忍術で戦いなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの忍術で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番の忍術で戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.6 1 忍術で戦いなアニメランキング1位
BORUTO -NARUTO THE MOVIE-[ボルト ナルトザムービー](アニメ映画)

2015年8月7日
★★★★★ 4.1 (214)
1493人が棚に入れました
長きに渡る戦争を経て高度成長を遂げた新時代。七代目火影・うずまきナルトが統治する木ノ葉隠れの里を中心に、新たな忍を育てる「中忍選抜試験」が5つの里合同で開催されようとしていた。里の手練場で修業に明け暮れる三人一組の下忍たち。サスケの娘にしてナルトに憧れを抱くサラダ、多くの謎を持つ超優秀な忍ミツキ、そして才能を持ちながらもナルトをクソオヤジ呼ばわりするボルト。ボルトは、多忙が故に家族と過ごす時間すらないナルトを「親なんて初めからいない方がいい」と寂しさゆえに忌み嫌うようになってしまっていたのだ。ある夜、異空間での任務にあたっていたサスケが、妙な危険が迫っている事を知らせにナルトの元に訪れる。互いの子世代の忍の事を話すナルトとサスケ。そんな中、サスケの事を「ナルト唯一のライバル」とサラダから聞き憧れていたボルトは、父親の弱点を知ろうと弟子入りを願う。友の状況を悟ったサスケは"ある条件"付きで師匠となることを約束。ボルトはナルトに実力を見せつけるために、サラダ、ミツキと共に中忍選抜試験への出願を決めた。知能勝負の一次試験、チームワーク勝負の二次試験と難関を突破していくボルトたち。三次試験の個人戦コロシアムでは、各里の長である五影が見守る中、ついにシカマルの息子であるシカダイとも激突!その時、空間が捻じ曲がるほどの大爆発が!禍々しい雰囲気を纏い現れたモモシキとキンシキと名乗る二人組は、両手に宿した輪廻眼を操りナルトの命を執拗に狙う。何もできず立ちすくむボルトを護るサスケ。それを背に立ち塞がったナルトは、モモシキが放った術と共に消えてしまった。ボルトへ微笑みを残して―。父親が歩んできた道、そしてその想いを初めて知ったボルト。その小さな姿にかつてのナルトを見たサスケ、そして五影とともに ボルトは敵うハズのない敵が待つ異空間へ、決死の覚悟で挑む!

声優・キャラクター
三瓶由布子、菊池こころ、竹内順子、杉山紀彰、木島隆一、阿部敦、小野賢章、早見沙織、浪川大輔、安元洋貴、竹内良太、石田彰、宮田幸季、武田華

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

まさしく『NARUTO』シリーズ史上最高傑作にして歴史的にも価値のある1本

『ROAD TO NINJA』、『THE LAST』と良作が続いている『NARUTO』シリーズの映画最新作
今度こそこれが最後の映画?今のところ次回作は無さそうです


原作最終回、『THE LAST』のラストシーンで登場したナルトとヒナタの息子、ボルトを主人公に描かれる新世代の物語です


七代目火影を襲名したナルト、しかし多忙の為に父親としての役割を満足に果たせず、息子のボルトには嫌われていた
そんな中、木ノ葉隠れの里に危機が迫っていることを知らせに来たサスケに出会ったボルトは、近づく中忍試験でナルトを驚かせたいとサスケに弟子入りをしますが・・・


見どころはやはり、後日譚でありながら『NARUTO』のオールスタームービーと呼べる豪華布陣ではないでしょうか
サスケとサクラの娘、サラダ
シカマルとテマリの息子、シカダイ
サイといのの息子、いのじん
チョウジとカルイの娘、チョウチョウ
ロック・リーの息子、メタル・リー
教官となった木ノ葉丸
ボルトの妹、ヒマワリ
その他にもどこかで見覚えのあるメンツの子供と思しきキャラが沢山出てきます
これだけも二次創作作家の妄想が膨らむ、というステキ映画(笑)
(テンテン・・・やっぱり独り身っぽい?)


そして終盤、黒幕に決戦を挑むナルトを含む五影+サスケという最強ドリームチームの結成
これはもう胸がアツくなります
ボルトのセリフの通り「負ける気がしねぇ!」ワケです


原作者御自らが製作総指揮に立ち
監督には『NARUTO』が育てた若き天才(若干30歳)、山下宏幸
彼の処女作となりましたことで、それだけでも十分アニメの歴史的に価値のある1本になったと呼べます


アクションシーンは山下宏幸以下、お馴染みの主力スタッフが集結し、クライマックスに向かうにつれ加速度的に激しくなっていく作画の迫力はスピード感、重厚感、ケレン味、全てにおいて本当に圧倒されます


