話 ☆7
無断欠勤やめろw
連絡なしで休むのはどうなの、責任感がないというか。
ホームシック がまがま館長に似た感じだな。
目的地に向かうウミガメと目的を見失ってるくくるをかけてるのか。

22話 ☆5
ほんと何休んでんだよw
環境問題テーマにするのはデカすぎるし今更すぎる。
タイトル回収。裸足はないやろ。

23話 ☆5
百合。水族館のでもいいだろw
百合エンドかー。
海外てここからさらに風呂敷広げるの? 
単話毎で言えば面白いけど全体で見ればかなり言いたいことがある。

24話 ☆3
これどうやって畳むの?
タイトル回収?
ティンガーラとがまがまを比較するのね。
あ、お前結局何やねん。キジムナーくん。
男キャラの存在感薄いよなぁ。
結婚式もあっさりすぎる。
もう帰ってくるなら海外研修やる意味あった?
うーん
{/netabare}

曲評価(好み)
OP1「たゆたえ、七色」☆7.5
ED1「月海の揺り籠」☆8.5
OP2「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」☆9
ED2「新月のダ・カーポ」☆7.5
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

68.0 3 清々しいで幼馴染なアニメランキング3位
ワルキューレ ロマンツェ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (691)
4200人が棚に入れました
原作:ワルキューレ ロマンツェ[少女騎士物語] 監督:山本裕介 シリーズ構成:ふでやすかずゆき、キャラクターデザイン:桂憲一郎、音楽:ランティス 山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子 橋本みゆき

声優・キャラクター
山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子、生天目仁美、柚木涼香、水橋かおり、今井麻美、千葉千恵巳、新井里美、内山夕実、米澤円、下屋則子、飯塚昭三
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

そういう終わり方か~。まぁ無難ですけどもw 13秋の中では良かった方かな?

原作については、(確か)コミックス版の1巻だけ既読。
ゲームについてはノータッチです、たぶん。

2回目見直してみようと思えるくらいには、気に入っているみたいです(今クールでは2タイトル目)。

●採点について●
{netabare}
●物語●
強いて難を挙げれば、もう少しスィーリアに出番をあげて欲しかったかな?と。学園最強と生徒会長という称号の分、控えめな露出(変な意味では無く)だったような気がしますので(といっても会長派ではないです)。
エロ原作ということで、もっとキャラとエロ成分ばかりで押してくるかと思いましたが・・・。ストーリーの部分でも分かりやすく泣かせてくれましたし、良かったと思います。

●声優●
これはコメントし辛いw でも何とか・・・。
某作品とかありますが久しぶりに、本格的に清水さんのボイスが聴けたのが嬉しかったですね~。
他のキャラも安定の面々で、安心して聴けたと思います。

●キャラ●
特に美桜絡みで光っていましたが・・・ベルティーユがツボでした。上から風味なキャラなのにあまり嫌味な部分が目立たない。アン&エマの付き人(?)コンビも良い味出してたと思います。ベルティーユと息が合っているのか?いないのか?w 意思疎通ができているのか?w
そして何より製品版のCMが面白かったです。

●作画●
決勝戦の描写がアッサリ風味だったのは、拍子抜けでした。まぁ・・・ヒロイン達の腕前にどれ程の差があるのかわかりませんが、『最強の初心者』が『学園最強』と良い勝負できたかどうか。そこらを考えると仕方が無いことなのかもとも思えるかな~?とも。

●音楽●
OP『UN-DELAYED』が良かったです。OPアニメーションと共も合っていて、毎回スキップせずにキッチリ観てましたw
{/netabare}

●総評っぽい物●
{netabare}
上でも書きましたが、意外にも毎週楽しみにできる位の作品でした。エロやキャラばかりに頼って、途中からグダグダした出来になるかな?と思っていました。

序盤・・・『キャラの登場』『美桜とジョスト』
中盤・・・『キャラ背景』『過剰な?サービスw』
終盤・・・『夏の大会』『ヒロインエピソード』
という構成だったような気がしますが、シンプルでメリハリがあり、ジョストに対しては意外にも熱く。ダレることなく視聴できました。

しかし・・・後から考えてみれば想定内とも思えますが
①美桜のベグライターは決勝のみ
②以降(?)は騎士に戻る
③結局、大会直前の質問の答えは不明
と、誰のルートでも無い物語になるとは思いもしませんでw
その辺りが原作やってみても良いかな?と思わせる一因だと思います。

