2024年度の母親おすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の母親成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月20日の時点で一番の2024年度の母親おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.4 1 2024年度の母親アニメランキング1位
【推しの子】第2期(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (315)
968人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画のメディアミックスの光と闇

『かぐや様は告らせたい』などの赤坂アカ(原作)、『クズの本懐』などの横槍メンゴ(作画)による原作漫画は、『週刊ヤングジャンプ』と『少年ジャンプ+』(集英社)での連載が終了(全16巻、既読)。
アニメ2期は全13話(2024年夏)。1期から制作体制に変更なし。監督は、『私に天使が舞い降りた!』、『恋する小惑星』などの平牧大輔。制作は、『イエスタデイをうたって』、『NEW GAME!』などの動画工房。3期の制作が決定(以上、Wikipedia参照)。
(2024.7.1投稿 10.12 「全体の感想」 12.26 「原作漫画の感想」を追記)

【あらすじ】
自らの作品に強いこだわりを持つコミュ障漫画家・鮫島アビ子(CV.佐倉綾音)は、自ら描いた漫画「東京ブレイド」が「2.5次元舞台」としてメディアミックスされるほど大人気であった。
しかし、あがってきた舞台の台本を見たアビ子は、その内容に納得できず脚本家を「この人、ちょっと創作者としてのセンスが…」と全否定。2期は、こうした漫画のメディアミックスの光と闇を中心に描かれていくことに…

なお、今回も1期の「恋愛リアリティショー」と同様に、本作の内容と類似していて、なおかつより悲惨な事件が直近にリアルでも生じていました。
もっとも、本作は、そういう問題がなぜ生じてしまったのかを、漫画家からの視点だけではなく関係者の様々な言い分を代弁するような形で解説するような内容にもなっていると思います。


【漫画のメディアミックスの光と闇】
2期の冒頭は、作中で人気漫画とされる『東京ブレイド』の「2.5次元舞台」で実際に行われているという演出のキャスト紹介から始まります。いきなりド派手な演出です。

当然、このシーンは原作漫画にありません。なぜなら、漫画とアニメは、同じ二次元ではあっても、無音声で静止画(漫画)と有音声で動画(アニメ)とで表現形態が異なるからです。

仮に漫画原作者が、このシーンの細かいイメージを持っていたとしても、漫画では表現できません。そこをアニメ制作者が原作者の意図を忖度して必要な動き・音などの情報量を付け足し、そのイメージをどこまで再現できるのかが腕の見せどころだったりします。

もっとも、漫画とアニメは、表現形態が違うのですから、漫画のシーンをアニメでもできるだけ同じように再現することだけが必ずしも「効果的な表現」とはいえない場合もあります(例えば、動画の強みを生かすため、バトルシーンを加えたり長くしたりするなど)。そうすると、同じシーンでも原作者と監督との間で表現者として異なる解釈の余地も生じてきます。

加えて、アニメの場合は、時間的な尺の問題もあるので、原作漫画の内容をカットする必要も出てくる。そして、カットした内容と辻褄を合わせるため、原作の内容自体にも修正が加えられることに…


本作の内容は、漫画を2.5次元舞台化する際の舞台裏を赤裸々に描いているわけですが、面白いことに『【推しの子】』という漫画をアニメ化する際にも同じ現象が起こっているという「二重構造」になっています。

というわけで、特に原作ファンにとっては、アニメが原作漫画をしっかりアニメ化出来ているかどうかも見所の一つかもしれませんね(笑)


【音楽】
オープニングは、『呪術廻戦2期-懐玉・玉折』オープニング「青のすみか」などのキタニタツヤと元SexyZone現timeleszの中島健人のユニットGEMNが歌う「ファタール」
エンディングは、『呪術廻戦2期-渋谷事変』エンディング「more than words」などの羊文学が歌う「Burning」

オープニングの「ファタール」は、フランス語で致命的、運命的という意味。特にオープニングは、歌詞が本作の内容とリンクしてます。


【全体の感想(※2024.10.12追加)】
{netabare}私は原作漫画のファンですが、2期は原作漫画をしっかりアニメ化出来ていたと思います。なんなら原作以上のクオリティであったとすら思います。
もっとも、そう思う一番の理由は、舞台という題材自体が漫画よりアニメ向きだったということに尽きると思います。

例えば、漫画で「役者の感情表現に依存した演技」と書いたところで、その部分の表現について、声と動き、なんなら音楽まで情報が加えられるアニメの表現に情報の少ない漫画が敵うとは思えない。ただ、アニメ制作者が補ったそれらの情報が適切であることが前提にはなりますが…

でも、本作のアニメ制作陣は、こちらの想定をはるかに超える情報を補っていたので、リアルで『東京ブレイド』の舞台を作るつもりで取り組んでいたんじゃないかと思うほどのクオリティでした。本当にそこはすごいと思いました。
(※ちなみに、本当にリアルで『東京ブレイド』が年末に舞台化されるそうです)。


あと、2期は、アイを殺害した犯人を追うミステリー部分がかなり後退してしまった内容だったのですが、漫画家自身が漫画のメディアミックスの問題を漫画化したことに意味があると思ってます。

実際はアニメよりもっとひどいのかもしれないし、そうじゃないのかもしれませんが、メディアミックスに関わる様々な人たちのリアルな一面が見れたことが、アニメのレビューを書く私にとっても参考になる部分がありました。

小説や漫画をアニメ化する際、多くの関係者が初めから駄作を作るつもりなんかなくても、本作の伝言ゲームのようなディスコミュニケーションが生じることで、いわゆる「クソアニメ」ができてしまう。

原作自体は、アニメ化されるくらいなんで、多くの人から支持される面白さがあったはずなんですけどね…


さて、2期は単行本8巻までのアニメ化でした。実は、原作漫画が16巻で終わることと3期の制作決定が発表されたので、3期は今まで通りのペースだと2クールで一気に最後までできることになります。

個人的には、結末がどうなるかにもよりますが、最後まで一気にやった方がよさそうだとは思っていますがどうなるでしょうか。
ちなみに、私は漫画とアニメで結末を変えるのもアリだと思ってます。{/netabare}

【アイで始まった物語はアイで終わるべきだったのでは?(※原作漫画の感想 2024.12.26追記)】
{netabare}初回90分の特別版から始まった本作は、YOASOBIの『アイドル』のヒットもあって瞬く間に社会現象に。私もその熱に浮かされて、考察を始めたり漫画を全巻揃えたりしました(笑)私が考察した部分は、ほぼ明かされなかったのですが、楽しかったんで真相がわからなくてもいいです(笑)
その頃の盛り上がりを考えると、若干寂しい終わり方だったかなと思います。

私はネットで漫画を買う方が多いのですが、『推しの子』は数少ない紙媒体で買っている作品。持った瞬間、「なんだこれ、すごい厚いし重いぞ(笑)」値段もちょっとお高くなってました。

