2024年度の恐怖おすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の恐怖成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月10日の時点で一番の2024年度の恐怖おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.6 1 2024年度の恐怖アニメランキング1位
ブルーロック VS. U-20 JAPAN(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (107)
378人が棚に入れました
──全てを賭けて挑め。 いくぞ、才能の原石共よ 時代を変えるのは俺たち“ブルーロック(青い監獄)”だ── 日本をW杯優勝に導く世界一のストライカーを育てるため、 日本フットボール連合は“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトを立ち上げる。 プロジェクトに招待されたのは300人の高校生。 しかも全員FW(フォワード)。 脱落すれば将来、サッカー日本代表へ入る資格を失うという極限状態の中、 選ばれし才能の原石たちは、ストライカーとしてのエゴを次々と覚醒させていく。 時に他人を蹴落とし、時に自らの進化を以て、過酷なセレクションを生き残ったのは35人。 エゴが渦巻く熱狂のサバイバルを乗り越えた彼らは、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの存続を賭けて、U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)へと挑む! 今、己のエゴを世界に刻むため、自らの手で運命を変えるため、史上最もアツい戦い(試合)が始まる。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この辺がピーク!?選手の個性の魅せ方は相変わらず上手いが「イキリ芸」等限界も見えてきたような・・・

【レビューNo.169】(初回登録:2025/2/9)
コミック原作の2024年作品。全14話。
1期のレビューを書いたので引き続きということで。

(ストーリー)
”青い監獄プロジェクト”について否定的な見解を示している日本フットボール
連合に対し、その成果を示すべく
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」
の試合が組まれることになる。
負ければ「ブルーロックは消滅」と潔達の生き残りを賭けた戦いは続く。
この1戦に臨むにあたり、まずはブルーロック代表の座を賭けた(3次試験を突
破した)35名による選抜試験が開始される。
一方日本フットボール連合は糸師凛の兄で「新世代世界11傑」にも選出されて
いる糸師冴を招集したのだった。


(評 価)
・相変わらず「成功哲学」や「論理的思考」の入門書としてよく出来ている
 個人的には1期のレビューで書いたように「サッカーアニメ」というより、
 半分「成功哲学」の教科書という見方をしているんですよね。
 1期では
 ・ゼロベース思考
 ・再現性の方程式
 といった概念が提示されましたが、2期では
 ・FLOW(フロー)
 について語られます。

 FLOW(フロー)とは
 {netabare}・人間が自らの"最適経験"により獲得する精神の『没頭状態』である
  (一種の覚醒状態的な)
 と定義づけされ
 ・FLOW(フロー)に入るための条件 →それは挑戦的集中
 ・つまり自分にとって適度な難しさの目標に向かうコト
  (「挑戦」と「能力」のバランス)
 と解説されています。
 要は「自分の能力に相応しい挑戦をしよう!」ってことですが。{/netabare}

 若年層の方にはこういう部分もしっかり観て取り入れていってほしいですね。
 本作はそういった話を分かりやすく解説してくれているので。


・個人的には「ひおりん推し」w
 本作では潔たちとは別棟から勝ち残ってきた新キャラも続々と登場します。
 個人的には烏旅人と氷織羊(ひおりん)の関西ユースコンビが好みでしたね。

 特にひおりんは本作では珍しいおとなしい雰囲気のキャラで「大丈夫かいな」
 と心配でしたが、途中出場すると
 {netabare}「むき出しにするだけがエゴじゃないで」
 「ほな終わらせよかブルーロック」
 意外と「内面には熱いもの」を秘め、武器であるタメや精密なパスでしっか
 り試合を組み立てていくという「仕事人ぶり」にすっかり魅了されてしまい
 ました。
 個人的には「ひおりん推し」でいこうかとw

 「FWばかり集めたチームでDFどうすんねん?」
 という疑問もありましたが、選手の特性を生かしたコンバートは意外と説得
 力があり、二子のDFなんかはなかなか面白いなあって感じで観てましたね。

 FWの方はU-20DFにオリヴァ・愛空という強キャラがいるので、潔が
 ・愛空を出し抜くために常に思考を巡らせつつ
 ・味方内でも個性の食らい合い、出し抜き合い
 「むき出しのエゴ」といった本作の個性を失うことなく、アップデートして
 いく姿をしっかり描いていたと思いますし。
 特に潔のラストプレーは、「運のカラクリ」といった1期での敗北を糧に学
 んだことをここで活かすとか!!
 この終わり方も見事だったと思います。{/netabare}

 ただ他のレビュアーさんも指摘していますが、1期に比べ止め絵が多く紙芝
 居状態になっているのが・・・・
 しかし、優秀なアニメーターが不足していて、奪い合いになっているという
 業界事情なんかもあり、あまり過度な作画レベルを求めるのも一考の余地が
 ある段階にきている気もしますね。
 とはいえ、本作は「もう少し頑張れよ!」とは思いましたが。 


・「イキリ芸」は飽きてきた
 「『新世代世界11傑』にも選出されるほどの糸師冴って人格者なんやろなあ」
 と勝手に解釈してたのですが・・・よく考えると1期早々に
 ・国内チームでプレーする可能性を聞かれ「死んでも嫌っすね」と即答
 ・「俺は生まれる国を間違えただけです」と豪語
 コイツのっけからイキッてたわw
 案の定2期でも最初から
 「U20をチェックしたが一言でいうと”クソ”だ。特にFWは”ヘボ”を煮込んだ
  ”ゲロ”しかいない。」
 むしろコイツが一番イキッてるまであるやろwww

 試合中も「ヘボエース」だの「クソキャップ」だのそろそろこんな「イキリ
 芸」には飽きてきた感がありますね。
 しかも最初からラリッてた士道はともかく、最後は{netabare}凛までトリップするとか・・・{/netabare}

