昆虫で料理なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの昆虫で料理な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月20日の時点で一番の昆虫で料理なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.5 1 昆虫で料理なアニメランキング1位
ハクメイとミコチ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (405)
1602人が棚に入れました
ハクメイとミコチ。
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。

声優・キャラクター
松田利冴、下地紫野、悠木碧、安済知佳、松風雅也
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

こびと日和

漫画誌「ハルタ」連載。

絵本から飛び出したような、
色彩豊かで穏やかで愉快な作品です。
森で暮らす小さなふたりの女の子、
ハクメイとミコチ。
身長はわずか9センチメートル。
小さな世界の小さな住人の暮らし。
物語に根付く虫や動物たちの息吹。
不思議と面白いです。

こびとから見たこの世界は、
全てが新鮮で驚きに溢れています。
こういう世界観こそ侮れませんね。
心穏やかに楽しみながらも、
人生を教わりたいと思います。

3話視聴追記。
コメディあり感動ありの素晴らしいエピソード。
{netabare}椪柑の木の下でキャンプ。{/netabare}
自然の恵み満載のヘルシー料理。
ハクミコの役割分担がしっかりしていていいね。

最終話視聴を終えて。
小さな世界にも文明がある。
{netabare}汽車が出てきたことに驚きましたが、
制作陣は意図してお構いなしでしょう。{/netabare}
最終話のキャラバンのエピソード、
美しく印象深い物語でした。

アニメにしか出来ない、
アニメの素晴らしさが伝わる作品です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 74
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

東方の二次創作

1話感想
{netabare}コロボックルとかムシキングとか、そういう系ってのは分かるけど…。
それ以上に自分は「なーんか東方っぽいなぁ」と思ってたのだけど、実際東方系(原作者が東方の同人書いてる)らしい。
タイトルもそれ狙ってるよね、これはワザとでしょう。
直接は関係してないとはいえ、世界観も上海アリスのソレをベースにしたものなのかなぁと思ったり。

他の方も指摘してるけど、やっぱり種の垣根とスケール効果は気になってしまいますね。
なるべく気にしないようにと思うようにはしてるけど…「さすがにそれはねーよ」ってラインを超えてしまったら突っ込むかも知れない。
逆にそこら辺拘った描写があれば嬉しいんだけどねぇ、どうなんだろうねぇ。
バグズライフだったっけかな、水滴が妙に粘ついて顔にまとわりついて危うく窒息しかけるってシーンがあったんだけど、そういうのがあれば良いなぁ。{/netabare}

4話までの感想{netabare}
2話、ハクメイとみすちーだった。
序盤付喪神の話をやってしまったため、後半の豆挽き機のオチが早い段階で予想ついてしまった。
AパートとBパート逆のが良かったような…原作がこの順番だったんだろうか。

3話、ゆるキャンならぬガチキャン。
生活がかかった野宿なのでガチのキャンプ、ってことでネタ被りって感じはしなかった。
火薬の爆発もさることながらテントのポンカン爆撃など、ケガしなくて良かったわーとホっと胸を撫で下ろすのが先のような?
と思ったらBパートでそういう危機一髪的な話をやってくれた。
案外危険と隣り合わせの生活をしてる?

カキの木にイラガは痛いほど分かる、実際痛い。
慣れないかまどを作ってもらって、つい調子に乗ってマキをくべ過ぎちゃうのもよく分かる。
OPのコリウスっぽい葉っぱ、全く分からん、だれか教えて。

それよりも4話ですよ4話。
その干し肉は何の肉?ってのはいいとして、ろろろ、ローズマリー!?
何度も画面見返してしまいました。
確かにそれっぽい葉っぱに描かれてるシーンもあるけど、基本的に「それをローズマリーと言い張るのは無理がある」って状態。
ってか気候自体が温帯…っていうより亜熱帯に片足突っ込んだモンスーンっぽい感じがするのだけど、地中海性のローズマリーが自然に育つのかというと…う~ん?
ってか隣にバジルが生えてるって、お、おう。
小人たちが勝手にそう呼んでるだけで実際は別の植物って思えば別にどうでもいいことだし、そんなに目くじら立てるものではないと分かってはいるが…。
逆にここでガッツリ拘った描写をしてれば評価がグンと上がるチャンスだったワケで、なんか勿体ない。

石鹸作るついでにロウソク(アロマキャンドル?)も作れば良いんじゃ?と思ったり、そっちのが馴染みのある人多そう。
ハチミツが手に入るならロウソクも作れるっしょ。{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
東方の二次創作って印象が拭えない。
また、クワガタは幼虫の時どうしてたん?成虫なら立派な大人ちゃうん?とか「知性:虫>魚」なの?とかスケールがマチマチだったりとか細かいところが気になる。
「そんな細かいこと気にするなよ」ってことにすると折角「柿の葉にイラガ(幼虫)がビッシリ」というクスッとくる小ネタも無視することになりそうで、ねぇ。
これが妖怪やモノノケだったら気にはしないのだが…。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 9

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

緻密な世界観・設定があって、のんびり見られる逸品!