実はオイラ、見終えた後にすぐ“父親と息子の話”であり“師弟の話”でもある今作と『バケモノの子』を比較し始めちゃったんですよねぇ・・・


単純に笑いや涙を誘う映画が良い作品とするなれば『バケモノの子』に軍配が上がるんです
が、『NARUTO』という人気シリーズの重み、キャラの魅力、山下宏幸が初監督といったポイント(ヲタク的なポイント)を考慮すると語り甲斐のある作品は今作の方なんですよ


ってことで『NARUTO』に想い入れのある方、『NARUTO』の面白さが分かる全ての方に是非観て欲しい!
そんな素晴らしい1作でしたね


と、ところでw岸本先生は町山さんと宇多丸さんに恨みでもあるんでしょうか?w
あのゲストキャラ2人の容姿はだってさぁw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

変わりゆく時代にあっても、変わってはならぬもの(※作品紹介レビュー)

つい先日、友人と映画BORUTOを見てきました。私のNARUTO歴を最初に申しておくと、マンガはジャンプの最新話まで読破、アニメは途中まで、映画はこれがお初、です。中途半端なNARUTOファンで申し訳ないですが、最新作の紹介をしたいと思います。


◆作品情報◆
ジャンル、原作、監督、放映時間、公開日、映画制作の紹介です。

{netabare}ジャンル:忍者
原作:岸本斉史さん(漫画、少年ジャンプ)
監督:山下宏幸さん
放映時間:1時間50分
公開日:2015年8月7日
映画制作:集英社・テレビ東京・ぴえろ{/netabare}



◆キャラ&声優さん紹介◆
キャラ名、(声優さん名)、二言紹介、で書いてあります。

{netabare}うずまきボルト(三瓶由布子さん)・・・ナルトとヒナタの長男にして、本作の主人公。が、火影に対しては懐疑的。
うずまきナルト(竹内順子さん)・・・ボルトとヒマワリの父であり、七代目火影。里のため、日々の公務に奮闘する。
うちはサラダ(菊池こころさん)・・・サスケとサクラの一人娘。写輪眼を開眼し、将来火影になることを夢みている。
うちはサスケ(杉山紀彰さん)・・・サラダの父であり、影から木ノ葉の里を守る者。本作でも、ナルトをサポートする。
ミツキ(木島隆一さん)・・・ボルトとサラダとスリーマンセルを組む少年。他里から木ノ葉隠れのアカデミーに転入。

なお、ネタばれになるので書きませんでしたが、とあるキャラ役で「みなさんも大好きな」あの声優さんが出演しています。私と友人が第一声でわかったくらいです。出番は多くないですが、心踊りました。
{/netabare}


◆あらすじ◆

時は過ぎ、平和な時代を迎えていた。次世代の忍たちもすくすくと成長し、五里合同の中忍試験が開かれようとしていた。そんな中、木ノ葉の里にせまる新たな闇。そして、ボルトが抱える心の隙間。これらとの戦いを乗り越えて、はたして新たな火の意思を継ぐ忍を育てることができるのか・・・。



◆オススメポイント◆

① 15年後の世界を堪能できる

マンガの本編では語られることのなかった15年後(20年後?)のNARUTOの世界を、思う存分楽しむことができます。ボルトたち次世代の忍の活躍はもちろん、七代目火影ナルトの奮闘っぷりや現五影たちのバトルなど興味深いものばかりです。個人的感想を言わせていただくと、とにかくサスケがひたすらカッコよかったです。


② 戦闘シーンがとにかくアツい

戦闘シーンもとにかくカッコイイです。スピーディーで、マンガでは味わえないリアルな描写からは目が離せません。また、映画独特の構図と言いますか、ダイナミックで迫力のある技の演出がまた素晴らしい。バトルものの中だと、トップクラスなのではと思います。


③ 「秘伝・在の書 オフィシャルムービーBOOK」がもらえます

この映画、ファンサービスがとても手厚いと思います。まず、映画限定の薄いコミックがもらえます。内容は特別読切や映画に登場するキャラの紹介、そしてフルカラー収録の最終話などと盛りだくさんです。そして、映画の方も最後の最後まで楽しんでもらう工夫がされています。いやほんと、ラストまで大満足です。



◆注意点◆

① 主人公はナルトではありません

映画のタイトルを見ればわかりますが、主人公はボルトです。ナルトについては火影としての、そして一人の父親としての悩みや葛藤が中心に描かれていて、ストーリーを牽引するのはボルトとサスケです。幼い少年が父親の親友と出会うことによって、一人前の忍に成長していく姿を楽しんでいただけたらと思います。


② あの世界観をどうとらえるか

素晴らしい映画作品だと思いますが、違和感を覚えたのが一点だけ。それは、忍の世界のはずなのに科学技術が発展しすぎていること。たった15年の間にテレビはおろか、パソコンを使ったメールのやり取りまでできるようになっています。しかしこの点が、この作品のテーマに深く関わってくるので、あとはみなさんの判断次第かなと思います。



