文化祭で友情なおすすめアニメランキング 21

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの文化祭で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月15日の時点で一番の文化祭で友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.3 1 文化祭で友情なアニメランキング1位
けいおん!! 2期(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★★ 4.3 (7396)
30986人が棚に入れました
高校1年生の春に、軽音部に入学した楽器初心者の平沢唯。部長の田井中律、恥ずかしがり屋の秋山澪、おっとりした琴吹紬の3人とともに、普段の部室でのお茶を中心に、合宿、学園祭、クリスマスと楽しい日々を過ごしていた。高校2年生時には、真面目な新入部員の中野梓を迎え、軽音部2度目の学園祭を5人のバンド「放課後ティータイム」として大成功を収める。そして、唯たちは高校3年の春を迎える…。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、藤東知夏、米澤円

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

けいおんけいおんってみんな言うけども、、part2

1期にハマった自分ですが、けいおんの2期には懐疑的な視線を寄せていました。
確かに1期はブームは呼んだし、面白かった。曲も良かった。ただ、あのようなクオリティがそうそう保てるわけがない。何期も展開していくのは難しいんだ!周りはけいおん至上主義になり始めている。
けいおんを観てない、もしくは1期でやめた子達がまるで悪だとでも言うかのような風潮に風穴を開けるべく、しっかりと批評をするという決意持って2期に臨みました。





、、、無理でしたww
まず2話目のりっちゃんがレシート飲み込むくだり。あそこで今までの決意すべてが崩れ去りました。カワイスギル^^w1期のうんたん並みに視聴者をひきつけたのではないでしょうか。

とまあダラダラと変な冗談を書いてきましたが、けいおんが人気だからといって、2期でしかも2クールって結構大丈夫かな?と実際思っていました。とくにほのぼのしすぎてグダグダになるんじゃないかとか。

なかったですね-1期のクオリティ維持というよりも、しっかりと内容付けされて詰め込んでくれた感じでした。1期よりも2期のほうがおもしろいと自分は思いました。

U&I,天使にふれたよ等劇中曲も含めてしっかりと作りこまれていますね^^1期2期含めて自分が弾いていて楽しい曲no.1はホッチキスですが^^

まあ、なにが言いたいのかといいますと、けいおん恐るべしということです。

最後に気になったのですが、1期2期にも言えることですが、律ちゃんのツッコミで小学生かってやたら多い気が、、、気がというか多いですよねww全部で何回くらい言ってるんだろうww

投稿 : 2025/02/15
♥ : 58

だんちょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2クールはいらなかったかな?

けいおん2期です。

1期でどっぷりはまってしまったため続けて見てましたが・・・

たくさんあずにゃんの出番があるのは嬉しいんですが、中盤なんか無理矢理引っ張ってる感が・・・

ストーリーは相変わらずのほのぼのした日常をひたすら描いている作品。終盤の方はポロっと涙するシーンもありましたが・・・

最終的にはドップリけいおんにはまってる自分がいましたwww

気づいたらiPodの中身がけいおんの曲ばかりになり(爆)そして初めてアニメのCDを買った作品でもあります。

ハルヒ・けいおんで京都アニメーションを知り、その後京アニの作品を貪るように観始めたので、ある意味この作品が自分の原点だと思います。







大事なことを書き忘れていた・・・

私の一番好きなキャラは『立花姫子』でありますw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 37

ギル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

音楽はいいんだけどね

一期と同じで音楽は素晴らしいものだと思いますが物語が皆無に等しい、かといって笑えるところも少ないなどの理由で、飽きが来たのもあって全部見る前に切ってしまいました……
別にほのぼの系が嫌いなわけではないんだけどけいおん!は何故か好きになれない……
個人的にけいおん!は音楽だけが評価に値すると思っています

音楽素晴らしいと言った割には気に入った曲がキャラソンとか含めて探しても「 Don't say “lazy”」「NO,Thank You!」だけだったり……

投稿 : 2025/02/15
♥ : 9

86.3 2 文化祭で友情なアニメランキング2位
君に届け 2ND SEASON(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1866)
9718人が棚に入れました
長い黒髪と陰気な見た目のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスメイトたちから避けられてきた黒沼爽子。しかし、高校に入学し、明るく爽やかで男女問わず人気のある男の子・風早翔太との出会いから勇気をもらい、友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を経験し、大切な関係を築いていく…。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾、宮野真守

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

胡桃ちゃんいい女性になるよきっと!

胡桃ちゃん目線でレビューしてみました。

1期で、風早に告白の末、ふられてしまった胡桃。
「梅って呼んだ奴ノート」とも決別し、恋の決着はついたはずだったんだよね~

でも、やっぱり自分の好きだって気持ちはすぐには整理できない、そんな気持ちが0話でも伝わってきます。

風早に告白できた事、そんな気持ちにさせてくれた爽子ちゃんに対しては、本当はきっと心のどこかで感謝しているんだと思うの、ずっと好きで、ずっと見てきた風早の事を本気でぶつかり合うことができたのだから。
だからこそ、本当にライバルと認めた爽子ちゃんの事を、風早くんとの結末をかげながら見守っていてあげたんだろうなって。
まあ、胡桃ちゃんなりのちょっと意地悪っぽい言動の中にも、爽子ちゃんの心に響くキーワードがあったりして。

風早くんと爽子ちゃんの両思いを知りながら、すれ違う二人をみて、何度も「何やってるの!」って思っていたんだよ。
たとえ2人がうまくいかなくても、自分の所には風早くんは来てくれないってわかっているから、本当に切ない思いだったんだろうなって。

そして、2人の恋の結末を見た胡桃ちゃんは、自分の恋もここで本当に終わったんだと思ったんじゃないかなぁ。
きっと、前向きに、新しい恋にむかって、新しい胡桃ちゃんとして、もっといい女性になるために。

最後にあやねちゃんが胡桃ちゃんに声をかけるシーンがありますが、必見です。
成長した胡桃ちゃんを本当に褒めてあげたいです。(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

投稿 : 2025/02/15
♥ : 36
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

雨のち晴れのち曇りのち爽風

泣いたり・笑ったり・くよくよしたり・一途に風早を想う爽子の事を見て 僕は爽子を一期の頃から応援していました

☆未視聴の方へ
純愛です あなたに耐久力がなければ 皆の一途な想いに悶え苦しむかもしれません

あなたの目はきっと、少女漫画のヒロインのようなクリックリのキラッキラの目になるでしょう。

この先は視聴してから読んで頂いた方がいいです
{netabare}



☆「爽風」 タニザワトモフミ オープニングテーマ

この爽風って歌は風早が爽子の事を想って書いた歌詞なんじゃないのかな~って想像を 僕はしてしまいます

君に届けの中で僕は一番大好きな曲です


まさかギャグやバトル漫画等が大好きだった自分が 少女漫画のアニメにまで手を出すとは・・

でも僕、能登麻美子 さんの声好きなんですよ(。・_・。)

爽子のキャラに のとまみってハマリ役だと僕は思うんだけどなー


一期の頃から見ていてじれったい爽子の事を応援目線で楽しんでいた、

そんな僕の思考回路がショートしたあの!

  9話のラスト!

今まで何度も自分の脳内では爽子の背中を押していたのですが(頑張って気持ちを伝えろっ!爽子!って)

急いで教室に走って行った時の爽子の風早への想いが詰まったセリフとあの音楽!(良いっ!凄く良い!)

「届いて欲しい・・」 

「届け・・」

「届けっ・・・!」 には


ドラれもん「届くよーー絶対に届くよーー頑張れーー!」

・・ってもう完全にテレビにかじりついていた僕は

ドラれもん「えーー!今いい所なのにここで終わりー? 早く続きがーー」ってなりまして

  で、10話 

すれ違う二人の想いに・二人のその熱演に魅入っていました(ここ大好きなシーンです)

風早に出会ってから今までの沢山の 「ありがとう」 を一生懸命に伝える爽子

それでこの後の爽子のあの言葉に 完全に理性の失った!危険な風早が(←この風早は冗談で書きました^^)・・

教室のドアをガラガラって 爽子の手を引き寄せ教室の中へ!・・


ドラれもん「ウオーーッ!かーーぜーーはーーやーー!!!やーーめーーろーーーっ!!」 


と、のた打ち回りながら心の中で叫んでしまった僕はひょっとしたら、

爽子の事を心の中で応援しているうちに

段々と爽子の事を好きになっていってしまったのかも知れません



でも良かったです本当に 君に届け 最後まで見る事が出来て


どうしよう・・2NDの続き見たいけど でも少女漫画はさすがにな~ 
家にお客さん来た時に誤って部屋に入られたらな~~

そうか! ベッドの下に・・ってエロ本かっ!! みたいな事を今でも考え漫画の購入をどうしようか悩んでいます(゚-゚;)

{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 21
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

モヤモヤ、ウルウル、ニヤニヤ、キラキラ☆ 見て良かったよ!

原作未読。
1期の続きとなっているので1期視聴必須です。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/567004/


まず、変わった点は、OPとEDテーマの印象が薄くなったかなと。
でも、OPテーマのタイトルはいいですね。
「爽風(そうふう)」
爽子(さわこ)と風早(かぜはや)から1文字ずつ拾っています。

逆に、作画や演出には力が入っています。
光を効果的に使っていますし、エフェクトやカメラワークにもこだわりが見られました。

特に気にいってるのは、
{netabare}
教室で、爽子が告白するシーン。
背景に壁だけを描いていたのはにくいですね。
爽子の心の壁の存在を暗示させていたと。
扉を開けることで、心の壁が開かれます。

そして、日が低くなることで、教室の壁の前で抱き合う二人のところまで、光が届き始める。
気持ちが届いた瞬間を比喩していたのでしょうか、とてもロマンチックな光景でした。
{/netabare}

ストーリーは、1期の終盤に引き続き、恋がメインになっています。
テーマは「想いを伝えることの大切さ」と、新たに「気づき」が加わった印象。

鈍感がゆえに、なかなか煮え切らない爽子。
序盤はモヤモヤするかもしれません。
もどかしくてもどかしくて、「ああ、そうじゃないんだよ!」……って、私が直接アニメの中に入って、声をかけてあげたかった。
しかし、言いたい事は、ちゃんと登場人物が言ってくれますね。

むしろ、そんな序盤のほろ苦さがあるからこそ、後半で感動できるのだと思います。

正直、泣きました。かなり泣きました、
どこか一場面で号泣ではなく、涙腺が緩みっぱなしな感じ。
また、1期同様、ニヤニヤの展開もちゃんとあります。
ニヤニヤ、ウルウル、忙しいです。

ちょっと間延びしている感じもありましたが、所詮1クール、たいして気になりません。
1期同様、続きが気になって一気に見てしまいたくなる作りでしたし、話も上手にまとめてくれました。
そのままでもいいし、続編を作ることもできる、うまい締め方です。

キャラクターが非常に魅力的な、キラキラの青春物語。
1期で感情移入が出来た方なら、間違いなく感動できると思います!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 59

87.5 3 文化祭で友情なアニメランキング3位
色づく世界の明日から(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1145)
4900人が棚に入れました
物語の始まりは数⼗後の⻑崎。⽇常の中に⼩さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主⼈公の⽉白瞳美は17歳。魔法使い⼀族の末裔。幼い頃に⾊覚を失い、感情の乏しい⼦になった。そんな瞳美の将来を憂えた⼤魔法使いの祖⺟・⽉白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、⾒知らぬ場所に現れとまどう瞳美の視界に鮮烈な⾊彩が⾶び込んでくる…。

声優・キャラクター
石原夏織、本渡楓、千葉翔也、市ノ瀬加那、東山奈央、前田誠ニ、村瀬歩

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

もし既視感があったとしても

率直な感想は綺麗でPAらしい作品で観て良かったです。
ただ、本作は青春らしさを感じさせるには少し恰好付けすぎな部分も否めませんが、
これがPAの作風だと構えていたのでそれはそれでアリなんではないかと思います。

本来このような物語はもう少し均等にキャラを描写したり、思いのたけを青春らしく真っ直ぐ伝える作風が好ましいのではないか、とも思いますが、観ている最中はそこまで気になりませんでした。それは本作の登場人物がとても繊細である意味奥ゆかしいというか、まあ陰キャラなわけです。そのようなキャラ設定から生じる陰にこもってしまうかぜも、本作の味なんだと思います。

グラスリップでのSF要素は中途半端に放置されていたので、あまり好印象ではありませんが、今回のそれはしっかりと物語に汲みされていたので、私は概ね満足ですし、魔法などといった要素は物語のアイテムにすぎないPA風といったところで、観る前の視聴情報で本作の受け取り方が大きく変わってくるとすごく思います。それが観た時に良しとなるか、どうかは作品次第になりますが、最近は特にPAだけに限らず、アニメ会社を意識して観るようになっていますが、観る前に情報を入れなくても、ああこの会社か、と分かるくらいに、アニメーション会社の作風が固まってきている気がします。それと同時に似たような作品になってきてしまっている感が、私の中では否めません。

それでも新しい作品は次々と生まれているのは実感しますし、似ているからといって、それを悪いことだとは思いません。0から1を作れる時代ではありませんし、1´や2を創造し視聴者に魅せることも容易いことではないと感じます。アニメ単体の話題から逸れてしまいましたが、本作の色づきの受け取り方は、キャラクターの性格から鑑みれば妥当な行動で、それが求めていたものと少し違っても、他の作画なりの項目で多くの人が完走できたと考えると、色づく世界であったのだと感じます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 44
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

こぼれたあの色

P.A.WORKS制作。

色彩を知覚できずモノクロの世界で生きる少女。
彼女は自分に魔法をかけた、
{netabare}わたしは幸せになってはいけないと。
17歳の未来の少女が、
時の魔法で17歳の祖母に出会う、{/netabare}
魔法が日常に存在する青春ファンタジー。

この物語には、小さな魔法があり、
心のサプリや探し物を見つけたりと、
日常にそっと寄り添う形で存在しています。
{netabare}少女はなぜ色彩を失ったのか、
少女に色をもたらした絵を描く少年との出会い。{/netabare}

夕焼け、朝露、夜空の花火と、
色彩の世界を描くだけに風景は美しい。
美しいものを美しいままに描く、
こぼれたことば、こぼれたあの色。
色の溢れる世界を取り戻す、
世界を肯定する物語になればと思います。

最終話視聴追記。
言葉より絵や色彩で魅了する作品です。
{netabare}テーマに沿って上手くまとめたのでは思う。
ただこの主題と絵の表現力があれば、
劇場版の尺で良かったのではと思ったり、
映画なら傑作に成り得たかも知れません。{/netabare}

美麗なOPが記憶に残りますね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 93
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アズライト

色が見えない少女がタイムスリップするお話。

1話
{netabare}
主人公の月白 瞳美は色覚異常で周囲と馴染めません。
周囲が夢中になれる風景であったりを共有できない。
人と馴染めない分、周囲のイメージと違って、瞳美は純粋。
本作がテーマとして扱っている「色」について、
色が見えないから、哀しい、と言うわけではなく、
哀しいから、色が見えないように感じました。
母親との別離、年数の経過、友人の欠如、そういったことから色が見えないのかな。

瞳美は魔法なんて大嫌いという。魔法使いという自分の家系に対するものか、「一人でも大丈夫」という魔法を使ってしまう、自分の心の弱さに入り込むからだろうか。
葵 唯翔の絵(デジタルで・・・)により、瞳美の世界に色が戻る。

今作が瞳美の色を取り戻すためには、何が必要であるのか、それを追っていくことは必要でしょうね。
その中で、心が純粋で脆い瞳美の、細やかでいじらしい感情の動きを期待しています。

サブのポイントとしては、自分の元々持つ、魔法使いと言う血筋や、一人でも大丈夫となってしまった現状で友人の存在について、どのように肯定していくのか、と言う部分を重視してます。

それにしても、瞳美の髪が銀色なのは外人の血でも入ったのだろうか。琥珀ばあちゃんもしくは瞳美の親は外人と結婚したのかな(笑)
キービジュでは、色はそんなに銀色じゃなかったから、アニメ的表現だろうか。
{/netabare}

2話【モノクロ】
{netabare}
二話で多用された瞳美のモノクロの世界と色のある世界の一瞬の切り替え。

モノクロ写真は、色、という情報が抜け落ちて、過去の事象(写真の中に収めた物)をみています。
その時、私は、写真を取った時の時間の流れよりも、自分の生きている時間の流れが、はやいような気がするのです。
なので、瞳美の世界は、私の生きる時間とは少し時間の流れが違うような、そういう錯覚を覚える印象を受けました。

また、色のある世界から、モノクロの世界に変わるシーンは、私の感じる世界がこう見えて、瞳美の世界がこう見えてしまうのか、そういうショッキングさが感じられて、瞳美の抱える色覚障害というものが、瞳美に与える影響の大きさを納得してしまいましたね。

{/netabare}

3話【暗示】
{netabare}

今回は瞳美に対して暗示によってどうなるか、というアプローチがなされていましたね。
ポッキーを杖代わりにした時も(ポポッキーとかいってたかな?)、
曾祖母である瑠璃が「初心者はこういうものをつかったほうがやりやすい」
という事を言っていましたね。
つまり、魔法使いのオールドなイメージ、大きな帽子に杖を携えたような、そんなイメージで、なりきった気分になったほうが使えるということかもしれません。
それは、私は魔法が使える、という思い込み、自己暗示を掛けやすくなるための一つの手助けでしょうね。

そのほかにも、水色の星砂を撒いたので水の上を歩けると思い込んだ瞳美の思い込み、
人に色が見えないことを隠す理由にある、他人への思い込み、
モノクロ写真なら自分にもできるかもしれないという、希望のような思い込み、自己暗示。

彼女が色が見えないことや魔法が使えないことは、彼女自身が自分にアレができるコレができると思い込めるような自己肯定によって、解決されるのかもしれません1ね。


{/netabare}

【魔法が解けるとき】
{netabare}
二話で瞳美が「魔法なんて大キライ」という言葉を、前篇と後編で使い、その心境の変化を、表情や声色で表しましたね。
この言葉を自己暗示のように繰り返していた瞳美。
「一人でも大丈夫」という言葉の小さな魔法、思い込みのように、この言葉も小さな魔法なのかもしれません。
それが二話の後半で言った「魔法なんて大キライ」という言葉はどこか魔法が解けかけたような…そんな印象になりました。
{/netabare} 

4話【世界】

{netabare}
一人のか弱い少女のお話と見ていましたが、世界との向き合い方、セカイ系っぽいお話をするかもしれません。
「魔法の力を与えてくれたこの世界に恩返しがしたいの」
そういった60年前のババ…(ゲフンゲフン)琥珀は、瞳美からみて、大人に見える、もしくは先を見ているように見えたでしょう。

琥珀が作品中で悩みであったりとかを抱えるかどうかは、作品の最終回に深く関わってくるでしょうね。

琥珀は世界を肯定しており、作品世界の理の一部である「魔法」を肯定しています。
つまり、瞳美は、世界の理である魔法の力を有していながらにして、否定していることが、色が見えない原因になっているのだと、今回感じました。
潜在的な瞳美の魔法の力が琥珀の魔法によって引き出されたことからも、彼女の心によって色が見えないことを、彼女の中に内在する魔法が作り出しているのでしょう。
でもそれって…少しおせっかいな世界かなと、思いもするんですよね。

また、写真部の皆の恋や物語も平行して進んで言っていますが、一つ一つの物語に意義があり、それぞれの物語が最終的に帰結する場所へ意味があることを期待させて頂きます。

{/netabare}

5話【魚】
{netabare}

今週は写真部の女性メンバーのあさぎの恋を回収する話も絡めてましたね。
あさぎの恋が、あさぎを成長させる要因として作用する方向に持っていったのは素晴らしいと思います。
ただ、主人公である瞳美をあさぎの成長の間接的な原因としたポジションにおいたままだったため、瞳美とあさぎの距離は縮まっていないことが気がかりです。

さて、今回は瞳美が葵に渡した星砂(懐かしい思い出の星砂)、それをつかうことによってあおいが金色の魚を見るという展開がありました。
ひとみが魚をみたときは、あおいのデジタル絵を見たときです。
つまり、星砂が魔法の類であるならば、あおいのデジタル絵は、別の魔法がかかっているのかもしれません。それは、あおいが絵に込めた思いが、魔法として絵にかかっているということであってほしいですね。


{/netabare}

6話【写真】

{netabare}
今回は色々転換点になりそうですね。

まずはあさぎの恋ですが、部長との関係を「小学生時代の関係のままで良い」から、変えたいと思ってあのように部長の手を振り払った。あさぎの拙さが残るコミュニケーション方法にとても青春を覚えますね。

次に、あおいの絵の中に瞳美が入ってしまったことについて。
情報が多いので整理しましょう。
①絵の中に入る時、アズライトがモノクロの世界で光っているように見えた
②絵の中の奥には、死んだ金色の小魚、死んだ大きな金色の魚がいた。
③瞳美が絵の中の奥で立っていた場所は瞳美曰く「荒れた場所」
④絵の中には渦まきが中心にあるような湖(もしくは海)があって魚はそこにながれた。
⑤渦巻きの中心に行こうとする魚を、網のような物を持って捕まえようとしていた人がいた。
⑥絵の中の事を聞かされたあおいは、なにか思うことがありそうだった。

では、内容を考えてみましょう。
まず①については、絵に入ったのは瞳美の魔法によるものであるという事の裏づけでしょうね。アズライトは魔法の力を増幅させるような意味合いを持ち、それを描いたものです。
②について、これについての疑問点は誰の心の内を描いたものであるのかという事。
これはあおいの心の内を描いたものであるのか、それとも瞳美の中なのか。
というのも、⑥のようにあおいは自分の絵に対しての迷いを描いているように見えつつ、後半で瞳美に色が見えるようになるとき、彼女の心の変化によって大きい魚の状態が変化することがあることが、この描写の疑問点です。
この疑問点については保留しておきたいですね。④と⑤を理由として解釈すると、小魚はあおいの心のもの、大魚は瞳美の心のものであるかもしれません。

③番についてですが、瞳美があおいに、瞳美のために絵を描くから見てほしいという言葉で、荒れた場所に色がついたことから、瞳美のポジションを表現したように見えます。

さて、絵の中についてはこれくらいにして、瞳美の世界に色がもどったことについて考えます。
あおいの干渉によって瞳美の心が変化したために色が見えるようになった、ということは、誰が見ても間違いないでしょう。
なぜ色が見えるようになったかについては、色が見えるようになったとき魚が登場したため、色の見える見えないは魔法の関係していることは明らかかと思われます。
色が見えるようになったときに死んだ大魚が金色になり蘇った事については、瞳美の心の中での変化をえがいたものでしょう。
あおいの干渉というのが、「君のために絵を描くから、君に完成した絵を見てほしい」というのですが、魔法を作り出しているのは瞳美であるために、瞳美の心の内がいまどうなっているのか、という事が重要なのです。
色が見えないのは瞳美が世界を肯定できないせい、と以前書きましたが、
あおいの干渉で、瞳美が世界に肯定できるものが出来た、と考えると、
おのずと今後の展開が見えて来るような気がします。

それと、魔法写真美術部が仮装をして写真を取りにいったとき、瞳美が道のブロックの写真を取っていることが非常に印象的に見えました。
その残った写真は他の人が見ればただブロックを取っている物にしか見えないかもしれない。ですが、写真を取った瞳美がその写真を見れば、この時どういう思いで写真を取ったのか、他に心躍るような景色はそこにあったのに、ブロックを取った理由。写真という映像を保存する媒体が、人の記憶や感情を呼び出す装置になるというのが、とても面白い描写でした。

{/netabare}

7話【好き】
{netabare}
今回は胡桃回でしたね。個人的には胡桃に共感をもてた良回のだけれど、進路の話と捉えるととたんに面白くないと感じる方もいるかもしれません。
私は今回は、「好き」を強く意識させられる回だったと感じています。
その「好き」とは恋愛感情におけるものではなく、物事に対しての「好き」ということ。

物語を考える前に、少し胡桃の状況を整理しましょう。
①胡桃は人生をかけるほどの好きなものが無いことに悩んでいる。
②胡桃の姉が好きなものを仕事にしたことをすごいと思いつつ、①の自分と比較して、劣等感を感じている。
③劣等感を感じていた胡桃であったが、千草によって自分の好きをあせらずに見つけることを気付かされた。


私が共感を感じたのは、胡桃の姉への感情。姉へ尊敬を見せていると同時に劣等感にさいなまれている彼女に、未発達な高校生としての悩みとして適当であることを感じました。
物語としてのこの悩みへの解決について、千草という部内でも胡桃に近い存在であり、お調子者的な性格である事が、よい解決を迎えた理由だと思います。

私なんかは胡桃に対し、自分は自分、他人(姉)と自分を比べるな、と、彼女の好きが見つからないことに対する回答とは別の頓珍漢なことを言いたかったのですが(まあそれは、胡桃の姉に対する劣等感に対しての意見なのですが)、千草は、ひとによって好きの度合いは違う、好きなものはいつか見つかる、あせることはないと、いつもの調子で言い、胡桃を救い上げました。これが胡桃の側にいて、そして高校生であり、お調子者である千草の考え方であり、登場人物の性格の提示がとても上手くいっている回だと思われました。


ちなみに「ヴィーナスの重荷」というタイトルから、荷物を置いて、走りだす胡桃や千草のシーンを考えると、ヴィーナス=胡桃であり、胡桃にとって、好きなものがなければならないというような、足かせのような考え方を重荷と考え、それを置いて走り出すことが、胡桃の悩みの解決シーンとしてさわやかさを演出していましたね。

{/netabare}


8話【光】
{netabare}
さて、いよいよ来ましたね。今まで世界を祝福してきた琥珀のアイデンティティを脅かそうとする展開が。

瞳美の「(未来に)帰りたくないなあ、ここにいたいなあ」という発言が琥珀の気持ちを大きく揺り動かしました。

では、琥珀がなぜその発言で動揺してしまったか。
琥珀は、世界を自分に魔法を与えたことを肯定しており、感謝しており、恩返ししたいと考えています。
その恩返しの手法として、魔法で人を幸せにしたいということで、人の願いを魔法で叶えるために、魔法の勉強にまい進してきたわけです。
瞳美に対しても、いつか帰りたくなるだろうと思い、自分が未来から送ったこともあり、その願いを叶えるために、時間遡行魔法の練習を積み上げていたわけです。
しかし、瞳美の今の思いは異なりました。この時間にいたいという瞳美の願いに対して、モノローグとして「私は魔法で人を幸せにしたい、でも魔法で人を幸せにするのは本当に難しい」と語ります。
琥珀の中に流れた感情を整理しましょう。
①瞳美が幸せだと思うことを叶えてあげたい。
②未来に帰すことは瞳美の幸せだと勝手に思っていた(瞳美は未来に帰りたい?という琥珀の問いは、琥珀自身なら帰りたいと思うエゴイスト的質問だった)
③瞳美のここにいたいという気持ちを、全肯定できない。
④瞳美のこの世界に留まらせることは、瞳美のためになるのか、それとも、幸せになるのか
つまり、琥珀は瞳美は元気になったら帰りたいだろうという、琥珀視点で考えていたのですが、そうではなかったため、瞳美を幸せにする方向性が見えなくなってしまったことが、動揺した理由だと見ています。

この状態に入ったことで、琥珀は瞳美の幸せにすることがどういうことか、自分が魔法で人を幸せにしたいと思っていたがその具体的方法を考えるようになるのはかもしれませんね。
その過程の中で、現状魔法写真美術部のグループの中で誰に支えられることなかった琥珀が、グループの中でのやり取りを通して変化していく展開が見られるんじゃないかと期待しています。

そして、その問いの中に、琥珀が上手くいっていない時間遡行魔法に必要なものが存在しているんじゃないかなと、考えるばかりです。


さて、本筋以外の話から読み解きますが、今回では瞳美の取る写真が雰囲気が変わった事を部内の皆に指摘されていましたね。光の意識が出てきたと。
この作品は色づきを大事にすると共に、光による煌きが重要視されていますが、それを強調するのと同時に、光の当たらない闇の部分を見ることもあるということです。

以前の瞳美は、「光なんていらないという写真が多かった」と部内の人間から言われています。では、瞳美がどこを見ているか、という視点で考えると、部内の人に色が見えないことを告白していない時は、彼女は闇を見ていました。それが告白後は、光を見ている。

つまり、瞳美が今の時間にいることで、色が見えるという希望の光に囚われているならば、光の当たらない闇の部分は、瞳美の目に入っていないもの、魔法写真美術部に依存し、彼女の自立という部分の視点が、瞳美には見えていないという指摘が、琥珀の動揺のシーンにはあるのかもしれません。



追記です。ここからは、琥珀という登場人物について、やはり考えなければだめだろうということを感じています。
私の琥珀に対するイメージは、本音をぶちまければ酷いものですが、
瞳美に対する、私は経験あるからわかるよ感
琥珀の大人びた仕草についているニセモノ感
思春期を経験していないかのような家族との関係
まあ、他にもいろいろ言いたいのですが、それは上記のものと類似事項になりそうなので控えます。
上記のものからもわかるように、琥珀を非常に大人びて見せていますが、素人目にもわかる、うそ臭さ。
この感情を悪いように考えるのではなく、製作者の意図するものだとしたら?
現に8話、あの冒頭で琥珀が「世界にありがとうといいたい、世界に恩返しすることに決めた」なんて、普通の人ならありえないほど世界を最初から肯定するわけです。意図して一般人と乖離、もしくは他の登場人物との差を示しているようにしか見えません。
つまり、この8話から、琥珀の性格が、周りの高校生と乖離しているように見せきったところから、いやいや、彼女にも、弱くて、同年代の子に支えてもらいたい事や変わる事ができるんですよって事を示してくれるんだと、期待しています。
{/netabare}

9話【時間】
{netabare}
今週を告白回と捉えるか、ショウ回と捉えるかそれが問題だ!
はい、ということで、今回はショウ(部長)という人に焦点を向けた回だと思っております。
一番印象深いシーンはあさぎと一緒にショウが撮った写真を見ながら会話するシーンで、ショウが写真で取ったその時間について語っているときです。
日々流れていく人の営みを眺めて、その日常を肯定、愛おしいと思っているのではないかと感じさせてくれます。
同時に、その写真が瞳美と一緒に行きとったものであり、ショウが瞳美を意識していることからも、未来に帰ってしまう瞳美に対する、今一緒にすごしている時間が一瞬かもしれないという辛さを含んでいることも伺えるのかもしれませんね。
{/netabare}


10話【友達】
{netabare}
意外にもあさぎと瞳美のすれ違いはすぐに終わりましたね。
あさぎと瞳美の距離感が埋まっていないことは以前の回に書きましたが、今回の事でかなり近づいた事から、方向性は間違っていません。ただ、物語の構成として、重大なことに見せかけて次の回であっさり解決させてしまうのは、正しいのか、少し疑問です。

