心温まるで聖地巡礼なおすすめアニメランキング 1

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの心温まるで聖地巡礼な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月06日の時点で一番の心温まるで聖地巡礼なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.3 1 心温まるで聖地巡礼なアニメランキング1位
けいおん!(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★★ 4.2 (9672)
36886人が棚に入れました
私立桜が丘高校に入学した1年生の平沢唯は新しいことを始めようとするが何も思いつかず、2週間もの間部活の入部届けを書けずに日々を過ごしていた。同じく1年生の田井中律は幼馴染で一緒に入学した秋山澪と共に軽音楽部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。合唱部の見学に来るつもりで間違えて軽音楽部に来てしまった1年生の琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達が気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、藤東知夏、米澤円
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

見ればわかるからっ!

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原作 - かきふらい (芳文社「まんがタイムきらら」連載)
監督 - 山田尚子
シリーズ構成 - 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 - 堀口悠紀子
楽器監修 - 高橋博行
美術監督 - 田村せいき
色彩設計 - 竹田明代
撮影監督 - 山本倫
編集 - 重村建吾
音響監督 - 鶴岡陽太
音響効果 - 神保大介
音楽 - 百石元
音楽制作 - ポニーキャニオン
アニメーション制作協力 - アニメーションDo
アニメーション制作 - 京都アニメーション
アドバイザー - 石原立也
製作協力 - ポニーキャニオン、ムービック、
京都アニメーション
製作 - 桜高軽音部、TBS
放送期間 - 2009年4月2日 - 6月25日
話数 - 全14話(本編12話+番外編2話)

(以上Wikipediaより引用)

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私がまだアニメに興味を持ち始めるかなり前の話。
アニメに興味が無くても周りから聞こえてくる
「けいおん!」の名前。

ふーん、そういうアニメが流行ってるんだ。
なんかオリコンチャートで松田聖子さん以来の
なんちゃら…

アニソンって凄いんだね。

萌えって何⁇

そんな感じでした。

それから数年後、私の部屋のキャビネットの上に
唯ちゃんのフィギュアが鎮座する事になろうとは
私自身予想だにしませんでした。

人生ってわからないものですね…

アニメって基本的にストーリーの起承転結がしっかり
していて、喜怒哀楽を楽しむものだと思っていましたので、
この「けいおん!」を見た時の「怒」「哀」が抜けた
「喜」、「楽」だけの世界が異様に感じました。
多分、受け止め方は個人差があると思うのですが、
私にはその「喜」、「楽」だけの世界が異様でありながら
も心地良く、一緒に楽しんでる気持ちにさせてくれる
不思議な感覚が日常の生活でのストレスから解放させて
くれる魔法だったのかもしれません。

そんな、とある高校の軽音部を舞台に繰り広げられる
「けいおん!」
前年度の卒業生で部員数0となった桜が丘高校「軽音部」
このままだと廃部の危機。軽音部存続の条件は4人。
入部を希望していた田井中律ちゃんが発起人となり幼馴染
みの秋山澪ちゃんを強引に、合唱部と間違えやってきた
琴吹紬ちゃんを見事勧誘。
あと1人となったところで「軽い音楽をする所(口笛とか…)
」と思いのこのこやってきたのが、天然ドジっ娘の平沢唯
ちゃん。
この4人を中心に毎日お茶したり、おしゃべりしたり、また
お茶したり、たまに練習したり、たまにイベント。

後半になると新しい1年生新入部員の中野梓ちゃんも入部。
グダグダな先輩に喝を入れようと頑張る梓ちゃんだけど、
やっぱり彼女も流されグダグダな毎日。

はっきり言えば毎日グダグダな彼女達です。
でもなぜか彼女達だと不思議と許せちゃうんです。
むしろ見ていて楽しい。

その中にある言葉では上手く言えない様なキラリと光る
いくつもの宝石を見つけられるなら、きっとこの作品を楽
しめます。

作画は京都アニメーションならではの丁寧な作りで
主題歌も劇中歌を含め全てが魅力的な楽曲で構成されて
います。
視聴してみてオリコンチャートなんちゃらも納得。

ストレスゼロの魔法のような「けいおん!」の世界。
ゆっくりまったりと楽しみましょうね。



【mio's café】
視聴後に来てくださいね♪
お茶にしましょう(●'ω')_旦~
{netabare}
見ればわかるからって友達に言われ続けてきたけいおん
は、私にとって京都アニメーション製作の2作目の作品。
(1作品目がCLANNAD AFTER STORYでした。)

