怪物で笑いなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の怪物で笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月14日の時点で一番の怪物で笑いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.1 1 怪物で笑いなアニメランキング1位
うたわれるもの 偽りの仮面(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (541)
2730人が棚に入れました
目覚めたのは雪深き山間部。
過去も名も思い出せぬまま彷徨う男に、世界は優しくはなかった。
巨大な牙を持つ生物が襲い掛かり、闇に蠢く異形が男を追い詰める。
そんな男に差し出されたのは白く美しい少女の手……
その手を取った時、物語は始まった。

声優・キャラクター
藤原啓治、種田梨沙、利根健太朗、水瀬いのり、加隈亜衣、原由実、山本希望、櫻井孝宏、佐倉綾音

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終回の感想「おい。」

うたわれるものの2期です。
場所も登場人物も変わってます。

主人公はハク。
当然、記憶喪失です。
ヒロインはクオン。
謎の頼りがいがあります。
私はこっそり、「かなちゃん」って呼んでいるかな。
その他、可愛いのやら、強いのやら、危ないのやら。
サブヒロインがいっぱいです。
これ、恋愛抜きのハーレムアニメと言うのかな。

もちろん、前作キャラも強引に登場します。
トウカ;相変わらずアワアワしてます。
カルラ;不思議な色香を漂わせてます。
アルルゥ;成長してます。あっ、沢城様だ!
カミュ;くぎゅだ!

物語は、ほぼ箸にも棒にもかからない日常。
そして、時々、戦場です。
ラストにやっと急展開かな。
伏線を撒き散らして未回収だから、「なんのこっちゃ」ですね。
自分としてはキャラを見るだけで楽しかったのですが・・・

調べて見ると、これ三部作みたい。
結局は秋発売のゲームで種明かし。
これ、アニメ化してくれないと恨みます。

ハクで始まりハクで終わった本作。
肩の力の抜けた自然体キャラは私のお気に入り。
3期が気になる・・・かな?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まずまず面白い。でも、前作への愛ゆえに低評価。だって「うたわれるもの」って冠をつけているのだもの

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
前作「うたわれるもの」の後の世界、違う国の話です。基本的には面白いです。でも、前作を愛してる故に、少し低めの評価です。

様々な方のレビューを拝見しましたが、共感できる部分と、自分には理解できない部分がありました。でも、評価を見てみると、一番好評価をしているのが、「原作未プレイ&前作未視聴」組(ご新規)で、一番酷評してるのが、「原作プレイ」組(古参ファン)。私のように「前作視聴済み&原作未プレイ」組(アニメ派)は、物足りなさを感じている、という方が多いように思います。(ということは、シリーズ構成が悪かったのかな? 監督はあえて原作未プレイらしいし。)

つまり、受け手側の経験や期待値に左右されやすい作品、と言えるのでしょう。しかし、みんなに共通してるのは、「うたわれるものシリーズを愛している」という気持ちではないでしょうか? 少なくとも、私はそうです(前作はお気に入り棚)。よって、レビュータイトル通り「愛ゆえの批評」です。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前半は日常系アニメ、後半はシリアスもありの戦国絵巻要素が入ってきます。前作からのファンは、後半は多少楽しめるでしょう。

ここからはただの推測ですが、前半を日常系オンリーにしたのは、(ゲームの)販促が狙いなのかな? キャラを掘り下げればゲームで使いたくなるし、ストーリーに隙間をつくればゲームで補完したくなるしね。だとすれば、まあしょうがないのかなとも思いつつ、やはり、うたわれるものなら、胸熱の戦場を観たくなってしまいます。

「偽りの仮面」の一番の敗因は、ハクとハクオロ(前作の主人公)の魅力度に差がありすぎたことですね。

ハクもハクオロも背景は似ていますし、なぜか強者が協力してくれるというモテ体質は同じですが、如何せん、ハクには説得力がありません。ただダラけてるだけじゃん、アイツw それを「不思議な魅力をもった人」「なぜかはわからんが、アイツは信用できる」では、いささか乱暴かと思います。