まあ、これが本作のラストを端的に表しているかなあというのが読む前の印象で、読んだ後も大きく変わらなかったです。

最終巻は出るまで詳しい内容をシャットダウンしていたのですが、ネット社会から漏れ出てくる情報で、あまり評判がよろしくないというのと結末がどんな感じかというのはなんとなく把握してました。

個人的にラストは良くもないですが悪くもないと思ってます。最初の期待値が高かったので、それに応えようと色々と試行錯誤した結果があの本の厚さになってしまったのかなと思いました。

ただ、個人的にケチをつけるとすれば、「アイで始まった物語はアイで終わるべきだったのでは?」というところでしょうか。

最終巻ではアイが早々に退場して、アクアのルビーに対する想いが中心になっていきます。そういう流れだとしても、【推しの子】ってやっぱり星野アイの物語でもあると思うんです。
そこが消化不良気味だったので、「アクアのルビーへの想い」、「ゴローのさりなへの想い」がちょっと唐突に感じた。

というわけで、「アイで始まった物語はアイで終わる」のがきれいな終わり方だったんじゃないかというのが個人的な感想です。
{/netabare}



【14話の感想】
{netabare}まあ、売れた作家に文句言える人って貴重ですよね。
そんなに文句言うなら、あなたが書けばいい、どうせあなたの感性で書いても売れやしないって言われるわけですから…。

いいシーンでした。{/netabare}

【15話の感想】
{netabare}前半は、「原作者VS脚本家」
お互いがリスペクトを持てば分かりあえるかもという1つの理想像。まあ、話し合ってもお互いに譲歩する気がなきゃまとまるものもまとまらないので、確かに博打です。

後半は、「幼馴染VS今カノ」
他人の境遇を想像して泣くことができるやつに悪いやつはいねえ!
私は、有馬かなより黒川あかね派!だけど、アクアの楽しい思い出のほとんどは、「かな」とのものばかり(笑){/netabare}

【16話の感想】
{netabare}目の星が黒くなったり白くなったりする演出が、1期と比べてパワーアップ。ダークサイドに落ちると次第に白から黒になっていって、感情表現の一つみたいになってますね。

あと、東京ブレイドの公開初日。吐息が白くなる描写がすごい。

2期は、物語上、特にアイの影が薄いのですが、オープニングにも出てくるし、アクアのトラウマとして、ちょいちょい存在感を発揮。【推しの子】は、やっぱりアイの物語でもあるなあと。

そして、「幼馴染VS今カノ」ラウンド2「開幕」です。{/netabare}

【17話の感想】
{netabare}劇中劇である「東京ブレイド」が開幕しちゃいました。

舞台は、無音声静止画の漫画より有音声動画のアニメの方が表現しやすいと思うわけですが、その分、補わなければいけない情報が増えるので、原作漫画をどうアニメ化するのかを個人的に注目していました。

そんな中、上で書いたように「漫画では表現できないアニメならではの表現満載」で、アニメの良さが出ていたと思います(まあ、「キャラの原作の再現度が高い」っていわれても、そもそも「東京ブレイド」知らねーよとは思いましたが(笑))

あと、今回は黒川あかね役の石見舞菜香さんが推す鳴嶋メルト回。メルト推しが増えそうな内容でしたね(笑)

※劇中劇であるはずの「東京ブレイド」のレビュー動画を発見。コメント欄も秀逸です。上で「東京ブレイド」知らねーよと書いた自分が恥ずかしくなりました。天才っているんですね。
https://youtu.be/jLh1sONIDYY?si=TkaTCkL870QwZDuR
{/netabare}

【18話の感想】
{netabare}個人的には、舞台とあかねの過去の回想シーンとの繋ぎがよかった。
回想シーンって、物語に違う物語が入ってくるので、繋ぎが難しい。そこを冗長にならずに緊張感を保って元の物語に戻っていったように感じました。間の取り方が上手いというか。

あとは、原作漫画では、役者の感情演技に依存した脚本と書かれていただけのところを、実際に声優さんたちが実演していくところが見処に。特に石見さん、普段からはちょっと想像つかないような声で、別人かって思うくらい頑張ってます。{/netabare}

【19話の感想】
{netabare}前回が黒川あかね回で今回が有馬かな回。

対比されて描かれることが多い二人。演技の方向性。幸せな家庭で育ったあかねと不幸な家庭だったかな。
最終的に、アクアをダークサイドから救い出すのはどっちなんでしょうか。

もっとも、かなは、自分の本性を抑えて周囲に合わせるキャラを演じてきたところがアイと似ているといわれています。が、この舞台限定ではあるものの、かなは本来の性格を取り戻しています。アクアもかなによって本性を取り戻すんでしょうかね。

さて、次回からは、舞台の打ち上げが始まって、おそらくアイの敵討ちの話もようやく少し進むはず…{/netabare}

【20話の感想】
{netabare}アイの声優である高橋李依さんが久々の出演。これもアニメならではの表現ですよね。

舞台の表現は、無音声静止画の漫画より有音声動画のアニメ向きだと思うので、アニメ制作は色々と補充する情報が多くて大変だったと思います。
でも、その困難を乗り越えて、これから本当に舞台「東京ブレイド」が作られることになるんじゃないかというくらいのクオリティでした。特に最近の技術と融合した舞台の進化もわかって興味深かったです。きっと漫画原作者陣も喜んでいるはず(笑)

さて、ようやくアイの敵討ちに関するミステリーも進行。原作が佳境を迎えているので、3期があるとして結末まで描き切った方がよさそうというのが個人的な見解ですが、どうなりますか。

【劇中劇「東京ブレイド」舞台化決定!】
20話の感想で「東京ブレイド」舞台化されるのでは?と書いたら、本当に舞台化されるようです。キャストの見た目だけですが、気合入ってますね。
https://www.marv.jp/special/theater_lalalai/{/netabare}

【21話の感想】
{netabare}朝帰りをして、ルビー、有馬かな、黒川あかねから心配されるアクア。愛されてるねぇ。アクアの正妻候補は、一応、この3人(※一人『ヨスガノソラ』がいますが(笑)、ルビー(さりな)のB小町再結成の回想シーンも含めて、これからの展開の前振りになってます)。

アイの敵と思しき人物が既に死んでいるとわかり、復讐という宿命から解放され、アクアの「右目に宿る星」が昇華して消滅するというアニオリ演出。

もっとも、物語は、これからアクアをめぐるラブコメも本格化するのですが、ミステリーの方もこれで終わりというわけではなく…むしろ結末に向けて盛り上がっていくはず…

まあ、まずは原作漫画の結末がどうなるか。そして、『【推しの子】』の場合は、アニオリ結末もありっちゃありだと思ってます。というか、漫画とアニメの結末をあえて変えるくらいはやってきそう。{/netabare}

【22話の感想】
{netabare}前半は有馬かなとのデートで、後半は黒川あかねとのデート。どっちも、そのままお持ち帰りできそうだったんですけどね(笑)

