東映アニメーションで百合なおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

65.1 1 東映アニメーションで百合なアニメランキング1位
ふたりはプリキュア(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
997人が棚に入れました
勉強嫌いで無鉄砲だけどスポーツ万能、人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀でお嬢様育ちのおっとりとした性格の雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。2人は邪悪なドツクゾーンが光の園を襲撃し、地球に逃れてきたという不思議な生き物メップルとミップルに出会う。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵と戦うことに…!?

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、関智一、矢島晶子

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

断然な鉄板

ふたりはプリキュア。本作はのちに続くシリーズにとって、逆に二人という点でまず異色になる作品である気がします。ただ私もこのシリーズに関しては、色々思うことがあっても、書くのが恐れ多いというのが事実であり、世間的にもそのような位置にあるような気がします。

セーラームーン等のちょい後位に放送開始され、何かとこのようなジャンルは差別化を図ろうとするのが鉄板であると感じます。話自体の起伏というよりも、設定そのもので、どれくらい視聴者のハートを掴むか、てな感じでしょうか。

そもそも長編なので、その新しさ(鉄板)が勝敗の分かれ目。本作の特筆すべきところは、男児アニメに勝るとも劣らない肉弾戦と、少女二人による友情(百合?)や、一瞬で覚えられるくらいのキャッチーな歌、そして白黒二色のキャラの良さ。あと感じるのは若干年齢設定上げてる感。大きなお友達向け仕様にもなっているのかな

そんなわけでございますが、私が本作の好きな点はやっぱり鉄板です。女児アニメでここまでするかっていう戦いや、子供向けでここまで追い込むかって位キャラを悩ませるし、そんなあとの爽快な勝利が音と共に単純にパワフル。

そんな単純(パワフル)さにおける鉄板の痛快さは何か普遍的な気がします。
例えばキムタクのドラマは設定こそ違うものの、大体キムタクっぽさを感じます。そのぽさは大したことはないのですが、HEROで言えば真面目検事の中で一見不真面目に見えるキムタクが異彩を放っていく風で構成されている。

ですがその不真面目風の中で大したことは実はやっていないような気がする。子供でも理解出来るような、悪い事をしたら謝りましょうとか、嘘をつくのは良くないみたいな、誰もが分かってるつもりで、忘れてる普遍的共通点を少しキムタク風にしてあるだけ。異彩に魅せて実際は普遍みたいな、ギャップが良さではないのかなと思っております。

ふたりはプリキュアにおいても上記したような、差別化を図った設定・ビジュアルと共に、普遍的な正義・友情であったりをパワフルに、ある意味ではあざとい位に魅せてくる。無印においては結構好き嫌いが激しいので、まぁキムタクのように好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとハッキリする作風ではありますが、世の中に嫌気がさした時など見てみると気持ちいいかもしれません。だってやってらんないじゃんw

投稿 : 2024/07/27
♥ : 29

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

がんばれプリキュラ~

「スマイルプリキュア!」のレビューで、今作の視聴を一瞬で断念したとか書いていますが、当時の僕は未熟でした。

なぜ当時、視聴を継続することができなかったのか信じられません。
名作でした!そうとしか表現できない、伝説の始まりです。

キュアブラックから溢れる仮面ライダー感。歴代のプリキュアの中でも、最もスカート感がないコスチュームもカッコいいです。っていうか、もうそろそろ、シリーズにスカートじゃないプリキュアが出てきても面白いような気はします。

好きなプリキュアは、どちらかと言えばブラック(なぎさ)ですが、どちらも甲乙つけがたいほどに魅力的です。
ほのかの眉毛は素晴らしい。

キャラのバランス的には、「ダーティペア」や「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」を思い出します。

なぎさ派としましては、ラクロスをするときの髪型がたまりません!ラクロス絡みのエピソードの熱さも最高で、クラスメイトや部員のキャラクターも見事に立っています。志穂が結構好きだったりします。