 とはいっても今更この芸風は変えられないでしょうが。


選手の個性の魅せ方は抜群に上手い作品ではありますので、そこは遺憾なく発
揮されていたように思います。
試合展開も熱かったと思いますし。

ただ「イキリ芸」は食傷気味になってきたし、FLOW(フロー)の概念は面白かっ
たですが、そのみせ方が(スーパーサイヤ人的な)インフレ暴走ギリギリにな
ってきて、今後この作品の魅力である「インテリジェスでサッカーを語る」と
いう部分とのバランスが上手くとれるのかという疑問を感じたのも確かですね。

”青い監獄プロジェクト”も次のステージに移行するようですが、
「振り返ればここがピークだったな」
とならなければいいですが・・・

投稿 : 2025/04/05
♥ : 15

元毛玉 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アニメじゃない!ほんとのことさー。

原作既読。

お話のざっくり概要

特別強化選手に選ばれた主人公の潔たちは、青い監獄と呼ばれる施設に閉じ込められ、日本代表として生き残るための椅子取りをかけたデスゲームの日々。
そうして生き残った潔たちは、ついに日本代表との生き残りを賭けた試合へのチケットを手にするのだった。

だいたいそんな感じ。

※ちなみに原作も基本的にとんでもスポーツ物で、あくまでエンターテインメント寄りの作品です。作者はリアルなサッカーの描写にはこだわっていないのかもしれません。好きだったらあんな支離滅裂な物は書けないでしょう。(だから別物のエンターテインメントとして楽しむことをオススメします)

まず、最初に言っておきます。
私はなるべくなら酷評をしたくないのです。
最近は、酷評レビューが増えているのですけど、不本意ではあります。
原作も読んでいるので、本当は好意的なレビューを書きたかったことだけは先に説明しておきます。


これはアニメではありません。
フルカラーで動く紙芝居のような何かです。
ぶっちゃけ、紙芝居の方が余程良いとさえ思えます。

色々な大人の事情や、政治的な圧力がかかったのかも知れません。
でも、これはアカンでしょう。

見終わった当初、「感情的になりすぎているだけだ」と、自分自身を戒め、すぐにレビューを書くのは差し控えました。

そうして時間をおいて冷静に見つめた上で、客観的な評価を下すなら……この作品の作画は0点をつけるに値するということ。

ええ、ええ。分かりますとも。
昨今のご時世だと、原作に忠実に作らなければボロクソに言われてしまうし、忠実であろうとしたことは分かります。
それに尺の都合もあって難しいことも分かります。
キャプ翼のように同シーンを3回繰り返すような尺伸ばしを入れたらフルボッコにされるのでしょう。

でもね?
アニメとは絵を動かすことです。それをアニメーションと呼びます。
私は絵が書けません。だから、絵をかける人たちを尊敬していますし、リスペクトもしています。

アニメーションとは、本来動きが無かったところに動きを持たせ、描かれた2Dの世界があたかも現実世界であるかの如く錯覚させてくれるものだと思っています。
それがこの作品ではどうでしょうか?

アニメーションのはずなのに静止画です。
いや、寧ろ中途半端にボールが動くので、「この選手たちってめちゃ動き遅くない?」という錯覚まで起こしてしまいます。

本来、良いアニメーションとは、違和感が少ないことだと思います。
それは現実世界を知る私たちが、想像の翼を自然と広げられる。それが創作としてのアニメーションの理想の姿です。

本作は、静止画でビタっと止めてCGでエフェクトやボール、髪の毛などを微妙に動かすだけといった物に仕上がっています。

どのシーンで一時停止をしても絵は綺麗で、どこにも作画崩壊のような絵は見当たりません。
ですが、これはアニメーションでしょうか?

往年の金字塔スポーツアニメたち。
キャプ翼、スラムダンク、最近ではハイキューなどもありますが、正直、止めた時に微妙な絵は確かにあります。

ですが、一言だけ言わせて下さい。
それらは果敢に攻めたからこその崩れなのです。
スポーツを描くには登場キャラが多くなります。
その作画カロリーは大変なことでしょう。
それでも、動きが無かった漫画の世界から飛び出したキャラクターたちに動きという命を吹き込みたい。
そのアニメーターたちの熱い思いに視聴者は感動するのです。

なので、この作品の作画は0点です。
美しく、綺麗ですが、これを評価してしまっては、これまでのアニメーターが報われません。
本作の作画よりも、メドヘンやいもいもの方が作画は上だったと、私は個人的には思います。

色々な思いや葛藤がありましたが、この先の未来への思いと本当のアニメーターのために酷評すると決めました。

ただ、それでも作ったことは素晴らしいので、作画だけの減点としています。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

蒼き監獄からの脱出

前半は代表決定トライアウト、後半はブルーロックから解き放たれてU-20との対戦、普通のサッカーアニメになりましたね
ブルーロックチームの新キャラは良い感じだけど、U-20は冴とキャプテン以外は微妙・・・
新キャラ増えても推しキャラは千切と凛で変わらず、劇場版で凪と玲王も好きになった
烏や雪宮や氷織はカッコいいんだけど、露骨に女子ウケ狙いなキャラ出してきたなー、この辺はまだあまり目立ってないのでこれからの覚醒に期待でしょうか?

