新体操で部活なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの新体操で部活な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月07日の時点で一番の新体操で部活なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.5 1 新体操で部活なアニメランキング1位
MIX(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (175)
588人が棚に入れました
舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」。「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、今、運命の兄弟が物語の扉を開く・・・親の再婚によって、血は繋か?らないが誕生日が同じ、双子?の兄弟となった「立花走一郎」と「立花投馬」は、明青学園・中等部の野球部に所属する 中学2年生。走一郎は捕手、打者として活躍。投馬は「ある理由」から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹て?、投馬とは血の繋か?らない義理の妹「立花音美」も中学に入学し、2人の周囲はなにやら騒か?しい。やか?て高校に進学する2人は、甲子園の土を踏むことが出来るのか・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、内田雄馬、内田真礼、花澤香菜、高木渉、井上喜久子

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの栄光の夏から30年。明青学園野球部が蘇る。

「タッチ」で主人公の上杉達也らが所属していた明青(めいせい)学園野球部。
甲子園優勝から約30年後の明青学園野球部の物語です。

今まであだち充作品はあまり読んだことがなくて、
タッチも読んでいません。あらすじはなんとなく知っていたけど。

主題歌が好きだったので、興味を持って観てみることにしたのですが、
そうでなければこの作品もスルーしていたかも。

きっと「タッチ」を知っている方がもっと楽しめたのかもしれませんが、
「タッチ」を知らない私でも十分楽しめたし、
ストーリー自体は「タッチ」とは関係なかったです。

全24話です。


● ストーリー
かつで一度だけ甲子園優勝を飾った明青学園野球部。
今は低迷が続いていた。

明青学園中等部の野球部に所属する立花投馬(たちばな とうま)と、
立花走一郎(たちばな そういちろう)。

彼らは両親の再婚による義兄弟だったが、
兄弟バッテリーとして活躍することを夢見ていた。

しかし、野球部には監督への圧力により、
今は力のない投手がエースとされていた。


物語は中等部から始まります。
作中で時間は流れ、後に高等部に進学しますが。

投馬たちの家族関係や、野球部に流れる何か訳ありな空気など、
最初は謎だらけです。

それらが徐々に明かされていき、
周りが固められていく。

最初からすべてを語らず、
少しずつ分かるのも面白いなと思いました。


野球部の話がメインですが
前半は試合メインではなく、

妹の音美(おとみ)のことや、野球部での練習などの、
周りの人物との関わりを描くシーンが多いです。

それでも安定して面白かったです。

キャラ同士のやり取りは、
テンポと笑いがいい感じです。

ギャグとまではいかないけど、
微笑ましく笑えるワードセンスがいい^^

後半は試合も増えましたが、
それはそれで展開の読めない戦いを楽しめした。

まだまだチームとしては未完成の明青学園野球部が、
強豪校相手にどこまで、どう戦っていくか、ハラハラドキドキでした。

ラッキーによる部分も多かったですが、
この作品はこれでいい気がしていました。

そんな気楽さが今の明青学園野球部や投馬らしいなと思えたので^^


● キャラクター
メインとなる立花三兄弟が安定しています♪

投馬(cv.梶裕貴)は野球のことしか見えていないマイペースな子。
妹の音美に対する優しさがかっこいい♪妬いちゃうわw

もちろん、投手としての成長からも目が離せません。


走一郎(cv.内田雄馬)はキャッチャーとしてチームを支える大黒柱。
もちろん、投馬を支える妻役も忘れていません。

一番投馬のことを理解している、
キャッチャーとしても兄弟としても完璧なところが魅力的♪

女の子にモテモテで、
デートに忙しいところは投馬とは正反対なところですね。


妹の音美(cv.内田真礼)は学校一の美少女。

本人はそんなことには疎く、
投馬と走一郎の野球に夢中。

兄たちの野球の一番のファンであり、
周りからのやっかみや視線も気にしないマイペースさは、
容姿以上に魅力的でした♪

兄妹として互いを大事に思っているけれど、
音美と投馬にはそれだけで終わらない何かを感じます。

この何とも言えない距離感もまたくすぐったい♪


それぞれの声優さんも役に馴染んでいて、
キャラの魅力が増していたように思います^^

他にも、タッチでのライバルキャラやその息子が登場したりと、
タッチファンなら嬉しい仕掛けもありますよ♪


● 音楽
【 前半OP「イコール」/ sumika 】
【 後半OP「VS」/ ポルノグラフィティ 】

もともとsumikaが大好きで、
主題歌を担当すると聞いたのがこの作品を見ることにしたきっかけでした。

曲はアニメを見る前からずっと聞いていましたが、
アニメと合うとまた違った感じ方ができて、かなりいい感じでした♪

爽やかな曲が、
すごく雰囲気に合っていると思いました^^

しかし後半のOPがまたよくてですねー。

爽やかな前半OPに対して、こちらはかっこよさが加わって、
さらなるMIXの魅力が引き出されている!

同じ作品でも曲を提供する人たちによって、
こう描き方や味が違うというのはおもしろい♪

ポルノグラフィティの曲を久しぶりに聴きましたが、
この曲はかなりのお気に入りとなりました^^


【 前半ED「君に届くまで」/ Little Glee Monster 】
【 後半ED「君に伝えたストーリー」/ Qyoto 】

EDがまた良曲ぞろいで^^

OPも大好きでしたが、
EDもまた大好きなのです。

作品に沿っているかと言われれば、
OPに比べるとそうではないのですが、

曲単体だけでもう魅力的。
幸せです。笑


● まとめ
原作はまだ続いていますが続編を作る気はないようで、
24話できれいに話はまとまりました。

野球部の話だけど、野球の話だけで終わらないところが、
私には合っていたのかもしれません。

途中からは「作中の時はちゃんと流れてますよ~」と示すために野球の試合があるのかと思ったほどでしたからw

タッチを知っている方や、
のんびりと野球ものの作品を楽しみたい方にはおすすめです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑いと情熱のあいだ

 【First impression ~ review】

 とある配信で公開されていたので、一気に見てしまった。

 あだち充の作品は学生の頃は好きだったが、社会人になって新しい漫画が出ても買わなくなっていたが、このMIXという作品の名前は知っていたし、タッチの舞台であった明青学園でもう一度という懐かしさからワクワクしてしまう設定ではあるが、様式美のそれはあるとしても、もはや新しさを感じることがないので、漫画を読むかとなるとちょっと躊躇われていたところがあった。

 しかし、アニメを観てみると、再放送で小さい頃に見たタッチへのリスペクトがスゴイ感じられる脚本となっていて、あだち充の作品の良い所を引き出したアニメの演出があって、ただ明青が懐かしいわけではなく、アニメ作品としてもマルっと懐かしさがあるんです。

 タッチのアニメを見て、漫画を中古で買い揃えてみゆき、ラフ、H2、KATSU!とあだち充作品に触れてきたが、久しぶりにその頃を思い出してもう一気に見てしまった。

 さて、一気に見てしまったので、第一印象がそのまま今回のレビューになります。

 ズバリ、どこが良いのかって話をします。

 タイトルにもありますが、スポーツ×ラブコメの代名詞にもなっていると言っても過言ではないあだち充ですが、そのバランス感覚の良さと、どうなるか分からない恋の行方が良いです。

 アニメはまだ続編を乞うご期待という感じなので、まだまだ恋愛の行方がこれからどうなっていくのか分かりません。
 ラブコメの中には恋愛対象が矢印で見えてしまうレベルに分かりやすい作品が少なからずあります。こういった作品は表現が重たくなりすぎるように思う(ズバリ鬱陶しい)。
 好きだと分かっていて、それを成就させるために奮闘する姿を見せる自己投影型の恋愛作品って、観ている側に想像力を使わせない作りなので、全然面白さが分からん・・・。となってしまうんですよね。つまり、共感【してもらわなくては】始まらないので、説明的過ぎたり、分かりやすく演出しすぎたりするきらいがあるんです。自分の経験と重ならないと共感できないって人にはこれしか嵌らない。

 『MIX』では、誰がどう思っているのかを想像しなが視聴できるように、セリフの伝え方や間の取り方、表情、音楽などでキャラの心情をみせてくれます。
 恋愛模様の面白さって誰がどう思っているのか、そしてどうやって変化していくのかの余白を常に残していて、それを想像しながらそれぞれのキャラの気持ちを考えることが共感【する】ことに繋がりそこが面白い。
 例え間違えていても良い、人によって解釈が変わるんだから。
 『それは違うよ』とか観た人同士で話合うことができるそんな作品の方が個人的に楽しいと思うし、このあだち充の作品群はそういった面白さがしっかりある。もちろん今回も。
 脚本、と書いたけれど、原作の良さをそのまま出している脚本であって、原作あってこそだとこの作品については思いました。


 視聴者を意識している作り方。
 これはタッチの頃からそうだったけれど、メタ的なセリフがあったりする。原作も作品の中に作者がちょろっと顔を出したりするけれど、話が重くなりはじめると、しっかりと閑話を入れてくる。
 それを邪魔だと感じる人もいるだろうが、あだち充節に調教されている私やなどにはむしろ心地よく感じてしまい、この緩急のテンポだからこそ、一気にみても全然疲れない。
 視聴者を意識した脚本づくりとなっていると感じる次第です。


 タッチへのリスペクト。
 そもそも作者が同じなんだからリスペクトっていうのはなんか違うようにも感じるのですが、まぁ言葉の綾ですね。
 この30年前の舞台装置がまだ生きていて、少し彼らのドラマに影響を与えています。それが不自然でなく、確かにそうなるかもなと感じてしまう都合の良い頭なのですが、大きく絡めてしまうとそれもご都合主義かよと思ってしまう。
 そこは多分、注意して物語を作っているんじゃないかなって感じます。あくまでも主軸はMIXの主人公たちなのですから。


 ナレーターが南ちゃん!
 永遠のヒロイン南ちゃんの声をあてていた日髙のり子さんがナレーターです。これが良いです。そして南ちゃんをしていないところがまた良いですね。ここにも、前述したように、タッチという舞台装置を都合よく使いすぎている感を出さないようにしつつちょうどいいバランスを保っているように感じました。