◆感想&まとめ◆

私のこの作品に対する感想は、終始「カッコイイ」でした。

他のNARUTO映画を見たことがないので比較することができませんが、おそらくその中でもトップクラスに面白い作品だと思います。なぜなら、原作者の岸本さんがこの映画を「本当の最終話」だと思って作っているように感じられるからです。(もちろん、今後NARUTOの続編が出てくる可能性はありますが)

だから、NARUTOファンの方は見なければなりませんね。そして、ファンでない方にもぜひ見ていただきたいと思います。NARUTOのストーリーを知らなくても、バトルものとして十分に楽しめるはずですから。

なのでみなさんも、BORUTOを見てアツい夏を過ごしてみたらいかがでしょうか。


~師に出会い 父知り掴む 我が忍道~


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


オススメ度 ★★★★★★★★☆☆




◇余談◇

『この作品で伝えたかったこと』

※基本的に、視聴済みの人向けに書いてあります。若干ネタばれの内容も含んでいるので、ご注意ください。

{netabare}
この作品を通して描きたかったことは、おそらくたくさんあるのでしょう。

理想の平和な世界。それぞれの成長。ナルトの火影としての活躍と苦悩。サスケの陰から守る者としての生き様。そして、家族がいないから感じる孤独と、家族がいるからこそ感じる孤独の違い。

でも、一番描きたかったのは、「時代が変わっても、忍が持つべき矜持は変わらない」ということだと思います。

映画の中で、ナルトとサスケの考えがぶつかるシーンがありました。ナルトはボルトのことを今の忍で俺たちとは違うと言い、サスケはそうではないかもしれないと言ったあのシーン。

世界は平和になって科学技術も発展し、自力で忍術を覚えなくても術を発動することができるようになった。しかし、それは仮初めの力で、もっと大きな力の前ではまったく役に立たない。やはり、修行を積んで身につけた「本物の忍術」でないと役に立たない。

立派な忍者になるために大切なことが、ナルトが言っていたように「3つ」ある。

1つは、「チームワーク」。つまり、人とのつながりや愛情のこと。2つ目は、「根性」。つまり、諦めない気持ちのこと。そして3つ目が、「努力」。直接ナルトは言っていなかったけど、修行をして自分自身の力で手に入れるまでの過程、それが大切なんだと思います。

また、このNARUTOという作品で描かれている忍者とは、「忍び耐える者」です。

だから大切な誰かを想い、諦めないで、努力すること。それが忍の矜持であり、たとえ平和な世の中になっても変わらないもの、変わってはいけないものなんだと思います。

そして、それは私たちの現実世界でも同じこと。

今の世の中は本当に豊かで、比較的簡単にものや知識が手に入ります。しかし簡単に手に入るものというのは得てして失いやすく、「自分のもの」にするためにはそれ相応の努力が必要になってくる。

でも、今は「ラクして儲ける」ことがいいみたいな風潮がありますから、「努力」とか「根性」とかは毛嫌いされてしまいがち。下手すると「古い」とか言われてしまいそうです。

でもそんな時代だからこそ、つながりや愛情、努力や根性といったものが大切なのかもしれません。私たちは忍者ではありませんが、より強くよりたくましく生きていくためには、必要なことなのかもしれません。


ナルトのような、夢を諦めない強い子に育ってほしい。それが原作者である岸本さんの願いな気がします。

私も自身の目標に向かって、諦めずに努力を続けていける強い人でありたいと思います。


{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27
ネタバレ

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

サイコーでした!

 NARUTOの映画で一番面白かったかもしれません。最高でした!

 ボルトの世代の活躍も観れて、親になったナルト世代も観ることができるというなんともお得な内容でした。

 子供たちのキャラもとりあえず作ったというわけではなくどのキャラクターも個性的で見応えがありました。

 ナルトと違い父親がいるのにかまってもらえないボルトがとてもかわいそうでした。ナルトのように最初からいないのではなくいるのに、いないのと一緒というのは諦めもつきずらいでしょうからね。そんなヤンチャなボルトがヒナタとヒマワリを大切にしているシーンはほのぼのしました。ヒマワリはキャラデザがあまり可愛くなかったですが、声と動きがついてとても可愛くなりました。こういうのはアニメの良さだと思います。

 サラダは思っていたよりも声が低かったですが、ハマっているというか結構好きな声でした。漫画で観たときよりもサラダが好きになりました。

 ミツキの親は{netabare}大蛇丸でした!!目や術から大蛇丸かカブトだろうとは思っていましたが、大蛇丸が子供を作るとは思えなかったのでメッチャ意外でした。漫画にも大蛇丸は出てきていたので伏線とかも張っておいた方がもっと盛り上がっただろうとは思います。{/netabare}エピローグで語られるのですが、映画が終わった後の劇場が軽くざわついていました笑

