春休みで神社なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの春休みで神社な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月07日の時点で一番の春休みで神社なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.0 1 春休みで神社なアニメランキング1位
続・終物語(アニメ映画)

2018年11月10日
★★★★☆ 3.8 (343)
1905人が棚に入れました
高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき……。気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。

2018/11/10より全国劇場にてイベント上映開始!

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、喜多村英梨、井口裕香、早見沙織、井上麻里奈
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

僕達と,育ち続ける物語。

こちらは「こよみリバース」。
高校の卒業式の翌朝から始まる物語です。
終わりの,続きの物語ということらしいです。
今回もあらすじに沿ってレビューしていきたいと思います。

阿良々木くんが朝,顔を洗って洗面台の鏡を見ると,鏡の中の阿良々木くんが動いていないことに気付きます。
鏡に手をのばすと彼は鏡に引きずられるように入っていってしまったのでした。
{netabare}気がつくと,そこは洗面所でした。
鏡の中の反転した世界です。
そこに現れたのはお風呂から上がった背の低い火憐ちゃん。
いや。お兄ちゃんの前で裸で平気ってなんなのこの妹。いつものことだけど…。
女としては地味にブラの着け方が気になる。。
これじゃ綾波レイの二の舞じゃないか!!
それより気になったのはパンツよりブラの方を先に着けるの!?
まぁ,火憐ちゃんの好きだけどさ。
「って言うか兄ちゃん,出てけよ。妹が下着姿なんだよ。」って。
あのぉ。裸は良いのに下着姿はダメなのですか??
なにそのダブルスタンダード。
その後月火ちゃんに会うのだけど,彼女の浴衣が左前になってることに阿良々木くんは気付きます。
そして斧乃木ちゃんにも会います。
いつも無表情な彼女がいつもと違う。
そしていつものひらひらスカートじゃなくてパンツスタイル。
八九寺に会おうと北白蛇神社まで来た阿良々木くんはお賽銭を投げて八九寺を召喚しようとします。
ここで内心「オリジナリティーあふれるアイディアが出てくるかどうかがあいつと僕を分ける壁だと言えよう。」とか言って貝木をディスってるけど,恋物語観た視聴者さんはみんな「(o-∀-)σオマエ…」ってなってるよね(笑)。
投げ入れる金額も違い過ぎるし。。
なんとか八九寺は現れます。でも21歳の八九寺お姉さん!!
「阿良々木くふぅん♡」って(笑)。
それで八九寺お姉さんに相談にのってもらいます。
そして阿良々木くんは思いつきます。
暦物語「こよみウォーター」での出来事を思い出したんですね。
神原の家のお風呂が元の世界との通話口になるのではないかと。
でもそこでレイニー・デヴィルに出会ってしまうのです。
「憎い」を連呼して追いかけてくるレイニー・デヴィルだったけど,ブラック羽川に救われます。
羽川の乳房の左右差まで把握してたとか,変態すぎるんだけど阿良々木くん!!
確かに右胸の方が大きいのは珍しいけど!!
家に帰ると,女の子が居ました。
どうやらこの世界の阿良々木くんは老倉育と一緒に暮らしてるらしい。
この世界の老倉さんは幸せそうだなぁ。
現実がこうだったら良いのにな。
真宵お姉さんが召喚したのは先代神様のクチナワさんこと千石でした。
口調がクチナワの兄貴っぽくなってる(;´・ω・)
千石との会話の中で阿良々木くんは鏡は左右逆に反転するのではなく裏返っているのだと気付くのです。
そして,元の世界に代わりに行った阿良々木くんは扇ちゃんではないかと考えるのでした。
寝ようとした阿良々木くんのところに斧乃木ちゃんが来ます。
いつもの無表情の斧乃木ちゃんです。
うん。こっちの方が落ち着くなぁ。
「深淵を覗く者は,また深淵からも覗かれている」
有名なニーチェの言葉ですね。
阿良々木くんが斧乃木ちゃんのパンツを脱がさずに去ったことを訝しんでの行動だったようです(笑)。
“パンツ”がパンティーの方のパンツなのかトラウザーズの方のパンツなのか聞く阿良々木くんだったけど,「さあね。自分の胸に聞いてみたら?」って教えてくれない斧乃木ちゃん…好きです。
それに加えて「僕の胸を使ってやるいつものやつ」とかいうパワーワードまで飛び出します。
大事なことなので2回訊ねる阿良々木くんだったけど,それは華麗にスルーされます。
斧乃木ちゃんはブラック羽川に阿良々木くんを助けるように依頼した人が居ると考えます。
そして,学習塾跡に向かいます。
でもそこにあったのは廃ビルではなく豪華絢爛なお城でした。
そして,そのお城に住んでいたのは人間のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだったのです。
姫様に謁見している阿良々木くんは,その余りの高貴さに自然と自殺したくなってきてしまいます。なにその謎設定(笑)。
阿良々木くんはこの世界に長く居続けちゃいけないらしい。
翌朝,月火ちゃんに顔を洗われます。
その水が流れていく瞬間,その水に映ったのはにやりと笑う阿良々木くんの顔でした。
自分とは違うその表情に驚く阿良々木くん。
どうでも良いけど,阿良々木くんの妹たちは何でいっつも裸で登場するのよ!?
神原の家に向かう阿良々木くんと斧乃木ちゃん。
レイニー・デヴィルは斧乃木ちゃんが何とかしてくれるらしい。
結局,お風呂につかる阿良々木くん。
そこに現れたのは神原駿河のお母さん,臥煙遠江でした。
何故か一緒にお風呂に入って話します。
いや。どんだけ裸の女が登場するの!?このアニメ。
臥煙遠江は何でも知っちゃう人らしい。
彼女から背中にスティグマという名のヒントをもらう阿良々木くん。
そのヒント通りに直江津高校に行くことにしました。
制服を着て行こうとしたけど,制服が男子用から女子用になっていました。
女子用の制服を着て高校に向かう阿良々木くん。
いくら鏡の中の世界だからってメンタル強すぎるよ,阿良々木くん。
扇ちゃんが北白蛇神社に行くと真宵お姉さんと千石と羽川が酒盛りをしていました。
羽川は幼女バージョン。
羽川は何でも知っているなぁ。
阿良々木くんが直江津高校のかつての一年三組の教室に向かうとそこに待ち受けていたのは扇ちゃんでした。
洗面台に見えた顔が笑ったように見せたのは扇ちゃんでした。
扇ちゃんは鏡の世界の住人ではなく,阿良々木くんの扇ちゃんらしい。
扇ちゃんは阿良々木くんに,阿良々木くんが鏡の世界に来たのではなく,鏡の世界には削られているはずの20%を引っ張ってきたと教えます。
ん~。何だか分かったようで分からない。。
斧乃木ちゃんは懐から吸収率100%の鏡を取り出します。
それを北白蛇神社に奉納すればいいのだそう。
そうすれば残りの2割を吸収してくれるらしい。
結局,阿良々木くんの心残りが今回の事件を引き起こしたってことらしいです。
元通りになった世界に現れたのはピッグテールの戦場ヶ原さん。
阿良々木くんは今回の事件について彼女に話します。
心残りは何だったのか彼自身にも分からないらしい。
最後は戦場ヶ原さんといちゃいちゃして終わり☆{/netabare}

