2021年度の必殺技おすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2021年度の必殺技成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の2021年度の必殺技おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.1 1 2021年度の必殺技アニメランキング1位
SSSS.DYNAZENON(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (353)
1128人が棚に入れました
「SSSS.DYNAZENON」は、2019年12月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって東京ドームシティで開催された「TSUBURAYA CONVENTION 2019」オープニングセレモニーにて、制作が決定したことが発表されていた、「円谷プロダクション」と「TRIGGER」がおくる完全新作アニメーション。2018年10月から放送された「SSSS.GRIDMAN」(グリッドマン)と同じく、原作を「グリッドマン」とし、監督は雨宮哲さん、脚本を長谷川圭一さん、キャラクターデザインを坂本勝さん、そして音楽を鷺巣詩郎さんが担当する。

声優・キャラクター
濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音、梅原裕一郎、安済知佳、神谷浩史、内田雄馬、諏訪彩花、内山昂輝、伊瀬茉莉也、田所あずさ、小笠原仁、梶原岳人、土屋李央、遠野ひかる
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

怪獣使いって、なに?

TRIGGER×円谷プロ制作。

蓬は同級生の南夢芽と会う約束をするが、
約束の時間になってそこに現れたのは、
怪獣使いを名乗る謎の男ガウマであった。

グリッドマンのその良さは、
新条アカネの歪んだ破壊と創造の世界と、
裕太・六花たちの青春、日常風景にあった。
立ち上がりは王道ロボットアニメであり、
避難するはずの群衆が描けていないなど、
諸々の点が気になり書くことを躊躇ったが、
ここに来て物語が好みの展開へと動き始める。

やはりこのシリーズは日常パートが良い。
{netabare}姉の死の真相を探り夢芽と蓬は動き始める。{/netabare}

怪獣を育てるのは人の意志!?
なぜ怪獣は生まれてくるのか!?

それぞれの過去に起因する何か、
幾つかの曲線がどこかで交わるのでしょう。

最終話視聴追記。
世界の理の外側にいて、人の理解及ばぬ存在、
{netabare}ここではそれを怪獣と呼んだ。
古代より無自覚に自由を失い続ける人もまた、
その力に従えば死の宿命からも解放されるという。{/netabare}
なるほどそうだったのかと頷きつつ、
選択を迫られた蓬の答えに一定の共感を覚える。
私としてはグリッドマンに軍配を上げますが、
こちらはこちらで見応えもあります。

非常に模範的なロボットアニメでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 43
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつになれば どこに行けば

原作グリッドマン


『SSSS.』の冠とデザイン見た目。明らかにってやつですね。
ダイナゼノンとグリッドマン。たぶんどっちを先に観なきゃというのは無さげです。年替わり戦隊ものがそうであるように単品で楽しめる仕様。それでもグリッドマン観といたらそれはそれで楽しめます。

当方グリッドマンは視聴済み。
自宅に戻ってきた安心感みたいなのはさっそく第一話から。※一応隠します

1.{netabare}「Scarred Souls Shine like Stars」の4つの“S”登場。{/netabare}
2.{netabare}OPオーイシさんとED内田真礼さんの組み合わせ。{/netabare}
3.{netabare}スペシャルドッグで餌付けされるガウマがアンチくんっぽいなぁ。{/netabare}
4.{netabare}アカネが怪獣作成する時に埋め込んでたビーズみたいなの発見!{/netabare}

低体温なトーンとそこはかとなく流れる不穏な空気はシリーズの特徴ですね。だがそれがいい。
基本的には特撮モノに敬意を払いつつ日常劇を見せるスタイルです。初代ウルトラマンよろしく三段階ズームで変身するシーンなんかまさにそう。自分は違いますがファンだとけっこう好きそう。
そのうえで元来は茶番と言える特撮モノの前半部分が極めて味わい深い。本丸であるヒーローVS怪獣に加え、彼らががちゃがちゃする手前/前座部分を面白いと感じると評価爆上がりする仕様です。
さあどう感じるでしょうか?

■イマイチなとこ

前はAパート“日常”Bパート“特撮的なもの”とわかりみが良かったのに今回はばらついてて見づらい。
それに土日朝に観るようなもんを平日深夜に観るわけで、低体温っぷりに油断すると眠くなります。

■良いところ

最終盤に物語が動いた前作と比較し、今回は途中からちょいちょい動きがあります。眠気に勝利すれば途中も楽しめるかも。キャラほぼ15歳前後と思春期の悩み・痛みが色濃く出ていて見応えありました。



※余談


■紀世彦→亜美→豊→だいぶ跳んで→世界観

尾崎姓のアーティストって夭折のあの人以降なかなか出てこなかったよね。偉大すぎたのだと思います。
というわけでゆたかの話。

{netabare}稲本さん(CV伊瀬茉莉也)は夜の校舎窓ガラスこわしてまわってました。{/netabare}

彼女の同級生暦(CV梅原裕一郎)はその時代を境に色を失った人生を歩んでたりもして、ひょっとすると最後はなにかしらから卒業するみたいな展開を期待してました。

{netabare}高1の蓬(CV榎木淳弥)にとって母親の恋人は信じられぬ大人だろうし
中学生ちせ(CV安済知佳)はとにかくもう学校や家には帰りたくなさそうで
転がり続けてこんなとこにたどりついた感のある33歳暦がいる
夢芽(CV若山詩音)はなにより正しいものはなんなのか探し求めてたりもする{/netabare}

悪ノリが止まりません。


■愚考其の1:俺の考えた画期的結論

勝手に尾崎の世界観(紛らわしい)に浸ってたところへ不意打ち。

{netabare}第11話でシズム(CV内山昂輝)くんが怪獣化したとこで流れた曲がなんというか…『片翼の天使』っぽい。FF7のセフィロスのやつ。

「私は想い出にはならないさ」

と怪獣続くよどこまでも…なビターエンドを示唆してたかもわかりません。{/netabare}


■愚考其の2:俺の考えた画期的結論アナザー

やっぱり尾崎というか“思春期”に戻ってみる。

{netabare}南さんの姉の名前が“香乃”というのも興味深い。ローマ字で“KANO”。
その“KANON”は最も美しいコード進行とも例えられます。導き出されるは美しき永遠のループ。