「ハクオロ」は実績で信頼を勝ち得ていました。だからハーレムも許されたのに。ハクは、序盤にあった水車小屋を直すみたいなエピソードを、ちょくちょく入れてくれれば良かったと思います。

だから、トゥスクルと戦争になった時も、正直トゥスクルに勝ってほしかったです。20話あたりなんかまさにそう。あんな(人質作戦なんて)ショボい策で、(前作より更に成長しているはずの)ベナウィやクロウが負けてしまうのは、はっきり言ってショックでしたし、前作を馬鹿にされている気さえしました。まあ、だから直接対峙して負けたのを、ベナウィでなくクロウにして、しかも最後はハクが逃げる形にしたのは、前作ファンへの配慮なんでしょうけど。

あと、大和側で唯一好きになれそうなのがムネチカを始めとした八柱将の面々なので、彼らをもっと掘り下げて欲しかったな~と。

とはいえ、ラストは流石に胸熱で、少しは感動できる展開でしたね。タイトルの伏線回収は、正直、かなり早い段階で予想ついてましたけど。

こうなったら、3期に期待ですね!(ゲームは三部作らしいし)。新旧キャラが登場しまくり、多面的な(様々な戦場や政治の場、個人同士の)戦いをくりひろげる、硬派なヤツを期待してます! こうなったら原作もプレイし、記憶を上塗りして、3期に向けて準備しておくんで!(制作の思うつぼw)

私はどこまでも「うたわれるものシリーズ」には付き合っていきたい所存です!
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

格段に綺麗になった作画を引っ下げて帰ってきてくれました・・・

この作品は、うたわれるものの2期に位置する作品です。前作との直接的な繋がりがないのでこの作品から視聴しても問題はありませんが、前作より登場するキャラがいるので、懐かしさや1期との違いを堪能されたい方は前期からの視聴をお薦めします。

この作品の放送はとても楽しみでした。前作が好きで2巡くらいは視聴していると思います。
その上ヒロインのCVが種田さん・・・と知り俄然盛り上がったのを覚えています。

1話を見て感じたのは作画が格段に綺麗になっている事です。前作が2006年の春アニメで放送されたので今から10年前・・・今前作を視聴しても作画には古さを感じませんでしたが・・・
技術の進歩か制作陣の拘りか・・・それとも両方・・・?
作画の綺麗さには舌を巻きましたが、一番ビックリしたのが物語の序盤で前作のキャラ・・・カルラとトウカが登場してくれた時です・・・キャラデザがムッチャ綺麗になっているじゃありませんか^^
ここで前作の記憶を新たにするためもう一巡する事を決め視聴しましたが・・・その気になれば2クールの視聴だってあっという間です^^
こうして自分的には万全の状態で視聴を進めたつもりです^^

物語は、記憶の無い青年が猫耳しっぽのある美少女と冬の雪山で出会うところから始まります。
その少女は名をクオン(CV:種田さん)・・・各地を一人旅をしていたところでした。
青年は自分の名前すら記憶も無ければ文字の読み書きもできない有様・・・
これでは生活もままならない、という事でクオンが親代わりになる事に^^

親代わりになったクオンが最初にしたのは・・・名を与える事でした。
ちょっと考えたクオンは「あなたの名前は・・・ハク」
この名前は「伝承にまでうたわれし御方の名」
そして見覚えのある鉄扇をクオンはハクに渡すのですが、この時点で前作とどの様に交わっていくのかが半端なく楽しみになってしまいました。

