正義の味方でコメディなTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の正義の味方でコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月07日の時点で一番の正義の味方でコメディなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.6 1 正義の味方でコメディなアニメランキング1位
ワンパンマン(第2期)(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (627)
3401人が棚に入れました
趣味でヒーローを始めた男、サイタマ。3年間の特訓により無敵のパワーを手に入れ、あらゆる敵を一撃(ワンパン)で倒すヒーローである。ひょんなことから弟子となったジェノスと共にヒーロー協会で正式なヒーロー活動を開始する。 怪人発生率が異常に高くなる中、大預言者シババワが遺した「地球がヤバい」災害の可能性があると対策に乗り出そうとするヒーロー協会。そこに怪人に憧れるガロウが現れる。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、安元洋貴、早見沙織、緑川光、松風雅也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大事ヲ成スニ志ナカリセバ 煩悩ニ澱ミテ 毒林檎食ラフベシ

原作さわりだけ


息子の中学で流行ってたらしく、思春期の息子と一緒にゲラゲラ笑いながら観ることが出来ました。という極めて私的な理由で高得点。シンプルに楽しめる良作です。
OPの作詞が森雪之丞氏だったりJAMだったりで胸アツなのとサイタマ役の古川慎さん歌ウメェ~のEDだったりと主題歌が極めて優秀でございました。

全12話。作中では1期から継続しての13話~24話の扱いです。1期見逃したところで途中からでもついていける仕様だと思います。

肝心の中身は、1期と変わらずというかよくキープできたなという印象。
なぜなら宇宙最強を倒し、パワー系でインフレするなら自ずと限界が訪れると危惧していたからです。
2期ではそうならず、サイタマやジェノス中心だった物語から、別のヒーローたちの各々の立ち位置やお悩みといった視点から見るサイタマ像へと変化を加えてきました。
1人称から3人称への変化とでもいうべきでしょうか。
・ヒーローでもS級A級B級C級といったクラスの違いによる意識の差
・武道家/剣士といった協会所属してない猛者たちの思惑
・怪人を名乗る人間{netabare}。ガロウ(CV緑川光)良かったっす。{/netabare}
これまた個性的な面々で退屈しないのとモブに近いキャラすら一癖あったりでした。中心軸は怪人らで結成された“怪人協会”とヒーローを中心とする人間たち“ヒーロー協会”との闘いです。やや群像劇の装いで、深みといいますか拡がりが出たのではないかと思います。


ただし拡がりは諸刃の剣。あらためて1期の自分のレビューを読み返してどこに着目してたのかおさらいしてみました。見どころは概ね以下2点としてたみたいです。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

世間的には2.で名を馳せた名作と言われています。バトル作画の迫力に魅せられる、ということ。
ややふんわりとした群像劇ならばサイタマの登場機会は減るわけなのであります。それはワンパン数の減少と同義。制作会社の変更の影響は言わずもがな、前作ファンが本作に期待するところとのズレはどうしても生じてしまいます。このへんのさじ加減は本当に難しいことが理解できる2期でした。
さて、世間的には…としたのは自分が重きを置いてたのが1.だったから。思いの外影響は軽微だったのが幸い。
{netabare}前口上は前作以上。前座を務めたゴウケツ(CV乃村健次)戦でのスイリュー(CV松風雅也)。もはやプロ前座といえる大怪蟲ムカデ長老(坂東尚樹)戦でのジェノス(CV石川界人)。今回も楽しませてもらいました。{/netabare}


もう一つ1期レビューからの引用。本作のテーマについて

 “ヒーローってなんだろう?”

