格闘技で筋肉なアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの格闘技で筋肉な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の格闘技で筋肉なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.6 1 格闘技で筋肉なアニメランキング1位
ケンガンアシュラ(Webアニメ)

2019年7月31日
★★★★☆ 3.6 (97)
402人が棚に入れました
企業同士が巨額の利益を賭け、雇った闘技者に格闘させる拳願仕合。乃木グループ会長に擁された十鬼蛇王馬(ときたおうま)が命がけのタイマン勝負を繰り広げる!

声優・キャラクター
鈴木達央、チョー、中田譲治、内山夕実、金子隼人、稲田徹、榎木淳弥、浪川大輔、阿座上洋平、天田益男、石井康嗣、石田彰、一条和矢、浦山迅、大塚明夫、緒方恵美、斧アツシ、小野大輔、加瀬康之、加藤将之、金尾哲夫、金澤まい、亀岡孝洋、川本宗幸、楠大典、楠見尚己、黒沢ともよ、桑谷夏子、玄田哲章、小市眞琴、小西克幸、小林操、小林ゆう、五味洸一、小山力也、櫻井孝宏、佐々木省三、沢城千春、柴田秀勝、下妻由幸、塾一久、白熊寛嗣、鈴木美園、高橋伸也、高橋良輔、竹内栄治、竹内良太、立木文彦、千葉繁、津田健次郎、徳本英一郎、豊崎愛生、蓮岳大、蓮池龍三、日高里菜、檜山修之、平川大輔、平田真菜、広瀬裕也、藤原啓治、渕上舞、保志総一朗、星野貴紀、堀井茶渡、前川涼子、マシューまさるバロン、増谷康紀、松岡禎丞、松風雅也、松田健一郎、松本大、真殿光昭、水島大宙、水中雅章、三宅健太、村瀬克輝、柳沢栄治、山本兼平、ゆかな、遊佐浩二、吉田真澄
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

もうなんてゆーかおバカ過ぎて好き

原作未読


拳に願いを!!

 {netabare}when I wish upon a fist !!{/netabare}

拳願仕合(けんがんじあい)。作品タイトルでありキーワードでもある言葉についての説明は割愛。
嘘をつくと鼻が伸びてしまう木のお人形さんを頭の片隅に置きつつ、こちらは自身の闘争本能には嘘をつけない漢たちの物語。『バキ』っぽい!で通じる人には通じるくらいの特定層にはこよなく愛されるタイプの作品になるかと思います。

きっかけは『ダンベル何キロ持てる?』と同じ作者さんだということ。サンドロビッチ・ヤバ子氏の作品は私にとっては『ダンベル』が先。
世間的には逆で、2019年夏期アニメの放送当時、本作『ケンガンアシュラ』をきっかけに『ダンベル』へと流れた方が多かったみたいでした。


作風は一見、真逆なんですけどね。血なまぐさいバトルと底抜けコメディ。ただし、

・肉体に向き合ってそれもとことん向き合ってるという点で
・向き合いすぎると笑いに昇華されるという点で

実は仲良しな両作品なのかもしれません。他を寄せ付けないパワーをどちらからも感じます。
そういえば全ての道は筋肉に通じそれ以外を寄せ付けないのが空回りして、日本酒のプロモから外された演者さんもどっかにいたような(^^;


さて本作『ケンガンアシュラ』です。
先行してのNetflixでの配信。それから遅れること5か月後地上波にて放送でした。今のところPart1全12話、Part2全12話の3DCGアニメーション作品です。地上波ではPart1だけやる感じです。
厳密なモーションキャプチャではないみたいですが、格闘家さんのモーションから動画起こししてるため筋肉の流れが自然です。

この手の作品で重要視しているのが、ナレーションによる煽りのセンス。
『カイジ』等で確固たる実績のある立木文彦氏をナレーションに据え盤石の体制です。そもそもこの人“PRIDE”やってましたしね。
実際のナレーションについても私は第一話Aパートの煽りで掴まれましたので自信もっておススメできます。ネタバレで隠しますが気にされない方は視聴の参考にどうぞ↓

