悪魔で魔王なおすすめアニメランキング 25

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの悪魔で魔王な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月17日の時点で一番の悪魔で魔王なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.0 1 悪魔で魔王なアニメランキング1位
青の祓魔師[エクソシスト](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2984)
16960人が棚に入れました
主人公・奥村燐は修道院で暮らす少年。同じ修道院に住み、有名高校へと進学する燐の双子の弟・雪男とは違い、就職先が見つからずにいた。修道院の神父である藤本に薦められ、料亭の就職面接に向かう途中、燐は奇妙な光景を目の当たりにする。

声優・キャラクター
岡本信彦、福山潤、花澤香菜、中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴、喜多村英梨、佐藤利奈、置鮎龍太郎、柿原徹也、神谷浩史、藤原啓治
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

運命なんてくそくらえ(75点)

全25話。
ジャンプスクエア連載中の漫画原作。
原作未読。

個人的満足点:75点
アニメ系統:ファンタジーバトル

ジャンプ物らしく王道といえば王道。
エクソシストになるため仲間と共に成長していく。

ストーリーは単純明快で、ギャグ回あり、シリアス回ありと欲張り。
設定も個人的には好きな部類の設定。

主人公「燐」は王道で剣もってますがw
そして特殊な能力を発揮して強い。
燐の双子の弟「雪男」もなかなかかっこよく強いメガネ男。
まさに少年向けの設定である。
個人的には「勝呂」がいい味だしてると思う。
あの外見とは裏腹の頭脳派キャラがいいw

対して個人的には女性陣がちょっと弱いかと。
どの娘に対してもいまいちな印象がぬぐえない。
「しえみ」はちょっと性格と乳がw
花澤さんファンにはこれはこれでたまらないのかもしれない。
「出雲」はツンデレちゃんだが、あの眉がどうしてもw
と、もう少し魅力的な女性キャラが欲しいところ。

作画は後半キャラが少し変わったかって印象を受けた。
序盤より女性陣が可愛い印象だったかな。

ストーリーはぐだぐだ回をはさみつつも
シリアス回で話を進めている感じか。
原作では完結していないようだが、
まずまずの着地だったのではないかと思う。

音楽は初期OP曲が何故ラップと突っ込みたいところだが、まあ悪くない。
後期OPの方が個人的には好きかな。
EDは前後期ともまずまずだったかな。
作中の音楽もまずまず。

原作ファンには物足りないかもしれないが
原作未読ならそれなりに楽しめるのではと思う。
全体的には無難な作りだったかなと思う。

映画化も決定し、そちらも気になるところ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

ユリをもっとだせ!


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以下、各話ごとの感想。
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
これは期待通りの面白さ。
何この浦飯幽助設定(笑)
サタンの子供が悪魔退治?するって展開かな。
おやじもいい味だしてる。
音楽もいい感じ。
次週も楽しみ。

2話視聴。
おやじがなんてこったい。
おやじ渋い。
おやじかっこよすぎだ。

そしてサタンの息子がエクソシストに。
期待通りの展開。
次週も楽しみ。

3話視聴。
弟があああああ
面白い兄弟設定だわ。
原作読んでみたいが我慢我慢。
次週も楽しみ。

4話視聴。
のっけからギャグ風味w
しえみちゃんマジ中の人天使。
なんかいい話だった。
しえみちゃんが今後どう絡んでくるのか楽しみだ。

5話視聴。
なかなか熱い展開だった。
トサカなかなかあいい奴だわ。
髪止めには吹いた。
メフィスト・フェレスはいったい何者なんだ?
来週も目が放せない。

6話視聴。
くそ笑ろたwww
なんかこのアニメの方向性がわからんw
1話の時はシリアス系かと思ったが
なんかギャグ満載なんですがw
ウコバクかわいい。

7話視聴。
エクソシストには種類がある
という設定がなかなかいい。
ドラグーン 重火器で戦う
ドクター  薬品使うのかな?
アリア   呪文で戦うぽい
テイマー  悪魔召還
ナイト   剣で戦う
どれも興味深いね。
しえみちゃんはテイマーのよう。
今回のしえみちゃんがんばった。
ストーリーもなかなか良かった。
次週も楽しみ。

8話視聴。
今回もなかなか良かった。
そして物語が動き出した。
リンは今後どうなるんだろう。
次週も見逃せない。

9話視聴。
リンを取り巻く人たちが動きだした。
メフィストっていったい何者なんだろう。
サタンと関係がありそうだが。
次週も楽しみ。

10話視聴。
今回はちょっといい話だった。
そしてオヤジがすげえ。
ここまで存在感のあるオヤジいいねえ。
最近オヤジキャラにしびれるわw
リンもかっこよかったし。
このアニメ、ギャグ回あり、シリアス回あり
そして、いい話回ありとなかなか欲張りだな。

11話視聴。
出雲ちゃん回。
水着、お風呂w
サービスサービスw
出雲可愛いよ出雲
以上www

12話視聴。
のっけからギャグw
はにはにシスターズに吹いたwwwwwww
りんとしえみが青春して
今回は青春ギャク回かと思いきや
後半はバトルへ。
アマイモン強し。
リンのピンチに新キャラ登場。
なかなか面白かった。
まあ、しいて言うなら今回はおっぱい回でしたw
けしからん!

13話視聴。
じじいの過去が少し語られた。
じじいカッコイイ。
やっぱりじじい最高だわ。
そしてりんもちょっとカッコイイ。
ただ能力が段々強くなってきたのか?
この先色々問題がでてきそうな展開。

そしてシュラまったくもってけしからんチチだw

14話視聴。
森で訓練。
ベタな展開。
そしてベタなオチ。
だがそこがいい。
りんは来週どうするのか。

15話視聴。
勝呂熱い、そしてかっこいい。
マジ惚れそうだわw(そっちの趣味はないよw)
こういう友情ものに弱いんだよね。
そして、リンも良いところ魅せた。
このアニメ熱いから好きだわ。

16話視聴。
最近、勝呂がかなり目立ってる。
やはり名わき役がいるアニメは面白い。
展開もぐっと加速して盛り上がってきた。
来週はアマイモンの逆襲。
どうなるのか来週も楽しみ。

17話視聴。
りんがいよいよ悪魔の力をコントロールするために修行を開始。
今回はギャグもあり、シリアスもありでなかなか良かった。
そして、雪男に・・・・・・
来週への引きもまずまず。
来週も楽しみ。

18話視聴。
子猫丸回。
なかなかいい話だった。
こういうベタだが熱い展開は個人的に好み。
そして雪男はどうなるのか?
来週は誰かさんのおまちかね志摩くん回かなw

19話視聴。
久しぶりにギャク&日常回。
なんかニヤニヤしながら観てしまった。
志摩くんけっこうチャラいキャラだったのねw
パクさん、何かいように可愛く見えるし。
なかなか楽しめる日常回だった。

そして、シリアスな引き。
来週は再びシリアス回のようだ。
とても収集つくような展開ではないが
これは2期とかありそうな気がしてきた。
とにかく残りもわずか。
今後も見逃せない。

20話視聴。
リンついにコントロール。
雪男の体はどうなるのか?
学園長もどうなるのか?
最後でてきたやつもいったい何なんだろうか?
まだまだ色々ありそう。
原作も終わってないし、
後5話程度で収集つきそうにない気がする。

21話視聴。
なかなかいい話だった。
そして、じいさんと雪男が何かやるようだ。
とりあえずは、聖騎士団対新勢力といった構図になるのかな。
そこで、決着つけて終わりって展開ぽいけど。
さてさてどうなるのやら。
雪男の体の謎も残ってるし、まだまだ何かありそう。

22話23話視聴。
いよいよクライマックスか。
ついに直接対決。
リン達はどうするのか?
後2話楽しみだわ。
「私としたことが胸が高鳴るじゃないか」

後、えっと
らんま・・・じゃないし
綾波・・・でもなくて
灰原・・・でもねえしなんだっけ?

ああ、そうそうユリw
なかなかいいんじゃない。
青エクの女性キャラの中で一番いい気がする。
出番が少なすぎるのが残念だわ。

25話視聴。
まあ、なんと言うか、少年向けの無難な閉めだったかな。
青い火の鳥にはおいおいと思ったがw
映画化も決定したようだし、見てみたい気はする。

それよりも原作が気になる。
ちょっと原作読んでみようかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 32

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悪魔退治しましょうか

ジャンプスクエア原作の王道の少年向けアニメです。
主人公の奥村燐が悪魔の王である魔神(サタン)を倒すべく祓魔師(エクソシスト)を目指すというストーリーです。
ダーク・ファンタジーというジャンルみたいです。
自分は「悪魔」とか「魔神」とか「祓魔師」などといった言葉を聞いただけですごくワクワクしてしまいました。
やはりバトルものはおもしろいです。たまに笑えるところも王道アニメのいいところだと思います。

キャラも結構立っていると思います。
個人的にはキャラデザがかなり好きです。
燐と雪男の兄弟は共にいいキャラでしたね。だめな兄とできる弟というベタな設定ですが2人ともかっこいいです。
他のキャラもよかったですね。個人的にはしえみより出雲ちゃんのほうが好みですw
ちなみに自分が1番好きなキャラは主人公の親父さんですね。
親父さんかっこよすぎる…(´;ω;`)
藤原さんの声がぴったりでした。

観終わった感想としては前半はテンポもよくていい感じだったんですが、後半からアニメオリジナル展開になったらしくちょっと盛り上がりに欠けた気がしました。
でも全体的には楽しめたので満足です^^
映画化も決定したみたいなので原作に手を出そうかと迷い中…w

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

息子が父親を超えていくということ

祓魔師としての知識と技術を磨く学園 祓魔塾を主な舞台に、
宗教や国を超えた悪魔祓いのバトルあり、
ある宿命を背負った兄弟愛や家族愛ありのダークファンタジー。
作画や設定はもちろんのこと、時々挿入されるコメディシーンも含め、
これぞ少年漫画!といった作品。

TV版の後半は完全なオリジナルストーリーということだったが、
25話あっても時間的に無理があり、せっかくの壮大な背景に
いろいろ欲張って詰め込みすぎた感があったのは残念。

しかし、原作を知らない方なら充分楽しめる内容ではあったと思う。

ゲーテの『ファウスト』に登場する誘惑の悪魔メフィスト・フェレスが
そのままの名前でこの作品の中に登場し、ゲーテの『ファウスト』からの一節を
口にしたりするのが個人的にはウケたけれども
あの言葉がいったい何を意味するのか、まったく説明されてないため
わかりにくいという印象を持った人も、もしかしたらいたかもしれない。

それでも、主人公である奥村兄弟を育てた修道院の神父 藤本 獅郎の、
息子たちへの愛情を描いたエピソードにはじわっときたし、
使い魔のクロやニーちゃん、ウコバクには和めた。

観終えて数年経っている今、この作品を思い返してみると、
{netabare} 奥村兄弟の実の父である悪魔 サタンを倒すということは、{/netabare}
息子が親を超えていくこと、つまり大人へと成長していくことを揶揄しており、
そこが王道と言われるもう1つの理由なのかもなと思ったり。


また、バトルシーンにかかる挿入曲や、UVERworldや
ROOKiEZ is PUNK'Dが歌うOP、2クール目の黒木メイサの歌うEDなど、
どの曲も好きだったし、声優陣も豪華だったので個人的にはかなり楽しめた。

ちなみに去年公開された劇場版は近々観る予定。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 45

83.6 2 悪魔で魔王なアニメランキング2位
まおゆう魔王勇者(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2542)
14792人が棚に入れました
人間と魔族の戦争が始まって15年。
人間側は魔族の重要拠点を一つ占領したが、その隙に領土の一部を奪われており、魔物による被害と混乱が人々を苦しめていた。
そんな中で、勇者が三人の仲間とともに魔族討伐に立ち上がった。 快進撃とともに人々の希望となった勇者一行だが、魔界進攻は思ったように進まず、勇者は仲間と離れ、たった一人で魔王の城に乗り込む。

声優・キャラクター
小清水亜美、福山潤、斎藤千和、戸松遥、東山奈央、沢城みゆき、神谷浩史、福圓美里、平川大輔、銀河万丈、鈴木達央、寺島拓篤、伊藤静、藤井麻理子、松井恵理子、三宅健太、立花慎之介、梶裕貴、チョー、町田政則、東地宏樹、森川智之、大塚芳忠
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

物語が斬新でとても面白かった

原作未読。キャッチさんからの紹介で一気見視聴。

面白い作品とつまらない作品の違いは、1話当たりの20数分間を、長く感じるか、短く感じるかだと思う。
私にとってこの作品は、とても短く感じられた。
『あれ?もうエンディングなんだ・・・』
この繰り返しで、あっという間に一気見してしまった。
もちろん『あっという間』とは体感時間の話で、現実には真夜中にレビューを書く羽目になったのだが・・・。

この作品の一番の魅力は、丁寧に作り込まれた物語にあると思う。
{netabare}魔王が善人で、人間側の権力者や教会が悪者という図式は、「はたらく魔王さま」にも通じる。
魔王と勇者が共闘するストーリーもそうだ。

斬新なのは、経済学を中心に、平和を模索していくストーリー。
戦争の一番の犠牲者である地方に経済的な恩恵をもたらし、戦争で大儲けを企む中央からの自立を手助けすることで、真の平和、争いのない世の中を目指していくというストーリーは秀逸だった。
あと、魔王と勇者が出てくるのに、バトル的な要素が少ない所は特筆すべきだと思う。
このお陰で、『魔王が人々と魔物の平和と共存を求める』というストーリーが際立つからだ。{/netabare}

登場人物のキャラも良かったし、声優さんも良かった。

まだまだ火種が残ってそうな雰囲気だったので、ぜひ第2期を期待したいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 52
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まおゆうコンビはこれからも

{netabare}魔王の所に乗り込んだ勇者だったが魔王の正体は女性。
しかも魔王&魔族が必ずしも悪では無いことを知り、
手を組み互いに共存、平和への道を模索して行きそうなストーリー。 {/netabare}
↑※1話目のみのあらすじ

全く予備知識無く期待せずに観たんですがコレは面白いかも知れません。

※1話目のみの小感想{netabare}
勇者様がわりと呆気なく懐柔されちゃった事に多少疑問は残りますが、
お人好しみたいなんでそこは余りつつかない事にします。
魔王がオッサンだったら問答無用で終わってたかも知れませんけどね。
(早速つついてるけどねw)
{/netabare}
いろんな人物がちらほら出てなにやら伏線や広がりの香りがするのは良い傾向です。
何が正しく何が悪なのか深いテーマが隠れていそうです。
適度にコミカルなのも抑揚を付けてくれていて良いと思います。

声優陣も凄く豪華で「狼と香辛料」コンビの復活がうれしい!

期待度急上昇で楽しもうと思います。

※2話感想{netabare}
またえらく地味な正攻法で来ましたねー。 食の安定は平和への第一歩。
当然なんですが魔王と勇者で直接やっても埒が開かない気もします。
教育に目を付けたのは良いけど生徒の人数が少ないですね。時間がかかりそう。
人型の魔族を使うとか人形に魔術を施して宣教師として潜り込ませられないんですかね。
んーなんというか、
ファンタジーも取り混ぜて魔王と勇者ならではの切り口を見せて欲しかったかな。
正しいけど物足りない感じがします。折角の世界観なのですから。
まぁ「秘密兵器」がある様なので次回に期待します。

今回は魔王を上げと勇者を下げて対比させて武力だけでは平和は訪れない事や
地道な取り組みが平和を維持するのに必要なことを印象付けたかったのでしょう。
勇者が魔王を倒す=平和が訪れる ではないとね。

イチャイチャモードに入るのは少し早いかな、もう少しお互いの事や過去を知ったり、
心が近付くひとエピソードがあったら良かったと思います。
鼻の下伸ばしていてイザというとき魔王に乳首4つとかあっても知りませんからね!

後はメイド長は良いキャラですね結構気に入りました。
新米メイドも貧しい者の目線から作品を盛り立ててくれそうです。

まだ始まったばかりですしね。引き続き次週に期待します。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
「秘密兵器」=ジャガイモでしたね
テレレレン♪ じ ゃ が い も ~♪
四次元ポケットからこんなの出てきた様で、ある意味驚きました。
人間界でジャガイモ普及してなかったんでしょうか。

どうやら平和への道に関しては時間をかけリアル志向で行くんですね。
(テレポート程度はあるみたいですが)
ファンタジー織り込むと思っていたので見方を切り替えないといけないです。
暫くは「まおゆう」というか「がくゆう」(学者と勇者)ですね。

イチャイチャは相変わらずか…と思ったんですが、
いつの間にか大分時間も経過している様子(結構端折ってるのかな?)ですし、
キスぐらいしてあげても良いんじゃないのかな。
魔王が寂しい顔をするのずっと気に掛けてたんでしょ?
また駄肉度が増えちゃうね。メイド長の言うことも一理あるのかも。

いろいろとエピソード不足は否めないですけど、
「本来敵同士の存在が仲良くする」事には意義は感じますし、
今後少し悲しい含みもありそうな気がしてデレデレは許そうと思います。
声優も同じで「狼と香辛料」を匂わせて、実は「ギアス」のオチだったら…
頭脳派の魔王、魔王と勇者の宿命とかも重なり変な想像がよぎってしまいました。
流石にそこまではないと思いますが、この魔王の態度が何かの伏線にはなっていそう。

伏線と言えば同盟からの紅の学士暗殺フラグも気になります。
修道院と違い守銭奴の商人には丘の向こうが見られると言っても無駄そうです。
老弓兵(変態爺さん)が南部諜報部に所属しているらしいので刺客もありえますね。
EDの五枚目の挿し絵が捕まる魔王っぼいのでそれと絡んで来そう。
まずは次回の女魔法使い救出ですがやっと色々と勇者活躍の場がありそうで楽しみです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
魔王の美貌と商人の特性を巧く突いた一言で交渉成功。
嘘は混ぜず交渉したのも良かったのかも。
でも、クリティカルヒットしすぎで求婚される始末。
ややこしい問題にならなきゃいいんですが、なりそうな予感。

老弓兵の変態爺さんは一話で出たあの小国に居る様で今後どう絡むのか楽しみです。
南部って暖かいイメージだったんですが、この小国は寒そう。
トウモロコシの話といい南半球的な世界のイメージとした方がいいのかな。

今回は勇者の不器用な愛情エピソードがあったのでなかなか良かったです。
今後のイチャイチャがまた少し許せる方向へ傾きました。
「愛情は一番の絆」魔王が最初からイチャイチャモードだったのは、
この絆が何よりも重要だと考えての事もあったのかも。
平和を実現するには勇者との絆は必要不可欠ですしね。

それにしても勇者くん、寄り道ばかりしてないで早く女魔法使い助けて戻って来なよ。
長期間、魔界で単身元気な女魔法使いなら助け不要な気もしますが無事は伝えましょう。
{/netabare}

※5話感想(愛のムチの酷評あり){netabare}
このアニメ、描写と演出が足りてないです。
冬寂王の最期は愚かな上流階級の指揮官を庇うという、
この世界を踏襲し皮肉もある名シーンになっても良いはずなんですが、
王子との絆や国民や兵士との信頼関係の描写が無いので心が動きません。
海戦も迫力が無く台詞での補完により旗艦を護った事が判りましたがチープでした。
もう少しエンタメ性を重視して欲しいです。人を引きつけるには重要です。

ストーリーとしては大航海時代後の物流や植民地制度なんかを
学んでいて下地があるのでイメージは掴みやすいんですけど、
裏方作業にばかり焦点を当てていて絵になるシーンをみすみす逃してもったいないです。
歴史や社会の授業の紙芝居じゃないんだから。

ここに来て世界観や設定にも疑問が出てきました。
あの海戦、例え準備万全で指揮官が優秀でも見るからに勝ち目がありません。
魔物との戦い、ボウガンや剣だけで今まで対等に戦ってきたんでしょうか?
人間側にも魔法使いが居るんじゃないの? 強烈な剣技もないの?
戦闘にまでファンタジーは盛り込まないの?
海中や空中の魔物や霊体にどう抗って来たのでしょうか?
ファンタジーな相手にリアル路線で対抗するなら、
せめて人間側に火薬くらいは無いと戦力に差があり過ぎます。
ここまで観て来て食物、文化や知識、戦力の全てにおいて
魔界が上回っている印象がありバランスがおかしいです。
この状況で15年も戦争してたら差は出てきそうなんですが…。
ファンタジーを盛り込まないのならこの世界観すら無駄、不要に思えてしまいます。

先週までは目を瞑りましたが勇者についてもいくら何でも寄り道が過ぎます。
女魔法使いが心配ではないのでしょうか?
いつまでも無事だという確証があるの?
第一目標を忘れていて苛立ちを覚えます。 

いろいろと不満と不安が出てきた今回でした。
今まで溜まっていた不満も含め一度吐き出した形のレビューになっていますが、
期待はしている作品です。
次回からの盛り返しを期待します。好感レビューを書きたいな。

反対意見の多いイチャイチャや魔王と勇者である必要性についてはもう寛容です。
敵同士が手を組み仲良くなり愛するという事にメッセージを感じますので。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
「戦争ってなんなのでしょう」っとこの作品のテーマを呼び起こすスタートでした。
本当に誰も戦争を望んではいないんですけどね。
この作品なりの答えが楽しみです。

前回書いた通り設定について納得しきれない部分もありますが、
引っかかってばかりいては楽しめないので、
<戦力>陸戦は人間が有利
<文化>知識は魔王と一部の魔族のみ
<食料>人より魔族の方が食べる
と解釈して均衡を保っていると思うことにします。

海戦はどうやって勝つのかなっと思っていましたが氷で道を作る作戦でした。
冬設定を生かしましたね。
海流もあるし流氷集めるのすごく大変だよ?
作業中は襲われないの?
浮いた氷であれだけ頑丈に作れるものなの?
っと軽くツッコミ入れましたが流すことに。
塩でくっつける豆知識も披露してくれました。

南氷将軍との一騎打ちこの作品の作風にしては演出がありまずまずでしたが、
もう一押し欲しいと思うのは贅沢でしょうか?
「派手にしろ」と言っている訳ではなく台詞や表情や間、心理描写、音楽などで
印象深い物にして欲しいのです。
今回であれば南氷将軍の背負うものや誇り、将として部下を生かす描写や演出が
もう少しあれば良かったなと思います。
魔族=敵・やられ役に見えてしまったので作品主旨と少々ズレている様に感じました。

人間側のファンタジー要素、勇者一行はアリなんですね。
女騎士強いわ。
折角ファンタジーの世界観なんだしストーリーがブレない程度になら、
こういうシーンが増えても良いと思います。

変態爺さんは笑えるキャラですね。
でも鋭い曲者っぼさも感じるので今後の絡みが楽しみです。

リアル志向な作風の割に都合良く行き過ぎな感じもありましたが、
結局領土は都市と島の交換で落ち着きました。
都市では交流や外交的な事が行われるのかな?
魔族とは言葉が通じる様なので色々できそうです。
火矢も登場するようで争いも今後どうなっていくのか気になります。

女魔法使いも忘れずにね!
{/netabare}

※7話感想{netabare}
イチャイチャは許すとは言ったもののハーレムになるとは。
ハーレムにすると視聴者や読者が食いつくんだろうけど、
ストーリーものでしつこくやると媚びてる感じがして好きじゃないです。
今回は別れ直前と言うことでまぁ良しとしますけど、
ストーリーとして意義ある範囲に適度にお願いします。

月日も大分経ち、メイド姉妹や弟子たちも立派になりつつあります。
束の間の平和にはなっているようで都市では交流も計っているようです。
今回は基本的に上手く行っている平和を見せてくれましたが、色々くすぶっている様です。

「また会おう、すぐにでも。」は、いかにもなフラグです。
また失脚した白夜王と指令官は手を組んで悪そうな企みをしています。
なんだか分かりやすい単調な展開になりつつあって
深みのあるストーリーになるのか心配な面もあります。
少しだけでも「まさか」を入れ込んでくれると楽しめるのですが。

1話目を観た後に期待が大きくなりハードル上げ過ぎたのかも知れません。
悪い作品ではないんですけど、物足りなさを感じてしまいます。
もうちょっと頑張って欲しいなー。

まぁ次回を楽しみに待つとします。
そして、お ん な ま ほ う つ か い は ?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ちょっとした「まさか」を入れ込んではくれました。
メイド姉が魔王の身代わりに捕まることに。
たかがじゃがいも、されどじゃがいも。
勇者は冬の国の領地外に出たところで助けるつもりの様ですが、
冬寂王に遺恨のある白夜王が手引きしていたら冬の国領で一波乱ありそうで心配です。

魔王の正体は主要な人に明かす段階の様ですが、
やっぱり描写不足な気がして置いて行かれている感じはします。
優秀な商人だからと押しつけられても飲み込み難いです。
知力で劣っていた勇者の個人的な判断にも見えますので不安も感じます。
信頼に至るもうひとエピソード欲しかったです。

ラブコメ的には本妻が決まってしまった感じです。
個人的には引っかかってはいないですけど、
女騎士ファンにはどう映るのかな?

魔王は歴代の魔王を封印する儀式の様なものをするようです。
あの魔王のまま帰って来れず、
一部意識を飲み込まれて戻る雰囲気は感じるのでハラハラしだしています。

女魔法使いは何なんでしょうか?
外の図書館で寝ているから勇者が助けに行かなくても
平気って事にされているのでしょうか?
腑に落ちません。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
罪人って指輪外されないの?
あれっ?もう断罪式やるの?
演説させる機会あげちゃってるし!
同じ壇上にいたまま石投げさせるの!?
っと、色々思いましたが、
メイド姉のすばらしい演説でした。
「自身で考え動いてこそ人間」って事を説いていて言葉自体には感銘できました。
ただ出来れば学士の『偽物』としてではなくメイド姉『本物』としての口から聞きたかった。
役立たずの使者やおかしなシチュエーションも手伝い、
違和感があって素直に心で聞けなかった…ストーリー上仕方ないとも思うけど。

新キャラみたいなのや女魔法使いも残っていますが後残り三話で収集つくのでしょうか?
ただでさえ絵が足りず、はしょり感が強い作品なので心配ではあります。
{/netabare}

※総集編がありました

※10話感想{netabare}
権力もお金も分散させようとしてそれぞれ動きましたが意外と難しい話になってますね。
新しい人物も出てきてますし、(あのデブ貴族?誰?)
魔族と人間だった対立関係が人間界の中央と地方の対立にすり替わっちゃってるので、
複雑になっちゃってます。
考えながら観てこれた人はついていけるだろうけど、
気軽に見ていた人は大変というか置いて行かれるかも。

主食で先物やっちゃうのもどうかと思うけど、
青年商人は貴族にお金を吐き出させたい様子。
インフレで戦争まで起こっちゃっても止めないのはやりすぎな気もするけど。
犠牲が出てでも人間界の構造を変えたいのか、
勇者や冬寂王側なら何とかしてくれる計算があっての上なのか、他に何か考えがあるのか、
先を見ないと何とも分からないけど今までの流れに比べると現状強引な感じはします。

そして女魔法使いはネタだったようです。
火竜公女に魔法かけてあげたって事はもう勇者と出会って事情が分かっている
という事でしょうかね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
中央征伐軍は何故もたもたして開戦に踏み切らないんだろう?
大軍を見せつつ降伏勧告を行っているのでしょうか?
食糧不足で戦いに来ているのに大軍で長期戦にするのは考え難いのですが…。
わざわざ隙を作るから付け入られてますし。
戦争して欲しい訳ではないけれど、
相手が無能すぎるから上手く行くってのも楽しみが削がれます。
この後は多分傭兵集団なので金の切れ目が縁の切れ目となる展開になるのでしょう。

鉄国への奇襲も奇襲になってないです。逆に待ち伏せされています。
片目指令官が無能なのは描かれていたので、こちらは納得できますが、
ただあまり人間側を無能に描くと、今まで魔族と互角だったの?
という疑問が(魔王の教育が成果を見せているだけに尚のこと)再浮上してしまいます。
また、この戦闘で「火矢」が登場するのかと思っていたのですが、出ませんね。
このまま出ないのかな?

青年商人の策は上手く行きそうです。
二大通貨制や魔族との通商(とりあえず塩中心かな)も視野に入れ競争原理導入と格差是正を
行う体制を整えつつあります。
これで中央は独占出来なくなるでしょう。

ただ戦争になってしまう事など都合の悪い部分には触れませんでした。
勇者や冬寂王側と協議していたのなら理解できそうなのですがそうでも無さそうです。
また、現在お金を持っている人や貴族がみんな中央でせしめている悪いイメージ
になっているのも気になります。
全うに貯蓄していたり立派な領主さんも居るのではないでしょうか。
序盤に腰を据えて平和への道を探っていた割にここに来てメリットばかり押しつけて
強引で一方的に都合の良い話になっているのが気に掛かってしまいます。

女魔法使いはいつの間にか魔王の方と繋がりがあったみたいです。
先週火竜公女に魔法を掛けていた謎が解けましたが、
本当にいつの間にそんな関係だったんでしょうか?

そして魔王と勇者はやはり戦う宿命であった様です。
案の定、魔の王に乗っ取られて出てきました。
物理攻撃そんなに出来ないですから、愛の力になるんでしょうか?
もったい付けていたキスが炸裂するなら魔王と勇者というより姫と王子っぽいですけどね。

もう次がラスト。
描写不足が解消される事はないと思いますが、
それ故に想像しながら楽しむ事は出来ている不思議な感覚でもあります。
(アニメーションとしてはどうなんでしょうかw)
ともあれ最終回を楽しみにしています。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
魔王を抱きしめる展開ならキス位しても良かったんじゃないかな?

最終回でどう纏めるのか、纏まるのかな?っと思っていたら、
纏まり切らなかったですね。

戦争に関しては相手が無能な上に内輪で揉めてくれたため小競り合いで回避できました。
しかし中央と南部三国の対立構造は潜在的に残っていますし
中央教会と一部魔族の癒着やの問題も残っています。
鉄砲まで用意しているようです。

女魔法使いも謎が多いままでした。
魔王とのつながりも不明、洞窟で術式を見つけ何をしていたかも不明です。

魔族の方もまだまだ人間を敵視していてやっと開門都市を足ががりに
通商や交流が始まろうとする段階で平和へと向かうにはまだ色々大変そうです。

丘の向こうが見られるにはまだまだ先が長そうです。
これは2期がありそうですがこの時点では不完全燃焼という感じです。
{/netabare}

結局終始描写不足に悩まされましたが、想像もしながら楽しみました。
これだけ端折った感じだとアニメとして高い評価は出来ませんけどね。
不満がありながらも魅力はあるので2期が来るのは待ち遠しいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 56
ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

勇者魔王もの大好き男に「どの作品が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの?

(インスパイア元:http://matome.naver.jp/odai/2136863010862162801)
(更新日:2014年2月15日)

あ、まず前提として、
貴女が勇者魔王もの大好き男を夢中にさせることが、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
とはいえ、勇者魔王もの大好き男たちは玉石混交ながら、
IT系の超かしこい男なども多く、
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。


では、勇者魔王もの大好き男に「どの作品が好き?」と訊ねられたとき、
貴女は、どう答えれば理想的でしょう?
まず最初に、その男がドラクエのようなタイプのオーソドックスな勇者魔王ものと
あとはテレビドラマ、そして(自分でものを書くほどではないけれど)ちょっと考えることも好きな、
そんなタイプの場合は、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
「わたしと、一緒に『伝説の勇者の伝説』観よう♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこで勇者魔王もの大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、ひそかに、「DQ3」「DQ4」「FF6」あたりを
ひそかに遊んでおき、雑談に答えられるようにしておきましょう。
これで成功まちがいなしです。


しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆる勇者魔王もの好きの男の
落とし方をお伝えしましょう。
この場合、貴女は、こう答えましょう、
「わたしは、『まおゆう』が好き。
一気に全部読んじゃった。アニメも見たし、
あの経済ネタも、ぜんぶ大好き♪」
もしも貴女がそう答えたならば、
その瞬間、勇者魔王もの大好き男の目はきらりと輝き、
かれの貴女への恋心は、
20%増量になるでしょう。


なぜって、『まおゆう』は、
濃厚な味わいのある経済知識が散りばめられていて、
その中にも軍事/政治ネタがスパイスとして効いている、
思想ネタは素朴な啓蒙思想ながらも、そこがまた
オーソドックスな教育を受けた人の実直な筆致という雰囲気をかもしだしていて。
しかも『まおゆう』が書いている経済ネタは、
日本の経済学をやっている人のスタンダードを、
質高くふるまっていて、なおかつ、
経済政治ネタをファンタジーに混ぜるというジャンルをメジャーにした功績もあって。
したがって『まおゆう』こそは、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
キャリア・ウーマンと、玉もあれば石も混じっている、そんな勇者魔王もの大好き男たちが、
この世界で唯一(いいえ、『竜の学校は山の上』、『狼と香辛料』と並んで唯三)遭遇しうる場所です。





では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
勇者魔王もの大好き男に「どの作品が好き?」と訊ねられたとき、
貴女がこう答えたとしましょう、
「『ソードアート・オンライン』のが好き♪ 原作もぜんぶ読んじゃった。」
その瞬間、勇者魔王もの大好き男の貴女への恋心は消えます、
なるほどSAOは、人気のファンタジーもの。勇者設定と、現代が混じっているという点で広義の勇者魔王ものには入るでしょう
勇者の設定は平凡ながら、ま、無難にまとめてあるものの、
しかし、現実と勇者の折り合いを書くというよりも、勇者の俺Tueeeee感だけが醸成される展開に加えて、
驚異的なハーレム展開。も少し、社会的な想像力にあふれた味わいが好きな勇者魔王もの大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「勇者ヨシヒコが大好き♪ あたし勇者ヨシヒコ全部観たんだ♪」
と答えたとしても、ちょっと危険球となるでしょう、
なぜって、『勇者ヨシヒコ』は、深夜テレビとはいえテレビで放映され、
キャスティングなどからもテレビドラマファン層の女性を掴み、好意的に見れば批評精神も感じられます
ですが、『まおゆう』などと比べると、露骨なインテリ臭が少ないことに単なるB級娯楽と捉える向きも少なくありません
(ただ、勇者ヨシヒコは人によってやや反応は分かれるかもしれません)


またもしもたとえあなたが勇者魔王ものが大好きで、
「わたし、『魔王倒したし帰るか』が好き、SF的想像力もシビアでいいけれど、
最高に好きなのは人間描写♪ あの陰鬱とした描写がすっごくシビれるの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
なるほど、貴女の趣味は高く、
たしかに『魔王倒したし帰るか』は、SF的想像力にあふれているのみならず、
人間描写も最高にすばらしいんですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、勇者魔王もの大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、お高くとまった女だな、厭世的なメンヘラ女だったりしたらめんどくさそう)って。


貴女が、勇者魔王ものが大好きで、名作の名を挙げるにしても、
たとえば、九井諒子の『竜の学校は山の上』ならば安心でしょう、
なぜならば、九井諒子は、ふつうのOLにもマニアにもともに愛されるめずらしい作品で、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたが勇者魔王ものおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。

しかし、たとえば、星新一的なセンスの光る『王「本気で魔王倒す」勇者「えっ?」』にせよ、
生態系のメタファーと既存のファンタジーへのアイロニーが融合した『勇者のくせになまいきだ』にせよ、
それまでにないテンポと批評性を魅せる『30秒勇者』にせよ、
テンポの良いRTSの楽しさとドット絵のかわいさで魅せる『100人勇者』にせよ、
ファーストフード店のバイト店長の日常を伺わせるな『はたらく魔王さま!』にせよ、
ソーシャル・ゲームの感覚をうまくズラした、『いけ!勇者』にせよ、
2chSS発の『勇者「冒険の書が完結しない」』、はたまた『母「でかけるの?」勇者「あぁ、ちょっと世界を救いに」』にせよ、
そういう作品の名前をいきなり挙げるのは、ちょっぴり微妙。
ましてや貴女が、「2ch系SSの勇者魔王ものが大好き♪ わたし、もうほとんどのSS、読んじゃった♪」
と答えたならば、どうでしょう?。
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、2ch系SSは、『まおゆう』も『魔王倒したし帰るか』も産んだ多数の傑作勇者魔王ものSSを抱えた場所ゆえ、
あなたがそう答えた瞬間、勇者魔王もの大好き男がいきなり超笑顔になって、
鼻の下がだら~んと伸びちゃう可能性もあるにはありますが、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、勇者魔王ものおたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしも勇者魔王もの大好き男が勇者魔王もの大好き女を好きになるとは、限らないですから。
しかも、この答えには、もうひとつ問題があって、
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「2ch系SSの勇者魔王ものが大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女を勇者魔王ものを教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
勇者魔王もの大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。


ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。





では、スキットを繰り返しましょう。


「わたしは、『まおゆう』が好き♪
原作も読んだし、アニメも見ちゃった。昔はDQとかFFとか遊んでたし、
経済政治ネタも、大好き♪」
そして、その瞬間、勇者魔王もの大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが読んでみたいと思っているのは、
九井諒子さんの作品、素敵な作品をたくさん書いているって噂を聞いたから。
あなたがもし持ってたら、わたしに九井諒子さんの作品貸してよ♪」
これでもう完璧です。


そうなったらこっちのもの、
デートの日には、アイメイクをばっちり決めて、かわいい下着をつけて、
アプワイザー・リッシェか、ジルスチュアートの可愛いワンピを着てゆきましょう。
その日から、勇者魔王もの大好き男は貴女の虜になるでしょう。
では、釣り師としての貴女の、愛の幸運と幸福をお祈りします!