脚本は、特にシリーズ構成を立てることはしていないようですが、まあ素晴らしかったです!
回を追うごとに、「このキャラクターだったらこんな行動をとるだろう」と、視聴者が容易にイメージできるほどに、各キャラクターがものすごく深く掘り下げられています。
プリキュアがふたりだけだからということもあるのかもしれませんが、後のシリーズとは比べ物にならないくらい、日常パートが丁寧です。最近、名言集みたいな本が出たのも納得です。

声優陣では、後のシリーズと被っている方が結構いました。
プリキュアというシリーズが、ここまで大きなコンテンツになるとは思っていなかったのでしょう。

関智さん(の裏声!)によるメップルと、なぎさの掛け合いは大好きでした。スネ夫と同じ時期でしょうか。

個人的に気になった声優さんは、まずポイズニー役の雨蘭咲木子さんです。相変わらず特徴的な声の女性声優が大好きです。「フレッシュプリキュア!」にも、美希のお母さん役で出演していましたね。

桜井敏治さんの穏やかな声も大好きです。
オムプを見ていると、どうしてもコックカワサキを思い出してしまいますが・・・(笑)

野沢雅子さんによる雪城さなえの存在感の忘れてはいけません。戦時中の話をエピソードに組み込んだりと、今作の物語の厚みに貢献しています。セリフは少ないのですが、抑えた感じの静かな演技に、熟練の技を感じることができます。

でも一番好きなのは、ポルンです(やっぱり妖精かい!)。だって可愛すぎますもん。ポルンが画面にいるだけで幸せ。

何気に重要な設定が、"ふたりじゃないと変身できない"という点。タイトルの"ふたりは"という言葉の重要さを感じます。「魔法つかいプリキュア」もそうだったようなのですが、見ていてあまり気にしてませんでした・・・(^-^;

後半になると"石の力"が"意志の力"に聞こえてくるような気がしたり、(見越していたわけではないでしょうが)この後シリーズ展開しても耐えうるだけの、強固な礎の存在をアリアリと感じる全49話でした。まさに伝説。





P.S.必殺技を見ていると、ブラックサンダーが食べたくなるのはお約束?

投稿 : 2024/07/27
♥ : 6

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

卒業後も再視聴で愉しめる♪

TV放送2004年2月1日 - 2005年1月30日 全49話。

東京アニメアワード2005年優秀作品賞受賞。

女児向け(園児~小学高学年)で大人も一緒に愉しめる作品
で、幅広い視聴層を獲得した先駆け的シリーズ化の原点?

女児向けアニメの常識を覆した作品の代表格。
商業的にも「美少女戦士~」を凌ぐ大ヒットをしている。
少女が魔法・変身・戦闘というロマンティック全開作品。

基本コメディタッチで等身大の中学生らしい言動が多い。
いきなり巻き込まれ理不尽な戦いに巻込まれるパターン。
1話めを視たら解る♪魔法少女モノでは掟破りの近接格闘。
女児向け魔法少女もので近接格闘戦は可也レア路線かな。
主人公の「ふたり」は初めから仲良しではない所も良い♪

キャラデザは如何にも中学生でデフォルメも柔かい感じ。
キャラの個性も解りやすく親近感や好感を持ち易い。
OP/EDも明るいノリで可愛いけど大人が聴いても可愛い。
ダークな雰囲気も伏線として確り描いてる感じもする。
ラブコメ要素も強くコミカルな描写も多いのが特徴かな?

あらすじ

世界を闇に染め様とする悪の勢力「ドツクゾーン」の侵略
から世界を守る為にプリズムストーンを奪還する戦いに
挑むこととなった少女達の成長を描いている。

1話目は掴みでインパクト重視。2話目で世界観説明。
序盤は特にシンプルで「ふたり」のプリキュアコンビ結成
迄の経緯や心理の変化等の描写が丁寧に描かれている。

映像的にも非常に分かり易く盛り上げて、臨場感のある
格闘が繰広げられ、最後にスカッと必殺技風に退ける♪
動きがとても可愛い♪戦闘中の足元の踏ん張りとか・・
空中での姿勢制御などがとても柔らかだったり臨場感が
あって、ついつい魅入ったり応援したくなるのですよ・・