肉体労働は苦手ですが頭の回転が早く機転の効くハクは、帝都でオシュトルに認められてクオンと一緒に働くようになり・・・ここから大きく物語が動いていきます。

クオンの勧めで旅籠屋白楼閣を拠点にしたハクは、オシュトルの命によりドブさらいの毎日・・・^^;
ですが、事あるごとにハクの周りには人が増えていくんです。
ハクは普段から特別何かに打ち込んでいる訳でもなければ、周りに気を遣って手伝ったりする様な事は決してありません。
白楼閣で見かける彼は昼間はお茶を飲んでいるか・・・甘いお菓子を食べているか・・・
夜になると男だらけの大宴会に興じてみたりと、やっている事は青年・・・というよりオッサンです^^;

でも・・・だからこそ彼の周りには何の気兼ねもいらないオーラが立ち込めているのでしょう・・・
そのオーラに惹きつけられ・・・癒される・・・だからハクの周りには人が集まるのだと思います。
元々はハクとクオンの二人だけだったのに・・・ホント大所帯と言っても過言ではないと思いますよ^^

クオン(種田梨沙さん):本作のヒロインでハクの親代わりでトゥスクル出身の彼女・・・前作とも大いに関係しています。
ネコネ(水瀬いのりさん):才女ですが激動を渡り歩くことを運命付けられ・・・
ルルティエ(加隈亜衣さん):気弱ですが家庭的で料理や裁縫を得意としています。
アトゥイ(CV:原由実さん):物腰の柔らかい口調が特徴の彼女ですが、戦闘力の高さが魅力です。
ノスリ(CV:山本希望さん):とんでもない事をやらかした後、ハクがお目付け役となり一緒に居ることに・・・
オウギ(CV:櫻井孝宏さん):ノスリの弟で情報の収集や操作が得意。
ウルゥル、サラァナ(CV:佐倉綾音さん):鎖の巫と呼ばれる双子の能力者。
ヤクトワルト(CV:江口拓也さん):各地を渡り歩く剣豪。
シノノン(CV:久野美咲さん):ヤクトワルトの養女。

回を重ねるにつれハクの周りが華やかになっていったと思っていましたが、改めて見てみると女性の比率がメッチャ高いじゃないですか・・・!?
これにカルラとトウカもいるんですよね・・・カルラのその妖艶さはどこから・・・っていう位魅力的・・・
ハク・・・これは羨まし過ぎでしょう^^;

こんな平和な毎日がずっと繰り返されれば良いのに・・・
でもそんな思いは所詮フラグでしかありませんでした^^;
久々に聞いたトゥスクルの地名・・・帝都に起きた一大事・・・
でも事態はこれだけでは済みませんでした・・・

大粒の涙が・・・嗚咽が止まらない・・・
「どういう事かな・・・?」が唯一発する事のできた台詞・・・
その目に生気は宿っていますか・・・?
それでも約束を違えぬようにと全てを振り払って前を見つめるのですが、その目に映っているのは何だったんでしょう・・・
詳しくは本編でご確認下さい。
最終話・・・私は涙が止まりませんでした。

オープニングテーマは、「不安定な神様」「天かける星」
エンディングテーマは、「ユメカウツツカ」「星降る空仰ぎ見て」
全てSuaraさんが歌っています。
オープニングはどちらも格好よくて好きな曲でした。
うたわれのテーマソング=Suaraの図式が既に出来上がっていると思います^^

2クール全25話の作品でした。前作は2クールで物語に区切りがつきましたが、今回の作品は2クールでも未だ道半ばです。
少し前に3期の噂をネットで目にした事があります。
物語の展開的にも面白くなるのはむしろここから・・・という感じがします。
続編が出るという前提で見ると作画も綺麗・・・キャラデザも綺麗で見どころ満載・・・
物語の展開的には帝都の物語にトゥスクルがどう絡んでくるのか・・・あるのは期待ばかりです。
この作品をしっかり活かすためにも・・・続編の制作を宜しくお願いします。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20

63.2 2 怪物で笑いなアニメランキング2位
11eyes イレブンアイズ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (576)
3595人が棚に入れました
平凡な生活を送っていた皐月駆だが、ある日幼なじみの水無瀬ゆかと共に、突然不気味な異世界へ迷い込んでしまう事に…。
血の色にも似た不気味に赤く染まる空に、漆黒の巨大な月。そんな『赤い夜』の世界に、呆気にとられる駆とゆか…。
さらに、二人の周りに異形の怪物が現れ、襲いかかる。駆たちの命をかけた戦いが始まる!

