日本アニメーションでフランスなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの日本アニメーションでフランスな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の日本アニメーションでフランスなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.7 1 日本アニメーションでフランスなアニメランキング1位
レ・ミゼラブル 少女コゼット(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (84)
479人が棚に入れました
フランス革命以降、いまだ混乱のなかにある19世紀前半のフランス。ファンティーヌは3歳の娘・コゼットとともにパリ郊外の村・モンフェルメイユにやって来る。ファンティーヌはそこで出会ったひと組の母娘の微笑ましい光景を見つける。それはこの村で宿屋『ワーテルロー亭』を営んでいるテナルディエ夫人と娘のエポニーヌ、アゼルマの母娘が遊ぶ姿だった。その風景にファンティーヌは安心し、夫のテナルディエにも丸め込まれたこともあり、金を払って夫妻にコゼットを預け、仕事があるというモントルイユ・シュル・メールに旅立つ。

声優・キャラクター
名塚佳織、松元環季、菅原正志、萩原えみこ、松山鷹志、小林由美子、勝杏里、笹本優子、大塚友稀、間宮くるみ、鎗田千裕、矢部雅史、堀越真己、かないみか、小村哲生、島田敏、竹本英史、岸祐二

ななりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

隠れ過ぎている名作!涙なしでは観られない感動ストーリー、もっと多くの人に観てほしい

全52話
ジャンル:感動
テーマ:人は変われる、親子愛

世界名作劇場シリーズとして、BSで4クール1年かけて放送された作品。このアニメはとにかく何度も感動して涙が出ました。4クールと少し長いですけど、凄く良いストーリーです。

物語は19世紀のフランスが舞台。当時の貧困に苦しむ人々の生活を中心に描かれています。前半はとにかく観るのが辛い。まるで同じ世界名作劇場シリーズの「小公女セーラ」を彷彿させる展開。理不尽過ぎて、もうやめてあげて~!と言いたくなる。それに鬱な展開もあってブルーな気分になりますが、とにかく前半は辛くても我慢が必要で、コゼットの健気さに心を打たれます。

この作品はうまく丁寧に伏線を回収していくので、その伏線を回収していく中盤からが特に面白いです。途中群像劇が楽しめ、私の好きな「MONSTER」を観ているようなのがとても良いです。その中でニアミスやすれ違い多数で楽しめ、私はもうハラハラしっぱなしでした。

ジャヴェールという刑事が「MONSTER」のルンゲ警部のように、キレ者で職務に忠実かつ信念を曲げなく、執念深いような所が凄く似ていて良い味を出しています。もう一人、テナルディエというキャラがいるのですが、こいつは終始イライラさせられます。でも、物語を盛り上げる良いキャラだったような?気がします(苦笑)。私はエポニーヌがコンプレックスを持って人間らしさを持った良いキャラだったと思う。前半は嫌いなキャラだったけど、中盤から後半は感情移入してしまいました。38話とかかなり見所だと思います。

また、前半から後半まで人生観を変えるような名言が沢山出てきます。もう良い言葉ばかりで一つ一つに感動を覚えました!次に恋愛もあって、「ロミジュリ」みたいに胸キュンな純愛に描かれています。あるキャラのおかげで恋愛作品によくあるような甘酸っぱく切なく描かれているのも特徴。想いが中々伝えられないとか凄く切ないです。

前半から最終話まで親子愛も丁寧に描かれていて、私の心に凄く響いてきました。優しい愛に包まれている感じが凄く伝わってきます。人と人との繋がりや絆も描かれていて感動しました。全体的に運命的な展開が面白く、とてもドラマチックな内容で、また心温まる作品でした。特に後半は涙が止まらない。あにこれに登録していなければ観ることのないようなアニメだったので、偶然の出会いに感謝しています。少し長いですけど子供から大人まで楽しめるアニメで、ストーリー重視で感動したい人は是非観てみてください。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

Mille さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

メッセージ性が高く、感動できる名作

隠れた名作。何度も泣かされました。

「こういうのは子供が見る作品だろう」と思っていたのですが、
ときには考えさせられ、ときには感動する、
逆に大人になってからみてほしいと思える作品です。


この物語の原作は有名な、ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル(邦題:ああ、無常)」。
舞台は1800年代フランス革命あたりの時代を描いています。
原作と異なり、貧しくも懸命に生きる少女、コゼットを主人公にしてストーリーが進んでいきます。


詳しくはまた今度書きますが、
格差・差別・貧困という社会問題を背景に、
人としての在り方や家族愛など、
さまざまな問題提起をしてくれる作品。

最近のアニメからは失われつつある、
メッセ―ジ性のある、大切な作品の1つだと思います。


・・・あ、あと主人公がかなりかわいいです(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

如水 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画で切るな!序盤は耐えろ!

