戦いでモンスターなアニメ映画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の戦いでモンスターな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の戦いでモンスターなアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.5 1 戦いでモンスターなアニメランキング1位
テイルズ オブ ヴェスペリア-Tales of Vesperia(アニメ映画)

2009年10月3日
★★★★☆ 3.9 (187)
1047人が棚に入れました
人と魔物の大きな戦い「人魔戦争」終結から数年。人々は根源たる力・エアルによって、繁栄を築き上げようとしていた。帝国騎士団ナイレン隊に所属する新人騎士のユーリとフレンは、先輩である双子の姉妹騎士ヒスカ、シャスティルとともに、シゾンタニアの町を守る任務に就いていた。しかし町にほど近い森でエアルが異常噴出し、凶暴な魔物が増殖する事態が発生。これを深刻に受け止めたナイレン隊長は、独自調査を開始する。

せきひろ^ ^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

続編見たいです!!

新米の騎士ユーリとフレンは
シゾンタニアという街の
帝国騎士団に所属していた。
彼ら二人と仲間の騎士達が
街の周辺にいる魔物の凶暴化のため
撃退任務にあたっている所から
ストーリーは始まってます^ ^

作画が物凄く綺麗で
魔物との戦闘シーンは見やすくて
短い時間の中でのキャラの
把握もしやすく悪くない展開もあって
物語もあまり理解に困らなかったです!
ゲームはしてないのですが
結構楽しめたと思います(^∇^)

この作品はこっから面白くなりそうな
気がしますし、ユーリとフレンが
どうなるのかとても気になるので
続編やってほしいなーって強く思います!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

販促作品としての役割を全うした・・・と思いますが、続きが気になります!

この作品の原作は未プレイです。テイルズ オブ エターニア、テイルズ オブ ファンタジア、テイルズ オブ ジ アビスに続く第4作目のテイルズ作品・・・だと思っています。

物語の舞台は、テルカ・リュミレース・・・この世界ではそれぞれの街が、地下に眠る世界が最初に形作られた際の余剰エネルギーであるエアルを吸収して作動する魔導器よって結界を張り、魔物の侵入を防いでいます。
大半の人々はその結界から出ることなく生涯を全うするとか・・・

この物語の主人公は辺境の騎士団に所属する青年ユーリ・ローウェル・・・その騎士団には幼馴染のフレン・シーフォも一緒なのですが、自由奔放なユーリとは真逆な性格の堅物である事も手伝って顔を合わせる度に喧嘩ばかり・・・
そんな二人を何かと気にかけるお姉さん的存在が、先輩騎士である双子のシャスティルとヒスカ・・・
そして隊長さんが、部下や市民から慕われている質実剛健なナイレン・フェドロック・・・が主要な登場人物です。

この世界では、エアルによる魔導器の恩恵を受けていますが、それはエアルと魔導器の需給バランスが取れているから・・・
だからバランスが崩れると当然恩恵も受けられなくなる訳ですが、バランスの崩れ方によっては最悪の事態を迎えてしまう・・・そんな諸刃の剣でもあったんです。

予兆はありました・・・決して手をこまねいていた訳ではありません。
ただ、魔導器は古代の遺産であり現代技術では全容が解明できず、どうしても調査に時間を要してしまいます。
そしてコップから水が溢れるようにエアルの量が増大し・・・様々な突然変異を起こしながら物語が大きく動いていきます。

最初は騎士団の軍用犬であるランバードに・・・
ランバードはとても忠実で賢い軍用犬でした。魔物退治の際に部隊を支援するなど働きも上々・・・
だから軍用犬でも騎士団のメンバーにとっては大切な家族も同然なんです。
そんな忠犬にもエアルのまるで毒の様な牙は全然容赦なんてありませんでした・・・
たくさん名前を呼びました・・・
いつもなら二つ返事で反応があるのに・・・
その決断・・・心が痛みました・・・

悲しみの・・・最悪の連鎖は止まりません。
魔導器の使用にも支障をきたす様になってしまったのです。
この事態が更に深刻化すると、街を守っている結界そのものが消滅してしまう・・・
そしたら、魔物が一声に街になだれ込んでくる・・・

諸悪の根源を絶つべく立ち上がった隊長・・・
この先にどんな困難が待ち受けているか、きっと皆んな察しがついています。
それでも守るために立ち上がる騎士たち・・・
この雄姿は本当に格好良かったと思います。

ここから物語はクライマックスに向け駆け抜けていくのですが、やはり順風満帆ではありません。
得たモノに対する代償・・・とても等価だとは思えませんでした。
気になる方は是非本編でご確認下さい^^

約2時間弱の作品でしたが、物語は綺麗に纏まっていました。だけど、これがRPGなら正直世界観はあまり広くないなぁ・・・と思っていましたが、エンディングを見てそんな思いは吹っ飛んでしまいました。
これまで見たことのないキャラや乗り物が次々と出てくるじゃありませんか・・・
面白そうなカットの連続に「こんなの隠してるのってズルい・・・」と思っちゃいました。
このエンディングを見たら誰だって続きが気になると思います。
・・・と思っていたら、この劇場版はゲームの始まる前の出来事が描かれていたそうです(wikiより)。
どうりで見た事の無いカットが続くわけだ・・・^^;

