2023年度の月刊少年マガジンおすすめアニメランキング 1

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2023年度の月刊少年マガジン成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の2023年度の月刊少年マガジンおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.8 1 2023年度の月刊少年マガジンアニメランキング1位
め組の大吾 救国のオレンジ(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (60)
165人が棚に入れました
―いつか“日本”を救う運命の三人 その魂の成長物語― 若き消防官のアツい魂の成長物語、始動! 卓越した才能と唯ならぬ覚悟を燃やす十朱大吾。 自身の壁にぶつかり奮闘する斧田駿。数少ない女性の特別救助隊員を目指す中村雪。 特別救助隊(通称:オレンジ)を目指す三人の消防官が出会う時、救国の物語が動き出す。 彼らが立ち向かう相手は、“国難”――日本の危機!!︎

esso-neo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

曽田正人を舐めるな

たぶん失敗する

っていうのも新シリーズの構成としてある意味運命づけられてるかもしれない。

曽田正人ってのは漫画で人の持つ才覚の描き方が尋常じゃない。
昴にしろ前シリーズにしろ、その才覚を目の当たりにした読者は、喜べない。歓喜できない。
前シリーズめ組の大吾でそれを目の当たりにした時、読者は、人は、ゾッとするのだ。
寒気が背筋を走る。

それを多分今シリーズは手がけることができない。原作8巻でも見るに上手くは描けないだろうなと思った。
だが、劇場版であのやばいの、朝比奈大吾を描けるんなら日本のアニメ史に残れる。

5話を見て

4話ラストでめ組の大吾の核心を覗くことになる、のだが・・・
俺が読んだあのシーンでは、十朱大吾はそうすることに躊躇いがなかった。自らを酷使してベストの結果を得るためになんら躊躇わないという最初のシーンだった。一方斧田は前作主人公の朝比奈と同じ才覚を持った人物だ。
 だが、5話の壁の崩れ、ヒビの入り方をアニメ版を見るに、このチームは前作火事場のバカヤローをご存知でないのだろうなと思った。
 斧田が朝比奈と同じ才能を持っているなら、ヒビが入るより先に、そこを斧田が知覚してしまう事こそその才覚の表現だ。朝比奈だったらそうしてるし、斧田のスタンドプレーの意味が要救助者へのアシストだったなら、斧田救出後の惨状を示すのが普通だ。
 でもそれは出来なかったし、とはいえまぁする事はしてるし。だがこれではめ組の大吾の本懐は遂げないんだろうなと思いつつ。良いんだ。これが続編であれアニメ化してて、朝比奈映像化の一助にでもなるんならそんな嬉しいことはないんだ。

2024追記

一つ最大限褒める。このシリーズは力尽きそうではあるが、新年早々の震災に遭遇するも中断せずに放送している。多くの人が見ていなかろうと、見ている人々の胸には、真っ当に届いていた。誤謬誤読無く。

言い過ぎだろうか?しかし災禍においての現場を描こうとしているし、届いているのだ。もっと上手いものはあれど、大間違いなんかありゃしなかったのだ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
ネタバレ

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まっとうすぎて俺には眩しすぎらぁ<59>

6話まで視聴。
まっとうでいい作品なんだけど、どうしても原作読んでるとこういうまっすぐ王道な作品はアニメで同じ話を観る動機は薄くなるのねん。
これ2クールで{netabare}そこまで見ても関東大震災起こらない{/netabare}わけだし。

お仕事モノってこれくらいのを…<59>
1話視聴。
昴・capetaの同時連載あたりがピークだったなぁと最近は迷走気味の印象が強い曽田正人が過去作の続編やりだしました、という位置の原作。
小学館というかサンデーっぽい軍隊式育成モノかと、草場道輝でさえ水産大学モノ描かせてる現状にいやな予感が走るが、本作では最初だけで災害現場でとっさの発想と行動力を見せる前作と同じ作風。
それ以前に、前作は週刊少年サンデーだけど本作は講談社に移籍してたわ。

原作通りの冒頭のスカイツリー近くの現場は周囲の描写を見るに関東大震災。
そこに向かって救難現場を重ねて成長していく道筋が示されたということやね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

東京消防庁レスキュー隊の熱い物語

[2023.10.1初回感想]
東京消防庁救助隊に所属する若手消防官たちの熱い物語です。

こういう熱いお話は大好きで、あんまり話題になっていないようなので紹介も兼ねて感想を書いてみます。

原作は曽田正人さんのコミックで、これは昔のコミック「め組の大吾」の続編として2020年から連載中のようです。
原作未読ですが、Wiki情報だと最初の大吾と続編の大吾は別人で世代も違うようです。

主人公はこの若手3人。
十朱大吾(とあけだいご) 人を助けること、レスキュー隊の仕事に対して何か深い思いがあるようだけど不明。
斧田 駿(おのだ しゅん) 3人の中では一番普通な感じだけど大吾をライバルとして意識している。
中村 雪(なかむら ゆき) 新人レスキュー隊では数少ない女性隊員。彼女も何か隠している思いがある感じ。

全国の消防署に配属された消防士がレスキュー選抜試験を受けて合格すると研修を経て東京消防庁のレスキュー隊に配属されるみたいで、研修期間から物語は始まります。

この研修が軍隊並みにすごく厳しくて、教官が「パワハラとかブラックとか最近うるさいが俺の隊は関係ないから」とか言ってたりw(もちろん、これはアニメの話で実際の東京消防庁の研修ではこんなことないとは思うけど)

この中でただ一人女性隊員として必死に頑張る中村雪さんがちょっと気になって応援したくなりました。

1話「運命の三人」
{netabare}いきなり東京が大震災みたいなスケールが大きすぎる状況になってて、え?いきなり?とちょっとびっくり。
かなり厳しい研修だけど、人命救助というとても重い仕事をするためには必要なことかもと思いました。
時間外もストイックに自主練を続けている大吾に仲間だろって声をかける駿だけど、大吾から仲間じゃないって言われて。
大吾がこんなに必死に頑張る理由が何なのか気になります。{/netabare}

2話「消防官(ファイアファイター)」
{netabare}750回のスクワットをなんで時間外にこんなに必死になるんだと疑問を持つ斧田に話す中村の言葉は重く心に残ります。
それを聞いて変に腐らないで素直に自分をカッコ悪いと認めて頑張ろうと思う斧田も素敵だと思いました。
模擬訓練。。こんな実際の現場みたいな状況を作ってやるなんてすごい・・ヘタしたらヤケドもありそう。
救助する人はもちろん人形なんだけど、実際の人と同じように亡くならないように自分の酸素マスクをあてがったり・・!
たぶん後で教官に怒られそうだけど、こういう熱い心嫌いじゃないです。{/netabare}

3話「救助の神様」
{netabare}無事研修を終えてレスキュー隊に配属になると思ったら、人気で欠員でるまで配属待たされるんですね。
配属されて嬉しい斧田の気持ちもわかるけど、中村に送るのは・・
早く配属したい中村の焦る気持ち、わかる気がします。{/netabare}

4話「不破特別救助隊」
5話「252(要救助者)」
{netabare}配属してすぐに起きた災害に向かう斧田たち。
こういう仕事に誇りと思いをもって従事してらっしゃる方々には素直に感謝とかっこいいなという思いがありますけど、この人たちの家族や友人の立場なら、いつ事故で負傷するか分からない不安があるんだろうなって、中村の震える手を見ながら思いました。
でも救助者が助かってよかった。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17
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