試合描写としては0点です、こんなのはサッカーじゃありません
まず舌を出してプレーするのは誰も得しないのでやめましょうね・・・

次は誰が覚醒する!?っていう覚醒アニメになりましたね
予想できたことだけど、ブルーロックチームはフォワードしかいないので相手チームはDFばかり目立って他のポジションが何やってるのかよくわかりません、なのでU-20の中心は糸師冴のはずなのにあまり目立ってなくて、ブルーロックチームが得点しそうになったり得点決めたりすると急に出現していいところだけ持っていくっていう謎の動き・・・

でも相手のDFがブルーロック阻んでるのはDFの仕事しているからいいんです
問題なのはポジションが滅茶苦茶なところ
糸師兄弟に対決させたいのはわかるけど、FWやMFがゴール前まで戻って敵のシュート防ぎに行ったりDFがシュートしに行くのはおかしいですよ、ブルーロックチームのDFとGKは捨てキャラなの?
フォワードとしての役割を奪ってまでDFに置いたなら、せめてそのポジションで活躍させてあげれば今後の展開にもつながるのに

でもここまでブルーロック見てきてキャラクターも好きなので楽しめました
サッカーの試合ももう少しちゃんと描いて欲しいです

投稿 : 2025/04/05
♥ : 11

69.6 2 2024年度の恐怖アニメランキング2位
烏は主を選ばない(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (84)
244人が棚に入れました
「山内(やまうち)」と呼ばれる異世界で、烏ながら人の姿に転身できる「八咫烏(やたがらす)」達が織りなす物語。「ぼんくら次男」雪哉は、八咫烏一族の長「金烏(きんう)」である奈月彦の側仕えをすることになり…朝廷の権力争いに巻き込まれる日々が始まった!?圧倒的スケールの世界観と緻密な筆致でおくる異世界ファンタジー!

声優・キャラクター
雪哉:田村睦心
若宮:入野自由
あせび:本泉莉奈
浜木綿:七海ひろき
真赭の薄:福原綾香
白珠:釘宮理恵
澄尾:竹内栄治
長束:日野聡
路近:白熊寛嗣
敦房:河西健吾
藤波:青山吉能
大紫の御前:田中敦子

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

面白くなりそうな所で終了!前半は何だったのか…。

 最終話(20話)まで観ました。2024.09.22

 何か規模のちっせえ話だなぁ〜と思っていたら、本当に規模の小さいお話でした。八咫烏の世界の謎が明らかになります。大猿とか、烏の生存の脅威になる連中が周りに沢山いるらしいですよ?

 しかし…、前半の嫁選びとか、〇家との関係とか何だったのか…。烏内で争っている暇は無いほど危機的な状況の様です。

 若宮が金烏というのも、王権の称号的なものでは無く、本当に八咫烏を救うための存在を示す様で、宮廷内での争いや兄との関係も、実は茶番だった…。と、言うか若宮死んだら八咫烏やばくね?

 今までの伏線は回収され、これから話が面白くなりそうですが、前半の宮廷死闘編で切った人は、だいぶいるんだろうなぁ〜と感じます。

 原作ストックの問題もあるんでしょうが、前半が丸々必要性の薄い茶番という作りは良かったのかなぁ〜と疑問には感じます。

 若宮がわりと全知全能で、結局全部説明してしまうのですが、後半は面白かったので、観て良かったと思います。最後まではアニメ化しないんだろうなぁ…。

………………………………………………………………………

 13話まで観ました。2024.07.04

 まさか、あの姫が天然性悪鬼畜女だったとは!?一応、今までの謎が明らかになりました!

 おぉ!と言う展開ですが、やはり烏がなぁ…。基本的に登場人物達はバイタリティあふれるクリーチャーです。

 家とか無くても其の辺の木にとまって生きていけるそうです。しかも、警備をくぐり抜けて、割と簡単に宮廷に間男達が侵入してきます。烏ですから…。ケダモノダモノ…。

 若宮様に対する他のキャラ達の言葉遣い(ほぼ敬語なし)も含めて、これでもかとクリーチャー振りを発揮してきます。主君に対してズバズバ失礼なことを言い過ぎです。

 個体としてそもそも頑強なので、惰弱な人間の様に陰湿な貴族社会を作ってグダグダやることに説得力がありません。

 これ、老若男女問わず、自分を武辺者と認識してそうなんですが…。いざとなったら烏に剥けて、どこまでも逃げたら〜!追手は殺す!位に思ってそうです。
 
 アニメ化すると、烏設定がキモいだけで、意味が良くわかりません。特異な設定の小説をアニメ化するのは難しいですね。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2024.06.02

 多分、原作は面白いんだろうとは感じます。ただ、アニメ化には向かない作品なんでしょうね。

 貴族の暗闘を描いているのですが、こいつら全員烏で飛べるんですよね…。これがアニメ化すると良くない方向に作用しています。

 現代でもそうですが、権威というのは、地位による進入範囲の制限で成立しています。国会には議員しか基本的に入ってはいけません。市民が乱入して議決することは出来ません。

 封建社会や貴族社会はもっと露骨です。貴族でも厳格に昇殿の制限がありました。だから、高貴な姫達は御殿に引きこもって生きていたわけです。

 本作品は、全員烏で飛べるので、割と地下人も御殿に飛んで入ってこれます。姫達もやろうと思えば飛んでどっかに行けるわけです。機動力ゼロの現実の姫達とは異なります。

 アニメは物語の空間的な広がりを可視化するので、飛べる連中がゴチャゴチャ狭い範囲で暗躍しているのに、説得力が無いんですよね。

 多分、鳥人間の世界は機動力の劣る二本足の猿が織り成す様な現実の貴族制とは異なる世界になるでしょう。烏設定がアニメの面白さに全く繋がっておらず、世界が単に矮小に見えるのが、とても残念です。

………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2024.05.06

 朝廷の権力闘争を描く壮大なストーリーのはずなんですが…。この手の話で歴史的な事実を背景にせずスケール感を出すのは難しいですね。

 主人公の若宮様が気さくな感じで城下町へフラフラ遊びに行く上に領民ともフランクに接するので、地方領主の若様的な感じです。

 少なくても暴れん坊将軍的で貴族っぽく無いです。貴族の嫌らしい感じをアニメで描くのは難しい様です。

 貴族なんだから、地下人なんて人間扱いしてはいけません。殿上人のみで話を作る気概が欲しいですね。

 とても全国を支配している国家の話しには見えません。国土のスケール感が無いので、小規模感が強いです。官僚組織もある様に見えません。

 話はつまらなくは無いのですが、この小規模感のせいで盛り上がりに欠けているのが残念です。

 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界観が独特なミステリーファンタジーの良作

[2024.9.22見終わって]
このお話は世界観や物語も一見とっつきにくい感じなんだけど、全20話を見終わって見て良かったって思える良作でした。
前半のクライマックスである12~13話も驚きましたが、18話で明かされたこの世界の真実に再び驚かされました。
最終話は {netabare}雪哉が真の金烏の真実を知り忠誠を誓う{/netabare}ところで物語の幕は閉じられましたが、謎はいくつか残されているので、続きもアニメ化してくれると嬉しいです。でもいまいち人気なさそうだから原作読もうかな・・