{netabare}

上記は、「なんなんだ」と思われたかもしれませんが、ネット上で有名なテンプレートの改変ネタになります。男が落ちるかどうかは全く保証いたしかねますので自己責任でよろしくお願いします。
さて、
もともと書いていた感想は下記になります。

タイトル:
わたしを原作厨だと嫌ってもらってもかまいません……でも…わたしのことは嫌いでも、まおゆうのことは嫌いにならないでください…!

本文:

 一話視聴しての感想は、たいへんあざやかなものでした。

 …
 ………
 …………
 …原作を読むべし。以上…!

 えー、さて。
 
 何度でも申し上げますが、原作は稀有な傑作です。「ひぐらし」以来のインパクトを受けた作品だと言ってよいです。
 みなさん、原作を読みましょう。原作しかありません。もちろん、原作はメジャー向けコンテンツとしては洗練されていないので、合わないという人もいるのはわかっていますが、それでも、わたしは100%原作推しです。

 原作はこちらで、合法に、タダで読めます!
 ttp://maouyusya2828.web.fc2.com/menu.html

■アニメと原作の違い

 アニメと原作は何が違うか。
 まず、当たり前ですがテキストの分量が違います。アニメでは大量にテキストが端折られている上、話がスローリーな印象になります。原作のよいところは、大量の情報量が、ドバーっと、流れてくる感じなのですが、アニメ版は、視聴者層に配慮したのだろうとは思いますが、たいへん、はなしの密度が薄い感じに仕上がっております。とりわけ、一話でカットされている部分としては、魔族側にはどういった限界があるのか。魔王がどれだけ不完全か、といった点がきちんと言及されておるわけです。制作陣はテキストの中身をきちんと理解できる程度の尺の長さで展開したかったのでしょう……。

 第二に、アニメ版は、おっぱいがやたらと揺れますが、原作は、おっぱいが揺れません。わたしは微エロおっぱいアニメなどという、中途半端なものにあまり良い印象はありません。どストレートエロアニメなら、むしろOKですが、おっぱい関係ねーだろって話で、おっぱいをいっぱい強調されるのはむしろ、たいへん悪い印象を残すのであります。なんでおっぱい揺らす必要があったのかと小一時間……いや、まあだって、この話でおっぱいが揺れる必要ビタいち無いっつーか、そういうところで勝負かけてないだろ。これは。メインヒロインがお色気要員モノ、というのは、まぁ、伝統的にあるんだけど、私は、これは悪しき伝統だとしか思ってないので、ガチでやめてほしいのです。
 
 第三に、まおゆうは、ギャグとかそっち系のノリは正直ちょっと寒いんだ…!知ってたよ…っ!わたしだって知ってたよ…っ!だから、お願いだから、ギャグ系の部分とかをクローズアップしないでほしいな、と思ってたら、余裕バリバリで、コメディ内輪ノリ部分を前に出してアニメつくってきたよ、こいつら…っていうね。
 まあ、なんつーか、ある種のオタクの同人ノリそのものなんだよね、まおゆうのギャグセンスって…。だから、ちょっと、文化の外側にいる人間からすると、けっこう厳しいんだわ、コレ。

 ざっくりまとめると、

 「経済うんちく:いちゃいちゃ:ギャグ」の比率が違うわけです。2話現在までの感じだと、

【原作】 20:4:1
【アニメ】 10:8:3

 ぐらいの違いがあるわけで、なんつーか、なんで、わたしはこんな二流のラブコメを延々と見なければならないのか…ごごごごごごごごっごっゴッッゴッゴッゴッゴッッッ…!!!!!
 という原作厨としての静かな怒りが沸いてくるわけであります。

 …
 ……

 いやー、もう、そういうわけで、1話にして早くも、わたしが原作厨となる展開で確定いたしました。その点、わかりやすくてよかったです!
 まあ、予想された展開ではあったわけですが、いやぁ、完全にこれは原作厨になるしかありませんねぇ…。

■じゃあ、どうすれば納得したのか。

 いや、まあ、元も子もないことを言えば、アニメ化していいものになるわけがないだろうな、とははじめっから予想していたので、しょうがないことだとは思ってるんです。だからね、制作陣をdisるつもりは、実はこれっぽちもないんです。しょうがないっちゃぁ、しょうがないよね。
 アニメ化自体をしなかったほうが良かったかどうか、という点でいえば、原作ファンからすれば、この作品が少しでも世の中に広まること自体は大歓迎なので、いかに納得出来ないクオリティであるとは言っても、アニメ化されること自体は悪くないとも思ってるんです。
 1クールでやるにせよ、2クールでやるにせよ、原作のテキスト量からすると、どう考えても20分前後で一話構成で、ある程度メジャー向けのコンテンツとして再構成するのは、かなり骨が折れるでしょうし、まあ、もちろん、制作陣は、いろいろと難しい限界のなか頑張ってるとは思うので、その点をdisろうとは思いません。おっぱいアニメにしたこと意外は。

 ただ、個人的に、わがままだけを言わせてもらえれば、
 やはり情報量は変えないでほしかった。
 一つの方法としては、たとえば、魔王は、ゆっくりとしゃべるんじゃなくって、早口でどばーっとしゃべるタイプのキャラにしてほしかったなぁ。まぁ、もっとも、早口系の講義とかって、ごく一部の人にしかウケないので、コンテンツ事業者としては、筋のわるい選択だろうから、それは駄目だとは思うけどね。だから、その手法をとらなかったのは仕方がない。
 もう一つの、製作コスト&リスクがあがってしまうやり方としては、語り口の構成そのものを大きく変化して、別物スレスレというところまで再構成するというやり方だと思う。

 現代日本において、比較的大量の情報をパッケージングしつつ、ある程度メジャーに受けている手法っていくつかしかないわけですよ。
 1.サンデルの白熱教室スタイル
 2.NHKスペシャルスタイル(及び、その簡易版としてのクローズアップ現代)
 3.discovery Channel スタイル(及び、その派生系)
 …とか、パッと思いつくのがこのぐらい。民放のクイズ番組とかは、すごく情報量を少なくしてるし、「ためしてガッテン」とか「ホンマでっかTV」とかは、ネタそのものが、視聴者層にウケそうなものをピックアップしているので、ちょっと経済ネタをのっけるには不適切。旧「週間子どもニュース」も時事ネタという強みがあるので、ちょっと違う。
 で、とりわけ、「中心となる物語」をきっちりと構成しつつ、情報を伝えていくという編集方式だと、NHKスペシャルのやり方が一番近いと思うわけです。
 なので、もし、わたしが番組内容の再構成を大胆に許されるのならば、魔王と勇者の会話を、NHKスペシャルっぽい番組構成で、再構築しちゃいたい。まあ、作りこむの大変そうだけれども、情報量を少なくして、劣化版つくるよりは、そういう冒険をしてほしかった次第です。
 まー、予算も人材も、たっぷりと必要になっちゃうから大変なんだけどね。

 予算、人材、納期。そして、何よりもスタッフの情熱の総量が、プロジェクトのなかで充分そだっていなければ、そういう贅沢な再構成はできないでしょう。
 メディアミックス展開というのは垂直立ち上げをうまくやらなければいけないだろうから、時期的な問題も、もちろんあるでしょう。
 非常にハンドリングの難しいプロジェクトだったとは思います……が、こういう形のアニメに仕上がってしまったのは、やはり残念な気分です。 


■なお、そもそも、まおゆうの何がいいのか:最後に。

 ちなみに、原作のこの作品がすばらしいと思っているか、というと、短く言うと、
<経済学の考える、幸福のあり方>
を、おそらく、日本のコンテンツにおいてはじめて真正面から、充分な分量で書いた作品だと思うからです。

 もっとも、石ノ森章太郎の『マンガ日本経済入門』とか、経済ネタのマンガがいままでなかったわけではないけれども、はっきりと言って、まおゆうの作者のママレさんは、石ノ森章太郎とは明らかに見ている世界が違う。経済の話をする、というのは、頭をしかめて、むずかしく天下国家のことを論ずるという以上に、「わたしたちの世界はどのようにして成立しているのか」という世界観を与えてくれるものです。



 いまだに、不勉強な人だと、「新自由主義批判」とかをして何かを批判したような議論をしている人が日本には耐えないけど、あの手の議論は何度きいても寒々しい。新自由主義批判とかをしてしたり顔をしてる連中の経済談義なんかより、まおゆう原作のほうがよっぽどまともであり、啓蒙的意義が深いです。

*

 なお、ネットでまおゆうを批判している人の大半が、日本の七〇年代~九〇年代的な左翼系知識人の影響下にある人が多くてげんなりー。そういう人のしている批判は、「新自由主義的な世界観そのものがダメ」っていうだけの話なので、わたしのなかでは、「ああ、残念だな」と思っておわるだけなのですよ。
 まおゆうの議論の中身についての、ごくまっとうな批判は、開発経済学、数量経済史的な観点からなされるべきだと思っているわけで。開発経済学や、数量経済史的に込み入った話をすれば、まおゆうは、かなり沢山ウソをついているし「しょせんはファンタジー」であるのは、事実ではある。まぁ、あと政治思想史的なところもちょいと触れてるけど、そこはすごいちょっぴりすぐるので、まぁーそこはご愛嬌。
 だけれども、こういうコンテンツでこれだけ頑張ってみせてるのは、偉いよ。ほんと。

■狼と香辛料と何が違うかって?いや、ぜんぜん違うでしょ。

 なんか「狼と香辛料が~」って人多いけど、
 スタッフ同じなのこれ?そこらへんは、よーしらんけど、
 狼と香辛料とは、ぜんぜん違うはなしでしょう。

 あっちは、小売の行商人の話。こっちは、経済の計画をやる話。
 学部で言えば、商学部と経済学部。
 業種で言えば、商社と、(財務)官僚の違い。

 確かに、同じ「お金」の話だけど。狼と香辛料はゲームのプレイヤーの話だとすれば、まおゆうはお金をめぐるゲームの設計者の話です。


■追記:昔の原作初見時の感想など

PCのアーカイブあさってたら、昔の原作初見時の感想出てきたからせっかくだから、はっとこうか。

・おもしろいのだけれども、途中からちょい微妙
・やはりフェミニズム系の文脈の抑えのあまさがけっこう気にかかる。あと物語のご都合上あるていど仕方ないのはわかるけれども、「教育/啓蒙」がちょっと簡単に成功しすぎている。まあ、いいんだけどね。個人的には、もうすこし登場人物をすくなくして、じっくりと何度も失敗するような話ができるとベター。ひぐらしはそこらへんもよくできている。まあ、ひぐらしは、小さなとこで公務員やってた人のリアリティがやっぱよく出てるんだよね。
・モデルはほんとうに中世のヨーロッパそのものだよな、と。あと、わたしのような読者にとって、やはりおもしろみに欠けるのは、近代人が、前近代のことを書いているだけという部分。「近代」に至る過程であらわれた革命的な発明の<コタエ>を全て知っている。本当にまだ見ぬものを発明するための努力自体が書かれていないのが残念。まあ、そういう話の急速さを楽しむことこそが、この作品の魅力でもあるので、無いものねだりもいいとこっつーか、作者と前提を共有していないコメントなのは承知ですが。ここらへんは知性が超越しすぎている……というか、フォン=ノイマンですらもうちょっと悩みが多かったはずで、天才発明家というのは、こういうものではない。もちろん。。これは「魔王」だからいいんです、と言ってしまえばそれまでなんだけれども、解へ至る道程を模索するエネルギーが、足りない。やたらとあっさりとしすぎている。迷いが少なすぎる。人間は何かにつけ、もっと、もっと悩んできたと思うのだけれども…というのが主たる不満。コタエがコタエである、ということを半ば自明のようにざくざくと書いていけるのは、後世の人間が啓蒙として書いているから、ということに他ならない状況がある。それは、どうよ、と。
・啓蒙小説なのだと割り切って読めばいいのだろうし、啓蒙小説としては極めてすぐれているのは間違いない。というか、こういうものが出てきていること自体はガチで歓迎したい。
・いろいろと表現にきにかかる部分は多いというか、ライトノベル的な文脈にのりすぎというか、中二的妄想もうすこしどうにかならんか、と思うが、まあこういう世界感が好きな人なんだろうし、ある種の読者はこういうものこそ好きなのだろうし。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 56

84.8 3 悪魔で魔王なアニメランキング3位
ハイスクールD×D(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2673)
15213人が棚に入れました
 兵藤一誠は女生徒が極端に多い私立駒王学園に通う高校2年生。この学園に通う目的はただ1つ、この学園でハーレムを作る!
だけどハーレムどころか変態呼ばわりされ、当初の目的は壮大な妄想となっていた…。ところが! ひょんなことから一誠にも初めての彼女ができ、初デートをすることに!夕暮れの公園、そっと近づく彼女…。もしかしてキス? っていうかそれ以上…?エロ妄想がヒートアップする一誠に彼女は微笑みながら言う、「死んでくれないかな?」… 。人生で初めてできた彼女に、イキナリ殺されてしまったっ! なんで!?と思いきや自室のベッドで目覚める。するとその横には紅髪の美少女、学園の先輩《リアス・グレモリー》が全裸(巨乳)で添い寝していた!?オレ殺されなかったっけ? なんでリアス先輩が? なんで裸? っていうか先輩おっぱい見えてますよぉ~!?「見たいなら見てもいいわ」 ………。 ってマジ?? リアスから説明を受ける一誠。この世に存在する悪魔のこと。リアス自身も悪魔で、一誠を生き返らせる為に悪魔として転生させたこと。しかもその代償としてリアスの下僕悪魔として永遠に従わなければならない…。驚愕の真実、荒唐無稽、混乱する一誠。悪魔で下僕? リアス先輩の下僕? ってことは先輩のおっぱい揉めるかも?持ち前のエロパワーとポジティブシンキングで、リアスの下僕悪魔として生きることを受け入れた一誠。生まれ変わった一誠の悪魔で下僕な学園生活が幕をあける!そう、いつかおっぱいハーレムを作るために!?

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

史上最低で最強の技「ドレス・ブレイク」・・・(*^ω^*;)

■ハイスクールD×Dって・・・(^。^;)
女の子の割合が高い駒王学園に入学することはや一年・・・
主人公の兵藤一誠[hyoudou issei]は日々妄想と変態と罵られる日常をすごしていたのです!
そんな一誠に突然春が訪れたのでした(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
でもそんな幸せは長くは続くことなく・・・初めての彼女に殺されそうになる事に・・・なぜ∑('◇'*)エェッ!?
瀕死の一誠を助けたのは悪魔だったのです・・・とびっきり美人のね☆彡
実は・・・悪魔の眷属になることで生きながらえたのでした!
意味もわからず悪魔と堕天使の闘争に巻き込まれていく彼の運命はいかに!!


■ハイスクールD×Dに出逢った日の日記 φ(`д´)メモメモ...
どうやら放送局によっては規制があったりなかったりみたいですね!
とにかく一誠はおっぱいが大好きみたいなのでやたら叫びます・・・おーっおーっおっぱい!!
周りの女の子もやたらおっぱいを強調します・・・というか見せます(≧▼≦;)アチャ
ストーリーは1話観ただけではなんとも言えませんけど、なんだか悪魔が正義で堕天使が悪者みたいですね!?
なんで堕天使がはびこっているのか、悪魔とどのような歴史背景があったのかちょっとずつわかってくると面白くなってくるのかなぁ?
とにかく無駄にエロな作品に成り下がらないことをお祈りしていますw†o(・・;) アーメン


■総評
地上波では規制が入るような内容でしたので完走できるか心配してたのですけどストーリーは意外にもしっかりしていたので楽しく観ることが出来ました♪
でもやっぱり「DxD」マークの規制は目障りなので、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的には無駄な露出はいらない子でした!
(*`◇´* )ノポイ!! ・゚゚・。ロ.・。エ

ストーリーを面白くしていたのはやっぱり一誠の存在でした☆彡
一誠は「この学園でハーレムを作る!!」と公言したりと、とにかく自分の気持ちに素直でしたねw
その素直さが良くも悪くもストーリーを盛り上げてくれていたと思ってます(^ー^* )フフ♪

ストーリーは大きく2つに分けられます♪
前半は堕天使との闘争のさなか、仲間との出逢いや絆を深めていく過程が描かれていました。
そんな中でも一誠がアーシアを想う気持ちが熱かったです♪
それにしても…
{netabare}
「夕麻ちゃん♡」って引きずりすぎですよぉw
いくら初告白・初デートの相手でも殺されてるのにヽ(*´ー`)ゞ
そんな事だからアーシアまで殺られちゃたんですよね…
でもそのお陰で「心は天使」「体は悪魔」っていう、一段と魅力的なキャラとして復活できたんですけどねw
((((*ToT*)†アーメン~~~イチャイ…(* T-)□聖書~~~イチャイ!! Σ(T▽T;) ウエーン…
{/netabare}

また後半は純血上級悪魔の家系同士の熱い戦いが描かれてましね。
チェスに見立てた「レーティングゲーム」はなかなか面白い趣向でしたと思います♪
「リアス⇔一誠」の関係が深~く描かれているわけですが、アーシアも地味に頑張ってましたねw
登場人物のなかでとってもキュートだったのは、無口・無表情キャラの子猫ちゃんです☆彡
この系統のキャラの割によく喋るし、切れ味抜群の「ツッコミΣ\( ̄ー ̄;)」は一誠と名コンビを構築してましたね♪

もし2期があればまた観てみたいなって思える作品でした(*^▽^*)


■MUSIC♫
OP曲『Trip -innocent of D-』
 【歌】Larval Stage Planning
 バカテスに!OP曲『君+謎+私でJUMP!!』でおなじみのLSPの3rdシングル♪
 イントロのドラムのリズムがとっても印象的なロックチューンナンバーですね!

ED曲『STUDY×STUDY』
 【歌】StylipS
 石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂の若手女性声優ユニットのデビューシングル。
 声優ユニットらしいキラピコなノリの良いキャッチーな曲です♪


2012.01.19・第一の手記
2012.08.23・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 69

だわさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エロ枠でエロバカアニメなんだが、とにかく最高に熱くて面白かった!!

全12話。
エロ枠。
パロディ有り。:ハーレム王に俺はなる!等
ラノベ原作。
バトル系。


以下感想(総合)
はじめに言います。こりゃあ面白かったですw
基本的にはエロさとバカさと熱さで成り立っているアニメ。
このアニメ見て、エロ枠って、エロイだけじゃ物足りないんだなーと思っちゃいました。
最初から最後までずっとバカでエロイんだけど、
主人公のエロさやバカさと同じ比重で「熱さ」があって、バトルが熱い熱いvバトルごとに主人公が成長というのはお約束なところはありますが、特に鼻につくこともなく強さのインフレスパイラルもありませんでした。
あと、原作は読んでないので知らないけどシナリオがすごくまとまっていて、すっきりするし熱くなれるしほっこり出来ます(*´∀`)最終回イイ!
最終回含めて最後の展開のシナリオとかもう、文句はひとつもありませんでした。最終回は最終回よろしく、~からのOP!とか、~からのED!とか絡めてグイグイ盛り上げてくれました^^

バトルなんて思わず熱く叫んじゃいたくなりましたし。

「衝撃のォォッ!ファーストブリッドオオオオオッ!!!!」

と間違えてスクライドっぽく熱く叫んでしまったのは、セイクリッドギアという能力があまりにスクライドっぽかったからですが、いろいろパロディの一環かなと思って見ましたw

2期の可能性も仄めかしつつ終わりましたけど、2期やるなら絶対見ますヾ( ゚∀゚)ノ゙



以上

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以下は視聴中のレビューです

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

4話まで視聴感想。
とりあえず、エロアニメとしてエロ描写はしつこいくらいあるのでここまでくるとエロい気がしない不思議!

とりあえず

エロバカな主人公が異能の力でエロバカなりに頑張ってバトルしたりするお話ですね。

意外とけっこう熱さ持ってるんですよねこの主人公。
異能の力はほぼスクライドのアルター能力をパクっててウけましたが…

一言で言うと

「学園系青春エロバカ微グロ熱バトルアニメ」

ですね。

一言じゃないですね。
そんでも、おもしろいって思います。

来週の回はやく見てぇぇぇぇぇえええ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 39
ネタバレ

Ryuvay さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

熱いバトルとおっぱい ~主人公はいわゆる「ラッキースケベ」じゃない

原作未読、1話視聴後の雑感

無駄に揺れる、無駄に見せる、無駄にハーレム!

と書けばただのHなアニメですが、なかなか演出がよく物語りや設定などもしっかりしています。

おもしろいとまではいきませんが、導入編が終わって以降、gdgdになったりせず、勢いやテンポが維持でき、世界観やキャラ設定を存分に活かし続ける(おっぱいハーレムアニメではココ重要、活かせずにエロ萌えばかり走ると飽きる)ことができれば観続けようとおもいます。(<視聴後追記:クリアされてました)

内容的にもおっぱい描写が無くてもじゅうぶん見れるのではないかと思います。純粋な悪魔と天界から堕ちた堕天使との戦い、あるようでなかなか無い世界観でしょう。無名声優や新人声優が多くなってきた昨今、声優もなかなかメジャーな方たちを採用されています。

以下視聴後レビューを簡単に

期待以上でとても満足してます!
続きをやるなら是非とも観たいと思いました。

ちょっと考えてみたんですが、この主人公ってこういったアニメによくある単なるラッキースケベでは無いように思います。なぜかって別にラッキーなんかじゃないんですよ。すでに同等かそれ以上の対価を支払っているんですよね。そしてそれは今後もずっと支払い続けるんでしょう。{netabare}最終話で主人公もその覚悟を宣言し、ヒロインもそんな主人公に惚れた。その部分も納得ができます。{/netabare}それに対しとても好感を持てる、それが熱い想いと熱いバトルにつながっているのだと思います。そして、それにちゃんと応えてくれるヒロインたち。それが、単なるラッキースケベおっぱいアニメを凌ぐとてもよい作品になったとも言えるでしょう。
ひとことで言えば、主人公がスケベだけど本当にかっこよかった。
{netabare}
ラストはいまだかつて観たこと無い「おっぱいアニメなのにコメディ要素も含めたとても爽快なハッピーエンド」でした
次シリーズを匂わせる終わりかたをしているのでそれもまた期待しています。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

67.5 4 悪魔で魔王なアニメランキング4位
べるぜバブ(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (531)
3609人が棚に入れました
超不良高校「石矢魔高校」でも特に『アバレオーガ』の異名を取る最強の不良・男鹿辰巳がある日ケンカをしていると、川から大きなオッサンが流れてきた。助けてみるとオッサンが2つに割れ、中から赤ん坊が出てきた。赤ん坊に気に入られる男鹿だったが、実は赤ん坊は人類を滅ぼすため魔界から送られた大魔王の息子、カイゼル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世(ベル坊)だった。

声優・キャラクター
小西克幸、沢城みゆき、伊藤静、水島大宙、豊崎愛生、岸尾だいすけ、関智一、杉田智和、荻野晴朗、高木渉、高橋広樹

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

全60話。長い、長すぎる・・・!

どこまで原作を踏襲した内容かは知らないが、ジャンプコミックが原作。

…の割にジャンプっぽくないな、というのが印象。
成分タグでは分かり辛いが、この作品は8割方ギャグアニメだ。

序盤こそ、主人公・男鹿、魔王の赤ん坊「ベル坊」や魔界の人々の設定を把握しやすいストーリーになっていて、ギャグシーンもそこそこ楽しめる内容ではあるのだが・・・

「お約束」が多すぎる。60話中、一体何回ぶっ飛ばされた人が空に飛んでいく様や、真剣バトルではなくしょーもない展開&理由で家屋が半壊・全壊するシーンを見ただろうか。

それ以外にもネタバレになるので書けないが、このキャラには絶対このオチ、というのが多数存在する。

ワンパターンなオチが多すぎて、どちらかというと、それまでのプロセスを楽しむ作品になっている・・・が、それすらも終盤になるとなんとなく先が読めるようになってくる。

だがごくたまに、熱いバトルの回も存在し、「あ、そっかこれジャンプアニメだったわ」と思い出させてくれる。

惜しむらくは、中盤以降主人公たちの影が回を増すごとに薄くなっていったことである。
主人公・男鹿は「人を人とも思わない凶悪な不良」と当初紹介されているが、ごくごく一般的な家庭で育っており、常につるんでいる友人もいて、それなりに分別もある高校生だ。
そしてベル坊は赤ん坊故、「だぁだぁ」「ぶーぶー」としかしゃべれないので、物語に食い込んでいくには少々ハンデがあるように感じる。

対して、他の不良たちの方が、一癖も二癖もあり、キャラが立っているので、結局サブキャラが目立つ回の方が多く、終盤はバトルシーンでの美味しい場面を除いて、主人公たちはやや空気になりがちだった点も残念。

もう少し内容を集約、あるいは途中のキリのいいところでカットして話数を短くすれば、ダレずに見れた作品かもしれない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

CC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

べるぜバブ

【物語】
川からおっさんがドンブラコ~ドンブラコ~って流れて来たと思ったらパカっと開いて赤ん坊が出てきた。そこに出くわした喧嘩無敗の不良、通称「アバレオーガ」男鹿辰巳(主人公)がその赤ん坊を育てるハメに・・・。その赤ん坊はなんと大魔王の息子!?!?ってな物語。

コメディ色強めの子育て・バトルアニメ。
「金色のガッシュ」と「今日から俺は」を足して「ジャンプ色」を加えたような感じww

【音楽】
EDは全部で5曲あるのだけれど11~23話までのEDと24~35話までのEDのつくりがよかったですねぇ。制作会社が「ホントはこれくらいのクオリティの物は作れるんだぜ」って言ってるような気がしてw

【総評】
原作読んだことあるんですよね。ジャンプで連載前の読み切りを読んだ時、連載しそうだなぁ~って思ってたら、本当に連載しちゃった作品の一つなんですよね。まぁあんまり練り込まれてるストーリーじゃなかったので、六騎聖編あたりで読むのを止めてしまいましたが。最近のアニメは原作知らないものが多いので、『べるぜバブ』少し応援してたんですよね。

アニメに対しての感想と言えばアニメオリジナルストーリーのエピソードが面白かったですね。何話か覚えていませんけど、サブキャラを掘り下げたようなエピソードが多かったですね。「ブリーチ」や「ナルト」もよくそういったサブキャラの日常を描いたエピソードを絡ませてますよね。こういうのアニメならではって感じがしますよね。ジャンプらしいアニメでした◎

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

ふきゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

えーっと、

古市とアランドロンの絡み&神崎と姫川の馬鹿っぷり
が笑えるのと
邦枝先輩の勘違い&奮闘ぶりがなんともいえないwww

けど、ちょっとワンパターンというか
ぱっとしたところがない?というか、
とにかく微妙な気がする時もあり。

だがベル坊可愛いbb(みゆきち効果?)
そして男鹿の姉さんは最強すぎるww

作画はなんとなーく微妙な時あり。

OPが前のは合っていて良かったんですけど、
今のは某人気アイドル系列のもの。
アニメ主題歌まで進出してほしくない派の自分としてはがっかり。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

61.7 5 悪魔で魔王なアニメランキング5位
魔界王子 devils and realist(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (355)
2167人が棚に入れました
名門貴族のウイリアムは、類いまれなる頭脳の持ち主。パブリックスクールでも、家柄のこともあり、話題の中心でもあった。しかしそんなある日、叔父が事業に失敗したことで財産を失ってしまう。名門の名に傷がつくことを恐れたウイリアムは自宅に戻り、家令と共にお金になりそうな物を探す。屋敷で見つけたのは、先代が出入りしていた地下の部屋。そこには魔法陣があり、意図せずウイリアムは悪魔を呼びだしてしまう。呼びだされた悪魔、ダンタリオンはウイリアムに告げる。「ウイリアムは魔界の代理の王を選ぶことのできる選定公である」と。それゆえに、自らを王に選べと迫ってくるのだが…。果たして魔界の代理王は誰になるのか!?

声優・キャラクター
江口拓也、寺島拓篤、松岡禎丞、柿原徹也、福山潤、高城元気、鳥海浩輔、斎賀みつき、小野友樹、安元洋貴、山本和臣、鈴木裕斗
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

腐女子ホモ向けアニメ(2話まで見たけど中断

■関連URL
・番組公式サイト:http://makai-ouji.com/ http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/makai-ouji/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/anime_makaiouji
・原作漫画特設サイト:http://www.ichijinsha.co.jp/special/zerosum/makaiouji/


ストーリー

時は19世紀末のイギリス。貴族の子息・ウイリアムは後見人である叔父が事業に失敗したことから、財産を失ってしまう。「学費未納で退学」という最悪の事態を防ぐため、金目の物を探しに屋敷の地下室に入るとそこには魔法陣があり、彼は意図しないうちに悪魔・ダンタリオンを召還してしまう。ダンタリオンはウイリアムに言う。「あなたはソロモン王の血を引く選定公であり、魔界の代理王を選ぶ権利がある」と。ウイリアムと、彼に気に入られたい代理王候補の悪魔達の騒がしい日常がこうして始まった。

思った程露骨なキスとかは無いから普通に見れそうだ。
設定が結構面白いのとバトルが面白そう。



1話
{netabare}特に事前情報なし。まずは見てみよう。
え?まさかガチホモアニメ!?
ガチホモアニメは見た事無いな。
ニコニコだしちょっと見てみるかな。
ホモじゃない臭いを漂わせて最後ホモでしたアニメには頭に来た事あるけど冒頭でBL仕様ってわかるのは親切だな。
隠し地下扉本当にあるんかーい!
お?血の契約か!?ソロモンの魂…ダンタリオン!
中二病アニメなのかな?これ結構面白そうだ。
魔界の大公爵弱すぎww
なぞの闇に吸い込まれた… ヤギw
ダンタリオン完全にギャグ要員じゃないかww
うおっ家が吹っ飛んだ!?FF6のケフカみたいなの出てきた。
魔法使えるのか。死んで400年しかってスケールでかいな。
「こいつは俺のものだ」ってwwどういう事なのww
魔法便利すぎw
オカマなかなか良いキャラしてる。
政治上のライバルってw大胆だなw
なんだオカマはシールド貼れないのか。
ヤギ使えねーなw バトルが熱い!
おいバトルキャンセルすんな。
お約束の転入生。ですよねぇーww

学園バトルコメディーって感じかなぁ。ややホモっぽいが。
シャナみたいな感じかな。結構面白いからしばらく見よう。


2話
まさかの魔法少女…(だが、男だ。)ワロエナイ。
ってより飽きたよ。


うーん大して面白くなさそうなんでやっぱもういいや。
そもそもホモアニメは無理だなやっぱ。
リアルで昔ショーパブで働いてたからガチホモとかニューハーフとか未だにたまに飲みに行く仲の人いるけどアニメで見ても面白く無いや。
ちなみにリアルのオカマからするとオカマの安売りのせいでショーパブ儲からないと怒ってた。

評判良かったらまた見るかも知れない。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

にゃわん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

タイトルなし

原作を読んでいたので
アニメ化がとても、心配でした。
結果、予想通りの嫌な予感に…
キャラがそれなりに原作と変わらず崩れないだけで
お急ぎで完結している感が伝わるので
ストーリーはgdgd
最終話まで視聴しましたが
あまりの内容にストーリーを覚えていないです。
2期や続編じは、ないでしょうね
あっても見ないです…

原作派の方は、原作で満足したほうがいいでしょう
原作のほうが丁寧に描き込まれていて
面白いです。

その点、アニメは時間もなく
gdgdな内容なので見なくてもいいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

魔界王子というより、学園王子という感じですね

原作未読 全12話

悪魔の中から代理王となるものを選べる選定公という血筋を受けついでいる主人公 ウイリアム・トワイニングが、ひょんなことから召還してしまった悪魔 ダンタリオン・ヒューバーなどの代理王候補との争いに巻き込まれていくお話です。

悪魔と天使と人間が出てきます。良くあるパターンですねw

主人公がいる学校も男子校で全寮制ということもあり、女性キャラが少ないです。
ほとんど学校でのお話がメインです。悪魔達も戦うこと以外は、学校の中に溶け込み、いがみ合いはあるものの普通の学生生活を送ってます。コミカルに描いてますね。

とにかく、主人公本人はリアリストで、悪魔や天使など真っ向から否定しますので、中々話しが進みにくく、各話でそれぞれのエピソードはあるものの、悪魔世界の部分が余り語られていないので(このお話では魔界の代理王を決める選定公というお話が軸ですから)バランスが悪く、最後も唐突な終わり方なので私にはあまり合いませんでした。

キャラやコメディ部分の相性が合えば観てもいいかも知れませんね。

最後に、緋色の欠片みたいにエンディングの後、各キャラが語りかける場面がありますが、こういう場面はいつ観ても苦手ですねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

77.4 6 悪魔で魔王なアニメランキング6位
魔王城でおやすみ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (429)
1732人が棚に入れました
かつて、人と魔が交わり、共に存在した時代。魔王は人間の姫をさらい、自らの城に幽閉した──。囚われのスヤリス姫は、檻の中でつぶやく。「…寝る以外…することがない」牢をこっそり抜け出して、よりよい安眠を求め魔王城を…探索!?自由気ままな人質姫が魔物たちを巻き込んで好き勝手!! 新感覚、睡眠ファンタジーコメディ!

声優・キャラクター
水瀬いのり、松岡禎丞、石川界人、小林親弘、下野紘、小山力也、高橋伸也、山根雅史、相馬康一、大原さやか、黒田崇矢、大塚剛央、大橋彩香、諏訪部順一、佐倉綾音

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔王城地下牢の宿屋化計画

魔王にさらわれたスヤリス姫が、魔王城の牢屋に幽閉されますが、あまりの睡眠環境の悪さをどうにかしようと立ち上がり、魔王城内をうろついて快適な睡眠を追求していく癒し系ギャグアニメ
魔王城の牢屋はどう考えても快適なわけないので、面白いテーマだなーって思いました
魔王軍って言っても全然悪者感がない気の優しい人達なのでシリアスな場面なんてありません、安心して見られるいいアニメですねー!

私は結構好きな作品です。
スヤリス姫はもちろん、魔王、悪魔神官が好きです
まだまだ原作ストックはありますし、2期制作の可能性もありますね。
でびあくまは本当に可愛い。一匹欲しい

投稿 : 2024/11/16
♥ : 51
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期、貴重なギャグアニメ枠(笑)

何故か10月クールは、ギャグ作品が少なかったです。
たしかに「神様になった日」の前半はギャグ全開で、これはこれで困ったものなんですけど…"(-""-)"


で、この作品。

一言で言えば「ファンタジー風味のよく考えるとちょっとグロい日常系ギャグアニメ!」全然一言にまとまっていません(*^▽^*)


人類に対する脅迫の一環で、魔王軍が、人類にとって大事な大事なお姫様=スヤリス姫を誘拐!!
ところがこのスヤリス姫様、メンタルが異常にタフな上に、
人質として捕らえられた、魔王城がけっこう理想的な居場所!