 総括
 都合よく捉えている部分は多分多くある。
 こういった良い所を挙げていったけれど、それが逆に鼻につくという人もいるだろう。
 ただ、当時のタッチを好きだった人には須らくおススメであることは間違いない。
 タッチを美化しすぎて、汚されたなんて思わずに、今ある明青野球部をどうか一緒に応援してもらいたいですね。

 では、よしなに~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

伝説、ふたたび。

この作品の原作は未読ですが、このタイトルを見て心の踊らない訳がありません。
物語の舞台が『タッチ』で「上杉達也」「上杉和也」「浅倉南」らが甲子園を目指したあの明青学園なんですから…

思い返せば、幼馴染って良いなぁ…と思ったのはタッチが初めてだったかもしれません。
家が隣でいつでも気軽に行き来できる間柄…
しかも相手が浅倉南の様な女の子だったら、きっと他には何も望まなかったでしょう。

作品を完走して『タッチ』のwikiを見て初めて知ったことがあります。
和也は事故死してしまいましたが、当時の編集部は大反対だったそうです。
だから原稿を受け取った担当者は、隠れて校了を終わらせて編集部から逃亡したんだそうです。
しかも、アニメで和也が亡くなった際には実際に告別式まで執り行われたんだとか…
鉄道橋の下で電車の通る音にかき消されながらも南が大粒の涙を流していたシーンは、今でも鮮明に覚えています。
当時テレビアニメは全部で101話もあったとか…
いかに偉大な作品だったかが窺えます。


舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」

「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、
今、運命の兄弟が物語の扉を開く…

親の再婚によって、血は繋がらないが誕生日が同じ、
双子?の兄弟となった
「立花投馬」「立花走一郎」は、
明青学園高等部に進学し、野球部に所属する。

走一郎は捕手、打者として活躍。
投馬は人並み外れた投手の才能を隠し持ち、
1年生エースとしてマウンドに立つ。

走一郎の実妹で、
投馬とは血の繋がらない義理の妹立花音美は
中学3年で人気者。

投馬や走一郎との関係が気になる監督の娘、大山春夏や、音美を追いかける西村拓味、
立花3きょうだいの周囲はなにやら騒がしい。

立花兄弟は、
甲子園の土を踏むことができるのか…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

立花投馬が上杉達也、立花走一郎が上杉和也、そして立花音美が浅倉南と同じような立ち位置と考えて差し支えないと思います。
唯一違いを上げるとするなら、走一郎と音美は実の兄妹なので、音美の二人への当たり方が微妙に違うことくらいでしょうか。

しかも音美役にまややん、春夏役に香菜ちゃんが起用されているんですよ。
こんなの、もう滾るしかないじゃありませんか…
もう期待値MAXで視聴に臨みましたよ。

この作品の魅力は、明青学園が30年振りに甲子園を目指す道筋だけじゃありません。
30年前に上杉達也と同じグラウンドに立っていたメンバーが立花3兄弟の廻りに溢れているんです。
嬉しさ、悔しさ、そして悲しみを共有した当時の仲間の記憶が少しも褪せていないのが、この作品を視聴できる嬉しさを助長します。

私は甲子園には縁遠い存在でしたが、夏の甲子園の優勝校…3,000校の頂点として立つ甲子園のグラウンドの空気はどんななんでしょう。
もちろん、登場する大人が全て甲子園の決勝を経験している訳ではありません。
途中で夢破れて悔しい思いをしたからこそ今がある…そんな人だって当然存在します。

だから戦うのは選手だけじゃないんです。
大人も30年前から蓄積した思いを野球にぶつけ合って戦うんです。
これが燃えないはず…ありませんよね。
あだち充先生の描くキャラは飄々とした人が多いですが、内面は触れる事ができないほど熱く滾っているんです。

強豪ひしめき合う東東京地区…
もちろん、簡単に甲子園に行けるほど甘い地区では無いのは十分分かっているつもりです。
でも、何故か期待しちゃうんですよね。
立花兄弟の外見が上杉兄弟と似ているから…?
音美の言動が南ちゃんを彷彿させるから…?
音美の期待に応えようと二人が全力全開のギアを上げ続けるから…?
実は私にも良く分かっていないんです^^;
でも、いつかみんなの期待に応えられる結果を、二人で導き出して欲しいと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sumikaさんの「イコール」と、ポルノグラフィティさんの「VS」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「君に届くまで」と、Qyotoさんの「君に伝えたストーリー」

2クール全24話の物語でした。
これでアニメ化が終わること…ありませんよね。
これまでのあだち充先生の作品同様、最後まで描かれるのを期待しています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

68.3 2 新体操で部活なアニメランキング2位
バクテン!!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (121)
344人が棚に入れました
笑ったぶんだけ高く、泣いたぶんだけ強く」中学生活最後の夏、『男子新体操』と出会い、強烈に魅せられた少年「双葉翔太郎」。私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)に入学した翔太郎は、男子新体操部の門を叩く。そこには、個性的な先輩たちと、中学男子新体操のスター「美里良夜」がいた。何か一つのことに懸ける、熱い青春の日々。ときに挫折し、すれ違うも、共に仲間と過ごす毎日の中で、一生懸命一つの目標に向かって、チームでひた走る姿を描く「スポ根×青春群像劇」。この春、情熱を懸けた本気の青春が、始まる――

声優・キャラクター
土屋神葉、石川界人、小野大輔、近藤隆、下野紘、神谷浩史、小西克幸、鈴村健一、杉田智和、斉藤壮馬、山下大輝

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑ったぶんだけ高く、泣いたぶんだけ強く

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
東日本大震災発生から10年となる2021年に、フジテレビがアニプレックス・イオンエンターテインメントと共同で岩手県・宮城県・福島県の被災3県を舞台にしたアニメ作品を発表するプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環として制作された作品なんだそうです(wikiより)。


中学生活最後の夏、『男子新体操』と出会い、
強烈に魅せられた少年「双葉翔太郎」。

私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)に入学した翔太郎は、男子新体操部の門を叩く。
そこには、個性的な先輩たちと、中学男子新体操のスター「美里良夜」がいた。

何か一つのことに懸ける、熱い青春の日々。
ときに挫折し、すれ違うも、共に仲間と過ごす毎日の中で、一生懸命一つの目標に向かって、
チームでひた走る姿を描く「スポ根×青春群像劇」。

この春、情熱を懸けた本気の青春が、始まる――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私は恥ずかしながら「男子新体操」の存在をこの作品で知りました。
ググってみると、男子新体操の発祥は日本で、主に日本だけで行われている競技なんだそうです。

第1話目から男子新体操の迫力に圧倒されてしまいましたが、その理由も分かりました。
男子新体操は、女子の新体操とは違い、宙返り等のアクロバティックな動き(タンブリング)が禁止されておらず、むしろ男子ではタンブリングは規定動作として行わなければならないんだそうです。

個人競技もあるようですが、ダイナミックなのは何と言っても6名(最低4名)で行われる団体競技です。
跳躍や倒立も凄いと思いますが、タンブリングや組運動の迫力が兎に角半端無いんです。
インターハイ予選でのアオ高の演技…物語の前置きも相まってすっかり涙で前が見えなくなってしまいました。

これは絶対アニメの補正が入っている…と思ってネットに上がっている実際の演技を見てみましたが、補正なんて1㎜たりとも入っていませんでした。

それもそのはず…
競技シーンはモーションキャプチャーによるもので、男子新体操のプロパフォーマンスグループのメンバーや、現役の新体操部員が参加しているそうですから…
改めて男子新体操の魅力を知った気がします。

これまで新体操は女性の演技だとばかり思っていました。
だけど蓋を開けたら全然違っていました。
男性ならではの新体操の魅力に触れることのできる作品だったと思います。

現在、男子新体操の国際化を目論んでいるようですが、あまり進展していないそうです。
世の中には色んなスポーツがありますが、例え国際的に普及していなくても日本発の競技として誇って良いと思いました。
それだけの価値のある競技だと思います。

昨年度までのアオ高の部員はたった4人…
6人の規定人数に満たないと、1.5点ずつ引かれるので、例え満点の演技をしても17点しか貰えませんでした。
だけど、今年はようやく6人揃いました。
6人で演技するのは部員全員の夢…
アオ高男子体操部のみんなはどんな演技を魅せてくれるのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、センチミリメンタルさんによる「青春の演舞」
エンディングテーマは、wacciさんによる「あなたがいる」

1クール全12話の物語でした。
テレビアニメ終了後に劇場アニメ「映画 バクテン!!」の制作が発表されました。
そうですよね…これじゃ終われませんよね。
これからのアオ高の躍進を期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バクテ…ン がしたいです!

オリジナルアニメ


取り扱うのは“男子新体操”と馴染み薄いやつ。
と言いながらローカル局で青森大学の男子新体操部を紹介してたのは覚えてます。
私の記憶が正しければシンクロ男子映画『ウォーターボーイズ』流行時の文脈で紹介されてた気がします。今回は同じ青森の青森山田高校男子新体操部が監修だとか。

ふとしたきっかけで競技に触れ、バク転の美しさに感動し男子新体操にチャレンジしていく双葉くんが主役。仲間たちと共に切磋琢磨していくスポーツものです。
いたって平凡ではありますけど、以下の2点「東北」と「作画」で他と差別化できる気がします。


1.東北にフォーカス

主人公高校の部の仲間たち

 双葉翔太郎(CV土屋神葉)
 美里良夜(CV石川界人)
 七ヶ浜政宗(CV小野大輔)
 築館敬助(CV近藤隆)
 女川ながよし(CV下野紘)
 亘理光太郎(CV神谷浩史)
 志田周作(CV櫻井孝宏)
 栗駒あさを(CV佐倉綾音)

これ見て「イケボ集めた女子向けか!?」となる前に注目は苗字ですかね。すべて宮城県を中心とした地名から取られてます。どうやら震災きっかけの東北関連プロジェクトだとか。
もともと男子新体操が強めな土地柄ですし、無理くり聖地需要を起こしたみたいなあざとさも特に感じません。とっても自然。


2.いろんな意味で作画

映像見てるだけで楽しいです。
『Free!』『ユーリ!!! on ICE』に連なる目が楽しい作品です。ありえないアングルやエフェクトかませるのはアニメーションだからこその素晴らしさがあります。それを体感できます。

