日本神話でファンタジーなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの日本神話でファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月01日の時点で一番の日本神話でファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.9 1 日本神話でファンタジーなアニメランキング1位
かみちゅ!(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (811)
4579人が棚に入れました
瀬戸内の町で暮らす普通の中学生・一橋ゆりえは、極度の上がり症でしかもドジ。でも、心は真っ直ぐな女の子。がある日突然、神様になってしまった!?
その後は神様として拝まれたり、いろいろな人の望みをかなえたり、イベントに出演したりと忙しい日々を送っている。
人は予想もできない大きな力を手に入れたら、どうするのだろうか?
でも、大切なことは一生懸命がんばること。みんな持っていた大切なものがきっと見つかる。

声優・キャラクター
MAKO、森永理科、峯香織、野中藍、宮崎一成、岡野浩介、斎藤千和
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

あまりにも自然で等身大の中学生、神アニメ☆☆☆☆☆

神様のアニメだがら神アニメ、ってことじゃあくて神アニメだから神アニメ、ってとにかく神だね、ってわけわからんねwww
ジャンルは~「中学生、神アニメ」w?
名作! 超神作!! 最高傑作!!!

・・・ごほん、突然神様になった中学生の話。あり得ない設定の中にある有り触れた日常の輝き。

◆アニメオリジナル(アニメを元とした漫画がある)
◆全16話(TV放送時1クールで12話だけど円盤だと未放送分4話追加)、完結。

※好き過ぎるあまり暴走気味のネタバレ感想など

<販売促進>※なが~い駄文♪ ネタバレレビューを読む


<普通の感想> ネタバレレビューを読む


<キャラ別 Myオススメ回> ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あったかく癒される、等身大で素朴な神様

日常系であり、ファンタジーでもあり、ラブコメでもあり癒し系でもある、色々要素がありますが、それらをひとくくりにしてとして成り立っています。この作品は全体的な雰囲気やキャラ含め(一部例外あり)とても等身大で素朴であたたかく、少しゆったりしてるけどそのゆったりさがじんわり沁みてくる作品です。

特筆すべきは主人公で、真っ直ぐで親しみの持てる心優しいとても可愛らしいキャラでありこの作品の要、作品がこのようになったのは間違いなく主人公の貢献が大きいです。上記の一部例外は二宮くんと祀ちゃん。二宮くんは最初はなんだこいつ?というような変人。ただ、段々とそういうやつなんだなと自分の中では理解できてくる、芯の通った良いキャラです。祀ちゃんはよくいるような身勝手なキャラ。思い返してみると展開作りには必須で勿論良い面も多くありますが個人的にはちょっと苦手。主人公のもう1人の友達の光恵は人情味があり優しく、作品の雰囲気作りには欠かせないキャラです。

作画もクオリティにばらつきはあるものの全体的にはかなり良い方で、後述の通り背景が最高でした。声優さんの演技も全体的にはコテコテのアニメ声ではなく作風に合ったあっさりめの声です。たまに聴き取りずらかったりしますが
話の内容に関しては、ネタバレレビューを読む不足感が伴う点はあります。ですがこの作品は間違いなくキャラや作品の空気感の待ち合わせる印象を意識している作品です。骨太なストーリーはなく、わからないはわからないで割り切って設定を舞台装置として機能させている作品であす。そのため、こういう粗がストーリーの整合性を損なうことがなく、その粗を気にならせない理由じゃないかなと私は思います。ただ一つ、ネタバレレビューを読む

また、この作品は雰囲気アニメでもあると考えてます。あっさりとした色使いで描かれる山の緑と海の青の映える山紫水明な背景美術、そこが舞台で描かれる和やかで風情ある、そして等身大なキャラ達の作り出す田舎の雰囲気が私は大好きで、ゆりえちゃんの真っ直ぐさも相まって心温まります。背景がバッチリ映るシーンは特に良いです。ごってりと装飾やフィルターをかけても綺麗でいいですが、この作品のような淡白であっさりとした、あるがままの風景を見せるような色使いがとても好みでした。雰囲気アニメでいったら個人的には少女終末旅行が真っ先に出てきます。あのような退廃的でメランコリー感漂う独特な雰囲気もそれはそれで滋味ですが、私はやっぱりポジティブ寄りな雰囲気の方が好み、そう再確認した作品でもありました。元ネタは広島県尾道市らしいです。行ってみたいなあ


