海軍で漫画原作なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの海軍で漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月24日の時点で一番の海軍で漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.7 1 海軍で漫画原作なアニメランキング1位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1403)
7063人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 73

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 88

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 76

68.5 2 海軍で漫画原作なアニメランキング2位
ワンピースフィルム ストロングワールド-ONE PIECE FILM Strong World(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.9 (395)
2309人が棚に入れました
旅を続けていた麦わら海賊団だったが、東の海(イーストブルー)でいくつもの街が壊滅したというニュースが飛び込む。ルフィは旅を中断させ、東の海へ戻ろうとするが、突如一味の目の前に空飛ぶ海賊船が現れた。それに乗っていたのはかつての大海賊、“金獅子のシキ”だった。ルフィ達はシキになす術もなく、ナミが連れ去られてしまう。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、竹中直人、北島康介、皆藤愛子

たばこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

作画の良さを取ったら本当に何も残らない駄作映画

話題性ばかりが先行し、ハードルが上がりに上がったせいもあり、実に期待はずれの感が否めない一作である。
1: シキの位置づけが微妙
そもそも強いのか弱いのか良くわからない。一度は麦わらの一味を壊滅状態に追いやったものの、なぜか仲間を取られたルフィの「怒りの鉄槌」であっけなく粉砕されるというご都合主義。せっかくの「悪魔の実」という面白設定が生かされず、単なる肉弾戦バトル漫画に過ぎない。だから、単にドンパチやっているだけ。
一方で、シキの人間性や目的や動機の掘り下げも浅く、かつ、妙にギャグシーンを入れるもんだから「怖さ」もない。結果、微妙な2流キャラに落ち着いている。
2: キャラが多すぎ
連載している漫画にも共通して言えることではあるが、とくにかく「ごちゃごちゃしていてわかりづらい」のである。各船員にそれぞれ見せ場を作ろうとするもんだから、どれも薄味で、もの足りない。全体のストーリーの統一感もない。単に、ごちゃごちゃやって気づいたら終わっていた、それだけの映画である。
とはいえ、一応は、尾田の書き下ろしというだけあって、絵はきれいであった。ただ、それだけの映画である。2度見返そうとは思わない映画といえる。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スーツ姿は3割増し!!

実は・・ONE PIECEはコミック派なので
アニメではチラッとしか観てませんでしたw
本編も20話位で断念しちゃってたし(;゚Д゚)

しかし空前の大ヒット作だった為、おまけにTSUTAYAで100円だったのでレンタルしちゃいました!


ストーリーしては大航海中、麦わらの一味の故郷(東の海)
が「金獅子海賊団」に襲われ航海を中断し、東の海へ戻ろうとするけど
そこに「金獅子海賊団」のシキ艦長が現れて
ナミの気象センスに惚れ、ナミを誘拐。
ナミを取り戻す為、東の海を守る為の戦いが始まる。
って感じですかね~。


劇場版だった為、全く期待はしてなかったんですが、そこは天下のONE PIECE!やってくれますよね~(^ω^)
物語りもしっかり構成されてたし、
最後にはやっぱり感動させられました。
この作品に関してはいつもの事ですが、「仲間」の素晴らしさ、「絆の強さ」を感じます!!

私が好きだったところは、一味が揃って正装する場面。
みんな(特にゾロが)かっけ~んすよ!!
必殺技の炸裂でかっけ~んすよ!!
ONE PIECE好きにはたまらん事間違いなしですよw


久しぶりに、動く一味を観れて楽しかったです(*´∀`)



投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

ぴの@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

映画館で観たかった~~( ;∀;)

ワンピース10周年記念作品の本作。
すごく作画がきれいで、東映がんばってるな~~って感じでした。というよりも、最近のアニメの方を手を抜いてる気がしますが…

{netabare}今回の作品は、金獅子のシキが良い航海士を求めてナミをさらい、ルフィ達と大バトルを繰り広げるというものでした。声優さんや作画にも力が入っていて素晴らしい作品となっていました。
自分は、ルフィがラストにシキに叫ぶシーンが好きですね。
ここに、ワンピースの本質がある気がします。 {/netabare}

この作品をTV放送で見たとき、映画館で観れなかったことが悔やまれました。ワンピース好きは、ぜひとも見るべきです(*´▽`*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

67.6 3 海軍で漫画原作なアニメランキング3位
ワンピース フィルム ゼット(ONE PIECE FILM Z)(アニメ映画)

2012年12月15日
★★★★☆ 3.9 (304)
1961人が棚に入れました
海賊滅亡の危機 ――― “新世界"消滅! ?