原作は樫木祐人先生のKADOKAWAの漫画誌『ハルタ』で連載中の漫画です。
主人公はハクメイ(薄明)声 - 松田利冴(23歳女性、身長9センチメートルのこびと)とミコチ(美東風)声 - 下地紫野(24歳女性、同じく身長9cmのこびと)の2人を中心に1話完結で物語が進んでいきます。

他にも動物、昆虫などがそのままの姿で登場し、人語で会話を交わしたりしながらハクメイとミコチは日常生活を送っています。

背景がとてもきれいなのも見所です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 30

76.8 2 昆虫で料理なアニメランキング2位
ソウナンですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (549)
2042人が棚に入れました
家もない…。食べ物も、水もない…。女子高生4人組は、どこかもわからない無人島でソウナンしてしまい大ピンチ! …のはずが、けっこう元気です! なんにもないから、なんでも作る! なんでも食べる! 知恵と勇気の無人島サバイバル!

声優・キャラクター
M・A・O、河野ひより、安野希世乃、和氣あず未、大塚明夫

かんぱり さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

生理的に無理(>_<)

原作未読です。でも同じ原作者の「山賊ダイアリー」は読んだことがあって、面白かったので、どんなものかと見ることにしました。

無人島に遭難したのに、あまり緊迫感が感じられない。。
あそうか、これギャグアニメなんだね。
キャラの中にサバイバルマスターっぽいのがいて、色々とサバイバルな知識を披露してくれるところがへえーって感じです。

でも。。。○○っ○出して飲ませようとしてるシーンで、あこれ私だめなやつだ(゜o゜)と思いました。。ツバ飲ませたりとか。。。生理的に無理です。

視聴断念します!すみません(>_<)

投稿 : 2025/02/15
♥ : 20
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

括約筋肉少女帯

なんでもかんでもJK出しときゃいいと思ってんと違いますか?

・・・大見得を切って昨今のJK花盛りな風潮を揶揄した自分を殴っていただいて構いません。
えーあのー、、、JKいいね ボソッ

ここ2,3クールの15分ものの中では一番好き。


 タイトル 『ソウナンですか?』

Q なるほど。遭難した時に役立つサバイバル知識満載の教育系アニメですね?
  ↓
A そうなんですけどちょっと違います

Q となるとそのまんま愛でたり鼻の下を伸ばしたりするアニメなんですね?
  ↓
A いやほんとまぁそうなんですけどなんかちょっと違います


 {netabare}恥じらいを捨てた{/netabare}

 {netabare}または恥じらいの皮を一枚ずつ剥がす途上にある{/netabare}

 {netabare}若い娘さんの生命讃歌に目を細めるアニメです{/netabare}


修学旅行中の飛行機事故という絶望的な経験をしたのにクラスメイトや先生の話題なぞどこ吹く風 (笑)
原始的欲求と文明的理性との狭間でユルく葛藤する遭難者4名の観察日誌です。ちなみに原作は未読。


 それでも生きていかざるをえない!


かつてオーケンはダメ人間に向けそう語りかけました。
無人島サバイバルのような原始的環境において、恥じらいや見栄は不要であるとの現実。
昆虫食も尿による水分補給も肯定されちゃうのです。
だって生きていかざるをえないんですもの。

これがもう少し歳を取って分別のある大人になってればエロチシズムを感じたのかもしれませんが、親の庇護下にあるだろう女子高生たちから感じるのは、守られてる身分からの自立の胎動です。
・・・実際はだいぶユルイです。悲壮感がないなどとことさら目くじらを立てるほどではありません。アニメですから。


アイディアの勝利でしょう。
普段なら眉間に皺をよせてしまうデリカシーのない表現は置かれてる状況が免罪符となりました。
突発的なえっちい描写もそうは言ってもしゃーないだろうよと説得されてしまう環境下に生きる彼女たちであります。

 {netabare}とってつけた感がないのです!キリッ{/netabare}

よくあるラッキースケベやお約束水着回などに飽きがきてる方でも許すことが出来ちゃう仕様です。


なおメンツはこちら ↓

 鬼島ほまれ(CV M・A・O)
 鈴森明日香(CV河野ひより)
 天谷睦(CV安野希世乃)
 九条紫音(CV和氣あず未)

ダントツでほまれですね。遭難歴複数回のエキスパートの彼女。心地よいのは行動 / 言動になんら躊躇がないこと。即断即決は頼もしかったりギャップボケを生じさせたり、かといって他の三人に歩調を合わせる柔軟さもある。プランAで同意を得られないならすかさずプランBと次善策を講じます。そのプランBは周りの意見を咀嚼した上での最適解なのでいったんここでアクションに移れます。ズルズルと第3第4の案に流れたり話し合いでループすることもありません。
自称脇役マニアの私には珍しく主役鬼島ほまれが最も魅力的なキャラクターに映りました。


