心霊スポットで幽霊なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の心霊スポットで幽霊な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月04日の時点で一番の心霊スポットで幽霊なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.8 1 心霊スポットで幽霊なアニメランキング1位
ダンダダン(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (160)
604人が棚に入れました
霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモ<綾瀬桃>と、同級生でオカルトマニアのオカルン<高倉健>。 モモがクラスのいじめっ子からオカルンを助けたことをきっかけに話すようになった2人だったが、「幽霊は信じているが宇宙人否定派」のモモと、「宇宙人は信じているが幽霊否定派」のオカルンで口論に。 互いに否定する宇宙人と幽霊を信じさせるため、モモはUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへ。 そこで2人は、理解を超越した圧倒的怪奇に出会う。 窮地の中で秘めた力を覚醒させるモモと、呪いの力を手にしたオカルンが、迫りくる怪奇に挑む!運命の恋も始まる!? オカルティックバトル&青春物語、開幕!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

少年の憧れ「不思議と恋愛」を真正面から描いた古き良き系譜。

 とても面白かったです。テンポや演出などアニメのレベルの高さはあるでしょうけど、古き良きドタバタ劇を上手く今風にアレンジしたと思います。

 本作においてはUFOはSFというよりもオカルトとして展開しています。そのオカルトを題材としてゲスト妖怪・宇宙人が繰り広げるギャグとバトル、そして恋愛感情は「うる星やつら」を思い出します。ハーレムではない4人組みの関係性も同様です。

 リメイク版の「うる星やつら」が少々退屈だったのと比べて、キャラ付け、ストーリーの幹、オマージュなどで情報量の密度が3倍くらいになっていました。この情報量が現代的で一時たりとも退屈させなかった要因でしょう…とはいいますが、やはり最後の数話は若干間延びやマンネリが感じられたかもしれません。ほんのちょっとですけどね。

 そして、なんといっても「涼宮ハルヒ」の影響です。恐竜が出てきた回で学校に閉じ込められたシーンが朝倉涼子とのバトルシーンにそっくりで気が付きましたが、宇宙人、未来人、超能力者もしくは地底人のうち、宇宙人…はゲストですが、妖怪と超能力者がメンバーにいます。ジジなる少年は父が火山学者とのことですので、おそらく地底人なのでしょう。

 雑誌ムー(作中ではポー)という少年のころみた、オカルトへのあこがれというのは「涼宮ハルヒ」のテーマそのものです。「君の名は。」でも坊主の彼が持っていました。つまり、UFO,ネッシー、妖怪などはクリエータたちのあこがれだし、そういうあこがれを持ち続ける少年はどこにでもいます。

 オカルトが実在して不思議な仲間がいて、普通ではない学校生活を送れたらな、という少年の夢のようなものを感じました。この少年の夢と淡い恋愛にワクワクドキドキする高校生活というのが「うる星やつら」から「涼宮ハルヒ」を経由する日本のコミック・ラノベの一つの系譜だと思います。

 ただ、近年この系譜が「女子だけ部活もののきらら系」「ストーリーがない異世界転生もの」「コメディの弱いラブコメ」「中途半端なSF」「感動ポルノ」などに浸食され、20年30年たっても面白かったと語れるような作品が減っていると思います。

 つまり、視聴者が見たい要素が純化してニーズに応えすぎて物語やテーマが消失した抜け殻のような作品が量産されています。もちろん、それぞれのカテゴリーで優れた作品はありますがごく少数だし、優れた作品であっても時代の変化に耐えられるのか不安になる作品も多いです。

 そんな中で、本作ですね。正統派のラブコメであり、コミック・ラノベ的な不思議を真正面から扱っています。「うる星やつら」「涼宮ハルヒ」を彷彿とさせるボディのしっかりした作品が、2024年にコミック原作で登場したのは心強い限りです。この両作とて途中で失速しています。その意味で今後原作「ダンダダン」がどうなって行くかわかりませんが、この1期のアニメ「ダンダダン」は素晴らしい作品になったと思います。

 ただし、その本作をもってしても、2006年の「涼宮ハルヒ」2011年「まどかマギカ」などと同列で名前が後世に残る作品になれるかなあという気はしました。
 それはなぜかと言えば物語のスケール感が小さいからです。不思議は登場しますが、冒険や広がりがありません。ですのでカタルシスがこの両作に比べて弱い気がします。もちろん本作は完結していませんが、涼宮ハルヒは少なくとも1巻の結末をシャッフルという手法を使い、あるいは「サムデイインザレイン」というわけのわからない回で完結させました。
 今後、学校や街にとらわれない広がりがあるか、カタルシスを作れるか、ですね。そうでないと10年後には忘れ去られる気もします。

 一方でオカルトを「都市伝説」の名のもとで大量に消費し、不思議なものを信じるというより一種の話のタネになってしまった現状、この種の話に入り込めなくなっているという点では時代のせいとも言えます。1999年以降オカルトは急速に風化し、ネットの登場でオカルトが半分ギャグになってしまった現状からはもうカテゴリーとして成立しないジャンルになっているのかもしれません。だから、本作でもウルトラセブンのオマージュになってしまっており、そこに実存感がありません。ひょっとしたら自分にもという夢がオマージュによって薄れてしまっています。

 それと宇宙人やターボばばあをはじめ「性的なもの」のテーマ性が中途半端だったのも惜しいですね。そこが軸にならないと、テーマが見えなくなります。

 アニメとしての作画、美術、カメラ、構図、演出、エフェクト、色彩テンポどれをとっても素晴らしかったです。特に人物の表情が素晴らしかったと思います。

 評価はそうですね。テーマやカタルシスが弱いのと、続きがあり中途半端なのでストーリーだけ4にします。あとは5ですね。





1話 方向性はわかりませんが面白い。SARUのアニメ表現は最高だなあ

{netabare} サイエンスSARUは今のところハズレなしの印象です。独特なアーティーなアニメ表現がとても良いです。作画もいいですし。

 ダンダダンですか。名前はかねがねという感じです。こういう話だとは知りませんでしたが。初回はアニメに意識を持っていかれて話を確認するため2回見てしまいましたが、オカルトアクションボーイミーツガール?ホラーヰタセクスアリス?そんな感じでしょうか。

 はじめの格闘シーンで女の子が容赦なくボコられるのが、なるほど攻めた作品だという期待感になりました。その割にスカート鉄壁じゃん、さすがサイエンスSARU。机に座っているときもわざわざ椅子の背でスカートの部分を隠していたので性表現のデオドラントがすごいな、と思っていました。

