数学おすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの数学成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の数学おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.9 1 数学アニメランキング1位
一週間フレンズ。(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2610)
14269人が棚に入れました
「私…トモダチの記憶、一週間で消えちゃうの──。」高校二年生の長谷祐樹は、人と一切関わろうとせずにいつも一人ぼっちでいたクラスメイト・藤宮香織の存在が気になり、彼女と友達になりたいと願う。しかし彼女の口から告げられたのは、大事な友達との記憶のみが一週間で消えてしまい、月曜日にすべてがリセットされてしまうという衝撃的な事実だった。しかし、それでも祐樹は香織と友達になりたいと願う。一週間の記憶を綴って、巡って、二人は友達になっていく。何度も、何度でも──。

声優・キャラクター
山谷祥生、雨宮天、細谷佳正、大久保瑠美、中原麻衣、間島淳司、浅沼晋太郎
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

いきなり1話目から最終回みたいT_T
{netabare}1週間で記憶無くす{/netabare}ってどうすんのこれ。。。

■第2話
{netabare}
日記をつける展開・・・これは泣けるTT
またも最終回みたいな内容でした。
いつか記憶の一部でも残る日は来るんでしょうか。。。
{/netabare}

■第3話~第7話
{netabare}
いやもう純粋ですわぁ^^
1週間で長谷くんのこと、もう忘れなくなったのかな??
降格?昇格?(笑)
{/netabare}

■第8話~第12話
{netabare}
九条くんが転校してから色々ゴタゴタしてきましたが
最後うまくいって良かったですね^^

神社のシーンよかったです^^
でも友達どまりなんですね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 107

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

純粋で柔らかいラブストーリー

一週間で友達の記憶を失うヒロイン藤宮さん。
忘れられても何度でも友達になろうとする主人公長谷君。
このアニメは、このふたりのピュアピュアハートフルソフトラブストーリーです。

登場人物がとにかくピュア。
藤宮さんは穢れを知らない天使。
山岸さんはふわふわした天使。
長谷君はやさしいチャレンジャー。
桐生君はさりげないナイスガイ。
四者四様癒し系です。

メインは、藤宮さんと長谷君の感動ストーリー。
ひとつひとつゆっくりと積み上げていく過程が微笑ましいです。
しかし私は、山岸さんと桐生君のサイドストーリーが好きです。
だって、かわいいんですもの。

EDはスキマスイッチ「奏」のカバー。
EDへの入り方は滑らかで、感動を増幅させます。
こんな名曲がエンディングなんてちょっとずるいです。

<短追記>
藤宮さんの言葉・表情・行動が、長谷君の心をズキューンと打ち抜いているのが聞こえます。
藤宮さんの破壊力はすさまじいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 106
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

幾度も出逢う二人が紡ぎだす あたたかいラブストーリー

いつからだったのかな?
同じクラスメイトのキミを無意識に目で追っていたのは...

たとえばこんなラブストーリー

同じクラスの藤宮 香織は月曜日になると友達の記憶を全て失ってしまうという...

記憶に確かに存在していた自分は居なくなってしまう

主人公の長谷 祐樹はそれを知っても尚、藤宮さんと友達になりたいとそう願うんだ...ひたむきなその想いを貫く切なくも あたたかい青春ストーリー

水彩のような淡い色合いで清々しく爽やかな絵です。柔らかい温もりのあるタッチです。


「藤宮さん、俺と友達になって下さい」たとえ記憶がこぼれ落ちたとしても...何度も自己紹介する長谷くん健気でしたね...
{netabare}
また主人公の二人を囲む友人が抜群の存在感を放っていました
長谷くんの親友、桐生将吾くんは無表情、きつめの口調で一見怖そうに見えますが視野が広く皆の感情を敏感に読み取り、周りをよく見れていて、事を荒立てずそれとなく助けてくれているんですよね。

高校に入ってから初めての同姓の友達の山岸さんは藤宮さんにこういうのです

「難しく考えすぎなんだよ、もっと肩の力を抜いて楽しく生きていこうよ....忘れんぼさんでも、結構みんな助けてくれるよ」

もっと気楽に生きようよ!大丈夫、辛いときは誰かに甘えようよ!

心に響きます
強ばった表情から一変、
あたたかい陽射しのようにその言葉は藤宮さんの心を溶かしていくのです...


また主人公の二人と同時に進む桐生くんと山岸さんの恋愛もすごく素敵でした

悩みぶつかりながら成長していく主人公たちの青春のきらめき、
恐れてはいけない
誰かと思い出を作っていくことはこんなにも素敵なことです。

心の琴線に触れる言葉を紡ぎだす藤宮さん。この作品の中で私、沢山の言葉と出会いました。
言葉のチカラはすごい。
そして改めて思うのです、大切な人にこそ、きちんと言葉にして伝えたいと...
{/netabare}
幾度も出逢う二人が紡ぎだす あたたかいラブストーリー
とても素敵でした。

君が大人になってくその季節が
悲しい歌で溢れないように
最後に何か君に伝えたくて...

投稿 : 2024/11/16
♥ : 74

77.1 2 数学アニメランキング2位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (496)
2340人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うるかにしてください

お静かに!って意味合いではもちろんございません。
原作は週間少年ジャンプ連載中。いつもながら未読です。

努力型秀才である貧乏男子高校生が、大学進学に係る費用の一切合切を学校に賄ってもらえる “VIP推薦” をエサに同級生女子に勉強を教えるというお話。
主人公男子は貧乏であるにこしたことはありません。トキワ荘以来の伝統芸能です。
同級生女子は二名。得意科目はほぼ満点だが苦手科目はてんでダメというのと、進路希望・将来の夢の観点だと苦手科目を超絶レベルアップさせないと進学もおぼつかないという点が共通する二人です。

 「お勉強」 + 「ラブコメ」

あらすじや第1話からそんな話かなぁという出だしでしたが、これがまた絶妙につまらなかったです。
少し経って{netabare}(第2話){/netabare}からもう一人、武元うるか(CV鈴代紗弓)が投入されて、元からの二人である古橋文乃(CV白石晴香)、緒方理珠(CV富田美憂)の三名体制となり屋台骨が出来たことで好転していきました。

 「ラッキースケベ」 +「ハーレム」 featuring「お勉強」

早々に路線変更です。真面目に言うようなことでもありませんが、、、路線変更です!


実際にお勉強要素の配分が多いまま、まっとうに学力向上を目指す内容でしたら視聴継続はしんどかったでしょう。リアル志向でもエンタメ志向でもなくガバガバの設定でしたので。
・学校側が生徒の学力向上と進路指導の責任を放棄してる時点でOUT!(これ大事)
・文乃と理珠の出来ないっぷり描写にもいろいろ言いたいことはある
設定もそうなんですがいまさら英語の構文や数学の公式にお付き合いするのもなんだかねぇ。

{netabare}「Don't you kiss someone , NARIYUKI?」(6話)
意訳) あんた成り行きでキスまでしたんとちゃう?成幸だけに(嘘)
   {netabare}しかもあんたの名前を音読みしたら・・・きゃーっ(もっと嘘){/netabare} 

これ文法だとanyoneが正解じゃなかったっけ? うるかが必死こいて覚えた構文を頑張って使ってみたけどちょいミスがあってかわいいじゃん、と普通なら思うところなんですが、ここに至るまでに、「この作者(編集含む)は絶対まともに勉強したことなさそうだな」の説得力ない描写が連発してましたので、素直に受け取れません。なお現場ではanyだろうがsomeだろうが通じるっちゃ通じます。{/netabare}


いざラッキースケベハーレムアニメとの立ち位置が固まってしまえば、お作法に則ってすんなり観ることのできる普通の作品でした。
小学校高学年ないし中学入学したての芽生えの時期にお世話になった(かもしれない)少年誌の『お色気マンガ』の佇まいです。

 {netabare}※注)『お色気マンガ』と『エロマンガ』は違うからね。{/netabare}

ヒロインの裸を見たり接触する程度の描写に留まるのが通例で、また、何かしらのトラブルに巻き込まれてサービスカットを披露する「お約束」のアレです。

肉体関係ありの最近のマガジン案件(あれはあれで良い)と違い、こちらジャンプ案件はきちんとお色気止まりにしているのが良いですね。なんとも懐かしい香りがしていて、その雰囲気を楽しむような感覚。
自分の場合このへんのルーツは連載終盤の『やるっきゃ騎士』(※ナイトと読む)でしょうか。
少年の夢と希望とスケベ心が詰まったこういう品は、健全な少年が親に見つからないようにどきどきしながら観てほしいタイプの作品です。


最終話で3か月後の2期放送が発表されました。
私の視聴優先順位としては低いです。少し懐かしい匂いを堪能したところでややお腹いっぱいかしら。自分にとってはそんな位置付けでした。



■オマケ1
どうせなら健全なお色気ものだったらよかったのに。
{netabare}ブラコン妹が登場して、兄のふとんをくんかくんかしてましたが、アニメ向けアレンジでしょうか?
視覚的なお色気どまりだったほうが健全な気がしていて、フェチまで踏み込むと大人向け指数がアップしちゃいます。なんかもったいない。{/netabare}

■オマケ2
球技大会にクレームw
{netabare}自分が高校生の時だったら、和気あいあいの男女混合なんてありえんと思ったでしょう。
勝ちにいきたいのに遠慮が入っちゃうから。クラス対抗ならなおさら負けるわけにはいかないのです。
当方の高校時代は、クラス対抗の雌雄を決するガチ系イベントだったので男女くっきり別れてました。混合だと体力面で劣る女性がやりづらくはなかろうか。イチャコラなんて別途いくらでもできるし。
このアニメに限らずいつも思うのですが、学園ものの校内イベントって文化系の目線で描かれてることが多いですよね。自分が知りえなかった高校生活を疑似体験できるのをもって良しとすればいいのかもしれません。だがしかし、なんとなく腑に落ちないのです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~2019年6月

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2020.02.06 追記

後半2クールめのほうが好み。


2019.07.02 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.24 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 59

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

文系/理系/体育会系、ある意味「裏『人生』」!?

しかし、作中でヒロインたちの得意分野はあまり活かされないので「凸凹解決せんせーしょん」という訳には行かないのです…。

第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。週刊少年ジャンプに連載の同タイトルの原作マンガは、最新巻が11巻です。

アニメ化範囲でもストーリーが進むと増えるかもしれませんが、とりあえず主な登場人物は下記の5人です。

ちなみにタイトルが『ぼくたちは勉強ができない』なのですが、開始時点ですら全く勉強ができないのはうるかだけです。

唯我成幸(ゆいが なりゆき): 主人公。母子家庭で育ち、経済的な理由から大学へのVIP推薦なる枠での進学を目指すが、その条件として女子生徒3人の「教育係」に任命される。学業的にはどの科目もわりと成績が良いオールラウンダーだが、文系科目/理系科目のいずれも校内1位にはなれない。運動は苦手。

古橋文乃(ふるはし ふみの): ヒロイン枠。国語(現代文・古文・漢文)が得意科目だが、ある思い入れから理系の進学を目指す。しかし、数学を筆頭に理系科目の成績は壊滅的で、成幸に勉強を教わることになる。

緒方理珠(おがた りず): ヒロイン枠。数学と物理が得意科目だが、趣味がきっかけで文系の進学を目指す。しかし、気持ちを読み取ったり小論文を書いたりするのは苦手で、国語を筆頭に文系科目の成績が良くない。やはり成幸に勉強を教わることになる。

武元うるか(たけもと うるか): ヒロイン枠。水泳部で好成績を残すスポーツ少女。志望の大学にはスポーツ推薦で進学できると思っていたため勉強をしてこなかったが、推薦時に英語の試験成績を問われることが急きょ決まり、成幸に勉強を教わることになる。

桐須真冬(きりす まふゆ): ヒロイン枠(?)。世界史を担当する教師。文乃と理珠の初代教育係。才能がある分野に進まないのは無駄なことだという考えがあり、二人にも得意分野に沿った進学を強く勧めるが反発され、教育係を断念する。サブタイトルなどで「前任者」と出てくる場合は桐須先生のことを指す。

成幸が女子3人に勉強を教えることでいわゆる「ハーレム物」の構図になっているのですが、本作のフックとして機能しているのが桐須先生の存在です。

当初は成幸の「ライバル」として配されたと思われる先生ですが、おそらくアニメの中盤くらいから「ヒロイン」として機能しだしてからが本作の「本番」だと思いますので、お楽しみに!

2017.7.1追記:
第13話まで視聴終了。分割2クールということで、2019年10月からの2クール目の放送予定の予告がありました。

終盤でのあしゅみー(小美浪あすみ)先輩の登場で、主な登場キャラクターは出揃った感じですので第2クールでは各ヒロイン達の肉親たちの出場機会などもありつつ、お当番回的な物が回っていく感じになると思います。

原作では真冬センセー、先生とは思えないくらいに活躍してますがアニメではどうなることでしょうか。楽しみです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 47

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ユイガ君がマッチョじゃないから、ハーレムっぽくても楽しめました(^^)

ユイガ君、天才でもないし、ルックスも平凡だけど、凄くステキだと、思います!

私、マッチョっぽい感じのハーレム系アニメって、わりと苦手なんですけど、こういうのなら大丈夫です。

ギャグアニメのジャンルとして、
ラブコメがあって、
そのバリエーションにハーレム系があるんだと思いますけど、
ハーレムの頂点に立つ主人公男子が、なんでそんなので女子からモテまくるのか、私には理解出来ない感じの「女の子の気持ち解ってないキャラ」なこと、多いと思うんです。
なんか喧嘩が強くてとか、女の子に対する態度が無遠慮とか、発言が思いやり足りなくてとかで、イラッとさせられちゃう、そんな主人公男子が、ちょっとした一言や何気ない仕草ひとつで、それまで嫌ってた女の子にいきなり恋をされちゃう、みたいな展開。
そういうのって、女の子を根本的にはモノとしてしか見てないし、女の子の気持ちの繊細な部分を無視しちゃってると、思うんです。

前置きが長くなっちゃいましたけど、
ぼく勉のユイガ君って、そういう、ありがちなハーレムの頂点に君臨するキャラとは全然違うと思うんです。
女の子・・・っていうより、人と接する時の、
基本的な姿勢がしっかりしてる。
ちゃんと相手がどう考えて行動してるのか、よく考えて相手の気持ちを尊重しながら対応してくれる。
それに、もともと天才でなんか全然なくて、努力で勉強を出来るようになった、言うなれば普通の才能しか持たない人で、
しかも家は母子家庭で貧乏で、幼い兄弟の面倒も見なくちゃいけなくて、ヒロイン女子たちの教育係を引き受けたのも、家計のために特別VIP推薦での大学進学を考えてのことって、格差社会のせいだとはいえ、健気すぎです。ついでに言っちゃうと、キャラ造形も、とてもモテそうにはない、垢抜けないというか平凡な感じで、ああ、この男の子は、真面目に頑張って生きて行くしか人生を成功する方法は無いよねって感じです。
でも、だからこそ、人に勉強を教えることに、真面目に取り組めるし、工夫も出来るし、一生懸命になれる。
自分が、勉強を頑張って、努力して成績を上げてきたから、他人の苦手科目克服を手助けするのにも長けている。
なんかすごく、教育係に適役な、素敵な人ですよね!!