・グルグル回りまくるMATRIXアングル
・床下から捉えたかのようなアングル
・カメラにぶつかるだろう近接アングル

広角レンズで撮影したような演出もありました。どれもこれもVFXで多額の金かけないと無理ゲーな表現です。作画作画と五月蠅いこと普段は言いませんけど、「だからアニメ観てるんだよ」の一つの理由になりうる画でした。


たしか『Free!』『ユーリ!!! on ICE』も女性監督だったような。こちらは監督違うみたいですが、キャラデザ、作監さんは女性っぽい。綺麗なもん観れますよ。
男子ばかり出てくるアニメだと条件反射的に待ったかけたくなりますが、そしてそんなこんな男いねーよな作品多くて辟易もしますが、本作は軽めなテイストです。
気にならないか目を瞑るかとりあえず映像楽しむくらいの気持ちで臨まれたらよろしいかと思います。ストーリーは凡庸ですがお釣りがくるはず。

平均点でみるより秀でた一芸に身を委ねる作品。
それに俺たちみんなガキの頃はバク転したかったじゃんと遠くを見ながら目を細めときます。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.07.02 初稿
2022.05.26 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

癖になるキャラクターたちと演技でした。

おすすめに出てきたので予備知識もなく試しに鑑賞。
男子新体操部のお話です。
キラキラした可愛らしい主人公のキャラからは
想像できないくらい臨場感のある作品で、
話数を重ねるごとに魅力が増し止まらなくなりましたw

初めて見た時はニュルニュル動きとカメラワークに
酔いかけて少し気持ち悪いとすら思ってたけど、
6話目の{netabare}大会で6人が演技しているシーンでは
とても素敵だなという感覚に変わってました!
素人目では新体操の良さの違いは分からないけど
良くなった事を感覚で感じとれたのかもしれませんね。

迫力が凄かった分、緊張感も伝わってきたからこそ
女川先輩のミスの瞬間のハラハラ感ときたら:( ;´꒳`;):
だけどその1ミスで演技を終えて2位!{/netabare}

コメディも割と多く入っていて
個人的に特に印象的で好きだったのは、
8話で女川先輩が{netabare}足を怪我したフリをしていた時に
みんなが取り囲むように過保護なお世話をしてたのが
ツボでした、女川先輩の罪悪感を思うと尚更w{/netabare}

それと10話目の{netabare}大会前日で体を休める日に
みんなが練習したくてウズウズする様子、
その中でも図書館でみんなが辞書を引いて
落ち着こうとするけど新体操に関する用語ばかり
みんな調べちゃってますますもどかしくなってる姿が
{/netabare}とても可愛らしく面白かったです(​ *´꒳`*​)

最後まで勢いと熱量のあるお話で、
男子同士の妙にBLチックな雰囲気も一切なく
スポーツアニメとして集中して観ることができました!
BL作品も嫌いではないし好きなものは好きですが、
最近は混ぜこぜにしたものが増えてきたので
こうして純粋にスポ根を楽しめたのが良かったです。

最終話12話目で主人公の翔太郎が
{netabare}手首を痛めていたけど地区大会も無事2位通過で
インハイ出場を決めて{/netabare}この話は終了。
次がありそうだなと調べたところ
2022年に映画が出ていたようですね。
気になるところですが、
U-NEXTで有料配信となっているので
もうしばらく待ってみようかなと思います(๑•̀ •́)و

満足度の高い作品でしたが強いて言うなら、
翔太郎の所属するチームメイトの髪色ですね。
とてもカラフルでみんなキャラに合っていますし、
現実の高校生では考えられませんが
飛んで回って入れ替わってが繰り返される演技中に
キャラを見分けるにはとても親切な髪色です!
ただ1年生が2人とも暗色で長さも同じくらいなので
演技中だけは見分けが付けられませんでした、、
もう少しこの2人の髪色を分けてほしかったかな〜。

声優さんたちはライバル校の人達含めて豪華!!
主人公だけがちょっと気になったけど
個人的に大好きな人達ばかりで最高でした(​ *´꒳`*​)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

61.8 3 新体操で部活なアニメランキング3位
フォトカノ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (746)
3917人が棚に入れました
「ファインダーの向こうのキミに……恋をした。」人気恋愛シミュレーション「フォトカノ」がアニメ化決定!

~プロローグ~
主人公前田一也(まえだかずや)は、光河(こうが)学園に通う高校2年生。特に心が沸き立つこともなく、平凡に夏休みが終わろうとしている。
そんな、夏休み最後の夜。主人公は父親からデジタル一眼レフカメラを譲り受けた。これまで、デジカメには特に興味がなかった主人公だが、いざ手にしてみると、そのずっしりとした手応えと、機能美に魅了された。もともと、いわゆるデジモノが好きなのだ。
『とりあえず、明日、学校へ持って行って、何か撮ってみるか』
代わり映えのしない毎日に、変化が生まれた瞬間だった…

声優・キャラクター
島﨑信長、伊藤かな恵、中原麻衣、金元寿子、水橋かおり、斎藤千和、大亀あすか、沢城みゆき、伊瀬茉莉也、遠藤綾、水原薫、長谷川明子、高垣彩陽、緑川光、白石稔、岡本信彦、世戸さおり
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

この作品女性はどう観るのだろうか?

男の子が楽しむアニメっぽいですね。
かーるく変態心をくすぐりますよね。
コレって女の子がみても楽しめるのかな?

露出している訳ではないですがポーズやアングルなど
微妙にエロスを感じてしまいます。
その辺りがウリなんでしょうけど。
実際カメラもって校内ウロウロしてる奴が居たらちょっと引くよね。
校内で紙袋に入った果物ばらまくこともありえんだろうし…。
アニメ(ゲーム)ならではの微ファンタジーですねコレは。

多分、好みの女の子見つけないと楽しめない作品なので目星をつけておいた方がいいかも。
クールビューティーなお姉さんキャラ居ないかな?

※2話感想{netabare}
登場人物の中ではなんだか担任の先生が一番タイプな気がするけど、
被写体じゃなさそうです。(^_^;)

主人公は美女にはモテるスキルがあるようで羨ましいですな。
高校生ならスク水の校内アイドルに「撮って」とか「あなたのためなら」
とか言われたら惚れてしまうよね。絶対気があるとしか思えない。
二人っきりで撮影会とか…もう、はしたない娘だねぇ。(*^^*)
こんな調子でこの先もラブ&ハーレムが待っていそうなアニメです。

写真部は変態の集まりみたいでこちらはコメディ路線かな?

キャラが多くて誰が誰だか把握し切れてないですし、どう楽しむか困惑中と言う所です。
好きなキャラ見つけて、柱のストーリー待ちかな。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
認めんぞ認めんぞあんなキス。歯茎までしびれるキス…じゃねーよ!
笑わすな。笑わすな。反射神経どこ行った?

押されて偶然おっぱい鷲掴みだと!?ウソつけー。
あの位置で押す方も押す方。
気付かない振りしてるけど前に水着女子いるの判るだろっ!

ツルツル廊下も転び方不自然だし「アーッ!」じゃねーよ!「アーッ!」じゃ!
しかもスカートの中見たくらいで気絶してんじゃねーよ!
いつまでも股開いてる女も女。予測できるだろー。

多数のラッキースケベ連発しながらも女性好感度上昇してるじゃないか。認めんぞ。
(視聴者の好感度は知らないけどね)

生徒会長に至っては強要しちゃってましたが満更でもないご様子…もう無敵じゃないか。
自分でポーズとらせておきながら、なーにが「シャッターチャンスだ!」だよ!
(多分ゲームでそういうかけ声なんだろうけど)

写真部も廊下掃除は反射でスカートの中を狙うのかと思ったら転んだシーン狙いでした。
なんにせよフォトジェニックってなんなん?え?なんなん?

ストーリー的には高飛び込みや新体操等部活系で進展ありそうだけど浅そうです。

どうせなら街に繰り出して欲しくなって来ました。(捕まるけどw)
どうもケツの青い女子高生縛りじゃ好きなキャラが出来なさそう。
それに「撮って撮って」と媚びてくるとありがたみがないんだよ恥じらえよ。

ん!?こーやってツッコミながら観るかな?
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回はいつもより更に内容がないよー。

妹が不自然にスク水で抱きつき顔についた匂いやプールの水滴を
味わっていましたが…気持ち悪いッス(^_^;)

不正登校ネタで何時まで室戸さん脅しちゃうんでしょうか?
主人公ゲス染みてきましたが大丈夫なのでしょうか?
室戸さんの為の優しさが隠れている…のでしょうか?

新見さんに写真に関してカッコイイ事言ってますが、
「シャッターチャンス!」と思う瞬間が胸チラの瞬間だったりで
どうも説得力がないんですよね。

本に関しては鞄にしまうなり部室に置いてくればいいのになぜ下駄箱?
それに下駄箱の中で何が引っかるというのでしょうか?

体育館に被写体みんな集まってましたが共通点が謎です。
ストレッチの写真に美学や参考になる物などあるのだろうか…?

