ようす さんの感想・評価
4.1
海に選ばれし少女・モアナ。盗まれた海の心を返す旅。
ディズニー長編アニメーション56作目。
110分ほどの作品です。
● ストーリー
モテゥヌイ島に伝わる伝説。
女神の島テ・フィティには不思議な力があり、
命を生み出すことができた。そして世界は命で満たされた。
しかし、マウイという男にその心を盗まれたことにより、
海を闇が浸食し始めた。
しかし、すべての海が闇に侵食される前に海に選ばれし者が現れ、
テ・フィティに心を返す日が来るはず…。
海と南の島が舞台。
モアナが海に選ばれた者だとわかり、
テ・フィティに心を返すための旅をするもの。
全体的に飽きずに楽しめましたが、
冷静に振り返ると、ストーリーはそれほど特別なものではありません。
だけど、
歌とキャラと映像で観客を楽しませる技術が秀逸なのです。
合間合間に挟まるミュージカルを使った
ストーリーの見せ方が素晴らしい!
すっかり魅せられてしまいました♪
● キャラクター
主人公のモアナは、
村の掟や両親の気持ちを気にしながらも
海への憧れが捨てられない少女。
自分のやりたいことも、
村の人たちのことも、
自分が大切にしたいことのために行動する少女。
ディズニーの主人公らしい、
まっすぐな子です^^
伝説に登場し、
モアナと共に旅をすることになるマウイ。
筋肉で巨体。
筋肉?なんだか柔らかそうな体だけど。笑
全身、自分の伝説のタトゥーでいっぱい。
タトゥーの中で動き回るミニ・マウイが
私の中ではベストキャラ♪
マウイの本心を表す、
まるで相棒のような存在が可愛い^^
これはナイスアイデアだな~。
● 音楽
ミュージカルな表現が主体にあるのか、
挿入歌はかなり多め。
音楽と映像を合わせた表現方法は
もはやディズニーの代名詞とも言えるでしょう。
今回もクオリティ高すぎ!
【 「どこまでも~How Far I’ll Go?」/ モアナ(cv.屋比久知奈) 】
この作品の主題歌です。
青い海に広がるような、
伸びやかな歌声が気持ちいい♪
【 「俺のおかげさ」/ マウイ(cv.尾上松也) 】
今回映像も合わせて一番好きなのがこの曲かも。
本編は3Dコンピューターアニメーションメインの作画。
その中で、セル画と合わせて作られたこの映像。
テイストの違う作画が合わさると、
こんな世界ができるんだと見入ってしまいました。
ただでさえリアルな人物。
そこに絵が加わると、人物のリアルさがより際立って、
まるで
実写にアニメ―ションが入り混じっているような錯覚に陥りました。
いやー、素晴らしかった。
● まとめ
ストーリーに大きな捻りがない分、
子どもも抵抗なく楽しめると思うけれど、
雰囲気としては
子どもより大人のほうが好きになれるタイプの作品かもです。
私は全体的にミュージカルシーンがお気に入り♪
サントラも購入予定^^
同時上映され、DVDにも収録されている短編アニメーションの
「インナー・ワーキング」も大好き♪
ぜひモアナと合わせてお楽しみください^^