皆さんどこかしら留まってたりループしてたりな日常の殻をひとつ打ち破ってた気がします。その象徴みたいに君臨してたお姉さんナイスでした。

そして事は単純な開放を意味せず、「かけがえのない不自由をこれから手に入れていくんだ」とループをループと受け入れることで一歩前に踏み出せるという手堅いメッセージ。{/netabare}


なんというか…健全なドラマでした。
対怪獣バトルが霞んでます。それはそれで良かったのかは不明。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

-----

2021.06.19 初稿
2022.05.19 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鬱屈した令和の現代人が変形合体

往年の実写特撮ヒーローを元ネタに展開する『GRIDMAN UNIVERSE』2作目の1クールTVアニメ。

【物語 4.0点】
特撮あるあるとして、予算の都合上、最後の派手なバトルシーンにソースを集約するため、
それまでは子供が見ても退屈な日常ドラマが延々と続くという構成が挙げられます。

本シリーズは、“退屈な日常”→対巨大怪獣バトルによる解放という各話構成でオマージュ。
それが作品テーマにもなっています。

私の場合、その“退屈な日常”とやらに、バトル以上に惹き付けられました。

『DYNAZENON』では退屈を越えて、鬱屈から情動を掘り起こす濃厚な人間ドラマが展開。

日常のキャラ心理とバトルのパフォーマンスが相互に影響し合うのは典型的な設定ですが、
決してロボで怪獣を殴った余勢を駆って日常の鬱憤も晴らす乱暴なプロットではない。
登場人物各々が知恵の輪みたいに割り切れない自分や仲間の心理としっかり向き合って前に進んでいく、綿密なシナリオが渋くて好感しました。
終盤の(※わりと重大なネタバレ){netabare}蓬の夢芽への「好きです。付き合って下さい」は、近年の告白シーンの中でも強く印象に残っています。{/netabare}

ただし、人間心理だけでなく、敵勢力「怪獣優生思想」もまた各メンバー信条がバラバラで割り切れないためか、
倒してもスッキリ感はもうひとつ。
そこは看板だけでも掴みやすい統一イメージがもっと欲しかったかもです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・TRIGGER

新設の“メカニックシークエンスディレクター”が巨大ロボの変形合体バンクを磨き上げる。
(上空に光の道を敷いてまで空中合体にこだわるエネルギーの無駄遣い感こそが様式美w)

車やビルがミニチュアと化しひっくり返るバトルシーンの迫力も相変わらず。
本作は怪獣VSロボの被害が消えない設定となっており、爪痕の描写も印象的。
大量の壊れたビニール傘が遺棄されたカットが妙に脳裏に焼き付いています。

日常の心理描写についても、顔は無表情が多いので読み辛いですが、演出には力が入っており上々。
{netabare}ちせが“ゴルドバーン”を発生させる{/netabare}件などはゾクッとしました。


【キャラ 4.0点】
一応の主人公で怪獣使いのガウマ。
この現代社会では目立つ(浮きまくる)5000年来の熱血ヤンキー属性で、
高校生の蓬(よもぎ)&夢芽、ニートの暦+ちせ等、気だるげな現代人共を率いて、合体ロボ活動の中核を成す。
感情のもつれを引きずってやる気なくすは、{netabare}風邪引いて咳き込みながらコールするは、{/netabare}
頼りない現代人だけでは合体維持など無理ゲーですw

ガウマさんを裏切り者と罵る敵勢力「怪獣優生思想」の面々。
自力では怪獣を創造できず、破壊活動は怪獣の発生頼み。
怪獣の種である人間心理の情動にアンテナを張る中で、敵対する「ダイナゼノン」乗組員たちとも交流。
蓬たちの深層心理を引き出すトリガーともなる。
{netabare}ムジナさんの酒に付き合わされる暦先輩の顛末{/netabare}がグダグダで結構好きw


前作とは直接の繋がりがない中で、シリーズファンにとっては{netabare}ナイト{/netabare}との再会が望外の喜び。
来年劇場公開予定の『グリッドマン ユニバース』でも作品世界を繋ぐキーキャラクターとなるのでしょうか?


【声優 4.5点】
ガウマ役の濱野 大輝さんが「怪獣優生思想」ジュウガ役の神谷 浩史さん辺りとやかましくイキり合ったりする他は、
地声寄りのアンニュイボイスによるゆる~い掛け合いが繰り広げられる。

が、無気力に見えて、現代社会の病理に鋭く斬り込んでいるのが本作の凄い所。
特に夢芽の姉の死因を探る中で、“イジメ”と“イジり”の中間の掴み所のないグレーゾーンを演技で再現したのは白眉。

最近の若者は感情表現が苦手なのではなく、
平坦ボイスで、杭を打たれないように包み隠して防衛しているのだ。

ある世代から下の人間と接したことがあれば、非常に心当たりのある演技をしてくる。
私が本作でバトルより日常シーンに惹かれた主要因。

蓬(よもぎ)役の榎木 淳弥さんが、
{netabare}姉の過去の一端を受け止めた夢芽のことを想って泣く{/netabare}演技も繊細でグッと来ました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は鷺巣 詩郎氏の続投。
“退屈な日常”から解放される怪獣VSロボバトルを音楽でも演出するため、
日常シーンでは基本BGMなし、バトルシーンでは勇壮な金管、コーラスで盛り上げるという極端な音響方針を貫く本シリーズ。
たまに挿入されるピアノの心情曲も良好なだけに贅沢な使い方だなとも(苦笑)

