戦争で仲間なアニメOVAランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの戦争で仲間な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月17日の時点で一番の戦争で仲間なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.5 1 戦争で仲間なアニメランキング1位
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OVA)

1989年3月25日
★★★★☆ 3.9 (770)
3587人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』は、ガンダムシリーズの1989年製作のOVA作品。一年戦争末期、地球連邦軍が新型ガンダムを開発しているという情報を掴んだジオン公国軍の特殊部隊「サイクロプス」は、機体を奪取すべく北極の連邦軍基地を襲撃する。しかし作戦は失敗、目標物は宇宙へと飛び立ってしまう。
その後、偶然入手した情報により、新型ガンダムが中立コロニーのサイド6に運び込まれていると知ったジオン軍はサイクロプス隊をサイド6に送り込み、再び新型ガンダムの奪取の任務に就かせるルビコン計画を発動するのだった…。
サイド6のリボーコロニーに住む小学生アルフレッド・イズルハ(アル)とサイド6に潜入したサイクロプス隊の新兵バーナード・ワイズマン(バーニィ)を軸に物語りは展開する。

声優・キャラクター
浪川大輔、辻谷耕史、林原めぐみ、鈴木健、丸尾知子、吉田小南美、秋元羊介、島田敏、島香裕、稲葉実、増岡弘、折笠愛、榊原良子

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

嘘だと言ってよ、バーニィ・・・(90点)

OVA作品。
全6話。

個人的満足点:90点
アニメ系統:ロボット

ガンダムシリーズの中では異色。
主人公がガンダムのパイロットではない。
主人公は一般人の子供アル。
アル目線でのサイドストーリー。

少年「アル」、ザクのパイロット「バーニィ」、ガンダムのテストパイロット「クリス」。
この3人を主軸とした物語。

ガンダムというだけで敬遠する方もいるかもしれないが
ガンダム本編を知らなくても十分楽しめる作品だと思う。
ロボット物苦手でも問題なし。
話も6話構成で短いので気軽に見れる。

6話に凝縮されたストーリーを堪能していただきたい。
切ない恋の物語を・・・
衝撃のラストに思わず涙が・・・

個人的にはガンダムシリーズの中でも1番好きかも。

嘘だと言ってよ、バーニィ・・・
そう言わずにはいられない。
そんなガンダム作品。

また、浪川さんがアル役をやっている。
当時12歳の浪川さんにも注目してほしい。

と結局のところ
何が言いたいかというと

ロボット物が苦手なあなたにこそ薦めたい

投稿 : 2024/09/14
♥ : 34
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ロボットものとして見ないで、誰にでもオススメできる作品です

OVA 全6話

小学生の男の子が主人公で、今までにない設定です。

勿論、モビルスーツには乗りません。

中立のコロニーに住む、一般の子供の民間人を視点にした戦争映画みたいな感じです。

初め見たときは正直、子供が主人公だったのでつまらなかったです。
銃や、軍のバッジ一つ貰って無邪気に喜んだり・・・子供過ぎて・・・(苦笑)
{netabare}
でも、中盤以降次第に引き込まれました。

バーニィーとクリスの恋が発展しなくて残念でしたが、全6話だし、主人公がバーニィーじゃないから仕方がないかもですが・・・ (-ω-)
もし発展してたら、ストーリー変わっちゃうだろうしね。。。

終盤では
ジオンの兵士のバーニィーが、中立のコロニーを守るため、死を覚悟してガンダムと戦う所は凄いと思いました。

結果はやっぱり・・・でしたが。(> <)  orz
アルに残したビデオレター的みたいな物を見た時は、涙です。 (TдT)

ラストの、小学校の全校集会で、アルが涙するんだけど。。。
それを見た友達二人が無邪気に励ますのだけれど、その言動が1話見たときのアルと同じで・・・
今回の出来事でアルが大きく大人に成長した事がよく分かりました。
{/netabare}

今まで観てきたガンダムとはまた違って、少年の成長と、戦争の悲しさ、人の命の重さを感じれる、とても感動できた作品でした。

設定はガンダムの世界なんだけど、戦争映画として見れば、何方にもオススメできる作品です。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 32

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今大活躍中!当時12歳の、あの声優さんに注目!