 で、あのエロい拘束シーンですか。うーん、だったら格闘シーンで見えたほうが不自然じゃない作画だった気がしますが、そこは椅子も含めて演出なんでしょう。下着はシンプルなデザインですけど、肩紐が浮いていたりなかなかの作画でした。薄い本の展開っぽかったですね。性的な内容なのか?と思いましたが、アクションも派手でしたのでどの方向性かわかりません。

 処女を強調した以上、そこはテーマにしてほしいですけどね。これだけ性的な内容を入れたのだから。そこが軽いと単なる少年漫画どまりでしょう。ただ「ギャル」に対する視聴者(読者)への言い訳な気もしますけど。

 心情とか過去をセリフで説明しちゃうのが今どきの少年漫画的でそこでちょっと期待感が薄れましたが、初回のアニメのクオリティーはすごかったので継続視聴します。

 一番最後の「この作品は、実在の人物(○○○を含む)、団体とは一切関係ありません。」の〇〇〇に気づけた人はアニメを注意深く見ている人でしょうね。{/netabare}


2話 思ったよりエロくないいし、がっつりオカルトで少年向け感があります。

{netabare} 考えてみれば「イチモツがない」と言うことは「性的な作品ではない」という宣言なんでしょうか。1話を見るとセックスがテーマに含まれるかとおもいましたけど。
 2話を見ると微エロは見せますけど、むしろ孤独な主人公がヒロインと出会う、ボーイミーツガールなのか、友情物語なのか。何しろイチモツがないですから男女の友情が成立するということかな?そういう話は含まれるでしょう。  

 最後イチモツを取り戻したときにはどうなることか、その辺よくわかりません。去勢された男子=恋愛もセックスも出来ない草食系男子とも取れます。
 名前が話題になる話はそこが結論になるんでしょう。本名でオカルンが呼ばれる日はいつ来るんでしょう?そして、モモがオカルンを高倉健と呼ぶときはどんなときでしょうか。

 思ったより本格的なオカルトで行くんですね。というより変身ヒーローものの亜流の匂いもします。期待よりは少年向けテイストが強いですが、話、テンポ、演出、作画が高水準なので面白く見られています。後半の白黒+赤の画面でこれだけ魅せるのは大したものです。

 それとOPみると2人サブキャラがでそうですが、その辺どういう展開なんでしょうか。味方なのか敵なのか。 {/netabare}


3話 結構普通だったかも。頭を使わないで見られる系かな?面白いけど。

{netabare} 回を追うごとに普通の少年マンガになって行きます。面白いですが展開は一般的なボーイミーツガールものになりそうですね。もうちょっと何かあるのかと期待していましたが、そこは期待外れです。それとも何か仕込みがあるんでしょうか。

 それと、祖母があの若さなのは何かオカルト的なものがあるのでしょうか?「幽遊白書」の婆さんがたまに若くなっていた気がしますけどそれとは違いそうです。理屈では40歳ちょっとで高校生の祖母になれますけど。

 面白いのは否定しませんが、どんどん頭を使わなくなっています。レビューを継続する内容があるかどうかはもう数話見極めたいと思います。{/netabare}


4話 汚いセリフと表情が良かった。ターボババアの出自が今後活きるのか?

{netabare} 追いかけっこのシーンは迫力はありますが、こういう速いだけの作画というのはあまり好きではないです。ただ、汚いセリフのテンポが快感になります。ウイリアムテル序曲をベタに使いながらもセリフと効果音が効果的で耳的には非常によかったです。

 それとこの作品はむしろ止め絵の方が気に入っていて、人物の作画のカメラアングルと表情が非常にいいですね。この作品の特筆すべきところでしょう。

 追いかけっこで終わるのかな、と思っていたらターボババアは「理不尽な死」と言葉を選んでいましたが、凌辱され殺されたた少女の怨念ということですか。だから、イチモツを切り取る妖怪だったんですね。このターボババアの話が今後なにかあるんでしょうか。イチモツが戻ってもタマがないのかな?

 カニはちょっと「デビルマン」の「ジンメン」をオマージュしている感じでした。ところでなんでカニなんでしたっけ?意味がありそうですけど。
 カニが温泉で赤くなるのか?と思ってちょっと調べたら40度くらいからすこしずつ赤くなるみたいですね。固くなるのは60度からだとは思いますが。{/netabare}


5話 恥ずかしすぎる青春劇に悶えましたが、そこが良かったです。

{netabare} 青春劇が恥ずかしすぎて悶えてしまいます。ギャルとオタクはもはやテンプレですし、ギャルのパワーで恋愛描写を省略したり恥ずかしさを相対化する機能だと思っていましたが、本作は思いっきり内面を描いた恥ずかしい青春もの展開でした。
 だが、それがいい…という奴ですね。キャラの性格造形と立ち位置を深掘りしつつ、短い時間で面白く丁寧に描写しました。内面を自分で説明しているのでわかりやすすぎますが、テンポが良すぎるぐらい良いし、ギャグテイストでやっているので気になりませんでした。

 それにしても、日常パートの作画が本当に素晴らしい。前半の学校のシーンの2人の表情がたまらないですね。コミックとアニメのいいとこどりをしたような感じで、これこそがアニメ化の意味ですね。これは本当に良かった。「ダンジョン飯」とか本作とか見ると、日本のアニメはまだまだやれると思わせてくれます。

 それとあのピンク髪の娘はゲストではなく続くんですね。なかなか濃いキャラで期待が持てそうです。

 コミックスをポチリたいのを我慢しています。アニメをフレッシュな気持ちで見たい作品ですけど…読みたくてしょうがないです。 {/netabare}


6話 体感時間5分の圧倒的テンポ。1週間のロスがきつい。

{netabare} アイラが金の玉を拾ってポケットに入れるシーンのカメラワークのレベルの高さに魅了されてしまいました。もちろん、話も面白い、キャラ立ちがすごい、演出もいい、何よりテンポですよね。

 コミックのアニメ化はこの作品のテンポを見習ってほしい。コミックの段階からこのテンポだとしたら、削ることを知っている原作者なんだと思います。全部だらだら見せて、聞かせて、説明するのではなくとにかく怒涛のようにすすめる…それでいて話を見ていれば説明の必要がない過不足のない作りこみ。つまり推敲がきちんとできている考え抜かれた作品ということでしょう。

 ストーリー、演出、作画、カメラワーク、テンポ、声優あらゆる面で最高です。

 恋愛の部分もいいですね。可愛い事に気づくって…甘酸っぱすぎるでしょう。ボーイミーツガールにふさわしい展開です。それにモモの友達のギャル達がいい子すぎます。
 声優さんに金玉とかクソダラと言わせる光景もメタ的に想像して1粒で2度おいしいですね。

 という事で今週もさっき見始めたと思っていたら体感5分で終了です。1週間のロスがきついなあ…それにしてももう6話かあ…分割2クールであってほしい…いや、4クールでもいいですよ?{/netabare}


7話 シリアスさのチューニングに違和感があります。これがやりたいの?