■第一話Aパートの煽りナレーション

新宿歌舞伎町の路地裏で屈強な二人の男の私闘を目の当たりにした冴えない中年男“山下一夫”。
決着がついて立ち去る勝者と取り残される一夫。気持ちの高ぶりを静められない一夫に畳みかけるように立木さんのナレーション…


{netabare}「山下一夫 56歳 真面目一徹妻子持ち」{/netabare}

{netabare}「飲む・打つ・買うとは無縁の壮年の男が…」{/netabare}

さあなんでしょう?続き↓

{netabare}「この日15年ぶりに女を抱いたー!!!」
「男を駆り立てたのは…保存本能!」{/netabare}


おバカすぎて好き(*'▽')


万事がこの調子なので細かいことは言いっこなしでいきたいところです。
元はお殿様の一言で始まった由緒ある拳願仕合。企業間の代理戦争。白黒つけるためのシンプルなルールはわかりやすいことでしょう。

序盤にはあった私闘や日常描写も中盤以降『拳願絶命トーナメント』なる仕合が始まるとなりを潜め、より肉体のぶつかり合いに焦点が絞られ純化されていきます。

{netabare}#8第一仕合、#9第二仕合、#10第三仕合、#11第四試合(主人公登場)。

一話につき一つの仕合。Part1最終話を残して一回戦の4分の1が終わったところでした。最終#12で

{netabare}第五第六第七、と。{/netabare}{/netabare}

合計32名。一回戦だけで16仕合あり、どの仕合も流さずにやるので飽きがこない工夫を望みたいところですね。Part1全12話終わってなおまだまだ楽しめそうです。

最終話はぶつ切りエンドではありましたが、次のPart2が確定していることが前情報としてあったのでダメージはないでしょう。
ただし、地上波のみでこのままPart2の放送がお蔵入りだともやっとすると思います。
Netflixとしてはよいプロモーション。続きが観たくなるしかけはプロモとしては正解だし、実際作品にも力はあります。血なまぐさいですが良作だと思いますよ。



■負け企業

{netabare}ボスバーガー。NENTENDO。セントリー。ペナソニック。ユナイテッドクロージング。マーダーミュージック。海一証券。です。

ここまでに敗れた企業たち一覧。モデルとなった企業になんか共通点ないかしら?と取りあえずリアルの業績について一覧しましたが、なにかしら法則性を見い出すには至りませんでした。

残念ではありましたが、こっそり「マーダー→まだ→soon→SONY」みたいな連想(妄想)がはかどって楽しかったです。一社だけ20年以上前に廃業した会社ありますけどね。平成も遠くになりにけりです。{/netabare}


■リングコールにダウン

トーナメントの元締めの一族のお姉さんがリングコール兼解説席実況を担当。
この分野で女性の声ですとレニー・ハートさんがまぎれもない巨人で否応がなくても比較されてしまいます。PRIDEの巻き舌ナレーションで有名なあの人のことですよ。

それについて片原鞘香(CV平田真菜)は正直なところ物足りなさを感じました。絶叫系でレニーに寄せてきたためなおさら粗が目立ちます。本作の残念ポイント。

{netabare}どうせレニーに寄せるなら…『けものみち』の斉藤貴美子さんは鳥肌もんでした。{/netabare}



徐々に肉体以外のドラマも小出しになってくるらしいですが、観たいような観たくないような。
Part2の視聴は要検討です。つまらなかったわけではありません。あくまで時間配分の問題っす。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.27追記

#13-#24もそのまま地上波で連続してやるようです。
元のNetflixでの配信が分割2クールだったらしく、あにこれでも便宜上「Part1」「Part2」に別れてますのでご注意ください。


2020.03.28 初稿
2020.04.27 追記
2021.03.09 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

山下一夫物語

原作未読 全24話(Part1とPart2合わせて)