[2024.6.30初回感想]
人間の世界とは隔絶された山中にある山内(やまうち)と呼ばれる世界に住む、人間の姿で生活する八咫烏(やたがらす)たち。
そこでは4人の姫たちが登殿し、金烏(きんう)である若宮が現れ選ばれるのを心待ちにしていた・・で始まる物語。

原作は「八咫烏シリーズ」というファンタジー小説ですが未読です。
全何話かまだ不明ですが、2クールみたいです。

監督はゆるキャン1期、2期も務めた京極義昭監督。

こういう昔の日本みたいな世界観のファンタジーって見たかったんですよねー。
ファンタジーものってほとんどがヨーロッパ風、たまーに中華風で、和風っぽいのってほぼないんですよね。

だからこういう平安時代っぽい和風な世界観ってだけで観たくなりました。

絵も和の美しさを感じるような綺麗さで、キャラ絵もその雰囲気に合ってると感じました。

最初の数話は姫の登殿の話から、若宮や側近の雪哉の話になったりしてつかみどころがない感じなんですが、張られた伏線が明かされる12話、13話の展開は驚きましたし、ぞくっとするほどの見ごたえのある話で、ここまで見てきて良かったとホントに思いました。

本当は作品が終了してから感想を書く予定でしたが、他の作品たちの中に埋もれているのがもったいない良作だと思ったので、紹介を兼ねて感想を書かせていただきました。

もし興味を持たれた方いましたら12話まで長いですけど見られることをおすすめします。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 20

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

烏は主を“選べない”

『八咫烏シリーズ』、人気の和風ファンタジー小説だそうだ。
NHKの大願であろう。ファンタジー大河をやりたいという本気度がビシビシ伝わってくる。
前半は、きっと何処かで見てきたような、いわゆる既視感に囚われ、危うく視聴を止めてしまうところであった。ただ、抑揚をつけることなく、ひたすら語りかけるレジェンド、山根基世アナのナレーションに引っ張られる形で、衝撃のラストを目撃出来たことが嬉しい。原作をご存知の方なら『烏は主を選ばない』の意味するところ、この微妙な“てにをは”に感ずるところがあるに違いない。
しかし今私は、タイトルに入れさせて頂いたとおり、“選べぬ”烏たちに思いを馳せるのである。

これは紛うことなきハイファンタジー大河ドラマである。
そして上質のミステリーであると。
そう、サイコパスは誰だ!
                (2024/07/10)猿!!!
セカンドクール、継続終了していたのですね^^;

いやいやいやいや…、これはこれは…!
さすが鳥獣人物戯画の血脈と言うべきか、もちろん今期、最後までご覧の諸兄におかれては、あれやこれやの作品群が思い浮かぶことでしょう。
しかしながら、これ程までに深く、主と烏に“人”の心を感じ、この世界の成り立ちを身近に、愛おしく感じられたことに、この上もない嬉しさを覚えるのです。

前半パートの如く、まだまだ何かが待っている?
2期を期待せずにはおれませんね。

「誰からも“取り残さない”社会目指す」某放送局のこと、きっと烏や猿からも?

投稿 : 2025/04/05
♥ : 11

59.5 3 2024年度の恐怖アニメランキング3位
多数欠(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (148)
164人が棚に入れました
多数派が失われる---- 過酷な生き残りゲーム『多数欠』。命運を捻じ曲げる絶大な力を前に、意志をつなぎ立ち向かう少年少女の物語。大人気WEBコミックがついにアニメ化

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

単なる能力バトルに!得体のしれない力を行使してイキるヤツばかりに…。

 最終話(24話)まで観ました。2025.01.03

 結局、命令権頼みかぁ…。後半のバチバチな能力戦も命令権の取り合いのためでした。

 一応物語のオチはついたので、まぁまぁ良かったのかなぁとは思いますが、いくら何でも命令権、何であり過ぎる気がします。

 時空や空間も超越出来るし、人間の使いこなせる力ではありません。他の特権利なんて要らんやろ…。

 どうも、キャラクター達は能力の検証無しに思いつきで使って、結果的に上手くいったを繰り返しており、ご都合主義が過ぎる気がします。1期から貫徹しています。

 そして、ご都合主義をキャラの頭が良いからで誤魔化しています。味方陣営に頭の良いキャラが4人もいて、常に読み通りだぜ!を繰り返していますが、そんなに上手くいくかいな?世の中トライアンドエラーじゃろ?

 ご都合主義全開能力バトルで、後半テンポは良かったですが、死んでもどうせ復活するんだろ感が強すぎて緊張感を欠いていました。

 ラストも、24話も付き合ってこんな茶番かいな…と、寛容な視聴者じゃないと怒りそうです。こんなセカイ系ご都合主義アニメは、おこちゃま向けで日アサにやった方が良かった気がします。デスゲームと言うジャンル自体が古臭いんでしょうね。

 ラスト、敵味方みんな改心して良い子ちゃんになるなら、そもそもバトルすら要りませんでしたね。最期まで登場人物が人間っぽくありませんでした。友情・勝利・努力で騙せるのは小学生までやぞ!(●`ε´●)
………………………………………………………………………

 14話まで観ました。2024.10.16

 多数欠のせいで人口が激減し、食料を奪い合う北斗の拳状態の世界で、特権利をもった少数のキャラ同士でバトルをするアニメになってしまいました。

 特権利って、特権、権利合わせても60位しか無いハズなのに、やたら持っているキャラが密集しています。一般には情報も無いのに、どうやって特権利を見つけているんでしょうか?

