文明でロボットなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の文明でロボットな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月04日の時点で一番の文明でロボットなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.2 1 文明でロボットなアニメランキング1位
アルドノア・ゼロ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2727)
14317人が棚に入れました
火星の騎士たちが空から降ってくる。鋼で作られた巨人を駆って。地球人類を職滅するために。監督・あおきえい、ストーリー・虚淵玄のタッグで制作されるオリジナルTVアニメ。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、雨宮天、三澤紗千香、小松未可子、村田太志、加隈亜衣、山谷祥生、大原さやか、中井和哉、鳥海浩輔、茅野愛衣、嶋村侑、水瀬いのり、速水奨、大川透、櫻井孝宏、安元洋貴、河西健吾、斉藤壮馬、古川慎
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

青い空と戦場の少年たち

TROYCA×A-1Pictures制作。
リアル志向のロボットアニメ。
分割2クールの全24話、まとめてこちらに。

アポロ計画により月面で発掘された、
古代火星文明の遺産「パイパーゲート」が、
人類に火星への移住と開拓の道を開く。
しかし火星の古代技術「アルドノア」を巡り、
対立/抗争に発展した。

舞台は2014年、日本/新芦原市。
火星の皇女アセイラム姫が和平の親善大使として、
地球に降り立つ所から始まる。
惑星間の緊張緩和と水面下で暗躍する者たちの、
それぞれの思惑が動き出した。

圧倒的な兵力を有するヴァース帝国の火星騎士に、
地球連合軍は量産機で戦略を駆使して戦う。
主人公伊奈帆がアイデアと冷静な対応で、
苦難をくぐりぬける様は気持ちが良いですね。
{netabare}リアル志向なだけに水蒸気爆発や分子運動解析、
ライデンフロスト現象など戦術は様々でした。{/netabare}
市街地での戦闘は風景も含め作画は圧巻です。
戦闘で流れるBGM「BREATHLESS」が素晴らしい。

終盤2期目は、
{netabare}新しい世界を創生するというスローガンで、
好敵手スレインの政治パートが続き、
やや単調に物語が進行するのが難点ですが、
火星の成熟していない政治レベルも確認でき、
必要不可欠な演出だったのではないでしょうか。{/netabare}
ラストには賛否があるのもわかります。

人類の歴史は闘争の歴史、人々の想いを胸に、
少年たちは明日へ架ける橋となれるのだろうか。

高い完成度を誇るSF作品だと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 84

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

OP最後に姫様が泣きながら銃を向ける相手とは・・・?

とにかくバトル三昧でしたね!!
1日で観終わらしたのですが疲れたっw

でもバトルシーンすごかったです。
地球人VS火星人
徐々に強くなる敵が現れ毎回戦ってました。

個人的に火星騎士のもとに身を寄せている火星に暮らす地球人の
スレイン好きになったので(もはや大好き♡)
中盤あたりのクルーテオからも尋問攻撃が観てて辛かった。
もうやめてよー;;って思いました。

姫さまをあんなに大切にしていたスレインが
生きてるとわかり姫さまのもとに行こうとするが
なかなか姫さまに再び出会えいのが逆に意外でした。
もっと早く会ってよかった♡なんていう2人を観たかったんですが・・
でもでも・・伊奈帆も好きですので、そこらへんはまぁ・・(゚∀゚)

あの最終回に入ってやっとと思ったら
なんでしょう?バッドエンド^^;??
せっかくスレイン来たのに・・。
伊奈帆と姫さま死んでないよね?生きてるよね?
でも撃たれたよ。
死んでたらショックだな。
ただスレインが流した涙が綺麗だと思ったのは私だけでしょうか。


OPの絵でスレインのボタン?とめる時の首筋のシーンにドキッとしてしまう私・・
疲れてんのかなぁ・・っw
あと、OP最後、姫様が泣きながら銃を向ける相手は
伊奈帆なのかスレインなのか・・または・・。
2期で分かるかな〜。

読んでくださりありがとうございました!
スレインに感情移入してしまってましたがもちろん伊奈帆も好きです。
楽しめましたヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2024/06/29
♥ : 82

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見応え◎のロボットものヾ(o´∀`o)

地球vs火星移住者の軋轢、戦争を題材にした
オリジナルストーリーのロボットもの。
全12話。 分割2クール作品の1クール目。


火星に派遣された調査団、彼らが発見した
古代火星文明『アルドノア』テクノロジー。
これを巡る争いを発端に繰り広げられる
地球、火星間の戦争ストーリー。

一見して、ロボットものにありがちな
世界観や設定と思いきや…侮るなかれ!