{netabare} アニメ作品はきれいごとだけでは奥行が浅くなるので、つらい事や悲しい事、痛い事、ストレスがたまる事など必要があれば描くのは避けるべきではないと思います。

 ですが、どうでしょうね。この作品のチューニングとして今回の後半の回想をあそこまで丁寧に描く必要があったのか。主要キャラ2人とターボババアに同様の出来事があるんでしょうか?
 例えばターボババア発生の原因となったのか知りませんが過去犠牲になった女子学生たちのことを描いているなら今回の回想はわかります。しかし、実際にはこのレベルの悲惨さは他の主要キャラでは描いていません。

 そこの違和感はかなり強く感じました。つまり、妖怪退治で過去の悲惨な出来事を掘り起こす話になってしまうのでしょうか?そういうじめじめした部分を省略することで、深味とサラリとした部分を両立するのが良かったのにと思わなくはないです。この深掘りがやりたいのなら、主要キャラのどちらかで初めの内に見せておくべきでした。

 要するに今回の悲惨さとか女の辛さが主要なテーマであるとか、キャラたちの過去を深掘りするとか、アイラのキャラ描写に役立つならいうことはありません。ただ、何で突然この妖怪の深堀りだけするの?というのが本気でわかりません。
 そして、この7話が面白くないとはいいません。エピソードの出来が悪いとも思いません。ですが、チューニングというかバランスが非常に悪いなあと思いました。そして、ちょっと悲惨さがテンプレな気もしますので、その点でもっと短く描いても良かった気がします。

 はじめアイラの実の母だと勘違いしましたが、葬儀のシーンを見ると違う人みたいですね。その割に父親の淡々とした感じに違和感はあります。悲しみをこらえて虚無になっている感じでもないし。そこにまだ設定が残るのかな?アイラの母親も今回の妖怪と同じだという読みとり方も出来なくはないですが…

 ということで、本作の初の減点項目ですね。こういうシリアスがやりたいなら1~6話の導入がちょっと違う気がします。引き延ばしが始まらなければいいのですが。{/netabare}


8話 オカルトがメインというよりラブコメ?涼宮ハルヒの影響が強い?

{netabare} テーマというか視点をどこにもてばいいのかわからなかったですが、結局ラブコメということみたいですね。オカルトバトルは一つの話の要素であってテーマではないと見た方が面白く見られる気がします。

 ラブコメでもみんな主人公のあそこを狙っているということで、そこに意味性がある可能性もありますし、2人の肉食系女子に翻弄される草食系男子ですね。ここに性的なメタファがあると思うのですが、そこにまだまだ意味性は薄いですね。妖怪の原因というか被害者に女性性が関係はしてますけど。

 で、オカルトの視点で見ていたので気が付かなかったですけど、今回見て思ったのが「涼宮ハルヒ」の影響が大きい気がしてきました。妖怪や宇宙人、超能力者と来てますからね。ハルヒとキョンがいないハルヒの世界ですね。その意味では世界系の話になるのかな?

 そして、教室に閉じ込められるシーンは朝倉涼子とのバトルのときを嫌でも思い出します。OPを見る限りもう一人男子キャラが出てきそうですが、これで未来人か地底人がくれば完璧ですね。この男子が2人いる構造もハルヒですし。無理やりハルヒの影響を強弁するつもりはなく、なんとなくそう感じたという話です。


追記 女子のスカートの下の影が一直線になっていて、スパッツをはいているように見える作画がちょっと気になりました。光源が真上以外にああなることってあるのかなあ…と思ったりしました。 {/netabare}


9話 ラブコメバトル回。後半の作画とエンタメ度がすごかったです。

 作画がなんかすごいことになってました。特に13分以降の後半の水中戦です。動きだけでなく表情も良かったです。今回、内容は無いですが、ラブコメバトルとしてエンタメ度はすごいです。


11話 世界系=ハルヒ、うる星などの系譜か。分割2クールだよね?(願望)

 この状態、構成で数年の2期待ちはない気がするんですけど…この感じはひょっとして分割2クール?まあ、願望70%ですけどね。

 はじめにいろいろテーマがどこにあるのかを考えましたが、要するにラブコメですよね。現代のラブコメの構造としてオタク+ギャルというのは考えてみれば王道です。

 そこにサブカル好き、そして非常に強く感じるハルヒ臭。そう、この作品から非常に強く感じるのは「涼宮ハルヒの憂鬱」です。特にハルヒ=桃子の性格造形は非常に強く感じます。

 それと4人という構造的には「うる星やつら」もありますけどね。つまり、あたる、ラム、面堂、忍の関係性ですよね。「ハルヒ」が世界系と言われていますが、実は「うる星やつら」もラムとあたるの恋愛がそのまま世界の存続に繋がるという点で世界系です。

 ですが、世界系の本質はそこにはなく「日常の崩壊により少年が特別な存在になる=恋愛のスタート」というもともと思春期課題こそが世界系ではないかと思います。うる星は実は終わらない日常などと言われていますが、ラムの登場で日常が終わるところからスタートしています(それがビューティフルドリーマーの違和感の正体な気がします)。

 エヴァはもちろんですが、例えばガンダムにしたって、日常の崩壊とガンダムによって力を得るところから物語が始まります。つまり世界系作品は14歳から16歳の少年が主人公になるのは、自己拡張、日常の破壊というのは思春期のメタファになっているのでは?と思います。

 本作の「日常の終了の終わり」「力を得る」ことこそ思春期の始まりのメタファであり、その時恋愛が始まる。これこそだ世界系の本質ではないかと思いました。つまり、それは何百何千何万と作られた日本のラノベ、コミックの王道そのものです。それこそが、日本の正当派世界系少年コミック的SFラブコメです。だから本作は面白いのではないかと思いました。



 