さて、今回瞳美の親について、触れられました。
瞳美がショッキングな出来事により色が見えなくなったことは、1話で書いたときにも触れましたし、作品内で瞳美自身が色が見える時期があった事は匂わせていました。
幼少期の瞳美を置いて出て行ってしまった瞳美の母親、ようはネグレクトというものですが、この出来事は母親だけが問題ではないことは、あおいが瞳美を励ます時にいったとおりです。瞳美の母親がネグレクトした原因は、様々な原因に寄るものです。
今回のネグレクトの事案について、琥珀自身はどう考えているでしょうか?
魔法の力を与えてくれた世界に感謝したい琥珀、その琥珀の子供は魔法の力を有さない。という事は、琥珀の子育ては、容易ではなかったはず。
世界に祝福された人間が、祝福されていない人間を育てるようなものです。
どこかで琥珀とその子供の歯車が食い違い、子供の性格に影響を与えたと考えます。瞳美という子供が母親に自分の魔法の力を見てもらい喜んでもらおうとすることに、喜びの感情を得られなかったとするなら、それは瞳美の母親の人格を形成した環境に原因があります。
正しく、いや、100%正しいなんて事象は存在しませんが、もし魔法が使えない母親が、魔法が使える子供が喜んで使う姿を見たときに、その母親が経験してきた、魔法が使えなくて苦しんだ経験を、子供は経験しなくて済むんだと、安堵と喜びを覚えるのが、ゆがんでいない人間です。
そのゆがみがこの瞳美の母親には存在し、周囲の環境、親である琥珀を含め、そういったところからネグレクトの芽は生まれているのだと感じました。
瞳美が色が見えなくなったのが母親のネグレクトだけが原因とするなら、ネグレクトするような母親を作ったのは、琥珀だという事が言えますね。

そしてその話題について、作品内で琥珀に自分の子がネグレクトをする未来が打ち明けられるか?という疑問が出てきます。
シュタインズゲート曰く、世界線の収束により、そのことが伝えられても、琥珀は瞳美へのネグレクトの発生を止めることは出来ないでしょうね。
もしくは、タイムパラドックスの回避のために、そのこと自体が伝えることが出来ないという事になるかもしれません。伝えたらネグレクトが発生しなくなるので、瞳美が過去に来る未来がなくなり、過去にいる瞳美は消滅もしくは帰還するかもしれません。

ラストシーンに瞳美が過去に来た理由を考え始める描写があります。
瞳美は自発的に過去に来ていないという事を含めると、過去の琥珀にその理由を尋ねるところから始まるかもしれません。
しかし、未来の琥珀は「いけばわかるわ」という言葉から、誰かに教えてもらうようなことではないことであるのは明確です。
個人的な考えですが、写真部の人間との会話の中から考えると、この写真の時はこんな事があったよねということを思い出せる、だとか、非常に仲間内での出来事を重要視している事が伺えます。
瞳美が写真部の友達たちと共有した時間の中から、過去に来た答えは瞳美自身により導かれるのではないかな。

それと、今回の見所は、瞳美が泣きじゃくりながら、自分に怒っているシーンですね。ないている内容についてはいいとして、悲しんだり怒ったりする感情の爆発が、瞳美には必要なんだと表現してくれたシーンでした。
つまり様々な感情が彼女の世界の色付きを形成してくれるということなのかもしれませんね。
{/netabare}

11話【琥珀】
{netabare}
他のレビュワーさんのレビューを見る限りでも、良い印象ではない回であることは確かです。
私も、この回について、違和感が感じた事があるのでそれを整理します。

まず、前回までに何も触れていない時間魔法に対する世界の修正力がいきなり出てくる。これは単純にダメですね。
つぎに、前回で過去に来た意味を瞳美が考え始める描写があったが、今回はそれに全く連続性が無い。
これは個人的な感想に入るかもしれませんが、琥珀のおしつけがまさMAX。世界が瞳美を消しちゃうんだからしょうがないといって、グループの意見を納得させることを1話の中で消化するという、急ぎ足で無理やり話をまとめた感を出しています。瞳美の意思と、琥珀の意思がまだ反している演出があるところは、まだ琥珀に期待したいですね。

そして、瞳美とあおいの恋愛については、紙飛行機を追いかけていったら、二人が出会うのはまだわかるけれども(あおいの元へという魔法がかかっているため)、あった瞬間抱き合う、そんな関係まで発展していたっけ?という、物語の急変ぶりにショックを受けました。

この11話で残念なのは、やはり琥珀について、舞台装置化してしまいそうな不安が残ります。
今回の琥珀は、時間魔法が成功させることができるかどうかについてばかり不安にしていて、瞳美の心に気づけていない、瞳美がここに来させた意味を考えていないという描写であればいいのですが。つまりこの回を、琥珀の失敗回と捉えて、来週が琥珀の成長回と期待できなくはないわけです。
もし、本当に琥珀が時間魔法をするだけの存在であり、瞳美の心を考える友達のポジションを持っていないなら、琥珀は物語の舞台装置であるという、残念な役回りしか与えていなかったという評価になってしまうでしょうね。


前回の感想で、タイムパラドックス回避のために、瞳美が消滅・もしくは帰還するかもしれないということは書いたけど、今回とは全く文脈が違います。琥珀がネグレクトを発生させないようにしたら、瞳美が過去にくるか?という文脈で話しました。

今回出てきた世界の修正力は、二つの発生の理由が考えられます。(作り手のご都合というものを排除した場合)

まず、琥珀が過去に行かなくて済む未来になったから働いた、というのが物語を良心的に見た場合の感想になります。

次に、琥珀の言ったとおり、本当に世界が元通りの世界にしようと修正するために発生したという理由。こちらが本当になると、魔法という力に向き合って、変化してきた瞳美の成長を描いてきた物語が、なかったことにすべきという力であるわけですが、この方向で本当に物語を進めるか不安ですね。
好意的に見れば、瞳美の取り巻く世界は瞳美を祝福しているようには見えないわけです。しかし、琥珀は自分に力を与えた世界を感謝しており、瞳美に対してあまりにも残酷な運命を突きつける世界に対して、世界を愛する琥珀が、世界に何を思うのか、それが気になりますね。


{/netabare}

【幸せ】
{netabare}

瞳美の色が戻った時、母親と見たときの花火や、過去に行く直前に見た花火を思い起こさせて、とても色彩のあるシーンでした。

琥珀については魔法の神様に瞳美がもう少しこの時間にいることを神頼みしたり、未来に変える直前に瞳美に謝っていたりと、琥珀の無力感が際立ったいました。
同時に、瞳美の心に生まれた気持ちを、「それって幸せってことなんじゃない?」と、言い当ててしまう辺り、琥珀は大人なのか、それとも若者なのか、微妙なポジションに立っています。

今回、「幸せ」が宿ることで、瞳美は色が見えるようになったような、そういう印象を受けました。母親と一緒に見た花火の時は、瞳美のなかに幸せがあったのでしょう。1話に瞳美が「誰かと見ても楽しめない」といった沈んだ気持ちを吐露する場面を拾ってきたのが幸せを強調していました。
その為、やはりストーリーの中で、瞳美の変化を出した表現というのは、作品を見る人に大きな感動を与えてくれたと思います。

最終回への次回予告が「私の色は何色なんだろう」という一言で、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」を思い出して、空気も読めずクスリとしてしまいました。

それと、先週から引き続いた瞳美とあおいのハグについて、今週見ればわかるとおり、まだ瞳美もあおいも自分の好意を伝え切れていないように見えました。あのような熱いハグをしておいて恋人関係まで発展しない所が、この二人らしいですね。

最終回を前に少しおさらいといいますか、拾われているかわからなかった描写について。
あおいについて。最初に瞳美があおいの絵の中に入った時、大きな渦の中心に導かれる魚と、それを捕まえようとする影。この描写はあおいの悩みを含んでいたと考えるのが良いでしょうね。あおいの悩みが解決されたと同時に、この描写が示していたことは提示されたのだと思います。
あの金色の魚は、あおいが幼い頃に書いた絵ですが、瞳美との関係は、最終回、明らかにされるのでしょうか?楽しみですね。

それと私がずっとイメージしてきたこの作品の作品像について。
OPの映像で、魔法写真美術部のメンバーが揃って同じ方向を見て並んでいるシーンがあります。同じ時間を共有し、様々な悩みや青春を共に助け合い語り合い経験し、そして繋がりが強くなった友達を得ることが、この作品に求めていたことでした。
だから、琥珀だけが、その輪の中に入りきれていないのが、はがゆかった。
私は、琥珀がもっと魔法写真美術部に、精神的に心をおいてほしかったのだと思います。魔法がうまくいくように、部の皆の協力を得る、ではなく、琥珀自身のメンタルに仲間の存在があって欲しいと思い続けていました。

最終回、どのような物語になっても、私はこの作品を好きでいられると思います。

{/netabare}

13話 【色】
{netabare}
ほぼすべての伏線の回収回なので、非常にすっきりした部分が多いですね。
まず、色について。今作品は陰影による表現を活かしていましたね。光によって照らし出される明るい色と、その光によって生まれる暗い色。明るい色も暗い色も、どちらも併せ持って自分を好きになってほしいと、あおいは瞳美に言い残しました。それは、色とは、瞳美の持つ様々な感情の部分であり、それを肯定することで、瞳美は自分を好きになれる、もしくは母との離別に対する後悔や自責の念に向き合うことができるのだと感じました。

次ですが、未来の琥珀が人生の後悔について語ります。彼女が近くの人を幸せに出来なかったこと、このことについては、琥珀の娘について、魔法が使えないことについて、親族からの目から守ることが出来なかったことや、そして瞳美についてもそれによって色を見えなくしてしまったこと、その後悔が含まれていましたね。
つまり、作品内で17歳の琥珀という人間が成長しない理由は、
60年後にようやく過去の後悔を吐露する未来が決まっていたからでしょうね。
つまり、琥珀が家族に対して省みる力は、60年前の琥珀にはなかった。琥珀が60年前の時点でただの青年であった事を示したのではないでしょうか。

以下、最終話で気になった事。
魔法写真美術のお別れの言葉を言い合うシーンがリアルすぎる。
あおいの絵だけ色が見えることの理由。ずっと好きだった絵本だから、ということなのかな。世界を肯定しているか、の話と絡めると、あおいの絵、または絵本の中の世界が瞳美は幼い頃から好きだったから、色が見えたのかな。

色が見えるようになった理由。これは瞳美の気持ち、世界に色が溢れているという、世界に対して好きになれること、この辺りの問題提起を解決してくれたと思う。
60年後の琥珀が仕掛けた魔法が、琥珀の気持ちを汲み取る魔法であった事。今の琥珀には気持ちを汲み取る力が欠けているので技術的に無理というより人間的に無理なのだろう(ちょっと琥珀に厳しすぎる見方かな?)。



{/netabare}

まとめ
{netabare}
技術的なことや芸術的なことはわかりません。わかりませんというのは、人によって美しいと感じるものは人それぞれだと考えているためです。
特定の色に弱い色覚障害を持った人に、その色を美しいよねといっても、共感が得られない疑問にぶつかってきました。華やかだよね、という言葉ひとつとっても、それぞれの華やかへの定義が違う事に悩んでいました。

この作品において私は、モノクロによって強調された世界であったり、日の当たり方、世界の時間の流れによって作り出された美しいワンシーンであったり、人の感情が抑えきれない時の姿を、直感的に美しいと感じることは出来たと思います。(ただ、私は作品内で色鮮やか、といわれるシーンの一部が、何が素晴らしいのか、よくわかりませんでした。それが人と私の違いだと思います。)
どうやったらこの作品の作画を述べることができるのか、ずっと考えてきました。
ですが、私はアニメの技術的なことは素人であり、直感的に感じた事を、何かしらの言葉にするしかないという考えになりました。それは、美しいと感じた時の感情、喜び、ときめき、わくわく、そういった私の中から生まれる1次的な感情を、性格の違う他人にロスなく伝え、共有したいと考えました。それらの感情を得た時に初めて、作画が良いと、言うことができるのだと私の中での定義ができました。時には、感情が異なりぶつかり合うこともあるけれども、その事象ですら、私はこの作品では悪いものだとは思わなかったです。それは押し付け合いではなく、相互の感情への理解によって生まれるのだと感じています。

この作品は、仲間と共有する時間、時間そのものは世界にある物として、その時間の中で共有した感情の愛おしさを、感じさせてくれる作品でした。

{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 60

74.4 4 文化祭で友情なアニメランキング4位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1078)
5113人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いろはにほ♪ぱーっとぱーっと晴れやかに♪

OPがいい!!^^
そして、よさこい踊るために、目標に向かって動いていく
なる達にとてもワクワクします。

ハルの声いいなぁ^^

■なんで「ハナヤマタ」?
{netabare}
・・・って思ったけど、主要なメンバーが

・ハナ・N・フォンテーンスタンド
・関谷なる
・笹目ヤヤ
・常盤真智
・西御門多美

・・・で、それぞれの名前を一文字ずつ取ると・・・

・ハナ・N・フォンテーンスタンド→ハ
・関谷なる→ナ
・笹目ヤヤ→ヤ
・常盤真智→マ
・西御門多美→タ

ってことなんですかね??これって仲間が増えていく順番にもなるのかな??
{/netabare}

■第3話
{netabare}
店長さんノリがいいですね~^^
後半の見どころは、ハナ×ヤヤでした。
生徒会長さんは・・・DQNですね(笑)
{/netabare}

■第4話
{netabare}
これ、もう完全に告白(笑)
もう結婚しちゃえよ~^^

セリフはもっとシンプルな方がいいですね
今回は結構クサイセリフオンパレードでした(笑)
{/netabare}

■第11話
{netabare}
コミュニケーションしなさすぎ・・・
ちゃんと話せば解決できるのに
というツッコミが満載でしたが、ハナちゃんがいない状態で
来週一体どうなる!?どきどきです。
{/netabare}

■第12話
{netabare}
最終回はOPなし
よさこいでOP回収してました^^
ナルが合流するタイミング、EXCELLENTでした♪

ストーリーは茶番ちっくなところは否めませんね。
とくに第11話はナルが普通に親と会話してればこういう展開はまず
あり得ないし。

部員集めも話数を取りすぎてしまいました。。。
肝心のよさこいは、OPでの踊りシーンが一番GOODで
残念ながら本編ではOP以上の踊りは観ることができず。。。

とはいえ、OP、EDはぶっちぎりで今季No.1でした^^
DLできるのが何か月も前から楽しみでした。
歴代でも、かな~り良いOP、EDです♪
サビ部分は超アツイ!
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 58

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ぱぁーっと♪ぱぁーっと♪晴れやかに♪ハイ!ハイ!

原作もよさこい踊りも事前情報無しで、何となく見てました。

よさこいの踊りって事だったので、てっきり高知が舞台のバリバリ土佐弁アニメ…
「おんしゃら~よさこい、やろうぜょ」的な…「極妻」か「鬼龍院花子」学生
かと思いきゃ鎌倉舞台、普通の学生でしたw

話はサクサク進んで見やすい、まんがきらら的な百合要素はあるけど変に笑に振ってない。
真面目によさこい踊りに取り組んで感動出来る場面もあって良かったです。

成分要素の1位が神OP
OP動画のよさこい踊りのシーンと曲があっていてクセになる感じ良いです。

イチオシのキャラはアメリカからの留学生ハナちゃんかな。
小学生みたいなキンキン声で印象にのこります、ちなみに今期の賭ケグルイの早乙女芽亜里役、田中美海さんが演じてますね。

NEWGAMEやろこどる、ろんぐらいだぁす等の真面目な萌え?アニメ好きならお勧めかも。

いかにもマイナーB級感ありますが、萌えと和の融合アニメ楽しめました。


追記
ノーゲームノーライフ、宇宙よりも遠い場所のいしづかあつこさん監督作品
何見ようかとお探しの方にお試しにどうぞ~です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

演出そこそこ頑張ってるのに報われない(?)アニメ…

いわゆる「きらら系」、マンガ原作があるお話です。原作は読んでいません。

舞台は中学校(女子校)で、出てくる先生も女性です。「あなたもよさこいしませんか?」ということで身も蓋もない言い方をすると、少なくともテレビアニメ化された範囲では「メインキャラ5人がよさこい部を作って、地元開催のコンテストに出る話」です。

男性でまともに出てくるのはよさこいグッズを売っているショップのおっちゃんくらいのもので、ひたすら女の子推しなのは昨今の深夜アニメにありがちですね。

ただストーリーとしては「熱血スポ根もの」のフォーマットにそって、ある意味無難に、ある意味熱くきっちり仕上げている感じですね。

作中の中の人が実際にチーム“ハナヤマタ”というユニットで、作中キャラの衣装で主題歌(OP)「花ハ踊レヤいろはにほ」を歌い踊るのも今風です。あ、この曲の出来はかなり良いと思いますよ。

で、本作ですがよく見るとメインキャラ5人にはその人のシンボルになる花が割り当てられているのですよ。見間違いでなければ:

関谷なる(主人公): 桜(サクラ)
ハナ・N・フォンテーンスタンド: ブルースター
笹目ヤヤ: 薔薇(バラ)
西御門多美: 百合(ユリ)
常盤真智: 向日葵(ヒマワリ)

終盤に羽織るよさこいの衣装は上記の花をあしらったものなのですが、実は序盤の冒頭にそれぞれのシンボルの花がアップで写ることで、誰メインの話かわかるようになっていたのです(観返せる方はどうぞ)。

まあわかりやすいのは上記の例ですけれども、演出は各キャラの設定を踏まえて、意外と丁寧にやっている印象です。でもそれは地味だしわかりやすくないので、誰のレビューを観ても特にそれに言及するようなものがありません。ちょっと可哀想…。
(ざっと見た限りなので、見落としがあったらごめんなさい。)

あと、作画は地味に良いです。「キャラが崩れた」とか「動きが変」とかは思わないで観ていた記憶があるので…。

ということで、このアニメが放送されたクールの中ではけっこう好きだった作品なので、ちょっとしたレビューを書かせていただきました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 38

79.8 5 文化祭で友情なアニメランキング5位
荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (608)
2275人が棚に入れました
あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。

声優・キャラクター
河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹

ピエロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

真剣にえすいばつとは何かを考えよう!

タイトルの通り内容は割と荒ぶっていています。
ジャンル的には青春恋愛って感じなんですけど、、
思春期の途中誰しもが通るであろう性についてのこと、それをこの作品は中心に物語を進めていきます。
よく考えてみるとアニメで性についてのそれっぽい話はありますがここまで真剣に深く掘り下げてる作品は珍しいな〜と思ったのが第一印象でしたね笑
ただ内容的に性というなかなかずっしりとしたタイトルに対して以外とさっぱりした感じのアニメでした。
そこまで重苦しい展開にはならず最後もすっきりとした終わり方だったという印象ですね〜
文芸部員各々がその性と恋愛について思い悩みながら物語は展開していきましたがその中でみんな各々に解を見つけて最後はハッピーエンドだったのでとにかくすっきりとした気分で見れましたね!
キャラはとにかく菅原氏が可愛すぎた、主人公もいい感じのキャラだったけどね!
作画も普通だったので文句はなかったですが特にここの描写が綺麗だったというのもなかったので可もなく不可もなくですね笑
久しぶりにアニメ見て全部観れたので多分それなりに面白い作品だったのだと思いました!
久しぶりにレビュー書いた。
終わりです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人生で最もへたくそな時期に捧ぐ

岡田麿里氏が原作から絡んで脚本やって、な作品。原作は未読です。

タイトルからして生々しく、しかも思春期男女(特に女)の心理描写には定評のある岡田氏の作品。

「岡田作品は苦手だけど荒乙は面白い」との推薦を複数いただいてて、楽しみにしてました。


作品自体は思春期の“性”をテーマに、右往左往する文芸部の女子高生5名が各々の答えらしきものを見つけるまでを追った青春群像劇です。

 吾輩は○○である 名前はまだない

整理しきれぬ名付けもできぬ感情は存在し、その多くは経験の蓄積によって落とし所が見つかるもの。

青春群像劇では私たちがかつて通過してきたであろう感情や衝動なりを作品の中に見つけて、自分の思考パターンや嗜好のルーツとなった立ち位置を確認する作業でもあります。
高校を卒業すれば進路はバラバラ。得られる経験も分岐して汎用性に乏しいことが、高校卒業以降を追った作品が少ない理由なのかもしれません。

そして汎用性があるようなないような題材が今回のテーマ。
“性”に対する考え方は個人によって差が相当あるもの。

そんな本人にしかわかり得ぬ感情。いや本人でさえわからない感情について同じようにバラバラだろう相手の感情とを擦り合わせる難儀なことを人生で初めてする作業が思春期世代の恋なんだと思います。

個人差があるのは当然で、ひとつの事象とっても男女で考え方も捉え方も違うことを想像できなかったり、違いはあると自覚しても何がなんなのか袋小路に迷い込んだり。
例えばこの連載は別冊マガジンですが『別マ』と言われて男子は『マガジン』を女子は『マーガレット』を想像し、お互いの前提がずれてる中言葉のキャッチボールを交わしてるうちに悶々としてしまう。
ほんの少し先になれば『マガジン』も『マーガレット』もあるって気づくものです。それがなかなかそうはならないもどかしさを作品で表現することは難儀なことでしょう。


前置き長くなりましたが、つまり、

 これまで数多語られてきたけどまとめられんのかいな?

好きだ惚れたから一層も二層も踏み込んで、本来同じカテゴリーなのにあえて切り離すことで物語を作りやすくしていた“性”なるものに焦点を当てちゃった本作。
個人差が激しいネタについて、きっとそんな時期を通過したであろう私たちにリアルな質感をもって届けてくれるかに着目したわけであります。

結果、文芸部員5名それぞれに異なる立ち位置を与え、かつそれぞれに対となるパートナーをあてがい、パズルのピースをはめていくようなストーリーに仕上がっていました。男はあくまで彼女たちを輝かせるための舞台装置。主役はあくまで乙女たちです。
よくパズル組めたな~。率直な感想です。一覧は以下。当然1対1とは限らないのですが詳細は本編参照。


【文芸部員】
小野寺和紗(CV河野ひより)
菅原新菜(CV安済知佳)
曾根崎り香(CV上坂すみれ)
須藤百々子(CV麻倉もも)
本郷ひと葉(CV黒沢ともよ)

【パートナー(仮)】
典元泉(CV土屋神葉):{netabare}対和沙要員{/netabare}
天城駿(CV広瀬裕也):{netabare}対曾根崎先輩要員{/netabare}
山岸知明(CV福山潤):{netabare}対本郷先輩要員{/netabare}
三枝久(CV 咲野俊介):{netabare}対菅原氏要員{/netabare}
杉本悟(CV花江夏樹):{netabare}対もーちん要員{/netabare}


実のところパズルが組み立てられた時点でおおむね満足しています。いいもの見せてもらいました。
リアルな質感があったかどうかは個人差によるものはあるでしょう。具体的にはこんなところが良かったなぁと私が思ったところは以下、


■OPを飛ばしちゃダメ

曲中に文芸部員たちの独白みたいな合いの手が入るわけですが、全OP一定ではなく変わっていきます。
作品世界をよく表したOPなので飛ばすのももったいないのもありーの、その回冒頭から集中を促す効果がありました。


■結局全員荒ぶる

キャラの掘り下げが全員できてたという意味ではなく、5名ともきちんと荒ぶってました。


■ざわつく

岡田脚本の特色なのか、円満にしときゃいーのにそれ要るかな?ってネタを挟んでおり、またそれがリアルな質感がありました。
安心安全なピュアピュアな恋愛を期待するのも野暮というほどさらりと毒を盛り込んできます。

{netabare}・部長の彼氏がちゃっかり前カノのおっぱい揉んでる事実
 ⇒経験者じゃないと曾根崎先輩を攻略する前に心が折れてたかもしれないという仮説
・あの杉本が女を連れている(最終話ED)
 ⇒地獄へ落ちろ!との視聴者の期待を嘲笑うかのようにしっかりキープ。なんだかんだ動く奴は強い
・本郷ちゃんが報われない
 ⇒いい子なのにね{/netabare}



最初はインパクトのある下ネタという飛び道具を織り交ぜながら、「おいおい大丈夫かよ」とくぎ付けになり、適度に乙女たちが荒ぶりながら最後の最後でぶつかり合ってという青春ど真ん中をいく良作でした。
端的に言えば序盤から終盤{netabare}10話{/netabare}までのわりと緻密な展開と打って変わっての後半の勢い。
慌てて畳んだ感が無くもないと言えますが、ここは『荒ぶる』感が出ていたと好意的に解釈してます。
{netabare}もう2話時点で和沙が自分の気持ちに気づくとか、5話で最も縁遠そうな部長がくっつくとか、その後どうするの?を長めに取る構成は良かったです。{/netabare}

個人差ありまくりの“性”の捉え方に関して、本作でのそれについてはノーコメント。
ただしきっと、登場キャラのうちに「あ、これ私だ!僕だ!」な子だったり言動行動が見つかるのではないか?と思えるほど網羅性は高いように見えますね。
現在進行形の方はがっつり共感して。はるか彼方の御仁は軽くキュン死しながら悶え狂いましょう。私も悶えました。おすすめです。




※ネタバレ所感

■パズルのピースについて
ほうぼう荒ぶっておきながらしっかり着地できたのって、主演女優5名と対になった野郎どもとが似たもの同士だったからではないかと思います。

・和沙VS泉
 {netabare}上半身と下半身が別の生き物同士

最終回でお互い似たもの同士だよねと分かり易く描かれてました。典型的な思春期のアンバランスさを体現した二人で主役にふさわしかったと思います。

{netabare}「泉。私ね。これからも不安になると思う。でも泉と同じ気持ちと同じ言葉、私はちゃんと持ってるんだって!分かったから…不安になっても、それを思い出せば…きっと大丈夫」{/netabare}
このセリフを言えたからこその主役でしょう。不安になると言葉に出せた時に大きな成長を感じました。{/netabare}


・曾根崎先輩VS天城
 {netabare}素直な者同士

お互い耐性ないので基本ちょろいです。考えてるようで実はそうではありません。よく言えば真面目で一途といったところでしょうか。浮気は絶対許しません。{/netabare}


・本郷ちゃんVSミロ
 {netabare}言葉先行で行動に移れない者同士

若さゆえに本郷ちゃん頑張りますが失敗重ねてるうちにそのうち諦観しそう。ミロ(三枝先生)がそのなれの果てかしら。言い訳先行でまたそれがもっともらしく聞こえるタイプ。
そんな本郷ちゃんが最も荒ぶってるように見えるというのが“荒ぶる季節”のアンバランスさを表わしてるようで心地よいです。{/netabare}


・菅原氏VS三枝
 {netabare}持てる者かつ特殊フェチ同士

周囲から羨ましがられてます。周囲からの見られ方と自身の嗜好にギャップがあるのが悩みどころ。医者や高級官僚がSMにハマるみたいな倒錯性を感じます。ちがう?{/netabare}


・もーちんVS杉本
 {netabare}相手が見えてないもの同士

自己中とも言います。杉本は言うに及ばず、もーちんもなかなかの猛者です。「なんで自分の思うとおり動いてくれないんだろう?」が先にあると恨みつらみが積み重なっちゃいますよね。{/netabare}



合ってるかどうかは知りませぬ。それは違うさーというのも笑いながらツッコんでみてください。



最後に、、、
なんだかんだ本郷先輩の今後が気になるところです。

{netabare}「止まらない電車に乗っちゃったんですよ我々は!」
ブルーハーツの伏線回収お疲れ様でした。{/netabare}

{netabare}あと真っ白になったと言い残して燃え尽きてましたが息してますよね?
自分で蒔いて自ら回収とはさすがです。

ぜったい素敵な女性になっておくれよー(^_^)/~{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.28 初稿
2020.04.10 タイトル修正/修正

投稿 : 2025/02/15
♥ : 72
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

揺れる思い、荒ぶる乙女心

原作 岡田麿里・漫画 絵本奈央。

文芸部に所属する女子高生が、
思春期特有の「性」の悩みに振り回される。
お年頃な乙女たちの青春群像コメディ。

大胆で繊細なテーマですが、
コメディタッチで描かれているため嫌味がない。
小さな共感とクスッと笑える展開が、
どこかにきっとあるだろうと思います。

4話視聴追記。
時代錯誤的に誇張された表現が微笑ましいと、
お気楽に見ていたのですが、
少女たちのあるべき葛藤が群像的に顕在化し、
ちょっと待てと…襟を正し始める。
{netabare}通過儀礼により失くしたものを問いただし、
失ったものの賞味期限を確かめているようだ。{/netabare}

これはただのコメディではなかった。

11話視聴追記。
揺れる思い、荒ぶる乙女心。
終幕に向け大きく動き始める青春群像。
{netabare}現状を維持するための行為が、
むしろ現状を理想から遠ざけてしまう。{/netabare}
青春のもどかしさが上手く表現されている。

最終話視聴追記。
新しく芽生える感情、
まだ名前も知らないその感情に、
振り回されては抗する乙女たちの純情。
全てに不器用だった私たちの青春と共鳴し、
様々な素敵な色を見せてくれる。
最後の台詞までセンスがあり楽しめました。

素敵な恋の季節の物語でしょう。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 71

85.6 6 文化祭で友情なアニメランキング6位
女子高生の無駄づかい(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (842)
3385人が棚に入れました
ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校を舞台に、とてつもないバカ・田中(通称:バカ)、アニメや漫画を愛するオタク女子・菊池(通称:ヲタ)、いつも無表情でロボットのような少女・鷺宮(通称:ロボ)を中心に、個性豊かで魅力的な仲間たちが、女子高生というキラめきに溢れた青春を無駄に浪費していく抱腹絶倒のJK学園コメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
赤﨑千夏、戸松遥、豊崎愛生、長縄まりあ、富田美憂、高橋李依、佐藤聡美、M・A・O、興津和幸
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ひらひらと神が舞い降りた第七話

<2019/7/6 初投稿>
原作未読。
観始めなので評価はデフォルトの3.0

今1話観ました。
モテたい、彼氏を作りたい
そんなことばかり考えてる女子高生が主人公。
ボケ役です。

つまりコントアニメ。
主人公のボケ役の子は個人的には好感度高く、割と面白い。

しかし。
おしむらくはツッコミが弱い。
ツッコミは大事。

ヒナまつりの新田さん並みのツッコミ役がいれば化けるのにな。

<2019/7/16 追記>
錦織を圧倒したフェデラーを
最後の最後、精神力だけで打ち倒すジョコビッチ
ジョコのメンタルはどうなってるんだろう?