“夢”ではなく“志”の不足が気になってた1期です。「ヒーローになってサイタマはなにを成したいのか?」
今回出番少なめのサイタマは、その答えを探している描写が多かった。そして周辺キャラにも多くを語らせます。志無き者はアダムの林檎{netabare}(怪人細胞){/netabare}を手にしてしまうのです。ここを見逃すともったいない。林檎を手にした者はいってみれば「ヒーローになりたいだけ」の面々でした。

{netabare}志については奇しくも第18話で蛇咬拳スネック(CV三木眞一郎)がスイリューに語りかけます。
「お前のようなたいして志ももってなさそうなやつに!」
・・・巡り巡ってスネックらの志の高さにスイリューも感ずるものがあったようですね。良いシーンでした。{/netabare}


原作も続いているようですしなんとも中途半端な終わり方ではありましたが、私自身の中断は無くなりました。
“サイタマがヒーローになってなにを成したいのか?”を見届けたくなった2期です。



※オマケ
■気になったところ
{netabare}「オ兄チャン 名前ヲ決メテ!」
脳内再生けっこうな量に(笑)
結局キングは『どきどきシスターズ』をプレイできたのだろうか?{/netabare}

{netabare}腹こわしてしまった“音速のソニック”は怪人になり損ねてましたね。こういう小ネタがいちいち面白い。
お仲間の“疾風のウィンド”“業火のフレイム”なにげに里の命名規則を遵守しております。{/netabare}


■兄だけではなく
「S級ヒーローの小学生みたいな人、コナン君の声に似てない?」
と娘からの指摘。その通りだ、わが娘よ。もしかすると声豚属性があるのかもしれない。
そして小学生みたいな人のヒーローネームについては・・・言葉にするのはさすがに憚られました。


視聴時期:2019年4月~6月

-----


2019.07.07 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 51

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ジェノス「先生、俺に足りないものは何だと思いますか?」

サイタマ「え?パワーじゃね?(適当)」
ジェノス「ありがとうございます!!」

キング「(ああ、駄目だよ~!多分サイタマ氏を参考にしちゃあ・・・ジェノス氏~~~~!!)」



2019.07.11
せっかく打込んだコメントフォームが見事キレイさっぱり消えて落ち込んでますが再度挑戦!(泣泣)

ワンパンマン2期目。制作もマッドハウスからJ.C.STAFFに変わり、重箱の隅を突かないかぎり良く出来た方だと思います。
1期から続き。相変わらずサイタマはヒーロー活動において、
・打てば(ワンパンチ)で相手は『爆砕』。ダメージは「全く受け付けない』冗談みたいな体。
・軽くワンパンで済む戦いに、高揚感・充実感・充足感、命の駈け引きの緊張感も無く、ただただ虚しい日々。
・生活はいたって地味なマンション住まい。
・ハゲ頭に覇気の無い虚ろな瞳と態度。ダサいコスチュームという容貌もあり、「最強」でありながらもスグ敵を倒してしまうので目撃者も無く、大衆やヒーロー協会からも認知・認識が無い状態。
・風評、評価を気にすることなくサイタマは今日もヒーローを続ける。

今期はサイタマが出張ると話がスグに終わるので(笑)、彼の周りで起こっている状況・人物たちの群像劇。
正義の大義はどこへやら。ただの「パワータレント」組織の「ヒーロー協会」。数多の所属ヒーローたちは、保身と人気(ランキング)の固執をしてばかり。S級に至っては独善。傲慢・我儘マイペースと協調性無し。
そんな折、人間怪人「ガロウ(格闘家)」が名乗りを挙げ「ヒーロー狩り」を始め出し、被害もままならぬ事態に。
さらに、サイキック怪人・ギョロギョロが仕切る「怪人協会」が同時多発ゲリラ攻撃を仕掛けて街は大混乱。
その頃サイタマは・・・ヒーロー狩りのガロウが格闘家と聞いて武術にチョット興味を示し武闘大会に(ヒマつぶし&チャランコの代理で)出場という呑気ぶり。
なるべくサイタマとラスボス級をマッチングさせないようなストーリー仕立てでした。


