2018年度の恐怖TVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2018年度の恐怖成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の2018年度の恐怖TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.7 1 2018年度の恐怖アニメランキング1位
ゴブリンスレイヤー(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1043)
5024人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった…。

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、井口裕香、内田真礼、中村悠一、杉田智和、日笠陽子、松岡禎丞
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

英雄譚には決して載らない名もなき男の話

2019.01.06記
原作未読


重たい話と聞いたので。シリアスものは好物なのです。
全12話のダークファンタジー。下手なあらすじより↓のキャッチコピーが分かり易いです。

『俺は世界を救わない ゴブリンを殺すだけだ』

{netabare}目の前で姉をゴブリンに凌辱されて殺されたトラウマを基盤に{/netabare}ゴブリン殺しに執念を燃やす寡黙な男の物語です。
RPGでもステータス低め。こんぼうで屠れるくらい非力。雑魚キャラの代表格のゴブリンですが、習性を聞くとけっこうパンチが効いてる感じです。
臆病。集団で村を襲う。略奪種族で物を作る発想はない。メスがいないため他の種族(人間とか)に種付けする。対人間の場合、男は殺し女は輪姦す。生き残ったものは学習し力を蓄えてく。成熟度にあわせて、ホブ・シャーマン・ロート・チャンピオンなど意外と種類豊富だったりもします。
まあ同情の余地はない感じです。{netabare}子供のゴブリンを容赦なく叩き殺すシーンがありますが感情動かされることはありません。当たり前のことです。とはいえ珍しい描写ですね。子供に手をかけるのってご法度みたいなところがありますから。{/netabare}

エログロに目がいきがちではあります。ゴブリンの習性を鑑みて、主人公ゴブリンスレイヤーVSゴブリンのシンプルな対決構造でもあります。無論エログロないしバトルの賞味期限はそれほど長くないため屋台骨が必要です。この作品の場合はこちらを面白く感じられるか?なんだと思います。それは、、、


 愚直にPDCAを回す職人の話


1話 ビジュアルで視聴者を引き付ける
2話 世界のルール説明
視聴理由がカタルシスを得る目的なら違いますし、物語構成は後半追い上げ型ともちょっと違いますので、2話まで観て肌に合わなければ撤退可でしょう。
そしてこの主人公であるゴブリンスレイヤー。ひたすらゴブリンを狩る男は実は意外と弱い。ステータスはきっと半端なものでしょう。だからこそ、考えて実践し修正しそして繰り返す。感情を廃した極端なまでのストイックさは弱さを覆い隠すための鎧のようにも思えます。

世界を救う勇者ではなく、町の一介の小鬼殺しにスポットをあてる発想は自分には新鮮でした。その昔やっていた某『プロジェ○トX』が好きな御仁にはこの物語はけっこうしっくりきそうな気がします。どこかしら中島みゆきの歌声が聞こえるようなそうでないような。“女神官”“妖精弓手”キャラの固有名称無い理由が名もなき地上の星の物語だからというわけではよもやあるまいとは思いますが。。。
自分はしっくりくるものがあって楽しめました。

なお、コミュニケーションを取るのがド下手な今後の彼が心配です。待つ女“牛飼娘”を筆頭に、好意を寄せてくれる面々から影響を受けてさらに一段レベルが上がって欲しいですね。
{netabare}協力を仰いで総力戦へと繋がった最終盤は意外と彼には人望のあることがわかりました。一人の限界を超えて複数人のパーティをマネジメントできるならレベルアップも可能でしょう。{/netabare}

淡々というより黙々とした展開。その中で“妖精弓手”“女神官”“牛飼娘”“受付嬢”ら女性陣がアクセントを加えて飽きのこない作り。良作です。



■余談 ※あくまで個人的所感です
リアルでも“女子高生コンクリ詰め殺人事件”を筆頭に、国内においても、まるでこの作品で描かれたゴブリンの所業と思しき事件はあるとの前提ではありますが、規模と実態という意味で、
{netabare}本作は『竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記』に記述されている世界の異世界版と見立てて鑑賞してました。
※詳細は省きますが一言でいうと敗戦後の引き揚げ体験記で、原典はアメリカの中学校で教材として扱われておりました。しかしこの物語を当の日本人が知りません。{/netabare}
{netabare}誤解無き様、特定の国・民族を貶める意図はありません。事実の把握、起こったらどう対処するか、起こらないようにどう対処するか、それ以上でも以下でもないです。己の思考に自信満々との傲慢さもなく、集合知を信頼したいので事実は共有されるべきと考えてます。これをもって憎しみを増幅させるから止めろとのご意見は拝聴しても、「仮に起こったらどうするか?」または「同じことが起きない様にどんな準備をしてるか?」と問うことになると思います。{/netabare}

