怪物で戦闘なTVアニメ動画ランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月10日の時点で一番の怪物で戦闘なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.1 1 怪物で戦闘なアニメランキング1位
レッドガーデン RED GARDEN(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (112)
613人が棚に入れました
ニューヨーク。過酷な運命によって近づいた少女たち―17歳の葛藤。ぶつかり合う価値観。しかし、やがて日常は優しい言葉にあふれていることに気付く。同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレア。その日、少女たちは朝から身に覚えの無いおかしな感覚を感じていた。怪訝に思う少女たちに伝えられる、クラスメイト・リーズの突然の死。
その日の暮れに、悲しみのなか、まるで導かれるようにして少女たちはひと気の無い夜の倉庫街に集まった。
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

突然歌いだす、謎の演出のある不思議なアニメw

ある一人の少女の突然の死を機に、死んだ少女の友人だった4人の少女達の日常は、
普通の少女としての生活とはかけ離れたものになっていく...って感じのお話。
全22話+OVA1話です。OVAは後日談っぽい感じですね。

正直、それほど面白いってアニメではないのですが なんとなく好きな作品。

作品の独特な雰囲気や大まかな設定、キャラデザに声優さん、あとOPが好きです。
まぁ声優さんについては沢城さんが好きってだけなんだけどw
あくまで、ただ好きってだけなので良い作品だとは全然言えませんww


ストーリーとしては、アメリカの高校を舞台にしたオカルト要素の強い
サスペンスホラーって感じなのかな。
でも、困った事に設定は結構穴だらけだったりするんですよねw
その上、説明不足な部分や疑問点が多かったりもします...

まぁ説明不足に関しては、あくまで少女達の視点で物語が進んでいき、
彼女達が重要な事は何も知らされてないって前提だからかもだけど、
曖昧な部分が多くてモヤモヤしますねw
{netabare}
意地悪だったグレースの子がいきなり心を開いたのは少し不自然だったし
そもそもなぜ主人公たちが死んだ理由がわからない。

死んだ理由はハッキリさせて欲しかったな... 何の為にあの場所に行ったのか、
そこで何があったのか、何故死んでしまったのかとか、すごい気になる...
流石にそこはしっかり描かないとダメでしょw
{/netabare}

最終話も、一応完結はしてはいますが、終盤は展開の速さは否めないし、
ちょっとしんどいまとめ方だったなって印象。
あと数話あれば、キレイに終わってかもって少し残念だったかな。
{netabare}
アニムスとドロルの抗争は物語のメインストーリーであるにもかかわらず、説明が
ほとんど無く組織の背景も曖昧にしか語られていないのでスッキリはしないです。

そもそも、そこらへんをちゃんと考えられてたのか疑問ですねw
{/netabare}

ただ、そんな感じでストーリーに関しては残念な部分が多々ありましたが、
この作品の見所としては、少女たちの人物描写や心理描写です!!
ストーリーはともかくキャラに対する描写は良かったw

突如 過酷な状況に置かれた少女たちの日常と非日常。それにより生まれる少女たちの
苦悩や葛藤、そして絶望。 それでも生きようともがき、運命に立ち向かう姿や
少女達の間に次第に結ばれていく絆など、とても丁寧に描かれていました。
{netabare}
個人的には、レイチェルが一番共感できましたねw

自分の存在が、普通の人間と変わってしまって、恋人との関係性で葛藤したり、
「死」が身近に有る戦いでの、戦わないローズはイラっとしたりとw
でもまぁそれもリアルですよね。普通の人間じゃなくなったら周りとの違いを感じて、
悩んだりもするだろうし、恋人って近い存在だからこその葛藤もあると思うしね。
それに、いきなりバケモノと怖くて戦えないローズも、それを見てイラついちゃう
レイチェルもねw

ローズとレイチェルの心理描写は、露骨でしたが共感出来て良かったです。
{/netabare}

それに、4人はメインキャラたちも魅力的で良かったんですよね~ 4人共全く違う性格で、
それぞれ人生観や価値感などをしっかり持ってますしね。
個々の想いがしっかり描かれてるのが、この作品の良い所ですw
とはいっても、ココが全てな作品なんですけどね...