OP主題歌はオーイシマサヨシ「インパーフェクト」
バトルシーンの挿入歌としても映える明快なメロディに、
世界の憂鬱をひっくり返すなどと、核心を捉えた歌詞を乗せた優秀なアニソン。

ED主題歌は内田 真礼さんの「ストロボメモリー」
どんだけ低音域に沈んで俯くんだ?って位の歌い出しの“タメ”から、
高音域のサビへと疾走していく解放感が心地よい一曲。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

65.9 2 2021年度の必殺技アニメランキング2位
終末のワルキューレ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (154)
546人が棚に入れました
今、700万年続く人類の歴史が、幕を閉じようとしている──。 1000年に一度、全世界の神々が一堂に介し、天界で開催される「人類存亡会議」。 人類が冒してきた愚かな行いにより、全会一致で「終末」の判決が下される直前、半神半人の戦乙女<ワルキューレ>の一人、ブリュンヒルデが異議を唱える。 「ただ滅ぼすのでは芸がない。人類を試してみては?」 彼女が提案したのは、神 vs 人類最終闘争、通称「ラグナロク」 全世界の神々と、歴史上の全人類から選ばれた代表者たちが一対一のタイマン勝負をする。全13番勝負、先に7勝した方が勝利となる。 しかし、人類が神に勝つことなど絶対不可能。神々が嘲笑する中、ブリュンヒルデはなおも挑発する。 「もしかして、ビビってるんですかァ?」 その言葉は神の逆鱗に触れ、怒りのままに、神々はラグナロクを承諾。かくして、ブリュンヒルデたちは、700万年の人類史から最強の13人を選びラグナロクへと挑む。 果たして人類は神を超え、終末を阻止できるのか? 超絶怒涛の真剣勝負<ガチンコ>バトル、開幕!

声優・キャラクター
沢城みゆき、黒沢ともよ、関智一、緑川光、高木渉

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魁!!ラグナロク

<2021/12/4 初投稿>
原作未読。
漫画好きのお笑い芸人、ケンコバさんだったかな。がアメトークかなんかで本作推してましたね。

物語を1行にまとめると
「人類の存亡を賭けて、世界数多の神々に人類がタイマン勝負を挑む!」

いざ見てみると、なんか既視感ある。
なんだろう?
と思いつつ10話まで見て
「ああ、『魁!!男塾』だ、これ笑」

荒唐無稽なキャラクターたちが、
劇場で繰り広げる架空のバトル。
ファンキーな必殺技を延々と交互に繰り出し続け、
決着はなかなかつかない。
もっともらしい架空の生い立ちと架空の蘊蓄でキャラクターの背景や必殺技に厚みを持たせようとする。

まさに「ワシが男塾塾長、江田島平八である!」でお馴染み『魁!!男塾』です。

そのうち民明書房出てくるんじゃないか 笑

評点は10話までの中間評価です。

<2021/12/18 追記>
最終話まで視ましたよ。

飛び交う必殺技!
二転三転する戦況!
架空の蘊蓄を尤もらしく語り出す解説役!
そして煽り盛り上げるモブども!

やっぱり「魁!!男塾」
もしくは「キン肉マン」
の様式美 笑

ところで神様たち。
ギリシャ神話から多めなんですね。
ゼウス、ポセイドン、アフロディーテ、ヘルメス、アレース、そしてヘラクレス。
アポロンとかアテナとかはいないのがちょっと不思議、

それはそれとして、闘うのはみんな多神教ばかりのようですね。
一神教の神さんは強すぎて御出馬させられなかったんだろうな。
ちなみに「聖☆おにいさん」は担当編集が作者に『イスラム教だけは絶対出してはダメ!』と言ったとかなんとか。
本作も当然そんなやばい宗教は出てきません。

ただ、キリスト教の世界観はアダムとイブ御一家として出てきます。
だったらキリスト教も神様陣営に参加させてもよかったのでは?と思ったり。
神様そのものは無理としても天使なら闘わせられそうだし。
そして天使の相手、人間側はエヴァ初号機で!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

死力を尽くす英雄の雄姿と遊び半分な神々の戯れ

【紹介】
人類の滅亡を決定しようとした神々に対し、人類滅亡の可否を賭けて一対一で戦う人類。
人類が誇る豪傑たちと神々のバトルアニメ

【作画】
十分綺麗ですが、原作の絵が上手すぎて、それと比べるとかなりスケールダウンした感じ。

【キャラクター】
人類の代表も神々の代表もすごいネームバリューのあるキャラクターばっかりで圧巻ですね。
それどころか、人類の代表の応援団のメンツが凄くて笑えますね。
代表になった英雄の上司だったり、宿敵だったりするので、応援団も英雄が勢ぞろい。

神達の圧倒的なラスボス感と、英雄たちの英雄たる所以である圧倒的なカリスマ性。
どちらもバトルを演出する要素としてとても魅力的で、これでもかってくらいに上げてきますね

人類代表の英雄が神々よりなぜか神々しくて、英雄感あるところはいいですね。
それに引き換え神々に神々しさが全然なくて、俗物が多いのが好み別れるかもだけど、北欧神話とかギリシャ神話の神々って意外と俗物っぽいところあるのでそこまでイメージと違うってこともないのかも。

ここまでのキャラクターだと、呂布、トール、アダム、シヴァ、小次郎が好きです。
やっぱり武人系キャラクターは潔さと気高さがあっていいですね。
敵の神々はともかく、ブリュンヒルデ達はほぼただの美女なのでもう少し神々しさが欲しいかも。

【シナリオ】
このアニメに限らないけどCMでネタバレやるのやめてほしい。

細かいことはどうでもいいから早くバトルやろうぜと言わんばかりの脳筋シナリオで、人類の未来がかかった聖戦なのに開催が決まってすぐバトルがスタートするところはいっそ清々しいと思いました。
大抵のアニメは決戦に向けて戦略会議やったり、仲間集めやったり、修行やったり、水着回やったりするのに。
ただ、戦闘開始前に人物のキャラ掘り下げを全くやってないので、戦闘開始してから一撃一撃攻撃をするたびに入る回想シーンがバトルのスピード感を損ねているのはさすがに気になるかも。

【バトル】
このアニメの華なのでさすがに力入っていますが、思ったほど派手じゃないのは残念かも。
神と英雄の戦いで攻撃の破壊力が桁違いなのに、コロッセオみたいな闘技場に押し込めてしまったせいでちょっと吹き飛ばすだけで観客に当たりそうだし、すごい窮屈そう。
せっかく神の力があるのだから、戦闘用のフィールドを創造して観客は防御壁で覆うなり何かしらできたのでは?