画的にも正直もっと荒れるかな?と心配していたのですが、まぁそこまででも無く。そういう意味でも合格かと思います。

OPアニメーションですが・・・ラストでショートカットの美桜を出すなら、最初からで良かったのでは?と。
もしくは1~2話だけロングヘアバージョンにして、以降は全部ショートでのカットに挿し変えるか。どちらかが良かったのでは?と気になりました。。

アニメ初心者にはハードル高いような気もしますが、それなりに微エロ要素に親しんだ視聴者ならば許容範囲内な作風だと思います。
不自然な湯気や光、ロゴやらで隠さないとダメなほどのあからさまなエロでも無いですし・・・。

タイトルにも書きましたが、個人的には今クール内では上位の作品でした。
{/netabare}
12話まで鑑賞済-------
{netabare}
夏の大会もアニメも終了~ということで・・・。

まぁ・・・大会の結果も、誰のベグライターをするのかも(1戦だけでも退学は免れるのかw)、貴弘自身がどうするのかも、観終わってみれば予測の範囲内といいますか、無難といいますかw

一度原作ゲームやってみるかな~?と本気で考えていたりもしますが・・・いかんせん行動範囲内でソフトがなかなか見当たらない。新品買うほどの熱意は無いので中古が良いのですが・・・まず無いw 有っても想像の上を行きます。うん、どうしよう?
{/netabare}
10話まで鑑賞後-------
{netabare}
10話から夏の大会に突入ということで、その辺は最終話まで観てから触れたいと思いますが・・・。

結局、貴弘はどうしたいんでしょうか?
騎士に戻るのか?
誰かのベグライターに就くのか?
9話まで観た時点では騎士として参加するのかと思っていましたが、10話で正式に否定してましたし。
誰のベグライターになるんでしょうか~?

中盤辺りは「各ヒロインの掘り下げ」「サービスパート」な印象でしたが・・・盛大に笑わせてもらったり、ニヤニヤさせてもらいましたw 風車小屋内を昇っていく衣服類とかw 紐とか僅かな布地でサービスした挙句に、お風呂回があったり、更には水着回(ミスコン回?)を被せてきたりw さすがはエロ原作。

残り2話ということで・・・ヒロイン達の夏(ジョスト・各人の事情含)、貴弘の夏。どう展開していくのでしょうか? 楽しみにしております。 
{/netabare}
5話まで鑑賞後---------
{netabare}
久しぶりに観続けられている、エロゲ原作アニメかと思います。
小難しいことを考えずに観られる、貴重な枠でもあると思います。

ここまで観て。
こんな見方は無粋ですが・・・この先どうするつもりなのかな?と思いまして。
ゲームならば、この先誰をパートナーにするか(誰の~になるか)という分岐をしていく物語なのでしょうが、アニメはどうするつもりなのか? 美桜なのか生徒会長なのか茜なのかノエルなのかリサなのか? それとも騎士として復帰するのか?
全員分キャラ背景などを掘り返している時間は無いでしょうし。

アニメをきっかけにゲームに手を付けさせることができれば、という狙いもありましょう(18禁な分間口は狭いですが・・・)。かく言う自分もストーリーくらいは辿ってみたいな~と少し思っていたりしますし。

過度な期待はせず、ゆったりと鑑賞してみたいと思います。
{/netabare}
2話まで鑑賞後---------
{netabare}
とりあえず・・・ここまで観てみて、良い意味でエロゲ原作っぷりを貫いているのではないか?と。

1話を観た時は・・・『今クール、どれだけパンツアニメ多いんだ?』と思ってしまいましたが、この作品についてはまぁ、元ネタがネタなんで「仕方が無い」と割り切っていましたがw
スカート無しで「ハレンチ」と言いつつ手袋を投げつけ、決闘を挑む所とか、かなり笑わせて頂きましたw
あと何気に左手で握手を求めてくるヒロイン(?)の多いことw

2話はパンツ成分は控えめだったように思いますが・・・まぁ別方向で頑張っていたようなので、チャラということでw

ところで・・・今のとこと騎士は女子ばかりですが、男子もいるんですよね、きっと。某フリージングみたいな特殊設定なら、まぁ。

2話分になりましたが、ジョストという未知な競技を題材にしている部分や、無駄に(?)可愛い娘さんが多いですし、主人公を巡ってどう言うやりとりが行われるのか、結構楽しみだったりします。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

