巨人で残酷なTVアニメ動画ランキング 6

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90.9 1 巨人で残酷なアニメランキング1位
進撃の巨人(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★★ 4.2 (6403)
28959人が棚に入れました
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人間達は、三重に築かれた巨大な城壁内側に生活圏を確保することで、一時的な安全を得るに至った。 城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」南端より突出したシガンシナ区にて、父・グリシャと母・カルラ、幼馴染のミカサと暮らす少年エレンは、親友アルミンと共に、幼い頃から「壁の外に出て世界を探検すること」を夢見ていた。 エレンが10歳を迎えた年、突如として現れた「超大型巨人」によりシガンシナ区の壁が破られ、多数の巨人が市街地に侵入する。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、逢坂良太、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、藤原啓治、神谷浩史、小野大輔、朴璐美
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アンチ巨人

この作品、あらすじ大部書き過ぎてて序盤ネタバレしてしまってますね。
事前知識を入れないで楽しみたいタイプなのでもう少し控えめにしてほしいです。

ストーリーは衝撃的で刺激のある作品が手薄な今期では貴重なテイストを味わえそうです。
パニック映画でもある程度対抗策があったり、脱出の手段があるので、
ここまでの力の差や絶望感がある作品は珍しく新鮮です。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1、2話感想{netabare}
百年もの間の平和によって危機意識が薄れてしまった様です。
鳥かごの様な生活に順応したため
壁の改良や対抗兵器、巨人の生態観察に否定的であったようです。
せめて一匹くらい捕らえて観察して欲しかった…。
危機感を持っていれば結果が変わったかもしれません。
油断が招いた悲惨な結果とも思えます。
現代人の生活にも言える事かも知れませんが。

それにしても巨人の正体なんなのでしょうかね?
【巨人について考察】{netabare}
野蛮で本能のまま動き知能的には低そうです。
会話もしていません。服もないので夜寒くないですかね。
人間や動物を繁殖させてから食べる事も考えていないですね。
服や装備ごと食べたら食感悪そうだけど気にしないのかな?
猿でもバナナ皮ごとは食べないと思うんですが…。

あの図体だと相当カロリー摂取しないと生きていけないでしょうから、
外でどういう生活をしていたのか疑問が湧きます。
百年放って置いたら自然と自滅しても良さそうなんですけど。
もしかして他にもコロニーがあって食べ頃になったら襲ってるのかな?
…待てる程の知能はないかな。

超大巨人や体当り巨人は機械兵器の様に感じました。
(超大は現れ方が転送っぽく感じましたし。)
こいつが居たら内側の壁の意味もなさそうですがとりあえずは襲ってこない様です。
巨人自体もバイオモンスターや機械兵器なのかも知れません。
(総合するとこの線が有力かなと思っています)
どこかに優れた文明があって、巨人達を飼って(操って)いて人の群に放ち
様子を伺っているのかも知れませんね、虫かごを覗くように。{/netabare}
こいつらの正体や目的も回が進めば判って来ると思うので楽しみの一つです。
(全く謎のままのパターンもあり得るけど(^_^;))

絶望的な力の差のある相手に逃げ場のない人間がどう戦っていくのか、
大きな憎しみを持ったエレンが今後どうやって巨人に復讐していくのか気になる所です。
「注射」と「鍵」は今後絡んできそうですね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
それぞれの戦う動機や信念の確認とイモ女の回。
皆それぞれ思うところがあり人間味を感じられました。
いも女は面白可愛いです。
みんな生き残ってくれるといいのですが…。
エレンは取りあえず合格出来て良かったね。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
訓練が終わりみんな成長して強くなってますね。
立体機動のアクションはなかなかカッコいいです。
アニメならではのスピード感があるしアングルも面白いです。
訓練ではうなじに斬撃与えてましたが、ここが弱点なんですかね?

みんなの卒業と共に大巨人が現れていよいよ対決。
いきなり背後にあんなの現れたら腰抜かしそう。
やっぱり相手は強そうだけど、反撃の狼煙を上げて欲しいです。

【巨人と戦術を考察】{netabare}
何度見ても超大巨人の現れ方は転送っぽいです。
やはり普通の生物では無い気がします。
タイミングも偶然とは思えないので、こちらを監視した上で襲わせている様に思います。

訓練の様子を見るとどうやら、
うなじ辺りが弱くここに斬撃を加えるというのが退治方法になっているようです。
神経か回路が集まってるのでしょうかね。
矢や銃撃ではなく斬撃に拘っていそうなので断ち切るという所がミソな気がします。
次回対戦が見られそうなのでもう少し観察したいですね。

<戦い方>
立体機動にケチを付けては折角の世界観否定になってしまい
ツッコんではいけない部分なのは承知していますが余興として書きます。

まず操作の難しさや射出した杭の先が上手く引っかかるものなの?
という点が疑問です。
操作はトランポリンの選手とかでも空中姿勢制御出来そうもありません。
ワイヤーが絡まるのがオチでしょう。
飛んだとして着地の衝撃がキツそうです。
それに平地では全く使いようがないので調査兵団が苦戦するのは当然です。
有用に使うとすれば、ワイヤーを巻き取る機能を利用して
直接首周辺に杭を打ち込んで巻き取りながら接近し
斬撃を決める様な使い方になるんじゃないでしょうか。

拳銃と大砲がある世界なのでこちらを改良したり訓練する方が現実的かと思います。
(火薬がそんなに無いのかもしれませんが。)
命中精度がいくらかある大口径ライフルが出来れば良いんですけどね。