2期は、こんな感じで有馬かなと黒川あかねの対比が多かった。前半は、少女漫画が始まったのかと思いました(笑)後半は、あかねと別れようとしているというのもあるとは思いますが、かなと比べてアクアの態度がちょっとあかねに対して冷たい感じもする。でも、これは、二人の恋人としての関係値があがっているからこそとれる態度ともとれると思うんですよ。

さて、誰がアクアの正妻の座を射止めるのでしょうか。

最後のシーンで出てきたアクアに似た謎の男、エンディングで「サングラスの男:???」となっていましたが、隠しきれない大物オーラというか…宮野真守しかいないだろ!(笑){/netabare}

【23話の感想】
{netabare}今回はアイドルMVの作り方。未成年は深夜働いてはダメとか(ブラックな職場の代表格だった芸能界も「コンプライアンス」が浸透ですか(笑))、地下アイドルは大手事務所所属アイドルの10分の1以下でMV作ってるとか、ちょいちょい取材の成果らしき「リアル」を挟んでくる。
本作のテーマである「汚い現実」を「きれいな嘘」で覆い隠したのが芸能界。個人的には、こういう社会派的なところ好きです。

あとは、アクアの前世である雨宮吾郎の生い立ち。吾郎は父親が誰かわからないのですが今のところ手がかりはなし(物語に関わってくるかも不明)。ルビーの前世である天童寺さりなとは、母親からの愛情に恵まれなかったところが共通点。おそらくアイの本来の子供は、「魂がなかった」と言っているので死産だったと思われます。

1期ほどの盛り上がりはなかったですが、2期も概ね好評だったので3期もあるとは思うのですが、おそらく原作漫画が、原作陣が長期休養などに入らない限り、1年以内に終わりそうなので、まずはそっちを見届けたいと思います。{/netabare}

【24話の感想】
{netabare}今話でアクアと黒川あかねがキスしていましたが、あかねって『東京ブレイド』の「鞘姫」がそうであったように「負けヒロイン」感が満載なんですよね…。個人的には、あかねとアクアとの関係を原作漫画の最終回に向けてどう決着させるのかが注目点だったりします(ほっぺを膨らませるあざとさなどで、女性人気はあまりないようですが(笑))。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 11

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

案の定原作同様のダレ方、アニメはこれでも中だるみを上手く誤魔化せてる、おすすめ度★★☆☆☆

ついにスタートした待望の2期。原作だと賛否分かれる舞台編、そして原作は舞台編以降失速気味になってしまうのだが、果たしてアニメではどのようにして盛り上げてゆくのか。

芸能界の影と光に着目したドラマとサスペンス要素を掛け合わせた内容なのだが、原作ではサスペンス要素は舞台編は停滞している印象で、案の定舞台関係のゴタゴタを繰り返している描写が多い。某日テレ系列のドラマの事件を彷彿とさせる制作と原作のゴタゴタをアニメで揶揄する展開は琴線に触れかねない話題。

それはさておき、この舞台編から原作が急転直下でつまらなくなってゆく。舞台編は大筋のサスペンスそっちのけで芸能界の豆知識をうだうだやるだけでダレにダレているのだが、アニメは派手な演出と作画の動きで躍動感や勢いを持たせているため、これでもだいぶ原作よりは見応えはあると思う。

とはいえアニメの演出で取り繕おうが、つまらない物はつまらない。赤坂アカ作品は初速のインパクトは凄いが終盤になるにつれ面白くなくなるとよく言われがちだし事実、かぐや様は告らせたいも終盤は失速が酷すぎたのだが、まぁ推しの子も同じ轍を踏んでいるわけで…

アニメにおける舞台編は映像表現だけは凄いけど、肝心の内容はとにかく牛歩がすぎる。芸能界の裏側や闇を描くのがもはや目的であり、本筋の復讐がしばらくそっちのけになるのでテンポをそいでいるだけ。9話も費やす必要が薄い。

原作とアニメ2期追って思う事だけど、原作の方は後付け設定や復讐主軸によりかけてルビーが雑な扱いになりつつあるので、案の定全盛期は1期までだなぁと思わせられる原作も引き伸ばしや作者の逆張りが見え透いた展開が続く。1期っていうかB小町ファーストライブまでは不満もあれど悪くは無い感じで良くも悪くも先が気になる感じだったがなぁ、この作品も同じ赤坂作品のかぐや様は告らせたいの竜頭蛇尾のDNAを引き継いでしまった訳か…

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お気に召すまま

“アイのお気に召すまま”と言うべきか。
これは今期のオープニングを見るまでもなく、2.5次元の住人に、原作者と製作者、役者を巻き込んで演じられるメタ世界。

"All the world's a stage,
(この世はすべて舞台だ)
And all the men and women merely players;
(男も女もすべて、ただの役者に過ぎない)
They have their exits and their entrances."
(皆それぞれに登場し、退場していく)

足し引きすることは何もなかろう。

しかし、このセリフの直前には「見るがよい、不幸なのは我々だけではない。この世という広大な劇場(This wide and universal theatre)では、もっと悲惨な見世物が演じられている」というセリフが置かれているそうだ。
それゆえに、かの名セリフが際立つのである。
(音楽之友社WebマガジンONTOMO、体感シェイクスピア! より抜粋)

あえて言うなら、その語り手である『憂鬱なジェイクイズ』同様、すべてを達観し、俯瞰する“脇”、アクアくんの存在が映えるのであり、“アイ”と言う見せ物がさらに輝きを放つわけだ。

もちろん、キレッキレの演出と作画、そして今回もまた道化役を演じてくれる有馬カナ、何よりアビ子先生の個性があればこその舞台であることは間違いない。そうでなければコメディとして成り立たないのであるから^ ^。
                (2024/07/19)
それぞれの“願い”が結界を越えるとき、
夢が現実に滲み出すのである。
それは神仏の戯れか…、
登場する者、そして…、

えっ!えぇぇぇぇ〜〜〜!