第二第三の剣の乙女を生まないようにするのが男子の務めでしょう。

{netabare}「わかってもらいたかった 怖くてつらくて痛くて恐ろしくて そんなことがこの世にあって そういうことをするものがこの世界にはいる 分かってもらいたかっただけです」剣の乙女(第9話){/netabare}

奇しくも世界を救った勇者さんが言ってるじゃないですか。

{netabare}「僕たちが世界を救ったって村が滅んじゃったらやだもんね~」勇者さん(最終話){/netabare}

{netabare}その勇者さん、魔人王を前にしてこうも言ってました。「これが終ったら村に戻って三人でお祭りに行くんだー!」(10話)。{/netabare}

大事を成す(世界を救う)者にも依って立つところ(村)は必要です。足元を支える裏方さんのお話でした。



視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ 

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2019.01.06 初稿
2019.06.22 追記
2021.08.20 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 89
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

TRPGの世界観に抗い、サイコロの出目に左右されず生きる

アニメーション製作:WHITE FOX、監督:尾崎隆晴、
シリーズ構成・脚本:倉田英之、脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:永吉隆志
原作:蝸牛くも

RPG世界に存在するモンスターのなかで最弱とされるゴブリン。
退治しても稼ぎが少ないため、冒険者たちは要請を避けることが多い。
しかし、ゴブリンだけにこだわって討伐する男がいた。
多くの人々は蔑みも込めて、彼をゴブリンスレイヤーと呼んだ。

残酷描写が話題になった作品で、海外からの人気は高い。
その理由として考えられるのは、
主人公のキャラクター像だと想像する。
復讐の炎に身を焦がす、過去に傷を持つ男というのは、
ハードボイルドを好む層に魅力的に映るのかもしれない。

元はアスキーアートを使用した二次創作的な作品で、
ゴブリンだけを殺す男がいても面白いのではという
単純な発想から生まれ、様々な既存作品のキャラクターを
当てはめて発展させたものだ。
そんな経緯からか、登場人物たちには全員名前がない。
例えば主人公のゴブリンスレイヤーは、
ドラクエに登場する「さまようよろい」がモデル。
鎧兜の後ろから出ている赤い飾りのデザインなどは、
完全に「さまようよろい」と同じだ。
ほかにも牛飼娘が『銀の匙』の御影アキだったり、
鉱人道士(ドワーフ)がハンター×ハンターのネテロ会長だったりと、
言われてみると、確かに似通ったデザインだったりする。
調べてみると、それぞれモデルがあるので面白い。

さらに世界観はバックボーンとされているTRPGという、
テーブルゲームのひとつである会話型RPGを想定している。
プレイヤーはサイコロを振ることで運命が決まっていく。
作中で頻繁にサイコロが出てくるのはそのためだ。
ゲームマスターという全体を裁定する神のような存在がいて、
秩序や平和を望む人々と魔人王が支配する混沌を
目指す勢力に世界は二分されている。
これらを理解していないと、
作品の全体像が見えないのが正直なところだ。

というのも、この作品をリアルなRPGというつもりで
観ていると、かなり多くの部分で疑問を感じてしまう。
まず、ゴブリンをこの世界で弱いとしている
説得力をほとんど感じることができない。
もちろん、RPGをやったことのある人なら
事前のイメージでそう思えるだろうが、
この作品のゴブリンは知性がないといえど、
普通に剣を振り回してくるし、毒を塗った弓矢も放ってくる。
毒にやられると短時間で死んでしまう。
死亡すると生き返ることができない。

この世界では物語の何年も前からゴブリンによる殺戮が頻発している。
性格は狂暴で、人間を殺して強奪することを当然と思っている。
そんな危険な相手が雑魚と見なされ、相手をするのが
駆け出し冒険者しかいないということが既に納得できない。
当然ながら、複数で来られたらやられてしまう。
シャーマンや「渡り」などの上位種がいれば尚更のこと。
これは国家レベルで対処しなければならない事件だ。
しかも、ゴブリンはオスしかおらず、女性の人間を襲い、
短い期間で自分の子供を何匹も産ませることが可能だという。
だとすると、ゴブリン相手に女性の冒険者、
しかも駆け出しが討伐に向かうことなどあり得ない。
これは、より残虐シーンを描きたかったためだけと思え、
個人的には、設定が破綻していると感じた。

