教会で騎士なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの教会で騎士な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月16日の時点で一番の教会で騎士なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.8 1 教会で騎士なアニメランキング1位
ブラッククローバー(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (252)
1201人が棚に入れました
かつて世界が魔神とよばれる存在によって滅ぼされようとした時、1人の魔導士が現れて魔神を打倒し、世界を救った。後にその魔導士は伝説となり、魔法帝と呼ばれた。

それから時は過ぎ、クローバー王国は代々の魔法帝とその下に存在する9つの魔導士集団「魔法騎士団」によって、平和を謳歌していた。そこに住む貧民の孤児の少年・アスタは、同じ孤児である少年・ユノと共に、魔法帝を目指して日夜鍛錬を続けていたが、魔法の才能溢れるユノとは正反対に、アスタは全く魔法を使えずにいた。

やがて15歳になり、魔導書(グリモワール)が授与される日、ユノをはじめとする周囲の者達へ魔導書が与えられるが、アスタだけには与えられなかった。その後、ユノの魔導書を狙う盗賊によって、アスタは自分が生まれながらに魔力を一切持たない人間であることを知る。アスタは絶望して夢を諦めかけるが、ユノの「アスタは俺のライバルだ」という言葉に闘志を再び滾らせ、魔法を無効化する力を宿した「五つ葉の魔導書」を手に入れ、盗賊を撃退する。

改めて魔法帝を目指すことを決意したアスタは、半年後、最低最悪の魔法騎士団と言われる「黒の暴牛」に、ユノは最強の魔法騎士団「金色の夜明け」にそれぞれ入団する。2人の魔法帝を目指すための一歩が、ここから始まる。

声優・キャラクター
梶原岳人、島﨑信長、諏訪部順一、優木かな、福山潤、室元気、村瀬歩、日野聡、水樹奈々、安野希世乃、松田健一郎、森川智之、鳥海浩輔、小西克幸、小林ゆう、浪川大輔、小野大輔、寺島拓篤、西明日香、逢坂良太、中尾一貴、久保田未夢

さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

盗作はいかんでしょ

評価が随分低いけど実際にはもっとつまらないです
物凄く程度が低い駄作で、
ナルトが中学生向けならブラクロは小学生、幼稚園児向けくらいまで品質を落とした感じ

話が薄っぺらい上にスカスカ過ぎる
設定もキャラもストーリーも全てがパクリパクリパクリ
1つもオリジナリティがない
子供向けにしたって、ここまで子供騙しな駄作、中々ないですよ


ナルトとかマギとか流行った漫画の便乗、劣化パクリ版って感じです
色々駄目なアニメも多いけど、ここまで酷いパターンは
見たことがないかも・・・

1話で切りました

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想
{netabare}第一話は恐ろしいくらい世界観の説明をしてくれて、親切というよりしつこいと思うくらい。
特に「この世界では魔法が全て~」って台詞が連呼され、まるで「別の世界」があるかのような錯覚さえ覚える。
けど…そんなことは無いんだよね?
とてもその世界で暮らしてるキャラクターの言葉ではなく、作者や制作に喋らされてる感がバリバリだったが…仕方ないのかなぁ?

で、話としては主人公がデルフィングの代わりに5つ葉のクロニクルを手にして物語スタート、のための設定紹介ってところでしょうか、1話は。
優秀な幼馴染が居たり目標は魔法帝になることだったり、物凄く分かりやすいというかシンプル。
ここから複雑になっていくのか、キャラメインで行くのか、原作知らんので展開サッパリ知らないけど入りとしては悪くないんじゃないかな?

ところで自分は何故か“牙”が頭をよぎったのだけど(多分幼馴染のせい?)、あんな展開になったら神アニメだけど、そんなことは無いよねぇ?{/netabare}

3話までの感想
{netabare}2話は殆ど回想シーン。
この作品全何話か知らないけど、ひょっとして長くやる予定?
話数多いんだったらこのくらいのペースは気にしない。
が、次の3話。
1・2話で出た“追放されて悪さしてた魔法騎士”の暴れっぷりを見て村の騎士志願者が尻込みしてしまい、結果的に村からはアスタとユノの2人だけしか王都へは向かわない。
ってのは余計なキャラ出さずに絞り込む手段として上手く追放騎士ネタを落とし込んだなぁと思ってたのだけど、肝心の2人の王都までの旅路が…なーーーんもこれといったイベント無し。
あっれー?
山賊に襲われるとか魔物(居るのか?)に遭遇するとかナシ。
とはいえ、出立を出送る教会の人達とかのシーンもあることだし、これ以上イベント挿入したら3話はかなり詰め込まなきゃいけないことになってた?
一方で何もアクシデント無しで旅が終わってしまうのはこれはこれで物足りないというか…なんか帯に短し襷に長し状態。
とりあえず、ここまでがプロローグですかね。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}↑で「ここまでがプロローグかな?」と書いたが、まだまだでした。
6話まで進んだのに未だ王都が何と戦ってるか分からない、騎士団の業務内容が分からない。
それが分からないから騎士団入団試験も意味が分からない(戦力だけが重要なのか?等)。
これまた↑で書いた感想にかかってくるけど、最果ての村から王都までの道中トラブルも無かったし治安も良いみたいだし…。
凶作に見舞われて貧困にあえぐ村から年貢の取り立てをするとか、貴族と平民を天秤にかける事態に陥って貴族救うために平民見殺しにするとか…まさかそんなのはあるまい。
ハテ、他国にでも侵略してんのかね?
騎士団の志願者を募るのも、魔法が使えなきゃ価値が無いってのも、何かを想定してのことだと思うのだが…まぁ今後明かされるんだろうけど、そこまでやってくれないとプロローグまで至ってない気分。
えらくスローペースだなぁ、1年以上放送する予定なのかな?
こうなったら、むしろ暫くは王都が何と戦ってるかは見せずに、雑用をこなしつつ段々と世間が見えてくるって方向のが面白そうな気がする。
折角国の裏側・汚い部分の処理担当と思われる暴牛団入ったんだし雑用シーン描かないのは勿体無い気がするが…ジャンプマンガでそれを期待していいものかどうか。

ところで主人公の声だけど、個人的にはボンバーマンジェッターズのガング(アメリカザリガニの柳原哲也)みたいに感じる。
そこまで不快には感じないが、変っちゃあ変よね。{/netabare}

82話までの感想{netabare}
自分は大抵こういうの(ジャンプ系の話数の多いアニメ)って途中で脱落するのだけど、ブラッククローバーは未だ何故かずっと見続けてます。
といっても凄く面白いワケでもなし、新章開始の頃は何度も脱落しかけてるんですけどね、海底都市編の始まりの頃はかなりヤバかった。
で、感想も「いつものジャンプアニメだな」ってだけで特段語ることもないのですが、ひとつ気になってることがあって。

チャーミーウゼェ

王都襲撃編では他の連中が大わらわだった中コイツだけ余裕ぶっこいて暴食の限りを尽くすわ、海底都市編でも食っちゃ寝で大して苦労してないわ、それでいて「どう、カワイイでしょ?」ってな振る舞い(アニメ上での扱い)はなかなかにイラっと来ます。
「モッチャリモッチャリ」とか聞く度に殺意が沸く。
死ねとまでは言わんけど(本音としては死んで欲しい)、ちょっとはギャフンなりトホホと言うような描写が無いとヘイトばかりが溜まります(※)。
とはいえこれってなーんか既視感があって、原作未読なので原作ではどういう扱いなのかは知りませんが、ひょっとしてこれって…尺稼ぎでアニオリのキャラ付けがされてる?
キン肉マンの与作や五部刈りの小芝居って当時スゲー嫌いでした、当時見てたガキは誰も不満に感じてなかったと思ったら大間違いでっせ。
もうちょい新しいのでいえばドラゴンボールZの「一方そのころ──」とナレが入ってカメハウスで始まるど~~~でもいい茶番、あれでガクっと来た経験のある方は多いんじゃない?多くない??
ブラクロのチャーミーってそれに相当するポジなのかな?とは思ってて。
アニメが原作に追いついちゃうのは仕方のないことで、尺稼ぎの苦肉の策としてチャーミーの要らない活躍を挟んでるとするならウザがるのも悪いかなぁ、と(とはいってももうちょいヘイト貯めない描写できんのか?とは思うが)。
数話に渡ってまるまるアニオリ展開されるのとどっちがマシなんでしょうね?
因みにブリーチやナルトはアニオリ展開(多分)で脱落しました。

恐らく「フッハ」も似たようなものだと思うのだけど、こっちは※印で書いたようなギャフンやトホホがあるんですよね。
なぜチャーミーで同じことができない?と不思議に思えたり…ここら辺が「どう、カワイイでしょ?と扱ってる」と感じる部分なのかな。

なーんてことを思ってたら、82話がチャーミースペシャル。
ひえええと身構えてたら実際はプチットクローバースペシャル…見覚えのあるものだったり無いものだったりの混在で1話まるまるプチクロ。
「それ本編のずっと前のネタじゃん」と突っ込み入れたくなるのもあったけど、それ以前にプチクロって人気あるのか?たまに笑えるのもあるけど。
で、結局そこでも「どう?チャーミーカワイイでしょ?」推しされててアニメスタッフの認識がよーく分かった。
扱いが下手だと推せば推すほどヘイトが溜まるだけだと思うのだが…。{/netabare}

85話までの感想{netabare}
あしまった、すっかり忘れてた。
ナルトが有名だけどこの系統って作画は基本イマイチで、だけどたまーに凄い回があって。
で、凄い回だけでも話数メモっておこうと始まった頃思ってたのに、すっかり忘れてたー!