投稿 : 2025/01/04
♥ : 16

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

インフォメーション・ソサエティ

ジャンプラ人気作×サイエンスSARU
もはや原作超えでは?原作ファンも歓喜かと

オタクとギャル+変身ヒーロー+知略バトル+凸凹バディ+ジャパネスクホラー+謎解きサスペンスなど売れる要素全部入りだが。説明描写も工夫されてて散らかり感もなくスッキリとノレて全部わかる。そのうえちょいエロやサブカル小ネタも散りばめるサービス精神。緻密な設計。スゴい技術。

読者に甘えず全部説明するスタイルは言い換えれば自由な解釈を許さず読者を信じてないとも言えるが、今は「全部わかる」ことがなによりも大事。余白は怠慢と言われる時代に穴を徹底的を塗りつぶす令和にフィットさせた最新型。


OP・ブリンバンバンでダンダダン、クリーピーナッツ笑笑笑
ED・ずとまよもなんかわからんレベルで人気、リズム感はいいと思う

03
もう修行!設定を整理しながら次の展開のお膳立て

モモの動機もヒンメルシステムでOK。フリーレンやダンジョン飯みたいに「これはこう、だからこう」と、ほとんどの時間は誰かが誰かに何かを説明してる場面を畳み掛ける進行だが、置いてきぼりを喰らうほどの複雑さはないってのが最近のヒットの秘訣か。今は小説どころか漫画も読めない子供たちもいるらしいが、普通の漫画読みならこの程度はわかるであろう情報密度に抑えた調整。編集者は実にいい仕事してる。

一時が万事でこれはこうそれはこうと真っ直ぐに繋けていくので、ツッコミどころを探すような邪念が湧く暇がないしその隙を与えない。考えながら自在に読める漫画と違って、なかなかの情報量にも関わらず脳死でも理解可能なペースの密度感。アニメが上手い。ここまで観てて唯一の不可解な謎はモモの超人的な身体能力や耐久性だが、多分アレはアニメの演出を盛りすぎただけなのかも。今回はババアの胸を揺らしすぎ。

基本的にはクドいくらいに説明で埋め尽くすスタイルなのだが、足で線を消して結界を拡張するとか実は占い当たってたとか、ああいう軽い説明演出をさりげなく混ぜてきて緩急をつけてるのがマジで上手い。アレらがないとただ説明セリフがクドいだけの作品になってしまうが、基本がクドいからこそあのスッキリとした描写を差し込むだけでカタルシスが生まれるという優れた技法はもはや発明。洗練された最新技術を駆使した新世代コミック。こんなに親切な作品に触れてる若い子は古典漫画なんてダルくて読めないよねえ。

わかるために漫画やアニメを見る人にとってはかなり優れた作品だと思う。隅から隅までしゃぶり尽くせるおトクなコスパ感で損しない。誰1人として取りこぼさないという信念を感じさせる。ユニークな天才性やら奇抜な新規性やら尖った作家性なんかなくとも、緻密な設計思想を実現する卓越した技術はそれだけでも個性に成り得る、といったアレをなんと漫画で体現するとは実に恐れ入る。類稀なる才能。

マジでスゴい技術。漫画もアニメも実に巧い。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いやもうなんか見るたびスッキリするわ!

んー。やっぱアレっすかねぇ。
この作品はなんかいろいろびっくりですなぁ。

今期アニメではマケインもそうでしたけど、若さ溢れるクリエイターが台頭してきたなぁ。とゆう感じしませんかねー。

どことなく表現の仕方とかいろいろエポックな感じってんですかねぇ。

おそらく原作もそおゆう感じなんだろうと思いますけど、とにかくこのアニメ。
面白いです。
めちゃくちゃ。

んでこのアニメの監督さんがまたえらい若い。
山代風我氏といいますけどこの方、Wikipediaによりますと若干31歳とな。
もちろん初監督作品。

制作スタッフもキャストもベテラン勢が占める中でこの八面六臂の活躍ぶりはすごい。

とまあ作品の内容と全然関係ないハナシから始めてしまいましたが、この作品マジ面白いです。

1話につき最低3回は見ます。

ほて何が面白いって、そらもうスピード感ですよ。
とっとっとっとと話が進む。飽きさせない。

んで要所に決めカットが入る。


1話でもうこれはハマっちゃったなってシーンがあってですよ。

セルポ星人から必死のパッチで逃げ切れたところでモモちゃんがゆうわけ。
『名前覚えんの苦手でさ~。名前なんてゆうの?』
『高倉健です』

っドカーン!!!!

って宇宙船爆発するのな。
あれは笑ったわ!!!


あとはなんちゅうても4話。『ターボババアをぶっ飛ばそう』な。

インディジョーンズ魔宮の伝説も真っ青!
今まで見た中でも最高の部類に入るジェットコースタームービーでもう脱糞モノでした(笑)!

ほいでモモちゃんとオカルンの二人ときたら!
なんかこう全然大丈夫なのね。やっぱモモちゃんギャルだからかな~。
ボク的にはどこからそのヨユーでてくんのさ!って感じなんですけど。

いやもうなんか見るたびスッキリするわ!
サイコウだわさ!

今のところ6話迄見終えてますけど、いやもうこれはこの先も楽しみすぎて困る~
見えすぎちゃって困るの~って歌いたくなるわ!


とゆうわけでだんだん何ゆうてるのかわからんくなってきましたのでこの辺で。

それでは!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

83.1 2 心霊スポットで幽霊なアニメランキング2位
黄昏乙女×アムネジア(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1776)
9037人が棚に入れました
度重なる増築により迷路のように入り組んだ私立誠教学園。中等部一年の新谷貞一(にいやていいち)はある日、旧校舎で迷い偶然たどりついた部屋で、不思議な雰囲気を纏う少女・庚夕子(かのえゆうこ)と出会う。彼女は自分を“旧校舎の幽霊”だと言う。自分の過去を思い出せない夕子の為、貞一と夕子は「怪異調査部」を立ち上げ、この学園で語り継がれる数々の怪異を解き明かしていく。

声優・キャラクター
代永翼、原由実、福圓美里、喜多村英梨
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

萌えて笑えて見入って泣ける、ラブコメ・ミステリー・ホラー

原作未読。

主人公の新谷貞一(にいや ていいち)は、旧校舎の幽霊である「夕子(ゆうこ)さん」に遭遇する。
しかし、彼女は自分の死にまつわる記憶を無くしていた。
真相を明らかにするため、「怪異調査部」を設立することになる。
新たな部員も増え、さまざまな怪談の正体を突き止めつつも、彼女の死の真相へとせまっていく。