来週は蜂が絡んで一騒動ありそうです。
スズメバチの巣なので危険です。
巣を取り損なう業者もどーなんでしょうかね?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
スズメバチはスルーでした。余計なアンテナ張ってたみたいです。

ようやくラブコメ展開になって来ました。新見ルートってやつでしょうか?
なんだかモテない人の妄想をアニメにしたような感じですがね。
現実では好きな女の前であんな自虐を口にしたら終わりです。「恋」も「男として」もね。
恋愛格差を感じて思い悩んだとしても他の男と似合うとか口にして欲しくなかったな。

主人公以外はみんな良い人で好感持てるんですが、
肝心の主人公に魅力が見いだせないです。ゲスな上に今回の卑屈さで更にマイナス。
次回は少しは男らしさを見せるのかな?
もう他ルート消し飛ぶ位がんばらないかな。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新見さんってば、どんだけ前田くん好きなんだよぉ。
好き好き展開で笑ってしまいました。
公園で尻を押させる意味は分かんなかったけど、
嫌いな所など微塵もない純度100%の「好き」を見せてくれました。
超理想妄想展開で見てるこっちが恥ずかしいけど、ここまでやってくれると天晴れです。

他の人が入る余地無さそうなんでこれはこれで一つのエンドですかね。
次からまた違う妄想が待っているのでしょうか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
あまーい妄想に付き合うのも疲れ気味ですし、
『新見ルート』以上は無い気がしますが最後まで観ようとは思っています。
「結局お前も好きなんだろ!?」っと言われそうですが。(^_^;)

今話の『ののかルート』も男の願望を押しつけたあまーい妄想の様なストーリーでした。

前田くん、写真頑張ってるといっても女体ありきです。
「モデルがおらずグラビア風ポーズだとNG」と言ってましたが当たり前です。
だって気味が悪いもの。ホームルームで議題にされないだけまだましです。

ののかも朝練に付き合う代わりにモデルOKしましたが、
思春期の男にとっては両方美味しく交換条件になっていない様な…。

手ブラ擬きとか好き好きが激しすぎてこそばゆい。
訳の分からん不良に絡まれる展開もどーなんでしょうか。ひどく安っぽく感じます。
結局は超幸せなお付き合いが始まるみたいです。
はいはい。末永くお幸せにー。今話も天晴れでした。

それはそうとED曲は有名声優さんが週替わりで豪華ですねー。
{/netabare}

【総評】
うーん、やはりゲーム向きなんでしょうね。
妄想度が高く自動的に上手く行く恋物語を見せられても
ドキドキ感ないし共感も出来ないです。
主人公に魅力がないのはゲーム上で自分と重ね合わせ易い様に
無個性にしているところがあると思いますがそれにしてもつまらない男です。

女の子たちは男から見て理想的な性格で容姿も良く声も良く、
ゲームなら頑張って攻略したくなるかもしれませんが、
なにせアニメだと努力もなく一方的に好かれている感じがしてありがたみが無いです。
新見さんとの話は一応ラブコメっぽかったですけどね。

気に入った女の子が居たり、ゲームファンや
ピンポイントな声優ファンなら楽しめるかもしれませんが、
普通のアニメ好きやラブコメ好きの方は満足できる作品ではないと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

変態王子と笑えない罪(酷評注意)

父親からデジカメを譲り受けた前田一也(まえだ かずや)。
今まで何も没頭する事が無かったが、デジカメを持っていることがキッカケで写真部へ入部する。
学校の美少女達の写真を撮る事となるのだが……

美少女ゲームが原作の典型的な作品。
主人公と相手の好感度が上がり、ある程度の関係になったら誰々編終了。
また新しい相手と関係を築くことになります。


1~6話 
被写体はテニス部所属で幼馴染みの新見遙佳(にいみ はるか)。
主人公との子供の頃の思い出を大切にしている。
話数が長くなったのは、主人公が写真部に入部するなどの設定説明のため。

7話
被写体はフォト部所属で感情を表に出さない実原氷里(さねはら ひかり)。
過去のトラウマによって心に傷を持っている。

8話
被写体は生徒会長で元水泳部・飛込みの選手だった室戸亜岐(むろと あき)。
生徒会長らしく真面目で厳格な性格。

9話
被写体はソフトボール部所属で運動神経バツグンの間咲ののか(まさき ののか)。
スポーツマンらしくサッパリとした性格。

10話
被写体は新体操部所属で妹の友人でもある早倉舞衣(さくら まい)。
下級生らしく甘えるタイプだが、主人公の弱みを持つなど したたかな面も持つ。

11話
被写体は一人で料理研究会を守っている柚ノ木梨奈(ゆのき りな)
穏やかな性格だけでなく美人で胸が大きい。料理が得意で学園の嫁とも呼ばれている。

12話
被写体は いつも一人で時間を過ごしているクラスメイト深角友恵(みすみ ともえ)。
おとなしくて地味な性格のため同級生の新見遙佳に憧れを抱いている。
誰にも言えない隠し事を持っているのだが……

13話
被写体は主人公の妹である前田果音(まえだ かのん)。
今までは子供だと思っていたのだが、写真を撮っていくうちに大人の女性へと成長している事が分かる。
両親がヨーロッパ旅行する事となったため、しばらく二人きりで生活する事となる。

何話に どのヒロインが相手になるのかを上記に まとめてみました。
好きなヒロインを応援する視聴方法もあると思います。


写真部なのにデジカメですか……
暗室や現像液など本格的な写真には興味が無く、お手軽簡単なデジカメを使っている所に疑問を感じます。
自分の中でカメラとは「時間と空間を切り取る事ができる機械」だと解釈しています。
フィルムを使ったカメラではなくデジカメを利用するのは時代の流れなのかな。
好きな機材なだけに都合よく利用されるの事に対して複雑な心境です。

『アマガミSS』のような作品にしたかったのでしょうが、柳の下に何匹ドジョウがいるのか……
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という言葉がありますが、当たらない事もありますよね^^;
自分の中ではアマガミシリーズの劣化版という認識です。

不正登校って何でしょうか。
ただの遅刻なのですが……
車やバイクで通学するのが正しい不正登校だと思います。
(不正登校を推奨しているわけではありませんw)

たった一度の遅刻をネタにした脅迫、着ぐるみに入っての変態行為、故意ではなくても女性の胸を触ったり、スカートの中を覗いたり完全に犯罪行為です。
もはや変質者の域なのですが、そこは主人公のため都合よく話が進んでいきます。
普通に考えたら停学や退学あたりは当たり前でしょう。
美少女ゲームが原作という事は重々承知しているのですが、少しやり過ぎの感があります。

主人公である前田一也に魅力が感じられません。
デジカメで人生が変わったというよりも、リアルなら人生が狂ったという事になるでしょう。
今期作品の本物の”変態王子”は、この作品の主人公ですねw

主人公としては色々と説明や弁明をしたいと思うのでしょうが、全面可視化された取り調べ室や裁判所の法廷の場だったら意見が言えると思います。
警察が押収していると思われる撮影に使ったデジカメ、画像を保存しているパソコンなどを証拠品として提出してもらう事になりますが……

本作品よりも先にアマガミシリーズを視聴して、自分にこのようなタイプの作品が合うかどうかを調べたほうがいいと思います。


【追記】
自分の場合ですが、写真がテーマだったら デフ・レパードの名曲「フォトグラフ」を聴きたいですね。。
(アニメと関係無いのですが^^;)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

撮影という名のプレイ

ゲーム原作。
高校生の主人公が、カメラを手にした事をキッカケに、写真撮影を通して様々な女の子と親交を深めていくアドベンチャーゲーム。
いわゆる、テキスト選択型のギャルゲが原作です。
特定のヒロインを中心にしたものではなく、まんべんなく全てのヒロインにスポットを当てた全ルート攻略式のマルチな物語。
同ゲーム会社を原作とする、アマガミと同じ方式です。


4話まではフラグ立てのパート。
下衆なサブキャラ、下衆なご都合主義展開、下衆なセクハラ写真撮影。
主人公の所属する写真部でやってる事はといえば盗撮であり、芸術やら女性の魅力やらの言い訳をかましながら性的アピールの強い写真を撮ることを目的としています。
主人公は女子を写真部の魔の手から守るという自己満足な都合で、卑怯にも自分だけが女子に近づいていくという、ありえない立場。
ゲーム攻略を考えれば強引な流れは仕方ないですが、この事を容認できるかどうかが鍵です。
フィクションとはいえ、あまりに無体なご都合主義。
ヒロインが沢山いるので尺を取れないのはわかりますが、全く難易度の低い選択式アドベンチャーゲームらしく、特にこれといったドラマもなく全ヒロインの攻略が可能なセーブポイントまで話が進みます。
このつまらないセクハラ導入部に耐えられるかどうかで視聴者を選びます。

5話以降は攻略パート。
一人のヒロインに絞って、各一話づつ(メインヒロインだけ二話)それぞれを攻略する、ルート別のオムニバス形式。
展開は、ほぼギャルゲのお約束です。
贅沢を言わなければ、攻略パートに入ってからの恋愛展開に胸がキュンとしなくはないですが、1人1話だと尺が短すぎて恋愛の進展に不自然さが目立つ。
それに、事あるごとに写真撮影が入るので、イマイチ感情移入の妨げになっています。

女の子のデザインは可愛いは可愛いですが、元々ゲーム用のCGベースのせいかイマイチ平均的で特徴が際立っていない。バストや髪型のパーツやパラメタを調整して違いを出している感が強く、あとは声優さんの演技力頼りの個性。 無理矢理創ってるという感じが否めなく、感情移入しにくいものがありました。


導入部でパンチラだ胸チラだとセクハラ宣言しているくせに、蓋をあければそれぼどでもないハンパなエロもマイナス。
やるならちゃんとエロを入れるべきだし、そうでないなら真面目に写真を撮ればいいだけ。殊更にテニススコートや水着や体操着にしてローアングル写真を取りまくっている、言い訳がましい潔さのないエロが鼻につきました。

本作のエロさは、視聴者からの目線でみると、どう考えても主人公への嫌悪感を増長させるだけで、恋愛の妨げになってます。
ゲームならプレイヤー自身が主人公だから都合よく自己補正して気にもならないんですが、この男を第三者的に俯瞰して見ると、好きな女の子に屋外で際どいポーズさせたり、その写真を展示したりする羞恥プレイの鬼畜野郎。
いくらフィクションとはいえ、”女性の本当の美”とかいう芸術家の理屈を、DTの男子高校生が口にしてもサムいだけです。
どうしても、撮影にかこつけた卑猥な行為に思えてしまう。
これなら普通にエッチしたほうが、よっぽど健全で爽やかだと思います。

まぁ、18禁ゲームじゃないので、無理な注文なのは承知のうえで言ってますが・・・(^_^;



正直、面白いストーリーなどハナッから見せるつもりもない作品だという印象。
偏見だとの批判を恐れずに言わせてもらえば、いかに色々な嗜好の人に対応した多彩な女の子を可愛く魅せるか、そして微妙な性的アピールの効果を高めるかに特化しています。
簡単いえば、好みギャルのちょっとエッチな映像見せつけて、気に入ったならゲームをポチッてね、キャラグッズも買ってね、を目的としたワンクールを使った壮大なCM、ゲームのプロモーション用アニメではないでしょうか(^_^)b

そう割り切って見るのが一番。
オススメはしません

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

65.1 4 新体操で部活なアニメランキング4位
神風怪盗ジャンヌ(TVアニメ動画)

1999年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (108)
706人が棚に入れました
日下部まろんは一見普通の高校生。だが実は巷を騒がす怪盗ジャンヌの正体・そしてジャンヌ・ダルクの生まれ変わりである。神の娘としての彼女の使命は美術品に憑依した悪魔を始末し、神の力を取り戻すこと。警察や親友の都に追いかけられながらも、着実に使命をこなしていた。そんな彼女の前に現れたのは、謎の怪盗シンドバッド。尽くまろんに敵対する彼の目的は…。

声優・キャラクター
桑島法子、千葉進歩、松井菜桜子、西原久美子、矢島晶子、山口勝平、千葉繁
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ジャンヌ・ダルクなのになぜ巫女服?

