改造人間で熱いなTVアニメ動画ランキング 2

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63.9 1 改造人間で熱いなアニメランキング1位
科学忍者隊ガッチャマン(TVアニメ動画)

1972年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (60)
219人が棚に入れました
地球征服を企む悪の秘密結社ギャラクター。その魔の手から世界を守るため、国際科学技術庁の南部博士によって編成された、5人の少年少女からなる科学忍者隊が出撃。飛行空母ゴッドフェニックスに乗り込み、様々な陰謀を企てるギャラクターと、世界の命運を掛けた戦いを繰り広げる。

声優・キャラクター
森功至、ささきいさお、杉山佳寿子、塩屋翼、兼本新吾、大平透、寺島幹夫、田中信夫、木下秀雄

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

元祖5人組み、元祖パンチラ

言わずと知れた超有名作。
等身大のヒーローですが、改造人間でも超能力者でもなく”科学忍者”ですから、カッチョイイ特殊装備で変身します。マントを翻して鳥の様に空を舞い、様々なメカを駆使して悪の組織と戦う科学忍者隊。
そう、「隊」であることが本作の最大の特徴です。


アニメや特撮の戦隊モノで登場する5人組。これには、定番のキャラクター構成があります。
 ・正義感のリーダー
 ・ニヒルで気取ったヤツ
 ・太ったヤツ
 ・女の子(必ずミニスカ)
 ・ガキ。またはお調子者
多少アレンジはあるものの、長年この大定番パターンの人員構成で戦隊ヒーローものやロボットアニメは主人公のチームを編成しています。
これは、モロに科学忍者隊の構成。
チームとしてのバランスが優れていたため、他のアニメに多く流用されました。
様々なタイプのキャラが揃っており、各人のエピソードが作りやすい、イジりやすい、なにより見た目でわかりやすい、という点で優れていたのでしょうね。
もうね、昔は「5人」といえば判で押したように、この形態でした。


話の内容は結構SFしています。
劇画タッチの絵も印象的ですが、設定やストーリーも硬派なものが多かったです。
敵の兵器なんかも、それっぽい「科学」設定がされていました。
世界征服を企む組織が、ちゃんと”組織”だったので、構成員の中でのゴタゴタがあったり、戦闘員の中身は意外と普通のヤツだったりで何かと人間くさい。
「財団法人 悪の組織ギャヤラクター」といった感じでわりと所帯じみてますw
だもんで、科学忍者隊に内部潜入をよく許してました。 アニメというよりスパイ映画みたい。

子供向けアニメだけど、子供騙しでお茶を濁すことなく作ってあったのが、人気の秘密なのかもしれません。


ともかく、複数人で戦うヒーローの基礎を築いた作品です。
そういえば、戦闘中派手にパンチラして戦うのも本作が発祥だったような・・・・・
こっちの方が、偉業ですね!w

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

嵐を裂いて雲斬れば、科学忍法火の鳥だ

・・・・説明は要らないでしょうね(゜∀゜)
タツノコヒーローはここから始まりました(゜∀゜)
 
敵役がイイ作品は締りますね(´ω`)
ベルクカッツェの出生と生い立ちにはグッときました(゜ω゜)
個々のキャラのバックボーンもしっかりしてますね(゜∀゜)
 
アニメファンならずとも、一度は観てほしい作品ですヽ(゜∀゜)ノ
 
・・・最近知ったんだけど「ガッチャマン」って、科学忍者隊のリーダーに与えられる
称号なんですってね(゜Д゜)
「ガッチャマン」は大鷲の健一人で、他の四人は「科学忍者隊隊員」(゜-゜)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ごめんなさい、作品のレビューじゃないです。

『科学忍者隊ガッチャマン』ほぼ全話見ていると思うのだが、レッドインパルス隊長の正体やコンドルのジョーの過去がらみと最終回しか覚えていない。梅津泰臣さんが監督したリメイク版と比較したいから、いつか全編見たいなあ。でもメチャクチャ長いんだよな・・・

2018年10月17日、辻谷耕史さんと同じ日に、「総裁X」を演じていた田中信男さんが亡くなったそうだ。アニメ作品で、田中さんが演じた役柄は「総裁X」しか覚えていないが、TVドラマ『コンバット』やバート・レイノルズの吹き替えした声は未だ耳に残っている。年齢的しかた無い事だけど、耳が覚えている人の声が、随分と少なくなってきたなあ。思い出すね、「その時、我々が見たものは・・・」なんてセリフ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

71.2 2 改造人間で熱いなアニメランキング2位
トライガン [TRIGUN](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (320)
2274人が棚に入れました
砂だらけの荒涼たる大地、容赦無く照りつける二重恒星からの日差し……ここは5つの月を従えた砂漠の星。人々は荒れた大地にしがみつき、血と汗で大地を湿らせながら細々と生きている。そのささやかな暮らしも、荒くれどもが銃をぶっ放して台無しにすることもある……ここはそんな世界。その過酷な世界に1人、赤いコートにトンガった金髪の、トラブルメーカーがいた。名をヴァッシュ・ザ・スタンピードという。彼は荒涼としたこの世界を放浪しながら、何かを探している。分かっているのは彼が凄腕のガンマンで、とてつもなくタフで、そして、筋金入りの平和主義者だということ。気のいい青年だが余りの傍迷惑ぶりに、付いた渾名が「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」。とうとう局地災害指定を受ける羽目になった彼には、保険会社からお目付け役が派遣される始末。しかし、彼には幾つもの秘密と、胸に秘めた決意があった。

Cat_See さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最強の力で最弱の選択をトライするガンマンの話