この魔王城での生活環境をもっと理想的に改良することで、
思う存分、安眠を得ようと奮闘する、
スヤリス姫の日常を、細かいエピソードでつないで行くのですが、
最初観た時は、このままの展開力の無さでワンクール、もつの?って思ってたんですけど、
もってしまうんですねえwwww

エピソードはそれぞれ、
安眠のためのアイテム入手や工夫がメインの「クエスト」なんだけど、
それ以外の「クエスト」も挟まれていて見飽きないし、
人質だとはいっても、
魔王城においては、傷つけちゃいけない貴重な存在だから大切に扱われているし、
スヤリス姫の自分勝手な行動を魔王軍の誰一人として止められないし、
スヤリス姫は万一っていうか何度も死んでも、
ちゃんと魔法で生き返らせてもらえるし。

爆笑って感じとは違うけど、夜中にニマニマしながら、
魔王城の魔物たちがアタフタしているのを、眺めている感じです。
最初の頃は、魔王様に露見しないように、魔王軍の幹部たちが苦心してたのに、
いつの間にか、魔王様自身が、スヤリス姫に翻弄されてしまっててww
特殊な環境でも日常系ギャグアニメがちゃんと描かれていて、楽しく観続けられました。


それと、
スヤリス姫って、
実は人間界では、仕事漬けな上に、王族にふさわしい言動を強制されていて、
たぶん日々の、多忙な上に格式ばった生活にうんざりしていたんですよね。

たまに出てくる王妃様のお説教の回想シーンとか、
実はとってもかわいそうなんです。

それと、1回、魔王様に宿題を課されて仕事モードになったとき、
すごいスピードで書類の処理をしてしまうの、
面白かったけど、
だからこその、人質となった現状とのの落差の大きさ。

なるほど、もうお姫様稼業は嫌なんだ、死ぬほど眠りたいんだ~っ、
もう人間界に復帰なんてしないで、ぐうたら人生をまっとうしたいんだ~
って、すごく納得できてしまいましたww


・・・おまけ。
{netabare}最後の2話は、いっぺんにおまとめ放送w
スヤ姫、影武者を仕立ててみたら、ポンコツ過ぎたのに、
ちゃんと自分で、人間の世界から救出しちゃうんだw
それで、わざわざ人間界にちょっと戻って手に入れた毛糸のパンツ、
デビちゃんたちに履かせて、気持ちよく安眠(*^▽^*)
ホントに魔王城が、居心地よくて好きなの、よ~くわかりました!
人間世界の世知辛さや煩わしさ、本当に嫌なんだね~って、
なんか最後まで一貫していて、わがまま素敵な姫様でした!!{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 48
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

何度も言ってますけど・・・!

原作未読。最終話まで視聴。

あにこれで何度も言ってますけど・・・、『水瀬いのりさんと早見沙織さんが共演している作品は、間違いなく面白い説』は、今回も実証されましたね。

魔族にさらわれた人間のお姫さまの、魔王城での勝手気ままな生活を描いたコメディ。

{netabare}睡眠欲を満たすために、なかなかに鬼畜なお姫さま。
そんな傍若無人なお姫さまに振り回される、心優しき魔族たち。
そして、ちょっとおバカな勇者。{/netabare}

出オチ系の作品かと心配していたんですが、終わってみれば、ハズレ回無しの安定感抜群な作品でした。

特筆すべきは魔王役の松岡禎丞さんをはじめ、豪華な共演陣。
テンポの良い掛け合いが絶妙でした。

最終的に。今期一番楽しみにしていたと言っても過言ではないレベルの作品でした。
第2期制作を期待して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36

88.3 7 悪魔で魔王なアニメランキング7位
葬送のフリーレン(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (610)
1964人が棚に入れました
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

水鏡と鏡蓮華 Ⅰ

魔法パートに引き続いて、旅パートの読解を試みようと思う。が、
まずはかなり突飛な着想に即した解釈になっていることを最初にお断りしておく。
尋常のアプローチが行き詰って考えあぐねていたとき、ふと気づいたのが、
「対照(コントラスト)」と「対称(シンメトリー)」というシェーマだった。

前稿Ⅱ章で述べたように、ゼーリエが「葬送のゼーリエ」となることによって、
フリーレンとの対比関係がこれまでの「対照性」から「対称性」に移行する。
表層の「対照」の奥に、より本質的な「対称」が潜む構造が認められるのである。

旅パートはまさしく、この構造に基いている。
過去と現在、フリーレンの二つの旅がパラレルに並行するストーリー。
しかも、同じルートを辿り直すという相似的な対称性をも示している。

この着眼から出発して、対称性を生み出すメカニズムについての推論を試みた。
まずは抽象的なシェーマを具象的なイメージに変換し、
イマジネーションの磁場を形成しつつ物語を主導する「力学」を読み解いてみる。
(以前書いたことの繰り返しになるので、既読の方はスルーなさると良いです。)


「鏡像」

{netabare}アニメ第2クールの一級魔法使い試験編。
一次試験を通過した受験者は、二次試験の舞台となった「零落の王墓」で、
自分たちの完璧な複製体に遭遇し、バトルを繰り広げる。
迷宮の最奥に潜み、複製体を創り出して侵入者を排除するこの魔物の名は
「水鏡の悪魔(シュピーゲル)」という。

・・・そう、「鏡」なのである。
鏡とはまさしく、光学的なメカニズムを用いて「対称性」を現出させる装置に他ならない。
「水鏡の悪魔」という魔物の名前から類推すれば、複製体の正体は「鏡像」である。
あたかも迷宮に潜む魔物のように、物語の深層に原型的な「鏡」のイメージが潜在し、
その作用によって「鏡像」が生み出される。それが本作の対称性の本質なのではないか?
自分にはそんな風に思えたのである。

とは言え、"物証"となるような「鏡」の実物は作中には見出されない。
だがむしろ、そのことが逆に事の本質を示唆していると自分は考える。
重要なのは本作の「鏡」が、象徴性をはらんだ"名辞"としてのみ現れることである。
言語学で言うところの「シニフィエ」ではなく「シニフィアン」としての機能であり、
テクスト論の概念を用いれば、要するにそれは「記号」なのだ。

深層のイメージとしての「鏡」は、対称性を生み出す記号的な機能を担いつつ、
物語空間の内部に固有のイメージの連鎖を形成してゆく。具体例としては、
第5話に登場する、親しい死者の生前の姿を模倣して幻惑する「幻影鬼」という魔物。
あるいはリーニエが用いた、過去に記憶した相手の魔力を真似るという「模倣する魔法」。
そして、これらに反復される「模倣・転写」のイメージは、より包括的な「本体―複製」、
すなわち「オリジナル―コピー」という関係式に還元できることに注意したい。

自分が試みたいのは、この着想を旅パートの解釈に応用してみるというものだ。
思い切って次のような仮説を提起してみよう。すなわち、
フリーレンの現在の旅は、かつての旅の「鏡像」であり、「複製体」である。
つまり「オリジナル」に対する「コピー」である、というもの。

二つの旅の目的地は同一であり、ほぼ同じルートを辿り直す旅である。
このシンプルな再現性に加えて、同行する旅仲間にもコピー的な要素がある。
かつてのパーティーの代替要員として、ハイターにはフェルン、
アイゼンにはシュタルクが、オリジナルの空席を埋めるかたちで充当されている。
(この点に関しては、すでにnyaroさんがレビューで指摘されている。)

ここで際立つのがヒンメルの「不在」である。
ヒンメルの「代替」だけが欠落しているという事実が意味するもの、それは、
ヒンメルという存在が代替不可能な、"絶対的な"オリジナルであるということだ。
その意味で、現在の旅は"不完全な"複製体と見なせるのである。

フリーレンの旅の意味とは、ヒンメルという"オリジナル"が失われたあと、
かつての仲間の"コピー"(フェルンとシュタルク)を通じて"オリジナル"へ遡ることである。
クール序盤のフェルンとの旅の情景はそのことをはっきりと示している。
二人の日常にかつての旅の回想が交錯し、そこに新たな気づきが生まれることで、
二人の距離が徐々に縮まり、心を通わせていくといったエピソード群には確かに、
「人間(=ヒンメル)を知る」というプロセスが表現されていたと思う。

「魂の眠る地」に赴いてヒンメルと再会するという旅の目的もまた、
この欠落を補完しようとする、物語の深層の力学に導かれていると言えるだろう。{/netabare}



上記の推論は、次の三点に要約できる。
1 この物語の深層には「鏡」のイメージが潜んでいる。
2 フリーレンの現在の旅は、ヒンメルという"オリジナル"を求める旅である。
3 したがってそれは、かつての旅の"不完全な"複製体である。

以上が旅パートの組成についての我流の理解になる。
ここを踏まえたとき、本作の回想シーンの機能はこんな風に説明できるだろう。
すなわちそれは、オリジナルに関する記憶の管理者であるフリーレンが、
コピーされた旅の中でその記憶を再現し、更新してゆくプロセスである、と。
そこにオリジナルへの渇望と、再会の願いを読み取ることができるのではないだろうか。

この方向性で回想シーンを読み解くとなると、取り上げるべきは当然、
「鏡蓮華」のエピソードが語られる、第14話一択ということになる。
構成、演出面でも、旅の本質に関わる重要な示唆がこの話数には含まれている。

その前に、少し寄り道になるが、旧稿の「記憶と約束」をここに再掲しておきたい。
旅パートの主要テーマと言える「記憶」について、基本的な点を確認するとともに、
二人の関係性をより深く理解するための「文脈」を予習することで、
このエピソードの感銘をより深めることができると思うからである。
(内容は全く同じですが、論の見通しが良くなるよう、少し手を入れました。)


「死者との約束」

{netabare}何度も蒸し返して恐縮なのだが、またもアニメ初回でいきなり躓いた話になる。
物語の出発点となるヒンメルの葬送の場面でのフリーレンの反応が腑に落ちず、
ずっと拘ってきた"不審点"について、ここであらためて考えてみたい。

 「私、この人の事を何も知らない。」
 「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…。」

このときの彼女の心情に同化することを妨げているのは、おそらく
「知る」ことにこだわる背景が欠落しているために今一つ実感が湧かず、
そこから「私はもっと人間を知ろうと思う」への脈絡にも飛躍が感じられるせいだ。
自分にはどうしても、この内面の描出には不備があるように思われてならなかった。

そもそも「人間を知る」という旅の「目的」がどうも皮相な気がして、
その奥に内面的な「動機」を考えてみたりもしたが、結局うまくいかなかった。
だから今回、その「目的」の背後にある本来の「目的」に気がついたことは、
個人的には "Eureka!"と叫びたくなるような発見だったのである。


第16話の「長寿友達」。フリーレンが旧友のフォル爺を訪ねる。
最初に彼と出会ったのはヒンメルたちとの旅の途中で、その折の情景が回想される。
その中で彼はこんな告白をしている。

 「わしは妻の愛した村を守っているだけだ。」
 「わしは遠い昔に交わした約束を果たしているに過ぎん。」
 「滑稽な話だろう。わしはずっと、死者との約束を守っている。」

フォル爺は数百年間村を守り続け、今ではその理由を知る村人はいない。
たまたま村に立ち寄ったヒンメル一行を相手に、心に保ち続ける想いを打ち明ける。
そんな彼に向けたヒンメルの言葉、

 「でもきっとその人は、
  あなたが約束を守ってくれていることをうれしく思っているはずだ。」

こうしたセリフは、勿論、そのままでも響くものなのだが、
キャラクターの内面にまで踏み込むには幾らかの操作が必要になってくる。
ここでは例のシェーマを応用して掘り下げてみたい。

このエピソードの主要人物の布置を整理すると、
人間と長命種との「対照」を具現する二組のペアが「対称」を示している構図である。
片やフォル爺夫婦、片やフリーレン・ヒンメルペア。 
つまりヒンメルはフォル爺の妻の心を代弁できるポジションにいるわけで、
実際、彼女の気持ちを言葉にしながら、同時にその言葉に重ねるかたちで
自らの心情を表明していると見ることができるのではないか。

次の展開から彼の心情を推測することができる。
ヒンメルの態度に感銘を受けたフォル爺は、勇者ヒンメルの記憶を自分が未来に連れていこう、
そう申し出る。それに対してヒンメルが応える、

 「僕たちの記憶は、彼女が未来に連れていってくれる。そうだろう?」

フリーレンの返事は、

 「別にいいけど…。」

このさりげないやり取りは軽く見過ごされそうだが、実は重要な意味を秘めている。
このとき、二人の間で「約束」が交わされているのである。

フォル爺夫婦のパターンが相似的に反復されていると捉えてみよう。
先立って逝く者が託した願いを、残された者が守り続けていく。
たとえ言葉で交わしたものでなかったとしても、
この両者の間には無言の「約束」が成立していると考えていいのではないか。
だからこの場面で、ヒンメルから託された未来をフリーレンが受諾したことによって、
彼女もまた、フォル爺と同じポジションに立ったのであり、
「死者との約束を守る者」という役割を担ったと考えられるのである。

フォル爺と言葉を交わすあいだ、ヒンメルの心の中にはおそらく、
自分が生を終えたあとの未来が思い描かれていて、
その中には自分という「死者」との約束を守るフリーレンの姿があったのだと思う。


旅の本来の「目的」に気づいたと言ったのは、この「約束」のことなのだ。
初回のシーンでのフリーレンの内面を、仮にこのように想像してみたい。

いま、生涯を終えて眠りについたヒンメルを前にして、彼女がもしも、
かつてヒンメルと交わしたこの「約束」のことを思い出したとしたら、どうだろうか。

ヒンメルが逝き、彼らの「記憶を未来に連れていく」べき時になって、
自分の中に残された記憶があまりにも乏しいことにまずは驚き
(「私、この人の事を何も知らない」)、
もはや知ることが叶わなくなったことへの悔恨がこみ上げる
(「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」)。
この心理プロセスから、彼女が流した涙の意味が迫真的に立ちあがってくる。

「私はもっと人間を知ろうと思う」。
この言葉もまた、同じ心理プロセスの延長上に置いて理解するべきだと考える。
今となっては最早、ヒンメルのことを直接知ることは叶わない。が、
それでもなお「死者との約束を守る者」であるためには、たとえ間接的にでも、
「人間」というもの全般への理解をとおして、今からでも彼のことを知りたいと願う、
切実な心の衝迫がこめられているのだと思う。
ヒンメルの死をきっかけに人間への関心が目覚めた、といった理解でも問題はないが、
個人的には月並過ぎて面白くないのである。

彼女の旅の本当の「目的」は、ヒンメルと交わした「約束」を果たすこと、
すなわちヒンメルたちの記憶を未来に連れていくことだったと自分は考えたい。
それは、前章で提示した「ヒンメルという"オリジナル"を求める旅」という文脈に即して
物語を読み替えることであり、そこにもう一つのフェーズが浮かび上がってくる。
フリーレンとヒンメル、この二人を主人公とした、いわば「約束の物語」とでも呼べるものが。

あるいはこんな穿った見方も可能だろう。
本作の旅パート、いや、この作品そのものがメタレベルの「約束の物語」である、と。
回想シーンはヒンメルたちの記憶を「今・ここ」に甦らせ、伝えてゆく回路になっている。
そこに、記憶を未来に連れていくというヒンメルとの約束が実現しているわけである。 
そして、そこには私たち視聴者も立ち会っているのだ。


以上の推論は、コアモチーフである「死者との約束」を介して、
テーマがストーリーに「肉化(incarnation)」される局面を捉える試みだったのだが、
さらに、本作における「記憶」が内包している固有の意味を直接、問題にしてみたい。
そこには「記憶」と「実在」をめぐる独自の思想が含まれているように思えるのだ。

この"思想"は一つのエピソードに端的に集約されている。
第2話、フェルンとハイターとの出会いの場面である。

戦禍によって両親を失った幼いフェルンが、後を追おうと崖の突端に立ちつくしている。
ハイターは無理に制止するでもなく、ただ淡々と亡き友ヒンメルへの想いを語る。
彼から学んだ勇気や意志や友情も、大切な思い出も、すべてが自分の死によって
この世から消え去ってしまう。それが惜しい。・・・などと彼女に説いて聞かせる。

 「あなたの中にも大切な思い出があるとすれば、
  死ぬのはもったいないと思います。」

ハイターの言葉を意訳してみるとこんな感じになるだろうか。
・・・もしも自分が生き続ければ、大切な死者の記憶を未来に連れていくことができる。
そうすることで死者は、親しい生者の内部で第二の生を生きられるのではないか。・・・
つまりそれは「記憶」が「実在」となるという意味ではないだろうか。

 「お伽話じゃない。僕たちはたしかに実在したんだ。」

第7話のヒンメルの言葉はこの思想をはっきりと表明するものだ。
ここに揺るぎない確信として宣言されているのは、
記憶が歳月による風化に抗い、忘却に打ち克って生き続けるものだということ。
そしておそらくは、フリーレンと交わしたあの「約束」のこと。

思うに、死者を「忘れない」ということは、
そのことがすでに彼らとの「約束」を果していることになるのではないだろうか。
「記憶」とは一人の人間が実在した証しであるとともに、
彼らと残された者たちとをつなぐ、決して失われることのない回路なのではないか?

本作の「葬送」の意味は一義的には捉えられない複雑さを帯びているものの、
「死者との約束」に収斂させる理解は少なくとも、核心に近いものだと思える。
先立って逝く者と、あとに残る者とが相互に抱く、絶えることのない愛情と信頼。
そうした人間的な感情の精髄を含意した、一つの「思想」がそこに認めらるのではないか。{/netabare}



以下は前回の投稿分。魔法パートを我流にまとめたものです。


「魔法と花々」

{netabare}迷走しながら書き継いできたフリーレン論に最終的な決着をつけようと思い、
まずは旧稿に手を入れるかたちで、半分だけまとめてみることにした。

「半分」と言ったのは、取り敢えず「魔法パート」だけ、という意味である。
飽くまでも私見に過ぎないのだが、本作をトータルに理解するためには
二つのフェーズを別個に措定するのが有効であるとの判断から、この作業ではそれらを
「魔法パート」と「旅パート」という仮称で区分している。

自分の関心はほぼ常にテーマに向かうのだが、本作には特段に煽られた。
無闇にエモくキャッチーに、表層に散りばめられている要素に不信感を募らせ、
可能な限り厳密に本作のテーマを抽出せずには収まらなくなってしまい、結局、
こんな我流のテーマ解析を延々続けるに至った次第である。

因みにⅠ章は昨年の十月に最初に投稿したものをそのまま再掲しています。
Ⅱ章は元レビュー(原題「心象の花々」)を大幅に加筆修正したものの、
論旨自体は投稿時のままなので、既読の方はスルーして下さっても可です。



Ⅰ 蒼月草と青い魔法

{netabare}今季覇権の最有力候補とされるだけあって、さすがに充実している。
独特の坦々としたリズムで運ばれていく、ヒューマンな感情が濃厚に織り込まれた物語を
虚心に味わうことのできる、抜群の安定感と完成度である。
原作の世界を過不足なく再現することが基本コンセプトのようだが、
自分がたまたま気づいた、アニメ独自の創意が認められる部分について書こうと思う。

アニメの第2話Bパート。原作では第3話「蒼月草」。
とりわけ色彩の効果には、並々ならぬ力の入れ具合が感じられた。
紅葉した深秋の森と、蒼月草のコバルトブルーの鮮やかな対比が実に印象的だ、
勿論、原作には色はついていないわけで、アニメの強みを生かした
視覚的なインパクトを狙ったというような、単純な理由だけでもなさそうだ。

アニメでは原作にはない魔法が一つ追加されているのである。
足跡を魔法で浮き上がらせるというもので、こちらもサファイアのような青色になる。
そしてこのとき、杖の魔法石(?)がいつもの赤色から青色に変わっている。

ここに気づいたとき、いつもの如く我流の深読みを触発されてしまった。
と言うのも、初回四話をまとめて観た直後に勢いあまって原作の既刊分を一気に通読し、
抽出してみたシェーマに、この演出がぴたりと嵌まっているように感じられたからである。
以下には要旨だけをメモ風に記しておく。


「葬送のフリーレン」。

このタイトルに二重の意味があることを、原作既読の方はすでにご存知だろう。

作品全体を俯瞰したとき、そこに認められる二つのフェーズ、すなわち、「闘争」と「平和」。
これら二つのベクトルの二面性を、このタイトルが表しているものとまずは仮定したい。

今話のエピソードには、このシェーマが分有されていると考えられる。
一方の「平和」は表層に、他方の「闘争」は深層部から、予見的に読み取ることができる。

エピソードの中心となるのはフリーレンの「花畑を出す魔法」である。
その場面。勇者パーティーが佇んでいる場所は、戦いで無残に破壊された聖堂。
フリーレンの魔法によって、荒廃した堂内も周囲も一面に花で覆いつくされ、
歓喜した一同は子供のように無邪気に花々と戯れる。

実はここには、アニメオリジナルの演出がある。
原作では魔法で花畑に変わるのは、何もない荒地のような場所だった。
したがって、ここに一つの創意が加えられていること、
その意図が明らかに「平和」への願望を表現するものであること、
つまり、この演出には一つの解釈が含まれているということ、などが解る。
解釈とはフリーレンの魔法について、さらに具体的には「花畑を出す魔法」についてである。

そもそも今話で語られている蒼月草のエピソードには、
単にヒンメルにまつわる思い出話にとどまらずに、
フリーレンの魔法の本質を示唆する、極めて重要な内容が含まれているのである。

フェルンとの対話を順を追って引用する。

  フリーレン様は本当に魔法がお好きなのですね。
  ほどほどだよ。フェルンと同じで。
  少し違うような気がします。
  同じだよ。

 (蒼月草の花を咲かせる魔法は)ヒンメル様のためですか?
  いや、きっと自分のためだ。

  フリーレンさまは何故、魔法を集めているのですか?
  (・・・・・)
  私の集めた魔法を褒めてくれた馬鹿がいた。それだけだよ。
  くだらない理由ですね。
  そうだね。

この「そうだね」の時に見せたフリーレンの含みのある表情を、アニメではさらに強調していて、
「くだらない」にこめられたアイロニカルなニュアンスを示そうとしている。これも解釈の一環である。
(あまり使われない言葉だが、「韜晦」というのがしっくりくる気がする。)

ここで暗示的にほのめかされた事実がはっきりと明示されるのは、先取りになるが、
原作3巻の21、22話。そしてこの21、22話こそは、物語の核心となる最重要部分である。
そして、フリーレンの魔法が孕む「闘争」の契機を見出せるのはまさしくそこなのだ。

フリーレンの魔法に関わる隠された真実が明らかになる。(原作未読の方は要注意。)

一千年の間、一瞬の休みもなく、彼女は
魔族を欺き殺すのための魔法の修練を行い、「復讐のための魔法」を鍛えつづけている。

それこそが「闘争」の魔法に他ならない。

その常軌を逸した、異常なまでの執念に触れたとき、
われわれははじめて、彼女が生きてきた千年という時間の生々しい手応えを感じとる。
同時に、このキャラクターの実存の深淵を垣間見た思いがするのだ。

"くだらない"魔法への彼女の執着は、この秘密を踏まえてはじめて理解される。
すなわち、"くだらない"魔法とは、「闘争の魔法」の対極にある、「平和の魔法」のことなのだ。

フェルンに語ったように、彼女が魔法を収集する最大の動機が
"くだらない"魔法を褒めてくれた「馬鹿」たちとの思い出だったとしても、同時に、
この極限的な緊張から生じる反動が、それを求めさせているのだろうと考えずにはいられない。
「きっと自分のためだ」という言葉は、そのことを言っているのではないだろうか。

魔法は「ほどほど」に好き、という抑えた表現にも、この外部からは見えない背景に絡んだ、
魔法に対するアンビバレンツな、複雑な心情が滲んでいると見ることができる。

だから、「花畑を出す魔法」とはまさに、求められた「平和の魔法」の精髄なのである。
そして、この解釈を踏まえて演出家は、「平和」のシンボルカラーとしての青色を
このエピソードの全体に散りばめたのだろうと思う。

今話に限ってなら、「平和の魔法」は「青い魔法」とも言い換えられるだろう。
それはフリーレンにとってもフェルンにとっても、純粋に、心から愛すべき魔法のことでもある。
フリーレンの言葉をきっかけにフェルンが思い出す、ハイターとともに見た幻の蝶の飛翔も
やはり透明で幻想的な青色をしていた。

因みに「花畑を出す魔法」は、22話に再び登場する。と言うより、そこでその原点が語られる。
それは本作の「葬送」のモチーフの一変奏であり、その最も美しい結晶でもある。


要するに、第2話Bパートの演出は、色彩を用いたシンボリズムによって
作品の本質を表象しようとしたのではないか、ということを言いたかったのである。

序盤で示された時間、および死をめぐるテーマ性が縦糸であるとすれば、
ここで導入される闘争―平和のシェーマは、ストーリーを織り成していく横糸と言えるかも知れない。
この解釈の当否はさておき、遠からずアニメでもタイトルのもう一つの意味が明らかになり、
そこを転換点として物語は第二の「闘争」のフェーズに突入することになる。{/netabare}



Ⅱ 花畑を出す魔法

{netabare}クール終盤あたりから徐々に興味が減退し、第二クールに入ると視聴も滞りがちになった。
巷では大いに喝采を博したバトルなども、ただただ辟易するばかりだったのだが、
何とか最終話まで完走し、テーマの最終的な帰着点を確認できたのは幸いだった。
前章で抽出した「闘争―平和」のテーマが"回収"される過程として、以下に辿ってみたい。


今回、鍵となるのは最終二話のゼーリエである。
ここでも演出に着目しながら、第27話終盤の場面から繙いてみる。

最終試験の試験官として、フリーレンと対峙するゼーリエ。
この二人の対面シーンは明らかに「対決」の様相を呈したものになっている。
ゼーリエの挑発をフリーレンは淡々と受け流しつづける。
まずはこの対話中に挿入される花のカットを注視していきたい。

六枚の花弁のある白い花。それは明らかにフランメの墓を包む花畑に咲いていた花である。
したがってほぼ確実に、フランメを暗示するメタファーと捉えることができるだろう。
このメタファーがさらに象徴的に深化する過程を、少々細かくなるが跡づけていく。

フェルンがゼーリエの面接を受けている場面を見てみよう。
彼女の魔力の揺らぎを見破ったフェルンにゼーリエは弟子入りを促す。
その場面でほんの一瞬だけ、水に散った白い花びらのカットが挿入される。
勿論、例のフランメの花なのだが、ラストでまた意味ありげに映されている。
同じ演出が回をまたいで、デンケンとの面接にまで引き継がれていることを考え併せると、
おそらくこのイメージは、老い、衰え、散ってゆくいのちの儚さ、
つまりは人間の生の短さを花に託して暗示するもののようである。

人間のいのちの儚さを薄命な花に重ね合わせること。これはまさしく
神話の時代から何千年もの間、使い古されてきた超絶ベタなメタファーであって、
だからこれを指摘しただけでは何も言ったことにはならない。
重要なのはこのイメージがある「心象」を表現していることである。
「心象」とは文字通り、「心」の「象(かたど)り」。具体物に託して表象される心の在り様。

では、それは誰の「心」なのか?・・・言うまでもなく、ゼーリエの心である。

さらに注意を研ぎ澄ませて、ふたたびフェルンとの場面を凝視してみる。
すると、花びらが映る直前、フェルンに向けられたゼーリエの眼差しが一瞬捉えられている。
この流れを自分なりに解釈すると、おそらく彼女が弟子をもつ度に経験してきた死別の哀しみが、
フェルンを見て一瞬、予感のように心をよぎった・・・そんな風に自分には思われた。

つまり、ここでの花びらもゼーリエの内面に抱かれた「心象」であり、
人間の「儚さ」のメタファーであると見て間違いはないと考えられる。さらに言えば、
最終話で彼女は、水面に浮かぶ花びらを足ですくったり、指につまんで吹き飛ばしたりしているが、
この仕草には、常に弟子たちに先立たれる者の虚しさ、やり切れなさが表れているようで、
ややくどいくらいに、演出面でこの心理を強調しようとしている節がある。

ここまでのイメージの読み解きから明示される事実を整理しておく。

あらためて出発点に立ち戻ってみると、本作の基本となるキャラクター設定、すなわち
「千年生きてきたエルフ」という設定は、必然的に物語に二つの視点を導き入れるものだ。
一つは、エルフ視点で見たときの人間の「儚さ」。
そして反対に、人間視点で見たときのエルフの「孤独」。

勿論、物語の冒頭から主人公たるフリーレンがそれを体現しているわけだが、
最終盤でさらに尖鋭に、この両者を同時に我々に示して見せたのが
彼女と対峙したゼーリエの方だったという事実。これは自分にはかなり衝撃的なものだった。
ゼーリエとフリーレンとが実はパラレルな関係にあること、
いわば「葬送のゼーリエ」としてのその像が鮮烈に印象に刻み込まれた結果、
作品全体の基調音となる「葬送」のモチーフが実感的に把握できるようになったのである。


ただ、自分の感覚ではこれはテーマというより、テーマ風のモチーフであって、
作品のパッケージとなる設定、ないしはコンセプトとでも呼ぶ方が適当な気がする。
自分の関心はさらにもう一歩踏み込んだところにテーマを見出すことにある。
このシーンが重要なのは、そのいわば「テーマ回収」が実行されているためであって、
その核心となるのがゼーリエ、そして「花畑を出す魔法」なのである。

最終話でフリーレンがレルネンに語ったところによると、
二人の対話の最終局面にはこんなやり取りがあったらしい。
退出する間際、フリーレンはゼーリエにこう問いかける、

  この花畑、魔法で作られたものだ。・・・
  先生が好きだった魔法だ。くだらない魔法だって言っていなかったっけ?

この皮肉に対して、意外にもゼーリエは自分の想いを率直に語り始めるのだ。

  ・・・フリーレン、なぜかわたしは弟子をとって後悔したことは一度もないんだ。

二人がいる広壮な屋内庭園。そこはフランメが好きだった魔法で作られた花畑だった。
その一隅には彼女の思い出に結びつく例の白い花も咲き混じっている。そしてその場所が、
花々を眺めながら、亡き弟子たち一人一人の在りし日の姿を思い返し、
彼らの短かった生に思いを馳せる、そんな追憶の場所であることが彼女の言葉からは窺える。

これがゼーリエの「葬送」のかたちであったとするなら、
この、本人いわく"くだらない"魔法に対するゼーリエの態度の中に、
「闘争ー平和」のテーマの最終的な決着が示されていると見てよいのではないか。
すなわち「葬送」を媒介にした「闘争ー平和」という対立の構図の止揚である。

Ⅰ章で自分はこんな解釈を提示してみた、

  "くだらない"魔法とは、「闘争の魔法」の対極にある、「平和の魔法」のことなのだ。
 「花畑を出す魔法」とはまさに、求められた「平和の魔法」の精髄なのである。

つまり、「闘争」の権化のようなゼーリエの内部に、平和への希求が潜んでいるという事実。
ここに魔法パートを底流する包括的なテーマが読み取れるのではないだろうか。

この理解によって、魔法パートの物語を"内在的に"俯瞰する視点が確保される。
そしてそれは取りも直さず、本作におけるテーマの内在性を示すものでもある。
シンボルとしての「花畑を出す魔法」を中軸に描き出されるのは、
ゼーリエ、フランメ、フリーレン、フェルンの四代にわたる「師弟の物語」である。

いま、フリーレンの弟子フェルンによって「人間の時代」の扉が開かれようとしている。
それはフランメの願いがフリーレンを介してフェルンに託されたことを意味している。
ひそやかに紡がれる「平和の魔法」の系譜、それこそが魔法パートの物語の核心であり、
平和の希求のテーマは。最終話のゼーリエに至ってその円環を完結させるのである。

単なるストーリーの伏線回収よりもさらに高度で、さらにスケールの大きな
いわば「テーマ回収」のプロセスを経て、この物語ははじめてその全容を現すもののようだ。
すなわち、四人の大魔法使いの群像による、千年に及ぶ壮大な人類魔法史である。


これもやはり対話の中で明らかになるのだが、
「花畑を出す魔法」にはもう一つ、作中における重要な機能がある。
フリーレンがゼーリエに語った、ヒンメルとの出会いにまつわるエピソード。その内容は
ヒンメルがまだ少年だった頃にすでに一度、偶然フリーレンと出会ったことがあり、
そのとき見たこの魔法が、のちにフリーレンを仲間に選んだ理由だった、というもの。

  きっとこれはただの偶然に過ぎないことだけれども、
  ヒンメルたちと出会わせてくれたのは
  先生が教えてくれたくだらない魔法だよ。

・・・ヒンメルとの出会いは彼女にとって運命の分岐点となるものだった。
そしてその直接の契機となったのがこの魔法だったのだ。
さらにそれはまた、魔法パートから旅パートへの分岐点を意味している。


例えばこのエピソードを、第2話の伏線の回収と見なしてみる。
Ⅰ章で指摘したように、第2話の花畑のシーンはテーマ寄りに解釈できるものだが、
この魔法がヒンメルにとって特別なものであった理由が遡って明らかにされることで、
このシーンの彼の心情、特にフリーレンに示した態度に奥行きが加わるのである。
同じようにフリーレンについても、この旅立ちの"前史"を踏まえることによって、
より深くその内面を理解することができるようになるのではないだろうか。

前にも引用したフェルンとの会話、

  フリーレンさまは何故、魔法を集めているのですか?
  私の集めた魔法を褒めてくれた馬鹿がいた。それだけだよ。
  くだらない理由ですね。
  そうだね。

Ⅰ章では「過去」に遡りつつ、彼女にとっての魔法の意味を導き出したのだが、
ここでは視点を「魔法を褒めてくれた馬鹿」、すなわちヒンメルや仲間たちの存在に移すことで、
彼女の「いま」がより鮮明に実感できるようになる。
それは同時に、フリーレンにとっての旅の本質を理解することにつながる。
仲間との旅は彼女を人間へ向かわせるベクトルを内包していた。
人間の時間に踏み入ることで、永遠のような孤独な時間から彼女は解放されたのである。
おそらくそれは、魔王を倒したこと以上に価値のあることだったのではないか。

仲間との出会いによってもたらされたフリーレンの「現在」。
この「いま」を読み解くこと、それが旅パートを理解することなのではないか。

最後に一つ指摘しておきたいのだが、実に興味深いことに、
旅パートを構成する時間の内部に、魔法パートの時間軸を構成する契機が存在している。
・・・そう、フェルンである。フランメの後継者として、やがて人間の時代を到来させるだろう彼女は、
まさしく魔法史の「未来」を具現する存在なのである。
その意味で、はるか後のフェルンとの出会いにつながる、出発の契機としての花畑の魔法は、
作品全体のいわば「原点」であり、旅と魔法を"架橋"する結節点なのである。{/netabare}



以上から、この作品の本質的な構造性が確認できたと思う。

 序盤で示された時間、および死をめぐるテーマ性が縦糸であるとすれば、
 ここで導入される闘争ー平和のシェーマは、
 ストーリーを織り成していく横糸と言えるかも知れない。

序盤の段階で提示したこの仮説はもちろん不完全なものだったが、
着眼点と推論の方向性に関しては、概ね妥当だったと言ってよさそうである。

魔法パートが内包するフリーレンの過去、および魔法の系譜を横の時間軸とすると、
旅パートはこの軸に縦に交差する固有の時間性を有したフェーズであり、
その交差する一点が、ストーリー線上の「現在」なのである。

この「現在」の背後には、数千年にわたる魔法をめぐる闘争史が潜んでいるわけで、
本作をトータルに見るためには、この構造面を複眼的に捉えるアプローチが必要になる。
(あるいは私たち視聴者は暗黙裡にこの複眼的な観方を強いられていて、その結果、
この作品に漠然と「深さ」を感じ取っているのかも知れない…。)

そして、これはそのままこのヒロインの理解についても言えることなのだ。
魔法パートのフリーレンと旅パートのフリーレン。双方の時間が複層的に重なり合う中に、
彼女の生きた軌跡が紡がれ、内面が投影される。
前に試みたような尋常一様の心理的アプローチでは到達し得ない局面である。