特筆すべきはやはり「ガロウ」でしょう。
幼少時の屈辱、
・怪人推しの所為で同年代のクラスメイトからイジメを受ける
・『ヒーロー(正義)勝利>怪人(悪)敗北』という社会認知されてる絶対的常識に、怪人はいくら努力しても「絶対勝てない」という理不尽さに憤慨。
ならば自ら強くなり、怪人として名乗りをあげ、常識を覆そうと奮闘する姿は正にダークヒーロー。
終盤、複数のヒーロー相手に気を失いそうなダメージながらも孤軍奮闘する姿は主人公級。戦国末期の『剣聖(二天一流の)』みたいに思えます。
[どうでもいい余談]
半世紀近く続く「スーパー戦隊」シリーズも水面下では一時期疑問視されたことがあったのではなかろうか?
理念(普通に観て良い面)としては、
・人々を脅かす巨大な「悪」を、一人一人の小さな「正義」が結束して悪を撃ち滅ぼす。
・そして育まれる仲間との友情・絆・愛(優しさ)。
というものですが、スポンサーの為に毎回スーパーチートウエポン&ロボで戦う姿を「捻くれて」観ると、
・複数で単体怪人をボコりまくる。(イジメを助長するサブリミナル?)
・まるで最新装備で害虫駆除(人種迫害)をしているように見えなくはないか?
という見方もできます。
東映企画室の「八手三郎」も波風たたないように気は使ってるかもしれませんが・・・


で、堅物ジェノスも毎度毎度の通りクセーノ博士によりパワーアップしてはズタボロになり、またパワーアップしてはズタボロになり、周りの被害を考えない全力攻撃、でもやっぱりズタボロになる見事な「咬ませ犬」でした。(笑)

キャラ数が多く個別の活躍も多く入り、今期(12話)で収まりきらず、伏線バラまいて中途な終わり方になりました。
・「進化の家」の残党・アーマードゴリラを尾行するS級ヒーロー・ゾンビマン。
・怪人協会に誘拐されたヒーロー協会最高顧問・ナリンキの息子、ワガンマ(クソガキ)の大規模救出作戦。
・怪人化したソニックの同郷忍者、「疾風のウィンド」と「業火のフレイム」。
・怪人・フェニックス男に連れられたガロウの運命は?
・きっとまだ出番はあるぞ、不細工な子供・タレオ(笑)
などなど、続きが気になるトコロ。


3期まで時間がかかりそうですが品質落とさないように願って気長に待ちます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

wp38 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ワンパン、ワンパン

2周目視聴開始。

視聴後に思った事。(感想というよりほぼ推察ですw)
{netabare}ジェノスが追ってる暴走サイボーグ。それって彼本人なんじゃないのかな、と。
あとあの博士にも怪しさを感じる。

全身のほとんどが機械化されてるジェノス。
その処置や修理を行っているのがあの博士。
だから彼の記憶をイジくるくらいは簡単にできると思う。
1期の最後に同じS級在籍のメタルナイトは君の敵だと告げられてた。
彼のヒーロー活動は遠隔操作で動くロボットを使ってる。あれかなり高性能だった。
その正体はあの博士かもしれない。もしくは、博士と同等か彼以上の知識と技術を
持っている昔の研究仲間という可能性も。
劇中では顔の下半分や後ろ姿が少ししか映ってない。
それはある意味、全体を映すとすぐ正体が分かってしまうからだと思う。
博士の髪型はかなり特徴的だから、もし彼だったならあの描写と繋がってくる。

あと、1期で出てきた進化の家と称した実験棟。
あそこでの研究は、生物に改造を施し兵器として利用する為との事。
確か最終的には人体実験までやったって言ってたっけ。
ただ、実験に使った生物を完全にコントロールするまではいかなかったから全て失敗作らしい。
そこの所長の過去シーンには出てきてなかったけど、おそらくどこかのタイミングで
あの博士が関わってる気がする。
最強の生物兵器=サイボーグだから、そのプロトタイプがジェノス。
彼は災害で身寄りを無くした子供だったのか、あるいは本当に瀕死の重傷を負ってて、そこを
たまたま博士が見つけ、いいサンプルが手に入ったと思い救助という名目で彼を実験体とし、
その際、コントロールしやすくする為に人間の感情を残しつつ記憶を改ざんした。
何らかの理由でヒーローというものに対し恨みを抱いていて、報復の機会をうかがってる。

同様に、昔の研究仲間だった場合、ジェノスを作った博士に嫉妬心を抱いてて、彼より
高性能なモノを作る事で自分の方が優れていると証明する為。
S級認定を獲得したのも、宇宙船を解体・回収したのも全てはその為かもしれない。{/netabare}