3期が待ち遠しい。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 12

62.8 2 2024年度の母親アニメランキング2位
戦国妖狐(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (78)
208人が棚に入れました
時は永禄七年(1564年)、人の営みの傍らに闇(かたわら)と呼ばれる魑魅魍魎・妖怪変化たちが息づく戦国時代。齢200年を生きる人間好きの妖狐・たまと、縁あって義姉弟となった、人間嫌いの仙道(仙術使い)の少年・迅火は「世直し姉弟」を名乗り、人に仇なす闇・障怪(さわり)退治の旅をしていた。旅の最中、障怪退治を生業とする僧兵集団・断怪衆(だんがいしゅう)と関わった姉弟は、彼らが障怪に対抗するため、人と闇を人為的に融合した存在・霊力強化改造人間を擁していることを知る。人と闇を辱める所業に、義憤の念に駆られたたまと迅火は、その行いを糾すため、武者修行中の自称浪人・兵頭真介と、断怪衆から脱走した霊力強化改造人間の少女・灼岩と共に、断怪衆総本山へと乗り込む。姉弟たちと敵対する形となった断怪衆は、その討伐のため「闇喰い人」を自称する剣士・雷堂斬蔵と、霊力強化改造人間の精鋭・四獣将を差し向ける。

声優・キャラクター
迅火:斉藤壮馬
たま:高田憂希
真介:木村良平
灼岩:黒沢ともよ
千夜:七海ひろき
月湖:内田真礼
なう:豊崎愛生
神雲:乃村健次
道錬:稲田徹
烈深:宮城一貴
山の神:高垣彩陽
りんず:鈴木愛奈
野禅:津田健次郎
雷堂斬蔵:東地宏樹
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

【3話までの感想】3クールじっくりと闇の深さを思い知りたいです

闇(かたわら)と呼ばれる化け物が跋扈(ばっこ)する架空の戦国時代を舞台に、
人間好きな妖狐・たま、人間嫌いで闇(かたわら)になりたい仙術使いの迅火による、
人に仇なす闇(かたわら)・障怪(さわり)退治の旅などを描いた、
水上 悟志氏による同名原作コミック(未読)の連続アニメ化作品。

水上氏が脚本した1クールアニメ『プラネット・ウィズ』にせよ、
2クール・アニメ化作品で作画が酷いと呆れられた『惑星のさみだれ』にせよ、
私にとって、水上氏関連作品は、巨視的に人間を捉え心理を掘り下げることで、
私の心の養分となる糧を与えてくれる貴重な存在。

よって今回のアニメ化も、私は放送を心待ちにしていました。
この原作コミック、私は知らなかったのですが、
各アニメスタジオの棚に結構並んだりしているアニメーター界隈でも映像化待望の作品だったそうで。

当初、原作の「世直し姉弟編」「千魔混沌編」の主人公交代しながら展開する二部構成を回想も駆使しながら2クールに押し込む計画だったとのことですが、
それでは収まりが悪いと制作・WHITE FOXの社長判断で3クールに変更したとのこと(※)

この冬アニメは商業的成功よりも、視聴者に気軽に消化されるだけじゃ済まさない。
作り手としての矜持を示すといった感じのクセ強な作品も散見されますが、
本作はその最たる物。


これまでの水上作品は水上氏自身がシリーズ構成・脚本を手掛けて、
独特のリズムが乱調のリスクもはらんでいましたが、今作では花田 十輝氏が担当。
花田氏は、リミッター解除され、痛々しい人の心の闇の描写まで振り切れば、名手として真価を発揮する脚本家なので、その点もプラス要素。

そして何と言っても劇伴・エバン・コール氏。
『ヴァイオレット~』『~フリーレン』のピアノとオーケストラだけでなく、
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、アニメ版『わた婚』で和楽器アレンジへの対応力も知る身としては発表された時から悶えるくらい楽しみでした。


で、初回から3話まで観て。
早速、{netabare} 貧しい民を誑(たぶら)かして霊力改造人間に貶める障怪(さわり)退治の僧兵軍団・断怪衆(だんがいしゅう){/netabare} という下衆の極みのアジトに殴り込みに行く ハードな展開。
史実でも架空でも戦国坊主共は喰えない連中ということなのでしょうかw

その下衆に見える言動すらも、見る角度を変えれば必ずしも絶対悪とは言い切れない。
典型的な巻き込まれ型主人公視点の浪人・兵頭真介を通じて、
視聴者も未だ思索したことのない仙道と闇の世界という、
未知の領域へ誘われ価値観を拡張される。
序盤からスケール感のある水上作品の醍醐味は堪能できています。

作画もバトル比率が高く、動きが多いアニメーションをWHITE FOXがCGも交えながら無難に処理。
ただ、メインはあくま心情描写で、高作画カロリーのバトルアニメで圧倒するまでは行かない印象。
これから分割なのか連続なのかは分かりませんが、全3クールの長丁場。
スタッフも私も嚙み応えのある戦国奇譚にバテないように完走したいと思います。


【参考文献】※「月刊ニュータイプ」2024年1月号

投稿 : 2025/02/15
♥ : 15

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

なんともドメスティックな物語…。水上作品はいつもこれだよ…。

 最終話(13話)まで観ました。2024.04.06 

 1期目終了です。連続2クール2期は7月からだそうです。しかし…、惑星のさみだれもそうでしたが、兄弟喧嘩や親子喧嘩で周りの人々を巻き込んでバトルするんですよねぇ…。

 どうしても、身内で争っている感が強く、素直にバトルを楽しめません。そして、無意味に他人キャラが死亡するという…。

 楽屋オチバトルに何で付き合ってやらなぁあかんのか?一回疑問に思うと駄目ですねぇ…。タマとビッチママの話なんてどうでも良いのだ!

 マイナー紙ではウケるのかもしれませんが、一般人向けでは全く無い様です。みんな騙されているですぅ…。折角の戦国時代なのに、もっと何とかならんのか?

………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2024.03.14

 う〜ん…。コレ、本当に原作人気なんですか?過大評価じゃね?熱狂的なファンがいるのかな?世界線が異なる特異点で人気がある様な話ですねぇ…。所詮マイナー紙連載か。

 山の神のもとで修行したり、ロリが新規に仲間になったり、龍と戦ったりしますが、何をダラダラやってんの?後2クールもこの調子なんですか?

 昔のドラゴンボールや、キン肉マン等の水増しアニメを観ている様な感じです。クリリンがアウアウ言ってるうちにAパート終了的な…。

 こんなに内容の薄い話に付き合っている暇のある視聴者なんて現代日本にいるんかいな?

 コレでエエんか?本当に?と言う感想しかありません。マイナー原作を人気がある様に装う詐欺組織でもいるんかいな?本当に謎やで!
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.02.22

 馴れ合い茶番バトルの末に、雑にメインキャラを退場させおった!?なにコレ?何が起きている?8話で復活するのかな?

 断怪衆とのやらなくても良い喧嘩がまだ尾を引いています。もう、詫びを入れて許してもらえよ…。小指位でOkそうですが…。

 これ、本当に原作人気なの?惑星のさみだれも作画が悪かったんじゃなくて、神作画でも結果同じだったんじゃね?ギャグっぽいのに人が死ぬ系はちょっとなぁ…。

 原作が古いのか?このノリで3クール?損切りするなら今ですよ〜と、ゴーストの囁きが聴こえてきそうです。
……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2024.02.09

 単純な妖怪バトルにはしたく無いんだよ〜!と、言うのは分かりますが、迅火さん…、龍にびびり過ぎじゃね?こいつは結局、弱い奴には強い的なキャラなの?

 良くこんなんで断怪衆に喧嘩売ったな〜。妖狐のたまは他人事みたいな感じだけど、お前も当事者だろ?

 結局、龍から逃亡するために旅に出るって、何がしたいのかな?作画は良いので惑星のさみだれほど、酷くはないですが、結局茶番バトルをするのかな?