さて、その旅パートがまた、かつてと今、二つの旅の時間の交錯から成り立っている。
重なり合う時間の層が、旅のある瞬間に比類のない"厚み"を帯びさせる。
それを如実に示しているのが本作特有のユニークな回想シーンだろう。
その回路ないしはチャンネルとしての、独特の機能を読み解いてみたいとずっと考えてきた。
前回詳述した記憶の問題と併せて、旅パートの総括を試みる予定である。{/netabare}


2024. 11. 6

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白くてはいけない作品を面白くしてしまい、余韻が無くなったかも。

 コミック1巻あるいは本作1話は素晴らしかったと思います。最近「すずめの戸締り」もありましたが、古い時代を思い出し、鎮魂するという話が増えてきたのは、次の日本を作っていこうという雰囲気がやっとでてきたのかな、と思います。

 ただ、アウラ編のバトル要素満載と、オシリスの天秤(とは違いますが)のようなもので、少し安易な形で魔力を隠す意味を魔族との戦いの要素にしてしまったことで期待外れとなりました。何より「葬送」の意味を魔族を倒した数と矮小化してしまったのは、非常に残念でした。

 1級魔法試験も「天下一武道会」が始まったか…というがっかり感はありました。

 ヒンメルおよびその仲間を思い出しながらの「葬送の旅路」はつづけていました。
 ゼーリエのところで人は駄目だと言いながら、花を出す魔法が嫌いと言いながらツンデレのゼーリエで、エルフの生き方の寂しさの様な部分を一旦総括していました。また、フェルンとゾルトラークで「人間の魔法」「人間の強さ」について表現していました。ただ、それを露骨に見せすぎだろう、という気はしました。

 全体としてどんどんエモくなっていきました。全体に「いい話」にこだわりすぎて、サラリとしたのが良かったのに、人との関係が強くなった、ならざるを得なかった感じが平凡な面白さに近づいていったなあという印象です。言い換えるとキャラと思い出話に寄りかかってしまった気がします。

 アニメで言えばコミックではつまらなかった、1級魔法のところをかなり面白く仕上げたのは素晴らしいと思う反面、この作品における期待の真逆になってしまいました。テーマを丁寧に説明してくれてしまいましたので、感じる喜びが無くなってしまいました。

 つまり、キャラ萌えとバトルの平凡な面白さになたということです。テーマも感情も見やす過ぎて引っ掛かりが無くなった感じがしました。この作品は面白くすると、かろうじて残っていた引っ掛かりも余韻も消えてしまう気がします。

 コミックスの原作の第1印象はアウラ編から「面白くない」でしたが、それでも読み進められたのは、フリーレンが旅路の果てに見るものは何かが気になるからです。その点は未だ気になっている反面、同じようなテーマを延々繰り返している感じもあるので、きっぱりとダラダラしないで終わって欲しいと思います。

 評価はこの作品は結末を見るまでわかりませんので、保留です。が、オール3もどうかと思いますので、オール4にしておきます。





19話 本作のつまらなさと深さの両立が上手く言語化できないので、再度レビュー。

{netabare} 断念したにしておきながら何度も書き直してすみません。ちょっとこの作品は正しく言語化したいので。文句いいながらも見てますので、やっぱり今見てるにしておきます。

 フリーレンの旅が、アイゼンとハイターの弟子2人と共にあるのは、つまりヒンメルとの旅をフリーレンの内面で思い出す…つまり4人の旅を再現しつつ、ヒンメルの代替はないからでしょう。ヒンメルの言動の意味を今思い出しながらかみしめる旅です。

 なぜヒンメルが銅像を残したのかと考え合わせると、物語全体の発想はものすごくいいと思っています。ヒンメルが一番先に逝ってしまったのはこの構造を作りたかったからです。
 その旅の中で、ヒンメルとすごした10年を特別にして行くことが葬送なのかなと読み取りました。だから、結果的にエンデの城についてもヒンメルの魂と合うことはできず、旅そのものが葬送なのかな?と。だから、ヒンメルの死後のカウントが作品の時間経過の基準となります。

 
 そしてほぼ不死に近いフリーレンの長命による非人間性は下手をすれば魔族に近いです。子供のようなフェルンとシュタルクがなぜ物語に必要だったかと言えば、人間は知識や想い出を前の世代から受け取り、後ろの世代に渡して行く営みがあるということだと思います。魔法が魔族のものから人間が解析して進化しているという点が象徴的で、人間は生死…つまり世代があるから進化する…それをフリーレンが理解するという話を描こうとしているととりました。

 で、興味としては、フリーレンとフェルンが魔法の能力を隠すことに長けている点、ここに何かアナロジーがあるのではないか?と。感情を持たない魔族と組み合わせると、現代社会か資本主義的なアナロジーも感じます。そこが何を描きたいのかな、と思っていました。2023年は戦後78年という意味もあるかな、と思ったりもしました。フリーレンが千年以上生きていて生殖をしないという点で日本人のことかなと。ほろびゆく種族と言う意味でも。
 魔族も一部の人間のアナロジーではあると思います。騙すために人語を解する理性も感情も良心もない存在。

 そこで始まったのが、アウラ編で魔力を隠す意味とかバトルとか、なんか世界観が矮小化してしまった気がしました。原作を読んでいるときにここでかなり醒めて、つまらなさを感じました。期待が高すぎた落差なのかもしれません…もちろん、期待よりもっと高い視座を読み取れていない可能性もあります。

 そして今度始まったのが、一級冒険者ですねえ。ランク化です。まあ、なろう系のレベルウインドウと違い、フリーレンの過去の資格が役に立たないことを考慮すると、ランク化は学歴とか資格とかそういう本質ではないランク付けのアナロジーとも取れますけど。ただ、バトルもそうだしかなりテンプレ感が強いので、ここであーあと思いました。

 こうして文章に書くと整理がついてきます。やっぱり悪い話じゃないし、浅い話とも思いません。とにかくアウラ編まではかなり感動してましたし、展開が楽しみでワクワクしてました。

 アウラ編から一級試験まで間が空きすぎたのと、展開や想い出の描き方がパターン化したこと。バトル要素が強くなったりして、急激につまらなくなったなあ、と感じました。
 ただ、魔族の1人1人が何かを表現したいような気はしてるんですよね。そこがアウラの魔力比べでよくわからなくなってしまいました。

 この後の話も2期3クール目ということになるのでしょう。設定とアナロジーから言って、浅くはないのはわかっています。まだまだ考察すべき部分もあるでしょう。魔法がなんのアナロジーかは読み取りたいところです。

 が、不思議なくらい面白く感じないんですよね…キャラが淡々としているから?何か視点がかわると面白くなるかも…というポテンシャルは感じます。私の読解力の無さなのかなあ…{/netabare}


21話 21話は面白い。それ故に唯一無二の作品ではなくなってしまった。

{netabare}  21話は面白いです。マンガでは退屈でしたがアニメの動きが入るとかなり良くなっています。つまり言い換えると、その面白さとはキャラ萌えとか戦闘シーンのカッコよさあるいはフリーレンの魔法の俺TUEEEでした。
 その面白さは本作に求めているものではなく、葬送=想い出を振り返ることで勇者の想いを理解するということとはちょっとかけ離れています。

 1級魔法士という設定が持つメタファーはもちろん感じますし、強さや力の使い方などの思想的な部分なども読み取れますし、おじいちゃん魔法士のセリフからしてもちろんキャラ萌えだけではないと思います。人間社会側の様々な人間の考え方の違いをしっかし考えて作っているところは興味深いです。

 また、1級試験はちょっとサブキャラが濃いですよね。濃すぎる感じです。その濃さがまた面白さになっているのでしょうが、その描き方に全部が持っていかれてしまった気がします。

 葬送の他に魔法というテーマ性が消えているわけではないし、そこの仕込みもあると思います。が、やっぱりこういう派手な面白さは他の作品でいいかな、と思います。

 つまり、21話の面白さに象徴されるところが、本作の唯一無二の作品になり損ねたという意味で私にとっては面白くなくなったということかな、と思います。{/netabare}


23話 マンガ版より分かりやすく面白い…うーん、再評価してもいいかなあ

{netabare} 22話のような話はいいですよね。この作品を見始めた理由に近いエピソードでしょう。
 一方で23話です。まあ、作画すごかったですね。特に最後の場面のフリーレンモドキは鳥肌が立つくらいにカッコ良かったです。

 どうなんでしょうね?この作品の評価ってやっぱり結末を見るまでは保留にすべきなんでしょうか。アウラ編で魔法の設定が安っぽくなったこと、バトルが長かったことなどで、脱落しかけましたし、途中のエピソードがちょっと冗長すぎたのはありますけど、この数話の出来は本当に素晴らしいと思います。マンガ版になかった迫力という点でアニメータは本当に良い仕事をしていらっしゃると思います。

 正直マンガ版だと1級試験編そのものがあまり面白くなかったですし、試験が入ることでジャンプメソッド的な引き延ばしに感じて作品の質が落ちたと感じていましたが、そうとも言い切れない面を上手く拾ってもいる気がします。その点でデンケンの使い方は秀逸かな、と思っています。

 うーん…評価は一旦ニュートラルにして、マンガではないアニメ版のフリーレンをもう1度再評価してもいいかな、と思わせるくらい21~23話は良かったですね。

 一旦、ニュートラルという意味のオール3に評価は戻しておきます。また、改めて。 {/netabare}



24話 フェルンの性格はなぜああなのか?なぜゾルトラークだけなのか?
 
{netabare} なるほど…フェルンの嫉妬の描写ですけど、家族というか自分のテリトリーの侵害に対して敏感なんでしょうね。これは両親を早くに失くしたことに関係があるのかな?ハイターの杖とかプレゼントへのこだわりというか執着もそうですよね。

 夜更ししてジュース飲むと怒られる理由です。ここの性格造形の作り方はなるほどなあ、という気がしました。育ての親のハイターの教育で「ちゃんとしてない」ことに対して許せないということでしょう。
 もちろん大食いなのも甘いモノ好きなのも、幼少期の苦労つまり食料不足が影響していると想像ができます。となると愛情への飢えもあるので、シュタルクとの恋愛は疑似恋愛の気もしますけど。

 夜更しジュースの件は、今回フェルンも贅沢していましたから、どちらかといえば自堕落だから起こったのではなく一人だけで楽しんだから頭に来たのかな?

 こういうことの裏を返せばフェルンはフリーレンを誰よりも理解している、ということでしょう。だからラストの「フリーレン様を…」になるんだと思います。フリーレンも嬉しそうでしたし。

 一方でフェルンの設定としてなぜゾルトラークと一般的な防御魔法なのか?ですね。今回の「フリーレン様を…」でふと思ったんですけど、フリーレンとゼーリエの設定から言って、魔族とかエルフに対抗できる魔法を人間が持つなら、魔法のバリエーション、つまり種類の多さじゃなくて、一つの魔法を極限まで極めるという方向性しかない、ということかもしれません。

 そうなると初めに出てきたゾルトラークを80年間改良を続けてきた、人間の魔法という意味と重なってきます。これは人間の命の短さで、でも組織的に習得できるものとエルフの長寿で孤独な生き方の違いのアナロジーにもなっているのでしょう。

 ゾルトラークの説明があったエピソードからそこは意図していたのかな?中国拳法のように「一意専心」的なことと、師匠の魔力を隠すという意味もちょっと中国拳法的ですよね。練習も功夫も人に見せるなというのがあります。

 まだ、野心があるゼーリエには魔王は倒せなくて、フリーレンなら倒せるということと、平和の時代の魔法使いという矛盾の説明が何となくわかった感じですね。なんとなくですけど。

 つまり1級試験編の2次試験はフェルンの描写の為の回ということかあ…連載時にバトルで話数を引き延ばしていたわけじゃない…のかもしれませんがどうなんでしょう? {/netabare}

25話 バトルが長すぎてテンポが…テーマ的には同じことを繰り返してますし。

{netabare} 話が進まないですね。やっぱり面白くない…という気もしてきました。21~24話はアニメの出来は良かったと思うのですが、23話のフリーレンの複製登場からが余りに長いです。

 花畑と人間が魔法を得て強くなってゆくという話は、かなり前の回で一回なぞった話ですからね。その重複感はやはり1級試験編は強いかもしれません。アニメの出来はもちろん作画は目立つところですが、テンポというかスピード感もあります。原作が冗長だったところを更に引き延ばしている感じがすごかったです。

 やっぱりアウラ編の途中からバトルが長くて、妙にテンポが悪くなるのとセリフで全部説明するのでどうかな、と思っていた悪いところがこの数話極端に出てますね。アニメになって余計感じました。 {/netabare}


26話 やっと1級試験も2次試験が終わりました。

 魔法とイメージがこの数話にはテーマとして出てきてますね。フリーレンを殺せるというイメージ。そして布を切るというイメージ。それとエルフと人間の魔法に対するスタンスの話もありました。で、もちろんフェルンがゾルトラークを極めるということでしょうね。その辺が本作はテーマとしてありそうですね。そこをはっきりさせたのが1級魔法試験かな、という感じでした。このテーマ性は悪くないと思います。ただ、試験編は長いなあ…やっとここまで来たかあ…

 なぜか模倣フェルンが出てこなかったのはフェルンがそこまで上手く魔法を隠せているということ?一瞬メトーデを狙っていたけど攻撃を受けきったように見えましたけど…拘束魔法が上手くいく前に攻撃は受けたみたいですよね。それをよけ切っていた?メトーデが強すぎるってこと?それともたまたまなんでしょうか。

 作画はやっぱりバトルシーンは力が入ってますけど、私は惹かれないですね。むしろ作戦会議の時のフェルンの表情の変化が良かったですね。









前回のレビューです。

正直に言うと原作アウラ編の途中からつまらなくてしょうがなかった。

{netabare}  2クールらしいし人気作になったので一人くらいいいでしょう、遠慮なく言えるので今言っておきます。
 
 正直に言うと原作はアウラ編の途中から凡庸でつまらない作品になったなあと思いました。つまらないとは言いずらい…つまらないと言ったら負けかなとは思い、言葉を濁しましたが。

 作品として評価したのは冒頭だけです。以降はなんだかなあと思って読んでました。で、アニメが人気なので見てみればちょっと見方が変わるのかなあと期待したので、チェックはしてみました。

 要するに原作は人気作故に「葬送」の意味を途中で変えてしまったのではないか?と思います。そう、バトル控えめで過去の戦いと死んだ仲間の意味を振り返りながら旅をするだけだから面白かったんです。それが「葬送」かなと。

 アウラ編以降、ジャンプ系?という感じでバトル要素が色濃く入って来て、この話以降も変な言い方ですけど、どんどん凡庸になって行く気がしました。

 ちゃんと人気作になったとのことで、アンチの批評が少しはあっていいでしょう。私はこの作品、冒頭ではポテンシャルが非常に高い素晴らしい作品だと思っていました。人気故に名作になる道をすて引き延ばしによる凡作化を進みつつある作品だと思います。その落差にガッカリしたので、断念したにしていました。で、改めてアニメを見てもやっぱりがっかりかな、と。原作よりは演出面等でがんばってますけどね。ただ、結末次第では盛り返せる部分もあると思います。{/netabare}
 


第5話 原作マンガが良すぎるのでアニメは休みます。

{netabare} 別にアニメがつまらないわけではないですが、雰囲気としては原作コミックスが好みということです。
 ただ、やはり「推しの子」と同じです。1巻2巻あたりがピークな気がしたというのも同じくアニメを追わない理由です。
 原作も11巻既読しましたので後は完結したらでいいかな、と思っています。理由はネタバレになるので言いません。ただ、週刊連載の人気作の悪いところが出始めています。

「葬送」の意味は魔族を一番葬ったからということですが、それはダブルミーニングというかむしろ後付けでしょう。エンデの魔王城とは、「モモ」のミヒャエル・エンデからのネーミングだとすると、時間の価値の話になるはずか、当初はそれを想定していたと思います。

 目指す目的が死後の魂と話をするということですから、フリーレンの中にいる想い出と向き合う話、死と時間を理解する話になると思いますので「葬送」の意味が「人を見送る意味」じゃないと作品の価値がありません、と私は思います。

 ということで、原作が良すぎるのでアニメを見る意味がないと感じましたので、やめておきます。{/netabare}
 

視聴前 私は冒頭が好きです。「間」と「静けさ」がキモになる作品。

{netabare}原作途中まで既読。多分全部読むでしょう。

 この作品は面白いですがキモはテンポです。間延びがあると間抜けになります。11巻ですか。ちょっと2クールとか2期とか考えると色気がでてしまう巻数です。人気作だけに下手をすると変な尺稼ぎで時間を伸ばす可能性がありますので、それだけが心配です。
 本作は淡々とテンポ良く静けさを感じるくらいに表現されるのが面白い作品です。そこが上手くできているかどうかがポイントになります。第1話に力が入りすぎているのがちょっと心配です。「チェーンソーマン」になりませんように…。

 それと、どこまでになるかわかりませんが「推しの子」と一緒です。あの作品よりも緩やかですけど、冒頭とそれ以降楽しみ方が変わる作品です。といってもテーマは同じなんですけど…単純に面白いのは後からですが、私は冒頭が好きな作品です。
「さよならの朝に約束の花を…」をこの時期にレビューしたのは、この作品の下準備と言えばわかりやすいかもしれません。

 過大評価、期待過多はやめた方がいいです。「感じる」作品でエンタメとしてはそれほどです。「タイパ」重視の人にはまったく向かない作品でしょう。制作者側もそこは理解していると思いますが…{/netabare}


第1話 素晴らしいアニメだけど、面白くはない。過大評価はしない方がいい。アニメはマンガに比べて格段に情報量が多いのがどういう影響になるか。

 初回…というか2日前、金曜ロードショーの放送の時に、戦後78年のアナロジー云々と書きましたが、やっぱり再視聴してみて、この作品は頭を使わない方が良さそうですのでレビューを書き換えました。
 考察するよりも、生きるということと時間経過の意味を感じる方が良さそうです。
 1点だけ。魔法とはなにか?魔力感知とは?魔族は?そこのアナロジーは嫌でも考えてしまいます。

 そして、やっぱり面白くはないです。エンタメとして評価するなら退屈です。それでも「いい作品」だと言えます。3回目ですけど全然OKです。
 ストーリーもテーマもキャラも抜き出してしまえばありきたりです。過大評価、期待過多、そして何よりも他人の意見。見方は人それぞれですから、こういったものは排除した方がいいと思います。向くか向かないか。まず自分でそれを判断しないと苦行になる可能性があります。
 特に情報として作品を観賞する「タイパ」重視の見方をする人は早々に退散した方がいいと思います。

 アニメ版、ちょっとフリーレンの顔が丸くて笑ってしまいますが、時間の経過の感覚はゆったりしていてけど、場面のテンポは速くて上手く原作を表現しています。
 音楽や声優さんの声質、演技。効果音、色、何より動きなどアニメならではの情報量の増加しているのが下手をすればノイズになります。(1例を挙げると30分単位の2話。岩を魔法で打ち抜く修行をしているところのシーンが顕著です)
 また、制作者の解釈が分かりやす過ぎて、原作より文学性は落ちている気がします。

 ただ、この作品は視聴中は頭を使わず受動的に見て、後から味わった方が良い気もしますので、そこはアニメのアドバンテージでしょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 32
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

魔法使いフリーレンの人を知ろうとする旅路(2期制作決定!!)

[2024.9.28追記]
やったー!!ついに2期制作決定したみたいです♪
https://www.youtube.com/watch?v=DknvOzqQCTo

たぶん2期も2クールだと思うから(黄金郷編やるし)、実際の配信は2年後とかになるかもだけど、とにかく嬉しいし、とても楽しみです!!

[2024.3.24見終わって]
ほんとうに、本当に素晴らしい作品でした!!
小説やコミックなどの原作からアニメ化をするに当たって、作品の雰囲気、キャラのイメージなどを損なわずに作品化するということは、当たり前と思われるかもですけど、尺の関係などもあって制作者の方々にとってはとても大変なお仕事なんだと思います。
そんな中、この作品はある意味作品を超えたような演出・表現がちりばめられていて、制作者の原作への深い解釈・理解があることが伺えました。
例えば第27話。リヒターが店先でフェルンたちとばったり合うシーン。
あのアニオリシーンを入れることで、その後のフェルンとゼーリエのシーンがさらに味わい深くなっています。最終話の、フリーレンが老婆が果物をこぼすのを見てるシーンも改変されてましたけど、さらに良くなっていました。
原作の最新話は127話ですが、アニメはちょうど60話まで。
ストックは充分だし人気も出たので2期はほぼ確定かもですけど、この素晴らしいクォリティを同じスタッフを維持して制作・・となるとなかなか大変で、時間がかかっても良いのでまた素晴らしいアニメを私たちに魅せていただけることを楽しみにしたいです。

[初回感想]
魔王を倒し平和をもたらした勇者一行。
パーティの魔法使いフリーレンは勇者ヒンメルの死をきっかけに、人を知ろうとする旅路が始まる。。

原作は少年サンデー連載中のコミックで、11巻まで発刊。
原作は読んでて、とても好きな作品です。
普通は魔王を倒してめでたし、で終わるところをこの物語はその後のエピローグを描いています。
人とエルフの寿命の違いによる感覚の違いを壮大なスケールで描かれる世界観も面白いし、いい意味で淡々とした雰囲気とドライなフリーレンをはじめとしたキャラの魅力も感じる作品でした。

第1話が2時間スペシャルだったのもびっくりです。(厳密には4話までをつなげたみたいです)
制作側の力の入れようが伝わってくるし、かなり期待しながら視聴しました。

作画良いです!
雰囲気もすごくいい!
良く書き込まれてるしよく動いてるし、音楽も雰囲気にあってて◎です♬
キャラの声もあってると思いました。
ドライなフリーレンも、優しそうなヒンメルも、茶目っ気のあるハイターも、渋いアイゼンも、原作のイメージのままでした。

原作ではセリフがない細かいコマが結構あって、それが作品の味にもなってたんだけど、アニメではその雰囲気をどう表現するんだろうと思ってたら・・すごい、作品の雰囲気そのまんまの再現してていい意味でびっくりでした。

作中のセリフも味があっていいんですよね。

これは今期アニメではかなり期待できそうで、とても楽しみです♡

アニメは連続2クール全28話ということで、原作最新巻まで行きそうかなと思ってたけど、8話で原作2巻のペースだとどうやら7巻あたりで終わりそう。でも1級試験編楽しみです♪

以下、印象に残った話の感想です。

6話「村の英雄」
{netabare}必要なものは覚悟だけ。必死に積み上げてきたものは裏切らない。
フェルンの言葉だけど、これって私たちの普段の仕事とかにも言えることだなぁって。
覚悟ってのは大げさかもだけど、仕事に対する気持ちとか心構えって大事なのは同じなのかなって。
ジャンボパフェのシュタルクとマスターのやりとりが好きです♪
ギャグにしようと過剰な演出とかしなくて、会話と音楽などの雰囲気だけでクスっと笑えたり。こういう演出好き。
会話の間もいい。フェルンとシュタルクのやりとりも好き。{/netabare}

9話「断頭台のアウラ」
{netabare}すごい!
これ原作超えてると思う。
漫画だと止め絵の連続を読んでる読者が脳内補完しているわけだけど、それ以上の演出・動きが素晴らしいです。
「ヒンメルはもういないじゃない」
魔族と人族が決して分かり合えないことがわかる、原作でも印象に残るアウラのセリフでした。
「戦士は最後まで立ってたやつが勝つんだ」
アイゼン相変わらず渋いし、震えながらも決める時は決めるシュタルクもかっこいい。
フェルンも天才の片鱗見せましたね。
次回はゼーリエ初登場になるのかな?どんな声なのかちょっと楽しみです。{/netabare}

11話「北側諸国の冬」
{netabare}前回感想で、次回ゼーリエ初登場とか書きましたけど、勘違いしててまだ先みたいですね。
9話みたいなアクションシーンすごいのもいいですけど、今回みたいに止め絵を効果的に使ったりするところも緩急あって良い演出だと思います。
自分の"偉業"を覚えてくれている人が誰もいないから、女神さまに褒めてもらうんだと話すクラフト。
でもフリーレンは昔同じようなやりとりでハイターに褒めてもらったから大丈夫と返すんです。
フリーレンの中でハイターもヒンメルも生き続けている・・
私が葬送のフレーレンという作品が好きなところはこういうところなんですよね。
自分の偉業を語らず、静かに別れていくクラフトの描写も味わいを感じます。
あと、何かとジャンボパフェが回想に出てくるシュタルクが可笑しいw{/netabare}

17話「じゃあ元気で」
{netabare}今回から第2クールに入ってOPがヨルシカに変わりましたね。
シュタルクとフェルンのやりとりが自然で微笑ましくて好き。
12話で雪の中倒れたフリーレンを抱きかかえようとするシュタルクを嫌がって自分がおんぶするフェルンとか。
些細なことで喧嘩する二人。その原因も仲直りの感じも見ててあるあるーって思ったw
ザインのもう付き合っちゃえよ!!に笑った。。でもいいお兄ちゃんキャラだなザインって。
あっさりしたお別れだったけど、また再会もあるような気がします。
ED変わらないといいなって思ってたけど、そのままで良かった。絵もだけど歌も2番に変わっててこちらもなかなか良いです🎵
次回からいよいよ一級魔法試験編がはじまります。原作読んでたときも好きな話だったのでとても楽しみです!!{/netabare}

18話「一級魔法使い選抜試験」
{netabare}この話から一気に登場キャラが増えるんですけど、魅力的なキャラが多いので動いてるところと声優さんがどんな演技をしてくれるのかとても楽しみです♡
すごい魔法使いの証だった「聖杖の証」を知っている人がほとんどいなくなってしまった時代。
「でもフリーレンがすごい魔法使いだったことは僕たちが知っている・・」
ヒンメルからの言葉に「でもすぐ死んじゃうじゃん」と返したフリーレンだけど、同じ言葉をフェルンから言われて「そうだね」と頭を撫でながら返したところにフリーレンの気持ちの変化がわかる、いいシーンでした。
ラヴィーネとカンネがいつも喧嘩してるのに、息がぴったりあった魔法の連携ができている、その意味もフリーレンは学んでいくんでしょうね。{/netabare}

21話「魔法の世界」
{netabare}ゼーリエ登場!!
声は思ってたより低い感じでしたけど、聞いてくうちに慣れるんでしょうね。
今回も原作に沿った展開ではあるけど、バトルシーンや結界を破るシーンなどなど、アニメならではの演出がとても良くて、デンケンの殴り合いじゃぁぁぁ!!の名シーンもとても良かったです。
私も原作でデンケンのこのシーン読んで、彼が好きになりました。。
次回は2次試験前のつかの間の日常回ですけど、各キャラの交流シーンが良いので楽しみです♪{/netabare}

22話「次からは敵同士」
{netabare}個人的には今回みたいな何気ない日常回の良さがこの作品の醍醐味だと思ってます。
それぞれの登場人物の人柄などが垣間見えたり、キャラ同士のやりとりが面白かったり。。
第一次試験のパーティーって一時的なものではあったけど、そこから生まれた関係がいいですね。
カンネやラヴィーネたちと部屋で女子トークしてるときのフリーレンの嬉しそうな表情がベストショットでした。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 50

71.6 8 悪魔で魔王なアニメランキング8位
魔王様、リトライ!(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (510)
1900人が棚に入れました
大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!

声優・キャラクター
津田健次郎、高尾奏音、石原夏織、戸松遥、豊崎愛生、佐藤利奈、生天目仁美、徳井青空、森久保祥太郎、久保ユリカ、荒浪和沙、木下鈴奈、桜咲千依、M・A・O
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

チープな異世界と不可思議なギャグが生み出す化学反応

アニメーション制作:EKACHI EPILKA、
監督:木村寛、シリーズ構成:谷崎央佳、
キャラクター原案:飯野まこと
キャラクターデザイン・プロップデザイン:中山知世、
音楽:宝野聡史、原作:神埼黒音

一介の会社員である大野晶は、
自らが制作・運営しているネットゲームの
「インフィニティ・ゲーム」を廃棄する決心をしていた。
サーバーとの契約が切れる日、
大野はゲーム内のラスボスである
魔王・九内伯斗にログインしたまま、
ひとりでゲームの終わりを迎える。
しかし、日付が変わった瞬間、
自らが制作したゲーム世界へと
飛ばされてしまうのだった。

巷では極めて評判の悪いこの作品。
作画の巧拙に重点を置いている人は、
観ないほうが良いだろう。
私も実は4話目くらいで、作画の質の低さが
気になり出して断念しそうになった。
馬車、岩山、そしてモンスターの造形に至るまで、
そもそものデザインの質が相当低い。
それだけでなく、もちろん動きも不自然。
OPの最初でモンスターが森から姿を現すのだが、
全く動かずに止め絵だけがヌーッと
そのまま上昇してくるシーンを観たときは、
思わず吹き出してしまった。
また馬車の出口にノブが付いているのに
出るときには引き戸になっていたりと、
『いもいも』級の失態が見られる。
普通に考えると、これは完全にアウトだろう。

それなのに観続けたのは、ストーリーが
よく出来ているからかと問われると
そんなこともない。
突然、ゲーム内に飛ばされた主人公が
戸惑いながら幼女や王女、側近などを連れて
現実へ帰るための謎を探りながら旅をしていくのだが、
世界観や全体の概要が今ひとつ掴めないため、
何を追っていけば良いのか分からないのだ。

では、何が良いのかというと、
コメディを全面に押し出した作風だ。
失笑してしまうようなギャグのセンス、
あり得ないようなチープなネーミング、
ドラえもんのアイテムのような万能道具という
様々なものを絡み合わせながら、
不可思議ともいえるコメディが展開されていく。
これが、ほかの作品にはないような
特異な世界観を作り出している。
そこに面白さを感じるかどうかによって、
評価が変わってくるだろう。

大枠で選別するなら『オーバーロード』に
『転スラ』を加えたテイスト。
第三王女・ルナの寂れた領地を
病院と温泉によって繁栄させ、
その土地を自らの拠点にしていくのが、
後半からの大きな流れになっている。
そこには迫害された獣人がいるなど、
『盾の勇者の成り上がり』風ともいえる。
また、もうひとつの特徴は、主人公・九内伯斗のキャラクター像。
全身黒ずくめのファッションに長髪。
昔のハードボイルド映画よろしく、
いつも煙草に火をつけている。
この煙草は、気力回復の効果があるアイテム。
彼がいつも冷静沈着にふるまい、時には霧雨零という
暴走族風の男にキャラチェンジできるのも風変わりだ。

もうひとつ、長所を挙げるとすると、
魔王が主役といっても、弱者に対しては、
いつも優しい視線が注がれていること。
{netabare}例えば、ヒロインのひとりアクの足を治した後に、
魔王が歩く練習をさせるシーンを
きちんと時間をかけて入れたのは好感だった。{/netabare}
また、村おこしを行っていくときに
差別なく多くの人々に手伝わせようとする。
自分の拠点であるゲーム内の『不夜城』を
居心地の良い場所へと変えていく。

そして、いちばんの特徴となり得るのが、
ゲームを作成・運営したのが主人公自身だということ。
管理者権限があって、実際は色々と使用している
ようなのだが、それがいまひとつ伝わらない。
この設定をもう少し上手く活かせば、
さらに面白くなる要素はあるだろう。

マツコ・デラックス風のマダム、
ノマノマの女将、ヨガ殴り、白い三連星など、
作者の創造力の小ささを感じるものの、
世界観に慣れてくれば悪くないように思えるから不思議。
ほかの異世界ものとは一線を画しており、
なぜか惹きつけられるものがある。
(2019年9月27日初投稿)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 53

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「これは……普通に面白いな」

レビューのタイトルは作中の居酒屋ノマノマでの「これは……普通に美味いな」という台詞をもじったものですが、微妙な作画などもあいまって一見ヒドい作品に見えますけど私は普通に楽しめました。

小説家になろう → 商業出版により書籍化という原作をアニメ化した作品のようです。私は現在「小説家になろう」に残っている分だけ読みました。

現在の書籍版は「小説家になろう」版とはストーリーが分岐しているようですが、とりあえず今回アニメ化された範囲で目立ったストーリーの変更はないようです。

主人公の雑な考えと側近による忖度の齟齬など話の構造としては『オーバーロード』に似たところもある本作ですが、主人公の入り込んでしまう世界の環境が旧来プレイしていたゲームとは異なっていることや『オーバーロード』の「守護者」に相当する側近が最初はおらず徐々に召喚していくこと、仲間にしていくメンバーは異世界側が中心であることなどが大きな違いになっています。

ストーリーについてですが、かつて大野晶(おおの あきら)が自ら作成しプレイした「INFINITY GAME」において大野晶は「帝国」と呼ばれる国家において一般プレイヤーの敵として君臨する組織の「長官」と呼ばれた九内伯斗(くない はくと)としてプレイしていました。

転移した異世界の「魔法」と魔王様と呼ばれる九内伯斗(中の意識は普通の社会人だった大野晶)やその側近たちである「帝国」サイドのスキルやアイテムのシステム体形がまったく異なるのに、仕様通りの効果を発揮するというのがストーリー上のポイントでしょうか。

いわゆる「主人公無双系」のお話ですが、「帝国」が力による覇道を目指したのに対して今回はソフトパワーを中心にしようとしている点が個人的には気に入っているところです。いや、戦っても普通に強いんですけどね。

もちろん他にもそういった作品はあるわけですが、本作の場合は各ヒロインについて、必ずしもキャラクターデザインに依らない可愛さみたいなものを感じます。

特に最初に出会ったアクや聖女ルナ・エレガントは主人公からは完全に子ども扱いされていましたが、そこも含めて「カワイイ」と思えました。あとは聖女エンジェル・ホワイトの「チョロさ」とか(笑)。

なお、ノマノマの女将の名前がイエイであったりとかなろう原作ならではの小ネタもたくさんありました。まあ、知らなくても特に視聴に支障はありませんが。

面白かったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 46

志亜 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

まぁ、作業BGMとしては使える程度

アニメのタイトル名と主人公キャラの姿であまり丸木を起こさなかったが、みたいアニメの更新待ちついでになんとなく視聴。

第4話まで視聴。

確かに設定は面白いと思うし興味もわく。
声優陣もそれなりでそこにも興味を向けられる。
けどそれ以外のものが何もない。
キャラデザは悪くないんだろうけどアニメでの動きがこうも悪いんじゃデザインした意味がまるでない。
走り方はギャグ要素としてまとめられるとしても、キャラ同士の掛け合いや主人公のセリフなどにものすごい違和感。
え、なんでそうなるの?
いや流石にそれはない。
というような場面が1話だけでボロボロ出てきたり。
場面カット切り替えの間の取り方も適当すぎて、せっかく気持ちの切り替えの時間なのにまるで配慮されていない。
声優さんも流石に頑張っててそれはすごいなとは思うものの、みててかわいそうになってきてしまう。

ネット小説としてはクオリティが高いのだろうけど、ちゃんと文庫としてだしてらっしゃる作家さん原作のアニメと比べてしまうとやはりあまりにも酷いものだなと思った。

個人制作アニメと思ってみることにする。
それくらいしないと本当に見ていてこちらが恥ずかしくなるくらいの作品だった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

69.8 9 悪魔で魔王なアニメランキング9位
ハイスクールD×D BorN(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (645)
4589人が棚に入れました
私立駒王学園に通うバカでスケベな男子高校生イッセーこと兵藤一誠は、その身に強大な神器(セイクリッド・ギア)を宿していたがために命を奪われてしまうが、学園一の美少女にして、憧れの先輩であったリアス・グレモリーの手によって、悪魔として転生を果たす。しかしその代償はリアスの下僕悪魔として生きることだった!エロいけど、ポジティブで真っ直ぐな一誠が、ご主人様にして上級悪魔のリアスとその眷属の美少女悪魔たちに囲まれながら、いつの日か自らも上級悪魔となり、ハーレムを築くという夢を叶えるため、様々な敵を打ち倒していく努力と友情と熱血の学園バトルエンターテインメント!