『満月(フルムーン)をさがして』(※個人評価 ★ 4.1)の原作者・種村有菜氏のもう一つの代表作を原作とするアニメ作品ですが・・・こちらは色々と設定矛盾が目立って、ちょっと残念な出来でした。
やっぱりヒロインが、{netabare}ジャンヌ・ダルクの生まれ変わり、{/netabare}という設定である以上、変身後の衣装が巫女服は致命的に変だよ。
もっとヨーロッパ的&キリスト教的な世界観で統一されていれば良かったんだけど、チグハグさばかりが目立ってしまう印象でした。

その他、
{netabare}(1) ヒロインの相手役(怪盗シンドバッド)が、タキシード仮面の安易な紛(まが)い物・劣化版にしか見えず、ほとんど魅力がない点
(2) 親友の同級生が実は・・・という有りがちな設定を、最終話近くまでグズグズ引っ張ってしまう点
(3) ヒロインの宿命・使命に関わる謎解きや最終話近くのクライマックスが、脚本の甘さが祟ってイマイチ乗り切れない点
(4) 作画微妙なシーンが多い点{/netabare}
・・・も評価点数を低目に付けてしまう要因となりました。

但し、本作最大の見所である、{netabare}ヒロインを支えるマスコットが実は{/netabare}・・・という鬱設定は、この時代としては思い切ってよく描いたと思うので、その点だけは高く評価したいと思います。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      種村有菜(『りぼん』1998年2月-2000年7月連載)
シリーズ構成     富田祐弘
脚本         富田祐弘、横手美智子、藤本信行、吉村元希、金子ツトム
キャラクターデザイン 種村有菜(原案)、香川久
音楽         加藤みちあき
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 神風怪盗ジャンヌ (1999年2月-2000年1月) ============

 - - - - - - - - - OP「PIECE OF LOVE」、ED「ハルカ…」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 怪盗は予告状とともに ☆ まろん&都と稚空(ちあき)の出遭い
第2話 標的は親子の絆!? ☆ 稚空の枇杷(びわ)高校2年転入
第3話 包囲網! 敵は全校生徒 ☆ 黒天使アクセスタイム、怪盗シンドバッド登場
第4話 泥棒仕事は企業も救う!? ★ クラス委員長(水無月大和)の祖父、シンドバッドの悪魔封印
第5話 エアポート非常警戒! ★ ジャンヌ・ダルクのエピソード、まろんの躊躇い
第6話 相棒は謎のおばあちゃん? ☆ 
第7話 親子刑事! 最後の賭け ★ 東大寺警部(都の父)左遷の危機
第8話 愛のメロディを盗め! ☆
第9話 非情のチェックメイト ☆ ジャンウとシンドバッドの方針の違い
第10話 仮面の男! 本物は誰だ ☆ 委員長に取り憑いた悪魔
第11話 ああ、美しき刑事の心 ☆ シンドバッド「お前にはこの仕事は向いてない」
第12話 ピンは剣よりも強し! ☆ 演劇「ロミオとジュリエット」鑑賞会
第13話 忘れな草のハート泥棒 ☆
第14話 ターゲットは花嫁衣装 ☆
第15話 遊園地の衝撃告白! ★ 
第16話 初キスは月光に輝く! ★ 「君に怪盗を辞めさせたいんだ」
第17話 急接近! 恋の台風上陸 ★ 稚空の婚約者、新体操個人戦
第18話 悪魔が襲う友情の勲章 ★ 悪魔に取り憑かれた都
第19話 封印! 父の愛の証明 ★ 知稚の父(名古屋海生(なごやかいき))登場、マロンドーム封印
第20話 元気に勇気が壊れた日 ☆ 母からの留守電 
第21話 都、恋と友情を撃つ! ☆ まろんへのジャンヌ疑惑(都)、都の告白・失恋
第22話 ダイブ! W怪盗死す ☆ 名古屋総合病院、知稚の家庭事情、知稚の父誘拐事件
第23話 狙撃! 魔性の青い蝶  ★ 続き ※内容盛り沢山の注目回のはずだが、脚本・演出とも大味で残念×
第24話 豪華客船モンキー騒動 ☆ 
第25話 怪談! 幽霊学校の夏 ☆
第26話 潜入! カラクリ忍者城 ☆
第27話 涙のお別れ天使フィン ★ ロザリオ消滅、チェス駒収集完了、フィン天界へ{/netabare}

 - - - OP「Dive into Shine」、ED「Till The End 〜終わらない愛を〜」 - - -
{netabare}
第28話 悪魔降臨! 新変身の時 ☆ 悪魔騎士ノイン&ミスト登場、新しいロザリオと変身、紫界堂聖先生赴任
第29話 超美形! 謎の先生登場 ☆
第30話 元気復活で燃える闘志 ☆
第31話 怪盗ついにCM出演!? ☆
第32話 怪盗ジャンヌ抹殺指令!! ☆ 東大寺警部に取り憑いた悪魔
第33話 嘘つきシンドバッド!! ★ 「貴方は誰?」 ※本作の見せ場(知稚身バレ回)だが脚本の甘さは×
第34話 別離宣言! もう誰も信じない!! ☆  
第35話 ジャンヌ復活のLOVEパワー! ☆ ミストのまろん攻撃をかばう知稚
第36話 泥棒は刑事の味方か!? ☆ 不遇の科学者・東大寺昴(都の兄)に取り憑く悪魔
第37話 悪魔の心臓を持つ少年 ☆ 重病少年・高土屋全登場
第38話 決断!? 悲しみの封印 ★ 「ジャンヌ・ダルクの魂を汚す存在」、高土屋全死亡
第39話 願いは一つ! 父と母に ☆ 離婚したまろんの父母の安否
第40話 邪悪変身! ミスト猛攻 ★ ノインの変心、悪魔ミスト消滅
第41話 再会フィン!! 劇的悪夢 ★ ノイン激白、堕天使降臨
第42話 怪盗、時空を越える!! ★ 処刑前夜のジャンヌ・ダルクの元へ ※脚本自体は大味×
第43話 友情崩壊!? 魔氷城決戦 ☆ 都の悪魔憑き、ノインの犠牲
第44話 汝、神風となれ! ☆ 最終決戦{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)15、☆(並回)29、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

星野 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本番は中盤から

原作未読です。

序盤~中盤まではずっと同じパターン(悪魔の回収)が続くので、だれて視聴を辞める方もいるかもしれません。が、中盤からは流れが変わってきます。余裕のある方は27、28話辺りまでは頑張って観てみてください。変身バンク、新キャラの登場等、色々変わります。

終盤では実在した歴史上の人物、ジャンヌダルクの話が結構出てきますが、きちんとした歴史を知らなくても大丈夫です。キャラが説明してくれます。※正史ではなく若干のオリジナル要素が含まれています。多分。

ところで、山口勝平さんってこんな声も出せるんだなあ…と驚きました。低音ボイスもいいですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

強気に本気、素敵に無敵、元気に勇気・・・だったかな?

原作りぼん連載。
読んでました。
種村さんの作品はイ・オ・ンが好きなんですが、流石にアニメ化されなかったな。

怪盗セイントテールの二番煎じとも言われたが、
神の使いというところが近いか。

流石に原作ほど目が大きくないが、まあ大きいキャラですね。
気になる男の子が宿敵?というのもセイントテールに近いか。

なんでジャンヌ・ダルクが怪盗なのよという突っ込みもありますが、
一応ちゃんとした理由もあります。

結構楽しみに見ていましたが、実は低視聴率で打ち切りに近い感じで。
セーラームーンほど受けなかったみたいですね。

基本ラブコメです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

62.9 5 新体操で部活なアニメランキング5位
菜なれ花なれ(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (77)
226人が棚に入れました
「応援したいって気持ち…どこから湧いてくるんだろう?」 チアリーディング全国大会連覇を目指す名門、鷹ノ咲高校。1年生ながらにAチームを勝ちとった全中大会優勝経験者、美空かなたは大会中のミスがきっかけで飛べなくなってしまう。 そんなある日、かなたの目に飛び込んできたのは、電車と並んでビルからビルへと飛び移るパルクール女子高生、小父内涼葉だった。 かなたと涼葉に新体操お嬢様・詩音。ブラジルからの帰国子女・杏那。杏那のクラスメイト、ヨガ哲学女子・穏花。そしてかなたの元チームメイト、車いす女子の恵深。 趣味も特技も性格もバラバラなメンバーが歌ったり、ぶつかったり、スタンツしたり、妄想したり…。 応援したいって純粋な気持ちが揃う時、PoMPoMs(ポンポンズ)の応援はチアリーディングの枠を超えて人の心に伝わっていく。群馬の女子高生6人の応援が、世界をちょっとだけ変える…のかも?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 1クールアニメでサブに焦点を当てる必要なし。どうせテンプレだし。

1話 だるまとCG、色彩に気がとられて、キャラと話が入ってこなかった。

{netabare} 無理に高崎ご当地にする必要もないと思いますが、だるまから始まりました。 群馬にする必要があるのかないのか。これは本作のみならずアニメ全体への問いかけが必要でしょう。京アニがやっていたのはリアリティを出す工夫・演出の延長だったと思いますし非常に効果的でした。先にご当地ありきだと逆効果にならないか…ですね。

 画面を見て驚くのは、その色彩感覚です。女子の髪の裏の色は「おにまい」みたいな感じで、輪郭線がかなり細めです。肌の色にピンクや黄色を時々使っていました。そこにあの黄色い子が出てくるのでさらに色彩を感じます。
 そして背景の色がかなりビビッドです。塀や壁、道路なども色を多用しています。樹木は実写加工のような感じでイラストっぽい雰囲気です。褒めたらいいのか、色がうるさくて画面に集中できないかギリギリのラインです。「おにまい」のような画面全体の調和があまり感じられない気もします。

