自分はなんだったのか さんの感想・評価
4.0
全話見終わって
ファーストガンダムシリーズの流れの最後になるか?まだ続くのか
(個人的には続けてほしい)懐かしい顔もチラホラみえて
往年のファンを泣かせてくれるじゃないか
自分みたいなオッサン世代は楽しめたね
にしてもラプラスの箱、なんというオチか・・・期待しすぎたかな
また時間を置いて見たいと思います。
永井さんの声がもう聴けないのが残念です。
自分はなんだったのか さんの感想・評価
4.0
ファーストガンダムシリーズの流れの最後になるか?まだ続くのか
(個人的には続けてほしい)懐かしい顔もチラホラみえて
往年のファンを泣かせてくれるじゃないか
自分みたいなオッサン世代は楽しめたね
にしてもラプラスの箱、なんというオチか・・・期待しすぎたかな
また時間を置いて見たいと思います。
永井さんの声がもう聴けないのが残念です。
しゅりー さんの感想・評価
4.1
福井晴敏さんによるガンダムの小説作品を映像化した作品です。
「逆襲のシャア」の約3年後の世界が描かれます。
2010年から2014年までの間に全7巻でOVAが制作されました。
2007年小説連載開始からOVA完結までの7年半は非常に長い時間だったように思います。
OVAは劇場の先行上映と同時に動画サイトでの有料公開。
公開初日の劇場限定BD先行販売など、ガンダムとしては
はじめてのビジネスを色々とやっています。
元来ガノタだった私などはだいぶ搾り取られました。
3月上旬の早朝にBD購入のために並ぶ劇場前の寒いこと…。
さて本編ですが、小説既読の方が視聴する場合は消化不良や
小説と異なるイメージを持たれるといったことが多く発生する作品になると思います。
ある意味はじめて原作(※)の物語と戦ったガンダム作品ではないでしょうか。
(※ここで言う原作は「富野監督のガンダム」ではなく、小説版としてください。)
ジンネマンとリディの描写はとても人間臭く最後まで見応えがあるのですが、
全体としては小説の頃に感じた10代から20代の多感な若者と
子を持つ親くらいの世代の大人の描き分けや、
立場や境遇の違いに隔てられた人々の軋轢と和解などが
途中から薄れてしまった印象があります。
また、OVA中盤から登場するMSが小説の描写より大幅に増えます。
そのあたりはバンダイの希望なのでしょうが、プラモデルが好きな私でも
4巻だけならともかく5巻以降も懐かしい、珍しいMSの活躍が多数描かれたことには辟易し
「MSV(モビルスーツバリエーション)かビルドファイターズでやって」と呻きました。
そうしたMSの戦闘シーンで変に頑張ってしまったためか、終盤の戦闘は好みが分かれます。
{netabare}どうでも良いことですが、7巻のオリジナル機体であるネオジオングを見て
オーガス02のラスボス(リボー)を思い出しました。似ているのは色と体型くらいなのですが、
もう私の脳内ではネオジオングを視界に入れた瞬間にオーガス02前半の
ヒカシューのOPが浮かぶという事態に。なぜか後半のOPじゃないんですよ。{/netabare}
上記の理由で以前視聴中に投稿したレビューほどには
このアニメをお奨めしようという気持ちは薄れてしまいましたが、
それでも長年ガンダムを好きだった私にとっては観て良かったアニメでした。
これから宇宙世紀のはるか未来の物語として「Gのレコンギスタ」が、
別の設定の宇宙世紀物である「THE ORIGIN」がそれぞれアニメとして展開されていきますが、
ファーストからある程度、世界観を共有してきたガンダムは一旦これで幕が下りたような気がします。
そんなわけで宇宙世紀ガンダムが好きな方には気が向いたときに
一度観てみても損はないのではないでしょうかと提案をしてみます。
{netabare}
以下ちょっと電波な文章を。
なぜガンダムUCを観て良かったかということについてです。
変な話になってしまうのですが、悲惨な終わり方をした「Vガンダム」の後、
放置されてしまった「逆襲のシャア」以降の年代の宇宙世紀ガンダムに対して
ようやく気持ちを整理することができた気がするからです。
ニュータイプのような(中二病的)特別な属性と一定の距離をおくための「ガンダムⅩ」
好きなシリーズ、キャラ、マシンのこだわりと一定の距離をおくための「∀ガンダム」
そして本作は「ガンダムF91」や「Vガンダム」などの個人的に子供の頃に物足りなさや
トラウマを感じてしまった宇宙世紀ガンダムへの未練や怨念みたいなものと
一定の距離をおくために必要な作品だったのかなと最近は思います。
簡単に言うと本作のおかげで今後もガンダムを観るとしても、
以前持っていた「ガンダム最高!」というような特別なフィルターで歪められた
観賞姿勢はだいぶ弱まるのではないのかといった感覚です。
多分こんなことを思う方は稀だと思いますが、1ガノタの戯言として書いておきます。{/netabare}
↓2011/11/13時点のレビュー↓
{netabare}福井晴敏さんによるガンダムの小説作品を映像化した本作。
「逆襲のシャア」の約3年後の世界が描かれます。
2011年11月現在は全6巻中4巻まで公開されています。
2012年5月に5巻公開予定。
自分は原作既読ですが、原作を読んだ人間にもこれは嬉しいアニメ化でした。
やはりしっかりした世界観とストーリー、キャラクターが根底にあって、
小説として成功した作品をアニメ化するとなるとかなり制約が多いと思います。
実際ガンダムで小説からアニメ化したという作品はこれが初めてだと思いますので、
1巻視聴前はそれなりに不安でした。
しかし、いざ観てみると凄まじくレベルの高い作画と丁寧なストーリー運びで
原作の雰囲気を壊すことなく、むしろ高レベルに映像化されていて感動しました。
何といっても宇宙世紀が大好きな自分にとって、ジェガンやガザDなどの従来シリーズで活躍した
モビルスーツが現在の映像でまた見れるというのは至福です。
新登場のモビルスーツも初代から逆襲のシャアまでのストーリーがあってこそ登場出来るような
モビルスーツばかりで、宇宙世紀の世界観に相応しい良いデザインです。
また、本作は脇を固める男性キャラクターが非常に個性的で素晴らしいです。
カーディアスやジンネマン、オットー艦長やダグザ中佐など味のあるオヤジキャラがこれでもかというほど出てきますが、どのキャラクターにも辿ってきた人生の渋味のような物が描写され、しっかりキャラクターとして生きています。
そうしたオヤジキャラ達と若い主人公バナージ達との交流がしっかり描かれていて好印象です。
まだまだアニメの展開は折り返し地点に立ったばかりですが、
ガンダムシリーズ中でも良作と語り継がれるアニメになってほしいと期待しています。
【4巻視聴】
相変わらず約1時間の中で密度の高い物語を魅せてくれます。
展開が駆け足気味で小説とも相違点が多くなってきましたが、
期待は膨らみます。
ガノタ的視点で言えば量産型モビルスーツの見せ場が
とてつもなく多いことに感動しました。
地上戦の演出としても0083前半に並ぶモノが
観れたような気がしました。 {/netabare}
HIROTO さんの感想・評価
4.6
宇宙世紀シリーズ 逆襲のシャア の3年後が舞台の話となる。
宇宙世紀のはじまりや、1年戦争の話もありガンダムが好きなひとは必ず楽しめる。
機体デザイン。
言うまでもなく、ユニコーンは変身する。
モノアイで一角のユニコーンもかっこいい。
そしてデストロイモードになると別次元のかっこよさに生まれ変わる。
もちろん、チタニウム仕様のプラモデル買った。
シナンジュも。
OOの足長スタイルがあまり好きではなかった自分だったが、このUCについては本当に一目ぼれ、そう見た瞬間に恋に落ちた。
今まで一目ぼれしたことがなかった自分であったが、一目ぼれって本当にあるんだって思った。
そう、人ではなくユニコーンに!!!
その他の機体。
宇宙世紀らしいデザインの数々、後継機も多数登場するのは嬉しい。
この話ではでてこないがシナンジュは めちゃくちゃカッコいい!!!
キャラクターデザイン。
バナージ
今までの宇宙世紀の主人公達とやはり少し似ていて、アムロみたいな部分もあったり、カミーユみたいな部分もあったりと とても好き。
この子のユニコーン初搭乗シーンは本気でやばい。
ガンダムシリーズは全部は見ていないけど、好きな主人公TOP3には入るだろう。
オードリー
上品で気品がある。
あれ?もしてかしてって思う人もいただろう、自分もあれ?って思ったからね!
いずれ明らかになる正体は見てのお楽しみで。
マリーダ
クシャトリア搭乗のパイロット。
この人も宇宙世紀シリーズのとあるキャラクターと深く強いつながりがある。大好きなキャラクターの一人。
音楽。
澤野弘之さんが作り出す数々の音楽。
もうね、凄いの一言。
物語に合っているとかじゃない、物語と1つになっている。
もちろんサントラ買った。当然だろ?
この作品は発表当初から期待に胸を躍らせていたので
新宿のピカデリーの限定上映にいった。
ユニコーンの上映を心待ちにしていた方々と一緒にユニコーンの映像を初回で見る。
もうね、みなさんも自分もだけど 声にでちゃってるの笑 おおおおみたいな。
会場が一体になる感覚でしたわ。
とにかく面白かった、作画も素晴らしくどんだけ時間かけて作ってたんだよ・・・。って驚愕だったのを覚えている。
とりあえず言いたいのは
最後の搭乗までの一連を見て欲しい。
ここの高揚感は本当に凄かった、劇場で鳥肌立ちっぱなしですぐに2回目の上映のチケットを買い求めたくらい凄かった。
そしてユニコーンの可変デザインを考えた人は神であろう。
ここの評価項目に機械デザインって項目があったら☆10あげちゃうよ!