全体的になんか退屈でした。
今までのヒロイン達総動員だったし,会話で面白いと思った所はもちろんあったけど,相変わらず無意味な会話やだらだらとした説明がとにかく長くて,途中で観るのがしんどくなっちゃいました。
こちらはテレビアニメとして6話に分割して放送されたらしいので,それならまぁ観れるかなと思うけど,一気見は集中力がもちません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

僕達と、育ち続ける物語。

この作品の原作は未読です。
化物語から始まる一連の「物語シリーズ」ですが、物語の難易度が段々上がっている気がするのは私だけでしょうか?

元々は、私立直江津高校三年生の阿良々木 暦が春休みに吸血鬼であるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと出会て吸血鬼の眷属となります。
そして、暦の周囲の友達や家族に取り憑いた「怪異」に纏わる物語でした。
この頃は話が分かりやすかったんですけどね…
個人的には「終物語」くらいから、物語の構成や登場人物の設定が複雑で難しくなった感があります。

だから恥ずかしながら本作では怪異は微塵も登場しなかったと思っていました。
高校を卒業したから…?
それとも暦の周囲の怪異は出尽くしちゃったからとか…?
などと考えていましたが、結論から言うと私が忘れていただけでしっかり怪異は登場していたんです。
でも、その怪異に関しては全てがシークレットなんでしょう。
重要なキーパーソンである筈なのに、公式HPのどこにも見当たらないのですから…
もちろん、ストーリーには出てきますけれど…
つまり物語が放送されるまで、そのキーパーソンに関する情報が皆無だったんです。