まぁ、そんな感じの内容の作品なので、物語の謎を追う方をメインにして見てしまうと
残念な感じに思ってしまうかもだけど、揺れ動く4人の姿に焦点合わせて見るなら
結構楽しめる作品だと思います!!
でもまぁ、色んな意味でクセの強い作品なので、人にはオススメは出来ませんけどねw


あと最後に、OVAの「デッドガールズ」なんですが、本編を観た人には面白いと思える内容だと
思うので、最終話まで観た人にはオススメ。というか、是非見て欲しいですww
それじゃあ、ネタバレじゃないけどOVAの感想も少しだけ。
{netabare}
本編はシリアスで暗い雰囲気の作品でしたが、OVAはコメディ要素が多い作品に
なってますねw 1時間位のお話です。

内容としては、後日談なのかと思ったら少し違うのかな!?
まぁその後である事は間違いなさそうだけど。
{netabare}
本編で既に死んだ人や月日的にもう死んでるだろうって人や出てきたりするし、
どういう設定なのかな!?設定がよくわからない。
主人公たちの性格が変わっているのは何百年も生きてきたからだろうけど...{/netabare}

あっそれと、別にOVA見たから、本編の謎が解るとかは無いですww
正直、ちょっと期待してたんだけどな...

でもまぁ自分は結構楽しんで見れました。面白かったですw

ただ、RED GARDENを最後まで見たなら笑える場面もありますが、
OVAだけで見ても面白い作品ではありません!!
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突然「あなたは死んでるの」って言われても???ですな。

エミさんからのご推薦。

舞台はニューヨークのルーズベルト島、時代はわかりませんが今っぽい。

ここでは2つの集団が敵対しています。
1つは「アニムス」女性だけの集団で、死んだ後生き返って不死の体と
なってます。(身体能力もUP)ただ本人が生きる意志を無くすと灰に
なってしまいます。加えて定期的に戦ってないと体調が悪くなります。

もう1つは「ドロル」男女両方いますがアニムスからの呪いで、早かれ
遅かれ覚醒し、そうなると自我を失い獣のようになってしまいます。

ある事件をきっかけに4人の少女がアニムスの一員となり、それぞれ
運命共同体としてドロルと戦う事を強いられます。

設定として面白いのは、同じ学園にいながら立ち位置がみんな違うため
なかなか距離が近づきません。
模範優等生、不良一匹狼、ヤンキーお嬢、もじもじさん、こんな感じです。
どう考えても仲良くならないよなぁ、、、。

それでも生きてゆくため、指令が下れば4人そろって戦わなければならない
のです。

理不尽な環境の中、4人それぞれの苦悩や葛藤、また戦いの中で少しずつ
近づいていく距離。

彼女たちに幸せは待っているのか?


感想
鬱展開が結構続きますが、それぞれの心理描写は丁寧に描かれており
またご都合展開もないので(リアルだったらこういう反応するよなぁ
って描写が多かった気がする。)私的には観て良かったと思えた作品
でした。
シリアス好きな方にはおすすめですね。

4人の中だとクレアが印象的。沢城さんの演技は特に印象的でした。
人気あるのもうなずけますねぇ。


おまけ
OVAの「デッドガールズ」も観ましたが、こちらは何100年が後の
設定で、4人それぞれがぶっ飛んでます!
長く生きたおかげで強くなったのね。w

合わせて観ると、より楽しめます。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 16

alpine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

洋ドラっぽいホラーミステリー作品

全22話。
画風が独特(女性週刊誌のイラストのような画風)な事と
欧米テイストな日常生活が舞台なので、苦手な人は終始ダメかもしれない。

舞台はアメリカニューヨーク…だと思う。
(コニーアイランド、ルーズベルト島、ブルックリン橋等…)
元々仲が良いわけでもない女子高生4人が事件に巻き込まれ
リビングデッド化し、苦楽を共にするようになっていく。

前半、4人戦は訳のわからないまま戦いを強いられるが
そのまま超能力バトル展開になるわけでもなく、淡々とストーリーが進む。
4人のヒューマンドラマと謎の敵についてがメインとなる。
後半は、彼女達が能力に目覚め始め、敵側のストーリーも多くなってくる。
下衆男のゲスっぷりが見所。
最終話まで、戦闘シーンは控え目。

悪い点は…序盤のミュージカル要素のせいで色々ぶち壊しになっている。
なぜやったのか問い詰めたい。(尺の都合だろうけど。)
事あるシーン毎にミュージカルを思い出して吹きそうになる。
それと、終盤にちょっと詰め込み過ぎた点と一部疑問点。
あと2話ぐらいあれば、もうちょっと綺麗にまとまったかもしれない。

ひねくれ者の私の評価ではありますが、ストーリー自体は良いと思います。
そのまま洋ドラにできそうな感じ。
序盤のミュージカルをスルーできるならオススメできます。


エンディングテーマはテーマソングに定評のあるLM.C…なのだが
Rock the LM.Cって彼らのテーマソングじゃないの?