引き続き「テイルズ オブ シンフォニア」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

~ひよこ道~ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

PSPのUMDで見ました

PSPで見たんですが、(て言うか弟のを拝借w)なかなか良かったと思います。
ゲームやる前に見てもクリア後に見てもどちらでも楽しめると思います。

ヒスカとシャスティルがかわいいです。
見分け方は・・・・・・・・・・・・・・・まあ置いといてw

隊長の人柄が素晴らしすぎます!
エステルはドレスがデフォ衣装です。
リタがかわいいです!
カロルを探せ!(一瞬だけ出ます、見逃すな!)
隠密行動中のレイヴンも出ます。
このころのアレクセイはまだあんなこと考えてなかったのかな?それとももうすでに?
残念ながらジュディ、パティは出ません・・・。

おもしろいんで見てみたらどうでしょうか?
ラピードかわいいなあw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

62.8 2 戦いでモンスターなアニメランキング2位
SHORT PEACE(アニメ映画)

2013年7月20日
★★★★☆ 3.7 (90)
470人が棚に入れました
【火要鎮】18世紀、江戸の町。商家の娘お若と幼馴染の松吉。惹かれあう二人であったが、松吉は家を勘当され町火消しとして生きる。そんな最中、お若の縁談の話が進み始めた。松吉への思いを忘れられない彼女の狂った情念からの行動は、大火事を引き起こし江戸の町を焼き尽くす。その大火の中で再びめぐり合う二人。巨大都市江戸の大火を舞台としたスペクタクル。【九十九】18世紀。嵐の夜、深い山中で男が道に迷っていた。そこで見つけた小さな祠。中に入るとその空間は突然別世界の部屋に変化する。そこに次々と現れたのは捨てられた傘や、着てもらえなくなった着物などのモノノケ達。男はその怨念を秘めた古い道具たちを丁寧に修理し、慰めてやる。【GAMBO】16世紀末。戦国時代末期。東北地方(最上領)の山中に天空より何かが落下した。直後、寒村に一匹の巨大な鬼のような化け物が現れ略奪の限りを尽くす。時を同じくして寒村に暮らす少女カオは白い熊と出会う。人の言葉を理解するその神秘的な熊にカオは救いを求めた。かくして鬼と白熊との激闘がはじまる。新機軸のバイオレンス作品たるべく、荒く力強い画面を3DCGの技術を活用し描き出す。【武器よさらば】近未来。東京。砂漠の中の廃墟と化した都市を訪れたパワードスーツで武装した5人からなる小隊は一台の戦車型無人兵器と遭遇戦となる。しかし、次第に歯車が狂い始め小隊は窮地に陥っていく。大友克洋の原作による伝説的な戦闘アクション漫画を、再構築し、リアリティと革新性のある描写をめざした。エキサイティングなアクション作品でありながらも、無常観の漂うテイストに仕上げた作品。

声優・キャラクター
春名風花、早見沙織、森田成一、山寺宏一、悠木碧、草尾毅、田村睦心、浪川大輔、二又一成、壇臣幸、牛山茂、大塚明夫、置鮎龍太郎

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

お兄ちゃんコレいっぺん大声で言ってみたかったのでこの際言わせてちょ!「世界よ!!これが日本のアニメーションだーーー!!!」

まずオイラは「ミヤザキハヤオ」「オシイマモル」「シンカイマコト」「ホソダマモル」が通じても「オオトモカツヒロ」が通じないっていう職場の後輩のその偏ったヲタク脳を叩き直してやりたい^^b










大友克洋監督以下、日本が誇るトップクリエイターが一同に集結した短編4本で構成される劇場作品
かつての『MEMORIES』を髣髴とさせるオムニバス形式ではありますが、主にCGと手描きアニメーションの融合を図った先端技術の映像もまた魅力の一つです
ってかもうほとんど作画とCGの境目はワカラン
間違いなくその分野では最先端


ちなみに今作のテーマは4本それぞれがなんらかのカタチで『日本の姿』を描いていること
つってもそれは最初の2本を作った後で決めた完璧なこじつけ(笑)
4本とも“特に深みのある作品ではない”ことを先に謝っておきましょうw
心温まるラストが印象的な【九十九】はともかくとして、他三本は「まあ見事に話の中身の無い作品が揃ったもの」で逆に大したもんですw
なんも考えず、“娯楽作品”としてご堪能頂くのがいいかと思います
アクション、ロマンス、スペクタクル、バイオレンス、SFメカ、女の子、そして笑いも・・・?w
そんなんで面白いかの?
オイラは暫し考えるのヤメたくなりました、モチロン良い意味で、こんなのを「衝撃的な作品」と呼ぶのでしょう


【オープニング】
森本晃司
Minilogue
春名風花


【九十九】
舞台は江戸時代ごろ
強面で大柄な男が一人、雨の降りしきる山中で道に迷ってしまう
男は見つけた小さな祠で雨宿りをすることにするが、祠の中には人々によってポイと捨てられた傘や流行から外れた絹織物に魂が宿りモノノケとなっていた
男を祟るかのように迫ってきたモノノケ達にしかし男は全く動じず、壊れた傘を修理してやったり、廃れた生地を仕立て直してやったり、『モノ達』の供養を淡々してやるのだが・・・