 そして、女王はその貴重な特権利をチェンジ出来るそうです。マジでウザッ!新しい敵対勢力が絡んできても、特権利は生産性がまるで無い能力なので、人類殲滅君みたいに、人類を皆殺しにするくらいしか出来ることがありません。

 そして、皇帝との戦いで自爆し、ここ死ぬとこ?と視聴者を驚愕させた親友もシレッと生きていました。特権利の性質のせいで、物語が既に死に体なのに、まだ戦うんか?大したことの無い物理現象しか起こせない能力で、これからどうするのよ?

 大風呂敷を広げたのは良いけれど、誰も事態を収集出来ない感じです。行き着く先は宇宙の真理とのバトルか、全滅エンド以外無さそうです。
………………………………………………………………………

 13話まで観ました。2024.10.15

 何と言うか…、言語化出来ない感じの違和感がつきまとうアニメです。何かが根本的におかしい…。視聴を続けていると、その正体に気がつきます。

 5話で玉無し弾有先輩が死亡します。1話で死んでるから、4話ぶり2回めの死亡です。そして、長々と回想をぶっこんできます。これで退場なら単純に尺の無駄と言う…。どう考えてもシレッと生き返る伏線としか思えません。

 そして、物語はガンガン進みます。今まで信用出来ないとか、準最強の特権、拒否権を巡って対立したりしていましたが、何故か雑に協力する流れになります。

 お互いガチで殺しあってませんでした?主人公とヒロインは良いとしても、微妙な感じの関係だった先生やら先輩も固い絆で結ばれた仲間だと言う事にいつの間にかなっています。

 皆で協力して皇帝を倒す流れになるのですが、何か展開に納得がいきません。多数欠の方法も、ポスト投函方式を辞めて、パソコン争奪にしたのは良いですが、皇帝に全くメリットがありません。何故、ルールを変えたのかな?

 そして、皇帝との戦いで、登場人物達が実にあっさり死にます。相続権がどうこう言っていたヤツも気まぐれであっさり殺されました。

 味方キャラも、ちょっと自己犠牲の精神が暴走し過ぎで、重要施設の破壊のために、躊躇なく自爆したり、めちゃくちゃです。作戦とか無いのでしょうか?最初から自爆前提の様なのですが、一切伏線も説明も無いので、唖然とします。

 本当にキャラクターの行動と思考が不自然です。武器とか爆弾を用意すれば良いのでは?何故、素手に近い状態で戦いに挑むのでしょう?主人公は頭が良いそうなのに、あまりに準備不足です。皇帝には物理攻撃が効かないかもしれませんが、取り巻きのゾンビには効くだろ?

 最強の特権の命令権も、回りクドい使い方をします。そもそも人類殲滅君が気まぐれに話を持って来たので皇帝との戦いに使うことにしたのですが、実験も無しにいきなり使えるのか不明です。人類殲滅君が嘘をついている可能性もあります。

 この物語は、モブが居ないのが売りらしいですが、むしろ全員モブの様な気がします。次々と新キャラや新しい設定をぶち込んできます。皇帝との戦いで仲間になったぽっと出のキャラも、いつの間にか重要人物になっていたり、得体のしれない特権利を保持しており、暗躍したりします。

 そして11話で新章突入で、主人公がチェンジします。ここまで観ると、最初に感じた違和感の正体が明らかになります。このアニメは、頭脳戦をしている様に見せかけて、後出しの設定や裏設定に合わせて登場人物を動かしているだけです。

 作者が知っていることを、登場人物達が何故か知っており、これから出てくる後出し設定を前提に行動してしまっているのです。ただ、視聴者にはその情報は一切説明しないので、キャラの行動がものすごく不自然かつ不条理に感じます。
 
 キャラが死亡退場しても、作者が生き返らせる気満々なのが、見え見えです。コレではデスゲームの緊張感もありません。どうせ、蘇生権とかあるんでしょ?

 こんな行き当たりばったりのアニメを良く2クールもやるなぁ…。その度胸は評価したいと思いますが、現時点では糞アニメの範疇を出ておりません。

 今後、コレだけ人を殺しておいて、セカイ系みたいな胸糞展開になるらしいので、とても楽しみです。
……………………………………………………………………… 

 3話まて観ました。2024.07.18

 このアニメ、特権、権利保持者の異能力バトルと多数欠の理不尽なデスゲームの二本柱なんですが、見事に噛み合っていません。

 異能力バトル物にするにしては、舞台が日本全国規模(少なくても首都圏規模)なので、主人公達が特権、権利(異能力)を獲得する過程に無理があります。

 なんで主人公の周りの人物しか貴重な特権を獲得出来ないの?まだ、100万人規模で生き残りがいるのに、おかしいでしょ…。

 このクソみたいな設定は、理不尽なデスゲームでお話を回したいだけのご都合主義です。

 特権、権利は合計で65しかなく、ひとつずつ重複して持てるので、異能力者はすごく少数になります。

 こうなると、少数異能力者で徒党を組んだらあっという間にゲーム終了ですが、理不尽な二択が投票される可能を担保するためだけに、他のモブ生き残りが存在します。

 ほとんどのモブ生き残りは、交通機関が停止している中、23区にしか投票ポストや特権封筒が出現しないので、マジで家で死ぬのを待つだけです。

 ただ、話が詰まったら、このモブ生き残りを使いたいと言う作者の都合が見え隠れします。

 異能力者同士の行き過ぎた協力態勢を阻むための撹乱要因としての多数欠なのです。話が行き詰まったら、モブがとんでも無い二択投票したよ〜的な逃げをうつつもりなのが見え見えです。

 ある程度、特権能力者を集めないと、あっさり多数欠で退場して話が終わっちゃうけど、協力されてポストと二択投票を独占、コントロールされたら話が動かなくなっちゃう…。

 こんな当然の様に破綻する設定で、当時流行ったとは言え、デスゲーム物を良く作ったなぁ〜としか思えません。

 登場人物達が全員、親兄弟が死亡しても少しも動揺しないサイコパスなので、感情移入も阻んできます。

 正直、3話でこれでは後何話やっても面白くならないでしょう。損切りラインかもですね。
………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2024.07.10

 多数欠で死亡しても、復活出来る選択肢がある様です。死んだメンバーも無事復活!とても納得いきません。

 nyaroさんも書かれていますが、多数欠のルール的に生き返る可能性なんてゼロじゃね?何か反転して生き返ったとか言っているけど、タイトル詐欺でしょ…。

 しかも、一つ前の選択で…という選択肢の範囲を限定する文句が無いので、生き返る側の範囲が不明です。委員長やもう一人の親友は生き返ったの?