阿良々木暦の物語は終わった。
地獄のような春休みから始まり、
いくつものめぐり合わせを経て、
阿良々木暦の高校生活最後の一年間は終わった
…かに思えた。

だが卒業式を終えた翌朝、思いがけない事態が起こる。
暦は、鏡の世界に迷い込んでしまっていた。

これは、高校生でもない、大学生でもない、
そんな時期に阿良々木暦が体験した
終わりの、続きの物語。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「阿良々木暦の物語は終わった」と書かれていますが、見た時にどうしてなんだろうと率直に思いました。
何故なら、原作ではまだ阿良々木暦のの物語は大学生編として続いているから…

確かに高校生としての阿良々木暦の物語は終わったかもしれません。
ですが、阿良々木暦自身の物語は終わっていませんので…
でも、物語を完走して理解しました。
この物語を成立させるには、ここで一旦を終わらせる必要があったんです。

でもこの伏線は正直分り辛いです。
最後の最後までチンプンカンプンでしたから…

でも、難しいながらも視聴を進めていくと、この鏡の世界の設定は実に面白いです。
特に化物語から欠かさず視聴してきたファンの方には堪らなかったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人ですけど…

この鏡の中の世界…文字は裏返り右と左が逆になるんですが、これは見た目の話だけで本質ではありません。
この世界の面白さの本質は、設定そのものが裏返ることなんです。
設定が裏返ることの面白さは、登場人物のこれまで見れなかった一面が見れることに尽きると思います。

例えば八九寺 真宵は永遠の小学5年という設定でした。
ですが本作では「傾物語 第閑話 まよいキョンシー」でお目見えした真宵お姉さんになっていたり…
この設定で色々持っていかれたのは、やっぱり余接ちゃんで決まりでしょう。
普段無表情の余接ちゃんが裏返ると…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

人生には進学、就職、結婚など様々な節目がありますが、節目を迎える時にはこれまでを振り返る大切さを、この作品に教えて貰った様な気がします。
今回暦も高校を卒業するという節目を迎えた訳ですが、節目を迎えた人ならではの物語だったのではないでしょうか。
だから物語を終わらせて節目を迎える必要があったんです。

きっと優れた人は節目を迎える前に自分自身を振り返るんでしょうね。
だから第2、第3の暦になる可能性は格段に低いのでしょう。
まぁ、それが出来たら苦労しないんですけどね^^;

物語はちょっぴり切なくて…やっぱり戦場ヶ原ひたぎは可愛くて…
〈物語〉シリーズ・ファイナルシーズン最終巻をアニメ化したこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、阿良々木暦の「07734」
エンディングテーマは、TrySailさんの「azure」
オープニングは不思議な感じの曲でした。
TrySailさんの「azure」は安定感抜群の曲だったと思います。

0.5クール全6話の物語でした。
多少、難しさを感じましたが気合いと根性で乗り切りました。
もちろん堪能させて貰いましたし、視聴して良かったと思っています。

でも、この〈物語〉シリーズの終着点ってどこになるんでしょうね。
終わらない作品は決してありませんが、この作品にはまだまだ広がりを見せて欲しいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不思議な世界

原作未読 上映時間 約150分

テレビアニメ放送(未定)に先駆けて6話分を劇場版としてひとつに纏めて公開した作品です。

阿良々木 暦が私立直江津高校を卒業して、大学入試の合格発表前の出来事を描いています。朝、洗面所の鏡に映る自分を不思議に思ったあと、その鏡の中に引き込まれたお話です。

キャラデザは、テレビアニメ版と同じなので違和感なく観れました。

いつもの阿良々木暦の一人語りがメインで、色々なキャラとの会話劇もたくさんありましたね。{netabare}(まさか神原 遠江(臥煙)さんまで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

女性キャラがほぼ登場しますが、いつもと違った面が観れました。
{netabare}
成人になった八九寺真宵、レイニー・デヴィル姿の神原駿河、クチナワ口調の千石撫子、ブラック羽川や少女姿の羽川翼、背が低くなった阿良々木火憐、人間の時の忍野忍、ツインテールの戦場ヶ原ひたぎ、表情や仕草が豊かな斧乃木余接、学ランを着た(男性?)忍野扇、そして老倉育さんだけは最初誰だか分からないくらい容姿や性格が変わっていましたねw
阿良々木暦の女子制服姿で真剣に語っているところは、ちょっと笑ってしまいました。
{/netabare}
PG12作品ということで、やたらと下着姿や裸のシーンが多かったですw