フィリップ さんの感想・評価
4.8
喪失感とともに、バットを抱えたまま前に進めない少年。
恋人への想いにすがり、いじめを受ける少女。
川べりの街に建つ医療機器メーカーの工場。
同じ時刻に吐き出される煙は何かの狼煙のように見えた。
気怠い日常がただ過ぎていくはずだった。
ベスパに跨りベースギターを背負った
ハルハラ ハル子が来るまでは。
アニメーション製作Production I.G・GAINAX、
監督・原案:鶴巻和哉、脚本:榎戸洋司
キャラクターデザイン:貞本義行
音楽:光宗信吉、the pillows
エヴァンゲリオンを制作した後のガイナックスが
2000年にOVAとして手がけたSF青春アニメ。
クリエイターやコアなファンの間ではいまだに語り継がれる作品。
私はあにこれでキャッチしている人のレビューで初めて知った。
発表から20年近くも経って映画『フリクリ オルタナ』や
『フリクリ プログレ』が公開されたことからも、
OVAとして世に出たこの作品が、いかに幅広い人々から
支持されてきたのかが分かる。
ピロウズが海外で認知され、ライヴを行えたのも
この作品で音楽を担当したことが大きく影響した。
静かな展開は1話の序盤だけで、
ほかは全てがぶっ飛んでいる。
ギターリフが印象的なピロウズのロックがいつも流れ、
パロディやスラップスティックが展開されるなど、
クリエイターの遊び心が散りばめられている。
{netabare} バイクには轢かれるし、ギターではぶっ叩かれるし、
頭からロボットは出てくるし、人工衛星が降ってくる。 {/netabare}
エヴァンゲリオン特需のようなものがあったのか、
好きなことを好きなように作っている。
この作品を観ていると『うる星やつら』TVシリーズの
押井守時代後期の作風を思い出した。
優秀なクリエイターがどんどん集まり、
斬新なカットが次々と展開され、
『灰とダイヤモンド』や『2001年宇宙の旅』の
パロディが挿入される。子供に分かるわけがない。
また、タランティーノ監督の『キルビルVol.1』を
初めて映画館で観た時のことも頭に浮かんだ。
監督の趣味ともいえる分野を存分に押し出し、
危ういともいえる均衡を何とか保っている。
良し悪しは別にして、観ていてとても楽しい。
かと言って、過度なイメージとコメディが展開され、
そこにロックが流れるだけの
PVになっているかというとそんなことはない。
行き場のない心を抱えた少年少女を中心に据えた
青春ストーリーとして、しっかり成立させている。
平穏に見えた川べりの田舎町に起こる地球規模の災厄。
皆が色々な気持ちを抱えて生きている。
コメディの間に挟まれる詩的なイメージ。
この作品全体に流れている想いは
「振り切る」ことなのだろう。
私たちの世界では色々なことが起こるけれど、
日常は普通の顔をして、当たり前のように過ぎ去っていく。
鬱屈した心を抱えているだけでは何も変わらない。
バットを振らなきゃ話にならないのだ。
(2018年9月17日初投稿)
shino さんの感想・評価
3.8
鶴巻和哉監督作品、脚本榎戸洋司。
キャラクターデザイン貞本義行。
何と言っても吉成曜の参加が嬉しい。
アニメ界を牽引するIG×GAINAXの傑作。
退屈な日々を送る小学6年生のナオ太は、
謎の女が乗る愛車ベスパに轢かれてしまう。
{netabare}その日から、ナオ太のあり得ない日々が始まる。
頭から角が生えロボットが出現したのだ。{/netabare}
ベスパ女ハル子は世界を賑やかに改変し、
モヤついている少年の日常は彩られ始めた。
アートワーク、演出、オリジナリティ、
the pillowsのオルタナティブロック。
お洒落でポップな世界観が感性に響き、
超一流のクリエイターが、
遊び出すとこんなにも楽しい。
テキトーなセカイのテキトーなシナリオ、
アニメーションとはデタラメな夢なのだろう。
スゴイことなんてない、
当たり前のことしか起こらない。
少年は少年のままで成長を続けるのだ。
日常が少しづつ輝き始める、
楽しくて甘酸っぱい青春ワンダーランド。
きっと人生を色彩豊かにしてくれるはずだ。
takumi@ さんの感想・評価
4.2
GAINAXとProduction I.Gにより製作された全6話のオリジナル作品。
全編に光宗信吉とthe Pillowsの曲が満載。
PVのようだと言われるのはそのせいもあるかもしれない。
1話から個性の強いキャストが、いきなりありえない行動をするし
悪夢のような展開に唖然としてしまい笑えなかったのだけれど
2話からはその強烈な世界と凝りまくった演出に惹き込まれ、
やがてストーリーもテーマも意外にしっかりしていることに気づかされた。
ジャンルとしてはセカイ系になるのかな。
主な登場人物は・・
小学6年生のナオ太(たっくんとも呼ばれる)
ナオ太の兄のガールフレンドで高校生のマミミ
ヴェスパに乗りギターを背負った自称宇宙人の女ハルコ
そのほか、ナオ太の父や祖父、学校の友達、特殊入国管理官などが登場。
それぞれのキャラがとても濃くて面白い。
テーマとしては・・
「思春期のはじまり」「成長」「挑戦」ってあたりがキーワードだろうか。
小学6年生というまだまだ子どもな時期に感じる年上の女の子への想いや照れは
ナオ太が嫌いだという酸っぱいものとしてレモンスカッシュに
揶揄されている気がするし、大人の男女への嫌悪感と妄想に対しては
ナオ太がもう1つの嫌いなものとして挙げる辛いもの、激辛スナックや
激辛カレーパン、明太子に揶揄されているのだと思う。
酸っぱさはなんとなくせつなく、ほのかな感覚。
辛いものはどこか生々しさとイラ立ちを感じずにはいられない。
ギターが武器になったり、バットがギターになったり
心情と現実が交錯したり、さまざまなアニメ作品への
オマージュともとれるセリフがあったりしてクスッと笑える。
ちなみに眉毛が独特の特殊入国管理官、モッズコートを着て
スクーターに乗っているサングラス姿につい
古い映画『さらば青春の光』を思い出してしまった(笑)
また、挿入曲含めてすべての音楽が好みだったが
特にEDの「Ride on shooting star」が良かった。
作品としては好き嫌いがものすごく分かれると思うし、
わけがわからない、という感想を持つ人も多いかもしれないけれど
世界観に入り込めたらかなり楽しめると思う。
なんでもないようないろんな人のセリフがけっこう深くて、僕は好きだった。
でも小難しいことを考えるのは観終えてからじっくりすればいい。
まずはそう・・小学生の頃のような気持ちで観ることをオススメする。
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.7
この作品は、蒼穹のファフナーの前日談…一年前の物語です。
時間軸は本編より前ですが、馴染みのキャラも登場するので、本編を見てからこちらの作品を視聴した方が、物語に入り込みやすいと思います。
もし、本編を未視聴の場合は、そちらからの視聴をお勧めいたします。
本編視聴後の余韻がとても気持ちよく、この作品の世界観にもう少し浸っていたかったので、本編に引き続き本作品を視聴しました。
今回のレビューのタイトルは、「RIGHT OF LEFT」がとても意味深い意味であることを教えてくれたwikiを引用させて貰っています。
本編ではファフナーが整備され、竜宮島の持つ戦闘力がある程度高いレベルであるところから物語は始まります。
一年前と比べると、格段に戦闘力が増しているのを感じることができます…
でも、これって一年前の戦闘力はまだ発展途上であったことの裏返しですよね^^;
普段は身を隠しながら軍事力を増強する…そんなヨチヨチ歩きの竜宮島でしたが、ある日フェストゥムに探知される寸前まで追い込まれてしまいました。
竜宮島にはたくさんの一般住民と明日を担うパイロット養成コースに通うみんながいて…島そのものが島民にとっての希望だったのです。
そんな中、この危機を回避すべくL計画が立案~実行に移され…物語が動いていきます。
このL計画…希望を捨てないというみんなの意思が結集されて実行に結び付いたのだと思いますが…この計画の内容は身を切られような痛みを伴う切ないものでした^^;
L計画に使用できる軍備は必要最小限…
ファフナーの技術レベルは向上の余地を大きく残した状態のため、パイロットへの負担が半端ありません…
何よりパイロットの絶対数もほんの一握り…
この絶望的な状況にも関わらず、パイロットのみんなは希望に満ち溢れています…
でも…度重なる…幾度となく度重ねられた戦闘による疲弊…
ファフナー搭乗の副作用の厳しさに蝕まれるパイロットの苦痛…
状況が変わるのは当たり前です…
気持ちの全部が泣き言で埋め尽くされる…そんなときがあっても仕方ないと思えるくらい容赦ない計画だったのですが…
それでも、みんなは計画の完遂を目指して必死に歯を食いしばるんです…
それは計画完遂の先にある一人一人が胸に抱いている初めから決して変わることのない夢のため…
この冷血非道なL計画の行方はどうだったのか…
それはぜひ本作品でお楽しみ頂ければと思います…^^;
物語の終盤…パイロットにとって所期の夢を叶える千載一遇のチャンスが訪れます…
でも、それは同時に所期の希望を壊すリスクを抱えたものでもありました。
そこでパイロットたちが導き出した答えは…
きっと…いえ、私には絶対に出せない答えでした(/_;)
そしてパイロットの願いと待つものの祈り…物語の結末と合わせて本作を楽しんで頂けたら…と思います。
OVA1話の作品でしたが、引き込まれました^^;
引き続き劇場版を視聴したいと思います♪
自分はなんだったのか さんの感想・評価
4.0
本編より1年前の悲しい物語
L計画と称する犠牲を経て本編に行きますが、本編を先に見た方が
いいかと思います
ラスト、わんこに泣けました。
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
4.4
このアニメは、蒼穹のファフナー一期の前日談
として制作された作品である。
話の流れが、蒼穹のファフナーへ続くように構成されているが、
どちらを先に見るかこだわらなくても特に問題はないだろう。
まあ、時系列を重視したいか、放送順で行きたいかによるので
そこは好みの問題だと思われる。
内容を一行で言い表すと、フェストゥムの探知から逃れるため
の企画、「L計画」という危機回避プランに身を投じた8人の
少年少女たちがパイロットとして最後まで戦った歴史である。
見終わった感想としては、想像以上にクオリティの高い作品であった。
実は、私自身一期からRIGHT OF LEFTという流れで視聴したのだが
序盤はそこまで乗り気ではなかった。中盤に入ったあたりから
徐々に面白みが増していったという印象が強かったので、少し不安
な気持ちで挑んだがそれは杞憂だったようだ。
焦点を当てる主要人物を少なくし、感情移入がしやすい
作りになっている。基本的には、将陵僚と生駒祐未の二人に
徹底的にスポットが当てられている。
彼らの関係性や、ファフナーに乗る動機等を見て自然と
応援したくなる自分がいた。
今作において、一期で活躍するキャラクターも数人いるのだが
必要以上に話に割り込んでこないので過度なストレスを
感じることはなかった。
一期では、結構な数の登場人物に焦点が当てられているのだが
一部のキャラに関しては登場シーンが少ない上、あからさまにフラグが
立っていたことも相まって感情移入がしにくいと感じてしまったのだ。
今作では、そこに気を使ったのだろう。非常に魅力的なキャラクターを
生み出すことに成功している。
また、前日談という設定を上手く活かしている。
この時は敵フェストゥムに関する情報が少ない上、ファフナーに
至ってはほぼ試作段階の状態。それ故に同化と呼ばれる現象が
パイロットたちに恐怖を植え付けてくるのだ。
しかも、一期の時よりも進行速度が速い上に結晶化するという有様。
それを見て全く動じないパイロットは相当強靭な精神力
を持っていると推察される。
私が、実際にその光景を目にしたら泣き叫ぶような気がする。
そこまでの精神力は持ち合わせていないからね。
鬱要素も、一期よりは確実に高い故に慣れていないと
引きずりやすい様に感じる。只、希望も含まれる形で
終わるので、絶対に耐えられないという訳でもない。
まあ、それなりに場数を踏んでいることが前提だが。
蒼穹のファフナーの一期がそこまで好きではない方にも、
この作品には是非とも挑戦していただきたいと感じる。
個人的には間違いなく良作だと思う。
NoName さんの感想・評価
4.6
本編の続き。機体が全てエンドレスワルツ専用にリモデルされており驚き。OVAなので書き込みが素晴らしく、音楽も印象的。本編で大筋の物語が一応完結していた為こちらは物語こそ薄めだが、それ以上に成長した1年後の登場人物達の行動が魅力的で中々楽しめる内容だったと思える。
大和撫子 さんの感想・評価
4.7
本編が最高のストーリーだったのに対し、こちらの作品はいまいち物足りない内容。
しかしヒイロと五飛の戦闘シーンは心にジーンときました。
涙物です。
ガンダム史上最も心に残る名シーンです。
サブアカウント01 さんの感想・評価
3.9
ジャンル・ロボット
スタッフ・青木康直監督 メカデザイン・カトキハジメ、石垣純哉
映像時間・90分
ターゲット層・小学生低学年から高校生
小学生と中学生の頃に何度か視聴
-----内容について-----
物語に関してはエレガントなお話です!!自らの意思で戦う姿勢は美しい!!
本作の魅力は物語より
ガンダムのMSデザインのカッコよさです!!
カトキハジメさんや石垣純哉さんによって一新されたデザインは
子供の心を掴みとります!!
自分も小学生の時に動くWゼロカスタムやトールギスⅢ、デスサイズヘルカスタムを
見た時はカッコエエエエエーッ!!!!てなりました!!
何と少年の心を理解してるのか!!そしてテーマ曲も良い!!
OOが好きな方、WのTV版を見た方
少年心を掴むカッコいいMSが見たい方
戦う姿勢を忘れたエレガントな人じゃない方
にはオススメできる作品です。
エレガントな姿勢を思い出させてくれます!!
-----注意点(←ファンの方は不快になるかもなので見ない方が良)-----
{netabare}
物語に期待できない。
エレガントなので理解できない
戦闘シーン、MSの活躍シーンが少ない{/netabare}
ninin さんの感想・評価
4.3
OVA作品(前編)約54分
レンタルで出ていたので観てみました。
テレビ版「翠星のガルガンティア」の続編なので、先にテレビ版(全13話)を視聴することをオススメします。
続編を心待ちにしていた作品の一つで、本当は1クールほしい作品ですが、贅沢を言ってはいけませんね。
久しぶりに観たガルガンティアは、ちょっと懐かしい感じがしました。
視聴の際は、テレビ版を思い出しながら観ていましたね。
お話としては1つのエピソードを中心に展開していきます。
テレビ版では語られなかった過去のお話も織り交ぜていたのは良かったですね。
後編に続きますが、エピソードは一区切りしますので観やすかったです。
また新キャラも出てきて伏線もありましたので、後編も楽しみですね。
ガルガンティアが好きな方は是非観てください。
OP 本編と繋がっている作画ですね。曲とマッチしてました。
ED テレビ版と同じくChouChoさんが歌ってます。歌声は和みますね。
最後に、いつもエイミーを心配させすぎだよ、レドくん!