声優・キャラクター
梶裕貴、日笠陽子、浅倉杏美、伊藤静、竹達彩奈、野島健児、種田梨沙、内田真礼、佐倉綾音、小山力也、逢坂良太、加隈亜衣、高橋未奈美、中村悠一
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

3度目のおっぱいのお味はいかに?(酷評です)

原作既読◆全12話◆

『2度あるおっぱいは3度あるっ!』を
キャッチフレーズに制作されたシリーズ第3弾にあたる
作品で個人的に楽しみにしていた春アニメの一角
『ハイスクールD×D BorN』

深夜アニメで3期まで駒を進める事ができるのは
100作品の中で1作品あるかどうかと言われている
昨今で,3期の制作が決定した時は飛び跳ねるぐらい
嬉しかったのがまだ記憶に新しいです。

ストーリーは繋がっていますので1期または2期を
未視聴の方はまずそちらから視聴して下さいまし★


【感想】
{netabare}
ハイスクールD×Dシリーズ(OVAを除く)と言えば
原作ストーリーと世界観をほぼ忠実に熱いバトル描写と
主人公イッセーを取り囲むヒロイン達のエロ可愛さを
あます事なく巧みに映像化できていて世の紳士達を
魅了してきたハーレム作品の代名詞。
僕の大好きなシリーズだったりします♪

今回、個人的に楽しみ,
というか事前に注目していた事は。。。

■イッセーの完全なる禁手(バランスブレイカー)
■ひそかにお気に入りキャラのレイヴェル再登場
■イッセーの新必殺技 乳語翻訳(パイリンガル)
■新キャラのロスヴァイセのお披露目
■イッセーとアーシアのキスシーン
■シャルバ戦での覇龍(ジャガーノート・ドライブ)
■シリーズお馴染みの素敵すぎるアイキャッチ♡
■「おっぱいドラゴンの歌」が,ついに…ついに聞ける!

取りあえず,上記の注目していた項目を
フルコンプできた事はとても嬉しいです♪
特にイッセーとアーシアのキスシーンは
グッとくるものがあり,アニメならではの良さが
たっぷり詰まった感慨深いシーンでした。


さてさて,そんな風に当初から期待に胸を
膨らませていた今回のストーリー面に関して
なのですが序盤から所々でアニメオリジナル
(原作改変)を入れてきていると思っていたら
終盤は完全にオリジナル展開でかなり雲行きが
怪しくなってきてしまいました。。。

※ここから酷評が入りますので,
あくまで一人の原作厨のつぶやき程度と
思って読んで頂ければ幸いです。

この作品に限らず,
物語を大きく改変してしまうとファンからは

『これはこれで良いアニメオリジナルだった』
 もしくは
『このアニメオリジナルはチョット無い・・・』

と,このような2つの意見で
賛否が大きく分かれてしまいがちです。

僕個人の意見としては
作品の“らしさ”を保った改変ならむしろ全然OK!
でも、それを欠く改変はアウト。。。

厳しい言い方になるかもしれませんが
今回の後半オリジナルストーリーは完全にアウト。

いくつか例を挙げるなら
第9話 シャルバにアーシアを殺されたと勘違いをし,
激怒により覇龍化したイッセーがシャルバを屠った後に
自我を欠いた状態のイッセーを元に戻すくだりで
白龍皇ヴァーリの「半減の力」と最後にリアスの
思いの丈が彼の心に届いてようやく解除する事ができて
ホッコリする描写もありましたが,何処と無くシリアスな
印象が拭えないままこのシーンが終わってしまいました。

ちなみに原作ではヴァーリが「半減の力」を使うくだり
までは同じなのですがこの後に満を持して現場に
駆けつけたイリナが『おっぱいドラゴンの歌』を
流してイッセーの気を逸らし,最後はリアスの乳首を
つついて解除,という何ともおバカな流れになるのですが
アニメではこの部分を丸々カットして前述したとおり
若干シリアスなオリジナル展開になっています。

禁手(バランスブレイカー)に至る事ができたのもリアスの乳首をつついてならば,覇龍(ジャガーノート・ドライブ)を解除するのもリアスの乳首をつついてなんて。。。
 ↓
『赤龍帝の兵藤イッセーはどこまでいっても
 おっぱいが大好きな乳龍帝だったんだな』
 ↓
『リアス・グレモリーの乳首は兵藤イッセーの
 制御スイッチか何かなのか?』
 ↓
『まさにスイッチ姫ww』

と,この流れで今回最大級の美味しいオチに
繋がるはずだったなのに…はずだったのに。。。
それを丸々カット…だとっ!?

責任者出てk… (自重♡)

この作品をよく知らない人からしたら
「バカじゃないの?」と鼻で笑われてしまいそうに
なるこのノリこそがD×D本来の真骨頂であり,
これこそ主人公のイッセー“らしさ”なんですよね。


そして第10話から最終話までは
完全アニメオリジナルのストーリー展開でした。

ロキの策略で偽イッセーに騙されたリアスが
連れて行かれるくだりがありましたが,
ここでまた脳裏に疑問がよぎりました。

リアスが自らの悪魔の駒(イービルピース)を
与えた自分の眷族を見間違えるなんて事が
あり得るのだろうか?
ましてや最愛の想い人であるイッセーを
見間違えるなんて事が?

たとえ心に隙が生じていたという理由が
あったとしても…ちょっとあり得ないかと(^o^;)

そして極めつけはリアスの赤龍帝化…
これはもう…絶対あり得ないですね。

正直,彼女のこんな姿なんて見たくなかった。
責任者出て来いや! (あっ,言っちゃったw)

そもそも神器(セイクリッドギア)は
元人間の悪魔,ハーフ悪魔,転生天使,人間
この中から選ばれた者だけに与えられるもの。

それにつけ加えてイッセーの神器は
神器の中でも13種しかない神滅具(ロンギヌス)の
1種で赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)と
呼ばれるものでレア中のレア。

それをロキの呪いと言うだけで“純血悪魔”で
あるリアスが赤龍帝化できてしまうとなると,
誰でもなれる事を意味してしまって赤龍帝(神滅具)の
バーゲンセールになりかねません。


ここまでくると
「1期,2期のクオリティは一体何処へいったの?
作品設定や物語まで変えてこのまま3期で
終わらせるつもりなのか!?」と,邪推してしまう程に
強引なストーリー展開と言わざるをえないです。

後半アニメオリジナルの脚本を練る段階で
もう少し作品の世界観や設定を意識して書いて
欲しかったなと。正直言って後半から“らしさ”が
全くと言っていいほど感じられなかった。

当初の期待値が高かった事,そして1期2期の
ストーリーに定評がある作品だけに今回の
オリジナルストーリーに不満が残る結果に。。。

以上の理由から物語の
評価は低くなってしまいました。

1期の頃とは比較にならないぐらいに予算を多く
使えるはずなのに作画等も少し乱れてキャラの顔が
繋がらなかったり演出面も手抜きに感じられました。
特にバトル時の演出で“間”と“カット割り”をもっと
増やしてドキドキ感を与えて欲しかったかなと。


ともあれ、可愛いヒロイン達の大中小さまざまな
おっぱいと色とりどりのパンツ…もとい,ショーツに
癒しと元気をもらえたのも事実です。

ここまで清々しいエロを放り込めて前屈みスタイルを
維持できる作品はやっぱり素敵ですよね。

お気に入りキャラは1期の頃から
ず~っと朱乃お姉さま推し(*´ω`*)アラアラウフフ♪


最終話ではドライグから
「覇龍とは違う別な成長の可能性」という
セリフで続編への伏線が張られましたね。
続編(4期)の制作は円盤の売上げ次第ですが,
この後のストーリーがめっちゃ熱い展開に
なって面白くなるので,4度目のおっぱいを
リクエストせずにはいられないです。
{/netabare}


◆OP曲 「BLESS YoUr NAME」
 歌 : ChouCho

◆ED曲 「ギブミー・シークレット」
 歌 : StylipS

OP,ED共にシリーズ通してOPはカッコイイ感じの
曲調を,EDは可愛くポップな曲調をチョイスする
傾向にある事がわかりました♪
StylipSは1期ED「STUDY×STUDY」以来の
起用だったので久しぶりに彼女達の歌声が聴けて
嬉しかったです。


【最後にハーレムなにがしを検証】
※この作品にまつわる妄想話をただ語っているだけ
なので興味がある方のみ読んでいって下さいまし。
{netabare}
ある日,珍しく考え込んでる自分がいました。
その内容はと言うと...

人間の平均寿命は80歳前後,
長く生きられる人でも100歳前後
※作中のイッセー達悪魔の平均寿命は約1万年

そんな人間の限られた時の中で
「リアルでガチにハーレムを
形成する事は可能かどうか?」

このレビューをお読み頂いている紳士の皆様も
『一度でいいから可愛いおにゃのコ達に囲まれた
ハーレム性活…もとい,生活を体験してみたい』と,
思った事はないでしょうか?

ありますよね?

ほら、恥ずかしがらずに(小声w)


うん、あるに決まってますよね♪


でも,リアルで実際にハーレムを築いて
いる人と言えばアラブの石油王ぐらいのもの。
(おヒゲもお金もたっぷり♡)

次いで
ハーレム形成とまではいかないものの
愛人契約を交わている政治家のオジサマ方
(シワの数は働いた悪事と抱いてきた女の数♡)

そして,年俸数十億超えのスポーツ選手など。
(夜のバットも火を吹くZE♡夜のハットトリック♡
夜のホールインワンでタイガー・〇ッズ超え♡
夜の違う意味での“3P”シュート♡)
※あくまで個人の勝手なイメージですw


これらの方達に共通するものと言えば富や名声,
社会的に高いステータス,そしてある程度の権力が
あると言った所でしょうか。

これらの要素を親の七光りではなくイチから
自分自身で集める為には圧倒的な生まれもっての
“才能”と他者をよせつけない“カリスマ性”と“運”
それに加えて血の滲むような“努力”が必要。。。
そして何より“おにゃのコが大好き!”である事。

ヤバイww
どうやら僕には最後しか該当していない模様。
まさに無理ゲーって事ですよねわかります..orz

超絶イケメン√に生まれかわっての
ハーレム形成って考え方もアリですが
上手くやらないと,
おにゃのコにすぐに刺されてしまって

『中に誰もいませんよ・・・?』

「あっ、いや…僕、男の子ですからぁ…」

なんて,某作品のパロディみたいな
BAD END直行が目にみえてます。。。
(想像するだけならこれはこれで面白いw)

以上の事から凡人が100年ポッチで
穏便なハーレム形成なんて絶対不可能・・・orz


んっ? や、ちょっと待てよ?

じゃあ,作中の悪魔達と同じく1万年という
果てしない悠久の時を生きられるとしたらどうだろうか?
容姿や頭脳,体力がずっと衰える事がないとしたら?

人間の脳みそなんて頭脳明晰でどんなに博識な人でも
100年くらいでは全て知層で埋め尽くす事なんて不可能。

そんな空き容量たっぷりの脳みそに何百年
何千年単位でお金儲けのノウハウと雑学,
そしておにゃのコの喜ばせ方と悦ばせ方を
詰め込んでいけば希望はみえてくるのでは
ないでしょうか?

そこに千年単位のどデカイ“ツキ”が噛み合えば…
あれれ? 何だかイケそうな気がするゾ☆
もしかして、ハーレム√のワンチャンくる~??
(意味不明な)やる気出てきたあああああ!!!


PiPiPiPiPiPiPi…
↑と、ここまで妄想していた所で目覚ましの
アラームが鳴って強制的に起床モードへ(´つω・。)
え? これ、夢の中の話だったのかって?
はい、まさかの妄想夢オチです(実話)

「夢の中まで妄想を繰り返す
自分ってどうなんだろう?」と,
軽く羞恥に悶えながら朝の身仕度開始。

まぁ,変態紳士の職業病みたいなものです。キリッ★

やっぱり,ハーレムの形成手段に限らず
人生ってヤツは昨日より今日,今日より明日への
1つ1つの積み重ねが大事なんだなと,至極当たり前な
事を洗顔しながら徐々に覚醒してくる頭の中で再度実感。

でもそれと同時に
妄想する事も時として大切なのかなと。
多種多様なシチュでの自分や様々な未来の自分を
思い描く(妄想する)事により明日への活力や
自分の理想像に近づく為の努力に繋がります。

まさに妄想にはあらゆる夢が詰まった無限と夢幻の
可能性が秘められていると言っても過言ではないの
かもしれません。

それに妄想はいくらしても無料っ!
コスパに優れているなんてレベルでは
ありませんw 超ォ~お得です♪


結論として...



  エッチな妄想したっていいじゃない

  だって男の子だもの Ψ(`∀´)Ψグヘヘ

             by ココ吉



あっ、何かコレ,台無しになった感がありますよねw
でもまぁ,これもまた僕“らしさ”だったりするのです♪


今回は夢の中で妄想している自分の話を
断片的に覚えている部分だけ語らせて頂きました。

長々と駄文を綴ってしまったのにも
関わらず最後までお付き合い下さった
紳士淑女の皆様方に感謝申し上げます★

ご清聴ありがとうございました(*^_^*)♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33
ネタバレ

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大切な人を守りたい!

ハイスクールD×Dシリーズの3期作品。

意外と面白かったので3期まで一気に見てしまいました。

いわゆるハーレムもので、ちょっとエッチなサービスシーンも多すぎなくらい多いです。でもそれが良かったというより、ストーリーがちゃんとしてたところが好感でした。ヒロインや主要メンバー一人一人が主人公に好感を持つまでに過去や自分の境遇と向き合うところがしっかり描かれていて丁寧な作りです。

『仲間や家族(眷属)を守りたい』という気持ちが強い主人公はバカ正直でまっすぐ。王道ですがやはり清々しく気持ちいいです。

ものすごく大事な場面で{netabare}おっぱいへのアツい気持ちでパワーアップしちゃうところ{/netabare}はバカ丸出しですが笑えましたw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「先輩、最低です。」と言われたい。

おっぱいアニメも、もう3期。
ハーレム化ますます進行中。
朝起きたら複数の裸の女子が横で寝ているなんて、あり得ない。
ハーレム王を目指さなくても、もうハーレム王なんですけど。

今期は、シリアスな場面が多い印象。
その分、エロ度が足りなかったか。
それとも慣れたのか?

アーシア目当てで見ているのに、アーシアが目立たない。
途中、どこかに行っちゃうし。
二人三脚をしているイメージしかない。
でも、子猫ちゃん話が充実してて、ちょい満足。
子猫ちゃんの「先輩、最低です。」をもっと聞きたい。

やはり、ED曲は期待を裏切らない。
ポップなリズムに、エロ映像。
本編でエロが足りなった分、ここでエロエネルギーを補充です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

72.5 10 悪魔で魔王なアニメランキング10位
魔入りました!入間くん(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (202)
846人が棚に入れました
ようこそ、楽しい魔界へ!!頼み事を断れない、お人好しの少年・鈴木入間は、ひょんなことから魔界の大悪魔・サリバンの孫になってしまう!溺愛される入間は、彼が理事長を務める悪魔学校に通うことに…。人間の正体を隠しつつ、平和な学園生活を送りたいと願うも、なぜか入間はいつも注目の的。エリート悪魔にケンカを売られ、珍獣系(?)女子悪魔になつかれ、さらに厳格な生徒会長に目をつけられてしまう!次々に起こるトラブルを入間は持ち前の優しさで乗り越えていく!

声優・キャラクター
村瀬歩、木村良平、朝井彩加、早見沙織、小野大輔、佐藤拓也、黒田崇矢、斎賀みつき、東山奈央
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

悪魔世界の学園コメディ

不幸な毎日を送っていた入間くんがふとしたきっかけで悪魔の孫になって学園生活を送るコメディアニメ。
全然期待しないでなんとなく見たんですが、これ意外と面白いかもです!
すごく弱そうな入間くんが悪魔の世界で成り上がっていく話になるんでしょうか?
設定は変わってて面白そうなので、今後の話の展開に期待したいです。
最終話まで見ました。こういう肩の力を抜いて見れる作品はいいですね。
途中ちょっと中だるみも感じましたが、全体的に気軽に見れるコメディって感じで面白く最後まで見ることができました。
来春の2期が楽しみです♬
以下、各話のレビューです。

1話
{netabare}なぜいきなり中学生がまぐろ漁船で働いてるの(・_・;)
で、なぜか悪魔に魔界に連れてこられた入間くん。
いきなり悪魔サリバンの孫になってくれと言われて。。なんか超展開すぎる(-_-;)
断れない入間くんは孫になって悪魔の学校に通うことに。
サリバンは学校の理事長で、その権力を使って生徒代表の挨拶を強引にさせられることに!
禁忌の呪文を言わされる入間くん。なぜかみんな大喝采。なんか面白いなこれ。
これを面白く思わないアスモデウスと決闘することになるけど、なぜか入間くんがジャーマン技で勝利!
今期のコメディ枠はジャーマンネタが多いな(-_-)で、心服して入間くんを認めるアスモデウス。{/netabare}
2話
{netabare}なぜ入間くんが悪魔サリバンにこんなに可愛がられるのか謎だ。
アスモデウス、すっかり入間くんの下僕になっちゃってる(-_-)
今日は使い魔召喚の儀式があるみたい。
入間くんを嫌うカルエゴ先生が担当みたいだけど、大丈夫かな?
アスモデウスが龍みたいなすごい使い魔を召喚して、次の入間くんのハードルあげてるしw
入間くんが召喚したのは・・え?なぜにカルエゴ先生が召喚?(゜o゜)あはは笑った(^○^)
で、モフモフ鳥みたいなのになった先生。1年は契約解除できないみたい。
緑髪の子も含めて今後色々新キャラ登場しそうな気配。うん。やっぱりこれ面白いな。{/netabare}
3話
{netabare}クララ、不思議ちゃん枠?でも何でもポッケから出せるからパシリにされてるみたい。
そんなクララに入間くんは何もいらないと言って懐かれて友達に。
入間くんすごい大食漢(・_・;)
クラス分け会議で入間くんたちは問題児を集めたクラスにされたみたいだけど。。次回から問題児クラスの面々との話になるのかな?{/netabare}
4話
{netabare}クラス発表の日。入間くんたちの問題児クラスは普通の教室じゃなくて洞窟の地下にあるし(・_・;)
クラスのメンバーも癖のありそうな人たちばかり。
そして担任がカルエゴ先生。。なんとなくそうかなと思ってた(-_-)
最初の授業でいきなり始まったランク決めテスト。レースみたいだけど、飛べない入間くんどうするんだろ。
いきなりカルエゴに崖から突き落とされてしまうけど鳥に運ばれて峠の主の巣に落ちる入間くん。
峠の主の子供の傷を治して懐かれて、またどこかへ運ばれるけど・・・
入間くんて不思議な力があるみたいだし、サリバンもそれを知ってて孫にしたような気がするんだけど・・{/netabare}
5話
{netabare}峠の主と戦うサブノック。必殺技とか使うけど、強すぎて全然敵わなくて。
サブノックは子供の頃から魔王になれと言われ続けてきて、それが自分の夢になってるんだね。
死ぬ!と思った時、入間くんが助けに来てくれて、峠の主たちを大人しくさせたのを見て入間くんを自分と同じ魔王を目指すライバルと認めるサブノック。
結局ビリで到着してしまったけど、ランクフクロウから変な指輪をもらう入間くん。。
中には凄いのが住み着いてるみたいだけど、大丈夫?
結局ランクは最低の1に。でも入間くんってランクとか関係なく凄い奴と周りから思われてるから意味ないかも。{/netabare}
6話
{netabare}人間の入間くんには魔力が無いけど、前回もらった指輪の力で魔法が使えるように。
植物の芽を大きくする授業で入間くんの芽は桜の大木に(゜o゜)
それを見ていた生徒会長のアメリは、以前から入間くんが人間ではないかと疑っていて。。
悪魔って人間を食べるとかいってたけど、普通の悪魔たちは人間って見たことないんだね。
アメリも見たことなくて、家に伝わる書物で人間のことを知ろうとするけど・・これって少女漫画だよね?
入間くんと偶然廊下でぶつかったシチュエーションが漫画とそっくりで動揺してしまうアメリ。
次回もアメリとの話が続きそうだけど、アメリに好かれちゃうのかな?{/netabare}
7-8話
{netabare} 初恋メモリーって300巻もあるんだね(-_-;)どんな長い初恋なのか気になる・・
アメリは入間くんに初恋メモリーを読ませたくて度々会ってるみたい。
アスモデウスとクララは入間くんがどこに行くのか気になって尾行することに。
この二人っていいコンビだね(*^_^*)で、アメリと会ってるのをクララは面白くなくて。
入間くんをメロメロにさせようと色々と頑張るけど、色気2%判定はちょっとかわいそう。。
クララがうざいなーと思うか、面白いキャラと思うかでこの作品の評価が変わるような気がする。。
私はちょっとうるさいと思うけど、面白いキャラとも思ったりしてます。意外と家族思いだし。
アメリの言葉がきっかけで、自分のランクをあげようとする入間くん。{/netabare}
9-10話
{netabare}入間くんはランクを上げるために昇級試験を受けることにしたんだけど
これってどう見てもドッヂボール(>_<)
よけるのは得意だけど、キャッチして相手に投げられるように特訓する入間くん。
試験が始まった・・けど、なんかだらだらした試合運びだね(-_-;)
結局、アスモデウスと入間くんの二人が残って、対決することになって。
全力で投げたアスモデウスの球を受け取って投げ返して、勝利!
おかげでランクが1つ上がった入間くん。{/netabare}
11話
{netabare} 使い魔授業の新任教師バルスがみんなの使い魔を召喚させて心の交流をさせようとするんだけど・・
入間くんの使い魔がカルエゴ先生だと知らないバルスは召喚させてしまい・・
カルエゴ先生の普段の性格とモフモフ使い魔のギャップが面白いです♪
バトラという部活みたいなものに次回は入ったりするんでしょうか?{/netabare}
12話
{netabare}上級生によるバトラのルーキーハント。
自分たちのランクを上げるために必死に勧誘してるんだね。
悪魔たちにとってランクの持つ意味は思ったよりも大きいみたい。
入間くんの指輪が突然何かに引き寄せられて・・そこにいたのは魔具研究会の人で・・
この流れは入間くんは魔具研究会に入るのかな?{/netabare}
13話
{netabare}偶然、魔具研究バトラを見学することになった入間くん。
部長のキリオは体が弱くて魔力も弱いので、魔具開発をするようになったみたい。
魔力が少なくてもハイレベルの悪魔と渡り合えるようにしたいとのキリオの想いに共感する入間くん。
アスモデウスとクララと一緒に魔具研究バトラに入ることに。
一生懸命に飾付けして入間くんを待ってたアメリ会長かわいい(*^_^*)
悪魔界の幹部たちの会合が始まって、誰を魔王にするのかでもめてるけど・・
精霊主パイモンのずーずー弁に萌えた(*^_^*)
人間界へ渡航した疑いで捕まるサリバン!入間くんが人間だってバレる?{/netabare}
14-18話
{netabare}後半に入りました!OP・EDとも変わりませんが、これでいいのかも。
次回予告前のスキ魔が何気に楽しいです。
魔具研究バトラに入った入間くんたちが、バトラパーティーで特賞を狙って
花火を打ち上げる計画をするんだけど・・
何話もひっぱるし、キリオ部長もいまひとつ魅力を感じず、中だるみかなぁと思ってたんですが・・
18話でキリオ部長の本性が明らかになって、それに対する入間くんがかっこいい!って思いました。
うん、いい話でした。最後でうまく話をまとめましたね。ラストの隕石がちょっと気になったけど・・{/netabare}
21-22話
{netabare}やっとEDの子が登場しましたね!
名前はクロム。正体はあの子。だから悔しがってたんですね。
入間くんたちが寝込んでしまったクロムの代わりにアクドルになって歌って踊るシーンは笑いました(^O^)
やっぱ入間くんは面白いな。肩の力を抜いて見れる良コメディだと思います。{/netabare}
23話
{netabare}最終話っぽい雰囲気だなーと思ったらホントに最終話でした(゜o゜)
アズアズとクララのコンビの料理対決が楽しかったですね。ほんといいコンビ。
ラストどうまとめるんだろって思ったら、入間くんが悪い子に変容?え?と思ったら・・
来春2期確定の告知が!さすがNHK。来年が楽しみです♪{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Eテレの隠し玉? 今期の大穴?

土曜日の夕方というとても恵まれた時間帯で放送されている、採算度外視みなさまのNHKがお送りする少年向けマンガ原作のアニメです。第4話まで視聴時点でこのレビューを書いています。

原作は読んでいないのですが、ここまで観たところでのストーリーの方向性としてはファンタジー風味の学園コメディーということになるでしょうか。

なお、11/2(土)の昼間に1~4話の再放送があるので、興味を持たれた向きはご覧になってみると良いかも。

お話としては、主人公のことを一切気に留めないクズ両親のせいで魂を悪魔に売り渡され魔界で暮らすことになったという入間くんのお話です。

入間くんが魂を売り渡された悪魔サリバンは魔界の貴族であり、入間を気に入って自身の孫として育てようという荒唐無稽なことを考えます。

入間はサリバンが理事長を務める魔界の学校に入学しますが、人間であることがバレてしまうと悪魔に食べられてしまうかも?

そんな危機と隣り合わせな学園生活を入間は知力・体力・時の運で乗り切れるのか…(笑)?

最弱系主人公が有能な仲間に出会いつつのし上がってくギャグ・コメディー作品というのは漫画だと『とっても!ラッキーマン』とか『カメレオン』とかいくつかありますが、私にとっては何気なく観始めてなんとなく目が離せない作品になっています。

作画面でも決して「超絶作画」とかではないですが作風には合っていると思うので、私は観ていて特に気にはならないです。ただ、こういう感じが苦手な人というのもいるとは思いますけれども…。

2020.3.9追記:
最終話まで視聴終了。それほど嫌味でない範囲で軽くハーレムラブコメなどを交えつつ、終始安定して面白かったと思います。けど、良くこの原作を見つけてアニメ化しようと思ったな(笑)。

最終話Cパートで何やら不穏かつ尋常でない雰囲気を漂わせつつ、しっかり続編制作のアナウンスもあったのでこれはこれでアリですね。続きを楽しみに待っています!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

アニメ好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

意外と変わった設定で1話そこそこ面白かった

最初オープニングの作画酷くて、本編も手抜きシーンが多く5分くらいで切ろうかなと思ったんですが、

悪魔が来てからの展開が意外な感じで見たことがなかったので見ることに。
そこからはわりとベタな展開でしたがギャグ少年漫画みたいな感じで、マガジンあたりでやってそうなストーリー

オープニングの歌は変でダサい歌でした。
エンディングも静止画ばかりでとことん低予算なアニメのようですが、NHKのアニメだったのでこれからほのぼのギャグアニメとして進んでいくんだろうなー
2話からはよほど暇なら見るかといった感じ

関係ないけどNHKは立花たかしに早くぶっ壊されればいい

得点
69点

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

77.8 11 悪魔で魔王なアニメランキング11位
オーバーロードIV(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (383)
1500人が棚に入れました
TVシリーズ第4期

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最終話 ラナー様の踊りが鳥肌が立つくらいすごかったと思います。

 現在2話目です。相変わらずの面白さで安心しました。1話は導入でしたが2話からいきなり面白かったです。

 俺TUEEEって嫌われる割には、「ワンパンマン」とか「魔王学院の不適合者」とかの極端な俺TUEEEって面白いし叩かれません。もちろん本作もです。1作目ではシャルティアと危うい(ように見える)戦いもありましたが、それ以降はほぼ無双状態です。

 1つ目は魅力的な敵なんでしょう。クレマンティーヌ様のような残虐だけどどこか滑稽なキャラ。一方でガゼフのように高潔な人間のドラマ、あとはハムスターみたいな存在が出落ち的なギャグのキャラなどですね。

 また、アインズと絡む絡まない関係なく、貴族とか僧侶とかの分をわきまえない態度や悪さですね。本作のアルベドに言い寄っていった貴族が何とも言えません。もう最高ですね。アルベドの態度が相変わらずでした。

 2つ目は側近たちの「アインズ様ラブ」「さすがです。アインズ様」のギャグですね。これは言うまでもないでしょう。最強のアインズが悩んでいるのに側近たちは絶大な信頼を寄せている構造ですね。

 そこに俺TUEEEながら、何をやればいいのかわからない、国家運営や組織の統治に関してはまるで知識も自信もないというアインズを配置したことで、生まれるストーリーが面白さを作り出しています。


 で、4作目となる本作です。やっぱり本筋はラナ―様なんでしょうね。2話で、でてきましたね。そして期待を持たせるラスト。楽しみです。
 ラナ―様は倫理がぶっ飛んでるこれも魅力的なキャラです。このキャラが今後どう動くかがものすごい楽しみです。性格的に敵になると思いたいですが、実は味方になるんでしょうか。

 オバロの魅力は、やっぱり上から下までキャラ造形でしょう。王国がどうこうとかいうお楽しみもありますが、キャラの思惑と側近たちが敵だろうが味方だろうが魅力的だからこその面白さです。
 このことの裏付けがスピンオフの「ぷれぷれ」がちゃんと面白い事でしょうね。クレマンティーヌ様編、最高でした。

 強さや正義の味方に対するアンチテーゼが感じられる「ワンパンマン」、俺TUEEEの極端なカリカチュア化により魅力的な主人公となった「魔王学院の不適合者」そして、魅力的なキャラの配置と絶対的な強さは自覚しながらも、目的や手段に対する本人の自信の無さの取り合わせで絶妙な面白さを産み出している本作。俺TUEEEは上手く行くと爽快感と安心感があって最高に面白いです。

 今期の覇権云々というより、面白さが担保された作品なので安心して楽しめます。1話1話レビューを書くまでもないので、多分次は見終わった感想ですね。



11話 4期が一番面白いってやっぱりすごいなあ、と素直に思います。本好きの下剋上と本作はちょっと別物ですね。無職がどうなるのかはまだ1期なのでわかりませんけど。

 SAOも同じく面白いですけど、ぶつ切りですからね。やっぱり「転生もの」としても世界観と設定、なにより話の展開がよく練れているのはオバロ、本好き+無職でしょうね。蜘蛛はちょっと残念でした。

 原作、3巻、シャルティアのところまで読みました。なるほど俺TUEEEでなく、レベルは地下墳墓の守護者とアインズって一緒なんですね。だからアイテム…特にワールドアイテムが重要になってくると。そこが1期のアニメ版だとワールドアイテムの特殊性を過小評価していました。

 アニメだと指輪のところとか錫杖のところで説明が薄かった気が…原作読んだ後だと、シャルティアの反乱の苦戦に本当に余裕がないのがよくわかりました。

 あと王国、帝国、法国ってボーっと見てると関係がよくわからなかったんですけど、再視聴&原作で理解しました。

 つまり要約すると、アインズと同じ強さは一緒の人間が結構いる。だからアイテム特にワールドアイテムが重要。アインズが他のプレーヤーを警戒したり、国力を高める理由は他プレイヤーがワールドアイテムを持っている可能性があるから。万が一の場合、抵抗できるよう地下墳墓の力をつけ存続を図る。情報収集のために冒険者モモンが必要で、人間の村を経営している。

 帝国は地下墳墓探検で心が折れて屈した。王国は王を幽閉してアインズをつついてみたら逆に滅ぼされかけている、法国は何かありそうで警戒中ですかね。

 など、原作初めの方だけでも読むだけで、かなりアニメが面白くなりました。まあ、アニメだけでも拾えるところは多いんですけど、説明のところはボーっとしてました。

 これが理解できると余計4期は面白いですね。で、あのドラゴンがどういう存在なのかは5期ですかね?
 5期はもう準備しているのかな?原作読んじゃおうかなあ…



最終話 最後のラナーが踊るシーンは最高でした。

 映画などで一人の時に踊り出す。これは感情の昂ぶりが極限になったときに、心の奥底から自然と身体を動かすような感じだと思います。

 ここでこのシーンをもってきた演出は最高だと思います。ラナーの歓喜によって、彼女が思考ではなく人格そのものに、そして後天的というよりも先天的に既に悪魔性があるのだ、ということを強く印象付けていました。そして、ナザリックの誰よりも上を行ったということでもあるのでしょう。

 ここの歌と踊りの演出はこの数年で見たアニメの中でもかなり効果的だったと思います。ここは当然アニメオリジナルなのでしょう。素晴らしかったと思います。

 以前からラナーの顔芸によって彼女のラスボス感はすごかったですけど、これは本当に何かありそうですね。まだ原作は3巻くらいしか読んでませんが、5期の発表時期によって考えたいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

劇団ナザリック

オーバーロード4期。

13話
{netabare}
茶番劇からのラナーの歌。
ん?見るアニメ違った?と思った。

そして、松岡劇場を挟んでの終幕へ。

レエブン公、裏切っていたのか?
てっきり死亡しているのかと思ったから、そこは意外だった!
{/netabare}

12話
{netabare}
この回で王国滅亡だと思っていたけど、
肩透かしな感じ。
{/netabare}

11話
{netabare}
プレイヤーと思しき戦力を観察すべく、
パンドラズアクターがアインズ様に変身し、
ナザリックで、アインズ様、デミウルゴス、シャルティアで、
分析しているのは、かなり警戒心の高いアインズ様だから?

ツアーのセリフ的に、「朱の雫」は捨て駒ぽいね。
{/netabare}

10話
{netabare}
ザナック、優秀過ぎ、でも末路が・・・
アインズ様なりの慈悲で首謀者達は例の場所へ。

裏では、法国が「朱の雫」「蒼の薔薇」をスカウトに。
「蒼の薔薇」は亡命するっぽいけど、「朱の雫」ラキュースの叔父は、
戦うようだね。

魔導王は倒せないとは本人も言っていたから、何か戦う裏目的が
あるのかな?
{/netabare}

9話
{netabare}
アルベドの姉ニグレドの登場。
ペストーニャと共に人間に優しい派なのね。

2人の懇願により、わざと人間逃がすけど、
守護者たちに理由を言えないアインズ様。
王としての威厳を取ったのかな?


OPに登場していた、ミスリル級冒険者チーム「四武器」の登場と、
アダマンタイト級冒険者「朱の雫」のメンバー?が助っ人に。
見た目的にロボだよね。
ユグドラシルプレイヤーの子孫?

フィリップ出てこなかったなぁ。
{/netabare}

8話
{netabare}
従属を許された帝国と愚王擁する王国の差。

帝国の従属されたシーンは次回観れるのかな?
王国は、ラナーの策により、父の首で解決?

フィリップがいい感じで踊っているので、
次回に期待。
{/netabare}

7話
{netabare}
シャルティアの成長とクアゴア制圧回。

アインズ様、アウラに拡大解釈され、
偉大なる御方のままでいられたw

そして、デミウルゴス登場。
こちらも、壮大な勘違い解釈。

流石、劇団ナザリック。
{/netabare}

6話
{netabare}
ドワーフの国との交渉が終わり、次回、制圧回へ。

アウラがデスナイトの死因を特定したっぽいけど、
シャルティアに説明中だった為、スルー。

ここで話聞いておけば、プレイヤーが、近辺にいない事だけは
分かっただろうに・・・
{/netabare}

5話
{netabare}
帝国からの従属の申し出をデミウルゴス、アルベドに丸投げし、
それを拡大解釈する臣下2名、さすアイ過ぎるw

次回、お目当てのルーン文字作れるドワーフの国救い、
領土拡張する感じかな?
{/netabare}

4話
{netabare}
デミウルゴス、アルベドからの前情報ではなく、
まさかの偶然かつ、アインザック経由で武王と戦う裏交渉していたのが、
偶然、ジルクニフとスレイン法国の幹部の密会の日に重なるとは、
ジルクニフ、不幸体質?

武王応援からの手のひらクルーテオは、笑った!
{/netabare}

3話
{netabare}
アルベドが、王国に行く前の話?

アインズ様が、帝国の武闘会で武王と戦うんだけど、
皇帝とスレイン法国の幹部?が密会するのは、
誰情報で出向いたんだろう???

法国幹部達の「ホニョペニョコ」「ヤルダバオト」「アインズ」「モモン」が、実は裏で結託・・・と推察しているのは当たってい過ぎてww

もう、ジルクニフは、ネタキャラ化しちゃうのかな?
{/netabare}

2話
{netabare}
ラナーは、デミウルゴス、アルベドと交渉?して、
ワンコチャン(クライムの意志は別として)と共に
魔導国に行くみたいだね。

Cパートのアルベドとラナーの女子会?が、
カオスな感じだったなぁ・・・
{/netabare}

1話
{netabare}
アインズ様、正妻戦争にアウラも参戦?

どうやら、アルベドは、次回から、王国に行くみたいだから、
デミウルゴスに「私も会ってみたい」と言ってた
ラナー辺りに接触するのかな?