というわけで2話観ました。

今週のツボ
「足が曲がらない病気」
なんか昔、そんな話聞いたことある 笑
下手な少女漫画あるあるだったかな

ところで作者はヲタに自己投影してますね。
ヲタのエピソードの時、やたら生き生きしてました( ・∇・)

<2019/8/5 追記>
5話まで見たんですけど。
主人公のバカ、割と好きなキャラなんですけどねえ。
笑いがつまらない。

周囲のキャラの方が面白いんだよなー。

ところで毎回出てくる公園とか通学路、妙に雰囲気が良いっすね。
実在なんでしょうか。

<2019/8/16 追記>
第7話
街ブラ番組なんかで定番の顔を嵌める観光地の"あれ"
実際やってみるとさして面白いわけでもない"あれ"

そんな"あれ"で奇蹟的に笑いに包まれてしまった。
それは笑いの神がひらひらと舞い降りた瞬間。

このアニメ、たまに一発入る。
侮れないっす。

<2019/8/24 追記>
8話、水着回。

確かに水着回だったけど、笑いのツボはフジツボでした。

秋田だったか青森だったか
食用フジツボの養殖やってますね。
食用は結構でかい。
高級和食店で出されてるそうです。
一説では精力剤だとか。

まあでもフジツボと言えばやはり
「膝の皿の裏側にびっしり」
の都市伝説が定番で私はちょー苦手です。
群体恐怖症の気があるのかも

<2019/9/16 追記>
11話

今回はぴーなっつPの話(ウソ)笑
それにしても落合福嗣さんはモグゾウといい凡田夏之介といい、良い味出してます。

今回は「何も知らない{netabare} お父さんが突然客で来てうろたえるキャバ嬢{/netabare}」みたいな話・・・であってますか( ・∇・)?

主役はヲタですが
ヲタ回はやっぱり作者の情感こもってる気がするなー。

もうすぐ終わりなのでとりあえず評点つけてみました。

ワセダとミロの区別がつかなくなりつつあるのは私だけでしょうか?

<2019/9/22 追記>
最終12話

最終話は初心に戻って「バカのボケ」と「ヲタのツッコミ」そして「ロボの放置プレイ」

こう書くとこの3人、
最近人気のお笑いトリオ「四千頭身」と同じ構成なんですね、
ということに気がつきました。

それはさておきネタ自体はかなり面白かった。
原作だったらおそらく大爆笑してたと思う
読んでないから想像だけど

ところが自分にはヲタの声がどうもダメでした。
ツッコミのリズムもさることながら、「元は綺麗な声した女性が無理矢理低い声出してる」感がどうも苦手。
普通のトーンの女性の声でも十分だったのにな

原作が大好きな場合を別にすると、「声優の声が合わなくて困る」って自分はほとんどないんですよ。
記憶にない。
もしかしたら過去レビューでどっかの作品にそんなこと書いてるかもしれないけど少なくとも今は思い出せない、くらいない。

↑の方で「バカのキャラは好きだけどボケがつまらない」なんてこと書きましたけど、バカのボケがどうこうというより、ボケへのツッコミの方がどうも自分の中ではハマってなかったようです。

それがなければ評価プラス0.3ぐらい上がってたかも。

でも他の方のレビューではヲタの声×って全くないからたぶん自分が合わないだけなんでしょう。

<2019/9/24 補足>
ヲタの声が苦手、というのは正確に言うと「ヲタのツッコミの時の声が苦手」というかなりマニアックな苦手です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 61

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1話切りした人もったいないですヨ

2019夏アニメ開始早々
「女子高生の無駄づかい」1話観て視聴断念してました。

あにこれも途中まで今期ナンバーワンの地位を走っていたので
ずっと自分には合わない作品だと思っていました。。。。

後日、たまたま
11話を観て「あれ、面白いぞ」と感じてしまい、
10話を観て「えっ、面白いぞ」と感じてしまい、
 2話を観て「うわ、面白いぞ」と感じてしまい、
 3話を観て久しぶり声を出して笑ってしまいました
 4話5話6話7話8話9話観た後に改めて
 1話をみて「あぁ、やっぱいちばんおもしろくない」でした。

1話切りした人もったいないですヨ

投稿 : 2025/02/15
♥ : 50

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

他愛もないから残らない

だらだら日常コメディー。
とりたてて、ストーリーはありません。
濃い個性のごった煮を楽しむアニメです。

中心人物は、バカ、ヲタ、ロボ。
バカは文字通りバカ。
ヲタはヲタの割には常識ツッコミ人。
ロボは無機質マイペースな変人。
三人のやり取りはトリオ漫才といえるでしょう。

脇を固める、ロリ、マジメ、リリィ、ヤマイ、マジョ。
皆それぞれのポジションで光っています。
あと、ロリ婆、マジョ妹、担任ワセダ(男)もツッコミ担当で加えておこう。
なかでもワセダのツッコミは一流。
その間髪入れない的確な技術は是非習得したいです。

私のお気に入りはヤマイ。
どうしても中二病患者を見ると楽しくて。
彼女の唯我独尊的な言動が微笑ましくて仕方ありません。

時々ツボに入る瞬間があって、笑いが止まらなくなります。
でも、どこだっけ?と今は思い出せません。
瞬間的突発的に笑ってストレスを解消する作品だから、まあいっか。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 39

72.7 7 文化祭で友情なアニメランキング7位
俺を好きなのはお前だけかよ(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (483)
1942人が棚に入れました
ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする? しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!! もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げれれた「想い」とは――……「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。……やめだ! やめやめ! 「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな! そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!! 自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子たちのちょっと刺激的な学園青春(?)コメディー、ここに始まる!?

声優・キャラクター
山下大輝、戸松遥、白石晴香、三澤紗千香、内田雄馬、三上枝織、東山奈央、斉藤朱夏
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲスを気取ったヘタレに需要無し ※酷評注意

原作未読


うーん、、、小道具の“ベンチ”だけが面白かった作品。
なんならベンチにスポットライト当ててヘンデル『ハレルヤ』でも流せば上方修正してたかも。

原作小説はアンチ学園ハーレムが執筆動機っぽいのですが、少なくともアニメでは「どこが?」って感じでハーレム色は濃かったように思えます。

他のレビューでも吠えてますし、あらためて自分の嗜好を言っとくと、ラブコメはキャラの行動言動で“キュン”と出来るかが評価基準。キモくてもしゃーないです。
二次元の外見に惹かれたり「かわいいからまぁいっかー」となることはまずない。
その視点で本作を捉えると、、、面白くないです。
いくら可愛い(という設定の)女子を逐次投入されたところで「そこじゃないんだよ!」となるわけです。

女子の中ではメインの三色院菫子(CV戸松遥)/パンジーの魅力に引っ張られ完走することはできましたので、需要はゼロではないと思いますよ。以下、ダメな理由。


■取り巻きの女子がちょっと…

パンジー以外浅い。考えたり悩んでたりしてる形跡なしですよね。ビッチだとかアバズレだとか主人公くんに形容されてキャラ付けの努力はしてたのでしょうが、それ以前の問題で思考が現実の女性とは乖離し過ぎていてついていけません。
ひまわり/コスモス/あすなろ/ツバキ/サザンカ等々記号的な存在を超えないため、パンジーとの三角関係発展すら想像だにできなかったし、ひまわり/コスモスに至っては早々に私はモブ扱いしてました。
ラブコメのメインストリームを担える女子がいませんでした。


■ゲスではなくヘタレ

ジョーロがしょぼい。
1.{netabare}その発想はないっしょ
 恋愛マニュアルに沿った行動して、それすら能動的に女の子にアクションをかけるものではない。そのくせ、意に反した反応を女の子がとれば“ビッチ”“アバズレ”認定してしまう典型的な童〇思考。
 実践なきヘタレ野郎っぷりが第1話から展開されてたので正直きつかったです。そう第1話からさっそく無理ゲーでした。{/netabare}

2.{netabare}終盤でもそうなん?
 ホースの進撃からいったん身を引いて土壇場で反転攻勢!への共感ができないできない。
 本件に限らず「あなたは勝てますよ」と他人に担保してもらわないと動けないのはヘタレ以外の何者でもないのであります。{/netabare}


主人公のジョーロくんが策士っぽい設定だったからこそ、それとの乖離が気になった次第です。


■最近の流行なのかもしれませんが…

{netabare}TV放映分での結論が出てません。
終盤の重要キャラ“ホース”の登場も最終話手前の第11話。収拾つけるのは難しいしつけませんでした。{/netabare}

{netabare}“気になるので続編wktk”となるか“は!?だったらみねーよ”となるか。迷うことなく後者ですね。さようなら!{/netabare}



「実践」に勝るものは無し。もちろん書籍から得る「知識」だって糧となることを否定はしません。
リアリティをもって感情を揺さぶる筆力のある者か、エモさ全開でエンタメに振れる筆力のある者の作品を商業ベースでは主流にしてほしいもんです。
たまたまなのかアニメ化されるラブストーリーないしラブコメってこんなのばっか。

童貞か引き籠りが妄想で書いた自己満の作文見せられてるようで耐え難い。浅くて薄くて時間の無駄。


奇しくも自己満足作文ばかりを読んで育つとこうなりましたみたいなのが主人公ジョーロくんと言われればとてつもなく説得力あるんですがどうなんでしょうね。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------
2020.07.11 追記

最終回後、原作者がラジオで「原作知ってれば1クールで収まることないのわかりきってたことじゃないですか」と仰られてたとか。
…たぶんこういうところなんだと思います。


2020.01.08 初稿
2020.07.11 追記

投稿 : 2025/02/15
♥ : 55
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

観終わった

2話までの感想{netabare}
あれ?面白い?
八方美人を演じてたら窮地に陥ったって話…になるのかな?
今後、他人(主人公)を利用するだけ利用して、自分に都合が悪くなると責任を他人(主人公)に押し付ける連中を見返す展開になるのなら結構良いかも?

とりあえず2話での主人公の言い訳は、「オレもサンにパンジーは不釣合いだと思ってたんだ」「『パンジーなんかよりお前の方が良い』と振り向かせられると思った」じゃダメだったんかなー?
と思うが、あくまで俯瞰で見てるから言えることで当事者だと一杯一杯で難しいか。
まぁそれ言ったらラブコメが成立しなくなっちゃうけどね。
ぶっちゃけ「他の女より私の方が良いと分からせてやる・振り向かせてみせる」ってガッツの無いヤツが踏み台に利用した主人公に責任追及するのは身勝手だなぁとは思わなくもない。
他人を責められるほどお前はそんなに偉いのか?と。
ってことで復讐(カタルシス)に対する溜め(フラストレーション)パートだと思ってるんだけど、そうじゃなかったら単なる胸糞なワケで…いやぁどうなるんだろう?という意味では結構次回が楽しみな作品。
とはいえまだ2話なので、これから更に絡み合う話になってくのだとしたら…胸焼け起こすかもw{/netabare}

3話感想{netabare}
良い最終回だった。
2話で懸念してた「これ以上人間関係こじれるようだとさすがに胸焼け起こしそう」も杞憂に終わり、スキっと解決してホントに良い最終回だった。
但しあくまで問題が長引かなかったのが良かっただけで、その内容自体は「?」。
パンジーが実は巨乳の美人で…そこは「おいおい」と呆れ気味だけどまだいい。
巨乳は良くて貧乳はダメってのもよくワカランところではあるけど、問題は「そこまで嫌う?」のがイマイチ共感できない。
そうだなぁ、パンジーは折角ストーカーってことなので、もっと重篤で「期待に背く行動をしたらミザリーされかねない(こんなの私の好きなジョウロじゃない!、と殺されそう)」みたいな、なんか「この人と付き合うのは身の危険を感じる」という所を見せてくれないとあそこまで性格を嫌う理由が分からない。
または虚言癖で「レイプされました妊娠しました責任とってください」なんて言い出しそう、ってことなら関わらないようにする・図書館に行くのを避けるのも納得なんだけど、そうでもない。
これだったら“変態だけど可愛ければ~”のキャラの方がよっぽど付き合いたくないw
ってかそこまで嫌うならそれこそ2話でサンから相談受けた時「アイツだけは止めとけ」と言うでしょー、親友を第一に考えてることの説得力にも関わらない?
なんかトラウマでもあって「他の人は平気かも知れないがオレはどうしてもこういう性格はダメなんだ」って話でも今後あるのかなぁ?

と、自分の2話までの感想を読み返してみて気付いた。
この作品のキャラ達は「心変わりを許容する・期待する」価値観なのかそうじゃないのかがよく分からない。
恐らく物語の最後は「パンジーいいよな」になると思うので、作者は許容する精神でありながらキャラにはそれが無い前提で話を作ってる?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
うん、まぁ…こんなだよね。
ジョーロが3話までに迷惑かけられた連中を許したことについては、下心があるんだしまぁって感じ。
そうはいっても…新聞部の言うことを一方的に信じるって、そんなことあるんかいな?
いやあるんだけど…新聞部の言ったことだから間違い無いだろうと思考が止まってるヤツ、そういうヤツが大半であるなら人を陥れ放題だなぁとは思ってて。
ってことで6話は案の定ソレだったってオチで。
そこまではいい、そこまではいいんだ。
ただ…なんでジョーロを良いヤツみたいに演出したがるんだろう。
自分を悪者にして背中を押した?いやいや、普通にガチ怒りしたでいいんじゃね?
記事を無批判に信用させられる新聞部という「権威」を傘に着たというか、その権威に傷がつくというか、場合よっては廃部にまで追い込めそうじゃん、女子ネットワークとはワケが違う。
パンジーに友達作るよう仕向けたのは感謝のお返し?いやいや、体は好みだけど性格が嫌いって話だったじゃん?
今までボッチだったので友達作れば性格変わるかも?と自分好みに仕立て上げようと画策した、でいいじゃん。

なんでそんなにジョーロを良いヤツにしたがるのかちょっと意図が分からない、これは3話の「親友思い」でも引っかかってたことなんだけど。
下心アリアリの下衆野郎だから気にしないで居たのに、良いヤツだとスルーした部分にケチが付くというか…う~ん…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何やってるんだか分からなくなってきた。
なんかこう、イマイチ考え方に共感どころか理解すらできない。
ジョーロはハーレム目指しておきながら他人(他の女性)が何か下心ある素振り見せたらビッチ呼ばわりなの?
本絡みの一件は、キッズアニメでよくある「一人で抱えないで仲間を頼れ」って前提の元、そうでない行動をした主人公が責められてた…のか?
どうでもいいプライドにしがみついた結果誰かを傷つけたのなら責められても仕方ないけど、誰か傷つけたっけ?
まぁ本絡みに関してはまだ続くのかな?探すのを手伝ってくれた二人はこの後出てくる?{/netabare}

最終回?までの感想{netabare}
ありゃー、参ったね。
最終回の終わり方についてあれこれ下書き書いてたのだけど、そうしてる間に同期放送作品の“星合の空”の最終回が放送されて、そっちのがもっとアレだったらしい。
そっちの作品は私は1話で視聴切っちゃってたんだけどね…見続ければ良かった?
ってことでゴチャゴチャ書いてた下書きもどーでもよくなっちゃったw
それにしても今期ちょっとヤバいの多くない?
これまた他の作品の感想で触れたけど「ちゃんと締めてるだけマシなのかも?」という、我ながら基準がもう訳ワカラン。

と、とりあえずこの作品に関して言えば、3話まで見れば良いんじゃないかな?
そこから先は見ても見なくてもいい。
個人的に一番期待してたのは、前半パンジーが余裕ぶっこいてるポジションだったので、それが吠え面かく展開来ないかな~と思ってたのだけど…実際それに近い展開にはなったのだけど、その一方で今度はツバキという余裕ぶっこいてるポジが登場しちゃって。
じゃあ次はツバキが吠え面かく展開を…となるだけで、キャラの役割が変わっただけで構成は一緒なのを繰り返してる様に感じてしまった。
表現が辛辣すぎるかもだけど、引き出しが少なすぎじゃね?と。
主人公の心変わり自体はそれがテーマだろうからいいとしても、他のキャラの心変わりっぷりはなかなかついてくのが難しかった。
でも最後の恋敵を蹴落とすための裏切り投票は「ですよねーw」って感じで笑えた…のだけど、それがよりにもよって「続く」でウラがあるような無いようなで素直に受け止められない。
なんでこんな作りにしちゃったんだろう…それでも“星合の空”に比べればマシなのかなぁ?と思うと…う~ん…。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 15

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

お前だけか?

2020.10.28 視聴完了。

タイトル通りだったのは最初だけでしたね~
面白い入り方なので期待したけど・・・

山下大輝さんは上手だし女性声優たちも頑張ってたのにね。
都合よく新キャラ出てきて都合よく問題が解決されていく。
窮地にたち後に誤解だとわかり和解、そんなパターンばかり。
一番引いたのは女子グループが
あれだけ悪口言ってたのに・・・所。
誤解解けてもああはならないのでは?
愛の反対は無関心とよく言われますが
では嫌いの反対は本当に好きでいいのか、ちょっと考えてしまった。

そんなに嫌われるのは嫌ですか?
全ての人に好かれるなんてそもそも不可能なんですよ。
作者のメンタル弱そうだね、まあ頑張ってください。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 9

63.8 8 文化祭で友情なアニメランキング8位
わかば*ガール(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (412)
1838人が棚に入れました
「ウルトラスーパーアニメタイム」内にて放映される。

見た目は清楚だがギャルに憧れているというちょっとズレたお嬢様・小橋若葉を中心とした少女たちの日常を描く。


声優・キャラクター
小澤亜李、井澤美香子、M・A・O、村川梨衣

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

きんモザファンは、刮目して見よ。

2015年7月~9月に放映されたショートアニメ。
1回8分 ×全13話+OVA1話。

主人公は、「ギャル」に憧れている世間知らず箱入りの黒髪お嬢様。
普通の家庭の娘が行く女子高に通うことになって、
この手のアニメではテンプレですが三人の親友が出来て、
四人一組でともに過ごす日常を綴った、まったりコメディ。

原作者は、「きんいろモザイク」と同じく原悠衣さんですので、
シナリオのロジックが同じですね。

お嬢様と庶民のギャップが基本的な路線ですが、
出てくる娘達の表情が可愛い。
ネタに溢れてて会話が面白い。
四人四色で個性が出ている。

一見可愛くて、ほわほわ~な世界なのに、
ほんのりと会話の中に毒が混じってる。
そのブラックさが、きんモザと同様に笑えるのですよね。

一回一回は短いですが、きんモザにも引けをとらない面白さでしたので、
四コマ系統が好きで未見の人がいたら是非!おすすめしたい作品でした。

これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 37

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いわゆるお嬢様で女子高生の小橋若葉と、クラスメートとの日常を描く。

「ごきげんよう! 小橋若葉ですわ」

小橋若葉、春から高校1年生。

正真正銘のお嬢様ですが、普通の女子校に入学しました。
新生活では見るもの全てが新鮮で、毎日はしゃいでしまいます。
そんな彼女の目標は……ギャルになること!?

変なお嬢様と個性派クラスメイトたちの交流を描く
4コマコメディ、いよいよTVアニメスタート!

各話リスト
一葉「夢は女子高生です」
二葉「Dカップでお願いします」
三葉「ギャルへの道のりは遠い」
四葉「これが包丁ですか」
五葉「お嬢様はずるい」
六葉「布の面積が少なすぎます」
七葉「もしかしてスナイパー」
八葉「ドンドコドコドコ」
九葉「若葉ちゃんフィーバー」
今回のエピソードでは、本作の主題歌を担当しているRayさんがCVを担当したキャラクターも登場しているので是非チェックを!!
十葉「それは無理ですわ~」
十一葉「堕落人間製造機械」
十二葉「その目をやめろ」
十三葉「普通の女の子」

『きんいろモザイク』でお馴染みの原悠衣さんが手掛ける4コママンガ『わかば*ガール』がTVアニメ化! 
変なお嬢様と個性派クラスメイトたちの交流を描く4コマコメディ、要チェックです!!

2015年夏アニメ注目の作品を紹介!
40本以上の作品が勢揃いした2015年夏アニメ。怒濤の新番組ラッシュを前にして、どのアニメを見ればいいのかとまどっている人も多いだろう。

■「ウルトラスーパーアニメタイム」
TOKYO MXとBS11でスタートしたオムニバスアニメ枠。ウルトラスーパーピクチャーズ(USP)が立ち上げに関わっており、サンジゲンやライデンフィルムなど、USP傘下の作品を中心に3本のショートアニメをオンエアする。2015年夏は、堀江由衣さんがキャラ原案と主演を務める「ミス・モノクローム-The Animation- 2」、荒ぶる黄獣が三度帰ってきた「うーさーのその日暮らし 夢幻編」、普通の女子高に通うお嬢様の日常コメディ「わかば*ガール」をラインアップ。秋以降もニュースアプリをアニメ化した異色作「ハッカドール THE あにめ~しょん」をはじめ、同枠ならではのユニークな作品が控えている。
USPのイメージキャラクター・スピカとスマ子は番組のナビゲーターを担当し、オープニングでは歌とダンスを熱演している。スピカ役は石原夏織さん、スマ子役は小倉唯さんと、声優ユニット・ゆいかおりの2 人が起用され、今後の企画も気になるところ。作品でコラボレーションなども行われるのか、予想の付かない展開でファンを盛り上げていく。

『わかば*ガール』は、原悠衣による日本の4コマ漫画作品。2010年から2011年に掛けて創作工房の雑誌『乙女通信』で第3話まで連載された。同誌の休刊により未完となっていたが、著者のブログ「Hara*Rira」に掲載された第4話、描き下ろしの最終話を加えて、2013年に、まんがタイムKRコミックスレーベルから単行本として刊行された。

2015年3月19日発売の『まんがタイムきららMAX』誌上で、本作がTOKYO MX、BS11の『ULTRA SUPER ANIME TIME 1stSEASON』内にて短編テレビアニメとして放映されることが発表され、同年7月より9月まで放送された。

2015年7月より9月まで、ウルトラスーパーピクチャーズが企画するアニメ枠『ULTRA SUPER ANIME TIME』で、『うーさーのその日暮らし 夢幻編』、『ミス・モノクローム -The Animation- 2』とともに、30分枠の3本立てショートアニメのうちの1本として放送された。1話約8分・全13話。なお、アニメーション制作のNexusはウルトラスーパーピクチャーズ傘下ではないが、同社が協力としてクレジットされている。

オープニングテーマ
「初めてガールズ!」
歌(第1話 - 第8話、第10話 - 第12話) - Ray
歌(第9話) - 一年藤組(小澤亜李、井澤美香子、M・A・O、村川梨衣) 第13話は未使用。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 25

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期良作多すぎィ~♪(5話まで視聴して)。

※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です

>5話まで視聴して
「スーパーヒーロータイム」でしたっけ?・・(適当)。
あ、確認したら「ウルトラスーパーアニメタイム」でしたw。

本当は本作は1話をチラ観してみたけど、その後完全スルーしてたのですが
たまたま”うーさー5話”を観たあとに、惰性でそのまま放送を見ていたら
MAOさん演じる真魚さんwに魅了され

「あ、なんか面白そう」と思い
1話から見返してみたらどっぷりハマリ気味になっています。

これは、今期の”難民キャンプ枠”として申し分ないです!!!!!!!!。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 10

79.0 9 文化祭で友情なアニメランキング9位
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1235)
6815人が棚に入れました
ネトゲの女キャラに告白! →残念! ネカマでした☆ ……そんな黒歴史を秘めた少年・英騎が、今度はネトゲ内で女キャラに告白された。まさか黒歴史の再来!? と思いきや、相手であるアコ=玉置亜子は本物の美少女! でもリアルとネトゲの区別が付いていない、コミュ障ぼっちの女の子だった!? 英騎は彼女を“更正”させるため、ギルドの仲間たちと動き出すのだが……。

声優・キャラクター
豊永利行、日高里菜、水瀬いのり、M・A・O、大和田仁美、南條愛乃
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ご都合主義が・・・。

原作未読。ネドゲ未経験。

ネトゲとリアルを混同し過ぎている女の子とネトゲとリアルを別物と考えすぎている男の子のラブコメディといった感じでしょうか?
ただし、後半はラブコメ要素が薄れ、ネトゲあるある的な話が多くなるかなぁ・・・。

{netabare}
タイトルから『ネトゲの中で結婚した相手が同じ歳の可愛い女の子だった』という事実を主人公が知るまでの話をもう少し引っ張るのかと思っていたんですが、あっさりと第1話で・・・。
個人的には、この展開の速さは高評価です。
むしろこの後の展開の方が気になりますし・・・。
{/netabare}

作品中“ご都合主義”が大量発生します。
ご都合主義が気になる人には不向きかも。
私は、この“ご都合主義”もこの作品の魅力の一つかと思い始めているところです。

結局最後は『課金』って、ネトゲってそんな物なんですかねぇ?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 61
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鏡の国のあこ

あいまいな現実と非現実の境で悩みながらも、恋や友情に奔走する少年少女を描いたアニメの様です。

ぱっと見た感じでは、主要キャラ中、現実と非現実の境界を区別出来ていない様に見える亜子が特異な存在として映りますが、もしかしたら現実と非現実の境界を確たる理由も無く線引きしている英騎と茜の方が、そう言った区別が出来ていないのかも知れません。

作中で周知されている考え方に従えば、ネトゲに限らず、ここあにこれも非現実に含まれ、それどころかデジタルデータを介したもの全てがこの認識に含まれる事になります。デジタルなもの以外でも、私たちの身近には紙媒体の本や音楽、就寝中に見る夢など、彼らの言う所の「非現実」が至る所に存在しており、これらを非現実とするならば、現代人の多くは殆どの時間を非現実がひしめき合う中で生活していると言えます。

身近にいる人や付き合いの長い人でも、強く心を閉ざしていて、その胸の内をちらとしか見せない人はいます。また一方で、顔も見た事も無く、音声で会話した事も無く、触れた事も無い存在に対して、私たちは興味を抱いたり、理解を示したりする事もあります。※本やアニメのキャラに対して好意を持つという感情をごく自然に持ち合わせている人も、あにこれに限って言えば結構いるのではないでしょうか?(私もその一人です。)帰結として全て現実だと言えると思います。
{netabare}
リアルの(ここではネットの外という意味)英騎を知っていながら、ルシアンが好きでいられる亜子は、作中で評価されているのとは逆で、良く現実を見ているのだと思います。それにしても英騎と亜子は毎週に渡って仲睦まじい様で、5話終了時点でもう最終回にしちゃっても良かったんじゃないかと思えた程でした。現実でも早く結婚しちゃえばいいのに‥。でも高校生だからまだ早いか‥。6話エピローグはやっぱりね☆(某かわいいレビュアーさん風に)でした。

7話は水着回で、ラスト~8話はアカウントハックの危険について触れられていました。この作品の様にギャグ重視、ラブコメ色の強い作品で、現実的な問題を取り扱っている作品は珍しいと思いました。好感が持てます。

9話は女子4人でお泊り会。お約束のお風呂シーンは正直どうでも良かったんですが、何の脈絡も無く、唐突にオンドゥル語が飛び出した時には吹き出しました。ネトゲの嫁は全体を通して分かる人にしか分からないメタなネタが多いのですが、既知の人に対する破壊力(不意打ち)が強烈です。
お休み前のシーンでは、珍しくも巧妙な、あこの誘導尋問によって、茜、マスター、奈々子の本音が暴露される。罠にはめられた3人の反応が面白かったです。

10話、ネトゲにおける、延いてはネット上におけるトラブルについてその2。ネトゲもそうだと思いますが、あにこれもマナーを守って楽しく行いたいものです。身勝手でえばっている人がいると空気が緊張してしまいます。ネット住人への戒めとして、8話同様こちらも全ての人に視聴して頂きたい回でした。作中で描かれる様な嫌な目にあっても、英騎達の様にへこたれず前向きに物事を考えて行きたいものです。

最後の最後は凡庸な終わり方でしたが、きれいにまとまっていたと思います。英騎と亜子の関係は今後しばらくはそのままという感じがしますが、このアニメが今後もネット上のあれこれの問題を扱うならば、2期以降もネタには全く困らない様に思われました。

作画に関しては私はあまり気にしない方ですが、回によってはキャラのあごが尖り過ぎの印象も若干見受けられました。個人的には丸い方が可愛いと思います。
{/netabare}
ネトゲに耽溺した経験が無いので(かなり前にディアブロ2を100時間程プレイした事があるだけ。ちなみにオフラインのゲームは大好きです。)断定は出来ませんが、こう言った世界では少なからずプレイヤー同士の利害関係が存在し、それに基づく評価や序列生まれます。運営側がそれを設けている場合はより顕著であり、加えて、課金やタイムサービスの様なシステムがある場合、競争はさらにエスカレートしていく傾向にあります。そんな中で人間関係を構築していく事は、ビジネスで人間関係を結んでいく事とかなり似通っており、楽しむ事を本義としているゲームとしては不健全である様に思えてなりません。(ビジネスを楽しむという考えの人は別ですが)

過去にオンラインゲームに嵌っていた友人がいて、中毒といって良い程の執着を持っていたので、冷静になる様に忠告をした事があるのですが、苦笑いで茶を濁されてしまいました。こういった状態になると他人の言う事など聞く耳持たなくなる様で、あるいは分かっていてもやめられない状態になるらしく、傍目から見ていて不憫でした。(私個人の考えですが、純粋に楽しんでいるならともかく、競争への執着やそれによって得られる優越感が主だった報酬となってしまっては、もはやゲームとは言えぬのです。ゆえにそれらとは無縁だった幼少期にプレイしたゲームはどれも輝いて見えるのだと思います。)

課金やプレイ時間である程度の評価を獲得出来るネトゲと違って、あにこれではそんな事はないですよね。多分‥。人気のレビュアーの方は優しかったり、良い文章を書いていたりするだけなので‥。

今まで見たネトゲを扱うアニメ作品のいずれも、上記の様な負の部分を無視したり、面白おかしく描いたり、美化したりしているきらいがあります。実の所それが理想なので、端折ってしまった方がアニメとしては楽しいのですが、その事でネトゲに対する幻想を抱く人が現れてくるとしたら危険なのかも知れません。

疑り深い自分はこういったアニメを見ると、何だかネトゲ製作会社の遠まわしのコマーシャル戦略なのではないかと邪推してしまう事がありますが、この作品については杞憂でした。7話ラスト~8話終盤にかけて、このアニメではネトゲ住人のみならず、あにこれにいる皆さんにとっても、とても大切な事を教えてくれています。ルシアン先生の講義を聞いて、アカウント管理の大切さや、ネット上での人との付き合い方について学びましょう。「そんな事とっくに知ってるよ」という人にも気を引き締めさせる効能がありますので、ネット上に身を置く全ての人に見て欲しいと思える回でした。
{netabare}
それにしても、この手の作品ではもうお約束なので、今さら指摘する程の事でもないのですが、主人公以外全員美少女というのは何とかならないのかと思います。(男性にとって可愛くて、目の保養になったとしても)パーティーメンバーが全員同じ学校に通っているという点も、いくらなんでも出来過ぎだと思ってしまいました。
{/netabare}
全話視聴を終えて。最終話に至っても、登場人物のそれぞれが、現実と非現実の境界をどの様に捉えていくのかという点については、未解決な部分が多く残されましたが、英騎と亜子に限っては互いに分かち合うものを得ていた様に思われました。出会いを美化するばかりでなく、ネット上で起こり得る身近な問題に、ちょくちょく、ちくちく触れていた点にも好感が持て、最後まで楽しく視聴する事が出来ました。

※:アニメや映画に登場するキャラに好意を持つ事は個人的にはごく自然な感情だと思いますが、それを演じている声優さんや俳優さんをキャラと混同して考える様になると冷静さを失っていると言えます。これは現実を見ているとは言えません。当然ですが、演者はキャラとは別の人格を持っており、キャラとしての人格を与えたのは原作者や監督、脚本、キャラデザ、声優など様々な人達です。
個人が作るネット上のアバターも声優さんや俳優さんたちの演ずるキャラとほぼ同じですが、作中の英騎と亜子はネット上で自分の性格を偽ったり、作ったりしなかったので、現実で会った時にも割と簡単にギャップを埋める事が出来たのだと思います。 {netabare}常に英騎の本質を見ている亜子は、アカウントハックによってルシアンの中身が変わった時もすぐに見破りました。{/netabare}

※:鏡の国のあこというタイトルは、もう一つの現実を見る事で元いた現実を正しく見るという意味で、不思議の国のアリスの続編の題名から引用させて頂きました。でも鏡の国のアリスはそんな明確なテーマ性を持っている作品ではないので、未読でこれから読もうとしている方は童心に返って読む事をお勧めします。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 27

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作はタイトルで避けてました、面白かったです、ごめんなさい。

原作は同タイトルのライトノベル(電撃文庫刊)。現在、原作未読です。

2016.06.25: 観終わったので更新

ライトノベルは有名作品についてはそれなりに読んでると思うんですが、本作に関してはそのタイトルからなんとなく回避していました。ちなみに『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』もそんな感じです。大変申し訳ないんですが、タイトルはあまり面白そうな話に思えません(笑)。

で、そういった作品でもアニメ化でテレビ放映されると、視聴はタダですので気になってた作品は観てみることも多いんですが本作もそんな感じで視聴を始めました。

めでたく最終回まで観終わりました。個人的には今期の作品では面白さ上位でした。タイトルで避けててごめんなさい(笑)。

原作者がどんなつもりでお話を作ったかは知らないんですが、本作には「アイデンティティ」というものに関する重大な問題提起が含まれているように思います。

本作はネトゲ(オンラインRPG)をプレイする上での「あるある」が一つの見どころなのだとは思うのですが、意図したものなのかはわからないのですが「ネット内人格(アバター)と現実社会での人格の同一性/乖離性」って結構普遍的なテーマだと思うのです。

ネトゲ上の出来事と現実の区別を区別しないことを作中で問題視される本作ヒロインのアコ(亜子)ですが、自分としてはそんなに変なことを言っているようにも思えないのです。

別に私はネトゲにハマってませんけれどもたとえば複数の SNS を利用してまして、それらの SNS ではもちろんアカウントのみ知っている人もいますが、リアルに知り合いな人もかなりたくさんいます。

で、SNS 上での振る舞いとリアルのそれを変えているかというと、私の場合ほとんどそんなことはありません。たぶん「あにこれ」の私しか知らない人が現実の私と話をしても、大きくイメージを変えることはないんじゃないかと思います。(まあ、本名とハンドルは違いますけれども)

まあ、主人公のルシアン(西村くん)のように「ネトゲと現実を区別する」ことをしないと生活に支障が出るかもしれないのですけれども、逆にそれは必要最小限で良いのではないかと思うのです。

第9話でのアコの例え話には、一面の真実が含まれていると思うのですよ。最終回で亜子が求めた「ご褒美」もそうですね。

だからまあ、法律上の夫婦じゃないかもしれませんけど「亜子は西村くんの嫁」で良いじゃないですか(笑)。(…気持ちの上でだけでも)

※2017.4.13誤字修正

投稿 : 2025/02/15
♥ : 55

75.2 10 文化祭で友情なアニメランキング10位
恋と嘘(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (641)
2933人が棚に入れました
満16歳になると結婚相手が通知される超・少子化対策基本法、通称ゆかり法が施行されている世界を舞台に、少年少女たちの未熟で儚い禁断の恋模様を描く。

声優・キャラクター
花澤香菜、牧野由依、逢坂良太、立花慎之介、谷山紀章、黒沢ともよ、喜多村英梨

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最終回、あの会話シーンはナシ!