萌えて笑えて見入って泣ける、ラブコメ・ミステリー・ホラー。
色んな要素を詰め込んでいるのに破綻せず、高水準にまとまっている作品。


まず、メインヒロインの夕子さんの魅力がやばいです。
黒髪ロング長身で純真無垢な大和撫子、それでいながら大人の色気があって実にエロい。
そして、恋する乙女です。
見ていたら「さん」付けでしか呼べなくなります。

サブキャラクターたちも、ギャグ・シリアスともにイケる良キャラです。

* とにかく元気でまっすぐだけど、勘違いで暴走しがちな小此木(おこのぎ)さん
* クールでボーイッシュな美少女と思いきや、ヘタレな霧江(きりえ)さん

そんな魅力的な女の子に囲まれている貞一くんも、イヤミを感じさせないキャラです。
優しくておっとりしていて押しに弱いのに、やるときはやる。
何より一途で、ほんと好感が持てました。

むしろ全員ヒロイン。



作風としては、お色気を絡めたコメディが目立ちます。
下品ではないので見やすかったです。
ギャグは、言葉、動き、見た目など、さまざまな角度で飛ばしています。
「見られちゃった……私の体の一番深いところまで///」というセリフがひどい笑いに。
画面内にずーっと人体模型が映っている回のシュールさも凄まじかったです。


ですが、シリアスな部分はがっつりシリアス。
感情が揺さぶられます。

ギャグ→シリアスという流れは素早く自然に行われています。
気付いたら見入っています。

大げさだったり、ひねりのない内容だったりするのですが、演出と音楽がいいんですよね。
夕子さんの過去が明かされるときの演出はほんと面白い。
{netabare}
長時間に渡って映像が一人称視点というのは、独特で良かったですね。
閉じ込められてパニックになる演技も良かったなぁ。

……ところで、他人同士は、同じ体験を同じように感じられるんでしょうか?
人が「赤い」とか「痛い」とか感じたときの主観体験のことを「クオリア」といいます。
クオリアは本人にしか感知できないので、人がある感覚をどのように受けているか、他人が知ることは不可能です。
そもそも、クオリアはなぜ存在するのか、科学で解明できず、主に哲学で扱われる分野です。

また、人間の感覚とは映画を見ているのと同じで、自由意志が介在する余地がない、という説(随伴現象説)があります。
映画館のようなシーンも出てきましたし、こういった哲学分野の話を意識をしているのかもしれませんね。
{/netabare}


そして、シリアスなシーンから、ラストの感動シーンへ。
マジ泣く……。
話の予想は付くのですが、演出と音楽でぐぐっと持って行かれるんです。
{netabare}
夕子さんが最後に戻ってきたのは賛否両論あると思います。
戻ってこなかったら重いですがインパクト大。
戻ってきたらご都合主義ながら後味が良い。
しかし、アフターエピソードが見れたし、キスが未練で取り憑かれたなんてロマンチックだったのでおkです。
{/netabare}


作画は良いわけではないです。
しかし、色使いが独特です。
例えば、夜のシーン。
普通窓の外の景色は、濃い青か、月の光の黄色。
ところが、この作品では、「赤・青・紫・緑・黄色」と、雰囲気に合わせて色を変えます。

画面のカットと組み合わせて、

* 白の背景に黒の影で「孤独」
* 白と黒のしましま模様で「迷い」
* 無色で「望まない世界」

など、画面全体を使って感情を表現しているのが特徴です。
シャフト風味。

ということで作画の割に視覚効果が高いです。


音楽は文句なし、というか素晴らしい。
OPの「CHOIR JAIL」はかっこよくて耳に残るよなぁ。


どの要素もレベルが高く、12話できれいに収まっており、とても満足できました。
1クールものではトップクラスにお気に入りの作品です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 101

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

乙女の幽霊と共に、忘れてしまった彼女の死の真相を探る

学園が舞台のホラー・ミステリー・恋愛ものです。

ホラーものは苦手なので、
最初は選んだことを後悔しましたが、

エピソードを見進めていくにつれて、
最後には好きになれた作品でした。

本気のホラーじゃないけど、
画面は全体的に暗いし、ホラーな雰囲気は満載です。

舞台が古い学校というのがね、
もう背景的に怖いのです。笑

全12話です。
(+未放送1話ありますが、そちらは未視聴です。)


● ストーリー
学園に噂される怪談。

この学校には夕子(ゆうこ)さんという幽霊がいる。
この学園で亡くなったという女生徒が幽霊として現れるのだとか。

新谷貞一(にいや ていいち)は噂されている幽霊本人である庚夕子(かのえ ゆうこ)と出会ってから、つきまとわれることに。

学校の地下室には夕子さんの死体がある。
怪異調査部として、夕子さんの死の真相を探る。


今は使われていない旧校舎。
その地下室に眠る夕子さんの死体。

しかし、幽霊となった夕子さんは自分の死の真相が思い出せない。

そこで、貞一に協力してもらって、
怪異調査部として死の真相を調べてもらうことにするというお話。

夕子さん自体は明るくて美人でスタイル良し、
周りから認識されないことを除けば、普通の女の子です。

メインの舞台となる旧校舎が不気味で、
そこがホラーなんですよね。

怪異調査部として、
学校で噂される様々な怪談を調べていくのですが、
真相は大したものではありません。

実際の怪談だってそうだろうから、むしろ大したことなくてよかったという安堵の方が個人的には大きかったです。笑


この作品の核となるエピソードは10話から。
ここからがこの作品の本体ともいえるエピソードでした。

夕子さんの死の真相は、
ホラーというよりミステリーの部類。

幽霊より人間の方がよっぽど怖いよね…。

貞一くんの存在に救われていく夕子さんが可愛かったです。

10話以降を見て、
この作品が人気な理由もよくわかったし、
私自身も面白かったと思えました。


● キャラクター
登場する人数は少ないですが、
個々がしっかり個性を持っているので物足りないとは感じませんでした。

夕子さんは、幽霊。

美人で、スタイルもよくて、明るくて。

最初は貞一につきまといすぎで、
うっとうしくないかな?と思いましたが、

当の本人は幸せだったみたいで、
じゃあいいや。笑

色仕掛けしたりラッキースケベだったり、
毎回えっちな描写があるのはお約束。


貞一くんは中学1年生の男の子。

幽霊とはいえ、美人でスタイルのいいお姉さんにアプローチされたら、
そりゃまあコロッといっちゃいますよね。笑

純真で優しい心の持ち主です。
中1とは思えない懐の深い人物です。

夕子さんへの気持ちが彼を強くしていきました^^


他、怪異調査部のメンバーとして、小此木ももえ(おこのぎ ももえ)、庚霧江(かのえ きりえ)の2人が登場します。

小此木ちゃんはムードメーカーな怪談大好き少女。
この子の行動力の源は最後までよくわからなかったけど、
単純に怪談が好きなだけということだよね?