投稿 : 2025/02/08
♥ : 7

66.9 2 怪物で戦闘なアニメランキング2位
殺戮の天使(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (345)
1457人が棚に入れました
ビルの地下の最下層で目を覚ました少女、レイチェル。 彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。 地上を目指し、ビルの中をさまよう彼女の前に現れたのは、顔を包帯で覆い、死神のような鎌を持った殺人鬼ザック。 「お願いがあるの…お願い、私を殺して」 「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」 二人の奇妙な絆は、その””誓い””をキッカケに深まっていく。 果たして、ここはどこなのか。二人は何の目的で閉じこめられたのか。 彼らを待ち受ける運命とは。 密閉されたビルから脱出する二人の決死行がはじまった……!

声優・キャラクター
千菅春香、岡本信彦、櫻井孝宏、藤原夏海、伊瀬茉莉也、大塚芳忠

イムラ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

勉強になりました

<2018/9/22初投稿>
原作はゲーム?
よく知らないで見始めました。

少女レイチェルと殺人鬼ザックの地下からの脱出劇
謎解きホラーのような感じ。

正直面白いとこ全くなかったんですが、最終回がどうなるのかだけ気になって観続けました。
自分としてはそういうの珍しいです。

12話まできてサブタイに「終」つまり最終回マークが付いてたので「よーやく最終回♪」と観てみたところ、「To be continue」でかなり中途半端なところで終了。
そしてEDの後に「全16話。この続きはAmazonの有料ネット配信で」のご案内。

最初からその予定だった感じですね。
最初の12話をテレビで無料で流してネット配信へ誘導か。
それも謎解きもので。

テレビはもう撒き餌扱いの時代なんですね 笑

勉強になりました。
という意味で記念レビューです。

ちなみに13〜16話は観ないと思います。
そこまで最終回が気になるわけでもないので。

・・・この撒き餌作戦、もし気に入った作品でこういうことされてたら不快な気分になってただろうな。そういう意味で助かりました。

<2018/12/31追記>
昨日、ATXで残り13〜16話やってたので見ました。

感想は「やっぱ見なくても良かったな」

投稿 : 2025/02/08
♥ : 47
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マ・ジ・で~!?

原作未読。第12話まで視聴。
(あえて”最終話まで視聴”とは言わないけど、鑑賞状況は”見終わった”で)

{netabare}『つづきはwebで!』{/netabare}
第12話まで視聴した視聴者に向かって、こんな斬新な回が待っているとは、夢にも思わなかった。

さすがに少々ショックで、コメントする気になれない(笑)。

【だけど、ここは”少しだけ”大人になろう】
{netabare}中盤までは普通に楽しく視聴していたんだけど、神父の発する言葉が、意味深なのに意味不明で少々興醒めしました。{/netabare}

レイチェルはとても可愛かったし、アイザックも何やかんや良いヤツだった。
作画は丁寧に描かれている印象。

遠藤正明さんのOPが、少々物寂しい作品とは裏腹に、とてもアツくて良かった。


2018.11.02追記。
16話まで視聴しました。
結論から言うと、わざわざ課金してまで視聴する必要は無かったかなという感じです。

最大の謎である、{netabare}あのビルの正体と個性豊かな住民の正体については{/netabare}最後まで明かされませんでした。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 32