各話の感想
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

1話からいきなりドハマリ

wikiのあらすじ見た時から絶対ハマるとわかってたさ…。
もう1話見て速攻ハマりましたよハイハイ。
しかしハマった理由がよくわかっていませんでした。が…


全16話でBDやDVD版にはTV放送版には無かったシーンが入っております。
中学生が神様になっちゃった後から始まる話です。
神様になった理由とか敬意は一切出て来ません。
超唐突に神様になっちゃったって所から始まります。
最近のアニメと違って一切エロ無し。完全に純愛志向です。


キャラ設定で主人公は小学生みたいで恥ずかしがり屋で噛み癖のある子です。
その友だちのみつえちゃんは独身OLみたいなキャラです。
まつりちゃんは神社の巫女のおねぇちゃんでしっかりしていて行動力が抜群に高い子です。
この3人が基本主軸の話です。


設定はぶっ飛んでるのに作中の周りのキャラたちのリアクションの薄さったら無い。
何このギャップ萌え?なんかやたらハマってしまった。
1話冒頭いきなり
主人公「私神様になっちゃった」
友人「………なんの?」
ちょっと待て!そこは「ええぇぇぇぇえぇぇ!?」とかって反応なんじゃないのか?普通…
ちなみに八百万(やおよろず)の神様が出てきます。
主人公自体は何の神様かは解りません。


神様なのにただの中学生だし周りの反応もただの中学生。
神様だから一応頼んでみる学生。
学生「じゃあテストの点数上げてよぉ~」
とかのお願いをする様なクラスメイトや同級生の反応。
世間一般からも大した反応は無くあくまでも中学生が基本。
天然で子供っぽくて恥ずかしがり屋で。
天然要素は基本嫌いです。アニメでもリアルでも。
特にリアルでトラウマがあるせいで余計に天然要素が大嫌い。
あざといとしか思えないから。
だけどこのアニメの場合はあざといんではなく単純に子供っぽいから可愛く見えるので一切不快に思いませんでした。


見どころはしぐさの描写の細かさ。
それから上記で述べた周りの反応のやたらリアル感のある反応と神様になったというギャップ。
それと指を加えちゃう所やほっぺのチーク!
これぞ萌え!?猛烈に心に響きました。
彼女にしたい感じの可愛さではないのでしょうねぇこれは。
自分の子供への愛情的な感じでしょうか…
彼女にしたらとてもじゃないけど心配で無理だし、娘ならば守ってやりたいししつけたくなる感じ。
なんだろうこういう所が…初めて萌えというものを理解出来た気がする。


やっぱ女の子の恥じらう姿は可愛いなぁ…
女の子は恥じらいを捨てたらオシマイだと思う。(個人的好みです。)

神様が中学生なのか?中学生が神なのか…?むしろ小学生なんじゃねぇの?って位幼い設定な気がする。しかし中学なんて小学生と大差無いから有りだと思う。

自分の中学の頃の思い出にふけり過ぎて気づいたらアニメが終わってて何度も戻して見直してました。

ファンタジー好きには是非お勧め!「夏目友人帳」とか「耳を澄ませば」とかジブリ系アニメが好きな人ならきっとハマるでしょう。「和風」「日本」「古風」「純愛」「青春」が好きな方へ!
何はともあれあっという間に心を奪われました。

これを見て改めて癒し系ほのぼのアニメが好きなんだなぁと自分の好きなアニメに気づきました。それと同時にジャンルとかで偏見の目でアニメを見るのは良くないと思いました。

OPEDも好きです。特にEDが良い!
「ソーダ味の~♪アイスキャンディ~♪」

それとコメンタリーもかなりお勧めです!
BD版だとコメンタリーが2種類入ってます。1つはDVD版のもの。
もう一つがBDBOX版の新規コメンタリーです。
音声コメンタリー出演者
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1話のコメンタリー抜粋
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2話コメンタリー抜粋
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3話コメンタリー抜粋
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なんで続編出ないの?ドラマCDも中止になってるし、ケンジ役の中の人が原因?wiki見たら07年以来アニメ声優出てないようだし…
なんで続編出ないんだあああああああああああ!!
出して下さい><
これ程中毒性のあるアニメは今年見たアニメでは一番かも…
まぁ放送時期は古いですけどね!
無茶苦茶ハマりました!!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 23