ナレーションもアゲアゲですね。
これでもかこれでもかとどんどん期待値を上げてくスタイル。

絵は綺麗だし、演出もいいんですが、バトル中に静止しすぎですね。
一発攻撃するたびに回想、攻撃を受けるたびに回想、立ち上がるたびに回想。
さすがに早く攻撃しなさいよって何度も思った。

それでもバトル中の演出の数々が熱くて、一進一退の攻防が見ごたえ十分でした。

【音楽】
バトルを演出するBGMがいい感じですね。
OP「KAMIGAMI-神噛ー」マキシマムザホルモン
歌詞がまったく何言ってるかわからないけど、作品の雰囲気ととても良くあった曲
EDテーマも心たぎる戦いの後のむなしさみたいな英雄の心境を歌っているようで視聴後の余韻として心地よく、好きです。

【総評】
バトルアニメ好きと歴史好き、神話好きに刺さる内容で、視聴者によって興味あるかないか大きく分かれるジャンルなので、視聴するかどうかの判断はしやすいと思います。
単純明快でわかりやすい作りなので視聴もしやすく、楽しいアニメでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

見る価値みゆきちのボイスくらい。Netflixオリジナルアニメのブレイクスルーはいつ訪れるのか?。

 試しに見てみたら思ったよりだいぶ酷かった…。それにしても、Netflixオリジナルアニメの傑作なかなか出ないなぁ。地上波より規制が少ないし、可能性は色々ありそうなもんだが…。


 「刃牙」もそうだが、そもそも金ないの?ってくらいにアニメのクオリティーが微妙。世界のNetflixなんだから資金は潤沢そうだけど。日本のアニメにはそんなに金出す気はないのか、日本の支部がケチなのか?。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

68.4 3 2021年度の必殺技アニメランキング3位
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (161)
539人が棚に入れました
願いの代償、それは希望か絶望か――。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

願いの代償、それは希望か絶望か――。

この作品の原作ゲームは未プレイです。
第2期に相当するので、前期未視聴の方は第1期から…と言いたいところですが、この作品を堪能するには、本編である「魔法少女まどか☆マギカ」と、劇場版である「[新編] 叛逆の物語」を先に視聴することをお勧めします。

本編と物語の内容や時系列が重複しているのも理由の一つですが、「魔法少女まどか☆マギカ」の世界観を肌身で感じて貰うのが何より大事だと思います。
それに、魔法少女の歩んできた紆余曲折は、この外伝だけでは語りつくせませんから…


願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。
しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。

『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ?』

日常の中にぽっかりと空いた穴。
失われてしまった大切ななにか。
理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。

そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。

『神浜に行けば、魔法少女は救われる』

魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。
失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
これって、もしかすると原作ゲームをプレイしないと、内容が理解できない類の作品だったりします…?

wikiにはこう記載されていました。
「2011年に放送されたテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝作品にあたる同名スマートフォン向けゲームアプリを原作とし、アニメオリジナル要素を加えて再構成した作品」

思い返せば、本編から外伝に物語が大きく移行しているので、多少なりとも頑張らなきゃ置いてけぼりにされると第1期の時には物語に必死に食いついていました。

ですが、今回の物語の難易度…というより、物語の大きさや展開が想像の遥か斜め上でした。
本作品の総監督・シリーズ構成を担当した劇団イヌカレー(泥犬)さんは、2019年のインタビューで、こう言っていたんですよ。
「TVアニメの方だけを観てもストーリー的に完結できるようにとは考えております。
そのため細かい部分の設定などは若干変更しているのですが、すでにゲーム『マギアレコード』をプレイしている人にとって全く違うものにはならず、かといってボリュームダウンした再現映像でもないアニメになればいいかと思います。」

このセリフを、「TVアニメだけ見ても本編と同じくらい楽しめる作品」と私自身が勝手に変換しちゃっていたのかもしれません。
考えてもみれば、原作ゲームをプレイしている方々の方を向いてしまうのも当然なのかもしれませんね。
TVアニメのみ視聴している私より、よっぽど鋭い目線を持っていると思いますので…

だから一番重要なのは、アニメを視聴して原作ゲームに興味を持ってもらうこと、若しくは、原作ゲームの評価を落とさないこと、になってしまうんでしょうね。
配信されてから4年と息の長いゲームですからね…

と、割り切るには相応の時間がかかりました。
当たり前です…本編は、私の中でお気に入りの棚序列第18位の作品なんですから。
それと同じくらいにハードルを上げていたのは、きっと私だけじゃ無いと思うんです。

別にこの作品が面白くないと言っている訳ではありません。
環いろはも目的と、物語の進むべき先はハッキリしているのですが、最初と最後を繋ぐプロセスが良く理解できなかったのが本音です。

オープニングテーマは、ClariSさんによる「ケアレス」
エンディングテーマは、TrySailさんによる「Lapis」
そういえば、ClariSさんが顔出し解禁されたのは、私的にニュースでした。
どちらの楽曲も通勤中にヘビロテしています。

1クール全8話の物語でした。
これは初めから全8話を想定していたのでしょうか。
全8話ってあまり目にすることの無い話数です。
もしかすると、第3期が全4話とか全5話になる…ということはありませんよね^^;
これじゃただの分断ですので…

個人的には、もちょや天ちゃんの頑張りがアニメ視聴組にもしっかり評価されて欲しいと思っています。
そのためにも第3期「Final SEASON -浅き夢の暁-」で一挙に盛り返してくれることを期待しています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

大丈夫ですよ!