あと、パンドラズ・アクター(宮野さん)、1話から、
絶好調過ぎて笑った!!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラナー様、万歳!(← アインズ様じゃないの…(笑)?)

オーバーロードの4期目で、全13話の1クールです。

1~3期目を全て視聴済みか、もしくは該当部分の原作を既読でないと本作だけを観たのではまったく意味不明と思われます。というわけでまだの方はここでさようなら…。



オーバーロードというお話自体は、私自身としては特定の登場人物に共感して観るというよりは大河ドラマ的に第三者視点で楽しんでいます。いわゆる「戦記物」としての楽しみ方でしょうか。

アインズ自身はかつてのゲームとしてのユグドラシルを懐かしみつつ、他のプレイヤーやワールドアイテムを探しているのが本筋であって、世界征服はそのついでにやっているみたいなところがあるので、そういう見方をされるのは不本意なのかもしれませんが。

さて、そんなアインズ様の覇道は3期目まででナザリック大墳墓をベースにアインズ・ウール・ゴウン魔導国を設立し、リ・エスティーゼ王国からカルネ村と要衝の都市エ・ランテルを割譲されるに至っています。

そんな4期目では前半では主にドワーフたちとの関りを発端とする一連の出来事、後半では主に王国と魔導国との関係性の変化に関する出来事が語られます。前半はコメディ―成分多めな感じで、個人的には後半がより楽しめました。

ラナー様は王国の王女殿下ですが、3期目からしばしば活躍するラナー様の見せ場が多くて大変面白かったです。

ザナック王子も素晴らしかったですが、私は自分勝手な目的のために暗躍するラナー様が好きでした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

71.8 12 悪魔で魔王なアニメランキング12位
便利屋斎藤さん、異世界に行く(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (268)
886人が棚に入れました
今までの人生、ずっと平々凡々と生きてきた。 運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。 職業“便利屋”の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。 そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。 呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいの モーロック。 姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。 斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。 鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。 元の世界で身につけた“便利屋”の経験を異世界で活かす。 異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。 しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。 斎藤さんは充実していた。

声優・キャラクター
サイトウ:木村良平
ラエルザ:ファイルーズあい
ラファンパン:東山奈央
モーロック:チョー
メヴェナ:大橋彩香
ギブングル:相馬康一
リリーザ:花守ゆみり
ギーブル:田所陽向
フランリル:青木瑠璃子
ニニア:田所あずさ
カインズ:松岡禎丞
ライチ:芹澤優
モンプイ:本多力
キスルギ:笠間淳
プリマス:井澤詩織
ラーヴェラ:斎藤千和
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

x=v₀t+1/2at^2

2023/06/07 初投稿

最初の印象は『かぐや様』みたい。
かなり短いギャグ寄りのエピソードを積み重ねていく感じ
一見関連性無く,場面や登場人物も次々と変わっていきます。
『かぐや様』のナレーションに相当する者として『斉藤さん』ではテロップが使われています。

そして,なんかビミョーなのです・・・イマイチ面白くない・・・
危なく切る所でした^^;
この回で切ろうと思いながら3話を見ていたら
(3話の)終盤横穴を見つけた当たりからちょっと面白くなってきましたw

視聴を継続すると
なんかドンドン加速度的に面白くなって行くではありませんか!!
4話で主要な登場人物がそろったのでしょうか(たぶん)
5話当たりからストーリーが見え始めます。5話で忍者のストーリーが始まり6話でもーロックさんのストーリーが始まりと言った具合で
意外とシリアス要素も感じさせながら,それぞれのストーリーも平行して描かれていきます。
8話で忍者の{netabare}ストーリーが完結します。思いの外感動的。
序盤単なるギャグアニメと思わせ,中盤以降もギャグに軸足を置きつつ,意外と真面目なストーリーを展開します。{/netabare}

色々突っ込みたくなる自分のような面倒くさい輩でも,ベースにギャグがあるので問答無用で色々納得させられちゃいました。
おかげで,ストーリーに集中できなんやかんやで感動的でした。

OPは1回しか見ませんでしたが。ED「ひだまりの彩度」はだいたい毎回見ました!

最近,評価の基準が狂ってるかも知れませんf^^;

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

意外と楽しめる。毎回、ただ「いい話」では絶対に終わらない(笑)。

「便利屋」という商売があります。

鍵を無くした時に開錠道具を使って開けてくれたり、漏水などの応急処置をしてくれたり、簡単な修理を請け負ってくれたり…。

そんな便利屋に勤務している斎藤さんが異世界に転移して、便利屋として身に着けた様々なスキル(ゲーム的な意味ではない)を用いて冒険者パーティーの支援職として自分の存在価値を見出していく、そんなお話ですね。

各話ストーリーとしては基本的にはお笑いの方向に軸足を置いているのですが、恋愛要素があったり、シリアスな展開につながる過去回想があったりといった感じでけっこうバランス良くエピソードが配置されています。

こちらの世界では自分の価値を信じられなかった斎藤さんですが、異世界で徐々に自分のポジションを確立し、自己肯定できるようになってゆく様はこのアニメのグランドストーリーになっています。

そんな笑いとシリアスの両輪で進むこのアニメの脚本が心掛けているのではなかろうかと思う点としては、「各話の最後はシリアスでは締めない」という点が挙げられます。

しんみりさせたり感動的なエピソードが入ってきて尺的に「この話はこのエピソードで終わるのかな?」と思わせても絶対に笑いの要素で締めてきます。

そこに妙な安心感・安定感を感じてなんとなく楽しんで完走してしまう、そんなアニメでしたね。

2023年冬(1~3月)クールは視聴したい作品数に比較的余裕があったので、そんな中ではお勧めできる作品だと思います。

ただ、後から観たいアニメを探すという観点だと「絶対観ておけ!」的な強力なお勧め作品でもないような気がします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

グランドホテル形式

原作未読 全12話

タイトル通り、現代日本で便利屋の従業員だった斎藤さんは、突然異世界に召喚され、召喚先で出会った魔法使いのモーロックと出会い、他の仲間とパーティーを組んでダンジョン攻略へ挑むお話です。

よくある異世界ものでは異世界転移・転生した主人公に物凄い能力を授けて無双状態になりますが、この斎藤さんは全然そんなことはなくて召喚前の便利屋で培った経験と器用さと記憶力で、ダンジョンにある宝箱を器用に開けたり、モーロックの魔法の暗唱内容を教えたりとパーティーの主役ではなく脇役を務めていましたね。

また、パーティの仲間やそのほかのパーティーのお話、斎藤さんたちに敵に回ったものたちのお話をそれぞれ1話の中でどんどん切り替えて詳しく語られていました。

モーロックを中心にコミカルさもありましたが、シリアスな局面が多かったですね。

お話はまだまだ続きそうですが、切りのいいところで終わっています。

OPはTeary Planetさん、EDはkonocoさんが歌っています。

最後に、この作品みたいな群像劇ような感じをグランドホテル形式というらしいですね。初めて知りましたw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

67.3 13 悪魔で魔王なアニメランキング13位
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (200)
861人が棚に入れました
数十万の悪魔の軍勢を統べる万魔殿の主、大悪魔ベルゼブブ。その近侍として仕えることになったミュリンが目にしたベルゼブブの姿は、大悪魔の威厳を持つ気高く冷徹な姿...ではなく、モフモフが大好きなゆるふわ少女だった!?

声優・キャラクター
大西沙織、安田陸矢、久野美咲、日野聡、加隈亜衣、松岡禎丞
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

コンテ・演出が白眉なゆるふわ癒しアニメ

2018年秋アニメ、全12話。
漫画原作、未読です。
…最初は女性向けと勘違いしてたけど、この作品は男性向けでも女性向けでもないと思う。少年誌としては女性読者も多い(らしい)ガンガンだし。


パンデモニウム(万魔殿)で働く悪魔(元天使)たちの緩い日常と恋心を描くほのぼのアニメ。
パンデモニウムのトップ・ベルゼブブと彼女の近侍であるミュリンの恋模様がメイン(他にもカップルは何組か)ですが、ストーリーに大きなヤマは無いです。とにかく癒されたい人向け。

第1話見て気に入ればそのまま最後まで楽しめるかなっていう作風です。
日常系やゆるふわはあまり見ないんだけど、原作者のセンスが私には結構合っていたっぽい。


【ビジュアル・演出について】
特筆すべきは演出の素晴らしさ。コンテ演出も含めた評価という事で、今回は作画に星5を付けています。
良い意味で女性らしい原作者のセンスをアニメにもよく反映させています。
{netabare}
第4話「閣下、はじめてのお見舞い。」はヒールの演出がすごくいいなあと思っていたのですが、インタビューによると、原作者のこだわりをアニメスタッフが演出に取り入れたということのようです。第4話以外でもハイヒールは結構な頻度で演出に使われているし、可愛らしい小物や綺麗な調度品も沢山映してくれるので、再視聴も楽しかったです。
音楽や効果音とその使い方も素晴らしく、ビジュアルとの親和性も良かったです。
ファッションや様々な事柄に関する豆知識を控えめに入れるセンスの良さも楽しい。知っている人はニヤリとできるような内容で、アリスのお茶会のくだりは特に秀逸。

ただ、最初は井上喜久子さんのナレーションは必要なのかな?と思ったりも。
…そういえば、第2話ラストで机で居眠りするベルゼブブ閣下に毛布を掛けてあげた人は誰なんだろう。もしかしたらサタン様とか神様とかで、喜久子さんの声で後から登場するのかな?とか思っていました。
原作を読めばわかるのかな?{/netabare}


【キャラクターについて】
キャラクターの個性付けはアニメ的。男性受け女性受けどちらもしそうなあざとさはあるので、苦手な人もいるかも。私も最初はこれどうなんだろう…と思った所はありました。
ただ、キャラクター性やシチュエーションが上手で、個人的には最後まで見たらそこまで嫌な印象は残りませんでした。
{netabare}
全体的に可愛らしい描写が多いのですが、私が気に入ったのは女性キャラクターの女性らしい嗜好と思考ですね。ヒールへのこだわりとか、水着の選び方とか、素直に可愛いと言えない心理とか。
衣装のデザインや舞台・背景の美しさが満足感を引き上げてくれました。異世界(パンデモニウム)の舞台設定のおかげもあり、ベルゼブブ閣下の裸とか、アザゼルの少女趣味とか、おおらかであけっぴろげな内容も和やかに見られました。

それでも、気になったのがごっちんのバイブレーションとか、エウリノームのショタコンとかね…後半では少なくなりますけど。
キャラの関係性にしても、大抵の萌え要素が見つけられそうというか、わりと何でもアリな作風というか。何でもアリなら個人的にはOKなんだけど、好きじゃない人もいるだろうなと思います。

私はエウリノームには最初かなり抵抗が…。ただ、ダンタリオンはおそらく長命(要は美少年なのは外見だけ)で口辛く食えない性格、かつエウリノームとは直接の絡みが無かったので最終的にはショタコンもキャラクターの個性ということで悪くはないかな、と思えました。しかもお互いマイペースで独立している、という…。{/netabare}


【素直になれない女性たち】
{netabare}
キャラの関係性に重きを置いてはいますが、それが物語として大きく動くわけではないです。
ですが、これは「その感情に名前をつける」、つまりは自分の心を知るまでの物語。
「自分の気持ちに素直になれるか」がこの作品の肝という事ですね。女性から男性への恋心を軸に、それぞれのカップルの関係性を浮き彫りにしています。(まあくっつけば物語が終わってしまうので、あくまで恋は成就しないんですけど。だから横槍(三角関係)とかは原作でもまず無いでしょうね。それが個人的には凄く良いのです)
「なぜ素直になれない(ならない)のか」が女性キャラクターそれぞれの個性に直結している。それが食べ物やファッションや趣味への向き合い方を通して描かれたりもして、それも好き。

第1話と最終話が綺麗に対比になっているのも好きですね。
特殊OP特殊EDが一度もなく、最終話でも通常のPEDがあり、彼らの日常のひとコマを描く作劇を一貫したのもとても良かったです。{/netabare}


アニメ化に際した原作者へのインタビューで、キャラクターをどんな視線で見ていますか?という質問をされて「おばあちゃんみたいな感じ」と仰っていて、すごく共感しました。作中のキャラクター皆にハッピーになって欲しい、と。
また「仕事で疲れて帰ってきたときに見て、見終わったら少し元気が出るアニメになったら嬉しい、ということをアニメスタッフにも伝えました」ともありました。

原作者とアニメスタッフが、この作品の方向性をしっかりと共有していたのを感じられました。
癒されるアニメで、毎週楽しかったです。(2019.1.1)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

期待した♪未来の先~魔法をかけてピンクレモネード♪

OP曲:ピンクレモネード

軽やかな、みあさんの声とピアノの伴奏が特徴的な三月のパンタシアの楽曲
アニメの音楽も担当している分島花音さん作詞


ちなみにレモネードって黄色と違うんかいと思ったら…
レシピ(二人分)
レモン二個、ルビーグレープフルーツ二個、上白糖:大さじ5杯、ハチミツ:大さじ三杯…
「ピンク」と言うか「オレンジ色」…めっちゃ甘そう&カロリー高そう


三月のパンタシアさん他にもアニメのOPED担当してるので聞いてみて下さい。
・はじまりの速度「キズナイーバー」
・フェアリーテイル「亜人ちゃんは語りたい」
・ルビコン「Re:CREATORS」
・風の声を聴きながら「スロースタート」
・コラージュ「衛宮さんちの今日のごはん」

肝心のアニメはモフモフ、フワフワ…
しか印象に残らないけど、巻き返しなるか?


ネットとかで誰対象アニメとかよく書かれてる…
多少分かる~

「ごっちん」ことベルフェゴールが可愛いわぁ。
緊張したらオシッコ近くなる女の子ってw

一番のツボはナレーション井上喜久子さんかも、癒し声での解説&ツッコミ。
ちびまる子ちゃんのキートン山田ぽい、コアファン向けてかもだけどキートン感で最後まで視聴出来そう。


視聴完了
作風にクセあるのと、ゆるゆる~ふわふわな感じのアニメ。

ん~微妙だったかな?
ヒロインのキャラがそれほど立ってないし男性陣もヘタレだし、お勧めはあまり出来ないアニメかも。
1話見て合わないなら止めた方がいい…

私は井上喜久子さんのナレーションがツボだった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

マシュマロ、わたあめ、マカロン、パンケーキなどと同義語です(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
日常系の中でも、かなりゆる~く、へいわ~で、もふもふ~なアニメです(笑)

前半はテンポが遅くて退屈を感じることもありましたが、キャラが馴染んできた後半はなかなか楽しめましたね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの感想、、、なんだろう? 井上喜久子さんに優しくたしなめられたいアニメかな(笑)

閑話休題。

キャラクターとしては、ベルゼブブ、サルガタナス、ベルフェゴールがそれぞれ可愛かったですね♪

ベルゼブブは、登場してすぐの全裸で、う~んとなりましたが、中盤以降は落ち着いた印象です。やや残り二人に押されぎみでしたが、ミュリンとうまくいかなくて拗ねたりしてるところは良かったですね。9話とか良かったし、11話の「ドンドコズンドコイェイ♪」とか、あざとかったけど、やられました(笑)

サルガタナスは、本作では一番のお気に入り。キャラとしては目新しさはなかったですね。典型的なツンデレ貧乳キャラ。それでもやっぱり、好きなものは好き。10話とか最高でしたね♪

ベルフェゴールは、「好きだから尿意」というのはあんまり好きな設定ではないのですが、9話の「手記」は笑ったし、11話の酔っぱらいは安定の可愛さでしたね。アニキと上手くいってほしい♪

この3人は、それぞれにカップリングが固定化され、被っていないなで、平和に三者を応援できますね。本作のような作風では、ドロドロなんて邪魔になるだけですし。

いや~、にしても、寝落ち率の高いアニメでした(苦笑) まあ、癒されたということでw
{/netabare}

【余談~ 本来の悪魔性質に、-を×(マイナスをかける) ~】
{netabare}
このアニメでは、様々な悪魔が擬人化されていますが、本来の要素を残したままに、嫌な性質を逆転させて、ゆるふわにした感じでしょうか? 例えば、

ベルゼブブ→ハエの王。クソ山の王。ですから、性質を逆転(マイナスかけて)。フワフワ好きな可愛い少女に。ただ、魔界ではサタンに次ぐ者という部分は同じ。

アザゼル→ヘブライ語で、「ゴツゴツして強大な者」。その要素は残しつつ、可愛い物好きな乙女男子に性質変換。

ベルフェゴール→「好色」で「女性不信」。だから、「男性を過度に意識」「男性不信」に。

アスタロト→「竜にまたがった天子の容姿で、息が超絶臭い」。容姿は天使のまま、しかし、息は桃色吐息というか、イケメンチャラ男に性質変換してますね。ちなみに、サルガタナスはアスタロトに仕える上級精霊で、何でも見抜く力があるらしいです。

エウリノーム→全てを含む者。わりとエロい女神なんですね。だからショタか。

ダンタリオン→無数の老若男女の顔を持ち、右手には書物を持った姿で現れるとされる。あらゆる学術に関する知識を教えてくれる。ビブリオマニア、美少年はわかるとして、うさみみはどこからきたんだろう?

アドラメルク→サタンの洋服係で、孔雀の姿をしている。だから、派手なオネェキャラに?

という具合に、良い感じでキャラクター化してるなと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
スゲェゆっくりだな。エロ? 純情乙女男子は、なかなか良いね。

2話目 ☆2
なんだ、BL要素? アザゼルもベルゼブブも、どこに要素が? アザゼルはヘブライ語で、「ゴツゴツして強大な者」らしいから、その辺かな? ベルフェゴールは、「好色」で「女性不信」なので、「男性を過度に意識」「男性不信」に変えたのかな? ベルフェゴールはなかなか可愛い。

3話目 ☆3
アスタロト。「竜にまたがった天子の容姿で、息が超絶臭い」。サルガタナスはアスタロトに仕える上級精霊。ツンデレw

4話目 ☆4
顔芸? エウロノーメ。全てを含む者。わりとエロいというか、そんな女神なんですね。だからショタか。胸フラットは(笑) 庶民的だな(笑) 悪魔なのに解脱して、召されそう(笑) 理由がなければ触れてはいけない。前半のコメディ、後半のラブコメと、なかなかバランスが良かった印象。

5話目 ☆3
字幕改善? ダンタリオン、無数の老若男女の顔を持ち、右手には書物を持った姿で現れるとされる。あらゆる学術に関する知識を教えてくれる他、人間の心を読み取り意のままに心を操る力を持ち、他人の秘密を明らかにしてくれる。

カミオ→鳥の姿をして、弁がたつ。

ニスロク→エデンの園を守ってた人ね。

6話目
最早、このナレーション聴きたいだけな気も(笑) アドラメルク。サタンの洋服係ですね。孔雀の姿をしているから、派手なオネェキャラに?

7話目
感想書き忘れ。

8話目
感想書き忘れ。

9話目 ☆4
今回のベルゼブブは可愛いな♪ さっちゃんの押し花も、可愛いな♪ 痴話喧嘩w 手記(笑) 最後はミュリンめ、可愛いな(笑)

10話目 ☆4
アルゼンチンバックブリーカー(笑) サルガタナスが可愛いな(笑)

11話目 ☆4
ドンドコズンドコイェイ♪が、可愛すぎる(笑) サキュバス課w 酔っぱらいは安定の可愛さw 避けられたw

12話目 ☆3
サキュバス、下着あざとい(笑) 女性だけの課って、そうなるよねw 男子中学生アルアル(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

69.3 14 悪魔で魔王なアニメランキング14位
恋愛暴君(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (406)
2114人が棚に入れました
ある日突然、男子高校生・藍野青司のもとに任意の二人を強制的にキスさせるという
不思議アイテム「キスノート」を持った死神風の少女・グリが現れ、
“24時間以内にキスしないと書いた者(グリ)は死に、書かれた者(青司)も
一生童貞のまま生涯を終える"と告げ・・・。
愛のキューピット(?)グリと青司とその仲間たちが“キスをする相手"を求めて
繰り広げるハイテンションラブコメディにあなたもきっと恋がしたくなるはず(!?)。

声優・キャラクター
青山吉能、小野賢章、沼倉愛美、長野佑紀、原由実、檜山修之、大塚芳忠、子安武人、堀内賢雄、内匠靖明、高橋李依

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1話:「このパクり具合からすると…」

オマエ、作中でそれを言うのか(笑)!
(何が「パクり」かは第1話でご確認ください。)

という訳で真に「ラブコメディ」。いや、「むしろコメディのためにラブはある」みたいな異常作品。他作品に優先して観るほどではないですが、けっこう笑えます。

いや、原作マンガはまったく存じませんでしたが…。切っても惜しくはなさそうなのに、なんとなく観るかも。

→とりあえず完走しました。また改めて更新します。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

変化球なラブコメ…最初の設定は何処へ? 

このタイトルを見たとき、けっこうハード(重厚な)なラブコメなのかな?と思っていたら、別の意味でハード(ヤンデレ)でした。

主人公の青司がヒロインたちの騒動に巻き込まれる、いわゆるハーレム系なんですが、ヒロインたちが強烈すぎです。
メインヒロインのグリ。{netabare}天使と悪魔のハーフという、設定そのものが変化球。天使なのに確かに見た目が悪魔っぽいからなにかあるのかな?と思っていたら…。でも悪魔バージョンのビジュアルはなかなかのものでした。{/netabare}この子の存在そのものが騒動に巻き込む原因ではあります。

もう一人のメインヒロイン茜。こっちの茜は超ヤンデレ。青司のためなら殺傷も厭わない…行き過ぎであると思った。青司が本気で好きなのはよく分かるんですけどね…。それにしても今年、茜が多すぎな件。まぁ、いろんな茜がいるから良いのですけどね。

茜の腹違いの妹柚。茜好きすぎだけど、実は一番まともな(?)子だった。従妹の樒。ちょっと恐い、サイコすぎ。この子が最後にまともには…まぁいいか。

グリが天使悪魔なら、ヒロインたちは本人もバックがとんでもないという、変化球。話の内容よりも、キャラを追いかけた方が楽しめるように思いました。最後の感動系、この作品に必要かどうか、難しいところです。ドタバタ系のラブコメが好きな人にお勧めします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なかなかに良いアニメに出会った?

この手のアニメは失速するのが常なので期待はしておりませんでした……が。
次回最終回というところまで観終えて失速は感じさせられない、なんとなんと!!(ノ゚ο゚)ノ
思い返してみると、最初からけっこう衝撃ありました。
ヒロインと主人公が「キス」というのは、たいてい御法度だと思ってた。もしくはラストのシーンにもってくるとか。
{netabare}それがいとも簡単に段階を乗り越えてしまった……驚 {/netabare}というところから始まり、それからは何となくグリちゃん面白い子だな~かわいいな~(しかもヤンデレっ娘と百合っ娘つき)という感じで、まあでも大体飽きてくるだろうなと思いつつ、それが暇つぶしにはグットチョイスな作品だったのである。
OPの感想は、正直「なんかびみょ…」だったのだけれど、サビ入ると「なかなかにいい!」ってな感じで好きです(Wake Up, Girls!だったか!)。

なかなか良い作品(グリちゃんがかわいい)ですのでおすすめですよ。

(ふぅ、賢者タイムにでも観るか( ̄。 ̄)―)←冗談です

追記
ヒロインのキャストさん方これからブレイクしてほしいですね!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36

67.3 15 悪魔で魔王なアニメランキング15位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1130人が棚に入れました
「君は真の仲間ではない──」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦⼒外を⾔い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「──はぁ、あんときは⾟かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が⼤パニックになってるとは露知らず、当の本⼈は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが・・・・・・「私もこのお店で働いていいかな︖住み込みで︕」突如かつての仲間であるお姫様が⾃宅まで訪ねてきて!?"のんびり楽しい薬屋経営"、"お転婆姫とのイチャイチャ⽣活"、報われなかった英雄による素晴らしき第2の⼈⽣がはじまる︕

声優・キャラクター
鈴木崚汰、高尾奏音、大空直美、雨宮天、八代拓
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

なろうの弱点。構成ができないから最終回が「転」になってしまう。

最終話まで見て。なろう系の小説原作でいつも思うのですが、連載ものの難しさで小説として構成が厳しいです。
 本作は妹の勇者が合流してからの展開が見たいところです。したがって、通常の作劇法なら12話までの部分を半分以下…できれば3話くらいに圧縮して勇者である妹のキャラと並行して、何かを描けばと思わなくはないです。
 勇者のシーンが無い訳じゃないですけど、結局、描いているのは勇者TUEEE、眼鏡くん無能くらいですからね。なろうの見せ方として工夫がある方だとは思いますが、しかし、それでも冗長感は否めません。

 逆になろう連載時なら細かく積み重ねが読者にあるので、感情移入もできるしキャラも謎も機能するでしょう。そこがなろう原作をアニメ1クールにするときの最大の弱点かなあという気がします。

 と、いうのも12話までは平凡ではありますが見られるレベルでした。過去の経緯や能力が説明的ご都合主義すぎるので高い評価はできませんけどヒロインは可愛いです。そして13話は気になる展開がありましたよ?つまり、起承転結の転の頭くらいの部分、つまり中間点が13話にある感じです。

 この作品の「原作」の真価は恐らくこれからなのでしょう。が、残念ながら私が見たのはアニメであり、13話以降を知ることが出来ません。なので12話までは低めの評価です。13話である程度うまくまとめた点と今後の期待感がある点を踏まえて評価すると平均3点…に最終話の妹勇者の設定の良さをで加点して3.1点くらいかなあ。


以下 12話の感想です。

{netabare} 12話です。スローライフじゃねー、という裏切りは予想できたような、出来なかったような…まあ、どちらでもいいかなあ、という程度のお話ですね。13話があるんですかね。

 正義マンなんですよね。主人公が。こういう強くていい人…うーん。異世界ものの弱点の一つ、ですよね。主人公のキャラ造形。まあ、日常系の性格造形もテンプレ化しているので、必ずしも類型化はネガティブだけではないんですけど、まったり癒しではなく恋愛や裏切りなど人の内面が肝心なストーリーですから、ちょっとこの主人公だと厳しいでしょうね。

 あとは、なんですか、12話の作画。なんか機械的な文明のところとか…手抜き?初めの数話はそれなりに見られただけに、もうちょっとなんとかなったのでは?という感じです。

 評価としては、つまらない。アニメの出来としても見るべきところはありません。{/netabare}


以下 異世界日常系についてです。

 本作でちょっと思ったことなんですけど、我々は日常系、たとえば「けいおん」「ゆるキャン△」をどうみているかです。
 私は女子たちがキャッキャうふふしているのを外から眺めるのがいいと思ってたんですけど、本作を見ているうちに、仲間になりたいというニーズがひょっとしたらあるのかもしれないと思いました。

 で、現代日本が舞台だった場合、男、特におじさんが女子たちの日常に入ろうと思うとこれは無理があります。自分自身をそこに置いてしまうと、願望を満たしてくれる反面、素の自分では本当は仲間になれないという現実を突きつけられます。
 本作では転生してませんが、本作の主人公のように若くて、容姿もそこそこ、みんなが頼る能力と実績かがあれば、女性たちの日常の仲間に入れます。

 で、仲間になりたいという願望については、同性としてか、異性としてか。
 同性なら孤独を癒してくれるということなのかもしれません。異性として仲間になりたい場合、性的な欲求を満たしたいという願望なのか、草食系のラッキースケベ的な世界なのか。これはラブコメとしてのチューニングの問題になります。
 本作の場合は2人で生活してるのに、今のところやってないですよね。性行為というものあれはあれでいろんなストレスがありますので、日常系ではそれもノイズなのかもしれません。
まあ今後の展開ですが草食系からの純愛でしょうね。ハーレムに行くか…まあ行くでしょうけど。

 主人公の立ち位置です。実は昔強かったけど、理由があって一般人として韜晦しながら大人しく暮らしている…スポコンとかヤンキーであるパターンですね。実力がある=劣等感がない、だけど苦労しないし皆から承認される。承認ということはスクールカーストのポジションの問題かもしれません。パリピになりたい願望でしょうか。

 いやパリピではないですね。追放というストレスがわざわざ入るのは、本当の自分を分かってくれる人だけが周囲に集まるという舞台設定なのでしょう。これも一つの承認欲求ですよね。つまりカッコつけてイエーイとやるのも陰キャの我々からすると面倒なわけです。素のままの好きな事をしている自分を承認してくれる人が集まればいいと。

 薬屋がやけに多いのはポーションとかFF的なアイテムとして扱いやすいのもあるでしょうが、魔法の代替=万能、人を助ける、唯一性等いろんな要素があるでしょう。魔法以外で未開な文明の中で突出した存在になるにはちょうどいい職業なのでしょう。悪い言い方をすると無知な住民にマウントが取れます。ひょっとしたら小売業は楽だ、という変な誤解があるのかもしれません。

 これで平穏×ラッキースケベ的ハーレム×好きな事で暮らせる×承認という世界が生まれました。
 つまり、精神性としては、日常系もラブコメもスポコンその他の話も本質的には異世界と変わらないということでしょう。

 こうやって考えると、異世界かそうでないかという区分けは実は意味がない気がしてきました。特になろうの異世界ものはデータベース的に共通認識があるので、投稿主が設定を考えなくてもいいので、気軽に小説にできるということでしょう。
 つまり、異世界とはマインクラフトとかRPGツクールとかと同様のフォーマットであるという事だと思います。なろう型の異世界とはプラットフォームということです。難しいことを考えなくていいですよ。自分の好きな世界を気軽に表現してみましょう、と。だから、類似性や模倣がなろう小説では問題にならないのだと思います。
 で、題名が説明的なのと、タグやあらすじが重要なのは、なろう異世界は好み願望を仮想で楽しむ小説なので、読むまで内容がわからないのでは意味がないということですね。


 本作の内容はこんな感じではないでしょうか。裏切ったもの後悔や懺悔があれば最高ですね。復讐にはしないと思います。それをやると日常系ではなくなりますから。
 つまり、このチューニングに会えば面白いし、私の場合は日常系で仲間になりたいと思わないので、薬屋系が苦手なんだと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

タイトル見てやめようかと思ったけど9話まで見ました。で、やめました

<2021/10/6 初投稿>
原作知らんです。
見始めなので評点はデフォルトの3.0

この手のいかにもなろうなタイトルはタイトル見ただけでやめようかと思うんですが、それでも念のため3分は見てみようと思って、3分見てサヨナラするのが慣例になってます。

いつも通り3分見ました。

あれ?
なんか引き込まれるような気がしないでもない。

どうなんだろ?

オレ強えだし、拗らせてる感はあるし
でも、何か惹かれる
奥ゆかしさ?

なんだろうな?

よくわかんないです。

というわけで数話見ます。

<2021/11/19 追記>
7話まで見ました。
ここまでは
「いちゃいちゃいちゃいちゃちょっと不穏いちゃいちゃいちゃこらちょっと不穏いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃこらいちゃいちゃちょい不穏?いちゃいちゃいちゃこら・・・(以下、略)」

感想としては
・加護という設定がちょっと面白いかも
・でもヒロインがそんなに可愛く見えないなー
・演出がちょっとなんというかぎこちない?お話がスッと頭に入ってこないところあり(100万の命より入ってきづらい)
・そういえば町(村)や社会、敵(悪魔?)や勇者、英雄の設定もなかなか馴染めない。いっそゲームの世界と言ってもらった方がまだ理解できそう。
・ウゲウゲさんが気になる

やっぱりよくわかんないなー

なのでもうしばらく見てみます。
評点付けられるのは全部見終えてからになりそう。

<2021/12/2 追記>
9話まで見ました。
最後まで見ようかと思ってましたが無理でした。
ここで断念。

原作に難があるのか、アニメの作りの問題なのか。
それとも私の感性の問題なのか。
話が進んでも設定もキャラもストーリーも頭に上手く入ってきませんでした。

無条件で良かったのはOP曲とED曲
2曲とも穏やかで統一された世界観を感じさせる良曲でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 23

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

困ったな・・・。

一応、通して全話視聴したんだですが、あまり印象に残った点が無く・・・。

ああ、いつもの某アベマなTVで一気見の機会がありましてw。


無いなら、酷評になってしまいそうなので、何も書かないという方がいいような気もするのですが・・・。

材料は良かったような気がするのですが、
料理の仕方が、もう少し良ければ・・・。
加護に捕らわれた勇者を含めての登場人物の悲喜交々をもう少し上手にピックアップできれば・・・。

主人公レッドとリットのラブラブ路線が・・・目障り。
最終盤でルーティの加護に捕らわれていた哀しみを際立たせるための伏線(材料)としては、見せつけ度合いが長すぎます。
何故かあまり、背中がくすぐったくなる様な事もなく、冷めた目で観ていました(私自身の感性の問題かもしれません)

物語のたたみ方ももう少し・・・。
ちょっと最終盤、雑な印象を受けてしまいました。

作画も普通・・・か、ちょい下くらい。
主要キャラクターはそこそこなのですが、他になるとちょっと差が出てきますねぇ。

キャラクタも中途半端で、魅力に欠けた気がしました。
コレも「好みじゃないの?」と言われたらそれまでなのですが、一番印象に残ったのが中盤以降に登場したティセというアサシンの女の子かなぁ。
ルーティも苦悩が氷解していく過程のあたりは最初の目つきの悪い、こええ感じからのギャップがはっきりとしていて印象に残ったかなぁ。
って感じくらいで、どうにも・・・。


私にしては、珍しいくらいの酷評回になってしまったかもしれません。
甘々査定の自分としては珍しいと自分でも思っています。
虫の居所でも悪かったかなぁ。

まぁ、ホントに、料理次第では面白くなりそうな要素は持っていると思うので、少々、残念でした。
スローライフっていうポイントも私の思ったのと違っていた感があったのかもしれません。

機会がありましたら、ご覧になってご判断くださいませ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 23

68.3 16 悪魔で魔王なアニメランキング16位
姫様“拷問”の時間です(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (180)
555人が棚に入れました
国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月。 王女にして、国王軍第三騎士団“騎士団長”である姫は、魔王軍によって囚われの身となっていた。 「姫様“拷問”の時間です」 監禁された姫を待ち受けていたのは、身悶えるような“拷問”の数々……。 ほわほわの焼きたてトースト! 湯気がたちのぼる深夜のラーメン! 愛くるしい動物たちと遊ぶ時間! 美味しい食事&楽しい遊びを容赦なく突きつけられた姫は、 “拷問”に打ち勝ち王国の秘密を守り抜くことができるのか!? 誰もが笑顔になれる世界一やさしい“拷問”ファンタジーアニメ開幕!