声優・キャラクター
小野大輔、後藤麻衣、浅川悠、力丸乃りこ、壱智村小真、森久保祥太郎、萩原えみこ、水橋かおり、たかはし智秋

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャケット・・・やっぱり良かったです(//∇//)

本作品は、『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』というゲームソフトが基になっているそうです・・・ゲームはやらないので知りませんでしたが・・・^^;

この作品との出会いは、あにこれで棚に入れると、「こんな作品もお薦め・・・」と3作品位出てくるレコメンド機能がありますよね・・・あれです^^;
・・・ジャケットのデザインが妙に気になって、なんの気無しに自分の棚に入れたのが始まりです。

視聴済みの方のレビューを少し拝見したので、自分の中で本当は優先順位はもっと後の方だったのですが・・・

私は、視聴済みと未視聴の作品を棚の中で分けているので、棚の整理や次に視聴する作品を探す度にチラチラとジャケットのデザインが目に入って来て・・・そのうち頭から離れなくなりました・・・(//∇//)
(これは、見ない限り続くよね・・・)と思い、思い切って視聴しました・・・^^;

ですが、ジャケットのデザインで作品を選んだ事が無かったので・・・もしかしたら、ジャケットを飾っているヒロインの水奈瀬 ゆか(みなせ ゆか)ちゃんに作品を見てもいないのに惚れ込んでしまったのか・・・ただ単に恥ずかしいだけなのかは正直わかりません(//∇//)・・・そういう経験ってありませんか・・・(//∇//)

・・・という意識があったせいか、私はそこそこ面白い作品だと思いましたよ^^;
突如辺り一面が赤く染まった世界に引き込まれてしまい、そこで自分の力に覚醒し、真実を目指していく・・・という感じです。
人を好きという気持ちを表面に出せる人と内面に秘めてしまう人っていると思います。これまでの生まれや育ってきた環境によっても差が出る人格・性格の描写などは上手に表現されていたと思います。

なので、・・・もし興味のある方はご覧頂いてもいいかも・・・です^^;

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ヤンデレという愛情表現♪

音楽の良さが目立つ作品♪
シナリオ内容は正直、イマイチ↓↓
しかし、キャラの良さはかなり評価できる☆
それぞれのキャラが良い味を出している中、私が特に推すのは【水奈瀬ゆか】!!

この子の傾いた愛情表現は抜群に良い♪♪
まぁ、これで可愛くなかったら悲惨なのだが・・・。
可愛ければ全てが許されるww
ヤンデレ最高っ~~~~~♪♪♪♪

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最後あれは・・・・・

突然、赤い夜に引き込まれた男女が織り成す物語。

異世界の生物、突然襲いかかってくる謎の集団、

その中で生き残るために戦い、そして全ての謎が明らかに

なるにつれて変わる見方、この短い12話で急展開だった話。

最後のあれが真エンドだったならばなんかポッカリと

穴があいたままになるような作品でした。

9/30 星評価変更、追記(7/30より)