 そのくせ冒頭のチアリーディングのシーンはなんかのっぺいりした質感のCGでした。技術的に進化したなあと思いますが、他のシーンとのギャップに違和感をかなり感じました。

 というようにだるまのインパクトとチア・通常パートのギャップ、色彩が気になってしまいました。1話としてはどうなんでしょうね?そっちに気を取られて話とキャラに入り込めませんでした。

 話はよくあるスポコンか友情ものかわかりませんが、女子部活ものですね。冒頭失敗から入るのは構成的に「ユーフォ」を連想させます。
 目新しいのは病気の友達がいることですが「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を思い出します。同じ展開・結末にはならないことを祈ります。

 期待外れ…の匂いもしてきますが、数話チェックしたいと思います。{/netabare}


2話 女子スポコン部活感動系。安易な感動ものの予感もありますが、エンタメとしては成立しています。

{netabare} 女子だけスポコン部活系の作品で、Vチューバーとか他校を絡めてきて物語を作っている感じです。中心になるのがヒロインのかなたの症状ですね。

 この作品も数多の例の通り教師が出てこない不自然さはありますが、部活ものの作劇としてはそこは目を瞑るべきなんでしょう。

 
 ただ、セレクションにおいて、先輩の立ち場の人が後輩に辞退を強要するという部分はちょっとなあと思います。その理由が「謝れ」ということですね。普通、後輩が大会でミスした場合の態度ではないと思います。むしろ先輩がフォローできなかったことを謝るならわかりますけど。かなたの側に甘えがあったとか言う話なんでしょうか。だとしてもそのかなたを選んだのは誰だ?という話です。

 先輩たちがチア部を立ち上げて、教師が介入できないというストーリーなのかもしれませんが、かなたの症状はイップスですよね?極限状況でパルクール的には飛べたけどチアのときにはできないということのようですし。この状況で先輩が追い詰めるのは最悪です。ここの展開はどうするんでしょうね?

 イップスで心に問題があるという認識はメガネ先輩にもあるし月1通院で見学も禁止ということは精神科医にもかかっているのかな?だとするとなぜ先輩の判断でセレクションに出させたのでしょう?教師にも医者にも相談しないで?大事故の可能性がありますが、そのメガネ先輩の意図がよくわかりませんでした。
 それにツインテール先輩もそれを知っているなら謝れより、近づくな、練習するなが先だと思うのですが…謝ると症状が軽くなるとか?

 話的にはちょっと「ツルネ」の流れにも似ているかな?まあ、先輩2人の言動に共感できない、よくわからない部分もありますが、一応キャピキャピだけでない物語も作っているみたいですね。あの黄色いユーチューバーがちょっと邪魔な気もします。単純な感動ものに収れんする気もしますし、病気の子の行く末を安易に死にする可能性もまだ捨てきれませんけど。

 まあ、アラはいっぱいあるでしょうけどエンタメとしては成立しているので、もうちょっと見たいですね。上手く深みが出るといいんですけど。{/netabare}


3話 イヤイヤイヤイヤ…物語として成立してないでしょ?文字通りの茶番劇。

{netabare} もう飛べるんかい!!!としか言いようがないです。ひどすぎます。どうなんでしょう?こんな始まりにするなら、イップス設定なんてそもそもいらないよね?という話です。イップスは完治は難しいって制作者は自分で分かっているのになんなんでしょうか?茶番劇という古の言葉が思い浮かんでしまいました。

 これはいくらなんでもひどい脚本です。たまにはこういう美少女ものも肯定的に見てみようかな、と思ったらこれですよ。奇跡的に治るという話だとしても、それはたった3話じゃないですよね?しかも、キャラ紹介盛沢山で物語はさあこれからだという段階で?

 当然、視聴は中断しますが、これはひどい。今までみたアニメの中でも最悪の部類です。
 本当は6話くらい見ないと評価つけないのですが、キャラとストーリーは1にします。本当はオール1にしたいですけど、作画とか声優さんは悪くないので。 {/netabare}


3話修正 ちょっと考え直してやっぱり見ます。「菜」とは「野」のこと?

{netabare} いきなりイップス設定をあざ笑うかのようにかなたが飛べてしまったことに腹を立てましたが、ちょっと話の意味を考えました。

 妄想に近い思い付きなんですけど、題名の「花なれ」は当然綺麗に咲き誇る、つまり成功のイメージです。ですが「菜なれ」は?つまり彼女たちは「菜」なんでしょうけど「菜」って何だろう?ということです。本来は食べられる植物の意味ですがやっぱり「菜の花」でしょう。彼女たちの黄色いユニフォームですよね。

 これって、学校あるいは競技では飛べなくなったのは治らないけど、競技が関係ないところだと飛べるという意味でイップスかなあと思うと、要するに「菜」は「野」、つまり在野というか自由な場所なら飛べるという意味かなあと思いました。
 その点でパルクールですよね。つまり、重力からの解放、自由に飛び回るイメージでしょう。涼葉の超内向的な性格造形も「花なれ」に繋がってくるのかなあ、と。それで、杏那のユーチューバー設定が役にたってくる気がしてきました。制服が皆バラバラなのもそういうイメージに繋がりますし。

 つまり「夜のクラゲ」と全く同じ構造のスタートでは?と思います。その点で「夜のクラゲ」が後半で失敗したストーリーをこの作品は上手くやれるのか?という興味がひょっとしたら出るかもしれません。

 ただ、現在の菜の花は栽培種です。ですが野生の菜の花も実際ありますから、その辺で何か意味付けがある気がします。それに本当は千葉県の県花ですからその辺はまだまだ分かりません。群馬県に有名な菜の花畑があるみたいですけど。まあ、この辺の細かい菜の花云々は言っているほど気にしてません。

 かなたが学校の競技に復活するならその時点で辞めますが、多分退部の流れかなあという気もします。そういう方向性なら、ちょっと見たい気もしてきました。

 評価もオール3に戻しておきます。{/netabare}


4話 1クールアニメでサブに焦点を当てる必要なし。どうせテンプレだし。

 アニメ制作者はキャラの深堀りを主要メンバー全員でしないと話が作れないという病にでもかかっているのでしょうか。明確に主役級の1、2人でやれば十分なのに。2クールなら別ですがこんなありきたりなエピソードでは深掘りもできません。

 お店を畳むとか、畳まないとかテンプレの話を見せられてもなあ…まったく興味がわきませんでした。

 監督・シリーズ構成が柿本広大さんという方で「BanG Dream」というアイドルものをシリーズで手掛けたため、そっちの作劇に慣れてしまったせいかもしれませんけど。ですので、アイドル系のアニメが好きな人にはサブの深堀りは支持されるかもしれません。

 ただ、私としてはゲーム連動でないのであれば、サブキャラの深堀りなど必要ないと思います。主軸をもっと描くべきです。「響け!ユーフォニアム」の1期が優れていたのは、この焦点の当て方が明確だったからです。サブは演技・演出で性格も背景もわからせていました。

 思い立って再視聴しましたが、やっぱりやめておきます。4話ははっきり時間の無駄でした。

 一ついいのが、作画でレコードプレイヤーのターンテーブルがちゃんと逆走して見えるのはこだわりがあってよかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

グンマー共和国ではこれが普通です!何でつるんでいるのか良く分からない女子高生達の群像劇?

 最終話(12話)まで観ました。2024.09.26

 ポンポンズは最後まで求心力に欠けたチームでした。そして、あっさりと解散してしまいます。結局、寄せ集めの烏合の衆なんですね。別に解散しても誰も何も感じでいない様です。

 動画アップ集団から応援したい心をもった人間の集団へと変化したのですが、最後まで何でやっているのか説得力がありませんでした。

 言い出しっぺのブラジリアンなんて、レコード店の繁盛とYouTube以外に興味なさそうなのに、ちょっとギスった後はポンポンズの路線変更に疑問を抱かないし、美空かなたにチームを乗っ取られているのに、何も感じ無いのか?

 取り敢えず、みんな跳べる様になって良かったね!美空かなたとマリ先輩はイップスから完全復活して部活に復帰出来ました。後のメンバーは適当に自分の道へ進んだ様です。

 最後まで何が言いたいのか良く分からないお話でした。キャラはとても可愛いくて良かったのですが、脚本がなぁ…。チアリーディング部関係以外の登場人物に人間味と合理的な発想が欠如しています。

 今までのPAワークスの作品でも、ここまで人間関係が希薄なチームって無かったのでは?野良チームでは部活の鋼の人間関係には勝てないってこと?

