式神でツンデレなおすすめアニメランキング 6

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早速見ていきましょう!

91.4 1 式神でツンデレなアニメランキング1位
<物語シリーズ>セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★★ 4.2 (3425)
20227人が棚に入れました
とある田舎町の男子高校生・阿良々木暦は、街に現れた瀕死の女吸血鬼を助けたことがきっかけで、吸血鬼もどきの人間となってしまう。女吸血鬼はその力を封じられたものの、「怪異の王」たる吸血鬼の出現はこの街の霊的エネルギーを乱し、様々な怪異の類が出没するようになる。暦はそうした怪異に憑かれた少女と出会い、彼女たちを助けるうちに人間的に成長していく。

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、櫻井孝宏、坂本真綾、喜多村英梨、井口裕香、三木眞一郎、阿澄佳奈、根谷美智子
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

恋物語今夜1:30~ 再/一挙放送のスケジュール

5/26 今夜 恋物語 MX 1:30~3:30          ←★いまココ★
5/29 木曜 ひたぎクラブ niconico 21:00~
http://live.nicovideo.jp/gate/lv180234158
5/31 土曜 キャラクターコメンタリー放送 MX 23:30~
6/2 月曜 まよいマイマイ niconico 21:00~
6/5 木曜 するがモンキー niconico 21:00~
6/7 土曜 キャラクターコメンタリー放送 MX 23:30~
6/9 月曜 なでこスネイク niconico 21:00~
6/12 木曜 つばさキャット niconico 21:00~
6/13 金曜 つばさキャット niconico 21:00~
6/14 土曜 キャラクターコメンタリー放送 MX 23:30~
6/15 日曜 化物語一挙放送 niconico 17:00~
6/21 土曜 キャラクターコメンタリー放送 MX 23:30~
6/28 土曜 キャラクターコメンタリー放送 MX 23:30~

8/16 土曜 花物語 一挙放送 MX? ??:??~

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終物語(下)に入っていた広告の偽物語プレミアムアイテムボックスの忍にまた短篇集が付いて来るようですね。
今度は完全受注生産のようなのでガハラさんの時みたいにあまらなさそうなので予約しなくては…何処で…?w
ちなみに予約締め切りは7/1発売は11/21

7月には化物語のKeyAnimationNote下巻が発売されますが、アニメジャパンのイベントで先行販売チケットを売ってましたね。行けなかったのでオクで手に入れてハガキ送ったし届くの楽しみだ!
BDも7月に届くし今年の夏は暑い!じゃなく熱い?w


原作既読(終物語(下)まで)。

2クール全23話+総集編3話+花5話
セカンドシーズンの構成
『猫物語(白)5話』総集編Ⅰ
『傾物語4話』総集編Ⅱ
『囮物語4話』総集編Ⅲ
『鬼物語4話』『恋物語6話』
☆2014/05/31から☆
『花物語5話』


ファーストシーズンは
『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』『猫物語(黒)』の6巻。

セカンドシーズン←★今ここ★

ファイナルシーズンは
『憑物語』、『暦物語』、『終物語』(上)(中)(下)、『続終物語』の予定。現在終物語(下)まで刊行されてます。
そして物語シリーズがいよいよ完結しました。
見事に化物語からの伏線やら色んな物語からの伏線が全て回収されました。
ただ個人的に予想していた終わり方と違った形になってしまったので予想は見事にはずれてしまいちょっと残念でしたが続終も楽しみですね。
続終からはアフターストーリーかな…?


■関連サイト
公式サイト:http://www.monogatari-series.com/2ndseason/
講談社BOX公式:http://bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-box/topics/nishio/
まとめWiki:http://www40.atwiki.jp/nisioisin-anime/


□猫物語(白) あらすじ等
{netabare}主人公:羽川 翼(cv.堀江由衣)
OP:chocolate insomnia
作詞 meg rock 作曲・編曲 神前 暁 MONAGA / 歌 - 羽川 翼

ファイヤーシスターズに関わっていた怪異―蜂と不死鳥の事件のあった夏休みが終わり、私立直江津高校は二学期を迎えようとしていた。翼は二学期早々、巨大な虎の怪異に出会う。

その日、翼の家は火事になり全焼する。行くあての無くなった翼は学習塾跡や戦場ヶ原ひたぎの家、阿良々木家、と寝床を転々とするのだが、原因不明の記憶の欠落に悩まされる。もうひとつ、困ったことに暦が新学期から行方不明になっているのだった。{/netabare}

各話感想(文字数限界に達したので感想途中まで
{netabare}第懇話
『つばさタイガー其ノ壹』
001
ルンバこんな煩いのか。
OP
なんとも可愛らしいOPになっちゃって。
羽川さんのイメージとなんか違うw
なんか切ない感じが欲しかったなぁ
002
朝飯うまそうだ。
シャンプーとかコップも3つあったな
絵で別々の調理器具の違い見せられると衝撃度が上がるなぁ。
003
戦国時代の合戦の上りみたいなのがいっぱいささってるのは何を表しているのだろう。赤多め白数本。
004
白虎かっけぇ!概ね想像通り。おっ?声誰だろ。メッチャでかいな。
005
ガハラさんのシャフ度は健在。
結構無駄話はカットされてるようだ。サクサク進む。
あれ?羽川さんこんなに細かったっけ…
もうちょっとぽちゃっとしてたような。
目の中に目の保養w
寄りかかったガハラさんなんかまっすぐピーンとしすぎじゃないか?こんなもんかな。
006
自分以外の誰かに助けを求める事が出来ない。なんという不労者生活。
CM
009
ガハラさん泣いてる所も可愛いなぁ…と思ったら一瞬凄い顔になってたな。
声が完全に別物になってるぞwガハラさんの声のまま泣くのは難しそうだなぁ…
010
羽髪さんになってる羽川さん可愛いw
なんでグレーのスウェットなんだw
化物語の時の可愛いパジャマどうしたんだよw
011
羽川さん口説くなw髪型直さないのかwルパン来たw
あれそういや化物語の頃の下着は純白じゃなかったっけ。
付き合い始めて色気づいたのかなw
下着で(`・ω・´)シャキーンワロタ
服を着ろ服をwなんかガハラさんさらに痩せた気がするのは気のせいか。
どうやら傾と鬼の合間だったのねここの話。
いくらアリャリャギさんでもこりゃかまってられないな。
ガハラさんの汗がキラキラした笑顔が神原駿河にしか見えない。


第懇話
『つばさタイガー其ノ貳』
012
アララギ君の話からか。
op
うーんやっぱ羽川もっとむっちりしてたような気がする。
CM
014
章数ってこれの事だったのか1話の。今回は章ナンバーに言い換えたのはわざとかな?
まさかのシャワーシーンktkr!!
眩しいまぶしすぎる!!!!おい光がじゃまだ!
なんか羽川の目元の影が変だなぁ。
ガハラさんの変顔やばすぎるwwどうしてこうなったw
羽毛布団w
015
萌ヤシww野菜炒めかな?男の好みw
アララギ君の嫌いなとこw
016
若干うざくなった戦場ヶ原さんww
CM
017
ブラック羽川登場。なるほどそういう事だったのか!
章数は伏線だったのか。
018
虎現る。まぁ同化しちゃってるし障り猫ではなくブラック羽川だもんな。
ちょw何処まで空高く飛んでるのよww
降り立ったら河原。
019
ガハラさんwエニャジードレイン。
020
なるほど羽川さん覚えてないのか。
021
目玉焼きは醤油派だなぁ。たまにソースにする位か。
マヨはつけたりつけなかったり。
何にもかけないのね羽川は。以外とここ深いよなぁ。
「今でもアララギ君が好きだってもっかい言える?」


『つばさタイガー 其ノ參』
022
セミの抜け殻がいっぱいw
ガハラさん今日は赤い服か。どんどん普通の子になっていくな。
アララギ君が偽物で羽川さんが本物。この辺偽物語見てないと駄目だな。
角砂糖を積み上げるなw鉛筆やめたんだなw
ヤカンでかくね?4リットル位入りそう。
悪ぶることでリスク回避。
白すぎる。白無垢すぎる。なんか羽川さん丸っこくなった?
聖人でも聖母でもなくて闇に鈍いとか駄目すぎる。落第。
白々しい。
CM
あら?op無し?
023
戦場ヶ原さん何故インフルエンザにしたんだw
やっぱショートのほうが似合うな。
このメールは花物語の布石だっけな。
うーん物語シリーズ1から全部時系列で本書き直してくれないかなぁ…
確認すんのがめんどくさい。
筋違いだから助けを求めないと。
024
お父さん久しぶりに出たなw声変わらなくていいねw
神原に嫉妬w神原の左腕つまり猿の手が必要な事態なんですね。
お父さん紅茶の注ぎ方ww優しいお父さんだなw
ガハラさんが普通入れるとこだろ!
その通りにゃん。これは猫の時の事を覚えてるか探りを入れたのかな?
CM
025
火憐ちゃん髪型変わったな。お見舞いをおみまいw
正義でピーンときたか。何も出来ない妹w
この世に正義がないということがわかった事だし。
ガハラさん完全に煽ってるw
そしてファイヤーシスターズに解決させると。
火憐ちゃんは翼さん。月火は羽川さん。
月火の髪の毛メッチャ伸びてるwぐるぐるまきじゃないかw
どうして手を組んだw握手じゃないのかw
アララギ君が帰ってくるまで…。
026
あら?スカートのレース別々なのか。内側に一緒にくっついてるもんじゃないのか。
懐かしい洗濯機。
一人で助かる気が無い。野生として落第。
この部屋の物は好きに使っていいからってアララギ君のだろw
そういやバナナ型のこの椅子実際に作ってみた人がいたっけw
興味のある人はニコ動で検索してみてね。
027
ペアリングが切られておる。これなんだっけなぁ。
鏡に映らなくなった話とつながるんだっけ。
天井からぶら下がってる紐なんだよw
猿なんて今更でピンと来たか。
ターミネーターとターミネーター2みたいなものw
ご主人の裏人格。表も裏も表裏一体。
ってかなんでパイナップルみたいに変にそれてんだwケープでもかけてんのか?w
虎。でかい虎。はやい虎。しゃべる虎。自身にしか見えない虎。
短縮できるってエナジードレインが…効かないのか!?
学習塾跡は…全焼していた。


『つばさタイガー 其ノ肆』
052
随分飛んだな…やっと羽川さん気付いたのか。
耳が生えてないか確認してるのか。
ブラック羽川になり慣れるなw
053
阿良々木母登場。声はまぁこんなもんか。警察官っぽい。まぁ少佐とかでも良かった気がする。
我が子どもと仲が悪いのはそれだけで虐待みたいなもの。母親として。
現実逃避を止めなさいという事ですね。
出ましたねエピソードさん。
これ傷物語知らない人は「え?誰?」ってなりそう。
まさかの6歳。なんでこの街に戻ってきたのか?不明。呼ばれたから夜行バスで来たという。観光客カ。トラ退治には関係なし。
貸しがある部分は確か傷物語の話だったっけ。
ヴァンパイアの視力を持ってしても羽川と認識出来なかった。
羽川の凄みみたいなものがさっぱり消え失せてる。なんの痕跡もなく。
あいつだよあいつ。呼び出した本人。忍野メメの先輩。
054
さぁ出ましたね臥煙イズコ。声のコレジャナイ感が半端ない。
格好がチャラいな。思ったより可愛いキャラデザだなぁ。
もっと忍野メメっぽい雰囲気を出す感じで大人っぽい感じかと思ったけど…
そしてなんでも知ってる臥煙さん。
なんでもは知らないわよ知っている事だけの羽川さん
の対比として
私はなんでも知っている全てを知っている臥煙さん
虎の問題。苛虎。君自身の問題で阿良々木君の問題でもない。
自分が知らないという事さえ知らない。
無知の知ならぬ無智ノ無智。むっちむちの豊満ボディーとかエロ過ぎる。
自分が馬鹿だって事実程堪らない。
まぁ忍野メメより最強のキャラ臥煙さんだもんなぁ。
今後たびたび出てくるんだよなぁ
055
学校からの帰り道に寄り道。過去について詮索に行く。
056
新刊。新種。新種の怪異なのだとしたら…
057
ちなみに神原の何かよ。母方の姓が臥煙って姓よ。
※ここ重要
トラウマ。虎馬。
羽川さんの家の火災と虎の関連性。寝床が燃えた事実。それにともなっての戦場ヶ原さん宅と阿良々木家の全焼の危険性。
058
いよいよ物語も佳境に入りましたね。
059
熱い情熱。正義。月火も火憐も名前に火が入っている。
恋心。5月頃のアララギ君の恋相談。完全に羽川さんの話ですね。
偽物語に出てきた話だっけなぁ…確か欲求不満がどうとかっていうあれかな。
正義=怒り 熱い気持ち。
水鳥君は火憐の彼氏。月火の彼氏は蝋燭沢君。どっちもお兄ちゃんみたいな人。
完全にブラコンの妹二人。
ヤキモチを焼く。嫉妬。現実から目をそらす羽川。
阿良々木君が妹の彼氏から目をそらすように、羽川も現実から目をそらす。
060
記憶を切り離し、心を切り離す。
自分を殺そうとしたエピソードと歓談に話していた羽川。
奇行であり異常な羽川。
だからってアララギ君の布団にマーキングすんなw裏山けしからんw
何故色んな写メ撮ったんだwアララギ君に送ったんだよね確か。
記憶があるはず。EDの入りが神ってる…
この手紙メッチャ感動した覚えが…
この物語の最後に手紙で〆だったはずだけど凄い感動した覚えが。


『つばさタイガー 其ノ伍』
061
早速手紙か。
生まれて初めて人に頼る羽川。
私を助けて下さい。
opカットかな?
苛虎の説明。
嫉妬の権化の虎。3日前。新学期初日。父親(と呼ぶべき人)と母親(と呼ぶべき人)が朝食を食べていた姿。
同じメニューの朝食。その嫉妬が生み出した苛虎。
羽川が切り離した色んな人格を受け入れる時ですね。
062
母ではなく双子の姉。白くて白々しい美しい姉。
障り猫は阿良々木君への恋心から生まれた化け物。
障り猫(ブラック羽川)vs苛虎(嫉妬の権化)
羽川さんの中だけで3匹程怪異が出来ちゃうとか怖い。
真っ白な羽川→障り猫→進化してブラック羽川→苛虎
3重人格所か羽川含め4重人格。なんともややこしい羽川さん。
ガハラさんがピンチ。
063
萌えキャラではなく燃えキャラだな。
064
受け入れようとバトルが始まるものの、苛虎は強かった。
羽川からよろしくお願いされたブラック羽川。
ガハラさんからよろしくされた障り猫。
強すぎた。
無理だった無茶だった無駄だった。諦めかけたその時。
阿良々木君キタ━(゚∀゚)━!HERO現る!やっと出番が来たな。
最高のタイミングでの登場。なんだその赤いボロボロの服w
065
阿良々木君がかっこよすぎて泣ける。
まぁ一人で全部抱え込まなくても阿良々木君が助けになってやるよって話だね。
そして初めての告白。まぁもちろんガハラさんがいるわけで…
羽川の失恋物語もこれでおしまいですね。本当に泣ける。
066
あれから10日ほど経過後。
猫耳はなくなり髪の毛の半分位白髪になり毎朝染めている。
初めて部屋を貰った羽川。
家族も家も見失って迷子だった羽川。
やっと心の扉が開いたようだね。そして自分を受け入れた。
ただいま。

あぁもう4話5話は連続で見たほうが泣けるなこれ。
後でまた何度も見るだろうし感動はその時にとっておこう。

しかしまぁ来週総集編Ⅰってどういう事なの?
変に総集編なんか入れずに物語本編を作りこんで欲しいなぁ。{/netabare}

──────────────────────────────

□傾物語 あらすじ等
{netabare}主人公:阿良々木暦(cv.神谷浩史)
OP:「happy bite」
作詞 meg rock 作曲・編曲 神前 暁(MONACA) / 歌 - 八九寺真宵(cv.加藤英美里)

8月20日、八九寺真宵の忘れ物を届けるために外出した阿良々木暦は、式神の童女・斧乃木余接と遭遇した。余接にアイスをおごっただけで結局、真宵を見つけられず家に帰った暦は、宿題を何一つやっていないのに、明日が始業式である事に気が付く。{/netabare}

各話感想(※原作補足文には原作内容の一文が含まれます。)
{netabare}傾物語壹話予告
http://www.monogatari-series.com/2ndseason/story/kabuki01.html


第閑話
『まよいキョンシー其ノ壹』
001
何かおかしいと思ったらこれが足りなかった。
○原作補足文
{netabare}どうして冒頭で、そんな無関係な人物を紹介するのかと言えば、正直それをうまく伝える自信はないのだけれど、なんというか、彼女はそんな風に思わせるタイプの人間なのだ。{/netabare}
この紹介文が無かったからだ。
全然イメージとちげぇ。もっと斧乃木ちゃんみたいなのイメージしてた…
なんか目が気持ち悪い。そういや声誰なんだ。これから結構出てくるしなぁ公式にもう載ってんのかな?
交差点の赤信号が3秒のタイムラグがあって全部赤になる瞬間がある話。
扇ちゃんもなんでも知ってるキャラじゃなかったっけか。
いやバランサーか。まだ謎が多いからようわからんな。
あの物語とともにって事は鬼物語と話やっぱつなげるのか。
もしかして物語内の時系列順に放送する可能性もある?
そうなると9話で2つ物語消化とかありそうだなぁ。

ここカットしちゃ駄目だっただろう。
○原作補足文
{netabare}信号機にはもうひとつ、赤色と青色の間に、黄色があるのだと。
そしてそれこそ彼女の促したかったものなのだ。{/netabare}
これじゃ原作持ってない人には扇が何がなんだかさっぱりわけわからん人物になってしまっているだろう。
まぁ原作持ってても未だ正体不明なんだけどさ…
それでも最小限の説明は必要だと思うんだ。
002
キメ顔でそう言わなくなったかやっぱw
青信号過ぎてまた赤に戻ってますよーw首がシャフ度化したw
キメ顔の話出すのかw だまれww僕の黒歴史w
忍の話をなんで聞いたのかって部分これ見た目だけでわかるだろうか?
アイスをおごってあげるうんぬんの話抜けてるけどこれアニメだけだと奢られてる感じには見えないよなぁ…
何をしに来たのか。呼ばれた。派遣された。式神だけに。
八九寺が家に遊びに行った時の話って短編小説だっけなぁなんだっけ。
リュックサックは八九寺が阿良々木君の部屋に忘れた忘れ物。
八九寺がどういう経緯で幽霊になったのかは不明。
ってかこの変色々カットして改変しててカオスになってんなぁ。
斧乃木ちゃんが八九寺のこと知ってたっけとかのやりとりとかなくなってるし。
八九寺のプライベートの事隠して慌てるシーンとか何処行った。まぁ概ねあってるからいいのかな?
斧乃木ちゃんは付喪神の式神。100年使われた人間の死体の付喪神。
アイス何個食ってるんだっていうw
後期高齢者の忍w
阿良々木君は死んだが鬼の力で不死身。
一度死んで生き返った生まれ変わりの斧乃木ちゃん。
八九寺は死んだっきりの幽霊。
「自分がなんのために生まれてきたのかって、考えたことある?」
「僕は生まれたときからずっと考えている。そうでなければ、ここにいちゃあ駄目な気がするんだ」
八九寺の迷っている理由。3ヶ月前に果たされたはずの理由。
幽霊になって幸せかどうか?ここ可愛い顔w
羽川の望んだ結果がそこに生み出しているうんぬんの話はカットでいいのかなぁ?
まぁこれは猫黒とかでも言われてるからいいのか…うーん。
003
八九寺の望みを叶えてやりたい。
そして忍がじゃあ叶えちゃえと。
聞くべきでさえ無い。叶えてやれと言ったけど叶えられないだろうと。
夏休みの宿題一個もやってない。
バッサリカットされたわけだがこれペアリングの話カットしちゃまずいんじゃないのか?
004
助けてのぶエモーンw
8月20日夏休み最終日残された時間は残り二時間。
タイムマシンを出してくれw
そして「やっちゃお」
だーいぶカットされてるな。まぁ大半雑談だから問題ないか。
CM
005
北白蛇神社の鳥居でタイムワープ開始。
「混沌を支配する赤き闇よ! 時の流れを弄ぶ球体をいざ招かん! 巡りに巡る終末の灯火をただ繰り返し、溢れ出す雷で空を満たせ! 黒を歩む者、灰を泳ぐ者! 罪深きその忌み名をもって、自らを運び屋とせよ!」
スレイヤーズ思い出したwwかっけぇwこれは文字に起こしたくなるw
ゲートを開いた力は場の力。妖怪大戦争になりかけた位の神社だしな。
実に軽いノリなんだよなぁこれw
006
そして目が覚め昼の12時。
傷だらけだな忍の足w
やっぱりペアリングの話がカットされてるんだな…
帰りも神社から…帰れ…無い…
場の力でワープしたからつまり明日の神社力は使用済みだが今日の分は力がある。
今日の力を使えば明日、今日へ戻ってこれない。
タイムパラドックスですね。
未来に戻る分はエネルギー消費量少ないらしい。
タイプA本人がいる。
タイプB本人がいない。どっちかは不明。
携帯電話の時計の話がカットされてる…
あれこれ携帯の時計のちのち出てこなかったっけ?カットでいんだっけ?
ママチャリの話も無いだと!?まぁこれは無くてもいいのか。
ってやっぱ携帯電波の話とかもカットされてる…
まぁ携帯関連全カットならいいのか…?
「5月13日ですよ。」11年前の西暦。
あらED変わらないのね。てっきり毎巻変わるのかと思ってた。
ってかOP無かったなぁ来週楽しみにするか。


『まよいキョンシー其ノ弐』
007
○原作補足文
{netabare}大体、つい先頃、斧乃木ちゃんの『|例外のほうが多い規則《アンリミテッド・ルールブック》』で玄関をぶっ壊されたばかりだというのに、その玄関が何ごともなかったかのように、作り直す前の古きよきデザインで存在している時点で、忍の|虚言《きょげん》という線は消えた。
 物質創造能力を持つ吸血鬼である忍と言えど、いくらなんでも、町一つ巻き込むレベルの質量を作り出せるわけじゃあるまい。{/netabare}
この部分書いておかないと時系列わからなくなるんじゃ…
拾壹年前。伍月拾参日。
北白蛇神社は吹き溜まりとしてエネルギーが溜まっていたのは忍が来たから溜まっていた。なので帰れないじゃん。
忍の内的エネルギーでなんとかなる。
1日2日遊んでから帰る事に。
ってかここの掛け合いほとんどバッサリカットだったなぁ。
忍が身長的な意味で下から目線を送ってきているのに超上から目線でものを言う姿が面白かったのになぁ。
ショタラギさん。
OP
八九寺OPキタ━(゚∀゚)━!「happy bite」
008
拾壹年前ノ町並ミ(これは作画の省略ですか?w
ここバタフライ効果の話とか忍野メメに絶対にやってはいけない事として止められていたと言う話あるけどくどくなるからまぁカットでいいのか…な?
009
なんで拾壹年前なのか。なんで5月13日で5月の第二土曜日なのか。
ピンポイントで飛ぶ理由は明日が八九寺の命日。
なんでここ画面縮めちゃったんだろうか…
1つ確かな事は明日が母の日だっていう事。八九寺真宵は母の日に交通事故にあって死んだのだ。
戦場ヶ原の悩みを解決する事が出来るのではないか。
人は一人で勝手に助かるだけ。誰かが誰かを助ける事は出来ない。
でも八九寺の交通事故は偶発的だから助けられるのでは?
事故が起こるのが翌日か翌々日に先延ばしにされるだけ。
だが母の日に死ななければ迷う事は無かった。試してみる価値はある。
怪異は運命の輪から外れた存在だからあくまでも怪異化だけは避けられるかもしれない。
ここに来た理由は八九寺を助けてやるためだった。
010
八九寺の母親の名前は綱手という名前。
忍のぶら下がり方wwなんで前からぶらさがってんだよw
これあれか影の問題でこういう演出にしてるのか。
ロリ川さんキタ━(゚∀゚)━!
羽川つばさちゃーーーんww
近寄り方が超絶気持ち悪いロリラギ君www
追っかけまわすなww
おい下からスカートの中覗くなww
おい頭爆発してるwwボボボみたいになってるw血の涙を流すなw
名前は付いてないように見えるんだけどw原作でも付いていなかったw
「何でもは知りません。知ってることだけ。」
そして案内された先はまさかの交番w
しっかりものどころの話じゃないw
CM
011
綱手さんの何?
まよいちゃんの友達ですw苦しい言い訳w
助けてしまうという意味。
道に迷わないという事は11年後会えなくなると言う事。
ここで入れて欲しかったネタ↓
まあ忍野は何を知っていても不思議じゃあないか。
何でもは知らないわよ、余計なことだけって感じ。
これには笑ったw
012
拾壹年前ノ八九寺家(ここも作画手抜きか!いやないかw
013
予定通り寝床を探すか。
ちなみに原作ではこの後公園を探して適当に寝に行ってます。
014
伍月拾肆日。
中学生眼鏡忍キタ━(゚∀゚)━!なんか羽川さんに見える不思議。
まぁこれはロリ川さんに事前にあってた事と真面目な中学生を模しているわけですね。
原作にあったツンデレ忍が見れなかったのは残念だった。
忍をなんで中学生にしたのか?という掛け合いで忍は可愛いくて綺麗でと阿良々木君が褒める所を忍が恥ずかしがってツンデレ化する所が萌えるシーンでもあったのだが…
015
八九寺パパ顔は映さないのね。
016
運命の強制力でどうしても今日、死ななければならないのかもしれない。
阿良々木君が急ブレーキをかけてすっ転ぶシーンでの忍の飛び方なんだけどどうやらシャフトはムーンサルトを知らないようだ…
これじゃまるでスケートの三回転ジャンプじゃないか。元機械体操部としてはガッカリだ。
後ろから這いよる姿が気持ち悪いw
いきなりのスカートめくりww歴史の強制力関係ねぇだろw
017
原作では一切轢かれているわけではなく吸血鬼の力で走っていたせいで勢い良く八九寺を突き飛ばしたと同時にアララギくんもすっ転んだだけなんだよね。
しかしまぁこれトラックを蹴った?ようなカットがあったのでそのせいで轢かれたように見える件。
まぁどっちでもいいんだろうけど引いてるならトラックがひき逃げしたじゃねぇか運転手何処行ったー!とはならないわけだ。
「そうか変態かー許せないな」
どうみても変態はおまえだろエロロギ君w
本来原作ではここで八九寺からのツッコミが入ると予測していた阿良々木君だが八九寺は元々人見知りだと言うことに気づくシーンがある。
018
原作ではインターホンを押すまで1時間かかっている。
帰る事になり北白蛇神社へ。神社はボロボロ。
間違えて未来に来たのかもしれない。
「いやそれはないよ」ここのセリフ不自然だよなぁ…
「いやそれはないじゃろ」ならわかるんだが。原作確認するか。
この時代もまた霊的エネルギーに満ちあふれている。
忍的な何者かが来たということかもしれないが…
まあ、結論から先に言って、僕と忍が時間旅行から十一年後の世界に帰ってみれば…
世界が滅んでいた。
ここ原作読んでた時めちゃめちゃ鳥肌たったっけなぁ…
物凄いゾクゾクして一気にのめり込んで読んだっけ。
いよいよ来週から本番ですな。