73.2 2 日本神話でファンタジーなアニメランキング2位
ささみさん@がんばらない(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1337)
6851人が棚に入れました
引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。
そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。
そんな日常系として描かれる非日常の物語。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、斎藤千和、花澤香菜、野中藍、大塚芳忠、沼倉愛美、日高里菜
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

がんばらないで見るのが調度良い、シャフト演出が光る作品

2013年1月より放送
全12話。


【前置き】

「物語シリーズ」「まどか☆マギカ」等で有名なシャフト制作。
放送当時も見ておりましたが、ふともう一度この独特の世界観に触れたくなりDVDで視聴しました。

シャフト制作アニメは毎作DVD版で、「そこまでこだわらなくて良いでしょ!」って思う程の異常な量の作画修正をしてくれるので、2度見するのもまた楽しいですしね。



【あらすじ】

主人公、『月読 鎖々美(つくよみ ささみ)』通称「ささみさん」は、ヒキコモリです。
着替えるのも、食事をするのも、とにかく「がんばらない」。
その生活の面倒を見るのは、異常なまでの奴隷体質の「お兄ちゃん」唯一人。

そんな彼女は、実は神霊「最高神のちから」をその身に封じた『月読の巫女』であり、これまでの環境や辛く非人道的な修練の日々から、遂に逃げ出して来ていたのでした…。

この兄妹と、難癖もある『邪神(やがみ)三姉妹』を中心に、八百万(やおよろず)の神々による怪奇現象が、面白おかしく時に残酷に…彼女の身に起こっていきます…。


【論じてみる】
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【変態お兄ちゃん、月読 神臣(つくよみ かみおみ)】
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【総評】

やはりアニメ単体として見る限り、説明不足で尾を引く展開のまま終わっていることは大きなマイナス。
あえて説明していない点があるにしても、それが人気に繋がらなければ商業作品としては失敗と言っていいでしょう
そういう点からも、人には自信を持ってオススメは出来ない作品です。

ですが中盤までの展開は、日常とシリアスを上手く表裏させた作りで、高クオリティの作画で彩られる可愛いキャラクターと、その演出や多くの小ネタも含めて、個人的には大いに楽しませてもらいました。
オープニングの「Alteration」(ZAQ)も、とても好みでしたしね。


しかし、やはりなんといっても…、ささみさんのお兄ちゃん。

『婚姻届は既に、ささみさんの名前を書くだけのものを用意してありますからね!

 法律だけが、僕らの敵ですねぇっ!!!』

なんて異常な台詞を繰り返す、この上なく残念なキャラクターを愛でる、そんな作品でした。
視聴の際は、是非がんばらないで♪


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月読 神臣(お兄ちゃん)』 声 - 大塚芳忠さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『邪神 かがみ』 声 - 花澤香菜さん



以下、私がもし「お兄ちゃん」になったら……。
(※どーでもいい話なので〆ますね。)
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投稿 : 2025/03/01
♥ : 41
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

予想以上にファンタジー

予想以上に面白かったです。

私の考察的にはラブコメハーレムものかと思っていましたが、
けっこうファンタジーものじゃないですか。
世界観があり表現の仕方や背景が独特というか。。

なんでも、ほかの方のレビューを読むとアニメ制作をしているシャフトというのはすごいところらしいですね!
私はシャフトの作品はあまり見てないので、初めて知りましたよ^^;
興味深い会社になりそうですw

また、opもとってもかっこよくてお気に入りの曲の一つです!
edはとっても笑えますねw

兄役の大塚さんは50代なので、そんな大御所が
「ささみさーん」を言っている姿を想像すると恥ずかしさと笑いが出てきます^^


~12話~(最終回)
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~11話~
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~10話~
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~9話~
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~8話~
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~7話~
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~6話~
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~5話~
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~4話~
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~3話~
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~2話~
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投稿 : 2025/03/01
♥ : 16
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