そんなユイガ君だから、
学校内でも有名な、
特定の科目に特化してる天才タイプの女子3人が信頼を寄せてくれるの、とてもよく解ります。
それぞれ、得意科目はズバ抜けてるのに、苦手な科目ではとことんポンコツな訳だけど、
それでも苦手を克服して、自分の希望する学部に進みたいという意志と理由を持ってるから、
ユイガ君と出会ったおかげで、少しずつ苦手科目の成績を上げられるようになるのが、いいお話だって思います。


ただもちろん、これはハーレム系ラブコメなんで、
信頼や感謝の気持ちが、徐々に恋心に昇華してっちゃう訳で。
もともとユイガ君を好きだったうるかちゃんは、英語とスポーツを頑張りながら、うまくユイガ君に気持ち伝えられるといいなって思うし、
まだ自分のユイガ君への恋心を自分でもよく解ってない緒方さんには自分の気持ちを理解出来るようになって欲しいし、
ユイガ君の相談相手みたいなポジションになっちゃってる文乃ちゃんは、どういう風にユイガ君を意識するようになってしまうのか興味津々です。

そしてもう一人、桐須先生!
ユイガ君の前任の、天才ポンコツ女子教育係にして、才能優先主義のこの人が、苦手科目を習得させるのが上手なユイガ君とこれからどういう風に絡むのか、凄く、気になります!!
桐須先生って冷徹クールな教師を装ってるけど、実は生徒思いの優しい性格なのをユイガ君には見破られてるし、
掃除や片付けが極端に苦手な汚ギャル系なんだけど、掃除とか片付けとかいった生活能力って、
そうなんです!ユイガ君の最も得意な領域なんですね!
これはこの二人の関係が、今後どういう風に展開していくのか、桐須先生までもがユイガ君にデレるときが来るのか、大注目です(≧▽≦)



・・・・・・・・・・^○^・・・・・・・・・

観終わりました(^^)

うるかちゃんスゴイ可愛い!
でも気持ちをちゃんと伝えられないまま・・・(><)
ちょっと可哀想、かなー。
りずちゃんは、自分の気持ちをわかったのはいいんだけど、
まだまだ幼いなー。
これで心理学を専攻したいって、ちょっと無理あるなー。
もっと小説とか読んでがんばって。

で、文乃ちゃん!
女子ふたりの恋の相談役 兼、ユイガ君の女心のお勉強の師匠だったのが、
最終回で、ようやく大事件!
これから三つどもえのハーレム展開?
桐須先生やあすみ先輩とはどうなるの?

いいところで終わっちゃったよー(≧△≦)

つづき、待ってます~(*^,^*)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 38

88.2 3 数学アニメランキング3位
サマーウォーズ(アニメ映画)

2009年8月1日
★★★★☆ 4.0 (4191)
21308人が棚に入れました
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界、OZ(オズ)。そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、憧れの夏希先輩から田舎に行くというアルバイトを頼まれる。気楽に応じた健二だったが、実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家、陣内家であり、曾祖母である烈女・栄のために夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだったのだ。さいわい栄は健二を認め、芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、その夜健二はケータイに届いた謎の数式を、数学の問題と考えて解いてしまう。しかしそれは、OZ世界を崩壊させ、現実世界をも混乱させる大事件の幕開けだった。

声優・キャラクター
神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、仲里依紗、斎藤歩、富司純子

gibuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

声優に声をあてて欲しかった

ストーリー、個々の人物、作画などは非常に良かったので、
総合するとすごく良い評価になります。
ただ1つ惜しむらくはCV。
声優に声をあてて欲しかったです。


良い声、良い演技をなさる俳優は数多くいらっしゃいますが、
本作に声をあてた俳優さんは
「声のみで表現する」力が少し足りなかったように思います。
出演は俳優達の成長のためだったのかもしれませんが、
ラストシーンの違和感は忘れられません。


名のある俳優をCVにすることによる
宣伝効果は大きなものがあると思います。
俳優自身のネームバリューもそうですし、
事務所のバックアップも声優よりすごいでしょう。
ただ、「声のみで表現する」声優の能力をもって
作品をより素晴らしいものにすることで補えなかったのかと思うと…
それだけが心残りです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

友情・愛情・感動・絆・おばあちゃーん!!

まず一言!!ヾ(・o・*)シ
「サマーウォーズ」は大人から子供までどんな年齢層でも楽しめるような作品なので、多くの方々に観
て頂きたいなぁーと思える作品なのです♪
 
タイトルとパッケージのイラストからはとても想像できない様な、とっても壮大な物語なのですよ!!
なんといっても、今回の物語の舞台となっている長野県上田市の自然豊かな田舎風景とパソコン・仮想
空間・アバター・アカウントと言った現代社会の代名詞とも言えるIT文明を、見事なまでに融合させた
シナリオ構成には本当に関心させられましたのです(゚0゚*)ホ--ッッ!
 
■超簡単なあらすじ!!
世界一のセキュリティーを誇るOZと言うバーチャル空間がありました。そのセキュリティーゆえに、全
世界の人々のあらゆる身近な生活から、企業、政治、軍事まで密接にかかわるネットワークとなってい
たのです!
OZの世界でアルバイトをしていた主人公の健二。ある日の夏、本作のヒロインで先輩の夏希から、ちょ
っと変わったアルバイトに誘われてしまうのでした!!
そして、なぜか夏希のおばーちゃんの家に行く事になるのですw
その旅先で、健二がOZに関わるある事件を起してしまうのです!!その事件が引き金で、全世界が大混乱
におちいってしまうのです!!
お世話になっている夏希の田舎、陣内家の人たちとともに、この大混乱に立ち向かっていくのです!
健二と夏希の運命はいかに!!
 
■ここが見所かもね!!
・一見普通の男の子の健二ですが、とってもすごい能力が!?そもそもこんな能力なかったらねぇw
・花札やったことない人はちょっとだけルールを覚えておくと、感動が2倍になるかもね♪
・上田市と言えば!!そう幸村ですよ♪陣内家=真○家なのですね、そんな由緒正しい家柄に注目♪
・栄おばあちゃんの侘助(わびすけ)対する言動と行動に注目!!なぎなた姿は素敵でした♪
・『74』→『75』この数字覚えておいてくださいね♪名シーンですw
・警察官の翔太にはイラっとできますwでもこういうキャラいないとねぇ♪
 
 
他にも見所がたくさんですが、緊迫感も味わえて、人と人との絆、家族愛など、いろんな感情を味わう
ことが出来る作品した。とにかく、栄おばあちゃんが最高です!家族全員が慕っているのが本当に良く
わかりますよ♪
田舎を思い出させてくれるアニメってあまりないですよね。私のおばあちゃんの家も長野なので尚更でしたw
観てよかったなぁ~おもしろかったなぁ~ってED曲聴いて余韻に浸ってくださいね♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

単純明快なテーマをドミノのように繋げた作品

全世界のインフラとして使われている、ネットワークシステム「OZ(オズ)」。
主人公の健二(けんじ)は、バイトとして陣内(じんのうち)家と呼ばれる大所帯の家族の元へ向かうことになります。
そこで、謎の暗号メールを受け取ったところから話は動き出します。
OZの謎の暴走と「ラブマシーン」と呼ばれる敵対者の存在、そこから始まる一夏の「戦争」。


見所は、最新鋭のグローバルネットワークであるOZの世界と、歴史を感じさせる陣内家の対比。
本来ならわかりにくいネットワークの世界を「アバター」と呼ばれるキャラクターを通じ、色鮮やかで視覚的な世界として表現しています。
中でも、何億というアバターの存在感をアピールした「ラブマシーン」の演出は圧巻です。
現実世界の陣内家も多種多様な人々が揃っており、小規模な「世界」といってもいいような構成になっています。

そのような「仮想世界vs現実世界」がメインストーリーとなります。

また、画面の切り換え方にも特徴があります。
「野球中継」を間に挟むことで、現在の状況を的確に表現しながら別のシーンへと繋いでいきます。
これで話がぶつ切りになることなく、スムーズに新しい展開へと進むことに成功しています。


テーマは「人と人とのつながりの大切さ」。
きっかけはささいでも、一度動き出せば止まらない。
そこから始まるドミノ倒しのようなメッセージ展開。
ストーリーを通じて本流は何度も枝分かれし、どこかで競争が起こり、どこかで和解が起こり、どこかで恋が生まれ、再び合流し……一つ一つのテーマは単純ながら、いろいろな場所で花開いていきます。

ただ、たくさんの要素を詰め込んだせいか、本流以外のメッセージ性が弱いです。
適当に見ていれば「ネットばかりに頼ってないで、人同士のつながりを大事にしましょう」という、懐古主義にも捉えられかねません。

しかし、よくよく見ると、
{netabare}
・一元化の危険性
・情報弱者と情報強者の格差
・平和ボケした人々への警鐘
・見えるものしか信じない、そういう考えの持ち主に対する皮肉
・諦めないことの大切さ
・知的好奇心を大いに刺激するのは「遊び心」
{/netabare}
など、さまざまな主張がこめられています。

なお、支流のメッセージ性の弱さに加えて、ご都合主義な展開が目立ちました。
おそらく「距離感と量」が弊害になっているのだと思います。
OZの世界は、アニメの中のアニメというイメージが色濃く、アバターの印象が弱いです。
さらに、現実世界のキャラクターもかなり多いため、一見しただけでは、感情移入が難しいです。
{netabare}
また、陣内家の人脈があまりに強すぎます。
せっかく片田舎の一家が、ワールドワイドなOZとの対比になっているのに、「これだけいれば何でもできるでしょ」と言いたくなるような圧倒的なコネクション。
公務員がメインのため、ある意味「支配者vs民衆」ではなく「権力者vs権力者」という構図になってしまっています。

そして最後の花札のシーン。
レートを上げることができたのは確かに人々の力。
しかし、勝敗を決したのは「運」です。
そこで大事なテーマが止まってしまっているのが残念でした。
{/netabare}

しかし、映像は綺麗で、躍動感があり、人々の表情も豊か。
なおかつ、とても分かりやすい話です。
制作に力が入っているのが伝わってきます。

私のように変に探りをいれず、エンターテイメントとして、気軽に観るのがいいのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 76

87.6 4 数学アニメランキング4位
咲-Saki-(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3258)
15658人が棚に入れました
宮永咲(みやながさき)は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。
原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。二人の天才美少女がインターハイの頂点を目指す。

声優・キャラクター
植田佳奈、小清水亜美、釘宮理恵、伊藤静、白石涼子、福山潤

たばこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ギャンブルを脱臭することに成功した咲の限界

まず第一話で興味を惹かれた。

このアニメのやりたいことがはっきりわかったし、かつ、その試みは率直に面白そうだと思ったからだ。

それは

●麻雀の臭さを脱臭すること

である。

通常、麻雀といえばご存知の通り、

おっさん   がやる
孤独     で
殺伐     とした
昭和     の臭い漂う
タバコ    がつきものの
反社会的   な
ギャンブル  である。

これらすべての麻雀へのステレオタイプを取り除こうとしたのが、この咲だ。

咲における麻雀は

女子高生   がやる
友情たっぷり で
ほのぼの   とした
平成     の新しさをにおわせる
タコス    がつきものの
社会的    な
スポーツ   である。

とにかく、麻雀におなじみの「例のおやじ臭」をことごとく脱臭しようとしている。

そして、結論から言うと、これはかなりの部分で成功したと言っていいんじゃないだろうか。

実際、全話を通して、純粋な高校生の清々しいスポーツとして違和感なく見ることができた。


●麻雀を脱臭した後に残るもの

では、麻雀から、おやじ臭・ギャンブル臭を取り除いた後に残るものはいったいなんだろうか。

そこには、麻雀が本来持つ人を惹きつける強力な魅力が残る。



である。

もちろん、心理的な駆け引きや、ロジカルな定石打ちなどで、ある程度麻雀の勝率は上がる。しかし、一般のスポーツ競技と比べたときにはどうしても「運」の要素に左右される部分が大きいのもまた事実である。そして、そこにこそ麻雀の魅力がある。

咲は、この麻雀の持つ「運」という本来的な面白さを、ステレオタイプから脱却することで、純粋な形で提示しようとした。

主人公の咲と、その親友のノドカの対比からもそれが伺える。

ノドカは、
「ガチガチの論理的なうち回し・デジタル麻雀」
であるのに対し、

咲は、
「嶺上開花(リンシャンカイホウ)を連発する神がかり的な運麻雀」
だ。

そして、主人公は咲なのである。

あくまで主役は「運」。
「論理」はその引き立て役でしかない。

視聴者は、ノドカのデジタル打ちよりも、咲の嶺上開花にこそ、わくわくする。

それこそが、麻雀の本来持つ、「面白さ」なのだ。


●ギャンブルを脱臭することに成功した咲の限界

咲は、確かに麻雀からギャンブル臭を脱臭し、純粋な「運」という面白ろ要素を抽出することに成功した。

しかし、それがかえって、「咲」の限界を露呈したと、私は思う。

その限界とは、一言で言えば、

●「運」をスポーツの主軸に据えたことの限界

である。

確かに、嶺上開花を連発する咲の姿は見ていて気持ちがいい。

しかし、そこには、全くといっていいほど、「感動」がない。

なぜなら、全て運だからである。

理由なんてない。

咲は、生まれ持って嶺上開花に愛される運を持った人間というだけに過ぎない。

血反吐をはくような練習や努力より、偶然、たまたま生まれ持った運を持つものが勝者となる。

通常、スポーツってのは、

「理にかなった練習と努力を積み重ねた者」

だけが勝つのである。

そして、そこにこそスポーツの面白さがある。

しかし、咲は、スポーツを題材に、麻雀の「運」の面白さを語ってしまった。

水と油を混ぜようとしたのだ。

本質的には混ざり合うことのない、水と油、スポーツと運、というジレンマに挟まれることになる。

それゆえに、咲は、この先、永遠に視聴者に感動をもたらすことは無い。

咲は、「運」を扱ったため、「スラムダンク」の感動を与えることはできない。

一方で、

咲き、「スポーツ」を題材にしたため、「アカギ」の感動も与えることができない。

どちらにも進むことができない。

表層的な面白さを提供することはできるけれど、人の心に残るアニメには永遠になりえない。

これが咲の限界である。


● レビュー紹介
自分のレビューのように、咲をスポ根アニメと捉えててしまうと、どうしても腹の底から感動できない部分が出てきてしまうんだけど、こういうレビューもある。

ひげ氏「とある雀師のドラ爆弾」
http://www.anikore.jp/review/87135

咲を「リア充」アニメとして捉えるっていう視点。
自身の実際の麻雀経験とか、仲間との思い出をこの咲に重ねることで、咲の別の一面がわかる良レビューだ。
レビュー内容から伝わる自然な息吹というか、ものすごくナチュラルに麻雀を語っていて、それが読む人にも伝わる。
このレビューを読むと、「あ、そうそう、麻雀って確かにそうだよねw」と思わずうなずいてしまう。こういう形で、ある種のノスタルジーに浸るってのは咲の別の楽しみ方かも知れない。
一読をお勧めする。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26

T*なす茶*K さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和は色んな意味で凄いわー///

女子限定麻雀大会を描いた物語!

麻雀って関わる場面全く無かったんですけどこれ観て色々学びましたwリーシャンカイホウ!((

面白いって言う人がいえば面白くないって言う人もいると思う。きっぱり分かれると思います。
麻雀は難しいイメージがありますがこのアニメはとっても見やすい。
ルールを把握したわけじゃないけど楽しく見れた^^

キャラも魅力的ですね。それぞれの学校にそれぞれの麻雀の仕方をする子がいます。
見た目も髪がピン!ってなってたりうさ耳つけていたり、独特!