“偉大なる航路"後半の海、“新世界"のある島に不気味なマークを掲げた一行が、乗り込んできた。
首謀者は、元海軍大将・ゼット。“NEO海軍"を名乗る彼らの目的は、古代兵器にも匹敵すると言われる巨大なエネルギーを持つ鉱物・ダイナ岩を盗み出すこと。
部下のアイン・ビンズと共に、ダイナ岩の奪取に成功した時、“全海賊抹殺"を企むゼットの“新世界"を揺るがす壮大な計画が動き出す…。

一方、“新世界"を快調に突き進む“麦わらの一味"。そこへ突如として現れたのは、右腕に大型の武器を装着し、傷だらけで漂っていたゼットであった。
その異形の武器を警戒しつつも、ルフィたちはゼットを介抱する。しかし、意識を取り戻したゼットはルフィたちが海賊だと分かると、有無を言わさず襲い掛かってきた。
迎え撃つルフィたちだが、その海賊への憎しみが込められた迷い無き猛攻を前に圧倒的に打ちのめされ、サニー号は半壊。仲間は敵の能力に侵されてしまう。
そんな中、更に襲い掛かる海軍本部の“正義"。そして、海軍を離れながらも、ひそかに一味の動向を追う青キジ。
次々と迫る強大な力を前にしても決して立ち止まらぬルフィたちは、やがて“新世界"の運命を賭けた戦いへと臨む! 今、史上かつてない死闘が繰り広げられようとしていた――。


声優・キャラクター
田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

チョッパーとナミがかわいかったよ!

元・海軍大将のZと名乗る者が海軍からあるものを奪い去っていきました。
はたして麦わら海賊団はZのとんでもない野望を止めることができるのでしょうか。
簡単にあらすじを言うとこんな感じでした。

戦闘シーンはお見事でした。「ゴムゴムの~」が少なかったのは残念ですが迫力はありました。
でもそれだけでした。映画としてまたストーリーも含めてあまり面白くありませんでした。
過去のいくつかのワンピの映画作品同様にワンピらしさが感じられなかったのも理由の一つです。
みんなでわいわい話すシーンがけっこうあったのですが
なんというかお決まりのパターンをそれらしくやってるだけで観ていてイヤになりますw
今回、物語の水先案内人としてクザンが出てきます。
物語の構成としては多くの作品で扱われる良い手法なのかもしれませんが、
彼自身強すぎるから役割が生きていなかったように思います。
というより本編の方で麦わら一味とクザンの邂逅は避けて描かれていたのにいとも簡単にやってくれましたねw
ここでは言いませんが物語の根幹とも言えるZの野望がいささか大きすぎましたし
最後もどっかの不良映画みたいでぜんぜん『ワンピース』ではありませんでした。
やっぱり「ゴムゴムの~」がないと締まらないです。ゴムだけにw ああ、くだらないことをー

話は飛んで。今回の一番の見どころはチョッパーです。
Zの大きな右腕のかっこよさに憧れて首から下げてた牛乳瓶で「ばーん」とか言いながら真似てるシーンはむっちゃかわいいです。
あと、敵の能力者のせいでナミと一緒に小さくなってしまうのですがこれまたかわいい!
ナミも体が小さくなってもいつもと同じように気丈に振る舞っている姿が愛らしいというか、とにかく可愛かったです。危なくない意味でねw

全体を通して過剰なワンピファンあるいはキャラが動いていればお前みたいにごちゃごちゃ言わねーよっていうのであれば
元大将が出てきて、クザンもいて戦闘シーンも盛りだくさんだから面白いかと思います。
僕も『ONE PIECE』は大好きですがこの作品は途中で飽きてしまいました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

パセラン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

正義とか、自由とか、おまえらすべてやり直しだああ!