けみかけ さんの感想・評価
4.5
混戦の2013年春期を彩った名作、『翠星のガルガンティア』
今作はテレビシリーズのその後を描くOVA・・・とか公式では言ってますがその完成度はオイラの予想を遥かに上回る内容;
BD-BOXに収録された未放映エピソードがあくまで番外編的な内容だったのに対し、今作は純粋に続編と呼べるスケール
そのクオリティも劇場アニメに匹敵するクラスであり、これをあくまでOVAとするなら今年度最高クラスの作品であると言えます
本編前には『ぷちっとふりかえりんてぃあ』なるダイジェスト映像と杉田智和のナレーションでテレビシリーズ全13話をキッチリ振り返るため、ぶっちゃけ内容忘れてしまった人や最悪初見の方でも世界観を理解出来る様になっている親切設計
クーゲル船団を受け入れたことでさらに大きくなっていくガルガンティア船団
ある日のレドとベローズはサルベージ中に改修の見込みのある沈没船を発見する
船団の為にも、自身のライフワークとした考古学研究の為にも沈没船の引き上げに協力するレド
一方のエイミー達メッセンジャーにはベローズ船団から新人のリーマが加わっていた
しかし彼女はメッセンジャーの仕事よりもユンボロのメカニズムの方が気になってしょうがない様子
当然リーマの興味は空飛ぶユンボロ=チェインバーとレドに向けられていく
エイミーからリーマに語られるチェインバーがいた頃のガルガンティアにせまる危機・・・
そして新たにレドの身に降り掛かる絶体絶命のピンチ・・・
過去と現在、2つのエピソードを中心に描かれておりスケール感は映画として十分
そしてなにより音楽が凄い
どこのビッグバジェットだよって言うぐらい重厚なオーケストラサウンドが劇場の音響に響き渡ってもうその辺しっかり酔いしれられますよ
残念ながらオイラが一番気になっている“レドはヒディアーズを人間と認めるのか?”には触れられませんでしたが、その辺は2015/4/4公開と発表されました後編に期待です
そしてラストシーンでは衝撃的な引きがあり・・・
ま、それも気になりますがこの一本でも十分映画として完成されています
テレビシリーズが好きだった方は観ない手は無い、ってかもうコレ無くしてガルガンティア語れずって感じですわ
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
TVアニメ本編を視聴したのは2013年の7月なので、もう7年以上前になりますが、朧気ながら世界観やチェインバー、レドやエイミーという顔ぶれも覚えていたので、懐かしさも相まって視聴することにしました。
半身ともいえる愛機・チェインバーとの別れからおよそ半年。
大海原を往く船団ガルガンティアで、レドは仲間たちとともに新たな人生を踏み出していた。
サルベージチームの一員として懸命に働くかたわら、失われた旧地球文明の痕跡をたどる日々。
そんな彼の前に、かつての上官・クーゲルの船団からやってきた少女『リーマ』が現れる。
エイミーの後輩としてメッセンジャー業を学ぶリーマとの出会いから、レドは波乱の過去を噛み締め、
いまを生きる自分と改めて向き合うこととなる。
そしてその未来には、さらなる困難と危機が待ち受けていた。
チェインバーとの絆を胸に刻み、レドはひとりの青年として空と海のもたらすすべてに立ち向かってゆく。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
いやぁ…全てが懐かしいです。
昔はアニメの「ア」の字も知らない素人だったので、純粋に作品を堪能することしかできませんでした。
OVAですが必死ぶりにこの作品に触れてみると、当時ハマった理由が良く分かる気がしました。
まず、アニメーション制作がProduction I.Gさんという時点で期待大だったんですね。
それに、エイミーが忘れられないキャラだったのですが、CVはひーちゃんだったんじゃありませんか!
その他、かやのんやあすみんなど豪華キャストがズラリと揃っています。
OVAからは、リーマという少女役でみのりんも参戦してくるのですから…
もうチェインバーとは2度と会えないとばかり思っていましたが、OVAの物語の回想シーンでしっかり登場してくれて、ちゃんと記憶の呼び戻しに一役買ってくれていました。
こういうのを「温故知新」というのでしょうか…
オープニングテーマは、TRUEさんの「はじまりの翼」
エンディングテーマは、h-wonderさんの「大切な宝物」
1話50分強の物語でした。
7年前の作品ですが、微塵も色褪せてなんかいませんでした、
久々にガルガンティアの世界を満喫させて貰った気がします。
引き続き、後編を視聴したいと思います。
ato00 さんの感想・評価
4.5
前後編合わせての感想です。
あれから半年、ガルガンティアは平静を取り戻します。
そして、レドとエイミーの関係も進展している模様。
そこに新しい仲間リーマが。
金髪少女、ちょっとワケあり風情です。
物語は、今はなきチェインバーの影がチラチラしながら進行。
前編である事件が発生、過去の情報の入手に成功します
後編になると、陸上国家もぼやっと登場し事態は一気に緊迫します。
物語の主軸は、リーマ。
その動向に注目です。
主題は、やはり仲間・友情・別れですかねえ。
そして、ラストには甘酸っぱい感動が待っています。
それにしても、今回は女海賊ラケージがおいしい所をさらっていった感じ。
カッコよさの独り占めです。
様々な伏線を張り巡らせた本作。
続編が是非見たい所。
諸般の事情により、どうも小説として出版されているらしい。
でも、アニメ化して欲しいですね。
ninin さんの感想・評価
4.2
約53分
翠星のガルガンティアのOVA ~めぐる航路、遥か~ の後編です。前編から観ることをオススメします。
前編から出てきた新キャラが中心となって物語は進んでいきます。
一応一区切りで終わっていますが、伏線などがまた新たに出てきましたね。{netabare}(陸地のこと、リーマの行方){/netabare}
この後編はレドとエイミーがそれほど目立つ活躍がなかったのでちょっと残念でした。
でもこの世界観は好きなので観て良かったと思います。
翠星のガルガンティアが好きな方は前後編一緒に是非観てくださいね。
OPはTRUEさん、EDはChouChoさんと前編と同じです。
最後に、これで終わりだったら消化不良ですね。
〇ojima さんの感想・評価
4.4
こちらも大画面だからこその海を題材としたガルガンティアの世界を堪能できます。
海や船団は本当にスクリーンで見る価値アリです!
{netabare}でも、ちょっと内容が薄いかなって思っちゃいました。
キーワードが出てきて「謎は、また次回へ!」展開だけれど、今回の話で終わりではなくて、これからも「翠星のガルガンティア」が続いてゆくということですね。
とても好きな作品なので楽しみにしてます。{/netabare}
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
4.0
この作品は機動戦士ガンダムseed destinyを
ベースとしたOVAである。
内容を一行で言い表すと、ガンダムseed destinyの
劇中に起こった「ユニウスセブン落下事件」
の裏側を全く違うテイストにアレンジして描いた作品だ。
自分としては、ガンダムシリーズを見たことがない人
にも比較的おすすめしやすい部類のアニメだと思った。
その理由は、seed destinyの派生作品であるが
seed destinyの主要人物はこの作品には大きく
関わっていないからだ。
一部のseed destinyキャラクターは確かに登場するものの
引き立て役の様なものとして描かれているだけ。
この作品が良いと感じたところをいくつか述べる。
seed本編では雑兵として扱われている
ジンが脅威として描かれていること。
seed本編と比較すると、さすがにアクションシーンも地味で派手な
ものでないため物足りないと思う人がいるだろうが
私としてはこちらのほうが引き込まれやすいと感じた。
戦争の残酷さが本編よりも映えていること。
特にきついなと感じた場面は、2話の虐殺シーンだろうか。
視点をきちんと切り替えた上で物語が進んでいくため
destinyよりは気分が落ち込みやすい(?)ように感じた。
後は、ミューディーが戦死する場面。あそこまで行くと
もはや虐殺だが。しかも彼女が戦死したことで
シャムスにも悪い影響を及ぼしてしまうという結果に。
こういった場面をdestinyはもう少し増やすべき
だったのではないだろうか。
気になる点もあった。
主人公であるセレーネやソルについてあまり触れられていないのだ。
エドモンドは早い段階で退場するものの、見せ場は作られているため
必要な人物であるということは伝わるし、連合の指揮官は外道っぷりが
きちんと描かれているのでこいつもいないと困るなと感じる。
そういった点があるのにもかかわらず、なぜかあの二人は
説明が省かれているので少ししか関係性が分からない。
終盤のやりとりは凄く好きなシーンなのだが、もっと
彼らに時間を割いて欲しかった。勿体ない。
反対に、もう一人の主人公、スウェンの方はばっちり
焦点があてられる。その上回想が入って来る有様。
いっその事、こっちをメイン主人公にすべきだったのではないだろうか。
そして、なんといっても時間が60分以内に終わってしまうこと。
もう少し尺を長くしてほしかった。そうすれば、もっと
この作品の良さを伝えられるのに。本当に勿体ない。
こういった部分は確かにあったものの、seed destinyよりは
遥かに良かった。地味な作品ではあるが、私は楽しめた。
このアニメで使われている曲「STARGAZER ~星の扉」は名曲。
ぜひ聴いてほしい。
個人的には良作だと思う。
★mana★ さんの感想・評価
3.4
ザフト脱走兵によるユニウスセブン地球降下作戦。(SEED DESTINY 5話)
ガンダムシリーズでよくあるコロニー落としですね。
本編でジュール隊・アスラン・ミネルバの活躍により破砕は出来たのですが、
その破片までは取り除く事は出来ず、そのまま地球に降り注いでしまいました。
地球ではキラがそれを見つめ、ラクス様はシェルターで呑気に歌っておられましたが、
まさにその地球が舞台です。
前置きが長くなりましたが、とりあえずこの作品を観る前にSEED DESTINYの5~7話を観ると
流れがよく分かると思います…が!
内容自体は15分位×3話なので、すごく凝縮されてて、あっという間に終わっちゃいます!
SEED好きの私としては、ちょっとしたサブストーリー的な感じで好きでした。
本編で見過ごされてしまった、破片が落ちた場所での悲劇。
そこではまた悲劇が憎しみを生み、
憎しみの連鎖が生まれていく様がリアルに表現されて、
やっぱガンダムはこれだよなぁーとつくづく思いしらされましたw
本編の時系列をこちらの物語にちゃんと繋げてあるので、
ナチュラル(出て来るのは主にファントムペイン)VSコーディネーターで、
聞いた名前や、見た事あるキャラがちょこちょこ出て来たりもします!
タイトルも最後まで観ると、ちゃんと意味があるんだなぁとちょっと感心しました。
しかし、終わり方が複雑だった!めっちゃ気になった!その後が知りたいんですけどw
STAGE4希望ー(・∀・)♪+.゚
ところで、スターゲイザーって、機体自体一応戦闘用ではなかったはずですよね?
なのに武装装備ってよく分かんないです。
ガンダムに武装無かったら全然意味が無いのは分かるし、
最小限に押さえてたのはよく分かるんですが、
ストーリーに合わせる為に無理矢理感があって何か気に入らなかったのは私だけ?w
複座ってのは、新しいし、意味も合ってて良かったと思います!
それより、ストライクノワールや、ブルデュエル、ベルデバスターの方が余程興奮したわw
あと、コーザ中尉の声が3話だけ宮野さんに変わったのって何かあったの?