また1話でリアルな描写を入れているのは良いのだが、
{netabare} そのままの世界観で物語が進むのかと思うと、
その後は、百匹以上はいると思えるゴブリンたちを、
たった5人で殺してしまうなど、
どう控えめに見てもリアルなどとは思えない。
相手が毒を使うときに限って、
毒に反応するカナリアを連れて行くのも{/netabare}ご都合主義だ。
リアル描写として納得できるのは、
洞窟で長い剣を持っていくのはタブーということや、
大量のゴブリンを刺すときに血糊で滑るので、
敵の武器で殺していくというところくらいなもの。
途中からは普通の異世界ものとなってしまった印象だ。
またゴブリンスレイヤー以外のキャラの掘り下げも
ほとんど見られず、凡庸なストーリーといえる。

ただ、この作品をリアルなどと考えずに、
残虐シーンのある異世界ものという感覚で、
そしてTRPGということを踏まえて観ると楽しめる。
{netabare} 例えば、8話でゴブリンスレイヤーが、
死にかけるのだが、{/netabare}
TRPGの神のような存在が興じる不条理な世界に
抗うという描写があって、面白いと思った。

全体の作画の雰囲気や効果音、OPの音楽などは
この作品にとても合っていたと思う。
また、全12話の物語を俯瞰して、
ゴブリンスレイヤーの人生を追って考えてみると、
構成や脚本は上手くまとまっている。
これは、最後の2話分の展開が優れていたことが大きい。
視聴者は最初から少しずつ
ゴブリンスレイヤーの苦悩を見せられている。
{netabare}村が襲われ、大好きな姉が目の前で凌辱され惨殺されたとき、{/netabare}
怖くて動けなかったことに対して自分を責め続け、
ゴブリンを殺すことに異常な執着を持つようになる。

そんな心を失った男が次第に、他人に心を開き、信頼を得ていく。
多くの人々の力を借りて{netabare}大量のゴブリンから牧場を守ったことで、
ゴブリンスレイヤーのなかで何かが大きく変わった。
その結果「ゴブリンを殺すだけ」ではなく、
「冒険者になりたい」という将来の希望を
初めて口に出すことができたのだった。{/netabare}
苦しみも哀しみも、そして喜びも他人と分かち合えることが、
人生をより豊かにすることを彼は初めて知ったのだ。
このゴブリンスレイヤーの心情の変化に
至る展開は上手く描いていた。
ラストに続編があるようなテロップが出たが、
ひとつのお話として、現時点でしっかり完結している。

自分の望むことを得るためには、
サイコロの出目になど左右されないほどの
何かをやり切るだけの強い意志と
周りを動かすだけの力が必要なのだ。
(2019年2月9日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 84
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

現実の魔物退治ってこういうことだよね・・・

原差悪未読。最終話まで視聴。

【衝撃的な第1話】
すでに多くの方がレビューされているので、詳しくは語りませんが・・・。

{netabare}衝撃的でしたね。
インパクトがありました。
ここで引いちゃう方には、残念ながら向かない作品と言うことになるんでしょうか。
そして、エロさとともに強調されたのがグロさ。

魔物退治って、現実にはこんな感じなんだろうなって思いました。
どこかファンタスティックに描かれることが多い魔物退治ですが、現実ってこうなんだろうな、っていう・・・。{/netabare}

【決して最強とはいえない主人公】
{netabare}かなり苦戦してましたね。
力で圧倒するというよりは、『知恵で勝つ』戦闘。

数で圧倒するゴブリンに苦戦するとか、結構リアル。
ここでも、現実の魔物退治を感じることが出来ました。{/netabare}

【ほのぼのほっこり日常パート】
{netabare}対照的に、日常パートは、ほのぼのほっこり!
平和な日常にホッとします。

ほのぼの日常パートと陰惨な戦闘パート。
このギャップが、この作品の魅力の一つかと・・・。{/netabare}

【物語を盛り上げる豪華声優陣】
小倉唯、井口裕香、内田真礼、東山奈央、中村悠一、杉田智和、松岡禎丞、日笠陽子・・・。
贅沢な声優陣ですよね!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 63

66.9 2 2018年度の恐怖アニメランキング2位
殺戮の天使(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (344)
1450人が棚に入れました
ビルの地下の最下層で目を覚ました少女、レイチェル。 彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。 地上を目指し、ビルの中をさまよう彼女の前に現れたのは、顔を包帯で覆い、死神のような鎌を持った殺人鬼ザック。 「お願いがあるの…お願い、私を殺して」 「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」 二人の奇妙な絆は、その””誓い””をキッカケに深まっていく。 果たして、ここはどこなのか。二人は何の目的で閉じこめられたのか。 彼らを待ち受ける運命とは。 密閉されたビルから脱出する二人の決死行がはじまった……!