CLANNAD AFTERであまりにも号泣した為でしょうか、
どんなに友人に勧められても、見ようとしなかった
作品でした。

アニメを見るきっかけになったのが「とらドラ!」で
その次に見たのが「STEINS;GATE」
その後が「CLANNAD」シリーズでした。

ラブコメ王道からSFタイムリープ大作、涙腺崩壊話題作
どれもが面白くて感動して大好きな作品になりました。

そんな3作品を見てからのひらがなタイトルで

「けいおん!」???

ひゃっ…かるっ…
前に名前だけは聞いた事がある。

キャラは何となく可愛いけれど…

最初はこんな印象でした。

この時の私は日常系というジャンルのアニメを視聴した
事が無く、これといった感動も無くただのほほんとした
アニメかなぁという様な先入観だけで敬遠していました。

ある日、あまりの暇さと友人の根気強いプッシュに
そこまで言うんだったらちょっと、さわりだけでも
って感じで視聴開始。

そしたら、なんと!

かわいいんです♡

ジャケットのイラストだけではそこまでかわいいと
思わなかったのに、実際に動画で見ると動く彼女達、
お喋りする彼女達がいちいちかわいいんです。

ここ大事なので、2度言います。

いちいちかわいんです♡

随所に見られる笑いどころ豊富な小芝居もどきの
ボケとツッコミ。

彼女達がやるからこそなんです。

だから「いいんです!」

ストーリーは、はっきり言って頑張らない
グダグダな女子高生の毎日。

本当なら私でもちょっとイラっとくるくらいです。

だけど彼女達、たまに頑張るんです。

だから「いいんです‼」

彼女達だから「いいんです‼︎」

カビラさんがいっぱい出てきたぁ…
あーなんか訳分んなくなってきちゃったぞ〜

私はそんな彼女達に律ちゃん座長率いる

「放課後新喜劇」と名付けました。

本当に彼女達のやる事が秀逸なコントなんです。
原作が4コマ漫画だからかなぁ。

そんな彼女達のお話を見ていて私が最初に凄いと
思ったのはキャラの表情の豊かさはもちろんの事、
一人一人の脚の描写の多さでした。

その脚の形や動きでの個性や感情表現をする手法に
感動すら覚えるくらいでした。

妙に現実的な脚の太さと長さ。
決して良いとは言えないスタイルがまたかわいんです♡
ごめんね…リアルに健康的って意味なんだよ。

背景やキャラの作画もそこは京都アニメーション。
桜の咲く街並み、茜色に染まる校舎、
迫力のライブシーンなど、どれもこれも素敵です。

その中でも、私がすっごく好きなのは、ライブシーンで
唯ちゃんと澪ちゃんが歌う時の横顔の口の動きなんです。

すみません凄くマニアックで…

もう、本当に間近で熱唱している姿を見ている
ようなんです。

けいおん!を見て思ったんですけれど、
横顔の描き方が凄く綺麗だなって。
おデコから鼻、唇からアゴにかけてのラインとか。

そして特に目、しかも眼球なんです!

横顔の眼球の描き方、私的に凄いです。

すみません、またまたマニアックで…

多分、京都アニメーション:堀口さんのキャラデが
私的にピンポイントだったんだと思います。

そしてもうひとつ凄いなぁって思うのが
登場するキャラクターの層の厚さです。

主要5人のキャラ

田井中律、秋山澪、琴吹紬、平沢唯、中野梓

をとりかこむ通称:モブといわれるキャラのレベルの高さで
した。(モブと呼んでいいのかわからないけれど…)