まぁ原作見てないからあくまで推測で想像の域は出てないしこじつけ感があるのも否めないが、
こういった様な設定はよく見かけるし、自分で言うのもなんなんだけど、あながち全くあり得
ない事でもないのかなぁって思ってる。

あ、そういえば{netabare}サイタマのヒーローネームは1期での予想発言通り”ハゲマント”だったなぁ(笑)
彼が作品タイトルと同じ言葉で呼ばれる日はいつになるのか分からないけど、ただ、いまのヒーロー
制度があるのは、過去彼が協会設立者の子供を助けた事がキッカケみたいだから、もしかしたらその
事実を皆が知るって展開が来るかもしれない。呼ばれるとしたら多分その時だと思った。

最終回エンディング、「♪ワンパアアァ~ン」で始まる1期のOPが流れる。
曲が小さくなり、普段通り買い物して歩いてるサイタマのシーン。
もしかしたら隣にジェノスがいるかもしれない。
部屋に戻ると、TVで怪人が現れたという報道を見る、または協会から報告が入る。
おもむろにヒーロースーツに着替え、「行くか」「はい、先生」といったような会話の後、
ローアングルでサイタマがドアを開けるシーンが流れ画面全体が白くなる。
最後は黒バックに赤文字の作品タイトルがドンッ!って音と共に表示されて完結。
そういったよくみかける王道のような最後が頭に浮かんだ。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

64.6 2 正義の味方でコメディなアニメランキング2位
夜ノヤッターマン(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (696)
3335人が棚に入れました
辺境の地で、海峡の向こうを見つめる少女がいた。そこはヤッター・キングダム。正義の味方ヤッターマンが支配する、天国のような国だといわれている。

少女は、病気の母を助けてくれるようにヤッターマンに頼もうと、ヤッター・キングダムに上陸しようとするが、追い払われ、母は手の施しようがなく逝った。

ドロンボー。それはかつて存在した大泥棒の一団である。ドクロベエというボスの下、ドロンジョという美女がいた。その美女につかえていたのが、ボヤッキー、トンズラーというふたりの男。ドロンボーはヤッターマンと敵対し、戦いに敗れ、辺境の地へ追放されたのだった。

これは、新たな世代のドロンボー──、ドロンジョ・ボヤッキー・トンズラーと、新たなヤッターマン──、ガンちゃん・アイちゃんの誕生を描く物語である。

作品はヤッターマンを原点にしつつ、「波打ち際のむろみさん」「ガッチャマンクラウズ」などに参加したタツノコプロの若手スタッフが集結し、ヤッターマンの新たな世界観を誕生させるという。

1回30分で全12回の予定。

声優・キャラクター
喜多村英梨、平田広明、三宅健太、ホリ
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

自爆した公式二次創作

とりあえずどんなもんかと思って見てみたら・・・・凄いなこれw
何かしらシリーズを知っている人間ならハマる確率大。
(知らない人間にはさしてウケないかも)
今期の大穴アニメになりそうな予感。

・1話目
{netabare}冒頭から超展開、人類への「お仕置き」ヤバイ!
中盤での誕生日のシーンは卑怯過ぎる・・・・(涙)
そしてラストの高揚感スゲーッ!、BGMがとにかくスゲーッ!
そこから続くED(次回からはOP)もいい曲だわw{/netabare}

・2話目
{netabare}ギャグ補正による昭和的展開を無条件で楽しめるか否かかが全て。
お手製メカや三輪車が唐突に出てくるのは当たり前の世界。
そんな技術をあさっての方向にしか使えないのがドロンボーなのだ。

作中に度々挟まれるママ演出は2話目にして既に過剰気味。
逆効果になりかねないので、尺稼ぎにしても今後は控えて欲しい。

今回は量産型ヤッターマンが出て来るシーンでゾクゾクして、
ミサイル発射の「オヴェエエエ!」で不意打ちの爆笑www
泣きながら撤収するドロンジョかわいいな・・・・。
ノスタルジックな鼻歌も好きな演出だ。
ただ、「ポチッとな」はもっと下種い表情にして欲しかったなあ。