私は華菜ちゃんが好きだしっ!(((

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

メル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

きっかけ

このアニメ見てた時は、麻雀のルールすらまったく知らない状態でした。

それでも最後まで見れたのはやっぱりキャラクターのおかげでしょうか・・・

見終わった時には、ネット対戦で麻雀やってる自分が・・・

今ではもう麻雀にどっぷりハマってます。

おかげで会社の人とも麻雀を通して仲良くなったりと・・・

ほんとにこのアニメがなかったら麻雀とは縁がなかったと思います

しかし、麻雀知ってわかったことは、

嶺上開花(リンシャンカイホウ)なんてそうそうにあがることできないってことですね

嶺上使い恐るべし・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

86.0 5 数学アニメランキング5位
Dr.STONE(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (767)
3356人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

声優・キャラクター
小林裕介、古川慎、佐藤元、中村悠一、市ノ瀬加那、沼倉愛美、前野智昭、村瀬歩、上田麗奈、高橋花林、河西健吾、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はーすげー!へーすげー!の連続

原作未読


JUMP案件全24話。
謎の石化ビームで人類が活動を止め3,700年。いにしえの時を越えて石化が解けた一握りの人類が科学の途絶えた地球でその科学の知識を駆使して失地を回復していく物語。
主人公はどんだけ幅広く深く網羅してんのよ!なスーパー理系高校生の石神千空(CV小林裕介)。見た目は下仁田ネギを擬人化してオーケンのメイクをしたような感じ。ジャンプっぽいデザインです。そして同級生の高校生ら数名。

『戦国自衛隊』だと現代兵器を信長時代に持ち込んで大暴れとなりますがこちらは持ち込み不可。3,700年ほったらかしだとさすがに文明は絶えて石器時代以前の原始時代かのよう。
同期の『本好きの下剋上』のように現代の頭脳を持ったまま後進文明に乗り込んで「無ければ作ればいい」を試行錯誤するのに似てます。『JIN』も同系統でしょう。そしてさらに文明がないところからスタートするのが本作なわけですからこのテのものでは最難関ハードル。ちょっとワクワクします。

それと自分幼稚園の時でしょうか。世界名作劇場『ふしぎな島のフローネ』から漂ってきた匂いと同じものを感じます。OPもEDも覚えてます。木の上の家は憧れでした。
つまりあぁそういうことか。原体験からくる刷り込みがどうやら自分にはあるようです。
イキリ主人公が教育上どうかとは思われど、少年少女が“科学の面白さ”に触れる良い機会になるやも。


 {netabare}オイラ文系でラッキー?{/netabare}


化学ならびに物理の理系科目に不案内なため、アニメで描かれている試行錯誤の産物が乾いたスポンジに水が浸み込むようにすーっと入ってきます。

{netabare}パクチーとライムなんかでコーラ作れんの?マジでスゲー!{/netabare}

信じるかどうかは俺次第 キリッ なんす。

そして前半のOP「Good Morning World!」がすこぶる良い。なにが良いかって作品にばちっとハマる感覚。久しぶりです。ピストルさんっぽい声質もしっくりくる良曲です。


障害ももちろんありますよ。
文明を起こそうという主人公らを妨害するのは野生の肉食動物や自然の猛威だけかと思いきやそう簡単ではありません。
アンチ文明の敵対する勢力もわりと序盤から登場し、主人公らの前に立ちはだかります。まあバトル要素ですね。


 科学の試行錯誤+バトル要素


このバランスが崩れず2クール完走でした。原作が続いているので続編期待な感じでの終幕。
大袈裟でしょうが“人類の叡智”の触りを感じるのにちょうどよい良作です。ごちそうさまでした。



※オマケ

■“霊長類最強の男”獅子王司ってどうよ?

あらためてこうして見るとすごい名前ですね。さてこの方について
好きですか?嫌いですか?どんなキャラだと思いますか?
私はちょっと受けつけないですね。作者の術中にはまってるのかもしれません。

1.{netabare}動くゴールポスト

敵視する対象が最初は“我欲にまみれた汚い大人”。ピュアな若い連中のみ石化解除しようともちかけ、それを千空に拒否されることで対立の芽が生じました。描かれてませんが、「お前らが年くったらどうすんだ?」と疑問符が浮かびます。
それがいつの間にか“科学を信奉し文明を起こそうとする者”へと。考えが深化したとみるよりゴールポスト動いてんじゃんとみてます。でさっそく作中でツッコミが入りました。途中出会った集落の科学?青年クロムについて千空が言及「俺を殺しても次が出てくる」と。まさにその通りなんですよ。
そのため獅子王司の目指す未来は破綻が約束されてるようなもんです。{/netabare}

2.{netabare}ポル・ポトと変わらん

毛沢東と迷うところですがこっちかな。最初は知識階級だけだったのが順次粛清対象が拡大して…
力で押さえつけるしか方法がないので、この世界で肉体での戦闘力に秀でた司が首領ポジションにいるのがしっくりきます。原作未読の戯言ですが、司陣営でそのうち粛清が始まることでしょう。{/netabare}



■スイカ役の高橋花林さん

超個人的なつぶやきです。
この方1年前の迷作『ソラとウミのアイダ』で主役張られてた方です。すでに多くの方の記憶から消え去っているかもしれない作品ですね。
新人でおそらく初めてゲットした主役級の配役があれでと。そのことをもって高橋さんの今後を案じる旨をレビューで書く、という余計なお世話極まりないことをした記憶があります。
こうして、再会できたのはなによりです。ぜひ頑張ってください。



視聴時期:2019年7月~2019年12月 リアタイ  

------


2020.02.07 初稿
2020.07.19 修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 68
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悠大で悠久な物語

<2019/12/22 追記>
全24話見終えました。

面白かったー!

科学の蘊蓄だけでなく、
文明がほぼ原始の世界というだけでなく、
現代に在る科学の凄みだけでなく、
逆転の発想で「今は過去からつながっていて、そして未来に続いていく」ことまでも実感できてしまう。

『悠大で悠久の物語』

ハリウッドが狙ってきそう 笑。

ここは無理があるんじゃないの?という部分ももちろんありますが、そこは架空のお話。
気にしないで見れたモン勝ちです。

二期があるとのことで今から楽しみです。

<2019/7/11 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
あにこれのあらすじ紹介だけで期待値上げてた作品ですが・・・面白いやんけ( ・∇・)

ざっくり言うとタイトルの通り
「ララーシュタインのような髪型した少年が科学でファンタジーに挑む」
と言う感じかな。

ララーシュタインってなに?と言う方は是非、画像検索してみてください。
ついでに言うとこのララーシュタインさんが登場する作品。
OP曲はグラムロックの名曲ですよ。

閑話休題

さて本作、ちょっと変わってる印象です。

普通、物語の分類で
ファンタジーと言えば「科学的裏付けの全くない空想」作品で。
SF(Science Fiction)と言えば「科学的裏付けがあったり、あるように思わせる空想」、 つまり科学と空想が入り混じった作品なのですが。

ところが本作はどちらとも言い切れない。
強いて言えば
「Science(科学) &(そして) Fantasy(空想)」
で「SF」かな

科学的裏付けが全く感じられない現象に対して
めちゃくちゃ地味な科学的考証の積み重ねで立ち向かう。
ScienceとFantasyの二つが融合せず、お行儀よく隣り合ってる印象です。

地味なウンチクも多い。
そう言うの好きな人にはぴたっとハマると思います。

例えば理系のアニオタの私とか( ・∇・)♪

自分は今期、「ヴィンランド・サガ」「炎炎ノ消防隊」「コップクラフト」と並んで注目しております。

<2019/7/15 追記>
2話目観ました。

炭酸カルシウムの4番目の使い道が意味ありげで気になるー笑。

そして新キャラ登場。
獅子王さん。
濃いですねぇ。
{netabare} 空飛んでる鳥を木の上から飛びかかって捕まえちゃったよ、この人 笑。
チート武力{/netabare} 担当だそうです。

さあこれで3人。
人間、3人集まると派閥が生まれるというような言葉がありますが、もしかしたらこれからはそんな展開なんでしょうか。

獅子王さんの発想は昨今の{netabare} 世代間の断絶{/netabare} のようなものを表してて面白いです。

でも、それを是としたら{netabare} ジャンプのような商業誌には載せられなくなってしまいます。
というわけで主役のララーシュタイン、もとい千空さんはかっこよく反発して、{/netabare} 引きへ・・・

でもですよ。
ちょっと思うんです。
もし{netabare} 獅子王さんの考え方に千空さんが同調して物語が進んだら・・・
結局、若い世代同士が新しい利権を奪い合って理想郷なんてできないってことがわかってEND{/netabare} とかSFっぽくてそれもありかなーなんて 笑。


ところで全く話は変わりますが。
他の方のレビュー拝見してて{netabare} 「石化してるのが表面だけならなんで中身の生物は何千年も生きてるの?」{/netabare} というような疑問を複数見かけました。

そこはファンタジー部分だから、と私は飲み込んでおります。
それ言い出したら、{netabare} 石化したら息できなくて数分で死ぬじゃん、という話だし。
仮に呼吸できたとしても水も食料もなければ一週間ももたないし。{/netabare}
そこら辺はファンタジーなんじゃないですかね。

<2019/9/3 追記>
9話まで観ました。

アニメでも映画でもドラマでもなんでもそうですが。

登場人物に対して「なんでそこ気がつかないの?」とツッコんでる自分いませんか?
それは俯瞰して見てる視聴者だからこそのツッコみな訳で。
物語を進める上での重要な部分ほど気がついてくれない。
それが物語の面白み。

ところが、たまにそういうのが極端に少ない作品もあります。
デスノートとかそうですよね。
登場人物が賢いので先の先、裏の裏まで読む。
ところがそれでも裏かかれちゃう。
で、そこが面白かったりする。

本作もデスノと同じ匂いがします。
千空さんはもとより、獅子王さんもかなり思慮深く用心深い。
お互いに裏の裏の裏を掻きあってもう痒いところもないくらい。

もしかしたらデスノの系譜と言える作品なのかもしれないですね。

デスノのようなイケメンいないので女性人気は覚束ない感じですが、理系男の私はハマってます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 53
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

紡がれ、途絶え、繋がる

[2019/12/15 V1]
[2019/12/16 V2 追記・修正]

原作については、週刊少年漫画誌連載であるということ以外何も知らず。
こんな物語が、いま、少年漫画誌に掲載されていることに安堵を感じる。


最初の3話でいったんDropしていました。ですが、よく見る海外Reactorさんたちがこぞって応援していたのを見て視聴を再開しました。最近は本当にReaction動画を見るためにアニメを見る傾向が強くなっています。

6話以降は本当に楽しかった。23話は、どうしたのそれっていうくらい走った感じを受けましたが、それ以外はおおむねよいペースだったと思います。回の跨ぎ方が秀逸で、どうしても次の話が見たくなる構成になっていました。キャラデザは最初のころは違和感を感じていましたが、すぐに慣れました。後半に入って少々作画が荒れる場面もあった感じがしましたが、崩壊までは程遠く、十分な質が維持されていたと思います。

本当に楽しめました。


最初に数少ない難癖(?)からやっつけたいと考えます。

{netabare}
===スタート時点ですでに老害・司
{netabare}
正直、敵役としては魅力が薄いなぁ・・・・少年誌の悪いところがここに出たかな。

ま・・・僕自身も社会にでたての若い世代からは老害認定されていてもおかしくない程度には年取ってるんですがね。とはいえ「ケッ、あの老害が」と思う側でもあるわけですよ(強硬に主張する)。

以下、老害予備軍(候補生?)の悪あがき

{netabare}いろんな形で「老害」ってあらわれると思っています。そんななか、僕自身が気を付けようと心掛けていることがあります。それは「自分とは異なり、かつ、それを理解することも共感することもできない考え、思い、感じ方をする人が必ずいる」と考えることです。「いるかもしれない」ではなく、「必ずいる」です。同時に、自分自信が他の誰かにとっての「理解し得ないもの」だとも考えるようにしています(大事な一文忘れてた。。。)。

僕が見てきてしまった老害ライクな方々に共通していたのが「自分の視点・思考・嗜好がすべてであり、人間共通であると思い込んでいる」ように見えたからです。同じ我を通すでも、自分と違う視点を意識しながらのそれと、そうでないものとでは軋轢の大きさが段違いだ、と思っています。
{/netabare}

で、だ。司くんよ・・・・・きみの「気持ち」はわからんでもないがよ。
なにより君も年は取るんだろ?その時どうするの?
{/netabare}

===唆るのは勝手にしろ、だが、100憶パーセントはやめろ。
{netabare}
癖の強い千空の言い回しは、最初のころは面倒に思っていました。でも、慣れました。次の一点を除いて。

何かとの比較において100憶%はありうる。が、千空がいうそれは可能性や確率として絶対=全体であることを意味している。なので「100%」を超えることはない。千空ほどのものがなぜこんな言い方を・・・・。ま、後半に入るあたりではどうでもよくなっていましたがね。
{/netabare}

===ご都合・・・いや、いいよいいよ。
{netabare}
おそろしくご都合展開。だけどこれは仕方がないかな。
村民も復活人も、とんでもない奴らしかいない・・・いや、いいよいいよ、少年誌だし、楽しかったし。
3700年カウントし続けた(想い続けた)わけだが、脳はそんな長い間エネルギー補給なしで保てるものなのかな。それとも、これが「石化」の謎につながるのだろうか。ここがだるい言い訳にならないことを願う。
[追] っていうか、文字どうした。創始者たちもなぜ「文字」「読み書き」を早々に諦めた?まぁ、その場合は創始者の面子からして日本語って選択肢は消えるなぁ・・・妥当な線は英語かな。創始者の子供たちの主言語がいつ日本語に切り替わったのかも不確かだな({netabare}白夜が百物語の構想をしているシーンで「日本語で良い」「あなたの母国語を知りたい」的な話があることから、その時点で白夜たちが交わす言葉は英語もしくはロシア語だったはず。{/netabare})。ちょっと「言葉」「文字」に関するところが甘い感じはする。何か理由があるのかな。
{/netabare}

{/netabare}

まぁ、こんなところです。



以下、僕なりの推しポイント。

「一歩一歩問題解決へとくさびを打ち続ける、揺らがぬ信念」。

6話でコハクが千空に対して言った言葉です。
多分これを聞いた時点でこの作品を気に入っていたんだと思います。

===科学の1側面(だけ)を描いている。だからこその描かれ方。
{netabare}
さて、この物語ですが。。。口悪くいうならば千空による「コロンブスの航路確認」の連続です。もちろん、足りない設備、材料を補うための試行錯誤はあるのだと思います。しかし、基本的には科学史をたどる道程であり、石化前に得た科学知識に基づく再発見・再発明です。

科学を正しく知り、用いることは重要ですが、科学にはそれまでになかった知を紡ぎだす役割もあります。

学生時代に「巨人の肩の上」という言葉を教わりました。科学・研究に携わる者の心得(?)だそうです。曰く、巨人とは人類の積み上げてきた知識・技術の全体を指し、その肩の上に当代の科学・研究者がちょこんと座り(立つ?)今までより少し遠くを見渡しに行く。そしてその科学者もまた巨人の一部となっていく。これが人類200万年の知の発展をあらわすメタファーなのだそうです。