神谷→宮野ってすごい違和感だったよ?(。-`ω´-)…。
月夜の猫 さんの感想・評価
3.7
ガンダムシリーズ「機動戦士ガンダムSEED」のスピンオフで
コズミック・イラを舞台とした世界観に属するOVAアニメ。
2006年11月24日~第1話STAGE-1~最終話STAGE-3 全3話。
あらすじ。
人は宇宙を目指すべきと信じるコーディネイターの女性
セレーネ・マクグリフ。
幼い頃の出来事によってコーディネイターを激しく憎み
続けるノワールのパイロット、スウェン・カル・バヤン。
この2人を中心に、スターゲイザー…「星を見つめる者」
の物語は動き出す…。
映像の節々に「SEED」シリーズの戦闘シーン等含んでいる。
戦争を別の視点と技術者を絡めた側面を軸に描いている。
1話目はザックリとSEEDの戦況などのお浚いのような映像。
2話目は子供を使ったプロバガンダや軍事教練などを描く。
3話目はジブリール失脚後。ヂュランダルが本格的に理想
であるディスティニー計画を打出した時期スターゲイザー
も完成の目処だがたち愈々テストを・・だが・・戦況は・・
より複雑化して・・本来の目的を逸脱した運用をする事に。
そして最後に出逢う・・二人・・
序盤はSEEDを視ていないとサッパリ?な雰囲気で・・
2話も残酷な洗脳やプロバガンダに利用される子供を描写
するなどの悲惨さなど以外はさして重要なシーンはない。
3話目のラストの、ほんの僅かなシーンに全てを凝縮した
作品のように感じた。
漫画の方の宣伝用PVとしては可也出来も良いのでは?等。
※原作は未読。興味をそそる内容だった。
ラストも・・どっちなのかな・・想像は自由で良い感じ。
欲を言えば・・好きな声優が出ているので・・普通に14話
とかで・・この作品だけ視ても楽しめる内容だったら・・
D.S.S.D
セレーネ・マクグリフ:声-大原さやか
技術開発センター女性技術者。28歳のコーディネイター。
「スターゲイザー計画」の中心人物の1人。勝ち気な性格。
決めた目標は最後迄やり通さなければ気が済まない性格。
努力家だが、目的の為に手段を選ばない側面を持つ。
ソル・リューネ・ランジュ:声-福山潤
スターゲイザーのテストパイロット。
第1世代コーディネイター16歳の少年。
両親をヤキン戦役で失い、エドモンドに引き取られる。
物心ついた時からD.S.S.D育ちでセレーネを姉の様に慕う。
エドモンド・デュクロ:声-中田譲治
D.S.S.D技術開発センター保安副部長。37歳のナチュラル。
嘗て「伝説の鬼車長」の異名を持つ勇猛で地球連合軍揮官。
第二次ヤキン攻防戦終結と同時に退役しD.S.S.Dに天下る。
ファントムペイン
スウェン・カル・バヤン:声-小野大輔(幼少期早水リサ)
ロゴス直属ファントムペイン特殊戦MS小隊所属の中尉。
20歳のナチュラル。ストライクノワールのパイロット。
かつては天体観測を好む普通の少年だった
ミューディー・ホルクロフト:声-佐藤利奈
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する少尉。
18歳のナチュラル。ブルーコスモス運営の養護施設出身。
シャムス・コーザ:神谷浩史(第3話宮野真守)
ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属する中尉。
19歳のナチュラル。ブルーコスモス運営の養護施設出身。
神谷の事故入院の為に、第3話では宮野が代役を務めた。
ホアキン:声-中村秀利
特殊戦MS小隊を指揮するファントムペイン中佐。
任務遂行のため、民間人の犠牲もいとわない冷酷な性格。
スターゲイザー(Stargazer)型式番号GSX-401FW
自己対話型複列分散処理AI
"ソル・リューネ・ランジュ"により「星を見る者」の意で
スターゲイザーと命名された機体。運用支援システムは
「Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation」
(無人・自律運用展開教導機)であり、頭部もデュアルアイ
とV字型ブレードアンテナを備えたガンダムタイプに分類
される意匠を持つ。
有人では困難な「火星軌道以遠の太陽系宙域の探査・開発」
を目的とした機体の為、ナノマシンを利用した自己修復型
マイクロマシナリーテクノロジーで長期メンテナンスフリー
を実現搭載。同様の理由で、無人運用の為に自己対話型複列
分散処理AIによる高度な自律性を備えている。
この人工知能には操縦データをフィードバックして未熟な
AIに経験値を積む必要がある為、AIを内蔵する胸部ブロック
はメインパイロット及びオペレーター用の複座シートを内蔵
するコクピットユニットへと換装して、有人の運用も可能。
惑星間推進システムヴォワチュール・リュミエールという
巨大なリング状の装備が後部つけられている。
フランス語で「光り輝ける運び手」を意味するこの惑星間
スラスターはソーラーセイルと同様のもので、太陽より高速
で放出される太陽風をリング周囲に展開した微細な量子の膜
で受け止め、特殊なエネルギー変換を経て推進力とし、広大
な太陽系の航行を可能とする。以下更に詳細はwikiでどうぞ。
takato さんの感想・評価
4.8
Gガンダムの今川監督作品だけあって、正に男泣きロボット?アニメの傑作
ジャイアントロボより凄い人間達が多数登場するトンデモナイ作品
歴代横山光輝キャラが敵味方に入り乱れる、他にないオールスター作品。
頑張りすぎて続編は…
敵でも味方でも漢!な奴はは素晴らしい!
マスターアジアに続く、最高の敵役の衝撃のアルベルト
指パッチンが武器な敵がいるのは今川作品だけ!
結論:遺言はちゃんと残しましょう
今川監督の先品がまた見たい。
血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
4.9
いや、これも孔明様の狙い通りに違いない。
そうだ。事態に急変あらばこの袋を見ろと言っていた。ハラリ
なるほど……。OVAジャイアントロボのレビューをしろという事か……。
あらすじを短くまとめると、近未来、第三のエネルギーシズマドライブが繁栄している時代において
BF団と国際警察機構の二大勢力が火花を散らす中、進行される「地球静止作戦」をめぐって
シズマドライブ第三のサンプルを争いあうという話だ。
作画は超絶クオリティだ。CGでなく手書きのセル画だというのに、
あまりにも見ごたえのあるクオリティでとても90年代のアニメとは思えない。
声優はベテラン声優が並ぶ豪華布陣だ。
作曲はポーランド国立ワルシャワフィルハーモニックオーケストラによるフルオーケストラ。
まさに溜息が出るようなクオリティなのに、話の質がまったく足を引っ張ってないどころか
横山キャラと今川監督のハイテンション作劇が引き起こす化学反応が
あらゆる視聴者を釘付けにしているあたりはまさに圧巻!痺れます。
だが本作の魅力は、まだまだこんなものでは語り尽くせない。
例えば、テーマ。この作品に提示されてるテーマは二つ。
「父と子」と「エネルギー問題」。
「エネルギー問題」は、現代において動力という足をもがれた地球人が、なすすべもなく見ていることしか出来ないという重苦しさを描きながら、{netabare}その元凶である敵ロボットに立ち向かえるのが、かつて人類が恐れもしたいにしえの動力、原子力を使って動くジャイアントロボだけ{/netabare}という因果関係が実に良かった。
また「父と子」というテーマにおいて。大作と幻夜、共に父親から遺産を託された者同士が、ぶつかりあう関係性が非常に良かった。
{netabare}幸せは犠牲なしには得る事はできないのか、時代は不幸なしに越えることは出来ないのか。
ep7にて父親の言葉を信じて戦い続ける大作の姿と、それを支える大人達の姿がなんとも胸を打つのだ。
{/netabare}
恐るべきは今川監督である。これほど重いテーマを横山作品のスターシステムという土台でハイクオリティに描ききった手腕は、やはり評価されてしかるべきではないだろうか。実現は不可能に近いと思っても、続編が見たいものだとこれほど切に願うアニメも無い。
ところでこのアニメ、我らが血風連の首領である怒鬼様もOVA6巻より参戦しておられるぞ!
出番は少ないし台詞だってないが、実に凛々しい風貌をしておられる。その勇姿は是が非ともご覧あれ!
そしてBF団と国際警察機構。二大勢力の激突と草間大作の戦いの行く末を見届けるがいい!
ポール星人/小っさ さんの感想・評価
4.6
悔しいくらいにカッコイイんすよねぇ。
一話からアツいですが、二話の"悪漢共に情けは無用!"でズガ~ンとココロを撃ち抜かれて、最終話の中条長官の"そんな自分に腹が立つ!"
と来て"皆と一緒に戦うんだ~〝
からのアルベルトの"笑うな!"
でオッサンはメロメロです。体調のいい時は涙出ちゃいます。
因みに世間一般よりアニメに抵抗のない筈のうちの嫁さんでも、どうやら私がコレにご執心なのは理解不能なようですw
血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
4.1
スパロボ常連で御三家のゲッターですが、実はハッキリ見た事はなかったのでこの際と思い視聴してみる事にしました。
一言で紹介すると、3人のパイロットで3種の変形合体が可能な、ゲッター線という謎動力で動くゲッターロボとインベーダーと言う宇宙生物との戦いを描くスーパーロボット系SFですね。
とりあえずあらすじから追って説明していこうかと思ったものの。
実は最後まで見た私にも、大筋はわかるものの細かい部分はあんまりわかってないんですよねw({netabare} 博士が最初死んだ経緯とか、隼人が狂って斬りつける所{/netabare} とかもよくわかってないですし
絵的なダイナミックさで魅せる作風なので、大雑把でも何とかなるかなとは思ったんですが…。序盤あたりで撒いた伏線で回収しきれずってところがあり、しっくりこない感じはありましたね。
決して、いい加減に作られてる感じではないと思うのですが。(漫画とか、他アニメシリーズの知識が必要なのかもしれません。そこは詳しくないので何とも言えませんね。
wikiで調べてみると、最初の数話今川監督がかかわっていたなんて話があったそうですね。
1話で恐ろしく細かい作画の変形合体があったのですが、この辺で監督が予算を投入しすぎて監督を下ろされてしまったのかもしれません。
まったくしょうがないですねこの人は(白目)。
ストーリーがやや把握しずらいのは、途中で監督が交代した事が多少なりとも影響を及ぼしているのかもしれませんね。
第2部以降は作画がやや厳しいか?と思える所もありましたが。まあまあのクオリティを保っていたように思えます。(今川監督の演出と比べればどうしても落ちるけど、もうそれはしょーがないです。あの人が滅茶苦茶すぎる(褒め言葉)だけですし)
でも、(上記の噂が本当なら)今川ファンとしてはEDクレジットにも表記しないのはあんまりだなと思いました。
キャラ面においては、途中で主人公が交代した事が厳しいと思いました。流竜馬をはじめとしたゲッターチームはワイルドさもありすごく魅力的だと思いましたが。
その後を引き継いだ少年「號」は寡黙なキャラで何を考えてるのかよくわからず(もっと喋ってくれ~!)。
中盤あたり、話の牽引力が弱いのでは? とそう感じさせざるを得なかったです。
しかし、敵の得体の知れなさや絶望感等、色々感じさせる所もあり。荒っぽさもあるが魅力を感じさせる話でした。
ラストはグレンラガンの原型にもなっているようですね。(グレンラガンの脚本が、ゲッターロボサーガの編集者だったようですし)
ゲッターで描きたかった壮大な戦いの行く末がグレンラガンだって事をネットで見かけて、確かにそれっぽいなと感じました。
それから、特筆すべきはやはりOP2のHEATSですね! この曲は素晴らしいです。
イントロの時点で完全燃焼できてしまうのでは?と感じる程に、説明不要の暑苦しさ。
影山ヒロノブとゲッターロボとかいう、ガソリンにガソリンをぶっかけて火を付けたような組み合わせで熱くならねえわけがねえんだよ! とそう思いましたね。
ひげ さんの感想・評価
3.4
なアニキのOP。めちゃくちゃかっこええwwバカバカしくていいんです。アニキじゃないとぜったいかっこよくないすげえメロディなんだよ。
すまんが後期は好きじゃない。てかなんで変えた・・。
作品は・・・・・最初しかおもしろくないw
ブラックゲッターは超かっこいいんだけど・・という作品。
作品のデキとしては新(NEW)ゲッターのほうがはるかに好きだったりする。ただまぁあっちもすごいおもしろいかっていわれても・・ゲッターだからね・・?