ということで84話は作画良いです。
但しキャラの描き込みを極力抑えてアクションを派手にした系ね、方向性としてはガイキングの13話的な。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm60536
瓦礫が立方体だと自分はどうしてもコレ思い浮かべちゃうのよねー。
最近キャラの描き込み省略してると「作画がヘボい」と言う人が居るらしいので一応。

当然現在までに他でも作画良かった回あったのだけど、何話だか忘れちゃったなぁ。
とりあえず今からでもメモ残すようにしときます。

内容は、主人公のアスタ戦じゃなくてユノ戦でコレなのには笑った。
82話でプチクロ回挟んだのはこれの布石だったか。
制作が同じぴえろ製の“パズドラ”では毎回驚くくらい安定して作画(キャラの絵)が良くて、だけどあんまり動かない。
果たしてブラクロ方式とパズドラ方式、どっちが良いんだろうか。{/netabare}

95話までの感想{netabare}
一時期…といっても結構長い期間作画が酷かったけど、実は最近良くなってます。
おや?どうした?と思って調べてみたらどうやら砂川貴哉と赤坂俊士って方がこのアニメのメインアニメーターらしい。
で、酷かった時期はこのお二方が抜けてる時期で──かといって他の作品に借り出されてたとかでもなくスコンと抜けてる時期があって…具体的には53話~71話の間──長期休暇してたのかずっと先の担当を決めてそっちに注力してたのかちょっと分からない。
まぁ抜けるなら抜けるで代わりのちゃんとした人付けろよって話で、作画が酷いという評価には文句無いけど72話超えてからは随分マシになります。
そこまで耐えろって言う気も無いし、またいつ長期離れるか分かったもんでもないけどねー。
最近のにしても、トーナメントの決勝と魔法帝vsリヒトが続いたので注力しただけで、次からは再び低カロリーモードに移るかも知れない。
関わってる時期であっても所詮飛び飛びなのでどうしても回によってのバラつきはあります。
ということで魔法帝vsリヒト戦の93話は作画良いです。
94話も上記のお二方居ないっぽいのだけどソコソコ。
但し最新の95話は…う~ん。

作画ばかりの話をしても何なので内容について。
結構序盤の頃から引っ張ってた「魔石」の謎、もっと具体的には「魔石集めたらどうなるのん?」が遂に明かされる…っぽい。
またこれまで殆どスルーで触れられずに居たアスタとユノの出生にも迫りそう。
原作読んでないけどクライマックスなのかな?
ってかこっちでも転生ネタやってるのはクスっと来た。
元々色んな作品の寄せ集め臭い作品ではあったけど転生まで取り入れるかぁ。
そうそう、最新の95話は9割以上が回想シーンです、そりゃあもうドーンと回想。
ぶっちゃけ作画よりも回想の多さが「うわぁ」ってなります。
しかもここで回想入れちゃうと「アスタ含め知らない人間に事情を知らせる」シーンで繰り返しになりそうでナンとも嫌な予感…。{/netabare}

100話までの感想{netabare}
100話、キーアニメーター参加の作画良い回。
但し担当してないと思われる「戦闘以外の部分」の作画は平均値で、同じ回の中で落差が激しいw
記念すべき第100回ってことでこだわりとかあったのかな?
非常に懐かしい初代のOPが流れたり本編がエンディングに食い込んでたりプチクロが無かったり。

初代OPが流れたのが一番そう思わせるんだろうけど、「いい最終回だった」と言いたくなってしまう…が、イヤ待て待て、気になることが山積みでここで終わられても困るw
「原作読めば良いじゃん」って言われそうだけど、他の国…ダイヤモンド王国や魔女の国は今回の騒動でどうなってるの?転生魔法の範囲なの?が一番気になるかな。
転生を解除する方法はファナの件がヒントになりそう。
また、フエゴレオンにサラマンダーが宿ったことといい、ファナの件に意識が向くように仕掛けてる気がする。
で、そうなるとダイヤモンド王国も絡んでこない?マルスは現在スパイとして潜入してるんだよね?
エルフが強く恨んでるのは王族で、そいつらを血祭りに上げるために転生は王族を避けてる気がするのだけど、魔女王はどういう扱い?
100話で影響受けてないバネッサが登場したが関係あるのかなぁ?{/netabare}

113話までの感想{netabare}
あはは、誉めたと思ったらこれだもんなぁwまぁいいけど。
101話以降、キーアニメーターの砂川&赤坂が再びスコンと居なくなっちゃって…ずっと先の回に取り掛かってるのだろうか?
別にこの2人以外でもちゃんと描ける人が居てもおかしくないと思うのだけど、なんでこうもクオリティが低くなるのか不思議なレベル。
話数の多い長い作品なので「この回は見せ場」ってのが隔離分布してて、それの繋ぎの回が正直しんどいワケだけど、101話以降ずっとそれが続いてる。
ってか本当にチャーミーが出るとガクっとつまらなくなるねぇ、いい加減コイツに痛い目見させようよ。
MP無限回復ってのもど-なん?緊張感が一気に削がれた気がするのだが。

で、文句ばっかりも何なので一応内容的に興味ある部分を。
↑でクローバー王国以外は今回の騒動どうなってるのか気になる旨を書いたけど、それっぽい情報はチョロチョロ出てきてる、のか?
エルフの記憶には魔女の国は存在してるみたい、バネッサは人間に与してるから粛清対象ではあるけど魔女の国そのものには攻め入るつもりは無い?
ダイヤモンド王国についてもファナクローンで僅かに触れたようなそうでないような。{/netabare}

139話までの感想{netabare}
久々の途中感想。
砂川&赤坂の担当回が来たら書こうと思ってたら、101話からずっと…無い!
あれー?もう後進の指導役にでも回っちゃってる?

そして内容。
とりたてて面白いってワケでもなくダラダラ見てるのだけど、じゃあ何で見続けられてるのかといったら一応気になる部分があるから。
前の感想でも書いた様に、他の国はどうなってる?というのが個人的な興味ポイントでして。
エルフの一件は世界を揺るがす大騒動じゃん?その後の悪魔やスペードの侵攻とかも。
クローバー王国に攻め込むチャンスとか人間同士で諍い合ってる場合じゃないとか、政治的な思惑が交錯するのを期待したのだけど…。
サクっとダイヤモンド王国は崩壊(崩壊度合いは不明)って明かされた時は正直ガックリした、アスタもマルスやファナクローンのこともっと心配してやれよ。
と思ったらハート王国に赴いて多少「おおっ?」とはなったり。
付かず離れずというか生かさず殺さずというか、ギリギリのラインで興味の糸を繋いでる感じ。

そして最新話、どの勢力にも属さない永世中立的な魔女の国が舞台とあって、魔女王は政治的にどう動くつもりなのか前回予告された段階から期待してたら──。
あれ?これアニオリ??
シナリオ的にやりたいことは分かるのだけど妙にお粗末、二種類の魔法が紹介された瞬間に組み合わせるオチはモロバレ。
キッズ向けと思えばそれ自体は構わない、とはいえ人形ショーを子供に見せて感動話みたいにするパートは、要る?
魔獣との戦闘最中に閃くって展開だとアクションシーンが大変なので、ローコスト化するために無理やり捏ねくり出したのかなぁ?
まぁなによりも、折角他の国のトップを登場させといて、もっとネタを仕込めるところをこんな話で消費しちゃっていいの?
どうなってるんだろう、本気で我関せずでお終いなのかな。
意図的に政治的な話は避けてるのかなー、けどだったら魔法帝と王様で最高権力を二分するような設定は要らないような…。

また、アスタの師匠夫妻は無事だった模様。
えっマリエラも?
ダイヤモンド王国、実は結構平和だったりして。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

内容は悪くないが主人公の叫び声がきつい

ジャンプ原作+夕方枠ということでターゲットは小、中学生なのかな。

1話目感想
{netabare}
アスタ(主人公)の声優がきついなー。熱血で終始叫んでるキャラだったけど声質なのかこの声優さんは叫ぶ演技に向いてないんじゃないのかと聞いてて感じました。

内容に関しては、才能のない主人公が周りからバカにされるけどピンチになって覚醒。

ほんとに王道というか、良くも悪くも分かりやすい。THE夕方アニメって感じ。

悪魔のグリモワールと契約したけど魔力が制御できなく暴走したりみたいな展開はありそうだなぁ。

物語の1話の印象としてはベタではあるけどそれでも次回は観てみたいと思える内容だったと思う。

声優さんの演技さえ良くなれば...。
{/netabare}

2話も見る予定でしたが今期は視聴本数が非常に多くなっているので切ります。

声優さんの成長を耳にしたらまた視聴するかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

88.4 2 教会で騎士なアニメランキング2位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1176)
5538人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

タイトルに偽りなし!

