2020年度の忍者TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2020年度の忍者成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の2020年度の忍者TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.1 1 2020年度の忍者アニメランキング1位
体操ザムライ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (239)
716人が棚に入れました
時は2002年。かつては強かった日本男子体操界。体操に人生を注いできた元日本代表、荒垣城太郎(29)は、思うように演技ができなくなっていた。それでも練習を重ねる日々を送っていたが、ある日コーチの天草から「引退」を勧められてしまう。悩む城太郎。それを支える娘の玲。だが、ある『出会い』によって荒垣家の運命は大きく変わっていく。

声優・キャラクター
浪川大輔、小野賢章、本泉莉奈、梶裕貴、堀内賢雄

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男子体操競技の話(作中の世相が古くてちょっと懐かしい)

== [下記は第5話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第5話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

NUMAnimation(ヌマニメーション)というテレビ朝日系列で今年新設された枠で放送されています。この枠での前作が『イエスタデイをうたって』であったりと地味目なお話を放送する枠かと思いきや、この枠で『イエスタデイ~』と本作の間がエヴァTV版のセレクション放送だったり、次作として予定されているのが『ワールドトリガー』であったりとかちょっと良くわからないことになっていますが、それはとりあえず本作とは直接関係のないお話ですね。

本作はオリジナルテレビアニメです。作中年代はスタート時点で2002年で、2000年にシドニーオリンピックが開催され2004年にアテネオリンピックが開催されると言っているのは史実通りですが、登場人物は主人公の新垣城太郎も含めて架空の人ですね。

オリンピックのメダリストでありながら故障で成績が低迷して、コーチから引退を言い渡された主人公が再起を図ろうとするお話です。

ちなみに体操といえば『ガンバ! Fly high(フライハイ)』という作品がありますが、私は原作を読んだだけでアニメは観ていないので本作とのアニメ作品としての比較はできません。

主人公が子持ち(玲(れい)という名の娘がいる)のおっさんだったり謎の忍者かぶれ外国人レオナルドが現れたり、南野鉄男をはじめとする若手選手にろーとる扱いされたりと、地味ながらもわりと面白く観ています。

けっこうギャグっぽい感じもありますが、真面目に体操をしそうにも思われます。最終的にどっちに舵を切るんでしょうか?

作中の女子高生がたぶんPHSじゃないかと思われる電話を使っていたり、その電話で「ギャル文字」を使ったメールのやりとりをしてたりといったあたりは、2002年当時の世相を反映したものだと思います。(なお、城太郎はギャル文字を読めない模様…。)

そして、ビッグバードの知能レベルが謎…(笑)。
== [第5話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.12.22追記:
第11話(最終話)まで視聴終了。

基本的には一度は引退まで考えた主人公の新垣城太郎がもがきながら、城太郎に惹かれて来日したレオ、そして体操界の若手であり時代を背負って立つだろう南野鉄男に背中を見せるといった構図のストーリーです。

現実の世界では個人総合にこだわり続けた内村航平が種目別の鉄棒に活路を見出し現役続行を表明していたりしますが、結局のところ競技生活というのは誰かに言われてやめる物ではなく、自分がやめることに納得したときにやめる物ということなんでしょうね。

特に第一線で戦ってきた人々は、自分の思う通りのパフォーマンスが出ないからやめるという人もいれば「まだまだやれることはある」と思って現役を続行する人もいます。

競技は違いますがサッカーのカズ(三浦知良)選手なんて、いったいいつまで現役選手なんでしょうね。もうそのことがレジェンドという気がします。

作中描写では、競技が10点満点なのがちょっと懐かしい感じでした。ちなみに現在の体操競技は「満点」の天井がなく、技の何度や出来栄えで加点されていくと15点台が出たりします。

そういえば2週間ほど前でしたか、今年の全日本選手権もなかなか面白かったですよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 39
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヒロインの玲がすごく良かった