中世ヨーロッパ風の18禁 基本に忠実なラブコメです フェンシングっぽいですが乗馬して争います これがジョストです

同会社である「プリンセスラバー!」はプレイ済みです
アニメも見ました(アクションも楽しいですが、温泉回が良かったです。カイジありましたwwwww)

これの18禁見つけましたが8000円出さないと買えなかったwwwしかもいつの間にか少なくなってたwwww
2012年萌えゲーアワード金賞である「この大空に、翼をひろげて」を先に購入したため、かなり後になるか、買わないかもwww

ED数は4つ故「プリンセスラバー!」と同じ
最初の方を買いたいため、アフターストーリーは買いません
こっちの方が安いのは何故www

中の人でハートさん(龍造寺 茜)やシャマルさん(ベルティーユ・アルチュセール)がおったぜ。
後、大先生(希咲 美桜)も彼女がメインヒロインです
柊木 綾子はマミさんでした
ノエル・マーレス・アスコットは天海春香かよ!?
これ観るため、マシンドールは見ません

水野 貴弘(中の人は山下誠一郎:ルーキーのため今後期待)は著しく真面目だ。それでも一夏みたいに鈍感っぽそうwwwでも大怪我のせいでジョストができなくなった。だが{netabare}本当は期待を背負うのが怖かった。故に負けた時に襲われる恐怖に耐えられなかったのが大怪我のきっかけだった。Wikiで分かりました{/netabare}
背景がきれーな、18禁ってこれが凝ってるんだよね、それと水しぶきの演出も

1話~
{netabare}ベルティーユが希咲に決闘を!?
よしゃ、決闘の申し込みなら受けるしかないっしょwww
槍は重い重い3.5~10kgあるから。それを片手で持たないといけない

特訓の最中、サービスの嵐がwww
それはさておき、最初の戦を始めよう...

そうや、参加することに意義があるんや
流石、挑発・煽りに耐性がある主人公っていいね!
そうか、変わるためにロングからショートに断髪したのか
戦の結果は...これも見てください
もう最終回の下りでしたwww
まだジョストは始まったばかりだ...{/netabare}

4話~
{netabare}黒い騎士、貴女は天才だった
戦は終わったが、ジョストから離れられなくなった美桜、貴女は選ぶのか?騎士ってそう簡単にはなれないからな

確かに騎士科が普通科にジョストで負けることはレベルの低下だとは思うがそうとは限らない。それだけだ
おいおい、許可無しで決闘かよ、見つかったら大会の出場停止を意味する。止めろ!
貴弘が魅せる!⇒惚れたな...
同時に嫉妬も生まれる。それを乗り越えるために彼女はジョストを選んだ...これからだ、足掻いてくるがいい

普通科が大会に申し込むってことは嘗てなかったからなあ
皆でお茶会=まーた修羅www
ホントに避けられない運命ですwww
あっ茜だけ撃たれました。会長さんにwwww同時にテディベアにもwwwww>そっとしておこう...
勝つことが全てか?敗北も勝利以上に得られるものもあるけどな

ちょ、ストレッチで喘ぎwwwwww一瞬「う、美しい...ハッ!?」ってなるから止めwwwww
ホントこの世界ってお金持ちはすげえなって思う
同時に未練があるなら「人はどこでもやり直せられる」忘れるな

休日~~戦において休憩は必要です
でも貴弘の腹を労って貰いたい...ライフがカンストするwww
断れないんだよね...あんな攻め込み方されてもww{/netabare}

7話 まさかの神回wwwプリンセスラバーの風呂ネタを思い出せwwwww
{netabare}アフターだと攻略できる茜のターンです、雨宿りした矢先にスィーリア会長!?あ...これは倒れるな...だが堪える...
よく会長さん、全裸で立ってられるなあwwww階段が盾になってるけどwwwww
マズイな...タワーが建っちまうwwwww
あ、服飛んでった...都合上主人公の元に...
本気で探しに行きやがったwwwしまう能力無いのかwww
あ、今度は閉じ込め...
会長、親友のためなら行ってきな!UMAがいれば何でもできるから!
でもその親友がなあ...{/netabare}