この物語の主人公である千空も、巨人の肩の上に乗って少し遠くを(あるいは、だいぶ遠くを)見渡しに行く、つまり、新たな知を紡ぎだす側に立つはずだった人物なのだと思います。残念ながら謎の石化によって、千空がその肩の上に乗るはずだった巨人が消えてしまい、千空自身が「起き上がる巨人そのもの」になってしまった。彼の死はそのまま人類の200万年の知が瓦解することを意味する状況の中で、彼はどう思って日々を過ごしたのか、少し気になります。一人の少年に押し付けるには、たとえそれがあんな人物だとしてもあまりに荷が重い。

あくまで僕の主観ですが、この点はきっと原作者も気を付けて描いているのだと思います。凄いのは「科学」「人類200万年」であって、千空自身がすごいものであると称賛されることはなかったと記憶しています。コハクが千空を褒めるのは、千空自身の判断、考え方や行動であって、千空と「科学」は別物として描かれているように感じました([追]{netabare}とはいえ、千空の考え方、判断の仕方こそが科学の賜物だともいえる。その点では千空=科学も成り立つ部分があります。{/netabare})。また、千空含め自らを「科学使い」(科学者ではなく)と称しているのもその表れなのでしょうか。

この描かれ方は、とてもよかったと思う。


これを踏まえて、あえて物語全体に難癖をつけるなら「科学」とともに「哲学」も巨人の根幹をなすものなんだよ、と言いたいです。

{/netabare}

===だからこそのクロム
{netabare}
途中から主役がすげ変わったのかと思うほどでした。

200万年の巨人が倒れたとしても、3700年の巨人の肩の上に乗るものがちゃんといる。この描写、というより構図に痺れました。彼がなしたものは、我々から見れば「コロンブスの新大陸発見」に等しいものですが、3700年の巨人の視点からなら間違いなくコロンブスの卵であり、発見だったのだと思います。当代の科学者であり、エンジニアであるクロムが中盤以降は本当に頼もしく見えました。

{/netabare}

===サポートキャラのサポート力の高さ
{netabare}
コハクはもっとヒロインヒロインしていくのかと思っていましたが、全然そんな感じではなかったですね。それが良かった。科学の応援者、千空の理解者として機能していたと思います。

スイカはお役に立ったんだよー。千空のお役にも、物語のお役にも立ったんだよー。

ゲンはお話を通して僕の中で大きく育ったキャラクターでした。現代科学・工学を見知っているが故に状況説明役として完璧な立ち回りができたと思います。彼自身の心の動き、行動もかっこよかった。彼がいることで、千空・クロムだけでは生み出せないドラマを引き出したし、千空の内面を代弁することもできたと思います。

カセキの爺様は、出オチレベルでキャラ設定が見えてしまいましたが(OPのおかげもある)、クラフトマンシップはいつも人の中にあるのだな、と素直に思ってしまいました。まぁ。。。舞台装置としては最重要キャラですけどね。この人いないと中盤過ぎてからの工作はもうどうにもならない。

親父の話は、、、とてもよかった。くそう、よかったよ。

{/netabare}

===いずれもよかった OP/ED x 2
{netabare}
特にOPが印象に残りました。

曲もですが、OP映像が前後半ともに凄くよかった。
構成としては、作中のキャラクター像が見て取れるカットと、作中のキーポイントとなるシーンでつながれていました。
クール開始時点で、キーポイントのシーンがあそこまで形になっている(転用元がOPかもしれないけど)制作工程のゆとりが、作品にも表れていたように思います。
最終話で、ようやくOP構成が全部明らかになったときはちょっとしびれました。

前半OPはただ不気味に描かれていたゲンが後半OPでは一転してかっこかわいらしくなっていたり、後半OPのクロムが千空と対等に描かれていたり、前後半間の変化も楽しめました。

カセキの爺さま、ばかかっこいい。

{/netabare}


2期、楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 50

76.0 6 数学アニメランキング6位
続・終物語(アニメ映画)

2018年11月10日
★★★★☆ 3.8 (343)
1907人が棚に入れました
高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき……。気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。

2018/11/10より全国劇場にてイベント上映開始!

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、喜多村英梨、井口裕香、早見沙織、井上麻里奈
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

怪奇現象学

シャフト制作。

現代の萌え怪奇絵巻、文学的鬼太郎。
その名も「こよみリバース」である。

大学入学を直前に控えた、
{netabare}阿良々木暦の摩訶不思議な鏡の国の冒険。{/netabare}

原作はあまり心に響かず期待薄でしたが、
独自の絵が付き、音が入り、命が吹き込まれ、
オールスターキャストの豪華な共演が、
娯楽として驚きの仕上がりを見せています。

{netabare}ロリコンサービスショットに、
セクシー羽川猫、表情豊かな斧乃木余接、
艶っぽい臥煙遠江の初登場!?など、
見所満載のシリーズ総決算になっています。{/netabare}

妹だけが変化のない、とある日常を巡り、
街を彷徨い、その謎の核心に迫る阿良々木暦。
{netabare}彼の心残りが原因で、歪み共鳴した異質な世界。
そこから無事に帰還できるのか!?
パロディ、メタ展開、余白を繋ぎ、
最後はツインテールと笑顔の衝撃波である。{/netabare}

やはり楽しい物語ですね、
次なる物語への跳躍でしょう。

大学編があればと期待しています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 50
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不思議な世界

原作未読 上映時間 約150分

テレビアニメ放送(未定)に先駆けて6話分を劇場版としてひとつに纏めて公開した作品です。

阿良々木 暦が私立直江津高校を卒業して、大学入試の合格発表前の出来事を描いています。朝、洗面所の鏡に映る自分を不思議に思ったあと、その鏡の中に引き込まれたお話です。

キャラデザは、テレビアニメ版と同じなので違和感なく観れました。

いつもの阿良々木暦の一人語りがメインで、色々なキャラとの会話劇もたくさんありましたね。{netabare}(まさか神原 遠江(臥煙)さんまで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

女性キャラがほぼ登場しますが、いつもと違った面が観れました。
{netabare}
成人になった八九寺真宵、レイニー・デヴィル姿の神原駿河、クチナワ口調の千石撫子、ブラック羽川や少女姿の羽川翼、背が低くなった阿良々木火憐、人間の時の忍野忍、ツインテールの戦場ヶ原ひたぎ、表情や仕草が豊かな斧乃木余接、学ランを着た(男性?)忍野扇、そして老倉育さんだけは最初誰だか分からないくらい容姿や性格が変わっていましたねw
阿良々木暦の女子制服姿で真剣に語っているところは、ちょっと笑ってしまいました。
{/netabare}
PG12作品ということで、やたらと下着姿や裸のシーンが多かったですw

化物語の世界を満喫しました。この作品の特徴として、アクションシーンが少なく会話する時間が長く、150分もあるので退屈するかもしれませんね。

テレビ放送はいつになるのでしょうか? 早く観たい方で、化物語シリーズが好きな方は観てもいいのではないかと思います。

ED TrySailさんが歌っています。

最後に、原作の物語シリーズはまだ続いているにゃ~。またTVアニメか劇場で続きを観たいシャシャシャ~。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

鏡の反射率って知ってる?

視聴理由 物語!

視聴前 サムネ誰だろ

視聴後 及川さん可愛いすぎ

この話は阿良々木暦君が自分の映った鏡に異変を感じ取った
ジャンルは…哲学?
まぁ物語シリーズって感じだね
もとは映画だったんだけど映画の方みてなかったんだよね

今回も女の子たちが可愛いすぎる
そして今回のサムネの女の子はなんと今までの作品に登場してきた女の子でした
いやぁ惜しいなぁ…

音楽は普通。まぁもとは映画だったから無理やり6話に分割した感じで音楽が微妙
作画は素晴らしく物語シリーズって感じがして良かった。あとキャラデザが好み。

総評 物語シリーズって期待しても全然良い話

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

74.1 7 数学アニメランキング7位
理系が恋に落ちたので証明してみた。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (353)
1610人が棚に入れました
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に論理的根拠なんてない!しかし、理工学専攻として、「論理的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を論理的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

声優・キャラクター
内田雄馬、雨宮天、原奈津子、大森日雅、福島潤、置鮎龍太郎、麻倉もも
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

理系あるある早く言いたい

原作未読


渋谷デートについて一言!

「そのまま東急百貨店本店を左手方面に向かい路地に迷いこめばOK!」


第4話あたりできつくなってきました。
遡ることあらすじ。好きになったので好意を定義し証明しようとするおバカな話。理由は理系だから。

共通のコミュニティで通じる“あるある”を飲み屋で悪ノリして大喜利大会始めるのに似てます。飲み放題の上限、二時間くらいでガスが切れることでしょう。
“あるある”繋がりでRGワンマン2Hを想像してみよう。もはや執行猶予なしの懲役2時間です。

「大喜利である」「RGライブである」仮説は証明できませんよ。だっておいら文系だもん。
ただし、つまんない理由は証明できるかもしれません。文系だけど。


ということでさっそく“ラブ”について。タイトルに“恋”使ってますんでね。
ラブストーリーとラブコメディ等“ラブ”が絡むネタで登場人物の心情への共感は肝です。ただこの作品は土台からしてそこで勝負してません。あくまでコミュニティで通じる“あるある”への共感となるわけで似て非なるもの。

 「惚れてまうやろ~」

な行動やセリフは残念ながらありません。ただし、

 「あ、それあるあるだわ」

な行動やセリフは満載です。

そうなると“ラブ”度数は一段下がってキャラの見た目勝負に移ります。かわいいとかかっこいいとかそんなとこ。イケボなんかも含んどきます。このへんは私専門外。
仮に見た目勝負も降りることになっちゃえばラブ度数をさらにもう一段下げて、

 笑えるか?

ギャグ振りしてればラブコメディの範疇には収まるでしょう。で、この作品ここがいけませんでした。
タイプ的に二つの方向性を辿ることができたと思うのですが…


■方向性其の一 ストイックに

中途半端なところで二人ともデレちゃうので流れが止まるんですよ。二人とも辛抱が足りません。
実験→失敗の途方もない繰り返しが理系の真骨頂でしょう。ストイックであればあるほどそこに常識とのギャップが生まれて笑いが生じるのに。せっかく“理系”という万人共有可能なパブリックイメージのある素材なのに活かせてないです。
“○○の定理”が意味する上澄み部分をかすめるに留まっていたため、結局のところ内輪の“あるある”的面白さの範囲を超えないのです。
内輪ウケも最初は仲間内の強固な結束を生みますが、持続可能か?と問われれば疑問符がつきます。{netabare}飽きがくるから、漫画家投入したり水着回でお茶濁してたでしょう?{/netabare}


■方向性其の二 名脇役を投入

本人たちの“ラブ”への向きあい方が無茶苦茶(笑)つまりラブポンコツで戦力として使えない分、ツッコミ役や道化役、狂言回し役が周囲にいないとアウト!
「いいからとっととくっつけよ」な視聴者の思いをかわして騙して目くらましてくれるほどの熱量が舞台役者には必要です。

同じ研究室の奏・棘田・虎輔らが主役の二人(雪村・氷室)にツッコめてません。操縦できてないと言い換えてもOK!マッチョ教授も役不足。みんな観察者もしくは並走する伴走者どまりなのです。福島潤の無駄使いですね。

{netabare}藤原書記と石上会計が仕事をしない『かぐや様は告らせたい』みたいなもんでしょうか。{/netabare}



ふるいにかけてったら、どうやら自分のふるいの目が粗かったようで全部こぼれ落ちちゃいました、という私の結果です。

1段階  ラブでないのでキャラへの共感に薄い
2段階  見た目勝負は自分にはノーカン。皆さんいかがでしょうか?
3段階-1 ズレや違和感で生じる“笑い”ではなく内輪ウケなネタ
3段階-2 ツッコミ不在。狂言回しの不在。

別に素数山手線ゲームで盛り上がってもらって結構ですし、理系をアゲてるように見えてディスってるのもおもろいんですけど、きっちり主人公カップルを転がして欲しかったですね。
理系とか関係なく飲み会で盛り上がった“あるある”ネタもラストオーダー後のロスタイムいれて3時間弱が限度ということだったのでしょう。

{netabare}第7話がほぼ限界でした。9話で漫画家投入。10話で水着回ですもんね。賞味期限切れです。{/netabare}




★とどめかも

三島由紀夫VS東大全共闘の公開討論の映像見たことあります?
立派な方を数多く輩出されてる最高学府ですが、むしろ鳩山由○夫がここ出身だったなという事実に納得できる映像になってます。
で、ここの学生たちのコミュニケーションの特徴が、

・意味不明な文言をぶつけて相手が言い淀んだらこっちの勝ち
・「ソースよろ」をぶつけ続けて相手が回答に窮したらこっちの勝ち

古代ギリシャにソフィストと呼ばれる人達がおりまして、
真理の探究よりも、いかに相手を論破するかということに力を注いだので、詭弁に陥る傾向が強かったという程度の低い連中です。国も傾きましたね。
わざと

 “コミュニケーション不全”

を起こしてマウントを取る行為。イラッとくるでしょ。主人公男にその気(け)があったのですよ。

{netabare}飛行機の中でイチャつこうとしたのを止められて「なぜだ?」でその証明を相手に求めてみたり。{/netabare}


コミュニケーションの究極(と私が思ってる)恋愛行為と、コミュニケーション不全を狙ったかのような主人公らの行動が水と油に見えました。


ここから見えてきたこと。
ラブ要素を一切廃してみればこのジレンマも味あわずに済んだことでしょう。つまり“あるある”だけ楽しむという本作王道の堪能方法。


彼ら見てたら、作中では悪く描かれていたナンパ小僧のほうがまだ健全だと思いましたよ。拙いだけで女性に対しては一生懸命でしたもん。



※ネタバレ所感

■最終話について

{netabare}名探偵の推理が始まり犯人をあてるも「○○しかいない」の根拠が薄弱というかそれ憶測。そこ理系放棄したらだめじゃん。
で最後は気持ちが大事!みたいな。徹頭徹尾ロジカルお化けだったら面白くなっただろうに。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----


2020.03.28 初稿
2020.10.13 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 43
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ラブコメというよりラブ×ギャグ 恋愛もあるけど、何より面白い!!

理系が恋という事象を証明しようとするギャグ要素強めのラブコメ。
アマプラにて、全話公開していたので見ました。

PVを見たときからこれは面白そうだと思っていたけど、やっぱり面白かった。
こういうコメディ強めのものが個人的に好きというのもあるけど、物語に変化があって中弛みすることなく見られた。
むしろ後半の方が面白かったぐらい。

普通なら当たり前と思って考えもしないことを真剣に考える姿が馬鹿らしくもあり、この作品の魅力でもあった。

音楽はOPもEDもどっちもこの作品にぴったりでよかった!!

総評として、最高に面白い!、という程ではないが最後まで飽きることなく見ることができるくらい面白かった。
作画、声優、キャラ、音楽の全てが高クオリティ!
アマプラ、感謝!