江戸時代の日本という視点と『付喪神』という日本人独自の感性から、エコが叫ばれる現代にも通ずる“リサイクル”というテーマを描く作品
説教臭い内容ではなく、むしろ主役の男の勢いの良さ、そして清々しいまでの潔さが軽快なテンポ感を生んでいます

森田修平
岸啓介
堀内博之
山寺宏一
悠木碧
草尾毅


【火要鎮】
「火事と喧嘩は江戸の花」と謳われた通り、江戸という町において最大のスペクタルといえば火災
商家に生まれながらも火事場に心奪われて親に勘当され、火消しとなった男、松吉
松吉と結ばれぬ恋に堕ちた幼馴染のお嬢様、若菜(お若)
お若の気持ちを無視した縁談の話が持ち上がる最中、悲しみの果てに狂気に駆られたお若はふとしたことで起きたボヤを見つめてある決意をする
やがてボヤの炎は大きくなっていき、二人の家と江戸の町を焼き尽くしていく
そして大火の中で再び運命の二人をめぐり合わせることになる・・・

大友克洋監督の最新作
『スチームボーイ』では“蒸気”を描いた監督でしたが、今作では迫り来る“業火”を描いております
4本の中で唯一ラブロマンスを扱った作品ではありますが、最も中途半端なストーリーテリングがなされている“最高に雑な話”でもありますw
今作のみシネスコサイズの作品なのですが上下の枠は黒帯ではなく、絵巻物をイメージした和柄の装丁になっているのが特徴
ラストシーンではこの装丁にもちょっとだけ目を向けていただきたいところ

大友克洋
小原秀一
久保田麻琴
橋本敬史
早見沙織
森田成一


【GAMBO】
戦国時代の出羽国(現在の山形、秋田に相当)
突如天から降ってきた“何か”から現れた鬼のような姿の怪物が山里の寒村で暴れだし、村の娘達をさらっていく
寒村で最後の娘となった少女、カオは人の言葉を理解する神秘的な白熊、「ガンボ」に鬼を退治してもらうよう祈る
少女の切なる願いを聞き取ったガンボは自ら鬼退治に向かい、鬼との死闘を繰り広げることに
目前に広がる圧倒的な暴力に恐れ慄くカオだったが、一部始終を見届けていた野武士の青年にガンボを差し向けた責任の重さを背負うよう「祈り続けろ」と諭される
そして二匹の戦いの行く末は・・・

この作品はもう単純明快、実に痛快、ようはプロレスがやりたかったらしいですw
極々ありがちな“昔話”のような舞台とあらすじ、しかし画面上に繰り広げられるのは圧倒的な暴力!血しぶき!肉が裂け、骨が砕ける轟音!
それ以外のナニモノでもありませんw
そう、今作のキャッチコピーは“ホントは怖い日本昔話”
コレに尽きるのではないかと?

安藤裕章
石井克人
貞本義行
七瀬光
田村睦心
浪川大輔


【武器よさらば】
富士山噴火と最終戦争で砂漠と化した東京を舞台に、大戦で失われた兵器たちを回収する任務に就く一個小隊
いつも通りに仕事をこなす彼等の前に、自律型歩行戦車「ゴンク」が立ちはだかる・・・

大友克洋の同名漫画に惚れ込んでいたカトキハジメが予ねてから映像化を懇願していたところ「カトキさんがやれば?」と大友から言われたのが出発点だとか
プロテクションスーツに身を包み、ビームライフルに電磁グレネード、UAVで武装した未来の兵士達の姿
数々のSF作品、戦争映画を踏襲した迫力の市街地戦
まさにオトコノコにとっては興奮と圧巻の連続
コレだけのために観に行っても良いのでは?そう感じすらさせてくれるラスト4本目、そしてこのプロジェクトの集大成と呼ぶに相応しいSFミリタリーアクションです!

カトキハジメ
田中達之
山根公利
堀内博之
小倉宏昌
森田修平
片山一良
佐藤順一
二又一成
檀臣幸
牛山茂
大塚明夫
置鮎龍太郎

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

THE ANIMATION!!

日本のアニメは凄いと思える作品!!
緻密で迫力がある映像は見応えありました。
人や動物が死んだり、暴力や惨殺シーンは苦手ですが
アニメーションの技として受け入れました。

森本晃司のオープニングアニメーションは
可愛くて、綺麗でワクワクしました!!

『九十九』は題材が妖怪なので、めちゃくちゃ好みです。
とても微笑ましい内容。CGが見事です。

大友克洋『火要鎮』は、江戸の大火の物語。
悲恋が大惨事に。
手描きとCGの区別が私には分かりませんが
繊細でともかく美しい。
これも好みです!!
以前、日本舞踊をやっていたので
『八百屋お七』を思い出す内容も嬉しかった。

『GAMBO』は昔話のような作画ですが
格闘シーンは壮絶で力が入りました。
思わず声にならない悲鳴をあげてしまいました。
パンフ買ってないので、白熊が何者なのか気になります。

大友克洋原作、カトキハジメ監督の『武器よさらば』
男の人は面白いのかも知れませんが、
これだけは、私の好みではなかった。
シニカルな部も分わるけど、なんかイライラしました。
どう違うのか原作を読んでみたい。

EDの「夢で逢いましょう」は違和感があり、
やっぱり好みじゃない。

絶賛ではないけど、アニメーション観たって感じです!