 何か釈然としない感じなのはとても残念でした。そして群馬のクララこと海音寺恵深は、まだ歩けるようになりません。もう、大検でえ〜やん…。

……………………………………………………………………… 

 11話まで観ました。2024.09.17

 あと1話で最終回なのに、10話から美空かなたの部活のパイセンのエピソードがスタートします。

 そして、桐島、部活やめるってよ的な展開に…。ポンポンズの他のメンバーにはどうでも良い話な上に、特にメインキャラでも無い先輩の掘り下げに視聴者も困惑するという…。

 野良チアチームのポンポンズと全日本に出られる位の強豪校のチアチームとの相性がとにかく良くありません。

 属性や方向性の異なるキャラで溢れており、視点もアチコチに飛ぶので、物語に求心力が欠如しています。もう少し、メインキャラを整理した方が良かった感じがします。ラスト、美空かなたが翔んで有耶無耶にしそうです。

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 9話まで観ました。2024.09.04

 7話で主人公のポンポンズ達は、高校野球の応援合戦に参加することに。

 まぁ、これは良いのですが、メインキャラ6人のベクトルがバラバラ…。高校も違うし、個人の属性差が如実に可視化されます。

 烏合の衆か?色々ぶっ込み過ぎです。さらに、これで人気が出て、応援の依頼が増えて、方向性の違いからギスギスに…。

 9話で何とか解決しましたが、なんで?と疑問がつきまといます。

 ポンポンズは、YouTubeに動画アップという、あやふやな目的でやってる上に、構成員の6人が、あくまで3組のペアの関係でしか無いので、何か起っても、着地点が分かりづらいです。

美空かなた(主人公)
海音寺恵深(車椅子)

小父内涼葉(パルクール)
谷崎詩音(お嬢)

杏那(ブラジル人)
大谷穏花(印度哲学)

 この組み合わせで人間関係が閉じているんですよね。そのため、集団としての求心力が欠如しています。

 チアとか青春、友情云々で盛り上げるより、あくまで群馬県が主役のアニメなんじゃ?と思い始めている今日この頃です。

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 6話まで観ました。2024.08.13

 人間集団を描くための小道具として、YouTubeを便利に使いすぎです。

 幼馴染でも高校が同じでも無い女子高校生が徒党を組んで活動するなど、あり得ません。

 登場人物達に集団を形成させるのにはいくつか方法がありますが、基本的に学校の部活や冒険者ギルド等を一枚噛ませています。

 10年前位に量産されたラノベ系アニメが学園都市とか学園要塞等に所属する学徒兵みたいな登場人物達が多く、運命共同体的な学校が舞台だったのも、目的を共有した人間集団を描きやすくするためでした。

 現在量産されているナーロッパものも、ギルドが無い作品が少ない位です。主人公達と他者を、関係させるには、組織があるとやりやすいです。

 デスゲームものも、登場人物が全員巻き込まれるので、学校ものに近いかもしれません。

 そして、昨今の流行りは、YouTube動画の配信のために集まった人間集団です。

 本作品も、主人公達が学校とかに属していない野良チアリーディングチームを作って、他人を応援する活動をするのですが、よくよく考えると、異常行動を行う変人集団でしかありません。

 しかし、動画配信のためだとすると、何となくあり得る様な気になります。

 ただ、やっぱり思春期で自意識過剰の女子高校生が人生で一番楽しい時期を使ってこんな事やるか?と、疑問には感じます。主人公達のやってることは迷惑系ユーチューバーと紙一重な感じもします。

 登場人物達は可愛いのですが、やっぱり、徒党を組んでいることの意味付けが甘いので、物語の進展に違和感を感じます。動画配信もレッドオーシャンでそんなに金にならないと聞きますし…。

 素直にチアリーディング青春ものにしておいたら良かった様な気がします。

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 3話まで観ました。2024.07.25

 主人公復活!イップスは治んね〜とか言ってたのに、あまり引きずりませんでした。

 親友は病気で車椅子になってしまっただけで、別に事故は関係無かった様です。主人公は単なる自分のミスでイップスになり、雑に復活しました。

 ワイのせいで親友に一生もんの怪我を負わせてしまった…からのイップスという話では無かった様です。流し見はいかんですね。勘違いしていました。

 言い訳をいたしますと、主要メンバーが6人もおり、それぞれ学校も違うので、良く関係性が分からないうちにバンバン物語が進んでしまうのが悪いんです。

 それはさておき、何となく強引に6人でチアリーディングをやることになった様です。

 チアリーディングを動画配信してどうするの?とか思ってはいけない様です。指導者とかもいないまま、命懸けで飛んだり跳ねたりする激しい野良チアリーディングが成立するのか疑問ですが、今後の展開に期待大です。

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 2話まで観ました。2024.07.16

 グンマー共和国の誇るビッグシティ高崎の高校生達がチアリーディングやる話かと思ったら違う様です。チアリーディングの試合をやっただけで高崎は関係無い…?

 可愛い女子高生達が沢山出てきますが、みんな身体能力が高いです。

 主人公は、チアリーディング競技中の事故で友人が下半身不随になっため、心に傷を負い、飛べなくなってしまいました。結構深刻な設定ですね。

 で、それとは関係無くパルクールやっている女子高校生と絡んでいく様です。おぉ!NINJAガール!真田十勇士みたいな女子です。金髪女子高生YouTuberも出てきたぞ?

 主人公達は、部活に関係無く、野良チアリーディングチームでも作るのかな?

 アクションシーンはまぁまぁなので、今後の展開に期待です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

栄光の架橋

ローティーン女子向け美少女アニメかな。
PAのチアリーダーモチーフのオリジナルアニメ。

OP・ゆずのひと
ED・ゆずのひと

01
おっさん萌え豚は切り捨てた感じ。

チアリーダー、パルクール、ややアタオカ風味な元気娘、淡い色彩の塗りなど、あえてアニメ上級者にはウケない要素で構成している印象。アイドルアニメの亜種としてのチアなのだろうが一般人にも馴染みのないモチーフ。

女子スポーツはもともとリアルで人気がないのでアニメの題材には不向き。その点でウマ娘は発明だった。しかしあれはマネできない。吹奏楽もリアルで一軍女子がいない地味子の巣窟なので萌えアニメ向きだが、チアは完全なる上級一軍陽キャ女子属性なので、可哀想なメガネ健気弱気薄幸陰キャ少女なぞ参加する余地がない。

女性によるパルクールは自由の象徴と表現されているが、こだわり特性ゆえに発揮される正義マン属性には許されざる外法行為にしか映らない。チアやパルクールでアクションは多いものの頑なに下着は見せない。コントラストの強い色彩のテカテカこそがキャラの魅力なのにあえて輪郭も色合いも薄め。つまり色気が無い。病気のキャラはいるがチアでの事故でもないため、特に誰も不幸ではないことからもいつものギャン泣きポルノの設計ではない。以上の点から本作はオス向け企画ではないように感じられる。

キャラの顔見せを急ぎすぎてる感。言う通りに人に会いすぎ。もっとゆっくりでもいいと思うが、語りたいことが多いのでしょうか。チアなのでスポーツの様に勝敗でのドラマが作りにくいはず。そのための感動装置としての病気キャラかな。立って感動!!みたいな?んで主人公のトラウマはもう解決。これがいつものなら当番回で感情移入!!心理描写!!してみんなのトラウマを解決していくのだが、あの外人にも可哀想な過去があるのかな。

結局のところ、ライブシーンの代わりとなる肝心の演技シーンが観てて全く面白くないのが致命的。アイドルアニメの様にいきなり見せても曲や声でつかむこともできないし、チアを知らん人には何をやってるかも技術的にすげえみたいなこともまったくわからないので疎外感を生むだけだと思う。しかも作画すげえもない。冒頭の構成は完全に失敗だと思う。

パルクールはできないけどチアならできそう、と思わせれば勝ちという設計。しかし実際は陽キャでないとチアなんて無理。そもそもチアがある学校自体が稀。完全に上滑りしてる空回り企画。陽キャのウェイどもが捻ったアイドルアニメのつもりで作った強者向けアニメ。というかOPEDからそうだった。というわけでテカテカした美少女アニメ特有のキモさはないのだが、実写寄りの安っぽい感動作品!!みたいな空気感が漂っててこれはこれで無理。サブタイトルもスベってる。

キャラデザの完成度は高いのでアクスタは売れそう。それだけでいいのかも。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

59.0 6 新体操で部活なアニメランキング6位
ガールフレンド(仮)(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (452)
2225人が棚に入れました
体育館で練習をしていた新体操部の椎名心実は、クロエ・ルメールが落とした写真を拾い、彼女に渡そうと学園中を捜し回るが…。

舞台は聖櫻学園。2年生で新体操部、校内のマドンナ的存在の椎名心実を中心に学園のかわいい女の子たちの日常を描く、完全オリジナルストーリー。



声優・キャラクター
佐藤聡美、佐藤利奈、名塚佳織、丹下桜、原田ひとみ、戸松遥、石原夏織、井上喜久子、悠木碧、田村ゆかり、茅原実里、寿美菜子、津田美波、内田真礼、釘宮理恵、加藤英美里、桑島法子、下屋則子、高垣彩陽、茅野愛衣、小倉唯、水橋かおり、早見沙織、新谷良子、豊崎愛生、伊藤かな恵、後藤沙緒里、洲崎綾、日高里菜、竹達彩奈、藤田咲、中原麻衣、佐倉綾音、米澤円、五十嵐裕美、赤﨑千夏、阿澄佳奈、今井麻美、堀江由衣、遠藤綾、小見川千明、田中敦子、福原香織、門脇舞以、金元寿子、荒川美穂、日髙のり子、喜多村英梨、白石涼子、内山夕実、田村睦心、村田知沙、日笠陽子、三上枝織
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガールフレンド(百合)

男は置いてきた。この収録現場にはついてこれんだろうからな


ゲームだとプレーヤーとして男主人公がビジュアル込みで設定されていたけど、アニメだと存在を消されました。それも仕方ないことだと思います。
ほぼカードゲームで恋愛ゲーとしての細かなストーリーがあるわけではないし、アニオリでラブストーリーやろうにも出演キャラが多すぎてアマガミのようなシリーズ構成はできません。その結果として「ゆるい百合要素ありの日常ストーリー」という無難なものに落ち着いたのでせう。


物語の評価は日常モノの作品としての評価です。これをビバップや攻殻などと同じ基準で「物語」の濃密性で評価するのは無理があるでしょう。
そんなことしたら星1にせざるを得ません。

しかし、この作品で大切なのは
現実のいざこざで疲れた視聴者を 可愛い女の子たちの日常が癒すことにあります。
故にGF(仮)に限らず、こういった作品に対し
ストーリーが空っぽだと 文句を言うのは筋違いも甚だしいと私は思うのです。
私は動物が主役の日常モノも大好きなんですが、そういう作品は美少女が主役の日常ものみたいに批判されることは少ないイメージです。視聴層の違いなのか、はたまた美少女ものに対する一種の偏見なのか…残念ですよね。

1話を通して心が癒されれば、日常作品の物語として評価は上々でよいではないですか。


そのような観点からいえば、AKBを超える数の女の子&声優が登場するこの作品は
誰かしらお気に入りの娘や、好きな声質の声優を見つけられるだろうから より多くの人が癒されることでしょう(適当)
まあ、萌えアニメとして
もう少し作画にも力を注いでくれれば…という意見はわからなくもないですけど。
ネット広告などで見慣れたイラストに比べると劣りますが、まあそれでもアニメ絵としては充分可愛いんじゃないかな。



☆楽しんだもん勝ち
ニコ生で日本中の豚さんと一緒に観ながらアホなコメント書き込むもよし。
自分のダメ絶対音感(聴力と記憶)を試す声優検定するもよし。
最近の深夜アニメで見かけない声優さんの声を聴いて懐かしむもよし。
アニメ初心者の方はこの作品で好きな声の声優さんを見つけ、そこから過去の出演作を巡るもよし。
楽しみ方は人それぞれなのです。
(私の場合はタイトル通り)


豊作な2014秋にわざわざ観るような作品ではないかもしれませんが、眠る前にぼけーっと観るには心が安らいでちょうど良い作品でした。


ちなみに私の推しキャラは名塚さん演じる文…ふみおふみーーおおえうお(^ ρ^)


好きな回は5話の学食運営(仮)と
7話の素敵な小説家(仮)



♪OP♪
早見さんの新境地。
奇しくも時を同じくして
秋アニメ「山賊のローニャ」では手嶌さんが従来のイメージと違うOPソングを歌っておられます。
お二方とも神聖さ すら感じられるような綺麗な歌声とバラード曲が印象的でしたが、秋アニメの曲は明るいポップな歌になっています。
手嶌さんのほうは 「朝ごはんの歌」などで明るい曲調の歌にも耳が慣れていましたが、早見さんのこういう歌は初めて聞いたのでビックリでした(笑)

最初は
何じゃ、こりゃ!?と驚愕しましたが
何度もOPで聞いてるうちに
この歌がくるくると脳内を流れるようになり
気づけばハミングしているのです。歌の力はすごいですね!