↓↓↓各話の感想↓↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★★ 4.0
好きかもしれない
{netabare}
なんか理系への偏見が過分に含まれている気がする。
確かに一部にはこんなやつもいるかも知れないが、大部分はこんなんじゃないからね!!
ギャグテイストで面白かった。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
大学院の先輩
{netabare}
また癖が強い先輩が現れたな。
料理において愛情を形あるモノとして考えてたのが理系っぽかった。
英語の論文読むのが大変なのは凄く共感できた。{/netabare}

3話の感想 ★★★☆ 3.5
デートとは
{netabare}
新キャらはチャラ男に見えるただのギャルゲーオタクか。
……こんなやついるわ~
デートの定義は気持ち次第ってことか。
まぁ、無難だな。
最後のお誘いは皆がいるなかでしたのかな?
もし、そうならかなりのメンタルだ。{/netabare}

4話の感想 ★★★★☆ 4.5
デート
{netabare}
最初は微妙かと思ったが、最終的にめちゃくちゃ面白かった!
観察班の2人が良い仕事したわ。
いい雰囲気で終わったしよかったな。
ED、ノリがよくて好きだわ~~{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
ミーティング
{netabare}
教授、癖が強いけどいい人っぽいな。
虎輔の興奮対決は面白かった!!
やっぱ、幸村・氷室ペアよりもそれ以外のモブの方がギャグセンスあるな。{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
キス
{netabare}
この実験はなかなか役得なんでは?
奏ちゃんだけでなく、棘田先輩ともキスできるとは。
あんな実験室なら行きたかった。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
飲み会
{netabare}
飲み会でここまで酔う人って意外といないよな。
大抵、吐くから。
女子は基本男がいたらここまで飲まないし。
てか、研究室でお酒がいいとか珍しいな。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
虎輔の研究
{netabare}
虎輔の研究、聞く分には面白そうだけどやるのは大変そう。
結果が知りたい。
そして、ここにきて新キャら。
漫画家らしいけど、予想ではエロ漫画家!
もしくは、絵がめちゃくちゃ下手くそ!!
さぁ、真実はいかに!!{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
沖縄合宿
{netabare}
氷室の水着が良すぎた!!
赤っぽい水着が映える。
流石に水着で抱きつかせなかったのは正解だわ。
もししてたら、雪村死んでたな。
そして、なんと言っても虎輔と棘田の二人!!
めっちゃきゅんきゅんするわ!!
棘田はなんだかんだ言うけど、虎輔のこと好きよね?
{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
研究発表
{netabare}
理系の先生は基本ムキムキではありません。
ますはこれを言っておく。
虎輔の発表は普通に面白くていい発表だったと思う。
奏も凄く準備されていた発表だった。
奏に抱きつくとは、雪村やるな~
奏も相当可愛いからな!!{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
喧嘩
{netabare}
喧嘩というか氷室が嫉妬して怒ったって感じだな。
男は女が何に怒ってるか分からないからな。
しかし、あのOGマジで害悪だな。
確かに恋は障害があるほうが盛り上がると思うが、現実でしかも故意に起こす物ではない!!{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
恋を証明してみた
{netabare}
氷室、可哀想に。
あれは逃げちゃうのも分かる。
そして、最後のシーン!!!
エモ過ぎる!!
景色の100点がこっちにも分かる綺麗な作画。
そして、キスシーンで引き画面になるものよかった。
これは満点ですわ。
奏の恋事情や、虎輔と棘田の二人にも気になるところ。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理系が文系に挑んだら、こんな素敵おもろいラブコメに(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、ラブコメ。ガチの理系男女が、互いに完全両思いのくせに、「好きとはなにか?」「私はあなたが好きなのか?」を理論立てて説明しようと奮闘する話。

頭が良いバカで、みんな素敵です(笑) OPも好きだな~。

かなり変わった設定なので、アニメをたくさん観てきた層にもウケそうな作品ですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ラブもコメも、きちんとレベルが高いな~。

序盤から中盤まではコメディ全開で長し、終盤にややシリアス、そして最終話は恋愛で思いっきり萌えさしてくる。

スゲェ良い最終回で、単話☆5をつけました!

実は氷室のキャラデザってあんまり好みじゃないんですが、それでもこれだけ萌えさせてくるなんてスゲェなと。

2期あったら、恋のライバル登場でしょうか? ヤキモチ焼く氷室と、逆走する雪村くんが、また観てみたいっすね♪
{/netabare}

【余談~ あなたは文系? 理系? ~】
{netabare}
文系(文学・史学・哲学・心理学 等)と理系(数学・科学・医学・工学 等)のどちらに自分が向いている(文系脳・理系脳)かは、色々な点検項目(俗説)がありますよね。

ネットで拾ったり、自分で考えたものもあります。皆さんは、文系、理系、どちらですか?


①怒った時、怒鳴るなら「文系」、黙るなら「理系」。

※文系は感情、理系は理論。例えば芸術家(文系)は灰皿とか投げるイメージです。でも、理系のヒトって、怒れば怒るほど静かになり、どうやったら相手を理詰めで追い込めるかを考えていて、逆に怖い気がしてます(笑)


②星の光は昔の光と聞いて、ロマンを感じるなら「文系」、何光年先だから何年前と計算するなら「理系」。

※文系はロマンチスト、理系はリアリストと言われますよね。小説のように、虚構の中で存分に遊べるなら、文系資質あり!(ってことは、アニメ好きには文系が多いのかな?)


③コミュ力が高い人は社会で成功すると言われた時、コミュ力とはそもそも何か、成功とは何を指すのかを考えるなら「文系」、なぜコミュ力が高いと社会で成功するかという理由を考えるなら「理系」。

※文系は概念(コンセプト)、理系は論理(ロジック)と言われます。言葉や考え方に定義をつけたがるのは文系のクセで、飲んで話をするとき、「そもそも優しいって何だろうね?」とか面倒くさいこと言い始めるのは、大抵文系です(笑) 個人的には、上司(社長や会長クラス)は文系、あとは理系ってチームの方が強い気がします。出来るか出来ないかはさておき、まずはコンセプトを打ち出すのが上の人で、それを実現させられる力があるのは理系。これが、「理系→理系」だと、小さな成功は安定的に掴めるけど、爆発的なヒットは生まれにくい。ただ、「理系→文系」「文系→文系」は、そもそも崩壊するので、やはり就職に有利なのは理系かなと思います。


④口喧嘩で不利な時、論点をずらそうとするなら「文系」、そのままなんとか挽回しようとするなら「理系」。

※文系は柔軟、理系は一本気と言われます。理系の人は考えるのは非常に得意ですが、考えたことを言葉にして伝えることが苦手、不器用な人も多い。一方文系は、わりとこだわりが少なく移り気な人が多いので、上手く話題を逸らします。より空気が読めると言っても良いかも。確かに、理系の人の方が頑固だったり粘り強かったりする人は多いように思います。


⑤結論が出ない時、それでも納得するなら「文系」、絶対に納得しないなら「理系」。

※これは④とも被るのですが、文系は答えの出ない(あるいは個人差がある)問題を考え、議論することが好きです。哲学なんて正にそうだし、美術などの芸術分野、文学の読解もそう。最終的には、「人には色々な考え方があるよね」で、全て解決(笑) そもそも、「ハッキリした答えなんてないだろうけど」から議論を始めるため、終着点が玉虫色でも気にならない。どちらかというと、議論をすること、その時間自体を有意義だと感じていることが多い。一方、理系にとっての議論は、「正しい答えを導き出すための手段」であるので、結論がでなければ、その議論自体が無意味なものになる。途中で議論を投げ出すのは、大体文系ですw っていうか、「とりあえず自分が納得できる解を導ければ」満足するから、文系は(笑)


⑥興味の対象を考えた時、人なら「文系」、物なら「理系」。

※(以下、サイトの引用)文系に分類される文学や歴史学、心理学などの学問は、基本的に“人”を対象としていまはす。人間関係や社会構造、経済、文化、芸術など、人間の活動が研究の中心になる学問が文系に含まれることが多いです。一方、理系に分類される数学や科学、医学などの学問は、主に“物”を対象とする学問となっています。人間を対象にしているように思える医学も、実際の仕事内容は非常に化学的(ケミカル)なもので、血液中の化学物質の含有量の変化などを手がかりに診断や治療を行っています。ですので、文系、理系のどちらを選ぶべきか迷うようなら、あなたが“人”と“物(自然現象)”のどちらに、より興味を持っているのかを参考にしてみるとよいでしょう。って、すごい的確だな~と思いました♪


こう考えていくと、雪村や氷室は、フルマークで理系でしょうね(笑) でも、挑んだテーマは「恋愛」という、感情的で、ロマンチックで、概念的で、人それぞれに異なる解がある、人間味ある「超文系」なテーマですから、そのギャップがここまで面白くさせるんでしょうね♪

さて、では私はというと、①「理系」②「理系」③「文系」④「理系」⑤「理系」⑥「文系」と、多分、「理系脳」なんだと思います、文学部なのに(笑) ゼミの教授にも、「君は情理ではなく論理で小説で読み解こうとするのが面白い」と言われたことがあります。

文系か理系かを考えた時、「遺伝的(先天的)要因」と「環境的(後天的)要因」があるのですが、私は多分、「遺伝的には理系」「環境的には文系」なのかな~と思います。つまり、「向いてるのは理系、好きなのは文系」なんでしょう。下手の横好き、と言っても良い(笑)

まあ、文系か理系かなんて、そもそも人類が生み出した勝手な区別なわけで、100%正確な識別方なんてない、、、っていう、論の締め方、ひっくり返し方が、すでに文系っぽい(笑)

私は昔から、「理屈で考え、感情で決断したい」と思って生活してきました。「なぜこうなるのか(理系)」を知らないまま決断するのは気持ち悪いし、だからといって、正しいことだけを常に選ぶのも気持ち悪い。時には、「間違っていると分かっても選びたい」し、むしろ、「間違っていると分かった上で選びたい」こともあります。

だからあにこれレビューも、基本的には、良し悪しは出来るだけ(といっても限界はあるけど)論理的に書き、その上で、好き嫌い(評価)を述べたいと思ってます。まあ普段、そんなこと意識してるわけじゃなく、もはや、「クセ」ですけどね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
頭良いバカ二人(笑) 公式はともかく、バカみたいなラブコメで楽しい♪

2話目 ☆4
そりゃ、Cの実験はしなきゃならんだろ。そりゃ、うちらみたく日本文学専攻は例外として、優秀な論文には英語のやつが多いだろうしね。今日も元気にあの二人はクレイジーだったな~(笑)

3話目 ☆3
AKB~↗(笑) 早く結婚しろ(笑) まあ、ギャルゲのデートといえば、遊園地は定番だよな。キャラによって乗り物選べば良いだけだし(笑) 遊園地に誘うとこ、良いね♪

4話目 ☆4
いちいち服を誉めるのは、一般的か? 連打(笑) 観点(笑) いつプレゼン試料作った?(笑) どんだけ好きなんだよ(笑) ただのビビり(笑) この二人、可愛いな(笑) それは、エロゲ(笑)

5話目 ☆3
先生、強キャラ。トラウマ、いじられまくり(笑)

6話目 ☆4
ムード値の公式は、少し納得してしまった(笑) 泣くぐらいなら実験するなや(笑) 池田研はヤバイ(笑)

7話目 ☆4
酔っぱらい(笑) シンデレラ、DNA捜査(笑)

8話目 ☆3
確かに、難しいことを簡単に説明できる人が、本当に頭良い人だよな。オキシトシン喋りすぎ(笑) この映像を観たくなる(笑) 漫画家(文系)とのタッグ。

9話目 ☆3
水着回。ナイスカップルやな(笑)

10話目 ☆4
不真面目なことを真面目に、熱い話だった。プレゼンのやりとりが面白い!

11話目 ☆3
正論がいつでも正しいわけじゃないしね。でも今は、雪村君とめっちゃ仲直りしたい(笑) めっちゃ乙女やんw 徹底的な仲直りて(笑)

12話目 ☆5
そんなのはどうでも良い(笑) 添削してる(笑) 素敵すぎる、ムード値の伏線回収(笑) 素敵なリベンジ(笑) 粘膜接触行為、強制猥褻罪(笑) 氷室のちょこちょこ、可愛いな(笑) 貧弱(笑) もう一回キスしたい(笑) ファーストキスのダメだし(笑) メガネケースのラストも、余韻があって良し。満点!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

73.4 8 数学アニメランキング8位
ぼくたちは勉強ができない! 第2期(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (347)
1566人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」獲得のため、学園が誇る3人の天才・古橋文乃、緒方理珠、武元うるかの教育係を引き受けることに。苦手科目にはとことんポンコツな彼女らを導き、志望校合格を目指すが…!?さらに、冷血に見えつつ超ドジっ子な教師・桐須真冬、メイドのバイトをしながら医学部を目指す先輩・小美浪あすみも加わり、成幸たちの勉強はさらなる追い込みへ!そして密かに恋の気配も…?「できない」天才たちが繰り広げるラブコメディ、 勉強も恋もまだまだ続く!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

くぁwせdrftgyふじこlp

原作未読

あ、ありのまま起こったことを話すぜ
絶対来ないハズの万馬券が来てしまったんだぜ
な…何を言ってるのか分からねーと思うが
俺も何が起こったのか分からなかった…

詳しくは1期のレビューを観てくれなんだぜ

お話のざっくり概要
進路は向いてないのに突き進む天才ヒロイン達
家庭教師とは名ばかりのキャッキャウフフ毎日
女性教師とOGまでハーレムに加わって
最強に見える。妹もいるので完全無欠。
誰がユイガ君を墜とすのかのデスゲーム
だいたいそんな感じ?(全然違いますw)

もう、予想が大外れして大混乱です。
{netabare}
場内アナウンス「馬券を投げないでください!」
{/netabare}

おかしい…こんなはずじゃなかったのに…

んーと、んーと感想…感想…
{netabare}
桐須先生って大きすぎるんですけど
フィギュアスケーターとしてはどうなん?
競技的に胸無い方が有利かなーと思ったw
黒か…記憶を消しなさい?ごめんなさい無理ですw
{/netabare}

武元うるかとハイスコアの大野晶が同じ声優さん
(cv:鈴代紗弓さん)なのは驚きました。
{netabare}
しかし鈴代紗弓さんは最終回で飛行機に乗るって
病にでもかかってるんですかねぇ?w
{/netabare}

後半で一部シーンでCGになった時には
あれ?見るアニメ間違った?と思ったw
(日朝かよwと思いましたw)

曲はOPもEDも良かったですけど
どちらも1期の方が個人的には好みかなー

とにかく終始ドタバタラブコメで楽しかったです。
しかし…{netabare}奇跡の大逆転ってあるもんなんですね…{/netabare}
1期から見る事をオススメします!
1期見て楽しめたなら、2期もオススメです~

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

続・うるかにしてください

・start ※うるか登場前

 「お勉強」+「ラブコメ」

・next step ※うるか登場後

 「ラッキースケベ」+「ハーレム」 featuring「お勉強」

・end ※この2クール目

 「お色気」+「なんかいい話」 featuring「お勉強」


全26話を通すと上記のような流れだったでしょうか。
1期全13話から3カ月空けての第2期全13話ということらしいです。3カ月インターバルを採用する目的なんて作画の安定ということなんでしょうが、リアタイで追う価値はなくなってきますね。
とはいえ作画安定の意図があったとしたら充分納得できるかも。本作において人気上位のとある方の見せ場でしっかりと動いておりました。

ちなみに1期の印象はそんなに良くありません。正確に申すと「続きをすんごい観たい」とはならず、なんならスルーしてもいいや程度の位置付けでした。古き良き少年誌のお色気マンガの範疇を越えません。ノスタルジーな風に吹かれてーの1期でお腹一杯だったのです。
「だったら観るなよ」という話ですがこの私。“にわか”を自称しつつもかれこれ1~2年くらいアニヲタっぽいことやってるとお作法や様式美なんぞもなんとなくわかってきて、とどのつまり