☆追記☆
『武器よさらば』のメカやシューティングは面白いです。
隊員の死や虚無感が好みではありませんが
私にはイライラするほど、ある意味影響あったのかと。

男性が好む作品かも知れませんね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

限られた時間の中に凝縮された様々な映像美

約68分 オープニング+短編4話
以前より興味があったのでレンタルで観てみました。

オープニング 監督 森本晃司
遊び心が満載の映像でした。楽しくなりますね〜
この世界に一気に引き込まれました^^

1 九十九 監督 森田修平
古き伝統のあるカラフルな色彩に目を奪われました。

2 火要鎮 監督 大友克洋
名のとおり、火の表現が凄かったですね。

3 GAMBO 監督 安藤裕章
とにかく迫力がありました。凄惨な場面が多いので苦手な方は気をつけてくださいね。

4 武器よさらば 監督 カトキハジメ 原作 大友克洋
近未来なお話です。機械がすごく緻密に描かれいて、内容は大友さんらしいオチですね。

日本を意識した内容との事で、日本の古い時代から近未来まで描かれています。

お話は時間が短いこともあって、単純で分かりやすい内容ですね。

でも、この短編集は作画はもちろん、カメラワークなどで様々な迫力ある作品となってます。

最後に、「アニメって凄い!」って改めて思う作品でした^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

67.1 3 戦いでモンスターなアニメランキング3位
ヒックとドラゴン(アニメ映画)

2010年8月7日
★★★★☆ 3.9 (53)
257人が棚に入れました
遠い遠い昔、はるか彼方の海の向こうのバーク島では、バイキングとドラゴンが長年にわたる戦いを繰り広げていた。
ある時、何をするにも冴えないバイキングの少年ヒックは、ドラゴンのトゥースと偶然出会った。
傷ついて飛べなくなってしまったトゥースに近づくヒック。
お互いに警戒しあっていたが、その距離は少しずつ縮まっていく。
バイキングとドラゴンは敵同士であって、本当なら友情なんてありえないこと。
しかし二人はその“秘密の友情”を築いていく。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大興奮のアニメーション映画!

原題は「How To Train Your Dragon」。

オードリーが宣伝していてまったく観る気が起こらなかったけれど、だいぶ時間も経ってあにこれの誰かのレビュー(誰のかは思い出せない)で面白いと読んだので、観てみることに。

結果から言うと、めちゃくちゃ面白かった!!!
2回観まして、2回目は好きなシーンや音楽をずーっと聴いていて、90分の映画なのになんだかんだ3時間くらい観てましたw


この作品はタイトルにもある通り、ドラゴンが出てきます。
ヴァイキングの住むある村では家畜などの食料を狙ってやってくるのがドラゴンでした。
奇妙なほどにデフォルメされた彼らの姿は不気味であると同時にユーモアにも富んでいます。
一人前のヴァイキングになればドラゴンと戦うことができます!それを夢見るヒック。
ある夜に彼が放ったカタパルトが偶然にもドラゴンを捕えました。そのドラゴンの名は「ナイトフューリー」。
ナイトフューリーはとんでもない速さゆえに、誰も見たことがなく、情報はすべて「unknown」。誰も知りません。
けど彼は捕えた!翌朝、身動きの取れないドラゴンに対し、ナイフを持ったヒックは、とうとう殺すことを恐れ何もできませんでした。
ケガをしていたナイトフューリーに対しヒックの取る行動で彼自身も、そして迎える結末も大きく変わった。
弱虫なヒックの成長と自立の物語です。


もう少しオリジナリティを出してもいいんじゃないかと思うけど、非常に良い出来で仕上がっています。
何が面白いかというとストーリーも良いんですが、なにより素晴らしいのは映像です。
これがほんとにすごい!ドラゴンの動きや種類ごとに違う吐く炎の数々。
その存在感や手触りまでも伝わってくるようなリアルな映像には黙っては観ていられません!
一番感動したのは、ヒックがドラゴンに乗って空を飛ぶシーン。
空を切り、海面ギリギリをとんでもない速さで飛行する。ぐんぐんと上昇し、次の瞬間には落ちていく。
そこからぶつからないように岩柱を超高速でびゅんびゅんとくぐり抜けていくシーンは何度観ても興奮します!
カメラ―ワークも新鮮です。ただならぬ臨場感を演出しています。すべてが新しい映像です。
「見たことのない世界が広がっている」なんて宣伝文句があるけど、まさにそれはこの映画のためにありました。

もちろんラストも素晴らしい。いやとんでもなく素晴らしい!奴と戦うヒックも分析的で頼りがいがあってかっこいい。
もう少し他の仲間たちのキャラが立っているともっと感動的だったのかもしれません。ただ90分の映画でそれは難しいですね。

