月刊少年ガンガンでファンタジーなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの月刊少年ガンガンでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の月刊少年ガンガンでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.9 1 月刊少年ガンガンでファンタジーなアニメランキング1位
不徳のギルド(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (194)
603人が棚に入れました
「…俺の青春、これでいいんだろうか」 若手ながらギルド1の討伐数を誇る狩人キクル。 幼いころから訓練に明け暮れ一流の狩人となった彼の望み、…それは仕事を辞めること!? 失われた青春の1ページを取り戻すため、一刻も早く引退したいキクルの最優先ミッションは後任の育成! しかし、はちゃめちゃな新米ガードを引き連れてのクエストはなぜか不道徳なハプニングしか起こらない!! どうなる俺の青春!?キクルの不徳な新人教育が今始まる!!
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

エロ枠

{netabare}
なろう風エロアニメ。内容はない。
ひたすらエロ展開と特に面白くない会話を聞かされるだけのかなり虚無な作品。迷宮ハーレムよりかは良かった、と言う程度。

毎回特にこれと言った目的もなくヒロイン連れて森に行ってエロい目に合って戻ってきましたという、それだけのワンパな内容。
ノリも面白いかと言われるとあまり...。
毎回ノルマ的に挟まれるエロ展開と、そこにつなげる流れが面白さを書き消してた感は強かったから、エロがなければ面白かったかも?
と、エロアニメに言うのもあれだけど。

せめて、一話毎に何らかの軸のある話やキャラのちゃんとした掘り下げ話等があれば...。
エロ展開でバカみたいなことやってるときはまだマシだけど、この作品はそこ以外の部分がかなり退屈だった。
無意味でどうでもいい会話をひたすら聞かされただけ。
軸になる話や真面目な話が一切存在しないから。

キャラも全員エロ要素に絡めたキャラ付けが多くて特に印象に残るキャラはいなかった。
主人公もどこか達観してる感じが好きになれない。

良かった点としては、エロに関してはワンパじゃなかったこと。
まあ、別にそこは求めてないからどうでもいいけど、触手の回とエノメさんの回はかなり好きでした()
異種姦だし正直性癖には合ってた(小声)

エロ要素は80点、アニメとしては35点ぐらい。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆2
エロ枠すか…。もう飽きた。省エネ作画酷すぎ。
とりあえず巨乳にするアニメ大嫌い。
1話で迷宮ハーレムよりハーレムしてるw このアニメ無理。
合法ロリだけ好き。

2話 ☆2
マジで内容がないな。傍観者極めるのやめろw 名前が酷いな。
この世界ゲームあるんかよ。これはヒロイン出し過ぎ。

3話 ☆8
つまらんなこれ。あまり技術進展してるようには見えない世界だけど。
けど、カフェは現代的だ。
ここ1年のエロアニメの中でエロ要素は1番だわ。31かよw

4話 ☆3
医者の立場利用するクズ。前回ほどの良さがないな。
モブくんかな? 男の娘かもしれない。

5話 ☆6
ギャグ要素強いから迷宮ほど不快でもないし退屈でもない。
そういや現代レベルの科学力だったな。謎じじい。ミンチだろ。
それなりに面白いな。

6話 ☆6
首絞めで草。迷宮に比べてめっちゃバラエティ豊富
内容ないけどなんかつまらなくはない。

7話 ☆5
相性悪いのは今回に限った話じゃない。作画解放。
これ系でちゃんと主人公側の方に敵が現れるの珍しい。
この間に攻撃されないの草。
タイミングよく攻撃してくれる蜘蛛さん。

8話 ☆5
恋愛プロップスのインパクトが強すぎて。あっさり倒れる。
微妙に現代で微妙に中世な感じがするのはなろうのテンプレ設定を踏襲してるからか?
ここまで戦闘ばかりだったのに急に街の人との交流の話されてもな。

9話 ☆7
こいつ誰だっけ? やっぱ男の娘もいるか。
これも仮想空間オチに持っていけ。
しょうもない追放系を見たあとだと、前のパーティも良いように描かれているのがすごく好き。
森の管理こいつ1人に任せてたんかよw

10話 ☆3
胸でかすぎだろ。何か秘密でもしてた? 秘密ってそれかよw
どっちにしろビッチじゃねーかこいつw 乳は偉大だ。
そっからシリアスに持っていくな。

11話 ☆2
男なのに襲われてて草。マジで退屈だ。

12話 ☆3
魔物がいる世界だけど、サブカルとか文化が現代と同じなのすごく違和感があるw マナの話いらんわ。
性感強いことと鈍臭いことへの理由付けw
まあ、つまらないエロアニメだった。
目的をはっきりさせて1話ごとに1つの話だけをやってたら面白かったかもなぁ。エロが面白さをかき消してる感は強かったけど。
ノルマエロが邪魔。声優版EDの方が好きかも。

曲評価(好み)
OP「Never the Fever!!」☆7
ED「シュガー・シュガー・スパイス」☆7.5
12話ED「シュガー・シュガー・スパイス(声優版)」☆8.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キクルの不徳な新人教育が今始まる! 問題児だらけの新米ガードによる狩猟エロコメディ開幕!!

