擬人化でゲーム原作なアニメ映画ランキング 1

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66.2 1 擬人化でゲーム原作なアニメランキング1位
劇場版「艦これ」(アニメ映画)

2016年11月26日
★★★★☆ 3.7 (162)
792人が棚に入れました
海を蹂躙する謎の敵「深海棲艦」。
在りし日の艦艇の魂を胸に抱き、その脅威に唯一対抗できる「艦娘」たち。
艦娘たちの拠点「鎮守府」の存亡をかけ双方が激突した「MI作戦」では特型駆逐艦「吹雪」の括約もあり艦娘たちが勝利を収めたが、その激戦以降、彼女たちの戦いはますます熾烈なものとなっていった。

MI作戦の成功を足がかりに、鎮守府の戦力は南方の海域に進出。
敵泊地の攻略を続け、その戦域を少しずつ拡大していた。
その中で新たな前線基地に集結し、次の作戦に備える艦娘たち。
戦いを経て成長し、そして新たな戦力も加わり続けて作戦に成功を収め意気上がる彼女たちだったが、目標とする海域に重大な異変が発生していることが判明する。
そこで艦娘たちを待ち受けるものとは―――。

声優・キャラクター
上坂すみれ、藤田咲、井口裕香、佐倉綾音、竹達彩奈、東山奈央、野水伊織、日高里菜、谷邊由美、大坪由佳、中島愛、洲崎綾、ブリドカットセーラ恵美、堀江由衣、川澄綾子
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邂逅…そして希望。

・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:

【作品DATA】

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【introduction〜公式HPより〜】

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【公開前のきもち】

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【ネタバレなし感想】

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【mio's café】
〜工事中〜


〜アイアンボトム・サウンドとは〜
興味のある方は見てね♪

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投稿 : 2025/03/01
♥ : 40
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

如月轟沈は完全に赦された!

初日初回の舞台挨拶ライブヴューイング付き上映に行ってきました

舞台挨拶そのものではなくライブヴューイングにしたのは
終演の少しあとから渋谷クアトロで
TV版劇場版と楽曲を提供した西沢幸奏のトーク&ミニライブがあったからなんですが
前売り券使えず場合によっては特別料金を取られる舞台挨拶と違って
前売り券そのまま使えてとってもリーズナブルだし
アップで映してくれるので話し手の細かい表情までよく見えて
劇場後方で見るよりよっぽどいいような気がしてなりませんでしたw

劇場版の内容はTV版の完全な続編です
TV版を見ていない人は先にそちらを見るべきでしょう
TV版単体では見る価値のあるアニメとは思えませんが
それを見ないと劇場版をしっかり楽しむことは難しいです

したがってこのレビューは
TV版は見終わったけれど
劇場版はまだ見に行っていない
という提督さんを対象に書いていきます

ですから劇場版に関するネタバレはタグを使って配慮しますが
TV版については見終わっている前提で進めますので
TV版のネタバレが嫌な人は
続きを読む前にTV版1クール見てきてください

劇場版の舞台はソロモン諸島
吹雪を溺愛する変態提督は北方の作戦に駆り出されているとかで
劇場版には一切でてきません!
部隊の作戦指揮などはすべて長門さんが行います
まずこれでTV版で不評だった部分が一つ解消されましたw

TV版に続いて主役は吹雪さんということになっていますが
劇場版のメインは睦月・如月姉妹の物語といって良いです
如月を轟沈させてしまったうえで
そんなこと忘れてしまったかのようにギャグパートを展開していたことが
TV版最大の汚点だと思いますが
劇場版は全体的に終始シリアスで
ゲーム世界の根幹にかかわるネタバレレビューを読むが明かされ
睦月にとってはネタバレレビューを読む過酷なシナリオ
しかし、エンドロール後のラストでは・・・つдT)

これをしっかりTV版に収めていれば
あんなに酷評されることはなかったでしょうね
しかし、 ネタバレレビューを読むなど
TV版の段階ではなかった設定を
劇場版前に後付けした感もぬぐえません
睦月と如月の物語としては劇場版はパーフェクトです
これをTVアニメの終盤でやっていれば
物語の評価は大きく変わっていたでしょうね
如月轟沈に怒りの声を上げていた人たちは
轟沈させたことそのものよりも
轟沈したことに大した意味がなかったこと
の方に怒っていたわけなので
こういうふうに物語の核心部分に絡めてくれるならば
睦月・如月派の提督達も満足でしょう
もっとも相変わらずにゃしぃじゃない方の睦月なのが
人によっては許せないかもしれないですけどねw

映画の舞台は鉄底海峡(アイアンボトムサウンド)
つまり本作主人公吹雪を含め
日米両陣営の多数の艦船と航空機が沈み
海底を埋め尽くしていることから名付けられた海域です
ネタバレレビューを読む

大和が主力艦隊に入っていたり
ミッドウェーで沈んだ船たちが参加していたりと
史実からかけ離れている部分もありますが
史実の1次~3次ソロモン沖海戦を元ネタにしたシーンも多く
詳しい方はニヤリとできる仕上がりになっています

北上・大井
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比叡
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夕立
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激しい戦闘を乗り越え
主役たる吹雪さんがメインになる
劇場版のクライマックスのシーン!