特典映像でも語っていたけれど、技術は不可欠だ!と言い切るだけあってこの作品堂々たる出来です。
実写映画の監督(名前忘れた)に協力してもらってカメラワークなんかにもかなりこだわったようです。
観るとわかるのですが、ほんとにすごい。本当に細かいところまで力が入っています。
確かに「見たことがないもの」を作りました。僕はまったく既視感が浮かばず、常に感動していました。
それが小手先の器用さではなく、高い技術力とどうしたら観客を引き込めるかということを考えた末の映像だということをひしひしと感じます。それは僕のこの感動が証明していますよ!笑
アニメではあまりしないようですが、夜の暗さなどもちょっと見えにくくなってもリアルを優先して作ったと言います。
確かにちょっと暗いなあとは思った。実際に画面の照度まで上げもしたw
他のアニメでは、旧「ハンター×ハンター」ぐらいでしかやってなかったと記憶しています。
ちなみにどちらも良作で大好きな作品。

それとこの映画の音楽。
映画音楽というのは大体においてそれ単体で聴くにはちょっとこたえますよね。
パイレーツやハリーポッター、007、ミッションインポッシブル、ロッキーなどなど。
やはり映像あっての音楽なわけで長い時間聴くには飽きも早いです。
けどこの映画の音楽はそういう押し付けがましいうっとうしさはなく、あくまでも映像の補佐といった控えめな立ち位置にいて、前に出過ぎない優しいメロディが感動をふつふつと湧き起こすような音楽でした。
だから観終わっても何度も何度も聴いていたw


すごいすごいの連発でバカみたいなレビューで申し訳ないのですが、ほんとにこの映画は面白かったです。
ぜひ一度は観てみてほしい。とくにエンタメ好きには至高の作品ではないかな。
観るときは字幕でどうぞ!吹き替えを興味本位でほんの一瞬観てみたけど全然だめでした。
演技も中途半端だし、声も世界観や雰囲気と合っていません。なので字幕で 笑



{netabare}

衝撃のラスト。
主人公が足を失くすというのはショッキングでした。
あれ、最初観たときは失くす足は逆じゃないかと思いました。
ナイトフューリーの尾翼と逆にしないと助け合う的なことにならないな、と。
でもそうじゃなくて、ヒックのナイトフューリーを殺せなかった理由を思い出すとすんなり飲み込めました。
2人は似ていると。そっちに持っていきたかったんですね。それにしても大胆なラストです。ポケモンじゃ絶対やらないw

ナイトフューリーの光を追う姿が僕は一番好きでした。猫みたいですごく可愛かった。

ラスボスのあのデカいドラゴンに対してナイトフューリーの放った二発目の炎の迫力はすごかった!
あのシーンは何度観ても鳥肌ものです。めちゃくちゃ好き。

この映画すごくいいですね。DVD欲しいw

{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ドラゴンのしつけ方

まず大前提としてあらゆるところで絶賛されている作品です。
テンポが良いし起承転結もきっちり、よく出来た親子向けエンターテイメントです。
まぁ確かによく出来ていたのですが、私にはやや受け容れがたい面もありました。

単に人とドラゴンの友情と成長物語として素直に見れたら素晴らしい作品かもしれません。
しかしどうも納得いかないです。特にラストは日本人だったらそうはしないだろうと思われるようなハッピーエンドでした。
人とドラゴンの共生を描いているわけですが、人間側のエゴを強く感じさせる展開だったので、あれ?それでいいの?と言いたくなる代物です。
人の感じ方はそれぞれなので何とも言い難い部分ではあるのですが、個人的には人とドラゴンのお話より、「親子のお話」としてみた方がより良い作品に思えるのではないかと。

西洋のドラゴンをよく理解しているわけではありませんけど、人間にとって脅威となる存在であったとしても畏怖の対象ではない、それがよく分かる作品です。
迫力のある3DCG映像はエンタメとしては十分すぎるものではあるので、ハリウッドエンターテイメントが嫌いでなければオススメ出来ると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

細部に神が宿る。

 最高だった…。最初の触れ合うシーン、飛翔シーンだけでなんでこんなに感動してしまうのか。細部に神が宿るのは本当だなぁ~。


ひねったストーリーや、凝った設定がなくても誠実に作りこめば世界は血肉をもった物になって感情移入できるのだ。最後の巨竜の戦闘シーンは「パンツァードラグーン」を思い出して上がらざるをえない。


 そして感動しつつも、こういう映画は日本じゃあもう作れないのかなぁという感慨があった。ジブリのやってきた魂が国を越えて伝承されたのは嬉しいが、何か少し寂しいな。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

63.5 4 戦いでモンスターなアニメランキング4位
アフロサムライ:RESURRECTION-AFRO SAMURAI(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.8 (38)
236人が棚に入れました
「一番」のハチマキを持つ者は世界を制する力を持つ。「一番」に挑戦できるのは「二番」のハチマキを持つ者のみ。だが「二番」に対しては誰でも挑戦でき、ハチマキを狙う者達から常に狙われ続けることになる。かつて「一番」を持つ父を殺されたアフロは復讐のため「二番」を手に入れ終わることのない戦いに身を投じる。

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Hy buddy!! This is the entertainment of entertainment men!!

