2008年度の怨みTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

70.9 1 2008年度の怨みアニメランキング1位
スキップビート!(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (347)
1706人が棚に入れました
高校にも行かず日夜バイトに明け暮れる主人公・最上キョーコは幼馴染であるロックミュージシャン・不破尚と同居し、生活費を一人で賄っていた。歌手志望で家出同然に上京した尚に献身的に尽くす事が無上の喜びだったが、尚がデビューし超人気歌手となった後は次第に距離が開いてきていた。
そしてついにある日、自分が単なる家政婦代わりに上京させられたことを知り、あっさりと別れを告げられる。捨てられてしまったキョーコは失意の中で尚に復讐すべく、芸能界入りに挑戦する決意を燃やす。執念と根性で無理を通し、尚の所属するアカトキと並ぶ大手芸能プロダクションのLMEの新人発掘オーディションに参加し審査員の意表を突き、一次審査を通過する。しかし続く二次審査で愛する心と愛されたいと思う心が欠けている事を露呈してしまい、落選してしまう…。

声優・キャラクター
井上麻里奈、小西克幸、宮野真守、早水リサ、川中子雅人、石井康嗣、今野宏美

GenesisATN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

引き込まれる

いわゆるシンデレラストーリーに分類される、オシャレに疎かった主人公が見事に化け、芸能界入りをするという流れの話です。

この作品のひとつの魅力として、主人公がブラックだというところです。
NARUTOでいうところの、内なるサクラのような心理描写が面白いです。
表ではいい顔をして、心の中ではどす黒い考えをしているような、そういったイメージです。

しかしながら、そんな主人公でも根っからの悪というわけでもなく・・・。

というように、主人公の心の成長も見所のひとつです。

笑いあり、感動ありの作品です。

男性でも抵抗なく観ることのできる少女マンガ作品なので、アニメが気に入った人は漫画もオススメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

sakura さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

芸能界サクセスストーリー♪

少女漫画原作ですが、子どもから大人まで男女ともに楽しめる作品で、とてもお勧めです☆
根気強く元気いっぱいのヒロインが、周りを惹き込み成長していく姿に、とてもワクワクしました。
主人公を取り巻く人たちもそれぞれに魅力的で好感が持てます。
笑いあり、ラブあり、感動ありの楽しいアニメです♪

中だるみや詰め込みすぎも感じることなく、全話楽しむことができました。
ただ一つ残念なのは、これからという所で終わってしまったことですね。
放送終了当時は二期を期待してたんですけどねぇ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

motty さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

思わず原作を買った。

こんなにも面白い少女漫画原作のアニメを見たのは、本当に久しぶりでした。
アニメは中途半端なところで終わってしまうので、そのままの勢いで古本屋に直行して、漫画を全巻大人買いしてしまうほどに面白かったです。
芸能界に入って主人公が活躍していくという、どこかにありそうな話なのに、他の漫画にはない面白さがあります。
普通の少女漫画にはいないような主人公が、毎日一生懸命奮闘している姿に、エールを送りたくなるのと同時に、何故か笑ってしまいます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

65.1 2 2008年度の怨みアニメランキング2位
地獄少女 三鼎[みつがなえ](TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (322)
1913人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。
深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。晴らせぬ怨みや世に不条理はつきもの。納得できない理由や状況に抗えぬままに悲惨な運命を辿る者は多い。
地獄少女=「閻魔あい」は彼らの悲痛な叫びを聞きとげ、依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「地獄流し」へ至る方法を語る。ただし、「その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる」とも言う。
地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。

たんたん817 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

理不尽の三期です。

地獄少女三期は御景ゆずきという人間のメインキャラが主人公になり、基本的には一話完結ですが、やや連作性が強くなります。

ゆずきのキャラ的魅力、連作ストーリー、その正体はなかなか良いと思います。
ゆずきの声優の佐藤さんが良い仕事しています。

特筆すべきは今までの地獄少女は「こんな外道のために苦しめられた可哀想で善良な依頼人までが将来、地獄行きにはなるのは可哀想だな」という点で何とも言えない余韻を感じさせますが、
三期は大半の依頼者は狂人ばかりで身勝手な動機や逆恨みやそれですらない意味不明の理由で大して落ち度もない相手をしゃーしゃーと気軽に地獄に流してくれます。
しかも、地獄流しをして将来、自分も地獄行きになるのを大して気にもとめずケロッとしている依頼者が多いです。
一、二、四期の依頼者=追い詰められたから流す
三期の依頼者=邪魔だから流す
という感じです・・・
今までの「追い詰められて追い詰められて万感の想いで糸を引いてきた依頼者たち」とは大違いで、地獄流しは簡単に人を殺して(消して)しまう便利ツールになってしまっています。