最後に盲目の女の子登場で次回に続く!{/netabare}

・3話目
{netabare}初回が神回その1なら今回は神回その2。
なぜドロンボー一味があそこまでかっこいいんだ・・・・。
ラノベ原作の量産型最強スペック主人公など逆立ちしても及ばない。

それにしてもこの作品の脚本は元祖ネタの使い方がとても上手いなぁ。
今回のサイコロ演出もいい感じだったし。

そして炎の中に映る3人の姿・・・・ヤバイ、ヤバ過ぎるわ。
ドロンジョ様からは名言頂きました。
最後はやっぱりギャグ落ちで次回に続く!{/netabare}

・4話目
{netabare}内容的には全く文句は無いんだが・・・・遂に作画は力尽きたかwww

ガッちゃんはまだ未練がましくサイコロ持ってたんだな。
男になったと思ってたんだがイマイチ残念な野郎だ。
トンズラーのバトルシーンは躍動感があってかっこいい。
ボヤッキーの「ポチッとな」も下種くてGood。

しかしあれだ・・・・今回はかなり暗い内容だったな。
太平洋戦争を連想させるかのようなあの万歳はアニメでも重い。{/netabare}

・5話目
{netabare}これはちょっと・・・・。
つーか前回の話は全く引き継がないのね(笑

1クールと短いんだから、今回のようなエピソードは要らないというか。
ギャグも滑りまくりだし作画もあまり安定してないようで。
今後もこういう展開挿むのが多くなるのかな?
どうにも困ったねこりゃw

*追記
監督のツイートから察するに、今回の演出は絵コンテを描いた人に因る
部分が大きいことが分かる。
(ちなみに2話目と今回の絵コンテが同じ人)
元祖ネタを小道具にクスッとさせたりホロッとさせたりする手法は
大歓迎だが、無理やり昭和ギャグをあれこれねじ込んで何とか間を
持たせようとする演出は勘弁願いたい。{/netabare}

・6話目
{netabare}つまらなくはないんだけど、特に書くべきこともないという状況。
ドロンジョが可愛いだけの回だった。

ヤッターメトロポリスに辿り着くまでは、こんな風に特に進展のない
ドタバタが続くんだろうか?
とりあえず、ゴロー将軍絡みのピークをどこに持ってくるかだなぁ。
これ以上引き伸ばすとダレそうだ。
4話目以降の登場メカに面白みが欠けるのも気になる。

5話・6話と期待外れだったので若干★評価ダウン。{/netabare}

・7話目
{netabare}そろそろ脱落する視聴者も多そうだ。
つまんないキャラ出して、つまんないギャグ撒き散らすだけなら当然か。
作画もどんどん怪しくなってきたな。

幾ら元祖をなぞるとはいえ、あの唐突なデレ方はないだろう。
語尾に「ニャー」とか付けるのは萌えサービスか?(笑
このまま右肩下がりなら凡作で終わりそうだ。

今回で更に★評価ダウン。{/netabare}

・8話目
{netabare}1と3話の神回があったからこそ、ヤッターメトロポリスに着いてからの
展開に期待して見続けている。
そうでなければとうに視聴断念しているレベル。

1クールなら残り4話と終盤に入るが、そろそろ何とかして欲しい。{/netabare}

・9話目
{netabare}5話目以降で一番まともだったように思う。
まともだったというだけで、面白いというレベルにはまだまだかな。

ガッちゃんが男になった回。
同じタツノコのマッハGoGoGoを持ち出して来たが、知ってる視聴者は
はたしてどれくらい居ただろうか?

冒頭でいきなり下劣ギャグを見せつけられたけど、そういう部分の演出が
このアニメは本当に下手だな。
全く面白くない上に薄ら寒くなる。
平成ヤッターマンの大失敗から何も学んでないんだろうか?