人物描写が細かくなされている事により
地球側、火星側においた2人の主人公と
ヒロインの魅力がより引き出されています。
この辺りは秀逸。
また、その他のメインキャラも個性的で
ググッと惹き付けられました(´ー`)♪

力を持つ者と持たざる者、地球と火星における
パワーバランスや思考・人間性の違いを丁寧かつ
リアルに表現している点も面白いと思います♪

バトルシーンの迫力、スピード感も問題なし。
落ち着いて視聴できるバランスの取れた声優陣
世界観を大事にしたOP・ED・BGM等の音楽と
トータルで高い評価ができる作品でした!


しっかり練られたストーリー、衝撃のラストと
久しぶりに内容の濃いロボットものでしたねw
2クール目も楽しんで視聴したいと思います。

特有の難しい専門用語も比較的少ないので
男女ともにオススメできる良作です(*´∀`)/″




《キャスト》
界塚 伊奈帆(CV.花江夏樹)
スレイン・トロイヤード(CV.小野賢章)
アセイラム・ヴァース・アリューシア(CV.雨宮天)
ライエ・アリアーシュ(CV.三澤紗千香)
網文 韻子(CV.小松未可子)
カーム・クラフトマン(CV.村田太志)
ニーナ・クライン(CV.加隈亜衣)
エデルリッゾ(CV.水瀬いのり)
界塚 ユキ(CV.大原さやか)
鞠戸 孝一郎(CV.中井和哉)
ダルザナ・マグバレッジ(CV.茅野愛衣)
クルーテオ(CV.速水奨)
ザーツバルム(CV.大川透)
トリルラン(CV.櫻井孝宏)




《主題歌》
OP
『heavenly blue』/Kalafina
ED
『A/Z』/SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki(第2.3.5.6.9話)
『aLIEz』/SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki(第4.7.8.10.11話)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 75

81.9 2 文明でロボットなアニメランキング2位
シドニアの騎士(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1616)
8010人が棚に入れました
対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

惹きこまれるSF! シリアス&リアリティーがみそ!

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:SFロボアクション


感想

最初見た時、のっぺりしたキャラデザに、凄い違和感。
特に、女性や中性の顔はみんな同じに見えたよw
4~5話見る頃には慣れましたが^^;

映像はフル3Dで奇麗!
でも、宇宙服等の汚れなんかがリアル過ぎて、逆に目立ってたな~^^;

太陽系がガウナと呼ばれる生命体に滅ぼされてから1000年後で、移民できる星を探し、ガウナと闘いながら旅するシドニア(播種船の一つ)の話。

設定が
人間が光合成することで食糧を週一採るだけで済むとか
戦死する操縦士を、クローンと、人の成長速度を速める技術で補うとか
男性でも女性でもない、相手に合わせて性別が変化する「中性」がいたり
不老不死で、何年も生きる人間がいたり
遠い先の未来の話なんだけど、シリアスでリアリティーを感じれ、とても興味深くて世界観に惹きこまれました。
それに、そんなに凝って無く解りやすいのも魅力的ですね。

ガウナとの戦いでは、戦死者が結構出るので、見てるこっちは緊張感が半端ない!
毎回ドキドキでした。

解りやすく言えば「マクロスフロンティア」を、もっとシリアスにリアリティーあるものにした感じかな?


ロボットは出てきますが、ロボメインではなく、ストーリーや設定に魅力を感じれる作品なので、キャラデザで判断せずに2~3話観て判断する事をおススメします。


自分的には、毎週 面白くて見るのが楽しみで、
春アニメの中でも上位だった作品です。
最終話のラストで、2期の製作が決定した告知を見た時は嬉しかった!
今から楽しみです。




OP:「シドニア」 歌 - angela

ED:「掌 -show-」 歌 - 喜多村英梨


OPは、軍歌の様なリズムがあり、とってもカッコ良かったです。
angelaさんの歌は好きですね。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 88
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SFアニメの白眉

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

稀に見る傑作でしょう。

緻密な世界設定と背景、脚本、
音響効果、声優の質と量に驚嘆です。
ラブコメも絶妙に配置されてまさに隙なし。
弐瓶作品としては新機軸の娯楽性、
好意的なレビューが多いのも納得の出来です。