作画は非常に良いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シリーズ最終作にして!最高傑作にして!最高潮の憂鬱! ~脚本家:金巻兼一氏について知ってる2,3のこと~

【金巻兼一】という脚本家を語る上で、オイラが重要視する作品は3つあります
1つ目は、自身が代表作として挙げる『元気爆発ガンバルガー』
2つ目は、今もなお人気の絶えないシリーズの礎となった『夏目友人帳』の第1期
そして3つ目がこの『地獄少女』シリーズ、特にその第3期に当たる『地獄少女 三鼎』であります


2期のラストで“自らを地獄流し”することで恨みの連鎖を断ち切ったかに思えた地獄少女こと『閻魔あい』
この3期での突然の復活には「これじゃ2期のラストが台無し・・・」と、お嘆きになった方も多かったことでしょう


さらに今作から監督が大森貴弘から原作者でもあるわたなべひろしに交代したこともあり、2期までとの雰囲気の違いに困惑する人が続出
放送開始当初の評判は決して良いものではありませんでした


しかしながら前2作と今作は決定的に違う面があることをシリーズ構成の金巻兼一氏は語っています


そもそもこの『地獄少女』シリーズは金巻氏が担当するはずの作品ではなかったのですが、制作期限に追われた後輩脚本家のために彼が以下のテンプレを考え出し、その上で本格的な制作がスタートしたと言われています

①悪人に苦しめられる被害者の様子
②地獄通信へアクセスし「呪いの藁人形」と「人を呪わば穴二つ」の解説
③地獄流しを決断するまでの葛藤
④「イッペンシンデミル?」
⑤エピローグ

この①~⑤の流れで各話をこなし、徐々にラストへの構想を練り上げ、、、
⑥“半ばこじ付け的なラスト”に向かって少しずつお話を運んでいく・・・
というのが前2作の制作スタイルだったのです


そしてここからが前2作との最大の相違点!


金巻さんはこの三鼎で初めて“最初期の段階でラストを作り”、それにつじつまが合うような伏線を張り巡らせる物語の展開を構成したのです


加速度的に後半に向かえば向かうほど緊張感を増していくお話は、1話完結モノであることを忘れさせるほどの興奮度!
そしてあまりにショッキングなあのラスト!
アレには憂鬱と人間不信を併発すること必至です^^;


さらに最終回にはこの“オチ”に対して無感動、無関心がスタンスであったはずのあの閻魔あいが“超個人的な感情”で行動していたことを告白する様にも注目していただきたいですね!


「3期は少女マンガっぽくしたかった―――」
という金巻氏は、長年の手塩に掛けてきたこのシリーズのラストに“理屈抜きの感情論”をぶつけてきたのです


最後はもう涙ですよぉ・・・(;q;)
誰がなんと言おうもオイラは3期ラストこそがこのシリーズの最高傑作だと信じて疑いませぬヨ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「三は三叉路、わかれ道。 守りたいのは己か人か、常世の夢か。 襞の乱れは、三鼎。 終わることない、阿鼻の宴。 時に分け入り、扉が開く。 晴らせぬ怨み・・・晴らします。」

この物語は「地獄少女」の3期に相当する作品です。
地獄少女「閻魔あい」が地獄送りを行う主軸は基本的に1話完結型ですので、どこから視聴しても主軸を見る分には問題ないと思います。
ですが、閻魔あいや三藁の存在理由やある特定の人にだけ生じる現象の解明といったサイドストーリーをしっかり堪能するなら、ボリュームは半端ありませんが1期からの視聴をお勧めします。

私は1期から視聴してきましたが、結果オーライだったと思っています。
なぜなら物語の中で上述したサイドストーリーの比率が回を重ねるごとに上がってきましたから…

2期のラストは私にとって衝撃以外の何物でもありませんでした。
だって、ややもすると物語の根幹が揺らぎかねない…そう言っても過言では無いほどの出来事が目の前で繰り広げられましたから…