ゲーム原作だったので体験版とやらを

やって見たのですがこれまたよく分からなかった。

本作の方はしないことにしようかな・・・

それとOPが良かったです。

特にサビの『友と交わした明日のために』ってところは

このアニメの真核を表しているように思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 13

71.2 3 怪物で笑いなアニメランキング3位
トライガン [TRIGUN](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (320)
2278人が棚に入れました
砂だらけの荒涼たる大地、容赦無く照りつける二重恒星からの日差し……ここは5つの月を従えた砂漠の星。人々は荒れた大地にしがみつき、血と汗で大地を湿らせながら細々と生きている。そのささやかな暮らしも、荒くれどもが銃をぶっ放して台無しにすることもある……ここはそんな世界。その過酷な世界に1人、赤いコートにトンガった金髪の、トラブルメーカーがいた。名をヴァッシュ・ザ・スタンピードという。彼は荒涼としたこの世界を放浪しながら、何かを探している。分かっているのは彼が凄腕のガンマンで、とてつもなくタフで、そして、筋金入りの平和主義者だということ。気のいい青年だが余りの傍迷惑ぶりに、付いた渾名が「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」。とうとう局地災害指定を受ける羽目になった彼には、保険会社からお目付け役が派遣される始末。しかし、彼には幾つもの秘密と、胸に秘めた決意があった。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おおらか晴天活劇

原作・内藤泰弘、監督・西村聡、脚本・黒田洋介

これも楽しいアニメだったなぁ。
ガンアクションだけど主人公がヘラヘラして柔和、お人好しでお調子者で悟られない器用さがあって腕の立つ奴。だけど実は背負ってるものはデカイぜという格好良さげな設定。
人を殺さずも通った街は何故か破壊してしまう「人間台風」ヴァッシュ・ザ・スタンピードの活劇珍道中と、彼を追う保険屋さんの女の子2人組。

女の子がでかいのとちっこいのがいて、ちっこいのが鶴ひろみさんで世話焼きお姉さんぽさがステキ。
でかいのは雪乃五月さんでおっとりマイペースで和ませられます。

全体に漂うB級感がまた応援したい気持ちを促します。
アクションフィギュアのような設定の、ゴテゴテしたギミックの悪者が多く。
90年代テイストで、今観ると荒い…いや当時観ててもザックリした作画やアイキャッチのやっつけ感やエンディングの音階の危うさは何なんだという気持ちはあったっけ。

しかし何というか気性がおおらかで良いんです。
クライマックス部分では少年漫画のような熱さもあり。
「…なら仕切り直せばいいだろ!
未来への切符は、いつも白紙なんだ。」

基本、人の善い話です。
乾いた大地に繰り広げられる人情味あるガンアクション。
晴天ばかりでうらやましい。今の季節特に。

原作は途中からシリアスみが深くなって…そういえば続きの「トライガンマキシマム」最後の方まで読んでいませんでした。
でも心の中にこの作品は住んでるんだ!
うん、原作今更読みたくなってきたぞ(`・_・´)



劇場版は絵がキレイ。
のびのび動くお馴染みのキャラにお馴染みの声。
動きに重心を感じるわ、冒頭の殴られるシーンがちゃんと殴られてるみたいだわ、これがテレビ番から10年後の世界か、と。

ハリウッドアクション映画のようなベタな展開ではありますが

たくさんの人物が入り乱れての、音と動きのアクションの切り替わりが爽快。会話の飄々さも、テレビ版でこなした分上手くなってた気がします。

でも劇場版のキレイなの観た後でも、こちらのテレビ版のザックリした雰囲気も嫌いじゃないです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 32
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

極悪人を許す行為と殺す行為 どちらが正義か悩み葛藤する物語

この物語はガンアクションがありますが、とても温かい内容です。

主人公のヴァッシュ・ザ・スタンピードは、最強と噂される凄腕ガンマンです。
だが彼は平和主義者で、どんな時でも人を殺しません。

不殺の信念を貫く彼は、全身のいたるところに生傷が絶えません。
ときには激しい怒りを感じ、悔しい思いもします。
それでも彼は、自分の信念を捨てることはありません。

私だったら、こんなに体が傷つけられて悔しい思いをするのには耐えられません。
きっと不殺の信念を捨てるでしょう。

ところで、どんな極悪人でも決して殺さない彼の判断は、周りの人をも不幸にしていきます。
なぜならば、彼の行く先で、必ず彼に挑戦し名を上げようとするならず者が現れ、
そのあおりを受けて周りの人が傷ついたり死んだりするためです。