その代表格が唯ちゃんの妹、平沢憂ちゃんです。
多分彼女は他のチームに移籍しても即クリーンナップを
任せられるでしょう。
唯ちゃんがエースなら憂ちゃんは正捕手。
憂ちゃん無しでは唯ちゃんの活躍はあり得ないくらいの
存在。
唯ちゃんとはまた違う癒しキャラです。

その次にやっぱりさわちゃん先生こと、山中さわ子先生。
神出鬼没の彼女、けいおん!の中で唯一の大人のキャラ
かもです。(隣のおばあちゃんを除いて。)
とにかくそのカリスマ性が凄いです。けいおん部OBで
伝説?のギタリスト&ボーカリスト。
どっちが生徒かわからなくなるような時があるけど、
こんな先生いたら楽しいだろうなぁ。

そして唯ちゃんの幼馴染みの、のどかちゃん。
真鍋和ちゃんは頭良くってマイペース。
でも、けいおん部相手に(特に唯ちゃんに対して)繰り出す
シュールな一言が以外と強烈で面白いです。

その他にも憂、梓の同級生の鈴木純ちゃん。
私的には1番のシンデレラガール!
などなどこのモブキャラの充実度は
のちのけいおん‼︎(2期)においてさらに開花していきます。
多分、1チーム作れるくらいです。
(特に3年2組のクラスメートの子達)

OPの「Cagayake!GIRLS」、EDの「Don't say "lazy"」
をはじめ、どの曲もこれがアニメの曲⁈っていうような
素敵な曲ばかりで、曲と一緒に流れるアニメーションも
とても手が込んでいます。
見ていて圧巻の映像で特に楽器の描き方とか凄いです。

律ちゃんのドラム、今日も走ってる〜♪
あずにゃんのカッティング今日もキレッキレだね♪
的な感じで私はいつも聞いてます。
ここが彼女達の音楽を楽しむ重要なポイント。
彼女達は確かにここに存在しているんです。

そんな、いっぱいある曲の中でもやっぱり、
私的に1番好きなのは「ふわふわ時間」かな♡
このタイトルと歌詞が一番彼女達を表現してる気がするし
桜高祭でのライブで何かにつけて思い出がある曲です。

1年生の時の桜高祭での「ふわふわ時間」。

この時は訳ありで澪ちゃんのリードボーカル。
唯ちゃんのコーラスには最初ビックリしちゃって
笑っちゃうけれど、ハスキー唯ちゃんも可愛かったよ♡
あんな状態でも頑張ってる感があって凄くいいです。

でも豊崎さん、凄いです。
どうやって、あの声出してたんだろう…?

澪ちゃんには怒られそうだけど、最後のハプニング!
「しましま時間」も良かったです♡

2年生の時の桜高祭での「ふわふわ時間」は、もうこれは
私のけいおん!の名シーンでも5本の指に入ります。

一言で言うならムギちゃんの超ファインプレー。
ナイスです、good jobです!

そして唯ちゃんの「もう1かぁ〜い」の時のカメラワークが
また凄いです。
あの臨場感がたまりません。
見ていて鳥肌たっちゃいました。

私がけいおんを大好きになった理由の一つが、彼女達と
時間を共有している気にさせてくれる演出でした。

彼女達が音楽準備室でお茶している時も、
合宿に行ってる時も、講堂でライブしてる時も、
いっつも同じ空気を感じれるんです。
同じ場所にいる気になれるんです。

彼女達と同じ空気を感じれる、本当に不思議です。
説明できない心地良さと共感できる世界観とはまでは
いかないけれど、空気というか雰囲気…

あ〜わかんないっ!

これが「日常系」と呼ばれるアニメの魅力の1つ
なのでしょうか。

「けいおん!」も何がいい、どこがいいって言葉で上手く
説明できない珍しい作品なんです。本当に。

だけど、

「いいんです‼︎」

だから、最後に私は声を大にして言いたいです。

とにかく

「見ればわかるからっ!」って。

結局、友達と同じ事言ってるし…



【主な登場人物・出演者】

平沢 唯 - (CV:豊崎愛生)
秋山 澪 - (CV:日笠陽子)
田井中 律 - (CV:佐藤聡美)
琴吹 紬 - (CV:寿美菜子)
中野 梓 - (CV:竹達彩奈)
山中 さわ子 - (CV:真田アサミ)
平沢 憂 - (CV:米澤円)
真鍋 和 - (CV:藤東知夏)
鈴木 純 - (CV:永田依子)