原作未読 全8話

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝の2期です。1期から観ることをオススメします。

魔法少女たちある計画を主人公たちが阻止しようするお話です。

ただ、1期と今回の2期が1年以上も空いているので過去のお話を思い出すのに時間がかかりました。

この2期では、懐かしいキャラたちが出てきます。このままマギレコのキャラが出てこないじゃないかと思いましたw

1期でも思いましたが、キャラが多すぎて覚えきれませんw ゲーム原作だから仕方がないですね。

全8話と1クールにも満たない作品でしたが、切りのいいところで終わっています。

少しずつお話の全容が見えてきましたが、まだまだ分からないことばかりですね。

OPはClariSさん、EDはTrySailさんが歌っています。

最後に、主人公いろはの口癖をタイトルにしました。3期が放送されるといいですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ただのソシャゲアニメ

まどマギのソシャゲを原作とするアニメ。
まどマギは一番好きだけど、ソシャゲは嫌いなのでゲームは未プレイ。
正確にはリリース日に少しだけやったけど、つまらなかったのでやめた。
あ、今期アニメで個人的ワーストです。

{netabare}
まず、まどマギ外伝とタイトルある割にやってることはまどマギというよりもTHEソシャゲという感じのストーリーでつまらない、というかそれならまどマギ外伝とか名乗るなよって思う。

ストーリーがほんとにソシャゲテンプレでつまらない。
ドッペル、コネクトみたいな意味不明な設定が追加されてるし、ほんとにまどマギの外伝を描く気はないんだなって感じた。
ドッペルはほんとにまどマギにあるべき設定じゃない。
魔女化する恐れがあるとはいえ、ソウルジェムが濁ることへの対策ができるって...。
コネクトは...いる?
この設定ほんとなくても描けたでしょ。

まどマギにおいて重要な存在の魔女の扱いも酷い。
というか、この作品で魔女との戦闘シーンあったっけ?
揚げ句の果てには魔女を養成って、立場が逆転してないか?
緊迫感のかけらもない。
魔法少女同士の内輪もめばかり描かれていてつまらない。
尤も魔法少女同士の対立も必要だとは思うんだが、それしか描かないのはなんかなぁ。
何を願って魔法少女になったのか?という要素も掘り下げられないし、ほんとにまどマギではないという印象。
きゅうべぇに関しても存在感が全くないし。
というか、魔女どころかマギレコの要素のウワサすらどっかに行ってません?

本編キャラの扱いも気に食わない。
そもそも本編キャラを出す意味が分からない。
本編キャラがマギレコのしょうもないキャラに指図されてるのを見るとイライラするだけだし、指示されて戦ってるだけならほんとに本編キャラ出す意味ってあったのか?
本編キャラが出てくる度にこんな駄作に出すなよって気分になった。

マギレコのキャラに関しては覚えきれない。
ソシャゲ原作らしくキャラ数が多すぎるせいで全然キャラを把握できない。
もちろん重要人物の数人は覚えているのだが、半分ぐらいのキャラは1期から半年ぐらい空いたこともあって公式サイトなどを見ないと全く思い出せなかったし、印象も弱い。
そもそも不要なキャラ多すぎないか?
マギレコ5,6人ぐらいのメインキャラで同じような話にできたんじゃないか?
このせいでキャラ関連のストーリーが何もかもつまらない。
特にツルノやサナに全然思い入れがないせいで終盤何かやられても全く面白くないんだよね。
こういうところもまどマギじゃなくてただのソシャゲアニメだという印象。

当然キャラも覚えきれてないし、設定も覚えきれてないので展開は原作勢以外には非常にわかり辛い不親切アニメ。
一期はまだマギレコキャラだけでやっていたし、ウワサを倒すという話の筋が通っていて、一部のキャラはしっかりと掘り下げがされていたので中盤部分は結構楽しめたんだが、2期は良かった要素が一つもなかった。
まどマギの独特な演出もこの作品だと寒く感じた。

良かった点は"前半部分の"作画かな。
ところで、まどマギ本編のキャラの声が結構変わってるのは少し悲しい...。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 1/10
ここゲームの冒頭に見た覚えある。
つまらなすぎて一瞬でやめたけど。
このアニメまどマギ感出さないでほしいわ。
まどマギ本編に泥を塗ってるように見えてしまう。
マギレコオリジナルのキャラだけでやってほしい。
まどマギ本編の5人が出てるシーン目逸らしたくなる。
謎変身ポーズ。作画はいい。
声も若干違和感あるなぁ。

2話 1/10
何がどうなってる?
一期のストーリー全く覚えてないわ。キャラも全然。
ドッペルとかいうゴミ設定マジでやめてくれ。
マギウスが正論でやちよは八つ当たりしてる風にしか見えんわ。
魔法少女同士で戦うの多いなぁ。魔女はどこ行ったよ。
作画がすごいことぐらいしかいいことない。
戦闘作画に関しては本当にすごい。
やちよが全く好きになれん。
作画が神なとこ申し訳ないが酷い。
 
3話 1/10
この黒髪機密漏らしすぎだろ。
マギウスの翼の手を借りる気はないって散々色々と教えてもらってたじゃないかw
グリーフシードなんであんないっぱいあるんだよw
これまどマギに比べると~とか以前に全く面白さが分からん。
原作勢以外置いてけぼりじゃん。でんでん現象か?
THEソシャゲアニメって感じのストーリーだな。
ほんとソシャゲアニメってつまらない寒いノリ多いな。
そのうえで話が意味不明な方向にぶっ飛んでる。
戻ってこれた理由も良くわからんし感動なんてできねえ。
しかもあのマギウスの奴もう完全に味方じゃないか。
まどか出す意味ある?
マギレコキャラだけで良くね?