帰ってきたアフロサムライ!アフロサムライの続編!
ハッキリいって前回以上の出来です!悪乗りも磨きがましてます!
今度はアメリカンのバイクが出てきますwフロントフォークやフレームが竹ですww
ヘッドライトのしたに注連飾りついてますw
しかもハンドクラッチです!!無駄にcoolですww

今回は前回より少し内容もある感じですね。でももはや無くても楽しめるからww
音楽も前作に引き続き安定したCoolサウンドです!
今回ヒロイン役をルーシーリューがやってます、アニメにハリウッド俳優ってw
まあこの時点でもう、観る価値あるアニメだと思いますよw

前回より少し違ったかなと思うのが、美術ですかね。
前作から美術も圧倒的なクォリティだったんですが、今回はねぶた祭りのねぶたとか出来てきて、
その上でDJがプレイしてる「祭り」(祭り=(クラブ)イベントてニュアンスなんでしょうがね)
とかが有って凄く面白かったです。
ってかこんなイベント有ったら絶対きます!絶対おもしろいでしょ!!
話それましたが、そのねぶたの上での戦闘や、ねぶたを突き破って中に入って戦闘したり、その時ねぶたにアフロと敵の戦ってる影が映るじゃないですか、中に入ってるわけだから、それを外から描写したりとか。
そいう、面白い描写もあったし、
城の天守閣の屋根の上で戦ったり、桜吹雪が舞う中桜の大輪の下で戦ったりと、
いわゆる日本文化の美を描写した美術が前作に比べて多かった気がしました、それがとても良かったです。

現実離れした美の表現などはアニメでこそ、表現しやすいと思うのでもっとそう言うのを表現するアニメが有ってもいい気がしますが、少ない気がしてとても残念だと思います。
多分日本って国がもつ美意識は独特でその感覚はが他国より勝ってると思うんで、だからかな。
逆にエンターテイメントをやらせたらアメリカ人の右に出る人種は絶対いないと思ってま僕はw
彼等はいい意味でも悪い意味でもバカだからwMTVとか観たらその差は歴然ですw
美しい作品は無い事は無いんだけどね、ジブリの作品とか、最近だたらサマーウォーズ綺麗だったかな
「モノノ怪」の美術や表現はTV作品としてはかなりハイセンスだと思うし、ただやっぱりマイノリティだよね。
あ、因みにこの作品、美術でエミー賞とってますよ、それ程です。

悪乗りや、日本の美意識、こう言った多角的な視点から訴える表現が出来る作品、
それが僕がアフロサムライは「最高のエンターテイメント」だと思う理由です。
ってかこの映像作品つくった監督パネエよまじでw
あ、第3段するらしいですよ!絶対映画館いこw

タイトルは
「ヘイ、兄弟達!! これこそエンターテイメントの中のエンターテイメントだぜ!」


こう言う人にオススメ

前作の人
音楽の人
バトルの人
ルーシーの人
サムエルの人
Qタランティーノの人(QTの映画に感じがにてるからw)
モンスターアフロの人(今作アフロの頭はアフロとは言えないほどの域に達しているからw)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

GONZO×RZA×サミュエル・L・ジャクソン 

岡崎能士氏の原作をGONZOが見出しアニメーション化を企画。
偶然ハリウッド俳優サミュエル・L・ジャクソンがこの企画を見つけるや
「俺がアフロサムライだ!」と、自ら製作への参加を表明。
主人公アフロサムライを含む二役で、ボイスアクターとしても出演を快諾したらしい。

そして本作では、ルーシー・リューが登場。
主役アフロに対し復讐の執念を燃やす魅惑な謎の女敵役 シヲを華麗に演じる。
さらに音楽をヒップホップグループ、ウータン・クランの総帥で、「キル・ビル」
「ゴースト・ドッグ」などの映画音楽でも有名なカリスマアーティストThe RZAが
担当するなど、日本アニメとハリウッドメジャーの豪華共演を実現させた。(以上 公式サイトより抜粋)


主人公は巨大なアフロヘアの黒人の侍、そしてBGMはヒップホップ。
アンドロイドやアメリカンバイク、コンピューターも登場するはちゃめちゃ振り。
セリフは全編英語100%で字幕スーパー。
海外向けに日本が作った日本のアニメが全米で大人気らしいという
ニュースを見たのは2~3年前だっただろうか?
その時はあまり気に留めていなかったのだが、
今回この作品を観て、アメリカンなものを散りばめてはいるものの、
決して海外に媚びた作品だとは思わなかった。

そして前作より物語は深くなっており、背景の美術もきれいだった。
特に印象に残っているのは、何度か出てくる満開の桜のシーンと
ねぷたが行く祭りでのスタイリッシュなバトルシーン。
それからキラキラとさざめく海を見渡す丘からの眺めなどなど。

音楽は好みが分かれるかもしれないが、ヒップホップが苦手じゃなければ
たいていの人に聴き易い渋めのサウンドだ。

そして前作と何より違うのは、メインキャストに女性がいること。
主人公アフロの友人の妹であり、アフロを兄の仇として追う立ち居地が
物語と映像全体に奥行きと深みを与え、しっとりとした味わいが出ていた。

アフロの過去と友人関係、父親を乗り越えるという意味、
親子の絆というものが、殺伐としたシーンに織り込まれていく中
{netabare}「この世には血よりも濃い絆があるんだ」{/netabare}
というセリフが印象的。
桜の花びら舞う切ないシーンも、とても良かった。