12話鑑賞後。第1稿。間隔開いてしまいましたので総評のみでお願いします。

原作小説・コミカライズなどはノータッチ。

新房シャフト製でなかったら、切ってたタイトルです。続けておいて良かったと感じております。

物語:先々の展開は全く読めませんが、テンポなど合っているようで素直に楽しめているので、4.0。次回予告&EDも好評価です。
声優:良くも悪くも、いつもの面々で、安心して観られます。やっぱ千和さん&花澤さんは良いですね~。いえ他の方もOKだと思います。4.5。
キャラ:話が進まないと細かいところは見えてこないのだと思いますが、問題無くいけました。4.0。
作画:こちらも問題無く観ています。このタイトルは「よく動いているな~」というのが印象。シャフトの印象というと、やはり「美麗さ」「細かさ」「独特さ」でしたので。4.5。
音楽:ZAQさんのOP、鎖々美さんのED。どちらも良いですね~。EDはそこで展開されている物語も面白いです。4.0。

総評っぽいもの。
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以下各話レビュー(4話までですが・・・)
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投稿 : 2025/03/01
♥ : 25

67.4 3 日本神話でファンタジーなアニメランキング3位
神無月の巫女(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (326)
2060人が棚に入れました
『剣神天群雲』(ケンシンアメノムラクモ)が眠る、今は朽ちて誰もその存在を知らない月の社から物語りは始まる…。
まほろばの村にある私立『乙橘学園』に通っている普通の女子高生『来栖川姫子』、学園のアイドル『姫宮千歌音』、姫子に想いを寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の『大神ソウマ』の3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音は、遠い過去に邪神『オロチ』を封印した陽の巫女と月の巫女ということが判明し、オロチの眷属たる『オロチ衆』に命を狙われる。実はオロチ衆であったソウマ自身も覚醒するが、大事な人である姫子を守る為、オロチ衆に叛旗を翻すのだった。

声優・キャラクター
下屋則子、川澄綾子、間島淳司、松本保典、大谷育江、加瀬康之、植田佳奈、能登麻美子、野中藍、西村ちなみ、南央美、斉藤茂一
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

あにこれアニメ夜話 「百合談義」 disaruto×sekimayori×takarock

このレビューは、disaruto(みりあちゃん)、sekimoyori(seki)、takarock(私)が、
「百合」について語ったものです。
以前も似たようなことをしましたが、
あの時は、企画(レビューにする)→チャットという形で作ったもので、
チャットをしている時も構成やら尺やらを考えていましたが、
今回は、まったくそんなことを考えていない、行き当たりばったりのものですw
レビューの中身なんて、そんな御大層なものは
端っから考えていませんので、あしからずw
言ってしまえば、普段しているただの雑談ですw


ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 28
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この百合は「アリ!」と思わず唸ってしまった、意外にも《感情描写系》の魅力作

二人のヒロインがともに「姫」由来の名前(姫宮千歌音(ちかね)、来栖川姫子)で、第1話の最初の方のシーンでヒロイン達の通う学校の校門の上に掲げられた標札が「乙橘(おとたちばな)学園」と読み取れた時点で、これは何らかのサインだと気づくべきでした。

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【弟橘姫(おとたちばなひめ)】は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の后(きさき)で、尊(みこと)の率いる一行の東国遠征中、相模湾から房総半島へと海上を渡ろうとして、暴風雨に遭遇したとき、海神の怒りを鎮めるために自ら海中に身を投じて尊の難を救った、と古事記や日本書紀に記されている日本神話の著名なヒロインの一人。
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◎本作の前半視聴時の感想◎

※不必要にお風呂シーンが多いんですが・・・
※下着ハダカ・ロボット・百合でジャンク臭が半端ないのですが・・・
※脚本のチープさが目立つ・・・

と、こんな風に第5話までは、「百合」設定という奇をてらったジャンクでチープな作品にしか見えず、適当に流し見していたのですが、第6話で本作は実は《感情描写》が細やかで、そこに見ごたえがあることにようやく気づき始めて、その後は最終話までイッキに見切ってしまいました。
とくにラスト2話にはかなり心を動かされてしまったので、今度は最初からじっくり本作の真価を見極めようと、すぐに2周目に入りましたが、そのときもラスト2話で確り感動を味わえたので、この感動は決してフェイクではない、と確信を持つことができました。