「世界名作劇場」の作品。
子供向けと侮ってはいけません、感動できる大作です。

作画については好みが別れると思いますが、作画だけで判断するのはあまりにもったいない作品です。

後少しですべてが順調になるのに、あと一歩というところでうまくいかない。空回りしてしまう。
物語を悲劇的にするにはいつだってそんな展開が用いられます。

この物語もその例にもれず、物語の序盤は多くの不幸が登場人物を苦しめてしまいます。
その姿を見ているこちらも辛さやもどかしさを感じることになるかもしれません。
実際、私も何度か続きを見るのをやめようかと思いました。

しかし、そういう人にこそぜひ最後まで視聴していただきたい。
きっと最後には、見てよかったと思うことのできる作品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

70.6 2 日本アニメーションでフランスなアニメランキング2位
ペリーヌ物語(TVアニメ動画)

1978年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (55)
288人が棚に入れました
「世界名作劇場」第4弾。『家なき子』の原作者エクトル・マロの姉妹編的な作品『アン・ファミーユ』をアニメ化。番組前半は相当の部分がオリジナルだ。写真家の父を旅の途中で失った少女ペリーヌと母マリ。マリは娘の後見を富豪の義父ビルフランに願おうとフランスを目指す。だが衰弱していたマリもまたパリで病死した。一人になったペリーヌは祖父の元に向かうが相手の頑なな性格を認め、素性を隠した上で祖父への献身を決意する。

声優・キャラクター
鶴ひろみ、池田昌子、巌金四郎、黒須薫、村山明、遠藤晴、丸山詠二、銀河万丈、渋沢詩子

takeboo さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

感動の連続、これは名作、号泣必至!!

最近流行りの異世界やら魔法、タイムリープ、超能力、エロ、妹モノとかに飽きてきたので、もっと真っ当なストーリーで純粋に感動できるアニメを見ようと考えていた。
そこで昔やっていた世界名作劇場を全て見てみようと決意し、これを第1作目に決定し、視聴終了。
いきなり当たりを引いた気分。53話あるが、毎日見るたびに見る話数が増えていき、どんどん加速して引き込まれていく。泣けるシーンも多く、祖父のいる村に着いてからは神回の連続だった。流した涙の量は半端ない。ペリーヌが健気で可哀想で愛しくてしょうがなくなるアニメ。何回も同じジーンを見ては今でも涙を流している。
96点。 私と同じように最近のアニメに飽きてきた方、素直に感動したい方は是非お勧めする。 原作の翻訳版まで買ってしまった作品。この作品を超えられるのは現れるのか?

さて次の名作劇場は何にしようかな?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最初にはまった名劇アニメ

この作品は、10回以上見ている
名作劇場の作品は多数見ているが中でも一番のお気に入りである

作画がひどいとか、古臭いとかその辺を気にしてみてはいけない。最初は我慢してみるべきである
作画になれて話が進んでいけば必ず引き込まれるはずである
ともかく原作は家なき子と同じ原作者で原題邦訳も「家なき娘」であるからしてストーリーは折り紙つきであるし
原作にはない前半の展開もまったく違和感を感じさせないうまいつくりになっていて53話あっという間に見てしまった

また最大の山場でスパッと「終わり」になるアニメが多い中
珍しく後日談的な話が数話楽しめるので見終わったあと爽快感があった作品である

ともかく感動する作品なので是非視聴することをおススメする

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

世界名作劇場であると共に少女のサクセスストリー

この物語は、およそ40年前に世界名作劇場として放送されました。
原作者は、エクトール・アンリ・マロ。「家なき子」を書かれた方です。
日本では「家なき娘」として1942年に岩波書店で出版されました。

あらすじは、
旅の途中で父親を亡くした12歳のペリーヌが、母とともにボスニアからお爺さんのいるフランスのマロクールまで、ロバに家財道具を積み、子犬を連れて旅をします。
もちろん歩いての旅です。1200キロ以上の途方もなく長い道のりです。

アルプスを越え、ようやくフランスのパリまで来たとき、病弱な母が亡くなります。
母の葬式をパリで行ったペリーヌは、ロバと家財道具を借金返済のために売り払い、子犬と共にマロクールを目指し歩き続けます。

そして、ようやくマロクールに着きますが、ペリーヌはお爺さんのもとには行きません。
昔、ペリーヌの父はお爺さんとケンカをし家を飛び出していたのです。
それも、おじいさんが決めたペリーヌの父の結婚相手との結婚を嫌がり、家を飛び出してペリーヌの母と結婚したため、
お爺さんは、ペリーヌの母とペリーヌを凄く恨んでいました。

だからペリーヌは名前を偽り、お爺さんが経営する工場で働きます。
最初の仕事はトロッコ押しでした。1日中働いて、パンの1つか2つしか買えないほどの低賃金です。
ペリーヌは森の中にある狩猟小屋に住み、一人で生活します。

そんなペリーヌに転機が訪れます。{netabare}
イギリスの技師が新しい機械の導入のために工場に来たとき、通訳者が不在でした。
英語ができるペリーヌが通訳をし、経営者のお爺さんに認められます。

お爺さんはペリーヌを大変気に入り、秘書として抜擢するのです。
しかも、ペリーヌが馬車も扱えることを知り、馬車の御者としても指名します。
やがて、お爺さんは自分の家にペリーヌを住まわせます。もちろんお爺さんはペリーヌを実の孫だとは気づいていません。
そして…
{/netabare}

アニメは53話あります。1話から26話までがマロクールまでの旅です。
27話目以降がマロクールでの出来事です。
私は、27話目以降、ペリーヌが自分の知恵と勇気とで出世するところが大好きでした。

絵に癖があるので、好みで無い方も多いと思います。(私も慣れるのに時間がかかりました)

「人から愛されるためには、まず自分が人を愛さなければならない。」
ペリーヌの母がペリーヌに残してくれた言葉です。
ペリーヌは秘書として経営者であるお爺さんに提案し、工場をフランスで最高に福祉設備が整っている工場にしたのです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26
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