 前回のLASTでもそうだったんですけど、大筒木一族という大きな期待を背負っている割には敵のキャラがショボイ。もっとどんな能力を持っているのかや、経歴など詳しく説明してほしかったです。NARUTOは敵キャラもカッコイイのが売りの一つだと思ってみているので少し残念。デザインは好きなんですけどね。

 今作の見どころはやっぱりバトルシーンですね!
開幕からサスケのスピード感あふれる戦いが観れます。
ナルトとサスケの二人の共闘は迫力満点でした。
中忍試験でシカダイたち他のキャラたちの活躍も少しは観れますがもっと観たかったです!ナルト世代の中忍試験を思い出して熱くなりました。
 
 ボルトがサスケに弟子入りします。これは岸本先生がピッコロの弟子になるゴハンの展開を元にしたらしいです。こういう展開好きです。

 最後に{netabare}サラダが火影を目指してボルトがサスケのような忍を目指すという展開は良かったです。ボルトは親と祖父が火影でしたから自然と火影になるものだと思っていましたが、周りの期待やその流れに囚われない自分自身の考えを主張できるところがカッコ良かったです。サラダがナルトを追って、ボルトがサスケを追うというのも個人的に燃える展開です。{/netabare}

 近作品では近代任具が登場して忍のあり方が問われます。確かに便利な任具は実践では大きな価値があるかもしれませんが、自分自身の本当の力なのかというと微妙ですね。わからないことがあったらスマホでなんでも調べてしまう前に考えてみるという工程を挟まない人が増えているように感じる中でいい教訓なのではないかと感じました。

 ナルトファンの人は必見の作品です!

 
 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

68.0 2 忍術で戦いなアニメランキング2位
カムイの剣(アニメ映画)

1985年3月16日
★★★★☆ 3.8 (30)
111人が棚に入れました
キャプテン・キッドの財宝をめぐる忍者たちの死闘を、動乱の幕末を舞台に壮大なスケールで描く冒険スペクタクル。主人公の次郎の声を俳優の真田広之が演じたことでも話題になった。原作は矢野徹、監督はりんたろう。親殺しの罪を着せられた次郎は、僧侶・天海に助けられて、真犯人であり、親の仇の五郎佐を倒す。だが、数年後、彼は衝撃の事実を知る。実は五郎佐こそが本当の父であり、次郎は天海に騙されていたのだ。そうとは知らず天海の元で忍者の修行をしていたことを悔やむ次郎。彼は天海への復讐を誓い、抜け忍となる。

声優・キャラクター
真田広之、小山茉美、石田太郎、永井一郎、山本百合子、堀江美都子、塩沢兼人、羽佐間道夫、池田昌子、杉元直樹、青野武、曽我部和恭、家弓家正、りんたろう、宇崎竜童、林英哲
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おもしろいんだけどな~(p_-)。。

1985年 劇場公開アニメ 2時間13分
原作 矢野徹 監督 りんたろう 制作 角川春樹事務所

一時期日本アニメ界のスピルバーグとまで謳われたりんたろう氏、
白蛇伝や西遊記といった日本アニメの夜明け時代からの方だけど、
そんな氏の油の乗り切った時期というとやはり1980年代かな、
劇場版999等と並び氏の代表作とも謂われるのがこの「カムイの剣」
描かれるのは矢野 徹氏の原作小説5巻中の1~2巻にあたる内容、
この原作本特に1~2巻は機会あれば一読お勧めしたい、
文句なく面白い、
{netabare}
内容(表紙折込記載)
海賊の黄金時代、彼らの覇者として七つの海を暴れまくったキャプテン・キッド。彼が生涯をかけて世界各国に残した莫大な秘宝の謎は、今もって解明されていない―――。
 時は幕末、西洋文明の嵐が日本を襲わんとするとき、下北半島にアイヌ人の血を引く赤ん坊が流れ着いた。だが、この子の身につけていた剣こそがキャプテン・キッドの秘宝の謎を解く鍵であり、彼を波乱の渦の中へ落とし込むのだ・・・。
 幕末・維新の時代の子、忍者次郎左の半生を壮大なスケールで描くエンターティンメントの最高傑作。
江戸時代末期明治維新前時代背景に、北海道(蝦夷地)の片田舎から始まる物語は、やがて北海から氷海渡りアメリカ(メリケン)にまで及ぶ、産みの親、育ての親のみならず係る者全て理不尽に殺される主人公、自らの出生に隠された謎追う過程で判明する真の敵、宿命に立ち向かい抜け忍となり追っ手を退けつつ目指すものは?
{/netabare}
剣劇、復讐劇、悲恋、民族、西部劇、サクセス、カタルシス、
なんか全部詰まってる感じの原作本、
たしかに財宝探しや人との出会い等ご都合的だったりあるけど、
冒険活劇娯楽エンターティメントって事でページ捲る手が止まらない、