4話 1/10
結局なんでいろは生きてたの?
クロエ何で味方になってんだ?
台風ってワルプルギス?
まさかワルプルギスまで簡単に管理するんじゃないよね?
なんで話し合いしに来てるのに戦ってんの?w
え?で、結局何でこいつらここにいるの?
魔女を養成とかほんと本編レイプだな。
コネクトってなんだよw
は?こいつメインキャラじゃなかったか?
そんな簡単に魔女化させるの?
ドッペルとか言うしょうもない設定か。
雑すぎだろ。ほんと作画は...。
もうだれがだれか全くわかんねえ。
楓の退場適当すぎ。
本編のさやかの魔女化のとこはもっと絶望感ある演出だったのにな。

5話 0/10
ソシャゲってほんと感情をなくすとか脳を操作みたいなしょーもない設定好きだな。
杏子声変わりすぎじゃないか?
それと無理に声出そうとしてるからか違和感がある。
マギレコはどうでもいいけど、次の映画で声変わってるのは悲しいなぁ。
もうほんと何やってるかわからんな。
この二人はマギウスだっけ?
そもそもまどマギって魔法少女が魔女を対処する話なはずなんだがもうそれとは全く別物になってるよね。
つまらない以前に理解不能だわ。
ブルリフやスカネクの方がまだ分かりやすい。
原作勢は理解できないほうがバカとか言ってるがアニメだけでこれを理解するのは無理がある。一気見ならまだしも。
場所もキャラも言動も状況も何もかもがわからない。
なんでクロエとこんなに仲良くなってるの?
こいつ元はいろはを連れて行くように言われてた人だよね?
まどマギって魔法少女同士の戦いがメインのアニメだったっけ。

6話 0/10
作画死んでる?
このマギレコの青髪がほむらポジションなのなんかな。
顔崩れてないか。
なんかまどマギのキャラが変な奴の指示に従ってるの嫌だな。
これ何がどうなってるんだよ。
マギレコのキャラ印象薄すぎるせいで何もわからんわ。
防衛ガバガバか? あほくさ 

7話 0/10
ほんとマミさんに気持ち悪い変な設定が追加されてるの嫌いだわ。
出た、洗脳w ゲームが大好きな糞展開。
ウワサと一体化ってなんだよ。整合性。
この白髪がだれか全く覚えてない。
いや、こいつこんな単純な説得で味方になってくれるのかよw
コネクトとか言う糞設定、しかも本編OPの曲名を使った設定やめてくれ。
本編キャラいる? 
作画も露骨に落ちてるな。
ほんと操られて狂う展開嫌いだわ。マジで気持ち悪い。
ほんとは-5点ぐらいつけたい回。ワースト回。

8話 2/10
開幕不快。演出が滑ってる。
何がどうなってるんだか。本編キャラいる?
ワルプルギスやらないのかよ。
これでワルプルギスが釣れたりしたらほんとにまどマギとして崩壊してると思うよ。
え、こいつらここに何しに来たんだよ。
つるのじゃなくてこの戦い全体に焦点を当ててくれないと意味わからん。こいつが会いたかった人だっけ? 
{/netabare}

曲20段階評価
OP「ケアレス」7.5/10
ED「Lapis」 7.0/10

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

66.3 4 2021年度の必殺技アニメランキング4位
メガトン級ムサシ シーズン1(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (86)
153人が棚に入れました
ごくふつうの町で、 穏やかに満たされた生活をおくる人々がいた。しかし彼らは、それが、偽りの平和であることを知らなかった。知られざる真実…地球はすでに、滅んでいるということを…。宇宙からの謎の異星人勢力の攻撃を受け、人類は 99.9%が死滅。その敵は『ドラクター』と名付けられた。やがて地球には大きな穴があけられ、異星人の居住に適した環境にテラフォーミングされた。人類は彼らの目を逃れ、シェルターに身を潜めるしかなかった。いつ訪れるかわからない、復活の日を待ちながら…。シェルターイクシアの住人たちは、滅びの日の記憶を消され、何も知らず普通の生活を送っていた。しかし、その中の一部の『選ばれし者』たちは、パイロットとなり、『ローグ』と呼ばれる巨大ロボットを駆り、異星人と戦っていた。そして、今日もまた、新たなパイロットが選出される…。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

意外と良かった

【紹介】
地球がエイリアンによって侵略されて人類の99%が死滅、エイリアンにとって最適な環境に作り替えられて
侵略された事実を記憶から消された人々。
そんな中、人類の未来を守るために立ち上がりロボに乗って戦う少年たちの話
レベルファイブアニメの伝統なのか、ゲームもほぼ同時に発売されています

【作画】
妖怪ウォッチやイナズマイレブンで有名なレベルファイブ制作で作画はとても綺麗だけど、デザインが子ども向けなのでそこが気になる人にはきついかも。
さすが長年子ども向けコンテンツをたくさん手掛けてきた会社なだけあって、丁寧に作られている感じがしますね。

【キャラクター】
イナズマイレブンや妖怪ウォッチのキャラを精神が子どものまま頭身だけ伸ばして高校生くらいにしたようなキャラが多い
イナイレや妖怪ウォッチは頭身が低くて、子ども達が頑張っている感じだから気にならないけどメガトン級ムサシは見た目の割に精神年齢がちょっと幼く感じるのでちょっと気になった。

でも気になったのは最初だけで、話に熱中しているとそんなに気にならなくなってきます。
話が丁寧に作られているからでしょうかね。

【シナリオ】
設定は大人向けですが、シナリオはわかりやすくて視聴しやすい。
わりとありきたりなシナリオで、特にここがすごいってのはないしめっちゃ面白いなんてこともないですが、王道なロボアニメのシナリオで、シンプルな面白さがありますね。

【総評】
クオリティは安定しているし、普通に面白いアニメだと思いました。
見た目の子ども向け感さえクリアできれば、視聴して損はないと思いますよ。
子ども向けっぽかったから期待してなかったけど、思っていたよりも良いアニメでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ちょっと古臭いし目をつぶって観るところもあるけど、シナリオは結構まともで意外と面白いロボットアニメ!