斬撃に拘るなら立体機動だけでなく
ブーメランや大型手裏剣、手投げ斧なんかも行けそうな気がします。
ブービートラップで足止めや転ばせるのと絡めたいです。
投網も出来れば動きを妨げ人が登り易くはなると思います。

それと兵士は猛毒を携帯してはどうでしょうか?
喰われても自身が毒のカプセルになれば無駄死にしないで済みます。

壁なんですがもう少し城郭建築を取り入れた形にならなかったんですかね?
お城みたいに攻められても相手が密集する作りにして命中率上げて
首の高さに狭間を作ってそこから銃や大砲やらを撃てるようにした方が戦える気がします。
高い壁の上に大砲があってもなかなか下にいる者には当たらないと思います。
遠くから数をなして攻め込まれたり大巨人用ならまぁ納得しますけど。
高さもあるので壁沿いでうろうろしている
巨人に上から落石させる方が効果は高いと思います。
後は壁の下部に人が通れる位の非常口があっても良いかな。
強度に影響しない程度に数カ所にあればヒットアンドウェイで戦えます。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
巨人の強さが圧倒的過ぎて勝利などほど遠い事が分かってしまいました。
体に似合わず動きも俊敏で立体機動にもついて来れるのではかなわないです。
もう、地下掘って逃げ暮らす位しかないかも…。

喰われるという描写はより恐怖を引き立てます。今回も怖くて痛々しかった。
そして仲間が喰われていく絶望の中エレンまでその餌食に。
次回どうなるのかすごく気になるのですが、
やはりあらすじを読んでしまったことが悔やまれます。

【巨人考察】 {netabare}
今回の授業シーンを中心にいろいろ分かってきました。
やはり「生物ではない」という線が濃厚です。
人間以外の環境には優しいエコ兵器っぽいです。
宇宙か海か別の大陸か高度な文明が関わっていそうです。
殺戮時に「食べる」という行動を取っているので、
人類の行動や容姿を模倣しているのでしょうね。
消化器官とかはどうなっているのだろうか不思議です。

首後部を切り落とせば良い様なのできっとそこには核となる物があると思われますが
大きさや力だけでなく再生能力やあれだけ俊敏な所を見せられちゃうと
戦術を練っても勝てる気がしないですね。
どうしたら抗えるのだろうか?

超巨人には知性もある様なので寧ろこちらが本体か
誰かしら操縦しているのだろうという気はします。

早々に人類を戦滅できるのにそれをしないので、
試しているのか遊んでいるのか…目的が気になります。
{/netabare}{/netabare}

※6話感想{netabare}
凄惨な一話でした。怖いけど目が離せなくなりました。
好きだった人や友達が無惨に殺される地獄の状況では自分を保てないでしょうね。
アルミンやクリスタの行動が恐怖を引き立ててくれました。

ミカサは巨人の動きについていける逸材なのは人類にとって良い知らせかも知れません。
これが今話唯一の救いかな。

ミカサの過去はまた凄惨でした。
両親を殺されまた殺しをしてしまうという最悪の出来事。
唯一の拠り所のエレンも食べられてしまった今、彼女も地獄を感じるかも知れません。
次回も目が離せなくなりそうです。

【巨人考察】{netabare}
首の後ろ斬られたら丸焦げになってました。
普段高熱なのでこの部分が冷却の役割を果たしている気がします。{/netabare}
{/netabare}

※7話感想{netabare}
立体機動ってガスで動いてたのですね。
圧縮の技術は随分進んでいるみたいです。

ミカサはこの世を弱肉強食な世界だと心底認めていてその中で精一杯戦って
来れたので死を覚悟したとき「いい人生だった」と言う言葉に繋がったんでしょう。
なんとも辛い言葉で考え方ですけど…。

しかし言葉とは裏腹に体が動き生きる事を諦めていませんでした。
エレンが心の中で生き続けミカサを動かしてくれたのだと思います。
絆の深さを感じます。

巨人を倒す巨人が現れ今後の展開がますます気になります。

【巨人考察】{netabare}
巨人を倒す巨人は鍛えた兵士の容貌や動作でした。
各個体でモデルになっている人がいて、
その人間の生きる行動原理(普通の人は『食べる』)が反映されるのでしょうかね?
人をある程度殺すと殺した人の影響を受けた個体が生まれ
繁殖するシステムなんですかね?
うーむ。本当にまだまだ謎だらけです。
{/netabare}
{/netabare}

※8話感想{netabare}
取り残された隊員達の本部への突入は成功。
犠牲は出ましたがやっと作戦として成功する場面が観られました。
ガスを補充し、巨人を倒す巨人のお陰もあり退却出来て
ほんの少し良いニュースになりそうです。

…っと、思っていたら巨人の中からエレンが復活する大ニュースが飛び込んできました。
手足復活してますし、どういう事だかまだ分かりません。
薬や鍵が関係しているのですかね?
来週以降も早く観たいです。

しかし今後で少し心配なのはエレンがウルトラマンのようになってしまうパターン。
巨人が現れた→エレン変身→再生能力(カラータイマー)が切れるまで戦う
…みたいになると大味になるのでやめて欲しいです。
もしミカサ達まで巨大化したりしたら作品壊れるかも知れません。
あくまでも人間対巨人として描いてくれることを期待しています。