ついでに、回想に出てくるほまれパパ鬼島丈一(CV大塚明夫)とほまれとの掛け合いもじわじわくる。

{netabare}「いいか?ほまれ」で始まる回想 @ どこぞで遭難中
ここから丈一によるほまれへのサバイバルチュートリアルが展開される。例外なく自信満々である。なんというか屈託がない。
対するほまれのリアクションは一定。「うんっ!」その瞳はきらきらと輝いているのである。{/netabare}

手を変え品を変え繰り返される親子の会話シーンも毎週の楽しみでした。
OPEDの印象は薄いかも。サクッと15分の手軽さ。毎度次週が待ち遠しかったです。



※最終回ネタバレ

{netabare}私、何かを失った?
いえ、ちがうわ。
命をつないだだけよ。
うん。
きっとそうよ。
だって{/netabare}

それでも生きていかざるをえない、な満足の全12話でした。
置かれた状況がシビアであればあるほど、そこからの落差でお笑いが映えてくるものなんです。
徹頭徹尾シリアスに振れずギャグで貫き通した点も評価が高い一品です。


{netabare}紫音がひと皮むけて躊躇なくウ〇コハンドクリーム塗ってたらさらに点数上げてましたね、きっと。{/netabare}




■(余談)鬼島ほまれを雇いたい

仕事でも頼れるリーダーとして能力を発揮してくれそうです。
仮に彼女をヘッドハンティングできなくても育てる手というのもある。新人研修にはほまれ父を招聘し1年くらいどっかに放り込むとか。研修コストは飛行機代くらいだし。
雇用なので給与支払義務は生じるとしても帰還後の伸びしろに期待できそうです。
従業員も税法上 “ 非居住 ” 扱いで納税額を減免されますし、手をつけてない1年分の給与所得が口座に振り込まれてるわけですから、それほど悪条件ではないと 勘違いしてくれるかもしれません。
もちろんそんな会社に応募があるかどうかはまた別の話です。



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------

2019.09.18 初稿
2020.04.06 修正

投稿 : 2025/02/15
♥ : 60
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

遭難時の心得

アニメーション制作:Ezo'la、
監督:長山延好、シリーズ構成・脚本:待田堂子、
キャラクターデザイン:西尾淳之介、音楽:立山秋航
原作:岡本健太郎、さがら梨々

「なめくじは決して生食してはダメだ」
「ヘラジカの睾丸は生食できる希少な部位だ」
「パパ、タマ臭いよ」
という衝撃的なセリフからスタート。
修学旅行中に飛行機事故で遭難してしまった
女子高生4人が島に辿り着き、
そこでサバイバルする物語。
こう書くとかなりシビアな内容に思えるが、
実際には、遭難したときの豆知識と、
エロ描写&コメディ満載のストーリーとなっている。

トビウオを捕まえてからつぶして
内臓や血などから水分を補給する方法や
海に漂流しているときに見えている水平線は、
せいぜい4~5キロ先までなどということなど、
1話目から色々な豆知識を披露する。
{netabare}水分を分けるために殿様バッタを食べた口から
唾液を口移しで流し込むという笑い満載の展開。
また食べられるものかどうかを判定するために、
実の部分を切って断面を皮膚に押し付けてみるというのは、
万が一のときに役に立つかも。
こういうシーンで尻に実を押し付けるなど、
あざとい描写が色々あるが、観ているうちに
あまり気にならなくなってくる。{/netabare}

ところで、これを観ていて思い出したのだが、
私も子供のころにヤドカリを食べたことがある。
アウトドアに詳しい親戚の叔父さんと海に出かけて、
貝類とともにヤドカリも食えるということで、
浜辺で焼いて食べた。
気持ち悪さだけが記憶に残っていて、
味はあまり覚えていないのだが…
そういえば、私は食べてないのだが、
兄はその同じ親戚の叔父さんとヒトデを
食べたと言っていた。
今では浜辺で貝を焼いて食べていると、
すぐに監視員が飛んできそうだが、
昔はそういうのも大らかな時代だった。
潮干狩りに出かけても今ほど重量に
厳格ではなくて目分量のチェックだった気がする。

子供のころは海にもよく潜って遊んでいたが、
さすがに水深が10メートル以上もあるような場所では、
潜っているうちに恐怖感が強くなる。
しかも私が泳いでいたのは瀬戸内海だったから、
それほど海も綺麗というわけではなく、
ある程度潜ったら、真っ暗で遠い海底が見えて、
底まで行くのには、かなりの勇気が必要だった。
あれは、スキューバダイビングなら、
怖くないのだろうか。
私が暗所恐怖症なのかもしれないが。

動物を捕らえるときのトラップは、
ゴールデンカムイと同じような「くくり罠」が
紹介されていた。輪を針金なようなもので作り、
そこを通った振動によってトリガーが作動し、
吊り上げられるという仕組み。
リスは癖がなくて旨いらしい。
さすがに食べたことはないが…