この作品の原作は未読ですが、花凜ちゃんが出演すると知り視聴を決めた作品です。
花凜ちゃんは、私が絶賛ハマっている「アサルトリリィ Last Bullet」で宮川高嶺様を演じている声優さんです。

花凜ちゃんの活動の幅は広く、「盾の勇者の成り上がり」のラフタリア役や、「炎炎ノ消防隊」のアイリス役など舞台などにも出演されているようです。
最近では、舞台「ウマ娘 プリティーダービー」のダイイチルビー役にも抜擢されていましたよね。

そういえば、22年の春アニメで放送された「ヒーラー・ガール」にも出演されていました。
今後の活躍を期待している声優さんの一人です。


「…俺の青春、これでいいんだろうか」

若手ながらギルド1の討伐数を誇る狩人キクル。
幼いころから訓練に明け暮れ一流の狩人となった彼の望み、
…それは仕事を辞めること!?

失われた青春の1ページを取り戻すため、
一刻も早く引退したいキクルの最優先ミッションは後任の育成!

しかし、はちゃめちゃな新米ガードを引き連れてのクエストは
なぜか不道徳なハプニングしか起こらない!!

どうなる俺の青春!?キクルの不徳な新人教育が今始まる!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品って「狩猟エロコメディ」だったんですね^^;
言われてみれば、たまに狩猟っぽいをしていたような…
時には魔物と真剣勝負していた回もありましたが、大体は狩猟するより、魔物に狩猟される側の方が圧倒的に多かった気がします。

そもそも主人公のキクルは魔物を討伐するガードの職を捨てて青春を謳歌したいんです。
wikiをチラ見した際に目にしたのは大学に入りキャンパスライフを満喫したかったんだとか…

それなのに、キクルの後進としてやってくるのは街の安全を託すにはあまりにもお粗末な新人ばかりがやってくるんです。
しかも、魔物を倒すどころかほぼ毎回魔物に狩られるというオマケつき…
これじゃキクルも安心して辞めることなどできません。

でも、キャンパスライフと戦場の違いはあれど、キクルは毎回しっかり青春していると思って視聴いていたのは、きっと私だけじゃない筈です。
しかも、襲い掛かる魔物は決してトドメを刺すことはありません。
所謂、死なない程度に弄り殺すってヤツが毎回繰り広げられるんです。

命のやり取りをしているので、キャンパスの様な安全が確保されている訳ではありません。
でも、こういう青春を謳歌するのって…全然有りだと思うんですよね。
最初は不運だと思っていましたが、途中からその思いは綺麗さっぱり消えて無くなってしまいましたよ。

しかも、キクルの周りには美女・美少女ばかりですし、皆さんキクルのことをまんざらでも無い感じなんですよね。
こうして文章にしてみると…キクル、メッチャ恵まれているではありませんか!
キャンパスライフなら、まずこんな展開は有り得ませんので。
はぁ…だんだんキクルが羨ましくなってきましたよ(*ノωノ)
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、佐咲紗花さんによる「Never the Fever!!」
エンディングテーマは、栗林みな実さんによる「シュガー・シュガー・スパイス」

1クール全12話の物語でした。
キャラクターデザインは金子ひらくさん…
と聞けば作風も何となくイメージできますよね^^;
好き嫌いの分かれる作品だと思いますが、私は総じて堪能させて貰った作品になりました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

昔のエ〇ゲっぽい・・・。

なんで、そんなこと知っているのかって?

・・・野暮な事言うもんじゃないぜ。



って事で、期間別評価で割といい位置にいるので・・・どんなものかと思って観たのですが・・・。
全話観た後の所感としては、よく最後まで観たなぁ・・・、自分を誉めて・・・は言い過ぎか。


まぁ。。。エロい部分は相変わらずあっても無くてもって感じなのですが、若干の無理矢理臭があったかなぁ・・・。
ただ、この作品コメディとしてはいいセンまで来ていると思いました。
そして、キャラクタを含め、コメディ路線に行く時にこのエロは必要だったのかもなぁ・・・とも思ったんですよねぇ。
お品が無いと切り捨ててもいいとは思うのですが、総合的に見ると「アリか・・・」とね。

どうにも・・・が多いレビューですが、若干の戸惑いを持ちながら記しております。

ファンタジー世界で、PT内部を舞台にしたドタバタコメディとしては面白かったのかなぁ・・・。
その一員としては、主人公が割とサバサバしていたのと、それぞれのキャラクタがそれなりに可愛らしかったことがあるんでしょうか。
ボヨンボヨン揺れるのは、個人的にはお好みでは無かったのですが(何が!!)、キャラクタの個性はそれなりに感じられましたよねぇ。
あと「見せられないよ!」マークもまぁ、効果的でしたかねぇ、様式美として。


実際、エ〇ゲ原作なのかと思って調べてみたら、漫画原作なんですねぇ。
アニメ作品を観て、さすがに原作あるとしてもノベライズではないと思っていたのですが、漫画でしたか。
ま、ヴィジュアルがないと、なかなか成立しない作品ですから、そうですよねぇ。

う~ん、これ以上深く追うところもなかなかないのですが、キャラクタがそれなりに個性があって可愛らしかったという点を踏まえて、お気に入りキャラを披露して終わろうかなw。

1位 
ひたむき:はメインヒロインなんでしょうが、まぁ、ポンコツはポンコツとして、けなげで、素直で可愛らしかったですかね。容姿、造形はそれほどお好みでもなかったのですが、性格含め明るく前向きっぽいところが良かったかな。

2位
トキシッコ:なんだろう、麿眉含め、もの言い、振る舞いが、なんでかわからないけど面白かった。後半にかけても、煽っていくスタイルが面白かった。

3位
ノマ:僕っ娘かと思いきや「僕」だったw。まぁ、そうなるわな。

4位
ハナバタ:後半の暴走エピソードが面白かった。キャラとしてもある意味楽しい。

5位
エノメ:かなぁ・・・。

思ったより、印象が残っていなくてびっくりした。
ながら見をしていたせいかもしれないw。

ま、ファンタジーPTの構成としては職種、タレントはそろっているよねぇ、みんなポンコツ兼問題アリアリだけど。
そう言う意味では、PTとして賑やかに面白く成立していたのかなぁ。