原作未読。最終話まで視聴。

主人公がハメられ、酷い目に逢わされる第1話から始まる、他の異世界転生モノとは一線を画す作品。
主人公の尚文たち同様、視聴者も、何度もどん底に突き落とされる。
こういう所が、好き嫌いの分かれ目かも知れない作品。

私も何度も、どん底に突き落とされ、不快な思いをしました。
尚文たちが少しでも上向くと、必ず、突き落とされる。

{netabare}終盤に、女王の帰還をもって初めて、正当な評価を得られる。

しかし、『クズ』と『ビッチ』は逆恨みを増長させるばかり・・・。
剣、槍、弓の勇者もどきは、尚文たちに謝罪の一言もなく、相変わらず、一人前に勇者気取り・・・。
むしろ、ここまでくると笑えてくる。{/netabare}

人間たちの内側に秘めた汚さ・愚かさの表現が秀逸。
逆に、尚文とラフタリア、フィーロ、メルティの絆の美しさが光る作品。

ラフタリアとフィーロの感情表現の豊かな表情が、とても好印象の作品です。

続編を期待して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 63

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

再視聴で最後まで

私が感じた限りの駄目な部分を箇条書きで挙げさせて頂きます。


Ⅰ.異世界に転移した経緯の部分が雑過ぎること
世界を救う為に転移させられた → わかります○
転移させられたのが日本人だけ → わかりません×
特別な能力(特殊能力や身体能力)がない一般人 → わかりません×

普通に考えて世界の危機を救う為に転移させるなら、身体能力や特殊な技能を持っている方を呼び出しますよね?
呼び出しできる相手を選べないだけだろうと皆さんは思うかも知れませんが
その場合だと仮定した場合でも何故、日本人だけ?
しかも若い日本人男性だけ??となる訳です。
完全にランダムで不確定な召喚魔法だとしたなら、日本人で男性で年齢が若い者だけというのは些かご都合主義が過ぎるのでは?
と凄く感じました。

Ⅱ.登場人物が転移後の世界に慣れるまで秒なのが、ご都合主義過ぎて違和感
現実で自分自身が異世界に転移させられた時のことを想像してみて下さい。
まず夢と考えますよね?
そして現実だと理解するまでにある程度の時間を要すると思います。
更に異世界でモンスターがいる世界だと認識した際、物事を進める上で警戒をし
慎重に物事を進める筈です。
それこそ我らが偉大なる御方アインズ様のように。

それが転移しました。
あー異世界なのかぁ~ → 勇者なのね! → 世界救ったら報奨金くれよな
となるのは異世界転移の経験者か余程の愚者かの二択ですねぇ~

Ⅲ.マインに盾の勇者(岩谷尚文)が騙され身包みを剥がされる件の場面で
全員一致で盾の勇者を犯人だと決め付けるのはどうなのでしょうか?
マインの装備が豪華な物に変わっていたり、盾の勇者の所持金や所持品が無くなっていることなど
少し考えればマインを疑う者が出てもおかしくないのではないでしょうか?
それが全員揃って疑うことをしない愚者だけとは……このデミウルゴス頭が痛くなりますねぇ~


と駄目な部分を箇条書きで3項目挙げさせて頂きましたが
他にも個人的趣向の部分で申し上げるなら
盾の勇者の仲間になるであろう面子に男がいないことなどが頂けません。
理由があればいいのですが、理由のないハーレムは私個人として毛嫌いする要素ですので……

リゼロ、オーバーロード、幼女戦記、転スラ etc...
など数多くのなろう系作品を観て来ましたが
転移の理由付けなど、各所に渡り設定の甘さやご都合主義が目立ち
とてもではありませんが、今後観る価値がないと言わざるを得ません。
私自身、アインズ様に仕える身ですので
多忙であり、時間がないので視聴する作品は厳選したい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17
ネタバレ

フィーロたんlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

大人向け名作童話 人間臭い主人公の魅力が光る

総評

バトルシーンを除けば大人向けの童話です。
本編「盾の勇者の成り上がり」、外伝「槍の勇者のやり直し」
を通して読むと、「モモ」、「星の王子様」、「百万回生きた猫」
などに通ずるものがあると感じました。

ただ、大人向けです
この作品は忍耐強さ、誠実さ、気高さ、美しさ、愚かさ、醜さなど
人間の有する善悪両面を真っ向から描いています。

ですのでストレス耐性が少なく、理解力が浅く物事を表層的にしか
捉えられない中学生以下(あくまで一般的基準です)の方にはお勧
めしません。

22話感想
{netabare}
ウェポンコピー、転移スキル、武器の強化方法
あと信じてみる事の必要性
ここに来て重要な情報がようやく一部開示されました
ラルク(でしたっけ?)登場でしたね
たぶん小説版から登場したのでよく知らないキャラです
人気が高いキャラのようなので期待しておきます
{/netabare}

21話感想

綺麗に収まったと思います 
これぞアニメ版というとこでしょうか
特に言うべきことはありません

あと先週の声優さんの特番見ました
ねんどろいど可愛いです
フィーロの出来が良ければ買おうかな

番組を見ていて声優さん、スタッフの方、監督さん、
スポンサーさんなど、この作品がたくさんの大人の
心を動かし、このアニメが出来たことが感じられ
ました




20話感想
雑魚ボス戦での無理やりな盛り上げ方が気になりますね
{netabare}
今回のバトルはアニメ版の最大の盛り上げ場所のつもりだった
のでしょう。

これでもかと味方の攻撃が繰り広げられてましたが
なろう版でもコミック版でもなかっただろう攻撃
アクションが多かったように思います

無理やり全員参加型のバトルにして盛り上げようとしたのも
まるでプリキュアをみているような恥ずかしさが感じられて
ちよっとなーという思いでした

一応最後は原作通りナオフミの捨て身のスキルで締めたので
何とかまとまった感はありました
意図はわかるのでまあやむなしというところでしょうか


主人公の魅力について

①精神的なタフさ

 アニメを見てると3バカ勇者のマヌケぶりが目立ちますが
実際自分に置き換えた時どうでしょうか?果たして彼らより
うまく立ちまわれるでしょうか?ネットでググることもでき
ず、知り合いもいない、誰が嘘をついてるかわからない中で
正しい判断ができるでしょうか?

 ナオフミと自分を置き換えた場合も同じです。状況を判断
する情報が不足する中で、不条理に迫害されても下向かず
頑張れますか?自分の決めた方針を貫けますか?