 3クールこれに付き合うのか〜。たま陣営の目的も世直し+仙人化+自分探しと、盛りだくさんの割には曖昧なので、もう5話で俺達の戦いはこれからエンドでも良い様な…。

 私、これからの主人公達の旅の行く末を想像するとゾクゾクして、視聴する気力を失いそうです。

 これから面白くなるのか、原作ファンに教えてもらいたいです。
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.01.16

 同作者のプラネットウィズ、惑星のさみだれが、世界系すぎて合わなかったので、どうかと思いましたが、結構面白くなりそうです。

 戦国時代が舞台ですか。良いですねぇ。自力救済の殺し合い上等の世界ですが、弱いながらも一応全国的な秩序がある時代なので、物語が作りやすいです。

 古代みたいに話も通じない異民族的な勢力が割拠しているより、馴染があります。

 ただ、有名大名とか出てくると一挙に嘘臭くなるので、塩梅は難しそうです。

 単なる妖怪バトルの犬夜叉みたいになってもアレですし、バランス感覚を保って戦国時代を描き切れるか、今から楽しみです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

うーん、まあ悪くはないですが

水上悟志と言えば惑星のさみだれの人というイメージで。
まあアニメは不幸なことになってしまいましたが漫画は良かったのですよ。

というわけでこの人か、とは思ったのですが…。
どうなんでしょね。1話だけ見る限りでは… 普通ですね。

いや全然悪くはないのですが、特に良いわけではない普通のバトル物としか。
うーん、まあ普通。

特にキャラが気に入ったわけでもないです。

それだけなのでしょうか?

どうなんでしょうね。一応作者を信じたいところですが…。
まあ見たいにしておきますけれど、どうするかは考えます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

64.2 3 2024年度の母親アニメランキング3位
アクロトリップ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (60)
169人が棚に入れました
みつけた、熱くなれるもの(魔法少女)をー祖父のもとを訪れた地図子は、街を守る魔法少女・ベリーブロッサムと出会い、たちまち夢中に。 しかし、敵対する悪 の組織「フォッサマグナ」総帥・クロマの攻撃があまりにもパッとせず、2人の戦いは見応えゼロ。もっと、ベリーの活躍を愛 でたい地図子はモヤモヤを募らせていく・・・。 「魔法少女をもっと輝かせたい・・・強いてくれ、苦戦を!」 その欲望(?)が、内気な少女を悪の路に導いてゆく―。

声優・キャラクター
伊達地図子:伊藤美来
クロマ:島﨑信長
ベリーブロッサム=乃苺佳寿:水瀬いのり
マシロウ:河西健吾
大溝芭隆:森久保祥太郎
心亜:花井美春
月:沢城千春
ヒュー:子安武人
おじいちゃん(伊達翠京):相馬康一
クマ怪人:亀山雄慈
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今思えば24年のアニメで一番印象に残ったのは本作だったかも。

 2025年も1か月が過ぎ2024年の作品で見返したいのは何かなと思った時、真っ先にこの作品が思い出されました。続いて「終末トレイン」かなあ。25年冬が不作なので、見返していたらリアルタイムよりもはまってしまいました。

 本当に面白い。なんでしょうね。地図子もベリーブロッサムもクロマもマシロも皆主体性があるような流されているような感じ。人間の弱さと願望にものすごく人間臭いリアリティがあるんですよね。

 特にベリーブロッサムが可愛いのはあるんですけど、キャラ造形が平凡なようで独特で不思議な魅力があります。それは、何となく生きづらい少女のカリカチュアであると同時に本質でもある気がします。加えて、まっすぐな性格がいいんですよね。ゴミ拾いをしているシーンで不覚にもジーンとしてしまいました。その滑稽なまっすぐさに、エロを排除した視点であこがれる純粋な気持ちはあるんですけど、並列して倒錯的なマゾヒズムも感じるというか…

 それを熱狂的な視線と少し冷めた視線との両方で地図子が見ている感じが素晴らしい世界観を作り出しています。そう、全員に共通するのがこの不思議な同時性というか2面性というか…唯一ぶれないのがおじいちゃんというのが計算なのか偶然なのか。

 全体的にわけのわからないこの世の中の縮図のようななというか…正義と悪のマッチポンプというテーマ性も面白いです。
 作品の構図はまどマギのパロディなんでしょうけど、そこから意味性を排除したことにより、かえって人間にリアリティがあるというか文学性があるというか…

 もちろん「まほあこ」でもあるんでしょうけど、あちらが魔法少女を構造的に分解した上で再構築したようなエロパロディとしての完成度の高さがあるなら、こちらは魔法少女の脱構築が奏功しているというか…その証拠が最終回の温泉回です。あの宴会でものすごく満足したんですよね…我ながら言語化できない分析力の無さにじれったい思いがあるんですけど。

 そしてなぜかアマゾンで全巻ポチッてしまいました。マンガを読んで何かつかめたらもう少し追記します。




以下 以前のレビューです。


正義と悪のマッチポンプに何を見出すのか。非常にいい最終回でした。

 妙に気に入り最後まで見ました。そして、最終回は何も明かしていないに等しいですが、そこが良かった気がします。

 正義と悪のマッチポンプが作品を通じてずっと描かれてきました。悪がいるから正義がいるのか、正義の存在のために悪が必要なのか。オオミゾテクニカという企業が何を考えて悪の組織をやっているかわかりませんが、悪と正義を生み出している謎の正体がその企業にある。これらは資本主義社会そのものと言えるし、世界情勢とも重なります。

 オオミゾテクニカというのはオーディオテクニカのもじりですが、オーディオテクニカが何の企業だかわからないという経験が原作者にあったのかもしれません。
 名前だけは知っている。じゃあ、何してるの?という感覚ですね。有名な企業だけど名前しかしらない。名前も知らないけど重要な企業。そういうなんだかわからない企業社会と、正義と悪がなぜ必要かの意味が重なってくる気もします。

 あるいは、最終回で描かれた皆仲良く宴会している様子です。ここに人間関係というのは、理由がいるのか?という構造も入ってきます。特にベリーブロッサムは何もない女の子です。正義が無ければ、趣味も友人もいなさそうです。その何もないベリーブロッサムに意味のない悪で存在意義を与え、あこがれる少女ダンテ(地図子)というファンであり敵を生み出す。

 母親からの電話をなぜ宴会の途中に入れたのか。そこに地図子の今の内面が見えてくる気がします。

 咀嚼すると味が出てくる非常に面白い話でした。ドキドキワクワクで、エンタメ度が高い話ではないですが、毎回妙に考えさせられました。特にベリーブロッサムの描写が秀逸で、空っぽなのに存在感がの強いキャラ性が何かを象徴している感じがありました。