化物語の世界を満喫しました。この作品の特徴として、アクションシーンが少なく会話する時間が長く、150分もあるので退屈するかもしれませんね。

テレビ放送はいつになるのでしょうか? 早く観たい方で、化物語シリーズが好きな方は観てもいいのではないかと思います。

ED TrySailさんが歌っています。

最後に、原作の物語シリーズはまだ続いているにゃ~。またTVアニメか劇場で続きを観たいシャシャシャ~。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

84.8 2 春休みで神社なアニメランキング2位
終物語(「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (694)
4361人が棚に入れました
3月13日、大学受験の日の朝。臥煙伊豆湖の振るう怪異殺しに切り刻まれ、阿良々木暦は死んだ――
だが死んだはずの暦は、とある場所で目を覚ます。
そこにいたのは、成仏したはずの八九寺真宵だった。
不思議がる暦に、彼女はこう告げた。
「ここはですね――阿良々木さん。地獄です」
そして暦は自分が死んだ意味を知る。

阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語にして、すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる――
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

阿良々木暦の高校生活——完結。

こちらは終物語の完結編って感じです。
1つずつあらすじをなぞりつつレビューしていきます。

まよいヘルのレビューです。
こちらは「暦物語 こよみデッド」の続きです。
臥煙さんに殺された阿良々木くん。
地獄で待っていたのは八九寺真宵ちゃんでした。
{netabare}阿良々木くんのセクハラっぷりは相変わらずだなぁ。
彼のセクハラは年中行事なのに全然慣れない。
相も変わらず気持ち悪いです。
八九寺は今居るのは阿鼻地獄だと教えます。
阿鼻地獄って八熱地獄の中でも1番やばいとこだよね!?
どうやら吸血鬼を助けたから最下層まで落ちたらしい。
それだけで阿鼻地獄にまで落ちるの!?
セクハラのしすぎなんじゃ…(笑)。
八九寺はといえば,親より先に死んだから地獄に落ちたらしい。
それで賽の河原から阿鼻地獄に出張してきたと。
地獄を案内する八九寺。
阿良々木くんを生き返らせてくれるといいます。
そして連れて行かれた先で彼を待っていたのは,同じく死んでしまっている手折正弦でした。
地獄で阿良々木くんを生き返らせる準備をしておくことが仕事だったと彼は言います。
そして,自分自身はもっとずっと前に既に死んでいたとも。
知っていたのは臥煙さんと忍野。
また,臥煙さんのネットワーク外の自分に阿良々木くんや忍ちゃんをターゲットにした依頼がきたといいます。
それを前もって彼に教えていたのは忍野でした。
全然出てきてなかったけど,実は裏で動いてくれていたのね★
そして空から伸びてきた白蛇を握る阿良々木くん。
引っ張りあげられる瞬間,彼は八九寺を脚で挟みます。
彼女を置いてはいけないのね。
そうして現世に戻る時,正弦は退治の依頼人の名前を告げます。
「忍野扇」と。
現世で彼を待っていたのは臥煙さんとキスショットでした。
取り敢えず入試に向かえと。
いや。こんなことがあったらまともに試験なんて受けられる精神状態じゃないよ,わたしなら。
とにもかくにも生き返れて良かったね,阿良々木くん。
主人公が死んだらそこで話が終わっちゃうもんね。{/netabare}