 デスゲームで、言葉の解釈や範囲に曖昧さがあっちゃ、頭脳戦もクソも無いじゃん。生存者数が50万人から、220万人になっているので、どこまでの選択肢の死者が生き返ったの?最初から?超適当です。

 後、特権と権利の数が少なすぎ。ポストも24区にしか出現しないし、多摩地区の人間は東京人では無い様です。

 学校内でのデスゲームにすれば良いのに、風呂敷広げ過ぎです。そもそも、皇帝がルールを把握してない可能性が…とかキャラが言っちゃってますが、だったら、俺or他人という選択肢を皇帝が何も考えずに採用する可能性もあるってこと?

 死者も選択肢に入るなら、今まで産まれてきたけど現在は生きていない人類or今生きている人類とかの選択肢が採用されたら、どこまでの人類が復活するの?そもそも人類の定義とは?

 携帯小説みたいに、長文読解力が無い、段落が変わると別の話だと捉える、長期的記憶が維持出来ない様な人間を視聴者に想定してるの?馬鹿にしてんのか!(●`ε´●)

 これから、どんな馬鹿バトルが始まるのか、とても楽しみです。アニメ制作スタッフの方々の精神の健康状態が心配になりますが…。
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 初回観てのレビューです。2024.07.03

 全知全能の神に等しい存在が無茶振りしてくる物語です。デスゲームなのかすら怪しいです。

 質問事項の多数派が死亡するのですが、1話で既に日本の人口は50万人切った様です。

 こんなの生き残るの不可能でしょうよ…。ちょっと考えれば分かります。なのに登場人物達は極めて冷静です。

 とりあえず、童貞で死にたく無いので、2問目から隣の女子を襲うのが最適解ですね。

 学校内とかの狭い範囲で多数派死亡のデスゲームなら駆け引きも出来ますが、どんな属性の奴が生き残っているのか不明で、東京全域に生き残りが散らばっている状況では、運以外の要素は皆無です。

 相当なオチが用意されてないと、単なる馬鹿話です。3話くらいで物語としても死に体となりそうですが、大丈夫なんですかね?

 こんな馬鹿な設定のアニメを作った勇気はすごいと思います。ようやりますなぁ…。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 吉田さん1号かあ…どこから突っ込めばいいんだろうか?

1話 これがステルヴィア・ナデシコの佐藤監督なの?びっくりしました。

{netabare} これが「ナデシコ」「ステルヴァア」「モーレツ宇宙海賊」の佐藤竜雄氏の作品なの?とびっくりして腰が抜けそうになりました。ぺらっぺらの作画とテンプレの設定、理不尽・デスゲーム・サバイバル系…とでもいうのでしょうか。XEBECのスタッフが優秀だっただけ?

 作画も設定もガワの問題ですのでキャラに魅力があって話が面白ければ…とも思いましたが、キャラの言動が極めて不自然です。本当に身の回りが死に絶えてそういう行動になる?1回1人で家に帰って一泊してこれます?男女2人がいきなりそんなに仲良くなるの?など、もう場面毎におかしな場所が見つかる感じです。ちょっと韓国系の話かと思いましたが、違うみたいですね。

 原作付きとはいえ、好きな作品の監督もこれでは…と思い、やめようかなと思ったら、最後がそう来ましたか…これで来週次第となりましたね。彼が主人公…なの?期待をしないで一応見ます。{/netabare}

2話 日本語OK?謎は謎でいいですがセリフも状況も全然わからない。

{netabare} もう何をやっているかわかりません。サーヤが号泣しているのがなぜそこまで?という気もしますが、そこはおいて置きましょう。問題は {netabare} 「多数欠で生じた生者OR死者」なら、死者の方が多いはずですが…なぜ生き返るの? ルールは多数が「死ぬ」なら死んでいる人が多いなら死んだままでしょ?{/netabare}

 その時点で何が言いたいの?日本語OK?となりました。まあ、その後そこが論点になるみたいですけど、いきなりルールが1話の説明と違うじゃん、とポカーンとなりました。 {netabare}それと死者が復活したなら、全員生き返ったということ?その上でPC見てない人以外は死んだの?11時58分に読み上げというルールは?東京以外の人は全員生きているということになりません?まあ、あのオッサンが死んだところがポイントなんでしょうけど。 {/netabare}別にルールの説明は話のポイントなので謎のままでもわかりますが、状況を絵で見せてくれないので全くわかりませんし、頭を働かせる気になりません。

 拳銃問答も正直理解しづらいです。あまり説得力を持たない気がするのですが…
 あとあの特権封筒なんですけど、1300万都市…昼間人口は1600万人以上だそうですけど65通だけなんでしょ?なんであんなものが見つけられるの?しかも性格が悪くて、何か企んでいる人だけが見つけられるの?さらにポストやPCを1日で見つける方が無理そうですけど。
 そもそも裏切りって何を裏切っているの?対皇帝連合みたいなイメージ?全然話が頭に入ってきません。

 あとあの小さい子は女性ということ?特権もちということ?鉄パイプのところだと攻撃が当たらないとかそういう感じかなあ。でも、いろいろ矛盾もありますよね?そこが話の本筋?ですが、そういうところも詰め込みすぎです。あと鉄パイプもって転ぶと動脈を切るの?もう全然わかりません。

 話の内容より、何がどうなっているのかわからないし、何より人の言動や状況が理解不能で考察する気になりません。次でよほど改善しなければ、3話切りでしょう。{/netabare}

3話 吉田さん1号かあ…どこから突っ込めばいいんだろうか?