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

たった一つの約束だけが生きる理由

フリーゲーム「※1殺戮の天使」のアニメ化作品。

病院でカウンセリングを受けていたはずのレイチェルが目を覚ますと、そこは見覚えのない真っ白な部屋。

※2無数の監視カメラ、問いかけるタイプライター、屋外の様なフロア、昇降機、殺人鬼…。陳腐なオブジェクトに囲まれた現実味に乏しいその空間は、まるで悪夢のよう。

いかにもゲーム的な設定、ビジュアル重視の世界観に面喰らい、一見して、奇を衒っただけのデス・ゲーム、脱出ゲームの類を想像される方も多かろうと思いますが、原作ゲームのジャンルはサイコホラーADV(アドベンチャー)。怪物染みた思考を持つキャラ達(主にレイチェルとザックですが)の行動原理を紐解く様な物語になっていると思います。

登場人物達に共通する点を挙げてみると、レイチェルは無表情で、ザックは包帯で、ダニー先生は義眼で、エディは覆面で、キャシーはモニターで、外界との繋がりに何らかの形で制限やフィルターをかけている事が分かります。わたしたちのサムネも似たようなものですね(笑)

殺人の本質は、他者との関係を断絶する事にあると思いますが、単なる"無視"と異なる点は、その行為の裏に、他者、延いては理解者を求めてやまない寂しさがあるという事。人形の様な死んだ目をしたレイチェルに、殺人鬼達が心惹きつけられるのは、純粋なるものへの渇望、その瞳の中に自らの理想とする他者の姿を好き勝手に投影できるからではないでしょうか。

また殺人という行為は、少しだけ撮影という行為と似ています。対象の最も美しく見える瞬間を切り取り、保存する、時間を殺す、そして過去の記憶、あるいは一枚の絵の中に、甘い夢を見るという…。こんな話をしていると女性の手を切り取って愛でる趣味を持つジョジョの吉良吉影なんかも思い出しますね(汗)

世にいる全ての偶像崇拝者と同じく、殺人鬼達のレイチェルへのアプローチは、一方的で独り善がりの傾向が強く、その狂気を湛えた表情や言動は、まるで鏡に映ったもう一人の自分、あるいは物言わぬ人形に話しかけている様でもあります。

しかし、レイチェルは美しくも歪な生きた鏡。見るものを惹きつけ、そして絶望させます。

がらんどうのレイチェルに自らの理想を見ようとした者達の中で、ただ一人お人形を殺す事に興味の無い"まともな成人男性"である(笑)ザックだけが、鏡の背面にあるレイチェルの真の姿を見る事ができ、彼の保障した"約束"に込められた真意を漠然と感じ取ったレイチェルだけが、包帯に隠されたザックの魂を見つめる事が出来たのは、幸運としか言い様のない偶然ですが、愛と呼ぶに相応しい感情が、壊れかけの二人の心の中にも残っていたからと信じたい。

これは美女と野獣のお話ではなく、野獣と野獣のお話なのです。


※1:真田まことさん作、RPG風2D見下ろし画面を採用したアドベンチャーゲーム。レイとザックを交互に操作しながらフロア内の謎を解き、殺人鬼の徘徊する地下からの脱出を試みるゲーム。理不尽な謎は無く、アクション要素は方向キーによる鬼ごっこくらい。ゲームに不慣れな人でもエンディングを見る事が出来る。と思う。

※2:原作ゲームには天井にびっしりと並んだ無意味な監視カメラの配置は無いし、問いかけるタイプライターも無い。後者はごく普通のノートPCとして描写されている。ミスリード(夢物語と錯覚させる)を狙ったのかも知れませんが、物語の整合性を乱しますし、視覚的にも安っぽい演出になってしまっていたと思います。ダニー先生の舌や、エディの超人的な身のこなしについても残念。もっと人間らしい描写にして欲しかったです(汗)ザックの耐久力については原作準拠なのでスルーするとして(笑)

投稿 : 2025/02/08
♥ : 29

60.8 3 怪物で戦闘なアニメランキング3位
レンタルマギカ(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (221)
1699人が棚に入れました
人が思うより、少しだけ世界には魔法が多い人が思うより、少しだけ世界には神秘が多い。臆病で弱気な高校生・伊庭いつきが父の失踪を機に継ぐこととなった魔法使い派遣会社「アストラル」。慣れない社長業に悪戦苦闘するいつきが、個性的な社員たちと共に迫りくる敵と戦う異種魔法戦闘ファンタジー。

声優・キャラクター
福山潤、植田佳奈、高橋美佳子、諏訪部順一、釘宮理恵、伊藤静、小野大輔
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