それとウサギ実食の回では、
動物を仕留めたとしても気温が高い場所だと
1時間くらいで肉が腐敗してしまうことなども
しっかり描いている。
捌くのは普通は難しいが、
名人であるほまれの存在がリアリティを持たせてくれる。
サバイバル系のテレビや映画などで、
狩りの様子などを見たことがあるが、
しっかりとした処理をしていないと、
小さな虫がどんどん寄ってきて
すぐに大変な状態になってしまう。
せっかく食物を確保しても、
虫が湧いたグロテスクな有様を目にして、
生き抜こうとする心が折れてしまうのだ。

そういえば、子供のころにウサギのソーセージを
食べた記憶があるのだが、どんな味だったかは
覚えていない。普通に美味しかった気がする。
7話で登場する海岸に生えている
ハマボウフウという多年草が食べられるという。
漢方薬としても使用されるそうだ。
世界中のどこにでも生えているというのも
また興味深い情報だった。

キャラクターとしては、サバイバルの専門家である
ほまれを中心に、明日香、陸、紫音の性格が
それぞれ個性があって面白い。
特にストーリーが退屈にならないよう
紫音の我儘を上手く使っている。

最終回の衝撃の展開は、
おそらくほとんどの人が驚いただろう。
こういうやり方があるというのは、
知識としてもとても面白い。

ヤンマガでは現在でも連載中。
{netabare}そこでは、未だ遭難生活を続けている。{/netabare}
アニメのラストでほまれの父が
救助に向かっている様子が描かれたのだが、
彼女たちが家に帰れる日は来るのだろうか。
(2019年10月5日初投稿)

投稿 : 2025/02/15
♥ : 59

65.0 3 昆虫で料理なアニメランキング3位
アストロノオト(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (111)
282人が棚に入れました
料理人・宮坂拓己が新たな就職先として面接に訪れた、木造アパート"あすトろ荘"。そこは"朝食付き"が売りなのだが、可憐な大家・豪徳寺ミラの料理に耐えきれなくなった住人の要望もあり料理人を募集していたのだ。ミラと出会った拓己はその場で一目惚れ。急遽作ったアジフライは大評判。拓己の住み込み料理人としての生活がスタートする。しかし、それは穏やかな日々とはいかなかった。癖のある住人たちとの、ご近所より近く、家族より遠い距離感の中、次々と巻き起こる不可思議な現象。ふとしたことで知った、ミラが宇宙人だったという秘密。拓己が抱くミラへの恋心はどうなってしまうのか。また、不可思議な現象の謎は解明されるのか?食卓から宇宙にまで広がる、新感覚SFアパートラブコメディ!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

期待を裏切られた失望は大きい。SF設定もミラのキャラも活かせず。

 発想は面白かったと思います。めぞん一刻オマージュとSFの組み合わせは斬新でした。ですが、キャラに感情移入するには時間が必要です。1クール12話で全部のキャラに焦点を当てればそりゃあ話が薄くなります。

 加えて、ミラの出自と生き方についての悩みが提示できていなかったので最後の選択にまったく乗れません。恋愛についても2人が惹かれあうエピソードが弱すぎです。また、恋愛でライバルが弱すぎてドキドキワクワクもしません。挙句の果てにアクバー提督みたいのを出されても…

 さらに、SFの発想が生かせていません。アパートの素性も初めからほぼわかっていました。構造としてミラが帰ること帰らないことの選択の意味や、ゴシュ星、ミボウ星の運命とか何もないです。「海賊王女」のような女性についてのテーマがあるわけでもなく。「おとなりに銀河」よりも宇宙人設定に意味が無くなってしまいました。

 このような作品の素性が明らかになる前は、仕掛けがあるんじゃないか、ヒロインに重要な何かがあるんじゃないか?と期待感で面白かったんですけど、9話くらいから期待がダダ下がりでした。

「すん」「サクガン」「メタリックルージュ」ほどじゃないですけど、期待外れ感は否定できないです。

 うーん、作画もキャラデザもいいし、OPEDも悪くなかったのでそこは評価してもいいですが、最終的にはストーリーとキャラは2点…前半楽しませてもらいました分加点した上で、です。期待外れな分がっかりのマイナスは大きいです。声優さんはまあ3にしておきます。これでもかなり甘いです。主観的にはもっと低い評価かも。






1話 SFめぞん一刻?おとなりに銀河のリメイク?正直滅茶苦茶なアニメです。

{netabare} ただ、冒頭のシーンの間抜け感からいってギャグ度が高いと作品だとは思います。ですので、どういうスタンスで見るかでひょっとしたら面白いのかもしれません。実際1話は結構面白くてあっという間に終わっていました。

 窪之内英策のキービジュアルに惹かれて見始めたら結構微妙なキャラデザでした。といって可愛くないわけじゃないです。EDの絵はものすごく良かったです。

 設定は滅茶苦茶です。4家族しか入居してない古いアパートで雇われ大家に料理長。待遇としてはわざわざ面接に来るくらいの給与を出している、ということです。あの広いアパートの固定資産税や修繕費が出るとも思えません。リアリティはまあゼロですよね。

 何となく惹かれますので、数話様子見ですね。{/netabare}


2話 メチャメチャ面白い。管理人さん可愛い。超ダークホース?