声優・キャラクター
千菅春香、岡本信彦、櫻井孝宏、藤原夏海、伊瀬茉莉也、大塚芳忠

イムラ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

勉強になりました

<2018/9/22初投稿>
原作はゲーム?
よく知らないで見始めました。

少女レイチェルと殺人鬼ザックの地下からの脱出劇
謎解きホラーのような感じ。

正直面白いとこ全くなかったんですが、最終回がどうなるのかだけ気になって観続けました。
自分としてはそういうの珍しいです。

12話まできてサブタイに「終」つまり最終回マークが付いてたので「よーやく最終回♪」と観てみたところ、「To be continue」でかなり中途半端なところで終了。
そしてEDの後に「全16話。この続きはAmazonの有料ネット配信で」のご案内。

最初からその予定だった感じですね。
最初の12話をテレビで無料で流してネット配信へ誘導か。
それも謎解きもので。

テレビはもう撒き餌扱いの時代なんですね 笑

勉強になりました。
という意味で記念レビューです。

ちなみに13〜16話は観ないと思います。
そこまで最終回が気になるわけでもないので。

・・・この撒き餌作戦、もし気に入った作品でこういうことされてたら不快な気分になってただろうな。そういう意味で助かりました。

<2018/12/31追記>
昨日、ATXで残り13〜16話やってたので見ました。

感想は「やっぱ見なくても良かったな」

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マ・ジ・で~!?

原作未読。第12話まで視聴。
(あえて”最終話まで視聴”とは言わないけど、鑑賞状況は”見終わった”で)

{netabare}『つづきはwebで!』{/netabare}
第12話まで視聴した視聴者に向かって、こんな斬新な回が待っているとは、夢にも思わなかった。

さすがに少々ショックで、コメントする気になれない(笑)。

【だけど、ここは”少しだけ”大人になろう】
{netabare}中盤までは普通に楽しく視聴していたんだけど、神父の発する言葉が、意味深なのに意味不明で少々興醒めしました。{/netabare}

レイチェルはとても可愛かったし、アイザックも何やかんや良いヤツだった。
作画は丁寧に描かれている印象。

遠藤正明さんのOPが、少々物寂しい作品とは裏腹に、とてもアツくて良かった。


2018.11.02追記。
16話まで視聴しました。
結論から言うと、わざわざ課金してまで視聴する必要は無かったかなという感じです。

最大の謎である、{netabare}あのビルの正体と個性豊かな住民の正体については{/netabare}最後まで明かされませんでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

たった一つの約束だけが生きる理由

フリーゲーム「※1殺戮の天使」のアニメ化作品。

病院でカウンセリングを受けていたはずのレイチェルが目を覚ますと、そこは見覚えのない真っ白な部屋。

※2無数の監視カメラ、問いかけるタイプライター、屋外の様なフロア、昇降機、殺人鬼…。陳腐なオブジェクトに囲まれた現実味に乏しいその空間は、まるで悪夢のよう。

いかにもゲーム的な設定、ビジュアル重視の世界観に面喰らい、一見して、奇を衒っただけのデス・ゲーム、脱出ゲームの類を想像される方も多かろうと思いますが、原作ゲームのジャンルはサイコホラーADV(アドベンチャー)。怪物染みた思考を持つキャラ達(主にレイチェルとザックですが)の行動原理を紐解く様な物語になっていると思います。

登場人物達に共通する点を挙げてみると、レイチェルは無表情で、ザックは包帯で、ダニー先生は義眼で、エディは覆面で、キャシーはモニターで、外界との繋がりに何らかの形で制限やフィルターをかけている事が分かります。わたしたちのサムネも似たようなものですね(笑)