『まよいキョンシー其ノ参』
019
概ね想像通りの世界感だな。
OP
8/21午前月曜日。タイムワープは成功。
5時間ほどかけて家の周りを探索。
マヨイを助けた為に世界が滅んだ。
020
6/14夜半頃までは世界がありのままだった。
朝刊が作られるまでに何かが起きた。
怪異のせいで世界が滅んだ。世界が滅んだ原因とは…
021
またもやタイムワープしに神社へ。しかしエネルギーが残っていない。
種類ではなく効果の違う札。まさにバタフライ効果。
霊的エネルギーを散らす札だったが、今目の前にある札は霊的エネルギーを吸収する札。妖怪大戦争を防ぐのには同じ意味になる。
この札は阿良々木君や忍のような怪異には触れない札。
022
ゾンビ登場。
○原作補足文(原作とのゾンビ表現の違い
{netabare}どろどろに融けたような、どろどろに爛れたような、着ているボロボロの服と、身体のどろどろの肉が半ば交じり合っているかのような、そんな死体が。
ぼとり、と。
そんな死体の――腕が一本、地面に落ちる。
否、一本ではない。
あっちこっちで、あっちこっちのゾンビの腕が、ぼたぼたと、まるで水のように、地面に落ちて、地面に溶けていく。
否、腕だけでもない。
あるいは足が、あるいは胴体が、あるいは頭が。
脆い粘土細工のように、崩れて落ちる。
けれどそれらはそんなことには頓着しない。
さながら粘土細工を作り直すように。
腕はどろりと再生し。
足はぐちゃりと再生し。
胴体はぐだぐだに再生し。
頭はにゅるんと再生する。
元通りになって、元通りに崩れる。
それをただただ繰り返す。
永遠に死に続ける死体のように、繰り返す。{/netabare}

ここでこのBGM。世界が滅びた演出としては良かったかな。
○原作補足文(あんまりいらないかな…w
{netabare}斧乃木ちゃんが言うところの死に続けているタイプの怪異。{/netabare}

悪いのは忍。忍のせい。
ゾンビではなく吸血鬼の成れの果て。阿良々木君と同じ吸血鬼。
この歴史においてこの世界を滅ぼしたのは忍であった。
023
6/14に忍が全人類を吸血鬼化した。6/14の夜に。6/15は文化祭の前日。
初デートの日でアロハが消えた日で羽川と対決した日でそして忍が家出した日でもあった。
あの日阿良々木君が忍を見つけなかったら世界を滅ぼすつもりだった。自暴自棄で八つ当たり。
忍の家出に一番最初に気付いたのは八九寺だったのである。
八九寺に出会わなかった世界。
八九寺がいなくなったせいでブラック羽川に殺され阿良々木君のいない世界。
アロハはわかっていた事。阿良々木君がいなくなれば最強の吸血鬼に戻れる忍。
キスショットアセロラオリオンハートアンダーブレード。
恐らくこの歴史の忍はすでに死んでいる。誰も殺せないのでつまり自殺。
忍が死んだことによって吸血鬼がゾンビ化したという事。
今の忍は謝る必要はない(´;ω;`)ブワッ
滅んだ世界でたった二人で生きていかなきゃいけないんだから…助けあおう。
忍は何も悪くない。ここ泣ける…
○原作補足文(何故カットしたし…
{netabare}ソファから腰を上げ、かがんで、彼女と顔の高さを合わせ。
その金色の瞳を真っ直ぐに見つめて。
「僕とお前は一心同体だ」と言った。
「僕がやったことはお前がやったことで、お前がやったことは僕のやったことだ。仮にお前が何かをやらかしたとして、僕はそれに怒るかもしれないけれど、それで僕がお前を見限るということは絶対にない。僕は戦場ヶ原のことが一番好きで、羽川のことを誰よりも尊敬している。八九寺と喋るのは何より楽しい。だけど、一緒に死ぬ相手を選べと言われたらお前を選ぶ」
「……お前様」
「もしも何か背負い込んでいるものがあるのなら、ひとりで抱え込むな。それは僕とお前がふたりで背負うべき荷物だ。どちらかと言えば、お前に隠し事をされるほうが傷つく」
 幼女の小さな肩を、少し強くつかみ過ぎたのか忍は痛そうに、身をよじる。そんな反応を受けて、僕は彼女から手を離したが忍はもう、僕から気まずそうに目をそらすことはなかった。
そして、「儂も」と言った。
「儂も死ぬときは、お前様と一緒だと思うとる」
「……ああ。そんなことはあまりにも当然で、言葉にするまでもない」
忍が明日死ぬのなら、僕の命は明日まででいい。
その誓いは、未だ揺るぎなく。
僕の心に刻まれている。
深く、深く。
どこまでも深く。
血肉となって骨身に刻まれている。{/netabare}

024
誰かが生きているかもしれないので花火を打ち上げることに。
ここの自給自足するために食料だけは必要で血を吸い合ってどうにかなるものじゃない件はいらない…かな?血を吸えばどっちも生きていられるだろってツッコミはせめて入らなくなるんだけど。
ここばっさりカットされちゃったな。
日本の霊的エネルギーの各所をめぐる話は何処行ったんだよ。しかも全部封じられてるっての伏線じゃなかったっけ?
あと八九寺だけはゾンビになってなかったって件とか…
原作でのもう二人で生きていくしかないと言う件での阿良々木君と忍のやりとり見たかったなぁ。精神を病んじゃってもそれは正気じゃないからスルーしてくれのとことか…
本来はこのやりとりで阿良々木君と忍が気持ちの切り替えをしている部分なんだがまぁ無くてもいいのかな?あったほうが重みと言うか深みは出たような気がするけど。
025
曇の日を待って花火を上げることに。
ちなみに原作では夜に打つことは不可能で晴れだと見えないしで曇になったと言う流れがあり三日三晩その日を待ち続け夜はずっと空の上で飛び続け忍とイチャコラしていたという。
花火がナイアガラの滝ばりに流れている件。良いイメージ映像だ。
相手は女子中学生とは限らんぞ。これ割りと伏線だよな。
026
そこへ現れるゾンビの群れ。
やっぱペースが淡々としてるなぁ…
原作もこんな感じだったかな。後で確認しよう。かなりカットされていた…orz
次回もあっという間に落ちまでいっちゃいそう。傾物語かなり好きなんだけどなんか色々残念だ。 


『まよいキョンシー其ノ肆』
三百人?五百人?ゾンビに囲まれる。
OP抜きだなこれ。
確かこれ夜だからゾンビが湧いたんじゃなくて雲で暗くなったからなんだよね。
謎の女性が米でゾンビ退治。持った得ないので米を拾い集める。
CM
さぁ待ちに待った大人版八九寺真宵さん登場。
真宵の話なのにいつになったら真宵出るんだよと原作読んだ時思ったっけ。
なんか声が羽川みたいだな。
忍野からの手紙。
027
うわー忍野メメの声がなんか懐かしく感じる。
この話を、僕は委員長ちゃんとのあれこれがあった。ゴールデンウィークの前に、もう聞いていた。
町中を巡って、怪異譚の収集をしていた頃の話だね。
八九寺さんとはそのときに面識を持った。

○原作補足文
{netabare}それに、忍ちゃんに時間移動はやめておいたほうがいいと言いはしたものの、全てのルートの忍ちゃんが、それを守ってくれるとも、僕は思っちゃいなかったしね。
特に。きみとの関係が良好な忍ちゃんだったらきっと何かあったときに、その手を使うだろうとは思っていた。
{/netabare}
今の忍との良好な関係を保っている阿良々木君は√Aで宿題を忘れて戻った世界は√Xだった。
そして√Xの11年後。
つまりこう斜めに飛んじゃった。
√A 本来の現在➘─────────────────────○本来飛びたかった場所
√X 今いる世界──────────────────────○11年前のここに飛んだ
       ↑さらにそこから縦移動で11年後に戻ってきたわけだ。この場所に。
シュタゲとかタイムトラベル系の物をよく見る人にはすぐ理解出来るだろうけどこの速さで説明されると普通の人はわからないんじゃなかろうか。っと思ってなんとなく図を書いてみた。
多世界解釈なんだよね。要するに世界はいくつも存在していると言う考え方。
八九寺が死んでいた√の世界。八九寺が生きていた√の世界。同時に存在する的な話。なので別世界ですよって事。

○原作補足文
{netabare}八九寺さんが生きている世界は、そんな運命は、ありえないのだろうか、とか。
そんなことを、忍ちゃんとリンクしているきみが考えたとするなら、その思いこそがナビゲーションシステムとなって、きみ達がこのルートXに飛んできた理由はわかりやすいんだけど。
忍ちゃんがフットペダルで阿良々木くんはハンドルなんだから。
この推理はどうだい?
当たっているかい?
それとも的外れかな。
ここペアリングの話もカットされてるから分かり辛いかもだけど忍はどんどん阿良々木君に似てきているんだよね。
そしてメメはこの推論ギャンブルに勝つ自信はあると原作では述べている。
{/netabare}
キスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードは生きている。
眷属作りにも失敗している。眷属を作り続ければ細胞が劣化していくように失敗し続ける。失敗した吸血鬼。
ハートアンダーブレードは自殺未遂を経験した後に姿を消している。
そして現在ハートアンダーブレードを捜索中のメメ。知り合いの貝木と影縫とタッグを組んで最後の特攻をするつもりだけどたぶん無駄に終わるだろう。
ここ影縫いさんとかの絵のタイミング完全にズレてるんだが…
ゾンビたちは不完全な眷属なので倒せば人間に戻せる。
狂気に走ったハートアンダーブレードは誰にも止められない。本人以外には止められない。本人である阿良々木君達にしか止められない。
吸血鬼せいを失っている阿良々木君達には全盛期のキスショットには勝てないんじゃないか?と考えるんだろうがそれならそれでいい。
教養は出来ない。でも目の前の女の子は救ったほうがいい。
君の親愛なる友人。忍野メメ。
まぁ完全にこれバック・トゥー・ザ・フューチャーのオマージュだよね。
028
子供の頃に親切にセクハラしてきたのは阿良々木君です。
そして一緒には行かない。
どこかであったことはあるかな?ここではぐらかす阿良々木君。
でも生きていてくれてありがとうございました。
果たして真宵はこの言葉に気付いたのだろうか?
世界を救いに行くのではなく女の子を助けに行く。
いよいよクライマックスですね。
死ぬかもしれない所か勝てるわけがない全盛期のキスショットと戦いにこれから向かう。
物語くらいには世界を傾けられるのでは無いか?
そしてここで傾物語となる。
世界を救って女の子も救う。それがいまどきのHERO像。
阿良々木君はまたHEROになるんですね。
生きる時も一緒、死ぬ時も一緒。実に可愛い笑顔の忍。
CM
029
そして冒頭の刀で武装して待ち構えるシーン。
ちなみに原作ではこの妖刀心渡は忍の具現化能力で4本レプリカを作り出している。
おまけに血を吸ってもらって吸血鬼の能力を最大までお互いに高めて見た目は幼女のままという設定。
そんでもってゾンビが来ないのは2人共人間からかけ離れた状態になっているからと説明されている。
うわー総集編Ⅱかよ…
そして階段で話しているのは斧乃木ちゃんと話した生きたまま死んでいるとか死んだまま生きているとかの話。
懇親の叫び声を上げてキスショットを呼び出す。
しかしこのBGMいいよなぁ。
そして現れたキスショット。

○原作補足文(キスショットの違い
{netabare}全身が焼け爛れ。
腐敗したような異臭を放ちつつ、片足を引き摺りながら現れた無残とも言える姿。
ゾンビよりもゾンビのような。死者よりも死んでいるような。
半身不随で全身が泥のように溶けながら。と言う感じの恐ろしさである。
正直もっとグロくして悲壮感を煽って欲しかった。思い入れが全然違ってくる。
{/netabare}
焼身自殺をしたあの男と同じように。ここ伏線だよな確か。
大声で笑い出すキスショット。笑っただけで石畳が割れて風が舞い上がる。
そういう√もあったのかと言いながら血の涙を流す。
そんな可能性を魅せつけられては。
忍も血の涙を流す。
埋められたはずだった違い。
もう少し歩み寄っていれば成功していたはずだった。
キスショットが元の世界へと帰してくれると言う。
忍が血を吸って身体自体をエネルギーに変換。
手紙にはキスショットを打倒してほしいとは書いてなかった。
阿良々木君達が会うだけで、ほんのそれだけのことで女の子は救われる。
ただのお願い。
「ワシの頭を撫でてもらえんか?」(´;ω;`)ブワッ
ここ傷物語しらないと感動も違うんだろうなぁきっと。
この撫で撫でする行為が色々深い話だったんだよな。
030
携帯を見て日付(8/21)を確認する。帰ってきた。
メッチャ感動した。
そこへダッシュで抱きついてくるロリクジ真宵。
このシーン偽物語であった奴の逆バージョンか!wすげぇ良い演出だw
阿良々木君が人形になってるw
久しぶりに帰ってきたギャグパートw懐かしいw
リュックサックを忘れてきてしまったので取りに来た八九寺。
パラレギさんw久しぶりのかみまみた。かみま\(^o^)/
生き返りたいと思ったこと無いの?ありませんねぇもうすぐ死んでからの時間のほうが長くなりそうですし。
幽霊になった事は不幸せだけど阿良々木君に会えたのは幸せ。
総合的には幸せ。阿良々木君と会えたから。
一歩一歩踏みしめるように前向きに歩み続ける。この√を。

いやぁ感動した色々感動した。本当に良い話だ。
っつうか5話でやればよかったじゃないか!!
なんなんだよ総集編Ⅱってそんなのいらないだろ!いい加減にしろシャフト!
ってかここでⅡを入れてくるって事はやっぱ毎巻入れるんじゃねぇだろうなぁ…もう嫌な予感しかしない。
しかし感動したからまぁいっか。

ちなみに最後まで見て八九寺全然出て来なかったじゃねぇかいい加減にしろ!って思ったのは俺だけじゃないはず。
それが西尾維新の作風なんですね。
でも安心して下さいちゃんと八九寺メインの物語も今後出てくるので。{/netabare}


「猫物語(黒)」「傾物語」
エンディングテーマ「アイヲウタエ」
作詞・作曲 - じん(自然の敵P) / 歌 - 春奈るな
──────────────────────────────

□囮物語 あらすじ等
{netabare}主人公:千石撫子(cv.花澤香菜)
OP:もうそう♥えくすぷれす
作詞 meg rock 作曲・編曲 神前 暁(MONACA) / 歌 - 千石撫子(cv花澤香菜)

詐欺師・貝木泥舟の「おまじない」によりギスギスしている千石撫子の学校のクラス。
そのため、毎日憂鬱な気分で登校している撫子だったが、そんなある日、彼女はあちこちで白い蛇の姿を見かけるようになる。
{/netabare}

各話感想(○原作補足分は原作文を引用しているので開く時はネタバレ注意
{netabare}第乱話
『なでこメドゥーサ其ノ壹』
001
原作通り自己紹介から開始。
002
○原作補足分
{netabare}「だから撫子ちゃん。もしもお前が過去に帰りたいと望むのなら、その願いを叶えてやってもいいんだぜ――なんせこのクチナワ様は、お前達が言うところの神様なんだからよ」
神様設定を何故カットしたのだろう?伏線だろこれ。
ちなみに神様なので強さ的には神様>超えられない壁>怪異>超えられない壁>人間って解釈でよかったっけ?
{/netabare}
そしてこのラスボスである。
なんかもっと物凄い蛇の髪の毛想像してたけどこんなもんか。
原作だと10万本の蛇の髪の毛って表現だったのに残念になってしまった。
毒は吸血鬼にも有効だから修復出来ない阿良々木君。アンチ無敵効果スキル。
うおっ思った以上にグロかったw
OP
なでこVer冒頭のうふふが怖いななんかwまぁ安定のざーさん。
映像なんか見たことあるような感じだと思ったら恋愛サーキュレーションの逆回しになってんのかwよく出来てる。
003
10/31火曜日。くちなわさんと出会った日。
扇ちゃんアクロバティックだなw相変わらず気持ち悪いw
いやいや制服長すぎるだろwこの袖の長い部分は原作には無い良改変。
コーパイじゃなくて後輩。このネタわからないな原作にもあるけど。
被害者のままの千石撫子。加害者が被害者ぶっている話。
なんか凄く洗脳映像っぽいw千石撫子の物語なのだが、
○原作補足文
{netabare}「千石ちゃんの件って、番外編なんだよね」と扇ちゃんに原作では言われている。
{/netabare}
004
原作だとシュシュが蛇に見えたような表現だったけど最初から蛇だった。
○原作補足文(撫でられる件
{netabare}撫子は駄目なのです。
気を悪くされることがわかっていても、駄目なのです。
人に触られるのが駄目なのです。
人に触るのが駄目なのです。
握手なんてもってのほかですし、軽いスキンシップで、顔や腕を叩かれるのも苦手です――びくっ、て、なってしまうのです。
びくびくってなってしまうのです。
撫子、なんて名前ですけれど、頭を撫でられたりするのも嫌なのです。
撫でないで子なのです。
極端な話、殴られたほうがマシだとさえ思います。
それなら一瞬で「それなら一瞬で」――混ざる余地がありませんから「混ざる余地がありませんから」。
何が混ざるかと言えば、温度です、体温です。そうです。
撫子は人の体温が苦手なのです――ひと肌のぬくもりを感じるのが、苦手なのです。自分の体温と、誰かの体温が混ざるのが心底苦手なのです。
嫌な汗をかくレベルで。

これ以上無い程人見知りと言う表現。まぁ無くてもいいんだろうけど。
{/netabare}
005
貝木泥舟のせいで千石の人生が変わった。当確の文字が原作とは違っている。
被害者面しているのをわかっていながらも周りのせいにする千石。
上辺だけが平和なクラス。壊れた人間関係のクラス。
006
くちなわさんが割りと可愛いw夜の22時に楽しみに待っちゃう千石。無理やり切っちゃう感じが可愛いw
蛇という怪異<阿良々木君と話せる事なのでナイチンゲール症候群みたいな状態なんだよねここ。
幻覚見えたから助けに来てよっと大した事でもない事で阿良々木君に心配されたいオーラでクチナワさんの実体化をさせちゃう千石。
そしてテレカの絵柄なんだよw原作だとアニメイトで特典でもらったもので阿良々木君に突っ込まれている。
○原作補足文(羽川の件
{netabare}羽川さんの件全カットってどういう事なのこれ。
「知識と言うなら、本来頼るべきは羽川なんだけどな――今はあいつ、いねーし」
「いない? 羽川さん……どうしたの?」
「いや、別にどうもしねーよ。単にあいつ、今は旅行中ってだけ」
「休学届を出して……一ヵ月ほど、旅に出てるんだ。まああいつは進学するつもりも就職するつもりもないんだから、出席日数なんて考慮する必要ねーんだけど、ただそこはそれ、僕の羽川は生真面目な奴だから、手続きはちゃんとしたかったらしくって……」
「ふうん……でも、旅って、どこに行ったの?」
「世界一周」
「世界一周!?」
「違う違う。卒業後、世界を見に行くにあたって、まずは在学中、高校生というわかりやすい身分のあるうちに下見に行くんだって」
「下見……」
 やはり只者ではありません。 世界を見に行くにあたって、まさかロケハンをするとは……

これも後々の伏線じゃなかったっけか。
{/netabare}
007
物語シリーズ内だと今のところ一番グロイな。
キスショットのボロボロ加減もグロくてよかったのになぁ。
008
許しをこう所か手を貸す気満々の千石。
○原作補足文(加害者だった件
{netabare}被害者なんていないという、クチナワさんの言葉の意味を、どうやら撫子は取り違えていました――いえ、勝手に、自分に都合のいいように解釈していた、というべきでしょう。
被害者もどこかで事件の原因を背負っている加害者なんだとか、今回はたまたま傷つけられる側だったけれど、一つ間違えば誰だって加害者になってしまうのだとか、そういう意味じゃないのかと――そんな、よく聞くような意味じゃないのかと、いいように解釈していたのです。
自分にいいように解釈していたのです。
でも違いました。
千石撫子は――『たいりょうさつりく』の犯人だったのです。
普通に加害者だったのです。

これ入れたほうが分かりやすかったんじゃないかと…
ちなみに原作だとここで化物語の時の事件の回想が詳しく書かれています。
クチナワさんの同胞を殺しているのに平気で阿良々木君の気を引いている様子が書かれています。
なので原作では平気で手を貸しているわけではなくて加害者だと自分で気付いたのでしょうがなく手伝う感じが書かれています。

これ程印象が変わるとは。今季の制作陣駄目なんじゃないの。{/netabare}
ED
新EDはうーん鬼終わる頃まで聞かないと評価出来ないかな。第一印象は普通。
まぁ化物語が神すぎたんだよなぁ…


『なでこメドゥーサ其ノ弐』

『なでこメドゥーサ其ノ参』

『なでこメドゥーサ其ノ肆』
021
忍に煽られ自暴自棄になる。
022
御札でありクチナワさんのご神体を飲み込んでクチナワさんの復活をさせた千石。
行き過ぎた愛情から来る殺人衝動。
023
冒頭へ。まるで扇にそそのかされるように神様になってしまった撫子。
他の人間と恋されるのが嫌で一層のこと殺しちゃえば良いって気持ちはよくわかる。
しかし狂ってる事もよく分かるのでアウト。
そしてここで戦場ヶ原さん。実に感動した。そしてここでED。
024
ここで遂にラスボスのネタバレが。

いやぁ堪らない演出だぜ_|\○_ヒャッ ε=\_○ノ ホーウ!!
神だけに!(何もかかっていない{/netabare}

「囮物語」「鬼物語」
エンディングテーマ「その声を覚えている」
作詞 - こだまさおり 作曲 - 神前 暁(MONACA) / 歌 - 河野マリナ



□恋物語 あらすじ等
{netabare}主人公:貝木泥舟(cv.三木眞一郎)
OP:木枯らしセンティメント
 作詞:meg rock 作曲・編曲:神前 暁(MONACA)
歌:戦場ヶ原ひたぎ、貝木泥舟(CV:斎藤千和、三木眞一郎)

一月一日、宿敵である貝木泥舟に電話をかけた戦場ヶ原ひたぎ。それは自分と、そして阿良々木暦を「死の宣告」から救うための、苦渋の選択だった。{/netabare}


各話感想(省略)
{netabare}{/netabare}

「恋物語」
エンディングテーマ「snow drop」
作詞:meg rock 作曲・編曲:田中秀和(MONACA)




以下テンプレ
○原作補足文
{netabare}{/netabare}
□物語 あらすじ等
{netabare}主人公:(cv.)
OP:
作詞 作曲・編曲 / 歌 -

{/netabare}

各話感想
{netabare}{/netabare}

「物語」「物語」
エンディングテーマ「」
作詞 - 作曲 - () / 歌 -
──────────────────────────────

投稿 : 2024/11/02
♥ : 94
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ゴーストバスターがイケメンでした(笑)

化物語では女の子達との出会い、
偽物語では本物とは何か?
猫物語では人の表裏が語られ、
今回はその続編、成長や別れ、片思いの物語。

このアニメはホント奥が深いです。
一度見ただけでは把握できないですし、しかも理解すると全然ちがったドラマが見えてくるところが素晴らしい。
人間観察ほど面白い娯楽はこの世には無い、まるでパズルを解くような楽しみ、そんな言葉が良く似合うアニメでした。

■猫物語(白) つばさタイガー
委員長ちゃんが「自分で勝手に助かるだけ」なお話。
{netabare}
あらら?何か物足りないと思ったら、、あららぎ君不在というビックリ展開(笑)
完璧な良い子でいることが唯一の解決策だと勘違いし、周囲に劣等感や気持ち悪さを与えていた委員長ちゃんでしたけど、
今回はいよいよ周囲の認識を自覚していくストーリー!

ブラック羽川のときに委員長ちゃんの問題は解決していたように見えましたけど、よく考えたらストレスが解消されただけで怪異の問題が解消されたわけじゃないんですよね。
前々回、死にかけのあららぎ君が「何の解決にもならないかもしれないけど」と言いながら命をかけてたのはまさにこの事。
せめて一時でも問題が解消されるなら命を捨ててやろうっていうあららぎ君の覚悟はかっこよかったですね。

そして、今回は3回目!
そもそもストレスが溜まるだけでなんで怪異が生まれるのか、その答えはあららぎ君のお母さんが教えてくれました。
「人は嫌なことがあったらどんどん逃げていいんだけど、目をそらしているだけじゃ逃げたことにはならないんだよ。」
「君が現状を良しとしている限り外からは手出しが出来ないんだから。」
深い!!

ふつう親なら逃げるなと言いそうなところを逃げろって言うところがカッコいいですね。悟ってますね。
しかも、「目をそらす」と「逃げる」を普通は一緒に考えてしまいそうですけどしっかり分離してるところがすごい。
こんな親ならあららぎ君みたいな正義マンが生まれるのも納得ですね(笑)
逃げるって悪いことのように錯覚しちゃいますけど、たしかに逃げ道を作れる人の方が人生上手くいくイメージありますよね。

でもそれって完璧であろうとする委員長ちゃんにとっては想像すらしてなかったこと。逃げるなんて絶対に許せなかったこと。
逃げる代わりに目をそらすことで現状を維持していたわけですね・・・(悲)
そして耐え切れなくなった心の一部が切り離され、ストレスは障り猫に、嫉妬は苛虎に!


物語の前半は、ひたぎと絡むことで自分が人とどう違うのか、周囲からどう見られてるのか気付き始める展開。
料理の味付けがおかしかったり、自分の宿泊先が苛虎に襲われているということをひらぎに指摘されるまで気づかなかったり、
回りのことならなんでも知ってるのに自分自身については盲目という事実が発覚(笑)
今まで完璧な良い子を演じきれてるつもりだったのに、実はそうではないという自分に気づき始める委員長ちゃん。

さらに追い打ちで、何でも知っているという謎の女性に遭遇。。
「何でもはしらないつばさちゃん」と言われ、格差を見せつけられちゃいましたね・・・
唯一の生き方を否定されたように感じたんじゃないかな?
今まで苦労して演じてきたものが無に帰す感覚・・・?
さすがにこの辺りから、完璧な良い子でいることがなんか違うんじゃないかな?と感じ始めたみたいです。
というよりは、もともと気付いてたのに弱い自分を受け入れられずに居たのかも?