公開:2012年/108分

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、公開初日2日間で114万81人を動員し、
興行収入は13億7205万4050円を記録した大ヒット作である。
(初動は21世紀邦画最高記録・興行収入は歴代2位)

■ あらすじ ■
「新世界」のある島で、古代兵器にも匹敵するという海軍の切り札「ダイナ岩」が奪われた。
首謀者は、全海賊の抹殺をもくろむ元海軍大将・ゼット。
新世界が消滅の危機にさらせれ、その牙は麦わらの一味にも襲いかかる。
敵の強大な力が次々と迫り来るなか、ルフィたちは新世界の命運をかけた死闘に挑むー

公開前から期待が大きかったので、私は公開当日にちゃっかり観に行ってきましたw
朝早くから行列ができており、館内も人で埋め尽くされていたのを覚えています。
見どころですが、ズバリ2つあります ◎

1つ目は迫力満点の戦闘シーン。
作画や演出がすばらしいだけでなく、さまざまなアングルから繰り広げられる戦いは
まるでプレステやXboxのリアルなゲーム感覚を思い起こさせるほど。
いやあ、素直にかっこいいです。壮大なスケールに息をのむこと間違いなし!

2つ目は今回の事件の黒幕・ゼットのキャラ性。
敵といえども、己の信念を貫くその姿勢がまさに「漢」でかっこよかったです。
過去に降りかかった辛すぎる出来事によって正義感がねじれ、今に至った過程にも胸を打たれました。
特にラストのルフィとの一騎打ち・海軍に向かっていく姿は涙なしには観られず・・
敵キャラが魅力的なんて反則すぎる。コンブ噛んでるとか渋いぜゼファー先生(泣)

他にもナミとロビンが敵の能力で若がえさせられ、ナミ→ロリ・ロビン→お色気担当となったり
誰得の男だけの入浴シーンwなどいろいろな見せ場はあるのですが・・
まあそれは個人個人で楽んでくださいな( ´^^` )

全体として見ると今回のワンピース映画はどちらかといえば
子供向けというより成人向けで、男臭い作品になっていると思います。
もちろん感動しますが、ボロボロ泣くというより涙をぐっと堪えるような感じですかね。
また、個人的にはルフィではなくゼットが主人公のように思えました。でもそんな作風がとても良い!

内容がどっしりとした、何度も観たくなる作品です。
ワンピース映画史上最高傑作との声も聞かれるので、
DVD発売・レンタルが開始したらぜひチェックしてみて下さい~

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

ぷれんばにら さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「男の映画」の本当の意味

{netabare}この映画が公開される週(と記憶している)の週刊少年ジャンプに、ONE PIECEの原作者・尾田栄一郎氏が、次のようなコメントを記載している。

「男の映画・Z!今週末公開です!」


私は当時、このコメントの意味について考えたりなどしなかった。もしかしたら「今回も豪快なバトルシーンがありますよ」的な意味なんだろうと、勝手に解釈していたのかもしれない。大いなる期待を胸に、公開初日の2012年12月15日、私は劇場に足を運んだ。



ルフィーたちの敵として登場する、映画の題名にもなっているキャラクター・Z。彼がどうして本名を名乗らず、Zと名乗っているのか。映画を観るうちそれは私の中で強い疑問となっていった。作中でも、コビーが私と同じような疑問をガープに問いかけている。



このまま分からず仕舞いかと思われた、最後の最後。幼少期のZのこの台詞を聴いて、私の疑問や、尾田氏が「男の映画」と言った理由が自分の中で一気に繋がった。
「正義の味方・・・Z!!」




幼少期から自分が目指してきた「正義」。自らの最期が徐々に近づいていることを知っていた「黒腕のゼファー」は、男の意地として、死ぬまで「正義」を貫き通した姿勢を、海軍の教え子や他の海賊たちに示したかったのではないか。だから、かつてヒーローごっこで自分が名乗っていた名前「Z」を、最期の名前として使ったのではないか。ED曲が流れている間、私はそう考えた。



そしてもしかしたらZは、どんなにやられても「海賊王になる」という思いを決してぶらすことなく闘い続けるルフィーを、自分と重ね合わせていたのかも知れないとも思った。事実、ルフィーと最後の戦いを終え、黄猿率いる海軍部隊に死を覚悟した戦いを挑んでいく時、Zはルフィーの海賊王になるという思いを否定していない。海賊という自分とは真逆の人生を歩んでいる少年に対し「自分の信念を貫いて生きていけ!」と力強く言うZは、映画中最も格好良かった。