あぱぱ さんの感想・評価
4.2
視聴回数 全話3回くらい
最初に書いておきたい事が、この作品は初期ゲッターロボ(子供向け)と同等な内容を期待して見られないことを伝えます。
私はスーパーロボット大戦シリーズから視聴してしまったので、あまりの内容のギャップに最初は戸惑いました。しかし、それで私は逆に楽しめたのでよかったです。
物語の詳細は書きづらいのですが、初期と同じように友情は存在しています。
ただし、友情とは簡単に芽生えるものでなく、たくさんの感情(憎悪、悲しみなど)からも出来上がるものだということが、作品の中に含まれています。
登場するゲッターロボはロボットではあるものの、「ゲッター線」というエネルギーで構成されていて、それが物語を左右することになっていきます。
私としては、この点が最初にギャップを感じましたが、物語を最後まで見た後には納得がいきました。
オープニングは水木一郎さんが歌う曲と影山ヒロノブさんが歌う曲の2曲があります。
どちらも作品イメージ通りで好きですが、どちらかといえば影山さんが歌う躍動的な印象を与えてくれる「HEATS」が好みです。
シングル「HEATS」のカップリングがED「HURRY UP DREAM〜旅立ち~」ですが、このED曲も好きです。
永井豪、石川賢の作品に興味ある方にはオススメです。
それ以外の方にはスルーされても仕方ないかなぁ。。。と思えるとこが正直な気持ちです。
元毛玉 さんの感想・評価
4.3
当時に視聴です。
当時は4クール作品が当たり前な中で、極端に短い話でした。
個人的には好印象だったんですけど、周囲の評価は中々厳しいですねぇ。
今の1クールが当たり前の感覚になった時代だったら評価も変わってたと思います。
点数は当時の水準をベースにつけました。
あと、昨今と違ってあの頃は常に新しい所を攻めてた所も好印象な要因です。
主人公がジャーナリストなんてかなり異色だし…
昨今は売れるテンプレの焼き増しばかりなので、この頃のチャレンジ精神嫌いじゃないです。
筆を取った理由は、曲を推したかったからです。
名曲が知られずに埋もれているなんて悲しいので。
「もういちどLove You」
ほんとに名曲ですよ。(他も名曲ですけど、これがイチオシです)
ピアノ、ベース、ドラム、全部心地よくて歌声も溶けてて、ハープの音色も綺麗
聴くと優しい気持ちになれる曲です。
イシュタルの絵もすっごい好みでした。
公式が無かった事にしようとしている黒歴史みたいなんですけど、
個人的には令和に語り継ぐべき作品だと思ってます。
ピピン林檎 さんの感想・評価
3.5
『超時空要塞マクロス』(初代マクロス、1982-83年)の放送10周年を記念して、当時盛んだったOVAビジネスの一環として制作・販売された作品だそうです。
但し、『初代マクロス』の監督を務めた石黒昇氏、シリーズ構成を担当した松崎健一氏、さらに劇場版『愛・おぼえていますか』で石黒氏と共同監督を務め、以降のマクロス・シリーズの制作を主導していくことになる河森正治氏の3氏はいずれも本作の制作に携わっておらず、わずかにキャラクター・デザインが『初代』と同じく美樹本晴彦氏だったことと、シリーズ構成および脚本の一部を『初代』の脚本の1/3程を担当した富田裕弘氏が担当していること、が共通しています。
そして、肝心のシナリオの方は、『初代マクロス』(西暦2009-10年)から80年後(西暦2090年)、地球統合政府と新たな異星人マルドゥークとの星間戦争とその結末を描いていますが、『初代』のキャラクターは一切登場せず、ただ異星人の攻撃を受けた際に、彼らの戦闘意欲を喪失させるため“ミンメイ・ディフェンス”という『初代』に描かれた“ミンメイ・アタック”を応用した「防御戦術」が採用されている点が『初代』との主な繋がりです。
・・・で、見終わっての率直な感想ですが、
美樹本氏の特徴的なキャラクター・デザイン以外は、ほとんど何も記憶に残らない、取り立てて良い印象も悪い印象もない作品
・・・というものでした。
たまたま、本OVAのEDの1つが「de・ja・vu〜そばにいて」という題名なので、例えていうなら、あの『STEINS;GATE(旧作)』のヒットを受けて制作された『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』みたいな作品、ということでしょうか(※人気を博したTV本編の名声を汚さないように、その雰囲気だけを借りて、さほど予算をかけずに新たに誂(あつら)えた内容の余りない作品、という意味)。
但し、『初代』から10年も経過しているのに、本OVAの売上実績は大したものだったそうで、制作者達に改めて、『初代マクロス』の人気の根強さを強く印象づけ、その具体的な結果として、『初代』の正統な続編となる『マクロス7』、および外伝的OVA『マクロス・プラス』(ともに1994年)両作の制作に繋がったそうです。
《まとめ》
マクロス・シリーズの他の作品とはほとんど繋がっていない作品であり、内容も薄いので、同シリーズをひと通り見終わった人が、“ついでに”見てみる程度の優先順位で十分です。
あと『初代マクロス』の美樹本氏のキャラクターデザインが好きな人、それから、富田祐弘氏のファンで同氏のシリーズ構成作品に関心がある人にはお薦めかも。
◆制作情報
{netabare}
監督 八谷賢一
シリーズ構成 富田祐弘
脚本 富田祐弘、中村学、有井絵武
キャラクターデザイン 美樹本晴彦
メカニックデザイン 藤田一己、阿久津潤一、奥田淳、大畑晃一、福地仁
音楽 鷺巣詩郎
アニメーション制作 AIC、オニロ{/netabare}
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
========= 超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN (1992年5-11月) =======
{netabare}
第1話 コンタクト ★ 神崎ヒビキ(芸能レポーター)の戦場取材、崩れるミンメイ・ディフェンス(敵の歌姫)、歌姫確保、デニス(カメラマン)死亡
第2話 イシュタル ★ マルドゥーク軍の歌巫女(イミュレーター)、隠ぺい報道、文化への目覚め
第3話 フェスティバル ☆ マクロス潜入、伝説のアルスの船、ウェンディー・ライダー公演、ヒビキ囚わる
第4話 マルドゥーク ディスオーダ ☆ シルヴィのヒビキ救出、イシュタルの望み
第5話 ステーション・ブレーク ☆ イングスの地球殲滅命令
第6話 シング・アロング ☆ マクロス起動、アルスの船の真の力{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5
OP 「2億年前のように静かだね」
ED 「de・ja・vu〜そばにいて」、「約束」
ユニバーサルスタイル さんの感想・評価
4.8
マクロスファンからはそっぽを向かれている感のあるこのマクロスⅡですが、
個人的には八谷監督なりのマクロスの解釈が表れていて面白いと思いました。
敵自身も歌を持ち、歌と歌の戦いになる。
その中で地球側の人間やイシュタルが、歌は単なる戦いの道具ではないと気づき始め、心を込めた歌に目覚める。
主人公のヒビキが報道レポーターということで、初代でいえばカイフンのような軍に対するもしくは戦争に対するアンチテーゼになっているのが面白いと思います。
・・・が、そのせいで主人公なのに戦場で活躍できないのは痛手だったようにも思います。
でもこれ主役はイシュタルですもんね。イシュタルが恋を知り、歌を知り、文化を理解していく過程は初代の流れを見ているようで面白いです。
初代のミンメイアタックを応用したミンメイディフェンスのアイデアなんかも面白いと感じます。
マクロスⅡって本当に曲に恵まれている印象です。
何と言ってもまずOP「二億年前のように静かだね」。このTVバージョンのイントロは秀逸でしょう。
計器の機動する音?なんでしょうか、エンジン音の唸りみたいで聴く度に興奮します。
映像も色々演出がダイナミックで、OVAらしい大判振舞いです。
その他挿入歌も何曲か
{netabare}
「恋のバナナムーン」は正にアイドルソングという感じで恋する少女の心情を情熱的に歌い上げた良曲です。
「バルキリーで誘って」はあえて一昔前のセンスな辺りが一味違います。
初代の「私の彼はパイロット」のようなマクロスらしさが出ていて面白い曲です。
マクロス7内でも劇中歌として使われていたので、知っている人は知っているのではないのかと思います。
「今は友達」はゆっくりとした、じんわりと心に響く優しい曲です。
この曲も同じくマクロス7でジャミングバーズが使用していた・・・はずですがあまり印象にありません(笑)
そして最終話の挿入歌「もういちど Love You」。
これは初代でいうところの「愛おぼえていますか」級の名曲です。全てを愛しみ包み込むような感動的な曲。
イシュタルの儚い恋心を表していて、正にマクロスⅡの全てが詰まっています。
{/netabare}
個人的に一番好きな曲は「もういちど Love You」です。
この曲が本編で流れる瞬間は鳥肌ものです。歌と戦争、マクロスのテーマを象徴するシーンですね。
全6話で毎回息をつかせぬ展開がなされるので、あっという間に見終えてしまいました。
後半3話は一気に引き込まれること間違いなしです。
初の続編ということで、どこを変えるかどこを継承するか苦心した名残が見られます。
マルドゥーク、イミュレーターなど、新しい試みはマクロスの世界にマッチしていて素晴らしいと思うんですが、三角関係とロボットの不出来が足を引っ張ってしまった感じ。
マクロスにおける歌の概念を追及した、マクロス史を語るうえでは避けて通れない作品だと思っています。
ふもふも さんの感想・評価
4.3
ガオガイガ-のOVA。TVシリーズの続編にして完結編です。「TVシリーズはこのための前座に過ぎぬ」と言っても過言ではない出来栄えです。最寄りじゃDVDレンタルしていなくてガッカリしたのは記憶に新しい。
長く続いた勇者シリーズの最後を飾る作品だけあって、もう丹精どころか魂が込もっています。とにかく熱い!強大な敵との死闘!絶体絶命の危機!折れる心!そして魂の復活!最強にして最後の勇者伝説を見届けよ!
これが勝利の鍵だ!→バン○イチャンネル。
ノッポガキ さんの感想・評価
4.6
タイトルどおりすっきりしない終わり方(個人的に)をした。
いい言葉だったけど使いすぎ感がいなめない。
ベターマンの本編、ドラマCDなどを見ていないと分からない設定も多い。(登場人物の一人がベターマンのドラマCDが初出)
早足過ぎるので好き嫌いがありそう。
俺は十分楽しめたけどどうせなら続きを作って欲しかった。
一応その後の設定とかあるみたいだし、復活を希望したい。
無いだろうけど復活することになったら、ガオガイガーとベターマン両方の続編になるっぽいけどね。
hiroshi5 さんの感想・評価
3.3
他の皆さんがもう書いていますが、私も書かせていただきます。
「ぜオライマー強すぎだろ!!ww」
強いんだろうな~って見る前から思ってたんですが、想像を絶する強さだった。
その強さは力が強いとか、破壊力が凄いとかそんなんじゃなくて、他の敵ロボットと比較してぜオライマーが圧倒的に強いって話です。
初めから敵の中でもずば抜けて強いんだろうな~って思わせる雷のオムザックはあれだけ引っ張っておいて一瞬で敗退。
一応オムザックは核ミサイルなんぞ効きもしないほどの強さなんですけどね~w
それを一瞬で葬り去るゼオライマーはどんだけ~って話ですな。
まぁゼオライマーの強さも、やたらに技術が高いのも(人格をデータとして保存してそれを他の人物に転送するとか)設定としてそうするしかなかったと割り切るべきなんだろう。
昔の作品は意外に技術が高くて理解に困る^^;
実は、ここまでロボットにことに触れてきたが、この作品の主なポイントはロボットではない。
この作品は1987年に放送された「破邪巨星弾劾凰」の合体アクションの陽性な雰囲気とは違うロボットアニメを表現しようと制作された作品だ。
主人公の秋津まさとと木原マサキという第二の人格との葛藤、各ロボットを乗りこなすパイロット達のコンプレックスに焦点を当てて、戦うことの意味や宿命というものの卑劣さを表現している。
まぁ、表現しているつもりなんだが、結局のところゼオライマーが強すぎてキャラたちの葛藤が単純で簡単なものに見えてしまうのも確かだ。
そもそも全4話で構成されている為、物語が超急ピッチで進み視聴者を感動させる前に次の戦いへと引きずり込んでいく。
多分、この作品は尺が長ければなかなか良いデキになっていたと思う。
ついでながら言うと、ロボットのデザインや攻撃の仕方などはかなりカッコイイ。
ちょっと勿体無いな~と思わずにはいられないが、それも全4話では仕方が無い。
ユニバーサルスタイル さんの感想・評価
4.9
これは、イクサー1と同じくレモンピープルという雑誌に連載されていた漫画作品(原作者は違います)を平野俊弘(現:俊貴)監督が映像化したアニメです。
こちらもやはり美少女が出てくるし際どい性描写も出てくるのですが、イクサー1のような娯楽要素はなく、むしろ対極のような存在であります。
原作からの改変もなされ(原作読みました)、より『人の業』が感じられる哲学めいたストーリーですね。
敵味方入り乱れる人間関係。
どのキャラも自分の欲望や感情を包み隠さずぶつけ合う、対立の連続。どこまでもドロドロな人の闇が描かれています。
そして愛し憎み合う中で発覚する驚愕の真実・・・!