全ては自分の心の問題ということに気づいて最終決戦!
自分自身を受け入れることで分離していたブラック羽川と意識が統合、そしてこの台詞。
「私は本物じゃなくて人物でありたい」
「美しくなくていい、白くなんてなくていい、私はあなた達と一緒に汚れたい!」
人物を汚れたものと表現するところがカッコいいですね。。。
本来、人間ってすごく弱いもの、もろくて、崩れやすくて、失敗もする。それが人間らしさ。
だからこそ完璧に近づくほど人間らしさが失われ、気持ち悪いとまで言われてしまう・・・委員長ちゃんのように。
人間らしさって何だろう?っていう良く見かけるフレーズに答えてくれてるかのような台詞でした。

だけど猫が虎に勝てるはずも無く・・・ピンチになる委員長ちゃん。
そこにタイミング良く登場したあららぎ君!やけにかっこよかったです。
シリーズ通して一番輝いてた気さえしますね(笑)

切り離した心を取り戻したらどんな自分に変化するのか心配する委員長ちゃんでしたけど、
全部お前だよ、変わってもお前だよと言いながら猫耳が垂れ下がった頭をなでるシーンは感動的でした。
そしてこの台詞、
「こんな風に優しくなでて欲しかった」
張りつめてた心の緊張が一気に解き放たれたような表情をする委員長ちゃん。
今まで弱みを見せられずに、言葉にできずにすれ違ってきた二人が初めて通じ合った瞬間なのかもしれないですね。

善良すぎて気持ち悪いとまで言われていた委員長ちゃんが弱みを見せられる人間らしい人物に変化する展開が素晴らしい物語でした。

{/netabare}

■傾物語 まよいキョンシー
しのぶと一緒に旅をしながら小さい頃の委員長ちゃんや大人になった八九寺に出会えるお話。
最終的に、映画のアイ・アム・レジェンドみたいな世界規模の話になってビックリしました。
シリーズの中で一番迫力がある物語なんじゃないかな?
{netabare}
今回、八九寺メインの話かと思ったらほとんどしのぶ回でしたね。
なかなか登場しないしのぶが沢山見れたのは良かったです。
中学生の大きさになれるとか便利すぎでしょう(笑)
そしてなぜかメガネっ子。委員長ちゃん風?あららぎ君の趣味ですかね(笑)

信号の話は、なるほどなぁと感心。
「世界が赤信号で埋め尽くされたときが最も安全で、青信号で埋め尽くされたときが最も危険という矛盾」
でも冷静に考えたら、自分にとっては危険でも相手にとっては安全という状態の視点を入れ替えただけの話なので矛盾ではないのかな?
青信号で命を落とした八九寺を連想させようとしたんでしょうけど、扇のことですからこの無駄に見えるやりとりに何か仕掛けがありそうですね。


その他面白かったシーン↓

のぶえもん!
たかが時間移動じゃろうが
このタイムトラベルは typeA? typeB?
本人がいるタイプと本人がいないタイプ
高校におけるお前様の立場みたいなもんか
僕はいつだっているよ!(泣)

つるペタ羽川さいこう!
お前様、冷静になれよ
我慢 我慢 我慢 我慢!
なにこの人、怖い
血の涙を流して直立してるよ、こんな高校生がいるなんて
そうだ、ちょっと道を教えてほしいんだけど
→交番
騙された・・・幼女の頃からしっかりしていた羽川だった(笑)

スカートめくり → しまった!ちくしょう、これが歴史の強制力というやつか!
八九寺をつかもうとすると必ず邪魔が入る!
いまのは自業自得としか
なんだか変な人に変態的に追われて焦っていたんです
そうか、変態か、ゆるせないな
まあ、世の中 変な奴はいっぱいいるから気を付けなければいけないな(笑)

{/netabare}

■囮物語 なでこメドゥーサ
なでこが爆発するお話。
{netabare}
女子から見たらなでこはずるい性格?なんでしょうかね。
なでこを質問攻めにする月火ちゃんが怖かった・・・
この子 B型 っぽいなぁと思ってwiki見たら。。。正解!
あの性格にさだこみたいなホラー演出重ねてくるのが面白いですね(笑)
いつもの可愛らしい妹キャラの月火ちゃんはいったいどこへ?Σ

にしても、なでこの前髪パッツンはひどかったですねー(笑)
良かれと思って心を開いてあげたんでしょうけど、、とんでもない展開に・・・

そしてラスボスなでこ登場。
迷いなくあららぎ君をめった刺し、何も感じてないような笑みを浮かべながら、、、狂い方が一番やばいですね。
ブラック羽川なんて比じゃないですね。。
おとなしい子ほどなんとやら。

でもリアル女子って割とこんな感じですよね。
今回は、リアル女の子の裏事情を聞かされてるような気分になる物語でした(笑)

おとなしい子にはたぶん2種類いて、表情と内面が一致していて本心が本当におとなしい子、
次が、おとなしい表情を仮面として使い分けてるタイプ。
なでこは後者ですね、最初から相手なんて眼中にないタイプ。
みかけはどちらも同じだから区別が付かないところがやっかいですね。
しかもなでこの場合、誰に対しても両親に対してすら仮面が24時間体制だから誰もその事実に気づかなかったという、一番やばいタイプ。

貝木でさえ見誤るほどの内側に潜んでいたのは、とても精神年齢の低い子供。
いままで誰とも本気で向き合ってないのですから、精神の成長が遅れるのは当然ですね。
そして、幼い子供ほど残虐性を秘めているというのは言うまでもないでしょう・・・数々の作品で取り上げられてるネタですし。
そういう意味では、本物のラスボスでした(笑)

あと、なでこが怪異について語るシーン、
「怪異にあえば怪異にひかれる」
「怪異を知ることで怪異を信じることになってしまう」
あららぎ君の周りにばかり怪異が集中してるのが不思議でしたけど、あれってやっぱりあららぎ君の影響が大きいみたいですね。
身近なところに吸血鬼なんか居たらそりゃ確かに、なにが起こっても不思議じゃないという気分になりますよね。
そういう意味では、あららぎ君の影響を一番受けてたのがブラック羽川なのかも、事情に一番詳しそうでしたし。
むしろ、元々あの町には怪異を引きつける何かがあって阿良々木君たちが巻き込まれた、という見方が正しいかも?

怪異を実際に知ってるから、他の怪異談も信じやすくなり、新しい怪異が生まれる。
その怪異が目撃されてまた怪異が生まれて。。。。連鎖反応?(笑)

{/netabare}

■鬼物語 しのぶタイム
あららぎ君が女の子を誘拐しているように見えなくもないお話。
{netabare}
正体不明の暗闇に追われてるのに、、、
気絶した八九寺を抱える動作に胸タッチ&スカートめくり工程を組み込んでくるなんて、さすが阿良々木さん!(笑)

今回は、いつにも増してセクハラしまくる鬼いちゃん。
これがあの有名なつり橋効果!?
ピンチになると子孫を残そうとする本能が働くという・・・
いいえ、これがデフォルトです!

八九寺「触覚が折れました」
触覚だったんですね、あれ(笑)

「八九寺が寝てるってことは、何をしても良いってことだよな」
一般常識みたいな表情で言うところがすごいですね(笑)

{/netabare}

■恋物語 ひたぎエンド
ゴーストバスター貝木が主役のお話。
{netabare}
偽物語のときから、あれ?貝木って嫌な奴だけど実は良い人なんじゃない?とは感じてましたけど、、
今回の貝木はめちゃくちゃカッコいい!

あれだけ恨んでた詐欺師にまた依頼しなければいけないひたぎの心中はいったい・・・

前回、子供のようにあしらわれて勝ち逃げされたからでしょうか? 一泡吹かせようと鼻メガネで待ち受けるひたぎ。
それを見て敗北感にとらわれてしまった貝木がアロハシャツで登場。
二人とも無表情だからセットで並ぶと何とも言えない空気に(笑)
アロハシャツは忍野のマネかな?
緊張感で笑わずにはいられない人の心理を上手く付いてるシーンですね。

そんな二人が登場する古い青春ドラマみたいなオープニングもかなり笑わせてもらいました(笑)
そもそも、あの髪型は反則ですよね(笑)色白・無表情のツインヘッド、、、
後半、貝木も歌いだして二人でハモってるし、というかあのOPに【恋物語】のテロップは面白すぎでしょう(笑)


命を救って欲しいというひたぎの依頼を受けるかどうか自問自答するシーンは輝いてました。
どう考えても助ける理由が見当たらない。
何の得も無いどころか依頼を受けることが損にしかならない。
そこで最後の問いかけ、臥煙先輩の姉の忘れ形見=するがのためなら?

「神原駿河のためならにっくき戦場ヶ原と阿良々木を助け、千石撫子を騙すことが俺にはできるだろうか?」
そして迷いが一切無い何かを決意するような表情でこの一言。
「イエスだ!」
すがすがしいまでの悪人キャラが誰かのために本気になれるなんて、そこにどんな思いが込められているのか、、
本気顔のイエスには思わず感動してしまい、不覚にも涙腺がちょっとゆるんでしまいました。
このシーンはホントに素晴らしすぎて、あらら?ひょっとしたら主役のあららぎ君よりもカッコいいんじゃないのこの人?と思わせられるくらいでした。

するがの家の前に居るあららぎ君を見かけたことがあるだけなのに、するがと二人の関係性も分からないのに、
知人の知人の知人、、、果てしなく無関係に等しい繋がりなのに、
ましてや、騙した相手が自殺しても何とも感じないような人がです、
どうしてあんな本気顔になれるのか?貝木の生きざまから目が離せないですね。


結局のところ、貝木はひたぎのことが好きでその恋人あららぎ君のことが嫌いってことなんでしょうね。
初めて出会ったとき阿良々木君のことを好青年と言ってたのに、ひたぎと付き合ってるのを知ってからなぜか嫌悪してますしね。
阿良々木君が直接貝木を邪魔したこともないですし、あの嫌われっぷりには何かあるんじゃないかと考えざるを得ないですね。

2年前の詐欺も全てひたぎのためだったのに、感謝されるどころか恨まれてしまうという実はとても残念な人。
ばれると恥ずかしいからその勘違いに合わせて悪ぶった態度を通してるっていう。

そういう視点で偽物語からもう一度見直すとかなり面白いのでお勧めです。
助けたつもりが恨まれ、ひたぎの近くにいることがマイナスにしかならないと分かり自ら立ち去ったのに、久々に出会った彼女は自分の知らないところで勝手に助かったようなすっきりした雰囲気・・・
いったい彼女に何があったのか?
そこへ彼氏のあららぎ君登場!
そうかお前が・・・
自分がしてやったことが無に帰す感じ、おいしいところだけ持ってかれたような、さぞ腹立たしい気分になったことでしょう・・・

ひたぎがあららぎ君と付き合ってるって知ったとき、あの無表情が珍しくビックリ顔になったり、
わざわざ飛行機でひたぎに会いに来たり、
ひたぎの依頼を受けるための理由付けを必死にひねり出したり、

冷静に見ると、貝木の性格なら絶対にこんな行動とらないでしょっていうシーンが結構あるんですよね。
そして毎回その行動に別の理由付けをする。
誰が聞いてるわけでもないのに自分自身に対して(笑)

金のために自分のために生きてるように見えて実は残念な人、そして、ちょっと正義マンかもしれない?みたいな見かたをするとかなり面白い。
なでこに対しても親身になってる感じありましたし、
スズメバチのときも呪いをかけられた被害者にとっては悪人でしたけど、恨みを晴らすことが出来た依頼人たちにとっては善人なんですよね。
例えるなら、殺人犯が悪いのに、殺人犯が使用した武器を作った人まで逆恨みするような状態に近いかも?
それでも武器(おまじない)を広めて良いかどうかという倫理観の問題が残りますけど、
それを言ったら公的に認められてるとはいえ軍隊(自衛隊)とかも同じことのような気がしてきますし。
偽物語の時は意図的に悪人に見えるような視点ばかり取り上げられてたってことなんでしょう、今回の善人に見える物語の伏線として。

「俺のような仕事をなりわいとしているような者には、人の気持ちが一番大切なんだ」
と語る貝木、実は依頼人に対してはかなり誠実なんですよね。
そう考えると、委員長ちゃんとは正反対のキャラクターだったような気がしますね。
良い子を完璧に演じることしか頭になく、相手の気持ちなんて実は考えずに人助けをしていた昔の委員長ちゃん。
わざと悪人を演じつつも、依頼人の気持ちを深く読み取り願いをかなえようとする貝木。

そもそも忍野たちと一緒に過ごしてた人が悪人だとは思えないんですよね。
まだまだ見えてないだけで、実は忍野のように人を助けながら街を転々としてるだけなのかもしれない?
って考えるとちょっと面白いですね。
忍野と違って自分が良い人だと思われるのを極端に嫌ってるみたいですけど(笑)ツンデレ?

{/netabare}


▲ファーストシーズン
2009.07 → 15話 【化物語】
2012.01 → 11話 【偽物語】
2012.12 → 4話 【猫物語(黒)】
▲セカンドシーズン
2013.07 → 26話 【猫物語(白)→傾物語→囮物語→鬼物語→恋物語】
2014.08 → 5話 【花物語】
▲ファイナルシーズン
▲ネクストシーズン
▲劇場アニメ【傷物語】※主人公のエピソード → {netabare}こよみが吸血鬼になったストーリー。2012年公開予定だったのに延期され、現在は未定。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

THE END OF LOVE

先鋒 羽川翼 合わせ技一本 4点
次鋒 八九寺 焦り過ぎて時間切れ、判定負け 3点 
中堅 なでこ 圧倒し一本勝ちどころか三本価値 4.5点
副将 しのぶ?負傷退場、審判が相談した結果、有効1つ分の負け 3点
大将 かいき 十八番の相手を翻弄する技を正攻法で決める一本勝ち 4.5点

※今回はずっとこの調子です。柔道とかボクシングとかスポーツごちゃ混ぜかつ適当wネタバレあるかも

試合詳細
<白猫>{netabare}
 ゆったりとした試合運びながら、セクシーやガールズトークで惑わす。友人の心の底からの応援を胸に刻み、自分の中の自分とも折り合いを付け固い覚悟で挑み、友情・決意・猫で有効打を取り合わせ技一本。勝利の代償に白髪が増えたようです。
{/netabare}
<傾>{netabare}
 見事なスタートを切ったものの、潜在能力の一端を見せるに留まり不完全燃焼。長所である天真爛漫さが鳴りを潜め、ファンも力強い声援を送れなかった模様。決め手に欠き、最後には試合放棄とも取られない力のなさに、審判も落胆を隠せず判定負け。
{/netabare}
<囮>{netabare}
 前髪に隠れていた本性を晒し、相手も観客も恐慌を来す。感情に任せた試合運びはもはや独壇場。喜怒哀楽の外にある感情を馬力にした畳み掛けは他の追随を許さず圧勝。古いファンは何人か去ったものの、数えきれない新しいファンを獲得し、今後も新しい挑戦者を迎えるチャンピオンシリーズは盛り上がること請け合い。
{/netabare}
<鬼>{netabare}
 疾走感のある切り出しから、長い両者の睨み合い。過去の対戦がスクリーンに映し出されるも、この試合に何を期待するべきか観客も困惑。負傷退場し、隠し玉のさらに隠し技を出し、決着。魂をかけた大技に感動するものの消化不足感が否めない。困ってしまった審判団は相談の結果、有効1つ分を取られた程度の負けが妥当と判断を下す。
{/netabare}
<恋>{netabare}
 まさかの大将に前情報を持たない観客が驚くも、その声には期待の熱が帯びる。相手はチャンピオン、一筋縄ではいかない。挑戦者である大将は持ち前の人心掌握術と金銭活用術で相手に取り入ろうとする。しかし王者の孤独な鋼の意志の前では暖簾に腕押し、馬耳東風、全ての技を無に帰す。誠意のなさに僅かながら怒りを覚えた王者の一振りに試合が決したかの様に見えた。{/netabare}
{netabare} しかし王者故の慢心、獲物を前に舌なめずりをする間に反撃の隙を与える。急所を狙われ、試合が振り出しに戻る。否、元々試合にならなかったものを同じ土俵に乗せることに成功した。変則型の挑戦者がかける正攻法と言う変則技。最後には、王者のベルトへの執着心不足が試合を決した。{/netabare}
{netabare} 勝利をしたもののダーティープレイヤーとして荒稼ぎをしたツケにより、場外乱闘にて選手生命を断たれる。・・・舞台に上がれないファンの瞳から、追悼の霙がやまない冬となった。{/netabare}


この1,3,5が強いのって『道』が付くスポーツで良くある順番だからついw
しかし私の評価だからそうなったけど、他の人はどうなんだろうね。

この作品でガハラさんファンの私は、撫子と貝木のファンにもなりました♪
貝木さん、過去の話でいいからまた出てきて!
傾と鬼で辛口評価しましたが、その2つを含めてなんだかんだで楽しかったです♯

化物語、偽物語を観て、楽しめた人にはオススメ☆
あと、ファイナルシーズンがあることを知ってたので心穏やかに最終回を見届けられましたww



★愛情に満ち溢れた長ったらしい過去の感想、
 愛って早とちりしたり爆発したりしますよねw→{netabare}

2013.12.27 23:17
≪お詫びと訂正、観終わってませんでした≫
すいません、ものすごい早とちりしました。
他の作品がどんどん最終回が放送されていて、勘違いしました。
もう1話あったようです。

けど、まあファイナルシーズンがあることに気付いただけでも良かったです。

って全然反省してないな、このオッサンww 疲れてたってことにしてください。
どれぐらい取り乱したか、以下に残しておきますwww

{netabare}
2013.12.27 23:06
≪あれ?化物語ではTVでキリの良いところで終わったし、総集編で減った分はネット配信??≫

検索中・・・検索中・・・検索中・・・

ど、どーいうことなんだよーーーーー!!!!!

出ろーーーーー、ぅうううぃっきぃーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!

{netabare}1 概要
1.1 ファーストシーズン
1.2 セカンドシーズン
1.3 ファイナルシーズン

{netabare}ふぁいなるしーずん・・・だと!?{/netabare}

{netabare}どうやら一応終わったようです。
一応、番組ホームページなど見ましたが、ネット配信とかは見当たりませんでした。
私の眼と心が腐っている可能性は否定できないので、ご自分のマナコでお確かめください。

・・・落ち着こう、まだ焦るような時間じゃない。

{netabare}
落ち着きました。特に言うことはありません。十分言った気がします。

~評価~
恋物語 判定不能
うん、おもしろかったよ、僕。

鬼物語 3点
説明がダラダラと微妙、OPがないのも残念。が悪くもない。
「それにしてもアララギ君はいつも新しい女の子とイチャついてるね」
~~~~

←< To Be Continued >


2013.10.13 22:46
≪最後まで観て、それぞれの話の評価がぶれたら嫌なので、ひとまず物語ごとのざっくり評価≫
ネタバレしない程度で

その前に、物語シリーズをここまで観る人は、「化物語から好きで観ている人」だけってどっかのサイトで見たけど、
その通りだと思う。

けど、百万人に薄く支持される作品よりも、
十万人に熱狂的に支持される作品を作ることは商業的に間違っていない。(←例え話ね、実際のファンの数は知らん)
ニッチを掴んで離さないってのはね。

だから、つまらないと感じる人には仕方ない。
それでも、単純に「手抜き」って否定するのはどうかと思う。
お金がかかっているかどうかは知らんが、映像への熱意と技術は非常に高いと思う。
それに声優さんの奮闘っぷりはトップクラスだと思う、と言っておきます。

~~~

囮物語 4.5点
3話マジ最高☆☆☆☆☆
結末を見ると、動機もひととなりも割と普通だった。だが、それもイイ♪

傾物語 3点
1話はすごい好き☆☆☆☆
結末がよくわからんかった。結局、振りだし?に戻ったってことかな。尺が足りない感じだった。

白猫物語 4点
やっぱ、ガハラさん最高☆☆☆☆☆
ゆったりのんびりだが、このテンポも好き♪


↓もっと古い感想――――――――――――――――――――――――――――――――
{netabare}≪囮物語 なでこメドゥーサ 其ノ参、頂点 (最初からこう書いておけば良かったのか)≫

☆☆☆☆☆
言わせてください。

囮物語 なでこメドゥーサ 其ノ参、面白すぎるwwwww
撫子は別にお気に入りのキャラとかじゃないのに、

建前、腹の中、見栄、メッキの剥がれ、語り、怪異、

物語シリーズが好きな人がこの話を見てイカれないことはないだろう。
良くも悪くも。
☆☆☆☆☆


少なくともこの猫物語(白)は、化だけではなく黒猫も観ていないと、私ほど盛り上がって楽しむことはできない。
今後のことを考えると、やはり偽も観ることをオススメします。

この3つ目の感想で一番伝えたいことは、
化・黒猫と関連性、連続性のある作品だからと言って、良いところも悪いところも同じであることを期待する、というか待ち構えているのはもったいない。
ストーリー上、2つを知らないと楽しめないが、1つの独立した作品、全く別の作品、
同じお店の同じ料理人が作ったものでも、懐石料理とイタリアンぐらい違うと思った方が楽しめる。

要するに、素直に面白かったです☆

駄文→(暇で暇でどうしようもない方だけどうぞ){netabare}

そうかそうか。
私は、勇者が魔王を倒す、練習して技術を磨き全国大会を目指す、
最高の食材と最高の職人による究極の料理を求める、
そんなことを何に対しても求めていることに気付いた。

物語シリーズ、セカンドシーズン、
つまり、化物語をファーストシーズン、つまり1と捉え、
今放送されているセカンドシーズンを2と捉えていた。

ドラゴンボールの次はドラゴンボールZと言った話だけではなく、
小学校の次は中学校、その次は高校、
大学1年生の次は2年生、その次は3年生、
未成年の次は成年、
誰にとっての当たり前であるかは問わないが、
きっと私にとっての当たり前をこの作品にも期待していたのだろう。

確かに、物語シリーズと書いてあるのだから、
関連性があり、連続性があることは否定できないが、
しかし、
小学生の次は社会人、
大学1年生の次は生後2か月の犬、
未成年の次が宇宙人、
ドラゴンボールの次はドラゴン桜、
となってはいけないとは誰も言っていない。というか、フィクションの世界において、
私が文字に起こせる程度の予想外など、
むしろ当たり前のような些細でつまらないことである。

つまり、化物語の良いところはこれだ、などと評論家ぶって言っておきながら、
良いところ以外を悪いところのように捉えてしまっていたのではないか。
化物語の様な良いところを「次」であるこの作品にも期待してしまった。
いや期待すること自体は問題がないのだが、それ以外を否定する予定を立ててしまったのではないか?

全く、自分と言う人間の小ささに嫌になる。
良いところは結局良いところ、イイものはイイ。
そんな当たり前のことを捨ててまで得た否定など、それこそ否定されるべきではないかと、
この2話目を見て思ってしまった。

これはこれ。イイものはイイ。
これを言えなくなったとき、自分はただ否定することでしか快感を得られない、
思考も行動までもステレオタイプの自分の範疇を超えることのない、予想通りの人間になる所だった。

と、物語っぽく言ってみたwww 駄っ文だ

放送中の追記はこれを最後にして、
放送後に気持ちの良い感想を挙げられればいいなと、願わずにはいられない。
{/netabare}

2つ目の感想→{netabare}
----------------------------------------
つい、自分の中で盛り上がり過ぎて、化の良さを確認するため蟹(カニ)を見てきました。
・・・化、めっちゃ面白い、自分の中では面白すぎw

んで、化に勝てそうにない点は、
・テンポの良さ、程よいストーリーの密度
・アララギ君との掛け合い
・忍野さん
・ときどきチープな作画や気持ち悪い実写を使った描写
あくまでも自分の好みですが、化ってすごい作品だったんだなぁと痛感しました。
話の密度がイイし、展開も早い。原作の時点でそうと思われる。作画も化の方がすっきりしているというか、カワイイというか。予告編と、○○編の最終回にある妹二人が起こしに来る後日談っぽい回想もすごい良かった。
これはどうしようもないんだけど、忍野さんがいるだけで場面が締まる。一気に引き込まれる。忍野さん、マジかっけー
あと、あの独特な描写。これは世間受けもあるだろうから、仕方ない。改善と捉えるべきなのかな。

なので、今後は、
・アララギ君がいてもいなくても面白い会話劇
・間延びさせない
・エロに走らない
この辺りを注意して、化とは別の作品としてがんばってほしいです。と、楽しみなのは変わりませんが、以前よりも期待値を下げることにしました。{/netabare}

以下、1つ目の感想です。盛り上がり過ぎて、若干恥ずかしいw
{netabare}----------------------------------------
あらすじ後の冒頭で惹きつけられました。
化物語に匹敵する名作の匂いがします。

物語シリーズの4作目? 化物語は見ておかないと楽しめそうにない。
化・偽を視聴済み、原作未読。化が大好き、偽は微妙、という人間の感想です。

1話から見えた、セカンドの良さは、
・シャフトさんと西尾さんの相性の良さが輝いている
・最初から本気(OP/EDを含め)
・アララギ君の視点ではない(今後もどうなるかは分かりません)

ここからもっと大いにネタバレしながら熱く語ります。{/netabare}
{netabare}冒頭で寝ている羽川さんが、どこに寝ているかに気付いた瞬間に引き込まれ、
廃墟でガハラさんが心配の余りに羽川さんの頬を叩くシーンで虜(トリコ)にさせられました。

そういえば、化物語の主人公たちは千石を除いて、かなり不幸な境遇にある、あるいは事故にあっていたことを思い出しました。

ガハラさん、アララギ君、忍野さんの優しさは、化物語の魅力の1つである。それは、
大切な人を絶対に守るという強さと脆さ、
誰であろうとどんな苦労を厭わずに協力するという贖罪のような奉仕の精神、
助けないという選択肢のない無自覚な寛容さである。
私はこの三人が好きです。※アララギ君はあまりエロくないときに限る
特にガハラさん。3人の次に好きなのが羽川さん。

羽川さんを通して、ガハラさんの優しさが痛いほど伝わり、私はもう既に泣きそうでした。

物語シリーズは基本、アララギ君と誰か(主に女性)の会話劇が基本。
偽物語を見てから気になっていたのが、その構図だとどうしてもエロい描写を入れやすい。

しかし、1話はアララギ君がいないことによって、アララギ君の重みと描写なしでの変態さに触れる、という技を見せてくれました。

ガハラさんも変態っぷりを見せるが、それはきっと羽川さんを思って彼女なりにおどけて見せているのだと思う。

何はともあれ、最高のスタートでした。
あとは、どんなストーリーが描かれるのか。また、どのように事件を解決していくのか。

偽物語のような、人が起こす事件よりも、化物語のような怪異の性質がもたらす事件が見たいです。(そういった意味では、蛇は人が起こした事件だと思っている。)

今後、アララギ君が出る場面があるだろうけど、このまま各編のヒロイン視点でストーリーが展開されることを期待します。

・・・セカンドって、偽がスピンオフで、化の正式な続編って意味なのかなって勝手に思っています。あと、黒猫を見た方がよさそうなので、借りてきます。
あと、知ったような口で語ってしまい、ファンの方にすんません。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

84.1 2 式神でツンデレなアニメランキング2位
東京レイヴンズ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (2171)
13367人が棚に入れました
『ぼく、シキガミになる。ずっと一緒にいて、ずっと護ってあげる』

それは遠い昔の約束。彼がまだ”将来”の意味を知る前の──。

霊的災害<霊災>が多発し、陰陽師たちが活躍する現代。

土御門春虎はトコトン運の悪い少年だった。
陰陽師の名門に生まれながら才能はからっきし。
この16年の人生で、死にかけた回数12回。
そしてある夏の日、極めつきの受難が、彼の前に訪れる。

「久しぶりです──春虎君」

土御門家次代当主である幼なじみの少女、夏目。
彼女との再会が、春虎をかつて見た”将来”へ──波乱に充ちた”未来”へと導き始める!
闇に舞う鴉たち(レイヴンズ)の、時を超える陰×陽ファンタジー!!

声優・キャラクター
石川界人、花澤香菜、木村良平、金元寿子、佐倉綾音、豊崎愛生、喜多村英梨、下野紘、遊佐浩二
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公が平凡なのはミスリード!?