それと15m級とか3m級とか○○級って呼称すると、
なんとなくトータルイクリプス思い出します。
力任せに接近してきて喰い殺す行動パターンも被ります。

【巨人考察】{netabare}
巨人は大きさだけでなく能力的にも個体差がある様に感じます。
エレンのチームを襲った巨人の素早い運動能力が全個体にあるわけでは無さそうです。
「奇行種だ!(漢字合ってますよね)」とか叫んでたのでやはり特別な個体なのでしょう。
…まぁそうはいってもどの巨人もイメージより結構素早いですけどね。(^_^;)

巨人を倒す巨人の中からエレンが出てきました。
エレン自体は意識が無かったみたいですが、
その行動にはエレンの思いが反映されていた様なので、
巨人にモデルがいてその人の潜在意識や行動原理が影響している線は遠くない様に思います。
絶命せず飲み込まれれば巨人として復活している可能性もほんの少しあるのかな?
ただエレン以外に巨人から人が出てきて居ないので良く分からないですね。
(弱点斬った時に人が入ってたら気付くでしょうしね)

薬の影響があったのでしょうか?
薬の影響だとすると調合した者、喰われた時の巨人への対策を知る者が居るわけで、
巨人自体、元々人が作り出してしまったモノの可能性が出てきます。
再生とかバイオ技術、中世ファンタジーぽく言うと錬金術はもの凄く進んでいた世界なのかも。
ただ、超大巨人のモデルは壁を壊すことを生き甲斐、行動原理としていた大物だ。
…と言っても説明に無理がありますね。 アレには一体に複数人が影響してるのかな。

それともエレンは人ではないのかも知れません。
実は捨て子で向こうの文明(?)の子供だったとか。
あの鍵で入れる部屋には何があったんでしょうか? 
少しエレンやエレンの親父さんの素性も気になっています。
{/netabare}
{/netabare}

※9話感想{netabare}
才覚のある人も居るようで局地的には駆逐できたりしてるようですが
まだ絶望的な差があるようですね。

脅威になる可能性のあるエレンですが、巨人を駆逐する可能性もあるので、
人情を抜きにしてもこの時点で殺してしまう判断は早い気がします。
巨人を駆逐していた報告が弱かったのですかね?
絶望的な現状と比べればエレンに賭けるのも悪くないと思いますが…。
問いかけも意味なく「人間だ」と言っても「巨人だ」と言っても
結局は殺すと言う判断でしょうしね。

「薬」は記憶に影響しているだけで巨人になったのはエレン自身に要因がありそうです。
地下室やエレンの記憶の隙間には何が隠れているのでしょうかね?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
アルミンの魂の籠もるいい演説で思わずこちらも力が入りました。
この三人は互いの信頼も深くバランスの取れた良いトリオですね。
今後も三人で難局を切り抜けていって欲しいです。

【巨人考察】{netabare}
エレンが変身する巨人は願望や意志が反映された形になるようです。
巨人はエレンを襲いますがその容姿ではなく、
この意志を感じ取って人と同様に攻撃対象としている様に思います。
アルミンが茫然自失の時襲われなかったのも偶然ではないかも知れません。
「動物や巨人」と「人」との区別はその辺りで付けているのではないでしょうか。
{/netabare}
{/netabare}

※11話感想{netabare}
嫌でも怖くても守りたい者を守るには使命感を持って立ち向かうしか無い時があります。
現代のサラリーマンにも当てはまりそう。頑張れ人間、頑張れお父さん。

エレンには不確定要素が大きいですが巨人との圧倒的な差を考えれば、
掛ける価値はあります。
何とか上手く行って欲しいのですが…って、あらら、エレン暴走気味!?
また次週が気になります。

【巨人考察】{netabare}
人類同士が争ったりせず一枚岩になる為に共通の敵として
「巨人」の存在があるという可能性もある訳なんですが、
その存在を望んだり作り出してもほぼ意味がないです。
現状の様に人類が淘汰されるか、
駆逐してまた元の人間世界に戻るかしかないですからね。
作ったとしたら人類の終焉が見えて切羽詰まっていたのでしょうけど、愚かしいです。
なんにしろ結局は人間同士で秩序を構築していかないと未来はないです。
{/netabare}
{/netabare}

※12話感想{netabare}
意識を保てないのでエレン巨人は作戦向きでないですね…。
再生もしていないのは疲労だけなのでしょうかね?
まぁ今回は基本寝っぱなしでこちらに関してはあまり観るべき所が無かったかな。

逃げるだけでも二割も減るって、厳しい設定の上を行く厳しさです。
ちょっと過剰かなとも思います。
その分エレンの価値は高まりましたがエレン一本頼りになるのはちょっと…。
人間対巨人として物語を観たいので複雑な気持ちもあります。

アルミンは勇気ある行動でエレンを叩き起こしたので次回エレン行動に期待しています。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
前回その意志を保てなかったエレンですが、
アルミンの勇気ある行動により自分を保ち巨人の体をコントロールして作戦は成功しました。
ただし死傷者や損害も多すぎて諸手で喜べないですが領地奪還は嬉しいニュース。

エレンは次回も巨人になった自分をコントロールできるのか?
そもそも何度も変身できるのか?
兵団の戦力や士気はこの先も保てるのか?
等々、課題はありますが領地奪還に向けてがんばって欲しいです。
望み通り調査兵団に編入されたエレンの活躍に期待します。