声優も徐々に馴染んで一緒に成長していく感じでした。
「ふたり」の趣味趣向、好きな食べ物等徹底的に相反する
エピソードがとても楽しく描かれている♪そういうのが
コンビの魅力に活かされて高めている。

何故白黒にしたのかとても興味ある。私はブラック好き♪
常識的に正義は白、熱血は赤ですよね?そこ黒で惚れた♥
普通黒は悪キャラというのが女児向けの常識かなぁ~・・

私にとっては女児向けでNo1の誰にでもお勧めできる作品。
2位は「しゅごキャラ!」どちらもシリーズあって楽しい♪

視聴レベルを越えて女児向けを卒業しても切欠が有れば
再視聴して又楽しめる感じかな~子供と見たいとか♪


キャスト

美墨なぎさ/キュアブラック(本名陽子)
ベローネ学院女子中等部2年桜組。ラクロス部のエース。
男勝りでやや破天荒な行動とそのボーイッシュな雰囲気。
スポーツ万能で同性に慕われラブレターを貰う程の人気。
快活でやや無鉄砲な性格と裏腹に、乙女チックで繊細。

メップル(関智一)プリズムストーンを守護する「勇者」
なぎさの前に現れた精霊。我儘で大食いで軽口。

雪城ほのか/キュアホワイト(ゆかな)
ベローネ学院女子中等部2年桜組。科学部で実験大好き?
大らかで真っ直ぐな分やや天然ボケな一面もある。
周囲から「薀蓄女王」と徒名される程の博学で好奇心旺盛。
礼儀正しいお嬢様育ちのおっとりした性格だが芯が強い。

ミップル(矢島晶子)光の園からやってきた「希望の姫君」
ほのかの前に現れた妖精。確り者だが母性が強くあまい。

ポルン    池澤春菜
藤田 アカネ 藤田美歌子
雪城 さなえ 野沢雅子
高清水 莉奈 徳光由禾
久保田 志穂 仙台エリ
藤村 省吾  岸尾だいすけ
クイーン   松谷彼哉
長老 中博史
ウィズダム 松野太紀
ジャアクキング 小野健一
ピーサード 高橋広樹
ゲキドラーゴ 石井康嗣
ポイズニー 雨蘭咲木子
キリヤ     木内レイコ
イルクーボ   二又一成
ジュナ / 角澤 竜一郎 松本保典
レギーネ / 小山 翔子 深見梨加
ベルゼイ・ガートルード / 結城 玄武 西村知道
ザケンナー第1-22話第上別府仁資15話、28話以降滝知史

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

62.6 2 東映アニメーションで百合なアニメランキング2位
ふたりはプリキュア Max Heart(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (75)
550人が棚に入れました
新学期、なぎさとほのかもいよいよベローネ学院女子中等部の最上級生になり、普通の女の子として、部活や勉強に大忙しの学校生活を送っていた。そんな折、なぎさとほのかの前に現れた不思議な少女・九条ひかりが現れる。
そのころ「光の園」では、ジャアクキングとの戦いで傷ついたクイーンが分裂し、どこかへ消え去ってしまった。時を同じくして、撃退されたはずの邪悪な闇の力「ザケンナー」がなぎさとほのかを襲う…。
バージョンアップした「コミューン」にハートのカードを差し込むと、再びふたりはプリキュアに変身して迎え撃つ!
はたしてプリキュアはクイーンを元の姿にもどすことができるのか…!?