ライトノベル原作。
ジャンルは陰陽ファンタジー。




■専門用語の分かりにくさをサイドキャラクターの魅力で補う

この作品は、「陰陽」とか、戦闘方法に専門用語が沢山あったりとか、視聴者に説明をせずに、そういう分かりにくい言葉を連呼して、登場人物が普通に使っています。視聴者が置いてけぼり状態。そういう説明不足が嫌いな方にはおすすめしません。

それでも、この作品には設定について視聴者を放ったらかしても、楽しませるようなサイドキャラクターの魅力があるんです。

主人公の春虎は、どこにでもいるような高校生という感じで、特技も無く、ちょっと家柄が良いだけ、という箸にも棒にも掛からない男の子。
「海外のアニメへの反応」という海外の反応をまとめた記事もあるのですが、そこでも、春虎くんは、非難の的になっていました。「あんな弱い奴が強い式神を使うなんて信じられない」だとか、「主人公が地味すぎる」だとか。
アニメのキャラクターにどうこう言うのは勝手ですが、春虎くんはちょっと貶されすぎ。

でも、それもミスリードに過ぎないんですよね。ラストで見事に覆されました。
(詳しくは、「主人公がへ平凡なのはミスリード!?」で。)

そんな地味な主人公に、設定がしっかりとしたサブキャラクターが、彼の周りを彩るように飾ります。「土御門夏目」然り「阿刀 冬児」
それでも、メインキャラクターはメインディナーには慣れません。

え?
「キャラクターの魅力を考えると同じくらいなんじゃ」って?
二人共、少年漫画に出てきそうなキャラクターで、ありきたりではありましたね。メインキャラクターの魅力は、そこまで高くないんですよね。もちろん、人の感覚しだいですが。やっぱり何かインパクトの足りない印象ですからね。うーん、魅力はあんまり。

このアニメを好きな人に話を伺ってみると、殆どが「サイドキャラクターがかっこよかった」と答えるのです。
例えば、大友先生。彼は、元十二神将で「黒子(シャドウ)」と異名で恐れられていました。その後は、土御門夏目を守るために、陰陽塾講師になり、自分の正体を隠しながら行動します。
そして、霊体となって生き続ける蘆屋道満と対決します。道満さんも、ダンディで魅力的。安倍晴明のライバルとしても有名で、また安倍晴明の時代から生き続ける霊体でもある、ロマン溢れるキャラクター。
この対決を描いた中盤はとても面白く、大友先生の魅力が引き立った良いシーンが多かったです。道満と大友先生は、サイドキャラクターの魅力を存分に引き出せている良い例ですね。
「鏡伶路」、「天海大善」なども、泥臭くてコクのあるキャラクターで、思わず「かっこいいっ!」と思ってしまいました。
という風に、サイドキャラクターの魅力が引き立っている作品なんですよね。もちろん、人によりけりなんですけど、主要人物よりもサイドキャラクターを好きになる人が多いというわけなんです。

■作品について

物語も、ちゃんと伏線が回収されていて、すっきりとしたラストで、まとまっています。原作では、この後に第二部が始まるのですが、アニメでは第一部までを描いています。そのため、区切りの良いところで終わっています。
序盤は、ちょっとつまらないです。1話、2話の「衝撃」は驚くべきものですが、その後の陰陽塾の話が、ありきたりで盛り上がりが少ないため、こぢんまりとしています。キャラクターの描写ためとは分かるのですが、ちょっと平凡すぎましたね。
中盤から終盤に掛けて、今まで描いてきたキャラクター同士の繋がりを活かしストーリーがはじまり、サイドキャラクターが動き出し、エキサイティングな展開が待っています。私も中盤から終盤に掛けてが、一番面白かったと感じています。
{netabare}
ただ、ちょっと気になったのが、春虎の覚醒のシーンをもう少し盛り上げてくれなかったのかな、というところです。作品の中では、一二を争うくらい感情が高ぶる良いシーンなのに、どうしても他のシーンと比べると見劣りしてしまうかな、というくらい、物足りないシーンでしたね。
ラストは、さっきも書いたとおり、綺麗にまとめてくれましたね。ロマンチックでしびれる良いラストでした。
{/netabare}

■ 主人公が平凡なのはミスリード!?

{netabare}
この作品の序盤は、主人公が平凡で、夏目が天才という扱いになっています。
そして、主人公がなんだか「パッ」としません。「本当に主人公なの?」ってくらい。
せっかく、活躍の場面が訪れても、しれっとした展開で、高揚感も無いし、胸が躍る展開も無いです。特に陰陽塾編。1話や2話は主人公を見てて胸が高ぶるようなシーンが沢山あったのですが、陰陽塾編は本当に「パッ」としません。
1話と2話も、主人公の周りに感情が動かされるような要素があって、主人公の自身の能力がかっこいいとか、凄く活躍したから感情が高ぶったとか、そういうのは無いんですよね。あくまでも、主人公以外のキャラ、設定なんです。
そうやって、この作品は主人公の「平凡さ」について描くことを貫いています。なぜって?それはミスリードですから。

作品の終盤、主人公が土御門夜光の生まれ変わりだということが分かって、あんなに平凡な春虎が土御門夜光だという展開に、物凄い衝撃を受けます。土御門夜光というのは、作中では天才の扱いを受けており、春虎とは「雲泥の差」です。夜行のイメージは、春虎のイメージとは本当に真逆。
でも、それには理由があって、あまり強すぎる力ですから利用される危険性があるので、力を封印して陰陽の才能を制御したんですよね。夏目が春虎に陰陽の才能を与えたというのは、その封印の一部を解除しただけで、力を与えたわけでは無かったんです。
春虎が夜光だという展開を視聴者に読ませないように、主人公の「平凡さ」を徹底して描いていたわけなんです。最終話で、春虎は人格が変わり、オーラはカリスマ性の溢れるものになりましたよね。それを際立たせるために、「平凡さ」をじっくりと描いていたわけなんですよね。
ちなみに、この後、原作では二部が開始して、覚醒した春虎が陰陽庁に反旗を翻します。そういう展開を考えて、序盤の「平凡さ」は描かれていたわけなんです。
{/netabare}

■総評
ありきたりではあるものの、序盤をキャラクター描写に回して、中盤から終盤を丁寧に盛り上げることが出来ている作品です。伏線もしっかり回収して、春虎についても、作品の謎についても、すっきりと納得いく説明で、解決してくれています。専門用語が分からないところがあり、物語の中でも平然とそれが使われるので、説明不足を受け入れられるか、受け入れらないかによって、評価が一変すると思います。ですが、それを補うほどのサイドキャラクターの魅力があり、前述した通り、ストーリーはまとまっていますから、私の評価は高いです。
陰陽ファンタジー物としては、ありきたりではあるもの堅実にまとまっている作品なので、おすすめです。



投稿日
■2014/09/01

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

さいれんとふぉれすと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

右肩上がりに面白い

東京レイヴンズ 全24話 2013年 制作エイトビット

ストーリー&楽しさ:4
このアニメを観たとき、あなたは登場人物や用語の多さに戸惑うかもしれません。また、ちょっとした台詞やワンカットで大事な説明がなされたりするので、集中して見ていなければきっと頭に?が浮かびます。ですので適宜公式サイトにある用語解説やコンが説明してくれる動画、あるいはWikipediaの用語解説の項を参考にされたらと思います。※注意 登場人物の項はネタバレがあります
そうやってある程度把握しながら観れば、東京レイヴンズはかなり面白いアニメだと思います。ストーリーそのものは普通です。普通ですがバトル・日常・恋愛の各パートがバランスよく構成され、数々の伏線や衝撃の事実、メチャクチャ熱い展開に何度も驚かされます。
ただ中盤までは普通、悪く言えば退屈です。それに脚本にいくつかの欠点があることも否定できません。ですので、かなり面白いと言っておいてなんですが、あまりハードルを上げないで観たほうがいいかもしれないです。実際私は全く期待せずに観て、話が進むごとに夢中になりました。
あと、これは私個人の印象ですが、東京レイヴンズはハリー・ポッターシリーズと似ているような気がします。それがなぜかは上手く説明できませんが…、ハリポタが好きならハマるかもしれません。

作画:3
回によって、更に言えば一話中でも質のバラツキが大きいです。最初と最後の数話や重要なカットは気合いの入った作画がなされていますが、シーズンも後半になるとスケジュールが厳しかったのか目に見えて荒が増えます。とはいえ作画崩壊ではないので観るのに支障はないと思います。
キャラデザに関しては、夏目、鈴鹿、京子、コン、あと幼女先輩、女の子はみんな可愛いです。それってやっぱ大事ですよね。私はそれだけで満足です。
OP/EDは1クール目がどちらも良かったです。特にOPは現代の陰陽師という設定をスタイリッシュなカット割りで表現しており、何度観ても飽きませんでした。しかし2クール目のOPは使い回しのカットを多用していたのでとても残念でした。
ちなみにOP1とED2の最後は関連していて、物語の重要な展開を暗示していますので注目です。

音楽:4
劇伴とSEはしっかりしてます。陰陽師という題材によくマッチした神秘的で壮大な曲からコミカルな曲まで、私はかなり好みでサントラが欲しくなりました。また呪術シーンのSEは結構な迫力があって驚きましたので、ヘッドホンをつけて観ることをオススメします。
主題歌はアニメーション同様1クール目がOP/EDともに気に入りました。

キャラクター:4
私はこのアニメがラノベ原作ということで、主人公の春虎はありがちな天才キャラかなと思っていました。しかしその予想に反して春虎は能力的には平凡、むしろ劣っている落ちこぼれでした。もしあなたが主人公の大立ち回りを見たいなら、春虎はその期待にほとんど応えられません。しかし私は、たとえ非力であっても困難に対し出来る限りを尽くそうと努力する実直な彼に魅力を感じます。
でもやっぱり敵を打ち負かす強いキャラが見たい!と言うなら、大友陣がその願いを叶えてくれます。春虎たちの担任講師である彼は、関西弁を操るいい加減で飄々とした人物ですが実は指折りの実力者で、大友先生が主人公だっけと思うほど活躍します。
東京レイヴンズではこの大友先生に代表されるように大人キャラの見せ場が沢山あります。少年少女だけで話が進行したり、大人がただのやられ役でしかないアニメが多い昨今には珍しくとても好印象でした。
女性陣について。残念(もちろんいい意味で)ヒロインの夏目、ツンデレが可愛い鈴鹿も好きですが私は春虎の式神コンが一番のお気に入りです。バトルシーンより日常シーンやギャグパートで活躍するマスコット的存在のコンですが、終盤のエピソードで春虎に向けて述べた長台詞は、彼女に対するこれまでのへっぽこキャラという認識を改めさせる強烈なインパクトを私に与え、それはベタ惚れするのに充分なものでした。もしコンが最初から有能なキャラ立ちだったならあり得なかったことです。
そう考えると東京レイヴンズにいらないキャラはいません。一見地味で目立たないキャラにも、それに相応しい活躍の場が用意されています。

総合:4
見終わって、ああ面白かったなというのが半分、それで続きは?というのが半分。あまりに多くの謎を残したままなので2期を期待せずにはいられません。
しかし残念ながらそれはあってもかなり先の話です。私は待てないので原作を買いました。一つのアニメ作品としては中途半端ですが原作の販促としては完璧です;

それじゃあ別に観なくてもいい?原作読めばそれでいい?

まさか。興味があるならぜひ観てください。アニメにはアニメにしかない「力」があります。流れるように唱えられる呪文、飛び交う呪符、躍動する式神。
そして東京の闇夜を羽ばたくレイヴンの雄姿があなたを待っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

陰陽師が現代でも活躍している世界
異能力のバトルものという扱いでいいのかな

第1話
{netabare}主人公の春虎くんは陰陽師の才能がないご様子
でもラノベ主人公らしく、すでに2人から好かれてるし
多分やっぱり才能あった展開になるとは思うけどね
なんか妙に舌使いのエロい金髪ドリルの登場でバトル展開に
ほっぺたがすぐにリンゴ状態になるのがちょっと変だなww
ヤンキー君と北斗ちゃんもなんらかの能力とか持ってそうな予感がするぜ( *`ω´)
{/netabare}

第2話
{netabare}鈴鹿ちゃんはお兄ちゃんのために悪いことしてるのね
貴重なボクっ娘が逝ってしまった(´;ω;`)
と思ったら誰かの式神だったのね
夏目ちゃんがキスの件を知っていたのを考えると、夏目ちゃんの式神だったのだろうけど
というか式神っていろんなタイプがあるのね
ロボットみたいだったり人だったり{/netabare}

第3話
{netabare}鈴鹿ちゃんの中の人(佐倉綾音さん)の演技が良かった
北斗=夏目にも気づけないのはさすがバカ虎です
ヤンキー君"視える"人だったのね
田舎を抜け出して、次回からやっと"東京"レイヴンズ!{/netabare}

第4話
{netabare}夏目が男だとなぜバレないのか?
というツッコミは野暮なんでしょうね
0点を取るなんてさすがバカ虎
コンちゃん可愛すぎモフモフしたい
これはいい愛生さんです
爆乳高飛車お嬢様とのバトル勃発!!
{/netabare}

第5話
{netabare}式神バトルは速攻で終わり、次は変な鬼とのバトル
なんか敵が途中でお姉になったwww
どうやら本物の鬼はもっと強いようですbyヤンキー君
京子ちゃんが夏目にデレた!?
あの感じだと、小さい頃に会ってたのは夏目じゃなくて春虎ぽいのだけど・・・
{/netabare}

第6話
{netabare}息抜きおふざけ回
春虎くんがBL→ロリ/ケモナーの烙印を押されることにww
こりゃ普通の人は引きますね
てか寮母が腐りすぎてて面白い
無駄に声優さん豪華だったし
ラストでコンちゃんになに見せとんねんヽ(`Д´)ノ
リアルファンタジーwwwwwwwwwwww
{/netabare}

第7話
{netabare}やっぱり大友先生は強かったか
なんか新キャラ(おっさん)がぞくぞく登場
いきなり霊災が発生するし急にヤンキー君に角生え始めるし
十二神将のバッテンヤンキーがめちゃ強でいいですねえ
よくわからないけど盛り上がってまいりました!
いいねえ・・・実にいいwww
{/netabare}

第8話
{netabare}今度は爽やかイケメンの十二神将が登場
颯爽と現れていざこざを解消してくれました
でも主要キャラはバッテンヤンキーに名前を覚えれられてしまった((((;゚Д゚))))
鬼化について悩む冬児
そんな冬児と春虎の熱い殴り合い
これぞ青春!the青春!
{/netabare}

第9話
{netabare}あれ?
夏目ちゃんに胸がちゃんとある??
そんなことより冬児くんが鬼の制御を試みております
これはいい中二です
コンちゃんが活躍してない
もっと強いと思っていたのだが・・・
バッテンヤンキーを御する大友先生かっけえっす
結局お前も裏切り者かよΣ(゚д゚lll){/netabare}

第10話
{netabare}いつの間にか進級しとる、、、なんて考えてたらいきなり鈴鹿ちゃんキタ――(゚∀゚)――!!
そしてバカ虎に大きな爆弾を投下していきやがったww
なんだあのロリ好きの自称ロリ先輩は!?
変人すぎだろ・・・
土御門2人がおもちゃにされちゃう〜
謎のもいじゃう推しにワロタwww{/netabare}

第11話
{netabare}鈴鹿ちゃんドSの化身だな
クローゼットの中には一体何があるのか?
コンの「当て身!」にワロタww
もうずっとコン・鈴鹿メインでいいと思うよ
大友先生はやっぱりすごいな
{/netabare}

第12話
{netabare}合宿・温泉・鈴鹿ちゃんと3拍子揃った今回
鈴鹿ちゃんがいい感じにデレてきました!
ロリ先輩もいたのはなぜ?
終盤は完全にバカ虎ですねえ
やっと気づいたか?{/netabare}

第13話
{netabare}やはり気づいたのかバカ虎
ただの思春期野郎どもめヽ(`Д´)ノ
そして自分の才能に悩む天満
その裏では道満からの宣戦布告・・・
十二神将も大半が集合
盛り上がってまいりました!{/netabare}

第14話
{netabare}結界は中からに弱い、この定説は変わらないですな
照れて呂律が回らない鈴鹿が可愛すぎいいいいいいいい
北斗(龍)が道満に乗っ取られる!?
そんなピンチに大友先生参上!

大友先生と道満の術比べ
いとも容易く鈴鹿ちゃんの封印を解いちゃったよ
途中からよくわからない術を使いまくっていたが、とりあえず見応えがあったから良し!
おっさん同士のバトルは(;´Д`)スバラスィ
まさかの幼女先輩が!?{/netabare}

第15話
{netabare}OPがCHANGE!!
いきなり模擬戦で始まった今回
呪術バトルに憧れてるのかバカ虎よ
学園の祭壇にボクっ娘の"相馬 多軌子"が登場
こいつぁ怪しいですぞ

大友先生は元十二神将だったのか!?
うん知ってたよ
早乙女涼("りょう"じゃなくて"すず")
これはまさかの幼女先輩=早乙女涼展開ですね{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

69.6 3 式神でツンデレなアニメランキング3位
神様はじめました◎(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (556)
3352人が棚に入れました
監督は1期同様、大地 丙太郎。今回もストーリーテラーとして、その実力を遺憾なく発揮し、原作のストーリーに、おなじみ大地監督オリジナル展開をプラスして、作品を鮮やかに演出していきます。
今回は大きな2つのお話が屋台骨となり、全体のストーリーを構成していきます。
ひとつは出雲大社で1年に1度、神様が集結する「神議リ」(かむはかり)に奈々生が呼ばれて行くお話、もうひとつは鞍馬の生まれ故郷・鞍馬山での出来事を描くお話です。
アニメーション制作は前回同様、トムス・エンタテインメントが手がけます。

声優・キャラクター
三森すずこ、立花慎之介、岡本信彦、岸尾だいすけ、高橋広樹、石田彰、諏訪部順一、佐藤聡美、森嶋秀太、松井菜桜子、大久保ちか、山﨑バニラ、羽多野渉、平川大輔、下野紘、齋藤彩夏、神谷明
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

神様と神使のラブコメ作品◎(2期)

神様はじめましたの2期です。

相変わらずおにきりこてつの2人がとても可愛く
そして鞍馬の面白さが炸裂しております(笑)
翼☆バサ☆ハザードとかw
ギターは飾りかよってw

そしてラブコメ要素も健在しております。
妖と人間という境界線のある中で2人がどうなっていくのか。
とは言ってもこの2人なかなか進展しなくて…
もどかしいと思いつつもキュンキュンして観ておりました(笑)

そしてこの2期では霧仁という重要キャラが出現!
でもこの霧仁 どうなっていくのかまだよくわからない状態で。
3期やってほしいですね( •́⍛•̀)

他にも奈々生が式神の護くんと共に神様として成長していったり
5話分程使って描かれた鞍馬山の場面も見所でした。

でも1期より面白おかしく笑える要素が減っちゃったかなと個人的に残念な部分も…

OPは1期と変わらずこのアニメの雰囲気にぴったりな曲で
毎回楽しく観ておりました。

続きとなるOADの過去編 これはとても気になります!
全4部作、巴衛の過去が明らかになっていき…
そして奈々生とどうなっていくのか…


{netabare}メモ…"φ(・ェ・o)

【主な登場人物】※2期から新たに加わった者のみ

 護(まもる) - CV:楠ひなた
  子猿の姿をした奈々生の式神。彼女の神としての能力を補助する存在。
  人間の子供の姿を取ることもできる。


 毛利霧仁(もうり きりひと) - CV:諏訪部順一
  現在 悪羅王 が憑依している死者。
  以前、雪崩に巻き込まれ死亡したことで精神体となった時に悪羅王の魂に出会う。


 悪羅王(あくらおう) - CV:諏訪部順一
  大昔見境なく暴れまわっていた不死身の鬼の高等妖怪。
  大昔は巴衛と兄弟分の仲だった。現代では、死者となった霧仁の身体に憑依している。


 夜鳥(やとり) - CV:下野紘
  悪羅王に仕えていた下等妖怪の毛玉が人間の助六の体内へ入り込んだことで生まれた高等妖怪。
  現代でも霧仁に仕えている。


*鞍馬山の登場人物*

 真寿郎(しんじゅうろう) - CV:岸尾だいすけ
  鞍馬の本名。僧正坊の息子。


 牡丹丸(ぼたんまる) - CV:齋藤彩夏
  鞍馬山の小天狗。
  同い年の天狗よりも成長が遅いためまだ飛べずかつて同じ境遇だった真寿郎に強い憧れを抱いている。


 翠郎(すいろう) - CV:平川大輔
  鞍馬を育てた兄天狗。優しい心と美しい外見の持ち主。
  17年前真寿郎を庇って雷獣の雷に打たれたことで翼を失ってしまった。


 二郎(じろう) - CV:羽多野渉/岩崎愛(少年時代)
  自分にも他者にも厳格で強さを第一に求める天狗
  夜鳥にそそのかされ危機的状況に陥っている所を奈々生達に助けられた。
  奈々生に一目惚れしている。


 僧正坊(そうじょうぼう) - CV:神谷明
  鞍馬の父であり天狗里である鞍馬山を治める長。


【主題歌】

 オープニングテーマ
   「神様の神様」

 エンディングテーマ
   「おとといおいで」

  「翼☆バサ☆ハザード」 (6話)

 挿入歌
   「神様はじめました」 (6話)

  「堕天使DA☆TEN☆DIE」(6話){/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

味わい深くなってきましたね〜^^

この作品は「神様はじめました」の2期目に相当する作品です。物語に繋がりがあるので1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

1期では突然神様になることになり、自分の事で精一杯だった奈々生ちゃん・・・
それでも最後には秋祭りで神楽を立派に舞っていたのがとても印象に残っています^^
2期では奈々生ちゃんの行動範囲がさらに広がり、八百万の神々が集う出雲の神議り(かみはかり)に行ったり鞍馬山に行ったりと大忙しです^^

2期を視聴して安心したのが、奈々生ちゃんの直向きさと一途さ・・・これが健在だったことです^^
彼女の直向きさは見ていてとても気持ちが良いんですよね〜
そんな彼女ですが、2期では「みんなを護りたい」という気持ちが今まで以上に言動に現れているので、その分彼女の魅力も増したように思います^^
CVの三森さん・・・このところ大忙しですね^^

むしろ1期から変化が見られるのは巴衛です^^
これまでミカゲばかりを見てきた彼ですが、奈々生ちゃんが神様になった最初の頃はミカゲの時に生まれたトラウマを繰り返したくない気持ちが強かったようですが、奈々生ちゃんに接していくことで自分の気持ちに自覚するんです・・・^^

奈々生ちゃんも巴衛も分かっています・・・
人間と使徒では生きる時間そのものが違うんです・・・
人の一生はあっという間で使徒は人間が亡くなっても想い続けてしまう・・・
もう決して手を届かせることはできないのに想ってしまう・・・
だからお互いが辛くならないよう深く想ってはいけない・・・
頭では分かっているのですが、想いってそんなに簡単に整理できるものではありません・・・
それでも想わずにはいられない・・・
そんな二人の願いが成就することを願ってやみません

一方物語では、過去に遡って奈々生ちゃんの小さい頃を見ることができるのですが、奈々生ちゃんに見せるお母さんの笑顔・・・どんなに苦しくても最高の笑顔で迎えるその笑顔に思わず目頭が熱くなってしまいました(//∇//)

オープニングテーマ「神様の神様」
エンディングテーマ「おとといおいで」
どちらもハナエさんが歌っています。神はじといえばハナエさん・・・がすっかり定着しましたね^^
オープニングに登場するキャラのコミカルな動きに曲風がとても合っていたと思います^^

1クール12話でしたが、奈々生ちゃんの魅力が沢山詰まった12話だったと思います。
そして「多分・・・」この台詞の意味が気になりました^^
その辺りの進展も含めて3期に期待したいと思います^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

神様となった女子高生、神使と恋をする◎

「神様はじめました」2期です。

1期も楽しめしたが、
私は2期の方が好きでした^^

2期は全12話です。


● ストーリー
土地神となった女子高生・桃園奈々生(ももぞの ななみ)。

神使の巴衛(ともえ)たちと共に暮らす神様としての生活にも慣れてきた。

奈々生は巴衛に恋をして告白をするも、
その思いは届かなかった。

一方の巴衛は、奈々生の無茶に振り回されながら、
奈々生のことが気になって仕方がない。

それは主として?それとも…?


1期は奈々生が巴衛に恋をするも、
その矢印は一方通行のままでした。

しかし2期ではその矢印が反対を向いたような。

奈々生は変わらず巴衛のことが好きなのだろうけど、
その素振りはあからさまに見せず、

反対に巴衛が自分の気持ちを自覚していく。
奈々生はまだ巴衛の気持ちの変化には気づいていないけど。

だけどそのくっつききれないじれったさがキュンとする…!笑

あからさまにいちゃいちゃされるより、
これぐらいの距離感がほどよくていいですね。

ラブ展開の転換もありますが、
単純にストーリーも2期の方が楽しめた気がします。

学校描写は減り、
奈々生が神様として活動する描写が増えたからかな。

奈々生自信の力も強くなり、
神様らしい振る舞いが見ていて楽しめました。

1期に感じていた作風の古さも、
2期ではほとんど感じませんでした。


● キャラクター
奈々生は明るい性格で、
危険を顧みずにあらゆることに突っ込んでいく。

見ていてドキドキしますが、
そばにいるのが巴衛だから安心。

巴衛は家事もできるし強いし、
なんでもできる頼りになる神使。

奈々生のピンチを助けてくれる。

人間(神様)と神使という壁が二人の恋を妨げているのでしょうが、
そこを乗り越える日も近そう?