OVA・全6話。

1年戦争末期。ある中立コロニーで新型ガンダム開発が行われているという情報を得、
それを奪取しようとするジオン軍がコロニーへ潜り込む。

そこから、この作品の主人公であり、中立コロニーに住む
小学生「アル」とジオンの「バーニィ」が出会う。
その出会いこそが2人の運命を変えてしまう事になるとは・・。

この作品は、主人公がパイロットではないという異色のガンダム。
しかしアルだけが、この作品の全ての真実を知っています。
小学生には受け止め切れない程の悲しい現実でした。
そして、バーニィ。
あの若さであの決意が出来た事。
きっと、アルの純粋さに心動かされたんでしょう。
生まれた場所も、生きてきた月日も全く違う二人に
あんな絆が生まれるなんて思いもよらなかったです。
まるで、本当の兄弟のようでした。

そして、6話でここまでのストーリーが成立つとは思いませんでした。
しかし、それはシリーズをある程度観て来たから言える事かもしれません。
(機体も初代からの、ガンダムは新型ですが、
量産型ザク・ジム・ゲルググなど出てくるので
そこも観ていた方が、好きな人にはいいのかも?)
なので、ある程度理解してる方にはオススメ出来ますが、
この作品が初めての方にはオススメしません。

そしてタイトルなんですが、
主人公アル役を「浪川大輔」さんが当時12歳の時に演じたそうです。
「棒」ではなく、子供らしく(子供ですがw)演じられていたので
EDを観るまで全く気付きませんでした!
面影は・・100%ありませんw
でも、ぴったりですごく素晴らしかったです。

と、マジメはここまで(・∀・)ニヤ
クリスマス第二段♪また私は、クリスマスシーズン真っ盛りに
クリスマス時期の作品を「たまたま」観てしまいました♪
(どこぞのだんちょーさんはそろそろ観る頃でしょうか?(・∀・)ニヤ)
なので、今観るのがオススメです!w

そして、5話のタイトルでしたが
6話に言いたい!
(隊長、良いですか?私も言って?)

「嘘だと言ってよ、バーニィ。゚(゚´Д`゚)゚。」

バーニィ・・好きです(*´∀`)
バーニィ・・ウィスキー飲んでるとき
「坊やだからさ・・」と言って欲しかったですww

と、色々言いましたが、
最後は感動で目から水が出ました・・。
シリーズの中でもお気に入りの一つになりました。




投稿 : 2024/09/14
♥ : 25

65.7 2 戦争で仲間なアニメランキング2位
翠星のガルガンティア ~ めぐる航路、遥か ~ 前編(OVA)

2014年11月21日
★★★★☆ 3.8 (256)
1561人が棚に入れました
大好評のままTVシリーズが終了した、船団都市を舞台に繰り広げられるオリジナルSF冒険活劇
「翠星のガルガンティア」の続編を描く新作OVAが、前後編でリリース! (先行上映あり)

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

空と海の恵みがある惑星「地球」、広大な海原でガルガンティア船団の人々に再び出会えました。

OVA作品(前編)約54分

レンタルで出ていたので観てみました。

テレビ版「翠星のガルガンティア」の続編なので、先にテレビ版(全13話)を視聴することをオススメします。

続編を心待ちにしていた作品の一つで、本当は1クールほしい作品ですが、贅沢を言ってはいけませんね。

久しぶりに観たガルガンティアは、ちょっと懐かしい感じがしました。

視聴の際は、テレビ版を思い出しながら観ていましたね。

お話としては1つのエピソードを中心に展開していきます。

テレビ版では語られなかった過去のお話も織り交ぜていたのは良かったですね。

後編に続きますが、エピソードは一区切りしますので観やすかったです。

また新キャラも出てきて伏線もありましたので、後編も楽しみですね。

ガルガンティアが好きな方は是非観てください。

OP 本編と繋がっている作画ですね。曲とマッチしてました。
ED テレビ版と同じくChouChoさんが歌ってます。歌声は和みますね。

最後に、いつもエイミーを心配させすぎだよ、レドくん!