満足度は適当につけています。
映画版を含めての感想です。

この作品の魅力は、
葛藤しながら生きるしかないというわがままな結論があるところ
だと思いました。

普通ならば、その人の考え方があるだろうと妥協するところを、
主人公は他の人にも強要し、どんな反論があれど一歩も引きません。

これは非常に身勝手に見えたり、かっこよかったり悪かったりと、
いろいろな見方があります。

なぜかっこよく見えるのか、悪く見えるのか、または
身勝手に見えるのか。

それは、主人公に葛藤が見えるからだと自分は思いました。

葛藤していてハッキリしないから、カッコ悪い。
葛藤してでも戦ってるのが、かっこいい。
葛藤してでも押し付けてるから、わがまま。
しかしそれは、どれも命を守るための葛藤。
その葛藤の先にあるものがどんなことでも、主人公は選択を迫られる。

という、銃を撃つ撃たないと兼ねたところも面白いと思いました(*´∀`*)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

目をそらすなよ。 君の今までの人生が、 どんな人々の思いの上に成り立っていたものか、 知らずにいられるほど、愚かでもないだろう。

原作が未だ終了していなかった為、アニメに際してはオリジナル要素を含んだ結末で話を終了させていますが、出来はかなり良いです。今堀恒雄さんの手掛けるOPは重厚なサウンドが心地良い感じで響き渡っており、素晴らしいものに仕上がっています。今ではすっかりメジャーなアニメ脚本家の黒田洋介の初期の代表作品でもあります。ちなみにタイトルは主人公ヴァッシュの私が作中で最も好きな台詞から引用したものです。

{netabare}主人公のヴァッシュは『不殺』の信念を持っていて、どんな状況であろうと、どんなに相手が外道でも、彼は不殺を遵守して戦いに望みます。ヴァッシュ自身の戦闘力は非常に高いものの、この主義が災いして、結果的に大怪我を負ったり、相手に苦戦を強いられるなどのケースもありましたが、それでも彼はその事について後悔を口にすることはありません。普段のヴァッシュのキャラは非常に明るくて、女好きの軽いノリのお兄ちゃんなのですが、真面目な所はバシッと決めます。声を担当している小野坂さんのメリハリとした演技が、ヴァッシュの良さを更に引きだたせていたといっても過言ではありません。

ヴァッシュだけでなく、超がつくほど個性的なウルフウッドを初めとする魅力的なキャラクター達。ウルフウッドはヴァッシュをも凌ぐ人気を誇っており、特に巨大な十字架を思わせる外観の異様な武器『パニッシャー』はそれだけで戦艦級の破壊力を持ち合わせており、ヴァッシュとはまた違った量で圧倒する戦闘スタイルは非常に見栄えのするもので、格好良かったですね。ヴァッシュとは時々考え方の違いから対立する事もありましたが、ウルフウッド自身も軽いノリのあんちゃんという出で立ちなので、ヴァッシュとは『名コンビ』といっても差し支えない絡みを見せてくれました。ただ惜しむらくは原作・アニメ共に死亡してしまうのですが、原作の死に方が素晴らしかったので、当時はまだそこまで話が進んでおらず、死に方をオリジナル展開にしなければならなかったアニメでのウルフウッドのラストは見劣りしてしまうなというのが、少し残念です。

また当時はアニメの作画が今の様に綺麗でなかった為、ウリでもある戦闘シーンの『動』の迫力がいまいちな点があったのは否めません。その代わりといっては何ですが、1VS1のような『静』の迫力は場の空気を全面的に押し出す事で、緊迫感を高めるような工夫をしておりました。例えば登場人物の表情で場の雰囲気を一変させるような演出もしていたとかですね。その点に関しては良い仕事をしてくれた印象ですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

極悪人を許す行為と殺す行為 どちらが正義か悩み葛藤する物語

この物語はガンアクションがありますが、とても温かい内容です。

主人公のヴァッシュ・ザ・スタンピードは、最強と噂される凄腕ガンマンです。
だが彼は平和主義者で、どんな時でも人を殺しません。

不殺の信念を貫く彼は、全身のいたるところに生傷が絶えません。
ときには激しい怒りを感じ、悔しい思いもします。
それでも彼は、自分の信念を捨てることはありません。

私だったら、こんなに体が傷つけられて悔しい思いをするのには耐えられません。
きっと不殺の信念を捨てるでしょう。

ところで、どんな極悪人でも決して殺さない彼の判断は、周りの人をも不幸にしていきます。
なぜならば、彼の行く先で、必ず彼に挑戦し名を上げようとするならず者が現れ、
そのあおりを受けて周りの人が傷ついたり死んだりするためです。

だから彼には「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」というあだ名がつき、彼が通った場所は局地災害指定となります。
しかも彼には600億$$の賞金がかけられます。


ヴァッシュは、3人の仲間(?)と一緒に旅をします。
一人は小柄な女性のメリル・ストライフ。もう一人は大柄な女性のミリィ・トンプソン。
彼女ら二人は、保険協会の災害調査員です。ヴァッシュが事件に巻き込まれ「災害」が発生した際の査定をします。
もう一人は牧師のニコラス・D・ウルフウッドです。

みんなとても温かく、ヴァッシュは3人を信頼し、仲間だと思っています。
だがウルフウッドの本当の目的は、{netabare}ヴァッシュを葬ることでした。{/netabare}

ウルフウッドは牧師ですが、極悪人を平気で殺します。
そうすることで、多くの人を救える確信を、彼は持っています。
実際に、その判断のおかげで、ヴァッシュたちが救われたこともあります。
ウルフウッドの強烈な魅力に、私は圧倒されました。


ウルフウッドの信念とヴァッシュの信念とが異なるところが見ものです。
どちらが牧師なのか、疑ってしまいます(^_^;)

まだ見られていない人は、この物語を見て、おおいに心を葛藤させてください。
きっと心に残る物語となるでしょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30
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