他にも個性的で気になるキャラがたくさん。

奈々生の人脈が増えていくのもにぎやかでいいですね♪


● 音楽
【 OP「神様の神様」/ ハナエ 】

1期に比べると軽く明るくなったOP。

私はこちらの方が好みでした。


【 ED「おとといおいで」/ ハナエ 】

しっとりとしたこのED、好きでした♪

毎回のEDの入りが特に合っていてよかった^^


● まとめ
2期の方がサクサクと楽しく見れました。

ここで終わりなのが残念なぐらい。

少女漫画原作の作品ですが、
男性でも見やすい作品だと思います^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

63.4 4 式神でツンデレなアニメランキング4位
京騒戯画(Webアニメ)

2011年12月10日
★★★★☆ 3.6 (407)
1962人が棚に入れました
京騒戯画はネット配信アニメ。『不思議の国のアリス』をモチーフとして、街のイメージを京都、世界観を国宝として高山寺に伝わる『鳥獣人物戯画』の3つの要素を融合した作品です。ストーリーは「鏡の都キョウトに現実の世界から入ってしまったコトちゃんが、現実の世界に戻るために活動する話となっていますが、アクションあり、ドタバタのコメディありの作品になる予定です
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我は後世たすからんと云ふ者にあらず。ただ現世に先づあるべきやうにあらんと云ふ者なり

2011年~2012年にWebアニメとして発表されたものに肉付けしてテレビアニメ化した作品。

全10話を通して見ただけでは、ん~・・・よくわからん。でも雰囲気だけは何となく気に入った、というのが率直な感想でした。放送自体は予習編、聖地巡礼(?)編、復習編を加えて13回の放送だったのですが、そういうのを全部見てもやっぱりよくわからん。放送がすべて終わってから、録画もう一度を最初から見直して、やっとぼんやり内容がわかってきた、というのが正直のところです。難解です。

なぜこの作品はこんなにも難解なのでしょうか? 絵は親しみやすく、原色系のファンタジックな画面も美しく、引きは十分なのに・・・

一番の理由は、お話しの構成が時系列、空間系列(て言う言葉ってあるの?)になっていないことだと思います。もう少しわかりやすく言うと、過去と現在、京都と鏡都が、ランダムに出てくるということです。また、同じ出来事を別の登場人物の視点で何度か描きなおしている、というところにも原因があるかと思います。代表的な例で言えば{netabare}親子の別れのところ。ここらへんは明恵上人、鞍馬、八瀬、薬師丸のそれぞれの視点で何度か描かれます。視点が違うので、似て否なるものです。{/netabare}

もう一つの原因は名前の混乱。別の人物に同じ名前がついている。さらには、同じ人物に別の名前がついている。具体的には{netabare}明恵上人の息子である薬師丸が父と同じ明恵と呼ばれる。古都の娘は母親の名と同じ音のコトである。さらに、明恵上人は現代の京都では稲荷と呼ばれている。{/netabare}視聴中の混乱を避けるために、公式Webサイト等の登場人物の説明なんかを参照しながら見ることをお勧めします。

これらの点が、この作品を難解にしている原因ですが、同時に作品の表現上の特徴でもあり、製作者側が一定の効果を狙ってやったものと思われます。なので視聴者側で、それらをじゅうぶんに理解したうえで視聴する必要があります。そうすれば、お話の内容が結構すんなり頭に入って来るようになります。

だいたい、予習編、復習編なんかがあること自体、製作者側もこの作品が難解であることを認識している証拠ですよね。

1回通して見て分からなかった方は、そのへんに注意しながらもう一回最初から見直してみてください。そうすると、この作品の本来の良さに触れることができるようになると思います。

ちなみに、Webアニメとして発表されたものは、テレビアニメ版よりもさらに断片的であるため、テレビ編よりも難解(というか、これで分かるほうが変?)です。これを見てもほとんど理解の助けにはなりません。

ジャンルはアクションファンタジー。SFの要素もあります。歴史の要素や昭和ノスタルジー的要素もあります。主人公明恵(みょうえ)は、絵に描いたものを現実化する能力があり、それゆえに都に住む人々から気味悪がられている、という設定ではじまります。

ちなみに明恵とは、京都の栂尾(「とがのお」と読みます。紅葉の名所、高尾です。)の高山寺というお寺を開いた、実在した歴史上の人物をモデルにしています。高山寺は、日本の漫画文化のルーツとも言われる鳥獣戯画で有名です。

明恵の5人の家族は、ある事情により一緒に住むことができなくなり、明恵、古都は3人の子、薬師丸、鞍馬、八瀬を置いて鏡都を出て行きます。「いつか必ず始まりと終わりを連れてここに帰ってくるよ。」と言い残して。
その後、数百年をかけて家族が復活するまでのお話しです。神や仏や並行世界が登場する、かなり壮大なお話になります。

この作品のテーマは、ひとことで言えば家族の再生です。そのテーマを、時系列、空間系列シャッフルの手法を駆使して、派手なアクションと原色系の幻想的な絵を使って、まるで万華鏡のように見せてくれます。詳しくは、ここで私がごちゃごちゃ説明するより、作品を見て感じてください。

参考までに、私が心に残った台詞。まず、コトの言葉。
{netabare}いつも一緒に夕日見たよね、ご飯たべたよね。そういうのが愛だよ。
つまんないことで喧嘩したり、くだらないことで笑ったり、いつもより5分早く帰ってきたりする、そういうのが愛だよ。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり、いつも一緒にしてくれたよね。そういうのが愛だよ。{/netabare}

明恵上人の父(コトの祖父)の言葉。
{netabare}いるだけじゃいかんのか? 理由としちゃそれで十分さ。{/netabare}

ところで、現代の京都の場面では、登場人物がスマホを使ったりしているのですが、一方で、町には市電が走っていたり、蒸気機関車が走っていたり、昭和30年代の京都の雰囲気を楽しむことができます。

音楽も秀逸です。OPの「ココ」もGoodですが、EDの「疾走銀河」の雰囲気はわたし的にとっても好みです。BGMもすばらしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2013年秋版の感想

【前置き】
  2013年秋の枠がなかったので、代わりにこちらへ感想を記述していきます。
  因みにWeb版は未視聴です。

【3話まで】
  {netabare}これは良く作り込まれた作品かもしれません。
  独自の世界観に哀愁の香る物語。見ていてとても心地が良いです。

  ただ、構成が解りにくいという欠点もあります。
  一番の原因はアイキャッチ?(X章、鏡都とか書いてる一枚絵)ですかね。
  表示時間が短すぎて読みにくい。
  まあ、読まなくてもわかるんですけど、視聴者が戸惑い易いことには変わりないです。
  この分かりにくい場所移動に加え、時間移動も割と多いので更に混乱しやすくなってます。
  回想の回想はお世辞でも褒められませんよ。

  群像劇とかミステリーとか、パズル型の物語に慣れていないと少し難しく見えるかも。
  よくわからないという人は、とりあえず場所と時間軸の確認をするのが良いかもしれません。
  大雑把にまとめ→{netabare}
  場所は、①京都(現実世界)、②鏡都(絵の中の世界)の2つ。
  時間軸は大まかに、①現在(鏡都:コト×兄弟)、②過去A(京都:コト×ミョウエ)、
  ③過去B(鏡都:古都×家族)、④過去C(京都:古都×ミョウエ)、
  の4つに分かれています。(おそらく、新←→古)
  ④は今後出ないかもしれないので、実質3つかも?
{/netabare}
{/netabare}
--------------------------------------------------------
【視聴後】
  まず前提として視聴者に優しくない作品だということを理解して見た方がいいと思います。
  前述の通り、それなりに論理的な作品に慣れてないと置いていかれる可能性が高いです。

  内容についてはネタバレなしで語るのが難しいですね。
  というより、この文章自体がネタバレに匹敵するとも言えます。
  そういう類のものということだけお伝えすることにします。

  内容→{netabare}
    とりあえず言いたいのは、事前情報(あらすじなど)そのものが騙しという作者の意地の悪さ。
    小説でいう叙述トリックのようなものですね。

    大まかなストーリーや個々のエピソードは悪くなかったと思いますが、如何せん見せ方が悪い。
    技術云々以前に視聴者が得する作りではないので、万人受けは難しいでしょうね。
    おそらく力がある作者だと思うので、次はもう少し視聴者に優しい作品を作ってくれることを願います。

    以下、適当に不満点を羅列。
    ①登場人物
      同一と思われるキャラなのに、複数の呼び名があります。
      不明瞭にしたところで分かりにくくなるだけなので、ハッキリして欲しかったです。
    ②場所、時間軸
      多少わかりにくいけど、基本的には許容範囲だと思います。
      ただ過去に至ってはその不明瞭さと絡むことで、よくわからない状態になっています。
    ③過去
      上記のとおり、不明瞭さが際立つ上、得た情報から推論を立てると疑問点が生じます。
      このせいで、父親という人物の言動が一貫していないように感じられ、
      結果、感情移入することも難しくなっています。
    ④物語
      焦点の当て方が露骨なため、それ以外のキャラが空気化することが多々あります。
      キャラ紹介などなら良いと思いますが、後半の山場などでそうなるのは如何なものかと。
    ⑤表現方法
      この作品に限ったことではありませんが、無理に格闘要素入れるのは何なんでしょうね。
{/netabare}

  視聴者に対する姿勢でマイナス、独創性や枠組みの構築力などでプラスして、☆は3.5にします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある一家をめぐる愛と再生の物語

バンプレストと東映アニメーションによる日本のWebアニメおよびテレビアニメ作品
京都ではなく鏡の都「鏡都」が舞台
そこに現れた"コト"と三人議会の一人"明恵"が中心に織り成す愛と再生の物語

第0話(予習編)を観たときは( ゚Д゚)ポカーン状態
まったくわけがわからない
この先が一体どうなるのか不安でした
が、第1話から少しずつ世界観やキャラの説明が始まりました
よかったよかったε-(´∀`*)ホッ
後半からどんどん謎が明らかになり、話はとんでもない方向へと向かっていきます
さすがにラストの展開は全く予想してなかった・・・
とにかく「愛」と「再生」の物語でした!
家族みんな一緒が一番だよね!!
ちなみにOP曲は結構好きです


好きなキャラはコト
いつも元気いっぱいで可愛いです
くぎゅううううううううううう

以下各話感想的なもの
第0話
{netabare}なんかよくわからんかった
とりあえずくぎゅううううううう
やはりweb配信されている方を見た方がいいのか?
まあ何話か見てから判断しようかな{/netabare}

第1話
{netabare}0話が嘘のような普通ぶり
「鏡都」の成り立ちうんぬんの説明でした
三人議会って元々兄弟だったのね
とりあえず一言
これは面白くなりそう!!!{/netabare}

第2話
{netabare}今回はコトちゃん自身についてのお話
幼少コトちゃんはいいロリをしていますな
それでもまだまだ謎だらけ・・・
{/netabare}

第3話
{netabare}三議会長男・鞍馬&研究員のお話
四神が可愛かったのを俺は見逃さないぜ!
伏見はいいキャラしてるな
つけててよかったGPS!!!{/netabare}

第4話
{netabare}コトちゃんハンマーで壊したものって元に戻らないのを今回初めて知った
これって前から明らかになってたっけ?
八瀬のママ大好きっぷりが可愛い
鬼化したらめっちゃマッチョだけどww
兄弟の仲も少し修復されたようですね
よかったよかった
{/netabare}

第5話
{netabare}そりゃあジンギスカン・オ・レはまずいよね〜
明恵さんは死にたがりなの?
まあ両親を2回失ってると考えるとキツいものはあるか
次週はまさかの実写旅番組www
{/netabare}

第6話
{netabare}助けてもらったのではなく、助けられてしまったのね・・・
だんだんと謎が明らかに
そしてやっと0話に繋がった!
盛り上がってまいりました!!!
なんという熾烈な兄弟喧嘩してるのあの2人ww
{/netabare}

第7話
{netabare}古都さんお帰りなさい
いいお母さんオーラを出し過ぎだぜ
それにしてもコトという名前が二人いて大変だ
そんな悠長なことを考えてる間に世界が大変なことに( ゚д゚ )
いったい誰が・・・
って犯人はコトかよ!?
{/netabare}

第8話
{netabare}「鏡都」は13番目の並行軸だそうです
なんかよくわからないですが、ここがぶっ壊れると他の世界もぶっ壊れるそうです
こりゃ大変だ(~ω~;)))
それを引き起こしてしまったコトちゃんがめっちゃ凹んでしまいました
だが、明恵との腹パン合戦で復活!
さらに暴君と化してしまいましたww
世界を救うことができるのか?
{/netabare}

第9話
{netabare}あの二人は兄弟だったのか〆(._.)メモメモ
コトが刺されてバーサーカーになってしまった
鞍馬兄さんイケメンです
俺がこの世界の神となる!!ということですね{/netabare}

第10話
{netabare}綺麗に再生オメデトウ(^▽^)ゴザイマース
そしたら今度は上人のお父さん、つまりはコトのおじいちゃんが登場し、、、
なんやかんやで大団円!
世の中愛だよ「愛」
{/netabare}

第10.5話
{netabare}復習編つまりは総集編
これの前半部分を予習編にすればよかったのでは?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

61.6 5 式神でツンデレなアニメランキング5位
双星の陰陽師(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (300)
1885人が棚に入れました
ケガレを祓い清める最強の陰陽師をかつて目指していたがある事件を機に陰陽師になることを拒んでいた中学生の少年・焔魔堂ろくろが、代々有名な陰陽師を輩出してきた家系の娘で禍野に直接入ってケガレ祓いをすることができる少女・化野紅緒と出会ったことで、一緒に力を合わせてケガレとの戦いに挑んでいく物語が描かれている。

声優・キャラクター
花江夏樹、潘めぐみ、村瀬歩、芹澤優、諏訪部順一、福山潤、前野智昭、浪川大輔、石川界人、山下大輝、村田太志、小野友樹、沢城みゆき
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

並び立つ二人の過去に涙しながら、穢れた人々の未来を見届けよう。

過去のしがらみを抱えた陰陽師の少年と少女が主人公のアニメの様です。

男の子の主人公ろくろくんの印象は少年漫画の王道を行く印象、心優しき熱血漢という感じですが、ヒロインの紅緒ちゃんが異色です。ミスミソウなどで有名な押切蓮介さんの漫画「ハイスコアガール」に出てくる大野さんを思わせる無口キャラで、彼女と同じく「超」が付く程強いです。(色々な意味で‥!)1話では殆どこの子が主役ですが、しっかりとろくろくんにも見せ場はあります。安定のジャンプクオリティでした。

紅緒ちゃんが幸せそうな顔でおはぎをモグモグ食べているシーンは見ているだけで和みますが、3話連続ではちょっとあざと過ぎる気がします。(しかも3話目はお昼ご飯。紅緒ちゃんの食生活が心配になります。)かと言って全然無いとちょっと寂しい様な‥。と思ったら、またあったり‥。紅緒ちゃんおはぎ食べ過ぎ!(笑)

作画的にも結構見所がある作品で(各話毎の安定感はないけれど‥)中でも「禍野」とよばれる異世界の背景描写は「這いよれ! ニャル子さん」で描かれた結界に勝るとも劣らぬインパクトがありました。キャラデザはろくろくんの歯がギザギザしている所とか、繭良のグラディエーション掛かった髪色とかに好みが分かれるかもしれません。

全編に渡りキャラ名や必殺技名のカットインが数多くありますが、回を重ねる毎に慣れも手伝って段々落ち着いてくる印象です。ただカッコ良さげな技名の文字のイメージが先行している一方で、不明瞭な作画表現も稀にあり、特に原作未読の自分には「朧蓮華の舞」がどういう技なのか映像だけでは非常に分かりづらかったです。

上で「超」強いなどと幼稚な表現をしてしまいましたが、よくよく考えてみたら、ジャンプ漫画ではドラゴンボールの人たちとか滅茶苦茶な強さなんですよね。(地球大の惑星を余裕で破壊するとか)偽物語の影縫さんとか火憐ちゃんを見た時にもびっくり仰天しましたが、長らくの間バトルものから離れていた上、近年放映されたバトルものについても知識が乏しかったので、こんな表現をしてしまいました。

上記を踏まえ、紅緒ちゃんの人間離れした身体能力も、水滸伝に登場する戴宗の用いる神行法と同様、大部分は護符(霊符)のおかげであって、霊符が無ければ人間の限界を大きく超える事は出来ない(7話で明確な描写があります。)様ですので、単純な強さとは言い切れないものだと認識を改めました。陰陽師ですし、熟達した魔法使い(魔法剣士)の様な強さなのだと思われます。修行や鍛錬でならまだしも、生まれつきの超能力や突然変異とかで超人になる様なアニメよりも、ファンタジーであっても、こう言った理屈をきちんと踏まえているアニメの方が、人間を人間として描いていて、生物としてのヒトをないがしろにしていないのでわたしは好感が持てます。

作品の性質上、日常回大目とかは無理かも知れませんが、どんどん面白くなってきているので続けて視聴していこうと思います。

序盤10話くらいまでの感想
{netabare}
2話のろくろ君の台詞「なんだ!?このパンツ野郎!変態か?」とか大した意味は無いんですが、吹き出しました。根は熱血少年のろくろ君の口からあの言葉が飛び出るから面白いのかも知れません。こう言ったあざと過ぎるギャグにも笑える自分はまだコドモなのだなぁと思います。多分直らないと思いますが‥。

他の方も言っておられますが、2話以降に登場する式神は元々原作に登場しないそうなので、わざわざ登場させる必要は無かったのではないかと思います。少しだけ蛇足に感じました。

1話にて、紅緒ちゃんとの出会いをきっかけに陰陽師としての自分を取り戻す兆しを見せたろくろ君でしたが、2話、3話におけるためらいと後ろめたさ、ついに4話における十二天将の一人、朱雀こと斑鳩士門との出会いが彼の再起の決定打になった様に見えました。(4話視聴後では上記「陰陽師としての」を「本来の」と置き換える事が出来ると思いました。)少年と言うものは、とかくより強いもの、より聡いものに憧れ、それに近づこうと焦り足掻く不器用な生き物なのかも知れません。ろくろ君の今後の成長を見守っていきたい気持ちになりました。

8話にて、ろくろ君が陰陽師として戦えなかったのは、まゆらの為でもあるという側面もあるという事が分かり、人の意思決定の原因は、決して一枚岩でないという事に納得しました。この回ではさらに、ろくろ君の衝撃の過去も明かされます。
上には上がいる。上述の斑鳩士門に続いて、十二天将の一人、白虎の名を持つ天若清弦が登場し、これまでのお話における陰陽師達の活躍が、井の中の蛙の如きという事を体感しました。お父様、強さの次元が違い過ぎる!
前回から続く「変態パンツ男」発言連発のろくろくんの心情も、一見ギャグ以外の何者でも無い印象がありましたが、土御門への遠回しの憤りである事を今回をもって解釈出来ました。
少年向けアニメの王道を行く様な作風でありながら、その実態は深い。物語の始まり以降、軽い気持ちで見守りつつ、紅緒ちゃんの可愛さや、ろくろ君の熱血に圧されて視聴を続けていましたが、8話になって初めて、真剣な気構えで視聴すべき、愛すべき作品と思える様になりました。

9話では「雛月の悲劇」の真相が明かされます。謎を仄めかすだけで、それを引っ張り続けるアニメと違って、この回でろくろ君の過去に起きた事件の全貌が語られます。
紅緒ちゃんとろくろ君のどちらが主役とも言えない、二人が両立している姿には、初回から好感が持てましたが、今回をもって、さらにその印象が強まった様に思います。それぞれの迷いが晴れていき、戦いへの決意が強固なものへと変わっていきました。

10話では前にちらっとだけ登場していたすばると鈩(たたら)が登場。すばるの銃の生成は凄過ぎる能力なんですが、何でもありな感じがして少し残念‥。二人とも十二天将で、不思議キャラの鈩はその中でも最凶らしい。あくまでも黙し、パン耳食べて喜んでいる謎キャラで、どう見ても士門とか清弦さんの方が強そうだけど‥‥?
今回はギャグよりのお話で物語の勢いが失速しましたが、緩急を付けるという意味で良い流れだと思いました。

次回にも期待します。
{/netabare}

12話
{netabare}
前半はギャグ&修行パート。紅緒ちゃんの両親の仇である神威登場回。
紅緒ちゃんの猛攻を受けても無傷だったり、指先一つで吹き飛ばされたり、圧倒的な力の差を見せ付けられる。紅緒ちゃんの両親とのあまりにも悲痛な別れについて語られる‥。
{/netabare}
13話
{netabare}
前回登場した神威は"バサラ"と呼ばれるケガレの上位種。倒した相手の呪力を奪い自己強化をし続けた結果の姿らしい。見た目は人間と似ていますが肌の色が浅黒い。ケガレという種の存続とか陰陽師への憎しみとかは無い様で勝手気ままに行動している印象。双星の真価を発揮した攻撃で一矢報いたものの及ばず‥。
{/netabare}
14話
{netabare}
今回からは新OP、EDに切り替わりました。前半の和風ロックの景気のいい感じの曲から、悲壮感を帯びた曲に‥。歌詞も前半よりもさらにこの物語に相応しい印象になりました。ムービーの作画は前半に引き続き、動きが多く迫力があり、ドラマ性を強く感じさせるものとなっています。

本編は総集編に近い内容。まゆらの面白発言集とか、紅緒ちゃん創作による正義のヒーロー"おはぎマン"のお話とか、笑える場面満載でバトル方で辟易していた所の一休みという感じで楽しめました。

余談。紅緒ちゃんによれば、おはぎマンの粒あんを飛ばすスピードはマッハ2で戦車の装甲をも貫く威力という設定。気味の悪い妖怪にしか見えない風貌といい恐ろしいやつ‥。エピソード2ではぼたもちマンとおしるこマンも登場しましたが性質、弱点がアンパンマンに似ている‥。エピソード3に期待(笑)
{/netabare}
15話
{netabare}
ろくろくんの兄貴分、亮悟さん主役回。ケガレ堕ちしたある陰陽師との戦い。ケガレ堕ちの強さはケガレになる前にその人が持っていた呪力の大きさに比例するらしい。体に表れる九字が緑色なのが特徴。

神威戦で発揮した双星の力をまだ制御出来ないろくろくんと紅緒ちゃんは強大なケガレ堕ちを前にして歯が立たず‥。

清弦さんの登場で危機を救われた二人でしたが、その清弦さんから陰陽師失格を言い渡されてしまいます。

陰陽師の戦いが死と隣り合わせである事を改めて描いたお話でした。雛月の悲劇などについてもそうですが、人の死を必然の様に描く作品です。
{/netabare}
16話
{netabare}
前半は主に清弦さんとまゆらの親子のお話。後半まゆらの身に異変が起きる。"布瑠の言"すべてのケガレを祓うといわれる最強の呪。双星の力が特別なものである事が明かされます。でもレゾナンスって横文字が唐突に飛び出した時には閉口。共鳴とか共振を含めた言葉じゃいけなかったのだろうか?
{/netabare}
17話
{netabare}
前回の戦闘を経て疲弊したろくろ、紅緒、清弦さんの前に最悪の相手、悠斗が現れる。清弦さんが霊符、白虎明鏡符を用いて纏神呪(まといかじり=式神の力を自らに宿す変身みたいなもの)する。普通に戦っても超絶強い清弦さんがさらに新たな技を用いて戦うという事で勝利確定と思っていましたが、意外過ぎる展開。悠斗に傷一つ負わせる事も出来ずに敗北。そんなバカな!

ろくろくんに執着を持つ悠斗の気まぐれで、辛くも3人とも生存。戦闘は終了しました。

終幕前、一人前の陰陽師のみが切る事を許される黒い狩衣を纏うろくろくんの姿が描かれました。

神威といい悠斗といい敵が強過ぎる印象のある物語ですが、かえせば安直なカタルシスに依存していない展開であるとも言え、私的にはその辺りを高評価したいです。
{/netabare}
18話
{netabare}
レゾナンスと清弦さんから託されたろくろ君の新しい霊符、星装顕符《焔》を扱える様に二人で訓練するお話。後の霊符はケガレ化したろくろの右腕の力をさらに解放する効果があるらしい。陰陽師の技ってケガレを払うだけでなく、物理的にもとてつもない威力の技だったんですね‥。戦車の大砲並みの威力?
{/netabare}
19話
{netabare}
悠斗との決戦回。レゾナンスに続いてまたしても横文字登場、その名もアストラル・ディザスター、クリムゾン・メテオ・スマッシュとか、カッコ良い気は‥‥しない。霊符の名前だって漢字だし、陰陽師なんだから普通に和風の名称で良いと思うのですが‥。一般的にはこちらの方がウケが良かったりして‥。

清弦さんの全力でも全く歯が立たなかったのだから、新たな技を身に付けた二人の力でも勝てないのは必然?

両足の自由を失った(漫画版では本当に失ってしまう。)紅緒ちゃんの苦痛と悲しみの入り混じった表情、目を背けたくなるほどの痛々しさがありました。実の兄の仕打ちが残酷過ぎる。

そこでまさかの神威の登場。その意外な行動とは‥。
{/netabare}
20話
{netabare}
今回の紅緒ちゃん(さん?)の台詞「私の名は化野紅緒‥お前の与えたこの牙が‥」いつも以上の凛々しさがありました。

新たな力を得て繰り出した紅緒さんの神速の飛び膝からの華麗なるエリアルコンボ、でも「だだだだだだだだぁー」の足踏みラッシュには不謹慎にも笑いが‥。前回の戦いでも悠斗はやせ我慢していただけで相当のダメージを受けていた様子。終始圧倒されっぱなしでしたが‥

戦い終盤は「何が起こった!?」という作中人物の感想と私も同じ‥。

後半パート、ろくろくんの「生まれてくる子に重い荷物はしょわせねえ‥」ごもっとも、いいやつですね‥。

それにしても中学生に子供を作れって酷な設定だなぁ。リアルな話をすれば"変態パンツ男"こと土御門って外道なイメージがあるので、体外受精とかで問題を解決しそうなんですが、そんなんやると色々と台無しになってしまってアウトなのでしょうね‥。
{/netabare}
21話 列島覇乱篇(高校生編・龍黒点のお話)
{netabare}
今回から高校生編が始まりました。

冒頭は戦闘シーン。戦う感じの人では無い印象だったので、まゆらが陰陽師になっていたのは意外。清弦さんの娘なので並々ならぬ才覚がある様です。

高校生となったろくろ君ですが、序盤の落ち着きの無さや後ろ向きな所などが消えて、すっかりナイスガイになりました。嬉しい様な寂しい様な‥。紅緒さんともすっかり仲良くなってしまって、作中では今後これ以上仲良くなれないのではという印象を受けました。

後半パート、謎の幼女さえが登場。※パンダカーに乗っている子供の姿って見ていて否応無しになごみます。でも禍野に一人でいたなんて不自然過ぎる‥。物語のキーとなるキャラの様です。

終幕近く「おはぎマン」エピソード3?のおひろめもありました(笑)

※:遊園地とかにある動物の姿を模した乗り物。ゆっくりと進むので子供が乗っても安全。お金を入れると一定時間乗って遊べる。ぶたとか、きりんとか、恐竜(怪獣?)とかもある様です。
{/netabare}
22話
{netabare}
龍黒点が現れる回。龍黒点は現世と禍野を繋ぐトンネルの様なものらしい。

神威に続き、バサラの一人珠洲(すず)が登場します。真蛇(しんじゃ)のバックダンサーを引き連れて歌ったり踊ったり、ケガレから逃げる為に恋人をおとりにして逃げたロクデナシを殺害したり、同族であるはずのケガレも八つ裂きにしたり、神威と同じく好き勝手に行動している印象があります。知的好奇心が強く、さえにとりわけ興味をもっている様です。
{/netabare}
23話
{netabare}
陰陽師のお話でSNSという言葉が出るとは意外。龍黒点による現世への影響を"新型インフルエンザ"と報じるニュース番組が流れる光景。リアルでもありそうな話なので苦笑い。

満を持して"きなこカー"も登場。妖気アンテナ+の能力しか無い様に見えた紅緒さんの式神"きなこ"がキャンピングカーに憑依してパワーアップ。低級のケガレは体当たりで払えるし、車内は結界で守られているという頼もしいやつに‥。憑依した影響で、何故か声もけたたましい声からカッコいい感じになりました。あんたも成長したもんだ(笑)

年齢不詳の陰陽師、霧ヶ峰清水(きりがみねきよみ)さんの占いではろくろ君と紅緒さんには既に子供がいるとの事、ろくろくんの事をパパと呼ぶさえにどうしても結びついてしまいます。でも髪の色はまゆらに似ている‥?