だから彼には「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」というあだ名がつき、彼が通った場所は局地災害指定となります。
しかも彼には600億$$の賞金がかけられます。


ヴァッシュは、3人の仲間(?)と一緒に旅をします。
一人は小柄な女性のメリル・ストライフ。もう一人は大柄な女性のミリィ・トンプソン。
彼女ら二人は、保険協会の災害調査員です。ヴァッシュが事件に巻き込まれ「災害」が発生した際の査定をします。
もう一人は牧師のニコラス・D・ウルフウッドです。

みんなとても温かく、ヴァッシュは3人を信頼し、仲間だと思っています。
だがウルフウッドの本当の目的は、{netabare}ヴァッシュを葬ることでした。{/netabare}

ウルフウッドは牧師ですが、極悪人を平気で殺します。
そうすることで、多くの人を救える確信を、彼は持っています。
実際に、その判断のおかげで、ヴァッシュたちが救われたこともあります。
ウルフウッドの強烈な魅力に、私は圧倒されました。


ウルフウッドの信念とヴァッシュの信念とが異なるところが見ものです。
どちらが牧師なのか、疑ってしまいます(^_^;)

まだ見られていない人は、この物語を見て、おおいに心を葛藤させてください。
きっと心に残る物語となるでしょう。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 30

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

西部劇(ちょっとSF入り)

叩かれ、陥れられ、傷つけられ、不当に濡れ衣を着せられても、やさぐれず己の信じる正義を頑なに貫く主人公。
普段はトボけて優しくお人好し。それでいて、戦闘になるとめっぽう強い主人公というのは手堅い一種のテンプレート。今時は流行らないですが、愛嬌があって感情移入の対象としては抜群です。
そんな主人公を取り巻く、ガンアクション活劇。
SFも入ってます。


メインストーリーは、主人公の過去にまつわる謎解き、そして復讐劇。
十字架を背負わされながらも、人間の善意を信じている主人公ですが、旅から旅への行く先々で、過去のしがらみまつわる事件に関わってしまいます。
大抵、ヒドイ目や悲しい目に遭うのですが、苦笑してその運命を受け容れる。
ひょうきんなキャラクターの裏に漂う哀愁と彼をそうさせる信念の強さが本作の軸。
一見、コメディ風にみえますが、話自体はシリアスで重いです。

90年代の作品なので、キャラデザ、作画の古臭さは否めません。
ガンアクションとしては、多少大げさで荒唐無稽なところはありますがバトルはそれなりに面白い。
SF設定や物語としては、可も無く不可もなく。微妙に恋愛要素もありますが申し訳程度です。
やはり見せ場はヒューマンドラマ部分。
痛々しくもいつか報われる日がくるんじゃないか、と感情移入しながら見るものではないでしょうか?


西部劇風ガンアクション+哀愁物語。
こういうジャンルがお好きな方にはオススメできます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 22

67.1 4 怪物で笑いなアニメランキング4位
怪人開発部の黒井津さん(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (203)
621人が棚に入れました
正義と悪がぶつかり合う世界、人知れず戦う人々がいた。それは幾度となく正義のヒーローに倒されていく定めの悪の怪人を作り出す開発部で働く人々である。地下深くに存在する秘密結社アガスティアの研究室で、彼らは実験や研究だけではなく、開発の予算取りからスケジュール管理、そして幹部の決裁をもらうためのプレゼンという名の戦いの日々を過ごしているのだった。アガスティアでヒラ研究員として働く黒井津燈香は、佐田巻博士と共に数々の難関をかいくぐりヒーローを打倒する怪人を見事作り出すことができるのか!?その宿敵として黒井津たちの前に立ちはだかるは無名で無敗の変身ヒーロー・剣神ブレイダー!この物語はヒーローを倒す怪人を開発すべく奮戦する、もうひとつのプロフェッショナル達の日々の記録である。

声優・キャラクター
黒井津燈香:前田佳織里
ウルフ・ベート:天野聡美
佐田巻博士:梅原裕一郎
佐田巻健司/剣神ブレイダー:寺島拓篤
アカシック:M・A・O
メギストス:稲田徹
カミュラ:竹達彩奈
カノン・サンダーバード:土岐隼一
ヒュドラ:藍川ふみ
ヒュドラの姉妹 一姉・三姉:松田利冴
ヒュドラの姉妹 二姉・四姉:松田颯水

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

悪の組織は優良企業?