 それともう1つの構造。創作物における魔法少女ヒロインとは何か?ですね。正義と悪のマッチポンプの問題とも重なりますが、その存在意義や活動に意味が無いような話を皮肉っているともとれます。
 草津であることは、アニメにおけるご当地物の描写を揶揄する皮肉もある気がします。それと草津温泉はエセフェミの問題があった町ですからね。いろんな意味が重なってくる気がします。

 毎週楽しませてもらいました。不思議なよくわからない感覚がありながらも、考えさせられるきっかけがある作品になっていると思います。




1話 メチャメチャ面白いんですけど?目のギザギザだけ気になる。

{netabare} 冒頭の軽トラのキンコンは頭文字Dで有名ですが、1986年に廃止されています。そして、おじいちゃん宅は黒電話です。おじいちゃんの家が古くて質素と言いたいのかなあと思うと、一方で、台所をはじめ部屋は綺麗なのが、ちょっとよくわかりません。
 軽トラのキンコンは80KM以上です。田舎だからスピードが出せるという設定かなと思うと結構大きな街の描写です。医者が不便でイオンに人が居ないのは田舎の象徴ですが、その割にビルが立ち並んでいます。中学校も大きいです。このチグハグさがあって設定が良くわからず、その演出意図(あるいはプロップデザイン?)は微妙かなという気がします。

 ただ、面白いんですよね、滅茶苦茶。話の展開はもちろん、テンポがいいのが効いているいると思いますが、演出が作り出す面白さも大きいので、演出がいいのか悪いのかよくわからないです。
 見ていると、説明がなくてもどこで何をしているかわかる背景描写、無駄な展開、カットの切り替えの工夫などが素晴らしいと思います。レベルが高いのか低いのか、バランスが良くわかりません。

 目のギザギザが気になりますけど、作画については人物の作画は結構ちゃんと動いていて、絵が綺麗なだけの一見作画が良い作品よりも動いていました。

 気になるのがイオンモール?での黒髪のスーツの男と青髪の童女がなんなのかですね。対立組織なんでしょうか。(追記 キービジュアルにいました)
 それとTVでやっている有名な魔法少女をいままでヒロインは知らなかったの?という部分です。そこはローカル局であることを演出でちゃんと見せましょう。それともヒロインとの出会いのころは無名で有名になってきたということなんでしょうか。どんどん強くなっているらしいですからね。

 あまり魔法少女本人のキャラを深掘りする感じではなく、悪の組織内部のワチャワチャを楽しむ話に見えます。魔法少女側の堕落とかも見たいですけどね。これがどんどん右肩下がりになるのか、上がっていくのかが問題です。

 ファン故に魔法少女の苦戦を望むヒロインなどは「まほあこ」を想起する展開ですが、調べると原作連載はこっちのほうが早いんですね。

 制作会社のVoilは新進のアニメ制作会社みたいですが、頑張ってほしいです。{/netabare}


2話 想像以上にくだらないけど、毎週見ます。

{netabare} 想像の10倍くだらないですね。1話で真面目にレビューしたのが恥ずかしいくらいです。

 ただ、面白いんですよね。最近あまり見ないボンボンとかコロコロ的感性ですね。そう、これは完全に感性の問題ですから、何が面白いかというのは難しいです。これを言語化できればなあとは思います。たぶん、毎週1回見るから良いんでしょう。連続で見るような作品ではないですね。 {/netabare}


3話 そこはかとなく面白い…ちょっとベリーブロッサムが気になります。

{netabare} 年齢層が分からない…ということはないですよね。「りぼん」なんですから。全5巻ですから少女・女児向けとしては長いですよね。5年間続いています。
 TV放映だとMXだと22時から、ATーXで23時から。そしてBS日テレは0時30分から。うーん…なぜ作ったのか?企画プロデューサーは何を狙ったのか。それが気になってしょうがないです。

 エロも萌えもありません…いや、ある意味では萌えかも…私はちょっとベリーブロッサムのキャラ造形が気になってしょうがないです。あとじいさんですね。じいさんが超越的な存在…ジョーカーな気もします。

 そして不思議な面白さ…本当に不思議ですけど、そこはかとなく面白いんですよね。本当に不思議です。{/netabare}


4話 悪が無ければ正義はどうなる?いいですね。ぜひ深掘りしてほしいです。

{netabare} 「宇宙戦艦ヤマト」の古代は「さらば…」で輸送艦の艦長をしていました。「機動戦士ガンダム」の1年戦争の英雄であるアムロは半分幽閉状態となりました。つまり、悪がいない力というのは邪魔ものでしかありません。あるいは悪がいるからこそ輝く存在でもあります。言い換えると平和に生きられない英雄たちです。

 これは古代中国から連綿と続いています。為政者にとって力とは恐怖でしかありません。

 アニメにおける正義と悪の描き方はどんどん進化してゆきます。「エヴァ」「デスノート」「まどマギ」。「サイコパス」や「ガンスリンガーガール」はいいところまで行きましたが、正義と悪について言えば内容が残念でした。
 その「サイコパス」と「ガンスリ」を上手く翻訳したのが「リコリスリコイル」だった気がします。見せかけの平和に対するバランスとして悪が必要というのが真島の主張でした。70年代から正義と悪についての描き方は随分と進化しています。

「悪がいなければ正義はどうなる?」これは、深いテーマです。歴代の魔法少女ものでも「悪」が無ければ異能が使える異端者がいるだけです。そしてまた、武器商人の理屈にもなります。そして、力による無理やりの平和は正義なのか。あるいは人間には正義と悪が必要なのか。

 本作のベリーブラッサムはその矛盾を非常によく表現していました。彼女にゴミ拾いをさせたのは素晴らしいと思います。そしてあの表情。なかなか深いなと思います。

 題名が「悪(アク)」の「路(ロ)」を行く(トリップ)ですからね。当然これが主題となるのでしょう。悪路はぬかるんだ道でもあり、また、アクロには「つなわたり」の意味もあるそうです。つまり、地図子の不安定な立場もダブルミーニングがあるのかもしれません。
 そういえば地図子という不自然な名前の意味もどういうことなんでしょうね?