とにもかくにも、あまり人前で観れる作品ではないかもしれないし、親の前でなんてもっての他でしょうねぇ。
どの層をターゲットにした作品なのか、少々「?」ですが、好き嫌いはある作品かとは思います。

そのあたりを踏まえた上で、機会があれば、ご覧くださいませ。
(エロ含む)ファンタジーコメディとしては成立していると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

61.8 2 月刊少年ガンガンでファンタジーなアニメランキング2位
戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (182)
716人が棚に入れました
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるという戦乙女たちの恋人となり、彼女たちと恋の特訓を乗り越え世界を救うことが出来るのか!?

声優・キャラクター
広瀬裕也、本渡楓、加隈亜衣、日高里菜、内山夕実、原由実、清水彩香、逢田梨香子、河瀬茉希、小岩井ことり、新田ひより、平川大輔、種﨑敦美、M・A・O、福圓美里
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

コイ☆セントとは関係ない

2話までの感想{netabare}
なんだこれ、“幽奈さん”みたいと思ったら“魔装学園”だったでゴザル、しかも主人公は“炎炎”。
スマホゲー原作かな?と思ったらマンガなんだwそれにしちゃ姉妹が一度に出すぎじゃない?
女性に迫られて主人公がアタフタする系ってちょっと時代遅れ感がするのだけど…それよりなにより、その見た目からあらぬ誤解を受けてる主人公を、姉妹たちは助けようとはしないのか!?
やろうとしたけど対人恐怖症が過ぎて諦めた?と脳内補完できなくもないけど、それにしても他人行儀というか、自分のことしか考えてない(ように映る)。
悪魔だと周囲からビビられるシーンを描けば描くほど、それをフォローしようとしないヒロインズが冷たく感じてしまう。
そのうち弁解手伝うようになるのかね?
もしくは「このクソ女ドモに復讐してやる」って展開も面白そうではあるけど、そっち方向じゃないよね、多分。
警官から「ひいっ、化け物!」と発砲される話になったら個人的にサイコー。
あ、“BEM”がサイコーって意味ではない。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
やっべーなコレ。
↑でも書いた通り、ヒロイン達が「主人公がその見た目により周囲からあらぬ誤解を受けている」のをどうにかしようと思わないことに違和感感じてたのだけど…。
だってねぇ、それこそ敵が現れていざ出撃だって時に、警察から職質受けてたり冤罪で留置所入ってたら困るワケで──任務に影響が出かねない案件じゃん?
周囲の人間も勝手に被害者ヅラして…あんま言いたくないんだけどまるでどっかの国みたいでウンザリ。
“エルハザード”の陣内兄や“ハンドメイドメイ”の南原みたいなの(勝手に主人公に嫉妬して嫌がらせをしてくる)が流行った時期があるけど、その頃に戻ったみたいで気分悪い。
と思いつつの5話、女性たちに囲まれてる状況を周囲からは「脅してる」と受け取られて。
これじゃそのうち「○○ちゃんを開放しろ」と刺されかねない。
というか一度そういう目に遭おうぜ、いっそこのこと。
で、そんな身の危険を覚えてサツキとのダンスを辞退したら「私を嫌ってるのかも…」と早合点。

自 分 が 一 番 か

ヒロインズはタクマの見た目に惑わされず本当の性格を知る「理解者」じゃないの?
なのに自分のことしか考えてなさそうなところがイラっとする。
視野が狭い。
マジで実際「ナツキちゃんを解放しろ」と暴漢に刺されようよ、マトモな脚本だったらそれやる、見た目で差別される話なんて大昔からあるネタじゃん。
で、そうなった時にヒロインズはどういう反応する?ってのを見せたほうがよっぽど面白いと思うんだけどなぁ。
白々しく「まさかこんなことになるとは思ってなかった」って言いそうだけど…。
もしくはタクマは悪魔だと呼んで散々自分を恐れてた・場合によっては嫌がらせをしてた一般人を、果たして本当の悪魔から守る価値はあるのだろうかと葛藤させようよ。
タクマはママの教えで、ヒロインズはパパの命令で悪魔退治をやってるだけで人間自体はどうでもいいとしか思ってなさそうで…。
世界を救うと言いつつ人間はどうでもいいのだったら、いっそ悪魔退治するために人間を生贄に差し出すとかしてくれた方が清々する。

まぁ今後あるのかも知れませんけどね、最初はこんなんだったけど作中で成長するって感じで。
というか最終回までにそのネタをやってようやく及第点かと。
現時点でそういうエピソードがありそうな予感が感じられないのでかなり心証悪い。

絵についても…あんま言いたくなかったけど、ちょっと…。
ウナギがパンツに入る前から四つん這いって、な、何だ?
パンツに入り込んできゃあと言ってかがみこむ「動き」が重要なんじゃないの?お色気をウリにするアニメなら。
お色気がウリでなきゃ別に気にしないのだけど、これじゃあアクションがウリの作品でアクションが死んでるようなものかと。
折角動きを表現できる媒体使ってるのにそれを放棄って…う~ん…。{/netabare}