 実篤って、いつ権利の封筒をもらってピンクの子に奪われてたんだっけ?

 なんで満40歳未満OR以上で2択以外っていうことになるの?言葉としてYESorNOじゃなくても、2択になってるじゃんって思うけど形式的なこと?AorB形式はOKだったと思うのですが…そもそも有効な質問を採用するんじゃなかったっけ?後ろで「断る」っていう拒否権で発動しなかったととればいいの?拒否権は個人だって言っていましたけど…
(追記 この質問て有効だったの?うーん…読み取れませんでした。せめて全部の質問で残り人数がどうなったってテロップ入れてくれるだけで全然違うのに…)

 埼玉の教師の「今年、赴任」云々って、このゲームってずっと前から始まってたってこと?この人たちは何をしゃべっているの?

 ただ、まあそういう分からない部分は前回まででもありましたけど「よーし吉田さん1号…やれ」「ふざけんな!」に全部持っていかれました。「ふざけんな!」はこっちのセリフです。
 吉田さん1号?って…この作品ってオカルトありなの?って初めからオカルトかあ…うーん。ゲーム世界にダイブしたわけじゃないんですよね?いや、いろいろ突っ込みどころはありますけど、もう、どこから突っ込めばいいのやら…

 で、ここから後ろの各キャラの問答が全然頭に入ってこなくて、理解しようと努めたのですが、これ理解できている人がいるの?自分が馬鹿になった気分です。

 時系列シャッフルじゃないんですよね?

 いや、もうね。どこまでぶっ飛んでるか気になって、切るに切れないんですけど…しかし、時間の無駄な気も…めったにやらないですが、WIKIとか見たくなってきました。過酷な生き残りゲーム…うーん、このアニメ最後まで生き残る人(つまり見続けられる人)いるんでしょうか?

 
追記 やっぱり断念します。WIKIを読んでも書いてあることがまったく理解できません。ちょっとついて行く自信がありません。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

視聴する or 視聴しない

多数欠はオマケでメインは能力バトルアニメです
面白いんだけど、「作者が考えたゲーム設定」を一生懸命説明している感じがずっとしてるのでキャラクターはNPCみたいで魅力に欠けるし、いつも難しい話ばかりしているのにみんな妙に理解力や適応力が高いのも怖い

設定的にライフラインを維持する人たちがみんないなくなっていくから、こんな不自由なく生活できるわけないとおもうし、あちこちで管理者がいなくなったシステムが暴走してゲームどころじゃなくなってるとおもう

1~2話の印象が悪くて、3話くらいから少しずつ面白くなってくるんだけど、最初は色々なことを隠し過ぎてるのが裏目に出ていて「中学生が考えた大雑把でご都合主義で理不尽なゲーム」にしか見えない、かなり酷いアニメだった「王様ゲーム」を思い出して嫌な予感しかなかった

【NPCのような人間たち】
デスゲームに参加させられても家族が死んでも冷静すぎるし、ただ巻き込まれてるだけで得られる情報は少ないはずなのにみんな推理が鋭すぎて凄い文章量で起きていることを解説してくれるけど、情報量多すぎて疲れる。
自分の能力や知ってる情報を敵にペラペラしゃべりすぎ

最初は全容のほとんどが隠されていて、突然意味のわからないデスゲームがはじまって、偶然生き残った数人が試行錯誤しながらルールを推測するところからはじまるけど、いろいろなところに伏線が散りばめられていて裏で何が起きているかのヒントが出ているので考察する楽しみがあります、「特権」「権利」といった能力の開示や、色んなことが判明していくとともにキャラクターの思惑や隠された部分が少しずつわかってくると、隠されたルールや思惑、能力を駆使した駆け引きが面白くなってきました
最初からもっとルール説明はした方が良かったと思います

◆1話2話の作りが悪く、導入に難があるので楽しみ方が分かる前に離脱されそう
◆OPアニメがダサすぎ
◆特権があまりにも超越した力すぎて何でもアリになっているのは微妙かな
◆シナリオはメチャクチャでキャラクターの行動や思想に現実感がない、作者の思いつきで話が進んでる感じする


さて、そんな面白いところも欠点も多い多数欠、あなたは視聴しますか?

「視聴する or 視聴しない」

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13

68.1 4 2024年度の恐怖アニメランキング4位
機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (27)
117人が棚に入れました
宇宙世紀0079年、ジオン公国は地球連邦政府からの独立を宣言し戦争状態に突入した。新兵器モビルスーツの活躍により序盤こそ優位を保ったジオン軍だったが、地球の全面制圧を行う戦力はなく戦況は膠着する。そして開戦から11ヶ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが連邦軍に奪取される。その奪還に向かう混成大隊の中に、宇宙から降りてきたばかりのモビルスーツ小隊、ソラリたちレッド・ウルフ隊の姿もあった――

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

テーマ・キャラ・話のどれも評価できず。演技が致命的でした。

 CG表現に期待して見ましたが、動き(演技)に人間、モビルスーツのどちらもかなり違和感を感じます。リアリティは全く感じませんでした。切り取られた写真のように鑑賞してCGすごいならわかります。

 ファーストガンダムは結構作画ひどいですけど、ランバラル・ハモンとアムロが酒場で出会うシーンは動きは少ないけどものすごいリアリティを感じました。ミハルが空に散るシーンは止め絵です。それでもひどく感情を動かされます。演技・演出の効果だと思いますが、本作はそれがまったくできていません。