作画に関してはもう諦めたので、せめてラストに向けて熱くさせてくれよ
タツノコさん・・・・。{/netabare}

・10話目
{netabare}いよいよヤッターメトロポリスに乗り込むドロンジョ御一行。
やっと期待できるような展開に! ・・・・と思ったのだが。

見終えた感想は「あ~もうダメかもなこれ」だった。
さっぱり盛り上がらないし熱くなれないのは俺だけか?
デレるドロンジョとかもういいから。
戦闘シーンも味気ない。
物語終盤で十二神将一斉登場とか、ただの雑魚キャラじゃねーか。

元祖の名セリフ連発も無理やり感がハンパない。
なんかズレてるんだよなあ。

多くの視聴者が予想していたであろうキャラがラスボスと判明した。
それはいい。
そこに至るまでの見せ方がつまらないから愚痴が出る。
実際ここんとこ愚痴しか書いてないしな(笑
後はもうゴロー将軍がキーマンとなって大団円を迎えるのか?

今回の絵コンテには一部とはいえ監督が関わっていた。
(1と3話も監督による絵コンテ)
にも拘らずこの調子じゃあ、残りの回も期待薄というもの。
シーズン終了間際の消化試合を見せられてる気分だ・・・・。{/netabare}

・11話目
{netabare}ドクロベエが今に至るまでの経緯を語りだした。
1話目冒頭の衝撃シーンに繋がるわけだが、大部分の説明は正直どうでも
いいというね。
何よりヤッターマンを倒した時の核心に全く触れられていない。
まあ子孫がいるからには生き延びたんだろうな。

ゴロー将軍はやっと見せ場が来て、ヤッター兵を自爆道連れで退場。
アルに真相が明かされていないままなのはいい展開だ。
でもなぁ・・・・この話は中盤にやっとけよ。
それ以降はヤッター十二神将との対決でいいじゃんと思ったり。
タツノコキャラを強引に引っ張ってきて糞寒いギャグ見せられるよりは
幾らかマシってもんだ。

次回は最終回なんだろうか?
期待感は全くないが頑張ってくれ。{/netabare}

・12話目
{netabare}論外、話にならん。
ここまで我慢して付き合った人達乙、ついでに俺も乙。

どこがどうとかいうレベルじゃないな。
これをアニメ業界の老舗が作ってると思うだけで呆れる。
褒められる部分は音楽だけだ。

もしこれから見ようという人がいたら、4話目以降は最初から無かった
ものと思って手を付けない方がいい。
時間と電力の無駄だから。
どうしても結末が気になるなら、加えて11話と12話を見ればいいだろう。
ゴロー将軍の展開さえ不要だ。

何だかアニメ業界の最悪な面を見せつけられたような気分になる。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

暁のドロンボー!?

辺境の地で不条理な形で母を亡くしたドロンジョの子孫の少女。
果たしてヤッターマンは正義なのか!? 疑問と共に立ち上がる!


懐かしのヤッターマン。
気楽にドロンボー一味の再来を楽しむつもりが意外とシリアス。
不遇な環境の中、一握りの幸せから深い悲しみそして強い決意へと流れる様に
見せ感じさせてくれる素晴らしいスタート。
小さな体の新たなドロンジョの宣誓に心が熱くなってしまいます。
今期開始の新作は期待出来そうなシナリオの物が少ないなと思っていましたが
コレは思わぬ拾い物かも!?
壁の向こうの天国とやらも謎に満ちていて興味津々、期待が高まります。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
ドロンボー一味はトンネルを使い王国へ潜入。
機械仕掛けのヤッターマンにコテンパンにされ村で救いを求めるが皆怯えるばかり。
こっそり小さな家に潜入し暖を取っていると、ある少女が帰宅し見つかってしまうが…。

懐かしの台詞や仕草、道具が数多く登場!
「やぁ~っておしまい!」等、昔とリンクして可愛さ100倍。
早くもドロンジョファンになってしまいました。
根底にシリアスな物語が横たわりつつも上辺では無茶なノリもちゃんと継承した
暖かみのある微笑ましいシーンが楽しめとてもバランスがいい。

後半で出会った少女「ガッちゃん」とか言ってるし、アイちゃんの子孫…?
(ガンちゃんとアイちゃん結婚してるならアイちゃんの子孫=ガンちゃんの子孫でもあるけど)
どうやら目が悪く、写真を見るとレパードと似た年の子供もいる(いた)ようですが…。
これからどういう展開になるのか興味深いです。
{/netabare}