いつか『ゲド戦記』を読んだときも思ったのだけれど
特に息子というのは、父親を自分の手で殺すくらいの覚悟で
精神的に乗り越えなければ、一人前とは言えないのかもなぁ・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒップホップなサムライ

サムライチャンプルーが好きなら…とお勧めされたので。
アクションシーンが凝っていて、ヒップホップが効いているので雰囲気は近いかも。

監督はバジリスクの木崎文智さん。
バジリスクは1話しか観てないけど、印象的なキャラ作りと、舞台を最大限に生かした戦闘シーンの見せ方が上手な人なんだなと思った。


良かったところ
作画が常にぬるぬる動いてる。アフロもキャラも常に動いてる。GONZOの気合の入れ方がハンパないなと思った。

バトルシーンは最初の橋上の戦いとねぶた上の戦いが好き
橋の戦いは
揺れながら敵との距離をつめて、傍観視点で斬りかかり、キャラの近くで断面を見せる。この流れるような剣劇が美しいなと思った。
そして最後に木の橋の下を描いて、びちょびちょ垂れる血で上の惨事を表現。とても印象に深く残った。

ねぶたの戦い
こちらは行動範囲が広いため、基本的に傍観視点でのアクション描写だったけれど、ねぶたの内側で戦い、外側から影だけで写す演出はねぶたの大きさも動きの大きさも見せられて面白いと思った。

キャラは濃いキャラだらけだけど、その中でもクマ(仁之助)が好き
着ぐるみのクマの被り物をしたサムライで虚ろな目は吸い込まれそう。
キュートな見かけによらず、バイクを乗り回しアフロに斬りかかるギャップに恐怖と格好良さと可愛さが強調されていて存在感が半端なかった。


気になったところ

物語の縫合性がイマイチ
復讐にハチマキを奪う必要性を感じないし、
最初の襲撃直後は二番のハチマキを手に入れるのに消極的だったアフロが、何故七五郎に戦いを挑んだのだろう。
最後に記憶を取り戻したクマだが、それまで記憶を失っていたという描写がなかったので、唐突に感じてしまった。

それから緩急の差が無くて途中で集中力が切れてしまった。
後半部分は非常に長く感じて、ハチマキはお土産屋さんで入手して早く決着付けよう?
とずっと思ってた。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

60.4 5 戦いでモンスターなアニメランキング5位
映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~(アニメ映画)

2015年4月18日
★★★★☆ 3.5 (43)
194人が棚に入れました
「ありがとカスカベ。さようならカスカベ。」野原家がお引越し!?父・ひろしの転勤で、春日部のみんなと涙のお別れを決意した野原一家。行き先はなんと…ラテンのリズムぶりぶりのメキシコ!!おねいさんがみんなボン・キュッ・ボボ~ンと聞いて喜んで旅立つしんのすけだが、待っていたのは…動くサボテンだったぁ~!

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

初の人間以外の敵

メキシコが舞台。
お引越しするところでまずは感動しました。
メキシコに渡ってからは、謎の人食いサボテンの恐怖!といった感じで本格的なホラーでした。徐々に明かされていくサボテンの謎や最初はなすすべなく逃げ惑っていた人々の反撃、人食いサボテンという点からも近年ヒットしている進撃の巨人を意識しているのかな?と思いました。
子供だけでなく大人も楽しめる内容になっています。
個人的には坂本真綾さんや浪川さんが出演してらしたのが嬉しかったです!オリジナルキャラクターがいい味だしてました!
芸能人のゲスト声優にはあえて触れませんが。

加えて好感を持てたのが作画です!テレビアニメでのラフな絵から一転、特に序盤の春日部の背景画はとても美しかったです。風間くんとの別れのシーンの河川敷が特に!キャラクターのラフなデザインとしっかり描き込まれた背景がうまくマッチしていました。

全体的にみても十分満足ですし、観て損はないですよ(^ω^)

ただ、なぜサボテンが人を襲うのかをはじめとして不明な点もところどころにありました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
ネタバレ

ヒカリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

久しぶりにしんちゃんを観てみた

キャッチコピー「ありがとうカスカベ。さようならカスカベ。」
野原一家がカスカベからメキシコに引っ越しするお話。
{netabare}引っ越しのお見送りに、意地を張って来なかった風間くんが、新幹線を追いかけて走っている様子は、胸が熱くなりました(笑){/netabare}

これだけ聞くと、すごく感動的なものが想像出来るのですが、
しんちゃんはどこにいってもしんちゃん。
お姉さんに目をきらきらさせて、おしりをフリフリして
どんなにハードな展開でも疲れることなく、むしろ楽しんで観れました♪♪

しんちゃんとかマルチなアニメ映画で気になるのはゲスト声優。
AKB48の指原莉乃ちゃんが出ていました♬
少し、違和感があったとはいえ、ツンデレな台詞が可愛かったです。

私は小さい頃、しんちゃんをそんなに観ていなかったのですが、
しんちゃんっておもしろい☆彡(もうしんちゃん呼ばわりだし笑)