殺人の本質は、他者との関係を断絶する事にあると思いますが、単なる"無視"と異なる点は、その行為の裏に、他者、延いては理解者を求めてやまない寂しさがあるという事。人形の様な死んだ目をしたレイチェルに、殺人鬼達が心惹きつけられるのは、純粋なるものへの渇望、その瞳の中に自らの理想とする他者の姿を好き勝手に投影できるからではないでしょうか。

また殺人という行為は、少しだけ撮影という行為と似ています。対象の最も美しく見える瞬間を切り取り、保存する、時間を殺す、そして過去の記憶、あるいは一枚の絵の中に、甘い夢を見るという…。こんな話をしていると女性の手を切り取って愛でる趣味を持つジョジョの吉良吉影なんかも思い出しますね(汗)

世にいる全ての偶像崇拝者と同じく、殺人鬼達のレイチェルへのアプローチは、一方的で独り善がりの傾向が強く、その狂気を湛えた表情や言動は、まるで鏡に映ったもう一人の自分、あるいは物言わぬ人形に話しかけている様でもあります。

しかし、レイチェルは美しくも歪な生きた鏡。見るものを惹きつけ、そして絶望させます。

がらんどうのレイチェルに自らの理想を見ようとした者達の中で、ただ一人お人形を殺す事に興味の無い"まともな成人男性"である(笑)ザックだけが、鏡の背面にあるレイチェルの真の姿を見る事ができ、彼の保障した"約束"に込められた真意を漠然と感じ取ったレイチェルだけが、包帯に隠されたザックの魂を見つめる事が出来たのは、幸運としか言い様のない偶然ですが、愛と呼ぶに相応しい感情が、壊れかけの二人の心の中にも残っていたからと信じたい。

これは美女と野獣のお話ではなく、野獣と野獣のお話なのです。


※1:真田まことさん作、RPG風2D見下ろし画面を採用したアドベンチャーゲーム。レイとザックを交互に操作しながらフロア内の謎を解き、殺人鬼の徘徊する地下からの脱出を試みるゲーム。理不尽な謎は無く、アクション要素は方向キーによる鬼ごっこくらい。ゲームに不慣れな人でもエンディングを見る事が出来る。と思う。

※2:原作ゲームには天井にびっしりと並んだ無意味な監視カメラの配置は無いし、問いかけるタイプライターも無い。後者はごく普通のノートPCとして描写されている。ミスリード(夢物語と錯覚させる)を狙ったのかも知れませんが、物語の整合性を乱しますし、視覚的にも安っぽい演出になってしまっていたと思います。ダニー先生の舌や、エディの超人的な身のこなしについても残念。もっと人間らしい描写にして欲しかったです(汗)ザックの耐久力については原作準拠なのでスルーするとして(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29

63.4 3 2018年度の恐怖アニメランキング3位
伊藤潤二「コレクション」(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (140)
447人が棚に入れました
『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』を原作とする。
『伊藤潤二傑作集』は、『富江』『双一の勝手な呪い』『フランケンシュタイン』など、伊藤さんの人気作を全11巻に収録した作品集。
『魔の断片』は、「Nemuki+」に掲載された読み切り『解剖ちゃん』『黒い鳥』など、全8作品を収録。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、下野紘、名塚佳織、緑川光、小山茉美、末柄里恵

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ありのまま起こったことを話すぜ ホラーアニメ見てると思ってたらいつの間にかギャグアニメを見ていた

なにを言ってるかわからねーと思うが俺にも分からねー。

世界の巨匠伊藤潤二氏のホラーコレクション集。

ホラーとは書いたが厳密に言えばホラーっぽい何かだと思う。
その何かが高度なギャグであることに気付くのに少々の時間を要するのだがそれはまた後ほど。

少なくともホラーと聞いて期待されるであろう恐怖感とかそういうのとは少しばかり縁遠い。

ただ雰囲気は妙におどろおどろしく悪く言えば気持ち悪い。
伊藤氏の絵柄は本来もっと気味が悪いと思うんだがこのアニメに関しては少しばかりそういうのが緩和されてる印象を受ける。
もっと忠実に気味悪く出来たはずである。

ともあれその抜群の気味の悪さ故にどうしてもホラー的ななにかを期待させてしまうんだがどういうわけかアニメで見ると絵柄 演技 見せ方 そのすべてが我々を恐怖より笑いに誘(いざな)ってしまうのだ。