6話感想{netabare}
“魔装学園”っぽいと思ったが甘かった、あっちは一応主人公乗り気じゃん?
こっちはそうじゃなく、生命の危機に晒されて、キス(もしくはそれ以上)することで脱することができるのだけどそれがなかなかできなくて…って流れは……“ISUCA”だ。
…。
主人公がなにやら秘めたる力を持ってるみたいだし、そのうちそれを説明する大谷育江声のロリババアが登場したりして?
ってかISUCAの内容覚えてる自分にビックリだ、忘れたい。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あー、見る作品間違えたかなぁ。
実はちょっと観るアニメの本数絞ろうと思って、同期放送で勝手に似たようなものと認識してる“ぼくたちは勉強ができない!第2期”とこっち、両方切るのもアレだしどちらかだけにしようとしてこっちを見ることにしたのだけど…。
このテの作品の必須事項「美女と急接近してドキドキする」というシチュが当然多いワケだけど、主人公の対人恐怖症設定がその足を引っ張りまくり。
性的なドキドキと恐怖心でドキドキとの違いが分からない。

そのドキドキは、美女が相手でなくとも人間相手だったら誰でも同じ反応しそう

釣り橋効果とか生っちょろい、男相手でもドキドキするんじゃね?
もっと酷いこと言ってしまえば「人間」って張り紙貼ったカカシ相手でも反応は同じなんじゃね?と思ってしまう。
で、そうなっちゃうともうヒロインがヒロインとしての特別感が無くなるというか、必須条件を欠いてしまってるような…。
まぁとにかく盛り上がらない、とても冷めた目で見てしまう、お色気系でコレって致命的なんじゃない?
元から作画が怪しいところに妙な崩し絵を多用するのも話の腰を折られる感じ。
そういや「お色気パートで話の腰を折られる」と別の作品の感想で見たことがあるような?自分はその時気にならなかったけど、なるほどこういうことかー。

ヒロイン達が、拓真が「見た目が怖い」として恐れられてるのを放置してるのもこれまた違和感。
大事な時に職質されてたらどうするんだと…実際痴漢訓練の際にそうなってたよね?
というかこれ、原作はマンガなのでね、読者から突っ込まれて「あハイ、そのエピソード書きましたー」感がする。
う~ん…そうじゃなくて、その出来事をキッカケにどうするかを書かないと意味なくない?
これは「指令通りにイチャイチャしてもレベルが上がらない→形でやってるだけで心が動いてないから」という展開来ないの?と思ってたら、イチカを相手にした時にそれが起きたのも然り。
これも大して掘り下げはしなくて…どうにも「言われたからやっただけ感」を感じてしまう。
あーいや原作は置いといて、アニメはそこんところをもうちょっとどうにかできなかったのかなぁ?

と、文句ばかり書いてしまったけど、最後の方はガッシュベルだかブラッククローバーだかとシャナの零時迷子みたいな気がしないでもないけど、随分マシになった…のかなぁ?
拓真はカッコいい姿じゃなくて、周囲から恐れられた通りの悪魔と見紛うバケモノの姿のほうが設定生かせてた気がしないでもないけど。
“炎炎ノ消防隊”やブラッククローバーだと、主人公は一歩間違えたら闇に飲まれる危うっぽさをそこはかとなく演出してるじゃん?
あと絵的に「もう限界、死ぬー!(スタッフが)」って感じで全く緊迫感無かったけど…デザインがなーんか炎炎がチラつくのであれくらいやってくれないと…。
ってか敵は殺しに来てるのにこっちは殺してはいけないってヒデー条件で、文句言わないのはやっぱり違和感で。
一方で、神vsハーフによる戦争って設定なので「血統と思想は違うんじゃ?裏切り者居ないの?」と思ってたら姫君と四乃とでなにか共通点があるようなそうじゃないような匂わせ方して、トドメを刺すのを逸してしまう。
これも結局「言われたからやっただけ」なのかも知れないが、それを判定するその後の展開が来る前にアニメの範囲は終わったので…ま、まぁ悪く言っちゃえば上手く逃げたなw
これで原作に興味持つかと言われると…う、うん…。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋して戦え、乙女たち

この作品の原作は未読ですが、起用された声優さんの布陣で視聴を決めた作品です。
本渡さん、くまちゃん、ちゃんりな、うっちー、原由実さんと超が付くほど豪華なこの顔ぶれ…
視聴するのが楽しみでした。


人類に迫りくる悪魔を迎え撃つ9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)
彼女らの原動力は1人の高校生との“恋”だった…
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲に怯えられ、
上手く他人と関わることができない孤独な高校生・亜久津拓真。
一人の少女を助けたことをきっかけに、
悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)の恋人となって育て、
人間界を守ってほしいと頼まれる。

その方法は…
戦乙女と“恋”イチャイチャをすること!!

9人姉妹と恋人契約を結んだ拓真は彼女らと一つ屋根の下で暮らし、
様々な濃いミッションを乗り越え、彼女らを戦いへ導くことに…

恋が世界を救うことを証明せよ!

戦乙女ヴァルキリー、発動…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まぁ、美人系9人姉妹と一つ屋根の下…しかも、全員が恋人でイチャイチャするって、ハーレム過ぎるにも程があるだろっ…という突っ込みがあちこちから聞こえてきそうな純ハーレム作品です。

これで、ハーレムを牙城にする主人公が無双系イケメンだったら、あまりにも出木杉で逆に視聴意欲は萎えてしまったかもしれません。

ですが、主人公の亜久津 拓真は、お世辞にも2枚目とは程遠い風貌で、しかも顔つきが怖く周囲が彼を「アクマ」呼ばわりされるような存在なんです。
それが積み重なって主人公の行き着いた先は人間恐怖症…

そんな人間恐怖症が美女とイチャイチャなんて…出来る訳ないですよね。
人間には大小の違いはあるも、対人恐怖的感覚って誰にでもあるんだと思います。
それが度を過ぎると、逆に可哀想に思えてきちゃったり…

