ようす さんの感想・評価
4.1
幸せは訪れるものじゃない、みんなの笑顔で生み出すもの、なので♪
たまゆら完結編4部作「卒業写真」の第2部。
4部作となると、
中盤の2部は勢いが落ちるかなーと勝手に思い込んでいましたが、
第1部の勢いを引き継いで、
物語にさらなる盛り上がりを感じさせてくれました。
温かさが留まるところを知らない…(´;ω;`)
2話構成で1時間ほどの作品です。
● ストーリー
写真を撮ることが好きな、
沢渡楓(さわたり ふう)こと、通称ぽって。
進路がまだ決まっていない、
塙かおる(はなわ かおる)。
お菓子作りが好きなお調子者、
岡崎のりえ(おかざき のりえ)。
口下手な代わりに口笛で感情表現するのが癖の、
桜田麻音(さくらだ まおん)。
仲良し4人。
高校3年生の夏の物語。
【 前半 】
お菓子作りが好きで、
パティシエを夢見ているのりえ。
兄に言われた言葉をきっかけに、
パティシエとなる夢をあきらめるため、
スイーツ封印を決心した。
そんなのりえを心配し、
これまでのりえのスイーツに励まされたことを思い出すぽって達。
のりえは本当にこれでいいの…?
【 後半 】
まだ進路が決まらないかおる。
悶々とする中、
行きつけのお好み焼き屋「ほぼろ」の店主・ちもさんの
披露宴のアイデアをお願いされた4人。
受験勉強をしながら
披露宴のアイデアを考える。
あっという間に過ぎていく日々。
今回はのりえ&かおるが主役の物語。
卒業に向け、
将来の自分の姿を思い描く2人。
2人も真剣に自分の夢と向き合っていて、
えらいなーと思う。
私が高校生の時は、
なんとなくやりたいことを考えて、
友達も一緒だしと、あっさり進路を決めてしまった気が^^;
≪ 夢を叶える、ということ ≫
高校卒業の後の進路はあっさりと決めましたが、
就職となるとそれなりに悩んだ記憶が。
(結局高校生の時に思っていた職種とは別の職種に就きました。)
のりえもかおるも私も、
選んだ道はそれぞれ全然違うけれど、
「幸せにしたい」「幸せになるお手伝いができたら」
という夢は似ているなーと思いました。
自分のやりたい仕事をするのが夢が叶うということではない。
仕事をする中で自分がしたいことを続けるのが、夢を叶えたということ。
自分の想いを叶えられる場所、
それが就きたい職業につながるのかもね。
のりえはスイーツで、
ぽっては写真で、
麻音は旅館で。
それぞれ場所や手段は違っても、
叶えたい想いは同じ。
人は、幸せを感じることで幸せと生きがいを感じられる生き物なのかも。
そうだったら素敵だな^^
誰だってみんな、今の人生や仕事を
なんだかんだ悩みながら選んできたはず。
人の数だけ人生があり、
その数だけドラマがある。
ああ、人生は素敵♪
● キャラクター
今回はぽってメインの話はありませんでしたが、
相変わらず写真はたくさん撮っています♪
みんなで楽しそうにしている時の姿、
それを切り取った写真たち…。
1枚1枚、温かさがたくさん詰まっていて、
それらを見ているだけでうるうるきました(´;ω;`)
挿入歌「あしたの陽だまり」との相乗効果がさらにたまらない…。
“たまゆら”は映ってなかったけれど、
私にはたくさんの“たまゆら”が見えました(´;ω;`)
そしてぽっての弟・香こと、
こうたんが可愛さ爆発…。
中学生になっても可愛さは健在!
ウサギとこうたんのショット(イメージ図)が可愛すぎて…(*´Д`)
「イエス、萌える、萌えるわー!」
というこまちちゃんの台詞にものすごく共感しましたww
● まとめ
第1部は物語の序章を感じさせてくれ、
第2部では着実にゴールへと進んでいる様子を感じさせてくれました。
4部作も半分。
残りの3部&4部への期待がさらに膨らむ第2部でした♪
とても温かい気持ちになれるこの作品が、大好き^^