 {netabare}あれ!?うるか優勢じゃね?{/netabare}

ハーレムのくせに“幼馴染不遇説”を覆してくれそうな気配を感じたから。こたびの視聴動機になります。そして1期のレビューから常々言っております。


 {netabare}うるかにしてください{/netabare}


その結末は最終話をお楽しみに。良い意味としてのポジティブな終わり方をしてます。


さて2期です。
1期よりは好みの仕上がりでした。理由は足を引っ張る要素と思っていた“お勉強要素”がだいぶ薄まっていたこと。おそらく勉強の中身や内容をもって物語に説得力を持たせるには作者の力量は足りてません。1期の序盤がまさにそうでした。勉強要素を薄めてタイトル詐欺と言われようが、キャラ立ちさせてラブコメ要素増やすにつれて観やすくなった1期13話です。
2期では“お勉強要素”をさらに減らして“ラッキースケベ要素”通り越して“お色気”を増やしていきました。しかも男の子が好きそうなやつ(笑) 2クールめの第1話でその路線は明確に打ち出されてます。
{netabare}※主要キャラは言うまでもなく、湯船につかる先輩の下ろし髪など見た目の変化(ギャップ)をさり気なく見せてくるあたり侮りがたしでした。{/netabare}


そんなわけで、ジンクス破りくらいが楽しみだった視聴前から掌返しです。キャラも立ってきて、王道鉄板に徹すれば安定感は増す。タイトルそっちのけになるにつれて奇しくも面白さは増す。
ただし男子に都合の良いお色気でリアリティ皆無なため女性視聴者は離れそうな気配。胸の格差社会なんて思春期男子くらいじゃね?好きなの。。。
かくいう私なんですが、1期より2期が評価高いのでほぼキッズ男子と変わらんのかもしれません。えへ


■キャラの勝利

ハーレムっぽい作品に恵まれた2019年秋期ですが、キャラ立ちの点で本作は秀でてた気がします。

人気No.1は真冬先生らしいです。彼女と文乃はいい感じでギャップ作っていて良かったですね。二人が人気なのが分かります。
緒方とうるかはわかりやすさがウリ。天然不器用ただしデレる緒方と好き好き光線漏れまくりでデレるうるかと安心安定のキャラさんです。

古橋文乃(CV白石晴香)、緒方理珠(CV富田美憂)、武元うるか(CV鈴代紗弓)の3トップのはずが、おそらく当初サブキャラ設定だった桐須真冬(CV Lynn)先生もくい込んでくる嬉しい誤算。

関城さんは対うどん屋娘専任キャラとして輝き、からかい上手のあすみ先輩、ラブコメ特有の察しが良くて気が利く母親などサブキャラにも恵まれてたと思います。
なにより主役のなりゆきくんが敵を作らない好感度キャラ。これがもしもひねくれ主役だったとしたら取扱いが難しかったと思います。取り巻き女性陣に劣らぬ安心安定仕様の主人公でした。



続きが気になりつつもある程度綺麗にまとまったアニメでした。連載はまだ残ってるようですがこれで終わりで良いと思います。
というのも正直に言えば、最後半では真冬先生やあすみ先輩で尺を稼ぎ、賞味期限も切れるちょうど良いくらいで終了した感があるからです。

OPEDのアニメーションも勉強ネタ絡めて工夫があって良かったです。
思ったより満足しました。さすがに今度こそお腹はいっぱいです。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------
2020.07.24 追記

評点:1期3.4点。2期3.6点。


2020.01.12 初稿
2020.07.24 追記/修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 45
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

王道のラブコメ。毎期、一つはこういうラブコメが欲しいね!!

全13話で2期にあたる作品。

物語は1期との変化はあまりないかな?
文乃が1期よりも少しだけピックアップされていたぐらい。
恋の進展もあまりない。
なので、過度な期待は禁物。
しかし、1期を楽しめた人には十分楽しめると思う。
気楽に観て、楽しめるお手軽なラブコメ。

OPは1期もよかったけど、2期もよかった。
曲もそうだし、OPの絵もよかった。

総評として、普通に面白かったが引き込まれるような面白さはなかった。
流し観に丁度いいかも?
ラスト的には3期はなさそうだけど、観たいな~

↓↓↓各話の感想↓↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★★ 4.0
お風呂回(男)
{netabare}
1期では女風呂へ間違える話だったけど、今回は男風呂へ間違える話。
2期の初っ端としては最高の話のチョイスだったと思う。
話は安定しているし、OPもいい感じ!!
今期も楽しみだ。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
膝枕
{netabare}
メイドさんの膝枕!
しかも、顔を知っている先輩!!
これはドキがムネムネ案件ですな!!
後半のポンコツ先生も安定の可愛らしさ!
やはり、メインヒロインは先生だったか。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
サブキャラがライトアップ
{netabare}
前半は理珠が前髪を事故った話。
別に大勢に見られたところで恥ずかしくは無いけど、好きな人には見られたくない。
まさに、乙女だね~
成幸はちょいと鈍感過ぎないか?
髪型の変化の分かりにくさっていうのは重々承知しているんだが、前髪がオン眉になったら流石に分かるだろう。
後半はサブキャラである白衣の関城さん!
なぜ、あそこまで理珠が好きなのかが明らかになった。
今回ので関城さんの株がめちゃくちゃ上がった。{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
イメチェン
{netabare}
今回のは成幸は悪くない。
ショートメガネの子がコンタクトロングになってメイクされたら分からん。
大学生になったらめっちゃモテそう。
後半の英語しか話せないゲームやったわ~
こうやって見ると、めっちゃ背中がかゆくなるね。
勉強としては良い方法だとは思うけどね……{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
プレゼント
{netabare}
文乃はまだデレてないけど、いつデレるんだろうか。
ブラのプレゼントはない!
これは私でも分かる。
マッサージはえっちだった。
圧倒的感謝!{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
銭湯へ
{netabare}
僕勉ってお風呂ネタ大好きだよね笑
でも、先生だから許す!
リアルで女風呂で誰かが倒れたらこういうことになるんだろうか?
案外、実際になりそう。
面接はあんなに厳しいの??
就活の面接みたいじゃん!!
今の高校生ってすごいな~~{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
オープンキャンパス
{netabare}
時期がばっちりだな。
心理学ってあんな感じの事してんのかな?
面白そう。
数学はないな。
メイド喫茶でボドゲは普通に楽しそう!!
メイド喫茶に行きたい気持ちなる!{/netabare}

8話の感想 ★★★★☆ 4.5
水泳大会
{netabare}
水泳水着、ええな~
学生時代はそこまで気にしてなかったけど、今ならその良さが分かる。
それを先生が着ているとか……最高です!!
うるかちゃんは純粋だな。
これぞ健全な高校生だ。
見てて元気になる。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
三者面談
{netabare}
文乃の父、嫌だわ~
なんか偏屈そうでいかにも頭が固い理系ってイメージ。
でも、どうせ実は愛情いっぱいってオチなんだろうけど。
自分と同じ匂いがするって、なかなかえっちだな。{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
母の想い
{netabare}
文乃のお母さん、天才じゃなかったな。
恋故の頑張りか~
素晴らしい。
成幸とも良い雰囲気になってるし、本命になるのか?
最後の首こてはよかった。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
成幸の進路
{netabare}
成幸は先生が向いてると思うんだけどな~
公務員だし、今も先生してるし。
文化祭は毎度のドタバタ。
先生がコスプレしてるの最高。{/netabare}

12話の感想 ★★★☆ 3.5
眠り姫
{netabare}
初っ端から3D映像でびっくりした。
別に悪くはないんだけど、違和感が半端なかった。
2Dで頑張って欲しかったな。
まぁ、予算やら時間やらの都合だとは思うけど。
眠り姫のオチは予想通り。{/netabare}

13(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
ジンクス
{netabare}
結局、王子様役の正体は分からないままなんだな。
なんか、そこは正体が分かって一波乱が起きる、みたいなのが欲しかった。
そして、花火の相手はラストの展開からしてうるかなのか??
順当といえば順当なんだけど、尺足らず感がいなめない。
無理に完結させる必要はなかったんじゃないかな?
原作の漫画もまだ続いてるみたいだし。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

70.8 9 数学アニメランキング9位
ゴジラ S.P<シンギュラポイント>(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (190)
589人が棚に入れました
2030年、千葉県逃尾市。“何でも屋"な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク"で受信された謎の信号の調査へ。まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。

声優・キャラクター
宮本侑芽、石毛翔弥、久野美咲、釘宮理恵、木内太郎、高木渉、竹内絢子、阿座上洋平、浦山迅、小岩井ことり、鈴村健一、幸田夏穂、手塚ヒロミチ、置鮎龍太郎、小野寺瑠奈、三宅健太、磯辺万沙子、志村知幸
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

馬鹿にするな。ゴジラでもSFでもAIものでもない。

 ちょっと冷静になってからの追記です。本作の何が気に入らないかを冷静に考えると、現実の世界という系の上に完全に別の系を乗っけてSFオナニーをしているように見える点です。ここでの系というのは法則が完結する一つの閉鎖した理屈だと思ってください。
 ゴジラSPの物語の構成は多分よくできているのでしょうが、最終話になるまでは同じ現象を別の系を使って説明できるような気がしてなりません。つまり、物語を見ながらの考察が不可能だと言いたいわけです。

 結末を見てから、あれはこういう意味か、とか、そういう表現だったのね、という楽しみ方はできるでしょう。でも、途中までは物語は構造的に別の系の別の解釈に置換可能な気がします。

 つまり、サイエンスになっていない気がしたからです。子供が自分のルールでなぞなぞをして「はい、君間違い」といわれている気がしたともいえるでしょう。

 ユークリット幾何学では、非ユークリット幾何学は解けないということです。非ユークリット幾何学内の事象としてルールの説明があって、フェアな物語展開がされれば、立派にSFになるのでしょうが、これはクリエーター側の騙しに近い作品に見えます。
 最後に平行線の定理が違うもんねーと言われている気がしました。

 また、ゴジラという存在がメタ的に扱われている気がします。本作において、ゴジラという名を冠した作品だからゴジラが出てくると言っているようにしか見えません。これもゴジラでなくても成立する部分です。
 ゴジラが出現した理由って結局語られてないですよね。これってゴーストバスターズのマシュマロマンだって言われている気がしてなりません。

 つまり、ゴジラSPという閉じた系の中で、SFオナニー、考察オナニーはできるでしょう。それは深く考えさせる話かもしれません。それが面白いという人も沢山いるでしょう。

 ですが、私はSF作品でもゴジラ作品とも言えないだろうと思ったわけです。深掘りと考察が足りていない可能性は十分ありますが、ゴジラが出なさすぎて頭にきて最後は流し見だったので。私の見た範囲ではそうとれました。

以下、以前のレビューです。

{netabare}13話まで見て。非常に不愉快です。面白い面白くないは好み、向き不向き、気分があるので人それぞれです。
 でも、本作はゴジラを冠してゴジラではない。SF設定があるように見せかけて、未知の物質、未知の理論、未知の解決方法ってなんですか。言葉だけ特異点特異点って、ホーキング理論やビックバン理論の説明の新解釈みたいなわけでもないし。
 そして、アプリレベルのAIの進化版が解決?もう、滅茶苦茶です。
 ネット○リックスは日本の視聴者を馬鹿にしているとしか思えません。

 最後まで見たのは、面白いからではありません。最後まで見たけど滅茶苦茶だった、と言いたかったから我慢してみました。


6話までの感想
 職人肌の老人が活躍する。性格がひねくれた主人公とそのバディ、そして、年若い天才少女科学者。
その他、人物造形はちょっと笑ってしまうくらいテンプレです。

 プロットも、広がっていた謎が収束していくタイプの構成で、謎の作り方としては、個々の要素にこだわる必要はなく、結局は、どこかでバーンとゴジラ登場で盛り上げるんだろうなあ、という感じ。エンディングの捻りを期待したいところ。

 SF要素として難解な用語をちりばめた疑似科学で説得性を持たせている感じで、これも見ていて赤面する感じがあります。

 しかし、作画は奇麗、動きもいい、何よりヒロインが滅茶苦茶可愛い、というアニメとしての強みは素晴らしいです。

 また、プロットや話の組み立て方はほぼテンプレで、展開は読めるのですが、ストーリーは面白いので、楽しむ分にはかなり良質の作品かと思います。

 まあ、強いて上げればゴジラである必然性があるか、でしょうね。本来、ゴジラはどこまで行っても反核兵器が主題であるべきで、その意味では本作はゴジラではない気がしますが、これもいい意味で裏切って欲しいところです。

7話見て追加
 冒頭からゴジラのテーマ音楽きましたね。特にOPの後のストリングスでゴジラの主題が流れてるのがゾクゾクしました。

 {netabare}ですが、あの地元の伝承はちょっと…と思います。あれだけ近世的な絵があるなら、前にゴジラでてたときの記録は普通にあるだろうと思いますよね。あれがなくても話は展開できるのですから、ギミック多すぎの謎のための謎はちょっと恥ずかしくなるのでやめてほしいです。

 紅塵 こうじん(漢字わかりません)を無害化できる。でましたね。ということは、アンギラスサイド×ゴジラ・ラドンサイドの戦い?アンギラスの周辺には赤い砂はないし、時間をさかのぼれるし。
 それはそれとして、ゴジラ対アンギラス&ジェットジャガーをやるなら、オーソゴナル…アナライザーとかいう話をベースに置かないほうが良かったのではと思います。未知の物質にストーリーの骨子を委ねるというのはよっぽど練らないと厳しいですよね。SF設定としてうなるわけでもないし…{/netabare}

 ゴジラが暴れるところは見たいので、まだ、見続けます。がんばってほしいなあ。

 8話みて。
 いや、怪獣パートすごいじゃないですか。なんで、これをもっと…。
この世は神のコンピュータみたいなやつはいいので、ゴジラですよ、ゴジラ!