暴走して話を広げてくれるので、
作品には欠かせない子でした。


霧江さんはクールを装っているけど実は怖がりな一面のギャップが可愛すぎました^^


● 音楽
【 OP「CHOIR JAIL」/ 鈴木このみ 】

鈴木このみさんのデビューシングル。

ホラーな雰囲気を感じる曲調で、
この作品にぴったりです。


【 ED「カランドリエ」/ 奥井亜紀 】

黄昏時によく似合う曲。
怪しげなメロディーが旧校舎の不気味さともマッチしています。

夕子さんが歌うバージョンもよかったです♪


● まとめ
きれいにまとまっていて、
良い作品でした^^

夕子さんの死の謎と、
二人のいちゃいちゃがこの作品の本体です。笑

ホラーな雰囲気をまとったミステリー&ラブコメは、
この作品ならではの空気感でした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夕子さん美人すぎっっ 幽霊が全員こんなんだったら、私も今すぐ死んで幽霊になって合いたい!!(死にたくないけど)

ストーリー

主人公の新谷貞一が通う私立誠教学園は創立60年に誇る伝統的な学園でした。その学園は市街地を見下ろすように小高い丘の上に建てられていて、夕方になるとかなり美しい夕日が見えます。けれど、この学園には奇妙な噂がありました。そう。それは旧校舎に幽霊がでると。その幽霊は旧校舎にとらわれているっと言われる夕子っと呼ばれる幽霊だそうです。

ある日、貞一が旧校舎のある部屋に入りましたら、そこにいたのはある長いストレート綺麗な髪を持った少女でした。そう。その少女こそが噂の夕子だったのであった。

私の感想。

いやー しかし、こんなに笑えて、そして、こんなに感動的なストーリーになるとは思いもよらなかったぜ~ すごすぎるぜ~ 私はずっとこの作品はホラー系か、グロ系になると思っていたのにこんなに充実したストーリーと感動的なエピソードがあるなんて思いもよらなかったぜ~すごいすごい。馬鹿になんてしていませんよ!! ただ驚いただけです。 

でも、こんなに主人公が持てるとは思わなかったですね~はじめは。はじめはただの痛い人かと思ったら、こんなにもてるなんて誰が想像するかって感じですよ。 まあ、若干途中からきずき始めましたがww でもまあ、こんなにもてるとは私も思いよらないですよ~ まあ、そのほうが私にとっておもしろいですから好きですけど。貞一のこれからが気になりますね~ 誰を選ぶかがww

しかし、幽霊がこんなに美人だと知ったら私も見てみたいですね~ 超美人の幽霊。まあ、幽霊らしい物は過去に見た事があるんですがね~ 光だけだったので、正直姿がまったく分かりませんでした。私が思うにたぶんあれは女性ではなかったような気がしますが。あ~気になる。

ここまできて、私が書いてきた事あまりこの作品に関係ありませんねww 

まあ、正直この作品の事を話したら結構ネタバレになってしまうのであまり言う事はないんですよ。いいやでしょ? レビューを読んだらネタバレが豊富でこの作品のおもしろさが半減しちゃうって。だから、あえてあまり関係ない事でお茶を濁しているんだよ。(あれ?濁すだっけ? 薄めるだっけ?)

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は先ほど私の感想。の所で述べたようにこの作品はホラー系やグロ系ではありません。なので、そういうのがかなり苦手だって言う人にもかなりお勧めできる作品です。

そして、ラブコメが好きっと言う人にもお勧めです。笑いあり、ささやかな恋もあり、最高です。ストーリーもかなり充実していますし。まず見てください。

オープニング

「CHOIR JAIL」
おいおいおいおい このオープニングかなりレベル高いんじゃねぇのか?すごすぎるンじゃね~のか? ってかすげ~な おい!

ってつい初めて見た時口にしてしまいました。
かなり曲がいいです。ってかすごくいいです。カラオケでは絶対歌えないと私は思いますが、かなりいい曲です。良い曲すぎて感動してしまいます。もう、「ええの~」ではなく「マジで! やばくねぇ これ」って感じです。(言っている意味わからねぇな)正直このオープニング大好きです。

エンディング

「カランドリエ」
オープニングが強すぎたのか、分かりませんが、エンディングはそれほどではありませn。けれど曲自体はかなりいいと私は思います。でも画像はもう少し工夫をしてほしい意です。まあ、オープニングには負けますがww

「カランドリエ -夕子-」
いや~ いいですの~

投稿 : 2025/01/04
♥ : 34

73.8 3 心霊スポットで幽霊なアニメランキング3位
見える子ちゃん(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (385)
1246人が棚に入れました
見えるはずのないものが見えたとき見てはいけないものを見たときあなたならどうしますか……?そんなものが語りかけてきたらこちらに向かってきたらあなたはどうしますか……?一目散に逃走する?あやしげな術を学び、もしくは霊媒師を頼り、戦う?女子高生・四谷みこの取った行動は――徹底的にスルー!なんにも見えていない、気づいていない!これは、鋼の精神とスルースキルを駆使して女子高生が異形な“ヤバい"やつらを回避するお話……見えていないだけで、そいつらはあなたの隣にも、ほら……
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

尻上がりに面白くなるのがいい。名作ではないですが佳作と言えます。

 面白かったと思います。見えるだけ、の話から主体的なかかわりも出てきましたし、ほろっとする話やちゃんと過去からの因縁や家族みたいな原因もストーリーに組み込まれていました。

 あの狐…なんでしょうか。2人組。あれがもっと見たかった。あの風船の子供に使っちゃったのは話としてもったいなかったですね。夢オチ的なシーンがありましたが…あれはなんでしょうか。続きが見たいところです。

 霊がテーマの話っていくらでも広げられますからね。その意味でセンスや話作りの力量が問われるところですが、本作については大変良かったです。一話一話のエピソード、キャラ作り、ギャグとシリアスの混ざり具合、エロ要素。エンターテイメントしてしてかなりの出来でしょう。
 中心キャラは3人のヒロイン、占い師、弟、先生、スキンヘッド…くらいしかいなかったのに、飽きませんでした。
  