さらに前回に続き、また新たなバサラが登場。名は師(もろ)。やはりさえに興味がある様です。前回の珠洲と同じく好戦的な印象は殆どありませんでしたが、ケガレを操り人々を喰らわせる姿は本作中屈指の残酷シーンでした。夕方時にこんなものやって良いのだろうかと時たま思います。

用語解説の項を書いていた時に思ったのですが、呪装が出来るのが武器や衣服などの無生物、ケガレやケガレを帯びた体なら、ケガレの正体は死者なのではと予想されました。だとすると「禍野」は冥府に近いものなのかも知れません。
{/netabare}
24話
{netabare}
前回のすばるの台詞に「モグラ叩きにも飽きましたなぁ」というのがあったので、龍黒点のお話が長く続く事は無いのかも知れません。クラナシと呼ばれる存在が龍黒点を作っているらしい。

真蛇クラスのケガレ、獅子頭の巨人の姿の麗穏(れおん)が登場。現世にある"きれい"を見たいらしい。

ケガレは呪力を蓄えれば蓄えるほど力も知性も高まるという性質がある様です。その通過点が真蛇、到達点が婆娑羅。裏を返せば、それは大量の人を喰らったか、共食いを行ったのかどちらかという事、麗穏が心優しいケガレなだけにやるせない気持ちになります。

後半には十二天将の蹉蛇桜 (さだ さくら)と膳所美玖 (ぜぜ みく)が登場。それぞれ特徴的な出で立ちをしていますが、私的にはこういう萌えを意識したキャラデザを使うと物語が軽くなる印象を受けます。清弦さんとか士門みたいな普段着に近い服装か、色違いだったりデザインが微妙に違ったりする狩衣とかを着ている人物の方がリアルだし、却って人物の印象が際立ってカッコ良く見える気がします。
{/netabare}
25話
{netabare}
十二天将の五百蔵鳴海 (いおろい なるみ)勝神(かすかみ)コーデリアが登場。

今回姿を現した婆娑羅は山門。軽いノリの少年という印象。巨大なケガレを体内からコントロールして戦う姿が描かれました。本体の戦闘描写は無しにつき実力は不明。

婆娑羅、山門の操る巨大怪獣(ケガレ)と言えど、力の元を絶たれては劣勢必死。ろくろくんと紅緒さんの龍黒点塞ぎに続く、コーデリアさんの乗り込む巨大陰陽からくり"天元空我"の重~いパンチと必殺ビーム雷神堕悪霧雲(ライジングダークムーン)の前に敗退。ロボアニメみたいな燃えるBGMも異色なバトルシーンでした。これでも陰陽師なのです(笑)

龍黒点の大きさによって(禍野との繋がりが濃密であるか否かによって)現世でのケガレ及び婆娑羅の力量は上下する事が今回のお話で明確になりました。

野球選手のエピソードについては、スポーツ選手の使命と生死を賭けた陰陽師の使命を重ね合わせる所に強引さを感じ、素直に感動出来ず‥。私がプロスポーツとか嫌いなのが大きな原因なのかも知れないけれど‥(汗)
{/netabare}
26話
{netabare}
双生の婆娑羅と双星の陰陽師の戦いを描くお話。

新たに姿を現した婆娑羅は燕尾服を着た姿の百道(ももち)と千々石(ちぢわ)、クラナシの三人。

百道は禁欲的で謙虚な性格、千々石は享楽的で傲慢な性格の婆娑羅。双子?の様です。クラナシはこれまでにも度々名の出ていた龍黒点を空けていた元凶。以前の回で土御門もその名を口にしていたけれど、関係は不明。

十二天将も新たに3人が登場。嗎 新(いななき あらた)、雲林院 憲剛(うじい けんご)、水度坂 勘久郎(みとさか かんくろう)の三人。クラナシの行方を追っていたらしい。

前々回の麗穏のエピソードでも感じましたが、兄弟の死を悼むケガレの姿は人間そのもの?

さえちゃんのケガレを退ける力が発揮される回でもありました。着実に物語が動いている印象を受けます。

前半のきなこカー内での、ろくろくんと紅緒さんとさえちゃんの"あっちむいてホイ"は微笑ましかったです。二人ともいいお父さんとお母さんでした(笑)紅緒さんのジャンケン攻略法も聞いて損無し? 
{/netabare}
27話
{netabare}
今回からまた新たなOP、EDとなりました。今までの様に動きや色合いに派手さは無いものの、モノトーンの色調の落ち着いた表現の中に暗喩などを含むOP、そしてEDは今までの繊細で美しい表現から、優しく柔らかなパステル画のムービーに変わりました。どちらもとても見ごたえがあって美しいと感じました。

今回はまゆらと士門のお話。清弦さんの娘であるまゆらと清弦さんの弟子である士門の微妙な関係が描かれました。士門は清弦さんに理想を見ている様で、その娘でありながら、陰陽師としての経験が浅く脆弱なまゆらに対して不満を抱いている様子。天才と呼ばれる士門の意外な過去も明かされます。

まゆらの真剣な眼差しを受けて、自らの過去と今のまゆらの姿を重ね合わせた士門、次第に心を開き始めます。兄と妹の様に見えなくもない両者の関係に心温まる思いでした。

続く新たな竜黒点の発生とバトルシーン。第4話以降、戦う姿があまり描かれなかった士門ですが、今回は十二天将としての実力を遺憾なく発揮。飛びます! 婆裟羅の一歩手前と称される真蛇クラスのケガレなどものともしない貫禄の戦い振りで完勝。

真蛇と婆裟羅には力量の差には大きな隔てがある模様‥。それとも士門が強過ぎるだけ? 後々明らかになってくる事でしょう。それにしてもこのアニメ、「スゲェ」とか「すごい!」の台詞が目立ちます。ちょっと控えた方が‥(汗)

今回は主人公のろくろ君と紅緒さんが殆ど登場しない異色回でしたが、それゆえに世界観の広がりに一役買った良回と言う印象でした。

次回は十二天将・貴人にして、陰陽師最強の人、鸕宮天馬(うのみや てんま)の登場回。眉目秀麗オッドアイの御仁です。その実力やいかに?
{/netabare}
28話
{netabare}
ろくろ&紅緒の双星コンビの二人掛かりでも実力差が歴然、婆娑羅の中でもかなりの手練と思われる鬼無里(きなさ)の前に敗北必至という所で十二天将・鸕宮天馬が颯爽と姿を現します。

天馬の一太刀の下、剣風で地が唸り、山がえぐれて無くなった!‥‥壮大な空振りと見えましたが‥。

バトルものではこういう破壊描写たまにありますが、見ると必ず動植物に対して酷い‥とか思ってしまう。巨大な龍黒点が開いていたので、動物に関しては既に死んでしまっていたか、あるいは危機を察知して避難してくれたか‥‥後者と思う事にしよう‥。

それにしても、上記の様な人知を超える力とか、霊符も無しに「塞がれ!」の一言で最大級の龍黒点を消失させるとか、天馬の強さの性質は神とかルールブレイカーの域‥こんな強キャラ登場させてしまって収拾つくのだろうか‥と思うは束の間、惑星とか壊せる存在だってどうにかしちゃうのがバトルものの常、山くらいなら大した事無いのでしょう‥。(ホントか?)

最後にきなこカーについて、いつもさえちゃんの行動をどうにも出来ず‥危険に晒してしまうのが気になる‥。運転も出来るんだから、ドアロックしたり出来ないんだろうか? とか思う事もしばしば‥、強者が登場するお話だっただけに、何となく弱者に対する配慮の無さが目に付いてしまった回でした。
{/netabare}
29話
{netabare}
陰陽頭(※おんみょうのかみ)変態パンツ男こと土御門有馬様、今回は自ら闇無を追跡し、戦いの場に‥。

陰陽頭の肩書きは伊達じゃない、2体の式神と少なくとも4つの呪装を操り、言霊だけで大量のケガレを払うなど、これまでのふざけた言動や振る舞いが嘘の様。十二天将に勝るとも劣らない実力者でした。だがしかし‥

今回のお話を以って、龍黒点発生を阻止する方法、さえちゃんの正体も分かります。龍黒点のお話は引きずろうと思えばいつまでも引きずれる類のお話ですが、早くも終局の流れへと落ち込んでいく模様。

次回は「いつまでも笑顔で」注目の回となりそうです。

※:"おんようのかみ"が本来の読み方の様です。古くから陰陽寮の長官を指す言葉で、官位にして従五位下相当の身分だったらしい。
{/netabare}
30話
{netabare}
前回予告に「いつまでも笑顔で」とあったので覚悟はしていましたが、気構えが出来ていても勝手に目に涙が浮かんでしまう場面はあるものです。

小枝ちゃんの最後に残したおはぎマンの絵本‥ろくろ君や紅緒さんでなくても泣いてしまってもしょうがないですね‥。さえちゃんの笑顔に救われた人間は作中の人たちだけではないと言いたい‥。

‥龍黒点の問題はひとまず解決し、次回は小休止の様相。主役はきなこ。初登場時にはあまり良い印象を抱けなかったきなこですが、龍黒点のお話以来、さえちゃんを心配する気持ちが台詞や行動のあちこちから伝わってきて愛すべきキャラになりました。悲しい回の後なので元気に活躍して欲しいですね‥。
{/netabare}
31話
{netabare}
きなこ主役回。紅緒ちゃんと式神きなこの出会いが描かれます。

きなこの空回り奉仕のウザ要素は昔から健在。でも思いやりの気持ちのある優しいやつなので、子供ながらに聡明な紅緒ちゃんは察してくれました。きなこ、幸せなやつめ(笑)

原作にはいない"きなこ"というキャラを今後どう物語に絡めていくのか、活躍を期待したくなるお話でした。最後までマスコットキャラという立場では終わって欲しくないですね。今やきなこカーにもなれるし、さらなるパワーアップ(きなこプレーンとか)あったら面白かったりして‥。でもそれじゃあマスコットのままか‥(笑)
{/netabare}
32話 天地鳴動篇(十二天将と婆娑羅のお話)
{netabare}
今回は総集編という趣。

回想シーンの他、行方を眩ましてしまった土御門を捜索する十二天将の面々、さらに戦意を強める婆娑羅達の姿が描かれました。蹉蛇桜さんのうぜぇ演説が中々面白かったです。

20話のろくろ君の「何が起こった!?」にも触れられていました。ろくろ君の出生についての秘密に迫る話も少しだけありましたが、それと関連がある様です。

後半は双星の二人と婆娑羅の珠洲さんがダンスで意気投合、作画はアレでしたが、敵対する者同士の闘争でも共闘でもない競演と言うのには中々に味がありました。散々踊って気が済んだら珠洲さん普通に帰っちゃうし‥(笑)婆娑羅にも割とイイ人?はいるのかも知れません。
{/netabare}
33話
{netabare}
今回は美玖さんと桜さんの過去についてのお話がありました。

過去に恋して想いを伝えられなかった人の娘を見る美玖さんの心情を考えると切ない気持ちになります。

主人公だけでなく脇を固めるキャラ達にも過去の話があると、より愛着を抱けます。こういうのを無視してしまっているアニメもありますが、さすがジャンプ漫画、そつないなぁとか知った風な事を思ってしまいました。

婆娑羅のお話も少しありました。25話などで山門も闇無の名を口にしていましたが、闇無は師(もろ)とも繋がりがありました。婆娑羅の首領と目される闇無ですが、奔放な他の婆娑羅と違って計画性や知性が強く印象に残ります。もしや婆娑羅ではなく悠斗の様なケガレ堕ちなのではないかとも思われました。思考が人間っぽいし‥。
{/netabare}
34話
{netabare}
美玖さんと桜さんが師(もろ)に戦いを挑むお話。

父親の仇とばかりに冷静さを失い猪突猛進する桜さん、真蛇に足止めされた美玖さん。師との一対一の勝負を強いられ手玉に取られる桜さんの姿を見て一時はどうなる事かと思われましたが‥‥美玖さんが強過ぎました‥。

私的に闇無に次ぐ強者と目していた師でしたが、美玖さんの変幻自在のぬいぐるみ攻撃に終始翻弄されまくり。さらに美玖さんは巨大ぬいぐるみうさぎの口に飛び込んで纏神呪(まといかじり)。既にコーデリアさんの天元空我でイイ感じに感性が麻痺して耐性は付いていたので、こんなメルヘンチックな纏神呪もすんなりと受け入れられました(笑)

美玖さんと桜さんの出会いが描かれる回想シーンがあったり、負傷した長身の桜さんをおんぶする、見た目小学生の美玖さんの微笑ましい姿もあったり、二人の絆の垣間見れる心温まるお話もありました。私というやつは今回の様に脇役に焦点を当てた話の方が何故か楽しめてしまいます‥。ひねくれものの性なのでしょう‥(汗

RPGとかだと魔法使いの立場にありそうな、多彩なぬいぐるみマジックを操る美玖さんと、一撃必殺の大鎌を振るう戦士タイプの桜さん。十二天将随一の名コンビの戦い、お見事でした。

後半は夢遊病者の様に海へと誘われる陰陽師たちの姿が描かれました。その中には23話に登場した、不思議な占いの結果をろくろ君と紅緒さんに告げた霧ヶ峰清水さんの姿も‥。
{/netabare}
35話
{netabare}
双星への復讐に燃える婆娑羅"千々石"との戦いのお話。

千々石の兄?百道に止めを刺したのは確かに闇無でしたが、婆娑羅からみれば双星は既に多くの同胞を祓ってきた敵。紅緒さんの「祓い切れてなかった」という台詞が言い訳がましく聞こえてしまいました。彼女の未熟さを表す台詞だったのかも知れません。恐らく清弦さんとか天馬だったら千々石の恨み言に違う言葉で返したでしょう。

陰陽師にせよ婆娑羅にせよ、祓う側も殺す側も、負う罪は同じと思えてしまうお話でした。
{/netabare}
36話
{netabare}
士門、ろくろ、紅緒、まゆら、4人の陰陽師と千々石の戦いのお話。

十二天将の纏神呪に対応する婆娑羅の奥の手"纏死穢"でさらに力を増した千々石に士門とろくろ君が挑みます。一方紅緒さんとまゆらは千々石の糸に絡め取られて弱りゆくを学校の生徒達を助けに‥。手押し車に憑依して声色がゴツくなったきなこも大活躍。

後半は十二天将の切り札"朱雀明鏡符"にて纏神呪した士門の捨て身の賭け、凄まじいまでの気迫を纏った戦い振りの見られる一幕もありました。目を潤ませ士門を見上げるろくろ君の姿を見ると、彼が憧れ、陰陽師再起のきっかけをとしたのが士門であった事が思い出され何気に感慨深かったです。

共闘を通して結ばれる友情そして勝利。BGM(天元空我の時の)の用いられ方も効果的で、正に少年漫画!な展開でありながら不覚にも胸を熱くさせられる、終幕近くにはツンデレ士門のデレシーンまである、女子向けサービス満点の回でもありました(笑)
{/netabare}
37話
{netabare}
今回のお話はラブコメ多め。

この時間帯(6時半くらい)でキスシーンとか、親子で一緒に見てたりしたら子供も大人も赤面必死ですね(笑)亮悟さんも遥さんも仲睦まじく幸せの絶頂と言う感じ‥最後まで生き残って欲しいです。色々なアニメとか見て余計な知識が入っているので死亡フラグと勘違いしそうになるシーンでした‥(汗)

続くシーン、ろくろ君と紅緒さんもそれを見て触発されてどきどきとか‥この二人、夫婦みたいに落ち着いた思いやりをお互いに与え合える関係になっている様に見える事もあるのですが、まだまだ微妙なお年頃なんですねぇ(笑)

後半は闇無の新たな企てを阻止する為、※六壬神課(りくじんしんか)の儀を執り行うべく十二天将が動き出しますが、手回しのいい闇無は山門と巨大ケガレを差し向けこれを妨害。とうとう大地震が起こります。地は割け風は唸り、そしてなんとビル街がラピュタみたいに空中に飛び上がってしまいました。どうなっちゃうんでしょう?

次回38話の放送は来年の1月4日(水)夕方5:55からとの事。時間帯が30分繰り上げになっているので注意ですね。それでは皆さん良いお年を!

※:wikiによればおよそ2000年前の中国で成立した占術であるとの事。時刻を元に天文と干支術を組み合わせて占うそうです。双星では十二天将の呪力を最大限に高める奥義という事らしい。
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38話
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闇無の目は人間の様、それと浅黒い肌を見ると、陰陽頭代行の御影を思い出し、そちらを疑ってしまうのですが、彼は一体何者なのでしょう? 婆娑羅!ではなくて、死んだと思われた有馬様のくぐつか何かだったりして‥。さえちゃんの時にも意表を突かれましたが、原作者の意向から外れたアニメオリジナルキャラだけあって素性を読み解くのがむつかしい‥。

そして今回明かされる闇無の目的「遊戯」の意味についても本質は見えず‥。 限り無く人間に近い闇無だけにそのままの意味では無い様に思います。仮死状態?の悠斗も再登場していました。闇無に利用されているらしいのですが‥。
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39話
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今回は憲剛&勘久郎VS山門、清弦&まゆらVS闇無のバトル回。

憲剛&勘久郎=ケンちゃんとカンちゃんコンビの鮮やかな手並みで山門はあっさりと退場。あっけない‥。山門は結構早くから登場している婆娑羅なのに、本人が立ち回る描写が一度も無かったのは残念でした‥。力を望む以外に信念も見えず、最後まで闇無に対し己が力を認めさせる事に固執していた印象だけが残りました。もっと掘り下げの欲しいキャラでしたが、直情的な言動からして、もしかしたら呪力のさほど大きくない若年?の婆娑羅で、人間からは遠い思考の持ち主であった可能性はあります。

婆娑羅登場当初は神威とケガレ堕ちの悠斗の強さが異常だった為に、十二天将と婆娑羅の力関係が分かり辛く、"十二天将三人掛かりで婆娑羅と対等"位に思っていましたが、天馬の登場でその図式は滅茶苦茶になり、続く美玖さん&桜さんの戦い振りでまたもや刷新。

今回の勘久郎とケンゴの台詞"谷間の世代"を鵜呑みにすれば、天馬は脇に置いといて(笑)清弦さんを始め、すばる&鈩、新、美玖さんあたりは十二天将でも別格の実力者なのかも知れません。

今回の清弦さんなんか、白虎の資格を失っているにも拘らず、たった5秒の纏神呪で闇無に一矢報いていたし(師の呪力を吸収していなければ危なかった様な台詞も‥)

勘久郎の台詞「上の世代はバケモノ揃い‥」は上記の人達だとして、「下からもっとやばいバケモノたちが迫ってきてる。」は士門や双星の二人を指しているのでしょう。でも今回のお話では、双星を差し置いて最も未熟なまゆらが白虎の力を受け継ぐというまさかの展開。

「母が子を守るかの如く‥慈しみの心にこそ力を宿す‥」白虎自身の口から語られたその言葉はまゆらを指す様でもあり、家族を愛し守り続けてきた清弦さんを指す言葉の様でもありました。

都市は空中に浮かんでしまったけど、バトル中心の回だったので各陣営の思惑、全貌の掴み辛いお話でした。
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40話
{netabare}
ろくろ君と紅緒さんのラブラブコンビ(笑)の活躍で異変の元凶の巨大ケガレを撃破。心の通い合った者同士の以心伝心の戦い振りが双星らしい。紅緒さんの空中での剣舞、足技も華麗でした。

戦い終わって、巨大ケガレが消えた事で鳴神町は浮力を失って落下を始めます。六壬神課の儀も成功し、十二天将の活躍により町は元通りというところで、闇無の張り巡らせていた罠が発動、十二天将は次々と地へと飲み込まれていきました。白虎の代役を務めていた陰陽頭代行の御影の姿が無かった様な‥怪し過ぎる。

空中に浮上した影響で鳴神町は大地震の後の様にめちゃめちゃな状態となり、後半では傷ついた人々を救助する陰陽師達の姿も描かれました。このアニメではバトル外のこういうシーンをまめに描きますが、私は必要な事だと思うし好感が持てます。脇役が活躍する姿もあって地味にいいですね。

ろくろ君が紅緒さんに「好き」って言えそうで言えないラブコメシーンも‥。これまでにも同じ様なシーン何回かあって、今回もお約束で妨害されちゃうんですが、お互いの気持ちは定まっている様だし、私的にはこの距離感は甘~くていいんじゃないかなと思ってます。まだ高校生なんだしっ!‥とか言ってたら小学生にもバカにされそうですね(笑)

次回のお話のタイトルは「十二天将、堕つ!」タイトル通りだとしたら大変ですね‥。鈩もついに素顔を見せる様で、注目の回になりそうです。
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41話 破星篇
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今回をもって鈩の正体が式神と分かり、闇無との因縁にもしっかりと解釈が与えられました。600年もの間、数え切れない程の陰陽師の死を目の当たりにしてきた鈩の闇無に対する憎しみの深さは計り知れません。

闇無は12天将の呪力を奪い、それぞれの持つ技さえも身に着け、ますます手の付けられない存在に‥。いかに呪力を高めたろくろ君と紅緒さんと言えども敗北は必定。強さの変動の激しいバトルものにおいても根性で乗り切れるレベル差で無い事が明白な、絶望的な場面でした。

そんな中、人に対する術の影響を受けずに済み、ただ一人生き残った12天将唯一の式神である鈩が呪縛を解き、憎しみを燃え上がらせながら闇無の前に立ちます。

纏神呪した鈩の姿は青白い炎に包まれた大蛇の様、決死の覚悟で闇無を追い詰め、呪いの言葉で宿敵を苛むその姿は執念の塊の様でした。

鈩の崩壊の呪いを受け、さしもの闇無もとうとう最後という所で、知識の吸収兼非常食として捕らえていた悠斗の呪力を吸い取ろうと最後の足掻きを見せます。ろくろ君と紅緒さん、ここでガッツを出して動いて欲しかった‥。でも結果は見てびっくり。意外な展開となりました。

闇無は退場しましたが、更に力を付け、今や闇無にも勝る、最も危険な少年が復活し、天馬も鈩ももういない‥。鈩の崩壊の呪いが残留でもしていなければ成す術無しですね‥。


まさかタイトル通りになってしまうとは‥。でも新OP、EDにも依然として12天将の面々が描かれていますし、いつか復活するんでしょうね‥。今更声を大にして言う必要もありませんけど、昔からあるジャンプの黄金パターンなので(汗)でももしそんな生温い予測を裏切って、死んだ者は死んだ者として物語を進めるのだとしたら私はその判断を英断と評価します。生きていて欲しい者に死なれてしまうというのが、死による喪失感を最も強く感じる、死の本質だと思いますので‥。

OPには陰陽頭代行の御影の姿がただ一人描かれるシーンもありましたが、こちらも何となく不気味です。何故か今回、本編に登場しませんでしたし‥。

次回も目が離せない展開になりそうです。
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42話
{netabare}
十二天将、闇無に続いて初代陰陽頭安部清明の呪力までも吸収し最強最悪の存在となってしまった悠斗。赤子の手をひねる様に双星をあしらいます。ろくろ君と紅緒さんの実力では敵う筈も無し‥。時を経ても知識を蓄えても、悠斗の歪みきった性格は変わらず、拷問まがいの悪趣味な方法で2人をいたぶって楽しんでいる様でした(汗)

頼みの十二天将はもういない。絶体絶命というところで

「全国の女子高生のみんな~。おまたせぃ」と陰陽頭・土御門有馬様、神々しい光の中から参上。大概にしろし‥(笑)

生きているとは思っていましたが、何故このタイミングで? という疑問はさておいて、束縛の呪法で悠斗を足止め、続き※1陰陽五行説の相克の理に従って悠斗の結界を解放、その隙に2体の式神を走らせ紅緒さんを救出、※2開門符で禍野門開錠(まがと かいじょう)しつつ、ろくろ君も連れて撤退という流石のお手並み。

‥今の悠斗とまともにやりあったら有馬様でも瞬殺レベルかも? というヒヤヒヤした状況の中での鮮やかな脱出劇でした。

吸収された呪力を奪い返す方法があれば、悠斗の弱体化と十二天将、安部清明の復活が同時に出来そうですが、方法は未だ不明。悠斗が安部清明の呪力を全て奪い切れていない事が何らかの打開策を生み出すきっかけになるのかも知れません。案外、安部清明も十二天将も※3分霊箱の様なものをそれぞれ持っていて、それが陰陽頭代行の御影だったり、式神だったりするのかも知れません。強過ぎる悠斗がちょっとだけドラゴンボールのセルみたいに見えてきました(汗)

それにしても悠斗の望む"最強"とは一体は何なのでしょう? 悦楽?それとも安心? 唯一執着を示すろくろ君さえも淘汰されるべきものと見なす彼の行く末には何があるのでしょう? 少し気になります。

それはそれとして、序盤の炊き出しの為に奔走するじっさまと絹ばあちゃんのシーンは地味に良かったです。度々描かれる一般人の救助シーンもそうですが、こういうのをきっちり描く所は、この作品の一つの味ですね。

ろくろ君の正体も明かされ、あれこれと衝撃的な情報の飛び交うお話でした。ベタな感じもしますが、かなりあと引くアニメです。

※1:自然界に存在するものを、木、火、土、金、水と5つの要素に分けて考え、それぞれが五芒星の頂点にあり、ジャンケンの3すくみの関係みたいに互いに関係しあっているとする説。相克は克という字が示す様に相対する2者の内一方が一方に克つ。これの逆の意味で使われる相生は2者の内一方が一方を生かすという。例えば水は火に克ち、木を生かすという様な関係性を指します。ゲーム的に言うと弱点攻撃と吸収みたいなもの。

※2:禍野と現世を繋ぐゲート禍野門(まがのと)"を開く霊符。龍黒点の話あたりからあまりお目見えしてませんでしたが、1話から登場している結構出番の多い霊符。

※3:魂の一部を納めておく器。緊急時にはそれを依り代にして復活出来る。指輪だったり剣だったり人だったりする。
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43話
{netabare}
前回のお話でろくろ君の正体がケガレである事が仄めかされていましたが、今回のお話でそれが破星王(はじょうおう)と呼ばれるケガレに非常に近しい存在である事が明らかになりました。禍野誕生の秘密も。

現世に溢れた陰の気(怒り、憎しみ、嫉妬など)を封じ込める為に安部清明によって作られたものが異界、そしてそこに植えられたのが天御柱。許容量を越えて陰の気が溜まり変貌した異界の姿が禍野という事らしい‥。

破星王はケガレを生み出す元となるヒトを全て祓い(殺し)、世に渦巻く陰(負の心)と陽(正の心)のバランスを元に戻す為に安部清明によって造られた人造人間=ホムンクルスの様なものだという。人が居なくなれば世界はバランスを取り戻すという解釈。清明様、結構過激な考えの持ち主ですね(汗)

元来邪な存在であるものが、ヒーローの道を歩むという設定は仮面ライダーとかデビルマンの時代からありますが、人ですらなかったというのは自我を持ったロボットの悲しみにも似ていて切ないです‥。

出生の秘密を知り、自らのすべき事を見失いそうになっていたろくろ君でしたが、励ましてくれたのは意外な人物、婆娑羅の珠洲さんでした。この珠洲さん、自らがケガレである事についても気にせず、ろくろ君が破星王である事を知っても全く動じず、全てを達観しているかの様な態度が正に自由人。千数百年生きているという設定ですが、厳格さとは無縁な愉快なおば‥ファンキーでファンシーなお人です。人はどの様な立場に身をおいても自分を殺さずに生きていけるという事を身を持ってろくろ君に教えている様でした。

「困った時は一番大切なものを思い出しな!」と珠洲さん。言葉に勇気をもらったろくろ君を後にして、闇無どん(笑)の見よう見まねで編み出した我流マイクロ龍黒点の中に陽気に去っていきました。粋だねぇ。