うだつの上がらないサラリーマン山下一夫、路地裏で喧嘩をしている謎の格闘家、十鬼蛇 王馬(ときた おうま)を見かけたところからお話は始まります。企業がそれぞぞれの代表者として「闘技者」を闘わせ(拳願仕合)てその勝敗によって資産を増やす拳願会、そしてその拳願会会長の座を競わせる大会である拳願絶命トーナメントへと山下一夫・十鬼蛇 王馬2人もその波に巻き込まれるお話です。

原作はサンドロビッチ・ヤバ子さん、実はダンベル何キロ持てる?の原作者でもあります。肉体を鍛える(鍛えている)というところでは同じですが、ダンベルがコミカルな作品に対してこの作品はシリアスな闘いばかりで全然違いますねw

スポーツ全般観るのは好きなのですが、アニメで格闘技作品は初めて観ました。

超人的な格闘者同士、ほぼ何でもありの闘いは現実的ではないのですが、妙に説得力のあるナレーション(立木文彦)wとモーションキャプチャを使った3DCGの闘技場面は迫力がありましたね。

どんな技を使ってどちらが勝つのか毎週楽しみに観ていました。

お話は残念ながら途中で終わっています。どんな結末を迎えるのか、続きが観たい作品ですね。

OP・EDともに2曲ずつ、どの曲もこの作品に合っていましたね。OP前半の山下一夫に注目ですw

最後に、主人公である十鬼蛇 王馬が相手の名前をフルネームで呼ぶのですが、身近な山下一夫は何度も呼ばれるので耳に残りましたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

バリバリのバトルアニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルはバトル。格闘技です。

3Dの作画が結構ヌルヌル動いて楽しいです。バイオレンスなの気にならなければ、ぜひ。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
山下は15年ぶりに女を抱いた、が、笑えましたw

いちいち大袈裟なところが、バカらしくて好きです♪ 格闘技の感想は2期に書いたので、そちらに!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
設定はわりとありがちだね。山下さんの立ち位置が特殊で面白い。

2話目 ☆3
アイアンクロー(笑) メチャメチャ、バトルアニメだな。

3話目 ☆3
義務と権利、上手いこと言うな。プロレスラーがちゃんと強いのは、珍しい。嬉しい。

4話目 ☆3
なんか、もう誰が強いやら。

5話目 ☆4
理人、いい仲間になるパターン(笑) ベガじゃねぇか(笑) カマ野郎(笑)

6話目 ☆3
まあ、こういう知的キャラも必要だよね。動き読める理屈は提示してないけど(苦笑)

7話目 ☆3
たくさんキャラで過ぎて、誰が何やら(苦笑)

8話目 ☆4
これで裏のイベントは、無理がある(笑) 演出が異常に豪華だな(笑) アイスホッケー対柔術。最後は三角か。

9話目 ☆3
地上最強の自宅警備員て(笑) デブが勝つかと思ったら、国家警備員の方か(笑) ドエムじゃないか(笑)

10話目 ☆3
意図的な殺人は反則では? ただの戦闘狂は、あんまり魅力がないな。

11話目 ☆4
にじり足は、剣道でもあるし、私は珍しいにじり足を多用する選手です(笑) それ、引かないで前に出れば、緩むんじゃ? 山下、大変だな、持ち上げられて(笑) 金なんかじゃ買えないもの。

12話目 ☆3
ただの殺し合いだったな~。イロモノが2連チャンで負けるとは。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

69.5 2 格闘技で筋肉なアニメランキング2位
Levius -レビウス-(Webアニメ)

2020年1月1日
★★★★☆ 3.6 (74)
267人が棚に入れました
新生歴19世紀。アガルタ・ウォーター採掘の領有権を争ったフォサニア紛争が終結して5年。あらゆる動力に“蒸気"を用いるこの時代では人体に機械を融合させて戦う機関拳闘なる格闘技が隆盛を極めていた。戦争によって父親と自分の右腕を失い、母親も植物状態となった孤独な少年レビウスは、伯父・ザックの元で運命に引き寄せられるかのように機関拳闘に没頭し、才能を開花させていく。そして、機関拳闘Grade-Ⅲで強敵を乗り越えていくレビウスを不敵な笑みで見つめる謎の男・Dr.クラウン。レビウスの脳裏にフラッシュバックする戦争の記憶――。