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

誰でも楽しめる嫌味のないギャグアニメ

拷問と言えばシリアスなイメージですが、原作ジャンプ+とキャラ絵からコメディだなと視聴。興味を引くタイトルでてっきり姫様が拷問するアニメだと思ったんですが逆だったんですよね。原作サンデーの2020年放送で好きなアニメ「魔王城でおやすみ」に似てるなと、どちらも魔王軍がポンコツでそこを笑いに持って行くんですよね。

いやー面白いですね、しょぼい拷問ばかりですが絶対耐えれるかと言われれば状況によっては屈しそうなのあります。飯テロとか普通に卑怯ですよ。
同じような拷問でも工夫して視聴者を笑わそうとする努力が垣間見えて良いです。
飯テロ多目な分料理の作画もなかなか良くて空腹時視聴避けました(^^)

あと個性的なキャラも多くだいたいアホなので楽しいです。萌えでなく可愛らしいキャラ絵なんで見やすいと思います。途中からは拷問関係ない話も入れて来て、またそれも良い意味でしょーもなくて飽きないですね。さらに魔王が強い圧の分やはりアホなんでウケます。

声優陣は有名どころからあまり知らない(あくまで私が)人を、まんべんなく配置して全体的にキャラ同様個性ある演技で楽しく視聴出来ました。姫様役の白石春香の演技が凛とした姫様とダメになった姫様のメリハリあって面白いです。私は印象にない声優さんでしたが、実はたくさんのアニメに出演してるようで知ってるキャラも多くさすがですね。ただの私の記憶力不足だったようです、ごめんなさいm(_ _)m

このアニメはかなり幅広い年齢層が楽しめると思います。ちょっと細かい笑い狙ってるシーンもあり、もしかしたら奥が深いのかもです。
まぁ一番面白いのは姫様が拷問に屈する確率ですが。
2期も決定したようで楽しみです。
ぜひお勧めします。

2024年4月8日

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

”拷問”要素皆無の気楽に観られる日常系コメディ作品

春原ロビンソン(原作)、ひらけい(作画)による原作漫画は、『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中(既刊13巻、原作未読)。次にくるマンガ大賞2020Webマンガ部門2位。
アニメ1期は全12話(2024年)。監督は金森陽子。制作は『かげきしょうじょ!!』、『Do It Yourself!!』などのPINE JAM。なお、既に2期の制作が決定済み。
(2024.3.26まとめ)

まずいいたいことは、タイトルにだまされてはいけないということ。
一般的に想像されるような「拷問」要素皆無のコメディ作品で、気楽に観られる(多分、タイトルの"拷問"はそういう意味。)。

あらすじは、魔王軍と敵対する人類側の王女であり国王軍第三騎士団団長の「姫様」が魔王軍に囚われてしまったものの、拷問官の「姫様拷問の時間です」というセリフとともに始まる「拷問という名の手厚い接待」を受けるというお話。

そして、甘やかされまくった姫様がついついほだされて国王軍の秘密をバラしてしまうという「ほのぼの展開」までがデフォルト。


例えるなら、イソップ寓話の「北風と太陽」で北風と見せかけて太陽しかないやつ。もしくは、高潔な姫騎士様への拷問、「クッ、このような辱めを受けるくらいなら殺せ」的なイメージからのギャップ萌え。
具体的には、 {netabare} 深夜にこってり濃厚ラーメンを目の前で食べられ、食べたいなら秘密を吐け的な展開で、姫たる我がそんな誘惑に負けてたまるかっからの、ついつい食べる姫様がとにかくちょろくて、かわいい。 {/netabare}

イメージ的には、最近だと『魔王城でおやすみ』が近いか。


姫様は牢屋で監禁されているのになぜか剣を取り上げられていないのだが、その剣はしゃべる剣(エクス)でコメディに必要不可欠なツッコミ役となっている。

また、基本的に中世騎士道的な世界観だが、テレビゲーム、「コ〇ラのマーチ」、「ディ〇ニーランド」が出てきたりするので、その辺の設定はガバガバ(ただ、日本人にしかわからない感覚かも知れない…。)。

ということもあり、拷問という非日常の特別な空間というより、「日常系に近い」。仕事に疲れた社会人が難しいことを考えず、夜中にちょっとほっこりするにはちょうどいい、気楽に観られるコメディ作品としてオススメ。


また、キャラ造形が全体的に「とにかくかわいい」のもウリ。特に日高里菜さん演じるマオマオちゃんがいい(個人的にはトーチャーが好み)、キャラをゆるく愛でる作品かも。


ただ、コメディとしては、手を替え品を替え、拷問官を代え、姫様を甘やかしているものの、基本的に上に書いた展開が繰り返されるため、人によっては飽きが来るかも…(まあ、そもそも爆笑させるような内容ではないです)。

あと、原作漫画が続刊中ということもあり、1期で物語として無理やり落とすといった展開もなく(若干12話の最後にそれっぽいものがあったような気もするけれど、おそらく気のせいだろう…)、2期の制作が決定されている。

2期でも”拷問”という名の日常が続いていくものと思われます。


コメディは、お笑いで一番を決める大会のように人によって好みが分かれやすいと思うので、もし迷ったのなら、とりあえず第1話を観てみるのがよいかと思います。

本作は、そのコメディのノリとキャラクターが好みだとハマるかもしれません。


【声優】
『無職転生Ⅱ』でサラ役を演じた白石晴香さんが、今回はコメディということもあって、瞬間的に大きな感情の変化を求められる姫様という難しい役どころを好演。
剣(エクス)には『ゴールデンカムイ』で杉元佐一役を演じた小林親弘さん(ツッコミ役多い?)。
個人的には、魔王軍最高位拷問官役トーチャーの伊藤静さんと魔王役の玄田哲章さんがツボでした。


【感想】
個人的には、”拷問”設定が面白いと感じたし、キャラクターもとにかくかわいい。なので、誰でも気楽に楽しめるコメディ作品という当初のコンセプトを達成していると思いました。

ただ、魔王軍と国王軍が戦っている割に、姫様と魔王軍との相互理解が進んでもう争う感じじゃなくなっているので、2期が来るとして、どういうオチになるんですかね…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔王城でおかわり

魔王城の牢屋で優雅な監禁生活、ゆるい魔族に可愛いキャラデザ、魔王城でおやすみとかなり似てる
このアニメもずっと同じような感じなので話の面白さはなくて、ぼんやり見てまったり癒されるアニメ、疲れている時に見るのがオススメ

囚われのヒロインが拷問されるんだけど、酷いことをされるわけじゃなくて「秘密をしゃべるならご褒美やるぞ?」っていうある意味もっと恐ろしい拷問
おいしいものや楽しいものの誘惑にはあらがえないですよねー

とにかくご飯の作画が気合入っていて、全力で飯テロしてきます
おいしそうなご飯を深夜に見せて、姫様はあっさり陥落して食べれても視聴者は食べれません
深夜のラーメンとか、どれだけ鬼畜なの?!
本当に拷問されているのは姫様ではなく、私達だったようです

拷問アニメなのにみんなほのぼのしていて楽しそうで、いいアニメでした

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

65.7 17 悪魔で魔王なアニメランキング17位
はたらく魔王さま!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (100)
518人が棚に入れました
異世界エンテ・イスラでは魔王と勇者でありながらも、現代日本・東京にて、相も変わらず額に汗して働く真奥貞夫と遊佐恵美。 魔王城の面々や恋する女子高生・千穂たちとともに日本の生活に馴染み、経済の荒波にもまれる日々ー ある日、謎の少女の出現で魔王城は大混乱!? まさかの子育てだったり、続々とエンテ・イスラからの来訪者だったりやっぱり働かなくては家計は支えられなかったり… 魔王城は六畳一間! フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、波乱のTVアニメ第2幕、始動!!

hidehide さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

動機が弱い 薄い、あざとい

個々の勢力の、
それぞれの『思惑』は、
何となく、解らんでもない…が…

やはり、『あぁ、まぁ、何となく…』なレベルで。

動機が弱い、というか、薄いというか…
動機が希薄がゆえの、そこに至る経緯も何だか雑で。

かつては、それこそ、
べらぼうな規模の、莫大な勢力の力が働き、
地球をも巻き込む、壮大なバトルに!感も
チラついていた様な気がしたが…

しかし、
蓋を開けてみたら、何だか『こじんまり』と…

数人を拉致して、数人で助けて、
数人をボコって、はい…みたいな。

イッキ見 したのですが、何となく終わっていきました…

毎度思うのは、
これは、何のアニメなのか…
そして、
パパ、ママ、〇〇ねえちゃん、とすぐ なつく感じ、
すぐ泣いてグズる割りには、所々、賢者の様な物言い。
妹との対面においては、『大きくなったね』と姉目線。
アラスラムスが 相変わらず あざと過ぎて、
全く魅力を…どころか、イラッとさえする。

何より、結局見ている自身にイラッとする。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アシエスは可愛かった

前期がああいう気になる終わり方でしたが、序盤から日常のほのぼのパートで若干一期のノリも感じられて、掴みとしては悪くなかったかなと。

個人的には、アラスラムスはあまり魅力が感じられず、ちょっと苦手だったのですが、アシエスの方はマオとのじゃれあい等を含めて愛くるしさがあり、個人的には良かったですね。

ただ、梨香に尺を使ってガブリエルの目的は不明だし、マオはたったいま出会った大家さんに「ノルドは?」とか遊佐父の様子を聞いちゃうしで設定破綻な印象でこれに関してはちょっと頂けなかったかな。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

長かったぁ。

この先の続きもやるのかなと思いながらも、やっと終わったというか、綺麗に終わった。長かった。
1期が2013年だから10年と考えると感慨深い。
どれが2期でどれが3期なのか、最近はよくわからなくなってきており、これは2期後半になるのかな?
1期は当時斬新で、2期は1期の頃が懐かしく、今回は少し難解になったが、やっと終わった大団円という気持ち。
相変わらずの1部屋でのドタバタは継続したまま舞台が日本だけでなく真王たちへの世界へ広がっていく。

大筋のイエソドって何?とか、魔界・天界・エンテ・イスラに日本と主人公たちが関わる世界が沢山あるので、理解しようと踏み込むと世界観が広がる。しかし物語が確信に迫っていくにつれ、世界観がしっかりしていることもあり、単語が、世界観が、難しくなる。
踏み込まなくても全然楽しめる作りになってると思うので、気にならないとかスルーしてしまえばよいように簡単にできているので優しい設計な気がした。

日本の生活に慣れエンテ・イスラが不自由ってのは、魔王が日本で学ぶ目的に通じている気がしてよかったかなぁ。

100点中70点

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

69.0 18 悪魔で魔王なアニメランキング18位
Lv1魔王とワンルーム勇者(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (172)
564人が棚に入れました
かつて魔王を倒した英雄にも関わらず、人間社会の繁栄に埋もれて腐ってしまった勇者マックスと、マックスを倒すために蘇った魔王の交流を描く現代風異世界ファンタジー

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

弱体化した魔王と落ち込んでいる勇者の同居生活

原作未読 全12話

10年前に勇者一行に倒された魔王が復活したが、以前の魔王とは見る影もない弱体化した姿であった。また、勇者も10年ほどで色々あって自堕落な生活をしていました。その魔王と勇者の不思議な同居生活が始まることになります。

勇者などが出てくる世界は中世ヨーロッパ風な感じが多いですが、この作品は現代でしたね。ちょっと違和感がありましたw

ギャグ作品なので鬼気迫るような展開はありませんが、終盤のバトルはなかなかの迫力がありましたね。

キャラもそれぞれ特徴がありましたし、まだまだお話の続きがありそうなので続きがあれば観てみたいです。

OPはMADKIDさん、EDはねんねさんが歌っています。

最後に、性別がよく分からない魔王役は大空直美さん、言動など観ているとジャヒー様っぽい感じですねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

で、出来る(いろいろ)・・・じゃひー・・・さま・・・?。

いや、失礼。

つぶれあんまん。。。

いやいや、失礼、失礼。



なんというか、フツーに(いやぁ、実は思ったよりも)面白かったなぁ。
こっち系のコメディ含みなら、こういうのでいいんだよぅって感じ。

魔王と勇者が敵対関係以外で絡み始めるという物語も、そんなに珍しくなくなった昨今ですが、個人的感想としては好きになる作品が多い印象があります。
今まで、一番好きな作品だったのは、まだレビューは書いていないけれども『まおゆう魔王勇者』。
「まおゆう」は魔王が美人さんで、知性や品の良さ、優しさを感じられるキャラでチャーミングだったので本当に好きなタイプでしたが・・・。

今作の魔王様は・・・真の中身はいかつい系?普段使いは、むちむちの潰れアンマン系(肉感がどこかのパ○リロみたい)、そしてこじゃれた感を出すときは痴女系の女子校生(アダルトな方のじょしこうせい)。
三つ目ですし。
まぁ、目が一個多い分表情は豊かなんですかねw。

・・・あんまり容姿をいじると、怒られそうな昨今ですが、キャラクタとしては元気があって、優しみも感じられ、楽しいキャラクタでしたね。

そして、魔王の秘書官:ゼニア。
こちらも、なかなかに面白おかしい。
私は愛嬌があって好きなキャラだったんですが、役に立つようでポンコツな感じが楽しかったです。

勇者:マックスもいろいろな苦労があったようでw、しっかりとダメンズ化。
とは言え、魔王とのカラミは観ていて微笑ましいものでした。


コメディ含みの作品としては「こういうのでいいんじゃね」枠にきっちりと納まっていたと思います。
作品後半では、少し雰囲気が変わり背負っている国とか組織とか思いをベースに勇者チームでのトラブルに発展しますが、こちらも魔王と勇者マックスほかの活躍で丸く収まりました。

カタルシスを感じる点は少なかったですが、勇者チームのトラブルを、私欲の為に使い、戦いを俯瞰していたキャラも退場していきました。

総じて、フツーに面白かったと言える内容でした。
キャラの魅力もそれなりにあったと思います。


どうしても、観なければ、観てという作品でもないかもしれないのですが、お暇なときに一通り視聴してみるにはいい作品だと思います。

マックスの部屋にとりついていた貞子的なキャラの回収が終わっていないのと、勇者チーム絡みでもうひとドタバタ起こせそうなのと、国のマネジメント幹部の中でも何かありそうなこと、そして、このキャラクタ達でもう一エピソード観てみたいという気持ちもありますので、機会があれば続くシリーズも観てみたとは思いました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

キャラクターたちが気持ち悪い。そこを乗り越えれば面白いかも。

 最終話(12話)まで観ました。2023.10.03

 何やかんだで丸く治まりました。魔王様が元勇者達のキャラの濃さにやられてフェードアウト気味だったのは少し残念でした。

 世界観もいい加減で、ナーロッパと現代日本が混じった感じなのは、好き嫌いが分かれそうです。

 ただ、作画に勢いがあり、何となく説得力がありました。私的には、今季好きな作品の一つでした。

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.08.08

 魔王様以下、キャラクター達は相変わらず気持ちが悪いですが、慣れてくると面白く感じてきます。

 王国に反抗するガンマ共和国とか出てきて、大分話が進んできました。人や魔族を殺さないのも良いですね。

 これからどうなるのか、とても楽しみです。

………………………………………………………………………
 1話観てのレビューです。2023.07.04

 なんか…、性別不詳のロリ魔王様も、スク水っぽいのを着ている側近も、不潔なおっさん勇者もみんなキモいです。

 キャラのキモさが気にならなければコメディとして面白いのでは?と、少し思います。設定のカバさはコメディだから気にするな!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

58.9 19 悪魔で魔王なアニメランキング19位
魔界戦記ディスガイア(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
390人が棚に入れました
魔族と人間のハーフの少年が、父亡き後魔王の座に就き、父を乗り越えるべく奮闘する。2年間何者かに眠らされていたラウールは、ある日父の死を知る。

声優・キャラクター
水橋かおり、笹本優子、半場友恵、鈴木千尋、間島淳司

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

魔界が一番暮らしやすそう

シミュレーションRPGゲーム原作。
中古でかなり安かったから買うのも手かな、アニメ面白かったし。

このアニメ、棚に入れてる人も少なく、
知名度低いっぽいですがなかなかに面白かったです。
ストーリーよりキャラの掛け合いが見事です。
ギャグアニメとして捉えても強ち間違いではないのかなと。


自己チューで自分勝手、プライドの高い魔王の息子ラハール。
野心家でそれでいてツッコミ役でもあるラハールの家来エトナ。
穏やかな性格でたまにズレた発言をかます天使見習いのフロン。
このメイン3人のやり取りがけっこう笑えます。

なかでもお気に入りなのはフロン。
フロンのあの優しげな表情から繰り出される毒舌とも言えるような発言の数々。
終盤は特に絶好調でした。
彼女の存在だけでも観る価値はありそうです。
ロリの可愛さも兼ね備えてますしね。


物語はラハールが魔王になることを目指し、
エトナとフロンを引き連れ、奮闘していく感じです。
冒険ってわけでもないですが雰囲気はまさに旅そのものです。
その途中で様々な事件が起こるのですが、それを解決(?)していく3人の姿は見ものです。
どんなときも笑いを忘れない作風は好印象であります。
シリアスになりそうでならない、そんなアニメですね。
キャラだけでなく物語も好みでした。

魔界、天界、人間界のあいだで戦争勃発!?
何気に壮大感のある世界観も良かったと思います。


OP「愛したげる」 歌ーLOVERIN TAMBURIN
ED「鎖り」 歌ー川上彬子

2曲とも好きです。
それと、EDの映像で37代目地球勇者ゴードンの高笑いがうざすぎますw



けっこう楽しめた作品でした。
魔界、天界、人間界の世界観は活かしきれてませんでしたが、
これは私が思うにギャグアニメなので問題ないです。
そのギャグの精度もなかなかのものですし、満足しています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

趣味は夜更かしに火遊び高笑い、その名もラハール様!!

日本一ソフトさんの看板やり込み作業ゲーム、ディスガイアのアニメ化作品です。でした。

内容に関しては記憶に古いため部分部分と最後しか覚えておりません。申し訳ありません。またゲームのほうをやっているのである程度補正がかかっております。

作画は全く覚えていないので未評価。
そこまで……。

とある魔界の魔王様の息子、高笑いが趣味且つ特徴傍若無人悪逆非道悪の化身最強主人公ラハール様と、先代魔王様の家来サディスト野心家貧乳小悪魔エトナさんと、天界からのスパイで愛と戦隊マニア天然交じりの天使見習いフロンさん、その他一括りで送るコミカルでギャグありシリアスありのお話です。魔界天界人間界をまたにかけた壮絶なお話です。今のは嘘です。序盤のギャグからは想像しがたいですが割といいお話です。

{netabare} 敢えて最後をプリニーEND(恐らく一般的にはノーマルED)にしたことが自分としては高評価です。他にも(原作ゲームでは)いくつかの終わり方があり、流石にバッドエンドはないしグッドエンドになるのだろうと思っていた(気がする)のですがその予想を打ち破ってくれたのが嬉しかったのでしょう。 {/netabare}

歌はアニメで流れたのかは覚えておりませんが「戦友よ」「赤い月」「ラハール様の讃美歌」などなどと好きなものが多いので評価が上がっております。もちろんOff vocalにもいい曲はあります。(あ、そっちの方がアニメでは流れていそうな気が……。

最後に余談です。独り言なので無視してくださってかまいません。
{netabare}
最初の方に書いた通りこの作品の原作のゲームはひたすらやり込む、それも作業的にやり込むゲームです。たしか売り文句が『史上最凶やり込みSRPG』だったかな。形式上最高レベル9999ですが、転生システムなどがあり実際には総合10万越え程度は普通の、プレイ時間が3桁越えは普通のゲームです。未だやってない方は、根気がありSRPGが好きな方でしたらお勧めします。自分は初作、二作目のみやっております。2ではただひたすら強くもない盗賊を育ててました。フロンちゃんじゃないですが、

「愛よね!!」

それとタイトルはラハール様の讃美歌から拝借しました。
さらに関係ないですがビューティー男爵ナルシストで噛ませ役のようで実は大物な自称ライバルのちょっと残念さが滲み出てる中ボスさん大好きです。ラハール様やフロンちゃんエトナさんには及びませんが。
以上です。失礼しました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

林檎´ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本一ソフトウェアの実力

この作品。もともとPS2ゲームソフトで発売され、今や知る人ぞ知る史上最凶やり込みシュミレーションRPGで有名。そんな作品がまさかまさかのアニメ化計画とは!気付かなかった・・・。アニメが制作されていただなんて!もう5、6年も気付かなかったとは; 

ディスガイアにはディスガイア特有のユニークさがあり、これが個人的にハマってしまった。ゲームやったらわかるけど、ここまで笑わせてくれるRPGは見たことない。ただ、アニメはだいぶ前の作品という事で、作画がイマイチに感じてしまう。まあ仕方ないんだけどね。

でもね、予告PVはその時代にしてはかなり頑張って作ってあるね。今流してもウケそうな作りだった。さすが日本一ソフトウェア。こだわりますなー。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

66.0 20 悪魔で魔王なアニメランキング20位
黒の召喚士(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (222)
716人が棚に入れました
「初めてですよ、神である私に配下になれとおっしゃった方は」 ケルヴィンは目を覚ますと異世界に転生していた。しかも、ガイド役としてその世界の女神を配下に従えて。 前世の記憶を引き換えに、高ランクすぎる召喚スキルと魔法スキルを得たケルヴィンは、冒険者としての生活を始めるが、強敵を求めたがる性格と、新人レベルを遥かに越えたステータスによりすぐに注目を浴びてしまう。 黒のローブに身を包み、戦闘狂な主人公が、仲間を集めてトップ冒険者へと成り上がる、爽快バトルストーリー開幕!
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異世界ハーレム・転生賢者・黒の召喚士の3作を比較してみました

異世界転生もの3作品を単純比較分析してみました。

①異世界迷宮でハーレムを
物語1.0 作画2.5 声優2.5 音楽1.5 キャラ1.5

②転生賢者の異世界ライフ
物語2.0 作画3.0 声優3.0 音楽3.0 キャラ2.0

・主人公比較
①「異世界迷宮でハーレムを」→ 主人公がエロ狂
②「転生賢者の異世界ライフ」→ 主人公が冷徹狂
③「黒の召喚士」      → 主人公が戦闘狂

・オープニングソング比較
①素人の歌?
②無難なライン
③ハイスペック

・エンディングソング比較
①インパクトはある
②インパクトはある
③異世界転生ものには勿体ない?くらいにハイレベル


「異世界迷宮でハーレムを」
何といっても主人公があまりにも{netabare}性欲を持て余す感半端なく潔過ぎる性格のため
ドン引きせざるを得ないというのが正直な印象であります。
百歩譲って通常のハーレムもの作品のように正攻法で行くのならまだ許容できた可能性もありましたが
性奴隷に、獣漢に、主人公の性格もキモイという三重苦は{/netabare}かなり厳しいものがあり
感情移入なんてとてもできるような情況ではありません。

{netabare}エロという概念も人それぞれなのかもしれませんが、恥じらいのないエロは
ただの悪趣味やグロと何ら変わらない{/netabare}というのが個人的な見解であります。
奴隷商が活躍するエンディング以外{netabare}見所がまるでないというのが本作を見て思い至った結論です。{/netabare}

「転生賢者の異世界ライフ」
こちらの主人公はクール過ぎる{netabare}天然ボケ体質でありますが、突っ込み役が不在のため
この厄介な性格を持つ主人公をありのまま受け入れなければならないのが
視聴する側としては中々に厳しいところであります。
主人公が呪文を発動する際に口にする「火球・中」や「火球・掛ける10」とかいう
ネーミングセンスの無さには思わず脱力してしまい、微妙なものを感じずにはいられませんが、
とりあえず主人公がキモく{/netabare}ないだけマシであるとは言えそうです。

現実世界ではいかなる{netabare}仕事も独りでコツコツこなす有能な仕事人間だった主人公が異世界転生を果たし
最後の最後に他人との人間関係について少しばかり心に思うところあったという点については
成長物語的要素が感じられ、{/netabare}もしかしたら本作における唯一の利点である
と言っていいのかもしれません。

「黒の召喚士」
結局のところ本作も異世界転生ものでありしかも度が過ぎる{netabare}ハーレム設定という時点で食傷気味になる
のは回避不能ですがそれでも主人公がキモイとか見所がさっぱりないような他の異世界転生ものと
比べたら本作はだいぶましに思えるのはとても意外{/netabare}で皮肉な結論であると言えます。

未熟な勇者たちを{netabare}訓練して育成してるシーンがそれほど面白かったわけではないですが
ただ主人公がまともな感覚を持っている{/netabare}ことだけは感じ取ることができます。

※※まさに最終話で登場した転生者の将軍と主人公の対峙シーンこそ
まるでこの比較レビューのためにあったと思えるほどのド嵌り展開でありました。

{netabare}奴隷制を肯定する転生者と全否定する転生者という明確な思想的対立を
異世界転生ものという舞台において敢えて描いてみせたことには
かなり重要な意味があると個人的には理解しております。

例えば将来「グレートリセット」や「SDGs」達成により
今の世界が全く別の世界に成れ果てたとしてたら?
今の常識は通用しなくなり、当然我々の価値観も今とはまるで別ものになり得るわけでございます。

その際に「性奴隷」を承認するか否か、あるいは
脳や人体にインプラントを挿入することは生命倫理的観点を踏まえた上で是であるか否であるか等
それに対しての結論を出すのは自分自身であり、個別の自由意思によるものと確信いたします。{/netabare}

異世界転生もの等が暗示する我々の未来とは、果たしてどのような結末を迎えるでしょうか?

{netabare}性奴隷との同居があっさり始まるどこぞのいかにも傾向あるお話よりも、ヒロイン役の女神との面会がなかなか叶わず、いよいよ運命のご対面となった本作の展開の方が色々と胸に感じ入るものがあり
人間ではないとしてもまともな{/netabare}ヒロインが主人公の傍らにいるというのは何とも言えない
安心感みたいなものを感じられ好印象を抱いてしまったのは個人的には不覚でもありますが、
その一方で新鮮な印象も受けたことには軽く驚愕を覚えました。

{netabare}結局のところ女神役の声優の上手さや存在感というものがかなり大きく作用したように思いますが
如何に声優の能力が高く、キャラが良くて、OPEDソングがハイスペックであっても
新たな異世界転生もの作品が過去作品を凌駕するようなことは早々あり得ない
ものと個人的には考えています。{/netabare}

とは言え、今後も異世界転生ものは{netabare}乱発、乱立、乱舞されアニメファンを惑わしに来るでしょう。

一つだけ言えることは異世界転生と人間の根源的欲望は
とても相性が良く、密接な関係性があると考えられます。
「週末のハーレム」という作品は異世界転生ものではありませんが、
人間の未来を暗示しているものと予測いたします。

同じように異世界転生ものも、もしかしたら???

異世界転生もの一般に関する分析考察について本格的に始めたらこの程度の説明量では
到底収まりきるような生半可では済まないレベルの話になりますが、
今回は単なる序章程度のことに留め、これにて失礼したためます。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

強調したいポイントは、ちゃんと表現しないと

最近は、いかにテンプレをぶっ壊すかを競うフェーズに入って来たかなと思ってました。
しかし、見事なまでのテンプレ作品が来ましたね。
初めて異世界転生ものを見る人にはいいかも。
とは言え、転生ものと言うより、RPGを見ているような感覚だけど...

強い敵に出会うと、笑みを浮かべる主人公。戦いが好きなのは分かる。
でも、これだけじゃ戦闘狂とは感じられない。
"狂"らしさが描けていない。常軌を逸した表情が欲しい。

エルフメイドさんの表情についても同様。
嫉妬して怖い顔をしているはずなのに、主人公が察しておしまい。
肝心なところを描こうとしない。
作画担当は、壊れた表情を描けないのだろうか?

中だるみしたね。
最後になって、典型的な敵役が登場。もっと早く登場させるべき。
バトルシーンと戦闘狂ぶりを、しっかりアピールしたほうが良い。
ひょっとして、第2期を見据えたペース配分なのかな?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

皆さんのレビューに期待します2

 今期、面白そうな1話が多い上に、今後来る2期のための前作のチェック、サブスクオリジナルが多くて加入先が2つ増えてしまい、見たいアニメと映画がいっぱいなので、こういうすっぱりいけるのは助かります。

 ちょっとだけ、異世界モノに対するアンチテーゼ的なテーマがあるかなあ、と思ってポチポチ最後までみましたが、清々しいくらいの思いっきりテンプレでした。ということで「転生賢者の異世界ライフ」に続き、皆さんのレビュー見て考えます。よろしくお願いします。

 なお、記憶が消えてるのにゲームとかお風呂とかは覚えてるんだ…個人のアイデンティティ情報だけ消えているということ?まあ、どうでもいいですけど…

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

65.0 21 悪魔で魔王なアニメランキング21位
デビルマン(TVアニメ動画)

1972年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
277人が棚に入れました
ヒマラヤの氷の中に封じ込められた地球の先住民族・デーモン族が復活した。地球の支配権を手にするため立ち上がった魔王ゼノンは、デーモン族最強の勇者デビルマンを呼ぶ。ヒマラヤ登山中だった日本人・不動教授と息子の明は、クレパスからデーモン一族の眠る氷の国へと転落し、デーモン族の妖獣たちに襲われた。不動教授は死亡したが、気を失った息子の高校生・不動明は人間社会へ尖兵として潜入するデーモンの宿主として選ばれてしまった。

声優・キャラクター
田中亮一、坂井すみ江、山本圭子、鈴木泰明、柴田秀勝、永井一郎、八奈見乗児

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

School DAYSが鼻くそに見える程の原作の衝撃!

作詞 阿久悠
作曲 都倉俊一
デビルマンエンデング

誰も知らない 知られちゃいけない~
デビルマンが 誰なのか
何も言えない 話しちゃいけない~
デビルマンが 誰なのか

人の世に 愛がある♪
人の世に 夢がある♪
この美しいものを 守りたいだけ~
今日もどこかで デビルマン♪
今日もどこかで♪デビルマン♪♪

原作 永井豪
マジンガーz グレートマジンガー UFOロボグレンダイザー
キューティーハニー ドロロンえん魔くん けっこう仮面w

cast
不動 明
牧村美樹(ミキ)
牧村健作(タレちゃん)
牧村耕作(ミキ、タレちゃんの父)
牧村夫人
氷村(妖獣ヒムラー/TV盤では飛鳥了と酷似したキャラ)
魔王将軍ゼノン

原作&OVAキャラ
飛鳥了
サッチちゃん
ススムくん

アニメ一応知ってて
原作読んでこれほど衝撃のあった漫画は無いです。
登場人物にこれほど過酷な運命が待ち構えてたとは…


知らない人は原作お勧め、ショッキングな場面に耐えれる方で…今あるのかな?
永井豪が天才だと知ったのが「デビルマン」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

『デビルマン』にまつわる思い出(?)

同タイトルの漫画(永井豪作)がありますが、登場人物の名前が共通していたりしますが基本的にストーリーは別物です。これを原作と呼ぶのはちょっと違う気がします。

アニメがどんな話かといえば、あにこれの「あらすじ」に書いてある通りのスタートで、不動明(ふどう あきら)の正体は体を乗っ取った悪魔であり、元々はデーモン族のいわば「潜入工作員」だったわけです。

それが居候先である牧村家の娘である美樹(みき: 不動明とは幼馴染)を愛してしまったことで、美樹を守るためにデーモン族を裏切って結果として人間の味方として戦うことになったわけですね。

アニメのストーリーとして語るべきところはおおよそこんなもので、各話で妖獣が襲ってくるのでこれをデビルマンが撃退するということでお話は進んでいきます。たまに幹部(ザンニンとかムザンとか)が出てきますが、よくある子供向けのアニメといえばそれまでですよね。

で、けっこうな人が漫画版のデビルマンについて書いているみたいなのですが、ここはあくまでもあにこれでアニメについて触れておきたいなと思うわけです。

ただ、ストーリーについては既にだいたい説明しましたし、いまさらデビルマンがどんな話か全く知らない人もいないだろうと思うので、アニメを観ていて印象深かった点やこのアニメに関わる思い出などを書いておこうと思います。

1. 同じTシャツ(黄色)
不動明の「デービール!」という掛け声とともにOPのイントロがBGMとしてかかって、着ているTシャツとズボンがビリビリに破けて巨大化するという本作お馴染みの変身バンクがあります。

この変身バンクを使う都合上、不動明の衣装は毎回黄色いTシャツとGパン(デニムパンツ)で変わりません。これをネタに「きっと同じTシャツとズボンを何枚も持っているに違いない」といった話をしていました。

2. ベルトの鞭
作中で不動明が喧嘩をするときなどに、ベルトを抜いて鞭のように使うことがありました。子供の頃、これを真似してベルトを振っていた記憶があります。もちろん、私は良い子だったので人を叩いたりはしてませんよ(笑)!

3. デビルウイング
使用するたびに、ほぼ毎回もがれます。観ているだけで痛い。そして不動明の姿に戻っても、背中に傷跡が二本の筋として残っています。

でも、また使っているところをみると結構な速さで再生しているんですよね…(笑)。

4. OP歌詞
「デビルチョップはパンチ力」ですが、チョップなのにパンチ力とはこれいかに…。

5. EDの背景アニメーション
サビの部分で東京タワーのデビルマンが展望台に座って腕組みしているシーンがあります。静止画ではなくちゃんとカメラが回り込むような動画です!

このシーンの作画が意外と良かったような記憶がありますが、思い出補正かもしれないです。

おまけ: 変身サイボーグ
タカラという玩具メーカーから「変身サイボーグ」という人形が発売されていました。基本的には透明なボディーのただの人形なのですが、これに着せるスーツとして当時のヒーローアニメや特撮とコラボしたものが出ていました。その中に、デビルマンのスーツもあったのを覚えています。私はサイボーグ1号の本体だけで、着せ替えスーツは買ってもらえなかったけど…。(ちなみにウルトラマンとかもありました。)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

Dkn さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

オヌシほんとにデビルマン!? いいえ、マーン!です。

(※ご指摘を受けて少し改変)

漫画へのリスペクトはあります

知らない方への宣伝力はありました

誰もが知ってる名曲を産みました


知らん!そんなもん関係ないわ!


漫画デビルマンとは似ても似つかない、ネタ的な扱いとされるTV放送版デビルマン

永井豪のは“デビルマン”。アニメ一作目は“デビルマーン!”。crybabyは“DEVILMAN”と、便宜上分けます。

デビ~ル!!の掛け声、デビルカッター、デビルウィング、デビルチョップはやめろ! マーン!
仮面ライダー等のヒーローに対するアンチテーゼが魅力の本作を何故ヒーローモノへと寄せてしまうんだ
“はじめて知った人の愛 すべてを捨てて戦う男”って‥それもう明くんじゃないよ!人間と獣で揺れ動く人の心
が重要なテーマだったじゃない。デーモン族のアモンそのものが人間を守るために戦ってどうすんだよ!!!

これだとアモンに美樹寝取られとるがな‥BADENDだよ。

OVA作品やコラボにネット配信など、数多くの作品が作られていて、これらの作品はマーン!より漫画寄りです

漫画1巻_「~悪魔復活編~」ではヒッピー思想を体現するような、生まれたままの姿で騒ぎ踊り、薬をキメた
男女の入り交じる空間で物語は締めくくられます。「まるでゴーゴークラブだ」と主人公の不動明が表した場所、
悪魔の儀式“サバト(夜宴)”の狂乱の中で、不動明が死に直面した時に悪魔アモンの力を取り込んで打ち勝ち
“デーモン族”を滅ぼす為の力を手にする。会場はみんな丸出し。永井豪作品の女子はドスケベで好きやでっ♪

DEVILMANでは、このシーンを入れてくれますね。ここでOVA等を含む映像化への不満。映像化した作品群が、
どこか垢抜けず腑に落ちない。制作陣が漫画から感じたのはイモっぽいイメージだったんでしょうか?
私はDEVILMANから1番近い印象を受けました。その説明だけで長くなるし、全作観た前提になるので割愛。

あらゆる動物と融合できるはずのデーモンが何故人間とだけ合体しにくいか?人間にある“理性”や“心”を
デーモンが嫌悪しているからで、戦いや破壊は生きがいであり長い闘争の歴史で刻まれた因子とも言える。
だからこそ人の心に潜む“悪の心”を利用し闘争や破壊の本能を増幅させ満たすことを目的としてるのですね。

子供向け娯楽作にあった筈のオブラートをすべて取り除いたような、【規制解除版!】を地で行く漫画の表現。
“闘争や破壊”は悪魔(デーモン族)が持つファクターであると同時に、日本のマンガやアニメそのものに重要な
ファクターとして、現代にも脈々と受け継がれてます。もー、全部だよ!全部つまってるから!!(語彙力消失)

マーン!の第一話は、
雪山で足を滑らせた不動明をデーモン族が襲いアモン含めた3人が宿り主になるため肉体の取り合いをする。
一見すると滑稽で微笑ましい展開。ダーティーな雰囲気と独自のSF設定解説から始まる漫画と大きく違い、
同時期の作品をハンコでついたような勧善懲悪とキャラクター設定は別モノ。‥怒りのラップ刻んじまいそうだ。
最終回もヒーロー物にありがちな作戦を敵側が実行。アッサリ解決し夕陽へ向かって走れ!な〆。やめてくれー!

寝込みを襲って解決!が容認される世界は◯イプマンぐらいですわ。漫画とここまで変えて揺さぶってくるとは
アニメ制作陣は中々の悪魔ですね。―――そうか!人間こそが悪魔なんだ!!!真理に辿り着いたぞ!!!