自分は自分なのか?どこまでが自分でどこまでが他人なのか?
設定の妙によって黒幕の存在意義がますます高まっています。
(これに似た設定を平野監督はロウランでも使ってましたが、ゼオライマーの秀逸さには敵いませんでしたね。)
このアニメで最も揺さぶられるのは『自我』の概念だと思います。
非現実的な設定なのに、登場人物の心情描写が生々しい現実感を帯びているせいで説得力があります。
ここでも幽羅帝(ゆうらてい)を演じる荘真由美さんの好演が素晴らしいです。今回は主人公のマサキを演じる関俊彦さんの鬼気迫る演技も鳥肌ものです!!
僕はスーパーロボット大戦というゲームはやったことがありませんが、どうやらゼオライマーはその性能から有名らしいですね。
スーパーロボット、と呼ぶにふさわしいと思います。ゼオライマーは本編では人の業を裁く神のごとき存在です。搭乗する人間によっては悪鬼に姿を変えます。
どんなときでもゼオライマーを見ているとその異様なオーラに呑まれてしまいます。怖いし、身震いさせられます。
最後までどうか見届けて下さい。最後の晴れやかな三人の表情にこそこのアニメの真髄があります。
時間の都合上話の繋がりに雑な部分があるのは残念でならないですが、とても感銘を受けたロボットアニメです。
すごーーくどうでもいいこと。
{netabare}
駅の改札で他の利用者がICカードで通ろうとして。
そしたら残高不足で『チャージしてください。』って引っ掛かってたんですよね。
そのとたん頭の中に『チャージなどさせるものか!!』ってマサキの声が浮かんできて(笑)
笑いをこらえるの大変でした。
それだけです。
{/netabare}
Etzali さんの感想・評価
3.2
(2012.10/12)
1話30分、全4話の作品
単に冥府の王となるなら感情のないアンドロイドをパイロットにすれば良かったのではないかと思う。
造られた存在に感情を持たせたのはマサキの優しさではないだろうか?
感情を持たせ、憎しみや恋心・嫉妬を抱えながらゼオライマーと八卦ロボを戦わせ、世界を破滅に導くのならそれこそ究極の「人の業」なのだろうが、そうは思いたくない…
この作品はゼオライマーが勧善懲悪な立ち振る舞いをしていない所が面白いです。
世界の救い方はそれぞれありますが、この作品は破滅によって世界を救うという今までにないロボットアニメでした。
こたろう さんの感想・評価
3.4
現代版のボトムズ。
時系列的には初代のビフォアストーリーになります。
ただ、設定などの細かい説明がないうえ、初代のストーリーが伏線になっている部分もあるので、ボトムズを知らない一見さんが視聴するには微妙な作品です。
何より、初見の人がキリコをみて「何だ?この主人公」と、いぶかしがるのが容易に想像できます。
何しろ喋らないし積極的に行動もしない。
彼の境遇と人となりがわかっていないと、ふざけたお飾り主人公にしか見えません。
でも、これぞキリコ、これぞボトムズ、なんですよ。
さて、ストーリーですが、”異能生存体”としてのキリコと、その存在を知り彼の身辺に陰謀を廻らせる者達のお話です。
何度も死にかける過酷な状況から、必ず生還を果たすキリコ。
そして、生還した後には甚大な損害が出ています。
この感じ、まさしくボトムズのお約束ですね。
戦闘シーンの作画は全てCGで描かれています。
滑らかに動くし迫力もそれなりにあっていいんですが、綺麗すぎて何かが違う。
ボトムズの戦闘って、もっとこう、火薬とオイルの匂いが漂うような泥臭い感じがないとダメな気がするんです。
贅沢いってますが、CGでそれは表現が難しいのかもしれません。
逆に言えば、いかにサンライズの手書きロボットアニメが優秀であったかの現れ。構図や書き込みの工夫だけで迫力ある映像を造っていたことになります。
最新技術でCG化したことによって、過去の技術の良さが証明されるとは、なんとも皮肉な話です。
OPはともかく、EDには失望しました。
柳ジョージとは、また古い歌をわざわざ担ぎ出してきていますが・・
「Yah!Yah!イエ~イ♪」
こんなノリの歌、キリコの居る世界に持ち込むな、アホか!
もうね、毎回EDで雰囲気ブチ壊しでした。最低。
まあ、ともかく、ボトムズ好きのための一作。
ファンの方、EDは飛ばしてみてね。
次回予告はすごくいいから、そこは飛ばさないでね。
ポール星人/小っさ さんの感想・評価
4.1
ほぼオッサンの思い出話なので、スルーして頂いた方がイイと思います。
とある方の方とのメッセのやり取りで、今更無性にスコープドッグが観たくなり本編のお気に入りの16話"掃討"と21話"遡行"、んでペールゼンファイルズの"冷獄"を観ちゃいまして。
いい歳して最近のアニメを立て続けに観た反動なんでしょうね。
戦闘シーンの派手さで言えば孤影再びの黒い稲妻旅団との戦いが香港のアクション映画みたいな感じでキリコ無双なんですけど、あれはちと引く位強すぎなんすよねw
まぁボトムズなんて正直、私ら世代しか観ない作品とは思うんです。
私自身も今のアニメの質の高さとか話の練り具合なんて、昔のアニメとは比較にならないぐらい底上げされてると感じてます。
ただ久しぶりにボトムズ見たらやっぱり戦闘シーンでワクワクするんですよ、今でも。思い出補正なのかもしれませんけどね。
でも、正直私が観た最近のロボット・メカ物での戦闘シーンにはこんな高揚は無かったんすよね。
ボトムズ本編なんて、絵なんか今の視点で観たら酷くて見てらんない筈なのに。
やっぱグライディングホイールで滑走するスコープドッグやパイルバンカーでスタンディングタートル串刺しにするベルゼルガとか、パラシュートで無数に降下してくる姿とかね。痺れちゃうんすよね。
ボトムズのOVAでも野望のルーツ・赫奕たる異端・幻影編が物語の続きを楽しむ作品とすれば、ラストレッドショルダー・ビッグバトルと続いたは"昔のリアルロボットのアクション物"としての集大成としての完成形がペールゼンファイルズだと思ってます。
個人的にはですけどねw
私ら世代はこの手のばかり見た世代だから、バルキリーの板野サーカス一番の方も居れば出渕デザイン好きも居ますしね。
まぁ本作を今の若い方にもお勧めなんて言う気は更々有りませんが、観たらどういう感想持つのかなと言うのは興味ありますね。
maruo さんの感想・評価
4.0
この作品を見る方は、ボトムズの全52話を既に見終わった方だと思いますが、万が一未視聴でトライしようというチャレンジャーの方に向けて、少し解説を書いておこうと思います。
この作品に入る前に、まず、レッドショルダーという言葉を理解しておいた方が良いです。
レッドショルダー、正式名は、ギルガメス宇宙軍第10師団メルキア方面軍第24戦略機甲歩兵団特殊任務班X-1。
ヨラン・ペールゼンの上申を受けた参謀本部によって編成が認可された部隊です。
部隊のスコープドッグ(ロボットの一種と思ってください)は、その右肩を血のような赤で塗っていたことから、通称「レッドショルダー」と呼ばれました。
訓練で見方同士を殺し合わせたり、凄惨な戦いからも味方を犠牲にしてまで帰還したと噂されたりと、吸血部隊として恐れられていました。
この物語は、レッドショルダー部隊を除隊した主人公キリコ・キュービィーが、史上最大の作戦・タイバス渡河作戦の最も激しい戦いの渦中に放り込まれるところから始まります。
一方、ペールゼンは、レッドショルダーにまつわるスキャンダルで失脚し、軍事裁判にかけられていますが、情報省次官ウォッカムによって法廷から救い出されます。
ペールゼンの残した秘密文書に着目したウォッカムは、「異能生存体」の有用性を実験し、戦後における地位の足掛かりにしようと目論んでいました。
こうしてウォッカムの監視下となったキリコは、秘密文書にピックアップされていた4人とともに、次々と過酷な戦場を転戦させられることになります。
「異能生存体」でなければ生き残れないような過酷な戦場を。
この「異能生存体」については作中で少しずつ明らかにされています。
{netabare}
かいつまんで言えば、どんな過酷な戦場でも生存していること、生存率がずば抜けて高いこと、さらに突き詰めて言うと死なないことが、「異能生存体」の指すものです。
また、ペールゼンは、レッドショルダー部隊で異能生存体の研究をし、究極的に死なない兵士による軍隊の創設を目論んでいました。
そのリストに主人公のキリコが入っていたという訳です。
{/netabare}
要は、キリコを含む5人は「異能生存体」のテストをされる訳ですから、夥しい死者がでるような凄惨な戦場に次々送り込まれるハメになるのです。
当のキリコは、さも当然のように愚痴の一つも言わずに、任務を着々とこなします。
まるで何の意思も持っていないかのように映る、戦いのためだけに生まれてきたような人間、それがキリコ・キュービィーなのです。
このキャラクターを理解していないと、見ていても楽しくないかもしれません。
主人公が何の自己主張もしないのですから。
でも、旧来のボトムズファンからすると、これぞキリコ・キュービィーなのです。
まさにボトムズ大好き人間のための作品。
一度は見てみましょう。
yuugetu さんの感想・評価
4.5
新作アニメ「ゲッターロボアーク」2021年夏公開決定を記念して期間限定でYOUTUBEにて配信されました。
今作は2000年に発売されたOVAで全4話。ゲッターロボシリーズの平成OVA作品第2弾となります。
細かいことは気にせずアクションとロボを楽しみたい方にお勧め。
少々グロがあるのでご注意を。
{netabare}
全4話・2時間弱、映画1本くらいのボリュームでしょうか。物語は少々大味でハッタリ満載の派手さが売りの作品、というか意図的にそっちに振り切ってる気がするなあ…。
特筆すべきは市街地戦の多さ。作画負担が増えやすいコンテ・演出ですけど作画班の実力が伴っていて、しっかり嵌っていました。勢いがあって見ていてとても楽しいですね!特撮作品のロボ戦が好きな人なんかはかなり楽しめるのではないかなあと。
体格が良くて力強いキャラクターデザインも私は好きです。作画枚数はそれほど多くなさそうですが、上手に動きを付けていて、キャラクターのお芝居もアクションの勢いも楽しい。
音楽は主題歌もBGMも好き。
特にBGMは珠玉の出来です。OP曲を金管楽器(かな?)でアレンジしたBGMが1、2話で使われていて凄く格好良い。3、4話でもこのBGM使って欲しかったなあ。
キャラクターに複雑な個性付けが無いのですが、これがわかりやすく特徴的で面白い。そして女の子が格好良い可愛い。
あと、剴は癒し。
4話のみの短い作品のためか、実力優先で声優さんが選出されていて全体の安定感が魅力。例外は主人公でしょうか。號役は若手時代の櫻井孝宏さんで、演技に勢いとパワーがあって作風によく合っています。
ゲッターロボは3タイプに変形するため、全てに見せ場を作るのは簡単ではありません。それが2機+テキサスマックという欲張りっぷり!