ここまでの【予想】{netabare}
<ヤッターキングダム>
一話冒頭の描写や「お仕置き」って言ってるので宇宙から再度飛来したドクロベェが
支配している可能性も高いのですが、
それはヤッターキングダム(旧デッカイドウ)以外の地域なのでは?と思っています。
壁に守られたキングダムでは別の進化を果たしていて、
(ガンちゃんがオモチャ屋さんと言う事を考えると)
カラクリロボが支配する秩序の王国になっているのではないでしょうか?
最初は程良く秩序を守るロボ達の活躍で悪が減りましたが
経年繰り返すうちに悪が足りない分、段々と悪の定義が広がり
ちょっとした悪でもお仕置きされる息苦しい世界になっているのではないでしょうか?

『行き過ぎた正義と秩序の国ヤッターキングダム』と
『ドクロベェが再来し悪に染まった他の地域』
と言う世界の構図になっているのではと考えています。

<レパードの父>
隔離されたままどうやって三人別々に血筋を繋いできたのか?
っていう大きなツッコミ所もあるんですが、まぁそこは置いておいて
レパードには正義の血も入ってるんじゃないかな?って気もするんですよね。
ドロンジョとガンちゃん。そういうロマンスがあっても良いんじゃないかな?
{/netabare}

※3話感想{netabare}
ドロンボー一味を匿った罪で窮地に陥ってしまったアルエットとガリナだったが
舞い戻ったドロンボー一味に救われ、意を決し共に旅立つ事に。
果たして本当に天使との出会いになりえるのか…。

何時、どうやってメカ拵えたのか…相変わらずの無茶展開でしたが
大正義ドロンボーのカッコ良さで許せてしまう今日この頃。
「勝てなくてもイイ!今は負けなければイイんだ!」の台詞と共にの自爆は天晴れ。
…それにしても話を聞く限りヤッターマンが悪すぎる。
アルエット達の両親が亡くなったのは真実?それに本当に爆発事故なのか?
色々裏がありそうだけど真相を求め、いざソリャソウサ岬へ!
{/netabare}

※4話感想{netabare}
アルエットとガリナを加え首都ヤッターメトロポリスを目指すドロンボー一味。
旅の途中知り合ったミッちゃん夫婦がヤッターマン達から理不尽な仕打ちを受けているのを見兼ね
必死に救おうとするも力及ばず…悔しさの滲む笑い声が寒空に響く。

とてもとてもとても悔しさが残るお話。
ここまでは負けても何とか成って来ていましたが、
勝てない事で守れない現実にぶち当たってしまいました…。
それでもまだ明日が未来がある限り、挫けず頑張れ小さなドロンジョ様!応援してますよ!

それと今回、ゴロー将軍なる新キャラが登場。
ぱっと見【予想】{netabare}写真にあったアルエットの親らしき人物に思えるけどどうなんでしょうかね?
改造されちゃったのかな? それともミスリード?
まだアルエット達を認識させず引っ張ってるのでモヤモヤと気にかかります。{/netabare}
{/netabare}

※5話感想{netabare}
雪祭りで出会ったタケシくんと共に相撲大会に出る事になったガリナ。
しかしこの大会はヤッターマンによる出来レースであった…。

ストーリーとしての進展は無しかな。
でもヤッターマンに土を付けて人を救えたという事実は大きいかも。
タケシくんも親孝行出来て良かった良かった!
彼やミッちゃん等、旅で出会った人たちが後々助太刀に来てくれたりするのかな?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
ゴロー将軍の攻撃によりはぐれ危機に陥ったドロンジョであったがボヤッキーらの機転で逃避。
正義の心と絆をより深くする。

うーん。どうやらヤッターメトロポリスはドクロべぇが掌握しているようですね。
上空からの外観がドクロっぽい。

ゴロー将軍の方はやはり写真の人物みたいですが記憶が薄いご様子…
思い出す事は出来るのでしょうか?
{/netabare}

※7話あらすじ
亀を助けて竜宮城へ!?
いつもの人助けパターンで進展らしいものも無いので感想割愛だべぇ~!