投稿 : 2024/09/14
♥ : 40

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

チェインバー在りし日のガルガンティアとチェインバー無き今のレドを描く これはもう単なる番外編ではない、純然たる続編 純然たる映画です

混戦の2013年春期を彩った名作、『翠星のガルガンティア』
今作はテレビシリーズのその後を描くOVA・・・とか公式では言ってますがその完成度はオイラの予想を遥かに上回る内容;
BD-BOXに収録された未放映エピソードがあくまで番外編的な内容だったのに対し、今作は純粋に続編と呼べるスケール
そのクオリティも劇場アニメに匹敵するクラスであり、これをあくまでOVAとするなら今年度最高クラスの作品であると言えます


本編前には『ぷちっとふりかえりんてぃあ』なるダイジェスト映像と杉田智和のナレーションでテレビシリーズ全13話をキッチリ振り返るため、ぶっちゃけ内容忘れてしまった人や最悪初見の方でも世界観を理解出来る様になっている親切設計


クーゲル船団を受け入れたことでさらに大きくなっていくガルガンティア船団
ある日のレドとベローズはサルベージ中に改修の見込みのある沈没船を発見する
船団の為にも、自身のライフワークとした考古学研究の為にも沈没船の引き上げに協力するレド
一方のエイミー達メッセンジャーにはベローズ船団から新人のリーマが加わっていた
しかし彼女はメッセンジャーの仕事よりもユンボロのメカニズムの方が気になってしょうがない様子
当然リーマの興味は空飛ぶユンボロ=チェインバーとレドに向けられていく


エイミーからリーマに語られるチェインバーがいた頃のガルガンティアにせまる危機・・・
そして新たにレドの身に降り掛かる絶体絶命のピンチ・・・
過去と現在、2つのエピソードを中心に描かれておりスケール感は映画として十分


そしてなにより音楽が凄い
どこのビッグバジェットだよって言うぐらい重厚なオーケストラサウンドが劇場の音響に響き渡ってもうその辺しっかり酔いしれられますよ


残念ながらオイラが一番気になっている“レドはヒディアーズを人間と認めるのか?”には触れられませんでしたが、その辺は2015/4/4公開と発表されました後編に期待です


そしてラストシーンでは衝撃的な引きがあり・・・
ま、それも気になりますがこの一本でも十分映画として完成されています
テレビシリーズが好きだった方は観ない手は無い、ってかもうコレ無くしてガルガンティア語れずって感じですわ

投稿 : 2024/09/14
♥ : 28

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ガルガンティア』の新たな航海がここから始まる—。

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
TVアニメ本編を視聴したのは2013年の7月なので、もう7年以上前になりますが、朧気ながら世界観やチェインバー、レドやエイミーという顔ぶれも覚えていたので、懐かしさも相まって視聴することにしました。


半身ともいえる愛機・チェインバーとの別れからおよそ半年。
大海原を往く船団ガルガンティアで、レドは仲間たちとともに新たな人生を踏み出していた。

サルベージチームの一員として懸命に働くかたわら、失われた旧地球文明の痕跡をたどる日々。
そんな彼の前に、かつての上官・クーゲルの船団からやってきた少女『リーマ』が現れる。

エイミーの後輩としてメッセンジャー業を学ぶリーマとの出会いから、レドは波乱の過去を噛み締め、
いまを生きる自分と改めて向き合うこととなる。
そしてその未来には、さらなる困難と危機が待ち受けていた。