 9話です。
 あのゴジラを爆撃とかありえないでしょう。人類はそんなに馬鹿じゃないです。それに、バンカーバスターでゴジラを攻撃する絵はシンゴジラで見ました。新味が全然ありません。

 クモも面白くないし。ヘドラにでも化けるんですかね?それにしたって2週は引っ張りすぎ。

 観念的なSFになっていないSFで謎を作っている気になっている。なんか、言葉を弄んでいるだけ。全然興味が持てない。
 最後の期待はやっぱりゴジラの映像ですけど…いや、この分じゃ駄目かなあ…。

10話 ゴジラ来たー!!!
まあ、映像はシンゴジラですが、いいです。あと5話早く…でも、まあ、やっとです。
なお、もう怪獣シーン以外は飛ばしてます。どうでもいいので。

11話 ………。誰かようつべにゴジラのシーンだけアップしてください。いや、違法ですので、嘘ですけど。これ2クールなんですかね。

12話です。もはやゴジラの名をかたった詐欺に見えます。なんなんでしょうか。なぜ、時間とか計算とかいう抽象概念を弄んでSFをやっているように見せかける?解決のための味付け程度ならまだ許せるが、中心にもってきておいて何のSF的な深みもない。
 SFへの裏切り、ゴジラ詐欺。最悪です。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今季の勿体ないお化け案件その二。「化け物には化け物をぶつけんだよ!」精神の欠如。

 vivyに続いて1クールでは尺不足案件で残念だった…。テンポが遅いから2クールなのかと思ったら唐突にまとめに入って終わった…。本作SF作品としてやりたいのはわかるが、謎の追跡ばっかでキャラや物語のエモーショナルな盛り上げに欠け、なにより怪獣作品の醍醐味である「強い化け物二体がぶつかる」という小学生的な快楽が足りない。ウルトラマンが出てこないで、ゼットンを倒すための方策の調査から、無重力弾の開発で全部終わった感じ。


 初代ゴジラの場合は、対決はなくてもドラマとテーマ性が見事な融合を遂げているから悲劇として見事な完成度に達している。ゴジラと芹沢博士という人間の最悪の業である戦争が産み出した二匹の怪物、2つのアウトサイダーが対消滅して消えていき、残されたリア充な宝田明たちはその悲しみを背負って生きていく十字架を背負わされる。


 SF小説だとエンタメとしてのエモーショナルさより、理の追求だけで充分な面もあるが、アニメや怪獣作品はあくまでエンタメとしての面白さの追求から足を離してはいけない。mmdでゴジラ作品の対決をオリジナルに作ってる方がいらっしゃるが、単純に凄い対決を描いてるだけなのに無茶苦茶上がるので是非ご覧頂きたい。近年のゴジラ作品全体に言えることだが、なんでもシリアスめにして格好つければいいってもんじゃない。「ゴジラvsコング」には期待してます。


 私の好きな怪獣映画ランキング


1位初代ゴジラ

2位ガメラ2

3位パシフィック・リム

投稿 : 2024/11/16
♥ : 32
ネタバレ

olmo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

視聴者放置型アニメーション

ゴジラって何だっけ?と忘れている方も見れる作品です。(かく言う自分も忘れていた……)

1〜3話まで観た限り、アクションはしっかりしていましたが、キャラ設定が説明不足なのがちょっと気がかりです。
まだ始まったばかりなのでその辺の評価は変わると思いますが、十分リアルタイムで追おうと思える作品でした。
ちなみに同時期のSSSS.DYNAZENONと比較しながら見てみると面白いかもしれませんね(自分はDYNAZENON派)

追記(2021/05/23)
{netabare}
9話まで見ましたが、ようやくゴジラが出てきて面白くはなりそうなのですがそこまでそれぞれのキャラクター説明があまりなされぬまま、状況に応じてただ人間のキャラクターがセリフ(ただの説明文)を吐いていているだけの印象が強く感じます。
もう少し各キャラクターを掘り下げるなり何なりを序盤の数話でする方が良かったかもしれませんね。{/netabare}

総評(2021/07/16)
{netabare}最終回まで観ましたが、終わり方はジェットジャガーの謎パワーでゴジラをぶっ倒すと言った突拍子のない終わり方でした。(一体今まであの2人は携帯で何を会話していたんだ…)
またエンディングの後には博士がゴジラの死骸で何かを企んでいるシーンがあり続編もある雰囲気ですが、正直お腹一杯です。

総評としては思わせ系アニメは1クールだけでお腹一杯です。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

61.5 10 数学アニメランキング10位
5億年ボタン~菅原そうたのショートショート~(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (50)
124人が棚に入れました
5億年ボタン…そのボタンを押すと100万円が出てくる…その代わり億年間何もない空間で過ごさなくてはならないというバイト…しかし、5億年経った瞬間、記憶は消され元の状態 押した本人の感覚では一瞬で100万円というバイト… 5歳のトニオ 14歳のジャイ美 17歳のスネ子の3姉弟は、入院中の父親の治療費が払えず途方に暮れていた… そんなとき、3姉弟の前に、5億年ボタンをもった人物が現れるのであった…
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

3話 凝ったゆっくり動画。後で切り抜きを作ってくれれば十分かな。

1話 思考実験を作品にするならテーマ性とエンタメ性を足してストーリー化しないと。

{netabare}  まずEDクレジットにビームマンPが出てきて驚きました。MMD…ミクミクダンスのエフェクトで有名な人ですよね?フィギュアにしか見えないエフェクトとかで感動した記憶があります。「ろん」さんのあれです。東方が踊ってた…忘れましたけど…よければニコニコを参照してください。

 で、まあ5億年ボタンという思考実験については、無限に等しい期間の苦痛は、記憶を失うことで無かったことになるのか?
 その人にとってどういう意味を持つのか、ということでしょう。

 孤独な5億年は火の鳥の未来編などで表現されていましたが、死にも勝る苦痛でしょう。知っている方はあの冷凍睡眠装置の前で何百年も待った挙句に…という悲惨な話を覚えていると思います。
SAOのキリトは確か200年でかなり消耗していましたね。

 なので、たとえ5億年が5年でも私は嫌ですね。50日なら考えなくもないです。500日なら死んでも嫌です。図書館のようなアーカイブがあれば10年くらいならいいですけど。自分の将来の苦痛が想像できるかどうかでしょうね。

 思考実験なので、5億年経過させて、精神を生きながらえさせて、元に戻して、記憶を消去するなどという科学技術を持った人がたどり着けない真理ならそりゃあ無理でしょう、という突っ込みは無しにします。

 本作では別のテーマもあります。5億年一人で思索にふければ真理にたどり着くかどうか、ということだと思いますが、絶対に無理でしょうね。個人の考えは絶対に歪みますから、補正するものが必要です。大天才ならあるいは、という事もあるかもしれませんが、それは宇宙規模の大天才でしょう。
 しかもそのたどり着いた真理が真実かどうかの検証は誰がやるのか。5億年ボタンの発明者でしょうか。

 これの説明を真摯にしてくれるなら、まあ、意図はわからなくは無いです。ただ、エンタメにできるかどうかですね。今のところ、それこそ中2の雑談にしか見えません。


 地球の方はドラえもんに出てきた地球儀を作る話が思考実験に変形した感じ?キャラの名前からしてドラえもんオマージュですよね?
 これも質量保存の法則とか因果関係とか言ったらダメなんでしょう。となるとタイムパラドックスの時間の経過ではなく、空間に置き換えた感じなんでしょうね。平行の鏡の無限性のバリエーションですかね。

 本来はこういう思考実験をエンタメ性とテーマ性をプロット化して、演出やキャラ、舞台設定を考えてストーリーにしてこその「作品」ですからね。
 ダイレクトに思考実験そのものを説明するのが作劇といえるかどうかですけど…まあ、2話を一応確認する気にはなりました。が、決して期待はできないかなあ。
 5億年ボタンだけでなく、いろんな思考実験を沢山紹介してくれるなら価値があると思いますので、感心するようなものをどんどん提供してください。{/netabare}



2話 今のところ駄目。一旦休みます。

{netabare}  作者の中に思考実験や哲学的に表現したくてしかたない何かに突き動かされて作った作品じゃないみたいですね。5億年どう過ごすか?は5分で済む話です。その更に先がないと。

 来週結果があるかもしれませんが2話の作りだとレベルが心配だし、真理にたどり着いた…やったー5億年経過→戻る、だけだったらもういいです。結果だけ確認するかもしれませんが、現状だと視聴中止にしておきます。

 評価は来週しますけど。オール1かなあ。{/netabare}



3話 ユーチューブで転がっている科学入門を拾ってきた感じ。後で切り抜きを作ってくれれば十分かな。

 超ひも理論とか大統一場理論とかは、既にある概念の紹介だけでした。ここから先を発想することができればそれこそ天才ですがこんな概念が最先端ですよ、と言ってお終いです。もちろん数式使って詳細に説明されてもわかりませんのでこれが限界でしょう。

 そこをエンタメにできるなら大したものですが…哲学、宗教との関連付けは誰でも考えることです。センスオブワンダーはないです。つまり連想ゲームで終わってしまっているだけに見えました。
 ユーチューブのゆっくり動画をちょっと凝って作りました…かな。あるいは疑似Vtuberですね。試みには好感を持てますが、正直興味が繋がりません。要するにつまらないです。後で要点だけだれか切り抜きを作ってくれると助かります。

 発想とチャレンジは悪くないのでストーリーだけ点数残しますが、あとは1ですね。



 




 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7
ネタバレ

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

陰ながら応援します

最初に「無知の知」を持ってきたのは失敗。
無知を自覚すれば、無限の時を思索に費やし、真理を追究し続けるはず。
悟りへのストーリーは破綻してしまう。

超弦理論の映像表現は良かった。
だが、その後の神学理論を音楽とMVで表現する試みは、面白く感じない。
(人によるでしょうが)

超弦理論も有力だが仮説に過ぎない。さらに有力な理論が出てくれば廃れるだろう。
結局、この作品全体が映像表現のチャレンジなんだろう。
チャレンジすること自体は評価する。トライ&エラーは進歩に不可欠。
だが、この作品が面白いかと聞かれれば...
残念ながら、4話で脱落します。


話は逸れるが、NHKの「笑わない数学」を見た。面白かった。
どのようにして難問を表現するか。その点でこのアニメと似ていると思った。
難問をどれだけ掘り下げるか。そして矛盾なく容易な表現ができるか。
その努力と方向性の違いを感じた。

以下、1話視聴後の感想。
{netabare}第一印象は令和版の星新一ショートショートかな。
でもSFだけじゃなく、いろいろ実験的な試みもある。
面白いかどうかは、今後の展開次第。今は何とも言えない。

ただ菅原そうたさん、セルフパロディはやめて欲しい。
自己満足が強すぎると、ファンしか見なくなるよ。
そこまで有名人じゃないと思うんだが...{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

九会 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

哲学要素は好きだが、尺の管理が悪い。

押すと100万円貰える代わりに5億年を別空間で過ごす(過ごした後の記憶消去あり)ボタンが中心になってくる話
この作品、5億年ボタンを擦りすぎている感が否めませんが、そう感じるの作品の構成の問題なのかなと思います。4話まで主人公のトニオが5億年ボタンを押した話が展開されるのですが、この作品前半はストーリー後半は声優さんのアドリブコーナーで構成されるんですよね。(声優さんのアドリブパートでてさぐれ!部活ものを思い出しました。調べたところ両作品の監督が一緒に仕事をしていたみたいですね、納得)
似た形式のてさぐれ!は話の中にアドリブを組み込んでいる形なんですが、この作品の場合は前半後半に分けられているのが問題。2、3話ですむ話を4話またいでおこない、話が続いているのに間にアドリブコーナーを挟むので8分割されているように感じるんですよね。徐々に声優さん達の個性がでてくるのも嫌いじゃないんですが、他の作品よりも時間が短い作品なのに続きものなのはいかがなものかなと思いました。
一方で哲学史などに触れる部分は銀河万丈さんのナレーションや声優さんが演じるキャラクターの説明もあってアニメというよりは教育テレビのように感じる雰囲気があり、興味をひかれたのでブラッシュアップしてその枠を狙うべきなのかなと思いました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

計測不能 11 数学アニメランキング11位
算法少女(アニメ映画)

2016年12月24日
★★★★☆ 3.9 (6)
6人が棚に入れました
算法が大好きな少女・千葉あきは参詣の折に神社へ奉納された算額の誤りを指摘しました。すると作者である旗本の子弟・水野三之介が激昂してしまい……日本独自の数学として発達した算法(和算)。算法は江戸庶民の楽しみであり、問題や解法を書いた絵馬(算額)が神社へ奉納されたりもしました。しかし、ときには流派同士の争いが繰り広げられていたのです……

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

実在の江戸時代の本にロマンは感じるけど、面白くはないです。

「算法少女」というのは萌えラノベみたいなタイトルですが、実は江戸時代に本当に出版された本だそうです。著者は不明ですが、章子という印が押されているとのこと。

 その「算法少女」からイマジネーションを広げて書かれたと思われる本作原作は1973年の児童書だそうです。そして、2006年に復刻され2015年にアニメ化となりました。

 話それ自体は「算法少女」のタイトルはキャラ付けであり、話の中心が人助けです。算法ができる少女ということで藩主に気に入られて藩の地元で起きている事件の解決に寄与する…という感じです。ですが、算法そのもので事件を解決するわけでも、論理的思考を駆使するわけでもありません。

 算法のバトルがあるのですがこれが本当に算法合戦でしかありません。つまり、算法を剣術とか書道とか歌とかに置き換えても物語は普通に成立します。つまり、算法が物語のアイテムになってしまっています。

 ですので、物語としての出来はちょっとなあという気はします。テーマ性が希薄です。芸は身を助けるくらいでしょうか。児童書とはいえ、算法=算数の魅力を伝えるのにそれでいいのか?と思わなくはないです。

 アニメの表現として、非常に独特な絵です。これが効果的かどうかはちょっと疑問です。少女を性的に描きたくないのであえてカリカチュアライズしたのかもしれませんが、アート的感動があるわけでもなく、少女の内面世界を映像化したわけでもなく、このアニメ表現そのものに意味が感じられません。

 児童書ということで挿絵とか絵本を意識したのかもしれませんけど、アニメ映画としての魅力はないです。

 ということでアマプラでたまたま見かけて題名にひかれてみた作品です。「算法少女」という江戸時代の本にロマンを感じますし、この作品に携わった人の志は良いと思いますが、だからといって、アニメ映画作品としてはどうかなあと思う作品です。

 評価は…うーん…物語は2.5でしょうね。それ以外はまあ、3でいいかな。真面目な作品だけに心苦しいですけど、アニメ作品としてはそういう評価ですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

nyamu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ストーリーに引き込まれる

アマプラで評価が良かったので何となく選んで視聴。

「算法少女」
当時の和算書で唯一、著者が女性名義になっている珍しい本(Wikipediaより)

この和算書の著者をモデルとしたフィクションの同名小説が原作のアニメ。

キャラクターデザインや美術は独特で、おそらくキービジュアルでは選ばれにくいのではないかと思う。
でも、だからこそのアニメの多様性と、作品の肝はやはりストーリーなのだと改めて実感できる作品。

江戸時代の和算に秀でた少女「あき」と、和算の派閥争い、その他時代背景に沿った素朴な町人風景が描かれ、その中であきがちょっとした流れに巻き込まれる、というストーリー。

省力的作画に見えるが、あきが算法の解読を行う場面などでは幻想的な美しい描写があるし、絵は見慣れるものでずっと見ていると味が出てくるから不思議だ。

視聴後の満足感は評価ポイント以上でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

算術日本昔ばなし。

小学生の鶴亀算、久々思い出しました。
中学になってXやらYやら使うようになって
基本的な思考力はがた落ちしましたね。

ピタゴラスの定理って
考えたら2000年以上昔の数学な訳で
それを現代でも習うんですよね。

有名どころですと、「天地明察」なんかが
ありますが、それでも300年前の数学で

フォンノイマンやアインシュタインや
レオナルド・ダ・ヴィンチや・・・
もう挙げたらキリが無いくらい
メジャーな超天才って居た訳ですが、
実はいつの時代にも市井の人々の中に
こういう隠れた天才さんが居たんだろうなあ
そう思わせてくれるお話しでした。

内容は日本昔ばなし的なノリでしたが
とにかく平和に終わって良かったです。
最後の最後まで・・・良かったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

70.7 12 数学アニメランキング12位
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (250)
678人が棚に入れました
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて......。 その言葉を政近も聞き逃しはしない。 なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!! 気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。 そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。 ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 無理に政近を持ち上げる話が決定的に面白くないです。中断かな。

1話 足の指の作画がすごい。それとOPEDは一見の価値あり。

{netabare} お隣の美少女系のラスボスなんでしょうか。結構題名は聞いた気がします。だからでしょうか、作画はいいですね。動きはそうでもないですが造形は綺麗だと思います。

「なんでこんなやつがモテるんだ」系ご都合主義ハーレムラブコメではあるんですけど、ロシア語で独り言を言うという設定はなかなか面白いですよね。思考が読める一種のテレパシーものに近い感覚です。

 作画・キャラデザは顔はテンプレなのはいまいちです。髪もつやつやしていいんですけど、髪がなびかないのは良くないですね。あと、アホ毛はそろそろやめましょう。
 太ももは今時らしく結構太ましいかな?絶対領域の質感はそれほどでもないです。
 ですが、足指の作画が綺麗で驚きました。CGモデル…ですよね?最近は区別がつかないので何とも言えません。違うのかなあ…とにかくヒロインの足指の形状は素晴らしかったです。

 それとOPEDのアニメの凝り方もすごいですし、EDアニメの作画スタッフは「#01エンディングアニメーション」となっていたし、キャラソンだったので、毎話変えてくるんでしょうか?だとすると相当気合いが入ってます。絶対領域の質感も本編よりいいです。このEDだけでも見る価値はあるかも。

 ということで、本作は見る気がなかったのですが、他のアニメの続きでいつの間にか始まったので見始めたら、結構見るべきところがあってちょっと驚きました。 {/netabare}


2話 アーリャのMプレイが主体?そして毎週1パンツ。

{netabare} 本作の見方はアーリャがいじめられるMプレイを堪能するということでよろしいでしょうか?
 心の内面を公開され、苦手の辛いものを食べさせられ、着替えでも恥ずかしい恰好を見られる。そういうマインドを計算しているのかどうかわかりませんが、無自覚やられ萌えキャラとして愛でる感じです。それと毎週1パンツかな?
 恋愛は今のところおまけかな。生徒会がらみと家族関係でストーリーは作るのでしょう。

 そうそう、妹=幼馴染設定はかなり強引ですが、これもアーリャの勘違いでヤキモチプレイの一環なんでしょうか?