【主題歌】

オープニングテーマ
「Cagayake!GIRLS」
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - Tom-H@ck
歌 - 桜高軽音部
2009年4月22日発売 オリコンシングル4位

エンディングテーマ
「Don't say "lazy"」
作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 小森茂生
歌 - 桜高軽音部
2009年4月22日発売 オリコンシングル2位


【挿入歌】

「ふわふわ時間(タイム)」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - かきふらい/ 作曲・編曲 - 前澤寛之)
歌 - 桜高軽音部
2009年5月20日発売 オリコンシングル3位

「わたしの恋はホッチキス」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 藤末樹)
歌 - 放課後ティータイム

「ふでペン 〜ボールペン〜」
作詞 - 秋山澪 / 作曲 - 琴吹紬
(作詞 - 稲葉エミ / 作曲・編曲 - 川口進)
歌 - 放課後ティータイム

「Maddy Candy」
作詞 - KANATA / 作曲・編曲 - 小森茂生
歌 - DEATH DEVIL
2009年8月12日発売 オリコンシングル9位

{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 124
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

タイトルなし

アニメ視聴後に原作読みました。
1話ごとに感想書いていきます。

1話
{netabare}軽音部が復活する回。唯の登校シーンはアニオリ。このアニメはとにかくアニオリが秀逸で言ってしまえば原作よりもアニメの方が面白いです。アニオリは丁寧かつ自然でその場面の流れが面白くなっていて凄いです。原作をそのままアニメ化してたら間違いなく凡作でした。OP曲、有名なきららジャンプが最高。作中の楽しげな雰囲気がそのまま表現されてる様な曲で聴いてて楽しいです。律と澪が職員室でさわちゃんと話すシーン、途中で唯が入ってきますが原作ではモブの子。唯のキャラ描写が補完されてる良いアニオリですね。少し流れの順番を変えて唯を先に映してるのもよく効いてます。この他にも1話はキャラ描写を巧みに描いたアニオリが多いです。音楽室で律が嘘をつくシーンもアニオリで派手になっていつつ流れを崩さず面白くされています。ハンバーガー屋と唯がポスターを見るシーンもアニオリ。唯が音楽室に行く場面、唐突に律が出てくるように思うかもですがよく見れば廊下のシーンでちらっと律が映ってるというw私は5周目くらいで気づきました。唯が誤解されて質問攻めに遭うシーンと餌付けも(以下略)。澪の音楽好きが良く分かるシーンですね。この辺りのシーンは声優さん達の緩急のある演技と相まって面白いです。キャラやアニオリにばかり目が行ってますが作画は流石で終始キャラが動きっぱなしで観てて飽きないです。ED曲、パワーコード中心のヘビーでシンプルなサウンドがかっこいいです。今では初心者向け曲として割と定番でもありますが、Bメロ途中のピッキングハーモニクスがまあ難しい...個人的には何度観ても楽しめる1話です。アニメの1話は原作で1話にあたるのでここまで話を膨らませて丁寧に出来てるのは制作陣の力量ですかね。原作は素材は良いのに過程の描写が雑なのかも。{/netabare}

2話
{netabare}唯がギターを買う回。キャラが個性的。律がキービジュアルの想像通りで少し感動した覚えがあります。原作は十数ページしかないのでアニオリでの尺稼ぎが多いですが、製作陣がキャラを良く理解できているお陰か、全く違和感がないので尺稼ぎではなくそのまま本編みたいに面白いのが本当に凄いです。因みにバイトのくだりは大胆にアニオリ、原作ではムギちゃんパワーであっさりとギターを買います。律がカウンターで遊ぶシーン好きですw唯の「お菓子よろしく〜!」のシーンが本当にらしい。値切るシーンの店員が不憫で結構好きです。唯がチャルメラを弾くシーン、恐らく眺めてただけでほぼ練習してないにも関わらず解放弦を絡めたメロディを弾けるのはセンスあり過ぎる。{/netabare}