食料危機を脱出する為に、
遺伝子改変で人類が光合成する時代、
性別未分化者やクローン生命体が共存する時代。
太陽系外宙域で遭遇した「生命体ガウナ」と、
人型戦闘機「衛人」を扱うシドニア人との、
種の存続を賭けた手に汗握る攻防戦が始まる。

衛人のデザインも格好良く、
これだけの話を緊張感、臨場感とともに、
12話にまとめてみせた構成も素晴らしい。
日常風景や美術も凝りに凝っているので、
世界観を楽しむ、それだけでも好印象です。

{netabare}人は移民できる惑星を求め航海を続ける。
シドニアとはまさにノアの方舟であろう。{/netabare}

これはリアルSFアニメの白眉、
このジャンルでいつ以来の衝撃だろうか。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 83
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

太陽系を破壊した生命体・ガウナ。
宇宙船で脱出した人類は、100年ぶりにガウナと遭遇し、
激しい戦闘を繰り返すことになる。

サイコーに面白かったです♪
戦闘シーンは緊迫感があって見応えがあったし、
ほどよいラブコメ要素もグッドでした。
星白かわいかったですね~^^

以下ネタバレ↓
{netabare}
序盤の見どころは赤井班。
人類最強のチームでしたが、いろいろな死亡フラグが
たちまくり、物語序盤であえなく退場。
サマリ班や長道と共闘してたら面白かっただろうな~と
悔やまれますが、一気にストーリーが引き締ったので、
無駄死にじゃないですね^^

第4話からは星白とのニヤニヤ展開でしたが、
第6話終盤で、長道たちと出撃した後、まさかの
展開でした。。。戦闘シーンを一気にカットしちゃったのは
すごかったですが、リアルタイムで見ていたら、これは
続きを1週間待ちきれないレベル!

ヘッドフォンつけて見てましたが、音響も
迫力感ありましたね。第11話・12話は映画でも見てるかのようでした。
{/netabare}

4月からの第二期、楽しみです♪^^

投稿 : 2024/06/29
♥ : 78

82.6 3 文明でロボットなアニメランキング3位
デカダンス(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (628)
2265人が棚に入れました
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《ギア》と、戦う力を持たない《タンカー》たち。ガドルと戦う戦士《ギア》に憧れ、自らも《ギア》になることを夢見る《タンカー》の少女・ナツメは、ある日、無愛想なデカダンスの装甲修理人・カブラギと出会う。夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男。一見正反対のように見える二人の出会いは、やがてこの世界の未来を大きく揺るがすことになる。

声優・キャラクター
小西克幸、楠木ともり、鳥海浩輔、喜多村英梨、柴田芽衣、青山吉能、竹内栄治
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ソリッドステイトサバイバー

NUT制作。

未知の生命体ガドルの侵攻により、
人類は滅亡の危機に瀕し、
生き残った人々は巨大な移動要塞デカダンスを、
建造し、日々を暮らしている。
戦地に赴く戦士たちに憧れる少女ナツメ。
寡黙な装甲修理人カブラギとの出会いが、
少女の運命を変える。

謎で牽引するお決まりの展開ですが、
{netabare}オキソンで駆動する重厚な要塞のガジェットと、
歩兵用兵装、立体機動装置での戦闘が、{/netabare}
初回の大きな見所であり、まずまず楽しい。

しかしタイトルは退廃的な!?
この世界を逆照射するのでしょうか。

7話視聴追記。
絶滅危惧種としてのヒト、
{netabare}主題は現代社会への警告でもあるのでしょう。
世界の廃棄物のどこかにきっと、
我らを修復する鍵が潜んでいる。{/netabare}

トマスピンチョンで括ろう、
じんるいにひかりをあたえますか?

最終話視聴追記。
{netabare}気持ちの良い爽快な大団円だ。
世界から零れ落ちる不確定要素、
それがあるから世界は楽しいのである。{/netabare}
モノアイのジルが素晴らしいです。

最後まで楽しめる良品だと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

変形からの必殺技って、それかい(笑)! → まあ、落ち着くべきところに落ち着いたかな?