 彼は周囲の冷たい視線の中、いろいろ思うことはあるにせよ
愚直にやるべきことをやり続けて周囲の評価を覆していきます。
近年稀に見るなんとも男臭い、人間臭いヒーローだと思います。

②懐の深さ

アニメ版では見れないでしょうけど、なろう原作ではだいぶ先に
精神的にポンコツな他の3バカ勇者を見事にまっとうな勇者とし
て再生していきます。

この作品が真っ向から描こうとしているテーマの一つは人間の
愚かさ、醜さでしょう。愚かさも醜さも人間臭さの一つです。

そして愚かで醜い人間も努力や他者の助けで立ち直れることも
この作品は示唆しています。

{/netabare}

 

*********
19話感想
尺を合わせるためか残念な展開に
{netabare}
たぶん2クールでカルミラ島までやって終わるつもりなのでしょうか
尺合わせのため後半が間延びしてる感じが否めませんね
マンガでもなろう版でもこんなに長くなかったと思います
どうせなら亀までやって2クール終了にすればいいと思うんですけど。
三勇教との戦いで3回使うとは思いもよらなかったです。
他の勇者とのぐだぐたも相まってちよっと残念な展開になっています。
教皇なんて雑魚ボスなのに3回もつかうとは。
脚本も割と裁量あるみたいなので、すっとばせるところはすっとばして
もいいと思うんですが。
いままでが良かったので、最近の制作サイドの不作為には少し失望し
評価は下げます(とは言ってもすでに最終話まで作っているでしょうが)。

アニメ版の現在の残念な展開はともかく原作は素晴らしいと思っています
原作の素晴らしさの一つに伏線の巻き方と回収の仕方が秀逸ということが
あります。

たいていの小説には読んでいくと穴ぼこというか伏線があります
情報が欠けている、訳がわからない、意味があるとは思えない情報
などの違和感です。違和感が読者の想像力を刺激するわけです。

本作品で言えば、

「情報が欠けている」は例えば波とはそもそも何か?結論を言えば最後
の最後で明らかにされます。読者は違和感を持ちながら展開される物語
から想像を重ねますが、別の「訳が分からない」ことが出てきたりして
簡単に先読みできません。

「訳が分からないこと」は例えば、マイン(第1王女)は何故そこまで盾の
勇者を貶めようとするのか?他の四聖勇者が仲良くなることを邪魔する
のか?これも結論から言えば最後の方まで明らかにされません。

「意味があるとは思えない情報」は例えば3話でナオフミがラフタリアを
始めて食堂に連れて行った時のお子様ランチの旗です。これは度々ラフタ
リアの初心忘れるべからずの決意表明で引用されるアイテムになります。
旗についてはなろう版では記述が無かったのですが、アニメ版15話ではエクレアの父が自分の領地で亜人が自由に暮らすことを保証する象徴で、白骨化したリファナちゃんが最後まで握っていたという設定になっています。恐らくこれは作者か編集者が後で思いついた伏線の回収でしょう。お話の膨らまし方として上手いと思います。

 作者は穴ぼこ(違和感)はできるだけ大き目に空けて後から埋める、伏線
は多めにばらまいて自由に回収するスタイルをとっていると感じます。なので本編でも回収が進んだとは言えず、外伝の「槍の槍なおし」で回収しまくっています。

 先読みが出来て読む気が無くなるようなことはなく、読み続けるほどに、あーなるほどそういうことかと腑に落ちていきます。厳密に言えば論理破綻しているところもありますが、別に法律文書でもなく娯楽小説なのでおもしろければ問題ありません。なお「槍のやりなおし」ではリファナちゃんが活躍するリープ周もあります。

{/netabare}

************************
18話感想
{netabare}
ようやく黒幕登場。高等集団儀式「裁き」すごすぎるだろう
クレーターできちまったじゃないか。
今回はモトヤスの勇者としての一途さ熱さが垣間見れた回じゃ
ないでしょうか。今は騙されておまぬけお馬鹿キャラですが
実は勇者としての資質をちゃんと持ち合わせているんですね。
{/netabare}
かなりWEB(なろう)版と異なるので、コミックス13巻まで
読んでしまいました。読んでわかりましたが、アニメ版は
コミックス版とも若干異なるのですね。脚本演出の方がセリフ
や話をうまくまとめていることがわかりました。
本作品においてバトルはストーリーをうまく転がしていくため
の手段というかつなぎなので、今のようなあっさり目で丁度
よいと思います。あくまで本作品の魅力はストーリーと登場
人物なので。


************************
17話感想
{netabare}
展開的には停滞・一時停止です
いろいろ伏線を撒く回になりましたね 
この先の難敵には勇者が一人でも欠けてはならないこと
何回目かの波の後多くの命が奪われること
人間を救うことと世界を救うことが違うこと
過去の勇者が人間を救おうとしたこと、それが茨の道であること

物語の展開上核心的な部分なのですが
いまいち理解できてなかった部分です アニメ版だとどういう
説明になるんでしょうか まあ今クールではそこまでいかないと
思うので制作サイドもノーアイデアかもしれませんが

「やるだけやってみるさ 期待はしないでくれ」と言って、
ちゃんとやってしまうのが主人公です。期待しています。

予告で太い熱線みたいな魔術攻撃がレンとイツキ一行に降り
注いでました。例の団体の例の術だと思われますが、たぶん
イツキとレンは死なないと思います。これで決定的に理解し
たのだと思うので説得できるでしょう。それともフィトリア
から聖域から出すときに他の勇者のところに下すって言って
いたけど、まさかナオフミ一行が降ってきたのか?かなり
過激な下し方です。違うと思うけどね。問題は現段階では
一番お馬鹿なモトヤスですが、なんとか2クール内に説得できる
ことを祈ります。

フィトリアは昔のご主人様の事を思い出して幸せそうでした。
人間と寿命が違うので仕方がない事ですが 残されたフィトリア
は不憫ですね でもフィーロがいるから 茶飲み友達にはなれ
そうです
たぶん出てこないと思いますけどフィトリアのご主人様の時の
四聖勇者の外伝も見てみたい気はしています
{/netabare}
いろいろ重要な情報が開示された回でした

*************************
16話感想
{netabare}
WEB版とだいぶ内容が変更されているんですね
フィトリアが想像より遥かに大きかったです
可愛いけどでかすぎる そして強すぎる

流れからすると勇者同士の協力が2クール内で
実現しちゃうのかな だいぶ早い気がするんですが
フィトリアは争うのはダメだけじゃなくて理由とか
どうしたら強くなれるのか教えてあげればいいんだけど
何せ鳥頭だから記憶力悪いのはしょうがないか

ナオフミも1国につき勇者一人で波に対抗できるという
ところから、本来この時点で勇者はもっと強くなっている
はず、何かが足りないんだと気づけば....
そういう展開になるんでしょうか?
勇者が目指すべき最終的強さがフィトリアレベルという
のは理解できたとは思うけどどうなんだろう

もうあれだねフィトリア先輩にレベリングしてもらって
後々出てくる〇〇や△△に負けないぐらいの最強になったら
各国に一人ずつ配置すればいいじゃん それで全部解決
フィトリア先輩「今日から私がお前ら四聖を鍛える」
イツキ(弓)「鳥なんかに教わることはありませんよ」
モトヤス(槍)「フィトリアちゃんがデートしてくれるなら」
レン(剣)「群れるのは嫌いだ」
ナオフミ「お前ら」
全員フィトリア先輩にボコられる
四聖「わかりました先輩」
こんな感じかな

{/netabare}
だいぶロリ色が強くなってきて、胃もたれ気味になってきましたが
最後まで視聴します
*********************************

15話感想
{netabare}
今回は神回でした。
リファナちゃんが不憫でなりません。
もしかしたらヒロイン候補だったリファナちゃんの
白骨まで見せられるとは思いませんでしたが
まあ流れからOKです
旗にはそういう過去があったのですね
「違う」「そうじゃない」「お前は間違ってない」
ナオフミは3回言い換えました 誠実さを感じます
やっぱりいい奴だわ 友達になりたい
他の方のコメントにもありましたが音楽がとてもあっていました
{/netabare}

改めて感じた本作品の美点は
①キャラが立ってる 
②伏線の撒き方と回収の仕方が天才的
③亜人、魔物が可愛い 動物好きには高評価
④OP(新しい方)が素晴らしい
  雨の中の物憂げな表情の登場人物達
  この時期のストーリー展開にぴったりです
  特にモトヤスの悲しげな表情にぐっときます
  ところで鎌をもってた人は誰だろう
  楽しみにしておきます
⑤挿入曲がすごくあっている
⑥作画が丁寧で素晴らしい
⑦ストーリー展開演出に手抜きがなくて嬉しい

全体的にスピーディーな展開や爽快感は少ないですが、じわじわ来る
叙述的展開がたまりません。違うと思うんですけど、作者は女性なの
かな。

まあ中二病主人公、お手軽俺最強主人公、暑苦しいまでの絆押し付け主人公の作品や、ハーレム作品、主人公はまあいいけど展開が単調な作品などゴミ作品が多い昨今では、希少な本格的なアニメだと思います。


*******************************************

物語設定、テーマ設定、キャラ設定だけで言えば最高傑作
進撃の巨人などのTOP作品よりも群を抜いていると思います

WEB版を通読した限りでは「モモ」とか「星の王子様」とか
「百万回生きた猫」とか童話、寓話に通じるものがあり一貫性を
感じますアニメ版を見ていまいちと感じる方は是非WEB版を通読し
てみることをお薦めします

主人公が逆境を乗り越えて成長していくというスタイルは程度の
差こそあれそこそこあります。しかしこの作品は迫害という程度の
強いものなのでストレス耐性があまり備わっていない若年層には
物語前半は苦痛になるかもしれませんね。そういう意味では大人
向けアニメかもしれません

アニメでもすでに憤怒の盾が出た時点で勇者の中では一番強くなって
しまったのでこれからは比較的楽に視聴できると思います。

ラフタリアとの関係は、「ゼロから始める異世界生活」のレムを
彷彿とさせますね リゼロも秀作だったと思います

槍のやりなおしを読んで、私もフィーロたんloveになってしまい
ましたですぞ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

70.5 3 教会で騎士なアニメランキング3位
純潔のマリア(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (866)
4492人が棚に入れました
百年戦争の時代に生きる最強の魔女マリア。戦が嫌いで、強力な魔力で戦場を蹂躙してきた彼女は、実は処女。恋はしたいけどその先はちょっと怖いお年頃。でも女夢魔アルテミスと男夢魔プリアポスをひきつれ大暴れしすぎたせいで“天上の教会”に目をつけられ、大天使ミカエルに裁定を下された。人前で魔法を使わぬこと、そして、純潔が失われたとき、その魔力も失うこと。お目付け役の美少女天使エゼキエルも加わって、マリアの制約つきの大活躍は続く!