声優・キャラクター
島﨑信長、諏訪部順一、櫻井孝宏、佐倉綾音、大塚芳忠、小野大輔、早見沙織、宮野真守
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

機会不均等な機関拳闘

原作未読

スタンダードになりつつあるネトフリお下がりもの。これまでもいくつか観てきましたが

 1.円盤頼みの一本足打法では出会えない作品が拝める
 2.万策尽きた!に遭遇しにくい制作体制が組める(かも)

一定水準は期待できるよねとの信頼が醸成されつつある昨今です。

“機関拳闘(きかんけんとう)”と呼ばれる機械と生身の肉体とをがっちゃんこさせた人間同士が殴り合うスポーツ!?が人気を博している世界のお話。
大きな戦争の傷跡がくすぶってる情勢で登場人物各々がなにかしら抱えております。主人公レビウス(CV島﨑信長)もそんな一人。闘う背景が悲劇に基づいてるのは『あしたのジョー』から脈々と続く系譜といえましょう。少なくとも『バキ』みたいな能天気さはありません。
戦争で亡くしたものと言うべきか答えの出なさそうな何かを見つけたくて拳闘の世界に身を委ねているテイストは好きです。『あしたのジョー』の他にもボクシングといえば『ロッキー』なんて名作もありまして、そのシリーズ4つめ“炎の友情”みたいな展開っす、でオールド映画ファンには通じそうな仕上がりでした。ドラゴに該当する役を早見沙織さんがやっとります、と言うと混乱が加速しそうですね。

比較したら怒られそうですが最近であれば、戦争で傷ついた心を何かの仕事を通して恢復を図っていく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とも物語の親和性がありそうです。
あっちは帰還兵。こっちはなすすべもなかった少年だとの差はありますが、戦争のPTSDへの向き合いっぷりでいえばとても真摯なように見受けられました。ここだけに限れば率直にエヴァガより真面目です。既視感ありだとか王道だとかの前置きしつつも“真面目”でしたよ。この一点で買いです。



※ネタバレ所感

■機関拳闘との矛盾

作中の拳闘場はローマのコロッセウムみたいな外観でした。古今東西、肉体のぶつかり合いが人々の熱狂を誘うのはよくわかります。

{netabare}ただし本作みたいにドロイド化させるのは単にドーピングなのでは?と思う私です。
生身の拳なら肉体が耐え得る閾値をそうそう超えないから競技が成立するわけです。そこに異常に発達した“義手”をもって殺傷力増す競技が機関拳闘ですからね。古代ローマでの猛獣出して一部ショー化した見世物だったらわかるんですが、一応、競技の体裁を保ちたいのならなんか違う気がします。
HP100・攻撃力20でやりあえば殴り合いの応酬を楽しめるのに、ナイフや拳銃装備して攻撃力100超えてると言えば妥当でしょうか。

 応酬より一撃必殺の居合い

これを楽しむ前提でしたらなんとかぎりぎり理解可能な機関拳闘のレギュレーションでした。
それなのに繰り広げられたのは“殴り合いの応酬”なのですよ。違和感は拭えぬままです。{/netabare}

{netabare}そして肉体と関係ないとこで生じるアンバランス(不均等)というかフェアネスの欠落。
開発費用(資金力)の多寡で機会の不均等が生じてます。そのへん『あしたのジョー』というより『下町ロケット』に近かったかもしれませんね。
戦争で片腕木っ端みじんになれば生活のために義手というのはわかるし、戦後なんだから片腕片足無い人もわんさかいるのもわかるとして、競技そのものとして見たらほとほと魅力がありません。
道具で左右される肉体のぶつかり合いに人々が熱狂するのってどうなんでしょう?
そんなんみんな嫌で、グローブに変なの仕込んだり、ドーピングしてみたり、ボディがヌルヌルしてたりしたら「ふざけんなっ!」ってなるわけですから。{/netabare}