アニメ化については当時の角川映画この作品への本気度かなりなもので、
最高レベルのスタッフ揃え、音楽、声優、演出、作画、各方面、
とてもよい仕事してた、
主人公次郎の声あててたのは俳優の真田広之氏だけど自然体で好印象、
イメージヒロインともいえるくの一お雪の声は小山茉美嬢だけど、
髪型や表情が国際的ファッションモデルの山口小夜子女史そのままで、
これも印象的だった、
音楽は宇崎竜童氏で、和太鼓やケチャ取り入れた感性もハマってたし、
テーマ曲歌詞は阿木曜子女史ならでは、挿入歌カムイの子守唄も秀悦、
惜しむらくは唄ってる渡辺典子嬢本来俳優さんで若干不安定、
薬師丸ひろ子~原田知世~渡辺典子~歴代角川路線女優さんの流れで、
タイアップって事だったんだろね、

本作は不運な点もあって、
当時の角川映画実写モノについては波に乗ってた感もあったけど、
アニメ映画については一作目の幻魔大戦は消化しきれずな印象、
二作目少年ケニアは宮崎駿オリジナル名作ナウシカと競合大敗、
翌年制作されたのが本作だったが前二作↓の印象もあったのか、
前二作より内容遥かに優れてるにも関わらず、
興行的にはふるわなかったらしい、
こちらあにこれでも画像ナスってのが悲しいね、
面白いんだけどな~。。


アロロロ 夜風は何故泣くの
お前の困り者

アロロロ 夜風は何故止むの
お前が泣いたら眠れない

ホーチップ それ 漕げ カヌー出しで
ホーチップ やれ 漕げ 眠りの国へ

ホーチップ ひとりじゃ 心恐り
ホーチップ 歌って 子守唄だよ

アロロロ あいつの名を呼んで
私も困り者

アロロロ あいつの名を呼べば
心が騒いで眠れない

ホーチップ 涙で溺れそうさ
ホーチップ この恋 寝かせつけてよ

ホーチップ あいつに会えるのさえ
ホーチップ つかの間 夢のなかだよ

「カムイの子守唄」
作詞 阿木燿子 / 作曲 宇崎竜童 / 編曲 萩田光雄 / 唄 渡辺典子

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久しぶりにこんなに良いアニメに出会った

【20150328】

正直期待をしていなく、ちょっとしたきっかけで見だしたが、素晴らしいアニメだった。

独特で不気味なBGMに聴き惚れ、今の作画に比べらばお粗末だが工夫することで凄いバトルのシーンになっている演出に驚いて、これが良いアニメを見ているだなと感じた。

内容しては、濡れ衣を着せられた抜け忍の復讐劇という内容である。

ストーリーの展開としても、シーンを切ることによって、とても長いアニメなのに物語に集中することができた。

{netabare}



登場人物の出会いにはすべて整合性があって、無駄な人物がでてこない点や、お雪が「実の姉だった」とかはそうなのかと思ったが、キャプテンキッドの宝があんなに簡単に見つかってしまうのか・・・・となってしまった部分もある。(2時間くらいのアニメだからしょうがないだけど)

個人的に好きなシーンは、次郎とお雪の戦闘シーンである。次郎が抜け忍となって逃亡してからそのシーンになるまでの流れなど80年代の作画なのにいまのよりも興奮するなと技術の進歩=感動を生むものではないと改めて思った。

{/netabare}

個人的には、アニメファンなら最後まで観なくても一度は観てもらいたい作品である。

【マッドハウスの作品紹介・カムイの剣】
http://www.madhouse.co.jp/works/1986-1983/works_movie_kamui.html

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

目覚めよ冒険心

かなり昔の角川アニメ映画なのですが、興行的には振るわなかった様です。
しかしその出来はかなりのもので、個人的に隠れた名作と言ってもいいかと思っております。
音楽は宇崎竜童率いる竜童組が担当し、和楽と洋楽が融合した壮大な楽曲が魅力的ですし、映像も新たな手法を使いかなり高いレベルに仕上がっています。
二時間を超える作品ですが、ストーリーも演出も魅力的でスピーディかつスリリングな展開で、中弛みする事なく見終える事が出来ました。
キャラクターデザインは地味な中にもリアリティがあり、それぞれの設定も緻密で魅力的。
忍者の物語に付き物の忍術描写は見た目こそ派手だけど、基本的に薬による幻覚であるとか研ぎ澄まされた感覚の賜物であったりする等、かなりリアルさを感じられます。

ネタバレを避けるので細かい説明はしませんが、主人公ジロウは人生ハードモード全開で気の毒にさえ感じる程…
ただそれだけに彼自身と物語には魅力を感じますし、ワクワクさせて貰えました。