3話
{netabare}追試回。アニオリの勉強しようと思ったけど他のことに気を取られる唯の描写とメールの内容のキャラ解像度が高くて違和感なくて凄いです。唯の妹を想像するシーンは可愛いですね、その後の出来た子だ〜までの流れも面白いです。勉強会に和が来るのは当たり障りのない良いアニオリ。律と憂がしているゲームは原作ではぷよぷよ。唯が寝落ちして雪原?で遭難する夢を観るくだり好きです。冷静に考えたら製作陣は結構やりたい放題してますねw{/netabare}

4話
{netabare} アバンの律の口が作画崩壊として取り上げられていることで、個人的に悪い意味で有名?な印象のある4話です。アニメ口の象徴的な、全く作画崩壊ではないと思います。合宿回ですが、澪は何故合宿に行くと言い出したのか、その理由を冒頭で描く良改変。唐突さがなくなっていて次の回の伏線にもなっているのが良いですね。萌え萌えキュンのシーンも良い。唯が花火と共にギターを弾くシーンのbgmが印象的で、bgmのタイトルが「あの日の夢」なのも趣があります。唯がカセットの曲を弾くシーンがやり過ぎな程上手すぎる。次の回に特訓がありますが、これだけ上手だと特訓必要ないじゃん!何でそれよりも簡単なのが弾けないの?と、そして一期のサブタイトルは唯の実力に比例して1話ごとにフレーズが変わりますが、そのサブタイの実力と4話内での実力が矛盾しているので耳コピのシーンは蛇足に思います。努力描写不足などその辺りはこの作品の一番の欠点です。原作も上手下手を右往左往していますし。個人的に、海辺で遊ぶシーンはあの同人誌を思い出します。本編とは比べ物にならない程鬱々としていますが、群像劇としてしっかりしていて2次創作や話として素晴らしいと思います。{/netabare}

5話
{netabare}さわちゃん登場、比較的原作要素多めでbgmが名曲な印象の回。アニメは唯が指の皮の話をしている相手が律からさわちゃん先生に変わってます、麦茶のセリフ「Hな会話しているのかと・・・」も変わって「綺麗だなぁって・・・」になっているエロ要素を全面に出さない良改変。律のさわちゃん紹介文からの流れ好きです。さわちゃん逃走はアニオリで原作ではあっさり認めます。ついでにこのシーンのbgmが凄くかっこいいです。さわちゃんの荒々しさが出ている名シーンだと思います。過去回想もアニオリでここで流れるbgmはこの作品の中でも指折りの名曲だと思います。このアニオリを考えた人は有能。さわちゃんが怒るシーンのbgmもかなり好きです。さわちゃん回なのかヘビーなギターフレーズの目立つbgmが多いですが、尺の都合でかなり端折られているのでフルで聞いて貰いたいです。麦茶の百合描写は麦ビジョン(麦茶視点)を無くしてマイルドにしてます。律が理解していて澪が理解していないのがポイント高いです。ふわふわ時間の1番の歌詞は原作通り、初めて知った時は驚きました。

●さわちゃん逃走シーンのbgm
https://youtu.be/igRsXCIvQrI?si=95XovSEiLIxMOPYh
●さわちゃん過去回想のbgm
https://youtu.be/lng2y-hBL8A?si=CwKi4ACnNUf-1DGV
●さわちゃんが怒るシーンのbgm
https://youtu.be/nv55hKwa2go?si=GnoWAfKti0qSyW7s
{/netabare}