【巨人考察】{netabare}
今回エレンはその意志を持って穴を塞ぎましたが、
壁を壊した巨人にも壁を壊すという意志があった様に思えます。
巨人側にも人を憎み駆逐してやると思っていたり、
壁を壊してやると強く思うエレンの様な存在がいるのかもしれません。

また今回食べた物を吐き戻していた事が分かり、
5話の考察で書いた消化器官への疑問は「ない」という事が判明。
ただ、もし丸飲みされたら腹斬って脱出!…は出来ないですよね。
中の圧力には勝てないだろうし窒息しちゃうでしょうし。
{/netabare}
{/netabare}

※13.5話は総集編
1クールが終わり折り返し地点ですがエレンの家の地下室
鍵で開けた扉の先には何があるのか予想してみます。
【地下室考察】{netabare}
①トンネル・転送装置
 私の推測の本命は「巨人は高度な異文明のバイオ兵器」なので(1,2話感想参照)
あちらの文明に繋がる道があるのではないかな?という推測です。
エレンの父はあちらの文明出身ながら壁の中の人を救うために飛び出して来た者か
あちらの監視官だと読んでいます。この辺りは全然情報がないのでカンに近いですけど。
エレンもきっとあちらの人間なのではないかな?と思っています。

②実験施設
 これは巨人とは人間が創り出してしまった者(物)という仮定から。
創るに至った資料や薬品などの痕跡が地下室にあるのかも。

③地下基地
 地下は巨人を繰り出す管理基地になっているというもの。
牧場の管理小屋みたいなもの。
壁内の人間の様子を見つつ牧羊犬を放つが如く巨人を放っているのでは?
エレンの父はそこの関係者かな。

④コレクション
 エレン父が必死に集めた命より大切なフイギュアのコレクションが眠っている。
人類が滅びようとも魔女っ子○○たんは残さねば!!

⑤その他
 皆さんで考えて楽しんでみてくださいませ。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
OP、EDも変わって新たにスタートしました。
裁判を経て調査兵団入りが決定。
前回と結局同じくリヴァイにとりあえず預けるという結論ですが
わざわざ裁判を見せた事の意義が出てくるのですかね?
物語を深める意味があるなら文句はないのですが時間稼ぎな感じも…。
ただ気になったのは壁の存在が神聖と捉える人がいる点。
この壁って元々人間が作ったものではないのかも?
って少し思っていたのでその可能性が少し上がったように感じています。

ともかく次回から怖い怖いリヴァイと共に巨人への反撃が始まるのでしょうか?
エレンは人の姿のままでも再生能力が高いようですが
最初の巨人化以降なんでしょうか?子供の頃も治り早かったんですかね?
いつからなのかちょっと気になってしまいました。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
調査兵団は変人の巣窟でした。
何処かイカレている位でないと長く持たないのかも知れません。
ハンジはその中でも抜けた存在の様ですが
敵を知るのは重要ですしその探求心は必要な事だと思います。
逆にもっと研究者が居ても良い様に思います。

エルヴィン団長も何か策を隠している様です。
巨人の献体を殺させたのは彼の策でしょうか?
何を見ているのか気になります。

【巨人考察】{netabare}
今回は日の光が活動に影響している事、痛覚がある事、
見た目と実際に差異がある事などが判明。
謎がまた深まっています。

光合成してるんですかね?
ミドリムシみたいな単細胞生物までは行かないけど、細胞は少なく分裂が早いのかな。
{/netabare}
{/netabare}

※16話感想{netabare}
それぞれが自らの意志で兵団に志願。
まず命を落とすのが分かりながら調査兵団を選択した者達の勇気に拍手。
そして遂に戦いの扉が開かれました。
団長が何を考えているのかも気になるところで次回が待ち遠しいです。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
やはりこのアニメの醍醐味は圧倒的な差の中での人対巨人の戦い。
後半(2クール目)に入りちょっと長く感じていましたが今回は短く感じました。

女っぽい韋駄天巨人が登場。実写なら谷口真里を使いたい所です。
どうやらエレンを探している様子。
知能もあり、うなじを斬り開いたら人が出てきそうな感じでした。
何故探しているのか気になります。仲間なのかな?

ちょっと都合よく主要キャラが生き残ってる気もしますが楽しめました。
一部壊滅してしまいましたが意味のある行軍になるのか次回も楽しみです。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
なんだろうこの作戦。
エルヴィン団長の思惑通りに事が運んでいる気もするけど部下に教えず多くの犠牲も出ていて…
そこまでの価値が有るのだろうけど納得行くものなのかな?
女型を森におびき寄せエレンと会わせ様としているのでしょうか?
あの森に意味はあるのかな?これから行われる事の目撃者を少なくするためなのか?
この先どういう事が起こるのか興味津々です。

それにしても女型強いですね。
不謹慎ながらエレンに辿り着く様に少し応援しちゃってる所もあります。

しかし毎回、復習が長いです。もう1、2話分作れるレベルでは?
なんとなく収集できず中途半端な終わりの予感もしてきました。
2期が有るならそれもいいのですが考察もしてきた作品が
投げっぱなしになると寂しいです…。あと6話程でどうなるのかな?