そんな彼を擁護する考えを起こした先から、目の前ではお約束のラッキースケベな展開と、戦乙女に必須なイチャイチャが繰り広げられるんですから堪りません。
彼のことを擁護する必要なんて、きっと微塵も無いのだと思います。

ですが、戦乙女にとっては死活問題なんです。
何故なら、今の彼女たちのレベルでは悪魔に到底太刀打ちできないから…
だからイチャイチャを重ねてレベルを上げなきゃならないんです。
しかも、それだけじゃ駄目…
拓真を心から恋人として認めないと、レベル上げだってままならないんです。
人間恐怖症の拓真にとって、正に四面楚歌の状態と言っても過言ではないでしょう。

だから、彼女たちの心の移ろい模様を是非見て欲しいと思います。
きっかけは人それぞれ…
だけど、拓真が9人の唯一無二の存在に昇華するという最終目標に対して、どこまで辿り着くことができるのかは、この作品の見どころだと思います。
ラストまで視聴すると、レビューに「彼を擁護する必要が無い」と記載した理由が分かると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、逢田梨香子さんの「for...」
エンディングテーマは、「UP-DATE × PLEASE!!!」なんですが、3タイプのバージョンがあります。
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 1.7.8」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 2.6.9」
「UP-DATE × PLEASE!!! ver 3.4.5」
verの次の1~9数字が9人姉妹の生まれ順になっています。
個人的には一番ハジけていた「ver 2.6.9」がお気に入りです。

1クール全12話の物語でした。
「これから面白くなりそう…」というところで終わってしまったのが悔やまれます。
ここで終わってしまっては、単なる販促作品となってしまうのが、とても勿体無いと思うんです。
元々ハーレム系は嫌いじゃなく、寧ろ好みなのでしっかり満喫させて貰いましたけれど…
でもやっぱり続きが気になります。
奪われたモノは奪い返さなきゃですし…
続編が制作されることを期待しています!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

「イクさ」「かける」「こい」

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
と、書くと、あら不思議。そこはかとないド下ネタ感が(笑)

基本的に、エロハーレム、ラブコメ。「魔装学園H×H」と「五等分の花嫁」を合わせたような感じ。

まあ、このレビュータイトルくらいの品のなさと思ってもらえれば(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
もし、この作品にエロがなく、普通にラブコメだったら、普通に楽しめたと思う。

ヒロインとのイチャつき具合によって、レベルが上がっていくとか、やたらゲーム的な設定。てか、ゲームでやった方が面白そう。

戦乙女のレベルが上がるのが、「拓真とデート(キスなど、恋愛イベントをこなすこと)」なのか、「戦乙女が拓真に恋愛感情をもつこと」なのか、「拓真が戦乙女に恋愛感情をもつこと」なのか、ここで作風が大分変わると思います。

序盤を観た限り、多分、一番最初。つまり、「とりあえず、エロイベントをこなせば(心はどうでも)OK」。だから、つまんないアニメになっていくんだよな~。

もちろん、イベントをこなす中で段階的に、拓真に対して、また、拓真自身の恋愛感情も高まっていくのでしょうけど。そこまで待つ気にはなれない。

あと、あんまり説明なかったけど、これ多分、「同じイベントは、1人と(1回)しか出来ない」んだよね? 六海が、「デートの幅を広げるために、誰かがアイドルになる必要があった」と言っているし、「七樹のレベルを優先的に上げる」ってのも、ようは、「誰でもこなせる類いのイベントは、七樹に集中させる」ということかと思っていた(じゃないと、全員とガンガンキスしてヤッてれば良いだけですし)。

であるならば、アイキャッチとかで、イベントの一覧を出せば、「どのイベントを誰がこなすのだろう? 意外とこの人だったか」という楽しみ方はできた思う(でも、キスイベントは複数で有効っぽいから、?。なんか、前提が崩れる気がする)。

あと、折角、ヒロインが9人もいて、メインヒロインも定まっているんだから、「恋愛」だけでなく、キャラによって「家族愛」や「友情」、「尊敬」など、色々な愛のカタチでレベルアップしていくようにすれば、作品の幅が広がったと思う。

キャラが悪くないだけに、残念。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
亜久津は、顔怖いけど本当は優しいキャラ。たまにいるキャラだよね。んで、エロハーレムか。「魔装学園H×H」と同じシステムだね。

エロキツいからダメそうだけど、一応、3話くらいまで観てみるか。

2話目 ☆3
体育館倉庫のクダリは悪くない。ヒロインが生きてたな。これ、ダブルヒロインでいくの? ハーレムでいくの?

3話目 ☆2
六海のドM妄想は、なかなかオモロイ。え? キスイベントは、もうこなしたのでは? 誰とでも何回でもいけるの? 作品が根底から崩れそう。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

63.3 3 月刊少年ガンガンでファンタジーなアニメランキング3位
ながされて藍蘭島(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (351)
2288人が棚に入れました
父親とケンカし、勢いで家出した少年・東方院行人 (14) は、乗った客船からうっかり転落。嵐に巻き込まれ、大波に飲まれた末にたどり着いた島「藍蘭島」は、脱出できない上、女性ばかりの島だった!?個性豊かな女の子達と行人との、嬉し恥ずかし大騒動の島暮らしの日々を描く。

声優・キャラクター
堀江由衣、高橋美佳子、千葉紗子、白石涼子、伊藤静、長谷川静香、下野紘
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

漢(おとこ)の夢は、全年令対象の優良ハーレム系ラブコメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル通り、毒のないハーレムラブコメ作品。