 なにより尻上がりに面白くなってゆくのが、良かったです。尻つぼみが最悪ですからね。

 テーマ性は…まあ、無いという事でいいでしょう。エンタメに振っていると思ったほうがこの作品の評価を間違えないと思います。

 名作、傑作ではないですが佳作、秀作ですね。この水準のアニメが沢山あると選択の楽しみが生まれてきます。オール4がぴったりの評価だと思います。

 作画も演出も良かったので、ぜひ続きがアニメで見たいです。2期をお願いします。




6話 先週登場の新キャラ展開でいくと思ったら、来ましたね。すごいのが。で、最後何か言ってましたね。
 つまり今後なんかあるということでしょう。楽しみです。


5話です。 {netabare}まあ、とりあえず新キャラ出すしかないですよね。設定は無視しないとひどい目に合うというので固定なのかなあ、と思ってたら、ちょっとだけ違う要素がありましたね。
 で、ごめんなさい。エロシーンを楽しみにしていた自分に気が付きました。{/netabare}


4話見ました。そろそろ筋が通った何かが欲しいところです。
{netabare}今回の話はなかなかぞっとさせてもらいました。そう来ましたか。まあ、古典的なんでしょうけど、上手でしたね。また、ED後に「なるほど」を持ってくる構成は良かったです。
 裸が多いですが、絵柄の関係かまあやらしくはないのでコメディとしていいと思います。が、弟くんって5年でしたね?距離感やばくないですか。お風呂で背中を流してもらうとかもそうですけど、冒頭シーンはほとんど夜這い…よくあれで悲鳴あげませんよね。

 さて、そろそろ一本筋が通った何かが欲しいですね。謎とか、解決すべきやばい霊とか、体質改善とか、意思疎通できるとか。見える恐怖だけだと限界があるでしょう。現状なかなか良くできているだけに、飽きさせるのはもったいないですね。{/netabare}


 2話まで見ました。ちょいエロ日常怪奇系?出落ちでなければ面白いかも。1話で怪奇現象が全然起きないし、起きたら起きたでただ見えるだけなので大丈夫かなあと思っていたら、2話は結構面白かったと思います。

{netabare}  この娘は結局スマホの怪奇現象でビックリしてスマホを落としていましたが、あれで怪奇現象が見えるようになったということでしょうか。それにしては、バス亭のところで落ち着いていましたね。
 ですが、1話前半の鏡のところで、手の跡がついていても怪奇現象に気が付かなかったですが、後半では気が付いていましたのでそういうことなんでしょう。
 なお19分50秒くらいのシーンですが、ここの鏡に映っているヒロインの作画がカメラのアングルからいってかなりおかしかったのは怪奇現象?それとも作画ミス?
 本作はホラーの演出として鏡を多用しているように見えます。これを手書き作画でやるのは恐らくかなり難易度が高いことは想像できますし、非常にチャレンジングで素晴らしいと思いますが、だからこそここは丁寧にやるべきだったと思います。

 ちょっとエロい感じと日常の怪奇現象を楽しむ話なのでしょうか。新ジャンルといえば新ジャンルだし、怪奇映画はなぜかエロシーンがあるので伝統ともいえます。「伯方の塩」(作中は彼方の塩と表記)って瀬戸内海方面でかなり有名なCMの塩らしいですが、これがギャグなのか真面目なのかわからないところが味なのでしょう。
 アルコールとかちょっと笑ってしまいましたし、猫の話も悪くないと思います。まあ、一気見はつらいですが、2話くらいなら面白く見られました。

 出落ちじゃなければいいのですが。{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 26
ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

観るつもりはなくても、つい、"見"ちゃいます → 結局、必ず"見"ちゃうぐらい面白かったです。

■ 2021.11.13 4話目視聴時 ■

1話目を観たとき、確かにコンセプトは面白いと思いました。
ヤバいやつらが"見えちゃう"とか、そいつらを"ガン無視"貫いてギャグにするとか。
でも、自分は、怖いの苦手だし、夜怖いし、ヤバいやつら気持ち悪いし・・・。
それに、このワンパターンな展開で12話まで引っ張られてもねぇ~って感じで。
早い話、1話で"ガン無視"しました(切りました)。

しかし、日中の明るい時に30分ぐらい時間を持て余すと・・・、
つい、"見えちゃう"、もとい、"見"ちゃうんです。

そこまで観たい作品でもないのですが、これは、何なんでしょう・・・。
"怖いもの見たさ"でしょうか・・・。
その後、主人公がどうなっちゃうのか気になってしまうんでしょうね。

話が進むと展開もワンパターンではなく、少しずつ変化があることも分かります。
ヤバいやつらの中には、逆に見えてよかったと思えるやつらもいます。
また、ヤバいやつらに対抗するヤバいやつらもいます。

自分は、基本的に一気観派ですが、この作品は、一気観は辛いかも。
気づいたときに、ふと"見えちゃう"ぐらいが丁度良い気がします。

ちなみに夏アニメでやった方がよかったのでは?と思ったりします。



■ 2021.12.22 最終回視聴済 ■

結局、毎週、必ず"見"ちゃうぐらい面白かったです。

やはり、漫画原作は、外れが少ない気がします。
今年だったら、メイドラゴン、シャドーハウス。
やはり、絵と物語について、読者の厳しい評価をくぐってきているだけあります。
漫画とは、ある意味これ以上のものは無いぐらい、最高の絵コンテなわけです。
そして、その絵コンテを既に万人が評価していますから。

主人公「みこ」を守護するおかっぱのお稲荷さんズが妙に可愛く見えてしまいました。

また、何よりもその「みこ」を演じる雨宮天さんがよかったです。
いつのまにか隣にいるヤバいやつに対峙する時の演技は、さすがでした。

KADOKAWA公式のデジタルコミックでは、「みこ」を種﨑敦美さんが演じています。
こちらも結構良かったです。
もし興味がありましたら、下記YouTubeをご覧になってください。
『【公式】『見える子ちゃん』第1・2・6話(試し読み動画)ボイスあり』


物語の最後は、いろいろ伏線を残しまくりで終わってしまいました。
これでは、続きが気になって仕方がありませんね。

それでも、最後にみこが大切なメッセージも残して締めてくれたので良かったです。
それは、「見て見ぬふりをしてきたものにちゃんと向き合おう」と言うことでした。
結構、はっとさせられました。