現代のアニメに比べると古臭さは当然ありますけど、「萌える」ではなく「燃える」と高揚感を感じられる作品ですよ。

ただし明確なラストを求める方には向かないかもしれません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

58.0 3 忍術で戦いなアニメランキング3位
バジリスク ~桜花忍法帖~(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (132)
477人が棚に入れました
慶長の世に起きたる三代将軍世継ぎ争いは、甲賀、伊賀の忍法殺戮合戦へと飛び火、それは凄惨を極めた。散り行く花弁たちの中にあり、愛に生きようとした男と女もまた、儚くも美しく散った――が、しかし。伝え聞くところ、服部半蔵が継子・響八郎の手によって、つかの間か、永劫か――二枚の花弁は生を与えられ、忘れ形見をまた2つ、残したという。甲賀八郎、伊賀響。それぞれに父、母に良く似た眼を持って生まれた宿命の子供たち。
時は寛永、太平の世。忍びはもはや無用の長物、行く末は陰り行くのみ。“血”と“力”によってなんとかその礎を磐石なものにせんと、甲賀、伊賀の者達は八郎、響にあることを望んだ。
“契り”――実の兄妹にして、二人は契りを結ぶ宿命を背負わされていた。
宿命に翻弄され、迷い生きる八郎と、己の深き真情に従い、愛に生きる響。二人が織り成す生の先には、未知なる現象“桜花”が生まれ、其処に乱世の影がにじり寄る…

声優・キャラクター
畠中祐、水瀬いのり、桐本拓哉、山口りゅう、藤翔平、チョー、さかき孝輔、茶風林、櫻井トオル、落合福嗣、市来光弘、三木眞一郎、早見沙織、上田麗奈、佐倉綾音、名塚佳織、豊永利行、土田大、佐々木梅治、堀江由衣、土師孝也

63.0 4 忍術で戦いなアニメランキング4位
忍の一時(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (103)
295人が棚に入れました
忍者は、存在しない。…と、我々は思っている。 仮に忍者が存在したところで、忍者はその姿を我々に晒すことはない。だからこそ、忍者は『表向きには』存在しないのだ。 主人公、櫻羽一時は、我々と同じく忍者は存在しないと思っている、普通の男子。彼には普通の、幸せで輝かしい日々が約束されている…はずだった。 ある日、一時は命を狙われ、それが甲賀忍者の仕業であると聞かされる。 なぜ一時は命を狙われたのか? それは…彼が由緒正しき、伊賀忍者第19代正当後継者だったからなのだ! 伊賀と甲賀は長年対立しており、甲賀は伊賀を侵略しようとしている。一時が生きるためには…自らも忍者になるしかない! こうして、誰も知らない忍者の世界に身を投じる一時。一人前の忍者となるべく学び、戦い、苦難に立ち向かう。だがそれは、一時が辿る過酷な運命の、ほんの序章でしかなかった…。 『アルドノア・ゼロ』『アイドリッシュセブン』のTROYCAが放つ、先の読めないオリジナルニンジャアクション、2022年放送開始!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

和風サイバー忍者モノ

それぞれの忍者の里は伊賀、甲賀、雑賀衆など「実在した」とされる忍者達のグループがそのままモデルになっているようです。

主人公の一時(いっとき)くんは伊賀忍者の頭領の家系ということらしいですが、その事実は伏せられて育てられたという設定で物語は始まります。

実は現代の忍者は一般人には明かされていない既得権益集団だとか、それらの忍者を専門に扱う公安の部署があるとか、なかなかに妄想めいた設定のSFファンタジー寄りなオリジナルアニメですね。

忍者養成を目的とする専門の高校があるとかいって学園物っぽく始まるのですが、最後にはあんな話になるとは思わなかったぞ(笑)!


現代の忍具(忍者の秘密道具的な奴)の性能がトンデモだった気もしますが、私はストーリーは無難に楽しめました。

余談: 目元を見せているだけでもなんとなくかわいいヒロイン紅雪(こうせつ)はマスクを取った素顔を見せてくれることがあるのか? あるならいつなのか? みたいな楽しみがありました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

めちゃくちゃ面白い

期待してなかったのですがめちゃくちゃ面白かったです。
ゆるい日常系のコメディっぽい内容かと思ってたのですが、けっこうバイオレンスな内容で意外でした。
ストーリーも長過ぎずちょうど良い感じで、作画等全体的にクオリティの高いアニメだと思います。

※追記
レビュー書いた後みんなのレビューみたら酷評で評価低すぎてびっくりしました。個人的にかなり面白いと思ったアニメだったので。
よく考えたら後半が面白過ぎて前半の微妙な部分忘れてしまってたかもです。どうしても後半が面白いアニメを高く評価しがちになってしまうので仕方ないです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

69.0 5 忍術で戦いなアニメランキング5位
獣兵衛忍風帖(アニメ映画)