そして最後は因縁の悠斗との対決。破星王としての力は未知数ですが、ケガレ堕ちした悠斗も元はヒト、ヒトを祓う為に造られたろくろ君の秘めた力をぶつければ勝機はあるのかも知れません‥。

前半の回想シーンについて、安部清明のシルエットが御影そっくりだったのは気になりました。清明が自らの姿に似せて造ったアバターみたいなものだったりして‥。ろくろ君とか天御柱とかを造ってしまえるくらいですから、その可能性はあり得ます。OPムービーの御影(清明?)が映るシーンも、彼が遠い過去から脈々と続く人間の営みを見守ってきた事が示唆されている様でした。

今回のお話にはバトルが一切無かったので、情報がぎっちり詰まっており、双星、禍野、清明などの秘密も次々と明らかになりました。久々の珠洲さん登場シーンも嬉しい限りで充実のお話でした。

次回にも期待したいと思います。
{/netabare}
44話
{netabare}
サブタイトルに「愛すれど遠く」とある様に、愛すればこそ紅緒さんから離れるろくろ君の姿が描かれるお話でした。

自分では相手を幸せに出来ないとか、相応しくないとか、男女問わず、人を愛せば必ず一度は行き当たる、心を焦がす疑念ですが、それに苛まれた時、先に逃げてしまうのは男の方が多いのかも知れませんね‥(汗)独り善がりのプライドと傲慢さで女性に頼れない理由を自分勝手に作ってしまって、結局のところは拒絶の態度を取ってしまう。頼りたいけど頼れない。ろくろ君のした事はそういう事だと思います。

悠斗との決戦を前にして、紅緒さんを足手まといとして退けるろくろ君でしたが、第三者の目から見ればかなり無理のある言い訳。ろくろ君を愛するがゆえにそんな嘘も見抜けずに傷付いてしまう紅緒さんの姿もあまりにも無垢で悲痛でした。

次回は悠斗という人物の内面にメスが入り、ろくろ君と悠斗の対決が描かれるお話の様です。
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45話
{netabare}
どうせ世界が滅びるなら今を楽しむ。望みの代替品として悦楽を選んだ悠斗の心が見えてきました。

悠斗というキャラは登場当初から真意の読めないキャラでしたが、今回のお話を以って、傲慢さや天邪鬼気質、いくつもの嘘、痩せ我慢の裏に、諦めや悲しみの色が垣間見られる様でした。

安部清明の知識を得た悠斗はそれまで以上に冷笑的な人物になりましたが、未来を知った"つもり"になった人間は得てしてそういう傾向に陥りやすいものです。米ソ冷戦時代や前世紀末に蔓延した終末思想なんかの影響下でも、多くの人がそんな心理状態を心に作ったと言います。前者は核の傘の下、一触即発の事態への恐れから生じ、後者は抽象的な表現からなるファンタジー染みた予言への恐れから生じました。

悠斗の諦めは上記のいずれと比べてもより深刻な問題から生じています。それは作中の安部清明が遠い未来に起こるであろう危機を予見していた事実に根差していて、今後もその通りになるであろうという、どちらかと言うと理性的な思考の先に辿り着いた諦めであり、狂気であり、そんな独りぼっちの悠斗を見ると、暴虐の限りを尽くしてきた人物とは言え同情を禁じえない気持ちになります。私も学生時代にある高名な科学者の著書の中で、地球環境の変遷についての未来を予見したかの様な記述を目にした時、現実がほぼその通りになっていたので、言い様も無い脱力感に見舞われた事があります‥。

これは突き詰めていくと、数学による空想の産物である"※ラプラスの悪魔"に属する問題に行き当たりますが、結論から先に言うと「未来は予見出来ません。」宇宙は宇宙を計算する量子コンピューターと言われている様に、例えば1秒先の未来の宇宙を計算する為には、宇宙=コンピューターは1秒の時間を要してしまうからです。いかに超人的な知識と知性を兼ね備えた存在でも人類の未来を正確に予見する事は不可能と言わざるを得ないのです。

お先真っ白だから希望を捨てた悠斗と、お先真っ暗でも希望を抱くろくろ君の、白と黒の対比が心に眩しい、今正に青春のただ中にある、二人の戦いと対話のお話でした。

※:もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。『確率の解析的理論』1812年(wikiからの引用です。)
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46話
{netabare}
ろくろ君と悠斗の戦いに決着。

死に際の悠斗が破星王となったろくろ君を見上げながら歌う「かごめかごめ」はその節回しと歌詞にそこはかとない不気味さがありますが、由来を調べてみると諸説有り、死を思わせる暗い意味の解釈が多い様です。

本作における「かごめかごめ」は以下の様な意味を持つと思います。

かごめかごめ=籠目は六芒星=六=ろくろ

陰陽道では陰は偶数、陽は奇数とされているので、陰の気の権化であるろくろ君を指すのでしょう。

かごの中の鳥=遊戯では鬼=ろくろ君の中にいる破星王

いついつ出やる=いつになったら出てくるの?

夜明けの晩に=夜明けまで戦って

鶴と亀がすべった=鶴と亀は似た者同士の悠斗とろくろ君を指すと思われ。統べったか滑った=二人が一緒になったとも死んだとも‥。

後ろの正面だあれ=遊戯では後ろの人ですが、破星王の後ろにあるもの。陰と陽を月と太陽とするならば紅緒さんとも取れます。

炎の巨人と形容出来る破星王の姿は北欧神話に登場する※スルトがモデルでしょうか? 悠斗殺害と共に破星王本来のおぞましい姿へと変貌を遂げたろくろ君が鳴神町を見下ろす光景には終末を暗示させる強いインパクトがありました。

最後まで見届けたいと思います。

※:スルトと言うよりヒノカグツチですね。後の展開を見て何となくそう感じました。
{/netabare}
47話
{netabare}
何だかサイコパスみたいな話になってきました。

安部清明の真の目的は破星王による人類抹殺ではなく、新しい世界に生きるに相応しい強い人間をふるいにかけて選別し、後に清明の力で彼等の持つ陰の気(悪い心)を消去して、怒りも悲しみも無い人間にすると言うもの。ロボトミーみたいですね。シビュラ以上に無茶な発想です。

知識の蓄積で社会に生きる人間としての良識が生まれたり、善悪の葛藤を持って自制や思いやりの心が成長したりするのが当然ですので"生まれた時のままの笑顔で大人になれる世界"などあったら、さぞ混沌とした光景が描かれるのではないでしょうか? 1000年先の未来を見通してきた安部清明が描く理想の世界としては、怪しげな宗教団体が提示する類の絵空事的なヴィジョンだったので幼稚な印象を受けてしまいました。

次回は脇役勢が団結する話みたいなのでちょっと楽しみです。
{/netabare}
48話
{netabare}
前半は珠洲さんのミュージカル。

陰陽頭が目の前にいるのに、そんな事はまるでお構い無し。歌ったり踊ったり、ろくろ君に熱いエールを送る珠洲さんの姿が描かれました。正しく一人舞台(笑)破天荒ながらやる事は粋、加えて懐の深いお方です(笑)無力感と焦燥感に苛まれていたろくろ君の気持ちにも、ほんの少しだけ余裕が出来た様でした。

後半は「ここは俺達に任せて、お前は先に行け!」な展開。ろくろ君を清明の元に辿り着かせる為に、結束した陰陽師達-清弦さん、まゆらを始め、しんちゃん、あっちゃん、亮悟さん、遥さん(ときなこ)-が奮闘します。一人また一人と欠け落ち、ろくろ君を先へ進ませようとする姿には熱いものがありました。ただせっかくの見せ場なのに、きなこと清弦さん以外の活躍はやや地味。キャラとしてと言うよりは、陰陽師としての個性に欠けるメンバーだったので仕様が無い気はしますが、ちょっと残念‥。しんちゃん大丈夫でしょうか?

終幕近くのシーンの亮悟さん達に託された韋駄天符を使って、天の御柱を駆け上がるろくろ君の姿は迫力たっぷりに描かれていました‥やはり主人公は違うのです(汗)

総じて、前半のミュージカルパートが強く印象に残る回でした(笑)今回の珠洲さんの歌はこれまでのヒップホップ調の節回しとは打って変わって、ハリウッドの古典ミュージカル風。優しげに、楽しげに、歌い、踊り、ろくろ君の背中を押してあげる姿が、ちょっとだけろくろ君のお母さん(おばあちゃん?)の様でもあり、和やかな気持ちになれました(笑)

つい前まで「全ての穢れを祓う」と息巻いていたろくろ君でしたが、何度かのすずさんとの邂逅を経て、もうとっくに認識を改めている事でしょう。

次回はろくろ君と紅緒さん、清明の対決が描かれる様です。

{/netabare}
49話
{netabare}
上ではラブコメ(笑)下では死闘(汗)というアニメらしい表現が妙に鼻に付くお話でした。

有馬様が下で最大の敵清明と必死になって戦ってる(霊符から呼び出した式神同士バトルでちょっとカードゲームのバトルみたいだけど)のに上では夫婦喧嘩に続くキスシーンとか、あまりにもおふざけが過ぎる‥。

元々ギャグシーンがあちこちに差し挟まれるアニメではありますが、強敵である悠斗や婆娑羅との戦いを始め、締める所は締める作風に魅力があったと思ってましたが、最終局面でこれでは緊張感減退で勿体無い‥(汗

最近アニメを見る量を減らした所為か、こういうとこ気になります。慣れってありがたくも恐ろしい‥。

あとレビューの文字数オーバーになってしまった様なので、泣く泣く用語解説等の注釈とレビュー内容を一部削りました。なんてこった(汗
{/netabare}
50話
{netabare}
今回が最終回。

応援してくれるみんなの力が双星の二人に集まり力を与える(元気玉かっ)というありがちな展開に肩透かし‥(汗)ジャンプに限らず、こういう安直な展開って色んなアニメに見られますね。思いの力だけで何とかしてしまうのではなく私的には理屈が欲しかったです。

あれこれとあって、清明さん(と言っておこう)の1000年の長きに渡る憂いも、ろくろ君と紅緒さんの不屈の闘志とラブコメ(微笑ましいバカップル振り)を前にして、朗らかな笑いと共に綺麗に晴れてしまいました(軽っ)

清明さんからしてみれば、ろくろ君も紅緒さんも自分の子供の様なものなので情に絆されてしまったのかも知れませんね。でもそんな紅緒さんと×××しようとしてたなんて変態さんかっ(笑)というのは置いといて、清明さん、また1000年お休みするそうです。何というか‥1000年単位で眠らなきゃいけない理由が分からぬ‥。かなり危険な気がします(汗

終幕を飾る亮悟さんと遥さんの結婚式もやはりお約束な感じの力技でしたが、無難なまとめ方だったと思います。何はともあれ丸く収まってヨカッタヨカッタ(笑
{/netabare}
主人公の二人の成長や歩み寄りが面白い作品なのですが、やはりジャンプ漫画の宿命というのか、バトル回多めの物語の引き伸ばし感、派手な必殺技とその名称のけれん味、大味感は否めません。ただ、21話から登場の謎多き子供"さえ"が物語の深みに一石を投じた様に感ぜられました。

最後まで観終えて
{netabare}
悠斗が退場するまでが面白さのピークで、その後の展開は取って付けた様な筋書きと演出で非常に残念でした。全編を通して描かれた穢れと共に生きていくというテーマについては、使い古された感はありますが、陰陽師の物語との相性は良かったと思います。

記事を書くのに苦労しないアニメでしたけど、11話からの各話レビュー、長い旅でした(笑)
{/netabare}

※上記の「ジャンプクオリティ」という言葉は良い意味にも悪い意味にもとられそうですが、ここでは良い意味として使わせて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

(更新予定)梅津演出OPもあって、非常に今後に期待が持てる!

第1話「運命の二人 BOY MEETS GIRL」
自責の念に駆られる少年、強い信念を持つ少女。夕方帯のアニメだから子供向けだと侮ってたら、意外と背後に抱えるものは喪失ゆえに重かったね(とはいえそこに偏りすぎないところが余計に見易かった)。
監督が(未見だが)『Persona4 the Golden ANIMATION』の田口智久。シリーズ構成が荒川稔久(『まおゆう魔王勇者』面白かった!)ゆえか日常と非日常の使い分けが明確で、視聴中置いてけぼりになること一度もなかった。
それに主役の二人も良い!ろくろがただの我儘じゃなくて、失うことが怖いゆえに否定してるの伝わったから、いざ力の発動シーンの爆発力は圧巻だった。
紅緒も可愛い上にクール。未だに演じる藩めぐみさんって俺の中では『残響のテロル』のハイヴの印象強いから、今回どう演じるのか全く分からなかった。実際見るとクールだけど熱さを内に秘めてる一方、男の子みたいな負けん気が備わるヒロインみたいだから、今後どんな成長するのかすっごく楽しみになった!

第2話「双星交差 A FATEFUL FIGHT」
もはや梅津泰臣演出×和楽器バンドのOPでしょ!本編は変態全開すぎる浪川氏で染まってるけど、それ吹っ飛ばすぐらいのインパクトをかっさらったよ!このOP!!同じスクエア原作の『終わりのセラフ』もそうだけど、梅津OP凄すぎない!?”動”がとにかく最高過ぎ!!それでいてキャラの魅力を一切殺してないんだから!!
特に紅緒の見せ方が”さすが!”としか言いようがない!!作品的にはイマイチだけど”ノイタミナ枠”の『ガリレイドンナ』や『ウィザード・バリスターズ』のヒロインとにかく魅力的だし、ここでも紅緒の”変身”から”一殺”までをドキッとさせて魅力的に描いてるし、今期OPに限った話なら”カバネリ”より良いんじゃない?

第3話「すれ違い A Hero’s Worth」
紅緒の一途が危険すぎるな。過去が陰陽師への思いを一層強くしたんだろうけど、どうも一人で戦うことに囚われ過ぎてて今後が不穏…まどマギのさやかも一途すぎて闇堕ちしちゃったからね。
逆にもう一人のヒロイン・繭良ちゃんは癒されるね。ろくろの事が大好きないわゆる幼馴染ポジだけど、行動力も胸もあるとか、この子スペックありすぎでしょ(笑)しかも陰陽師を目指してた頃のろくろを知っているとか(陰陽師を拒む訳も)、サイト全く見てないからちょっとビックリしちゃったよ。
今回ろくろは変身しないで、生身で誰かを助けられたけど、多分ここって今後につながるひそかな伏線なんじゃないかな?”陰陽師になることこそが人を救う”信念の紅緒と”陰陽師にならなくても今日誰かを救えた”ろくろの。
原作コミック読んでないから、ほんとにただの憶測だけど、今回結構ジワジワ来るね。考察し甲斐がありすぎじゃないか(面白いからOKだけどね)!

第4話「禍野の音 BOTHERSOME TWOSOME」
初めてろくろが怯える気持ちを紅緒に打ち明ける場面は、彼がやっと一歩進めた気持ちになってホッとしました。世話焼き兄貴の亮悟にしても、口うるさいお母さんみたいなところになってしまう理由も、ろくろの気持ちに同調ですが、分かるんですよね。やっぱりね。
あと照れた顔の後の、ろくろを暗に認めた台詞は、紅緒の持ってる素直さが垣間見えてよかったかな。でもそれより印象なのは、亮悟とろくろが笑い合うのを無表情で見るところ。笑っていた頃の紅緒を想像できない怖さがあります。

第5話「十二天将 朱雀 THE GUARDIAN SHIMON」
作画が少々乱れてるのが、やたら目に入るけど(追われる子供たちの絵が感情こもってなさすぎだし)、まあ悪くはなかったかな。緊張感がなさすぎだけど…。
斑鳩士門お披露目回と言えばまあ分かり易いかな。それ以上は欲しかった…。

第6話「紅緒と繭良 GIRLS' PARTY」
やっぱり紅緒も年頃なのだと、よーく分かった回ですね。繭良ちゃんのロケット砲にショック&ムキになるとこ、友達との付き合いにちょっとトキメク顔とかね、いくら孤高を欲してようと、やっぱり友達大事だな。
しっかし繭良、武器多すぎ。ロケット砲は言わずもがなだが、可愛い上に気が利いて、行動力もたっぷりとか、もしクラスにいたら絶対惚れてたな。いやホントに。
Cパートって、そういう事だよね…?

第7話「新たなる試練 UNBELIEVABLE GAME」
劇中の”劇的大改造”ってもろアレやん。某番組じゃん!このアニメって『銀魂』みたいなパロディネタやるものなの!?しかも夕方アニメのくせに”(遠回しに)子産め”とか色々ツッコみたい気持ちが湧き上がってしょうがないぜ。
しかもラッキースケベ展開、ぶち込むとかスタッフやるねぇ~事故でスパッツ不在状態をアクシデントでろくろが見るとか、これ最初に観た時はもう笑うしかなかったわ。ろくろと紅緒も基本的に初心だから反応がねえ、いちいちニヤニヤするしかないシーンばっかで役得やった(案外二人のコンビネーション良いところがなおニヤニヤ)。
バトルシーンが逆に一切頭に残っていないんだけどね(苦笑)

第8話「ろくろの気持ち SHOCKING CONFESSION」
ろくろが陰陽師に戻ることを善しとしない人間が今回二人もいるってことをハッキリさせる回だったね。勿論清玄さんみたいに真っ向否定の例もあれば、繭良のように傷ついて欲しくないゆえの理由もあるんだよね。どちらが正しい正しくないの問題とかってわけじゃなくて、それぞれちゃんと訳があっての否定だから複雑だったよ(コミカル色とシリアス色の使い分けも悪くないから、ろくろが紅緒に問い詰められるラストが一層引き立ってた)。
とはいえコミカルパートを担うのは紅緒と繭良の言い争いで、それ以外は基本的にシリアス空気充満なので、気分がドンヨリすることはまあ避けられないでしょうね。遂に”ケガレ堕ち”の謎に物語も踏み込んだし。

第9話「交錯する悲劇 TRAGEDY COMES WITHSMILE」
録画ミスからようやく今日、9話を拝見できました。ていうか石鏡悠斗、さっそくここで登場するの!?やっと僕も拝見できたが、評判通り壊れとるな。ただ弱者が朽ちてく様をケラケラ見て笑える姿は、単なる異常者・サイコ野郎で括れるレベルで収まるのかな?強さと力に溺れる術しか自我を保てない奴みたいで、腹立たしさが勝った後で”弱いな”ってよぎっちまった(力を誇示してオレは強いと吹聴してる人間のようで)。
しかし「雛月の悲劇」の実態、予想以上に凄惨だった(よくこれを夕方帯で放送したなと驚いた)。あれだけの業を背負って、それでもなお生きてるろくろは自覚の意味では立派だけど、心を粗末にしすぎてる(清玄さんが否定するのも、その態度ゆえなのかも)。でもやっとその心を一緒に支えあえる相手とここで本当の意味で、初めて出会えたわけだから、ここからろくろと紅緒の二人がどう戦うかが見たくなった(ケガレは勿論過去の罪や本当の自分自身にも)。紅緒が暴走するろくろの攻撃を受けたのも、知らずにろくろを糾弾した自分自身への罰に見えたし…。

第10話「すばるの修行 THE BEWITCHING GUARDIAN」
すばるって女性だったのね!?全然原作読んでないから、前情報なさすぎて…。あと鈩は何でしょうね。”歩く絵文字”ちゃんですね。
いやあ今回面白いな♪坊や丸出しのろくろ君と初々しい紅緒ちゃんがどっから見ても”デートしろ”なすばるの指示に困るとこが可愛いですね。つーかデート場面のキャラにりゅうち〇るとペ〇いたよね(それ見るろくろと紅緒の反応、どこから見ても胃もたれ顔)!?
”アーンしろ”とか”キスしろ”とか、修行の難易度高すぎない(笑)でもそこで終わらないのがさすがろくろと紅緒だよね。おはぎを食おうと誘うろくろは自然体で素敵だし、幸せそうにおはぎを食べる紅緒ちゃんも可愛かった。想定内の修行の意図も清々しいほど痛快だし、すばると鈩もさすが十二天将に相応しい力でした(ガンマニアの方はすばるの銃の扱いをどう思うのかな)w
まさか最後にろくろの鼻血と紅緒の嫉妬が拝めるとは。すばるのセクシーな黒ドレスとか、男子サービス最高すぎ(グッ)

第11話「新婚さんおきばりやす FANTASTIC MOMENTS」
いきなり紅緒の男子サービス&アクシデントに笑いました。それとすばるが見てたTV、あれってもしや韓流ドラマか?最近の日本のドラマ、ああいう系って見とらんから(まあ自分から見ることもないけど)。
11話は紅緒の奥さんキャラが一気に加速したし、すばるの小姑キャラも同時に開花し出したねえマジでwあ、それと後半で分かった。紅緒、10話で買った服、気にいったのか愛用してるね♪
ところで鈩の役割はカーナビ兼任?どんな連れだよ(笑)

第12話「勘弁しろし BASARA BOY KAMUI」
第13話「君の勇気 私の勇気 ZERO MILLIMETERS APART」
第14話「浴衣と星と願い事 TANABATA SPECIAL」
第15話「ひとりぼっちにさようなら THE AWAKENING OF LOVE」
第16話「陰陽師として SALVATION THEN WAILING」
第17話「師がくれた赤い証 THE TALISMAN FROM MASTER」
第18話「決戦前夜 TRIUMPH OVER FEAR」
第19話「罪もけがれも THE 10 SECONDS DECISION」
第20話「ふたりの道 TO THE FUTURE WITH US TWO」

列島覇乱篇
第21話「双星新生 SWEETIE FAIRY」
第22話「ケガれてんじゃ~ん PHILOSOPHICAL FILTHY SERAPHIM」
第23話「双星 西へ HARD TO BE MOTHER」
第24話「ケガレの見た夢 WHAT IS BEAUTIFULL?」
第25話「天・元・空・我 COME BACK! SOUTHPAW]
第26話「双星 VS 双生 BASARA TWINS' STRINGS」
第27話「ひみつの繭良ちゃん MAYURA'S SECRET LESSON」
第28話「鸕宮天馬 TRANSCENDENCE」
第29話「さえとの約束 MISSING EXORCIST MASTER」
第30話「いつまでも笑顔で LOVELY SMILE FOREVER」
第31話「そばにいるから WAI WA KINAKO YA!」

天地鳴動篇
第32話「混沌の中に SEEKING THE PAST, SEEKING THE FUTURE」 第33話「師の恩返し I WANT YOU TO EAT ME」
第34話「名コンビじゃねぇ! WACHI vs WASHI & WATASHI」
第35話「復讐の傀儡師 I AM NOT ALONE」
第36話「守るべきもの WHAT IS REALLY IMPORTANT?」
第37話「恋の町 舞い上がる TELL ME HONEST FEELINGS」
第38話「鳴神町最凶の日 NO WAY TO RUN, NO PLACE TO HIDE」
第39話「慈愛の霊獣 DAUGHTER'S FIGHT! FATHER'S DELIGHT」
第40話「双星ときめく FINALY THEY KISSED?」

破星篇
第41話「十二天将、堕つ! HAVE A NICE NIGHTMARE, 12GUARDIANS」
第42話「故郷は禍野 SAY IT AIN'TSO, ROKURO!」
第43話「千年の夢 MELANCHOLIC MISANTHROPE」
第44話「愛すれど遠く FAREWELL, MY PRECIOUS」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★☆ 3.5
二人が出会う
{netabare}
主人公がヒロインと出会い再び陰陽師へ。
久々のジャンプ作品だったけど、思ったより良かった。
陰陽師たちの服装のデザインは… かっこいい…のか? という感じで微妙かな。
夢を諦めた少年と夢を目指す少女、その二人後交わる時…{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0
双星の陰陽師
{netabare}
まさか主人公が凄いのではなく、その子が凄いとは…
ノーキン主人公と素早さ特化のヒロインか~
個人的に素早さ特化の方が好きかな〜
土御門は悪者なのか善者か、どっちなんだ。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
同じクラスに
{netabare}
変な髪色の子登場。
紅緒よりもあのヘンテコなおっぱいバインバインの女の子の方が断然好きだな。
{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
兄がピンチ!!
{netabare}
お兄さん、かっこいいわ~
器の大きさが違うね!
頭を上げろ、上げなさい。
これって、口癖なのかな?
それにしても、紅緒とろくろは仲直り出来てよかったね。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
十二天将
{netabare}
十二天将、朱雀。
見た目名前はかっこいいけど、武器がね…
なんかダサい。
ろくろの腕にしても、BLEACHのチャドの方が幾分マシだ。{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
ろくろの復帰戦
{netabare}
紅緒は初めての友達をGET!
しかし、おのおじいちゃんの孫ね〜
ってことは、実は陰陽師なのかな??
あのじいちゃんは戦ってるとこ見たことないな。{/netabare}

7話の感想 ★★★ 3.0
試練という名の…
{netabare}
イチャイチャ回でした。
これで二人の距離が縮まり連携も上手くいくね。
二人の愛の巣ね〜
羨ましいぞ、この野郎〜{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
師匠登場
{netabare}
まさか悲劇の真実がろくろが殺したとは…
これは予想外。
仲良くなったと思いきや、またまた亀裂が入っちゃったね…
{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
悲劇の真相
{netabare}
まさかまさかの展開。
悲劇はろくろではなく、紅緒の兄ちゃんが発端だった。
そして、同じ腕。
ラスボスの出現とともに、二人は新たな誓を立てる。{/netabare}

10話の感想 ★★★☆ 3.5
修行という名のデート
{netabare}
紅緒とろくろ、いい関係になってきたんじゃないのー?
十二天将はやっぱり強いね〜
あの顔文字さん、いいキャラしてる!{/netabare}

11話の感想 ★★★ 3.0
以心伝心
{netabare}
まだ、出会って間もないのに、なぜ相手の気持ちが分かる…
そんなに、お互い信頼してるのか?
最近、ラブコメ度高めやね〜{/netabare}

12話の感想 ★★★☆ 3.5
両親のかたき
{netabare}
喋れるケガレなんて、初めて。
圧倒的な強さだな。
早く土御門が来ないと二人が死んじゃう。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
神威との戦い
{netabare}
双星の陰陽師って言うだけあって、二人の合体技が今後キーとなってくるのかな。
熱い展開だったけど、やっぱり見た目がそんなにかっこよくない…
どうにかならんのか……{/netabare}

14話の感想 ★★★ 3.0
これまでを振り返ろう
{netabare}
今回は総集編。
そして、ここがターニングポイントとなるのだろうな。
ユートがラスボス、神威が中ボスって感じかな。
十二天将も出て来てないキャラがまだまだいるから、そこも楽しみ。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
亮悟に彼女が
{netabare}
亮悟は凄くいい人だから彼女がいて当然よね。
遥さんはきれいです、可愛い。
清弦はあんなだけど中身は他人思いのいい人なんだろうな〜{/netabare}

16話の感想 ★★★★☆ 4.5
双星としての力
{netabare}
繭良は巻き込まれ体質だね〜
でも、助かって良かった!!
あんないい子が死んだら胸糞だもんな!
んで、最後にまたしても現況のユートが…
ろくな事しないな…{/netabare}

17話の感想 ★★★★★ 5.0
師匠の想い
{netabare}
めっちゃ泣けた…
清弦、カッコよすぎる…
助かって本当に良かった。
そんで新たなコスチュームやけど…
今回はかっこいいな!!{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
決戦へむけて
{netabare}
やっぱ、黒の衣装はいいね!
二人ともビビってたけど、中学生で命かけるとか怖いに決まってるじゃんね。
そんな心に敬意を!{/netabare}

19話の感想 ★★★★☆ 4.5
紅緒覚醒
{netabare}
片足と思いきや、両足が吹き飛ばされてたんだな。
隠されてあるから分からなかった。
そりゃ、あんな悲痛な叫び声をあげるわな。
これで二人とも同じ力を手に入れたのか。{/netabare}

20話の感想 ★★★★★ 5.0
いい最終回だったなー
{netabare}
有馬は嫌な奴。
言ってることは正しいのかもしれないが、嫌いだわ。
紅緒もろくろも、互いを意識しだしたな。
それにしても、ろくろの十二天将のような姿は何だったのだろうか…{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
あれから2年の月日が経ちました
{netabare}
ここからはアニメオリジナルストーリー。
それにしても、一気にとんだな。
紅緒は変わってないのにろくろ変わりすぎやろ。
イケメンなっとるやん。
何気に遥さんもこっちに移ってきてるし…{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
龍黒点
{netabare}
さえは一体何なんだろうか?
間の歌には笑った。
謎のハードロックで意味無いだろ。{/netabare}

23話の感想 ★★★☆ 3.5
他の場所に龍黒点が
{netabare}
紅緒って、やっぱり性格キツイよな。
リアルにいたら苦手そう…
さえちゃんの「こっちから来たの」発言はどういう意図があるのか…{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

71.3 6 式神でツンデレなアニメランキング6位
ゆらぎ荘の幽奈さん(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (316)
1574人が棚に入れました
肉体派霊能力者・冬空コガラシ。悪霊に取り憑かれて、大借金を背負わされた彼は家賃の安い部屋を求め、いわくつきの温泉宿・ゆらぎ荘へ下宿することに。そこにいたのは成仏できない女子高生地縛霊の幽奈さんをはじめ、常識では考えられない美少女ばかり。女性しかいないゆらぎ荘の住人から、入居を反対されるも、なんとか暮らし始めたコガラシだったが…。

声優・キャラクター
小野友樹、島袋美由利、鈴木絵理、高橋李依、加隈亜衣、小倉唯、原田彩楓、小松未可子、春野杏
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

巨●で明るいJK地縛霊がいる混浴露天風呂は我が国の善良な伝統風俗である(あれ?)