ありがちな設定、ベタ過ぎる展開
煙に巻いたような抽象的な演出・・・

ここにきてついに馬脚を現してしまったようです
そこまでの戦闘シーンも戦術・戦闘両面ですごく良かっただけに
その全てがこんなくだらないもののために行われていた
という衝撃的な事実に頭が痛くなりました

他の艦娘達もまるで何かをやり切ったような達成感に満ち溢れていましたが
吹雪の個人的な事情を解決することが
主力艦隊を半壊させてまで得た戦果であることに
何の不満もないのでしょうかね・・・

TV版の不満点を一つ一つつぶしていったような劇場版でしたが
謎の吹雪推しに関してだけは何一つ改善されていない感じです
終盤の吹雪パートの部分がストーリー全体の評価を1.0点くらい押し下げました
クライマックスさえ良ければTV版の欠点がすべて改善された傑作
2期に向けて順風満帆の劇場版だといえただけに
実にもったいないことをしたように思いました

しかし細かいファンサービスなども多く
全体としては十分合格点だと思います
私自身はすでに退役した提督ですが
現役の特にTV版に不満でいっぱいだった提督さん方には
ぜひ見てほしい一本になっていると思います

おまけ:舞台挨拶のキャストトーク
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投稿 : 2025/03/01
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この夜の海。その先に…

この作品はテレビアニメ版の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。
待ちに待ったレンタルがようやく開始されたので、早速借りてきて視聴しました。

艦娘の轟沈…深海棲艦との闘いを宿命付けられた彼女たちにとって決して目を背けてはいけないこと…
潜り抜けてきた死線の数々が、否が応でもお互いに結び付きを強くします…
そして艦娘のみんなはその結び付きをとても大切にしています…

再開を約束して出撃して…その約束だけを心の支えにして帰りを待ちわびる…
ですが志し半ばで散ることを運命付けられた艦娘が、溢れんばかりの思いを残しながら沈んでいく姿を目の当たりにしました。
簡単に諦めた艦娘なんて、ただの一人もいなかったと思います。
だって、陸に残してきた仲間が…大切に思っている人を悲しみのどん底に突き落とすことになるのが痛いほど分かっているから…
だから捜索も死に物狂いだったんだと思います…
でも、どんなに頑張っても手の届かないことってありますよね。
この戦いが命懸けであることを認識するには十分過ぎるくらいの出来事の先には、心を痛めながら帰ってくるはずの無い仲間を待ち続ける姿とたくさんの大粒の涙が待っていました。
テレビアニメ版で放送されたこのシーンが頭によぎるのには理由がありました。

きっと艦娘の根幹に関わる出来事といっても過言ではないストーリーが劇場版では展開されるから…
そんな摩訶不思議な出来事から物語は動いていきます。

ストーリーは劇場版の短い尺ではありましたが、しっかり練られている上、「どうして深海棲艦と戦わなければいけないんだろう」という疑問に対する一つの答えを見る事ができたので、見応えは十分だったと思います。
ですが、その答えを実行する、となると正直相当心が折れると思います。
いえ、きっと正しい答えを選択できない人がいてもおかしくない…自発的に実行できる人はきっと一人もいないんじゃないかと思いました。
よくまぁ、こんな酷い設定が考えられると逆に感心しましたけれど…

キャラデザは相変わらず綺麗です。でも、あまりに登場する艦娘が多いのと、似かよった艦名ばかりなので主要キャラ以外は殆ど覚えられませんでした。
劇場版の上映時間は約90分なのですが、テレビ版より登場人物が増えているんです。
テレビ版ですら覚えられなかったのに…私に覚えきれる訳がありません。

でもキャラについてはこの作品ならではの楽しみ方があると思います。
それは出演されている声優さんが複数の艦娘を演じているので、そのキャラを演じている声優さんは…という視点で見るとグッと面白さが増すと思います。
特に日高さん、井口さん、あやねる、東山さん、洲崎さん、種田さんたちは5種類以上の艦娘を演じ分けているのですが、声優さんの持つ独特の特徴で直ぐ分かる艦娘もいれば調べて初めて知った艦娘もいたり…

そして作画も綺麗でとても丁寧に作りこまれているという印象です。
とにかくたくさんの艦娘が登場するので、戦闘シーンは「これでもかっ」と言うほど迫力満点です。
そして日常パートは全般的にシリアスなシーンが多めでしたが、この作品の根幹とも言える内容に触れているのでこれは止む無し…

でも、ここまで視聴してきて、この作品の評価が真っ二つに割れている理由が分かったような気がします。
私は原作ゲームは未プレイですが、アニメを視聴された方の中にはゲームをプレイされている方もきっと多いと思います。
レビューの冒頭で触れましたが、自分のお気に入りのキャラには轟沈して欲しくない…が本音だと思います。
それでは、絶対誰も轟沈しない…とすると今度は緊迫感が欠けてしまいます。
でも、私たちは常に死と隣り合わせである事はテレビアニメ版で嫌というほど思い知らされました。
だから、轟沈の標的になるのが次は自分のお気に入りかもしれない…そう思うと視聴するのが怖くなると思うんです。
そう考えると、この劇場版の轟沈に対する設定はとても素晴らしいと思います。

痛みが全くなかった訳ではありません。
今回もたった90分の間でたくさんの涙を見てきました。
でも世の中にはどんなに非常な事でも「受け入れなければならないモノ」があるなら、それは今回の終盤に起きた出来事だったのではないでしょうか。
だって、受け入れる事が終焉に直結する訳じゃないから…

多くの血と涙の先で艦娘たちを待っているモノとは…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

現在2期の制作も進行中だと風の噂で聞きました。
これまで特型駆逐艦の吹雪が主人公でしたが、今回の劇場版を見ると次回作は必ずしも吹雪が主人公じゃなくても面白い展開が期待できるのではないかと思います。
この劇場版が見応え十分だっただけに、次回作にも期待したいところです。
首を長くして次の情報を待ちたいと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 21
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