チェインバーとの絆を胸に刻み、レドはひとりの青年として空と海のもたらすすべてに立ち向かってゆく。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

いやぁ…全てが懐かしいです。
昔はアニメの「ア」の字も知らない素人だったので、純粋に作品を堪能することしかできませんでした。
OVAですが必死ぶりにこの作品に触れてみると、当時ハマった理由が良く分かる気がしました。

まず、アニメーション制作がProduction I.Gさんという時点で期待大だったんですね。
それに、エイミーが忘れられないキャラだったのですが、CVはひーちゃんだったんじゃありませんか!
その他、かやのんやあすみんなど豪華キャストがズラリと揃っています。
OVAからは、リーマという少女役でみのりんも参戦してくるのですから…

もうチェインバーとは2度と会えないとばかり思っていましたが、OVAの物語の回想シーンでしっかり登場してくれて、ちゃんと記憶の呼び戻しに一役買ってくれていました。

こういうのを「温故知新」というのでしょうか…

オープニングテーマは、TRUEさんの「はじまりの翼」
エンディングテーマは、h-wonderさんの「大切な宝物」

1話50分強の物語でした。
7年前の作品ですが、微塵も色褪せてなんかいませんでした、
久々にガルガンティアの世界を満喫させて貰った気がします。
引き続き、後編を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 17

65.0 3 戦争で仲間なアニメランキング3位
翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~ 後編(OVA)

2015年5月27日
★★★★☆ 3.8 (181)
1075人が棚に入れました
半身ともいえる愛機・チェインバーとの壮絶な別れからおよそ半年後が舞台。

大海原を往く船団ガルガンティアで仲間たちとともに新たな人生を踏み出したレドが、チェインバーとの絆を胸に刻み、1人の青年として空と海のもたらすすべてに立ち向かってゆく物語が描かれている。

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

チェインバーはいないけど・・・

前後編合わせての感想です。

あれから半年、ガルガンティアは平静を取り戻します。
そして、レドとエイミーの関係も進展している模様。
そこに新しい仲間リーマが。
金髪少女、ちょっとワケあり風情です。

物語は、今はなきチェインバーの影がチラチラしながら進行。
前編である事件が発生、過去の情報の入手に成功します
後編になると、陸上国家もぼやっと登場し事態は一気に緊迫します。
物語の主軸は、リーマ。
その動向に注目です。
主題は、やはり仲間・友情・別れですかねえ。
そして、ラストには甘酸っぱい感動が待っています。

それにしても、今回は女海賊ラケージがおいしい所をさらっていった感じ。
カッコよさの独り占めです。

様々な伏線を張り巡らせた本作。
続編が是非見たい所。
諸般の事情により、どうも小説として出版されているらしい。
でも、アニメ化して欲しいですね。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 23
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ガルガンティア船団の人々といつかまた巡り会いますように‥‥‥

約53分

翠星のガルガンティアのOVA ~めぐる航路、遥か~ の後編です。前編から観ることをオススメします。

前編から出てきた新キャラが中心となって物語は進んでいきます。

一応一区切りで終わっていますが、伏線などがまた新たに出てきましたね。{netabare}(陸地のこと、リーマの行方){/netabare}

この後編はレドとエイミーがそれほど目立つ活躍がなかったのでちょっと残念でした。

でもこの世界観は好きなので観て良かったと思います。

翠星のガルガンティアが好きな方は前後編一緒に是非観てくださいね。

OPはTRUEさん、EDはChouChoさんと前編と同じです。

最後に、これで終わりだったら消化不良ですね。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『ガルガンティア』の航海の終点はここじゃない—。

OVA前編からの引き続きになります。
クーゲル船団からやってきた少女「リーマ」が、OVA前編のラストで「さぁ、次のフェーズに移るわよ。」と言って物語が終幕したその後が描かれています。