真ゲッター3のみ見せ場が無いのは勿体なかったですが、他はしっかり活躍させているのが流石です。
私は翔が格好良くて好きですね。第2話でテキサスマックの危機に助太刀に入った時、かねてからの友人であった翔がネオゲッター2で駆け付けるのがとても良い。そのシーンのネオゲッター2は武人のようで格好良いです。剴とネオゲッター3の活躍で締め括っているのも好き。
全体的に忙しい作品ですが、第2話は単品で見ても十分に纏まっているので一番好きな回かも知れません。
VSと銘打ってはいるのですが、真ゲッターとネオゲッターが並び立つ展開ではないのが勿体ない。
ですが前作主人公の位置付けである竜馬と隼人が新人・後輩のサポートに回っているのが個人的には凄く格好良いなと思います。
川越淳監督もシリーズ構成の藤田伸三さんも熱血や人情を描くのは上手なタイプと理解していますが、今作はその良い面も良くない面もはっきり出ている印象です。登場キャラ・登場メカも多くて落ち着いて視聴する作品ではないかも。
勢いと熱量を楽しむと良いと思います。
{/netabare}
(2020.11.3)
【漫画版と東映版視聴したので追記】
元となった作品をわかるようになると、ガラッと評価が変わる作品でした。これは素晴らしい。
本作は王道のロボットアニメに親しんだ人にオススメしたいアニメです。
前日譚や人間関係は想像する必要がありますが、それ自体は王道ですのでロボットアニメが好きな人ならおそらく大丈夫。
(「新ゲッターロボ」は導入が丁寧で入りやすいのですが、後半は難解で壮大なSFとなりますし、グロ耐性下ネタ耐性が必要なので人を選ぶかなと…)
{netabare}
アニメアーク1巻ブックレットの南喜長Pインタビューに「ネオゲッターロボは東映まんがまつりのような子供にも観られるようなものを目指した」という内容が。しっかり反映された気持ちの良いアニメですね。
・東映版初代ゲッターロボ&ゲッターロボGを視聴して
本作のスタッフは皆さん東映版がとても好きだと思います(笑)。
まずはOPのゲットマシン発進シーン。東映版GのOPのわかりやすいオマージュです。
ネオゲッターロボのデザインはゲッターロボ號の頭部とカラーリングを踏襲していますが、ボディはゲッターロボGの3形態によく似ています。特にネオゲッター3は首のファンを回して竜巻を起こしたり、脚部のスラスターで敵を迎撃したり。これはゲッターポセイドンによく似ていて、東映版で目立っていた武装です。
東映版號と漫画版號で號・翔・剴が乗り込むゲッターロボ號は、版権が複雑でOVAでは出せなかったそうなんですよね。OVAスタッフの苦肉の策なのでしょうが、作中ではゲッターロボGは初の戦闘を前提としたゲッターロボですから、プラズマエネルギーで動くネオゲッターロボに受け継がれる説得力のあるチョイスだったと思います。
恐竜帝国の描き方にもリスペクトがありますね。
東映版では恐竜帝国とのラストバトルが不完全燃焼なんですよ。帝王ゴールはラスボスとしての存在感を発揮できなかった。漫画版でも非業の死を遂げています。恐竜帝国のファンって視聴者に結構多いんですよね。でも東映版と漫画版はそれぞれ違う意味で爽快なラストではない。
本作で帝王ゴールは強大なラスボスであり、部下とのやり取りも増えていて胸のすく想いでした。
・漫画版を読んで
本作のスタッフは皆さん漫画版もとても好きですね(笑)。
漫画のワンシーンや印象的なセリフをいくつも引用し、それを違う物語に整理しつつ違和感なく嵌め込んでいるのが凄い。
漫画版隼人は苛烈に見えるけれども素が苦労人で、本作にもその性質が強く引き継がれています。3話冒頭で真ゲッターロボの起動を政府関係者に許可されず、イライラしながら峠道で車を飛ばす。そんなちょっとしたカットにキャラクターへの愛を感じます。
竜馬と隼人が亡くなった武蔵に語り掛けるシーンが本作には多い。これはチームが離散して竜馬と隼人の時が止まってしまったから、そして漫画版とは流れが違うからです。
5年前、武蔵の特攻で恐竜帝国を退けることには成功したものの、ゲッター線によりニューヨークが壊滅してしまった。日本は海外からの非難に晒され、真ゲッターロボもゲッター計画も凍結されてしまった。
そんな物語に変更されているようなんですね。だからネオゲッターのパイロットが揃ったこと、恐竜帝国が壊滅したことを武蔵に捧げる。やっと竜馬と隼人は過去を振り切ることができたわけです。
若い3人の力と前向きなエネルギーが、止まっていた物語を動かす原動力になっているのが良いですね。{/netabare}
(2021.12.5)
takato さんの感想・評価
4.0
別に80年代が青春でもないし、その時期のアニメばっか見てるわけじゃないが80年代デザインかその派生系くらいが一番好き。昔は良かったおじさんじゃないが、ドンドンあっさり化ソフト化が進み過ぎてる気がする。
それにしても、榊原さんが出てる作品にハズレ無し。ただ、本作の主役の一人プリスの中の人が声優さんよりメインが歌手の人らしく上手くねぇ…。山ちゃんがモブやってるのが時代を感じる。
どうでもいいが、近年流行りのシティーポップのサンプリング映像として80年代アニメが採用されてるって話は聞いてたが、本作を見てたら「あ!、このシーーンは。」ってところがあって驚いた。80年代アニメには存在しないノスタルジー効果があるのかもしれぬ。
バリってるでお馴染み大張さんや、「ポケ戦」の高山さんなど有能クリエイターが参加しているだけあって回によってクオリティーが段違いである。ただ、一番印象的なのは、7話でうるし原さんが参加していて、みんなうるし原さんデザインに変更されて美少女度マシマシな濃い目になってて良し。やはり私は濃いめなデザインの方が好きなのかな。
ただ、全体としては、こういう作品は「パトレイバー」みたいに沢山の話数をテレビでやりつつの方が合っている気がした。1話完結タイプの話は短いovaだと少々物足りない。
らびえぬす さんの感想・評価
3.0
本作品、随分昔に同じバイト先の方から借りて観ました。
作画はお世辞にも良いとは言えませんが、何故かはまったような気がします。
ちょっと退廃的な東京が舞台ですが、そこがすこしばかりエキゾチックな感じがして、ツボにはまりました。
脚本もOVAということもあり、無理やり感満載で今の私では受け付けないと思いますが、その当時は全然OKでした。
キャラは一応、美少女系なのでしょうが、今のアニメのそれとは少し違った方向性だと思います。
これも、もう一度観てみたい作品です。
多分、途中で挫折しますが・・・・
しげ さんの感想・評価
3.2
作画は結構好みなのだが、なんせ古いアニメゆえの低解像度。ブラウン管テレビで見れば良いのだろうけど、FullHDで見ると残念な画面にw
あの単調なストーリーでは今さら1080pにリメイクされるはずもなく、どうしても見たい人だけ見てね、としか言いようがない。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.5
先日発売された4KリマスターBlu-ray買っちゃいました♪
80年代半ば頃から90年代にかけて、
二次元世界では数多くのビキニアーマー美女戦士が活躍していました。
ビキニアーマーは何も本作みたいに、
マニア向けOVAに登場するお姉さんだけではなく、
一部の一般子供向けコンテンツの女の子にも浸透していたように思います。
実際、私とビキニアーマー戦士との初遭遇は、
アニメ『ドラゴンボール』のチチ(幼少期)でしたし。
当時ゲームショップに行くと、『ドラクエ3』パッケージ裏の女戦士を始め、
ビキニアーマー戦士のビジュアルがやたら目に付いた記憶があります。
ビキニアーマー戦士と言うのも、何とも摩訶不思議な存在で、
各種ハプニングシーンや恋愛、ラブコメ展開には恥じらうクセに、
己の際どい装備にはさほど恥じらわずw
堂々と胸を張り、その身一つで世界を救う戦いに挑んでいく……。
これは幼い頃の私が、女の子は露出することでパワーを発揮するなどと、
勘違いしても、仕方ありませんねw
そんな私にとって、本作主人公の朝霧 陽子は、
日本におけるビキニアーマー戦士の源流を形成したレジェンドとして、
一度、相まみえてみたかったヒロイン。
けど、映像ソフトのプレミア化などに阻まれて中々機会がなくて……。
今回のBlu-rayリマスター企画は千載一遇の好機でした。
とは言え、ただビキニアーマーと言うだけで、諭吉一枚差し出すほど、
尊氏の守銭の砦は脆くはありませんw
ダメ押しとなったのは、本作キャラクターデザインが、いのまたむつみ氏だったから。
いのまた氏と言えば、個人的に筋肉の造形が素晴らしいと尊敬しているイラストレーター。
特に脇腹!脇腹が良いんですよ~♪
後のゲーム『テイルズオブデスティニー』(PS)の筋肉担当・コングマン辺りの、
ムキムキに割れてる腹筋を描くのは当たり前として、
いのまた氏の場合は華奢な美少年や可憐な美少女。
一見して筋肉無さそうなキャラの腹も、決して寸胴みたいにスンナリ描かず、
ちゃんと内側に筋肉があることを意識して、くびれを描き込んでくる。
今回のリマスター企画で書き下ろされたジャケットサンプルの陽子の腹を眺めていて
かつて小説『宇宙皇子』の挿絵で描かれた美少年が見せた上半身裸体の肉体美を目の当たりにして、
筋肉に関するフェチズムに目覚めた宿命を思い出しましたw
いのまた氏は還暦間近になっても、肉体描写は衰えないなぁ~。
特典でアートブックも付くのか~。と密林で色めき立っている内に、
私の右手は、自動的に購入ボタンをポチっていましたw
とは言え、いくらキャラデザが頑張っても、
アニメーターが意図を汲まなければ意味がありません。
が、本作は作画監督も、いのまた氏、御自らが務めているので、問題ありません。
ビキニアーマー戦士のボディーラインや肢体の躍動感が、
好センスのアングル、作画構成で見事に表現されていました。
陽子の脇腹には確かに筋肉と夢が詰まっていましたw
ストーリーもある朝、告白に躊躇してしまったヒロインが、
召喚された異世界で戦い抜くことで、自らの心の弱さに向き合い、
元の世界で、幸せを掴むためのほんの少し勇気、成長を見せるのか?
と言う王道展開。
そんなメインテーマを“レダの心臓”即ち、
{netabare}ヒロインが意中の彼に告白するために、
作曲、録音したピアノ曲の収録テープが入ったカセットウォークマン。{/netabare}
と言うキーアイテムを活用し、異世界の危機と、揺れる乙女心を同列に語ることで、
王道を盤石にしていく脚本、演出が実にいじらしいです。
相変わらずヒロインは、恋には時めき恥じらうクセに、
異世界での大胆な露出には恥じらわずw
“レダ”のパワーか何かで、各種武器、乗り物の超人的な運用も、
学習なしで適応してしまうテンポの良さ。
朝霧 陽子は、まごうこと無きビキニアーマー戦士でした♪
ビキニアーマーだけでなく、ヒロインが冒険する、、
奇怪な生物が巣くう荒涼としたファンタジー世界と、
過ぎ去りし文明の機械、可変対応のビークル、飛空艇、巨大ロボ、空中要塞の異様。
CV池田 秀一氏の狂気を孕んだラスボスの言動。
異世界へ誘う、鷺巣 詩郎氏の高揚感溢れる劇伴。
80年代、気鋭の若手スタッフらによる“魅せたい”
アニメファンの“観たい”がギッシリ詰まった……。
OVA黄金期の解放区としての気風が存分に感じられる快作です♪
ato00 さんの感想・評価
3.5
美人でスタイルの良い女子高校生が、今は亡きウォークマンとともに異世界へ。
なぜか露出度の高い衣装を着用し、レダの戦士となって戦います。
登場人物は数人と一匹、尺も短いので、ストーリーは至ってシンプル。
巨大な花に包まれて変身。
異形の兵器群登場。
果ては、可変戦闘機を用いたロボットアニメ。
と、様々な趣向で楽しませてくれます。
食事でおびき寄せるとか古典的。
蜃気楼を意識してか、高層ビル群がさかさま。
等、やや的外れな感じが懐古的です。
ED曲が意外とよい。
昭和な歌謡曲チックで、気が遠くなりそうです。
Dkn さんの感想・評価
3.9
カナメプロダクション制作。
女性主人公が異世界「アシャンティ」に飛ばされる。
今じゃあんまり珍しくない設定ですね。
でもこの頃のアニメでは結構珍しい設定でした。
金田作画の影響が多大にあるので、前作の『BIRTH』(バース)よろしくヒカリまくりますね。
いのまたむつみのキャラクターデザインが可愛い。主人公の朝霧 陽子はこの頃の有名ヒロインでした。
女性キャラクターの布面積が少なく、ビキニサイズの布に肩当てという古き良きスタイルです。
{netabare}
冒頭の並木道が光で飛んでる場面が、日本というよりヨーロッパでありそうですね。
現実世界から逃避したい陽子の色あせた世界という表現だったのでしょうか。
遠くにあるビル群が結構適当で、雑だなあと思った気がします。
異世界に飛ぶ表現がまだ確立してない時代なので、特殊なエフェクト入れてましたね。地面溶けて沈むって(笑
{/netabare}
異世界に行ってからは、OVAシリーズらしく背景動画やヌルヌル動く戦闘シーン、
巨大建造物の細かい背景など、作画にこだわってます。
シナリオや雰囲気も少女漫画チックな爽やかさが全編通してあり、
とにかく女の子の可愛さを魅せることに徹底していて、嫌味がないです。
内容というより、作画や女性キャラの描写のこだわりを楽しむのが
メインで、正当なOVA作品だと言えます。
ここから戦う女性主人公の作品いっぱい作られましたね^^
鶴ひろみさん、だいすきでした。
ポール星人/小っさ さんの感想・評価
3.6
記憶ではビッグバトルの後、且つ野望のルーツの前だったと思いますが・・・
当時はボトムズのOVAなのに主人公がAT乗らないと聞いてガッカリしたんですよね。まぁ私もロボット大好きなお子様趣味を引き摺ってたのでw
陰謀にはめられ、最前線にAT無しで投入された小隊の唯一の生き残りが主人公メロウリンク。100年戦争終結後、その彼が陰謀に関与した上官達を探し出し復讐していく話なんですが、次第にその陰謀の陰に軍の上層部の関与がチラついて・・・って展開でして。
見せ場は、生身の体と対ATライフルとパイルバンカー(火薬で繰り出す槍)と機転でかつての上官達の乗るATを屠る様なんで御座います。
・・・地味に思いますよね?