ある少年が漂流した先は、女人島。個性豊かな女の子達との、嬉し恥ずかし大騒動の島暮らしの日々を描く。

昔観たが、AT-Xで再視聴。なんだろう、安心するw

(古い作品だけあって)これといって目立った良さがあるわけではない。強いて言えば、今はバリバリ主役レベルの声優さんが、ちょい役をやっていることかな?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、俺なら島から脱出しようとは思わん(笑)

ハーレムに見せかけ、実は常にメインヒロインが一歩抜き出ている展開で安心して見られる。堀江さん好きとしては、満足満足♪

行人を観ていると、やはりハーレム主人公には「全方位への優しさ」と「驚くほどの鈍感さ」がマストなんだな~と再確認。

シリアスアニメや、新作(だがイマイチつまらない)アニメの骨休めにチビチビ観る感じがちょうど良かった。なんかこう、ウィスキーロック間のチェイサー的作品wというか、ベテランのいぶし銀的楽しみがあるラブコメだった。

個人的には各森の主たちが可愛かった♪ 特に大牙♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ちゃろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ある程度漫画を読んできた人なら

作品を見ただけでこれはジャンプだ、これはマガジンだとわかるようになります。

特に一昔前は王道はジャンプ、ヤンキーはマガジン、スポーツはサンデーといったようにその雑誌の特徴が凄く出ていました。


そういう意味でもこの作品はザ・ガンガンコメディといった作品です。物語、キャラデザ、作品のノリ、ガンガン以外考えられないです。

上級者になればおそらくヒロインの服を見ただけでこれはガンガンだとわかると思います。

物語自体はベタです。いわゆるハーレムものですね。でも少年誌原作なのと少し前の時代の作品なので、近年の原作者の願望垂れ流し系のハーレムものではなく健全なハーレムものなので不快感がありません。あくまで願望よりもコメディを重視しています。お色気もあくまで健全、ねちっこさや下品なエロさはありません。あくまで願望よりもコメディを重視してるので。

キャラの特徴もベタです。ただ主人公の年齢がいいですね。裸を見て鼻血とか女性に対する「うわー」な対応が高校生以上になると説得力が無くなってしまいます。

原作は今でも続くガンガンの人気作です。ドタバタコメディが好きな人は楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

あったあまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

動物が出しゃばり過ぎ特に豚

このアニメの敗因は美少女ラブコメにも関わらず動物(しかも中身が擬人化されて人間のような知能があって言葉も喋る)を目立たせ過ぎてポケモンやデジモンみたいな子ども向け動物アニメみたいな雰囲気になってしまってる事。
特にあのマスコットキャラのとんかつとかいう子ども豚はぷーぷー鳴いてばかりで大した事出来ないのに目立ち過ぎじゃないかね?
まあ動物が目立ってるのは原作も同じ事だが。
いくら作者が動物が好き過ぎるからといってこういう漫画で動物を出しゃばらせまくるのはどうかと思うのだがね。
他の有名な少年ラブコメでここまで動物が出しゃばってるのはあまり見たことがない。
ラブコメなんだからぶっちゃけ動物はあまり必要ないと思う。
動物のデザインもポケモンやデジモンに比べたら正直パチモン臭くてセンスがあまりよろしくない。
まあ小学生くらいなら動物がたくさん出て来るから楽しめるかもしれないが、もっと上の年齢の連中や最近の一般的な萌え系アニメを見慣れてる連中にはかなり物足りないかもしれないね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

64.2 4 月刊少年ガンガンでファンタジーなアニメランキング4位
社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (145)
377人が棚に入れました
社畜の伏原さんが夜中まで会社で仕事をしていると、フロアに「タチサレ~」という不気味な声が鳴り響く…。その声の正体は、小さな幽霊ちゃんだった! 健康のために伏原さんを立ち去らせたい幽霊ちゃんと、幽霊ちゃん可愛さに立ち去りたくない伏原さん。 そんな2人(?)が織りなす、癒され可愛いハートフルストーリー。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

自分ファーストの不幸。利他のストレスは幸せの条件かもしれません。

 題名に偽り無しですね。題名の通りです。素直に幼女幽霊の「立ち去れ~」に癒されるかどうかです。ストーリーのドラマ性とかテーマ性とかを見出すのは難しいでしょう。一見すると、ですけど。

 アニメやマンガの重層性を感じさせる作品です。題名の通りの意味で見て癒しとして楽しむことができると同時に、裏にある含意に現代の経済至上主義、自由(人権)偏重による世の中の歪みなどが見て取れます。作者が意図していないかもしれませんが、意図せぬテーマ性を見ることができるし、なんとなくですが、最終回を見るとどこかで作者の意図はある気がします。


 今はやりの疑似家族ものにつながります。自分のため、自分の豊かさのための人生の虚しさ…最近、幼稚園児が一人暮らしをしたり、スパイと家族になったりしています。映画でも疑似家族に注目が集まっている気がします。
 あまりに、経済性とか個人の尊重とか人権とかに疲れ果てたのでしょう。つながりの無い人生の虚しさと、誰かとつながることの大切さにどこかで気が付いたのではないでしょうか。

 自由なこと、裕福であることが良い人生ではないという含意を少なくとも読み取れると思います。途中はロリ幽霊が沢山でてきて、なんだか意味不明に見えますが、何かを感じることは出来ると思います。

 ストレスがなくなるとこの幽霊と切れてしまうという設定が、ちょっと寂しいですけどね。ただ逆にとればいいかもしれません。人を養うのはストレスだ。だけど「その人のためのストレス」が素晴らしいのだと思います。最終回のラストシーンはつまり人のためなら一生ストレスを抱えてもいいかな、という事でしょう。そして、そのストレスは幸せと表裏ということかもしれません。