ガルガンティアは巨大船団で、これまでの物語はずっと海での出来事が綴られてきました。
でも、この後半ではこの世界には海以外の別の世界の存在が示唆されるのです。
確かに、海以外の世界があっても不自然ではありませんが、どこに住んでいたとしても海との関係を一切断って生活することはきっとできないでしょうから…
TVアニメ本編で描かれた海の生態系の進化などが、別の世界の人たちにどう映っていたのかは気になるところです。

そのため、ガルガンティアの世界観が一気に広がった気がしましたが、結果的にたったOVA1話の尺では描ける内容に限度があったと言わざるを得なかったのではないでしょうか。

少しググってみてピンときました。
元々はOVAの後にTVアニメの第2期制作という話があったらしいのですが、その制作の話が途中で潰えたそうなんです。
もし、第2期があったのなら、OVAのその後をしっかり描くことができ、別の世界の事ももっと良く知り得たことでしょう。
その第2期への繋がりが切れちゃったので、このOVAに世界観がドッと圧し掛かってきた結果、尺の長さが気になったんだと思います。
もしかすると、これから第2期という可能性もゼロではないと思いますので、気長に朗報を待ちたいと思いますけれど…。

OVA後編もひーちゃんの演技をしっかり堪能させて貰いました。
ひーちゃんの声質は、とても心地良く耳障りが良いので、どれだけでも聞いていられる気がします。
TVアニメ本編をリアルで視聴していた頃に、もう少し声優さんのことを知っていれば、見方も変わったでしょうに…

それにいのりん…2014年といえば、ご注文はうさぎですか?のチノや、天体のメソッドのノエル役を演じて一気にブレイクした年でもありましたが、このリーマ役もちょうど同じころに演じているということは、この作品もいのりんのブレイクの一端を担った作品なのかな…と思うと思わず嬉しくなりますよ。

オープニングテーマは、TRUEさんの「はじまりの翼」
エンディングテーマは、h-wonderさんの「大切な宝物」

OVA1話50分強の物語でした。
第2期に向けた布石と捉えると、この作品の立ち位置はグッと良くなると思います。
そう思えるだけに、TVアニメ第2期の制作中止は本当に悲しいお知らせでした。
作り手の皆さまの気合が感じられる作品だっただけに残念で仕方ありません。
ですが、本作は目一杯堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 21

69.2 4 戦争で仲間なアニメランキング4位
ロードス島戦記(OVA)

1990年6月1日
★★★★☆ 3.8 (135)
687人が棚に入れました
暗黒皇帝ベルドに率いられたマーモ帝国軍と「至高神ファリス」を奉じる神聖王国ヴァリスを中心とする国々との戦い(英雄戦争)を背景として進む。アラニア王国出身の若き戦士パーンは、亡き父と同じ騎士になる夢を求めて仲間と共に冒険の旅を続けるうちに、英雄戦争の狭間で暗躍する「灰色の魔女」カーラの陰謀に巻き込まれ、「大いなる破壊」を回避するため「光と闇の均等」を説くカーラの言葉に戸惑いつつも誘いを断ってフィアンナ姫を救出し、自らの進むべき道を求めヴァリス王国に向かう。そしてマーモ帝国とヴァリス王国の緊張が高まる中、カーラの考えがロードス島の平和と相容れないものであると悟ったパーンらは、六英雄の一人である大賢者ウォートに助力を求め、遂にカーラの居場所を突き止め魔女に挑む。

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本のファンタジーを語る上では外せない作品

自分の人生に最も影響を与えた本です。アニメ、漫画、ラノベ、全てを通して、自分的No.1は、ロードス島戦記の原作です。

人生で初めて読んだラノベ。学校に持ってく本を探していたら、たまたま本屋で安く束売りされてたんで買っただけ。それがまさか、こんな歴史的な名作だったとは(偶然の出会いに感謝)。