体操種目で2度のオリンピックで銅・銀メダルをそれぞれ獲り「サムライ」と呼ばれた荒垣城太郎(あらがきじょうたろう)。
でも、肩の怪我がなかなか直らずスランプもあってここ数年は不調で・・そして現在29歳。

コーチの天草から引退を勧められて、引退を決意するけど・・で始まるお話。

娘の玲(れい)と出かけた日光江戸村で謎の忍者レオナルドと出会い、彼を居候させてあげることになるけど、レオナルドの妨害?もあって、引退会見の場で、「引退しま・・・・せぬ」と引退撤回の発言をしてしまって・・


秋クールアニメでは注目していた作品で、体操を頑張っていく熱いドラマなのかなーと思ってたんだけど、作品の雰囲気やキャラがくせがあるというか、イロモノっぽいところがちょっと想定外で、3話くらいまでは悪くはないけど・・ねぇって感じだったんですが。

4話の{netabare}玲の授業参観にレオナルドが行く{/netabare}お話あたりから面白く感じてきて、そこから最終話まで面白く見ることができました♪

キャラでは玲がすごく良かったです♡
健気で、お父さん思いで、亡くなった元女優のお母さんも尊敬してて。
すごくいい子で、レオナルドとの絡みも良かったですね。

レオナルドも最初は変な忍者キャラだな、と思ってたけど、彼の人柄や背景がだんだん見えてきてからは好きなキャラになりました♡

他のキャラたちも、ドライな感じの城太郎の母親のマリや、クールで傭兵っぽいマリのスナックのバイトのあゆ、そして中国体操選手で三船知世(玲の母親)の大ファンのキティ・チャンなど、いいキャラたちでした♪

最初ニガテなキャラだなぁと思ってたラップ調で話す体操選手の滝沢くんも、{netabare}あゆに大会チケットを渡す時のあたふたした感じや雨の中のガッツポーズ、大会で技を決めた後の「地獄に落ちろ」とか、{/netabare}かわいいなと思いました。

でも・・あの鳥はいらなかったかなぁ。最後活躍したからいいけど。

玲の母親の三船知世が主演していた映画「大奥とくのいち」の劇中のセリフを、{netabare}終盤に玲が母親のように演じる場面はじわっと感動しました。{/netabare}
いいシーンでした。

そしてみんなの想いを背負って大会に挑んだ城太郎の渾身の演技!!
{netabare}その姿を見届けた若きエース南野の流した涙。
それはかつての自分のヒーローが戻ってきてくれたことへの涙だったのかな。{/netabare}

それぞれが、それぞれの想いに向かって行く感じがすごく良かったです。

EDもいい曲でした。OPも悪くはないけど、作品に合ってないような気もしました。

初盤で見るのをやめた方も多いかもしれませんが、最後まで見るとなかなかの良作だと思うので、おすすめしたい作品です♡
欲を言えば、あと1話使ってもう少し余韻があれば良かったかな。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真剣にふざける、真剣に泣かす

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
体操アニメ。作中の世界は2002年。低迷期の日本体操界を舞台にしています。

シリアスとギャグのバランスが良い作品。スポ根モノともいえるし、家族の物語とも言えます。今期のダークホースでしょうか。

本作のキャラクターは全て架空の人物であり、ふざけたイロモノばかりですが、それ以外はかなり真剣に作られています。

史実ではこの2年後、2004年のアテネオリンピックで団体金メダル、体操ニッポンの復活劇。そして、内村航平選手という、体操史上に残る名選手の台頭、2016年リオデジャネイロで再びの金メダルと、日本体操界は再び輝きを増していきます。

本作も同様に、後半尻上がりに良くなる印象でした。作画も流石にMAPPAで、動く時は良く動きます。

序盤、「なんだバカアニメか」と思って切られた方がいたら、視聴をオススメしますね(バカアニメであることは否定しませんがw)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ストーリーは実に王道。怪我で引退を覚悟したベテラン選手の復活ストーリー。そこに、家族の、人生の話が深みを与えます。