シュールな笑いていうのかね こういうの。

怖いと思った回数より笑った回数のが間違いなく多いと思う。

そういう意味では下手な狙ったギャグアニメより笑えたぶん秀逸なギャグアニメであるとも言える。

笑わせようとする意図は無いのだと思うのだがそういうのに限って笑えてしまう。
そんな経験おそらく誰もがあることだろう。

繰り返すが雰囲気は実に素晴らしいのだ。
だからこそなんだかんだでラストが気になり見入ってしまう。

だが困ったことに物語のオチがよく分からん回もちらほら存在する。

例えばある不気味な存在がいたとしてソレがいったいなんであるのかとかいう説明が放棄されてるため不気味な話ではあったが結局なんだったんだ?て感じになってしまう回も少なくは無い。

知ってる人がどれだけいるかは知らないがホラー短編集「新耳袋」とかもそんな感じだった。
タイプ的には似たようなもんだろう。

そういう細かいとこを気にしたらダメなのかもしれないが気になるんだから仕方ない。
なんともすっきりしないこの気持ちをどうしろと言うのだろうか。

尚、オチの無い回の多い作品ではあるがたまに当たり回が紛れてるのがまた心憎い。

宝クジに当たるよりはるかに当たり回の確率は高いぶん随分良心的である。

不気味というだけでなくどこかシンミリとさせてくれるような秀逸な回も存在する。

個人的なお勧めだが「緩やかな別れ」と「案山子(かかし)」のラストは中々印象に残るものだった。

あんざんことか読んじゃうお茶目な人もいたらアレなんで念のため。

絵柄のせいなのかこれまた余り人気の無い作品のようだが回の出来自体は確かにピンキリではあるが惹き込まれるモノがあるのも確かであり間違いなく見て損はないであろう。

いや多分。

絵柄で敬遠するという行為はそれだけで人生の0.何%かは損していると言える。
絵柄が最優先されるのは薄い本だけで充分なのだと私は思う。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

気持ち悪いけれど、かなり笑えるホラー作品

ホラー漫画を原作として、毎回2つのエピソードで構成されるオムニバス形式の作品。全12話で計24のエピソードが描かれています。
内容的には、不気味だったり、不思議だったり、あるいはかなり気持ちの悪い物語が多く描かれていますが、どの話も発想が面白かったので、最後まで飽きることなく、とても楽しめました。ただ、ホラー作品として、観ていて怖かったかというと正直微妙なところ。作品の中で起きることがあまりにも現実離れしているためか、全体的にシュールな空気が漂っており、また、毎回の話のオチも、「え?これで終わり!?」みたいな唐突さがあって、なんだか笑ってしまうことが多かったです。
個人的に特に印象に残っているエピソードは、第2話Aパート「ファッションモデル」と第10話Aパート「グリセリド」で、前者のキャラはとんでもなく強烈でしたし、後者の内容の気持ち悪さは尋常ではなかったです。
声は、毎回なかなか豪華な声優を起用していて普通に良かったです。作画は、それほどリアルな系統の絵柄ではないので、グロいものが得意ではない自分でも意外と平気でした。全体的に独特な雰囲気や味があって悪くなかったと思います。また、EDの映像は、毎週その回の内容に合わせて変えていましたが、遊び心が感じられて楽しかったです。
最後まで観終わって振り返ると、24のエピソードの中で全く面白くないという話はなかったようで、どの回も平均して楽しめました。いちおうホラーというジャンルなので、意図したものかどうかはわかりませんが、笑ってしまうような場面も非常に多くあり、シュールコメディとして、とても出来の良い作品だったように思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

九会 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

気持ち悪さと声優さんの演じ分けを味わえる作品

ホラー漫画原作の作品。夏と言う事でホラーが見たくなって視聴しました。「コレクション」というタイトルからもわかるように傑作選のアニメ化みたいですね。

ここでの評価は低めですが、私はオムニバス形式の作品が好きなので楽しめました。まさに怪異という感じのお話、世にも奇妙な物語でありそうなお話、コメディタッチなお話etc……ホラーにも色々なアプローチの仕方を感じました。低めの評価はホラーというジャンルが何が起きているのか分からなかったり、オチが弱かったりすると何を見せられてるんだ……?ってなりがちですからね。作画というか絵柄も癖強めなのもありますし。
しかしながらいい意味で気持ち悪さにはパワーを感じる作品でした。原作を読んだことがないのでそれと比較は出来ませんが、アニメという媒体でも十分に感じられる作品だったと思います。地獄少女もそうですけど、スタジオディーンは醜くかったり、汚い部分の描写がうまいスタジオな気がします。映像がすごい!という訳では無いですが、毎回違うED映像にもこだわりを感じました。
声優さんに関しては複数役を演じる声優さんもいらっしゃるので演じ分けが楽しめたり、1話限りの声優さんも有名所の声優さんが多かったのでその点も楽しめる作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