「ドーナツ地球」とか「一般市民集団洗脳」とか、それはどうなんだという気もする設定は一部あるんですけど、敵対する異星人との交流とか、少し「前世紀のロボットアニメ」的な展開も交えつつ、思ったよりは手堅く展開的にも熱くて王道ロボットアニメ的な作品でした。

SF考証的には気になる点は少なからずあるんですけど、「ロボットアニメってそういうもんじゃん?」という割り切りがあれば、シナリオや心理描写として突飛な点はほとんどなくて、物語として楽しむことは充分にできるアニメだったと思います。

いかにもLEVEL5製作だよなあ、という癖のあるキャラクターデザインや今風でないメカデザインも視聴を阻む要因たり得ますが、個人的には観て良かったと思いますし続きも観たいと思います。

ゲームとの兼ね合いもあって必殺技を叫ぶのは良くも悪くもスーパーロボットっぽいですね。出撃したパイロットが個々に勝手に戦うわけではなく、指揮管制の音声がきちっと入っているのが、個人的には好みです。

オペレーターの音声に厚みがあるのは、初代マクロスなどを彷彿とさせるとても良い演出ですね。

基本的にLEVEL5自社での一社提供で乗り切った潔さも個人的には買いです。

ということで古臭さの障害を超えられれば、2021年秋クールの中ではけっこう良かったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

反撃は、これからだ。

この作品はゲームと連動したメディアミックス作品だったようです。
アニメの放送が10月1日からで、ゲームの販売が11月11日からだったようなので、アニメの放送を見てからゲームに手を伸ばす方もいらっしゃったと思います。


異星人に奪われた地球

ごくふつうの町で、穏やかに満たされた生活をおくる人々がいた。
しかし彼らは、それが、偽りの平和であることを知らなかった。
知られざる真実…。
地球はすでに、滅んでいるということを…。

宇宙からの謎の異星人勢力の攻撃を受け、人類は99.9%が死滅。
その敵は『ドラクター』と名付けられた。
やがて、地球には大きな穴があけられ、
異星人の居住に適した環境にテラフォーミングされた。
人類は彼らの目を逃れ、シェルターに身を潜めるしかなかった。
いつ訪れるかわからない、復活の日を待ちながら…。

シェルターイクシアの住人たちは、滅びの日の記憶を消され、
何も知らず普通の生活を送っていた。
しかし、その中の一部の『選ばれし者』たちは、パイロットとなり、
『ローグ』と呼ばれる巨大ロボットを駆り、異星人と戦っていた。
そして、今日もまた、新たなパイロットが選出される…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私は作り手の皆さまに謝らなければなりません。
最初にキャラデザを見た時、てっきり子供向けの作品だとばかり思ってしまいました。

そのため、最初から視聴しない作品として取り扱っていましたが、マイNEWSにキャッチしているレビュワーさんのレビューのタイトルが流れてきますよね。
そのタイトルが私の予想と反する反応が見られたので、気になって視聴を始めたところ…

半端無く面白いではありませんか…!

特にバトルシーンは圧巻で、序盤から魅了されてしまいました。
視聴する前は、ずんぐりむっくりしてあまり格好良いロボットじゃないな…
なんて思っていましたが、このスタイルが作品にマッチしていて堪らなく格好良いんです。
キャラデザに関しても、直ぐに慣れるので極めて些細なことでしかありませんでした。

そして、序盤はバトルシーンで視聴者を引き込む作品というイメージがありましたが、中盤~終盤にかけて物語の展開も一気に面白くなるんです。
しかも、何度も目頭が熱くなる特典までついてくるのですから堪りません。

「キャラデザだけで視聴を判断してはいけない作品」のTOP10に入ると言っても過言ではないと思いました。
時折、こういうトラップがあるんですよね…
危うく見逃してしまうところでしたよ^^;

物語の全容は壮大で、この第1期は序章にしか過ぎないことが視聴早々分かりました。
既に第2期が22年の秋からの放送が予定されていますが、この後の物語はとても1クールに収まるスケールの大きさではありません。

今は大人の事情で尺が大幅に削られることがないのを祈るばかりです。
因みにYOU TUBEで、「シーズン2解明スペシャル」なる動画も公開されていました。
第1期を総集編でおさらいしつつ、第2期の現時点で公開できる情報で構成されていたので、第2期への期待を否が応でも高めてくれる内容になっていたと思います。

そして視聴意欲を高めてくれるネタがもう一つ…
声優陣がムッチャ豪華なんですよ。
旬の声優さんが惜しみなく投入されているので、声優さんの配役を聞き分けるのも、この作品の楽しみ方の一つだと思います。

オープニングテーマは、ずま(虹色侍)さんによる「MUSASHI」
エンディングテーマは、マナさんによる「滅亡世界のバラッド」と、「奇跡の命」
個人的にはマナさんのよる「滅亡世界のバラッド」がお気に入りでした。

1クール全13話の物語でした。
このレビューのタイトル通り、人類の反撃はこれからです。
ですが、アーシェムが本懐を遂げられることを切に願っています。
しっかり堪能させて貰いました。
第2期の放送も期待しています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

62.5 5 2021年度の必殺技アニメランキング5位
装甲娘戦機(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (96)
259人が棚に入れました
今日から私はスナイパー……!?日常を奪われ、その肢体に〝LBXユニット〟と呼ばれる戦術兵器を纏う5人の少女――〝装甲娘〟たち。選ばれし転移者である少女たちの使命は、多元世界をまたいで蝕み増殖し続ける金属生命体・ミメシスの掃討と殲滅。時空を超えて強いられた傭兵暮らし、それは世界の「希望」と「絶望」とを垣間見る命がけの修学旅行だった!