8話 合宿~ 別荘が何気に安土城www
{netabare}晩飯が和食だったか。ここの世界観中世ヨーロッパのはずなのにギャップが生まれます
露天風呂のはずなのに、マーライオンがあったぞwwwこれが日本かぶれなのか?
ノエルの過去を明かしました。足が動かなくなった妹のためにジョストを続けているからな
風呂場ではあるが偶然にも入ってきた美桜に貴弘の過去も明かした。Wikiに描かれてある奴をな。それでもジョストをやればいいから。揺らぐ心だった
あ、神風...&全員来ちゃったぞ!?
見つかったら八つ裂きにされる...でもEscapeできたからよしb
あ...流れ星...それぞれの想いを誓う皆であった。
さあ、開幕戦だ!{/netabare}

9話 開幕戦、ベグライターからアサシンをやる貴弘
{netabare}ジョストの大会の前日に行うのか、ミスコンってやつをな
ノエルはアピールするけど貴弘ぜんっぜん見てねーし!!wwwwww見ろや!!wwwww

着ぐるみを着て探し物をしていたら...
ちょ、今度こそ見つかったら八つ裂きにされる...着ぐるみ着てるから盾にはなるけどwwwwwアサシンクリードやってんじゃねえよwwwこの世界で困ったらUMAが解決してくれる。それだけだ。
貴方はリサみたいに激辛料理を顔色一つ変えず食べられるか?
兄貴は辛いもん好きですが自分は好きでないです
それと辛党ってのは「酒好き」を意味しますので意味を間違えないように{/netabare}

10話 やっと開幕戦、今度こそ最初に散るのは?
{netabare}貴弘よ、お前は誰を選ぶ?さあ、本当の修羅を始めよう...
の前に馬のお産に付き合ってくるわwww
それでも最後、皆に助言する貴弘、それでいいんです

順当に勝ち進むヒロイン達
最初に当ったのはリサと茜
結果は...セオリーをたまには破壊することも大切だ{/netabare}

11話 中盤、次に散るのは?
{netabare}まだ会場に来ていない人もいるんだよね、来いよ...ノエルの親父さんよ...
ベルティーユさん...あの試合以降、その成り、気にいっちまったかwwwwwwwwだからはけwwwwww
尚ブロックは美桜と同じブロックだ、順当にいけば4強で当たる

次に当るのは会長と茜、軍配は?
腕を痛めてなかったら分からなかっただろうな、それだけ足掻けばいいんだ

そして美咲はまたしてもベルティーユさんと当る...
リベンジか?返り討ちか?
おいおい、まだ始まってもないのに感謝の嵐かよwwwwはよやれwwww

次はノエルとスィーリア会長が向かい合う...
あ、雨...
ノエルよ、後は意志をぶつけろ。そうすれば届く
まかさの反則を誘っただと!?ノエル、やっぱできるな
親父はやってきた「お前は誇りだ!」
両者一歩も譲らねえ、最後の槍を突く!
女神はどちらに?
ガルパンの如く切り方が上手でしたwwww{/netabare}

12話 ジョストの果て 他の道はPCで
{netabare}勝ったのは...自分の目で確かめな
そして一つの奇跡を垣間見る。それは起きるんじゃない、起こすもんなんだから
そして貴弘よ、学園に残りたくば選べ
誰のベグライターになるかを...

最後、あ、逃げた!www
これは販促も含まれていることも忘れないでください。{/netabare}

2014.10/13
お買い上げ~一作目を
カイルっちゅう男の三下がおった。オマケにイケメンwww
アニメではベルティーユさんだけだったのに
あえて入れなかったんだな
2015.10/12
1年越しとなりましたが終わりました。やっぱ他のゲームと同時進行はつらい
それと美桜のルートだけ結末が異なってました

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ジョスト」って、知ってますか?