6話
{netabare}文化祭、個人的にはモブの子が可愛いという印象の回。序盤の焼きそばのシーンの子(木村文恵ちゃん)がモブの中では一番好きです。サブタイトルでアンプ?を使い始めました。多分マーシャル、使ったことは無いですが良い音です。唯が相撲取りの真似をするシーンの演技上手ですね。唯と麦茶が着替えるシーンで思い出しましたが、2期の円盤特典がスク水姿のキャラのポスターでしたね。あずにゃんのポスターが特に好きです。唯がアンプを運ぶシーンで実は曽我部先輩がいるという、初めて2期観た時は誰?となりましたがよくみるといます。MC練習シーンの澪と律の掛け合いが良い、この辺りでこのコンビは確率したと思います。そして肝心の演奏シーンは謎PV。作画は良いですが、このPV何なんでしょうね。折角衣装がゴスロリ系なので普通に演奏を書いて欲しかったです。地味ですが、律の最初の1・2!を7回いうのはこの回だけなのでレアです。2回目の3!でギターが入って来るのが好きです。ふわふわ時間はやっぱこれよ!となります、一番好きなのは冬の日ですが、けいおん!の曲といえばと言われるとふわふわ時間です。演奏終わりで曽我部先輩が恍惚の表情になっているのは伏線ですかね。最後に、澪が転ぶシーンはアニメではぼかされていますが、原作では見れるので観たい人は原作1巻74ページです。{/netabare}

7話
{netabare}クリスマス回で姉妹回。アバンとあったかあったかは姉妹の仲睦まじさを引き上げる良アニオリ。この回は平沢姉妹に焦点がよく当たっていて、bgmのクリスマスらしい雰囲気も含め好きです。原作のクリスマス回では憂はたった3コマしか登場しません。このようにアニメは原作よりもサブキャラに焦点を当てているのが原作に勝る要素の一つだと思います。「パンツとか♡」のくだりは意外とサクッと終わっているのでアニオリが良く活きているシーンだと思います。憂が一発芸を真面目に考えるシーンはキャラ描写として必要になるので流石に原作にはあって欲しかったwと思いました。サンタ衣装に着替えた唯は原作では少し恥ずかしがってるのですが、アニメは天真爛漫さしかないですね、おまけに天然さも増しています。このシーンは原作の方が好きです。have some teaのクリスマスver好きです銀世界の朝というbgmもお気に入りてす。一芸のシーンも最高です。お菓子食べても体重増えないとか言ってますがそれよりも健康面が心配です。昔は少し羨ましく感じましたが、年をとったなと実感します。。
● have some teaクリスマスver
https://youtu.be/RNBobW4XE5g?si=7fDdqHoqfLjoGc4p
●銀世界の朝
https://youtu.be/4deTT7gGtUU?si=1kmHaw2QC5w1a8wP
{/netabare}

8話
{netabare}あずにゃん!新歓回。原作は新歓ライブに向けて活動実績を求められる回、練習している回がありますがカットされています。活動実績のくだりのカットは良かっただと思います。2期の文化祭以前にも学校に泊まっていますが、そこもカットされています。結果的に2期に回せたことは良かったですが、練習はあった方が良かったような。。そんなにジャージって変ですかね。制服よりも断然ジャージの方が弾きやすいと思います。平沢姉妹の会話で唯が変化(成長)している描写を見せるのが作品を引き立てる要素の一つですね。それに比べて二期は物語性が薄く日常要素が強いので物語の評価☆を下げました。個人的には一期が好きです。一応原作を見比べながら今感想を書いていますが、2巻の最初に二期最終辺りの新歓に向けて撮った動画のシーンがありました。面白いシーンなのでそれをテンポと引き換えにカットしたのはうーん、、、となりますが、二期でやれたので結果的には良かったですね。今回はライブシーンはちゃんと描いていて原作ではふわふわ時間を演奏していますが、ここはアニメなのでオリ曲を魅せていく。「わたしの恋はホッチキス良い曲」ですよね。ギターの最初の音がよくわからないのはこの曲をコピーする上で定番の悩みだと思いますが23話バージョンのアレンジでわかりやすくなっています。ライブで演奏された曲の名前は原作通りなので曲名から想定して歌詞書くの難しかっただろうなとw唯の指の動きがしっかり描写されていますが、実際の音と違うフレットを抑えています。4弦を抑えていませんし、ラ ラ♯ ラ ドのフレーズは2弦から4弦に横に飛ぶフレーズなので薬指を使ってないと難しいです(アニメは人差指と中指を使ってる)。個人的にはエフェクターを描いて欲しかったです。例えば作中の曲のカレーのちライスではワウを使いますし、作中の曲では無いですがNo thank you!ではワーミーを使っています。公式から出ているキャラをイメージしたエフェクターは出ていますが、作中でキャラが実際に使っているエフェクターが欲しいのが本音です。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