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
オリジナルテレビアニメです。第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

不味いですやん、人類滅びかけてますやん。いわゆる「終末もの」というジャンルのストーリーですね。

人類にとっては未知の敵であるガドルと戦うための移動要塞デカダンス。全高3000メートル級って、とんでもないデカさですね。山が動いているレベルの大きさ…。

ガドルと戦うのは戦闘員であるギアと呼ばれる人たちで、「かの力(ちから)」と呼ばれる対ガドル戦闘組織に属しています。

それ以外の人たちはタンカーと呼ばれていて、デカダンス内の「タンク」と呼ばれる居住区画で生活しています。で、稀にタンカーから「かの力」に入る人がいて主人公の少女ナツメもそれを目指しますが、幼少時の右手欠損により資格なしということで、デカダンスの装甲修理人として配属が決まります。

果たしてナツメは「かの力」に入ってガドルと戦うことになるのか、そしてナツメの右手欠損時の事件の真相は何なのか、そもそもガドルやそれと戦うギアとは何者なのかといった興味で視聴者を引っ張る感じのお話です。

第2話を観終わってから第1話を観直すと、初見時とは違ったものが見えてくるかも。以降もこういう感じになっていると楽しめそうですが、どうでしょうかね。

今クールの作品の中では、私はかなり面白い方だと思っています。なお、レビュータイトルに「それかい(笑)」と書いておきながら、どのような必殺技かはあえて書きません。悪しからず。

気になる方はとりあえず第1話を観てみてくださいね。
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

最終話まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。

人類全体の状況を考えると、バッドエンドではないのでしょうがトゥルーエンドでもない感じ。ナツメたちはそれなりに幸せなんでしょうが、頑張れば後日談的な外伝や2期目も作る余地はありそうです。逆に物語としては「余韻を残した良い終わり方」とも言えますが。

何のためにいたかわからないようなキャラクターはいなかったと思うので、その点は好印象ですね。

本作のサイボーグのデザインは人によっては苦手かもしれないですが、作画面でも安定しており、突飛さこそないものの充分視聴に耐える良作SF作品だったと思います。

2020年夏クールの中から視聴を敢えてお薦めするとしたら本作は充分に候補の一つじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 57
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

咀嚼しづらいけど

<2020/9/24 初投稿>
オリジナルアニメ。
今夏、気がついたらなんとなく毎週観てました。

人類文明が崩壊した未来を舞台とするSF

舞台設定の説明は最初の数話のネタバレになるのでタグで括っておきます。

{netabare}
・文明が崩壊する過程の中で人類は自らをサイボーグ化していき
・さらに世界の管理を自己完結型の『システム』に委ねた人類はもう生身の部分がなくなり、サイボーグというより自我を持ったロボとして生き残っていた
・『システム』が全てを管理する世界で、『システム』の一部として退廃的な生活を送る「元人間のロボ」たち
・デカダンスはそんなロボ達の娯楽施設。人間の容姿をした素体に『ギア』としてログインすればデカダンスでガドルという敵を倒すスリル溢れるゲームに興じることができる。
・さらにデカダンスにはRPGのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のような立ち位置で、希少な「生身の人間」の『タンカー』を配置している。つまり、デカダンスに行けばロボ達は生身の人間に触れ合える。
(この生身の人間、『システム』がガドルのように培養したんでしょうか)
・ただし、タンカーはデカダンスが娯楽施設であることも、ギアの状態が元人間のロボであることも、自分たちがNPC扱いなことも知らない。
{/netabare}

こんな設定です。
結構、咀嚼しづらい設定。

注意点としては「これらは仮想空間ではなく、全て現実世界でのお話であること」
仮想空間という設定に慣れてしまった我々にはなかなかとっつきにくいところがありますw

物語のテーマは
「社会のルールに外れずさえいたら、無限の命が保証される。それはどんなに退廃的なのだろう」
タイトルがデカダンスですし。
様々なSFで古今東西取り上げられてるモチーフです。

最終回、あれは{netabare}大団円{/netabare}だったのでしょうか?
第1話の状況との違いは{netabare}「タンカーたちがこの世の仕組みを理解し」「ギアとタンカーが区別も差別もなく暮らしている」{/netabare}ことかな?
あの{netabare}大団円{/netabare}の世界は{netabare}「進化した『システム』」{/netabare}ってことなんでしょうか?

うまく(自分が)消化できていない感じです。

でも、映像、演出、キャラクターは好みでした。
音楽も伊東歌詞太郎さんの作詞・作曲・唄のED「記憶の箱舟」は歌詞もメロディも超好み。
ただいまヘビロテ中です。

そして、最終回のエンドカードはじんわりきました。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 46
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