☆作品概要
●週刊少年ジャンプ連載(集英社)

●原作:ミウラタダヒロ

●アニメーション制作
XEBEC
{netabare}
監督:長澤剛
【代表作品】
・監督
這いよれ! ニャル子さんシリーズ
クロックワーク・プラネット


シリーズ構成:子安秀明
【代表作品】
・構成
GJ部シリーズ
ランス・アンド・マスクス
三者三葉


キャラクターデザイン/総作画監督:竹谷今日子(共同)

CAST
冬空コガラシ:小野友樹
湯ノ花幽奈:島袋美由利
宮崎千紗希:鈴木絵理
雨野狭霧:高橋李依
荒覇吐呑子:加隈亜衣
伏黒夜々:小倉 唯
仲居ちとせ:原田彩楓
神刀 朧:小松未可子
信楽こゆず:春野 杏
ナレーション:日笠陽子

OPテーマ:「桃色タイフーン」春奈るな
EDテーマ:「Happen~木枯らしに吹かれて~」湯ノ花幽奈(島袋美由利)・宮崎千紗希(鈴木絵理)・雨野狭霧(高橋李依)
{/netabare}

☆エピローグ☆

原作一部既読
リアルタイム視聴済

夏クールは秀逸なギャグアニメが多かったこともあり、レビューの基準も含めて概観してみる
ギャグ系作品には大きく二つの趨勢がある。
一つは、4コマ漫画のようなランダムストーリーで1話を短く構成しギャグを詰めている作品。
二つ目はある程度ストーリー性を保有しつつ、物語よりもギャグを優先させた笑劇性のある作品となる。
両者は更にファンタジー系と日常系に、ボケ、ツッコミキャラの固定、不固定(流動)に分類される。

前者日常系の代表としては『天才バカボン』(元祖含めて)『いじわるばあさん』(1970版)『ど根性ガエル』(古っ)・・『苺ましまろ』『WORKING!!』『あそびあそばせ』『ちおちゃんの通学路』『ゴクドルズ』などなどであるが、ギャグは同一作品でも内容で選り好みが分かれ易くテイストを機関銃のように多数ばら撒く方が一作品としての評価がし易いことからも現在でも構成の主流だ。
『おそ松くん』はどうしたという意見もあるかと思うが、1期(1966)はジャンルとしては「喜劇」より「ホームコメディ」である。

後者は、酷評の対象となるリスクが高く、ギャグセンスはもとより、視聴者を30分飽きさせないシナリオや演出の工夫に相当の自信がないと、制作し難いジャンルである。
それにしても、たまに見かける制作側の間違い勘違いで、本来ストーリーが基軸であるのに、何を思ってかギャグ風味をチョイスした結果滑る作品もある。特に、PA作品にその傾向が強い。(SFや群像劇に勘違いギャグを入れても…心当たりあるよな)
また、『デンキ街の本屋さん』のように、物語が主軸なのかギャグが主軸なのか作品の基軸がブレたような構成を視聴者に印象付けてしまった結果、損な評価を受けた作品もある。
私はこの作品をラブコメと捉えたが、秋葉原という設定やスク水JKキャラ(絵柄的にはロリに見えるw)がいたことから、放送当時のトレンドであった萌えギャグ作品として捉えていた視聴者が多いところをみると、基軸をぼかした構成と演出で中途半端感が出たのは否めない。
当時はまだドロドロした深夜アニメ独特のノウハウが未熟だったシンエイ動画だから無理は言えないがね。

長尺ギャグアニメの歴史を鑑みると、日常系とは言い難いが『ルパン三世』(1971)の成功に始まり『タイムボカン』(1975)で一応の「カタチ」の完成を見る。
実際『ルパン三世』で考えると、ギャグを取り除いたら、ただのハードボイルドサスペンスである。
サスペンス部分にも面白い内容があるにはあるが、ハードボイルドサスペンスには『ゴルゴ13』という大御所があり、それだけではこの作品は凡作で終わっただろう。
つまり、長尺ギャグ作品の成功の鍵は、ギャグを一気通貫する基軸にブレがないことが必要条件であり、十分条件としてボケとツッコミの妙技が必要。
更に、良作、秀作まで昇華させるのはギャグのセンスの他に「従」となる物語に共感が得られるか否か、それを反映させる脚本、演出(声優の演技力を含めて)能力となる。
ゆえに、ストーリー重視の作品を制作するよりもハードルが高い。

また、歴史的経緯からも『ルパン三世』は評価の際のベンチマークとなる。
これらの条件を相当数クリアした最近の作品が『このすば』と『ヒナまつり』だろう。
本作と同じ夏クールの『ぐらんぶる』もこの分類だが、これからレビューするのでここでの批評は保留する。
『このすば』はエロ、下ネタのナンセンス系、『ヒナまつり』はシュール系とギャグの質は異なるが、キャラ同士の掛け合いの妙技により笑いのツボを巧みに押さえた脚本、演出の妙が評価に繋がっている。

さて、本作は奇しくもジャンプ掲載作品であることから、往年のジャンプファン目線では正統派永井豪ギャグ作品の系統だ。
永井豪先生は『マジンガーZ』で有名だが、初の大人時間帯アニメ『キューティーハニー』や漫画では伝説のエロスと言われている下品ネタのオンパレード『ハレンチ学園』(週刊少年ジャンプ)の作者でもあり、この原作は「有害図書指定にせよっ!」とPTAが大騒ぎした程フリーダムな内容、もし現在、これがアニメ化されていれば顔を真っ赤にして怒るレビュアーさんが続出すると思われる。
(私が通学していた小学校でも『ハレンチ学園』と『ダメおやじ』(週刊少年サンデー)はPTAの広報プリントで読書制限の注意喚起がされていた記憶がある。)

私はこういう過激ナンセンスエロ漫画を読んでいた世代なので、本作程度のエロさではさして騒ぎたてるほどでもなく、本作を巡り創作上のラッキースケベがハラスメントだと大真面目で主張している方々こそ、現実とフィクションを分別出来ない可哀想な前頭葉の持ち主だと思う。
こういう19世紀頃の何か変な亡霊に憑依された連中に限って、自分達にとって都合が悪い政治家の発言や法制を突っついては差別だの弾圧だの軍国主義だのと騒ぐんだな。
「コガラシ」に除霊してもらえよw(この嫌み、分かる方には分かるはず。19世紀の亡霊→{netabare}『Manifest der Kommunistischen Partei』{/netabare})
個人的にはオムニバス構成でギャグ作品ではないがAVアニメと揶揄される『ヨスガノソラ』でさえも生ヌルイと感じる。

それにしても『ハレンチ学園』、実写化はされたがアニメ化されていないので、ここでレビューが書けないのが無念である。
{netabare}(実写ドラマは数年前にVHSビデオ版を視聴させてもらったことがあるが、現代のコードでは児ポ扱いになる微妙なカットが意外と多かったな…どうせDVDではカットされているのだろう){/netabare}
『ハレンチ学園』で思出したが、用務員役で出演していた「左卜全」の「老人と子供のポルカ」この曲は電波ソングの元祖と言える。
何回かカバーされているが、オリジナルを聴いたことがない方は一度聴いてみるといい。
左卜全の歌声を聴いたら1970年代にタイムリープ出来るかもw

かなり脱線したが、要は長尺ギャグ作品に妙な妥協を入れると必ず失速するということだ。
妥協するぐらいなら、最初から風呂敷を広げなければよい。
本作の基本設定は「ハーレム&エロ」なので、広く一般に勧めるのは気が引けるが、主人公のキャラに納得がいくのなら、ギャグのみならずストーリーもそれなりに面白いので楽しめると思う。

因みに、あにこれでは本作コミック付属OADのレビュー窓口がまだ用意されていないが、{netabare}OAD12巻は謎の光なんぞない乳首丸出しの無修正であり、これが本来この作品を楽しむ意義であるw{/netabare}

【物語・笑いのツボ・キャラ・声優・音楽】
{netabare}① 主人公の設定
まず、ハーレム作品の場合、主人公が視聴者に理解(共感ではない)を得られる設定であるか否かが一つのハードルだろう。
男性目線で見た場合、ハーレムとは理想郷であり、主人公がハーレムを積極的に楽しんでいるような設定では確実に妬まれ、嫌な野郎だ!となって『スクイズ』の「誠」のように叩きの対象となる。
また、嫌みがなく視聴出来るハーレム作品の特徴は主人公が意図せずエロ行為に巻き込まれる、または、女の子キャラから積極的に迫られて困惑する「女難系」も重要な要件だ。
しかし、全くエロに興味がない主人公では当然面白味がないので「むっつりスケベ」成分も必要である。
主人公はハーレム状態を否定しつつも、エロは消極的に肯定するM属性でなければいけない。
これらをバランスよく組み立てた主人公の性格設定であれば、まず視聴の障害となることはないが、支持を受けるまでステップアップするには、その性格が個性的かつナチュラルに発揮される演出、演技の工夫が必要となる。
散々ハーレムアニメを視聴した目の肥えた視聴者の前では、判で押したようなデジタル設定だけでは視聴者はシラケるのだ。
夏クールでは、本作の他『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』の主人公も類似の性格設定である。
本作主人公の「冬空コガラシ」は体育会系で強力な霊能力者であり、正義感も強い。
ハーレム主人公の条件はそこそこ満たしており、女性視聴者にも支持されやすいと思う。
地縛霊「幽奈」の部屋である204号室に住み、毎朝「幽奈」が「コガラシ」の横でおっぱいを晒して寝てしまっていることに気が付くたびに、赤面してポルターガイストで「コガラシ」を吹っ飛ばすのがお約束。

②シチュエーション
舞台はどことなく『妖怪アパートの幽雅な日常』と似ている、明るいお化け屋敷なのだが、ゆらぎ荘の住人は全て美少女と巨乳女性で、妖怪と鬼の末裔、それに地縛霊でそれぞれがとても個性的で濃いキャラだ。
そして、仲居で座敷童子の「ちとせ」以外料理は全くダメ。
面白いと思ったのがメインヒロイン「幽奈」のキャラデザ。天冠(頭の△)と頭の横の鬼火で幽霊ですよアピールをしている点。なかなか考えたものだw

感心したのは「やや」のキャラ描写。
猫神に憑かれているのだが「やや」の行動パターンも猫そのもの。
私の家には生まれた時から猫がおり、大学進学まで18年間好むと好まざるとも猫を弄ったり観察していたし(この猫は22歳まで生き、臨終の際には葬式をしたので、わざわざ実家まで帰郷したw)数年前までは自宅で猫を飼っていたので、猫には少しうるさい。
猫は習性上、協調性がなく社会性に乏しく警戒心も強いため飼い主以外にはそう簡単に懐かない。
また、飼い主にもランクがあり、猫が最も懐くのはエサをやる人物で、魚を調理した「コガラシ」がつきまとわれるのも無理はない。猫は朝腹が減るとエサやり係を起こしに来るからねw
それと、猫は濡れるのを極端に嫌う。「コガラシ」が「やや」にお湯をかけて猫パンチをくらったが、これも原作者はよく猫を観察している。私も子供の時分に悪戯で猫に水をかけたことがあるが、猫は執念深いのでコップを持って近づいたら猫パンチをくらったことがある。
猫に塩分が良くないのもその通り。猫は生理上腎臓への負担が大きいので塩分の取り過ぎは腎臓へ過大な負担をかけ最悪腎炎を引き起こす。
勉強シーンで「やや」だけ周囲の状況に無関心で自分の世界に没頭していたが、猫は犬のように社会的関心がないから、あの「やや」の態度も猫を知らないと描けないシーンだね。

人間ヒロインの「千紗希」には「幽奈」が見えないので「自動書記」と言われる文字でのコミュニケーションがとてもほのぼのとしていて良かったが、一緒に写真を撮ったら「幽奈」がもろ「心霊写真」になっていて吹いたw
しかし、同じ「自動書記」でも『コープスパーティー』では笑えないシーンなのだが。
「千紗希」が「幽奈」を触って「幽奈」の美形を確認しているシーンには百合要素を感じたね。
「千紗希」には「幽奈」が見えないから「コガラシ」との肉体(幽体?)関係を妄想するシーンも面白かった。
ナンセンスギャグが光っていたのは「朧」が真顔で卑猥なセリフを吐きながら「コガラシ」に迫るシーン。ゲラゲラ笑いながら視ていたよw
しかし、本作は何かにつけて裸体露出のシーンになるね。
黒い霧の妖怪シーンでは服が溶かされたといって何人ものモブの女の子が裸体になっていたな。
最後回、恋人同士が地縛霊であるゆえに、近くでお互いを認め合いながらも会えない悲劇のシリアス展開。
「コガラシ」が解決するのだが感動は一瞬で、すぐギャグ展開になるのが本作の魅力でもあるな。
最後、二人が成仏するシーンと花火の重ね合わせの演出は作画も含めて良かったと思う。
気になっているのは1話アバンの「幽奈」の成仏シーン。
最終回の意味深なシーンも合わせて考えると、二期をやって、その最終回の伏線なのかな?
原作ストックはあるし、「幽奈」が地縛霊になった経緯や、原作登場キャラも全部登場してはいないしね。円盤売り上げ成績次第かな?

サブの役割的には「狭霧」はツンデレ「ちとせ」は妹系ロリキャラ「こゆず」は小動物系ロリキャラ「呑子」はお姉系巨乳キャラという配置か。
「やや」はエロとは距離を置いているから、物語的には自分回でない限りモブ化している。
誅魔忍軍で「狭霧」の同級生「うらら」も登場が最後の方で本クールではエロも物語もエピソードらしいエピソードはほとんどなかった。
てか、「うらら」のCV、M・A・Oさん、大阪出身だけあってネイティブ関西弁だなぁw
本作のキャラは総じて立っていた。

③キャスト
キャストで特筆したいのは「幽奈」のCV島袋美由利さん。
活動は昨年からだが、今年になって、
音楽少女「具志堅シュープ」
はねバド!「荒垣なぎさ」
はるかなレシーブ「遠井成美」
と、準主役、メインキャストと目覚ましい活躍だ。
特に、「荒垣なぎさ」と「幽奈」はキャストのクレジット見ないと同一人物とは思えないほどの演技力。
将来、斎藤千和さんクラスの技巧派声優になるかもしれない。
次はナレーションの日笠陽子さん。
まったりと韻を踏まえた喋り方は、ギャグと物語のスイッチに緩急をつけ、本作の演出に大きく貢献している。『けいおん!』の「澪」時代からみると、だいぶん雰囲気が変わったな…。

④音楽
OP曲の「桃色タイフーン」(春奈るな)は本作の雰囲気に合っているし、曲もよい。


物語の評価基準は特に設けていないが、長尺ギャグの場合は『ルパン三世』(1971)『パタリロ』(1982)『うる星やつら』(1982)がベンチマークで個人的満足ライン。
参考までに、物語だけならばTV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。{/netabare}

【作画】
背景、美術はそこそこ頑張っていたが、キャラデザが残念な気がする。
原作の女の子キャラはとても可愛いので、もう少し工夫をして欲しかった。
XEBECのキャラデザは線が太くてしなやかさに欠けるんだよな。うん。
『クロックワーク・プラネット』では可愛くキャラデザが出来ていたのにね。
キャラデザにも増して、キャラクターの作画が不安定過ぎる。
スケジュールが押して、作監が甘くなったのかな?
本作はいくらギャグ作品といっても、ハーレム、美少女設定の性質上キャラクター作画に手を抜くと作品自体の魅力も下がってしまう。


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。
ただし、ギャグ作品は作画クオリティで内容があまり左右されないことと、画風としてわざと作画クオリティをギャグに活かしている作品もあるので、多少評価に幅がある。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ジャンプToLoveる枠の正統後継者!お色気枠に万歳!!

今も昔も、週間少年ジャンプには「お色気枠」というものがある。

〜以下お色気漫画・アニメに対する超個人的考察〜
{netabare}
古くは永井豪の「ハレンチ学園」(1968-72年連載) に始まり、その過激なえっちい描写(スカートめくりなど)は当時の社会現象(社会問題)になっただけでなく、当時の漫画家、さらには後の漫画家に多大な影響を与えた。
(手塚治虫や高橋留美子など、ハレンチ学園に感銘を受けた代表的な漫画家)
その後も、ジャンプには概ね1作のお色気描写満載の作品があり、その伝統は綿々と受け継がれている。

(かくいう私は少年期にBastardを読んでドキドキし、電影少女・DNA2で思春期を過ごし、
少年ジャンプを無事卒業…そしていい歳してToLoveるにニンマリしているイタイケな中年…w)

お色気枠の伝統の中でも、明らかに新たな概念を生み出したのはToLoveる。
それまでのお色気が(スカートめくり)や(女風呂のぞき見)などの「積極的スケベ」だったのに対し、
「消極的スケベ」、いわゆる「ラッキースケベ」というジャンルを確立させ、さらにその限界描写に挑戦したという点で画期的だ(個人的見解)。
これは昨今の男子が草食化していることや、積極的なエロを描写するとPT▲やBP◯から
「青少年に悪影響を与える」とクレームが付き、自治体から有害図書扱いされかねないことと無縁ではあるまい。
積極的にエロを求めると問題になるのであれば、そういう破廉恥な行動を断固拒否する健全な男主人公が、意図しないトラブルや事故によって”偶然”に、
女風呂に飛ばされる、スカートに顔を突っ込む、胸を揉む、谷間に顔を埋める、パンツを掴む…
という描写にすることで、青少年の不埒な行動を助長することなく、えっちい絵を楽しむことができる…という妥協の産物が生み出した新ジャンルだろう。
{/netabare}

本作はToLoveるから続く、ジャンプお色気枠・ラッキースケベジャンルの正統後継者と呼ぶにふさわしい作品だ。
少年週刊誌お色気枠というだけあって、ハダカ女子出現率が高いものの、
そこにストーリー性などがあるわけでない。
いわゆる典型的な一話完結型の日常系ドタバタラブコメ。
多少の事件は起きるものの、少年誌だけにムテキ主人公によって解決。
主人公の少年がとりわけかっこよくて惹かれるというわけでもなく、
かと言って応援したくなるような弱キャラでもなく、
展開としてはごく平凡なラッキースケベ系裸乳堪能アニメ。

温泉付き下宿ってだけあって、毎回温泉回。
メインヒロイン・ゆうなの爆乳は毎回堪能できるけど、{netabare}ゆうなとコガラシ君のラブに大きな進展があるわけでもなく、一部回を除きストーリー性があるわけでもなく…{/netabare}
もう少しひねるというか、ToLOVEるダークネスのようにストーリー性を持たせるとか、
もっと限界までえっちい描写を追求するとか(それだと18禁?)しないと、
ToLOVEるの二番煎じ感は否めない。
ToLOVEるの後継には相応しい作品であるが、それ以上の作品を目指すならToLOVEるに無いものを加えなくては。
キャラは比較的可愛いし、毎回温泉サービス付き、良いコンテンツは持っていると思うので、
今後の発展に期待。
第二期あるとしたら…ToLoveるの壁を越えることができるのか?二番煎じに終わるのか?
期待して待っています。

〜〜以下、本作に対する過剰反応について思うこと〜〜
{netabare}
なお、原作漫画は(自称)有識者から目をつけられており、
「女の子の服がはだけ、目に涙を浮かべている。嫌がる女の子の服を脱がすような、こんな破廉恥な描写はけしからん!」
とクレームが付いているようです。
(じゃあはだけた女の子が喜んでいたらいいんかい!そっちの方こそ問題やないかっ!という中年の叫びは置いといて…)
この作品見て「子どもにジャンプは読まさぬ!」と息巻いている有識者さんの息子、たとえジャンプを買い与えなくてもゼッタイ友達から借りて読んでますよ、親には内緒で(笑)。
でも、それでいいんです。そうやって少年は大人になっていくんです。
「この手の漫画・アニメは人知れずこっそりと楽しまなければならない。」
「こういう作品は巷で堂々と見てはいけない。ましてや母親や姉妹、女子友達に見つかるのは御法度だ。」
ということさえ学べれば良いのですよ。だから有識者さん、大いに怒ってください。叫んでください。
本の隠し方が上手になるだけです。(それも重要なスキルとして、将来役に立ちますw)

積極的スケベの宝庫であったハレンチ学園が存在しなかったら、高橋留美子という漫画家も存在せず、萌え系アニメというジャンルも確立せず、アニオタと呼ばれる人々も現れず、Japan-Animationという世界的な文化もなかっただろう。
「過度な規制と束縛は思考の自由度を制限し、新たな文化の萌芽を阻害する」
ということを忘れてはならない。
ただし、「適度な規制と束縛は思考の柔軟性を醸成し、新たな文化の嚆矢ともなりうる」
ということも忘れてはならない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっとHな温泉×幽霊ラブコメディー!

この作品の原作は未読です…って「週刊少年ジャンプ」連載の作品だったんですね。
この程度の露出なら少年誌でも問題ない…ということなんですね。
…と思ったら、その手の論争が起こったとwikiに掲載されていました。
まぁ、色んな事を言う人が居る、ということですね。
でも「規制より教育が重要」という意見は一理あると思いましたけれど…

この物語の主人公は、肉体派霊能力者の冬空コガラシ…
彼は悪霊に取り憑かれて大借金を背負わされていたので、家賃の安い部屋を求めてゆらぎ荘に下宿することになりました。
家賃は食事もついて格安なのですが、下宿する部屋は所謂「いわく付きの部屋」で、湯ノ花 幽奈という女子高生の地縛霊が棲む部屋だったんです。
ゆらぎ荘には他にも個性豊かで常識では考えられない美少ばかり…
こうして冬空コガラシのゆらぎ荘での新たな生活が始まり、物語が動いていきます。

キャラデザは私好み…それに加えて美少女を演じる声優さんも凄いんですよ。

島袋美由利さん(湯ノ花 幽奈):「はねバド!」の荒垣なぎさ、「はるかなレシーブ」の遠井成美
原田彩楓さん(仲居 ちとせ):「月曜日のたわわ」のアイちゃん、「うらら迷路帖」の千矢
くまちゃん(荒覇吐 呑子):「ももくり」の栗原雪、「クロックワーク・プラネット」のリューズ
りえりー(雨野 狭霧):「このすば」のめぐみん、「リゼロ」のエミリア
唯ちゃん(伏黒 夜々):「ロウきゅーぶ!」の袴田ひなた、「ViVid Strike!」のリンネ・ベルリネッタ
大地葉さん(シラタマ):「プリンセス・プリンシパル」のドロシー、「ちおちゃんの通学路」の久志取まどか
春野杏さん(信楽 こゆず):「潔癖男子!青山くん」の後藤もか、「ブレンド・S」の星川麻冬
小松未可子さん(神刀 朧):「K」のネコ、「灰と幻想のグリムガル」のユメ、「にゃんこデイズ」のろー
鈴木絵理さん(宮崎 千紗希):「あまんちゅ!」の小日向光、「ふらいんぐうぃっち」の倉本千夏

作品は私の主観で抜粋していますが、私にとってどれも思い入れのある作品ばかりで、キャラも未だ頭の中に鮮明に残っています。
たまにこうして声優さんのこれまでの配役を振り返ると、作品の共通点が見出せたりするので個人的には楽しんでいます。

でもこんなキャラに囲まれたハーレムって…
全く…冬空 コガラシ…毎朝川に叩き込まれるのは流石に勘弁して欲しいですが、それ以外の日常生活はまさに天国そのものじゃありませんか…
と、思えるくらい登場する女の子たちが可愛いんです。

湯ノ花 幽奈:ゆらぎ荘の女子高校生地縛霊。恥ずかしがるとポルターガイストを発生する。
雨野 狭霧:妖怪を成敗する霊能忍者集団・誅魔忍軍所属。実はかなりの照れ屋。
荒覇吐 呑子:いっつもお酒を呑んでいるセクシーお姉さん。酒呑童子の末裔の鬼。
伏黒 夜々:いつも眠そうな猫系女子。猫神に愛されており猫耳やしっぽがある。
仲居 ちとせ:ゆらぎ荘の管理人で幼い見た目に反して、ゆらぎ荘最古参の座敷童子。
神刀 朧:龍雅家に仕える神刀。龍雅家のためにコガラシとの子作りを目論む。
信楽 こゆず:化け狸の少女。千紗希に憧れて、彼女のおっぱいを研究している。
宮崎 千紗希:コガラシの同級生でアイドル級の美少女。少しHな妄想癖がある。

こんな個性的な女の子たちと冬空コガラシによるバタバタ劇が繰り広げられるんです。
ハーレム系の作品が苦手な方にはお勧めできませんが、嫌いじゃなければポイントの高い作品なのではないでしょうか。
それも冬空コガラシの優しさが相まっての事なんですけどね…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、春奈るなさんの「桃色タイフーン」
エンディングテーマは、湯ノ花幽奈、宮崎千紗希、雨野狭霧による「Happen〜木枯らしに吹かれて〜」

1クール全12話の物語でした。
ラッキースケベ系ハーレム作品としては総じてレベルの高い作品だと思います。
ですが、幽奈が地縛霊になった理由や成仏できない理由など、まだまだ分からない点が多く残っている状況です。
続編、制作して頂けると嬉しいんですけどね…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
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