ちなみに、「百合」設定がテーマに深く絡んでくるアニメ作品というと、私がこれまで視聴したものでは『ユリ熊嵐』『輪るピングドラム』がありますが、これはどちらも「百合」であることに全然必然性を感じない、本当に「奇をてらった」だけの安っぽい(・・・というと語弊があるならば)中途半端な設定にしか、私には思えませんでした。
それで、本作の場合も、とくに前半は「どうせ・・・なのだろう」としか思っていなかったのですが、嬉しい誤算でした。

◎要点◎
本作は、「百合」であることに必然性があり、納得がいって、あまつさえ「感動」まである点で、おそらく希少!

とくに、本作の終盤では、私が高く評価している『魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語-』や、『結城友奈は勇者である』を不意に思い出してしまうシーンがあったことから、評価点数を4.0と、かなり贔屓目に付けました。

あとは、ひと昔以上前風の変なロボット設定と、ただのギャグ要員にしか見えない敵キャラ設定がもう少しマシだったら尚良かったのですが、その点だけ惜しかったです(十年以上前のアニメなので、そこは仕方ないかも)。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


======= 神無月の巫女 (2004年10-12月) =======

ネタバレレビューを読む
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「Re-sublimity」
ED 「agony」

(2016.2.21)

※3周目完走。評価4.0→4.1へ引き上げ

投稿 : 2025/03/01
♥ : 33
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドラマチック百合アニメ

制作はティー・エヌ・ケーで原作は漫画です。
ジャンルはGL・SF・ロボット・セカイ系です。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。


乙橘学園に通っている普通の女子高生来栖川姫子と、学園のアイドル姫宮千歌音、姫子に恋心を寄せるもう一人の学園のアイドルで幼馴染の大神ソウマの3人は、平穏な毎日を享受していた。
ある日、日食の黒い太陽が照らす中で、16歳の誕生日を迎えた姫子と千歌音はオロチ衆と呼ばれる者に訳も分からず襲われてしまう。


二作目の百合作品視聴。
一作目は明るめな作品を見たので、今回は少しシリアスな感じの作品をチョイスしてみました。



とりあえず視聴ハードルがすごく高い作品w
チェックシート作りましたのでどうぞ。

(1)「ロボット?戦闘シーンなんて気にしない。あくまで心情を表す舞台装置でしょ」
(2)「セカイ系?他のキャラの扱いが薄くたってメインキャラが立っていればそれでいいよ」
(3)「三角関係?ちょっとくらい真剣だって構わんよ」
(4)「派手な演出?演劇見てるみたいで楽しいじゃん」
(5)「百合?レズ?何の問題もない」(これが一番重要)

四つ以上当てはまればきっと楽しめる、はずw



まず一話見てびっくりしたのはロボットが出てきたところ。
前情報なしで見たため、超展開過ぎて吹き出しました。
ネタバレレビューを読む

普通、男子一人の女子二人だったら男子を取り合うでしょ?
本作は主人公の女子を男子と女子が取り合います。
私は「百合作品に男はいらない」と思っている脳内お花畑な人なんですが、ここまで一途で格好良いなら何の問題もありません。
一部のラノベ主人公と伊藤誠はマジで彼を見習って欲しい。
ソウマは北海道にあるどっかのファミレスの店員よりも「かわいソウマ」ですw
ネタバレレビューを読む


序盤は世界観設定やら、独特の演出やらでちょっとよく分からない感じで進みます。
正直、敵もショボイやつが多いですし。
ほとんど掘り下げられませんし。
ロボットに期待してはいけません。
戦闘で面白いのはVSツバサ兄さんくらいでしょうか?