黒腕のゼファーは、海軍のマントに書かれている表面的なものとは違う、心に深く刻まれた「正義」を貫き、Zとして死んだ。尾田氏のいう「男の映画」には、「君はZのように生き、そして死ねるか?」という、世界中の男に対する熱いメッセージが込められたのではないか。劇場を出ながら、私はそう思った。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

71.9 4 海軍で漫画原作なアニメランキング4位
ジパング(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (255)
1271人が棚に入れました
西暦200X年の6月。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊の自衛艦隊が海外派遣でエクアドルへ向かう途中、その中の最新鋭イージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。
その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降るなどの不可思議な現象に直面し、さらに戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇。ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事に気づく。
そこで帝国海軍通信参謀、草加拓海少佐を救助し、彼に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれてゆく…。

声優・キャラクター
稲田徹、東地宏樹、星野貴紀、うえだゆうじ、屋良有作

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

続編があれば・・・・無理か

このアニメ自体は非常に面白いです。
話のあらすじは何処かで聞いたようなお約束のタイムスリップものですが、戦略・軍事・政治的なものが入り乱れて大人の楽しめるストーリーとなっています。
何より登場人物が大真面目でアツイ。かわぐちかいじ作品の特徴です。


戦闘もIF戦記モノ特有のスカッとする感があって爽快。
キレイ事や倫理観を抜きにすれば、やっぱり軍事を扱う限り圧倒的な力で敵を駆逐するシーンってのは男の子は好きなんです。(かつて仮想戦記小説が流行した理由です)
正直、潜水艦や空母を攻撃するシーンはワクワクしました。


面白いんですが、本作はちゃんと完結していないので消化不良です。
原作がキレイに完結しているだけに余計に残念。
まぁ、この先のストーリーは「核」を扱うのでデリケートすぎてアニメにするのは難しいと思いますが・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

止められない、止まらない

【おすすめしたい人】
■ ハラドキしたい時に!
■ 歴史物好きな人に。
■ タイムスリップモノが好きな人

【2004年 秋】
【総合得点ランキング】
●第610位 (2013/9)

【オススメ度】星3.8 ★★★★☆

【感想】
絵は苦手、けど物語がヤバかった。
終わりまで終始、続きが見たい×2と止まれなくなる作品です!

【視聴メモ】
{netabare}続編凄い見たい。原作が気になってしょうがない。{/netabare}

【NEXTオススメ】

【対馬丸-さよなら沖縄- 】
【はだしのゲン】
【紺碧の艦隊 】

次に見るのに何か役にたてたら幸い

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

m9(^Д^) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

近代兵器の凄さを知った

イージスシステムを搭載したイージス艦「みらい」が太平洋戦争にタイムスリップする話

どれだけ近代的な兵器を持っていても一瞬のうちに命を落とす

個人的には何話か忘れたけどイージス艦1隻VSアメリカ空軍飛行機40機の回が興奮した

一瞬のうちに40機を葬りさることはできるが戦争を知らない砲雷長はオートシステムからマニュアルシステムへ・・・後は作品で確認してw

原作も読んだけど、アニメの方が迫力あるね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

72.1 5 海軍で漫画原作なアニメランキング5位
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』(アニメ映画)

2019年8月9日
★★★★☆ 3.9 (68)
390人が棚に入れました
海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典 海賊万博。「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィたち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、最悪の世代をはじめとする多くの海賊たちも群がり、大きな盛り上がりをみせていた。万博の目玉は「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!しかし、海賊たちが熱狂する万博の裏では、別名「最悪の戦争仕掛け人」フェスタの凶行が張り巡らされ、海賊たちを一網打尽にしようと海軍までもが動き始めていた―――。時代の覇権を左右するお宝争奪戦が熱を帯びる中、突如、元ロジャー海賊団「“鬼"の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットが乱入。ルフィたちの前に恐るべき脅威となって立ちはだかる!狂乱する海賊と、事態の収束を諮る海軍、さらには王下七武海、革命軍までもが参戦。敵味方入り乱れ類を見ない大乱戦が巻き起こる。お宝争奪戦と海賊万博は予測不能の大混乱へと陥って行く!!