{netabare}フォローしとくと、『ロッキー』のドラゴも肉体改造ソ連人の設定でした。完璧な敵役に不完全な主人公が立ち向かう構図はいいですよね。大好きです。ドロイド化しての殴り合いもドーピングのマウント合戦にしてみた、と捉えればよいのかもしれません。{/netabare}


とどのつまりこねくりまわさずボクシングでいーじゃん!
ここ気にならないか、目を瞑っちゃえばわりかし面白がれることでしょう。



視聴時期:2021年1月~3月 地上波リアタイ視聴

-----


2021.03.28 初稿
2022.01.03 配点修正 -0.1

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

冴え渡る、ポリピクCG!!!!

ネトフリのアカウントを休止中なので、
地上波放送の第1話、リアタイで観終えました。

ポリゴン・ピクチュアズさんのCG作画が素晴らしいですね!

みなさんのご指摘のとおり、「メガロボクス」にちょっと似てるけど、
「メガロボクス」が強化外骨格を使う、近未来っぽいSF設定なのに比べて、
{netabare}こっちは機械文明や風景は20世紀前半頃の雰囲気で、
義手製造技術だけが異常に発達した、
ちょうど、「鋼の錬金術師」みたいな感じの、ヨーロッパっぽい世界。
それで、義手操作の動力源に蒸気機関を使っていて、
レビウスをはじめとして、戦士は義手での「機関拳闘」を戦うんですけど、
この義手の描き方をスチームパンクっぽい感じにしてるのが、{/netabare}
作品世界でのリアリティ、凄く強く感じられて、とにかく格好いい!


作品に影を落としている世界観の奥行きがありそうな感じとか、
キャラクターが声優さんとピタリとハマったキャラ立ちのよさとか、
それぞれの人物の過去や、人間関係が微妙にデリケートな感じとか、
とてもしっかり作りこまれている感じがして、
全部、凄く、いいです!

なにより、ポリゴン・ピクチュアズさんのCG作画が、
「亜人」の頃と比べて格段の進歩!
アクションの切れ味はいつも通りすごくいいんだけど、
日常シーンでも作画のクォリティが高くて、すごく綺麗です!
このあたりの蓄積が「空挺ドラゴンズ」での作画にも効いているのかも?
(制作時期は、レビウスの方が2019年で、先だったということです)


アクションも楽しめそうだし、
ストーリー展開も面白そうで、
次回の放送がすごく待ち遠しい・・・っていうか、
ネトフリを再アカウントして、一気視聴しちゃうかも!?です!!


視聴終了。
{netabare}戦争とか、科学と人類の距離とか、複雑な問題はあったけど、
そういうのは全部スルーしちゃって、
シンプルな友情と熱血のストーリーでした。
みなさんのレビュー拝読してて、「単純すぎる」というご意見が多かったの、その通りだと思います。

でも、
この作品って、
レビウスのキャラクターと、作画の美しさを、
ただひたすら堪能できれば、
それで十分だなって思うし、
そういう期待には100%こたえてくれていたと、
思うんです。
戦争の惨禍のせいで義手の人が増えてしまって、
でもそういう人たちがアスリートとして活躍する場が、
ちゃんとあるって、パラスポーツの精神ですよね?
それだけで、
私は十分おっけーだと思ってしまいました。

レビウスも、レビウスを取り巻く人たちも、とても素敵だったって思います!