久しぶりに観たらいいかもしれません(*´꒳`*)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

65.3 6 戦いでモンスターなアニメランキング6位
Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!(アニメ映画)

2007年11月10日
★★★★☆ 4.0 (36)
194人が棚に入れました
西洋風テーマパークに出かけたプリキュアの5人。ドレスを着てお姫様気分を味わっていたが、イケメン王子に扮したココとナッツが現れて大興奮となる。ところが、ドリームコレットを狙って世界支配を企む悪者シャドウに操られた、鏡の国に住むミギリンとヒダリンによってココとナッツが鏡の国にさらわれてしまう。2人を救うためにプリキュアたちは鏡の国に足を踏み入れる。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

プリキュアというシリーズと田中宏紀というアニメタが作り上げた伝説的傑作!「そんなのまだ習ってないよっ!」

もしあなたがプリキュアというシリーズをよく知ってらっしゃるのなら、この映画を観ない理由は無いと思われます


もしあなたがプリキュアというシリーズをよく知らない、或いはこの映画を知らずに嫌悪感を抱いてらっしゃるのなら、早合点せずに是非一度この映画を観ていただきたいです!


鏡をテーマにした遊園地に遊びに来たプリキュア5の面々に、ココとナッツに変装したモンスターが襲い掛かることで物語りは始まる
モンスターの正体は鏡の国の妖精であるミギリンとヒダリンがシャドウというワルモノによって姿を変えられたものでした


誘拐されたココとナッツを救うために鏡の国のシャドウと決着を着けんとするプリキュア達
しかしその前に立ちはだかる、シャドウによって生み出されたプリキュアのコピー、【ダークプリキュア】との対決が最大の見所です


後のテレビシリーズを手掛け、『テコ入れ』を成功させた東映の名プロデューサー、梅澤淳稔が初めて登板
監督には後の『ハートキャッチプリキュア』『ハピネスチャージプリキュア』の監督でもある長峯達也を起用しています


本編前の注意事項説明のミニアニメの段階で「行き過ぎたハイテンション」「ギャグ顔」「コメディタッチの流血」など既にハトプリのノリが形成されているのがよくわかりますwww


なによりもプリキュア対プリキュアという『王道の構図』を初めて本格的に扱った作品であるのが特徴ですね
この映画に手応えを感じたスタッフはその後のシリーズにもこの構図を持ってきています


この『王道への挑戦』がプリキュアにとって如何に難しいことだったのかは、MaxHeart2をご覧になった方ならわかると思います
MaxHeart2という映画では互いに敵の幻覚で錯乱したプリキュアが生身で殴りあうという対決あり、これが余りにも痛々しかったため試写会で泣き出す女児もいたとか・・・
結果的には反省点を残す問題作となったからです


今作もやはり、あまりにも悲しすぎるダークプリキュアの出生と彼女達との対峙
結局ダークプリキュアとは自分自身なので・・・単純にワルモノ扱いしないのが泣けてきます;
しかしその扱いを今作は間違えませんでした
その証拠に幾多の『愛すべき悪役達』を見慣れてきた歴戦のプリヲタの間でも、今作のダークプリキュア(特にダークドリーム)は人気キャラクターとして評価されております


ちなみに今作で初めて観客参加型の演出である『ミラクルライトを使ってプリキュアへの応援を観客に呼び掛ける描写』が用いられ、それがやたら露骨な感はありますが、なんせ初めてやったことなので観客へのわかりやすさを優先する意味では許容範囲ではないかと思います
(観客とはもちろん女児のことですよ)


それと一番凄ぇのが戦闘シーンのほとんどを現代のアニメの最前線で活躍する超一流の天才若手アニメーター、田中宏紀が手掛けていることです
田中パートへの修正も少ないので、田中さんの絵柄を大切にしている点でもかなり貴重です
数多くの作品で素晴らしい作画を披露してきた田中さんですが、オイラ個人としては彼を語る上でもこの映画は絶対に外すことの出来ない一作だと思ってます

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

Man In The Mirror

「Yes!プリキュア5」は、プリキュアシリーズの継続を決定づけたターニングポイントになる作品だと思いますが、
まさかミラクルライトの元祖も生み出していたとは・・・。

ストーリーも、ヒーローものだったら一番盛り上がるやつですし、本当によくできています。

鏡の国が舞台ということでザ・たっちも出演しているのですが、これもなかなか良い。


朴璐美さんが今作の敵を演じていますが、
「Yes!プリキュア5GoGo!」でシロップを演じるのに近くないか?と思わないでもないです(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

皆口さんと釘宮さん使ってるのに勿体ねぇ!

 声優界の国宝級であるお二人、皆口さんと釘宮さん使ってるのに勿体ねぇ!の」一言。70分しかないからいかに無駄を切って本質であり重要な部分を残すかが重要なのに、脚本の練り不足かな。


 お笑い芸人は論外として、シャドウや序盤の戦闘やパークの部分もほとんど不要だろう。ダークプリキュアとの出会いと戦闘だけに集中して、それぞれの成長をしっかり描けてれば十分面白かった。肝心のそこが薄いから物足りぬ。あと、画質というか色彩の美しさもなんか微妙…。作画も良いところと悪いところのムラが目立った。

 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
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