 ブラック企業や社畜を肯定しているわけではないです。あくまでマンガ、アニメなのでデフォルメされています。
「ブッダ」のラーフラ(生まれてきた赤ん坊が束縛者だという考え)と合わせて考えるとより深くなるかもしれません。
 サルトルの実存主義的な「束縛の中に自由がある」という考えにも通じます。

 また「立ち去れ~」という言葉に愛を感じない人はいないでしょう。自分の健康を気にして待っている人がいるすばらしさ。これが家族だぞ…と。
 
 なお、OPの音楽は素晴らしかったと思います。BGMも場面場面に合っていました。
 作画は時折頭と手のバランスがおかしかったりしますが、丁寧でデザインが崩れているわけではないし、絵柄も味があるので楽しめました。

 総評すると、再視聴するかと言われるとちょっとわかりませんが、少なくともちょっと狂った社会の中で、利他の素晴らしさ、自分ファーストが一番不幸になると言われている気がして、選挙前でもありますしいろいろ考えるヒントをくれた作品でした。
 なお、毎週癒されてもいましたので、その点でも良い作品でした。

 

22年8月 再評価中。リアル視聴作品は極端な評価が多いので。さすがに4.2点は過大評価ですね。特にストーリーの4点とキャラの5点は極端ですね。
 これらは自己投影すると、点数高くなりますが、物語で語れているかというとそこまでではないです。なので、全体的に評価を見直し、3.7点にします。




1話 サラリーマンの癒しとして機能するならあざとくてもいいのでは?

{netabare}1話 メイドラゴンのブラック労働部分だけ抽出してカンナを変形させた感じというんでしょうか。可愛いキャラの頑張りと幼さ故のズレ具合を愛でるという感じですね。

 なお、これは厚生労働省なんかも勘違いしていますが、労働で死ぬ人は長時間労働では死にません。優秀でなければならないエリートでなければならないという世間体や自意識の問題や、主体性や裁量権の有無、パラハラなどです。その証拠に自営の経営者はいくら超長時間労働でも死にません。彼らが死ぬのは経営が破たんしたときです。
 もちろん納期がある仕事に追われる長時間労働のストレスは危険ですけど、作中のヒロインは危険な状態ではないでしょう。自意識が保てるので逃げられるし倒れられます。

 その意味でいえば、守るべき存在ができるというのは、ストレスにもなるし癒しにもなります。(家族問題=束縛者=ラーフラ…ですね。詳しくはブッダとかで)

 キャラとしてロリが必要かといえば、等身が低く丸に近い顔、目、体形に動物は本能的に癒されるそうです。かわいいという感情やオオカミが赤ちゃんは育てる理屈ですね。匂いもあるみたいですけど。つまり、ロリは癒しとしては意味があります。
 性的な消費ならロリータ(と言うよりペド)は気持ち悪い面がありますが、本作はどうみても癒しに振っているのでロリータというよりは、愛でる存在または守るべき存在という感じです。要するにカンナと同じです。

 まあ、理屈は延べましたが、サラリーマンの癒しになるなら本作のようなあざとい作品も悪くはないでしょう。{/netabare}



2話 やばい…涙が出てきた。

{netabare} 駄目です。ほっこりできません。ロリ幽霊の涙に私も涙してしまいました。理屈関係ないですね。私もどこかが疲れているのでしょう。いろいろアニメとしての出来とかあるんでしょうけど、批判できません。

「立ち去って」は「早く帰って来てね」という家族の声です。親を心配するく娘の声です。社畜さんは人を想う心に鈍感すぎです。こんな会社早く潰れればいいのに。

 それにしても夜寝る幽霊って…{/netabare}


3話 悪霊化?

{netabare}  あれ、可愛いけど、これって幽霊に取りつかれてない?悪霊化したってこと?家に連れて帰っていいのか?

 憑かれてる…と思ったら、なるほど…ちゃんとフォローがありましたね。このエピソードは上手かったですね。なぜか移住…そして、新キャラと。

 なお、制作委員も癒されたいらしいですね。

 視聴は継続します。 {/netabare}


5話 週に1度のお楽しみ。もっと「立ち去れ~」って言って欲しい。

{netabare}  なんていうか…本作は今この時リアルタイムだからこそ癒されるし、毎週1回楽しみにしているんでしょうね。

 後で一気見とかしないと思いますし、一気見したらシラケると思います。まあ何年かしたら懐かしくて見るかもしれません。サブスクに残っていればですけど。まあ、一期一会ですね。

 最近「立ち去れ~」が減って来たのでもっと言ってください。{/netabare}



8話 まあ新キャラ出すしかないよね。いいですけど。

{netabare}  もはや作品を週1で見ることが目的化していて、内容がどうでもよくなっている自分がいます。普通に幼女が集まっているだけだし。服作って貰ってるし。
 それにしてもあの茶色い「幽霊靴下」ってなんなんでしょうね?