65.0 4 2018年度の恐怖アニメランキング4位
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (82)
468人が棚に入れました
人間に危害を加えたり、事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を下し、あの世へ送る能力を持つ天才的な魔法律の執行人・ムヒョとその助手を務めるロージー。彼らの元にはいつも霊に悩める人々が訪れていた。そんなある日、ムヒョの魔法律学校時代のライバル円宙継(まどか そらつぐ)(エンチュー)がムヒョの前に現れ、壮絶な闘いの火ぶたを切る!

声優・キャラクター
村瀬歩、林勇、神谷浩史、柿原徹也、明坂聡美、河村梨恵、羽多野渉、斎賀みつき、野水伊織、太田哲治、天﨑滉平、上田燿司、小清水亜美、深川和征、池田恭祐

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

メメントモリ

あらすじ

本来なら現世にいるべきではない死霊が跋扈し人を害する事件が度々起こる現代の日本。この世界には、魔法律協会と呼ばれる魔法律によって霊の犯罪を裁きあの世へ送るために作られた新設の機関が存在している。

物語は、六氷魔法律事務所を主な舞台に魔法律を使いこなす天才少年ムヒョと凡庸な助手ロージーの二人の魔法律家の活躍を主軸に展開してゆく。

あまり人気ないのかな?
私は好きなんですけど。

OPの曲のタイトルがギフテッドだし
事件を解決していくにあたって
才能があるとかないとか
嫉妬とかも描かれていくんだけど

天才って概念は曖昧だけど
ギフテッドなら、あーって納得がいった。
天才って言葉、パワーワードすぎてw

これ続くのかな?
なぜロージーを選んだのか描かれてないし
エンチューとの結末も一旦綺麗に収められてるけど
2期があるのかないのかきになるところ。

ホラー・オカルトチックにちゃんと描かれてて
好感持ちました
アイキャッチがよかったな

この作者さん、もっとエグいのかける気がする
こう、心に暗雲が立ち込めて
心臓えぐるような
剣が天空から突き刺してくるような
と思って、眺めてます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魔法陣が誘う恐怖と涙の物語

この作品の原作は未読です。
友人から一昔前の作品と聞いて知ったのですが、週刊少年ジャンプに2004年~2008年の間に連載されていたようです。

最近の傾向でもあると思いますが、昔の作品がアニメ化される機会が増えている様な気がします。
「おそ松さん」、「深夜!天才バカボン」、「封神演義」や「うしおととら」など、昔に連載されていた作品…
或いは、「アトム ザ・ビギニング」、「DEVILMAN crybaby」や「Cutie Honey Universe」など、往年の名作を現代版にリメイクした作品など、挙げればもう少しあると思います。

流行りの原作を追っかけてアニメ化されるのも時代の最先端を走っている様な気がしますが、少し古くても完結した作品をラストまでアニメ化された方が、結果的には見応えがあると思います。
前者は、販促目的となるリスクを孕んでいますから…

だからこの作品にも並々ならぬ期待を持って視聴に臨みました。
この作品の主人公は、タイトル通り魔法律執行人のムヒョと、助手のロージの二人…
人間に危害を加えたり、事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を執行してあの世に送るのが執行人の役目…
ですが、執行人は刑を執行のため呪文を唱える時など一時的に無防備にならざるを得ない状況が生じるので、執行人をフォローするのが防御に長けた書記官である助手の務めになります。

ムヒョは最年少で執行人となった天才なのですが、助手のロージーは臆病で泣き虫なのでムヒョとは対照的…
何をやっても失敗ばかりのロージーは、天才ムヒョの助手が自分に本当に務まるか、四六時中悩んでいました。
ムヒョが執行人としてどれほど凄いのか…正直良く分からなかったのですが、二人は良いコンビに見えましたけれど…

でもロージーが悩む理由…分かる気がします。
私も決して天才ではないので良く分かるのですが、頭の良い人…頭の切れる人って本当にいるんですよね。
思考の次元が違うというか…自分との差を如実に感じるというか…
私がリアルでそれを感じる人は私よりも役職が上の方なので、毎日顔を合わせる事はありませんし、隣を歩く事もありませんが、ロージーの様に常に一緒にいたら否応なしに劣等感を感じてしまうでしょう。