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
エロゲ原作の学園ラブコメ。わりとスポ根(ジョスト)。

ただ、エロゲ原作のわりには、「そこまで」エロくはないです(いや、エロいはエロいけど、まあ、観られるレベル)。

本作は、エロに負けなければ感動にたどり着ける作品なので、レビューでは、「ジョスト」と「感動」を中心に書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ジョストとは、西洋の騎士達が馬上槍で戦うのを、競技化したものです。

実は以前アメリカに行ったとき、コロッセオを模した建物でのショーを観ました。そこで初めて本物の「ジョスト」を観ました。

他にもブレードソードにモーニングスター、ハルバードなど、中2的な古の武器で乱戦を戦う鎧の騎士達を眺めながら、ワインとステーキを銀食器でいただきました♪ 肉は微妙だ(固か)ったけど、ジョストは凄い迫力でした。面白かった~♪

ということを思い出しながら観ていました。学園ハーレムものなんだろうけど、絵がなかなか綺麗で、騎士や武士など好きな世界観が描かれているので楽しく観られました。特に空の色合いとか綺麗だったし、ジョストのCG作画は迫力があった(槍が飛び散る感じとか、本物のジョストの試合もあんな感じでした)。

にしても、彼ら彼女らはどうして「ジョスト」をやっているんでしょう?

(ただの部活ではなく)専門学校があるくらいですから、なんらかの就職先があるのでしょうか? 例えば「競女」のように完全に商業化しているとか? 前述のアメリカのショーのように集客が見込める競技なのか? 中世ヨーロッパの設定なら騎士団養成とかで分かるんですが、マイクもシャワーも使ってるしね(汗)

この辺は、「競女」「ガルパン」「エアギア」とか、世界観の設定が上手でした。その世界の中に、架空の競技がどう息づいているか。だから、登場人物達の「熱」にも説得力が出ていたのですが、本作はなんか設定がフワッとしていました(ジョストは架空の競技ではありませんが、視聴者にとっては身近ではないので)。

ベグライターというのも中途半端な存在だと思います。最初は(馬の)調教師的なものだと思っていたけど、ボクシングのセコンドみたいなものなんですね。でも、戦術考えるだけなら、優秀な選手には特に必要ないのでは?

などと、いうのはどうでもいいんですかね? パンツ見せられれば満足なんでしょうか(笑)

エロゲ原作にありがちな、朴念仁主人公が各ヒロインの悩み(心の傷)を解決する過程でラッキースケベを繰り出しつつ、本格的なエロ展開に持ち込む。これでもかってくらい「勘違い下ネタトーク」をぶちこんでくるのが特徴的。

昔、さまぁ~ずさんがliveでやってた、「国語辞典をランダムに開いたページから下ネタっぽい単語を探す」ってやつを思いだしましたw まあ、きっと原作では誰のベグライターをやるかでルート分岐し、育成ゲームの要素もあるのでしょう(知らないけどw)

第7話は、特にヒドイ(笑) 作画班はなんとも思わなかったのか(笑) 粉塵爆発の威力なめんなよ(笑) そしてオチがそれかい(笑) 露骨なエロは嫌いだけど、流石にここまでやられると笑えるw

しかし、そこ(エロ、特に序盤と終盤手前)さえ乗り越えられれば、確かな感動があります。

特に、リサとフィオナの友情物語は良かった。

「孤独」と「仲間」のどちらが強いか、というテーマはよくあるけど、「仲間」と「にわか仲間」のどちらが強いかというのは新しく、負けた後に「仲間と過ごした時間」とはっきり敗因を述べ、同じく「孤独」な友達と親友になる……熱い!

準決勝のノエルVSスィーリア戦も熱い! 秀才VS天才の対決。敗者にもちゃんとしたストーリー(結末、ゴール、ハッピーエンド)を用意しているのは素敵だね(リサしかり、茜しかり、ノエルしかり)。キャラへの愛を感じる。

一方、準決勝の美桜VSベルティーユ戦(ベルティーユみたいなキャラ好き。悪役からの実は良い奴。ピッコロやらヤムチャを思い出すw なのに、ベルティーユにだけハッピーエンドがないのが不満)と、決勝の美桜VSスィーリア戦は、もっとちゃんと描いて欲しかったな。温泉回は、リサの友情演出で大事だから、風車回か水着回(⬅こっちかな)を削れば、ちゃんと2試合の尺は稼げたと思う。

最後、クライマックス(決勝戦)を音楽で誤魔化すとか、ダメでしょ(苦笑)

決勝戦だけでもちゃんと描ければ、評価は4でも良かったな。尻すぼみって、こういうアニメを言うんだろうな(汗)

ホント、エロ無駄。無駄エロ。いや、エロゲ原作にエロ不要ってのも変な話だけどさ(笑)