本作でキーになるのは、イロモノキャラ筆頭のレオ。最初、どこのハマー(ジャガーさん)かな?と思ったけどw、ポイントポイントでしっかり活躍していましたね。天才バレエ少年として期待され、苦しんだレオ。もはや過去の選手と期待されず、苦しんだ城太郎。二人の苦しみは、どちらもとてもしんどいものだと思います。

最後は、綺麗にまとまりすぎ感はあるけど、城太郎もレオも復活できて良かった。欲をいえば、最終話Cパート、もう少しレオ含め後日談を観たかったけれど。

他にも、サブキャラはいずれも優秀でした。

大女優感(てか夏木マリ感w)漂う荒垣マリは、少ない台詞でバチっと決めるし、喋る鳥BBは程よいギャグ要員になっていた。おネエ鍼灸師のブリトニーもガングロ傭兵?ギャルのあゆも、なんだかんだめっちゃ好い人だし、天草コーチはかなり格好良い。全日本で滝沢の好調を本人が「愛の力だ」とするのに対し、「バカちんが、うちのクラブに入って13年、今日までお前が頑張ってきた証だろ」って言うところとか、めっちゃ好き。ライバルの南野も、最後の涙でグッときました。個人総合、金メダルとってほしい。

ただまあ、そんなサブキャラ達の中で、いや、レオや城太郎を食う勢いで魅力的だったのが、レイチェルこと荒垣玲。4話、いじめやら色々あり、苦しみながらも最後に笑って挨拶するところで、完全にやられた(笑) あれはバカ男子は、一生勝てないw 良くできた娘さんです。8話、キティと遊ぶ年相応の可愛さもありながら、その中で「(大)女優」という夢を見つけるレイチェルに成長を感じた。そして最終話、空港でレオを説得する、演技がかった台詞に、大女優の片鱗を見た。Cパート、少し大人になったレイチェルにドキリ(笑) 子供キャラとしては、かなりのお気に入りです♪

このアニメは、OPとEDの落差を見ればわかるけど、意図的にふざけています。やっていることは至極真面目なことだけに、キャラでふざけているところが良いスパイスになっている、上手い作品だと思ういました。

しかし、2020年の12月、内村航平選手が鉄棒に専念し、見事な復活を果たしたこの時期に、このアニメが放送されたことに、偶然以上のものを感じます。

余談ですが、本作で最後に城太郎が成功した4回転ですが、現実ではまだ誰も成し遂げていないそうです。確か、同じく体操をテーマにしたガンバfryハイでも、最後は4回転への挑戦だったはず。

いつかきっと、4回転をこなす選手も出てくるのでしょう。もしそれが内村航平選手だったら、私はこのアニメを思い出すと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ぬ(笑) コメディが基本にあり、どこまでスポ根をやるかだね。そこのバランスが楽しみ。

2話目 ☆3
オネェ鍼灸師に、ヤーさんコーチに忍者と、イロモノだらけの中でも、結構ちゃんとスポーツやってるな。

3話目 ☆3
ランボーにトップガンにロッキーw 体操の作画はちゃんとやってるのは良いね。

4話目 ☆4
レイチェル、良い子だな~。娘にしたい(笑) 何気に、ギャルとかチャラ男とかバアちゃんとか、みんないい人なんだよね。最後、あそこで笑顔で挨拶できるレイチェルが可愛すぎる♪

5話目 ☆3
NHK杯。南野優勝か。家族の話だな、完全に。

6話目 ☆3
代表合宿。

7話目 ☆


8話目 ☆4
城太郎もレイチェルも成長しているね。特にレイチェル。年相応の少女らしさと、「女優になりたい」という、大人としての夢。

9話目 ☆3
期待され、苦しんだレオ。期待されず、苦しんだ城太郎。どちらがより苦しいのかな?