安定して面白いギャグアニメ、でも作画はちょっと不安定だった。

実在するご当地ヒーローが出てきてちゃんと紹介するところがいいですね。
わたしは戦隊ヒーローまったく知らないのですが面白かったです。
知ってる人はもっと楽しめるんでしょうね。

【キャラクター】
キャラデザ可愛くていい感じ。
悪の組織って言うからもっと殺伐とした感じかと思ったら、見せかけだけでかなりゆるい雰囲気。
メギストスは悪の組織の幹部なのにいい上司すぎてホワイト企業なところが笑えますね。キャラクターはいい感じにゆるくて好きです。

【設定】
一般的なサラリーマンの苦悩をゆるい悪の組織に置き換えることでコミカルに表現しつつなにげに日本の会社の問題点を皮肉ってるところとか面白いと思いました。

【感想】
ギャグアニメなのに下手なシリアスアニメより出来が良くて普通にいいアニメですね。
なんか楽しくてやりがいのありそうな職場。
わたしも怪人の仲間になろうかなって思いました。

あ、これって怪人にまんまと洗脳されてる?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無敵のヒーローを倒す簡単なお仕事です

この作品の原作は未読です。
事前情報ゼロで視聴に臨みましたが、私にとって嬉しいサプライズがありました。
この作品の主人公である黒井津燈香を演じているのが、かおりん、前田佳織里さんだったということです。

最近、私の中でかおりんの存在が赤丸急上昇中です。
2017年以降、「アイカツスターズ!」「Back Street Girls -ゴクドルズ-」や「球詠」などかおりんが主要登場人物を演じているTVアニメ作品は大体視聴済ですが、赤丸急上昇のきっかけは、やはり「アサルトリリィ Last Bullet」でした。
ここでは、「グランエプレ」というレギオンのリーダーである今 叶星役を演じています。

多分、ゲームだけならそれほど印象に残らなかったかもですが、「ラスバレ放送局 powered by Mildom」というタイトルで、Mildomによる生配信が不定期に行われているのが起点になっていると思っています。
この番組では、ゲーム内情報という側面だけじゃなく声優さんそのものにも焦点を当てているので、キャラ愛の深さやミニゲームによる素の部分が見れるなど、盛り沢山の内容なんです。

その中でもグランエプレのリーダーとしての立ち振る舞いは素晴らしいの一言に尽きます。
アニメの放送以降、物語も様々な展開を見せてくれているので、何度もオーバーラップしながら視聴させて貰っているうちに、赤丸急上昇中の声優さんになりました。

かおりんの事は、できるだけサラッと書くに留めておくつもりでしたが…やっぱり駄目でしたね^^;
思い切り脱線してしまいました…


正義と悪がぶつかり合う世界、
人知れず戦う人々がいた。

それは幾度となく正義のヒーローに倒されていく
定めの悪の怪人を作り出す開発部で働く人々である。

地下深くに存在する秘密結社アガスティアの研究室で、
彼らは実験や研究だけではなく、開発の予算取りからスケジュール管理、
そして幹部の決裁をもらうための
プレゼンという名の戦いの日々を過ごしているのだった。

アガスティアでヒラ研究員として働く黒井津燈香は、
佐田巻博士と共に数々の難関をかいくぐり
ヒーローを打倒する怪人を
見事作り出すことができるのか!?

その宿敵として黒井津たちの前に立ちはだかるは
無名で無敗の変身ヒーロー・剣神ブレイダー!