仲良く楽しく、それがけいおんの魅力

久しぶりにけいおん!を見たので、レビューを書きたいと思います。もう何回見たか覚えていませんが、想像以上に楽しめました。そして、レビューが想像以上に長くなってしまいました。すみません。


◆この作品で伝えたかったこと◆

この作品が描きたかったのは(今さら改めて言う必要もないと思いますが)、『たとえ女子校生でも、軽音を楽しむことができる』だと思います。

私は当時を知らないのではっきりとしたことは言えませんが、この作品をきっかけに、軽音を始める人が続出したみたいですね。ちなみに今でも尚、「けいおん!見て、軽音部に入ろうと思いました。」という話を耳にします(仕事柄)。ほんと、すごい人気ですよね。

私は昔から「aiko」や「ZONE」といった女性バンド(シンガー)を聞いていたのでそれほど驚きませんでしたが、たしかに女子校生がバンドをやるというのは、珍しかったのでしょう。しかもガチで練習しているわけではなく、ゆるふわな女子校生たちがお茶飲んで、おしゃべりして、ときどき練習して、と。

そんな楽しそうな雰囲気に、仲の良い演奏に、気楽にできる軽音に、多くの人たちが惹かれていったのでしょう。


◆この作品に対する批判◆

でもその反面、この作品には批判もあるみたいですね。

一つは演奏技術。あれだけしか練習してないのに、なんであんなに演奏が上手くなっているのか。私は演奏についてはさっぱりなのですが、聞いた話だと相当上手くなっているみたいです。

でもそれはどっちでもいい話で、この作品の、放課後ティータイムの魅力は「彼女たちの仲の良さから生まれる、楽しい音楽」だと思います。たしかに演奏の良し悪しの半分は、演奏技術で決まります。でも、その演奏が心に響くかどうかは、バンドメンバーの心の絆で決まると思います。彼女たちの何気ない日常が奏でる、ふわふわな音楽。そこからあふれ出す、けいおんの魅力。それらを味わえれば、いいんじゃないかと思います。

ちなみに、{netabare}『ふわふわ時間』はいい曲ですね。1期の放課後ティータイムの音楽性をよく表していると思います。新たな発見です。もう一度見返して、好きになりました。{/netabare}


もう一つは、リアル感のない人間関係。以前知り合ったアニメ好きの女性が、こんなことを言っていました。

『けいおん?私、好きじゃないんだよね。仲良いだけの女子なんて、実際はいないし。リアルの女子校は、もっとドロドロしているよ。』

正直、気持ちはとてもよくわかります。私も『Free!』という作品を見たとき、同じような感想を抱きました。

でも、これらにはちゃんとねらいがあると思います。この作品が描きたかったのはあくまで、「女子校生が仲良く楽しく軽音をやる」ということ。だから、「仲良く楽しく」ということに力点を置いたために、ドロドロした描写はほとんど描かなかったんだと思います。てか、そもそもけいおん!は日常系アニメなわけで、そういった要素を求めるべきではないのではないでしょうか。

ちなみに、{netabare}この作品は山田尚子さんが監督を務められましたが(なんと当時25歳)、「仲の良い女子校生」を表現するために、効果音や色彩などを女の子っぽくする工夫をしているように感じました。{/netabare}


◆好きなセリフ◆

{netabare}『わかるよ、みおの足音は』

第11話、りつのセリフ。いや本当に、りつとみおの仲の深さがわかるいいシーンでした。私も家族の足音聞き分けできるので、とてもよくわかります。だからこそ、その前の嫉妬やすれ違いがあるんですよね。演出の方も、重々しい雰囲気の中とても上手く表現していたと思います。(すれ違いの方)

『もう一回!』

第12話、ゆいのセリフ。文化祭でふわふわ時間が歌い終わった後の、アンコール宣言です。このまま終わりたくない、というむぎを初めとした5人の気持ちがよく表れていました。また、順番に演奏する演出のおかげで、それぞれの楽器の音をしっかりと聞けたのもよかったです。