声優・キャラクター
金元寿子、日笠陽子、小松未可子、花澤香菜、小野賢章、加隈亜衣、一城みゆ希、小野友樹、島田敏、小島幸子、三宅健太、櫻井孝宏、花江夏樹、能登麻美子、井上喜久子

ぬらかべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

うんまあ、あれですわな

物語序盤、とってもワクワクしておりました。なんせ狼と香辛料を彷彿とさせる百年戦争のヨーロッパの世界ですから、そこに魔法と聞いてこれはもう見るしかないなとおもいました。
さらに、主人公のマリアさんが可愛いですことこの上ない。原作の絵を覗くとがっかりババアでしたが、アニメになって超美少女に!どんどん物語に引き込まれます。
あとは変態くそ神父とクズガルファやらとイライラする敵もおりまして、いうことありません。こういうクソ野郎な敵は面白い王道ものに必須なのです。
終わり方はまあ、うんあれですわな散々戦争は嫌だと言っておりますがマリアもやっぱり女の子ですなって感じの終わり方でした。嫌いじゃないよこうゆうの。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

神は情緒的な博愛・平和主義には寛容だが、ガチの設計主義は許されなかった模様

※AKIRAをつい更新してしまったので、こっちも更新しておこう(長文注意)。

私は、アニメという表現媒体は、その原作となることがある小説・漫画、あるいは類似した表現媒体である実写映画・ドラマなどと同じく、

(1) 人の感情推移を巧みに表現できる点にその最大の長所があると思っていて、
(2) 逆にいうと「正義」とか「平和」とか「真理」といった抽象的な概念の論理的表現には殆ど向いていないと思っています。

そして、こうした (2)抽象的概念は、より妥当な答えを求めようとすれば、論理的な図表や数式等を援用しつつ、分析的および総合的に考察する必要があると思うのですが、
上記のように、(1)感情的・情緒的な表現に強みがあるアニメ・実写ドラマや、小説・漫画といった媒体で、こうした概念を表わそうとする場合、
 <1> 視聴者の側がそうした媒体の特徴を自覚していない限り、
 <2> 制作者の側が意図した通りの、どちらかというと感情論レベルの(=論理的というよりは感情的・情緒的な)結論が、一方的に視聴者の側に押し込まれてしまう、という結果になりがちだ、
・・・と考えています。
→表現媒体のプロパガンダ的利用の危険・・・昔から「プロレタリア文学」とか「反戦映画」とか、その逆の「戦意高揚」目的の映像作品とか、過度に扇情的に特定の問題を訴える「ヤラセ番組」とか、その例は色々ありますね。

そうした意味で、本作は事前情報からは、「平和」(その裏返しとして「戦争」)とか「正義」といった、(2)抽象的概念の是非を扱うタイプの作品に見えたので、余り自分の好んで見たい作品には思えず、放送時は視聴を敬遠していたのですが、本サイト等での評判が良かったこともあり、ひとつの経験として全話視聴してみて、できる限り「哲学的」に(つまり真面目に論理的に)その感想をまとめてみることにしました。
→その結果として、聞きなれない専門用語が多い、アニメの感想としては余り適切ではない読み難いガチガチの考察レビューになってしまうことを予めお詫びしておきます。

※そう前口上を述べつつ、実は私は、自分のニックネームを「ピピンの寄進(西暦756年)」から採っているくらいの重度の西洋史マニアなので、本作のような史実を交えた中世ファンタジーは、十分以上に愉しめてしまいました。
※本アニメ公式サイトの「なぜなに中世事情」(第9~最終話)も何気に非常に充実していましたし。
http://www.junketsu-maria.tv/special/nazenani.php


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ 純潔のマリア (2015年1-3月) ==============
{netabare}
第1話 完全なる乙女  ☆
第2話 世界に対す ★
第3話 武器ではなく信仰で ☆
第4話 死を思え ★
第5話 勇気を、分別を、 ★
第6話 薔薇の下で ★
第7話 戦争は戦争を食う ★★
第8話 人は、人にとって狼 ★
第9話 一つまみの塩を ★★ アニメで設計主義だと!?
第10話 我憎み、我愛す ★
第11話 愛を望むなら愛せ ☆
第12話 愛は、全てに勝つ ☆ 設計主義は誅滅される!!{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

OP 「Philosophy of Dear World」
ED 「ailes」


◆視聴直後のナマの感想
{netabare}
・上記の通り、全12話中、★付き(高評価)が8回で、うち★★(優秀回)が2回と、視聴前に期待していなかっただけに予想外に濃い楽しみ方が出来ました。
・特に、第4話(メメント・モーリ=死を思え)から第10話まで、7話連続で★付き(高評価)という、続きがとても気になる展開で、第9話後半の魔女マリアと修道院長ベルナールとの教理・哲学問答には、完全に予想外の驚きを覚えました(※後述)。
・但し、そうした第10話までの盛り上がりを受けてのラスト2話は、些(いささ)か拍子抜けしてしまう安直な結び方となってしまったように感じました。
・もし本作が、専ら魔女マリアと従者ジョセフの恋心の進展を描く通常の恋愛アニメならば、本作のようなハッピーエンドでも自分としてはそこそこ満足していたと思いますが、本作の重点テーマはそこ(恋愛感情の推移を描くこと)にあるのではない(※後述)と思うので、残念ながら本作の全体評価は、3.9と自分としては少し低めの点数に留めることにしました。{/netabare}


◆本作最大の注目点(第9話)

《ベルナール(B)とマリア(M)の牢獄での会話》
{netabare}
M 「何度もいってるでしょ。私は目の前で人が苦しむのが嫌なの」
B 「貴方は神を恐れないのですか?貴方が忌み嫌っていることは神が定めた摂理かも知れないのですよ。」
M 「摂理?人が酷い目にあって死ぬのが?じゃ教えて。神はなんでそんなこと決めたの?」
B 「天の父の御心を理解するなど傲慢です。精霊の言葉に耳を傾け、善良な行いをするしかありません。」
M 「戦場で今にも死にそうな人にそれが言える?」
B 「戦場の死にどんな意味があるか、それは分かりません。しかし、神の愛は普遍です。良き信仰を持てば戦死した者の罪も許されるでしょう。」
M 「何よそれ?どこにでもいるくせに言葉しかくれない神なんて、いないのと同じだわ。」

B 「ふむ?いないのと同じ?神が?」
B 「同じ・・・同じ・・・同じ?普遍はないことと同じ?いや、形相的にそもそも存在しない?」

M 「あんただって結局、教えがどうのって、分かりもしない言葉を人に話してるだけじゃない。本当に神が出てきたら、何もかも一発で片付くのに。」
M 「黙ったままの神を頼るより、地上は私たちで廻したほうが、ずっとマシだわ。」

B 「神の導きのない世界を考える?神を疑う?あり得ない。」
B 「サン・トマ(聖トマス=トマス・アクィナス)は神の存在証明を、いや、オッカムのギョーム(ウィリアム・オッカム)は人間の理性は神を証明できないと。不合理であるからこその信仰なのか?しかしアリストテレスは肯定しつつ否定することはできないと。だとしたら・・・だとしたら・・・」
B 「いや待て。普遍を前提とするのがそもそも間違いだとでもいうのか?」
B 「神を疑い、疑い尽くした後で残ったものが本当の信仰になる。神が残らなかったらどうなる?いや、それは分からない。人が人の世で生きる。普遍をないものとする?エッセ・エスト・デウス(Esse est Deus 存在すなわち神である)。あ、いや、私の認識こそが、存在とでもいうのか?」
B 「認識と存在は神によって、いや、私によって。」
B 「神なき世界を生きると仮定すれば、全て自由意志によって自分を救わなければならなくなる。」
B 「ふぁ?そうなのだ。ペラギウスの教えのように神を崇めつつも自由意志によって自分を救う。より良き繁栄と幸福、魂の安寧を求め、神は我らの認識によって存在する。そうなれば世界は神から人へ。信仰と人の調和へ。」