この物語はヒーローを倒す怪人を開発すべく奮戦する、
もうひとつのプロフェッショナル達の日々の記録である。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

視聴を始めて気付くこと…
それは、起用されている声優さんが半端無いことです。
M・A・Oさん、あやち、とみたんに原田ひとみさん…
M・A・Oさん…どれだけ忙しくされているんでしょうね。

物語は割と日常成分が増しましの感じなので、気楽に視聴できる作品です。
声優さんの演技を堪能しながら視聴するのも良きかと思います。

そう言えば、黒井津さんたちの真の目的は正義のヒーローを倒す事ですよね。
確かに何回かはヒーローとの対戦を目にしましたが、正直どれもぐだぐだだったような…
でも黒井津さんたちが、少ない予算の中で奮闘している姿を見ると、結果オーライ的に思えてくるんですよね。

でも、もしこのぐだぐだの展開が最終話に向けた布石だったとしたら…
結構しっかり構成が練られていると考えても良いのではないでしょうか。
これまでのぐだぐだ感があったから容易に受け入れられる展開に昇華したのでしょう。
そう考えると面白いですね^^

私のレビューの半分はかおりんの記事になってしまいましたが、全国津々浦々で活躍する地方のヒーローなども登場するので、自分の地元や気になる地域をチェックしてみるのも一興なのではないでしょうか。

オープニングテーマは、AXXX1Sさんによる「Special force」
エンディングテーマは、メイビーMEさんによる「曖昧あいでんてぃてぃ」

1クール全12話の物語でした。
かおりんの活躍が堪能できましたし、その他の声優さんの演技も堪能できたので個人的には大満足です。
こういうサプライズに出会えることをこれからも期待しています。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

理想の上司は、ウッチャンよりイチローより、メギストス様(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ご当地ヒーローの悪役(悪の結社)を主役に据えた、ギャグアニメ。

ブラック企業ネタやご当地ヒーローネタなんかが満載で、緩やかに笑えるアニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
メギストス様、良いわ~(笑)

2話が1番好きでした。仕事的に厳しい時はちゃんと厳しいし、優しいところは限りなく優しく、なんか可愛いメギストス様に惚れました(笑) ああいう上司の元で働いてみたいもんだな、と。

なんか、メギストス様と黒井津さんのラブコメ、見てみたい気がしました(笑)

一方、ウルフ君とかのエロネタはいらなかったかな~と。

別に、アニメにおけるエロを全否定するつもりなんかなく、このアニメには不要かなということ。普通に、会社ネタ、飲み会ネタ、ヒーローネタなんかで通してくれれば良いな~と思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ギャグか。これ、本物のご当地ヒーロー? 締め切りはゴムで出来ている(笑) 良い上司(笑) 

2話目 ☆4
派遣で福岡までは行かんだろ(苦笑) メギストス、めっちゃ優秀で良い上司(笑) この2人のラブコメ、見てみたいな(笑) スーパー銭湯(笑) Bパートは、良い話。ある程度の地位にいくまでは仕方がないよな。

3話目 ☆


4話目 ☆3
判子もらうのも大苦労(笑) 幹部、面倒くさい(笑) 

5話目 ☆


6話目 ☆3
チョコ怪人。メルティちゃんの切れ端、は悲しい(笑) 朝礼50分(笑)  強い戦闘員はヒーローに転職(笑)

7話目 ☆3
飲み会(笑) 無礼講三パターン(笑) 飲み会で仕事を熱く語るのは嫌われるよな~、私だけど(笑)

8話目 ☆4
メギストス様、格好良いな(笑) ヒーローの運用コスト(笑) 博士の弟なん?(笑) 

9話目 ☆3
すげぇ飲み屋(笑) 正義も悪も、引退後は潰しが効かない。(笑)

10話目 ☆


11話目 ☆3
アイドルの話。悪くはないけど、ちょっと切なくなってしまった。後半のエロいのはいらないかな。

12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20
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