 くだらない話ではありますが、この作品…というよりベリーブロッサムに不思議と引き付けられます。「まほあこ」もこの正義悪の対立構造をベースにしていましたね。やっぱりアニメの爛熟期だけにこういう不思議な魅力がある作品が時々でてきます。 {/netabare}


5話 今季で一番面白い…のか?ベリーブロッサムが可愛すぎる。

{netabare} ベリーブロッサムが可愛くてしょうがないです。ああいういい子は生きづらいですよね。わかります。その断れない性格にちょっとマゾ気質を感じます。あのネコ的なものはキュゥべえなんでしょうけど、何をたくらんでいるのか。

 お地蔵様のシーンとか可愛くてたまらなかったです。あと、猫にミルクを飲ませるのがギャグなのかどうなのかが分からないのもいいですね(本当は猫はミルクでおなかを壊すことがあるのであまり与えない方がいい)。

 また、正義と悪のマッチポンプがいい具合にシュールギャグになっているというか、ある意味哲学的というか…この辺やっぱり「まほあこ」との共通点を感じます。

 すっかりこの作品の魅力に取りつかれてしまいました。今回、バタバタしてまとまりがない話だったんですけど、一番面白かったです。{/netabare}


6話 孤独は何よりも辛い…ちょっと「聲の形」を思い出します。

{netabare}「聲の形」をちょっと思い出しました。孤独というのは何よりも辛い。だから、いじめられていてもコミュニケーションをとってくれるなら、黙って見ている聴衆よりも近い存在である。そこがあの作品の冒頭の意味でした。

 悪事を働く。この正義と悪のマッチポンプが孤独を癒すものだとしたら、つまり、自分の存在確認だということでしょうか。逆に言えば、悪に落ちるきっかけは孤独ということでもあります。正義と悪が錯綜して助け合うのも、同じですね。そこにコミュニケーションがあるということで、それを壊す本来的な悪はノイズでしかありません。

 あるいはもっと言えば宗教テロを起こした彼の集団の人はみんな頭が良かったそうですね。クロマの性格造形に共通点を感じます。

 そして、クロマの発言に真っ赤になるベリーブロッサムは人とのコミュニケーションが苦手なのでしょう。

 クロマもベリーブロッサムもどこか哀愁があります。ヒロインの能天気なファンであることよりも内面的な闇があるというか。猫の正体も何となくわかりましたね。

 浅いようで深い…というのは錯覚かなあ?錯覚だとしても、物語としては面白いです。 {/netabare}


7話 意味が分からないから考えるという物語体験の機能が働いている

{netabare} 浅いのか深いのかまったくわかりません。眞嶋の感情はなんとなくリアリティがある気もしますし、コンプレックスの変形というか人間のエゴとか狡さ、堕落みたいなものも感じます。とはいえ、単なる不条理ギャグの出来損ないに見えなくはないです。

 このまま意味性を持たなければひょっとしたら純文学になる気もしますし、テーマ性があるとすると悪にあこがれる心理を丁寧に描いている気もします。その辺はやはり咀嚼しないとわかりません。

 本作が1クールで結論までたどり着くのかどうかまったくわかりませんが、「わからないから考える」という本来創作物が持つ機能が忠実に働いている気がします。実は物語の体験でこれがかなり重要です。この作品は何がいいたいのか、何を体験したのかを咀嚼することでその作品が記憶に残りますし、自分の人生の一部として内面で活きてきます。

 サラリと全部説明する作品を私が嫌うのは、この物語体験ができないからです。それは浅い深いの問題でなく、受け取り手がどういう態度でアニメを始めとした物語との向き合い方をするのかの鏡となる、というと言いすぎかなあ。{/netabare}


8話 滅茶苦茶の様で整合性があるので、ギャグというよりコメディかなあ。

{netabare} 新キャラ2人出して何をしたいんだろう?という感想を持ちました。もう8話なのに。ただ、やっぱり面白いんですよね。新キャラの使い方はメチャクチャのようで整合性があります。
 つまらないのが面白いとかいう反語的意味や、メタ的視点から見た物語の脱構築というわけではないです。今回は間というかズラしというかそこが上手く機能してたかなあ。

 不条理に近い無意味さはやはりどこかで感じますが、それほど病的なものは感じません。不条理と言えば「ねこじるうどん」「コジコジ」などでしょうけど、ああいう異常性は感じません。その点ではボーダーラインよりもかなり正常に近い変わり者というレベルです。だからこそ安心して見られるという気はします。

 そういうどこか整った感じがあるので、ギャグの面白さよりもむしろエピソードとキャラを楽しめています。したがって、実はギャグではなくコメディの気もします。流れに意味性が強くありますので。{/netabare}


9話 意味がますますわからなくなってきました。

{netabare}  なんだかもう意味がわかりません。面白くないという意味ではないのですが、これで1クールどうするんだろう?という気がしてきました。まあ、素直に面白がっていればいいのかもしれませんけど。

 日常の中にある正義と悪という感じだけは意味としてはありますけど。{/netabare}


11話 レゾンデートル的な問いかけを強く感じます。

 悪とはなにかを地図子は自問自答します。その問いはどうやったら悪に見えるか?という浅い問いかけです。ですが、その直前にベリーと2人で過ごす時間がありました。正義のために悪を行う。つまり、ベリーがいなくなれば悪を行う意味がない。これが面白い構造ですよね。

 それを補強するのが、マシロウです。悪から正義になった。その理由が復讐だとしたら?存在価値・レゾンデートルだとしたら?そう、マシロだけでなく、主要な登場人物にこのレゾンデートルの問いを強く感じます。その行為に意味はあるのか。その意味は誰のものか、ですね。

 1話からずっとこの視点でこの作品を見ていますが、個人としては一般人かそれ以上に道徳心が強い地図子がその立ち場にいるのがいいんですよね。こういうテーマなんだか構造としていれたのかわからないけど、作品の根っこの部分に考えさせるのがいですね。


 
 
 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 13

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法少女に憧れる内容ですね。うーん、悪くはないのですが…

何か聞いたことあるタイトルだと思ったら、ドヤコン… げふんげふん。
まあ気にしないでいきましょう。

少女漫画なら微妙かな、とややテンポも悪いし絵柄的にも好みじゃないし…。
と、少々冷めて見ていたのですが、テーマがはっきりしたら一応興味が出てきました。

魔法少女のファンの主人公が、悪の組織の参謀としてスカウトされるわけですね。

…何か「魔法少女にあこがれて」「かつて魔法少女と悪は敵対していた」あたりと被っている部分が見られますが。
別にパクリってわけじゃないです。

うーん… まあ、悪くはないですね。
ただ、設定が悪くないからって面白くなるかは話は別。

魔法少女にあこがれてほど男性が見て面白い話にはならないんじゃないかな…。

基本は悪の幹部とのラブコメ?
そっちも別になぁ。
別に設定等は悪くはないですが、いちいち男性が見るほどの内容ではなさそうに思いました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

後半失速気味なギャグアニメ…。もっと突き抜けても良いのに。

 最終話(12話)まで観ました。2024.12.23

 敵味方みんなで草津温泉へ!みんなで仲良く楽しいね!孤独な少女だった伊達地図子にも居場所が出来た様です。

 伊達地図子目線からすれば、魔力とは何なのか?マシロウとは?フォッサマグナとベリーブロッサムは何のために戦っているのか?等の設定をぶん投げたまま回収しないくても何の問題も無いのですが、外野の視聴者的にはコレで終わり?感があります。

 伊達地図子の成長と居場所を求める物語にギャグで味付け的なアニメなので、突き抜けた展開はありません。エチエチ路線のまほあこや、グロ全開のまどマギとは似て非なるもので、コレはコレで良いと思います。

 ただ、アニメとして面白いかと言うと…、子供向けな印象が強いです。深夜アニメとしてやる必要は無かった気はします。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.11.19

 主人公の伊達地図子、悪の組織の参謀にスカウトされ、愛してやまない正義の魔法少女ベリーブロッサムと戦うことに…。

 勢いで押す系ギャグとして、面白くなりそうだなぁと期待した時期がありましたが、どうも後半雲行きが怪しいです。

 皆様のレビューにもありますが、何か面白く無いんですよね。ギャグとしても、シリアスとしても中途半端です。

 特に7話で悪の総裁クロマと魔法少女のマスコット、マシロウの因縁が描かれますが、どうでも良いです。魔法少女なんて言う荒唐無稽なものの存在に、整合性を持たそうとすると、まどマギ路線にならざるを得ませんが、どの方向を向いているのかな?