お気に入りは、寡黙なレビウスらしく、
毎日早朝、ロードワークをし続けるすがた。
まんまアスリート、格好よかったなって、
そう思っています。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

NETFLIXにおけるこの作品へのコメントは「心温まるエキサイティング」

この作品の原作は未読です。
NETFLIXのオリジナル作品という点で、前情報が一つも無い状況で視聴した作品です。

第一印象は、「メガロボクス」にボクシングスタイルが似ていると思いました。
身体能力を向上させる強化外骨格ギアを身に着けたメガロボクサーたちによる、ボクシング以上に激しい格闘技メガロボクス…
「あしたのジョー」の連載開始から50周年を迎えたことを記念して制作された作品です。

本作品では義手など身体の一部を機械化しているので、ギアの装着とは設定が若干異なりますが、スタイルはほぼ一緒です。
因みに本作品はR12だそうです。
やっぱり激しく殴り合うシーンが多いからなんでしょうか。

ですが、視聴を始めた瞬間に感じたのは安心感です。
何故なら、キャストは何度も声を聴かせて貰っている声優さんばかりだから…
主要な登場人物は以下の通りです。

レビウス=クロムウェル(CV:島崎信長さん)
ザックス=クロムウェル(CV:諏訪部順一さん)
ビル=ウェインバーグ(CV:櫻井孝宏さん)
ナタリア・ガーネット(CV:あやねる)
A.J.ラングドン(CV:はやみん)
Dr.クラウン ジャック=プディング(CV:宮野真守さん)

超一流どころの声優さんがズラリ勢揃い…
どこをどう切っても見知った声ばかり耳に入ってくるんです。
これで滾らない筈がありません。

物語の展開も「あしたのジョー」チックでした。
弱小ジムから成り上がる物語…
体格は決してボクシング向きではない華奢な身体…
だけど、天性のセンスを武器に勝ち星を増やしながら、強豪と呼ばれる強者に勝負を挑んでいく…
ありきたありですが、この展開が一番盛り上がると思うので、王道ど真ん中の物語で逆に良かったと思っています。

面白いのが、本作品で描かれている究極の格闘技「機関拳闘」は、男女分け隔てなく試合する点です。
主人公のレビウスは若き闘士なのですが、あやねるやはやみん演じるキャラも若き闘士なんです。
あやねる演じるナタリアは最初レビウスよりも強かったですし、はやみん演じるA.J.ラングトンも大事な場面で登場する闘士でした。
だから女の子だからって甘く見ていると痛い目を見ることになるんです^^

ここまでレビューを書いて頭に浮かびましたが、R12指定になったもう一つの理由は、非人道的シーンが描かれているからだと思います。

グレードが上がるとファイトマネーも桁違いに跳ね上がるこの世界…
ですが強くなるためなら何をしても良い訳ではありません。
徹底的に身体を鍛え上げるまでなら問題ありませんが、人の道を外しちゃいけません。
でも、実際いるんですよね…
勝つためなら人の道を平気で踏み外せる人が…

本作品でもそんなシーンがゼロではありません。
見ていて胸が痛みましたけれど…

オープニングテーマは、「wit and love」
エンディングテーマは、「child dancer」
どちらも「謎女(なぞめ)」さんが歌っています。
この2曲でメジャーデビューされたそうですが、声質がムッチャ好みだったんです。
楽曲の雰囲気も良いし…
名前通り全貌が謎に包まれているとか…
ネットの噂通り只の新人という感じのしない方です。

1クール全12話の物語でした。
アニメーション制作は、ポリゴン・ピクチュアズさんなので、「空挺ドラゴンズ」並みのフルCGアニメが楽しめると思います。
原作の連載の方は未だ続いているみたいです。
こちらも続編が制作されるなら是非視聴したいと思えた作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

68.7 3 格闘技で筋肉なアニメランキング3位
ケンガンアシュラPart 2(Webアニメ)

2019年10月31日
★★★★☆ 3.6 (47)
147人が棚に入れました
さらに激しさを増す拳願絶命トーナメント。拳願会会長の座を狙い陰謀が張り巡らされるなか、闘技者達は極限まで肉体をぶつけ合う。血しぶき舞う戦いを見逃すな!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ずーっと殴り合いしとる(誉め言葉)