時代を象徴する作品のひとつ、「デビルマン」。
目に触れやすいテレビという媒体で印象的な主題歌のイメージを国民に植えつけた不朽の名作のアニメ版。

邦画「デビルマン」やコラボ作品含め、漫画と設定が違うことが今更気にならない‥(諦めが滲む)のは、
燦然と輝く映像化第一作目デビルマンが「「デビルマーン!」」な、パンツ一丁のレスラーだったからですよね
だからこそクリエイターがこぞって完璧な再現や漫画超えを目指すのかもしれません

これが良いことなのか悪いことなのか、、、



「悪いに決まってんだろうがああああ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

62.2 22 悪魔で魔王なアニメランキング22位
アスラクライン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (370)
2434人が棚に入れました
高校1年生を期に一人暮らしを始めることにした主人公・夏目智春。彼は3年前から自称守護霊で幼馴染の美少女水無神操緒に取り憑かれていた。
智春の兄、夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷・鳴桜邸(めいおうてい)に引越した日、鳴桜邸に二人の美女が来た。兄、直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女・黒崎朱理、そしてその晩、トランクを奪いに鳴桜邸へ忍び込んだ巫女装束の美少女・嵩月奏。この銀色のトランク「イクストラクタ」を手にした事を契機に、智春は世界の隠された真実と向かい合う。(

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、野中藍、田中理恵、森久保祥太郎、佐藤聡美、矢作紗友里、下野紘、豊崎愛生、こやまきみこ、石住昭彦、日笠陽子、甲斐田裕子、間島淳司、喜多村英梨、中井和哉、大原さやか、石塚さより、高木礼子、織田圭祐

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

世界の隠された真実と向き合う物語・・・登場人物の心意気に感動した作品でした^^;

この作品は、分割2クールの前半に相当するものです。
この作品の主人公は、この春高校に入学する夏目智春(なつめ ともはる)。彼は所謂普通の学生なのですが、3年前の飛行機事故で、同乗していた幼馴染の水無神 操緒(みなかみ みさお)を亡くしてしまい・・・それ以来、彼女は守護霊と称して智春に取り憑き、色々とツッコミを入れる明るい性格の幽霊と一緒に暮らしています。

高校入学直前、突然一人暮らしを余儀無くされた彼がオンボロ屋敷に引っ越してくると、智春の兄から預かったという銀色のトランクを、大切な物だから・・・と言って渡されるのです。
しかし、そのトランクには蓋がなく開け方が分からなかったので取り敢えず片付けておくのですが、その夜、巫女装束の侵入者が奪いに押し入ってきたのです。
ですが、トランクを奪いに来たのは巫女装束の彼女だけではありませんでした・・・
こうして銀色のトランクをめぐり物語が動いていきます。

そのトランクは機巧魔神(アスラ・マキーナ)と呼ばれるもので、動かすためには副葬処女(ベリアル・ドール)という生贄が必要となります。副葬処女は実体を持たない射影体・・・智春の場合は操緒ちゃんになるので、「生贄」という表現は適切じゃありませんけど・・・^^;
副葬処女は、演操者(ハンドラー)と呼ばれる機巧魔神を召喚できる人間の願いを叶え続けるのですが、機巧魔神を動かす対価として支払わなければならないのは、決して無くしも減らしもしたくないモノでした・・・
だから、機巧魔神は決して容易く動かせるモノではないのです・・・

もう一つ、この世界には悪魔が存在します。決して人間に害を与える存在ではなく、魔力が使える存在・・・という言い方の方が合っているような気がします。
悪魔は魔力を使えるのですが、こちらにも使用に伴う代償を支払う必要があるのです・・・
契約者と契約している場合は、魔力の使用によって契約者が契約悪魔への愛情を徐々に失ってしまいます・・・
そして、誰とも契約せずに魔力を使い続けると、非在化という現象が発生します。
軽度な非在化はそれほどでもないのですが、重度に進行すると身体が硝子の結晶のように変化してしまい、やがて消滅・・・死亡に至ってしまいます。
この魔力も出来れば使いたくない力です・・・^^;

強い力があります・・・でも、その力を使うには対価が必要です・・・
それじゃ、そこまでして本当に強い力を使わなければいけないのでしょうか・・・

主人公で機巧魔神の演操者である夏目智春には、副葬処女として水無神 操緒が、そして悪魔である嵩月 奏(たかつき かなで)が、智春のために自らを顧みることなく身体を張る姿を沢山見る事ができるのですが・・・
頑張っている分だけ、対価が彼女達から削り取られていると思うと、正直だいぶ心が痛みました^^;

心が痛む原因として2人のヒロインが良すぎた事・・・があったと思います。
操緒ちゃんのCVは戸松遥さんでした。操緒ちゃんのキャラの立ち位置はSAOのアスカ・・・キリトと仲の良い時のアスナによく似ていると思いました・・・戸松さんがこの立ち位置のキャラを演じたら完璧だと思っていましたが、まさに期待以上でした^^
流石戸松さんです♪
そして、奏ちゃんのCVは野中藍さんでした。奏ちゃんのキャラは人見知りで話しが苦手な性格の持ち主なのですが、一本筋の通った性格の彼女がうまく表現されていたと思いました。

でも、心が痛むのは主人公に対してだけじゃありません。
物語の中には、機巧魔神も悪魔もたくさん出てきます・・・それぞれが、それぞれの想いを胸に秘めて闘いが繰り広げられたり、仲間を助けようとします・・・
本当に失いたくないモノに対する後悔にならない後悔・・・大切なモノが掌からこぼれ落ちる様・・・そして2度と戻ってこない過去・・・
振り返ってみると、悲しみに満ち溢れた作品だったように思います。

それでも、「守りたいから・・・」という理由で自分の身に何が起こるかを知っていながらも頑張る彼女達の姿は、もう涙無しでは見れませんでした^^;

この作品は1期13話でしたが、分割2クールの後半が楽しみで仕方ありません。
もし、後半も面白かったら「お気に入りの棚」に是非入れたい作品になると思います^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

インパクトには欠けるが、非常にバランスの取れた作品

ん??意外と面白いぞ♪♪
シナリオ・キャラ・設定ともにグンを抜いた良さはないものの、どれも結構良い味を出していますね☆★
少し説明不足が否めないところ、話につじつまが合わないところ、などのマイナス要素もありますが、笑いアリ、泣きアリのバランスが取れていた作品だと思います!!

主人公の夏目智春は、何故かいろんな女性キャラにモテまくるギャルゲーの主人公的要素を兼ねていますねww
主人公にいろいろな人が慕ってくれ、みんなで力を合わせてといった王道的なところも個人的は結構好きですね♪♪

音楽に関しては【angela】は流石ですね♪
ファフナーを始め、こういうシリアスが入ったバトルものと相性は抜群♪♪
OP・EDがこの作品の魅力を引き出していますね☆★

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ギャルゲーの主人公みたいな主人公がちょっとむかつきますね。うらやましいな。

ストーリー

この作品の主人公、夏目 智春は高校入学を機に一人暮らしを始めることにしました。その一人暮らしを始めた所は智春の兄の夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷の鳴桜邸っと言う所です。しかし、智春が引っ越してきたその日にある二人の少女がやって着ました。直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女の黒崎朱浬とそのスーツを狙う巫女装束の美少女の嵩月奏でした。はたして、そのトランクになにが入っているのだか・・・

私の感想。

この作品は結構おもしろかったですね。はじめはどうかと思いましたが見ていくうちに少しずつおもしろくなっていきました。はじめこの作品がなぜあまり気に入らなかったと言いますと、やっぱりキャラクターデザインですかね。なんていいますか、今まで見た事が無いキャラクターデザインだったのですが、そのキャラクターデザインは最後にはかなり気に入りました。

そして、この作品の戦闘シーンが結構迫力が合って面白かったです。とくに機巧魔神を使った戦闘がかっこよかったです。普通の人間の戦いと違って迫力が違いました。

そして、何よりこの作品がおもしろかった所は主人公の夏目 智春の性格でしょうか、なんであれほどいろいろな女性から行為を向けられるのでしょうか・・ 作品としてはかなりおもしろいですが、(そして、私好みの作品ですが、)なんだか超うらやましくてむかつきます。私も人生の中で一度はああいう出来事は無いでしょうか・・・

私がこの作品の中で一番気に入っているキャラクターは嵩月 奏です。なぜなら、彼女のオッドアイな所がかなり萌えポイントだと思います。ってかかなり萌えました。オッドアイ可愛いですね~ 萌えですね~ 

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品はかなり結構世界観がはじめは世界観がまったく意味が分かりませんががんばってある程度まで見てください。おもしろいので、是非見て下さい。噂ですともう2期があるっという事なのでそのほうもかなり楽しみです。

オープニング

「Spiral」
なんだか渋いっていうか、なんだか女性ボーカルな曲なのですがかっこいい曲です。キャラクターデザインもかっこいいですし、ネタバレもほどほどでいいですが、曲がかっこいいです。全体的にかっこいいです。

エンディング

「Link」
オープニングと比べて静かで穏やかな曲です。しかも結構かわいい曲です。ヒロインたちが可愛いです。そして、バックに移した画像がかなりかっこいいです。この作品の曲は何でこんなにかっこよくしているのでしょうか・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

72.0 23 悪魔で魔王なアニメランキング23位
転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編(アニメ映画)

2022年11月25日
★★★★☆ 3.8 (97)
471人が棚に入れました
の西に位置する【ラージャ小亜国】。

かつては金の採掘で栄えていたが、今はその繁栄は見る影もなく、

湖は鉱山毒に侵され、国は危機的状況に陥っていた。

女王「トワ」は、王家に代々伝わるティアラの魔力を使い、毒を取り除いて民を守っていたが、

その代償としてティアラにかけられた呪いを全身に受けてしまい、命を蝕まれていた。

そんな中、テンペストに突如現れた、大鬼族オーガの生き残り「ヒイロ」。

ベニマルたちの兄貴分だったというヒイロは、トワに命を救われ生き延びていたのだった。

自分を救ってくれたトワと【ラージャ小亜国】を守るため、

テンペストのリムルに助けを求めに来たヒイロは、ベニマルと運命の再会を果たす。

ラージャの危機を救うため、そしてトワにかけられた呪いの謎を解くため、

リムルたちはラージャへ向かうが…。そこには驚くべき陰謀が待ち受けていた!
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

少しヒヤッと、そしてラストは・・・

オリジナルアニメであること。
ベニマルの兄貴が登場することのみの前情報で視聴しました。
兄貴と言っても兄者なんですね。
どうも血のつながりはないもよう。
それにしても、この二人よく似てる。

時はオーガの里が襲われた頃のこと。
クレイマン陣営に傭兵として雇われていた兄者が、襲撃の報を聞き脱走。
追手との凄惨な戦闘シーンより始まります。
そして瀕死の重傷。
ラージャ小亜国の女王トワに助けられます。
傷の手当を受けるために、ヒイロと名づけをされ配下に。
このラージャ小亜国のある呪いが物語の発端となったのです。

{netabare}本編は、ワルプルギスの後なので2期直後の話です。
だから、リムルは圧倒的な力で問題を解決します。
ラストも、ああもうスカッてしたなって感じ。
基本、転スラの規定路線と言えるでしょう。

驚いたことに、黒幕はウルティマことヴィオレだったんですね。
でもまあ、ディアブロ対ヴィオレ戦は見応えがありました。
ディアブロが手加減してたから、実力差は圧倒でしたが・・・

悪魔だからでしょうか、ヴィオレは不敵な悪女です。
ただ、筋を通す性格だから結構気に入りました。

羽目を外したヴェルドラとミリムのオチはいつも通り。
まるで、リムルが怖いお母さんのようでした。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

純粋で正直者が報われる世界でした

けっこう楽しませていただきました。
リムルをはじめとした多くのキャラクターが、それぞれの個性を発揮して活躍します。
しかし、今回の主役はヒイロとトワのような気がします。この二人の純粋さと正直な心が印象的でした。
そして最後は心温まるハッピーエンドとなったので、大変満足です。


今回は、かつてベニマルたちの兄貴分だったヒイロが登場します。
戦いに敗れて瀕死状態だったヒイロはラージャ小亜国の女王トワに救われます。
ラージャ小亜国は昔は金鉱山の場所として有名でした。
ですが今では金は堀つくし、国民の生活は苦しい状態でした。
ヒイロはトワに受けた恩を返すため、テンペストのリムルに助けを求めます。

リムルはラージャ小亜国の救援に向かいますが、そこには驚くべき陰謀があったのです。

ヒイロもトワも大変純粋で正直者です。
しかもお互いに自分の命をかけてまで相手を救おうとします。
この二人の思いやりの心が良く表れており、二人を見ていると頬笑ましいです。

しかし、ヒイロもトワも、仮に現代で生活したら詐欺師にすぐに騙されるでしょう。
確かに現代は大昔に比べて暮らしが豊かになりましたが、人を疑うことをしない純粋な心の人たちが住みにくい世界です。
私達よりも、あの二人のほうが心が清らかなのでしょうね。

ところで、
リムルの仲間たちは、相変わらず強いですね。
ベニマルが強いのはもちろんのこと、ディアブロの強さといったら、もしかしてリムルよりも強いのかもしれません。
さらにヴェルドラやミリムも、リムルと同じほどの強さだし、
ソウエイやハクロウの強さは、みごとというか芸術的な強さですね。
もちろんランガやゴブタやガビルたちも活躍します。
それにシオンは、「料理」というリムルをも負かすほどの最凶の武器を無意識に使いますし…。

残念だったのは、シュナちゃんの活躍の場が少なかったことです。
私は個人的に、シュナちゃんの出番を増やしてほしかった…(:_;)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

人気作品の劇場版!
原作は未読なので、原作を劇場版化したのか単なる外伝なのかは知りませんが、転スラは告知から見に行こうと考えてました。

さて、視聴前に私は劇場版で心配事がありました。
1期はあんなに面白いのに2期では会議ばかりで会話が殆ど……ダレてきましたし、あれだけ作戦や情報収取してたのに肝心のクレイマンは雑魚過ぎです(*꒪꒫꒪)
呆気なさが目立った2期からの劇場版。

劇場版で会話と呆気なく終わる戦闘シーンにされたら辛いなぁ〜とは思うのが心配事でした。
さて、劇場版はどうだったのか……

良い話でした。
基本的な物語の展開やリムルの人の良さだったりはアニメ通りで劇場版と言うよりはアニメを続けて見ました感がある物語で馴染みやすいw

キャラは劇場版なんで出せる時に出せ!精神で一通りのキャラに出番とセリフが用意されておりテンペストメンバーは基本登場しますがあれだけキャラが多いので活躍となれば1部になりますけどね。

戦闘シーンの見せ場としてはディアブロと紅丸ではないでしょうか?
ディアブロはアニメでは出たのが後半なので出番は少なく戦闘シーンも少なかったけど、今回は劇場版で見せ場もあり、最後のディアブロへのリムルの言葉{netabare} 「お前、まだいたのか?」 {/netabare}には今回頑張ったのに扱いが少し可哀想w

紅丸は兄貴分で今回の劇場版の新キャラのヒイロと戦います。
{netabare} ヒイロは姫様に命を救われて居て、トワの自分の事より民や他者の事を考えられる姫様で彼女に恩を返したいし、そんな気持ちを利用され暴走させられます。
戦いは紅丸の勝ちでヒイロは紅丸に「強くなった」と言うけど、紅丸は「ヒイロが強かった」と言います。

それは多分、ヒイロは暴走状態で自分の意識を取り戻したから自分自身に勝てたからです。
自分自身に勝つって凄く難しい事だと思います。
でも、多分そこに勝敗の有無がつくとしたら…………気持ちの強さ。
大切な人や大切な事を思う優しさとか心の強さかな?と思います。 {/netabare}


リムルに関しては……強すぎでしょう……
{netabare} リムルの戦闘シーンって基本は鬼ごっこで、追い詰めて会話して、敵が覚醒して力を出す前に捕食…………VSクレイマンと変わらないじゃないか!(*꒪꒫꒪)
少しくらい大スクリーンでリムルの攻防戦見せてよww

リムル……強すぎて敵がいない……リムルに勝てるのはシオンの手料理くらいではないですか?
劇場版のリムルのピンチってシオンのクッキーを食べさせられかけるシーンがピークじゃん( ˙-˙ ; ) {/netabare}
戦闘は迫力も何も無いリムルさん(*꒪꒫꒪)


トウワはね。
この人は、私は1番強い人だと感じました。
リムルや紅丸やディアブロやベルドラとか強いキャラが強さを持ったキャラや仲間を思いの人達が多い転スラキャラ達ですが、それとは別の強さ。

自分が呪いで生命力を失われつつある時にヒイロに名前を授ける。
{netabare} 間違えば自分が死ぬかもしれないのに躊躇なく、そして自分に力がなくヒイロの仲間を救えなかった事にヒイロに頭を下げられる。{/netabare}

名付け相当消耗するらしいです。
{netabare} リムルは何人もの仲間を名付けてるけど、それは自分にそれだけの力があるからです。
リムルだって凄いけど、彼女はそれほど力がないのに自分の事よりもヒイロの命を優先できる。
きっと、ヒイロを助けても気絶しなければ彼女は仲間も救い続けたでしょう。 {/netabare}
それができるのはホントに強いからです。

{netabare} 泉から湧き上がる鉱山毒を自分が呪いに蝕まれる事を覚悟で民の為にって頑張るお姫様。
ホントにTOPに立つ人の素質がある人だと感じます。
自己犠牲だなんて言葉で終わらせたら、それまでですが自己犠牲なんて誰もが出来るものじゃないし、それが正しいとは思わない。

けど、姫様の「民の為に」って気持ちは本物だから、素敵だと感じました。

後は、暴走ヒイロから紅丸を庇おうとしたシーンですが、これは単純に紅丸を助けようとしたのではなくヒイロを助けようとした。 {/netabare}

ヒイロは凄く傷ついています。
{netabare} 仲間や里を失い、恩師である姫様の力にもなれず気持ちを利用されて紅丸と……せっかく再開出来た仲間……友達と戦わされて、彼が紅丸を切りつけたらダメなんです。

仲間をヒイロに斬らせてはいけない。
せっかくお互いに生き残れて再開出来たのにヒイロが紅丸を斬るとヒイロは更に仲間を傷つけたと言う罪悪感に更に心が押しつぶされる。
だから、姫様は紅丸の盾になったのかな?って思いました。 {/netabare}
大切な仲間を自分で失わせない為に。

それに姫様は多分……
{netabare} ヒイロが刀を止める確信があったのかな?って。
過ごした時間は短いけど過ごした時間は確かな絆を育んでいるから、理屈じゃなく姫様がヒイロを見てきたその時間が、彼女にそう信じて立ち上がらせたのかな?ってw

結局、ティアラの秘密も明かされて民の為のものでしたね。
先祖代々、民の為や他人の為に選んで選択出来る強さがあったんですね。

最後も、ヒイロを救う時に「願い」を使い対価として自分の命を引き換えにしてヒイロを助けたり、ホントに人を大切にしてる姫様なんだろうなぁ〜と思います。{/netabare}

もっと自分も大切にしなよって思うシーンもあるんですが、彼女のその生き様が沢山の命を守り助けてるのですから、やっぱ凄いなぁ〜ってw
リムル達も評価してたけど、誰かの為に頑張るってのはホントに凄いことで簡単に出来る事じゃない。

だから、私は彼女が人として1番強い気がしました。
戦う力はなくても守る強さや誰かを想う優しい力があるのだと。

最後は転スラらしい終わり方ですね。
リムルが帰宅すると街がwww
ベルドラは監視をしてた方がいいんじゃない?ww


ラストは私は少し最後は感動したみたいで泣いてしまいました。
違いますよ!最後ってベルドラがお仕置された件じゃないですよ?
ミリム?ミリムがお仕置されたシーンでもないです!

姫様とヒイロの方ですよ!

最後は{netabare} 𝑯𝑨𝑷𝑷𝒀 𝑬𝑵𝑫で良かった。
2人はもう同じ時代を生きれないのかと思いました。
こんなの悲しすぎるって思ったのでホントに良かったです。

姫様はリムルに本音で話し合えるリムル達が羨ましいと話してました。
多分、ヒイロは恩を感じてるから自分の傍に居て無理に止めさせてしまってると思っていたんだろうけど、きっと彼が姫様の傍に居る理由はそれだけじゃなくて、リムルが言うように気持ちは縛れない、それが多分答えなんだろなぁ〜
その意味に姫様がいつか気づいて欲しいなぁ〜と思いましたが、打ち上げでの2人の後ろ姿を見てたら心配ないかな?って{/netabare}

最近は優しい物語を見たり思い出したら涙が出てくるくらいに私はよく泣いているので、視聴者さん達が感動しますか?と言われたら、感動要素を弱く感じる方もいるかもしれないし解らないのですが、私は泣きましたw
涙脆いって嫌だw
直ぐに泣きながら劇場を歩く事になるからEDで頑張って涙拭うのが大変なんですw

って事で劇場版はよかったですw
サブタイトルに編って入ってるから編シリーズで他にも何か制作されるんじゃない?って思ってるのですが、どうなんだろ?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

58.8 24 悪魔で魔王なアニメランキング24位
AMON デビルマン黙示録(OVA)

2000年1月1日
★★★★☆ 3.2 (24)
76人が棚に入れました
元となっているのは、永井豪の伝説のコミック「デビルマン」を、衣谷遊が新たに描いた漫画。物語は、人に化けたデーモンが社会に潜伏するようになり、人々が疑心暗鬼にかられて悪魔狩りを始めたころから始まる。最愛の人を失い絶望したデビルマンは、自分が取り込んだはずの悪魔・アモンに精神と肉体を支配されてしまう。蘇ったアモンが選ぶ道とは?

だわさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

強烈なグロシーンで綴るifの世界を描いたオリジナルストーリー

オリジナルストーリーとは言え、原作の内容を踏まえた話なので、
先に原作(特に漫画)の世界観と大筋のシナリオを把握していないと全く意味がわかりません。

ちなみに、漫画とアニメは全然違います。
少年向けで勧善懲悪ヒーローの要素が強いアニメ版はグロシーンもあまりなかったように思います。
漫画の方は、グロシーンも多く、話の筋もアニメとは全く違い、人、神、悪魔の関係を煮詰めていく話になってます。

この作品は漫画の方の「if」の物語ということになってます。

まあこの作品、原作を把握した上で視聴しても、説明不足な感じがずっと付き纏うような印象で、
丁寧な作りとは程遠いかなと思いますが。
でもデビルマンシリーズが好きなら、こういうトリビュートな作品でもワクワクしてしまうのはなんででしょうw

冗談ではない強烈なグロテスクな表現があり、
もはや見る人を選ぶというよりは、デビルマンの世界観が好きでないと見ない方がいいかもしれません。

物語は話の結末までを描いてくれたワケではなく、グロイ要素を抽出したような作りになっていて、
なんか見ていたら頭がおかしくなりそうなんですけど、
ファンにとってはAMON VS デビルマン を見せてくれるため確認したい作品かなーと思います。

最後になりますが…
なんかこう、例えアニメでもグシャグシャになった人間を見るのって、けっこう記憶に残っちゃいますよね。
自分の中の怖いもの見たさのテンションは上がるんですけど。
何年か前、この作品をはじめて見たときに記憶に残ったアレな映像は今でも記憶に残っちゃってますw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

これはイカンと思いましたが、しょうがないのかも

追記
他の方のレビュー見て、アモン対デビルマンと言う展開だったと知りショックです。マジすか。
全然覚えてないって事は・・・やはりアレな作品認定ですw
確かに観ながら、早く終わんねぇかなと思った記憶あるしなぁ。
余程俺には合わなかったんでしょう。

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随分前に妻が何故か入手してくれたので、アレ~OVAのデビルマンの続き出てたのか~と期待して視聴したのですが。

 原作準拠のデビルマンが見たい人にはアレです。無駄にアレンジしすぎ。
原作好きもTVアニメ見てた世代も既に皆オッサン。
そういう世代が作品に対する愛をもってアニメ化してくれない限り、恐らくデビルマンという作品を私たち世代にも納得のクオリティでは映像化出来ないと思う。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アモン

不動明


見る機会があって、実はデビルマンシリーズ見てなかったんですけど、これだけ見ました。
テレビ版は相当子供向けなイメージでしたけど、本来の永井豪作品と言えばそうなのですが、イメージが覆されましたね。
残酷な描写が克明に描かれて、幼馴染一家は勿論のことユミなんかは相当・・・

OVAはこんな感じなのですね、絶対に「誕生編」も「妖鳥死麗濡編」も見よう!と思いました。

ただ両方とも本作より10年以上古い作品で、声優とかも変わっちゃってるんですよね。
比較的馴染み深い名前の多い本作の方が好きかもです。

緊迫感のある音楽です。

永井豪特有の揉み上げ、主人公に似てる友人がいるんですよねー、どうでもいいですけど。


絶対にOVAシリーズ通して見るマン!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

70.6 25 悪魔で魔王なアニメランキング25位
転生したらスライムだった件 第3期(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (171)
690人が棚に入れました
クレイマンを倒し、正式に魔王となったリムル。魔王たちの宴(ワルプルギス)を経て、リムルの支配地域はジュラの大森林全体に広がった。その影響で各種族の代表が挨拶しに殺到することが予想されならばいっそのこと魔王リムルのお披露目と、テンペストの新規住民獲得も兼ねた「開国祭」の開催を思いつく。 一方、魔物を敵視するルミナス教の総本山・神聖法皇国ルベリオスでは、聖騎士団長・ヒナタがリムルのメッセージを受け取る。しかしそれは、何者かによって改竄された宣戦布告だった。テンペストにヒナタが向かっていると報告を受けたリムルの決断はーー。真の敵と味方を見極め「人魔共栄圏」という理想を追い求める、リムルの新たな挑戦が始まる。

声優・キャラクター
リムル:岡咲美保
智慧之王:豊口めぐみ
ヴェルドラ:前野智昭
ベニマル:古川慎
シュナ:千本木彩花
シオン:M・A・O
ソウエイ:江口拓也
ハクロウ:大塚芳忠
リグルド:山本兼平
ゴブタ:泊明日菜
ランガ:小林親弘
ゲルド:山口太郎
ガビル:福島潤
トレイニー:田中理恵
ミリム:日高里菜
ラミリス:春野杏
ディアブロ:櫻井孝宏
ヒナタ:沼倉愛美
ダムラダ:浪川大輔
グランベル:小野大輔
マリアベル:水瀬いのり
レナード:野島健児
アルノー:竹本英史
バッカス:飯島肇
リティス:相川遥花
ギャルド:駒田航
フリッツ:村田太志
サーレ:千葉翔也
グレンダ:日野まり
グレゴリー:山根雅史
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

楽しみだった開国祭が面白く感じなかったので断念します。

 原作でかなり面白かった開国祭が、面白くなくて断念しました。すでに1度断念してますけど、この部分は結構楽しみにしてたので残念です。3期は1話が面白かったので期待感はあったし、ラミリスのところとか面白かったんですけど、それ以外は「やっぱり…」という感じですね。

 会議、冗長、説教臭い、演出…いろいろ指摘したい部分はあります。がちょっと驚いたのが、原作を読み返しましたが、高評価だった1巻~2巻くらいもつまらなく感じました。不思議なものです。

 ということで3期は再度撤退します。


1話 意外なことにテンポも作画も演出も良くて面白かったです。

{netabare} 意外なことに…というと失礼ですけど、1話面白かったです。2期のダラダラ感とスピンオフのせいで作品に対して反発心がないわけではないですが、試しに見たら1話はスッキリしていて面白かったです。
 また、シオンが「肉塊」にしたファルムス王をどうやって描くのか気になっていたので、そこはテレビ向けに工夫したなあという感じでした。

 原作の既刊分21巻は買って読んでいるのですが、19巻以降は1回しか読んでいません。要するに結論が知りたいだけなので。この作品は「会議」と「進化・強さの説明」「バトルシーン」を半分以下にできていればずっと面白かったのにというのが感想です。ですが、東の帝国との戦いの前半まではそれでも面白いのでそこまではアニメも付き合うつもりです。

 今回は開国編、お祭りまでやるんでしょうか。そこまでは原作は普通にワクワク感がありました。アニメ3期の本作については、テンポ、作画、演出など1話が良かったので、このままなら面白く見られると思います。(1クールだとお祭りまでやるのは結構つらいかな?でもそれくらいのテンポの方がクオリティが担保できると思います)

 それにしてもシオンの胸よ…久しぶりに視たら相変わらず強烈でしたね。 {/netabare}


2話 23時からの地上波2クールなんですね。それでレベルが上がったのかな?

{netabare} そうか、フリーレンのあと枠で地上波23時の優遇枠で2クールなんですね。道理でアニメのレベルが上がっていると思いました。ルミナスが結構この絵柄にしては美しく描けていますし、1場面の長さはぎりぎり飽きる寸前で調整されている気がします。シリーズ構成とか演出の水準が上がったのかもしれません。
 2話ということで、説明的な回でしたが、原作を比較的テンポ良く消化している気はします。2クールなら区切りで考えるとやはりお祭りまでかな?つまり、ヒナタ、ルミナスメインで進む感じ?

 アニメ人気が一般化されて「オタク」が大衆化しましたが、怪我の功名ですね。視聴者が増えて、スポンサーがつけば作品の質は上がるということでしょう。その意味では「フリーレン」の成功はアニメ界にとってプラスだったのかな。 {/netabare}


3話 会議と打ち合わせ多すぎ問題ですが、初見の時は会議も面白かったよな、と思い出しました。

{netabare} 街づくり、支配領域、新しい民…多分、原作を読んだときはかなりワクワクしたんだと思います。ただ、原作を読んでしまうとバトルや緊迫感がないのでちょっと退屈になります。
 このお祭りに動き出すまでって、一番面白かった部分だったと記憶しています…初見では。

 この作品、2期について会議の悪口とか冗長感の批判をしましたが、街づくりの構想とか情報交換とか対策とか、そういうのを含めて初めて原作を読んだときは多分楽しんでたんだろうな、と今回の話を見て思いました。

 アニメが原作に忠実なだけに余計会議的なものが退屈に感じるのかな、と思います。ですが、今回はアニメとして出来がいいので、原作未読のアニメ勢だったらしっかり楽しめる気もします。

 ただ、です。ミリムからの手紙の時のミリムのイメージですが、それは違う気がします。あそこは「切実で必死」な場面です。その解釈違いは駄目でしょう?伏線というほどではないですが、結構、後に響きませんか?{/netabare}


4話 やっぱり会議回はつらいなあ…

{netabare} 今週は同じメンバーの会議がずっと続いたので辛かったです。溜めておいて、会議シーンは飛ばしながら見ようかなあ… {/netabare}

5話 会議すぎて断念。

 まあ、多分ですけど24春の整理がついてくるとか、シーズンの端境期に見るかもしれません。最近作品数が多すぎて、古い良作が見れてないので早めに決断します。


13話…かな?面白い回もたまにあるから何とも言えない。

 断念したとはいえ、ポチポチ話だけは追っています。ちょっとヒナタとバレンタインがテンペストに訪れたときの宴会があまり面白くなかったので「あーあ」と思いましたが、今回は面白かったですね。1話もそうでしたけど、少なくとも3~4つの場面に分けて場面を見せてくれると面白さが感じられる気がします。

 それでもエルメシアのシーンがちょっと長すぎるんですよね。そこで飽きてしまいます。つまり、今13話?だと思うのですが、これを7,8話…せめて10話くらいでやっていれば…そして、面白いポイントを外さなければ、まだまだ面白い話だなと思いました。

 13話を見る限り作画はかなりクオリティがいいと思います。来週は多分迷宮作りかな?最も面白いエピソードの1つなので、また、拾い見していきたいと思います。


 15話 4鬼人が絡むとつまらないのかな?迷宮回は面白いです。

{netabare} この数回は結構面白い回が続きました。で、気が付いたんですけど建設的なことをしている回は面白いですよね。国造り、迷宮作りなどです。

 それと関連しますがラミリスはキャラが面白いので、十分面白いです。面白くないのが4鬼人…特にベニマルが絡むと一番つまらないかなあ。シュナとソウエイも…か。シオンは場合によりますね。もちろん会議にからむキャラということでしょうけど。{/netabare}




 
 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

会議ばっかりしてたらクレームきた件

3期になっても相変わらず会議ばっかりしていて笑えますよね
今期はバトル少な目でみんな大好きな会議と外交、国の運営が話の中心なので、2期以上に会議の印象強い

会議して会議して会議して会議して、祭りの準備して、たまに敵が襲来して会議して戦って仲間が増えて勢力が拡大して会議して祭りの準備して会議して・・・
一期から続くワンパターンな展開の合間にちょっとずつ物語が動く
これは飽きられても仕方ない・・・

ストーリーは面白くて先が気になるんですけどね、なかなか話が進まない

この作品って、リムル帝国のメンバーと彼らのお祭り騒ぎが好きだから見てるところあるので、結局見るんですけどね

真剣に見るアニメじゃないので、だらだら見るのがオススメ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

会議と祭り、宴会後ちびっとバトル、また会議…。

 最終話(24話)まで観ました。2024.10.03

 会議、宴会、祭り、武闘会のトーナメント戦…。東京オリンピックや大阪万博で露呈している、祝賀資本主義もかくやと言った感じの3期でした。

 祝賀資本主義とは、昭和の高度成長期を忘れられない老害が、借金を重ねて将来世代の未来を食いつぶしながら開発独裁アンド金儲けのためのイベントで経済を回す収奪式の焼畑農業的国家運営のことです。そして、儲かるのは一部の権力者だけという…。

 低成長なら良い方で、衰退期の現代を生きている我々としては、ジュラの森をバンバン開発して、交易を活発化、人口増加に技術的イノベーションも起きている、リムル率いるテンペストは、とても眩しく見えます。

 その上で、テンペストは需要を喚起するために、イベントを打ち上げながら経済を回そうとします。もちろん、リムル周囲のキャラだけが利益を得ています。国民のパンピー達は、労働の対価にパンを得ていますが、トリクルダウンのおこぼれに預かっているだけにすぎません。パンとサーカスで支配された愚民の群れです。

 ただ、高度成長期期なら祝賀資本主義も、上手く回るんですよね。コレでお祭り気分になった国民が大いに消費をして好景気になり、トリクルダウンで貧民も潤います。低成長期の現代だと、借金のみが積み重なり、国民負担が重くなるだけなのが問題なのです。

 俺も高度成長期に国家の舵取りをしたかったと言うルサンチマンをアニメ化した様な作品ですね。あぁ…果たせなかった経済成長への想い…。この、3期を面白く無いなんて言う視聴者は、この作品の本質を理解していない経済的敗北主義者なんでしょう。

 昭和の夢をもう一度と言う事で、作品としての需要はある様です。4期と映画化が決定しましたが、このノリにどこまで付き合っていけるのか…。色々なモノを試されている気分がします。

 貿易黒字を投資に回して永遠の繁栄を夢見た日本…。どこで間違ったんでしょうね…。リムル達は、戦争で経済回そうとはしませんが、限界まで開発が進んだら、最後は戦争経済に突入しそうではありますね。アニメ的にはそっちの方が面白いかな?

………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2024.05.14

 皆様が書かれている様に、マジで会議しかしねぇ…。しかも、これは会議ですら無く、リムルへの報告会ですね。別に議論で方針を決めたりはしません。

 組織や国の動きを説明するのに、主要メンバーが一堂に会して情勢の報告会をやるのは、親切と言えば親切なのですが、アニメで観て面白いかと言うと…。

 相手陣営も会議…と言うか、策謀の説明会と言うか…。これからこんな悪巧みをしますよ〜的な集まりを延々としますが、敵陣営の話は必要?

 話の迫力は皆無です。やりたい事は分かりますが、アニメ化の仕方が下手すぎます。分かりやすさ優先ですが、視聴者は全員小学生ではありません。

 子供向け戦隊モノで、物語の冒頭で敵幹部が集まって、今回の怪人の能力と作戦を説明をしてから物語スタート!みたいな感じです。

 視聴者の読解力が無いことを前提にしているかの様な作り方に、馬鹿にされている様な気がします。

 しかも、大体ベルドラ他仲間達の圧倒的暴力で解決する話なので、時間の無駄にしか思えません。

 トップダウンで全てやってしまう、チート主人公独裁なろうと違い、民主的な感じにしたいのでしょうが、事ある事に幹部が集まって会議では、組織が機能不全を起こします。

 全員野球の零細企業じゃ無いんだから、部門事の招集で良いでしょう…。まぁ、ネタアニメとしては、優秀なのかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
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