原作マンガは未読です。「原作が少し気になったので、アニメでお試し」というのが主な視聴動機ですかね。

要は「少子化対策のために様々なデータに基づいて政府が理想的な結婚相手を斡旋してくれる」といった仕組みが制度化されている世の中のようです。

ある意味『アイドル事変』のアイドル議員よりも実現性の点で無茶な設定とも言えるかも。こんな制度を実現しようとしたら「結婚相談所」的なビジネスは壊滅で民業圧迫ここに極まれりという感じですからね。

ということで、ストーリーの評価は設定うんぬんというよりは世界観との整合性という目で見たいところです。

主人公の根島由佳吏(ねじま ゆかり:通称「ネジくん」)は、幼馴染み的に想いを育んだ高崎美咲(たかさき みさき)と政府通知によって定められた相手である真田莉々奈(さなだ まりな)のどちらを選ぶのか?

そして美咲が政府通知の相手であったかもしれない疑惑や、ネジくんの友人であり美咲との間にも何か秘密を共有していそうな仁坂くん、挙げ句の果てには美咲のネジくんへの想いを探るために美咲に近づいたことがきっかけで美咲と莉々奈に深い友人関係が成立してしまったりとか、同時期に放送された『ゲーマーズ!』とは別な意味でいろいろと拗れた話になりました。

12話という話数と原作未完という事情から、最終回での着地点にことさら不満はありません。しかし最終回Bパート、ヒロインふたりがあの会話をする場面において、あの状況は演出的にナシだと思います。

いくら守秘義務がありそうな職種とはいえ、ふたりの会話を他の人が何も動じずに聞いているのは、世界観との不整合という点で極めて不満です。最後のあの写真撮影に応じる点についても同様です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 45

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

薔薇が他の名前で呼ばれようとも…やはり甘く香ることでしょう。

この世界観、大好きです。
まさかこんなお話だとは…思いもしなかった。


超・少子化対策法というものが存在する近未来設定。

国から、個人の遺伝子情報を基に選ばれた『恋人』を通知され、恋愛をし、結婚をしなけらばならない。(拒否すると社会的ペナルティ有)

通知を受けた16歳以上の少年少女の自由恋愛禁止。


まず思ったのが、

同性愛者は?
子供が出来ない人は?どうなるの?
という事でした。

(簡単な事、国の徹底した管理をしている為、そういう人達には『通知』はこないのです。)


この作品は、このような社会に生をうけた、主に4人の男女の『心』が丁寧に描かれています。


主人公の『ねじ君』は『美咲』の事がずっと好きでしたが、16歳で『通知』がきます。美咲に勢いで告白したら、美咲と両思いである事が判明。

ねじ君の政府通知の相手は、才色兼備、純粋で、儚げな、とにかく!可愛い女の子『りりな』(エッチ)

そして
校内一番の美男子、『仁坂君』ですよ!
彼もねじ君の事が好きなのです。


ねじ君の『通知』がきっかけで
4人の苦悩が始まります。


痛いほど、優しい4人。

何か秘密を抱えているであろう美咲は
少し、生々しいです。
結構卑怯なところもあって
うーん…


報われないのが、仁坂君ですね。
彼は、『友人』として、ねじ君の側に居ることを選びますが 、、
相当苦しいはずです。


作中の、文化祭での『ロミオとジュリエット』のシーンは大好きです。
報われない想い、愛、を台詞にのせて演じる、美咲と仁坂君に感動しました。

あと、時々はさまれる、お笑いも、優しくて、ほんわかします。埴輪、古墳(思いだし笑)



はたして
このような社会構造は、平等なのだろうか?
差別的なのだろうか?


私の中での『恋愛』の割合は…どれくらいを占めてるのか。
考えてみた。けど、よく解らない…

思いっきり『恋』したいんだけど…

ただ、『子供を産むため』の繋がりだけは、
嫌。絶対に嫌。


こんな社会構造になったら、


私はどうなるのかなぁ
(意外と楽しいかもしれない)







あ、
キスシーン、かなりエロいですよ~



こういう作品こそ、2期あって欲しい!熱望!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 36

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

僕らは恋をして嘘をつく ただ一つの気持ちを守るために

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作 ムサヲ 監督 宅野誠起 構成 高橋ナツコ 音楽 横山克
制作 ライデンフィルム

さあさあ、またまた来ました「構成ナツコ」今まで良かったと思う作品はありません。
いきなりOPドンドンパンパン(笑)変なキャラデザ。
さて1話切りか・・・・んん・・・面白いじゃん!

原作力は高いです。DeNAのマンガボックス連載コミック。
16才になると結婚相手を厚労省(政府ではなく霞が関)が決めてしまう近未来社会。
すべての男女に対する最も理想的な相手をコンピューターが決める。

これは世代によって意見が違うと思います。

10代~30代 ふざけるな!自由恋愛禁止なんてディストピアだ。
40代~50代 結婚できるんならいいんじゃね。国が責任を取ってくれるんだろ。
60代以上  俺は(私は)見合い一回目の相手と結婚して、子供を育てたし添い遂げる予定だよ。

戦後復興期の日本人の多くは適当な相手(年齢だけは順守)と適当な見合いをして、ほとんどは離婚せず同じ墓に入るのですが、
すでに忘れられた歴史なのかもしれませんね。
統一教会の合同結婚式などと言うネガティブな事件(?)もあったし。

この作品は16才になって予定通り結婚相手の通知が来た少年少女の、
恋愛観、人としての成長、忘れられない想い、社会環境、家族
を比較的丁寧に描いた社会派恋愛アニメです。
そして、物語としてとても面白い物でした。
悩みも深くなく、流され、周囲に祝福されたり、初恋の相手と語ったり。
この作品に違和感を感じた人は、社会状況と言うものの理解が足りないかもしれません。

脚本は相当こなれています。大ベテランですからやればできる子ですね。
連載中なので結末は描かれませんが、社会がこういう形で回っている以上、
個人の結婚相手が誰になろうとあまり意味がないことだと思います。

男女が出会い繁殖活動をすると言うこと。
恋の部分が抜け落ちていますが、一生添い遂げたとしたら尊いものでは無いと言う資格など誰にも無いでしょう。
この社会では、恋は病気として丁寧に対処しているようです。
ディストピアかユートピアか?これはSFではなく現実の一つのありようです。

人口を増やすために最も適した方法はハーレムです。
歴史が証明していますね。
でも、男性すべてに人権を認めるとしたら、この作品の設定になります。
戦後日本が最も成功した社会主義国家であると言われたゆえんでもあります。

会話は丁寧過ぎず、若い男女の迷える心を感じさせて好感が持てました。
「月がきれい」と対応するもう一つの赤い糸。
16歳は迷ってこその青春です。
『初恋は成就しないほうが幸せになれるよ』(私の言葉ですw)

追記
ひとつ気が付いたことがあります。
16才で政府通知が来るとして、内容が結婚相手の名前でない可能性があります。
「この状態では結婚できない」という通知が来た場合。
感染症や重大な性嗜好の問題です。
早い時期に本人や家族が気づいて治療を行えば高い確率で治癒できます。
現代は完全放置、または無視された状態で危険な人生が待っていたりします。
同性愛の問題も早期協議次第で解決可能なんではと思います。
性と言う重大な問題に蓋をしてしまう現代社会への問題提起となる作品かと思いました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 42

68.0 11 文化祭で友情なアニメランキング11位
放課後さいころ倶楽部(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (289)
925人が棚に入れました
とびっきりの「楽しい」を、キミと!いつもひとりでいること—。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

声優・キャラクター
宮下早紀、高野麻里佳、富田美憂、M・A・O、黒田崇矢
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

軸足が定まらない感じ

京都を舞台に女の子たちがボードゲームを通して友情を深めていく感じ…なのかな?
取り敢えず1話に関してはかなり微妙、というか有り体に言えば面白くなかった

まず京都弁いる?というのが一点
{netabare}京都が舞台だし京都弁もそりゃあっていいと思うけど、モノローグまで含めて無理に京都弁を話させる意味がない
つーか京都を舞台にしたアニメなのに京都弁を話すのが一人だけなので、むしろ京都弁であることが違和感になってしまっている
これが東京を舞台にして京都出身の転校生が主役になるなら分かるけど、京都が舞台だから逆に据わりの悪さばかり目立つ
{/netabare}

キャラの行動原理もストーリーありきでグチャグチャ
{netabare}内向的でクラスの親睦会すら嫌がる主人公というキャラ付け自体は気にならないけどその設定がマイナスにしか活きてこない
クラスメイト相手にまともに話せないまではともかく、ゲームで負けそうになって身動きが取れなくなるってどうなの?と
その割にほぼ初対面の相手に連れ回されて流れで仲良くなるのはゲーム仲間を作るための無理な展開に見える

そしてこの内向的な主人公を引っ張っていく牽引役のツインテも何から何までおかしい
グイグイ迫ってきて道案内を求める…までは分かるけど、「道案内してよ!→迷子ごっこをしよう!」って意味不明すぎる
結果として案内を求めた主人公を逆に引っ張って歩き回ることになるので言動のおかしさばかり目立つ
というか牽引役としてキャラ付けがされているはずなのに本筋のゲームに関しては素人そのものなので、正直存在意義は皆無と言っていい
前半はストーリーを進行させる役割だったのに、後半はストーリーを乱す場面ばかり出てきて単純な役割としても中途半端
もっと純粋にゲームを楽しむ役割とかでも良かったんじゃないの?

ゲーム屋でバイトする委員長と店長に関しては見るべき点もないので割愛
良くも悪くも普通のゲーム進行役って感じ
強いて言えばコワモテの店長ってキャラ付けが「マジで相手をビビらせる店長」となるのはゲーム進行を乱すだけで不要な設定だってくらい
{/netabare}

Aパートの展開が一つも必要じゃない
{netabare}実際のところは主人公と牽引役のツインテの出会いから仲良くなるまでを描いてるから必要なはずなんだけど、本筋を思うと尺の無駄
そもそも、上でも書いたけど道案内を(強引に)頼まれたそばから唐突に迷子ごっこなんて始められて「すごい!楽しい!」となるかって話
特に主人公は内向的で人と同じ楽しみ方が出来ないだなんだと言ってるわけで、そんな人間が一日振り回されただけで変わるかと言うと…

時間を割いてまで描いた二人の交流に説得力がない上に、本筋となる後半のゲーム描写が薄味になっているのでとにかくマイナス
これなら「学校から出た直後に案内を求められる→案内途中に偶々委員長を見かけてゲームの世界へ」くらいアッサリで十分だった
というか導入をどんなに短くしようと違和感は拭えないし、いっそ出会いのシーンはカットでゲームから初めて良かったんじゃない?とすら
{/netabare}

肝心のボードゲームの描写が全然面白くない
{netabare}ゲームのルール自体はちゃんと説明されているので、何をしたいゲームなのかは理解できる
ただ、初めてやるゲームなのに序盤の手探り感も全てカットしていきなり終盤のピンチだけを描写されても、こちらに緊迫感が伝わらない
ルール説明を終えてから少しでも良いので勝ち負けを気にせずプレイする楽しさを描くことは出来なかったのか?

ここまではまあゲームをオマケに皆が楽しむ様子を見せられるなら問題ないんだけど、プレイヤーが全然楽しんでないから雰囲気も悪い
店長が大人気なく一人勝ちしようとするって展開自体は普通に有りがちだから気にならない
ただ、それに対して青髪の主人公が本気で萎縮してプレイを半ば放棄するのは見ていて単純にイライラした
これが罰ゲームがあるような真剣勝負ならまだしも、今回のコレは店長主催のボードゲームお試し会なわけで……
萎縮する理由も無ければ視聴者にそのジメジメした雰囲気を見せる理由なんかもっと無い
観光案内を強要されたシーンでは唐突に仲良くなる癖に、こういうシーンだけ初期設定に沿った内向的な要素を持ってこられても、という感じ
{/netabare}

委員長が介入して主人公を勝利に導くシーンも爽快感がない
{netabare}結局の所序盤中盤がないままいきなり最後だけ見せられても没入できるわけがない
知らないチーム同士の野球の試合を9回から見ているような気分
そして、介入によって得られた勝利を経て主人公はボードゲームの楽しさを知るわけだけど、そこの説得力が全く無い

アニメ的な話で言えば、委員長が介入して勝たせるのはともかく、プレイ中萎縮させる必要はあったか?
ゲームの魅力を感じて少しずつ心を開く様子があるならともかく、プレイ中特に楽しそうにしている様子はない
そんな主人公と負けそうになって文句を言い出すツインテ、勝ちに拘る店長という三人の様子にゲームを楽しんでいる雰囲気は感じられなかった
ボードゲームって皆でテーブルを囲んでワイワイやるパーティゲームの要素が大きいわけで、ゲームの魅力を描くならまずそこだろうと
序盤中盤を丁寧に描いて少しずつ主人公が笑顔になっていって、最後に負けそうになったところを委員長がアドバイス、のほうが収まりが良い

これでは主人公が楽しみを見出だせた理由がただ勝てたから、というだけになってしまう
そんな曖昧な理由で楽しんだところで今後も継続的にプレイしたい!とはならないだろうと
そもそもボードゲームの魅力をテーマにしたアニメなのに楽しさの中核になるポイントを描けない時点で失敗じゃないか?という感じ
{/netabare}

京都を舞台にしたい、女の子同士の友情を描きたい、ボードゲームの楽しさを描きたい、を整理しないで適当に並べただけの展開
そこに繋がりがないから3要素を並べる意味がないし、無理につなげたことでキャラの動きや感情が不自然になっている
京都弁の違和感だったりツインテの声のキンキン感だったりを抜きにしても躓く箇所が多すぎる印象
2話以降はもっとゲームを通した交流を丁寧に描いて欲しい

2話視聴
{netabare}色々酷い

まず開始のモノローグ
絶対あんな陰気な始まりにする必要なかった
周りを見て「楽しいと思えない」とか語りだすと楽しそうに見えない
もちろん直後にノーパンが声をかけてくる所で転機が訪れたってのを表現するためなんだけど、
それなら最初から主人公を笑顔にすれば良いんじゃないの?
理由もなく周りを下に見たようなモノローグで初めて、結局その直後には同じ穴のムジナじゃねーか!…ってジョークにもならないんだが

で、今回初登場の男キャラ
まあ一言でいうと「要らない」
少なくとも、2話で出すキャラクターではない
メインの3人は前日に一回ボドゲを遊んだばかりで、まだまだ人間関係が固まりきってない状態
まずはこの3人(と店長のおっさん)だけでボドゲを進めていって、気兼ねない関係性が出来上がってから入れればいいだろうに
ボドゲ経験ほぼゼロ、友人関係はこれから、という段階で新たな人間を入れても3人の繋がりが薄い以上会話が広がることもない

肝心のゲーム描写
ここがやっぱり酷かった
「ごきぶりポーカー」というゲーム自体は心理戦が主体で面白い要素もある…はず
ただ、肝心の心理戦を行うのがノーパンvs男の間ばかりで、他二人はチュートリアル解説のキャラに終わっている
心理戦だし、女の子3人がトークをしながら害虫当てをするだけで性格の掘り下げもゲームの和やかな雰囲気を見せることも出来たはずなのに…

心理描写に関わる部分は
男→ノーパン「ノーパンは嘘がつけなそう」
青→男「ノーパンに惚れて接待プレイしてそう」
これだけ
委員長はマジでチュートリアルを語るだけのゲーム進行役でしかない

じゃあゲームの描写はどうかっていうと、委員長のゲーム解説と嘘の混ぜ方の注意を終えたあとはひたすら学校の背景を映すだけ
手札やテーブルの推移も見せること無く、階段だの廊下だのを映す画面に「これはゴキブリです」などの台詞だけが挿入されていく
1話でも書いたけど、ゲームの推移を見せないまま終盤だけ描かれても面白くもなんとも無いんだって……

オマケに最後の勝負は「ノーパンが負けないように接待する」っていうゲームの本筋から外れた部分の駆け引きがメインになってしまっている
もうね、ゲームを見せる気がないならゲームしなくていいよっていう
しかも今までのゲームがずっと顔も手元も見えないままだから、視聴者はノーパンが嘘を付いているか否かを想像することすら出来ない

ただまあここまでならまだ許せた
マラケシュと違って分かりやすいルールだし、接待プレイに徹しつつも自分も負けたくないっていう計算があるため多少のゲーム要素も見えたから

問題は結末の部分
ノーパンは勝負に負けて害虫カードが揃って敗北してしまう
ここで、負けたノーパンがマジで泣いて男キャラに詰め寄ってくるのは本当にキツかった
1話の繰り返しになるけど、ここでプレイしてるのはパーティーゲームなわけ
しかも1話同様初見ルールを覚えるための練習も兼ねたお試しプレイ
負けて悔しいのはともかく、それを理由に泣いて詰め寄る様子を見せられても説得力がないし、何よりゲームの印象が悪くなる

で、そうやって泣いたキャラがシーンが変わった瞬間「楽しかった!もう一回やろう!」と言い出すのはちょっと気味が悪い
そりゃアニメの序盤で友情ブレイクなんか出来るわけないのは分かるけど、そうならそうでもっと穏やかにゲームをしろよと

多分作者がゲームを舞台に話を作ることが出来なくて、適当にキャラを泣かせて無理にドラマを作ろうとしてるんだろうな、と
ならゲームをテーマにした話をそもそも作らなければ良かったんじゃないの?という感想しか浮かばないわけだけど

その後の勘違いネタが云々のラブコメもどきはどうでもいい
話の本筋ではないし、その辺が意味を持ち出すのはもっとあとだろうから
ただ、
「ゲームで泣いて空気を壊した挙げ句、男キャラの好きな相手を勝手な解釈で推測し、根拠のない推測をさも真実のように他人に言いふらす」
こんなキャラのどこに好感を持てる要素があるの?というのを作者はもう少し考えて欲しい

暴走キャラが扱いやすいのは分かるけど、ノーパンは1話から通して人の話を聞かず面倒に巻き込んで癇癪を起こしてばかりの最低な正確になってる
主人公もそうだけど、作者の都合で雑なキャラ付けをした挙げ句フォローが出来ないのは下の下だと思う
次回あたりもっとちゃんとしたキャラ設定に変更していて欲しい{/netabare}

4話視聴
{netabare}3話も大概アレだったけど、半ば諦めてたから感想は書かないようにしてた
4話はちょっと我慢もできないくらいキツかったから書いとく
もしかしたら5話途中辺りで見るの辞めるかもだし

生徒会副会長がピンク髪でピアスしてるってなんなの?キャラデザもうちょっと無かったの?
そして文化祭の会議だけど、そもそもなんで内容を大幅に変えようとしてるの?
というか生徒会長は入院していても会話が普通にできる状態なんだし、大枠の方針を聞くくらいしてないの?
文化祭の企画が例年通りになりそうってだけでなんで大ピンチみたいな空気感出してるの?
というか回想での生徒会長の描写、会議をほったらかしてお喋りって流石に不真面目すぎじゃないの?
そしてそんな会長に対して注意して、「校則を守れ」と副会長が言うわけだけど、自分の髪とピアスは何なの?
資料作成を指示する相手が適切じゃなかった、と会長がフォローを入れてるけどそもそもそれらの指示って会長の仕事じゃないの?
一年生で周りの人間を把握しきれてない副会長に仕事を丸投げして、自分は最後に横槍入れて仕事した気になるってむしろ会長は無能じゃないの?

もうね、アホかと
シーンが切り替わる度に違和感が増えていくって何を考えてるのかと
つーかここに挙げた違和感なんてどうでも良くなるくらい以降の展開がおかしいのって本格的にアホかと

いくらバイト申請の管理を生徒会が行ってるからって個人情報を漁るのが当然みたいな描写はどうなの?
そうしてやってきたバイト先に対して「金稼ぎは大学入ってからでいいじゃん」って、バイトしたこと無いのにその発言はどうなの?
そしてバイトしている理由として将来の目標を語った相手に対して、思い切り夢を馬鹿にする発言を繰り返すってどうなの?
拒否をされたから居座って出ていかない、と言うのはただの営業妨害じゃないの?
そもそも自分一人の我儘で文化祭を変えようとしてるのに、事情も言わず無理矢理協力を求めてる点はどうなってるの?

本当に、ただ単純にイライラした
「皆を笑顔にしたい!」とか言ってるその口で、夢を語って実際にそれに向けて努力をしている人間を馬鹿にするって普通有り得ないシナリオ
そしてこれに対する反論を委員長本人はほとんどしない上に、主人公の青髪は引っ込み思案を見せてろくな反論もできない
ボドゲアニメとかそういう諸々を抜きにしても、こんな展開をわざわざ行う意味がわからない
これが仮に委員長が主人公で、副会長がメインのライバルキャラっていう対立構造で1クール進行するならまだ分かる
ただ、副会長はこの回だけ(後半ででるかもだけど)のゲストキャラで、委員長はメインではあっても主人公キャラではない
何をどうしたら序盤のキャラ紹介レベルの回で脇役のギスギスをメインにすることになるんだろう

Bパートからはゲーム勝負
「勝ったらバイトを続ける、負けたらいいなりになる」ってどこの闇のゲームだよ…
再三になるけど、こっちは「ゲーム内の盛り上がり」を見たいわけで、「ゲームの外のいざこざ」ばっかり見せられても楽しいわけがない
そしてルールを聞いてなお馬鹿にした態度を崩さない副会長

最初に軽く3回分カードを並べるシーンを見せられた
ここで数字の小さなカードの利用法を示したり、不用意なカードの出し方が失敗を招くことを見せてくれたのはプラス
ただ、それ以降は恒例のダイジェスト…

結局中盤終盤の展開は数個の台詞だけで示されての結果発表
「放課後さいころ倶楽部」ってタイトルだし勝つのはそりゃ当然、しかも途中の展開が無いから駆け引きの盛り上がりもないただの予定調和
そして当然ながら副会長がビリ…なのは良いけど、負けた副会長が持っているカードを投げ捨てるのは悪印象にも限度がある

というか序盤からカードの出し方に失敗して、その後も一切挽回できずボロ負けしただけ
にも関わらず「このゲームが面白いのも分かった!」と半ギレ口調で言ってしまう副会長
最初からゲームを馬鹿にして空気を悪くして、いざゲームが始まると序盤から一切挽回できずボロ負け

こんな展開を受けて「面白かった!」なんて言われて誰が信じるの?
負けた腹いせに適当言って逃げてるようにしか見えないんだけど
負けた側に「面白い」と言わせたいなら、ある程度拮抗した勝負のなかでゲームの楽しさを感じさせないと駄目だろうと
今回で言えば駆け引きで相手にカードを押し付けるなり、ブラフで出したカードを騙して安全に置くなりやりようはあったはず
そういう「楽しんでいる副会長」という最低限の要素も描かずに、何をどうすればこのゲームの楽しさを描けると思ったの?
正直ここまでの話数ででてきたゲームはすべて印象が悪くなっているとしか思えない

4話は今までのモヤモヤと違って、ハッキリと酷い内容だった
一応メイン3人の人間関係は一通り描き終わったし、こっからはちゃんと和やかなゲーム風景を描くようにして欲しい
ゲームの外で問題を起こして、その問題とギスギスをゲームの内側に持ち込んで地獄みたいな雰囲気でゲームをする展開はもうウンザリ
もしも5話すらゲーム外でシリアスを描くようならいよいよ視聴を辞める予定{/netabare}

結局6話で断念
{netabare}5話は割と面白かったけど、やっぱりメイン3人の「外側」で起こったトラブルがゲームのきっかけになってたので微妙だった
そして6話冒頭で店長とその知人がやっぱり喧嘩腰になってて、ちょっと見てられなくてそこで断念

この回からボドゲ制作っていう新たな軸がでてくるのは粗筋で知ってたんだけど、そこまで見てられなかった
メインキャラの交流が薄味なのにトラブルだけはやけに豊富、そしてゲーム描写も薄味…
ちょっとこのパターンが多すぎかな、と

話をワンパターンにしないためにサブキャラのトラブルを持ち込んでいるんだろうけど、それが足を引っ張っている
トラブル発生→ゲームダイジェスト→なんかいい話風エンドとむしろワンパターン化を起こす主要因
しかもトラブル描写でAパートを使うせいでメインキャラの掘り下げが不十分
オマケにゲーム描写がBパートだけに追いやられ、一話完結形式のためダイジェスト化が免れない

この辺が解消されないまま、なおも店長が発端でトラブルを起こそうとしているのはあまりにも芸がない
シナリオに工夫がないまま紹介されるゲームのクオリティが下がることだけは確実なため、自作ゲーム云々は見ようと思えない
結局、半分近くを見てもテーマどころか「何をウリにしたいのか」すら伝わらないアニメだった{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

大手流通には乗らないゲーム群を愛でる

原作未読


『ボードゲーム』:珍しい素材に興味が湧いたから、が視聴動機。
このテのものは『モノポリー』『人生ゲーム』どころでないくらい数も種類もあることを知って、かつ海外では市民権を得ていますよ!というのに驚いた中学生頃の私。
すっかりコンピューターゲームの水が馴染んでいたものの、会話ひとつで局面を変えたり、プレイヤーが場を作っていくアナログ感には憧れがありました。
ピークは『ロードス島戦記』などテーブルトークRPGの概念を知った頃。結局、TTRPGも本作で紹介されたボードゲーム群にも触れることなく今日に至っております。

あれからもう30年近いのかしら!?
あいもかわらずこの業界が日本でなにかしらインパクトを残した知らせは聞いておりません。
そんな舶来の高尚な趣味を一般に普及させようとしてかどうなのか、さくまあきら氏が『桃太郎電鉄』を、堀井雄二氏が『いただきストリート』をと名作をリリース。それでもコンピューターゲーム止まりで裾野が広まっていってるとは言い難いですよね。

そんな日陰もん(失礼!)ボードゲームに少しでも光が当たれば良いね!と、年末休みを視野に入れた秋クールでの放送にて認知度上がってほしいとのエールをこめての視聴となりました。
いかんせん日本の場合、アナログでのゲームコミュニケーション分野においては『麻雀』が強すぎる事情があるので難しいんだとは思います。

観る観ないは“題材”に興味が湧くかで決めてよろしいかと思います。
自分は若かりし頃に引っかかったものの踏み込まなかった過去があるので迷わずGOでした。


その他興味引く要素は?

1.主要キャスト陣の顔ぶれ:武笠美姫(CV宮下早紀)、高屋敷綾(CV高野麻里佳)、大野翠(CV富田美憂)
 ⇒『はるかなレシーブ』以来の宮下さんが個人的ツボ。富田さんは若手実力派ですね。出演作品ほぼ主役級で出演されてます。そしてピンでの主題歌は力強い歌声が意外な感じもしてGOOD!