{netabare} なんかヒロインがメチャメチャ可愛く感じてきました。そしてなんと言っても面白い。トンデモ設定のドタバタ劇ですが、話に筋がありそうだし、ラブコメだし、SFだしで2話は本当に面白かったです。

 めぞん一刻のパロディであることはもう隠さないんですね。というか初めから隠してないですけど、明言しちゃいましたね。その方がいいです。だからこそズラしが面白いんだと思います。

 梅酒のあった場所をみるとあのアパート自体が宇宙船とかそういう感じなんでしょうか?

 作画は2話の方が良かった?いや1話を見直したいですね。それとOP・EDアニメのレベルの高さよ。これはすごいですね。本当に良いです。

 今期の超ダークホースですね。このメジャー作品ぞろいの中にぶつけてきただけのことはあります。 {/netabare}
 

3話 尊敬と換骨奪胎が感じられるからこそのオマージュ。素晴らしいです。

{netabare}  アニメのコメディの良さって、こういう感じだよなあ、と改めて思います。奥行きが感じられるけど表層はドタバタで荒唐無稽、キャラが滅茶苦茶をするのがいいです。
 それとオマージュと真似の差が実感できますね。元作のめぞん一刻がはっきりわかるのにストーリーを非常にうまく換骨奪胎していますし、尊敬が感じられます。サブキャラにもちゃんとキャラ性がありますし。

 特に考察するとかいうより、ドタバタ劇の中にある恋愛とSFと職というか使命というかそういうものを楽しめばいいんでしょう。視聴継続でレビューは今後、展開があれば、ですね。{/netabare}


4話 大変面白いです。コメディとしては最近見た中では最高クラスです。

{netabare} 今回も大変面白かったです。新キャラは何かありそうですが、次回予告が気になります。ただそれこそ「めぞん一刻」こずえちゃんではなさそうです。

 しかし、面白い話です。コメディならこういうのが見たかった、というパタンの1つです。SF的興味と恋愛、コメディ。この組み合わせが非常にうまくできています。コメディとしては最高クラスですね。

 本作のような「アパートもの」作品を見るとやっぱり人間に必要なのはコミュニティなのかな、という気もしますが、実際はどうなんでしょう?体験がないはずなのに想起されるノスタルジーに似て非なる何かの感情なんでしょう。

 SF的な部分を考察できなくはないですが、それよりも純粋に面白がりたいので、本作は意識して受け身で見させてもらいます。{/netabare}


5話 作画・演出・テンポ・ギャグ・謎・恋愛等々すべてがいいです。

{netabare} めぞん一刻から離れてゆき、結構独自の方向に行きつつありますね。冒頭女子たちが全員赤いランドセルで、今時か?と思いましたが、ちゃんと話として伏線になっていたんですね。こういうところがなかなか面白いと思います。この多様性問題が、最終的に2人の出自と恋愛の関係になってくるのかはわかりません。

 ただ、作画・演出・テンポ・ギャグ・脚本(謎・恋愛・SF…)等々すべてがいいです。そう、作画は本当にいいと思います。特に5話は大満足でした。{/netabare}


6話 ここまで大満足。あとは最終話以降にレビューします。

{netabare} 最近たまたま「あの夏で待ってる」を見たのですが、そういえば本作と結構似てますね。その比較で言えば私は本作の方が好みです。

 ただ、本作はラブコメというよりも恋愛ギャグですので、これ以上のレビューはよほどのサプライズがない限り最終話以降にします。エモい場面もありますし、雰囲気的に最終話に向かってシリアスな感じが増して行くのかな、という気もしますが、とにかく今のレベルなら最後まで楽しんで見られると思います。

 そうそう、戦時中に白米はないだろう?と思ったのですが、どうなんですかね?{/netabare}


10話 面白いけど、ジャンルの融合という試みが全体を薄めたかも。

{netabare} 次週予告で話が動きそうなので一回まとめを。当初はSF設定とアパートものラブコメの融合として、何か仕掛けをしてくる期待感があって、非常に期待していました。
 1話1話の話も面白いし、作画やキャラデザが好みな作品です。それは今も変わりません。

 ただ、全体の話として設定負けしているような気がします。もちろん結末を見ないとわからないですが、キャラの深堀りというには中途半端なクローズアップがあり、何か焦点がぼんやりしてしまった印象です。この話数でやるんだったら、ヒロイン+サブキャラくらいでしょうね。ギャグとして成立させるなら、キャラが多くてもいいんですけど、ギャグとしてそれほど爆発力があるわけではありません。

 毎週1話見る分には、曜日回りもあって普通に面白いという評価ができるんですけど、アニメ作品として薄い印象になってしまったかなあという気がします。半年後には振りかえられない作品でしょう。