とにかく、予想以上、期待以上に面白かった! だからこそ、最終回の粗さが悔しい! そんなアニメでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

65.2 4 清々しいで幼馴染なアニメランキング4位
Extreme Hearts(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
215人が棚に入れました
現在より少し、未来の話。 サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ「ハイパースポーツ」は子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。 そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、葉山陽和に訪れた ある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。 「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思ってたのと違った。

{netabare}
エクストリームギアを装着して色々なスポーツをする話。
一話時点だと謎にロボットが大量に出てきたり、アイドルとして成功するためにスポーツをやると言った意味不明な流れだったり、明らかギャグアニメというか、狙ったクソアニメと言う感じで面白かったけど、後半でなぜか真面目路線に切り替わって突っ込みどころも減り何か見たかったものと違うなと言う気分になった。
この設定で王道なスポコンは求めてなかったし、王道としてやるなら序盤のふざけた設定が邪魔にしかなっていなくて纏まりがあまりなかった。
アイドルとしての成功のためにスポーツ大会で優勝と言う設定が支離滅裂すぎて...。
スポーツ頑張りました、その結果スポーツ大会優勝できました→アイドルとして大成しました、の矢印部分で「は?」ってなるせいで最後それっぽい雰囲気出されても何の感動も得られなかった。

キャラもなぜか主人公チームだけがモブみたいな見た目でキャラデザ的にも印象に残らないし、掘り下げもロクにないから全く印象に残らない。
主人公もアイドルを志してる設定だけど、途中からは謎設定故スポーツばかりに気が入ってて結局アイドルになりたいという元の意思が薄く感じるし。

スポーツアニメとしても微妙。
ハイパースポーツと言う割に見栄えは普通のスポーツで、設定のわりにあまりこの作品独自のものを感じられなかったのが残念。
浅く広く色んなスポーツをやっている感じで、スポーツアニメとしての面白さはあまりなかった。

まあ、最終回のライブは予算はそれほどながらそれっぽい盛り上がりは作れていたとは思う。他は、スノーウルフの回は1話と言う尺で綺麗に相手側の掘り下げが出来ていて良かったと思います。
全体的につまらなくはなかったけど面白くもなかった。
曲は地味に良曲が沢山あった作品でした。
明日へのBreakShoot好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
トライブナイン? 歌なのかスポーツなのか。俺も好きだぞこの曲。
アイドルになれなかったという話を真面目にやっておきながら、
そこから意味不明設定のスポーツ大会の流れに持っていくのは正直感情がついていけないし、そもそも目的から逸れていて題材も噛み合ってないように感じる。
これならアイドル云々設定いらなかったのでは? 真面目な雰囲気とやってる内容があってない。共感しにくい。
この意味不明スポーツを真面目設定でやられてもって感じだな。キャラの見分けつかん。

2話 ☆8
サッカーの試合なのに野球の選抜メンバーって紹介するのなんやねんw
パワープレイw テニプリかな? スポーツかと思ったら今度はカラオケw
ホント方向性が定まってないなw
スポーツ→歌→スポーツとシーンが変わっていくのがもうついていけないw
今度はテニスw

3話 ☆7
データ系は負けフラグ。いつの間にこんな強くなっとんねん。
まるでスポーツアニメ。100パー↑セント ロボをバカにするな。
ガバガバブロック 未だに青目と緑目の区別つかん。
てか相手キャラの方が可愛くね? マジで相手の方が。
草お前戦えるんか。
かっこつけて出てきたのにキャプテン何もせずに負けてて草。
ウィニングライブ? マジで何がしたいねんw モブの方が可愛いのほんとw
入りから語り口調なの固すぎだわ いい最終回だった。

4話 ☆7
謎のロボ。またロボ増えるのか。ロボの方が可愛い。適当グラフやめろ。
やっぱこの3人顔同じ過ぎない? でもロボがいるから。ロボ差別やめろ。
150kg なんでバッティングセンターでバント。黒髪蒼眼好き。

5話 ☆7
尺調整前回のあらすじ。
なんで主人公チームだけモブみたいな顔のキャラばっかなのw
リトルじゃ相手ならんだろ。ロボも声出せや。まともな話やめろ。
誘うんやめたんじゃないんか。てかロボも人数にカウントしろw