ちなみに
鼻唄ふんふんふーん(フンフン♪)と
がーんばれ♪
のとこが特に好きです。



声優検定
はたしてアニメを視聴していてダメ絶対音感は培われていたのか?
{netabare}
→ダメだ…名前知ってる声優さんでも意外とわからないものだなあ。
でも、特徴的な声の人は本当にわかりやすかった。


わかった声優
佐藤さん
名塚さん
広橋さん
丹下さん
水橋さん
佐倉さん
真礼さん
東山さん
釘宮さん
かな恵さん
戸松さん
新谷さん
田中敦子さん
田村睦心さん
サトリナ
原田さん
茅原さん
中原さん
はやみん
えみりん
堀江由衣
あすみす
日笠さん
ひーめひめ
永遠の17歳
ゆいかおり
小見川さん
運昇さん(まさかの出演!)


総勢何人が出演したのやら?
70人は超えてるだろうから
解ったのはたぶん全体の三分の一くらいかな
結果として よかったのか良くなかったのかよくわからないけど
こういうことできるアニメは稀有だから楽しかった。
ああ、楽しめたならオールOKだな。
アニメは楽しんだもん勝ちだよ

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ほのぼの萌え(仮)

スマホの恋愛ゲームで有名なガールフレンド(仮)のアニメ版。
女性声優が約70名参加!台詞が少なかったり出番があまりなかったり偏りは激しいけれど凄く豪華。
共学なので女の子だけではなくモブの男子や主人公のお父さんなどたまに男の人も登場。

放送当時はクロエ・ルメールのCMが印象的だった。
ニコ生で一挙放送をしてたので視聴。

1話完結のほのぼのアニメ。
キャラが多すぎて誰が誰だか分からない。
かと思えば別作品のキャラがコラボとして登場してたり。

好きな声優のキャラ(ゆかりん、キタエリ)があまり登場しないのが悲しい。

各話感想↓
1話 はじめての約束
{netabare}クロエ・ルメールの喋り方独特。
スカートの色学年で違うのかな。
クロエちゃんを探して学校探索。
学校綺麗。{/netabare}

2話 ブルー・メロンパン
{netabare}ダイエット回。12時間も寝過ぎ!
ダイエットを敵視しているクロエちゃん。
心実ちゃんの体柔らかいなー。
メロンパンの差し入れが…。なんと鬼畜な。{/netabare}

3話 カメラとショートケーキ
{netabare}ねっとりしてる声の望月先輩がメインかな?
やっとゆかりんのキャラ出て来た!
狙われすぎた文緒ちゃん。先輩授業は出てないのかな?
話を聞かない先輩。{/netabare}

4話 猫と雨の夜
{netabare}にゃんこがいっぱい。目つきが悪い。
変な髪色の子がいる。
いい先生だった。
みんな成績悪い。
結局3人共勉強する気がないのでは…!?
30分もコンビニで買い出し。そしてお風呂…。停電で勉強ができない。
勉強にとりかかるの遅い。{/netabare}

5話 ダージリンをみんなと
{netabare}イースター島に慰安旅行で飛行機止まって学食休み。
教頭鬼畜。会長無能。
モノクロームゲスト出演!?電池も売ってるのか。
学食に来る人増えた。{/netabare}

6話 スイート・ビター・ポテト
{netabare}久々の心実ちゃん。
謎解き回かな。
自己紹介は大切。
スイートポテトで始まりスイートポテトで終わった。{/netabare}

7話 ドギー&スクランブル
{netabare}不思議な組み合わせ。
どんな小説なんだろう。拡散。
取材!モノクローム再登場。また人が増えた!
終わるのが辛かったのね。第2部!{/netabare}

8話 クリームソーダの向こう
{netabare}心実ちゃんメイン回。
何かがおかしい夢の中の審査員。
隠し味!?おっちょこちょい先輩。
珍しく私服。
クリームソーダどうしてこうなった。
大会カット!?{/netabare}

9話 進化系Girl
{netabare}文化祭回。
久々の生徒会。
2時間で衣装作り…。手芸部凄い!
クロエちゃん食べてばかり。
ライブの曲が良曲。{/netabare}

10話 プリンセス&プライド
{netabare}ミスコン回。
ゆかりんもモノクロームも喋らない…。
やっとキタエリ登場!!
放送事故。{/netabare}

11話 さよならア・ラ・モード
{netabare}クリスマス回。
生徒の髪の色カラフル。先生もカラフル。
1話目の伏線がここで!
クロエちゃん愛されてる。
原因はクロエだった。{/netabare}

12話 ガールフレンドxxx
{netabare}年越し回。
あの人数よく写真によく収まった。
モノクローム今回は喋った!最終話だからほぼ全員喋るのかな。ゆかりん喋らなかった…。
コミケ帰り組がいる。
高そうな着物だ…。
青い髪の短髪の子、男の子かと思ったら女の子だった。
いい最終回だった。{/netabare}

(好きな声優)登場回メモ↓
クロエ・ルメール CV:丹下桜
{netabare}1話,2話,5話,7話,8話,9話,10話,11話,12話{/netabare}

時谷小瑠璃 CV:田村ゆかり
{netabare}3話,9話{/netabare}

東雲レイ CV:喜多村英梨
{netabare}10話,12話{/netabare}

森園芽以 CV:三上枝織
{netabare}11話,12話{/netabare}

2015/08/11視聴 ニコ生アンケート↓
とても良かった:88.3%/まぁまぁ良かった:6.8%/ふつうだった:2.4%/あまり良くなかった:0.8%/良くなかった:1.7%

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

麦茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ただそれだけ

【ただそれだけ】(2015.1/5)

いや~お疲れ様でした。
最初は途中で断念するかも・・・と思ってましたが、なんだかんだ終わってみれば全話視聴してましたね。

そんな私がこのアニメを一言で表すなら「普通の日常」です。

それはもう普通でした。日常系ですらありません。可愛い女の子たちが普通に日常を送っているだけ、それだけです。コメディ要素も薄く、話にオチもまったくない、本当にただの日常。
たまーに内容のある話をもってくることもあるけど、それも相対的に見ればというだけで、たいてい最後までこんな感じでした。もう全体がフワフワとしていて掴みどころがなく、従来の日常系アニメとも違うとても不思議な感覚。楽しいとか面白いとかそういう定規では測れません。

何度でも言いますが「普通」。それがこの作品の感想です。

また、評価が普通なので切るに切れないのも悩みどころでした。
「つまらないわけじゃない・・・でも面白くもない。でも切るほどじゃない・・・。」視聴者のそんな心の隙間をついたある意味うまい作品だったと思います。見事にやられましたw

そして、このフワフワの原因は、大方登場キャラの量に関係があるのかな~と思います。

何分キャラが多いもんですから、一人ひとりに割り振られている時間がかーなーり少なくなってしまっています。一応主要キャラもいるみたいですが、もはや誤差ですね。

「キャラが描写されている時間が少ない=人格を掴みにくい」ので、せっかくの可愛い女の子たちもこれではキャラクターとして作品内で生きることがしづらくなっている印象を受けます。
ちょくちょく登場する子もいるにはいるのですが、まず「誰だっけ?」から始まるのでキャラクターの魅力を汲み取りづらいというのも弱いですね・・・。最終話まで見ましたが、名前を覚えられたのは「クロエ」と「ここみ」だけでしたw あとは声優で判別くらいしかできません/(^o^)\(※個人の感想です)

ここがいわゆる日常系アニメと呼ばれているものとの一番の差ですかね~。

日常系アニメは「キャラにスポットを当てた日常風景」を描いていますが、この作品は「日常やイベントにスポットを当ててそこにキャラを登場」させている印象があります。順序が逆なんですよね。
つまり、その舞台に上がるキャラは誰でも良かったんじゃ?と見ていて思えてしまうんです。描写時間が短くてもキャラの魅力を引き出すことに成功している作品はありますが、今作の話の内容では少し難しかったようで、キャラ愛が沸いてくるまでに至れませんでした。

やっぱり構成の問題なのかな~。アニメのエンドクレジットを見ても分かりますが、原作ではモノ凄い数のキャラがいるようで、主要キャラを絞るのはかーなーり難しい課題だったとは思います。ですが、そこを何とか頑張って、きちんとしたひとつの枠に収めるべきでした。

このコンテンツはいくらでも面白くできそうな素材ではあったので、正直けっこう残念ですね~。2015年の冬クールから始まる「艦これ」や「アイマスCG」も似たような性質があるので、今作の二の舞いにならないよう、応援したいです。

ありがとうございました。


【うーん】(2014.12/1)

同じ重課金ソシャゲ枠の神撃のバハムートとどこで差がついてしまったのか・・・。
やっぱり声優に予算吸い取られちゃったんでしょうかね。

(^q^)くおえうえーーーるえうおおおwwwwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
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