不満ついでにもう一点。
兵士も貴重貴重と描かれつつもどうも湧いて出てきている感が否めません。
毎回3割も減る兵団が存続している時点で数合わせを考えてはいけないのだろうけど
絶望感を増すために矛盾を感じます。
12話感想にも書きましたが、もうちょっとバランスを考えた設定にならなかったのかな?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
この作戦は生け捕りが目的だった様です。
今回使われたワイヤーランチャーってかなり有効な気がします。
生け捕り用だけでなくもっと実戦配備して駆逐にも使えばいいのに。

調査兵団は思ってた以上に情報収集・分析力があるみたい。
内密な作戦だったという事は報告などはしていない情報って事かな。
エレンを見れば中に人が居るかもという予想は出来ても、
追いかけて来るという予想はどうやって出来たのだろうか?
団長は何を何処まで知っているのかに注目ですね。

エレンが変身するには「自傷」だけでなく「目的」も鍵でした。
って事は女型の中の人はエレンを見つけるのが目的だったって事かな?
次回どんな人が出てくるのでしょうか?上手く出せると良いのですが…。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
やっと中の人が見られるのかと思ったら
逃げられた上に襲われてまたエレンがピンチのようです。
ピンチの後にチャンスあり、チャンスの後にピンチありな展開で面白くはありますが
あれだけ用意周到で正体まで予期しておきながら詰めが甘くモタモタして残念です。
結局犠牲が無駄になってしまいました。
リアルに考えると団長への責任問題は免れないでしょうね。
相手が襲って来てくれたのでまだ捕獲の目はありますがとても残念です。

【巨人考察】{netabare}
巨人側にも何者かは不明ですが人類の影が見えてきました。
調査兵団に紛れていたり埋伏している可能性が高いのですが
時期的な事も考えるとエレンの同期かも知れません。
女型は容姿的にアニっぽい気がしますが…そんなに単純ではないかな?

今まで急に現れて転送の様に見えた
超大巨人や鎧の巨人もエレンの様な変身だった可能性が高まりました。{/netabare}
{/netabare}

※21話感想{netabare}
分かってはいましたがやはり絶望が待っていました。
人類が戦術技術連携をいかに磨いても抗えない事が本当に確定。
結局エレンの巨人の力が頼りになりそうです。
今回喰われてしまいましたが人外ですし前回同様なんとかなる…かな?
あくまでも人VS巨人が観たかったのですが、
今後は巨人VS巨人にシフトして行きそうな予感がします。
格闘技的にはマウントとっておきながら
大振りすぎてパンチ外す技術の低さが気になってしまいました。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
エレンは無事救出できました。
喰われては居たけれど二回目だし心配はしてなかったですけどね。
結局成果も無く敗走…死者には構う余裕のない無慈悲な敗走でした。
20話でも書いた通り団長らは責任をとるようです。
犠牲も大きく結果が出ていないので仕方ないでしょうね…。
これからも気になりますが、これはもう2クールでは終わりそうもないです。(^_^;)
{/netabare}

※23話感想{netabare}
やっぱりか。予想通り女型の巨人はアニでした。
容姿とか雰囲気とか出てましたからね。
ついでに捕獲した巨人も葬って居たようです。
視聴者が疑ってた点は調査兵団も疑っていたみたいです。
でもアニは人のあるべき姿を真っ直ぐに観察していた感じがするので
単純に巨人=敵って感じでもなく色々と含みがありそうです。

また人類が追いつめられている中でも憲兵団の腐り具合を見ると憤りも感じます。
こんなのばかりでは人として生きている価値も下がってしまいます。
人類が窮地を招いているのは日頃の行いというのももありそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
「何やってるの?」エレンの役立たずっぷりにハラハラさせられてしまいました。
作品の意図にまんまとハマってるなーっと分かっていても引き込まれてしまいます。
やはり魅力的な作品です。
早くも次回が最終話アニ捕獲は叶うでしょうか?
そして続きも気になりますし、いずれ続編も観られると早くも期待しています。
{/netabare}

※25話感想{netabare}
最後は力の入る巨人同士の戦い。
エレンの執念とミカサのフォーローにより技術に勝るアニに勝利。
捕獲できそうだったのに硬化してしまい何も聞き出せそうになく残念な結果に。
街中で暴れた事により被害も甚大…この作戦自体賛否あるよねそれは。
正解は分からないけど巨人相手だと最善の先を行かなければ
延命はあっても勝利はないですからね。
それをわきまえているエルヴィン団長はブレずに貫いています。

そして残念ながらここで一旦終了。
多くの謎が残ったままなので何れ2期があると思います。
これで無かったら怒ります。
{/netabare}

【総評】
中途半端に終わりましたのでストーリー評価は-1.0にしてあります。

圧倒的な絶望感と格好いいアクション&スピード感を味わえました。
ストーリーも先が見えず、絶望の中足掻く人間模様をあぶり出し
巨人とは何なのか?という大きな謎にも満ちていてかなり興味を惹きつけてくれました。
テンポも概ね良かったのですが中盤にダレてしまったのは勿体無かったです。
続きはきっとあると思いますが巨人対人間という事を忘れずに描き切って欲しいですね。

作画は静止画が気になりましたがDVDだと直っているのかな?