次に「ひたぎランデブー」。
こちらは戦場ヶ原さんとデートをするお話。
{netabare}「戦場ヶ原ひたぎを愛している。臆面もなくそう言える。」
―っていきなり言い出すからびっくりしたけど…(;'∀')
恋愛が時間じゃないってのは分かってはいるけど,正直そこまでの大恋愛をしたかっていうとそんな感じもしてないのよね。
1年前には考えもしなかったわけでしょ!?
そもそも化物語で戦場ヶ原さんが阿良々木くんを口説いてた(?)時だって,阿良々木くんには全然そんな気なさそうで鮮やかにかわしてたじゃん。
それが,一体いつそんな恋に落ちたのかそこら辺がよく分かんないのよね。
「土台,自己愛を放棄しなければ。自分以外の誰かを愛することなんてできやしない。」
そうなの?よく言われるのは逆だよね。
まず自分を愛さなければ他人を愛すことなんてできない。―って。
どちらも真だとするなら中庸が大事ってことかな??
それで戦場ヶ原さんからデートに誘われます。
なんかわざわざシャワーを浴びて準備してたわりには家の前でしゃべるだけなのね(;・∀・)
デートを取りつけるだけなのにこんなに長広舌をふるわないといけないの(汗)!?
そういえば,恋物語で死ぬことは免れたんだったっけ。
阿良々木くんの部屋で寝っ転がって漫画を読んでいる斧乃木ちゃんにデートのことを報告すると彼女もなぜか行く気満々。
憑物語からわたしは彼女がお気に入りです♪
正弦の話をするも斧乃木ちゃんは忍ちゃんの話に切り替えます。
どうやら完全復活したキスショットが怖い模様(笑)。
態度を豹変させなきゃいけないからって阿良々木くんに敬語を教わろうとします。
「ハートアンダーブレード様は聞こし召すのかな?」って…。
それもう古文だよ。
いや。古文だとしても間違ってるけど…。
そして,月火ちゃんを察知するや否や物凄いスピードでぬいぐるみになる斧乃木ちゃん可愛すぎ。
あんなにくつろいでいたのに(笑)。
そして月火ちゃんは斧乃木ちゃんをかなり気に入ってる模様。
撫子ちゃんの話をする月火ちゃん。
「友達って言っても,お前と千石そこまで仲が良いイメージなかったから。」
あたしもだよ,阿良々木くん!!
なんか月火ちゃんって撫子ちゃんみたいな子を下に見てそうなんだよなぁ。
「大親友だよ。」って怖いよ~。
そして戦場ヶ原さんは戦場ヶ原さんで羽川に寄せてくるし…。
羽川が阿良々木くんを好きって知っててそれやるの一体どういうメンタルなの(笑)!?
そして自動車免許を取得していたドライバーヶ原ひたぎさん。
阿良々木くんはやっぱり鏡だけじゃなくて写真にも写らなかったのね。
プラネタリウムに向かう2人。
プラネタリウムで夢の中に出てきた扇ちゃん。
“正しさ”について話す扇ちゃん。
正しさについてはまよいヘルでも八九寺と話していたよね。
そういえば,ここは日本科学未来館かな??
その後は色んな所でデートを楽しむ2人。
確かにてんこ盛りだなぁ。
まぁ,この2人は受験生だったしそうじゃなくても怪異がらみでデートどころじゃなかったんだろうけど,ろくにデートにも連れて行ってもらえないなんてちょっと寂しい気がするよな,彼女としては…。
それに,このデートも誘ったの戦場ヶ原さんだよね。
戦場ヶ原さんに誘われなかったら他の女の子といちゃいちゃするのに忙しくて永遠に彼女をデートに誘わないんじゃないかという疑念が…。
アニバーサリーという言葉に難色を示していたりもしたし,戦場ヶ原さんじゃなかったら愛想つかされてても不思議じゃないかも(;'∀')
そしてお姫さまだっこはお互いに恥ずかしいでしょ。
周りに人間が一切描かれていないけど,本当は居るんだよね!?
あまつさえホワイトデーのプレゼントもナシだしね。。
そして何かを思いついたのか態度を急変させた戦場ヶ原さん。
そんなまわりくどいことしなくても普通に頼むんじゃダメなの(笑)?
最後に扇ちゃんが出てきます。
また待ち伏せ。
街灯の灯りに浮かび上がる彼女が不気味だなぁ。{/netabare}