エルフは高慢ちきで耳が長く、動きが素早い。なかなか子孫ができない。ドワーフは大酒のみで力が強いが、手先が器用で装飾品などを作るのに適している。

そんな、ファンタジーの「当たり前」を、日本で初めて紹介したのが、このロードス島戦記。(世界初ではない)

日本の国産ファンタジーとしては、シリーズ累計1000万部を超え、「ドラクエ」「FF」と並び、草分け的な作品です。

(TRPG版は)ラノベの老舗、角川スニーカー文庫の初作品でもあります。

まあ、とにかく、偉大な作品ということです。

さて、アニメですが、原作ファンからすると、やっぱり不満は残ります。(尺が限られてるからしょうがないけど)色々カットしてるし。作画と音楽は素晴らしい。作画は、今見れば古くさいですが、同時期の作品の中では高クオリティー。音楽は、いずれも透明感があり、幻想的で、ロードスの世界観をよく現しています。初めてサントラ買っちゃいましたし♪

とにもかくにも、原作小説を読んでほしい。それだけですな。正統ファンタジーとはこうあるべき、という教科書みたいな作品です。

初代ヒロインのディードリットは、歴史上一番可愛いエルフです! それだけでも、観る価値はある(笑)

投稿 : 2024/09/14
♥ : 32

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロードスという名の島がある。人々はロードスのことを、呪われた島と呼んでいる。

1990年OVA全13話でVHSにて発売
水野良著作のファンタジー小説のアニメ化
後に2006年にDVD復刻

20年以上前の作品とは思えない、言わずと知れた剣と魔法のファンタジーアニメの元祖
かなり古い作品なのにも拘らず作画も綺麗
声優も巧いし音楽も素晴らしい
そして何よりも原作が素晴らしい為、その物語に深く引き込まれる

原作は全部読んでるが、やはり13話にまとめる為には色々端折らなければならないエピソードが多々あった
更にOVA発売時原作が完結してなかった為終盤はオリジナルストーリー
それでもストーリーは綺麗に纏めてるし、個人的にはあのラストも悪くない
機会が在れば観て欲しい作品です

しかしディードリット可愛すぎるよね!
子供の頃ディードを演じてる冬馬由美さんの声大好きだった
今回他に最近はどんな役演じられてるのか調べたら、ヨルムンガンドのチェキータさんw
どちらも好きなキャラだけどタイプ違い過ぎてびっくりwww
いやー声優さんって凄いよねホント!

投稿 : 2024/09/14
♥ : 18

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

日本製ファンタジー作品の大御所。私が初めて読んだライトノベル。

本作は水野良のライトノベルを原作とした作品になります。
もともとは1986年にパソコン雑誌「コンプティーク」におけるテーブルトークRPGの紹介記事として掲載された事が発端で、その人気の高さから1988年に小説化となりました。本作は1990年から1991年に制作・発売されたOVAであり、小説が連載中の作品になるため結末は大きく違っています。

私が初めて読んだライトノベルであり、ファンタジーが好きになるきっかけとなった作品でもあります。主人公は若き戦士「バーン」5人の仲間とともに冒険の旅をする王道系のファンタジー作品です。累計発行部数はシリーズを通して1000万部を超えたベストセラーと言う事で、私の世代のファンタジー好きは必ず目を通している作品ではないでしょうか?

小説版のイラストは出渕裕が担当しています。本作のヒロインであるハイエルフの「ディードリット」に当時凄く憧れました。小説版では細いラインで繊細に描かれていますが、OVAではやや違ったタッチで描かれているので、当時少しがっかりした覚えがあります。「エルフ=長い耳」というイメージを広く世間に定着させたのも、この作品です。

国産ファンタジーものの代表作であり、当時を知らない方でも耳にした事はあるかと思います。最近「召しませロードス島」なんていうショートアニメも放映されてましたしね。もし気になって本作をかじってみようと思うならノベルの方をオススメしたいと思います。OVAは流石に現在と比べてアニメーション技術が大きく劣るので、がっかりする結果になると思います。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 18
ページの先頭へ