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぶっちゃけ、ありえな~い大人

2014.01.12
本日
『プリキュアオールスターズがやってくる!33人が大集合!!』
のグリーディング&パレードに“ひとり”で行って来たので
何となく『ふたりはプリキュアMH』の
えこひいきなレビューを・・・

前作『ふたりはプリキュア』の続編です。
OPや容姿や変身バンクや歌舞伎みたいな見得など
全てがパワーアップ!!
マックスハートってカッコイイ名前です。

そしてネタバレと言うかOPに出ちゃってる
新キャラの味方登場です。
『ふたり』じゃ無ぇじゃん!!
とツッコミを入れようかと思わせといて、
プリキュアじゃないからタイトルは問題無いと言う
「お・・・おう・・・・ほな・・・・ええんやけどな・・・」
的な気分が味わえます。(もう無理ですけど)

よく子供向けアニメなど最終回
特に間を空けて第2期とか、あまり無かった時代
「TVの前のみんな、じゃあまた会う日まで」とか
「またどこかで、会えるさ」とか
主人公が言い残して
そのまま一切姿を現さないという
詐欺にあった記憶が、かなりあります。

しかし『プリキュア』は最終回寂しい気持ちになりますが
『オールスターズ』で本当に会えますので
許してあげます。

この頃のプリキュアも一応子供向けには変わり無いですが、
今に比べて、まだ観てる年齢層の幅が
上に広かったと思います。(あくまで女子の年齢層の話)
恋バナもありましたしね。

なので、プリキュアのキャラクターショーに
行ったりしたときマックスハートの曲が
「プリキュア、プリキュア♪」
って流れると、
「ああ、懐かしい」
と言うお母さんをよく目にします。
プリキュアも母子で同じシリーズを観るまでになったか・・・
と時の流れの速さにビビりました。

中には“大きいおともだち”もいてるんですが、
私はチキン野郎なので
ひとりで観に行って
赤の他人の娘さんの近くで、
見様によっては
その娘の『お父さん』とも取れるポジションをキープし
観覧するのが精一杯の愛情表現です。

たまに本物のお父さんが登場して
複雑な家庭環境を演出してしまいますけど・・・

投稿 : 2024/07/27
♥ : 13

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ルミナスなめんなー!

2016年観了。

レビュータイトルの通り、シャイニールミナスは最高である。
個人的最高プリキュア。(厳密にはプリキュアではないが…)

ひかえめ、というか「おどおど」した感じが好みなのです。
というか、こういう感じのキャラって滅びた感があるのですが…?
無表情キャラに立ち位置が統合された感があるなぁ。

作品全体としては、無印の良い部分を更に煮詰めた感じで、その個性は全プリキュアの中でも突出していると思う。
「無印から落とす、下げる事はゼッタイにしない」というような雰囲気が伝ってきて好感が持てる。

あと、最終回近くでの妖精たちとの交情が素敵。
これ以降、急速にマスコット化(あるいは疑似男性キャラ化)していく妖精たちの中で、メップル、ミップルの持つ対等感、パートナー感は特筆しておきたい。

余計な事は言わず、「出会えて嬉しかった」という言葉に全てをこめる関智一の芝居は流石の一言。
あんな謎生物に泣かされるとわ思わなかっただよw

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

えれ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

西尾監督の到達点

変身と戦闘をあくまで日常の延長とし、その上で人間関係を活写していく西尾大介(敬称略)の卓抜な演出力は最終回まで存分に発揮されており、無印前半で積み上げられたテーマと世界観から、無印28話を皮切りに物語は加速度的に面白くなっていく。
思想や台詞、日常芝居や静的作品、格闘描写やスポーツ描写など西尾大介演出の総決算でもあるため、作品を読み解く上では彼の過去作品の視聴を強く勧める。また、各話演出が非常に伸び伸びと画造りをしているのも特筆すべき点だ。

無印を前提にテーマを掘り下げていくため、演出や文脈を読み解く難易度が飛躍的に上がっている。
共有すべき文脈が多いと、整理する要素も多い。
その分、ナレーター的役割を持つハーティエルを使ってその場その場の要点を受け手である子供たちに押さえてもらうという読解の匙加減も妙だ。

監督や脚本は勿論声優までもが一丸となって立体感あるキャラクター像を確立した点も高評価。アクション演出の圧倒的なセンス、脚本羽原大介を中心としたキレのある台詞回しと悪役の在り方も注目。エンタメと、作り手の熱い作家性が両立した骨太なバトルアニメ。卓越した演出力と気持ちの入った作画を以て総ての文脈と感情が収斂する最終決戦には、満点を付けざるを得ない。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 0
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