声優・キャラクター
逢田梨香子、村川梨衣、大西沙織、福原綾香、宮下早紀
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

西武池袋線の冷房は、めっちゃ強いです(関係ない)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
異世界にとばされたJK達が、なにやらスゴい重火器装備を纏って、正体不明の敵と戦い世界を救う話。

と、設定だけ観ればクソアニメっぽいのですが、意外や意外、結構楽しめました(笑) 雰囲気は終始明るく、シナリオも及第点かなと。

なにやらお金の匂いはするアニメでしたが(笑)、悪くないアニメです(というか、ダンボール戦機のスピンオフみたいなヤツ?なんですね)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
いや~、池袋から異世界行くこと。うん、あるよ~。週2回くらいあるよね~。

、、、いや、ねぇよ(笑) 

でも最近、池袋のアニメ率高いよね。異世界に行ったり、裏世界にピクニックしにいったり(笑)

さて、本作は設定、キャラデザ、見るからにイロモノ、B級感が漂うのですが、、、いや、それはそうなんだけど(笑)、何気に普通に楽しめたのは、なぜだろう?

わりとシリアスなストーリーや心理描写を、お気楽な雰囲気の中で破綻なくやりきった感じですね。

キャラクターとしては、ネイトが良かったですね。心あるAI。良いボケキャラでしたが、10話でネイトの本心というか、狙いみたいなのが出てよかった。

ガンダムなんかそうでしたが、急遽戦場に身をおくことを強要された少年達の心情を丁寧にさらっていました。まあ、本作はやや優しすぎるきらいはありますが、JKだからしょうがない。流石のブライトさんも、JKは殴らないでしょうし(笑)

ラストは、ちょっと尻すぼみ。きっと、皆がそれぞれの世界に戻れたってことなんでしょうが、分かりにくい。

本作に関しては、余韻を残す終わり方より、Cパートでそれぞれの装甲娘の笑顔と、共に戦った(オタクロスとかがいた)世界の結末を、短くで良いからちゃんと描く、分かりやすいハッピーエンドの方が似合った気はしますね。

(あと途中で「剣道で両足首を捻挫した」とか言ってましたが、そんな話、1度も聞いたことないw 多分、池袋から異世界に行ける確率の方が高いw)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
所沢から池袋、、、西武池袋線(笑) 池袋から異世界転生、うん、あるある(笑) 変身シーン、この尺で4連発はキツいな。

2話目 ☆3
謎の西武線推し(笑) 3倍赤く塗るて、この世界でもガンダムは放送されてたんだな(笑) それそれの世界が、少しだけずれてる。

3話目 ☆3
色々、問題を抱えている世界なんだね。

4話目 ☆3
なんかドタバタしてきたな。シリアスには行かず、ギャグ、日常系?

5話目 ☆3
修学旅行行けてない縛り? みんな、ボッチ? 剣道で両足首捻挫、って聞いたことないな(笑) 

6話目 ☆4
装甲ババア(笑) 分かりあって、ねぇ(笑)

7話目 ☆


8話目 ☆4
デカブツとの戦いとしては、まずまずかな。

9話目 ☆


10話目 ☆4
ネイト、良いよな~。少年兵の立場や心情にまできちんと迫るのは、ガンダムっぽい。修学旅行、甘いけど、なんか好きな話だった。

11話目 ☆


12話目 ☆3
最後、う~ん、感動的ではあるけど、ちょっとアッサリ終わったかな~。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

焼豚ラーメン

全12話

普通の女の子が街で時空震に巻き込まれて、同じような別世界に行って同じ境遇である他の女の子たちと装甲娘となり、その世界の謎の敵ミメシスとの戦いを描いた作品です。

みんなで食事をするときにやたらと焼豚ラーメンが出てくると思ったらサンポー食品(佐賀県)とプロモーション協力していたいんですねw

最初は、結構緊張感のあるお話でしたが、ミメシスとの戦い以外は結構みなさん、エンジョイしていましたねw

装甲娘5人の友情物語という感じでしょうか。

最後は、もう少しどうなったか観たい感じもしますが、展開は良かったですね。

OPは逢田梨香子さん、EDは鹿乃さんが歌っています。

最後に、焼豚ラーメンは福岡のスーパーで買えばいつも安売りしているので重宝していますw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり深刻な状況が描かれているのに、まったく悲愴感がない美少女SFメカアニメ

LBXユニットという兵器を身に纏った「装甲娘」たちの戦いを描く、美少女SFメカアニメ。全12話。いちおうダンボール戦機のスピンオフですが、本編を観ていなくても問題なく楽しめます。
物語は、時空震と呼ばれる超常現象によってそれぞれ別の並行世界から飛ばされてきた5人の少女たちが、世界を救うために、日本各地を移動しながらミメシスという謎の敵と戦っていく、みたいな感じ。描かれている状況はかなり深刻ですし、冷静に考えると主人公のリコたちも、とんでもなく酷い目に遭っているのですが、作風はほぼ完全にコメディ路線で、悲愴感がありません。おそらく方向性としては、バトルを見せることよりも、5人の装甲娘たちの友情を描くことのほうが主目的だったのでしょう。実際そういった意味では、なかなか悪くない作品に仕上がっていました。何か特定の感動エピソードによって友情をアピールするのではなく、なんてことのない日常描写を積み重ねていくなかで、気がついたら、いつの間にか強い絆で結ばれている、というような自然な描き方には好感が持てました。また、全体のストーリーとしても、それなりにいい話になっているのですが、いかにも感動させようというような大袈裟なところがなくて、全体的に「さりげなさ」が心地よかったです。
作画、音楽は、まあ普通くらい。キャラは、装甲娘だけでなく、ネイトやオタクロスなどの脇役にも親しみが持てました。
最後まで観終わって、明るく、楽しく、嫌味がなくて、そこそこ面白かったです。点数にするとあまり高い評価になりませんが、個人的な好き嫌いでいうと、結構好きなタイプの作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9
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