 で、新しい隣人登場で改めて思うのですが、本作って、ストレスが解消すると幽霊と合えなくなるっていうジレンマがあるんですよね?その点だけはちょっと気になるかなあ。
 それと幽霊は年取らないんですよね?主人の年齢との関係がちょっと気になります。そこまでは描かないんでしょうか?{/netabare}
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

アニメはファン向けだけのものではない

本作品は、私的にハズレが多いTwitter(現X)発の作品なので期待して観る事はしませんでしたが、本作も駄作判定とさせていただきます。

唐突ながら持論を展開させていただきますが、アニメというのはただ単にファンに還元するというものではありません。
売れている作品をアニメにするのは、新規視聴者を獲得し、更に売り上げを伸ばす目的で作られるのです。(もちろんその他の要因もありますが)

本作品は本当にその努力が足りないと感じる事が多かったです。
作画も普通の作品より高クオリティにも関わらず、癒しアニメとしてのアドバンテージを全くと言っていいほど生かしていません。

漫画である原作は本レビュー投稿時の現在も刊行されているため、それなりに人気である事を承知の上で書かせていただきます。

アニメとしての見せ方をもっと工夫してください。
癒しアニメを謳うなら、オリジナルの展開でもいいから一人称視点をおまけにすればもっと売れたと思います。(世話焼き狐の仙狐さんはその点が上手かった)

癒しアニメの母体数は正直少ないと思いますし、30分の枠を取れる作品なら尚更少ないでしょう。
しかし売れた作品があるなら、そのリサーチと研究を少しでもしてくれと思いました。

また、本作品というより癒しを求めるアニメにナレーションの存在価値は無いと思います。
ギャグやコメディアニメなら良いでしょう。
しかし本作品には不要です。渋い男性の声で主人公に被せるように「可愛い」とのたまうセリフは鳥肌が立つほど気持ち悪かったです。

Twitter(現X)発の作品という事もあり、内容は薄いです。
それでも、10分から15分のアニメにするなら内容も十分に取れたでしょう。
しかし30分枠のアニメですので、尺の取り方やどんな内容の話を入れるかで迷ったと思いますし、資金不足なら、私の要望である一人称視点を入れる事が出来ないのもしょうがないでしょう。

しかし本作品は受け取り手である視聴者の需要をいまいちよく分かっていないんじゃないかと思いました。
あくまでファン向けという印象です。

それに内容に関しても、社畜である伏原さんが遅くまで残業をする動機も本作では語られませんし、なぜその会社で働き続けるのかという説得力を持たせるための設定も明かされていません。

設定は出し惜しみをしていい場合と、するべきでない場合があります。
新規視聴者が必ずしも原作を買ってくれるとは限りませんから、アニメを制作する上で必要な設定をピックアップし、それらを表現してほしかったなと思います。

と、こんな酷評を書いてしまいました。
これでは癒しではなく、ストレスを与えるアニメです。

総評すると、本作品は宝の持ち腐れだと感じました。
ただ薄い内容をアニメ化しただけに過ぎません。それに漫画版の良い所を消しているように思います。アニメという媒体を上手く扱えていません。
そのためおすすめはできない作品だなと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒されかわいい日常、はじまります。

この作品の原作は未読です。
実は、この作品の視聴も序盤で停滞しちゃいました。

主人公を演じるのはひーちゃんで、序盤からちゃんりなボイス全開の展開が待っているのですが、ちゃんりなの台詞が「立ち去れ~」ばっかりなので、序盤でお腹いっぱいになってしまったのが停滞した理由だと思っています。

まぁ、これで終わる作品ではありませんでしたけどね。
物語中盤から、ココちゃん演じる「みゃーこ」が登場してから状況が一変しました。


社畜の伏原さんが夜中まで会社で仕事をしていると、フロアに
「タチサレ~」
という不気味な声が鳴り響く…。

その声の正体は、小さな幽霊ちゃんだった!

健康のために伏原さんを立ち去らせたい幽霊ちゃんと、
幽霊ちゃん可愛さに立ち去りたくない伏原さん。

そんな2人(?)が織りなす、癒され可愛いハートフルストーリー。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「立ち去れ」という台詞自体を使う機会が少なかったからでしょうか。
序盤はムッチャ新鮮に感じたんですけどね…

しかし、ココちゃん演じるみゃーこの可愛らしさの破壊力は、もう言葉では表現できません。
ちゃんりな演じる幽霊ちゃんと背格好はそっくりなのですが、兎に角あらゆるスペックが鬼懸かっているんです。

しかし、ちゃんりなとココちゃんの錯綜ボイスはなんて素晴らしいんでしょう。
もう耳がとろけるかと思うくらい癒しを頂きましたよ。

そんなココちゃん演じるみゃーこですが、物語の中盤で過去を回想するシーンがあるのですが、そのお話がまた超が付くほど切ないんです。
話を聞き終わったあと、主人公である社畜さんと幽霊ちゃんはボロボロ大粒の涙を流していましたが、あまり切なさに私も社畜さんや幽霊ちゃんと一緒に涙してしまいましたよ。

この辺だったからかな…
なんか変なスイッチが入っちゃったみたいで、みゃーこの可愛らしい姿を見ていると何故か目頭がじんわり熱くなったんです。
今まで「可愛い」で目頭が熱くなったことなんて無かったと思うんですけどっ!
私の涙腺、いよいよヤバイのかな…^^;?

この作品の特徴として、声優さんが誰なのかが一発で分かる明朗さが挙げられると思います。
ひーちゃん、ちゃんりな、ココちゃん、まややん、かおちゃん、そして終盤には唯ちゃんも登場するんです。
流石癒し系の作品に相応しい顔ぶれが揃っていますよね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、かおちゃんによる「Cherish」
エンディングテーマは、まややんによる「聴こえる?」
どちらも甲乙付け難い楽曲だったと思います。

1クール全12話の物語でした。
しっかり癒していただきました。
この疲れた心に染みわたる癒しが何と心地の良いことか…
今回しっかり癒して貰ったので、私もまだまだ頑張れそうです。
また心が疲れた時には補給させて貰おうかな^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
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