10年近く愛し続けている作品です

放送が2007年でしたから、もう10年近く経ちます。

レンマギと出会ったのは、私が深夜アニメに手を出し始めた頃でした。
それまではキッズ向けや少年誌原作のアニメばかり観ていたのでラノベ原作のアニメというのがとても新鮮に感じたのを憶えています。

特に私の心をつかんだのは古今東西の魔術・魔法が協力しあって、問題解決をするという設定でした。
槍を使うものもあれば、魔獣を操っているものもあるし、玉串(神社にあるアレ)を振るだけのものもある。装いも違えば攻撃方法も術式もバラバラでどんなバトルが繰り広げられるのかとわくわくしました。
陰陽師・巫女・魔女・魔眼・眼帯・オッドアイというとっつきやすい要素が序盤から登場していたことも胸ときめかせた要因の一つでした。

要するに、厨二病心をくすぐられてしまったわけです。

ところが、専門用語や時系列の多いレンマギでは、知らない間に話が進んでしまって置いてけぼりな状態に・・・

「猫屋敷さんを見続ける為にもなんとかせねば…」
そう考えた私は、原作の購入を検討することにしました。

(アニメに関係がないので折りたたんでおきます)
{netabare}まず目を惹いたのは美しい表紙。UN-GOのキャラクター原案やFateGOの織田信長のデザインを手掛けるpakoさんの絵柄はまさに私の好みにドストライクでした。
しかし、その時点で原作は10巻程度出ており、今考えても小説にしては多い巻数・・・1巻買うと全部揃えるまで気のすまないたちでしたので結構悩みました。
家に帰って1巻を読み始めるとこれがまた読みづらいw一応徐々に読みやすくなっていましたが、8巻くらいまではかなり格闘しました。{/netabare}

原作を読んでアニメと見比べて分かったのは、話の順序が想像よりもバラバラになっているということ。長編ストーリーの大部分が削られていること、そして三輪先生という人物についてです。

まず、物語の順序から突っ込んでいきます。原作は長編・長編・短編集…というペースで結構短編集が出ているため、アニメでも短編を1話とする構成になっているのですが、アニメの物語はわざわざ原作の刊行順に関係なく、バラバラに組み込んであるのです。何故入れ替えたのか、物語の流れからは想像もつきません。
アニメが置いてけぼりになった一員はここにありとみました。

次にストーリーカットについてです。
前述のとおり、レンマギには短編集が多くあり、短編については基本的に1話で制作する為、しっかりと味付けされた物語が味わえるのですが、問題は長編の方です。
原作的に丸々1巻分を使った長編は、物語の進行に欠かせない重要な部分になるのですが、長編の1エピソードがアニメになると、2〜3話にしかならないんです!!
し か も、その中には上下巻を1エピソードとした物語がたった2話になってしまったものも!さて、物語の方はどうなったかと言うと…
以外と纏まってはいたのですが、アニオリとしか呼べない別物になっておりました。
これでは原作ファンは怒っても仕方が無い。
2クールもあるんだからもうちょっとどうにかならなかったのかなと思いました。

さて、もう一点の三輪先生という存在についてです。
アニメの最後の魔術解説コーナーに登場しており、ずっと原作者なのかなと考えていたのですが、原作に魔術考証で携わっている三輪清宗さんという方だそうです。
シュタインズゲートの小説を書いていたり、カバネリやヴヴヴなどのSF考証だったり、がっこうぐらしの脚本などをされている方ですね。

SF考証が入っているだけあって、緻密な魔術描写とそれを最大限活かされた世界観は飽和しているラノベ界においても今なおトップレベルに君臨するんじゃないかと思います。

そんな偉大な原作をもったアニメですから、話の面白さで言えば、断然原作の方が面白いと思えます。
しかし、ちょっとでも原作の片鱗をみせるアニメが、つまらないなんて事は、まずありえないですし、アニメにはアニメのいい所があるので、その点について、物語以外の評価で触れていきます。

声優の評価
メインキャストの声優陣がとにかく豪華です!
福山潤・植田佳奈・高橋美佳子・諏訪部順一・釘宮理恵・伊藤静・名塚佳織・小西克幸・安元洋貴・甲斐田裕子・藤原啓治・小野大輔・櫻井孝宏・宮野真守と当時でも錚々たる顔ぶれ。
回ごとのゲストキャラの声優もすごいですよ~
このままガンダムも出来てしまいそうです。