M 「あんた何言ってんの?全然分からない。この世界で私たちが生きていくために必要なことは。」
B 「必要なことは?」
M 「まず一人で立ち上がることよ。」

B「これは良いクォドリベット(掛け合わせの自由会話)。とても興味深い討議でした。有難う、マリア。」
{/netabare}

《上記会話の含意》
{netabare}
※この会話は、中世から近世初期へと続く西欧思想の流れを簡潔に要領良くまとめています。
※普遍は実在するのか、それとも単に個物が存在するだけ(普遍は名目)なのか、は中世最大の思想的論争=普遍論争で、オッカムは名目論の側の中心人物。
※同じく、①存在論(ontology、神は実在するのか)、②認識論(epistemology、神は実在するとしても我々はそれをどう認識できるのか)、は中世哲学・神学の2大テーマ。
※ベルナールが驚きをもって迎え入れた、神中心の世界観から人間中心の世界観への転換を示す思想的潮流を「フマニスム(人文主義、人間中心主義、いわゆるヒューマニズム)」と呼びます。
※この人間中心主義は、「人間が(神の恩寵によってではなく)、自らの理性を働かせることによって、世界の一切を理解し、設計・構築していく」という発想を生み出します。
(rationalism すなわち、「理性主義」とか「合理主義」と訳される考え方ですが、"世界の一切を設計・構築していく"という発想に注目して、20世紀の自由主義思想家・経済学者F.A.ハイエクはこの考え方を「設計主義的合理主義(constructivist rationalism)」と呼びました→これを更に短縮して「設計主義」と呼ぶことがあります(上記))
※また、こうした人間中心の世界を築き上げる第一歩として、「まず一人で立ち上がること」すなわち「個人主義」の萌芽が示唆されます。{/netabare}


◆本作で示される結末ないし結論

通常の作品ならば、私の場合、意識的に作中人物の何人かに焦点を当てて、その心情を推し量る形の「感情考察」型レビューを書くことが多いのですが、本作の場合は、登場キャラの心情推移ではなく、上記のように「抽象的概念の論理的是非」がテーマとなっている(ように私には思われた)ので、ズバリ、本作で示される結末だけを書くことにします。すなわち、

{netabare}<1> 感情的・情緒的な「博愛主義・非戦主義」を信念とし、地上でそれを実現しようとした魔女マリアは、神の怒りによって最終的にはその魔力を失うものの、(もはや魔力という強制力を失った)一個人マリアとしてその信念を堅持し追求し続けることを許される。

<2> 一方、地上の教会の組織力をもって、理詰めの「設計主義的合理主義」(略して「設計主義」)を追求しようとした修道院長ベルナールは、神の怒りに触れて誅滅されてしまう(聖書伝承にある悪徳の街ソドムとゴモラの“塩の柱”にされてしまう)。{/netabare}

ここで問題は、この結末が妥当かどうか、です。
結果から先に言うと、私はこの結末は意外と妥当だと思いました。

"意外と"というのは、私の事前の予想では、例えばマハトマ・ガンジーの唱えたようなガチガチの「非暴力反戦主義」みたいな考え方が視聴者の側にゴリ押しされるような結末だったら、何だかとても嫌だな・・・という感覚があったからです。
でも幸いなことに、本作の結末はそういうことにはならず、そういう点で、堅実で良質な造りになっていると評価できるのではないかと思いました(私とは全然別の感想を持つ方も何人もいらっしゃると思いますが)。


◆では、何故その結末が妥当なのか?

本作の結末を妥当だと「思った」だけなら、それは単なる私の「感情」に過ぎず、例えば「本作の結末は妥当ではない」と思う他の人の別の「感情」とせいぜい「同等である」としか主張できないでしょう。
だから、ここで、私が自分の思いの妥当性を主張するためには、何よりも、本作の結末を「論理的に見て妥当である」と説明することが必要となります。

<1> まずマリアの結末から ~ 個々人の価値観は多様であることが保障されねばならない《価値多元主義》
{netabare}
・物語の最初の方で、別の魔女がマリアに言っていますが、マリアの《博愛主義・非戦主義》は単なる彼女の価値観に過ぎず、それが絶対に正しい(正義である)という保証はどこにもありません。
・マリア自身も、「なぜそんなに戦を止めようとするのか?」と尋ねられると、せいぜい「私が戦が嫌いだから。嫌いなものを見たくないから」(=要するに単なる感情論)としか答えることが出来ませんでした。
・しかし魔女マリアには、そうした自分の一方的な価値観を強制的に英仏両軍に押しつける強力な魔力がありました。
・そして、その強制力は天上の教会の怒りに触れる事になり、結局マリアは(経緯はどうであれ)その魔力を失うことになるのですが、それでも彼女自身の《博愛主義・非戦主義》という信念そのものは最後まで揺るぎませんでした。
・魔力を失い普通の人間となったマリアは、自己の実力の及ぶ範囲で、今後もその大切な信念を貫いて生きていくことでしょう。
・このように、個々人が自らの価値観を他者から侵されずに貫いていける場の在り方を《価値多元主義》といいます。{/netabare}

<2> 次にベルナールの結末から ~ 組織が一見理詰めであり"唯一絶対"と思われる設計主義に盲進することは許されない《設計主義の否定》
{netabare}
・一方、修道院長ベルナールは、第9話後半でのマリアとの会話を契機として、神の介入のない世界を自らの理性と意思によって設計し構築していく、というアイデア(すなわち《設計主義》という思想)を獲得し、修道院という強力な組織を使ってそれを実行に移そうと画策します。
・しかし、天上の教会の使者・大天使ミカエルは、ベルナールの考えを許さず、彼を誅滅してしまいます。
(マリアが魔力を失うことと引換えに、一個人として自らの信念を貫くことを保障されたのとは好対照)
・ここで現実の西欧近世~近代の歴史を考察すると、近世に生まれた rationalism すなわち、「理性主義」「合理主義」ないし「設計主義」は、最終的には 18世紀末のフランス革命を生み出し、さらに20世紀に入ってロシア革命を生み出してしまいます(※両革命とも、それまでの国家・社会を完全にリセットして、人間の頭で考えた新たな国家なり社会なりを設計・構築しようとしました)
・すなわち、両革命は、それぞれ「ジャコバン党」(フランス革命)ないし「ボリシェヴィキ党」(ロシア革命)という一党派が自らの考える"唯一絶対"の国家・社会の設計図を暴力的に推し進めようとして、未曾有の大惨事をもたらしてしまう、という結末に終わっています。
・本作に示された修道院長ベルナールの到達したアイデアは、人類に様々な進歩をもたらしたのかも知れませんが、それを極限まで押し進めようとすると、現実の歴史にあったような悲劇に到達してしまうことが経験的に明らかなので、やはり《(教条的でガチの)設計主義は断固否定されるべきである》という結論が妥当となると考えます。
※因みに、前記のF.A.ハイエクや科学哲学者K.R.ポパー、政治哲学者H.アーレント等によって、論理的にもガチの設計主義の結末が惨事に至るカラクリが詳細に分析されています。
・そして、組織的で教条的な《設計主義の否定》というこの結論は、個々人の自由な価値観の保障という<1>の《価値多元主義》という結論と表裏一体の関係になります。{/netabare}

・・・

以上で、本作で示された <1> および <2> の結末(ないし結論)が、論理的にもまずまず妥当と考えられることを、不完全ながらも一応示すことが出来たと考えます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 56

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

隠れた逸品です

<2019/11/9 初投稿>
原作はもやしもんの人の漫画。
未読です。

アニメは本放送時に見てました。

時代は100年戦争真っ盛りの中世フランス。
主人公は魔女マリア。
純潔の処女。
なのでタイトルは「純潔のマリア」

人間の戦争を嫌い、強大な魔力で戦争を妨害するマリアは天に目をつけられてしまいます。

魔法少女ものとかではありません。
一神教であるキリスト教に、原始的な自然信仰が駆逐されていくお話でもあります。

マリアの使い魔はサキュバスと童貞インキュバスなのでちょっと生々しくて笑えるシモネタも多数出てきます。
ですがお話は堅実そのもの。

笑いとせつなさと緊迫感と不条理と信仰と人の幸せが入り混じった不思議な物語です。

監督はコードギアスやプラネテス、ガン×ソードで有名な谷口悟朗
シリーズ構成・脚本はオタクのレジェンド(笑)倉田英之

このプロットでこの製作陣。
これで面白くならないわけないじゃないですか

実際、映像と演出は目を瞠るものがあります。
特に感心したのは大事な戦争シーン。
見ていただければ分かりますが異様なまでにリアル。
実際の中世ヨーロッパの戦争はこうだったんだろうと思わせるものです。
リアルな分、派手さとは無縁の絵ヅラでしたが。