10話目 ☆3
監督、渋いわ~。「愛の力を否定し、ただの努力」か。

11話目 ☆4
なるほど、来てほしいというのも期待か。レイチェル、もはや主役。ここで女優スキル発揮は、ズルい(笑) 幼い頃に観た、サムライの復活。レイチェル、美人に(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 31

62.2 2 2020年度の忍者アニメランキング2位
新サクラ大戦 the Animation(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (145)
506人が棚に入れました
太正三十年(1941年)帝都・東京は、平和な日々を取り戻していた ―――『帝国華撃団・花組』は隊長神山誠十郎が欧州へ赴任し、天宮さくらが隊長代理に就任していた。日々奮闘している花組の元に神山が一時帰国するが、その傍には見知らぬ少女がいた。少女の名はクラーラ。大きな事故に遭い壊滅した莫斯科(モスクワ)華撃団の唯一の生存者だという。神山から託され、花組へと転属になったクラーラを迎え入れるさくら達。そんな中、『莫斯科華撃団』を名乗る一団が突如帝都に現れる―――莫斯科から来たクラーラとは何者なのか?そして、壊滅したはずの莫斯科華撃団の来日の目的とは?帝国華撃団・花組の新たな戦いの幕が開く!

声優・キャラクター
佐倉綾音、内田真礼、山村響、福原綾香、早見沙織、阿座上洋平、富沢美智恵、和多田美咲、白石晴香、赤羽根健治

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

綺麗なCG

昨年12月に発売したPS4ゲームのアニメ化、というより始めからセットでの展開だったのでしょうね。

なんか酷評が目立ちますが、私は結構好きですよ。

キャラクターデザインはブリーチの作者でキャラデザ上手ですが、やっぱりブリーチキャラの面影がところどころありますね。
隊長は一護、あざみは砕蜂、クラリスは織姫、アナスタシアは夜一に顔がそっくり。パッと見ただけで、ブリーチの人だってわかるくらい特徴出てます。

CGに嫌悪感持ってる人も結構いるようですが、かなり良質のCGです。
ゲーム画面と比較しても違和感ないですし、CGアニメの技術もどんどん向上していますね。だいぶ手書きに近づいてきた感じがしますし、最近は酷い作画のアニメも増えてきたので、酷い作画になるくらいならCGのほうがよほど良いかと。


あざみが忍者のような俊敏な動きができるのに、尾行の仕方がポンコツだったり、大正時代には存在しないはずのものが置いてあったり、敵が現れてから出動して現場到着までが瞬間移動しているのかよ!?とツッコミいれたくなるほど激早だったりと設定に練り込み不足を感じる部分はあるものの、人気シリーズなだけあって丁寧に作られている印象はありますね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大正桜に浪漫の嵐

この作品の原作ゲームは未プレイですが、過去作アニメは全て視聴済です。
そもそも本作品を目一杯堪能するために過去作を完走したと言っても過言ではありません。
その位、私の中で視聴の楽しみな作品でした。


太正三十年(1941年)
帝都・東京は、平和な日々を取り戻していた ―――

『帝国華撃団・花組』は隊長神山誠十郎が欧州へ赴任し、
天宮さくらが隊長代理に就任していた。
日々奮闘している花組の元に神山が一時帰国するが、その傍には見知らぬ少女がいた。
少女の名はクラーラ。
大きな事故に遭い壊滅した莫斯科(モスクワ)華撃団の唯一の生存者だという。
神山から託され、花組へと転属になったクラーラを迎え入れるさくら達。

そんな中、『莫斯科華撃団』を名乗る一団が突如帝都に現れる―――

莫斯科から来たクラーラとは何者なのか?
そして、壊滅したはずの莫斯科華撃団の来日の目的とは?