6話 ☆7
走っていけ。ロボもメンバーに数えろw 打てや。賢い戦略。
ロボが本気出せば全部決められそう。2人チームサッカーどうすんねん。
5人目さん。結構簡単に割れそう。

7話 ☆4
真面目な展開やらんでくれ…。ほんと面白くないこれ。
シュートの方がネタアニメとして面白い。なんだその止め方。
もっとちゃんとふざけろ。百合か? 結局勝つんかい。
何そのオレンジともお茶とも取れない色の液体 

8話 ☆5
ゴール小さくね? このアニメモブの方が可愛いのはなぜ?
いきなりライブかよ。テコ入れ回か。ブラを取ったら面白いのに。
真面目すぎるんだよな…ほんと。
シュート>テニヌ>エクハ

9話 ☆9
この銀髪?可愛いな。この子マジで可愛い。声好き。
エンゲージキスかな? 今回ミシェルしか見てない。

10話 ☆5
まだスノーウルフ回か。百合か? 今回内容薄いなw
足つった時みたいな姿勢してんな。

11話 ☆5
出OP。モブくそかわいい。28も充分ダメだぞ。
最初とられまくったのはなんだったのか。
1周まわって面白いとかじゃなくてただただ統一感のない中途半端なアニメだな。
モブの方が可愛いのやめろ。作画頑張れ。

12話 ☆5
あまり近未来のハイパースポーツという感じもなくただただ色んなスポーツを転々とやってた印象だったな。ライブエンドか。
悪くは無いけどさ。

曲評価(好み)
OP「インフィニット」☆6.5
2話ED「SUNRISE (Ver.First 2)」☆7.5
3話ED「SUNRISE (Ver.First 3)」☆7.5
4,5話ED「SUNRISE (Ver.Starting 3)」☆7.5
6話ED「SUNRISE(Ver.Unite 4)」☆7.5
7話ED「SUNRISE(Ver.RISE)」☆8
12話ED「SUNRISE(ver.Summer memories)」☆8
1話挿入曲「名も無き花」☆7
1話挿入曲「青空に逢えるよ」☆8
2話挿入曲「明日へのBreakShoot」☆10
3話挿入曲「Dream Soda」☆7.5
3話挿入曲「Rise Up Dreaming」☆8
4話挿入曲「Buzz Everyday」☆7.5
8話挿入曲「大好きだって叫ぶんだ」☆7
8話挿入曲「青空に逢えるよ (feat.Michelle)」☆7.5
9話挿入曲「Hydrangea」☆7.5
10話挿入曲「無限大の魔法」☆6
12話挿入曲「HELLO HERO」☆7
12話挿入曲「Happy☆Shiny Stories」☆6
12話挿入曲「全力Challenger」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」

この作品は、オリジナルアニメだったみたいですね。

アニメーション制作はSeven Arcsさん…
魔法少女リリカルなのはシリーズ、セキレイ、アスラクライン、DOG DAYSなど往年の名作を、最近では、アルテやトニカクカワイイなど制作されている会社です。


現在より少し、未来の話。
サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ
「ハイパースポーツ」は
子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。

そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、
葉山陽和に訪れたある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。

「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ウマ娘形式の展開…と言えば何となくピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この作品では、野球やバスケットボールなど様々なハイパースポーツで競い合い、勝利したチームには、試合後にライブステージで曲を披露する権利が得られる、という感じです。

そして、主要メンバーが所属する「RISE」は以下のメンバー構成になっています。

葉山 陽和:CV 野口瑠璃子さん「防振り」のサリー、「Deep Insanity THE LOST CHILD」の小鳩玲香役など
小鷹 咲希:CV 岡咲美保さん「転スラ」のリムル、「はめふら」のメアリ・ハント役など
前原 純華:CV 優木かなさん「ブラクロ」のノエル・シルヴァ、「はるかなレシーブ」の大空遥役など
橘 雪乃:CV 福原綾香さん「デレマス」の渋谷凛、「Fairy gone フェアリーゴーン」のヴェロニカ・ソーン役など
小日向 理瀬:CV 小澤亜李さん「月刊少女野崎くん」の佐倉千代、「この美」の宇佐美みずき役など
ノノ:CV 橋本ちなみさん「妹ちょ。」の神前美月、「Lostorage incited WIXOSS」の穂村すず子役など