原作が全3巻と短いこともあり、地味すぎてあまり評判にはならなかったのが残念ですが、作りのしっかりした良質なアニメを、という方にはお勧めしたい逸品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 40

66.8 4 教会で騎士なアニメランキング4位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (256)
996人が棚に入れました
ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人とゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」と魔王演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。──そんなある日。湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。「か、神様……、なのですか?」それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚"、再び!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、伊藤美来、古賀葵、内村史子、赤﨑千夏、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

1期は☆5、今作(2期)はあまりにも酷い

アニメ作るの下手糞かよ
制作会社とキービジュアル発表時点からの嫌な予感が当たってしまった。
作画が悪いことは他の方も語っているので、それ以外の点にも大いに触れつつ、ネタバレを避けて原作ファンの視点から酷評しようと思います。

不満点1つ目
あらゆる面で主人公軽視
戦闘描写がしょぼいのは100歩譲って我慢できる
でも、それだけじゃなく普段の日常シーンから明らかに主人公だけ作画の力抜いてるよね?原画が悪いとかでなく、リソースの振り分けがムカつくっていってんの
加えて作画以外でも主人公軽視が目立つ
カットしていい会話とそうじゃない部分の判別がついてない
例として、8話の教会幹部(白面)の不正を知ったルマキーナとディアブロのやり取りをあげる
原作ではアニメでもあったルマキーナの悔しいという言葉の後に
「ディアブロ様……人はなぜ……?朝、起きて食べるパンがあるのに、どうしてそれ以上を欲するのでしょうか?」
(中略)
「人とは上を目指すものだ。今に留まることなく、誰も到達してない境地を目指す。全員ではないぞ?むしろ極めて少ないが……満足を知ることなく、意欲とか渇望とか根気に溢れて、常に向上を求める者が存在するのだ。それは人の可能性であり、進歩であり、挑戦である。しかし、その精神が間違った方向へ行くこともある。既得権益を悪用し、他者を貶め、奪い、苦しめる。枢教院の悪党たちも、魔王に立ち向かう勇者たちも、ある意味で”無限の意欲”を持つ者なのだ」
「わかりません……それでは、ディアブロ様は枢教院の行いを悪ではない、と?」
「いいや、悪だ。胸糞が悪くなる。だが連中は”罪を犯した”から悪なのだ。朝のパンがあることに満足しなかったからではない。向上心は罪ではない。罰するべきは、賄賂を受け取り、教会を私物化したという罪なのだ―そこを履き違えてはいかん」
(むらさきゆきや(著)、鶴崎貴大(イラスト)、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術6」、講談社、2016年、pp133-135)
というやり取りが続く、これは主人公やメタ的にいえば作者の思考を表す重要な会話にもかかわらずアニメではカットされた
その後の祈らせてくださいもなぜ信者たちが熱心に祈ろうとするのかをちゃんと説明してなかったしあれなら祈りの下りはバッサリカットして、上記の会話にちゃんと尺を使えと思う。
一期はむしろシナリオ構成によく原作をまとめてるものだと感心したくらいなので2期のクオリティにはあらゆる面でがっかり

不満点2つ目

7話のエンドカードが酷い
内容は朝凪先生が担当したエミールが夢の中でヒロインたちを裸で侍らせるというもの
この同人のノリを採用したアニメ制作会社はあたまおかしいんじゃないか
NTRっていう人を選ぶものを取り上げた事よりも、エミールっていう愛されキャラを竿役にしたのが不愉快極まりない
ちゃんと原作読んでたらエーミールは愛されキャラだってわかるはず
2期の監督陣は読んでもそれがわからない貧相な感性の持ち主かそもそも原作読んでない人ってこと
物語を作る仕事にかかわるのやめてくれ

作画もコンテ切ってる構図も微妙
声優さんも一期からの人はいいけど、二期からの声はあってない人多すぎ
音響監督さんは変更ないはずなのに、演技指導や、そもそも新キャラの声質が原作とイメージ違うのは監督の差かなって思ってる。


5話だけは唯一作画とシナリオ構成や構図よかった
ただしキャラ作画のみ
戦闘シーンはあまりにもお粗末
それでも手塚プロにしてはよくやったんじゃないかな(笑)

追記
8話の挿入歌演出があまりにも酷すぎて怒る通り越して呆れて見るのやめてましたが、アニオリで閉めたと聞いて10話まで見てきました。
9,10話はよかった、アニオリ入れても綺麗にまとめるあたり流石筆安さん、原作者が脚本やってる回も良かった。原作者がアニメに口出しした方が切れにまとまるって珍しくね。
作画も戦闘も日常もよかったと思う。
文句なしで面白かった。
最初から9,10話のクオリティ維持してくれれば…1期の星5評価とまではいかないが4.5くらいはつけれたし、批評することなくもっと純粋にアニメを楽しめたと思う。

今回も魔王VER出るらしいのでそちらでの修正に期待

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

残酷なことをするもんだな

1期視聴済み。
続き物の2期目なので、1期の視聴が大前提です。
1期は結構評価したし、今でもたまに見ている作品だったりします。

さて、第2期の今作、感想を一言にまとめると「残念」。
付け足すならば「1期と比べて残念」。
1期と異なるプロダクション、監督に任せた意図は何だったのでしょうか。

Wikiを見ると、アニメ1期、2期の制作体制が表の形でまとめられていて、あっちが誰でこっちがどこでが実にわかりやすい。これは残酷な比較だと思う。テレビ局も意地悪なことをする(・・・おわかりいただけると思いますが制作責任を持つ側に対する皮肉です)。

物語:{netabare}引きこもりゲーマーがゲーム準拠の異世界に召喚され、その召喚主たちを隷従させてしまった・・・が1期の始まり。今作は、そんな面々がさらに冒険を重ねていく段階のお話。

正直に言って面白くはなかったです。

2期にとって前提から不利な条件だともいえる。異世界召喚ものの面白い部分って、召還直後の変遷だったりハーレム形成過程が結構大きなウェイトを占めていると思います。今作は「それを踏まえての次」にならざるを得ず、どうしても1期に比べて盛り上げるのが大変な部分はあるんだと思います。

そう考えると、オバロってやはり凄いな。{/netabare}

作画:{netabare}キャラクターデザインは1,2期とも同じ方なんですね。ってことはスタジオの技量か・・・

何ともまぁ残念。静止画としても、動画としても残念。

レムが絶妙に不細工になってて、絶句しました。動画としては、中の下といったところ。かなり厳しい。シェイクシェイクに拡大縮小のオンパレード。

胸揺れを映すなとは言いませんが、やり方ってあるでしょう。
やっていることは1期、2期で大差ない(むしろ「穴」案件があるぶん、1期の方が下品ともいえる)のに、2期の"ファンサービス"は全体的に下品に感じました。むしろ1期はファンサービスカットがしっかりと構成に入っていて、かつ、「はい、ファンサービスカットはいりますよー」が明白に示されていた分、それ以外のシーンで余計なことをしなくてすんでいたのかもしれない。{/netabare}

声優・キャラ:{netabare}分けて書きづらいのであわせて。

音監、構成は1,2期共通。演出はスタジオ付きの方々という感じなのかな?

主要キャラがほぼ別人かなと思えるほどに味付けが変わってしまった。違和感を感じなかったのは魔王クルムだけでした。

驚いたのはエデルガルド。1期は言葉がたどたどしいけど、格好良さが感じられたのですが・・・今期はこれただのあほの子かと思いました。まぁ、そういうお話の展開になっていなかったので仕方が無いのかもしれません。当該7話は、脚本が原作者の手によるものらしい。ということは、エデルガルドはむしろこれがあるべき姿なのかもしれませんが・・・1期のエデルガルドの方が圧倒的に好きだな。

とても残念なのが主人公ディアブロ。量産型異世界転生者になりつつあるように感じました。ディアブロは演技の声も、演技の方向性も迷子だったように思います。これは演技指導・演出のせいなのか、原作の展開のせいなのかわかりませんが、1期で感じた「コミュ障だけど好青年」な感じは一切ありませんでした。主人公の魅力が保てないハーレム構成は、観ていてしらけます。{/netabare}

音楽:{netabare}
劇伴は基本的に1期の使い回しかなと思います。

90年代Avexサウンドがお好きな方なら、この点は楽しめたのではないでしょうか。OPは ( trf + globe )/3 って感じがしました。好きですよ、これはこれで。

EDは、、6人時代のココ☆ナツを思い出しました。{/netabare}

講○社、コンテンツを1つ失ってしまったかな。残念。

[2021/06/27 v1]

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

EVERYBODY! EVERYBODY!(OP主題歌)を世に送り出しただけでもこのアニメには価値がある!