『あっ、あずにゃん2号。どうしたの?どうしたの?あずにゃん2号』

第13話、あずにゃんのセリフ。まず、預かったねこに、「あずにゃん2号」という名前をつけちゃうあずにゃんがかわいい。そして、毛玉を吐き出してるだけなのに、焦っちゃうあずにゃんがかわいい。いや、そもそも、うたた寝しているあずにゃんがかわいい。そう、あずにゃんがかわいい。
{/netabare}


◆好きなキャラ ランキング◆

放課後ティータイム5人の、個人的好感度ランキングです。1期は性格よりも、作品に対する貢献度で決めさせていただきました。

{netabare}同率1位:ゆい
改めて見て、やっぱり主人公は「ゆい」なんだなっと思いました。ゆいがいたから、けいおん!がここにあるんだと思います。

同率1位:みお
あずにゃんの代わりに、1期を引っ張ってきた功労者。いじられキャラとしても、まとめ役としても、その存在感は大きかったと思います。

3位:むぎ
見直してみて、新たな魅力が一番発見されたのがむぎ。お嬢様ゆえの素直さと子どもっぽさが、とてもかわいらしかったです。

4位:あずにゃん
最初は、「あずにゃんのいないけいおん!は、イチゴのないショートケーキだ!」と思っていましたが、1期は1期で魅力がありました。2期以降の活躍に期待です。

5位:りつ
おそらく、2期になっても、映画になっても、この順位のままな気がする。他のキャラに比べて、かわいいポイントが少ないんでしょうね。残念。

ちなみに、ういやさわこ先生も大活躍でした。特に、1期でのういの存在は大きかったと思います。
{/netabare}


◆まとめ◆

正直、1期よりも2期の方がかなり好きです。だから、これまで2期に比べるとあんまり見てこなかったのですが、とても面白かったです。見返してみて、心からよかったと思っています。

私は「日常+音楽=けいおん!」ではなく、「日常×音楽=けいおん!」だと思っています。あれから多くの名作が誕生しましたが、今でも尚、けいおん!のもつ独自の輝きは失われていないと思います。

まだ見てない方は、1期からゆっくりとその独特の魅力を味わってもらえたら幸いです。好きな方は、いっしょに何回も見返しましょう。



今回はいつもより長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。(ちなみに、近々2期のレビューも更新する予定なので、よければ読んであげて下さい。)



◇余談◇

『新しいことに、チャレンジするということ』

{netabare}私がこの作品を見返して印象的だったのが、「ゆいの変化」でした。最初は緊張してぎこちなかったゆいが、最後にはのびのびとあずにゃんに抱きついている。そんなゆいは第12話で、こんなことを言っています。

『ねぇ、私。あの頃の私。心配しなくてもいいよ。すぐ見つかるから。私にもできることが、夢中になれることが。大切な、大切な、大切な場所が。』

中学生までは毎日をぐーたらに過ごしていたゆい。でも、勇気をふりしぼってけいおん部に入部した。怖かったけど。楽器は何もひけなかったけど。

でも、だからこそ、出逢うことができた。夢中になれることに、大切な場所に、大切な仲間に。

以前読んだ本にこんなことが書いてありました。この世の中には「福の神」がいて、その人の人生がより幸せになるような「素敵な出逢い」を与えてくれると。

そのための条件は別にあるのですが、一つは新しいことに挑戦していくことなのかなと思います。最初は上手くいかないことや失敗はあるけれども、ゆいのように一歩踏み出せば、そこに素敵な出逢いが待っている。


私もあにこれのレビューを再開してちょうど1ヶ月くらい経ちますが、本当によかったと感じています。少しですが、毎日の生活が楽しくなりました。これも、みなさんのおかげです。本当にありがとうございます。

これからも好き勝手なレビューを書いていきますし、飽きっぽい性格なのでいつまでで続くかわかりませんが、末永く末永くと願っています。


独りよがりで、恥ずかしい文章をまた書いてしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。これからもどうぞ、よろしくお願いします。


{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
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