2021年度の復讐劇アニメ映画ランキング 1

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70.8 1 2021年度の復讐劇アニメランキング1位
名探偵コナン 緋色の弾丸(アニメ映画)

2021年4月16日
★★★★☆ 3.7 (84)
429人が棚に入れました
世界最大のスポーツの祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式に併せて、日本の技術を総集結した、最高時速1000kmを誇る世界初「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開発することが発表された。世界の注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生し、企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。コナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だったことが判明する。果たしてこれは偶然なのか? 世界中から大勢の人々が集まる日本で、いったい何が起ころうとしているのか?

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一、浜辺美波
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「またせたな」って、そうだよ!

 映画名探偵コナン史上初めての上映延期となる一年後、ついに見たです。時期にこだわるところも含めて、改めてコナンだなぁと思うです。これがあったおかげで、総集編な「緋色の不在証明」の上映もあったり、TV放送「緋色の帰還」もあったです。TV放送の序章だけが、宮城県の地震放送で殆どを潰されるトラブルもあったけど、知っている話だったからまぁいいかだったです。
 今までを見ていると、大規模な爆発が多くて当たり前な映画ではあるけど、今回はそれと違った手口を引き金にした、コナン、世良、ターゲット、犯人を巻き込む命からがらなお話だったです。

 事件から始まり、現在で園子の招待で真空電動リニアお披露目イベントに招待されたコナン達です。そこから始まる連続誘拐、終盤に起こる犯人の真の狙いへと進むのです。
 15年前の米国でおきた事件の模倣事件に絡み、沖矢昴こと赤井秀一、FBIも乗り出してくるです。
 さらに、世良、メアリーも関わりです。羽田秀吉も後半で偶然のように絡むです。

{netabare}  超電導を利用した犯行や、予知能力的な狙撃を見てこんな事が可能なのか?と疑ったり、驚いたりしたです。
 どのようにコナンや赤井一家が、合流するのかも楽しみの一つです。
 犯人を追い詰めるコナンと世良が、どのようなピンチを招くのか?爆発以上のリニアでの活躍、命がけでハラハラしたです。
 予知能力は、将棋の太刀筋にもできるようで、デレっとした羽田秀吉も活躍、どうして分かるのか?謎だったです。{/netabare}

 どんな犯罪者でも命は守るというコナンの信念を見たです。{netabare} 赤井の狙撃の意味を聞き、その結果も含めコナンの推理は、予測を超えた超能力的なものを感じたです。
 今回も関係なさそうな人が、犯行に関わりのある人物が犯人だったです。

 来年の予告もあったけど、何だか意味わからなかったです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミステリー要素0

オリンピック(作中ではWSG)とリニアモーターカーがテーマ?
スポットライトが当てられるキャラは赤井家の人ら。
ミステリーとしては0点、その他は80点ぐらいそんな感じの映画。
{netabare}
まず、ミステリーとしてはあり得ない。
ほんとにもう最近のコナン映画はキャラ、アクションメインになったんだなと実感した。
ミステリーにおいて重要な"容疑者"の存在の影が薄すぎる。
最初の方で3人紹介されただけで、絡みとかも一切ない。
正直犯人発覚シーンまでこの人らは容疑者じゃないのかと思ってましたよ。
で、絡みもないから当然推理も滅茶苦茶、というか推理ですらない。
視聴者からはほぼ絶対に犯人がわからないような作りになっている。

今回の事件は、石原誠が15年前のWSGで起こしたとされる事件の模倣。で、今作の犯人は2人いて、両者ともに石原誠は冤罪だと考えており、FBIが石原を逮捕したことを恨み、当時のFBI長官アランを殺害しようとしていたという話。
容疑者は一応「井上治」「白鳩舞子」「石岡エリー」。

さて、上に今作のあらすじと容疑者を載せましたが、作中でもこの情報しかありません。上の情報だけで犯人が一人分かります。しかも作中でもその方法で推理(?)していました。誰でしょうか。

答えは「白鳩舞子」。何故?
「いしはらまこと」を並び替えると「しらはとまいこ」
つまり、証人保護プログラムで実の父だった名前を捩って改名した白鳩舞子が
FBIに恨みを持って犯行に及ぼうとしたのです。これだけ。とはいえ今回は現行犯だが、それでもあまりにも酷い。

で、もう一人の犯人についてはもっと酷い。
リニアモーターカーに不正に乗り込んで白鳩の犯行を止めようとしたコナン達だが、その最中にリニアモーターカーが遠隔操作される。
だから共犯はエンジニアで更にコナン達を監視できている状況にある人物。
共犯は「井上治」だ。
いや、なんで?エンジニアなんて他にいるし、コナンの状況を把握できている人も他にもいるはず。
なんで、特定できる?

このように、ミステリーとしての出来は壊滅的。

ただ、犯行方法と動機は良かったと思う。
MRIを故障させクエンチを起こすとかプログラミングで遠隔操作とか犯行方法が現代的で面白かった。
あと、動機が良かったせいで、正直犯人達の方に感情移入してしまった。
まあ結局、石原は冤罪ではなかったらしいし、犯人達は気の毒だが。

他の部分はどうかと言えば、コナン好きなら楽しめると思う。
逆に言えば、そこまでコナン見てない人が見るとそこもダメだと思う。
自分はコナン好きなので赤井家が色々動く話は楽しめた。
レールの上でライフル構えたり街中で銃持ってたり、突っ込みたくなるところはあったけど、まあコナン映画だし()
将棋風に羽田が井上を追い詰めるところとかは面白かったし、レールの上から銀の弾丸をリニアめがけて撃ち、コナンとFBI長官がこっそり連絡を取り合い犯人を誘導し、肩を銃弾で貫かせるシーンとかも面白かった。
FBI長官、蛍光ペンと栄養ドリンクでヒントを置いておいたり結構有能。

ところで、FBIが誘拐されたり、リニアがスタジアムに突っ込んで両方滅茶苦茶になったり、この世界での日本の信頼は地に落ちてそう(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラの見せ方が良い!

赤井ファミリー好きには堪らない映画でした。
ミステリーというよりはSFサスペンスという感じですが、そこを含めて好みど真ん中でしたね。
平常時なら間違いなくリピートしてたと思います。

今回、蘭他、一部を除いて活躍が一般人レベルだったおかげで赤井ファミリーとコナン君(と灰原)の活躍が化け物染みていたなあ…
いやあーヤバイよあれは。いや、大好物なんですが!

他にも演出上で何点か気にならないところが無いでも無いのですが、(沿線の火事をスルーする電車とか…)勢いがあったので、目を瞑りましょう。

勢いと言えば、序盤イマジナリーラインを超える描写があったのですが、謎解きの解よりよっぽど盛り上がりました。そして同時にこの映画ただ物じゃないや!と思いながら視聴したり。

観終わって、この映画やっぱりただ物じゃ無かったですね。個人的には歴代映画の中でもトップに食い込む面白い映画でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2
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