※8話あらすじ
クッシー親子救出とドロンジョちゃんの淡い恋心が垣間見えたお話。

※9話感想{netabare}
ドロンジョちゃん達を助けるためにガッちゃんカーアクションで大立ち回り。

今回、真のヤッターマンが誕生した気がするお話でした。
ガッちゃんの男の背中に見とれるドロンジョちゃん…ますます惚れてしまったかな?

ストーリーとしては考察する程の物はなく、毎話感想する程の事もないかな。
ラストは【予想】{netabare}助けたみんなが駆けつけてくれて大団円{/netabare}になりそうですしね。
{/netabare}

※10話あらすじ
ヤッターメトロポリスに辿り着いたドロンボー一味だったが捕まり連行されてしまう。
そして、その先でヤッターマンと対面することになるのだが…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

これは期待!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 今期で一番期待しているのが、この「夜ノヤッターマン」です。原作(過去作?)はほとんど知らないんですけどね。
 重たくて難しくなりそうなテーマを扱っていますが、作風自体は明るそうですよね。安心して見れそうなのもポイントが高いです。


舞台設定:{netabare}
 この作品の舞台設定はこんな感じです。
 ドロンジョたちは、その罪により、天国であるヤッターキングダムから追い出され、不毛な辺境に落ちてしまった。

 この舞台設定は、失楽園とピッタリ一致しています。
 アダムとイブは、その原罪により、天国であるエデンの園から追い出され、不毛なエデンの東に落ちてしまった。


 ドロンジョたちを祖先に持つレパードたちは、「ご先祖様の罪は本当に罪なのか?」という疑問を持って、ヤッターマンへの反逆を試みようと旅に出ました。
 この疑問は、そのまま「人間の原罪は本当に罪なのか?」に言い換えられてしまいますよね。つまり、この作品のテーマは、人間による神様への反逆や神様からの別離というところまで視野に入れているんだと思います。作中では「天使」や「天国」というセリフが複数回使われていましたし、この設定自体を活用しようという意図は強く感じました。

 ただ、実際にはヤッターマン自体を悪者にするはずはないので、「レパードたちがヤッターマンの子孫と協力して、本当の悪を討つ」みたいな話にスライドするんだとは思います。本物の神様への反逆ではなく、偽物の神様への反逆になるってことですね。

 私が注目しているのは、この設定と絡めて描かれるだろうこの作品のテーマ、「本当の悪」「本当の正義」「天国」をどのように処理するのか、ってところです。
 ドロシーやレパードは旧作の主題歌を口ずさんでいましたから、「本当の悪」を討つために「本当の正義」を実行していくのは確実でしょう。その方向性には注目していきたいですね。
{/netabare}

天国:{netabare}
 第一話で最も充実していた「天国」について。

 ドロシーは、夫(レパードパパ)の墓前において、「(レパードが)ヤッターキングダムで幸せに暮らせますように」と願い、レパードには「(いつかご先祖様の罪が許されてヤッターキングダムで暮らせるその日まで)良い子でいるように」と伝えています。この時点の「天国」は「ヤッターキングダム」であることが分かります。
 ですが、病気で倒れる直前には、「ここが私の(天国)」だと言っていました。レパードこそがドロシーにとっての「天国」であると修正されているのです。そして、その死に際しては、「これから天国へいく」と述べています。この「天国」がヤッターキングダムではないことは明らかです。
 つまり、このドロシーのエピソードによって、神に頼らない「天国」が存在し、かつ、それを見つけることができると説明がされていることになります。神様との別離は可能だと明かされました。

 一方で、レパード。ヤッターキングダムという「天国」も、ドロシーという「天国」も失った状態からのスタートとなってしまいました。今後描かれるレパードにとっての「私の天国」がどのようなものなのか、興味は尽きません。母親にも神様に頼らないレパードだけの「天国」を目指すわけですからね。「天使」による新たな楽園の創造です。
{/netabare}

 「隕石」「女子高生」「壁」など、気になる要素もありますし、結構盛り沢山な作品になりそうです。
 レビューはたぶん更新しません。最終話まで見て書きたいことがあれば書こうかな、くらいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ページの先頭へ