ロージーは努力を怠る人間ではありません。
魔法律が大好きで一生懸命励んでいます。
けれども、そもそもの立ち位置が違うのですから、多少差が縮まったとしてもその差は歴然…
加えてムヒョの天才っぷりは世間に広く浸透しているので、何かと目に付く存在なんです。
だから様々なトラブルに見舞われるのですが、ロージーは自分の不出来でムヒョが傷付いていく様を間近で見続けなくちゃいけない運命を背負いながら物語が動いていきます。

完走して感じること…
ムヒョの仲間に対する優しさ…でしょうか。
普段の言動からは優しさなんか微塵も感じられません。
でも、いざという時、彼は何も厭わず真っ先に仲間のピンチを救おうとするんです。
失う痛みを知っているからなのでしょうか。
それが例え仲間じゃなかったとしても…

そんなムヒョの優しさをみんな知っているから、彼がピンチに陥った時、彼を全力で支えようとするんです。
その絆がこの作品は堪らなく気持ち良いんです。

でも、そんなムヒョを心の底から敵対視している人物がいるにもまた事実…
きっかけは気に留めなければ過ぎ去った思い出の一つにすらならなかったような、そんな出来事が起点…
色んな人が居る分だけ色んな感じ方がありますし、年月が思いを増長させるのも理解できるんですけれどね…
ムヒョが目指すゴール…まだ先はだいぶ長そうです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんの「GIFTED」
エンディングテーマは、ORESAMAさんの「ホトハシル」
個人的にはエンディングの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
正直1クールで終わると思っていなかったので、全12話と知った時は少し寂しさを感じました。
何故なら1クールで収まる物語のボリュームでは無かったから…
続きを期待しても良さそうなテロップが無かった訳ではありません。
でも物語としては未だ序盤なんでしょうし、これから面白くなってくる気配が感じられたところで終わってしまったので、何だか消化不良感が残ってしまいました。
続編の制作を期待したいところですが、これも円盤の売れ行き次第なんでしょうか…?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

1クールかぁ・・・。期待していたんだけどなぁ・・・。

原作既読。最終話まで視聴。

期待が大きかった分、1クールで終わっちゃって、なんか拍子抜けしちゃった感じ。
面白かったと思うんだけどなぁ。

天才型の魔法律執行人ムヒョと、失敗ばかりの二級書記官ロージー。
対照的なコンビですが、この2人のキャラが、分かりやすくてとても良いです。

普段は冷たいムヒョ。
だけど、いざというときには、ムヒョは最高の優しさを見せてくれます。

いつも失敗ばかりで。視聴者をイラつけせちゃうロージー。
だけど、努力を欠かさないロージーは、とても魅力的です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

59.5 5 2018年度の恐怖アニメランキング5位
闇芝居(第6期)(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (26)
106人が棚に入れました
2013年に第1期が放送された「闇芝居」は、身の回りの怪奇な都市伝説をテーマに、現代では珍しくなった紙芝居をデジタル表現で見せるホラーショートアニメ。第6期となる新シリーズでは、 身近な自然現象を題材にした、新たなストーリーが展開される。

声優・キャラクター
津田寛治、村井良大、平野良、石川由依、春名風花、須賀貴匡、野村修一、山崎直樹、竹井洋介、高山猛久、福田芽衣、田上真里奈、山口綾子、岸野聡子、沢井正棋、天乃舞衣子、今川碧海、とみたけ、佐々木舞香、野口衣織、鈴木聖奈、平野貴大、今城文恵、長谷川里桃、Sara、高島優毅

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

闇は深くなるばかり

全13話 1話5分枠のショートアニメ

闇芝居の6期です。都市伝説を主題にしている作品、1話ずつお話が違うので、この期から観ても大丈夫です。

5期と同じく一人方が全話ナレーションしていましたね。

1期から観ていると、展開に慣れてしまいましたw

ちょっとやそっとのことでは驚かなくなりましたねw

箸休めにどうぞ~

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

daruma さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

タイトルなし

感動系の話が多かったシーズンでした。

少しだけ初期のようなホラーも増えてきていてよかったです。

もう少し昔の「世にも奇妙な物語」みたいになればハマりそうな気がします。

「山曳呼」のラストはぞくっときました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1
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