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(無印)に続く2期目の、ラノベ原作アニメです。原作の最新刊14巻はまだ買っただけで読んでいません、すみません…。

なお、アニメも原作同様エロ成分は多めです。

OP主題歌『EVERYBODY! EVERYBODY!』は音楽レーベル「avex trax」や「avex tune」が送り出してきた、1990年代後半~2000年代前半のディスコサウンドを基調とするJ-POP楽曲(アーティストとしてはTRF、m.o.v.eなど)を知る人にはとても懐かしい感じがし、かつ中毒性の高い名曲です。

TRFのDJ KOOとm.o.v.eのmotsuを迎え、メインボーカル芹沢優がi☆Risやこれまでのソロ楽曲とは違ったテイストで歌い上げる、「The avex sound」とでも呼ぶべき曲に仕上がっています。

ED主題歌『YOU YOU YOU』は、同じく「芹澤 優 with DJ KOO & MOTSU」ですが楽曲としてはアイドル楽曲っぽく仕上がっており、こちらはMVではDJ KOOとmotsuの二人も芹澤優のカワイイ動きに付き合うように楽し気にノリノリで踊っているのが印象的です。

アニメの話じゃないんですが、このユニットでアルバム作れるくらい楽曲を出して欲しいと思うくらい、天才的にハマったユニットだと思います。

なお、DJ KOOとmotsuのお二人は本編でもモブキャラとして声優としての出演を果たしています。

そしてようやくアニメ作品の話:

原作のジャンル的にはいわゆる「異世界召喚」ものなんですが、「小説家になろう」発とかではなく最初から商業出版として企画されたライトノベルです。

基本設定に関する説明は1期目に関するあにこれ公式の「ストーリー・あらすじ」を見ていただければだいたい正しいです。召喚時には自分がプレイしていたMMORPG「クロスレヴェリ」的な世界に召喚され、自分のプレイ時のキャラクターである「ディアヴロ」として召喚されます。

ディアヴロを召喚したと主張する女の子が二人(エルフのシェラと獣人のレム)いる時点でいわゆる「異世界ハーレム物」という方向づけは明らかですが、路線的に当たり前のように巻を追う毎にディアヴロの周りに女の子が増えていきます。

原作では10巻くらいまでは一応「3巻で1セット」みたいな雰囲気のシリーズ構成になっていまして、1期目は主に原作1~3巻の内容、2期目は原作4~6巻の内容がアニメ化されています。ということで、以下は1期目を観終わった人向けに書くのでまだの方はひとまずここでさようなら。



アニメ化の感じを1期目と比べると、ディアヴロが魔王として振る舞うときの演出として、1期目が「表面上は余裕だが内心ではギリギリ」という感じだったのに対して2期目は「表情にも余裕の無さが表れてしまうが周りのキャラに見られていないからバレない」みたいな感じになっています。

私個人としては1期目の描き方の方が好きで、原作のイメージに近いと思っています。

ストーリーとしては大主神官ルマキーナが登場し、ファルトラと王都以外の都市として初めてジルコンタワー市が舞台となったりしますが、1期目に比べるとラスボスが地味で見栄えがしない話になっています。

ですがここで手に入れるアイテムなどが以後の話の伏線になっていたりはするので、仮に3期以降も作られることがあるとすれば飛ばすことはできないだろう箇所でもあります。

ストーリー的に大きな改変はなかったはずなんですが、「なんか原作のイメージと違う?」みたいな違和感を抱きながら全話完走しました。

まあでも、どうせなら続きもアニメ化して欲しいとは思います。以降の敵とかもなかなかに強いし女騎士アリシアのイカれっぷりも増してさらに盛り上がりはするので…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 23

63.2 5 教会で騎士なアニメランキング5位
オルタンシア・サーガ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (167)
380人が棚に入れました
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、カメリア公国が突如反旗を翻す。カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして現れるようになった魔物によって、オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた……戦乱の世で、様々な運命に翻弄されていく騎士たち。悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。

声優・キャラクター
細谷佳正、堀江由衣、津田健次郎、上田麗奈、内田彩、梅原裕一郎、小林ゆう、柿原徹也、子安武人、乃村健次、江口拓也、大坪由佳、堀江一眞、池田秀一

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オーソドックスなファンタジー作品

原作未プレイ 全12話

オルタンシア王国の王宮で突然王が人狼に襲われ死亡、周りの騎士たちが人狼に立ち向かう間、王女は落ち延び主人公の領地に逃げこみ見習い騎士と偽り暮らしていました。それから数年後、王国で起こる様々な出来事を描いた作品です。

中世ヨーロッパ時代のような世界、剣や弓などを武器としたオーソドックスな戦い、段々と真実が分かり終わったと思いましたが、お話は続くようですね。

お話はそれほど盛り上がらず、特に特筆すべきところはありませんでした。

興味があれば1話観て判断されるといいかもしれません。

OPはMY FIRST STORYさん、EDはまふまふさんが歌っています。

最後に、配役は?がつきますが、ゲーム原作とあって声優陣は豪華でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キモチいいくらい王道のRPG作品

キモチいいくらい王道のRPG作品。
しかも、こういう作品が嫌いじゃないからついつい見ちゃう。
だけど、間違いなく数年後にはストーリーを忘れているだろうなぁって、自信がある(笑)。
そのくらい、テンプレな作品。

第8話。次々と現れる仲間たちに感動する回。
ここが一番の見所。





って思っていたら、最終話のラストで『ええっ!!』ってなる。
ここにきてこのオチか!!って。

しかも、ここで終わりだから始末が悪い。
この後どうなるの!?ってなっちゃう。

なんて作品だ(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

認めたくないものだな。自分自身が、「○○サーガと○○戦記は、無条件で観てしまう病」だということを(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルはファンタジー。ゲーム原作。

ファイヤーエンブレムとかティアリングサーガみたいな世界観ですかね。

スマホRPG原作ということで、ストーリーが弱く、内容や台詞は安っぽい。作画も良くない。決してオススメできるアニメではありません。

Q:じゃななぜ完走したの? 
A:病気だから仕方がないんです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
唯一誉めるとしたら、最終話Cパートか。英雄が悪魔として復活。最終話Cパートにして、初めて面白くなるとは。

誉めるの終了(笑)

サーガ、とつく以上、観たいのはRPGより、大河ドラマなんですよね。

スマホゲームは基本的に、ストーリーは弱いと思っています。

①配信が続く限り、継ぎ足し継ぎ足しでストーリーを作っていくから。

②そもそもスマホゲームユーザーが、高いストーリー性を求めていないから。

③ストーリーで売らなくてもガチャで収入を得られるから。

などが理由でしょうか。

本作もそうです。国の存亡をかけた、凄く大きなドラマ(大河)なのに、小さなストーリーをチマチマと繋いでるだけ。国ではなく、個人の話になってるんですよね。最終話も、結局は親子対決。

一万の味方を得るために奔走したり、相手の知謀に負けない戦略を練ったり、そういうのが見たいのに、数人のパーティがチマチマと戦っていて、国なんて救えるのかと。

というか、主人公はアルフレッドなんだろうけど、アリエルの物語に乗ってしまうから、英雄譚としての弱さが出るんだよね。アルフレッドを主人公にするなら、アリエルは助けられる姫君で良いし、アリエルを強き女性にするなら、アリエルの英雄譚にすれば良い。

あ~ぁ、ロードス島戦記は神(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
いきなりクライマックスからのスタート。今のところ、普通のファンタジーゲームアニメって感じ。

2話目 ☆2
なんかもう少し、大河っぽくしてほしいな。

3話目 ☆2
アンデッドの村。王道ファンタジーでちゃんとつまらない(笑)

4話目 ☆


5話目 ☆
このぶつ切り感が、スマホゲームっぽい。

6話目 ☆


7話目 ☆3
こういう騎士の叙任とか、好き。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目☆2
まおゆう。マスケット試し打ちって、情報漏れるデメリットでかすぎだろ。銃に当てられるなら、頭撃ち抜けば良いのに。

11話目 ☆2
普通に考えて、ルーラが使える黒騎士は、アリエルをピンポイントで狙った方が良いよな。

12話目 ☆3
魔神、なんか変なの出てきた(笑) ラストバトル、めっちゃアッサリ(笑) んで、主人公死亡。って、生きてるんか~い。なるほど、悪魔としての復活。最終話にして、少し面白くなるという(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19
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