 ジャンル不明のズラしの作品として、今期でいえば「終末トレイン」と比較してしまいますが、あの監督の過去作のズラし方は批判上等、ついてこれる奴だけでOKという開き直りが感じられます。数年たっても話題に上がることがあるようです。本作はちょっとお上品な印象です。

 ここまでくればあと2話。薄いという印象をひっくり返す何か意外性が欲しいかなあ、と思います。 {/netabare}


11話 意外に見えて王道。唐突に見せて伏線があったかな?最終回しだいです。

{netabare}  うーん…これを意外性とは少なくとも言わないですよね。

 伏線と言えば伏線はありました。アパートの素性は2話の梅酒の段階で提示されていましたし、鍵のありかは読めたとはいいませんが、OPでアパートの玄関が見えたとき、玄関脇の〇〇〇はなんでそこにあるの?不思議な造形だなあ、とは思っていました。が、負け惜しみかな。そこは素直に気が付かなかったといった方がいいかもしれません。

 ショーインの正体は、物語論として何か悪事を企んでいないとどんでん返しはないでしょうから、ひょっとしたら?という気もしていたし「めぞん一刻」の三鷹さんでいうなら、アオイとくっつく…という線も想像しましたが、犬との交流もありましたからね。犬が実は人型になる方がありそうな話です。

 そういう可能性とかひょっとしたらということ、ストーリーとしての一般的な展開から言って、この11話に驚きはないし、そこは逆に制作者側も意図していない気がします。むしろ、この後ですね。

 こういう書き方をすると否定的に聞こえるかもしれませんが、つまり、王道のストーリーは踏襲しています。面白い話も多かったし。ですので、評価は最終回しだいですが、まあまあ、良かったのではないかと。

 恋愛については、一目ぼれを否定すると様々な作品を否定することになりますので、拓己のミラに対する気持ちはいいんですけど、もうちょっとそこを補強するエピソードが欲しかった気もします。何となくの描写はありましたけどね。アオイがいい子だけにそこは惜しかったかな。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 13

こま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

1話視聴。犯罪者!外国に住んでたからかも!

たぶんオリアニ。

なんでスマホとかWi-Fiとか知らない理由が刑務所に居たんじゃないか?と外国にいたからなんじゃ?になるんwなんで最初に思い付くのがそれw
すごい田舎に住んでたんじゃ?でいい気がw
そもそも「外国に居たから」ってこの世界の外国ってこの辺無いって事になるんだがw
そう言う世界なら納得出来なくも無いが。

物語を簡単に言うと主人公がヒロインに一目惚れしそこで働き始め、映画を一緒に観るため部屋をノックしようとしたら「みぼうじん」と言う言葉を聞いてしまうと言うお話しw

個人的に内容は見やすいラブコメな感じはした。
ただキャラデザが独特でギャグ顔もこれは…って人もいるかも。
少女マンガとギャグマンガをくっ付けた感じなので。
観始めた時、ちょっとコレは…うーん途中切りするかな…と思ったから。
確かに1話観れはしたけど物語は続きが気になるかって言われるとね。

余裕無いしで1話切り。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

解釈違いにもほどがある

これは高橋留美子のめぞん一刻へのオマージュだよね。最初にメロン一玉なんてポスターが出てくるから間違いないし。さすがにめぞん一刻をリアルタイムで見たことは無いけど、まだ昭和をひきずってた平成の初めごろに漫画は読んだことある

それで、監督自ら認めているように昭和テイストを狙った話。ただ、昭和の頃をそのまま持ち込んでも令和にはそぐわないためか、少し変更してる部分が興味深い

例えば、めぞん一刻では四谷さんが壁に空いた穴から勝手に五代君の部屋に入り込んで物を漁ったり、試験前には住民たちが彼の部屋で酒盛りして試験勉強を邪魔したりしてた。これ、昭和の時代でもダメだったと思うけど、ギャグとしては成立できていた

でも、さすがに令和じゃギャグですら無理だから、朝食付きアパートという設定にして、基本は食堂で住民たちが交流する。朝食で顔を合わせるから必然的に住民たちに交流することが増える。その点は納得で、上手いと思った

ただ、上手いと思ったのはそこだけ

一番の問題は、めぞん一刻の登場人物は当時の感覚で「変わった面白い」人達ではあったけど、イラつかせる「気持ち悪い」人達はいなかったと思う。その観点からの問題としては、何が嫌ってアストロ荘の住人ってとにかくイラつくのよね

特に主人公。五代君も妄想でよく響子さーん好きじゃぁって叫んでいたけど、この主人公の気持ち悪さは本当に半端ない。妙な妄想は五代君と同じとしても、キモイ顔芸とかBBAとか言う下品な行動はやめてほしい

それに四谷さんポジションの無職の若林さんとか変わった人というより、これもやっぱりキモイおじさんだよね。その上、生意気でなんにでもくちばし突っ込んでくる息子とかも好きになれない上にLGBT。本気で彼女・彼らの問題を描くつもりも無しに表層的なダイバーシティのためだけに取り上げたのではないかと思える