 伊達地図子が良い子ちゃんかつ常識人のままで、突き抜けた部分が無いので、まほあこ程のインパクトも無く、クロマやマシロウもそこまでキャラが立って居ない…。

 このまま低空飛行微温ギャグ路線を継続されると流石に観るに堪えません。何かテコ入れが欲しい所ですね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3

58.3 4 2024年度の母親アニメランキング4位
ぶっちぎり?!(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (68)
165人が棚に入れました
―逃げぬ心と見つけたり―灯荒仁(ともしび あらじん)は、かつての親友浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれていく…。そんな中、巨大な魔人の影が現れ…?! 監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、キャラクターデザイン・加々美高浩、制作・MAPPAが送る、ヤンキー×千夜一夜物語!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヒロインがアバズレ!今更ヤンキーかよ…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.07

 ヤンキーアニメなのに、人間以外が表に出てきてバトルするので、何やってる感が強いです。

 ヤンキーモノの定型で、地元の仲間が一番大切みたいなオチなのも既視感しかありません。

 アラビアンナイト的なキャラ設定も上手く機能していません。作画がとても良いので、もう少し、面白そうな企画は無かったのかな?と不思議に思います。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.02.05

 こんなんウケると思ったんか?東リベがヒットしたけど、アレは、ダラダラと喧嘩に明け暮れたり、非生産的な生活を送っているヤンチャな下層階級を描いた純粋なヤンキーものではありませんよ?

 社会の脱暴力化が進んで、ヤンキーの就職先のヤクザも非合法化された現代に、こんな高校生いませんよ。

 たくましいワルガキ男子がバトルしているのを観て喜ぶ層はいるそうですが、もはや一般ウケはしないジャンルです。

 しかも、ヒロインの性格が悪い…。まぁ、ヒロインも本当は容赦無いDV彼氏になりそうなコイツらが好きでは無いのかもしれません。

 どういうヒットの方程式で作ったのか不明ですが、時代錯誤すぎます。マーケティングとか機能してるのかな?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6
ネタバレ

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

作画と音楽は◎だが、何がしたかったのか分からない期待ハズレな作品

2024/04/09 視聴完了 全12話

最後まで見ましたが、この作品の伝えたいことが掴めないまま終わりました。ヤンキー×アラビアン風の目新しい題材でしたが物語のせいで面白くなり損ねた感じ。全12話あるけど、話の積み重ねがないのが問題だと思う。
後半から一気に話がシリアスになりますが、前半の流れガン無視で主人公と幼なじみの話に焦点がうつるので、前半なんだったのという感じ。結局本気人(ほんきびと)ってなんだったんだろう。{netabare} 目立ってたヘッドの摩利人もあっさり退場だしほんと謎。 {/netabare}

主人公は、童貞を捨てたい!という強い思いを持っている設定ですが、強者のヤンキーたちに気に入られるという、ヒロインのような扱いでBL匂わせを感じました。脱童貞を掲げるキャラにありがちな貪欲なスケベ心もないし、スケベだけど芯があるというようなキャラ設定でも無い。影があまりにも薄い主人公で魅力に欠けていました。可愛い母親をババア呼ばわりしていたのも好きじゃない。
ヒロインも見た目は可愛いけど、極度のブラコンの変態で口が悪いというだけであまり惹かれる要素がない。
制作側が特に気に入って力を入れていたであろうヤンキーのヘッド摩利人は、かなり作画コストかかっていたし出番も多かったけど後半からの扱いが雑で残念。

魅力的になりそうなキャラはたくさんいましたが、物語が良くないので活躍の場もなく結果イマイチな感じなってしまっていました。

さすがのMAPPAと言うべき素晴らしい作画とキャッチーな音楽、声優のキャスティングもベテランから中堅勢、若手と幅広く起用していたのにも期待度高まっていたのに、結果面白くならなくて残念でした。物語をもっと練っていたら面白くなった気もしますが、期待ハズレな作品となりました。


⬇️以下途中レビュー
2024/01/18 1話視聴レビュー。
MAPPA制作のオリジナルアニメーション。

ヤンキー×アラビアンな作品。
レベルの高い作画で描かれる昭和感強めな作風が目新しい。
一部の女子に物凄く刺さりそうな雰囲気がある。
ヤンキーものなのにファンシーさも出してるこの感じ、化けそう。
今の所、ダサさ7割、面白くなりそうな予感3割な感じだけど、今後に少し期待して継続視聴してみたいと思います。

2024/03/11 8話まで視聴
ここまで見たけど中々面白くならない。もうダメかも。主人公の影が薄いし、ヒロインの魅力も欠けてる。力の入れどころに疑問を感じます。せっかくだから最後まで見るけど、今後面白くなることは無い予感。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 13

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

推しグッズ広告動画

東リベに続け!なヤンキーバトルイケメンアニメ。
やや懐かしいノリの悪ガキバトルにファンタジー要素をプラス。

東リべだとツラい層に向けたライトなヤンチャキッズのグッズ広告動画。
推しチーム人気投票!グッズたくさん!楽曲も買ってね!と搾取ビジネス臭が凄まじい。
これ大丈夫なの?と思ったがターゲット層の養分たちには好評なようで良かったですね。

威血頭(いちず)高校に転入した心優しいDTの荒神。魅那斗會(みなとかい)とシグマスクワッドの勢力抗争に巻き込まれる中、不思議な魔人との出会いにより彼の運命は大きく狂うことになる。

OP・映える見栄切りのカッコ良さはさすがMAPPA。好みではないが曲も合ってる。
ED・クセになる良曲。劇中ぶっちぎりでゲスいまほろが京アニヒロインっぽく見えて面白い。

05
よく言えば丁寧…なのか…

前回のヒキで一夜の匂わせ、今回で多分シンドの中にいる…はず程度の進展とシンドの回想説明回。一夜の登場引っ張りすぎでは?千夜とのシンクロ率が上がったのは愛こそ全て的な?ヤンキーやアラジンといったモチーフも古ければ、今時のサクサクファストアニメを否定しているようなじっくり進行の話運びまでもが昔気質。世代交代が進んでないのがよくわかる。

ツイッターでは養分たちがキャッキャとハシャいでるのでこれはこれでいいみたいです。
話がぜんぜん進まないのでもういいかな。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3
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