音楽も気分を高揚させてくれるOPで熱くなります。

まだストーリーの途中なのでお勧めって訳にも行きませんが、
2期が決定すればその前にぜひ観ましょう!
残酷なのが苦手でなければ楽しめます。条件付きでお勧めいたします。

<雑記>
他のレビュアーさんの実写化配役という遊びが面白いので真似てみます。
(お許しは得てます。ありがとう。)
{netabare}
年齢とか気にすると新人ばかりになるので気にしてません。
()内は洋画。超有名どころのみで遊んでみます。
エレン 小栗旬 (トムクルーズ)
ミカサ 黒木メイサ (アンジェリーナジョリー)
アルミン 成宮寛貴 (ダニエルラドクリフ)
ジャン 桐谷健太 (マットデイモン)
コニー 中尾明慶 (ブールースウィリス)
教官 今井雅之 (エドハリス)
ハンネス 伊原剛志 (ニコラスケイジ)
巨人A演技派枠 大地康雄 (ロバートデニーロ)
巨人B特別出演枠 ジャイアント白田 (ジャイアントシルバ){/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 86
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

二期マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン(最終話まで

遂にきました。待ちに待ったアニメ化!!!
原作読んで無いんだけど、
なんかナウシカの巨神兵を思い出す。
きっと面白いだろうといつかアニメ化されたら見たいと思っておりました。

今季アニメの期待値MAXアニメ


◎関連サイト
・番組公式サイト
http://shingeki.tv/
・番組公式Twitter
http://twitter.com/anime_shingeki
・まとめwiki(※ネタバレあり)
http://www44.atwiki.jp/sinngekinkyojin/


各話感想
{netabare}1話早々圧倒的な絶望感。


2話いきなり泣けた。
「俺に勇気が無かったからだぁ…」
男泣き。

平和ボケ日本へ現実を突然突付けるかのような圧倒的な絶望感。
絶望に落とされれば落とされるほど最高のハッピーエンドへの期待感のハードルが上がる。
最後どうまとめんだろうこれ。
ってか原作完結してないんじゃ…

ミカサがいちいち女子力高いのはこっそり楽しむとしよう(笑


3話~
完全にギャグ回だろこれw
・芋女
・立体機動装置()
・勝手に振られた気になる男
・エレンと一緒に行くから…ファ?
・装備の欠陥ェ…
・ミカサたん自信過剰
なんなんだよこのギャグアニメw
あれ?このアニメってギャグアニメだっけ?w
この先生き残れるのか…?w
立体起動装置を誰かわかりやすく説明して欲しいんだが…
どうしてこんなサーカス団になっちゃったの?
突っ込まざるを得ない。


4話
冒頭はキャラ紹介ですね。
えっと…主人公弱すぎないか?いや寧ろ女キャラ強すぎないか?
女尊男卑アニメですか?
「破けちゃうだろうが!」には超吹いたw
「サシャが放屁した音です」さすがに鼻から色んな物が飛び出したwww
「すん…」なんじゃこりゃww
エレン泣いてるのはもう男と女が逆転してないか?
このアニメ…力も頭も涙も…
「一人で一個旅団並みの戦力があるってよ」一人旅団www
エレンの走り方が女の子走り… これ業とやってないか?
フェミ臭がプンプン臭ってきた…
「あの、皆さん。上官の食料庫から食料取って来ました」芋女がキチガイすぎないか?w
何この流れは、原作通りなの?なんかイラっとしてきた。
っと思った次の瞬間やべえええええええええ!
引きがやばすぎる。これは凄い。

しっかしOPかっこいいよなぁ~
カラオケで歌うとこの歌どうなるんだろうコーラス部分とか…
覚えたいなぁ…


5話
巨人に知性があったのか!
巨人が消えたってどういうこっちゃ?ワープ性能あったのかよ…
ミカサがいちいちイケメンすぎて困る。

巨人の説明内容がひどいw

トーマス食われたけど誰だっけ…
おいおいエレンの足が食われたぞ!!!
あれ?エレン食われたwww
どうなってんだ!?


6話
アルミンが壊れた…
結婚してくれだと?これはギャグなのか!?笑えない。
ミカサの女子力(物理)がいちいち強すぎて吹くw
フランツ\(^o^)/あれ?あんまり感情移入出来ない。
商人の積荷はちょっと強引すぎる展開だなぁ…
っておいいいいいい。巨人の特攻糞ワロタwww
あれ?ミカサ最強すぎないか?w

ここから過去回想
ミカサ…
えっと親父の位置が移動していたのはどういうわけなんですかね?
まぁ恐らく作画ミスだろうけどひどいな。
ミカサ覚醒か…。ちょっと理由付けが弱い気がする。
マフラーの巻き方自重しろwww良いシーンが台無しだろw
あれ?エレンもういなくね?まぁなんかしら生き返るんだろうけど…


7話
う~ん色々と設定が甘いなぁ…
えええええ自殺かよその銃…
ん?巨人が群がってる?なんか良くわかんないんだけど…
なんでガスに巨人が群がるんだ?

でもなんかしらエレンは復帰するんでしょ?
ミカサの目がヤバイ… ミカサ暴走かよ…
おっと煽る流れになったかww
無双始まったか!ってか設定破綻してないかw
ミカサ墜落フラグ回収早すぎw
あれ?主人公生き返らない感じなのか?
え?巨人が巨人を殴っただと!?何が起きた…
ちょw生首ぶっ飛んだの完全にギャグだろwww