実際、地味ですw
ボトムズ自体が地味なのに輪をかけて地味な話なんですが、これぞボトムズという世界だから成り立つ話なんすよね。
ガンダムも本編で数機のワッパと時限爆弾でガンダム追い詰める話も有りましたし、MSイグルーでも対MSミサイル部隊の話が有りますが、メロウリンクは一人生身でメインメカのATと戦うんですよ。
コレはATが4m弱の小さなロボット兵器だからこそ、嘘くささ感じさせず殺るか殺られるかの緊張感有るんですよ。
ボムムズ好きならば皆知ってる事ですがボトムズってタイトルの意味は、兵士の底辺(ボトム)に位置づけられたAT乗り達の蔑称な訳ですが、主人公はさらにその下、対ATライフルしか持たされなかった兵士です。
その兵士の底辺が、戦後に我が世の春を謳歌する元上官達に復讐していく爽快感。
若い方でもボトムズ見た事有る方ならば、見た方がイイです。
確か、陸戦型ファッティーもこの作品が初出だった筈です。
でもね、やっぱりボトムズ本編と無縁の方は見ない方がイイかと。
ボトムズってシリーズは、一見さんお断りの料亭みたいな作品ですしね。
ガンダムだって時代の要請に合せてかわいい女の子増やしてるのに、酷いもんです。マクロス見習えって私ですら思いますがw
kakizaki さんの感想・評価
3.5
この作品は装甲騎兵ボトムズと同じ世界を共有していて、直接ではないが、かなり間接的に本編(ボトムズ)とかなり関わりのある作品にできている。
{netabare}
本軍を逃がすために囮となる無謀と言える作戦を強いられ、唯一生き残った主人公は軍法会議で敵前逃亡と言い渡され、上層部への仲間の復讐を誓い脱出したところから話が始まる。
まさかAT(ロボット)に一回も主人公が乗らないという、ロボットアニメでは考えられない展開で、何度も生身とロボットでの戦闘やまさかの決闘までしてしまう。
そして、今のアニメでは考えられない、女性の主要キャラは、ヒロインのみ、サブもいなく、一言二言しかしゃべらない脇役のみ登場する。
結局彼がやろうとしてた事は、結局凡人レベルの主人公がやれる範囲内のことであり、その後ボトムズの主役のキリコがやってくれた。
結局彼のやったことはエゴの範囲内であり、それ以上でもそれ以下でもない、普通の人間ってやっぱりこんなもんなんだよなぁと教えてくれた作品だった。
{/netabare}
takato さんの感想・評価
3.9
最低野郎αさんが紹介していたので視聴。ボトムズほどの傑作ではないが、サクッと見れる外伝な復讐ものとして面白い。ただ、この手の復讐をテーマにした作品は「ガンソード」というオールタイムベスト作品があるので、そこまでビンビンには来なかった。詳しくはαさんのレビューを是非御覧ください。ボトムズ話も素晴らしいので。それにしても、明夫さんの初期出演作品で、ヒロインがタチコマ、敵に荒牧課長がいると私としては攻殻を連想せざるをえない。
ユニバーサルスタイル さんの感想・評価
4.9
このアニメには実に色々なエッセンスが詰まっています。
美少女が出てきてしかも女の子同士でイチャイチャする、美少女アニメ要素。
巨大ロボットに乗り込んで闘う、ロボットアニメ要素。
不気味な容貌をした化け物に人間たちが襲われる、スプラッター映画要素。
宇宙を股にかける生命体の侵略、SF映画要素。
巨大な敵とビル群を背に闘う、怪獣特撮要素。
このカオスさは80年代のアニメじゃないと味わえない。
イクサー1はそういった時代の象徴だと思います。
いずれも異常なこだわりが感じられて、面白いというか感動すら覚えます。
美少女好きなんだなー、怪獣好きなんだなーというのが見ていて分かります(笑)
ストーリー自体は極めて単純、分かりやすい。大味ながら直球で「愛!」をぶつけてくる辺りが最早清々しいです。
地球人のヒロイン、加納渚が異星人のイクサー1に惚れられて一緒に侵略者である悪の親玉、ビッグゴールドを打倒せんとします。
イクサーロボに二人で乗り込み悪をぶっつぶせ!!
敵も味方も愛ゆえに闘い傷つき倒れていく。そして愛ゆえに立ち上がる。美少女だらけでも完全に燃えアニメです。
燃え、というキーワードの中で力強い声質をもつ渚役の荘真由美さんと主題歌を担当する柿沢美貴さんの功績は偉大です!荘さん最高です!!
女の子は可愛いしロボットはカッコいいし音楽も素晴らしい。
重厚なテーマみたいなものはなく、ただひたすらに娯楽作です。
ちょーっと今見ると異様な雰囲気かな?と思いますので、今のアニメが好きな方には全くオススメできません。
全3話(巻)、次に続きます。
ちょっと思ったこと
{netabare}
この『戦え!!イクサー1』というタイトル。
もしかして『戦え!オスパー』のパロディであったりするのでしょうか。
話は全然関係ないし響きが似てるというだけなので多分違うとは思うのですが。
気になりました。
{/netabare}
takato さんの感想・評価
3.9
某新旧アニメ紹介動画で興味をもって視聴。80年代ovaらしく、ハイクオリティーで無駄にグロ+エロだけど、エロが百合要素強し!なのも、80年代デザインだけど古びない可愛いキャラデザで、現代でも十分楽しめる作品。敵も味方も百合カップルって!。
下手な現代のアニメより、予算があってクオリティーが高くてキャラデザも良い昔の作品のが遥かに萌えも燃えもある。キャラデザの価値は、新旧で決まるんじゃなく、上手いか下手かしかない。塩沢さんが出てるのも嬉しい。モブにカミーユや鉄男がいるセンスは嫌いじゃないわ!。
これはもうちょっとソフトにして2クールとかでTVアニメで見たかったかも。イクサー2のハカイダー感とかもそこで深められたらより良かったなぁ…。
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
3.4
この作品は、平野俊貴氏が原案、監督、キャラクターデザインを
務めたロボットOVAの一つである。ちなみに、平野俊貴監督のOVAは
これが3本目となる。
当初は永井豪の『マジンガーZ』をベースに、ストーリーとメカの
両面で大胆なアレンジを加えるリメイク作品として話が
進んでいたのだが、諸事情から制作中止となったため
オリジナルアニメとして変更された経緯がある。
全体を通した感想だが、設定はよく練られているものの、
ストーリーが追い付いていない印象を受けた。というか
明らかに尺不足だ。因縁のライバルとして君臨すること
となるギル・バーグのキャラは良かっただけに、どうして
こうなったのかと見ていて切ない気持ちにさせられた。
非常に勿体ない。
平野氏によれば4話の企画もあったそうだが、それが
実現することはなかった。
(それを観たかったなあ…と思うのは私だけだろうか)
まずは良かったところから書いていきたい。
戦闘シーンは熱い所が多く、それなりに見応えがあった。
目を見張るほどではないが心の中でおおっとなった場面が
数か所あったのも事実。
また、とても展開が分かりやすいので、難しく考える心配もない。
サイダーを飲んでいるかのような気分で見ることが出来る。
70年代のスーパーロボットを懐かしむための映像として楽しむには
もってこいの作品だろう。
ここからは気になった所を。
先程前述したように、一番の足枷となっているのは
ストーリー展開だ。どういった話なのかは後で思い起こせば
なんとなく理解はできるものの、直にインプットする
のは非常に難しい。要は詰め込みすぎたのだ。
ダンガイオーに乗るパイロット4人のバックボーンを
きちんと描かれていた事は良かったが、反対にギル・バーグの
掘り下げが全くできていない。
千葉繁氏が懸命に演技したとしても、この有様では
双方が報われない。可哀想。
まあ、この作品の盛り上げ役として十分な役割を果たすことには
成功したなと途中で考えを切り替えることにした。仕方ないね。
また、基本的にはサイキックウェーブで勝負が決まるため、人に
よっては見ていて飽きる可能性も否定できない。良くも悪くも
作品のノリについていけるかがカギとなっている。まあ、
ここは個人の好みということで。
終わり方が中途半端ということも相まって、誰にでもお勧め
できる作品ではないが、昔ながらのスーパーロボットを
もう一度見たいという方であれば楽しめると思う。
私からはあまり勧めない。
ユニバーサルスタイル さんの感想・評価
4.5
1979年に放映されたガンダムの影響等で、80年代に入って以前のスーパーロボット系のアニメが減少したことを考慮して制作されたアニメ・・・らしいです。
宇宙の散り散りから集められた超能力者4人がいきなり合体ロボットで戦うことになる、正に理屈抜きの展開。
OPから迸る熱血オーラ、水木一郎×堀江美都子の豪華共演で掴みは最高です。
ロボットを駆りつつ、自前の超能力を用いながら戦う戦法がとてもユニークでした。
とにかくロボットの立ち回りと戦闘が断トツに格好良いです。
合体時にミアが発する「クロスファイッ!ダーンガーイオ~!」って張りのある掛け声が最高です。荘さんにしか出来ない芸当だと思います。
あとダンガイオーの‘サイキック・ウェイブ’や‘ダンガイソード’は迫力があって良いです。
ヒロインのミア・アリスを始め、美少女アニメとしての側面も強いと思います。平野俊弘さんの描く美少女キャラ、個人的にはすごくツボです。
ただやはり時代の流れには勝てなかったか、3巻で打ちきり終了となりました。
そのため、各キャラの過去エピソードがかなり雑な扱いになってます。せっかく個性的な面々なのにキャラ紹介で終始してしまうのは本当に勿体ないと思いました。
極めつけはわずか2話目で1話の総集編を行う有り様(笑) よほど予算が足りなかったのでしょうか、制作スタッフの苦労が窺えます。
そんな感じで、AICが果敢に挑戦した結果不発に終わった感のある本作品ですが、
2話「涙のスパイラルナックル」は総集編を考えても素晴らしいエピソードです。ラストは感動もの。
この回だけでも見る価値あったと思います。
ウィラード さんの感想・評価
4.1
1話がピークではあるものの
1話のテンポの良さが異常だった
ダンガイオーは普通にOVAで良かった作品だけど、
完結までやって欲しかった
ロボットが飛ぶのがダイゼンガーに似ていた
OVAで短いながらも、流れが好きだったなぁ
ロボット好きにはいいんじゃないかな