 今週のEDは曲を知りませんでした。もうちょっとメジャーな曲でお願いします。まあ、一応調べましたけどね。

 あと、試着室の着替え…20分43秒のアーリャの四つん這いのポーズですが、脚のデッサンおかしくないですか?かなり違和感がありました。

 視聴継続は…まあ、ありかな。話が展開するまで見てみたい感じですね。{/netabare}


3話 あれ?パンツとロシア語のデレは?

{netabare} 出会いとデレを入れないと説得力がないのはわかります。わかりますけど、どうしてこう理に走るんでしょうね?アーリャの性格はわかりますし、文化祭のところの裁縫のところまでの心情は結構共感できます。

 一方で政近の解決方法はちょっと…いやかなり不自然です…裏での暗躍とクラスのメンバーの動きが想像できません。つまり、2人の関係性を作るための虚構感をものすごく強く感じます。「ごめん」のところはわざとらしすぎて身もだえしました。なぜ、童貞妄想系のラノベはこういう理屈を作るかなあ…と本当に余計なことを…という感じでした。
 
 そしてその後のアーリャのデレの心の動きが理解できませんでした。これを入れるくらいなら出会いは「遅刻食パン」の方がましかもしれません。2人って幼馴染だったんですよね?もうちょっとそっちの話を利用すれば自然な展開になるのに…そうだ、そもそもロシア語設定があるんだから、アーリャの気持ちを先取りできて惚れられるでいいじゃないですか。これだとロシア語が出オチになってしまいます。

 今回の展開で特に主人公の作り物感がものすごくでました。もっと薄いキャラにして視聴者が自分がそこにいたら…という妄想にふさわしい薄いキャラにすればいいのに、と思いました。

 真面目に言えば、シリアスをやるならそれなりの覚悟が必要です。アーリャにその性格造形を持たせた以上、それをテーマにした話を展開できるのでしょうか?できないなら入れるべきではないエピソードでした。

 ということで、評価はがた落ちです。がた落ちですが、来週ちゃんとルーティンのパンツとデレがあれば許しましょう。そう…大事なのは型です。

 でEDは「みゆき」のOP?ED?忘れましたが「想い出がいっぱい」ですね。私の印象だと別れの曲のイメージなんですけど、この作品の結末がそうなる暗示なんでしょうか?
 毎週歌は聞くと思いますが、中途半端な展開だと継続はどうしようかな、と思い始めてきました。 {/netabare}


4話 無理に政近を持ち上げる話が決定的に面白くないです。中断かな。

 うーん、話が面白くないです。1,2話は結構面白かったんですけど。エロシーン云々というより、4話のサッカー部と野球部のあれはなんですか?何か感心するところとかありました?
 
 普通高校のグラウンドの予約なんて曜日ごととかで決まってだろうとか、あれだけでかい高校でサッカーと野球のグラウンドが競合しているんかい!という突っ込みはさておいても、解決方法になんのヒネリもないです。アーリャがウニャウニャ言っていたのを政近がはっきり伝えただけでは?手伝いというのはありましたけど…

 生徒会室の問答もこいつら何言ってんの?としか思いません…なんでしょう、ドラマがないというか、エピソードで見せてよとしか言いようがないです。あのシーンで面白い・感動・感心・ほっこりなどの感情の動きはまったく感じませんでした。

 3話の中学生が文化祭でお泊りで準備するとかいう話もそうでしたが、無理やり作った政近スゲーの話がまったく刺さりません。3,4話って話の流れとして非常に不自然で、単にアーリャを下げて政近を上げるためだけの話でした。

 これは正直想像以上に面白くないです。EDのチョイスも良くわからないし。失礼ながら声優さん、決して歌が上手いわけでもないし。

 これは…一旦切ろうかな…アーリャは可愛いですが、話が決定的に面白くないです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツンデレじょうずのアーリャさん

男性向けのハーレムラブコメ

でもこれはラブコメなのか?
ラブコメ見てるはずなのに、チートアニメを見ているような気分

アニメのデキはとても良くて、しっかり美少女達の可愛さを引き出せていますね

隣の席のクールビューティー美少女が日本語ではつれない言葉だけど、ロシア語では大胆にデレていて、実はロシア語理解している主人公がドキドキするラブコメ・・・なんだけど、次々とキャラの濃い美少女が表れるし、主人公は実は超ハイスペックで学校で無双して美少女たちにモテモテな様子はまるでなろう系主人公のよう
主役はアーリャさんのハズなのに、どんどん影が薄くなっていきます・・・

話はホントに学園版なろうって感じで特に面白くない。
相手に通じてないと思ってただストレートに気持ちぶっちゃけるだけで、ロシア語なんておいしいネタをうまくいかせてないのも勿体ない

でもかわいいからそれで充分でしょ、知らんけど

1話からミニスカートで靴下履かせて~って言いだして切ろうかと思った

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

むしろ生徒会選挙に惹かれて後追いした視点のレビュー

無気力な主人公高校生男子にツンツンしながらも、バレないようにロシア語でデレている同じクラスで隣の席のメインヒロイン。
が、実は幼少の頃、ロシア人少女と交流があった主人公はロシア語のデレを理解できていて……。
同名小説(Web短編版、ライトノベル版共に未読)の連続アニメ化作品の1期目(全12話)


【物語 3.5点】
夏アニメ放送開始当初から、『ロシデレ』初回から盛り上がっているな~と横目でチラ見しつつ、
“〇〇さん”系に関しては私はお腹いっぱい。

本作もバレてない外国語のデレがバレていて……という風味は特徴的ですが、
刺激的なのは最初だけで、あとはユルくてじれったい日常の掛け合いが続いていく。
頬杖をついて微笑みかけてくる、如何にもなメインヒロイン・アーリャのビジュアルからして、
量産型〇〇さん系なのだろうなどと、
世間に背を向ける、持病の天邪鬼を発症し、様子見を決め込んでいた私。

興味が出てきたのは、放送中盤以降。
アーリャが主人公男子のサポートで立候補を目指す生徒会会長選挙がストーリーの軸となって、
当初のようなツンデレなどラブコメの安定供給を期待していた一部視聴者からコレジャナイと脱落者が出ているらしい。
(あとは{netabare} 催眠術{/netabare} などエロがハイレベル過ぎて付いていけないとかw)
など色々と雑音が聴こえてきたから。

私はむしろ、ただデレデレするだけの凡庸なラブコメかと思っていたが、
本作には生徒会選挙を通じて作者が伝えたいテーマがあるのでは。
消費され使い捨てられるだけでは終わらない、残る芯がちゃんとある自分好みのラノベアニメなのでは。
と、またぞろ逆方向に天邪鬼が発症し、夏も終わる中、後追い視聴し始めた次第。


その生徒会選挙。
学内民主主義が盛んな私立征嶺学園の校風もあってか、
内容は会長候補と副会長候補がコンビで戦うことを重視する。
相当先の本選に向けて、事前の評判を左右する学生議会での討論バトル、実質立候補者演説となる終業式の生徒会挨拶など、予備選ポジションのイベントが長いスパンで続いていく。
米国大統領選なんかも彷彿とさせる本格的な選挙戦マラソンレースが1期では完結せず、
制作決定した2期も続いていく。

選挙に向けた“政治劇”も、私心を満たすためのハリボテ政策提言。
噂の流布や、時に{netabare} さくら{/netabare} も使う聴衆への印象操作。
本音と建前を使い分けるダーティーな部分も結構、描写されており。

これはなるほど、アーリャのツンデレで息抜きしたいと思っていた視聴者の中には胃もたれする人も出てくるわと納得w


が、生徒会選挙には、やる気を無くしていた主人公少年が、
何事にも本気なアーリャに惹かれて、全力を出すことを思い出していく。
ラブコメの根幹にも関わる要素が示唆されており、私は好感触。

何より私自身が選挙権取得後、国政選挙投票は皆勤する(今週末も当然行く)
薄汚い政治茶番劇も含めて、選挙戦見ると血が沸き立つ選挙大好き人間ですから。

2期も選挙戦目当で、是非視聴したいです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・動画工房

手描き感重視の柔らかいタッチには工夫を感じますが、
作画カロリー自体は安定はしているが及第点くらいかなとの印象。
が、ラブコメで肝要なヒロインが可愛いという部分は譲らないという信念は好感できます。

私との相性で言えば、キャラクターデザインの室田 雄平氏。
アニメ版『ラブライブ!』無印のキャラデザで、私の推しであるロシア系のエリーチカ含めて、
散々私を萌え殺してくれた御方がデザイン調整したヒロインズには、
私の本能が逆らえません。
(余談ですが、アーリャといい、エリーチカ妹といいロシア女子はお汁粉を飲み物扱いするものだという風評被害の拡大が止まりませんw)
氏のデザインで躍動するヒロインズの瞳のキラキラは本当に綺麗ですね。
(据わったジト目も含めてw)

作画4.0点まで上げるダメ押しとなったのは全12話毎回違うEDアニメーション。
OPも含めて、様々な衣装で目の保養になったアーリャら萌えキャラファッションショーには、
どうもごちそうさまですといった心境です。


【キャラ 4.0点】
個人的に一番惹かれたのが主人公少年の久世 政近。
典型的な、普段やる気ないけど、本気出したら無双する系の主人公。
ただ、こういうキャラって恋愛にも無関心、鈍感なことが多いのですが、
彼の場合は、上述の通り、幼少期の初恋体験と挫折経験が、かなり至近距離にある模様なのが特徴的。
今後、恋と選挙がどう絡んで彼の真意が明かされていくのか、2期以降も目が離せない主人公です。

メインヒロインのアーリャ。
ロシア語デレこそ個性的だが、二次元世界では何処にでもいるフツーのツンデレといった感じで、
私にとっては第一印象は意外と薄かった彼女。

正直、途中までは、会長選でも最大のライバルとなる周防 有希(ゆき)の方が、
キャラクターとしては面白かったくらい。
中等部で政近と組んで生徒会長も務めた清廉さと、裏のゲスい表情。
そして{netabare} 政近の実妹としてオタクトークも絡めながら、兄にグイグイ迫る{/netabare} さらなる裏の裏の本性と、
ウラオモテが激しすぎて衝(笑)撃的でした。

が、有希を始め、裏表を器用に使い分けるキャラが続々と投入され、周囲を掻き回す度に、
終盤になるに連れ、裏表の少ない真っ直ぐなアーリャの
(単にロシア語でデレるのを隠せない程、不器用だとも言えるが)
無色透明なピュアヒロインとしての価値が浮き彫りになって来た感じ。


政近とアーリャの“ロシデレ”が掛け合いの中心ですが、
政近は他の女子との絡みも面白かったです。
特に、ほんわかした外面を被ったアーリャ姉・マーシャにペット犬扱いされる政近が微笑ましかった?ですw

興味深かったという面では政近と宮前 乃々亜。
共に副会長候補として、アーリャと谷山 沙也加という不器用者の会長候補を支えるためには、
駆け引きや印象操作で手を汚すことも厭わない者同士の会話からは、渋い味わいが滲み出ていました。


【声優 4.0点】
ヒロイン・アーリャ役の上坂 すみれさんは上智大学外国語学部でロシア語を専攻しており、
“ロシデレ”にはうってつけのキャスト。

よく日本語は世界で一番難しいと言われますが、
それは文字の種類の多さや、SVO(主語、動詞、目的語)からSOVにひっくり返す文法などの話であって、
発音パターンに関しては日本語はかなり少なくてシンプルな方。

欧米圏における無声音と有声音の聞き分け、使い分けなどは日本人の私には勝手が分からず苦労しますし、
中国語の四声(せい)とかリズム音痴な私には厳しいですし、外国語発音って誠に難しいですが。
ロシア語に至っては巻き舌が多用されるため、私には本当にムリ。
ロシア語とか、聞いているだけで舌がもつれそうになりますw

ロシア語監修が萌えキャラに寄せて、優しい印象の発声を意識してくれたとのことで、
本作のロシア語はまだ巻き舌控え目なのかな?と思っていましたが、
クライマックスの終業式挨拶での上坂さんは巻いてましたね~。
最近の声優さんの多芸ぶりを改めて思い知らされました。


『ぼざろ』結束バンドのメンバーは、他作でしばしばコンビで出演したりしますが、
本作では谷山 沙也加役の長谷川 育美さんと、宮前 乃々亜役の青山 吉能さんが、
会長&副会長候補ペアとして主人公ペアの前に立ちはだかりました。
視聴者にもシリアス要素でプレッシャーを与える演技で、また違った色を出してくれました。

裏表が多いキャラ同様、色んな声を使い分ける声優さんもまた奥が深いです。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は堤 博明氏。
〇〇さん系の日常・ラブコメ対応に関しては『高木さん』で勝手知ったる同氏。
本作は舞台がセレブも通う高校とあってか、優雅な旋律も目立った印象。
もっとも{netabare} 「誰でも出来る催眠術入門」{/netabare} ではキッチリと縦笛の音程を外してコメディ対応して来ますがw


主題歌はヒロイン・アーリャのリサイタル。

OP主題歌「1番輝く星」
常に上を目指して研鑽する中で芽生えるこの感情は恋心なのか?
ヒロインの性格や葛藤を的確に捉えたアップテンポナンバー。

ED主題歌は往年のカバー曲が中心。
こうしたカバー企画は、第5話・MONGOL800「小さな恋の歌」や、第9話・いきものがかり「気まぐれロマンティック」など、ゼロ年代のJ-POPが中心になることが多い印象。
ですがアーリャさんは初手からフィンガー5「学園天国」(1974)を仕掛けて来るなど、
昭和歌謡曲に、ボカロ曲やアニソンとレパートリーが多彩でした。

時にいきなり出サビで、キャッチーさを重視する昨今の音楽トレンドの中で、
第7話・小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」の長~いイントロをTVサイズに押し込んだ編集にもこだわりを感じました。

でも結局、私が映像含めて一番良いEDだなと感じたのは、
最終12話のオリジナル曲・「ハナモヨイ」
お花見シーズンに聞き返してみるのも一興かと。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17
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