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、磯部勉、伊倉一恵、石田彰、大川透、太田真一郎、大塚明夫、大友龍三郎、大場真人、置鮎龍太郎、加瀬康之、神谷浩史、掛川裕彦、楠大典、小山剛志、島田敏、関智一、沢木郁也、宗矢樹頼、園部啓一、高木礼子、竹本英史、立木文彦、龍田直樹、千葉繁、津嘉山正種、土井美加、中友子、中博史、永野広一、浪川大輔、西原久美子、野田順子、花田光、浜田賢二、檜山修之、服巻浩司、蒼月昇、松岡洋子、真殿光昭、三石琴乃、森久保祥太郎、山田真一、ユースケ・サンタマリア、指原莉乃、山里亮太、竹中直人、フィッシャーズ、ロン・モンロウ

砂粒と嵐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ONE PIECEの縮図のようなお祭り映画

ワンピースの縮図みたいな感じの映画。
ワンピースを目指して、相反する思想を象徴する強大な相手と戦って、同じところを目指す「最悪の世代」の仲間たちと共闘したりもして、スモやんなんかも海軍ながらも共闘したりするし、同盟相手のローが流れを作りつつ、一味の仲間は船長を信じて待ち、そんで最後には「麦わらに繋げ!」なので、まさにこれがONE PIECEだなという感じ。エターナルポースも、そりゃそうなるだろうなぁというオチだったけどそれが良かった。

今までのキャラが大集合して大騒ぎできるシチュエーション(ドフラミンゴだけは服役中なので出てこない)、20周年のアニバーサリー感、あくまでも原作の物語進行には干渉しないストーリー、コアなファンはもちろん、どこか一部しか見てないライト層のファンも楽しめるような内容、映画ならではのド派手な戦闘シーンのエフェクトと音響、素晴らしい作画、など、映画というメディア展開への大正解を叩き出してた。
島が空中にブチ上がるとことか、そのシーンひとつでグランドライン突入や空島のようなワクワク感を感じたし、ボス戦でルフィの赤とバレットさんの青がぶつかり合うところにパンクハザードを重ねて見てしまったりした。

ウソップ推しの界隈の中ではおそらく、ウソップがかなりかっこいい映画、ということになってるんじゃないのか。わからないけど、とてもいい役もらってた。
エースもめちゃくちゃ泣ける綺麗な演出の中で登場するのでファンは喜ぶよなぁ。

ロー推しの私にとっても、当たり前のようにサニー号から出てきて一味の半分を託される展開や、貴重なロビンちゃんやスモーカーやクロコダイルとの絡み、エンドロールでクルーにわっしょいムードで迎えられる姿など見所が多く大満足でした。
「細かいところはトラ男に任せる、俺はとにかくあいつに勝ちてえ!」というルフィのセリフが一番よかった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

モンテネグロ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンサービスアクションムービー

映画のポスターで、なんの共通点もないキャラが集まってたから気になった。

作画は文句なし。
流石劇場版。

ストーリー。
特にない。感想が特にないのではなく。ストーリー展開は特にない。すげー強いキャラが一人でて、意地悪してくるからみんなで倒すだけ。

キャラ。
この映画の醍醐味。
いっぱい出てくる。20周年記念作品だから、記念にみんなも映画出してあげましょかって感じ。丁寧に扱われていて原作のイメージはほとんど崩れないけど、人気が高いが故に最前線に駆り出されたハンコックなんかはどう考えても出しゃばってる。まぁ売り上げに関わるから無理にでも出すのが大人の事情だよね。ハンコックファン多いから喜ぶ人も多いしいいんだけど。

スペシャルなゲスト出るっていうから誰かと思ったら、映画のラストに幻影で登場させられるだけで、あれは映画に出た言っていいのかちょっと微妙だわ。
ファンサとしては悪くないけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

Lovesing さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラクターは胸熱‼️

個人的に申しますと、キャラクター出演数は大満足です。会いたい大好きなキャラクターも見れましたし、ですが、強いて言うなら、バトルシーン多すぎじゃない?
Zの時とか、敵側の背景とかもしっかりとあって感情移入できました、けど今回は展開が早すぎて、とにかくバトルしまくりかな、作画も良かったけど、ワンピース の良いところってキャラクターの背景とか感情の描写だと思ってるから、余計にバトル多すぎて感動的なところとかはなかったかな。
Zの方が好きでした!けどキャラはサボに会えたから満足よ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
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