 例えばですけど、文楽の人形そのものは人間には見えませんが、その動きに我々は人間を見ます。その延長にあるのがリミテッドアニメで記号ではありますが、受け手個々人の中にある体験・経験・知識により立派に生きている人間に見えます。演出によってそれが見事にできています。
 その全く逆を本作はやっている感じです。大げさな演技というか余計な動きが非人間的非モビルスーツ的でそっちがノイズで物語そのものは楽しめません。

 また、話の内容もスケールが小さく「スターウォーズローグワン」で感じた、何を見せられたんだろう?という気持ちになりました。裏の歴史的なものって、やっぱりメインキャラ、正史とはずれた部分なので大きな物語を作るのが難しい部分です。

 それを言うなら08小隊、0080、0083もそうですけどね。そう、この3作の宇宙世紀としての大きな物語としての無意味さにちょっと近いものを感じました。ただ、これらのOVAはエピソード、アニメのクオリティでは相当なレベルです。本作はエピソードとしてもクオリティとしても弱いなあと思います。

 テーマですが…例えばモビルスーツの恐怖で言えば、「ハサウェイ」のホテルが襲われるシーンの方がモビルスーツの暴力・理不尽さを短時間で表していたかなあ。

 それと、ニュータイプの扱いが中途半端すぎて、どうでも良かった気がします。中途半端なヒューマンドラマのためでしょうか。

 しかも「スターウォーズローグワン」はキャラのバラエティで見られましたが、本作はキャラがステレオタイプすぎでしょう。それこそヒロインはハリウッド的女性兵士のステレオタイプでしかありません。そして、本作のサブキャラは噴飯ものでひどいです。女性の性格悪そうな奴とかなんのために描いたのか全く理解できません。

「ハサウェイ」のギギと本作のヒロインのどっちのバックグラウンドに深みを感じるかと言われると、圧倒的にギギです。セリフの一つ一つを味わおうという気になるキャラでした。本作はセリフを言い散らかしているだけに聞こえました。たった1作の中途半端な映画であるハサウェイに完全に負けている気がしました。
 
 要するにCG表現、演技・動き、テーマ、大きなガンダムストーリーとしての位置づけ、キャラ…どれをとってもスピンオフの意味が希薄すぎます。IPを使いたかっただけにしか見せません。まあ、正味2時間程度なので時間の無駄とは言いませんが、評価はかなり低くせざるを得ません。

 演技・演出をCGに含めて売りであろう作画にも2をつけます。音楽はよくわかりませんので3のデフォルト。声優は演技がうるさく優秀な戦士としての気迫が感じられませんので、2.5。ストーリー・キャラは上記の理由で1.5とします。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

インヴェイダーズ・ナイトメア

ネトフリ製ジオン視点のガンダム各話35分全6話

世界観こそ完璧なまでのガンダムワールドだが、お話的には戦場を舞台にしたパニックホラースラッシャームービーと言っていい。ジオン陣営を軽々と蹂躙していくガンダムがマジで怖い。ジオンは侵攻側なので乏しい資源をやりくりしつつ頑張ってるが、連邦の白い悪魔はひょいっと単騎でやってきては無双アンド無双。目の前で展開される無慈悲な虐殺ショーになすすべもないジオン兵。

撃たれる前にかわす超反応。瞬時に距離を詰める超機動。射程外から貫通するビームライフル。サクサクと機体を刻むビームサーベル。ええい!連邦の〜とか言ってる場合じゃない。一般兵は見たら死ぬ。まさに悪魔。

リアル寄りのCGだがメインキャラはわかりやすいデザイン。軽口を叩く兵士たちによる超人のいない世界観は一般的な戦争映画っぽいノリ。しかし途中で出てくるいかにもマンガっぽいやつがマンガっぽい作戦を指示するのでやや興醒め。クズ上司はずっとクズなのでカタルシスも弱め。ネタバレは控えるがアメリカ戦争映画のラストのように男女がキスしてUSA!USA!にはならないので安心してください。

モビルスーツがカッコよければ良かろうなのだ!

最新機のちょうつよいガンダムに劣勢ながらも現地即席改修機体で足掻くロマンとカタルシス。みんなだいすきグフカスちょーかっけえ。やたらと異次元なガンダムを除いて、ザクやグフはゲームみたいにピョンピョンし過ぎず、かといってアクションを楽しめる程度には鈍重過ぎない調整で画面映えするファンタジーバランス。そもそも兵器が人型である必要ガーなひとはこんなの観てはいけない。

ミリタリー萌えの御仁にはご褒美でしかない映像美。マゼラアタックやザクタンクやガンタンクなどのモビルアーマーはもちろん、AFVは当然としてトラックや輸送車なんかの軍用車両もいちいちカッコいい。眼福。しかし人物のCGは正直もっと頑張って欲しかった。不意に出てきたモロ実写の手で笑う。

幽白は絶望的だがこれは続編作って欲しい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

英語学習用3【役立ち度★★★☆☆】

ガンダムはにわかなので、詳しい設定は知りません。
でも、本作のPVはすごかったので、
本編を観たら、あっという間に6話を観終わりました。

とにかく、映像がやばい。
ほぼ映画クオリティで作成された3D映像は、
ネトフリの潤沢な資金供給がなせる業でしょう。
特に、モビルスーツの動きがいい。
宇宙ではなく地球が戦闘の舞台なので、
重力がある状態でのモビルスーツの動きに
こだわりを感じました。

本作を観ていると、パシフィックリム1を思い出しました。
アニメ的じゃなくて、真面目にロボット工学を考えると
この辺りが説得力のある稼働だよね思わせる点が同じだと思います。
パシリムは、アメリカ映画にありがちなビックリシーンが
あるので、このガンダムはそういうのがない分、
純粋にメカアクションを楽しめました。
(しかも戦闘シーン多め!)

なお、一応英語学習用に全編英語で観ました。
戦争モノなので、専門用語が多くすんなりと理解することは難しい
ですが、英語版をメインに作成されているようなので
映像とのマッチングに違和感はありませんでした。
ネトフリオリジナル作品だと、字幕と音声が合っているので
学習面では助かります。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10
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