帝国華撃団・花組の新たな戦いの幕が開く!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語の舞台は帝都東京ですが、時代設定は真宮寺さくらたち帝国華撃団花組が活躍していた頃から10年以上の時間が経過しています。

もともと太正十九年(1930年)に帝都・東京で「降魔大戦」と呼ばれる戦いが勃発したそうですが、残念ながら「降魔大戦」はアニメ化されていないので、どんあ熾烈な戦いが繰り広げられたかは分かりません。
ですがwikiをチラ見したところ、相当熾烈で過酷な戦いが行われたみたいです。
当時、華撃団のみんなが自分の全てを削り尽くして世界を救ったそうですから…
こうして大正三十年の帝都を迎えている訳ですが…

第1話目から嬉しいサプライズが2つもありました。
1つ目はオープニングテーマに「檄!帝国華撃団」が編曲して使用されていたことです。
このオリジナルは「サクラ大戦TV」のオープニングテーマとして使用された楽曲なんです。
聴いた瞬間に過去作との繋がりが感じられて一気に滾っちゃいましたよ^^;

そして2つ目は帝劇の支配人に神崎すみれに引き継がれていたことです。
元々彼女は華撃団花組のトップスター街道を全力で駆け抜けた女優でした。
それは舞台においても、戦闘においてもです。

ですが、幼いころから力を酷使し過ぎたせいで、霊力の低下により光武がうまく操縦できなくなり第1線を退いたんです。
断腸の想い…とは正にこのことではないでしょうか。
花組のみんなと「降魔大戦」に行けなかったこと…
そして自分だけ生き残っていること…
どれだけ悔しかったことでしょう。
確かに第1戦は退きましたが、そんな簡単に割り切れるほど彼女は薄情じゃないんです。

神崎重工の取締役として采配を振るってきた彼女ですが、
帝劇の支配人として帝都を守ることが彼女自身の選択だったのかと思うと胸が熱くなります。
こんな楽しみ方ができるのも過去作を視聴する醍醐味かと思います。

そして新生花組の皆さん…
やっぱり先代の面影を感じます。
真宮寺さくらに憧れて入隊した天宮さくら(CV:あやねる)の出で立ちは先代のさくらそのもの…
大槌使いの東雲初穂(CV:まややん)の立ち位置は、さしずめ琉球空手桐島流第28代継承者の桐島カンナといったところ…
望月流忍一族の末裔である望月あざみ(CV:山村響さん)は、流石に異色ですね^^;
短銃使いのアナスタシア(CV:福原綾香さん)は、マリア・タチバナに瓜二つ…
魔術使いのクラリス(CV:はやみん)の立ち位置は、霊力が著しく高く様々な超能力が使えたアイリスでしょうか。

声優陣も凄い上、アニメーション制作がサンジゲンさんだから霊子戦闘機の思わず見惚れてしまうほどしっかり動いているので、物語にすっかり引き込まれながら視聴していました。

でもこの作品はそれだけじゃないんです。
原作ゲームをプレイしていないので全てが分かっているとは思いません。
ですが、過去作を大切にしている作品であることだけは分かります。
だって、ちょいちょい面影が出てきたじゃありませんか…
ここぞという時に背中を押してくれたじゃありませんか…
こういう展開は大好物です!

ですが、完走後にwikiをチラ見して思いました。
アニメも十分面白かったですけど、ゲームの中ではもっと様々な展開が用意されているようでした。
だからこの作品そのものを堪能し尽くすにはゲームをプレイする必要がありそうです。
ですが、決して販促目的の作品だとは思いません。
総じてクオリティの高い作品だったので気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、帝国歌劇団・花組による「檄!帝国華撃団〈新章〉」
エンディングテーマは、帝国歌劇団・花組にエリス(水樹奈々)、ランスロット(沼倉愛美)、ホワン・ユイ(上坂すみれ)を加えた「桜夢見し」
どちらもカッコよい曲で個人的には甲乙は付けられませんでした。

1クール全12話の物語でした。
個人的には文句無しの作品でした。
3DCGの作品でしたが、キャラの表情もだいぶ豊かになってきたように思います。
私は目一杯堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20
ページの先頭へ