原作未読 仕合とは試合


当時のアメリカ大統領から「○○があと10人居たらアメリカは敗北していただろう」と言わしめた。

30年以上前のとある漫画からの引用でございます。
読者の斜め後方から鈍器を振り下ろすかの如くな一撃。荒唐無稽で強烈なそのフレーズは「なわけねーだろ!」の冷静なツッコミを軽々と飛び越えて「うん、そりゃそうだ」に変貌します。
極端な話、毎話そんなことが続くとしたらどうでしょう?
いろいろ麻痺してきます。ぶっちゃけ女人禁制、そしてティピカルジャパニーズオタクが好きかどうかは微妙と思われるニッチ作品となります。


こっちの『ケンガンアシュラ』は一応“Part2”との建て付けになってまして、この手前に#1~#12と12話を消化済みです。#12でブツ切れな終わり方をしてたこともあって、この際全24話のパッケージと見做したほうが正解と思われます。
作品の基礎理解部分(どんな作品か?)はPart1のレビューに書いておりますので余力があるようでしたらそちらもよろしくお願いします。

というわけで後半部分といってよいPart2ですが、日常パート皆無。32人のトーナメントの一回戦第7仕合終了後からのPart2スタート。ひたすら試合が続きます。
{netabare}なお、一回戦の全16仕合が終ったのが第8話。これ決勝までいくんかいな?と心配した終盤でした。違った意味でどきどきもします。{netabare}案の定終わりませんでした。{/netabare}{/netabare}

未見の方はそれこそ仕合毎の手を変え品を変えた『最強の証明』をどうぞお楽しみいただければ。
例えば、なぜ漁師が最強か?その理由。それに準じた技の数々。何言ってるかわかんないでしょ?私もよくわかりません。ピンと来た方は迷わずGOです。
ついでに試合のCG作画も通好みといいますか。{netabare}(第8話){/netabare}寝技の組み合いが流れるような所作で美しさを感じる。煽りフレーズと真面目な筋肉の動きの組み合わせは30年前の男じゅ…では出来なかった事です。


難点は2つ。
ひとつはリングアナの片原鞘香の実況のしょぼさ。盛り上げるか邪魔しないで空気になるかのどちらでもない中途半端さ。仕合だらけなので悪目立ちしてしまいました。
もうひとつは闘技者の名前が覚えられないこと。しょうがありません。その回のAパートで初登場しBパートで退場してくのですから。しかも当て字。考えることを止めました。


物語について、仕合だけできゃっきゃして終わるのかと思いきや、ちょっとした意外な展開を加えて収まりのいいところに着地。誰も見向きしなくても私は好きです!というタイプの良作でした。



■師弟

いろんな意味で胸に熱いものが込み上げます。
主人公十鬼蛇王馬(CV前野智昭)と師匠十鬼蛇二虎(CV藤原啓治)の師弟愛。演者さんでお察しください。まさかこんな場所で出会えるとは思っておらず不意打ちを食らった体です。

{netabare}特徴あるお声ですぐわかりました。王馬さんに大事なことを伝える二虎の役割にこちらもなにかを重ねて見ておりました。{/netabare}


※オマケ

■○○があと10人居たら…

闘技者32名。江田島平…いやいや、男じゅ…いやいやなんといいますか、拳願トーナメントに出てる連中ほとんど日本人だし、それこそ時代違ってミッドウェーに投入してたら勝てたんじゃないかな。うっかり空とか飛びそうじゃんw



視聴時期:2020年4月~2020年6月 リアタイ  

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2020.06.27 初稿
2021.03.09 タイトル修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

山下一夫 56歳 うだつの上がらない中年サラリーマンでありながら、本作の公式ヒロインとは!?

この作品の原作は未読ですが、WEBアニメPart1は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


「拳願仕合」それは巨額の利益を賭け、雇った闘技者の仕合の勝敗で
ビジネスを決める企業同士の代理戦争。

56歳のしがないサラリーマン・山下一夫は、謎の闘技者・十鬼蛇王馬と出会い、
拳願仕合に参加することになってしまう!