2.ボードゲーム屋店長が海坊主
 ⇒伊集院隼人と呼んで差し支えない


なお、女の子のデザインがかわいいとか、物語に起伏があるといった目を引く部分でのアドバンテージはないように思います。
素材の珍しさだけで「面白い!」となるかは微妙な出来でもあります。ついでにボードゲームやりたくなるかどうかも微妙かも。
紹介されるゲームの種類も多く、ルール説明もぬかりはないのですが、いかんせん描かれるのは初心者の集まりなため、例えば、こなれてきてる者同士の心理戦のようにコンピューターゲームのアルゴリズムに収まったゲームの展開とは違うアナログゲームならではの魅力が全面に出てきているかというと弱い気がしました。



■さはさりながら

けっこう面白かったです。
話はぶっ飛びますがある程度の年齢いった方は、特にⅡやⅢあたりの『ドラゴンクエスト』シリーズの発売時期延期理由が“ゲームバランスをより究めるため”だったことを記憶してる方も多いでしょう。
本作ではゲーム制作者の卵である大野翠を通して

 ちょっとした変更で大きく違いが出る

ゲーム制作やプレイの奥深さも浮き彫りにしてました。

{netabare}・みどり制作のゲームを直接いじることで
・だるまさんが転んだをマイナーチェンジしてみたりして{/netabare}

面白さの質がガラッと変わる!

プレイする楽しさと合わせて制作者サイドのつまづきを描いているのは欲張ってた感はあったものの「こういうのって大事だよね」と再認識させられます。


■そういえば…

ゲーム作ってましたね。中学の頃、サイコロの出目で行動が決まるタイプのシンプルなのをいくつか作って仲間内で楽しんでました。
たしかにゲーム性を高めるために、面白くするために日々改良です。想像してみてください。

 どんな選択肢を用意するか?

たったそれだけの要素で全く別物になる面白さと怖さを味わえるのは制作者の醍醐味と言えましょう。
得られる結果を想定して事前に選択肢を用意しとくことはゲーム制作だけに特化した能力ではなく、お仕事や日々の生活にも役に立ちそう。

楽しい人生が送れそうです。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------
2020.02.21 
《配点を修正》+0.1


------
2020.02.21 追記

その後のレビューアーさんからのご指摘で、ボドゲカフェなるものができてたりと日本でも浸透はしてきてるようです。



2019.12.28 初稿
2020.02.21 配点修正
2020.07.08 追記修正

投稿 : 2025/02/15
♥ : 61

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ボードゲームやカードゲームの愛好者は…

いないようで意外といます。でも、特に古典は年々プレイヤーの高年齢化が進んでいるような気がします。

== [下記は第4話まで話視聴時のレビュー: 以下、追記あり] ==
『カタンの開拓者たち』や『Monopoly(モノポリー)』そして『UNO』くらいの知名度レベルになると世界大会なんかもあったりするわけですが、あんまり「女子高生のプレイヤー」というのは見かけませんよね。

本作は、どうやら女子高生であるにもかかわらずそういったゲームの愛好者になる人々を描くお話のようです。

ただ、メインキャラが女子高生というだけで他の登場人物は必ずしも女子高生に閉じていないというのが、ある程度のリアリティーを本作に与えていますね。

私の場合、身近にゲーム愛好者はそれなりにいたので本作は割と好意的に観ることができています。私自身、別に世に問うたりはしませんでしたけどゲームを作る(ルールを考える)とかマイナーチェンジして遊ぶことはしていましたしね。

ということで、たまに翠(みどり)ちゃんの「なんでそんなに文章を読み上げたみたいな説明口調なの?」という台詞やかなり微妙な京都弁に引っかかることはありつつも、本作はそこそこ楽しく観ています。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2019.11.14追記:
第6話まで視聴終了。第6話は翠ちゃんの自作ゲームにまつわるあれこれ。クリエイターに大事なことが色々と出てくる良回。

2019年秋クールベスト10入り候補に急浮上…?

2019.12.23追記:
無事に最終話まで視聴終了しました。キャラの性格に癖はあるものの、わりと王道な感じの成長物語でしたね。

冒頭に書いたゲームの他、水道管ゲームなども楽しんでいた世代のおっさんとしては懐かしい感じもありました。

ボードゲームを題材にした作品の放送提供がボードゲーム屋という辺りにも昭和っぽさを感じつつ、楽しく観ることができました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 44

80.2 12 文化祭で友情なアニメランキング12位
恋と選挙とチョコレート(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1844)
10644人が棚に入れました
生徒数6000人を越えるメガ学園「私立高藤学園」に通う大島裕樹は、幼馴染の住吉千里とともに食品研究部(ショッケン)の部員だが、大した活動もせず堕落した日々を過ごしていた。そんな時、次期生徒会長有力候補の東雲皐月が「無実績部活の整理及び廃止」を提案し、ショッケンは廃部の危機に陥る。部員たちは知恵を出し合い、現生徒会長・毛利夜雲の助言を受け、裕樹を対立候補として立候補させようとする。裕樹も次々と浮き彫りになる学園の「問題点」を知り、出馬を決意。かくして裕樹は無謀な選挙戦を、そして学園に潜む陰謀と戦うこととなる。

声優・キャラクター
中村悠一、中村繪里子、門脇舞以、今井麻美、水橋かおり、浅川悠、儀武ゆう子、緒方恵美、いのくちゆか、藤村歩、石松千恵美、真田アサミ、榊原ゆい、遊佐浩二、水島大宙、鈴村健一

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

偏見で判断しないで欲しい作品 ※追記5&6話感想

※追記5&6話感想

私は原作プレー済みなのですが、やはり全てのルートが詰め込まれてますね(^_^;)
改めて1クールじゃ足りないような・・・
今回あえて言うならみいちゃんの回だったかな(*´ω`*)
みいちゃんの気持ちがとても複雑で本当に痛いです(TT)
しかしアニメ版のキャラデザインは可愛いですね(*^_^*)♪








原作がアダルトゲームということで、原作を知らない方々にかなり偏見を持たれていますが、原作のシナリオは全てとは言いませんが面白いです。
選挙ネタですが、そもそもの立候補理由(廃部撤回)とは違う、後に浮上してくる理由の方が物語の核になっていたりします。各キャラクターとの恋愛やそれぞれが抱える問題も泣けるところは泣けるゲームです。
その原作を1クール予定なので各回詰め込みになってはいますが内容的には面白いと思います。
面白く無いと必要以上に罵っている方々は、全クリせず途中で投げ出したか、そもそもプレーしたこともないのに偏見だけで判断されている方。
又はプレーしたけど、難しい話になった途端に眠くなってしまうような方々ですかね(^_^;)。
原作の評価みたいになってしまいましたが、アニメ版もこれから期待できる作品だと思います。断言できるのはアニメの評価が最終回以降でも低迷の場合はアニメ制作スタッフの力不足とうことです。それだけ原作はそれなりに良いシナリオだということです。長文失礼しましたm(__)m

投稿 : 2025/02/15
♥ : 49
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

フ・・・やっぱ、ありがち学園ハーレム

原作  アダルトゲーム 未プレイ

全12話

エロゲーだけあって、ヒロインみんなが主人公の事が好きなんだけど・・・訳もなく、ただ好意があるだけの設定なので、なんか感情移入できなかったし、面白くなかったかな・・・。

キャラデザ、映像は綺麗です。
女の子はみな可愛いかった。

ただ、ヒロインの1人、東雲 皐月(しののめ さつき)は、「アマガミss」の 森島 はるか にそっくりだったのが気になった!  (^^;

ストーリーは・・・
自分が入っているショッケン部(お菓子食べてお茶するだけの自堕落部)を失くさない為に生徒会長に立候補し、選挙活動します。
最初の動機は不純だが、段々とそれなりのマニフェストを掲げます。

途中、ヒロイン達とのからみがある・・・
と云う感じです。

{netabare}
1話で、扇橋香奈が生徒会総務部の陰謀を見つけ、証拠を握るも、車にはねられてそれっきり・・・それ以降11話まで放置状態。
忘れるわ! ^^
{/netabare}

総評
ストーリーは、まぁ、こんなもんかな? 自分的には魅力を感じれなかったです。

ヒロインの女の子達は可愛いので、好きなキャラ&声優がいれば楽しめるかも。

個人的には、木場 美冬 役を演じる声優の水橋かおりさんの声が好きなので楽しめました。^^

学園ハーレムものが好きな人にはオススメ。 ^^


op:「シグナルグラフ」 歌 - Annabel
ed:「風のなかのプリムローズ」 歌 - Ceui

エンディングの 「風のなかのプリムローズ」は好きでした。(●´ω`●)
CD購入

投稿 : 2025/02/15
♥ : 56

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

裏を持つ学園という世界で少し苦いビターチョコが・・・

spriteから発売された恋愛シュミレーションゲーム

を原作とする作品です。全12話、原作未プレイ。


総生徒数6千人を超える巨大な学校「私立高藤学園」に

通う主人公大島裕樹は幼馴染の住吉千里と食品研究部に

所属していました。次期生徒会会長有力候補で

財務部長の東雲皐月が「無実績部活の整理および廃止」を提案し

ショッケンは廃部の危機に陥る。皆で知恵を出し合い、

話し合った結果生徒会長選挙に出馬してはとなった。

主人公大島は最初は渋っていたものの学園の問題点が次々に

浮き彫りになり、出馬を決意する。

そうして無謀とも言える選挙に向けた活動を始めるのだった・・・


こういった恋愛シュミレーションゲームは共通ルートから

後に各ヒロインのエピソード(ルート)といった展開が

多いのですがこの作品はそういった部分が軸となる生徒会長選挙

で戦っていく糧や主人公の意志に関わってくるような

感じのものでその軸をあまりぶらさずに展開が進んでいくように

感じました。(その軸に沿った何かしらの(例えば特定の

ヒロインやハーレム)ルートだったのかもしれないが・・・)


そしてその軸に沿って見えてくる学園の裏社会に対しての

主人公の心境の変化や主人公の周りにいる人たちの関係性が

軸にの周りにパテで肉付けして、膨らみを形作り、

そういった裏に対する正義へといくのかなと思わせつつ

当初の目的である生徒会長選挙で勝ち部活を存続させる

をずらさないところが良かったです。

(主人公だけはよくブレていたように思えるが・・・)


なのでパラレルワールドのようになって他のヒロインが

空気になるとかルートに入る度に半分リセットされるといった

ところが無くて良かったように思います。

(物語全体として比較的主人公に近い人物であまりスポットの

当たっていないキャラいたのですが・・・)


まあとにかく割と筋を通してブレの少ない展開の作品

だったように思います。まあ目立たたない娘もいたのですが

中心となるヒロイン達との交流みたいなのはしっかり

出ていたのではと思います。

軸の入った展開で最後まで楽しく見れたと思います。

(その分なんとなくこうなるだろうっていうのは予測が

ついてしまったりしましたがw)

◆個人的点数評価 81.851点

投稿 : 2025/02/15
♥ : 41

64.4 13 文化祭で友情なアニメランキング13位
スペシャル・エー S・A(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (349)
2255人が棚に入れました
ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の特別クラスのS・A(スペシャル・エー)組に通う華園光。だが、共に学園生活をおくっていくうちに彗に恋心を抱き…!?

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だたのラブコメだと侮るなかれっ!!

皆の評価見てたら断念したとかあったから正直なめてましたw
ただの金持ちと鈍感女のドタバタラブコメなんだと。


でもねっ個人的にはこのアニメ面白かった♡
いや・・・面白いというかすごくよかった♡♡♡

全24話なんだけど、ラストまで観ているうちに
沢山の感情を私に与えてくれた。

キュンキュン
ドキドキ
ハラハラ
ガッカリ
切ない
喜しい
ムカつく
哀しい
楽しい
そして大切なものを守りたいという気持ち。

SAのメンバー。そしてその周りの登場人物
それぞれにスポットを当てているのも素晴らしい☆
それぞれの感情に共感できました。

ラストちゃんとハッピーエンドで終わってくれたのもありがたい♡

沢山のキャラがいましたが個人的には八尋が好き^^

好きだから守りたいんだ。悲しい思いはさせたくない。
その為には僕が悪役になってやる。
不器用だけどすごく優しくていい子なのよ(ρд<。)

もう続き出ないのかしら・・・皆の今後をまだまだ見守っていきたい気持ちにさせてくれたアニメでした。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 22

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

笑ったり、ケンカしたり・・それでも僕等は仲良しこよし(´∀`*)ポッ

少女漫画原作と言う事で1話だけ観たんだけど、
あまりの酷さに断念したこの作品。
この酷さで2クール何すんだ?とか思ってましたが、
何だか知らんがまた観始めたら結構面白かったんですよw

1話だけだと、色々気に入らない事が多かったんですよね…
まず、私サリーちゃん脚の作画って好きじゃないんです (´・ω・`)
あ、サリーちゃん脚ってのは脚に一切くびれがない事ねw
最近観たのだと、ホスト部もそうだったな。
あと、映像自体はキレイだけど、作画が若干古臭さくて最初はダメでした。
きわめつけは、私が最も苦手とする
主人公の女の子が真っ直ぐで鈍感過ぎな、ウザキャラパターン。

ストーリーをさらっと説明すると、
そのウザキャラ主人公・光と、幼馴染の彗は小さな頃からライバルで、
光は彗には一度も勝った事がなくて、高校生になってからも
小さい頃と変わらない日々が続いてたけど、
成長するにつれ、お互いを違う意味で意識し始めた2人を中心としたスペシャルエークラス、
通称=S・Aのドタバタラブコメディー☆
S・Aとは、学年1位から7位までの生徒だけが入れる特別なクラス。
なので、他のメンバー個々の話もあり、それがあるからこそ面白かったと言えますw

いやぁ、個人的に彗役の福山潤様のクールボイスと、
宙役の下野紘様のおバカキャラと、
八尋役の谷山紀章様のSキャラがツボでしたねぇ!
で、S・A男子(福山さん、下野さん、堀江さん・代永さん)
で歌う後半のOPが最高に好きだった(・∀・)♪+.゚
何だか下野さんが一番上手く美声に聴こえたのは、
manaが勝手に耳で補正したからかもしれませんw

まぁ、あんまり次が気になる内容でもありませんが、
いつの間にかキャラに愛着が沸いちゃって、次々観てました!
最後もキレイにまとまってて、王道パターンなんで、安心して観れる作品だと思います♪

投稿 : 2025/02/15
♥ : 17

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2位って言うなぁ~!!

2008年4月 - 9月TV放送された。全24話。
2004年-2009年南マキによる少女漫画を元に制作。全17巻。


あらすじ。

大工の家に生まれたチャキチャキの江戸っ子風主人公は
男勝りのやんちゃな女の子。腕節も学業も全てに秀でて
いたが・・ある日何をやっても勝てない嫌味な男の子が
現れる・・以来何をやってもNo2・・二位さんと呼ばれ・・

負けず嫌いの主人公"華園 光"は超エリート学校高等部
「白選館高校」に通う事となった・・

「白選館高校」には能力によってクラス分けされる特別制度
があり、成績上位者数名だけが"スペシャル・エー"クラス
に選抜され・・全てにおいて特別待遇を受けている。

勿論負けず嫌いの"光"も通称S・Aクラスになるが・・其処
には・・何をやっても勝てないNo1の"滝島 彗"がいた・・

そして、あの日以来一度も勝つ事の出来ない"彗"に果敢
に挑む"光"の学園生活が幕を開ける。


感想。

1話目から如何にも少女漫画な演出があるけど基本ギャグ。
大筋ではラブコメですが、結構ドタバタギャグ展開も多い。

ネガティブな相手も根明に正々堂々ぶつかるコメディ展開
にしてしまう"光"が"彗"にライバル心を燃やし奮戦したり
しつつS・Aの仲間との学園生活を軸にテンポ良く展開する。

視て直ぐ分かる通り"彗"は"光"にベタ惚れのクーデレ風♡

"光"vs"彗"。"彗"vs"明"。"明"vs"宙"。のボケツッコミ?
"純"と"芽"に"竜"の絡みなど7人の個性が活きる掘り下げの
エピソード等もあって少女漫画という感じはしない。

OP/EDは全てメインの声優(※後藤邑子含む)が歌っている。
そういえば・・完全なメインヒロイン役は超希少かな??

ひと通り登場人物の掘り下げが済む頃には一応大きな山場
があって2クール目中盤以降は愈々ラブコメの行方を描き
光と彗の前に大きな障害が立ち塞がるが・・

其処はお決まりの光るに関わってきた人達があれやこれや
と賑やかに♪ラブコメだけど結構ギャグ満載系なのでw

主要登場人物に何らかのラブコメ展開もあるので楽しい。
福山さん下野さん後藤さん生天目さんの4人だけで充分回る
言葉の応酬などは結構テンポ良く楽しめた。


華園 光:後藤邑子:2-SA 学年万年2位。
運動神経抜群で成績も優秀で超負けず嫌いの超努力家。
非常に鈍感で特に恋愛観は皆無。「打倒滝島」が目標。

滝島 彗:福山潤:2-SA 学年1位。
滝島グループ社長子息。眼光が鋭い。完璧超人。
一度見たものは覚えられる。翠という弟がいる。

東堂 明:生天目仁美:2-SA。学年6位
航空会社社長令嬢。彗や八尋とは幼馴染。光好きの百合系。
マイセムの茶器がお気に入り。普段は非情に明るい性格。

山本 純:代永翼:2-SA 学年3位
芽の双子の弟。女性に対し異常に避ける傾向がある。
姉と同様に子供の頃からずっと竜と一緒にいる。

山本 芽:高垣彩陽:2-SA 学年4位
ウェーブのかかった茶色のロングヘアーが特徴的。
音楽プロデューサーと天才ヴォーカリストの令嬢。

狩野 宙:下野紘:2-SA 学年5位
学園理事長の息子。マイペースで単純な性格。
5位以下は「バンジージャンプの刑」という母を恐れてる。

辻 竜:堀江一眞:2-SA 学年7位
スポーツメーカー社長子息。SA内で最も気遣いする人。
芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質。


雑賀 八尋:谷山紀章
滝島グループ以上の金持ちである雑賀家の長男。
明と何らかの蟠りがある。策謀化でクールを装う。

牛窪 桜:桑谷夏子
牛窪製薬の令嬢。彗の元見合い相手。
嘘をつくことやごまかしが大嫌い。光と明と仲が良い。

緒方 蒼:遊佐浩二
彗の祖父の優秀な部下で、彗のことを尊敬している。19歳。

滝島 暁:緒方恵美
彗と翠の父で35歳。プロレスが好き。
可也の童顔で、得意先から「女子高生社長」と呼ばれている。

滝島 翠:清水香里
彗の弟で小学6年生。小さい頃の彗にそっくり。
完璧超人の兄に蟠りを持っているが、実は極度のブラコン。

雑賀 千歳:小清水亜美
八尋の弟、9歳。家族に疎外感を持つネガティブな少年。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

69.4 14 文化祭で友情なアニメランキング14位
ひだまりスケッチ×ハニカム(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (473)
2478人が棚に入れました
『ひだまりスケッチ×ハニカム』は、「ひだまりスケッチ」の第4期シリーズ。
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐、釘宮理恵、福圓美里、沢城みゆき、チョー、蒼樹うめ

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第1巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女は、優しく温かい仲間に囲まれながら、夢に向かって歩き出す。
第1話「5月6日 - 5月15日 狭い日本 そんなに急いで どこへ行く 5月16日 - 5月18日 どこでもでっかいどう」と第2話「5月18日 - 5月19日 上からゆのさま」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第2巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第2巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女は、優しく温かい仲間に囲まれながら、夢に向かって歩き出す。
第3話「8月31日 夏休み最後の来訪者 9月1日 おかしもち」と第4話「9月15日 勝利のシャッターチャンス!! 勝つのは宮子だ!!」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第3巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第3巻。
いきなり明後日両親が遊びに来ることになったなずな。
手料理を食べたいと言われた彼女はゆのさんに相談すると、ヒロさんとふたりで教えてくれることに。
第5話「4月20日 オンナノコのきもち 1月31日 まっすぐな言葉」と第6話「10月15日 空の高さも木立の影も 4月26日 - 4月27日 恋愛上級者」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第4巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第4巻。
コンペでやまぶき祭のパンフレットの表紙絵を描くことに。
表紙になれば校外の人にも見られ、やまぶき高校のホームページにも載ると張り切るゆのだったが…。
第7話「10月5日 - 10月6日 パンフコンペッペ 10月6日 - 10月8日 ひみつのデート」と第8話「10月11日、10月30日 恐怖!やまぶき祭 準備編 11月3日 怪奇!やまぶき祭 当日編」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第5巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第5巻。
大家さんがデパートのクジで当たった人生体験ゲームをもらった沙英は、そのままじゃつまらないと、ひだまり荘版に改造することに。
第9話「11月10日 ほほえみがえし」と第10話「12月2日 学べる雪合戦 12月15日 ひだまり応援団」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第6巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第6巻。
吉野屋先生の部屋の美術書が増え過ぎたため、一部をやまぶき高校に寄贈することに。
すごい量の本を運ぶのを手伝うことになったゆのたちだったが…。
第11話「12月22日 お姉ちゃんだったのですね 12月21日 - 12月24日 うろおぼえうた」と第12話「12月31日 - 1月1日 ゆく年くる年」を収録。

【アニメキャラの魅力】ミニマム、家庭的、お風呂好き!(たぶん)主人公「ゆの」の魅力に迫る
『ひだまりスケッチ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になった蒼樹うめ氏による漫画作品およびアニメ作品で、やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた物語です。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯などさまざまな場所が舞台。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■ゆのとは
ひだまりスケッチの主人公です(たぶん)。ひだまり荘の201号室に住んでいて、隣人の宮子とはクラスメイトでもあり、親友です。はじめは、自身の芸術への取り組み方について悩んだりもしていましたが、ひだまり荘の住民や周囲の人と交流しながら、少しずつ成長していく様子が描かれています。

身長144cm。今時の小学生高学年の平均身長くらいのミニマム。そして、身長の話題になると暴走状態になってしまいます。そして、声優「阿澄佳奈」さんの声が、さらに彼女の魅力をアップさせています。

■家庭的
ゆのは、ひだまり荘に来たとき、若干ホームシック気味になったことがあります。そのためか、乃莉となずなが来たときには、沙英さんやヒロさんのように後輩の面倒を積極的に見ようと奮闘します。沙英さんとヒロさんとはまた違った、ひだまり荘の家庭的な雰囲気を作り出しているのが彼女といえるでしょう。料理が得意で、おふくろの味の輪切り人参入りきんぴらごぼうは、なかなか他では見られない素敵メニューです。

■努力家
ゆのの登場シーンはとても多いですが、その中でも物事がうまくいかずに悩んでいるシーンが多い気がします。他の登場人物と比較すると、やや地味な感じもしますが、努力して一生懸命に物事に取り組む、そんな姿勢は私たちも見習いたい部分ですね。

■お風呂大好き
ゆのはお風呂が大好きで、アニメではほぼ毎回彼女の入浴シーンがあります。入浴シーンの需要も、きっと(そこそこ?)あるのでしょう。彼女以外の入浴シーンが気になるなら、時々ひだまり荘の住民達で近所の銭湯に行っているようなので、そちらも確認してみてください。ちなみに近所の銭湯は“正の湯(まさのゆ)”で、のれんには「ゆのさま」と表記されています(笑)。作者のセンスに脱帽なのです。ただ、同じ水でもプールは苦手で泳げません。

癒し系ミニマム芸術少女「ゆの」の魅力について語ってみました。まさに『ひだまりスケッチ』の主役にふさわしく、たくさんの長所と短所を持った、とても魅力に溢れる少女ではないでしょうか?

【アニメキャラの魅力】ムードメーカーでトラブルメーカー!ハラペコ貧乏少女「宮子」の魅力
『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したもの。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた人気作品です。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯など、さまざまな場所を舞台としています。

■宮子嬢ってどんなキャラ?
宮子嬢は、福岡県出身で家族は両親と兄がいます。一言でいうと、既存の価値観にとらわれない自由人でとても感性豊かな女の子です。彼女はひだまり荘の202号室に住んでおり、部屋にはなぜか、親が持たせてくれたというビニールプールが・・・。一方で、水道料金を払い忘れて水が出ないなど、うっかりさんな所も。今回は、そんな宮子嬢の魅力について紹介したいと思います。

■ハラペコ健康少女
家庭状況が作品中で語られることはほとんどないですが、その口調からどうやら貧しかった様子。ひだまり荘でも家賃の一番安い、大家さんが自力でリフォームした部屋に入居しています。作品中でも食べ物にまつわるエピソードには事欠きません。女の子はみんな体重や食事の量を気にするものですが、宮子嬢は逆に“たくさん食べることが幸せ”という考えを持っています。健康的でよく食べる女の子はとっても魅力的ですよね。

■スタイル抜群
同性から見ても魅力的なそのスタイル。身長165cmと、同世代の女子学生より長身でありながら、出るところはしっかり出ています。さらに、日頃はお金が無くてなかなか買えませんが、トリートメントをすると髪質も良くなるなど、ルックス・スタイルともにパーフェクトなのです。いつも植木屋の兄に散髪をしてもらっているのはもったいないですが、お金がないなら仕方ありません。ぜひ宮子嬢にトリートメントを買ってあげたいです。

■文武両道
宮子嬢は推薦入学でやまぶき高校に入学しており、美術だけでなく全体的に成績は優秀なようです。作品中でも、妙なところでマニアックな知識を披露したりも。一方で、屋根に登ったり、ひだまり荘の2階から飛んでも全然平気など、運動神経もかなり高いです。一般的な文武両道なお嬢様とはちょっと違いますが、運動、勉強、芸術的にも優れている宮子嬢はやっぱりパーフェクトなのです。

■仲間思い
宮子は、ムードメーカーで時々トラブルメーカー。ひだまり荘の仲間をとっても大切に思っており、隣人でクラスメイトであるゆのの事はとくに大切にしています。ゆのが体調が悪くなったときには、彼女なりに看病してあげたり、後輩の面倒を見てあげたりしています。宮子嬢に看病してもらえたら一発で復活しますね。

宮子嬢なくしてひだまりスケッチを語ることは出来ません。優しくて優秀で時々ボケ・・・、魅力満載な彼女ですが、やっぱり一番はその自由で天真爛漫なところでしょうか。少しでもご興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧になってみて下さい!

【アニメキャラの魅力】敵はカロリー!?ひだまり荘のお母さん的存在「ヒロ」さんの魅力
『ひだまりスケッチ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になった蒼樹うめ氏による漫画・アニメで、やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた作品。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯など、さまざまな場所を舞台としています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

「ヒロ」は、やまぶき高校の美術科に通う女の子で、ひだまり荘101号室に住んでいる、ひだまり荘のお母さん的存在。一言で表現するなら「良妻賢母」といったところですね。今回は、そんなヒロ嬢を紹介していきたいと思います。

■料理上手なみんなのお母さん
ひだまり荘の住民は、途中で入居したなずなを除いて、同じやまぶき高校の美術科ですが、ヒロ嬢が作品を作っているシーンはあまりないように思います。その代わり、ひだまり荘の住民みんなを招いて料理をふるまうシーンが多く描かれています。現実には、同じアパートに住む住民が一堂に会して食事をすることなど、あまりないとは思いますが、それを可能にしているのが、ヒロ嬢の「料理力」に間違いありません。

■女の子どうし
ヒロ嬢は沙英とは同級生で、ひだまり荘では隣人にあたります。ヒロ嬢と沙英の関係は、周りから見れば夫婦に見えるらしく、北海道への修学旅行はハネムーンと言われていました。2人の関係は、いわゆる「百合」と呼ばれる関係というより、あくまで友達の延長上にあるライトなイメージで、どこか安心して見ていられますね。卒業した後も2人はずっと仲良しでいて欲しいものです。

■カロリー大敵
ヒロ嬢は、普段は常識人ですが、カロリーや体重の話にはとても敏感。その手の話題が持ち上がると、とたんに暴走してしまいます。体重を気にする当たり、年頃の女の子という感じです。それでも、ついうっかり食べ過ぎて落ち込んでしまうのはご愛嬌。体を壊さないように注意してほしいものです。

料理上手で、ちょっぴり体重の話題に敏感なヒロ嬢の魅力についてお伝えしました。沙英さんと一緒に無事にやまぶき高校を卒業して、新たなる人生のステップに進んだヒロ嬢をこれからも応援していきたいですね。

【アニメキャラの魅力】ひだまり荘に住む文学眼鏡少女「沙英」の魅力とは?
『ひだまりスケッチ』は蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したものです。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた作品で、ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯などさまざまな場所を舞台としています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■沙英ってどんなキャラ?
沙英は、ひだまり荘102号室に住んでいる眼鏡文学少女です。家族に妹がいるためか、しっかりもののお姉さんですが、ひだまり荘のポジション的には女の子なのに、まるでお兄さんのような感じです。

身長167cmでスレンダー体型、運動神経抜群。ただ、運動神経を宮子と比較すると、どちらが上かは甲乙つけがたいです。しかし、胸が無いことをいつも気にしており、胸の話になるとちょっと落ち込むことも・・・。一方で、コイバナなどに過剰に反応する乙女な一面もあり、それがとてもカワイイのです。ちなみに声は新谷良子さんがあてています。

■学生だけどプロの小説家
普段は学生生活を送りながら、プロの小説家としての仕事もこなす、2つの顔を持つ沙英。徹夜での執筆などをしながら学校にも通っており、かなりプロ意識が高く、いろいろ悩みも抱えている様子。学生の時からプロの世界で活躍したり、様々な悩みを経験しているので、きっと将来素敵な大人の女性になれますよね。今後が楽しみです。

■女の子どうし
ヒロさんとは同級生で、ひだまり荘では隣人です。沙英とヒロさんの関係は、周りから見れば夫婦のようで、よくネタにもされています(沙英が夫、ヒロさんが妻)。恋愛経験がなく、コイバナに過剰に反応して暴走してしまうことがあり、沙英の弱点の1つともなっています。ヒロさんと一緒にいると沙英も安心するようで、これも一時期流行した「女の子どうしのカップリング」の形の1つ。卒業した後も2人はずっと仲良しでしょう。

■気配り上手
沙英はひだまり荘のメンバーの中では、もっとも気配り上手で、ある意味苦労人ですね。また、妹の智花のことも気にかけていますが、顔を合わせるとなかなか素直に言葉が出てこない、少し不器用な良いお姉さんです。

ひだまり荘のまとめ役で、ある意味ストッパー的な役割を果たしている「沙英」。眼鏡キャラの少ない『ひだまりスケッチ』においては、眼鏡文学少女はかなり希少価値が高いです。無事にやまぶき高校を卒業し、新たなる人生のステップに進んだ「沙英」を、今後もみんなで応援していきたいですね。

【アニメキャラの魅力】作品最大のトラブルメーカー「吉野屋先生」の魅力に迫る!
『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したものです。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちや、その周りを取り巻く人達の日常生活を描いた作品となっています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■吉野屋?牛丼屋?
今回ご紹介する「吉野屋先生」は、やまぶき高校の美術教師で、やまぶき高校の卒業生です。ちなみに、作品中でも牛丼ネタが使われていますが「吉野家」は間違いです。年齢不詳でまだ独身。両親と一緒に暮らしており、既婚の弟がいます。また、透明感のある素敵な声は松来未祐さん。美人なのになかなか結婚できない、そんな吉野屋先生の魅力について語ってみたいと思います。

■作品中最大のトラブルメーカー
宮子をひだまり荘のトラブルメーカーとすれば、吉野屋先生は作品最大のトラブルメーカー。そのおこないの数々は作品中でも伝説となりつつあり、正直現実ではマネできないことも多いです。下手したらクビになるのではないかと心配でなりません。生徒にヌードモデルを募集する先生はなかなかいません・・・。いつも校長先生に怒られていますが、校長先生は吉野屋先生に甘いから大丈夫です。きっと。とりあえず、生徒にセクハラはだめです・・・。

■生徒を大切にする教師の鑑
生徒を大切にする姿勢は、教師として(たまには)尊敬してもよいかな?と思う時もあります。これまでの教え子全員に年賀状や暑中見舞いを送るのはただ単に自分のコスプレ写真を見せたいだけの気もしなくはないですが・・・。授業風景もいいかげんに見えることが多いですが、ごくごくたまに生徒の心に響くような言葉を口にすることもあります。

■コスプレ大好き
美術準備室は吉野屋先生のコスプレ衣装で埋め尽くされています。共用している先生のことも少しは考えてあげてほしいと思いますが・・・無理でしょう。美術の授業のときのコスプレはもはや美術科の風物詩です。また、みんなでお正月に初詣に行くときには、一瞬で着物に着替える早業を披露しています。

吉野屋先生みたいな教師は現実にはなかなかいないでしょうが、こんな先生が居たら、きっと学生生活も楽しいでしょうね。彼女が次にどんな事件を起こしてくれるのか、とても楽しみです。

故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる
遺族の意向で病名が明かされました。

声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが10月に38歳の若さで亡くなってから1カ月強。12月15日に81プロデューススタッフにより松来さんのブログが更新され、四十九日の法要が終わったことが報告されました。

同エントリでは、これまで伏せられていた松来さんの病名が「慢性活動性EBウイルス感染症」であったことが明かされています。これは、「同じ病気の一人でも多くの人が、早期発見により助かって欲しいので、病名を公表したい」という遺族の意向によるもの。

慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)は、現在でも有効な治療法が確立されておらず、最終的に多臓器不全や悪性リンパ腫などを発病することで高い致死率を示す疾患。EBウイルス自体は大多数の人が感染を経験しているものの、通常は特に問題にはならず、まれに何らかのきっかけでウイルスが再活性化し、体内での免疫制御が不能となることが知られています。

松来さんは、体調不良が続き検査を重ねていましたが、原因不明のまま6月30日に急性肺炎で緊急入院。9月4日には一時退院が認められましたが、9月18日再入院。10月27日に永眠しました。松来さんの最終的な死因も悪性リンパ腫だったと報告されています。

松来さん自身、いつか手記を出して同じ病気に苦しむ人の支えになりたいと考えていたということで、今回の公表を機に、より多くの方に慢性活動性EBウイルス感染症という病気を知ってもらい、早期発見と治療法の進展につながることを願っていると結ばれています。

ブログでは、松来さんの両親からのメッセージも記され、改めてファンへの感謝が述べられています。

「松来未祐、君はとても素敵です。ずっと大好きです」 声優・後藤邑子が明かした“投薬・治療さえも笑いに変えた日々”
11月2日、芸能事務所・81プロデュースが、所属タレントである声優・松来未祐(まつき・みゆ)さんの訃報を発表。38歳というあまりに短い生涯に、多くのファンや関係者が哀悼の意を表する中、声優・後藤邑子(ごとう・ゆうこ)もまた、自身のブログで想いをつづった。松来さんとの胸に刺さるような追憶のブログに、両ファンからコメントが殺到している。

『ひだまりスケッチ』シリーズや、『さよなら絶望先生』『ハヤテのごとく!』など、多くのアニメで共演してきた松来さんと後藤。自然と仕事先で会うことも多く、親しくはあったようだが、決してプライベートで遊ぶ間柄ではなかったという。その松来さんから、今年6月末に突然連絡が届き、後藤は不思議に思ったのだが、話すうちに合点がいった。

松来さんが、後藤に電話をした理由は病気(病名は不明)。後藤は自己免疫疾患の持病を持っており、中学時代には国指定難病医療費等助成対象疾病である突発性血小板減少性紫斑病による闘病生活を送っていた。当時の主治医が、後藤の両親に死を告知するほど大変な病だったが、医療の進歩により完治には至らないまでも、上手くコントロールしていけるくらいには回復した。しかし2012年、そんな後藤は「全身の臓器に原因不明の炎症が起こる全身性エリテマトーデス」と診断され、無期限休養を発表。同年10月に、松来さんとの共演作品『ひだまりスケッチ×ハニカム』で仕事復帰を果たすも、今現在、あくまで様子を見ながら仕事を続けている状態である。

今月4日に更新した、後藤のオフィシャルブログ「TSUBUYAKI」。“君が好きだと叫びたい!てゆうか何度も叫んだ!”と題したブログで、松来さんからの突然の電話について「最近まで入院治療を経験していた私が、病気の件に関しては話しやすかったんだと思います」と振り返る後藤。その後、一緒に「病気って平等で嫌だなぁー」と泣いたという。

しかし、皮肉にも病気をきっかけに仲良くなった松来さんと後藤は、毎日1時間くらい「LINE」でやり取りするようになった。「愛してる!結婚しよう!」「私も愛してる!だが断る!」「私とあの娘どっちを選ぶの!?」「どうしたキメ(投薬)てんのか!?」「この薬しんどい!!」「今使わずにいつ使うのだ!?」「投薬にそのセリフ使うの今、日本でここだけや!(笑)」など、病状や治療すら笑いに変えた応酬をするうち、後藤はどんなに体がしんどくても毎日何かしら笑わせようとしてくる松来さんがどんどん好きになっていった。

松来さんが一時退院した際は、寂しがる彼女のマンションに訪れ、カツサンドやシュークリーム、ポテチやジャガリコといったスナック類を「私ら男子高校生かよ!?」と言いながら食べたり、「治る。私も信じる。君は強い。優しい。丸い。可愛い。才能がある」と前向きに諭しながら、やはりポテチを食べたりした。また、松来さんと親交が深く、長く闘病生活を支えてきたメンバーで形成される「LINE」のグループに入れてもらったり……。

そのグループからの連絡により、容態が良くないことを知った後藤が、病室に足を運び「あっ……」という小さな言葉を聞いた数日後(先月27日)、松来さんは死去した。享年38歳。

「私が君と個人的に付き合った期間はとても短い。友人と名乗るのも気がひけるほどのたった4カ月間。でもそれがやけに濃くて、しんどくて愛しくて、整理がつきません――最後に発してくれた言葉は勝手に『ありがとう』か『愛してる』だと解釈して何度も反芻して君を忘れずに歩きます。松来未祐、君はとても素敵です。ずっと大好きです」

同ブログを読んだ後藤のファンはもちろんのこと、松来さんのファンからも「このブログを読んで大泣きしました。本当にありがとうございます」「ファンの一人として、松来さんに想いをそそいで頂けた事に感謝いたします」「後藤さん自身もお体に気をつけて“松来魂を持つもの?”としてこれからの活動応援しています」「邑子さん、みゆみゆのことを最後まで支えてくださって、本当に、本当にありがとうございました」「後藤さんと、ここにコメントをいただいた方々に心から感謝します。松来さんの分まで精いっぱい生きましょう」「松来さんは、がんばったんですね。後藤さんに教えていただき、心の整理が出来ました」など、感動&感謝のコメントが溢れている。

後藤は「ブログに書くのも迷いました」とつづっているが、「彼女の虜になった一人として発信」したという。

松来未祐さん、心よりご冥福をお祈りします。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

日常系アニメ
あ、今日は何も考えたくないや、、、
真面目な話というのも疲れるわ、、、
まったりと笑ったり癒やされたい時に。
日常系アニメ は良いですぞ。

ほんわか系日常ストーリー『ひだまりスケッチ』
日常系アニメの殿堂入り作品。「まどマギ」を見た後にこの作品を見ると、「ほんわかしてるけど、こいつら可愛い顔して銃撃戦とか始めたりするんじゃ、、」みたいに思わなくも無いです。非常に作りこまれた作品です。

「TBSアニメフェスタ2011」において第4期シリーズが製作されることが発表され、「アニメ コンテンツ エキスポ 2012」においてタイトルが『ひだまりスケッチ×ハニカム』であることと、2012年10月より放送されることが発表され、同年12月までに全12話が放送された。「TBSアニメフェスタ2012」において2012年5月より病気療養中だったヒロ役の後藤邑子の復帰の目処が立ったことにより、続投することが発表された。
TBSとBS-TBSでは第10話にて副音声で阿澄佳奈と水橋かおりによるオーディオコメンタリーが実施された。

2013年3月3日に行われた「超ひだまつりin日本武道館」において、「沙英ヒロ 卒業編」の制作が決定したことが発表され、同月8日にはアニメ公式サイトで正式な告知とプロモーションビデオが公開された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラである。
ゆのは第4期が2年生。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、4期ではゆの→宮子→ヒロ→沙英→なずな→乃莉の順に並んで表示されたデフォルメ絵のデザインのものが使われている。

コラボレーション
2012年10月より放送開始となるTVアニメ『ひだまりスケッチ×ハニカム』と10月より公開開始となる『劇場版まどか☆マギカ』。『ひだまりスケッチ』の原作、『まどか☆マギカ』のキャラクター原案として、漫画家の蒼樹うめ氏が深く関わる両作品の初コラボが実現した。
両作品の開幕を祝した今回のコラボでは、平成元年以降、一切の看板掲出などが無かった「芳文社」の壁面に"24年ぶり"となる「大型コラボレーションボード」を掲出。
いずれも蒼樹うめが『魔法少女まどか☆マギカ』ではキャラクター原案を、『ひだまり』では原作を手がけており、芳文社が関連書籍を発行、アニプレックスとシャフトがアニメーション制作に携わり、TBS系列で放送されたという関連性がある。

オープニングテーマ「おーぷん☆きゃんばす」
エンディングテーマ「夢ぐも」

投稿 : 2025/02/15
♥ : 43

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素直な「ありがとう」

安定の4期。
もう4期ともなると色々とレビューし尽くしているので、あんまり語ることもありませせんw
バツグンの安定感、日常系なのでストーリーに大きな事件があるわけもなく、イイコ達のほのぼのな毎日。
純粋にして善良です。
よくみていると、キャラ同士が「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言い合ってるいるのがわかります。
こんなに道徳的でこそばゆい関係、他になかなか見られません。
いつもどうり皆、なかよし、なかよし。
良きかな良きかな・・・・です。


さて、「いつもどうりです」で収めては芸がないので、アニメひだまりスケッチの特色についてでも。
本作の特徴といえるのは
・シャフト演出
・デフォルメ
・お風呂シーン
というところでしょうか。

シャフト演出について。
3期のレビューでも書きましたが、絶望先生のような毒々しい抽象演出は洗練されて、作品カラーにあったコミカルな部分だけが残った感じです。
背景の描き方や独特の構図の取り方、頻繁な画面の切り替えなどなど、いかにもな特徴なのですが、見ているこっちが慣れたのか、魅せ方が巧みになったのか、1期、2期の頃に感じた違和感がなくなってきています。
ネタが淡泊になりがちな4コマ原作の日常系の弱点を、この演出でカバーしている面も多々見受けられます。
尺稼ぎといったら聞こえは悪いですが、間を取るには合っている演出手法。ほぼ原作どうりにネタをやっても普通は10分ももたないのですが、こ手法が加わるといい具合な構成になります。相性がいいんですね。

デフォルメについて。
これはかなり原作どうり。
横に頭のでっかい頭身の縮んだキャラ絵になるのがひだまりスケッチです。相当クセがあるので、アニメ化にするには大変だと思ったのですが、見事に使いこなしてますね。場面場面で目まぐるしく変わりますが、4コマのコマ割のごとく、話の流れに合せて調子を変えています。

お風呂シーンについて。
毎回、最後はエピソードのメインを勤めたキャラクターの入浴シーンで締めくくり。これがお約束になっています。
これは、アニメオリジナルの演出。実に上手な定石パターンを取り入れています。
別段お色気要素など無い作品ですが、自然と視聴者サービスになり、加えて尺も稼げてアイキャッチ的な役割も担う様式。
派手なオチがないので、このお風呂でピリッと1話を締めくくるのがイイですね。

お風呂に限らず、多くの「定番」を創っているのが、アニメひだまりスケッチの特色であり、味でもあります。
マンネリと言うことなかれ、日常系にとっては大切な要素です。


日常系ですが、ゆっくりと季節は巡っている本作。
原作にも動きがあるようなので、もし5期があるとしたら・・・と考えると、うれしいような、ちょっと寂しいような。
いつまでもこの定番が続いて欲しいと思う反面、このコたちの成長も見てみたいと思える、あったかい作品です。
ホンワカした穏やかな気持ちでご視聴ください。

ひだまり荘で待ってます、きっと遊びにきてくださいね。
(↑これも定番)

投稿 : 2025/02/15
♥ : 25
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

<最終回まで視聴完了> あたたかく平和な空気感

美術科のあるやまぶき高校の寮的なアパート「ひだまり荘」を中心に
住人である先輩や同級生たちとの日常を、ほのぼのと描いた作品。
美術科らしいセンスや遊び方、思考回路が
演出のあちこちに垣間見ることができて面白く、興味深くもあった。

タイトルはよく聞くものの、今まで観たことがなく
4期目だという今回になって初めて視聴した。
以前は苦手だったはずのキャラデザなのだが、
『まど☆マギ』で慣れたせいとその時の教訓もあって、
今となってはなぜあんなに敬遠してたのかも思い出せない(笑)

ほのぼのと、ほんとうに陽だまりのような優しい色彩と内容で
撮りためたバトルものを観た後にはすごく和めてちょうど良かった。
難しいことを考えず気楽に観ていられる上、時々くすっと笑えるしね。

それでも、制作がシャフトで監督が新房昭之なので
演出や背景などにその「らしさ」は満載。

自分にとっての萌え要素は皆無なのだけれど
主な登場人物の中にはちらっとゆりゆりした感じの女の子や
さっぱりした姉御肌な大家さんや、ちょっと変態チックな担任の先生、
一度見たら忘れないであろう校長先生などがいて、なかなか個性的。

毎回あるゆのっちの入浴シーンはどちらかというと
今日一日の出来事をあくまでもほんわかと(←ココが大切)
一緒に思い出すコーナーになっている。

テンポもゆっくりめだが、原作が4コマ漫画と聞いて納得。
どうりで短いエピソードがいくつも用意されていて見やすかったわけだ。

特に起伏もなくずっとこんな感じなのかな?
こういう作品なら、今まで観ていなかった1期~3期も
さかのぼって時々観てみようかな、と思った。
-----------------------------------------
<8話の感想>

ゆのっち、ご両親から愛されてるねぇ。
なんだかご両親のほうが可愛くて微笑ましかった。

やっぱり学校祭編って楽しい。
{netabare}あのお化け屋敷はなかなか怖そうで行ってみたくなった(笑){/netabare}
---------------------------------------
<7話の感想>

相変わらずのんびりしてる彼女達。
観てるとついつい睡魔がw 寝る前に観るのが最適かも。
で、今回は「カラス口」に笑った。
「からすぐち」を「からすろ」って読んでて、あぁあるあるってね(笑)
---------------------------------------
<6話の感想>

進路のことを想うとき、卒業したくないという淋しい気持ち。
なんとなくわかる気もする。
でも、環境が変わっても自分達が変わらない思いを持っていたら
変わらずにいられるのだよね。
今回、なかなか良い話だった。
先生も本当は、ちゃんと生徒のこと考えてるんだね。
------------------------------------
<5話までの感想>

水着回があっても、ほのぼの。
料理教室っぽい回があって失敗してもご愛嬌。
いつ観ても平和で、みんなが和んでいてホッとする。
録画しておいた暗いテーマのアニメを、
大抵この作品と同じ日に観るので、
個人的には精神安定剤的な役割もしてたり。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 30

58.7 15 文化祭で友情なアニメランキング15位
パンでPeace!(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (184)
804人が棚に入れました
みなみちゃんは今日から高校生。朝食に大好きなパンを食べて、最高の一日が始まります☆クラスメイトの「パン友」と一緒に毎日ハッピー! キュートなふわふわパン4コマ!を原作とした作品。

声優・キャラクター
木戸衣吹、山崎エリイ、豊田萌絵、大森日雅
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パン友って何だろう?

登場するパンがどれも美味しそうに描かれています。
女の子たちのゆる~い会話とパンを食べている様子を見て安らかな気持ちになれるアニメです。
{netabare}
1話登場のたまごサンドに苺ジャムという組み合わせは想像だにしなかったので軽い衝撃を受けました。ぐぐってみたら愛媛県南部ではこの食べ方をする事がある様です。そのうち試してみて感想書くかも知れない。(良いジャム手に入ったので近日中に本当に試すかも知れない)

2話の「これは武器」はパン好きな家庭なら必ず誰かがやるギャグですね?のあちゃんがやると非常にかわいい。(ギャグのつもりでは無いらしいけれど)

1話、2話では主に女の子がパンを食べて楽しそうに会話していただけだったので物足りなさを感じましたが、3話ではパン作りのシーンが有り、本編が2分半程度の割には過程が中々上手く描かれていました。もう少し番組枠があれば、細かい所も説明出来たのではと思うと少しだけ残念でした。

4話は購買のパンを買って食べるだけ。見た目コドモにしか見えないのあちゃんですが、チャバタパン(私は食べた事も無いし聴いた事も無かった。)なんて知っていて博識。ただ者じゃない。

5話はゆうちゃんの回。漫画家志望らしい。この回でものあちゃんの妙な知識の片鱗が‥。ゆうちゃんがのあちゃんに頭ナデナデされているシーンは微笑ましかったです。

6話はふゆみ回。ふゆみに付き合って皆でダイエット。運動もそこそこに皆でパン作り。カリふわメロンパン食べてふゆみ大満足。のあちゃんの優しさも空気の様に描かれていてとても良かったと思います。沢山運動して沢山食べると言うダイエットの仕方は、食べ物からせっかく手に入れたカロリーを無駄に消費している様で私は好きではないですが、全然そんな話では無かったので楽しめました。これが本能に負けた人間の顔か‥。

7話は、のあちゃんが風邪でダウンして、チョココルネでお休み。のあちゃんの妹あみちゃんが登場しましたが、この子ものあちゃん萌えでした。

8話では、のあちゃんが新キャラの河合さんに餌付けされかかりピンチ!?ふゆみがそれに対抗します。のあちゃん愛と心配性がお姉ちゃんからお母さんにレベルアップしたふゆみ。「フランスパン担当」という言葉が登場してましたが日常で使う機会はあるのだろうか‥。

9話はメイド喫茶回。やはり今回もみんな(主にふゆみ&まい)で、のあちゃんに萌える回でした。クロワッサンは美味しそうでしたが、初回と比べてパンの存在感がどんどん薄れて行く様な気が‥。

10話ではふゆみとまいの間にパン友の兆しが表れる。めんたいフランスパンは私も食べた事があり、最初見た時は意外な気がしましたが、食べてみると非常に良い組み合わせである事が分かります。たらこ嫌いの人は無理だと思いますが、そうでなければ子供から大人までお勧め出来る、万人受けする様な美味しさを持つパンです。

ふゆみのぐぬぬ顔が似合い過ぎで、かわいくて笑えました。

最後まで見終えて、途中から登場キャラ、および私も、のあちゃんを愛でる事にばかり気をとられつつありましたが、毎回登場するパンはやっぱりみんな美味しそうでした。パンを通して広がる友情、面白かったです。

極めつけはやはり最終回、のあちゃんの深~い台詞で締めくくりましょう。

「ふたりがくれるフランスパン多すぎ。アイテムのとりすぎも状態異常になる。」のあちゃんのそこはかとない優しさと嬉しさの込められた、のあちゃんらしい、面白くて可愛いらしいせりふでした。

{/netabare}
男性視聴者から見れば、のあちゃん萌え要素は当然の様に受け入れられる所ではありますが、女性視点から見た場合はそうでは無いと思われます。どのアニメにも言える事ですが、異性の視点を想像したければ、全キャラクターの性別を逆転してみると良いです。そうすれば何故ボーイズラブが女性に好まれ、百合が男性に好まれるのか概ね理解出来ると思います。

それにしてもパン友なんて言葉初めて聴きましたが、高校生でパン友って実在するのだろうか? とか思ってましたが‥

10話視聴後、初回近くではネタ以上の印象しか抱けなかったパン友について、素直に気持ちを伝える事の出来ない人が、自分の気持ちを相手に伝える為に、用事を口実にして訪ねたり、料理を作ってあげたり、プレゼントをあげたりする、遠回しの好意あるいは照れ隠しの一種だと解釈出来ました。パンでワンクッション置いて、少しずつ相手に気持ちを伝えてゆくのが、パン友のあり方なのかも知れません。

本編2分半程度とかなり短いのですが、噛めば噛むほどに味の出るフランスパンの様に素敵なアニメだと思いました。

おまけ ~いちごジャム+たまごサンド試食の感想~
{netabare}
1話冒頭でみなみが食べていた、いちごジャム+たまごサンドを試食してみました。アニメではレタスらしきものが挟んでありましたがこれは省略。

たまごサンドと言えばゆで卵のみじん切りを想像する方もいるかと思われますが、触感や味が良いので今回は炒りたまごとさせて頂きました。

炒りたまごはジャムと合わせる事を前提としているので、無塩、胡椒無し、バター(今回試したのは普通のバター、無塩バターでも良いと思います。)のみでオムレツ並みの半熟に仕上げます。

予め※トーストしておいた食パンにジャムとほぼ等量のいりたまごを挟めて出来上がり。(簡単です)

味の方はどうだったかというと、一口で言えばスイーツ。さらに言葉を加えれば、いちご風味のシュークリームといった味わいです。ジャムの糖分に、たまごのこくが加わっているので、シューやカスタードクリームの砂糖+たまごの風味を彷彿とさせます。中々においしい組み合わせでした。

はちみつや他の果実のジャムを合わせてみても良いかも知れません。いずれ試してみようと思ふ。食というものはまことに奥の深いものです。


※8枚切り食パンを対角線上に切り、フライパンで両面を焼く。平均的な大きさのフライパンなら一度に大体2枚(4切れ)くらいまで焼けます。両面が焼き上がって硬くなった食パンの断面には簡単にナイフが入ります。三角形の食パンをポケット状に仕上げれば、ハム、カツ、炒り卵、レタスやピクルスなどを挟んで、手をあまり汚さずに食べられるサンドウィッチが出来ます。
{/netabare}
さらにおまけ ~少し珍しいパンの焼き方~
{netabare}
[乳酸菌のみで膨らむパン、超簡単サワードゥ・ブレッドの作り方]

サワードゥ・ブレッドは一般的に、小麦粉にライ麦を混ぜ、生地の中に乳酸菌と酵母の共生関係を作り出し、それらを同時進行で発酵させるものですが、小麦粉と空気中に存在する乳酸菌だけでも作る事は可能です。それでは作り方を以下に‥。

1.しっかりと手を洗いましょう。(結構重要)
2.大体400gの小麦粉に対して二つまみの塩、一つまみの砂糖を加え、水多め、油少々を加え、粉がべとつかずにまとまるまで捏ねます。(手に生地がくっつく様なら粉と油を適当に足す。)
3.生地をボール状にまとめ、蓋付きフライパンなどに入れ、なるべく清潔で、暗く温かい所で6時間~10時間程放置。
4.多分膨らんでいるので、ガスを抜いてもう一回捏ねる。(二次発酵させずそのまま焼いても良い。すると重い食感のパンになる。)3に戻る。3を二度経由しているなら5へ。
5.膨らんだ生地を250℃位に予熱した高温のオーブンに素早く入れ、一気に焼きます。こんがりと表面にきつね色が付いたら頃合です。大体15分弱で焼き上がります。

イーストを使ったパンと比べて膨張率が弱く、またほのかな酸味が有りますが、バター、マーガリン等との相性がとても良く、なかなかに美味なパンです。何よりありあわせの材料で手軽に作れるところが嬉しい。

私はまだ試した事はありませんが、ローラ・インガルス・ワイルダー(ドラマ「大草原の小さな家」とかでも有名)の小説によれば、この生地を使ってビスケットなどのお菓子も焼く事が出来るそうです。いずれ作ってみたいです。
{/netabare}
パンでPeace!、和めるだけでなく、そこかしこに面白い情報が見え隠れするよいアニメでした。

2期あれば是非また観てみたいと思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

パン好き女子高生が集まったら・・・アニメになっちゃいました^^;

この作品の原作は未読ですが、主題歌を悠木碧さんとあやちで構成されたユニット「petit milady」が担当されると知り視聴を決めた作品です。

これまで出演される声優さんで作品の視聴を決める事は多くありましたが、作品の主題歌だけで視聴を決めたのは、恐らくこの作品が初めてだと思います^^;
その位、私の中で悠木さんとあやちは崇高な存在だったという事になります^^

主題歌を歌う声優さんは、その作品に何らかの形で関わる事が多くありますが、この作品は純粋に楽曲の提供だけでした。
こういうのは色んなパターンがあって良いと思いますけれど。

レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、気になる単語がありました。

「パン友」

いやいや、何でも「友」を付ければ良いってモノではないでしょう・・・^^;
でも、まさか自分が知らないだけで実は一般用語だった・・・というオチは恥ずかしいので「パン友」でググってみたところ、やはりこの作品による造語だったようです。
同じ「パントモ」という呼び方は歯科用語集の中に「歯列全部を撮影するパノラマ型のレントゲン」としてあるようですが・・・本作とはまるで関係ありませんもんね^^;

思わず「パン友」に突っ込みを入れてしまいましたが、実はこの作品はパンがお題じゃなくても成立するのでは・・・と思っていました。

なぜなら、この作品は女子高生4人組の「ゆるふわ」感が前面に押し出された作品なんです。
「ゆるふわ」感だけでみると、この作品中々の強者・・・ここまで押し出された作品も決して多くはないと思います。
パンはその「ゆるふわ」感の・・・刺身で言うツマ的存在だったように思えるんです。
勿論パンが「ゆるふわ」の代表選手なら細部まで拘った設定・・・という事になりますが、一番印象に残ったパンがフランスパンなのでイメージがちょっと合いませんでした。

特にお題が無くても4人組女子高生の「ゆるふわ」だけで成立する作品・・・だったように思える位の癒しパワーのある作品という印象です。

主題歌はpetit miladyさんの「青春は食べ物です」
前作は温泉幼精ハコネちゃんの「ハコネハコイリムスメ」に「コロコロ甘々温泉まんじゅう」が出てきましたから、食べ物繋がりがありますね^^
これから益々のご活躍を期待しています。

1クール全13話の作品でした。1話5分枠のショート作品なのでサクっと視聴する事のできる作品です。
この作品に感じた「ゆるふわ」感・・・GJだったのではないでしょうか^^?
こういう作品が毎クールに1作はあると心が和みます^^

投稿 : 2025/02/15
♥ : 19

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

出演されている声優さんは皆揃ってごはん派だそうです

パンを通して友達の輪が広がるパンアニメです。

3分のショートアニメです

声優でいうと木戸ちゃん、もえし、山崎エリイちゃん、大森さん枠ですね


3分しかないので話は全然進みませんが
フランスパンは特別枠として、毎回いろいろなパンが出てきます。
週の初めに放送されているので、週のエネルギーをここで補充するという……w
また、毎月12日は「パンの日」であり、同時にニコ生も放送しているので
そちらの方もできれば視聴していただくと、このアニメを
より楽しめるかと思います。

因みに、私はパン派です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 18

69.2 16 文化祭で友情なアニメランキング16位
たまゆら ~もあぐれっしぶ~ (第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (579)
2771人が棚に入れました
写真が大好きな高校生沢渡楓。高校入学を機に、横須賀市汐入から父親との想い出の町、
竹原に引っ越してきてから1 年が経ちこの春高校2年生になります。
写真は心と心を繋ぐもの。そう教えてくれた父親の形見のカメラで新しく出会った友達や­いろんな人たちとたくさんの写真を撮ってきました。そんな写真を通じて、この町で出会­った素敵な想い出の数々・・・、もっともっとそんな想い出を作りたいという思いを胸に­、楓は新たなチャレンジを始めます。それは写真部を作ること。古い町並み、美しい海と­島々、あたたかな人たちに囲まれた高校生たちの生活を描く心温まる優しい時間が流れる­物語。

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

たまゆら2期は娘萌え&部活モノ

OVAと一期は主人公の友達と舞台である竹原の街並みを紹介する話が多いのに対して二期は他界した父との思い出の地を巡る話が多いです。また、身の回りの大人たちが子供たちの成長を見守る場面も多く、親が子の成長を見守る感覚で楽しめるアニメたと思いました。なので「娘萌え作品」と勝手に命名しました。(スタッフの間でも言われているらしい…)

また二期では主人公が写真部を創部します。写真部に入部する新キャラも登場します。その子がどんな子なのかは観てからのお楽しみです。

PS…三期あることを祈る!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 51
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

来期を早く見たい!(12話まで

本作品はOVA4話が最初にアニメ化されました。
その後1期12話+1話の-hitotose-そして遂に2期開始!
今回も12話なのかな?
物語の時系列は
1期1話→OVA→2-12話→2期
なので順番に見る事をお勧めします。


瀬戸内の広島県竹原市を主な舞台として、写真好きの女子高校生である沢渡楓とその友達が、それぞれのまだおぼろげな「夢」を追いかける物語。


本篇無料配信(毎週水曜日更新、各サイト配信開始より1週間無料配信、7月10日~)
・ニコニコチャンネル http://ch.nicovideo.jp/channel/ch2575837
・バンダイチャンネル http://live.b-ch.com/tamayura
・dアニメストア     http://docomo-animestore.jp/
・楽天ShowTime     http://www.showtime.jp/

公式サイト
http://www.tamayura.info/
公式Twitter
http://twitter.com/tamayura_tweet
ネットワーク竹原
http://www.i-love-takehara.jp/tamayura/
まとめWiki
http://www38.atwiki.jp/animetamayura/
たまゆらじお
http://tamayura.info/tamayuradio/