【余談】自分の"見えちゃった"体験
{netabare}
自分は、霊感がある方ではないと思いますが、中学生のときの話です。
自分は、いつも通り一人で和室の畳の上に布団を敷いて寝ていました。
ある夜、金縛りに遭いました。
それだけならよいのですが、枕元、頭の後ろに誰か立っている気配がしたのです。
てっきり弟が真っ暗闇の中で立っているのかと思いました。
「勝手に入ってくるな!」と怒ろうとしました。
しかし、声がかすれて出ないのです。
何度も何度も声を出そうとしましたができませんでした。
枕元に気配があるのは確かなので、手で掴もうとしましたが、もちろん動きません。
ふと視線をブラウン管テレビにやると・・・。
ぼんやりと浮かぶ白い影がガラス面に反射して"見え"ました・・・。
部屋は真っ暗ですし、枕元で何か光っているわけではありません。
でも、なぜかブラウン管には、縦長の白いもやもやした光が写り込んでいたのです。
その後のことは覚えていませんが、気づいたら朝でした。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 30
ネタバレ

ぬるま湯 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

原作の良さがわからずに各担当が好き放題してホラー寄りなのかギャグ寄りなのか定まらずエロだけが目立つ変態アニメになりそうだったけど軌道修正したっぽい

原作既読。
原作は主人公が霊に遭遇するたびに青ざめながらもポーカーフェイスを装いひたすら見えないフリをしてやり過ごし、後で涙目になるってところが魅力だと思っている。

序盤が酷くて中盤から持ち直した感じ。満足とまではいかなかったけど中盤以降は及第点。1期を反省した上で2期やるんなら見たい。


第5話時点でのレビュー
{netabare}第1話でボロクソに書いたけど良くなってきた。無駄なエロもなくなった。というか原作の良さがわかってきて普通に原作に合わせるようにしたんだと思う。最初からやってくれ。
父親とプリン、傷だらけで強面な猫好き、金庫の暗証番号、といった良いエピソードを変なことしないで普通にやってくれたおかげで視聴意欲が復活した。でも暗証番号の男性はネクタイが特徴的だったから翌日見かけたときに判別できたのにアニメではそれがなく、どこで判別したのか伝わらなかったのが残念。
ユリアが絡んで面白くなってきた。ユリアとの認識のずれが面白いので今後に期待。{/netabare}


第1話時点でのボロクソレビュー
{netabare}物語。まず最初15分何も起きない。イミワカラン。無駄になーんかホラーな空気を出してるだけ。あと無駄なエロ。トイレのシーン要る?ホラー展開につながるわけでもなくただトイレで用を足しただけ。変態アニメなの?教卓の下に落ちたものを拾うのに横の狭いとこから取ろうとして四つん這いのまま手こずってるのを尻から描写するシーン要る?黒板側から一瞬で取れるだろ。ローアングルも多いし。原作知らなければ「この主人公は視聴者にエロを提供する女子高生」っていう第一印象になるのでは?すごく不愉快。アニメにエロがあること自体は全否定はしないけど使いどころが雑なのはイヤ。冒頭述べた主人公の魅力を出す前にエロを見せるとか論外。
そしてようやくのホラーシーンがスマホがバグる幻覚(?)。ナニコレ?霊関係ないじゃん。原作にないアニメオリジナルを最初のホラーシーンにもってくる無神経さ。なんなの?世にも奇妙な物語でもやりたいの?この時点でアニメ製作者が「ぼくのかんがえたこわいあにめ(原作なんて知らん)」をコンセプトにしてるんだろうなと感じてイライラした。原作者かわいそう。
それでついに霊に遭遇するんだけど主人公の表情変わらず。って違うじゃん!主人公は確かに表情の変化に乏しいキャラだけど無変化ではない。無になって固まったりちょっと青ざめたりしています。霊に遭遇するたびに必ず主人公の表情が描かれています。その瞬間こそ視聴者が主人公に共感する瞬間でもあり笑う瞬間でもあり作品の面白さであるのにそれが無い。はっきり言ってセンス皆無です。次回以降が不安です。

声優。主人公の声が自分のイメージと違っていたけど元々無口なほうだし淡々としゃべるキャラだから可もなく不可もない。

キャラ。上述したように主人公の魅力を消してエロを売りにしてる感じが最悪。

作画。霊遭遇時の表情の変化が描かれていない。顔がビミョ~に可愛くない時があった。

音楽。音楽だけじゃないけどここで書く。OP本編の雰囲気と違い過ぎ。OPって視聴者に本編の雰囲気や魅力を伝えるものじゃないの?原作の雰囲気もアニメ本編の雰囲気もなく完全に独立してる。これも原作なんて知らんって担当者が好き勝手に自分の趣味で作った印象。チグハグ。

まとめ。各クリエイターが己の個性をアピールするために原作を無視した結果、バラバラでまとまりのないアニメになってしまった感が否めない。とりあえず原作1巻の表紙を見れば雰囲気の違いが感じられると思います。{/netabare}


いやホント原作読んでなかったら1話切りしてたね。マジで。制作陣は反省してほしい。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13

59.5 4 心霊スポットで幽霊なアニメランキング4位
闇芝居(第6期)(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (26)
106人が棚に入れました
2013年に第1期が放送された「闇芝居」は、身の回りの怪奇な都市伝説をテーマに、現代では珍しくなった紙芝居をデジタル表現で見せるホラーショートアニメ。第6期となる新シリーズでは、 身近な自然現象を題材にした、新たなストーリーが展開される。

声優・キャラクター
津田寛治、村井良大、平野良、石川由依、春名風花、須賀貴匡、野村修一、山崎直樹、竹井洋介、高山猛久、福田芽衣、田上真里奈、山口綾子、岸野聡子、沢井正棋、天乃舞衣子、今川碧海、とみたけ、佐々木舞香、野口衣織、鈴木聖奈、平野貴大、今城文恵、長谷川里桃、Sara、高島優毅

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

闇は深くなるばかり

全13話 1話5分枠のショートアニメ

闇芝居の6期です。都市伝説を主題にしている作品、1話ずつお話が違うので、この期から観ても大丈夫です。

5期と同じく一人方が全話ナレーションしていましたね。

1期から観ていると、展開に慣れてしまいましたw

ちょっとやそっとのことでは驚かなくなりましたねw

箸休めにどうぞ~

投稿 : 2025/01/04
♥ : 8

daruma さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

タイトルなし

感動系の話が多かったシーズンでした。

少しだけ初期のようなホラーも増えてきていてよかったです。

もう少し昔の「世にも奇妙な物語」みたいになればハマりそうな気がします。

「山曳呼」のラストはぞくっときました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1
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