金、命、家族…、様々なしがらみを乗り越え、勝利を重ね、絆を深めていく2人。
そんな2人は、日本一の企業と闘技者を決める「拳願絶命トーナメント」に参加することになり…!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

本作もですが、監督は岸誠二さん、シリーズ構成は上江洲誠さんがタッグを組んだ作品は個人的に大好物です。
・瀬戸の花嫁
・天体戦士サンレッド
・神様ドォルズ
・人類は衰退しました
・DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION
・ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 THE ANIMATION
・蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-
・結城友奈は勇者である
・暗殺教室
・乱歩奇譚 Game of Laplace
・ラディアン

「天体戦士サンレッド」と「神様ドォルズ」は未視聴ですが、面白い作品がズラリ勢揃いです。
「アルペジオ」や「ゆゆゆ」はお気に入りの棚に入れているほど大好きな作品ですし…
だから、このお二人のどちらかでも名前を見ることがなかったら、きっと本作はスルーしていたと思います。

「拳願仕合」拳に願いを乗せて戦う仕合というだけあって、仕合への仕込みは半端ありません。
例えば闘技者が入場する際のお約束である音楽、照明、スモークなどは本物より迫力が感じられる気がします。
きっと巧みなカメラワークが原因かと思いますが、入場シーンで一気に熱量を上げ、そのままの勢いで仕合に入っていくので、仕合も序盤から激アツです。

それに仕合を進行役する片原鞘香の司会っぷりも仕合の盛り上がりに彩りを添えています。
CVの平田真菜さんの気合の入った演技…この作品に無くてはならない存在になっていると言っても過言ではありません。

そして、拳願仕合は異種格闘技戦であることに加え、恐らく武器などを使用しなければほぼノールールの仕合なので、リアルよりもう一歩踏み込んだ仕合が見られるのもこの作品の特徴だと思います。

例えば相撲とプロレスはどちらが強いか…
格闘技を見たことのある方なら一度は考えたことのあるこの問い…
私にような素人に答えは導き出せませんが、この作品ではこの問いにある一つの答えを出しています。

現段階では第1回戦が全16仕合、第2回戦が2仕合終わったところなので、一通りトーナメントに出場する闘技者は出てきた訳ですが、強さが尋常なないほど突出した人ばかり出てくるので、正直誰が優勝してもおかしくない、と思えるのが現時点での率直な感想です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

本作は1クール全12話の物語でした。
いま、第2回戦の途中…まさかここで終わ事はありませんよね。
続編の発表を楽しみにまっています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

楽しそうな頭でなにより

序盤 w

中盤 おっと

終盤 W?

ジャンルは戦い
ただただ前作のトーナメントが続くだけです。
キャラは多く出てきますが、その分主人公の出番は減ります。
そして本当に展開がありません。一回戦の途中から、と二回戦の途中まで、を淡々と描写しているだ!け!です。
淡々とと言いましたがバトルは熱いことには熱いです。多分。ずっと戦っているわけですから一期で飽きている視聴者に追い打ちをかけるかのような戦闘に次ぐ戦闘。私はもういいかな。
正直書くことがないのでこれぐらいで終わりにしたいと思います。まじでずっと戦闘だけですから
{netabare}あとパナソニックの社長だからって電子機器関係の一流ってわけじゃないでしょ。しかも無線を盗聴できるレベルって…用心しなさすぎでしょ{/netabare}

スタッフは引き続きですね。分割にクールだから当然か
原作はサンドロビッチ・ヤバ子さん
監督は岸誠二さん。
シリーズ構成は上江洲誠さん。
キャラデザ・総作監は森田和明さん。
劇伴は高梨康治さん。
アニメ制作はLARX ENTERTAINMENTさん。

opはオメでたい頭でなによりさんの「哀紫電一閃」
edはTAEYOさんの「ASHURA」

総合評価 楽しそうでなにより(白目)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
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