1993年6月5日
★★★★☆ 3.9 (70)
290人が棚に入れました
江戸時代前期、下田村に広まった疫病の原因を解明すべく望月藩家老は召し抱えの忍びを村に潜入させる。しかし、彼らは待ちかまえていた忍び軍団・鬼門八人衆の手によって全滅させられてしまう。その中でただ一人生き残ったくの一・陽炎を救ったのは、偶然その場に居合わせたはぐれ忍び・牙神獣兵衛だった…。

声優・キャラクター
山寺宏一、篠原恵美、青野武、阪脩、郷里大輔、永井一郎、大友龍三郎、大森章督、高島雅羅、森功至、屋良有作、若本規夫、関俊彦、勝生真沙子、野本礼三、菅原淳一、鈴木勝美、森山周一郎
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

時代劇壮絶アクション作品

約92分

妖獣都市、バンパイアハンターD、魔界都市<新宿>の監督である川尻 善昭監督作品です。
AT-Xで放送されていたので観てみました。

上記3つの作品を観て今回この作品を観たのですが、共通するのは怪しげな雰囲気で、人でないものと戦い、アクションシーンが凄絶というところです。(AT-Xでは視聴年齢制限でした)

お話は、江戸初期、主君をもたない忍で主人公の牙神獣兵衛(きばがみ じゅうべえ)が、忍で鬼門八人衆と呼ばれる1人に襲われている忍者でヒロインの陽炎(かげろう)を助けたため、色々な陰謀や策謀に巻きまれる時代劇エンターテインメント作品です。

時間が短いので、ほとんどがアクションシーンです。八人衆との戦いがメインですが、人数が多いだけあってあっさり終わるバトルあり、迫力のあるバトルもありました。 {netabare} (剣同士の戦いが一番迫力がありました){/netabare}

終わり方は良かったのですが、最後のバトルシーンはどこかの作品に似てましたね〜

容赦のないバトルが多く残酷な描写が多い作品なので、苦手な方は気をつけて観てくださいね。

最後に、主人公の獣兵衛のCVは山寺宏一さんですが、主人公の顔や髪型がCOWBOY BEBOP-カウボーイビバップの主人公のスパイクに似ていて、ちょっと思い出しましたw(性格はこちらの方がかなり真面目なキャラですね)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「忍者アニメ」といったらこれ

まあ、山田風太郎原作なだけあって濃い、エロい、グロいの三拍子。しかし、本筋が王道中の王道だし、主人公の牙神獣兵衛がどっからみてもスパイク・スピーゲルだし、声優山ちゃんだし、豪華だしで見所いっぱいです。

作画も演出もこの頃のリアル劇画調そのものですが、よく動くし、なによりもありえない忍法がかっこいいです。

「君の名は」や「ソードアートオンライン」が流行る今じゃありえないだろうなあ。。。

ハリウッドではキアヌ・リーブスやサミュエルジャクソン、タランティーノ、ミーガンフォックスなどが好きだと公言してますね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ジャパニーズ忍者の印象を広めた傑作“Ninja Scroll”

山田風太郎の『忍法帖』シリーズの影響が大きくある本作。

“あにこれ”的に言うと「バジリスク~甲賀忍法帖~」ですね。

監督の“川尻善昭”さん世代は、いわゆる忍者モノが流行った時代でした。

それまで原作があるアニメを作って来た監督が、強く影響を受けた自身を構築するもので作品を作りたいと思った時期だったといいます。その為これまでの川尻作品よりも色濃く“らしさ”が出た作品になっています。

ちなみに代表作は『妖獣都市』『獣兵衛忍風帖』『バンパイアハンターD』『アニマトリックス』など

アニメクリエイターのオリジナル作品は影響を受けたものが同ジャンル(映像作品)にあることが多く、どうしてもどこかで観たようなアニメになってしまったり、シーン先行の映像的なこだわりだけが表面に出てしまっているものが多く、多少この「獣兵衛忍風帖」にもあったりします。(登場人物や忍者のイメージ自体は山田風太郎作品や、横山光輝の「伊賀の影丸」等の忍者漫画の影響なのですけどね)

ですがストーリーはテンポが良く主題も分かり易く作られていて、マニアックになり過ぎていません。映像としての魅せ方も凝っていて、ストレスになりにくい作りをしているところが素晴らしいですね。

日本よりも海外で爆発的に売れたのは、忍者モノに慣れ親しんだ日本人だと既視感を与えてしまうからかもしれません。後に、獣兵衛忍風帖の海外表記“Ninja Scroll”を観た海外の映画監督などに多大な影響を与えたといいます。日本でも多々この作品に似たものを見ます。単作としてではなく、歴史の1ページとして見られるようになってしまったのは残念です。

私の世代ならいざしらず、今見るなら伊賀と甲賀の対抗戦という構図と、登場人物の因縁や恋愛模様を組み合わせ、脚本のお手本とも言えるようなカタルシスを作り上げている山田風太郎原作。かつ、それをスタイリッシュに表現した漫画化。そして理解度の高いアニメ化と、三段階を経て生み出された「バジリスク~甲賀忍法帖~」を圧倒的にススメます。

勝手な推測なのですけど、バジリスクの作者“せがわまさき”さん。あの方は自作品に獣兵衛忍風帖のデザインをかなり踏襲してる気がするんですよね。まあ、それは卵が先か鶏が先かの問題になりますけど(笑)勿論ここからだけでなく、今までの忍者モノを組み合わせながらやったのだと思います。どこかにインタビューとか無いかな?