8話
しっかしOPいいよなぁ~カラオケ向きでは無い感じはするけど歌ってみたい。
アンチ巨人!?どういうこっちゃ…
そうかそういうことか!阪神ヲタだったのか原作者は!
なわけねーかw
机の下で体操座りは完全にギャグですよね?w
思わず吹き出しちゃったじゃないですかーやだー!
巨人がにっこり覗きすぎでしょww
って犬神家かよwwwくっそ吹いたw
アンチ巨人強すぎww
アルミンの作戦が陳腐すぎ…なんだこりゃ…ツッコミ所しかねぇじゃねぇか…
紙芝居すぎ… おいおい作画頑張ってくれよ…
「後ろから大変失礼しました」って完全にギャグになっとるがなwww
「あとでたっぷり軽蔑してやる」吹いたwww
共食いだと!?
ええええええええええええええええええええええええええ?
エレンキタ――(゚∀゚)――!!
なんじゃこの展開!!!!!!!!!!!
これはヤバイヤバイヤバイヤバイ!
巨人ってロボットだったのか!?え?なに?どういう事?
ミカサにもらい泣きした…
なんなんじゃあああああああああ!
こりゃヤバイ。次が気になってしょうがない!!!
超展開でしたね。EDいいね!


9話
一人旅団wwこっちにも出てたんすかw
巨人のポーズなんとかならんのかよww
うお!ありゃりゃぎさんも出演してたんですか!
コメントの温泉回に吹いてしまったww
巨人から巨人が生まれた!?エレンゲリオンw夢?
まぁ悪魔の証明だな。
え?手噛むと巨人になんの?ウルトラマンなの?
なんかコレジャナイ感がハンパない…
人間vs巨人が見たかったのに巨人vs巨人なの?


10話
え?どういう原理だよこれ。
アルミンやじゃるん!
なんだよ地下いかねぇのかよ。引っ張るなぁ。


11話
作画が仕事してねぇw
なんで吹いたしwww
アルミン参謀気質だったのか。
口減らし?なんでそんな必要があんだ。
酒の味で決めるんかいww
しかし静止画の多いアニメだなぁ。
エレンゲリオンwww
このアニメもうウルトラマンだな。なんか色々ガッカリした。
ってエレン暴走かよw

あまりに爆笑してしまったのでMAD動画紹介。
検索キーワード「進撃の巨人小ネタ集」
ニコ動にあるので是非一度ご覧あれ!
クオリティー高杉wアニメを沢山見ている人ほど爆笑間違いない。


12話
一々回想が長い。
約二割の兵を失いました。このアニメ一々数がおかしいだろ。
自分の顔面殴って倒れるんかーい!w
おいおいいい加減話引っ張りすぎだろ。
穴塞ぐだけで何話費やす気だよ。いつになったら地下行くんだよ…
一々静止画ばっか。BD当たりで修正されるんだろうか?
巨人がエレンに惹かれる理由はこの先書かれるのだろうか?
何か適当な感じがする。
アルミン強くなったなー(棒)
え…
なんというテンポの悪さ。これはひどい。

物語が進めば進むほどなんかこれじゃない感が強くなってきてもうギャグアニメとして見ないとつまらなくなってきた。
絶望感も「ぼくらに」の足元にも及ばない。
色々欠陥ありすぎてもうなんだかなぁ…


13話
いやぁやばかった。完全に忘れかけてた。夏アニメで埋もれてた。
危ない危ない。撮り忘れすら起こしそうだった。撮り忘れてたら見てなかった。
OPやっと覚えてきたぜ。カラオケでそろそろ歌いたいな。
しかしOPフルverの後半どうしてこうなったんだろう。謎すぎる。
悪いわけじゃないけど同じテンポでよかったのに。
なんか作画が間に合ってないとか色々あったようで。
ジャンピンチ。そこへマルコ何をする?
トリガー?ワイヤーのトリガー?スライディング巨人w
エレンやっと復活か。何ヶ月も待たせるのかと思ったわ。
まさにドラゴンボールスタッフが作った進撃の巨人かと思ったわ。
あれ?誰か捕まったぞ。女も捕まったか。
誰か食われた。誰だっけ… ミカサ△
なんかBGM的に感動なんだろうけど大した感動が無かった…
ヤバイなしばらく離れたせいで思い入れなくなっちゃったかな。
やっと入り口封鎖出来たか。長かった。1ヶ月位待ったぞ。
一体化しかかってる?自分の体じゃないの?ようわからんな。
誰よ。神谷浩史だったwテライケメンw
えっ壁上固定砲?そんなのあるなら最初から使えよww
4mと7m生け捕り…だと!?死者行方不明者207名。負傷者897名。あまりに多かったの?良くわからない。
マルコって誰だっけ。ヤバイもう忘れてる/(^o^)\坊主だっけ?目が死んでる。
え?消化器官が無い?じゃあどうやって生きてるんだ?
なんで食ったら吐くんだ?ってそもそも消火器かんないのになんで食うんだよw意味がわからんぞw
駄目だファンタジーすぎる。ファンタジー好きなはずなのにおかしい。色々突っ込まざるをえない。
やっと地下室の話が出てきたか。だからさっさと地下室行こうよ。


13.5話
あれ?音楽変わった?なんだOPあるじゃん。
.5話ってもしかして総集編?分割でもないのになんで総集編?
なんか作画が間に合わないから総集編って話もあるけどどういう事なの?
ってか一々前回のあらすじとか糞長いしさらに総集編とか馬鹿なの?アホなの?死ぬの?
って事で1ヶ月見なくても丁度よかったようだwなんか色々忘れてたし丁度いい。
イェーガーのいぇーがー!うっはここのMAD面白すぎて駄目だ吹くw
なんだほんとただただ総集編なんだな。やっぱ飛ばしますた。
なんでループしてんだよw尺足りなくてループしちゃったの?
やっぱり作画が間に合わなくて総集編しちゃった感じか。