もうあと一話残すところで、そういえば監督が最後のどんでん返しに期待とか言ってのを思い出したけど、はたしてどうなることですか、、、

最終話を見て

脱力、、、としか言いようがない。すべてが予想通りのぬるいラスト。令和のテイストを加えためぞん一刻のオマージュというより、劣化した気持ち悪いなにかを見たって感じで目を背けるしかなかった

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

65.5 4 昆虫で料理なアニメランキング4位
天地創造デザイン部(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (140)
465人が棚に入れました
光、水、大地を造り――そして、そこに住まう生き物を、動物たちを造ろう――と思ったけど面倒になって下請けに出した…!?神様から生き物の創造を依頼された天地創造社。地上に存在する生き物は、天地創造社のデザイナーたちが造り出していた。この生き物は、どうしてこんな姿なの?この生き物は、どうしてこんな生態なの?生き物誕生の裏側には、神様からのムチャ振りを独創的なアイデアで実現しようとするデザイナーとエンジニアたちの苦悩と歓喜のドラマがあった!「面白くて、ためになる」と多くの反響を巻き起こした“生き物創造お仕事コメディ"が、2021年ついにアニメ化!

声優・キャラクター
榎木淳弥、原由実、井上和彦、梅原裕一郎、諏訪部順一、岸尾だいすけ、大空直美、竹内良太、泊明日菜、木野日菜、逢坂良太、水島大宙、龍田直樹

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

苦笑いが止まりませんww

今期たまたま、2期が始まる「はたらく細胞」と似てる、
生物あるあるのお話なんだけど、
はたらく細胞みたいなドラマチックなエピソードは、
とても成立しそうもない、C級ギャグってところが、
はたらく細胞とは大きく違っています。

でもここまで、業界構造をなぞって来られると、
もうこれは、苦笑するしかないですねww

神様がクライアントさんとすると、
広告代理店を挟まずに直接受注できるだけ、
有力なクリエイティブハウスなのかな?
ADさんの人数もいっぱいで、いろんな方向性で制作している感じ、
楽し気でいいです。
ただ、受注獲得を「天啓!」のヒトコトで片付けてしまうあたり、
事情が聞こえて来ない、下請けっぽい感じです(*^▽^*)

それでも、あいだに元請けを挟まないのは、
旭プロダクションという、このアニメの制作会社の、
業界における微妙なポジションの意地なのかも(笑)

お話自体は、まあ中身は無いです(笑)

ていうか、進化論的にか、適者生存的にか、
実際に存在する生物について、
地球上で生きていける生態を紹介する、
言ってみればトリビア的な、お勉強番組なんですけど、
作画とか、キャラクター造型とかの、
いい具合にチカラの抜けた雑な感じ。

さすがのC級ギャグw
どこからでも始められて、
いつでもやめられる脱力感、絶妙に微妙です。

もう2度と見なくても全然気にならないし、
偶然やってたら、見ちゃってもジャマにならない、
このどうでもいいって感じ。

正直言って、なんだか、素敵です(笑)



・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんか、観たり観なかったりしているうちに、
いつの間にか、終わっちゃって。。。

きっと、そういう作品なんだと、思いますねー

変なアニメー(笑)ディスっている訳じゃないですよ。

変なアニメっていうのが、本当、この作品の良さなんだなって、
そう感じていますww

投稿 : 2025/02/15
♥ : 22
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

傲慢

5話までの感想{netabare}
うわぁ、インテリジェントデザイン教かぁ。
どっかの宗教団体がスポンサーについてるのかな?
それはそれで構わないんだけど、あの“ポケモン”ですらラマルク色が強すぎると思ったのか、ゲームは知らんが最近アニメの方でネオダーウィニズムネタをやっててビビったのに、そんな時代にこれかぁ。
で、真っ先に気になるのは…コイツらをデザインしたのは誰?
普通に考えりゃ「神は自分に似せてお造りに~」だけど、う~ん、そんなん?
人体も結構不完全だと思うんだが…できれば最初は形容しがたい存在で、自分達で「人間みたいな姿」をデザインして欲しかったかな。
あ、それだと怒られちゃうのか。
本当は概念的なモノで私の目には人間の姿に見えてるだけ、と考えるようにしよう。
“タツ”ノオトシゴを作った後に竜を作ったのも順序が変に感じたが、名称も概念的なものなんだろう、英名はシーホースだしね…ってやっぱりこれって欧米(キリスト教圏)向け作品?
デザイン部に黒人居ないのは大丈夫なん?