こういう泣けるアニメは一気見したい方だが…と思って撮り溜めてたら、もう毎話泣かされるとは思わなかった。゚(゚´Д`゚)゚。期待以上だった…


各話感想
{netabare}1話
相変わらずほのぼの暖かいアニメですね。
1年経った設定なのね。懐かしい。
もうOPとかBGMだけで涙ぐんじゃうよ(;_;)
かおちゃん葛藤してたのか…
cafeたまゆら今年も復活するのかな?
花の入ったお茶らしきものはなんだろうか。
かおちゃんこっそり泣いてたのか。
良い子だねぇ相変わらず…いつからのりえもんになったのw
概ね回想回だなぁ…
コウちゃん真面目に勉強してるな。
ぽてにょん症候群w新しい設定が出てきたな。
ふーにょんふーにょんふーにょん!w
ちひろちゃんは相変わらず遠距離なのかな?
あれこのももねこ追っかけるシーン前にも見たなw
写真部か~本格的になってきたようだ。
やっぱ最後は写真部で成功する感じの終わりになるんだろうか。
2期はもっと泣かせにきて欲しいなぁ。

・ほぼろ焼き
(そぼろ・たまねぎ、カイワレ大根・たまご・紅しょうが)入り(1,150円)税込
具にそぼろと玉ねぎってのは斬新だなぁこれは食べてみたい。

心霊スポット探検部っておいw相変わらずおねぇちゃんだなw
ともちゃんはちひろちゃんの友達か。まーた濃いキャラ増えたなw
ともちゃんだいぶセンスよくなったなぁw
前のぬいぐるみは気持ち悪いの多かったけどw


2話
OPの灰色の髪の毛の子は誰だろう…
桜の花の塩漬けだと!?なんかうまそうだな。
部長って言われるだけで目が@@
ちょwまおんちゃん一日船長って中の人ネタじゃねぇかw実話w
ぽってストレスに弱いな…
ぽってねぇ様ってあれ前からねぇ様呼びだっけ?
のりえww後ろでくるくる回るなwおいコウタンの写真もらおうとするなw
部長ワードがキモだな。
写真部結成きたか。熱血先生背中wなんだそのサプライズw
顧問下神山?二人してドジっ娘かよw
演劇部うっせぇww
あっ…お父さん…(;_;)
三谷かなえさんってあれか1話の電柱の子だなおそらく。
先生どんな記憶力してんだよw
クラッカーを全力スルーwwぽてニョン症候群ひどいw
小芝居wwしかしまぁ井口がやるとなんてうざかわいいんだw
映像付きラジオでの井口のうざさはやみつきになるw
部活すっくな!文系だけの集まりとかか?
ぽっての気持ちを大事にしてあげたいな。
マエストロいいおっさんだな。ってかイイ声過ぎる。
あれ?なんだか毎回毎回涙が…(;_;)
スカート短すぎるな。
いきなりの殴り込みですか!
EDぽって可愛いな…(;_;)


3話
写真部の本格始動のようですね。
部長って呼ばれる所か名前呼ばれただけでロボットになっちゃったw
うわうわ部活紹介か…急に思い出した昔部長やってて超緊張して失敗した黒歴史が…
恐怖の扉ってwじゃあってなんだよじゃあってw意味不w
やっぱりあの子三谷かなえだったか。
先生使えない…誰か手伝ってやれよ…
俺のは安モンのEXILIMデジカメだぜ!
かなえはなんでそんな気になってんだ?入りたいのか?
ゴマシャクレの勝ちだなw
祝 写真部ぽって部長!
プチ秘境探検部っていつからあったんだよw
おばあちゃん嫌いな写真無いだろw
熱血先生どうせ大した用事じゃないんだろw
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 まさかの宣伝ww
リベンジ
1.卒業アルバムの写真
2.桜まつり
目的は悪目立ちっておいおい。
成長を見守るから友達は入らないんだな。
三谷さんやっとゲット出来るか?おい盗撮だったのかよ。
かなえ可愛いじゃない。なんかグッと来る(;_;)
おかしいなぁたまゆらってだけでなんか涙もろ過ぎないか…
グイグイ来るwこれでかなえゲットだね!
一人目の部員。新しい出会いがあったので!
EDは何歳の頃のぽってなんだろうな。なんかコレ見てるだけで泣けてくる…


4話
特別…まぁ普通特別な時位しか写真撮らないよな。
かなえは恥ずかしくてそっぽ向いたのかな?好きな子でもいたのかな?
桜まつりのパフォーマンス…写真部が何すんだよ。
熱血先生wなんだよその企画ww駄目だろw
それはってなんだったんだ…
NOと言える日本人になろう!ってなんかいつだか流行ってなかったっけ。
次から次へと先生が来て忙しいなw
のりえ事、井口後ろで何やってんだw中の人そのまんまのキャラだなw
誰かの記念の桜だと!?何この素晴らしい公園。
本当にあるのか?それともアニメの設定なのか?リアルであっても不思議じゃないな。
千本桜?何これ凄い感動する…私の桜か…(;_;)
ドウゴウ先生まだ恋が実ってないのか…そろそろお好み焼き屋行きてぇなぁ。
リング焼きなんてのあるのか。食ってみたい。
あぁ一々うまそうなものが出てくるアニメだなぁ…
コマチ…好き?まぁまぁってwwおま策士だなw
熱血先生何してんだよw
ぽって成長したな。しかし何やるんだよ。
爆笑したwwwwなんで歌い始めたww
リアルじゃ写真ちいさすぎて見えないだろこれ…ちょっと無理矢理感が否めない。
こうちゃん何見つけたんだ。まさか…ぽっての桜。
ええーももねこ様が見つけたのかよ。そこは自分の力で見つけさせて欲しかったな。
この桜の公園本当にあるの?感動するよこれ本当に…(;_;)


5話
腕章はなんだ?写真部の腕章かな?
ちょwぽってwww何してんだwいつからそんなキャラにw
ぽって部ならぬけいおん部もといお茶会部だな。先生も混ざりやがったw 
ベーコンパイだと!?マックのベーコンポテトパイメッチャ好きだ。うまそうだ。
もう10年位食ってない気がする。マックにまだあるんだろうか?そもそもマックにずっと行ってないな…
桜写真コンテスト。何故宣誓したw
葉桜は葉桜で良いと思うけどなぁ…木にまたがっとるw
あれ?のりえちゃん料理出来るんだっけ?(中の人的にry
おまwダメな人に相談しちゃったなw
こうちゃんとのりえ逆だろw
のぼり旗持ってくんなw車が空飛んじゃってwww意味不w
一生載せないで下さいおねがいしますよ本当にw
オニギリ何故人の顔w若干不気味なんだけどw
まぁ普通は駄目な写真はさっさと消しちゃうよね。
かなえマジ真面目!
しかしまぁ歩きで出かけるの好きだよなぁこのねぇちゃんw
エッサホイサッなんてやってたら速攻でバテるわw
樹齢300年だと!?そんな桜リアルでもあるのか?
先生凹みすぎだろ…


6話
冒頭から井口MAXwサービス回かな?あれ?今までこういうのあったっけ?
エロとか一切いらないんだけどなぁ…
お父さんの後輩?いきなり抱きつく前に言う事あるだろ。いやあえて言うべきでは無いのか?何処まで気を使うべきなのか難しい。
ツアーっておい営業じゃねぇか!無料招待じゃないんだろ?これ。
まさに3.11にのっかって商売してる奴らと何ら変わらない。
とか一瞬思ったが、どうなのこれ…
一緒に来て欲しいって言ったからタダなのかな?
どういうつもりで引っ張りだしてんのか良くわからんから感情移入しにくい…
えっ親父の浮気相手かなんかなの?なんか邪推が働いてしまうんだけど…
まぁただの後輩なんだろうけどなぁ…駄目だ女不信だorz
焼きたてのパンは最高だよなぁーwまぁ炊きたての米の方が好きだけど。
B&B。ベッドアンドブレックファースト。初めて聞いた。
まぁ旅館じゃないしな。ってかリアルでもあるんかな?
お父さんが残してくれた宝物と言うか思い出と言うか…
宝物になって良かったな。
ハルミさんがふうちゃんにおめでとうのシーンもう画面見えないよ(´;ω;`)ブワッ
はぁ…もう今期は毎話毎話泣かせに来る…もう枯れちゃうよ…
水分足りなくてハムナプトラになっちゃうよ。
なので、じゃなくて「ので、」の方が口癖だったのか。


7話
神奈川県横須賀市へ帰省?と言うかなんというかちひろちゃんの街へ行く事に。
って広島から神奈川って1日かけても着かないんじゃ…
ねぇさん運転怖いっすw
ともちゃん…?あれ?前に出てきたっけ?あっ電話のあの子かw
どんだけでかいバーガーだよw
ともちゃん俺っぽいなぁ最初声とかかけられなかったりするけど話すと止まらないという。
まさか神奈川にもももねこ様がw
そういや今年夏祭り行ってないなぁ…
この指とーまらないっておいいいい!w
あれかぽてにょん症候群で抜群に強いのかw
線香花火とか動く動かないより花火の運がでかい気がする。
懐かしの思い出だったのか(´;ω;`)ブワッ
また泣いてしまった。いちいちBGMが良すぎる。
お父さんのことだいぶ受け入れられるようになってきたみたいだな。
最初は悲しい思い出でも時間が経てばいい思い出になるもんだよね。
Cパートももねこ様何してんのw一日署長?w


8話
今度はちひろちゃんが学校に来たのか。
ぽって部長だけど部員1名だしw
ムキュムキュってキスなのか?w
BGM音はずしてるw
秘密基地どっかにあるのかな?
ちっちゃい頃田んぼの草むらによく作ったっけ。
夜景モードで一発な気がすry
ってぽってのは手動かw
いきなり写真展…ぽってしっかりしてきたな。
上下山先生w
キャンドルボーイって店が気になるw何の店だw
おねぇちゃん心折れたのに行くって言っちゃうから張り切っちゃってるじゃないかw
30分で何処行く気だw秘密基地って基地無いけどなw
あら?三脚持ってたっけ?
写真部作って写真撮って願いが叶って(´;ω;`)ブワッ
随分遠くで花火やってたのね。


9話
竹あかり綺麗だよね。イイ風習だなぁ。
完全に井口wwヒトデ型宇宙人w
竹はいい匂いするから好きだなぁ。毎年夏場は竹シートで寝てるし。
何故マエストロがお客さんを知っているんだろうか。
夏目望さん。お父さんの高校の頃の友達か。ちょwまさかの緑川光!?ナツメ違いだろw
父親とそっくりなのか。まったくひねりが無いのか。
カナエちゃんの全力擁護。
写真を撮ることは好きって言う気持ち。
まおんホントしゃべらないなw
ほぼろで一緒に食べるのかよw
写真のこと心配するあたりなんかすげぇ恭介っぽい。
お父さんの話聞くのか…だいぶ耐性付いたんだな。
高校の頃かぁ…色々馬鹿やったなぁ。もっと写真撮っておきたかったなぁ。
好きな子の写真か。別れて全部焼いちゃったな。
なんか色んな懐かしい思い出とともに涙がちょちょぎれた(´;ω;`)ブワッ
ナツメ照れ隠しの仏頂面なのかw
マエストロ女にやたら優しいのにちっともモテナイのかよw
おかえりなさい。
夏目さんやっぱり緑川光だったwwあの人もうナツメキャラ固定だなw


10話
かなえってそういや先輩だったんだっけ。今3年だから卒業しちゃいそう。
まおんは何を表現したのかわからんw
撮影旅行…あっやっぱりだ。卒業だよなやっぱ。
私達展またやるのか。
まおん宅の旅館に泊まれるのか。また働くのかな?
「え”ーーーーーーーーー」いい演技だなw
コウたん来ないのかよwコマチとコウたんの2ショット写メw
寝るのかwノリエちゃんほんと中の人まんまって感じw
まおん良く喋る回だな。
かなえはまだ進路決まってないのか。
季節はいつ頃なんだろうか…葉っぱ青いし夏かな?でも皆長袖だな。まだ夏前とかかな?
マオンはやっぱ働くんだな。
あれこの公園あの口笛の場所じゃ。誰だろう?
地面の木漏れ日綺麗に写るものなのかな。そういう写真見た事無いなぁ。
魔法美少女かおたんw
マオンが旅館の格好すると花咲くいろはの子そのままだな。
潮待ち島…潮は必ず来る…ここ良い話だなぁ。
LIVEやってる人だったのか。
マオンのちいさかった頃に見たLIVEはこの人達だったのか。ちょっとうるっとした。
きっかけを貰っているんだね。
カナエもきっかけ出来たかな?潮が来たのかな?
きっかけは写真部か。
西尾維新の物語のあとがきだかで書かれていた伏線の話みたいだ。
後になってみればあれが伏線だったのかなと想い出すみたいな。
自分の海へと漕ぎだすだと?何があったw
次回「今年もありがとう、なので」えっもしかしてもう冬になっちゃう感じかな?


11話
あっという間に12/30日なのね。クリスマスはスルーか。
かなえの最後の思い出か。
こまちの写真がひどいw
おばあちゃんが玄海に見える…
ともちゃんまーたマシンガントーク始まったかw
出張ほぼろ焼き。
一枚目にぽっての写真かw自分好きなのかと思ったw
客凄い人数いるなぁ。
プリプリ焼きとメソメソ焼きwもう一個はプンプン焼きかな?
お礼…怪しい…
のこちゃんw去年の続きの話かw恋のバトルまんまじゃないかw
あっさり終わったなぁ私達展。
初詣か。カウントダウン中になんでカメラに蓋したんだろ。
願掛けで蓋したのかな?
親目線もいいもんだね。
ってか冬なのに一枚だけかけて寝るとか暖房でもあるのかな囲炉裏だけじゃ寒いだろうし。
写真部が出来たきっかけはかなえの写真だったのか。
お互いにきっかけ作り出来てるんだなぁ。
まるで鶏が先か卵が先かみたいな感じだなぁ。
皆起きてたのか。(´;ω;`)ウッ…
やり残したことは何も無いのか。
でたーwまた拉致られたw
海で初日の出とかメチャクチャ寒そうだな…
まおんさけべよww何この青春物語w高校の時やったなぁ…
かなえちゃんにもらい泣きした(/_;)
次回「そして、旅立ちの季節なので、」
かなえちゃんの卒業式で最終話は締めるのかな?


12話最終回
お父さんの誕生会か。なんかいきなりしんみりしちゃった。
シャッター壊れたのか。壊れたらデジカメ買うのかな?
ひな祭りかな?のりえが完全に井口w
かなえ先輩志望校に合格したのか。何処の大学入るのかな?
先生熱血だなぁw お好み焼き旅行って太りそうな旅行だなw
単車で何処へ向かうのやら。
大久野島?何処なんだ一体。
なんとプロポーズの場所だったのか。
お母さん(´;ω;`)ブワッ 画面見えないよ(/_;)
ニラのハーブティー?なにそれ本当にあるの?
まさかのぽってのツッコミw餃子じゃ無いのでw
部員ってのりえとかかおたんとかまおんとか結局入らないのか。
来季あったらかなえ出て来るのかな…
写真部またぼっちになっちゃった。
たまゆら製作委員会にありがとう!
いやぁ良かった。「最後の春休み」EDなかなか良い曲だ。
みんなみんな忘れないよ。
早く来季やらないかな…ラジオはまだしばらく続くのかな?{/netabare}



1期レビュー
http://www.anikore.jp/review/621461
OVAレビュー
http://www.anikore.jp/review/616357

投稿 : 2025/02/15
♥ : 43

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

みんながやさしい気持ちになれるお話なので

全12話 + 8.5話

8.5話観ました!
修学旅行のお話です。そのまま本編であっても良い内容でした。今回は口笛ばかりであまりしゃべらない麻音ちゃんがメインのお話です。
ほんのり、ふんわり、ちょっぴりウルウルの癒しのひとときでした。
みんな仲が良いですね^^

以下は以前の内容です〜

キャッチコピーは
「あなたの笑顔が一番のありがとうなので」

1期は高校1年生なったメインキャラ4名、主人公 沢渡 楓(さわたり ふう)通称 ぽってを中心に、塙 かおる(はなわ かおる)、岡崎 のりえ(おかざき のりえ)、桜田 麻音(さくらだ まおん)のそれぞれの事を描いたお話がメインでしたが、2期では高校2年生になったぽってがメインで、他の3人はサポート役に回っていますね。

舞台は1期と同じ広島県竹原市、ぼっては高校2年生なり写真部と作ることに頑張っています。今回は新キャラ高校の先輩の三谷 かなえ(みたに かなえ)さんがキーワードですね。

2年生なった1年間を1クールで色々な出来事を描いてます。
今回も癒されましたね〜ぽってにしてはあぐれっしぶでしたw
最後はじんわり涙が出てしまいましたね。

起伏は少ない作品ですが、心暖まるエピソード満載です。
やさしい気持ちになれると思います。日常の作品が好きな方、是非観てくださいね。
もしお時間があればOVA、1期、2期と観てみるとより分かりやすいと思います。

OPEDともに癒される曲です。どちらもOVAからOP坂本真綾さん、EDは中島愛さんが歌ってます。

最後に、麻音ちゃんの口笛が少しうまくなってましたw(ほんの少しですがw)
ぽっての中の人は竹達彩奈さんですが、私が観た作品の中では結構ツンデレキャラ役ばかりで、ほんわかしたぽって役は貴重ではないでしょうかw

またいつか、少しずつみんなが成長している姿を観れることを楽しみにしてます^^

投稿 : 2025/02/15
♥ : 51

65.2 17 文化祭で友情なアニメランキング17位
ストロベリーパニック(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (283)
1647人が棚に入れました
この日本のどこかに存在する、巷でも屈指の名門女子校「聖ミアトル女学園」「聖スピカ女学院」「聖ル・リム女学校」に通うことになった、3人の少女・渚砂、光莉、絆奈。しかも3人とも家を離れて、3校の寄宿舎である「いちご舎」に入る事に。慣れない集団生活に心細くなる3人を、それぞれの学校の生徒たち「ストロベリーズ」は時に優しく、時に厳しく、そして時に情熱的に支えてくれる。積極的な女生徒たちの行動に戸惑う3人の妹たちは、大好きなお兄ちゃんからのアドバイスを受けながら、魅惑の女子校ライフを送るのだった。

声優・キャラクター
中原麻衣、清水愛、生天目仁美、斎藤千和、松来未祐、甲斐田裕子、桑谷夏子、野川さくら、中島沙樹、宮崎羽衣、福井裕佳梨
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ようやく分かりかけてきた。つまり「百合こそ至高」

*初投稿 2014年5月22日

みなさん、ごきげんよう。
今日は百合アニメの名作である本作のレビューを致しますわ。
「キマシタワー」や「タマリマセンワー」などの
百合好き御用達の名台詞を生み出したのも本作ですわ。ご存知だったかしら。

最後までこの口調でレビューを書こうかと思いましたけども、
非常に読みづらい上、そこはかとなくイラッとくるのでやめますワ~♪

最近は百合要素を盛り込んだアニメが非常に多いです。
しかしそれは可愛い女の子たちがキャッキャウフフしてて
所謂萌豚さんたちを「ブヒブヒ」鳴かせる為のアイテムとして
使われているように思えます。要は萌えの1種としての百合ってことですね。

本作にもそういう要素はありますが、
切ないまでに相手を想う気持ちとかをメインに描写されています。
人を想う気持ちというのは尊いものですが、同時に苦味を伴うことも多いわけです。
誰かを想えどその人がこちらを振り向いてくれるとは限りません。
たとえその人の隣にいるのが私ではない他の誰かだったとしても
その人が笑っていられるのならそれでいいという
奥ゆかしいまでの彼女たちの姿を丁寧に描いている点が
最近の萌えの1種としての百合とは大きく異なるところです。
ちなみに私は萌えの1種としての百合も大好物です。ブヒブヒ。
また、キスシーンなんていうのもありますが、
発情した犬のように毎回「ん・・あん・・・チュパチュパレロレロ」なんて
タイプの百合モノとは明らかに趣が異なる作品ですということも記しておきます。
もちろん・・私はそういう作品も嫌いじゃないですよ キリッ(前傾姿勢で)

本作の舞台となるのは美しい自然に囲まれた(隔離された)アストラエアの丘にある
聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校の姉妹校である3校なのですが、
これは宝塚歌劇団で言うところの花組や月組といった
組を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
一応言っておきますけどあくまでイメージの話ですよ。
各組(校)には組長(生徒会長)が存在します。
そして宝塚なら各組にトップスターが存在しますが、たとえば各組ではなく
宝塚全体のトップスターが本作で言うところのエトワールです。

本作には御聖堂、聖歌隊、温室の植物園といった舞台装置が至る所で散見され、
どこか「少女革命ウテナ」を彷彿とさせる世界観です。
というか昔の少女漫画のような世界観ですと書いた方が分かりやすいですねw

聖ミアトル女学園4年(中高一貫の高校1年)に編入する蒼井渚砂が
道に迷い森の中でエトワールの花園静馬と
運命的な出会いを果たすところから始まる物語なのですが、
話の展開としては蒼井渚砂だけを追うというものでなく群像劇ですね。
先程の宝塚の例で言えば、花組の回もあれば、月組の回もあります。
もちろん各校に魅力的なキャラがいるというのは言うまでもないことでしょう。
聖アストラエア合同寄宿舎(通称いちご舎)を介しての各校の交流もあるので、
完全に独立した話がそれぞれ展開されるということではなく、関連性はあります。

全26話ですが、
出会い~キャラ紹介、エトワールとの接近そしてエトワールの過去、エトワール選と
明確なテーマが存在し、
また他のキャラの話も挿入されているので飽きることなく視聴できました。
もっとも展開がベタベタ過ぎて先が読めるなんてことはたびたびありましたがw

作画に関しては顔があまりに簡素化してたり、パースが狂ってるところがあって
ちょっと気にはなりました。

蒼井渚砂役の中原麻衣さんの声はふにゃふにゃとした甘さがあって
「タマリマセンワー!」と言いたくなる気持ちがよく分かりますw

時に可愛く時に可憐な彼女たちを眺めているだけで心が洗われるようでしたw
これはもはや「癒やし」と言ってもいいかもしれません。
「百合こそ至高」という言葉の意味が少しは理解できたような気がしますw


「どーでもいい雑感」

{netabare}天音様がイケメン過ぎますワ~~~ッ!!
夜々ちゃんがエロいですワ~~~~~~ッ!!タマリマセンワー!
そして剣城要さんww地球温暖化って何なんですのwww
お口の中の麦汁を吹き出してしまいましわwww
「ユーアーザ チューズン ワン 君は選ばれし者だ」も
わたくしのお鼻から盛大に麦汁がこぼれましてよ!!
そして千華留様が本当に天使ですワ~~。
光莉ちゃんが千華留様の胸に顔をスリスリしているのを見て
おい!ちょっと俺と代われ!!(前傾姿勢で)
と本気で羨ましいと思いましたのはみなさまには秘密ですわ。
あらいやだ、ちょっとお下品な萌豚さん口調になってしまいましたわ・・失礼。うふふ♪











誰ですの? 今「うぜええええ」とかおっしゃった方は? {/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 38
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正統派百合アニメ。「この声の震え!この慄き!半ベソの渚砂ちゃん!あぁ~ん、タマリマセンワ―!!」

制作はMAD HOUSEのメディアミックス作品です。
ジャンルはGL系学園群像劇です。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。
有名ですが、百合な場面でよく見かける「キマシタワー!」の元ネタ作品。



アストラエアと呼ばれる丘に鼎立する聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校というそれぞれに個性的な姉妹校。
両親の海外転勤で、伯母の母校であるミアトル4年(高校1年)に編入することになった主人公の蒼井渚砂と、スピカ3年(中学3年)の此花光莉を中心に、それぞれの学校で巻き起こる騒動と恋愛模様を描く。



4作目の百合作品視聴。
長さも丁度いいし、いろいろな方から推されたのでこれを見てみることに。



まず、言わなければならないこと。
私の好きな“百合”はこういう“百合”ですw
学園閉鎖・少女漫画系の作品が百合漫画では好きだったので、かなりツボりましたw

ガチっぷりでいうと、「百合を見たい」という考えならば多分これが標準レベルかな?
登場人物ほぼ全員が女性にときめいちゃうので一般の方は余裕で引くけど、百合好きには丁度いいくらいでしょうか。
事前事後な描写は結構ありますけど、行為自体は映っていませんから多分セーフw


途中で主題歌が変わりますけど、そこでⅠ部Ⅱ部に分かれています。
Ⅰ部はいわゆる日常回で登場人物の交流を中心に描き、Ⅱ部は本作の肝である「エトワール選」について描いています。
Ⅱ部は結構シリアスなので好みは出そうですが、私はⅡ部の方が好きでした。
Ⅰ部で描かれた想いが段々と氷解していく後半はホント、タマリマセンワ―w
{netabare}例えば19話、20話、21話のトリプルコンボ。
静馬の過去、玉青の想い、深雪の想いが描かれています。
多分ここら辺が本作の一番のピークでしょう。
光莉と天音が結ばれる25話、静馬がついに自分の想いのままに動く26話(最終話)も、まあいいんだけどね。
最終話「少女迷路でつかまえて」の編曲もステキ。{/netabare}



本作の難しさは、視点を誰に当てて見ればよいのかという点、勿体つけるような伏線がやたらに多い点に集約されています。

この作品のヒロインは渚砂で、サブヒロインは光莉であることは間違いないでしょうが、この二人だけを注視してしまうと後半で「?」になること請け合い。
仮に視聴する際には、一番分かりにくい先輩たちの心情描写を最重要視してみてください。

普通の作品だったらだいたいセリフで説明してくれますが、本作は不親切設計で画面をちゃんと見ないと分からないことが多々あります。
加えて正直シリーズ構成があまり上手くないので、いろいろ見逃さないようにしないと本当の意味で楽しめないかも。



こう書くと面倒くさい感じがプンプンしますが、本作独特の雰囲気を形成しているのも間違いなくこれらの要素。
面倒くさいくらいに張り巡らされた心情描写が私の心をつかんで離しませんでしたw
こういうところを丁寧にやってくれるから、百合はたまらんよねw

キャラも主要人物は結構立っているかと。
{netabare}そんな私が思う一番のナイスカップルは剣城×鬼屋敷。
剣城さんの温暖化には笑わせてもらいましたw
てかこいつらラブラブすぎるだろw
私の好きなカップリングは王道を行く渚砂×静馬。
好きなキャラは玉青、静馬、夜々、千華留という若干の不憫萌え傾向。
特に玉青ちゃんが好きだったので、終盤の三角関係には悶えましたw{/netabare}



総括して、多分あにこれに居なかったらあまり興味を持たなかっただろう作品なのでホント感謝です(「咲-saki-」以来4回目)。
こういう系統の作品ですのでかなり人は選びますが、私にとっては「またもう一度見たい」と思える良い作品でした。

どうでもいいですが、タイトルは私のお気に入りのセリフ。
あぁ~ん、百合はタマリマセンワ―!!
声優的には、私の好きな中原さん×斎藤さんで萌えたけど、もうちょっと出番欲しかったかも。
それにしても、放送当時にこれを見た人はどんな気持ちになったのでしょうかw

投稿 : 2025/02/15
♥ : 31

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

思ってほどではなかった・・・

全26話。

某百合姫様推薦のすごい作品らしいですが・・・

とりあえず、キャラ絵等は嫌いではありませんが内容があまりにも凡すぎる。

先が読めすぎる展開で、最後のほうはほとんど流し見でした・・・

期待してた(?)百合描写もそれほどでもなく・・・

結構きつい作品と聞いてましたが普通に見れた私が変なのか?

主人公、なんか聞いたことある声かと思えばCLANNADの渚役の中原さんですね^^

BLはオエッってなるんですが、百合は綺麗だと思う私はやっぱり変(態)のかな?偏見はいけませんね。愛は自由ですw

ED曲は何故声優さんの実写(百合風味)なんでしょう。正直( ゚д゚)ポカーンでした。

いじょ。。。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 10

71.8 18 文化祭で友情なアニメランキング18位
ひだまりスケッチ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (776)
4468人が棚に入れました
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あんハピ♪でストーリーの所々でキャラクターがSDキャラになる・止め絵のアイキャッチなど本作を意識しているシーンが多い。

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ 1(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、アパート「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女の日常を綴る。
第1話「1月10日 冬のコラージュ」と第2話「8月21日 ニッポンの夏」を収録。

ひだまりスケッチ 2(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第2巻。
デッサンの授業へと向かったゆのは、教室で全身に布を巻いた美術教師・吉野家先生と遭遇。
自らデッサンのモデルになると言い出した先生は…。
第3話「6月17日 またはインド人」と第4話「5月18日 ふかふか日和」を収録。

ひだまりスケッチ 3(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第3巻。
風邪を引き、学校を欠席したゆの。
昼過ぎに目を覚ました彼女は、額の上に濡れタオルが置いてあり、新しいパジャマに着替えていることを不思議に思い…。
第5話「2月13日 こころとからだ」と第6話「7月14日 ひんやり・まったり」を収録。
第3巻映像特典 ゆの役(阿澄佳奈)インタビュー

ひだまりスケッチ 4(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第4巻。
曇天のある日、宮子たちの下校時間にはすっかり風雨が強まっていた。
宮子は自分の部屋に置いてある乾燥剤が雨漏りにより発火することを心配し…。
第7話「10月12日 嵐ノ乾燥剤」と第8話「「3月13日 3%の希望」を収録。
第4巻映像特典 宮子役(水橋かおり)インタビュー

ひだまりスケッチ 5(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第5巻。
宮子と一緒に通学したいたゆのは、道端に落ちていた宝くじを拾う。
落とし主のサラリーマンに渡すと、謝礼としてくじを何枚か貰い…。
第9話「9月4日 裏新宿の狼」と第10話「11月3日 ゆのさま」を収録。
第5巻映像特典 ヒロ役(後藤邑子)インタビュー

ひだまりスケッチ 6(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第6巻。
校外学習で動物園を訪れたゆのたち。
お弁当の時間、動物に見立てたおかずを見せ合う一行だったが、宮ちゃんのお弁当にはキャベツが丸ごと入っており…。
第11話「4月28日 まーるキャベツ」と第12話「12月24日 ChristmasEve 12月25日 サヨナラ…うめ先生」を収録。
第6巻映像特典 沙英役(新谷良子)インタビュー

病気療養中の声優・松来未祐さん死去 「ハヤテのごとく!」鷺ノ宮伊澄、「這いよれ! ニャル子さん」クー子など演じる
アニメ「ハヤテのごとく!」の鷺ノ宮伊澄役などで知られる声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが27日に死去していたことがわかった。38歳だった。2日、所属事務所の81プロデュースが公式ホームページで発表した。

ホームページでは「病気療養中のところ平成27年10月27日 38歳で永眠致しました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げます」と松来さんの死去を伝えた。

また松来さんの公式ブログでも死去を発表。葬儀は、遺族の意向により親族のみで執り行われた。

松来さんは今年7月14日に自身のブログで「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と明かし、病気療養のために当面の活動を中止すると発表していた。

松来さんは1998年にプレイステーション用ゲーム「御神楽少女探偵団」で声優デビュー。アニメ「D・C・~ダ・カーポ~」の鷺澤頼子や「這いよれ!ニャル子さん」クー子、「ひだまりスケッチ」吉野屋先生の声などで知られ、ファンには「まつらいさん」の愛称で親しまれていた。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

2007年1月からTBSほかで第1期全12話が放送された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラで、また時系列順でもなくバラバラである。第1期ではゆのは1年生である。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。特に第1期では料理の実写取り込み画像が多用されており、オーディオコメンタリーによれば、スタッフが実際に調理した物を撮影して使用している。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、1期では太陽を見立てたデザインのものが使われている。

蒼樹は「主要登場人物のフルネームは設定しておらず、今後新たに設定するつもりもない」と語っている。

オープニングテーマ
「スケッチスイッチ」

エンディングテーマ
「芽生えドライブ」

投稿 : 2025/02/15
♥ : 42

アリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ひだまり荘の愉快な仲間たちのゆっくりほのぼのスローライフっ!