言うまでもなく、私はこの獣兵衛忍風帖が好きです。

この作品にしか無い表現やアイディアが沢山あるので、興味をもった方は鑑賞するのもオツですよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

68.4 6 忍術で戦いなアニメランキング6位
忍風カムイ外伝(TVアニメ動画)

1969年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (24)
156人が棚に入れました
忍者漫画の巨匠・白土三平のライフワーク『カムイ伝』。そのサイドストーリー的な活劇&人間ドラマ劇画のアニメ化。忍者の世界に理想を見ていた若者カムイは、そこが掟に縛られた殺戮のみの場と知って抜け忍となる。追撃してくるかつての仲間を、やむなく必殺技「飯綱落とし」「変移抜刀霞斬り」で返り討ちにしながらカムイは不確かな日々を送る。そんな彼を待つのは、荒涼の時代に生きる無数の人々の、哀しくそして懸命な姿だった。

声優・キャラクター
中田浩二、池田昌子、二階堂有希子、栗葉子、家弓家正、城達也
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

変移抜刀霞切りっ!

1969年全26話、原作白土三平氏、制作エイケン 

ギネス認定長寿アニメと言えばサザエさん日曜630東芝枠、
その前番組が本作だった、
忍者もの第一人者白土三平氏原作ものの中で、
当時最も氏の世界観に忠実だった様に想える、
技も奇想天外過ぎずフィクションな中にもあり得る、理屈通るみたいな、
身体左右に揺らし腰裏の剣は左右どちらからも抜ける状態で、
相手の懐に飛び込み斬るとか、
飯綱落しってのは木の上からバックドロップだったり(ちょとムリポ)、
後に霞切りは敵にコピーされるんだけど、
これを破ったのが十文字霞崩しで二刀流、
左右どちらから抜かれても対応でき結局両腕切り落とすみたいな、
作画も当時としては破綻少なく水谷良一氏の音楽も良かった、
同年代放送だったどろろの野沢氏もよかったけどカムイの中田氏も、
ニヒルでぴったりだった、
ニヒルという要素は当時カッコ良かったんだけど今だと、、
単に根暗なのかな~、、
話としては21話から26話最終回までが衝撃的だった、
ラストも凄かったね。
月日貝の章ともされる最終回までの一連の話は、
当時原作にはないオリジナルで白土氏の描き下ろしだったと云われる、
後にスガルの章として原作上でも発表された、
この部分最近実写映画にもなったけど、
イマイチだったな~残念。。

以降は幼気な少年だった私に多大なる影響?及ぼした事象について(/\;)
{netabare}
21話で抜け忍のくノ一(女忍者)スガル登場、
このおね~ちゃん?がカッコええ、当時からマセガキだった私は、
時代劇「風」のかがりや赤影出てくるくノ一も大好きだったけど、

千本っていうのかなデカい針みたいなの、
敵の風上に立ち自らの髪切って風に乗せ其処に千本投げて敵の目を潰す、
主人公カムイの必殺技初めて破ったのもスガルだった、
このスガル、忍びの正体隠し漁村漁師の女房で子沢山(クソッ)←?
でも一番上の娘は年頃のおねーちゃんサヤカ嬢だった(おっ)←コラッ
その漁村に遭難したカムイが流れ着いて、
海難で凍えるカムイに経緯しらないスガルの旦那、

「二人で裸になって温めてあげなさい」(・・;)←メザメタ?

そんな事もありスガルの娘のサヤカはカムイに惚れてしまう、
サヤカの愛の告白シーン、

浜辺でスっ裸、、、(・・;)←トドメ。。

もう母娘共々面倒みてやろうじゃね~かヽ(^。^)ノ←既に妄想

毛もハエてない小学生のガキだったんスけどね~(^_^;
だから語り継がれる最終回も別の意味でガッカリだった、
いきなり次がサザエさんって謂われてもね、、、
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

☆カムイ伝のスピンオフ

ラストはなかなか衝撃的でした。独特の暗い雰囲気が漂う作品です。


時代的には東大安田講堂をめぐる学生と機動隊の事件とか
ベトナム戦争や公民権運動なんかがあった頃のアニメです☆


1969.4.6-9.28(全26回)フジテレビ日曜18:30枠

原作/白土三平



追記欄_


2009年松竹で映画化(松山ケンイチ主演)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
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