最後におうぎダーク。
所は浪白公園。
臥煙さんとキスショットと八九寺が野球をしている。
いや一体どういうメンツで何をやってるの(笑)!?
そこに阿良々木くんと斧乃木ちゃんが登場。
逃げ出したくもなるよね。
怖すぎるもん。
そして八九寺のコンディションを胸を触って確かめようとするな!!
そもそも胸触ったところでコンディション分かんないでしょ!!
そして暴言の仕返しにキスショットにいじめられる斧乃木ちゃん。
キスショットは斧乃木ちゃんで遊んでるだけな気もするけど…(^-^;
事の次第を説明する臥煙さん。
八九寺と忍ちゃんをなんとかしたいと阿良々木くん。
キスショットは幼女に戻りたいと。え,意外。
やることは2つ。
北白蛇神社に新たな神を据えること。
そして,扇ちゃんの退治。
そう臥煙さんは言います。
{netabare}八九寺ちゃんを神に据えようと臥煙さん。
なんだかこじつけで無理矢理感があるけど…。
扇ちゃんを退治しないと八九寺ちゃんが危ないと。
扇ちゃんは怪異だと。
扇ちゃんの神髄は正体不明というところにあるから.その正体を暴けば扇ちゃんを退治できるらしい。
所変わって牧場―じゃなくて千石の家では,月火ちゃんが千石の漫画を手伝っています。
千石「暦お兄ちゃん」って呼ぶのやめたのかな。
実妹である月火ちゃんの前だから自粛しただけ??
千石の家から帰るとき,月火ちゃんは扇ちゃんに出くわします。
家まで送ってくれるそう。
道に迷ったという扇ちゃんだけど,地図を確認しなきゃいけなくなる所まで来る前に教えてあげなよ月火ちゃん。
すぐに引き返せば良いのに~。
月火ちゃんを学習塾跡にまで連れてきたのに何か意味あったの!?
そして対峙する阿良々木くんと扇ちゃん。
扇ちゃんに扇ちゃんの正体を告げる阿良々木くん。
忍野扇は阿良々木暦の自己批判精神だそう。
ある意味扇ちゃんは正義の味方なのかもなぁ。
くらやみに飲み込まれようとする扇ちゃんを既の所で助けた阿良々木くん。
その時に片腕をくらやみに飲み込まれてしまいます。
人間に戻っている阿良々木くんは死んでもおかしくない状態。
はぁ。まただよ。謎の自己犠牲精神。
いやこれもう失血死してるよね,普通。
こんだけ血が飛び散り続けてたらさ。。
そして,扇ちゃんと喋り続けてる間飲み込まずに待っていてくれているくらやみ。
正義の味方が変身している間大人しく攻撃せず待ってくれている敵みたいだな~(^▽^;)
そんなところに忍野が現れます。
え。姪っ子認定しただけでくらやみ消えるの!?
だったら,別に他の人が後輩認定したりクラスメイト認定したりとかでも良かったんじゃ…!?
ご都合主義だなぁ。
「自分を大切にしないことが他人を愛することだと信じていた薄くて弱い陶酔に溢れた,優しい欺瞞の時代は終わりを迎えた。」
って言ってるね。
それってやっぱひたきランデブーで書いた「まず自分を愛さなければ他人を愛すことなんてできない。」ってのが正しいってことだよね??
それでも扇ちゃんを助けた件はやっぱ自分を助けたというよりは自分を犠牲にして扇ちゃんを助けたっていう風に感じたな,わたしは。
だって,扇ちゃんは未だ怪異のままで存在していて,羽川みたいにブラック羽川と一体化したわけじゃなさそうだからさ。
そして後日談。卒業式当日。
あ,阿良々木くんの腕が治ってる!!
火憐ちゃん「高校生になるからいちゃいちゃできなくなる」って何?
「最後に口移しで食事」って何?
キスショットはまた無害認定されたい模様。
また吸血鬼化しなくてもキスショットなら阿良々木くんの腕を治せるんだ!?
それで羽川。
「頭脳を売った」って何!?怖すぎるんだけど…!!
今回の件で1番お金使ったの羽川だよね。
なんせ世界中を旅したみたいだし…。
そんな資金どこにあったのかも謎だけれど…。
羽川の前でつい「ひたぎ」と口にしちゃう阿良々木くん。
そこへ戦場ヶ原さん登場。
「阿良々木くん」と言う戦場ヶ原さんをからかう羽川だったけど,そんな羽川を「翼」って呼ぶガハラさん。
「ひたぎちゃん」って返す羽川。
神原のところへ向かう途中,階段をフラフラ下りていく女の子が…。
彼女は誰?
送り出す戦場ヶ原さんと羽川。
そして,現れる扇ちゃん。
「どんなに変わっても僕は僕だ」と阿良々木くん。{/netabare}
これでめでたしめでたし。

全体的にご都合主義というかお得意の言葉遊びで無理矢理解決したって感じではあったものの,なんとか扇ちゃんの存在を丸く収めたって感じでしょうか?
物語シリーズ全編においてですがつくづく「理屈と膏薬はどこへでもつく」だなぁと思います。
みなさん伏線回収できてるとレビューされてますが,わたし的には「あれ,結局何だったの??」って所がちょいちょいあって…わたしの読解力不足なのかな??
もう一度観直してみたらそういうのもっといっぱい出てきそう(^▽^;)
全て観てみると,物語シリーズの完結って感じの雰囲気があってここで終わっても良かったんじゃないかなって気もします。
まぁ,一応「続・終物語」の方も観てみようかと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「人工的箱庭」世界の二人の観察者