やまぶき学園に合格した「ゆの」が「宮子」「沙英」「ヒロ」の4人が送るのんびりライフなアニメ
漫画の方は4コマ漫画で構成されておりギャグ漫画感覚で楽しめる、とても面白い日常が描かれているアニメです。
アニメバージョンでも、その面白さ・雰囲気を全く損なわない、大変良い作品となっております。
「えっ!?途中からじゃわからない」という内容が少なく、途中から読み始めても普通に楽しめますね。アニメ初心者にも優しいカンジの内容です。
おもしろくて、ほのぼのとしたアニメが見たいならコレで決まりっ!!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

oki96 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラを楽しむアニメです。

日常系中の日常系ですね。

女子4人がひだまり荘と言うアパートで一人暮らしして、美術高校に通っている設定だけで、ストーリーはまったく無しです。

ただ、4人の日常生活をそのまま描いた作品で、ギャグもあんまりありません。でも、笑えないと言う訳ではありません。

しかも、時系列シャッフルで放送されて、第一話から説明あんまり無くいきなり三学期でビックリしました。

でも、ふんわりでのんびりで、疲れたとき観ると良いと思います。

そして、とにかくキャラが可愛いです。この作品はキャラだけで楽しめますし、癒されます。天然なゆの、暴走する宮子、主婦っぽいヒロ、そしてクールな沙英。自分は宮子が大好きでした。彼女はいつも元気で、彼女を見てるだけで元気になれます。あと、ヒロと沙英の微妙(まあ、微妙っと言うより百合かな)な関係もかなり面白くて可愛いと思いました。あと夏目が沙英を思う所もかなり可愛いと思いましたね。なんか女の子だけで三角関係を作ってしまい面白い展開に。

声優陣もかなり豪華です。特に後藤邑子さん。邑子さんは別の作品で有名ですけど、ヒロ役とっても似合ってると思いました。

あと、OPとEDもかなり良いと思います。

ストーリーは一切無いので、万人には向いてありませんね。

でも、自分はかなり気に入りました。時系列シャッフルで三期+特別編全部観て、そして時系列順でもう一回観る位ハマちゃいました。

日常系好きなら是非おすすめします。キャラに癒されて下さい。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 21

60.9 19 文化祭で友情なアニメランキング19位
ファンタジスタドール(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (417)
1940人が棚に入れました
鵜野うずめは勉強も運動もそこそこのごく平凡な中学2年生。だがある日、彼女の運命は大きく変わってしまう。特殊な能力を持つ女の子・ファンタジスタドールを実体化できる不思議なカードを手に入れてしまったのだ。

うずめはカードマスターとなり、5人の個性的なドールたちと契約。街を、いや世界を救うための戦いを始める……“どうしよう、私には無理”とあわてるけれども、うずめはもはや逃れられない。

さまざまな武器やコスチューム、特殊イベントのカードを組み合わせて戦っていかねばならない。しかもドールたちは、次々と、可愛い要求をつきつけてくる。うずめは世界を守れるのか!? いや自分自身を守れるのか!?

声優・キャラクター
大橋彩香、津田美波、徳井青空、赤﨑千夏、長谷川明子、大原さやか、三澤紗千香、上坂すみれ、名塚佳織、保志総一朗、津久井教生、倉田雅世、山岡ゆり

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供向けの印象

全12話

ジャンル:ファンタジーカードバトル

主人公が女の子で、カードからドール(女の子)を召喚し、バトルする内容。


正直、日曜の朝 又は平日の夕方枠で放送されるような内容に感じました。
視聴対象者が、小中学生の女の子 
あと楽しめるのが、萌えキャラ目当ての人くらいかな?

みどころは・・・
マスターとの絆
師従関係を超え、友達としての友情
仲間を想う気持ち大切さ
って感じでしょうか?

ストーリーや展開は、ありきたりなので普通に感じました。
正直に言うと しょっぱい (-ω-)

キャラは、みんな可愛いので、それ目当てに観るのもありかな?

自分は、ただ なんとなく観てました。
(よく断念せずに完走できたな~と^^; )
残念ですが、魅力は感じられなかったです。

小中学生の女の子や、キャラ目当てに観れる人にはオススメかな~? ^^;


OP:「今よ!ファンタジスタドール」 歌 - 鵜野うずめ(大橋彩香)、ささら(津田美波)、カティア(徳井青空)、しめじ(赤崎千夏)、マドレーヌ(大原さやか)、小明(長谷川明子)

ED:「DAY by DAY」歌 - 鵜野うずめ(大橋彩香)、ささら(津田美波)、カティア(徳井青空)、しめじ(赤崎千夏)、マドレーヌ(大原さやか)、小明(長谷川明子)

投稿 : 2025/02/15
♥ : 34

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

放送時間、まちがってますよ~

アニメオリジナル作品。
カードゲームをベースにした、女の子向けっぽいお話です。有り体にいってしまえば、お子様アニメのような雰囲気。
主人公とカードから出てくるドールと呼ばれるキャラクター達との信頼関係と友情の構築。
ドール達のマスターとしての成長を描いた内容になっています。
アニメとともにメディアミックスとしてソーシャルゲームもサービスされていますので、販促的な意図も見え隠れします^^;

色々とアレだという前評判は聞いたうえでの視聴でしたので、それほど失望感はなかったんですが、問題有りと評される要素はたしかに確認できました。
なんていうかコレ、色々とチグハグな仕上がりなんですよね。
完全な低品質アニメというより、何かをちょっとヘンな方向に間違えているク○アニメ・・・とでも言えばいいでしょうか。
嫌悪感はないんですが、残念さは充分味わうことができましたw


まずは良いところ。
ちょっとありがちすぎるとは思いますが、全体のプロットは悪くないと思います。
ドール達に出会って、一人一人と絡んだうえで親好を深めて、彼女達との絆を強くしていく。まさに友情と努力。
終盤でドール達の過去と敵対勢力の事が明かされ、最後に決戦を・・・・といったいかにもな安定感。
いがみ合っていたライバル達との関係も徐々に変化していくのもお約束。
定番的な爽やかさに溢れた構成になっています。

キャラの造形も可愛い。
ドール達の装備や技も、それぞれで個性が違っていて、ファッショナブルです。
カードを保存するアイテムや、ドール達が普段待機している空間などはファンタジックで、まさに女の子にウケそうな要素が盛り沢山。
もともと、ソーシャルゲームにする目的に企画されたものらしいので、アイテムやキャラクターが豊富なのは当然といえば当然なのですが。
朝アニメのシリーズにして、おもちゃとか作れば、そこそこ売れるんじゃないかと思える基礎はしっかり作り込まれている企画です。


ただ、これは1クールの深夜アニメ。
構想段階では女児向けのテイストでよかったのかもしれませんが、それをちゃんと練り直さないで世に送り出してしまった・・・そんな感じでした。
これじゃ、大きなお友達は納得しません^^;

以下、残念だった部分です。

まず何といってもバトルがダメダメ。
せっかくのカードゲームなのに、キャラの装備強化や連携技、トラップや駆け引きの要素がお粗末すぎます。
緊張感がないのは作風だとしても、ドール達の能力や特性もはっきりしないまま、ゴチャゴチャ&バタバタと小突きあいをするだけの戦闘。
結構戦う機会は多いんですが、1話から最終話までバトルの見所が膨らむことは決してありませんでした。
(ただ、みなさんの批判に対象になっている、技やアイテムが超バカバカしいのは私としてはアリでしたw)

また設定が全然活かせていない。
変身のバンク映像などを見る限り、ドールの装備や装束はチェンジできて、いろんなバリエーションになるんだろうな~と誰もが想像するのですが、その想像は空虚なものに終わります。
ドレッサーにズラッと並んだ多彩な衣装の数々は披露されることはなく、少なくともこのアニメではただのコケ脅しな演出にすぎません。
ソーシャルゲームには着替えをさせる機能があるそうですから、それに基づいた映像化なだけなのかもしれません。
作中に着替えさせてあげる機会なんかいくらでもあったのに、これは勿体無い。

あと、致命的なのがキャラがうすい。
一人一人のエピソードが用意してあるのに、結局そのエピソードを経ても、ドールがどんな性格でどんな戦いをするのか、イマイチ伝わらない。
どこかで見たようなお決まりのエピソードがキャラにくっ付いてるんだけど、義務的にそれを消化していて、キャラに愛着が全然わいてこないんです、何故か。
すったもんだするけど見た目ほど個性が立っていないと思えます。
5人もいるのに主役回以外は言動の足並みが揃いすぎていて印象がものすごく薄いドール達。
アホな特徴をもった敵のドールの方がむしろインパクトあって良かった気が・・・(^-^;)


とまぁ、いろいろダメ出ししましたが・・
一番ダメなのは、何をやるにしても突飛すぎな所が極めつけだと思います。
キャラが突然怒り出したり、コロっとデレたり、特に悩みもキッカケもなく行動原理や考え方を変えたり、ユルユルでグダグダなブレ方をします。
コイツラ、分裂症じゃなかろうか?と思えるほど説得力に欠けています。
王道のストーリーラインのくせに、動機付けを見せるための定番演出がまったくヘタクソ。
普通にやってれば大きくコケはしないと思うのに、妙な部分で大きな欠落があるシナリオがなんとも不思議でした。
明るくおバカな雰囲気にしようとして、失敗した?


なんというか、謎な作品。
ゲーム販促用のアニメが残念な結果になるのは珍しい事ではありませんが、本作は何かが違う。
ゲームで売りにしたい筈であろう部分、カードバトル用のアイテム類や特殊能力の事を殆ど扱っていないので宣伝にもなりゃしません。

さりとて、キャラを売りにするわけでもなし、
おバカ路線で笑いをとりたいわけでもなし、
萌えや美麗なバトル作画を見せつけてオタを引き込みたいわけでもなし。はてさて・・・・


深夜に迷い込んだ、女子児童向けアニメ。

やっぱり、こう評するのが一番しっくり来る気がします^^;

投稿 : 2025/02/15
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「天翔る星の輝きよ。時を越える水晶の煌めきよ。今こそ無限星霜の摂理にもとづいて、その正しき姿をここに表せ!・・・アウェイキング」

この物語の主人公は、中学2年生の鵜野 うずめちゃん。少し引っ込み思案なところはあるけれど、いわゆる普通の女子中学生です。でも、彼女はある日ひょんな事からファンタジスタドールのデバイスを手に入れるのです。ところが、手に入れた途端、デバイスに入っているカードを狙って襲われるようになってしまいました^^;
そこで、デバイスのカード・・・ファンタジスタドールと契約し、カードマスターとなるのですが、襲われるという状況は一向に改善が進みません。
この作品は、ドールを通して自らの至らない点を知り、ドールとの絆を深めながら、自分の弱点を克服すべく前に進みだそうとする主人公の少女を描いた作品です。

この作品は、視聴の対象を深夜アニメを見る層ではなく、もう少しライトな層を対象にしていたのだそうです(wikiより)。どうりで、ストーリーも作画も子供が見ても問題無い作りになっていたと思います。

だからといって内容までライトになっている訳では決して無かったと思います。

カードマスターはドールの「ご主人様」に相当するので、そこには主従関係の間柄が成立する事になります。
なので、従の立場であるドールは自分の事よりご主人様の事をいつも最優先に考えて行動します。
そこで、主の立場であるには、従来の主従関係に対する固定観念に囚われる事なく、従の立場を抑圧ではなく、どうせ動くなら気持ちよく動いて貰いたい・・・同じ目線で楽しみたい・・・という考えで自分のドールと接するうずめちゃんは、良かったと思います^^
現実世界でも社会の中でコミュニケーションをとっていく上で、大切な事だと思います。

次にうずめちゃんの友達との接し方も良かったと思います^^
土壇場に追い込まれ、もう後がない・・・
これを逃したら、大切な探し物が二度と探せなくなっちゃう・・・
こういう時って気持ちも焦りますし、ややもすると人の道を外しかねません・・・
そんな時、上手い台詞が頭に浮かばず説得する方も気が気じゃありません^^;
そういう時に出来る事って・・・包み込んで、解決に向けて一緒に頑張る事なんですよね^^
こういう人との繋がりの中で大切な事が、しっかり盛り込まれていた作品だと思いました。

そして、尊敬する先輩と向き合い・・・自分の考えをしっかり主張する・・・
普段引っ込み思案で人に合わせようとするうずめちゃんには難しい事ですが、しっかり出来ていたと思います^^

でも・・・この作品はこれだけじゃありません^^
私が一番感動したところでもあるのですが、主が身を挺して従を守ろうとします。
これは、実践しようとして中々できるものではありません。
そして・・・そういう主だから従も付いていこうと思うんですよね♪
うずめちゃんは、ドールを友人と言っていましたが・・・それも納得です^^

この作品は1期12話で終幕しましたが、適度な尺の長さにしっかりとメッセージが込められていたこと・・・うずめちゃんが織り成すマスターとドールの絆を感じる事が出来て良かったと思いました^^

投稿 : 2025/02/15
♥ : 27

62.8 20 文化祭で友情なアニメランキング20位
カブキブ!(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (121)
429人が棚に入れました
歌舞伎大好きな高校1年生、来栖黒悟(くるすくろご)の夢は、部活で歌舞伎をすること。
けれど、入学した高校にそんな部は存在しない。
「それなら、自分たちで作っちゃえばいいんじゃない?」
親友のトンボと一緒に、まずはメンバー集めに奔走するけれど……! ?
青春歌舞伎物語、開幕!

声優・キャラクター
市川太一、梅原裕一郎、逢坂良太、河西健吾、島﨑信長、甲斐田裕子、内山夕実、朝井彩加、山本和臣、前野智昭
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

むしろ傾(かぶ)いていない、王道の創部モノ

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
初心者の寄せ集めで何かを仕上げていく。しかし、その中には様々なジャンルの天才が含まれていて、、、という実に王道の創部モノ、青春モノ。

ストーリーとしては可もなく不可もなく。BLは全然大丈夫。歌舞伎の様々を知れたのは良かった。ただ、映像や演技の点で、歌舞伎の迫力を充分に表現できていたとは言い難く、そこはやや残念だった。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ当然、「昭和元禄落語心中」とは比べられちゃうんでしょうね。伝統芸能つながりで。歌舞伎という男の世界を描く以上、どうしてもBL要素は入ってくるのかな?

歌舞伎は3回ほど、付き合いで観た程度。正直、特に面白いとは思えなかったです(まあ、私が坊やだったんでしょうw)。

でも、アニメという、身近で手軽な媒体によって、自分とは縁のなかった世界に触れられることは単純に喜びです。

そういう導入系アニメは基本的に興味深く観られます。「ろんぐらいだぁす!(ロングライド)」や「あまんちゅ!(ダイビング)」などは、(自分にとっては)導入系で面白かったです。

そんな中、最高クオリティで魅せてくれたのが、「昭和元禄落語心中」でした。勿論、本作はそこには及ばないです。まあ、比べるのはあまり良いことではないけれど。

主人公はクロ、と見せかけ、実は阿久津や蛯原の方が強いストーリーを持っているようでした。クロはあくまで繋ぐ役。本当に黒子のような存在でしたね。

意外と珍しいのは、創部モノなのに最終話までメインキャストが全員揃わない点。そういう点でも、蛯原は裏の主人公と言えると思います。

雪降る歌舞伎座の前で、クロと蛯原が語り合うシーンは、なんか良かったです。二人とも歌舞伎を愛する気持ちは同じくらい熱くて、でも進んでいる方向は全く違って、でもでもいつか必ず二人の道は交わるのだろうと想像できる、熱い展開。

部活モノとしてはそれで充分なんだけど、歌舞伎モノ?としては、やはり難しいんでしょうね。まず演目が長すぎて、フルサイズだとアニメにのらないし。動きもあるので、作画にも予算割かなければだし、勿論、声優さんの実力は求められるし。

最終話でなんとか一幕?を見せましたが、大半が名乗りのシーン×5で、歌舞伎の迫力はイマイチ伝わらず(ちなみに、レビューにあたり、YouTubeで、市川海老蔵さんや中村獅童さんが演ずる白波五人男を少しだけ観てみましたが、やっぱり迫力がありまし。生で観たらもっとあるのでしょう。なんか、ルパンみたいな筋なんですかね)。

それから、「素人」「歌舞伎らしきモノ」と切って捨てた蛯原と、切り捨てられた面々(丹羽や数馬ら)との「差」が、素人の自分にはよく分かりませんでした。なんとなく、蛯原の方が裏声なんか使って台詞の繋ぎが良いような気もしましたが、微妙な違いですし、プロと素人にはその程度の違いしかないの? とか、思ってしまいました。そもそも、阿久津の演技の方が好きでした。

まあ、私のような歌舞伎初心者以下には、良し悪しはあんまり判断できないっすけどね。

あと細かいことなんですが、体操部の動きが少な過ぎて、むしろそっちを観たくなっていましたw 登場シーン以外はほぼ体操の要素がなく、あれで新入部員が体操部に入ってくれるか心配になったほどです(笑) 勿論、この作品があくまで「歌舞伎」を魅せたいのはわかっていますが、「歌舞伎と体操の融合」なんて、メチャメチャおもしろい取り組みだと思うんですよ(リアルであっても良さそう、スーパー歌舞伎みたいなので)。それこそ、「カブキブ」でしか表現できないものだと思うし。だから、個人的には12話だけでも作画をガチで頑張って、体操部をバンバン跳ばして、歌舞伎同好会のメンバーで緩急をつけて、演目をもっと長く見せ、なんだったら30分マルマル使って歌舞伎をしっかり魅せて欲しかったです。

とにかく、悪くはないアニメでしたが、歌舞伎のような総合芸術をアニメにする、ハードルの高さは実感しました(ユーフォ2レベルの神作画と、落語心中レベルの神演技力が融合しないと難しいのかも)。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
「昭和元禄落語心中」に比べれば色々落ちるが、導入系、創部モノ、導入系のアニメとしては及第点くらいだと思う。

主人公のクロは正に黒子のような役目を果たし、実際には蛯原や阿久津の方がキャラが立っていた印象。

尺や作画、声優の問題もあり、歌舞伎をアニメにするのは難しいと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
作画、ちょっと厳しいな~。ペラペラだ。女性を入れていくとしたら、良い感じ、なのかな? 伝統文化だから、そのへんの機微は分からないな。前歯がとれるとか、一生に関わる大事件だよ。

2話目
剣道もそうだけど、無駄に「伝統文化」「精神」なんて言って敷居を高めると、底辺が狭まり、結果、衰退する。間口は広い方が良い。まさかのお姉展開は笑ったw 「昭和元禄落語心中」とは、声優陣のレベルが違うな(悪い意味で)。

3話目
やっぱり、歌舞伎1本丸々見せる根性はないか。まあ、演目の長さが落語とは違うからしょうがないな(アニメに入りきらないw)。いきなり歌舞伎のストーリーにダメ出しするとか、良いね。チビはまだしも、ブスや、特にデブではないでしょ。教頭先生が普通に良い先生なアニメは珍しい。

4話目
主人公が一番の大根ってのは良いね。ん? そもそもなぜそこに阿久津がいるの? そんな描写あったっけ?

5話目
阿久津はアホの子ですねw 文化祭定番の勝負展開。つか、外郎売りの大事なところ(早口言葉パート)やってないじゃん(盆まめ盆米盆ごぼう、粉米のなまがみ粉米のなまがみこん粉米のこなまがみ とか)。そこをアニメで魅せないと、意味がない気がする。

6話目
歌舞伎のリアルなダメ出しが多いアニメですね。わりと好きです、そういう姿勢。う~ん、このアニメの場合、キャラの掘り下げより、真っ直ぐにじっくりと歌舞伎を見せて欲しいんだけどな。

7話目
展開としての意外性はないですね。演劇部部長、策士だ。

8話目
舞台にプロジェクターで背景映してたけど、どこにプロジェクター置いたんだろ? 影写ってないけど、という無粋な突っ込みw やっぱり、肝心の歌舞伎の迫力がな~。

9話目
ここでも、月がきれい、か。

10話目
天才、二人。蛯原が八雲で、阿久津が助六って感じ?

11話目
いよいよ、ラストに向かっていきますね。全員集合の流れですね。

12話目
う~ん、イマイチ。歌舞伎の魅力、迫力、もっと観たかったな~。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 21

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無難な青春部活もの。嫌いじゃないですが世間ではウケないと思われます。

原作は同タイトルの小説(角川文庫刊)。アニメ視聴前はタイトルのみ知っており、具体的にどんな話かは知りませんでした。現在も未読です。

とりあえず高校に入学した主人公の来栖黒悟(くるす くろご)とその友人の村瀬とんぼが、歌舞伎を演じるクラブである「歌舞伎部」を設立しようとする話らしいです。

この手のストーリーにつきもののお話として「まずいきなり部としては認められないから同好会としてスタート」とか、「同好会を設立するためにも最低5人のメンバーが必要」とかがあり、序盤では同好会の設立自体で引っかかっている模様。

それでも2話で2年生の先輩2名を歌舞伎鑑賞に連れていくことに成功しています。3話目で、実際に観劇となるようです。同好会の設立に使える尺はせいぜい4話か5話くらいでしょうから、あと2話くらいで概ね作品の方向性は見えてくると思います。

いくつかの歌舞伎演目や出雲阿国(いずものおくに)に始まる歌舞伎成立の歴史などには言及するも、梨園(りえん: 歌舞伎界のこと)といった言葉は特に説明なしに作中で使用しているようです。

ただ歌舞伎座での講演の音声ガイドについて言及したり、歌舞伎はそもそも堅苦しいものではなく大衆向けの娯楽であると作中人物に言わせたりと、歌舞伎自体を普及させようという気持ちはあるようです。

おそらく通常の青春部活もののフォーマットは踏まえつつ、歌舞伎の魅力を語ろうというのが本作の狙いなのでしょう。ただ、狙い通り進むのかは何とも言えないところ…。

余談: EDの「お江戸 -O・E・DO-」(カブキロックス)の原曲は昔、沢田研二が歌っていた「TOKIO」です。これはズルい。ちょっと笑ってしまった…。

勘違いでなければ、「上坂すみれ feat.カブキロックス」として『げんしけん二代目』のOPを担当したはず。

2017.6.23日追記:
最終回まで観終わりました。最終話前にありがちなトラブルを解消しつつ、白浪五人男の「稲瀬川勢揃いの場」という演目を途中切らずにやり切ったのは良かったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 25

nico81 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

歌舞伎ファンとしては…

2話まで視聴。上演シーン、とても観ていられません。
表情が乏しいどころか全くない…能面みたい…いや能面のほうがまだ表情ある。
これでは歌舞伎の醍醐味である見得のカッコ良さも動きの優雅さもまるで伝わらない。
アニメーションの限界…いや、動きだけなら本気出せばできるはず…(ユーリ!!!onICEや坂道のアポロンが良い例)
だけど、表情の細かな動きまではさすがに難しいのだろうな、とは思います。

それと、ひとつ言っておきたい。
歌舞伎の魅力を知りたいなら、中村屋の公演をたったひとつ見るだけで十分わかります。
Eテレでもたまにやるから観てください。

それにしてもイヤホンガイドの説明とかアホくさい。その前にどんなものかわかってもらうほうが先でしょうが。
そんなことより出雲阿国のエピソードを膨らませて歌舞伎の成り立ちを紹介するほうがよっぽど有意義なのに。
それこそそのエピソードをモチーフにした「猿若江戸の初櫓」っていう華やかでポップで楽しい演目もありますし。
または、「昼の部夜の部と分かれてて、それぞれ大体三幕構成、まるっと観るとチケットも高い。でも実は、気軽に安く一幕だけ観れる幕見席ってのがあるよ。行ってみる?」→短い舞踊演目(それこそ藤娘とか)を観劇しながら内容解説。
みたいに、見どころ伝える上に気軽さも紹介っていう流れならまだわかる。

演目名をちょこちょこ出す割にその内容を伝えるシークエンスはほぼなし、観劇シーンも演目の解説ゼロで上演パートすっとばしているので、ハナからそこには焦点を当てるつもりはないのでしょう。
昭和元禄落語心中っていう、古典芸能への情熱と愛情と敬意に満ち溢れた高品質アニメを観たあとだったので期待しすぎました。
歌舞伎はどうでもよくて単に学園青春物として楽しめる人には良いと思いますが。

ただひとつ、EDがカブキロックス(のカバー)! やるじゃん!
テンションあがったのそこだけでした。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 12

74.1 21 文化祭で友情なアニメランキング21位
鋼殻のレギオス(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1004)
7317人が棚に入れました
時の果てとも言うべき遠い未来。世界は“汚染物質”に覆われ、大地の実りから見捨てられていた。
人の住めない荒野には“汚染獣”と呼ばれる異形の怪物たちが闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する自律型移動都市(レギオス)の中で暮らしていた。
互いの存亡を賭け、《都市》と《都市》の間で繰り広げられる戦い。そして天を覆い、地を埋め尽くす巨大モンスター“汚染獣”の群れ。数ある《移動都市(レギオス)》の1つ 「学園都市ツェルニ」にやってきた少年・レイフォンは、入学式で他生徒の起こしたトラブルに巻き込まれ、ツェルニを守る“第十七小隊”に入隊するはめになる。ところがそこは、とんでもない“落ちこぼれ部隊”だった!

隊長として小隊を率いる猪突猛進少女のニーナ、無口な少女フェリ、やる気のないナンパ男シャーニッドなど、個性的な“第十七小隊”のメンバーに囲まれた、レイフォンの新たなる学園生活。そして過去を語りたがらないレイフォン自身と、《移動都市》に隠された秘密とは……。

声優・キャラクター
岡本信彦、高垣彩陽、中原麻衣、谷山紀章、子安武人、阪口大助、高橋美佳子、大亀あすか、仙台エリ、緒乃冬華、飯島肇、小清水亜美、鳥海浩輔、鹿野優以、諏訪部順一、桐井大介、渡辺明乃

かたらぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ちょっとやそこらのクソアニメってレベルじゃない。

物語の核心には触れませんが、多少ストーリーに触れるのでネタバレになるかもしれません、ご注意下さい。







ーーーーーーーーーーーーー
まず、脚本が最悪と言っても過言ではありません。
自分は今まで結構アニメを見て来たという自負がありますが、
その中でも駄作度は上位に食い込みます。

世の中には支離滅裂な作品でもそれが売りになったり、笑いになったりと、意味の分からなさ、無駄な拘りなどが作品の魅力になり得ますが、この作品はそこに愛着など湧きません。
ただ、一言、本当に意味不明です。

一例として、世界観を上げますが
・世界は荒廃し、汚染獣なる生物が生息している。
・大半の人々は汚染獣に対抗できないので移動型都市で生活している。
・大気は汚染物質が蔓延しており、人はマスク無しに5分と活動できない。

という設定が出てきます。
何故、このような世界になったのかは説明がありません。
そして主人公は、ただでさえ人々が対抗できない汚染獣を1人で何百体と瞬殺します。俺TUEEE状態です。

脳内で思うわけです。
あぁ、人類は何かしら(核戦争等)地球を荒野にしてしまってその結果、汚染獣なる生物が出現して、主人公がやたら強いのはまぁ、何かしらと言い聞かせました。

作中、説明はありません。

挙げ句の果てに異次元から刺客らしき者があらわれるわ。
なんか最終的にただの食人生物と思ってた汚染獣も異次元から出現。

異次元って何?となります。正直そのシーンはぽかーんです。

説明はありません。そして汚染獣を倒して終わりぃ!

意味が分かりません。
凄い事に1話から最終話まで意味がわかりません。

ちなみに原作はラノベらしく、wikiで概要を見ました。
世界観の設定に関して言うと全て説明されています。
しかもwikiを読んだだけでももの凄く原作は面白いというのが分かります。
ただwikiを見るととんでもない情報量が詰め込まれてます。

最終的に言うとどう考えても24話で出来る内容では無かったと思うのです。

原作の評価は見た限りは非常に良かったので読んでみたいなと思います。

あと音楽は浅倉大介さんが担当していますが、全く合ってなかった気がします。個人的な意見ですが
ただ、EDが非常に良かったので高評価を出しておこうと思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 10

れもん@がんばらない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かなり好きな作品だけど…

原作で気に入ってアニメを見ました。

正直アニメは失敗だと思います。

個人的にあの世界観や主人公の無双状態は好きです。

しかし原作でもやや複雑な設定であり、アニメの話数では消化するのが困難だと感じました。

それと主人公の過去については個人的に最も暗い感じにしても良かったのかなと思いました。

もしアニメを見て少しでもいいなと思われた方は原作の方をオススメします。



投稿 : 2025/02/15
♥ : 6

nmx さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

【アニメ史上初の、リメイクをお願いしたい!!】

【アニメ史上初の、リメイクをお願いしたい!!】


原作における、
世界観やストーリー、舞台設定は
とてもよくできていて
またキャラの登場数も多くそれだけ物語の世界に幅を感じさせ
キャラクターの魅力もあってすごく楽しめる作品。


・・・・・のはず、だったが



アニメの構成・ストーリーは、
かなり原作負けしており

アニメではこの広く面白い世界観が伝えられず
(25話でまとめきるのは実質無理だろう 笑)

がっかりな出来になっているのが
すごく残念。


自分は最初アニメで
鋼殻のレギオスを知り、
「原作のが面白い!!」と
聞いて読んでみたが
確かに面白く、すべてあっさり読破してしまった。
(17巻もあり今も続いているのだから、人気は確かだろう)



何が言いたいかというと、

アニメで「鋼殻のレギオス」という作品を見切ってしまうのは
とてももったいない。

という、警句を発するべく
レビューを書いた。

主人公レイフォンの圧倒的強さには
見ていてすっきりするものがあり、
それに裏打ちされた
暗い過去、闇にも見ごたえがある。

そして個人的に
ツンデレなフェリが一番いい。 笑

オススメできる作品である。



アニメに関しては

アニメ史上初の、リメイクをお願いしたい!!

それに値する作品である。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 9
ページの先頭へ