内容は、現存する動物に対して「こんな形質になったのはこんな経緯があったからでした」と創作ネタを披露するというモノ。
ぶっちゃけ真実(どこまで真実かは諸説あるが、一般的な学術的な進化プロセス)の方が面白いので創作ネタがイマイチ。
例えばコアラのパップ、毒を分解するために必要だとは言うが、じゃあなんで毒を食わなきゃならないの?という部分は「デザイナーがそうしたかったから」。
ええ、そこは普通に「住むとこ追われてそれしか食うもん無かったから」の方がよっぽどドラマチックな気が…。
更に4話のラッコなんて、最初から答えが決まっててそこへ向かうための恣意的な理詰めを展開してるだけの出来レース感が酷かった。
作品全体がそうなので「そういう作品なんだよ、ナニを今更」と言われたらそれまでなんだけど、もうちょっとなんかこう、意外性というかハメを外したというか…無いモンかね?架空の生物は論外ね。
地獄って誰向け?
と、文句っぽくなっちゃったけどなんか惜しい、もうちょっと料理のし方があるんじゃないかなー?と。
科学で上手く説明できてないヘンテコな形質についてオリジナル考察を展開すれば面白くなりそうなんだけどなぁ。
雰囲気的に“ミイラの飼い方”にとても近いモノを感じる、スタッフ被ってたりする?

それ以外では、1話アリクイのエピであまり運動しない方が美味しいと言ってたが、だとすると「メガテリウムは美味かったのかな、絶滅させるくらいに」と思ってしまったりw
そう考えるとやっぱり人間(まだ造ってない?)のデザインはどういう認識なのかが気になる、もしくは作中段階では誰も人間を作るということを考えてないとか?
活きのいいソーセージってユムシ?韓国でよく食べられてるらしいが、だからトウガラシ入れたのかな。
パンダもリアルであんな風にホイホイ増殖できたら楽なのにねー、そんな願いを込めたネタだったのだろうか。
また、モルフォ蝶やメンガタスズメなどが登場したがこれらは名前の紹介がされなかった、「分かる人だけニヤリとしてちょ」ってことか?


で、それはそうと、実は一番気になってることがありまして。
「本当にいる生き物図鑑」のコーナー、SDキャラクターにモアモアとしたエフェクトがかかってて変。
やりたいことは分かるんだ、この演出何て言うんだ?最近のアニメでもあったハズだけど…ああもう出てこない。
ってことでちょっと古い例になるけど、ゲームの“かんばれギンくん”みたいなのをやりたいってことは分かるんだ。
なのだけど、枚数増やさないでエフェクトでそれをやろうってのは無理が過ぎる、手前でストーブ焚かれてるようにしか見えない。
なんか一歩足りないって印象はこういうところからも溢れ出てるのかなぁ?と思ったり思わなかったり。{/netabare}

途中で断念{netabare}
なるべく好意的に見ようと頑張ったけど段々ムカムカして来て途中で断念。
どうしてもデザイン部の連中が生命を弄ぶ奴らに見えてしまって…これが見た目化け物ならまだ許容できたんだけど、ヒトの姿をしてるせいで傲慢にしか映らない。
生き物はお前に気に入られたくて誕生したワケではない。
最後にクソ共がベリっと脱皮して名状しがたい姿を現すとか、ヒトをデザインする展開とかあるのかも知れないが、そこに辿り着く前に我慢の限界を迎えてしまいました。

傲慢であることに無自覚なのはどうにもダメだ、そんなの気にする私も傲慢?{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

発想はいいですが、ちょっと間違っちゃいましたね。

 1番初めのキリンのところで、現生物、まったく想像上の生物、神話の生物と3種類出てきて、機能的な考察をしたところまでは「おや?面白いかも」と思いましたが、次からは現在の生物のトリビアになってしまいました。

 進化のことは詳しくないですが、どうやら動物の機能というのは言われているほど奇跡的な適応がされているわけでないらしいですね。

 奇妙な動物の形状や性質が自然の奇跡と感じる場合もあるでしょう。ですが、脊椎動物で脳があって神経組織があって、消化器官があって、感覚器は…が前提ですからね。どうしても「進化」という事実からは抜け出せません。
 機能だけで考えれば当然もっと効率的で安全性の高いデザインができるはずです。なのにデザインした結果が現状の地球の生物なら、天地創造デザイン部のデザインが全然ストーリーとして活きてこなくなってしまいます。

 地球の生物の仕様にという制限があるならキリンのところで植物的な動物を出すべきではありませんでした。

 現生物の対抗軸として想像上の生物が毎回でてくるなら面白いかなあと思いましたが、毎回毎回想像して絵に落とし込んで行くとなるとかなり難易度は高いでしょう。
 さらに現在の地球との整合性を取るためには、非効率な脊椎動物のほうが勝っている理由をつけなければなりません。昆虫やもっと原始生物まで広げたとしても同じことでしょう。
結果的に動物紹介アニメになってしまいました。さらにそれすらマンネリで話が続かない感じです。

 ということで、現地球の生物をもっと機能的な生物に置き換える…というストーリー展開なら話にはなったでしょうが、本作のやり方だとちょっと厳しいですね。登場人物のギャグが面白いわけでもないですし。エロさも中途半端だし。

 発想は良かったかもしれませんが、ちょっと間違っちゃいましたね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 6
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