終物語パート①から続く、最後の物語。続終物語は、その説明通りの残照。それはそれで、面白いです。化物語から続く、複雑で、逆説的で、寓意的で、プロットの張り方は、いつも逆方向、観衆の想定を覆す物語をありがとうございました。原作者、製作者の皆さんに感謝です。

この物語シリーズの感想で、「人工的箱庭世界」「シミュレーションゲーム」という感覚をずっと持ち続けていました。NPCのように、予定調和で動くキャラたちや、背景設定もそれを加速する。箱庭世界なら「観察者=製作者=神=プレイヤー(非NPC)」がいるはずと、ずっと思っていました。

でも、本編の中では、それを彷彿させるものの、直接的言及はほぼありませんでした。ここから述べるのは、私的解釈です。(原作未読)

観察者=プレイヤーの一人は既に決定かと思います。なんでも知っているお姉さん、怪異専門家の元締め、臥煙伊豆湖でしょう。彼女は、他の怪異専門家を駒として使い、多くのNPCにも強制権を発揮します。彼女の目的は最初わかりませんが、どうもいろんなキャラに言葉を投げかけ、物語を「調和的世界」へと導こうとします。彼女のゲーム目的は「調和」です。

もう一人のプレイヤーは誰か、複数いてもよいのですが、多分、一人だと思います。お姉さんの言うことを聞かない(自由意志を認められている)プレイヤーは2名います。一人はもちろん主人公の暦、そしてもう一人は、物語シリーズの最初にいた「怪異専門家」、忍野メメです。彼がお姉さんの言うことを聞かないアウトローであることは物語の中でも語られています。

では主人公の暦は何なのか、これは多分、ゲームの中の変数。最後の答えをどちらに導くかというゲームのターゲットかと。

なんでも知っているお姉さんの無双設定と比べると、忍野メメの持ち駒は限られています。忍野メメは物語シリーズの第一弾の化物語から退場する前、幼女吸血鬼(忍野忍)に知恵を授けます。本来、心の影の具現であり、どんな怪異が現れるかなんてランダムのはずなのに、まるで知っているかの如く、忍に伝えています。そう、彼も、なんでも知っているんです。そして、見た目劣勢の彼を助けるのは、羽川翼、ご存じ「何でもは知らない、知っていることだけ」の彼女。でも知っていることは半端ない。忍野メメは、最初、この翼をとても気にかけます。このゲームのターゲットである暦とくっつけようともします。そして最後は、悩んでいるのですが、最後の持ち駒は、忍野扇。「何も知りませんよ。知っているのはあなたです」の彼女。どうなのかなと今も思いますが、彼女の言動は、結局のところ、忍野メメに味方しています。かなり遠回りで、逆説的ですが。こうして決め台詞を並べても彼女はメメ側のキャラかと。こう考えると、メメ側には、キャラ中、臥煙伊豆湖を除き、無双設定の3名が、入っていると言えるかもしれません。

忍野メメのゲーム目的は何か?これは物語の中で語られています。「バランス」です。調和していないくても、バランスしていればよい。

誰しも後悔や、コンプレックスはある、それを克服し、あるべきところに収まれば、人は前に行ける。それは正しいですが、ほんとか?という投げかけがあります。この物語の全体の中でいつも存在する問いです。それに対し、忍野メメ(もう一人のプレイヤー)は、克服しなくてよい、それと共に「折り合い」をつければ、それでも人は前に行けると。それも逆説的かもしれないが、ハッピーエンドの一つであると。幸福と不幸は事の表裏、どちらかを選ぶことはできないし、どちらもやってくる。折り合い=バランスを取れば、それも後講釈かもしれないが、ハッピーエンド。

さてさて、この二人の観察者、臥煙伊豆湖と忍野メメ、大学のサークルの先輩と後輩。もしかして、この物語は、そのサークルのメンバーが作ったゲームなんじゃないか?って思ったりします。そう、映画マトリックスを想い出すのです。The Architect(=臥煙伊豆湖)と、Oracle(=忍野メメ)のように、マトリックスと言うシミュレーション世界における二人の観察者のように。暦は、差し詰め、そう主人公のNeoですかね?羽川翼は、Trinityですね、まさに。忍野忍は、最強Morpheus、Oracle(忍野メメ)から宣託を受けるところも似てますね。そして忍野扇は、Agent Smithです。