皆さん、様々な作品で主役級を演じておられるではありませんか。
やっぱり声優さんの起用ってとても大事なことだと、否が応でも再認識させられます。
これが、声優さんの仕事が狭き門と言われる所以なのかもしれませんが…

物語の展開は王道そのもの。
少しずつ仲間を増やしながら神奈川県代表の座を目指して奮闘する感じ…

ただ、エクストリームギアの使い方については、もう少し捻りがあっても良かったような気がします。
使い方によっては無敵にもなり得るアイテムですが、ご都合主義的な感じが否めなかったのも事実です。
それでも完走できたのは、RISEのメンバーの直向きさと、この作品ならではの優しさがあったからだと思います。
この作品で感じられた優しさ…個人的には大好物系だったのは評価のポイントだと思っています。

勝負の世界なので、必ずと勝者と敗者が存在します。
誰もが負けたくないと必死に頑張ってきた試合に負けて悔しくないわけがありません。
それでも、色んなカタチで勝者の背中を押してあげられる敗者に、
私は心からの敬意を表したいと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、岡咲美保さんによる「インフィニット」
エンディングテーマは、RISEによる「SUNRISE」で、仲間が増える度に歌い手の人数が増えていきました。

1クール全12話の物語でした。
評価の分かれそうな作品ですが、総じて私は堪能させて貰いましたし、しっかり感動もさせて貰いました。
現在、Extreme Hearts キャラクターソングアルバム「BEST 4 U」が好評発売中とのことです。
公式サイトの「music」を覗いてみると、色んな楽曲が掲載されていました。
配信もされているようなので、お気に入りの楽曲は要チェックですね^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

古典的アイドル作品っぽい

アイドル物には興味がないのだが true tears とかグラスリップの監督らしいということで見てみた。
作品の作りには手堅いところが感じられて良い面もあると思った。良い点の一つは主人公グループを最初からちゃんとバックボーンで経歴のある有能設定にしていて活躍に矛盾のないこととか。また単に「気合い出したらなんとかなった」にせずに入念な努力もし、努力に頭も使っていて勝利に合理性を持たせることもできていた。ライブのシーンも過度な演出をしたりしないで親しみやすいような形を作れていた。
しかし本質的にアイドルというやり方があまり好きになれず、期待を超えるものはなかったため2話で断念。

歌パフォーマンス以外の競技でバトルして演奏の場を勝ち取るというのは地下アイドルとかで色々実際にやられているのは知っているがファンの課金で左右される要素が結構あって、もっと汚いものだ。
そもそも歌とパフォーマンスが本業なはずの人たちにスポーツや他の遊び事で勝負させるというの自体ちゃんちゃらおかしいように感じる。

昔何でも一回は試してみようということで地下アイドルを見てお気に入りを見つけてライブに行ったりしたことがあった。しかしそこで感じたのはホストにシャンパンを大量に貢いでホストを上げるみたいに、アイドルに金を貢いでそれでグループをのし上げていく怖い業界だということだった。
ある程度個性の強いグループであっても結局そこで商品になるのは女の可愛さであって本気でやってる感とかであってステージでのパフォーマンスとかが本当に主軸にされるわけではないのだ。「推し」とかいうものを作って、一緒に数分のチェキを撮って疑似恋愛をして、熱狂の中に価値に見合わないだけの金を投入させて、それで成り立っている。
そこにあるのはキャラクター愛であって作品自体に対する信仰ではない。

自分は美味しい食べ物に金を出したり本の芸術性に金を出すのは良いけれど熱狂を金で表すのを誘うようなことで結局成立しているアイドルという界隈に参入して自分も間抜けを演じるということはする気になれなかった。

露骨なギラギラした芸能会社のシビアさとか、顧客の本能的な態度とか、アイドルたちが殺伐とした社会で大人の傀儡になりながら熱心に活動に身を投じるところとか、そうしたところにはある種の面白さがあるけれどそうしたものは描かれない。
アイドルになりたい、アイドルの中で有名になりたいという気持ちは多分あまりキレイなものではないと思うしその道程も矛盾を抱えている。そうしたものは描かれない。

あるいは自分は他人を神様に仕立て上げるのがいつも嫌いなのだ。
むしろ神様を地面に引き摺り下ろして泥を舐め排泄させたいと思っているのだ。
(時節柄付け加えると別にこれは推しの子がこの点で優れているというわけではなく、推しの子も同じようなものである)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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