物語の方向性が見えて面白くなるのは中盤(7話くらい)から。
とある展開から、もう世界は彼女達だけものになりますw
ここらへんから目が離せなくなって一気見してしまった。


以下感想。
ネタバレレビューを読む


総括して、百合を見たい、それ以外はあまり気にしないという方は見てみるのも良いかと。
三角関係の描き方はなかなかに濃厚で見ごたえがありました。
個人的にはツボった。
どうでもいいですが、主題歌二つとも同じ方が歌っていますね。
OP・EDのどちらも良曲な作品ってそんなに思いつかないのでそこも推しておきますw

投稿 : 2025/03/01
♥ : 31

66.9 4 日本神話でファンタジーなアニメランキング4位
BLUE SEED ブルーシード(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (71)
529人が棚に入れました
『BLUE SEED』(ブルーシード)は高田裕三の漫画。1994年にテレビアニメ化された。 藤宮紅葉の姉は他界した。紅葉はそう信じていた。ある日、紅葉は謎の生物達に狙われる。そこに草薙護が助けに入った。実は、紅葉は奇稲田姫(くしなだひめ)の生まれ変わりであり、草薙は草薙尊(くさなぎのみこと)の生まれ変わりであった。紅葉と草薙を狙う奴等の正体とは?

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『BLUE SEED』作品紹介と総評

『3×3 EYES』で有名な高田裕三の同名マンガのアニメ化作品。
私のアニメ観を大きく変えた作品の一つです。この作品に出会わなければ、エヴァや攻殻機動隊などをリアルタイムで観ることはなかったでしょう。

(あらすじ)
ごく普通の中学生のはずであった藤宮紅葉は、奇稲田一族の末裔であり、自らが人柱になることによって「荒神」(あらがみ)と呼ばれる謎の怪物を封印する力を持っていた。紅葉を襲う荒神の出現と彼女を守る草薙護の存在。人柱という運命に迷いながらも紅葉は「国土管理室」のメンバーとなって荒神と闘う決意をする。(wikipedia参照)

古代神話・現代社会・環境破壊・バイオ技術等を巧妙に織り交ぜたシリアスなストーリー展開の中に、ラブコメ・お色気・コメディー要素がちりばめられています。
「マニア向け作品をテレビで放送、制作費をビデオソフトの売り上げで回収する」というビジネスモデルの走りとなった作品とも言われているみたいですね。

放送当時、まだ子どもでしたが、日本神話の神秘的な設定やグロテスクで物々しい雰囲気が病み付きになりました。今でも原作を読み直したり、アニメを観直したりします。

ちなみに、この作品のOP『CARNIVAL・BABEL 〜カルナバル・バベル〜』は今でも好きなアニソンのひとつです。声優の立木文彦(碇ゲンドウなど)が歌を担当し、後に主演を務めた林原めぐみもカバーをしています。

古い作品でも抵抗なく観れる方には、オススメ出来る作品です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

設定は輝いてた。

設定は素晴らしいですね。「古事記」の内容をうまいこと現代の舞台に取り入れています。
ですが、はっきり言って内容が素晴らしいとは言えないかもしれません。
明らかにラスト周辺は今で言う超展開に属するものでしょう。
作品のテーマは「自然」とか「日本の文化」などが挙げられると思いますが、最終的にうまく枠に収めてまとめることが出来ていなかったと思います。
他にも、もっとうまく話に出来たんじゃないかというものがかなりあります。もったいないですね。
ヒロインの声優さんが林原めぐみさんなので、当時絶大な人気のあった声優さんを使って人目を引こうとしたアニメ、でもあるかもしれないですね。
ただ、一話目はかなりよくできていて、これからおもしろくなるんじゃないか?という期待感を持たせれました。
それからずっと下火のまま続いていくことになるんですが^^;
うーん、かなり微妙なところの作品なんですが、少なくとも自分にとっては不完全燃焼感溢れる作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

西の方 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

今なら、半分の話数で終わらせそうなお話。1,2話が強烈だった後、12話位で終局へ「予感」があり、その後も寄り道が何話かあって、本当にスイッチが入るのは19話か20話から。絵柄や一部萌え要素に古さがあるが、これは放映当時から化石っぽかった。代表例は紅葉のパンツネタの掛け合い。
 、、、といった数々の欠点にもかかわらず、私には評価の高いアニメです。「元気のいい奇稲姫(くしなだ)」と「優等生で憂国のクシナダ」の姉妹対決。そもそも、クシナダって、本当は何者?その先の読めなさ。正義と理の戦い。主人公は命がけなのですが、自らの手立ての有効性を確信できるような状況ではなく、実際に、最後の対決は、用意した布陣と随分と違った形で付くことになります。
 鬱気味のわたしに効くアニメ、なんですよ。ほんと、時々無性に見たくなる。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2
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