ヒロイン、戦場ヶ原ひたぎはどうした?彼女は?そう、一貫して暦のサポーターでしたね。でも、メインストーリーにはさほど関与しなかったというか、何と言うか。。。NPC、いえ、すいません、この複雑怪奇な物語の一服の清涼という感じかな。いつも、テンションいっぱいで視聴していたので、ガハラさん登場シーンは、ほっと一息ついていました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

阿良々木暦の高校生活…完結。

この作品の原作は未読ですが、作品のタイトルを見た時思わず心が躍りだしてしまいました。
「おうぎダーク」は最近ちょくちょく登場する忍野扇ちゃんなので納得できます…
「ひたぎランデブー」はこれまで中々登場機会の無かったひたぎの登場なので嬉しい限り…
でも、「まよいヘル」にはビックリです。

八九寺真宵…セカンドシーズンでの涙の訣別シーンが頭をよぎります。
突然彼女に白羽の矢が立ったと思ったら、色んな事が一気に明るみになり彼女は選択を迫られました…いいえ、実際には最初から答えが一つしかない選択肢で、無情にも彼女自身にそれを選べという…
そして彼女はキチンと選択しました。
だからもう絶対に会えないと思っていたのにどうして…!?
でも、これは所謂「嬉しい誤算」だったので、結果オーライでしたけれど…

そんな事を考えながら視聴を始めた訳ですが…
真宵ちゃん…可愛らしいのは相も変わらずですが、聞くところによると極楽浄土で転生を指折り数えて待っている…という感じでは無かったみたいです。
その了見…というか理由については、全然納得できませんでしたけれど…
そんな理由で極楽浄土に行けないなら、人で溢れかえってしまうだろうに…
だから咄嗟の判断で動いた阿良々木 暦は本当にGJだったと思います。
もし私が彼の立場だったらきっと同じ行動を取りたいと思うから…
後先を何も考えずに取った行動だったとしても、臥煙 伊豆湖さんがきっと何とかしてくれますので。

こうして物語は「ひたぎランデブー」へと移り、久しぶりのガハラさんとご対面した訳ですが、最初から相変わらずの「ツン」っぷりでしたね。
やっぱりガハラさんはこうじゃないと…
でも、今回のガハラさんはそれだけじゃないんです…
何というか…「こよこよ」に対してとても好戦的なんです。
やることなす事全てにおいて勝負を挑んでくるんです。
その勝負において「賭けるモノ」は絶対服従…

ガハラさんから「絶対服従」なんて言われると、それだけで怖い感じもしますけれどね。
でも今回のガハラさんは相当強引だったような気がするのですが、最後までこの作品を視聴すると、ガハラさんがどうしてここまで好戦的だったのかが分かります。
何ていうか、ガハラさんらしいといえばそれまでなんですけれど…
ガハラさん、色々と我慢してたんだろうな…
ガハラさん、相当勇気を振り絞ったんだろうな…
何て考えていなら思わず目頭が熱くなってしまいました。
私の涙腺も相当イカレテしまっているようです。

そして物語は「おうぎダーク」へと移っていきます。
「阿良々木暦が「何で」できているかを知る物語にして、すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる…」
と終物語の公式HPは記載されていましたが、この文節が私には回収できなかったような気がします。
サブタイトルにもある通り、この物語は扇ちゃんを軸に動いていきます。
そして、「私は何も知りません。知っているのはあなたです」が口癖で、羽川とも対等に渡り合う扇ちゃんって一体ナニモノなの…?
という疑問も明らかになるのですが、それが阿良々木暦が何で出来ているかに直結するかというと、この部分が頭の中で繋がらないんです。
まぁ、でも彼を構成する要素は明らかになって、彼自身の事も分かるので、それが「何で」できているかに相当するのかなぁ…
例え扇ちゃんの存在が何であっても、阿良々木暦の言動は微塵も揺らぎませんね。
流石だと思います。

オープニングテーマは、「まよいヘル」が八九寺真宵の「terminal terminal」で、「おうぎダーク」が忍野扇の「dark cherry mystery」
エンディングテーマは、ClariSさんの「SHIORI」
ClariSさんは鉄板…主要キャラが歌うオープニングもこのシリーズの特徴になっているので違和感は全くありません…というか、やっぱりこのパターンは外せません。

まよいヘル2話、ひたぎランデブー2話、おうぎダーク3話の計7話の物語でした。
この作品を視聴するのは、傷物語のシーンも出てくるので、視聴するなら傷を見てからがベストだと個人的には思います。
物語シリーズの世界観を満喫したい方には是非視聴をお勧めしたい作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ページの先頭へ