こうして満を持して視聴に臨んだ訳ですが、今回もオープニングに色々持っていまれました。
前期の作画とキャラデザは綺麗だと思いましたが、それを遥かに凌ぐ美しい作画に心をがっちり掴まれた上、今期のキーパーソンである中学3年生の御景 ゆずきの様々な表情が目に焼き付いてしまったから…
もの悲しさに打ち震えるように俯き伏せた瞳…
本編では決して彼女の多くの笑顔が見れた訳ではありません。
ですが、数少ない彼女の笑顔の中で私が一番好きだったのは、オープニングでピンク色のワンピースで躍るシーン…
ぎこちなさが残るその手足の動きと笑顔がとてもアンバランス…
でもそれが彼女の最大の魅力だと確信していたから…

それにゆずきは只可愛いだけじゃありません。
ゆずきのCVはさとさとなんです。
これ以上のキャスティングは無い、と思えるくらい完璧な組み合わせだったと思います。
ゆずきの背負った儚く可憐で線の細いキャラを見事に演じられていましたから…
さとさとが準主役級のキャラを演じられたのはこの作品が最初のようですが、例えば経験不足の様なイメージは微塵も感じられませんでした。
むしろ、レビューを書くためにwikiをチラ見して知った事実にビックリしているくらいです。
さとさとの迫真の演技は、この作品の質を確実に高めていたと思います。

しかも、さとさとの出身は宮城県仙台市だそうじゃないですか…
仙台は私にとってもゆかりの地なので思い出がたくさんある場所です。
みやぎの絆大使を委嘱されているとのことなのでこちらも頑張って欲しいところですが、声優さんの仕事は激務なので決して無理はして欲しくないところです。

レビューから思い切り逸れてしまいました。

1期から3期まで全72話を視聴して思うこと…
地獄少女は、人気のシリーズなのでこれまで視聴してきた方も多数いらっしゃいますし、様々なレビューが飛び交っているようですが、私は1期より2期、そして2期より3期の方が面白いと思いました。

2期のレビューで地獄流しに至るまでに過程に幅ができ、「地獄少女に依頼=地獄流しの執行」という図式が成立しないこと…
地獄少女に依頼する動機が多様化したこと…

が面白さの理由だと記載しましたが、今期は2期以上に多様化された設定と、兎にも角にもゆずきと閻魔あいの関係が面白さに拍車を掛けていると思います。

2期ラストの出来事は衝撃的…それでも閻魔あいは地獄少女であり続けなくてはいけない…
例えそれがどんな代償を支払う結果になったとしても…
閻魔あいが地獄少女であろうとするほど、濁流に飲み込まれた木の葉の様に翻弄されるゆずき…

物語もゆずき同様、閻魔あいに翻弄され続けながらやがて真実への扉が開いていくわけですが、正直私の望んだラストの展開とはかけ離れていたと思います。
いいえ、ラストに何かを望んだ訳ではありません。
ラストきっとハッピーエンド…だったんだと思います。
全ては有るべき姿になった…のだと思います。

でも、何故なんだろう…
ハッピーエンドの筈なのに、どうしてこんなに切なさを感じるんだろう…
どうしてこんなにも心がざわつくんだろう…

ゆずきとあいが交わしたラストのやり取り…
涙で前が見えなくなりましたが、決して忘れることは無い大切なシーンだと思います。
これも優しさ…こういう優しさもあることを知りました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、北出菜奈さんの「月華-tsukihana-」
エンディングテーマは、能登麻美子さんの「いちぬけ」
能登さんのエンディングが嫌いな訳ではありません。
でも、この作品…もうオープニングが素晴らし過ぎました。
曲調、オープニングアニメの全てが胸に刺さった気がしました。

2クール26話の物語でした。
とにかく凄かった…
凄かったのは、きっとゆずきの存在そのもの…
ゆずきの配役は準主役と記載がありましたが、この3期だけみると準主役以上の存在感があったと思います。

これでようやく「地獄少女 宵伽」に繋がりました。
相当の時間は費やしたと思います。
でも費やした時間以上の見返りを貰った気がします。
視聴して良かった…今は心の底からそう思います。
それでは、いよいよ「地獄少女 宵伽」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
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