キャラの評価
短編メインだったためか、キャラ一人一人にスポットのあたっていたのが良かったです。キャラを楽しむことが目的なら良いアニメなのかな・・・
特に18話ソロモンの絆の隻蓮さんとダフネさんのやり取りは良かったなあ~
準レギュラーポジションの二人の大人の恋の始まりがちょっとベタに終わりは爽やかに描かれているのが良いです。
アニメを観て以来この二人が大好きになりました。
ちなみに、一番好きなキャラは猫屋敷蓮です。

作画の評価
キャラデザが原作とかけ離れているのはやや残念ですが、安定した作画に、雰囲気のある色使いが魅力的でした。

音楽の評価
主題歌
OP コミネリサ「宇宙に咲く」
ED 吉田旬吾「歩いていこう。」
OPは英語と日本語の2バージョンが入れ替わりで使われています。シリアスな魔導バトルものにふさわしいかっこいいOPです。
タイトルロゴになぞらえた十字に歌詞を流しとてもかっこいい演出になっています。
EDは声優が歌っているアストラルvarsionがあり、こちらも入れ替わりで使われています。安らぎのEDです。黒羽まなみちゃんがとっても可愛いです。


総評
原作ファンとしては、絵柄、ストーリー構成的に納得のいかない部分もあるのですが、見返してみるとアニメはアニメで良いところがあるということに気づかされました。
原作も終了し、アニメも特報が無いままもうすぐ10周年を迎えようとしています。もう世間的にはオワコンなんでしょうか。しかし、それでもかまわないと私は思います。いつまでも私の心の拠り所として大切にしていきたい、そんな作品です。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 11

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

やはりオッドアイはかっこいいですね。眼帯はかっこいいですね。私もいつかオッドアイの眼帯の美少年になりたいです。

ストーリー

主人公の伊庭 いつきは臆病で弱気な高校生でしたが、父親が失踪してしまい父の仕事を受け継ぐ事になってしまいました。その会社は魔法使い派遣会社「アストラル」です。この作品はアストラルを描いた物語です。

私の感想。

魔法って便利なもので私も使ってみたかったですが、この作品を見てある事に気がつきました。
それは・・

魔法を覚えるのにやはり努力をしなければいけない。

私はてっきり魔法っと言う物は簡単に生まれた時から何でもできる能力みたいな物だと思っていました。

ちきしょう。

魔法が使えれば楽ができると思ったのに・・

努力はしたくないな・・・


さてと、私の愚痴はここまでとして、この作品は結構楽しめました。なんだかこの作品は魔法使いの話なのですが、会社や人間関係を主に描いた作品なので、色々な新しい楽しさを感じさせられました。

そして、この作品は色々なジャンルのおもしろさが圧縮されていて、最高に楽しめました。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品はラブコメ、戦い、シリアス、政治 など色々なジャンルがあるので、たくさんの人にお勧めできます。ですので、是非みてください。

オープニング

「宇宙(そら)に咲く」
横や上に歌詞が流れる所が最高に楽しめます。何だか奇妙な所で文字が止まり、その言葉が同じ言葉の所で消える。その奇妙な所に私が心を持っていかれました。そして、キャラクター紹介やストーリー説明が最高でした。

「Faith」
前オープニングと同じですが、英語バージョンです。英語になって最高にかっこいいです。私はこちらのほうが好きです。

エンディング

「歩いていこう。」
この曲は非常に落ちついていて最高に楽しめるエンディングです。オープニングと同様、奇妙な線の上に歌詞がながれます。その流れが私の坪を刺激してくれました。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

良くも悪くもないかな~

あらすじ飛ばして感想です。 全24話。

総合評価も高くはないし視聴前に他の方のレビューを見て
微妙かなって見始めたのですが、実際見てみると
なかなか面白い作品でした!!

作画キレイだし内容も見やすい感じで気楽に楽しめました。

ただその反動か、ラストの展開に期待し過ぎてしまい無駄に
残念な感じに... もうちょっと頑張って欲しかった。

まぁそこ以外は普通に面白かったんだけど、過度な期待って
ホント恐ろしいw

全体的に見れば、別にオススメしますってほどじゃないけど、
見るのに困ったら見てみても?って位には思ったりしますw

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9
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