14話
まーたのっけからループ。もうここ3回目ですけど…
あれ?もしかして2クールで終わらせない気か!?
これだけ引っ張ると言う事はそういう事なのか?
ってあれ?OPどうして変えたんだ…やっぱ2クールか。
前のでよかったんじゃないのw
なんか音楽と声の音量バランスあってない気がするんだけど気のせいかな。
ってかもしかしてこのアニメ本来朝とか夕方に枠を取る予定で作られたのかな?やむなく深夜枠になっちゃたのかな。
えっエレン処分するのかよ。ザックレーがエレン処分を企んでるのか。
ザックジャパン舐めんなよ!w
ベンジョニーwってかいつになったら地下室行くんだよ引っ張りすぎだろ。
え?誰この眼鏡w分隊長様お二人様ですか。って男はホモかよ…
盲信?妄信?問診?聞信?
魔女裁判か?ホーエンハイム?声違くね?見た目それっぽいけど。
憲兵団か調査兵団か。まぁどうせ死なないんだけどな。
なんか茶番だな。
「腰抜けどもめ!いいから黙って俺に投資しろ!」えっ?
神谷先生怖いっすw折れた歯持ってくるなw
もう歯が生えてるだと!?なんか色々チートすぎる。
駄目だこりゃ茶番劇になってきた。EDがOPっぽい。


15話
舌噛むとかだっせぇ。リヴァイの真似とか似てなさすぎる。
女房気取りってなんだこいつ。
ペトラ可愛いじゃん。エルドジン。精鋭陣なのか。
寝ぼけて巨人化とかマジ笑えないわな。
ミケは鼻が利くのか。
神谷さんカップの持ち方おかしいですよ!
実験ってなんだ?おいなんで逃げたw話が長い感じなのか?
巨人の貼付けw
人喰い一族そんな気持ち悪いか?人間が家畜にしてるのと変わらないじゃん。
7mビン4mソニン。ビンはビンビンってか!w
日光で栄養を得てるのか?まるで植物だな。光合成でもしてるのか?
痛覚の確認。なんだこれギャグにしかみえないんだがww
巨人の体が軽いだと?中身空っぽなのか?どういう事だってばよ!
おい話カットしちゃうのかよww
まさかの朝チュンエレンの顔が死んでるww
え?被験体が殺された?なんで?あれか憲兵隊の奴らの仕業かな?
ハンジ分隊長ご乱心だなw
巨人の秘密が気になる!


16話
マルコ…死に急ぎのバカは言い過ぎだろ。
憲兵団のほうが生存率高いのかな?
あらら地下室の話全員に言っちゃうのか。
調査兵団の6割り以上w一々数字がおかしいだろw
死亡する確率は3割り。ほとんどが死んだら誰も残らないだろw
もうこの辺一々突っ込んでもしょうがないんだろうな。
ってか調査兵団って何をするんだろうか。
怖さがあまり伝わってこない。
どうせ街にいたってバタバタ死んでるんだから大差ないんじゃなかろうか?
ミカサあのちびっておいww
マントかっこいいなwなんか無駄に感動した。
ハエを叩こうとしてって理由がおかしいだろw
自由の翼って言うのか。一体何処へ行くのよこれ。
なんでそんな危険な任務をする必要があるのか。
地下室行くためだっけ。どんだけ遠いんだ…
次回に期待。


17話
領土の奪還か。日本も竹島と樺太北方四島奪還しないとな。
おかなの中に何が入ってるのか私、気になりますってかw
俺も気になるわwエルタソ入ってたらどうすんだ!w
また新しいMADが出来ちゃうなこれw
また舌噛んだww
おっ兵の位置わかりやすいうまい構図だな。かっこいい。
作画GJってところだな。
シンエンダン赤に赤で答えたら位置わからないんじゃないか?
四つん這いの巨人こええwリッカーかよw
奇行種の動ききめぇwバイオっぽいw
え?女巨人超つええなんだこいつw
知性があるだと?どういう戦いなんだよこれw
なんで知性ある巨人が攻撃してくんだ?
え?なんで顔を覗いてスルーしていった?
いいケツっておいww巨人女いいケツだったのかw
うむ確かにいいケツだ!w prprしたいw
友人に巨大女もののフェチがいたがなんか少し分かった気がする。
誰かを探すだと?何故エレンを?
なんで情報がめちゃめちゃなんだよ。
ジャンに失礼ジャンwなんだ覚醒でもしたかw
何故エレン以外は殺せないんだ?
なんだ巨人も疲れるのか。
何故動きが止まったんだ…何がおきた?
うわっ食わずにプチッとなったwと思ったら出てきたw
どういうことなのwなんでお帰りになるんだ?
エレンピンチ…なのか?気になる。
テンポもよくなって色々新しいのも出てきて面白い。
次回に期待。
そういやこれ全何話なんだろうか。26話位あるのかな?


18話
今月始め頃にカラオケ行ったけどOP紅蓮の弓矢がまだ入ってなかったのにガッカリした。
なんで口笛ならしてるのかと思ったら馬を呼んでるのか…
3人で馬は乗れないのかな?なんだ馬無事だったのか。
女神w結婚したいwwどういう事?w
右翼側ほぼ壊滅。
黒の煙弾、奇行種の合図なんだっけ。
貴公子に聞こえたのは俺だけじゃないはず。
女巨人が走る姿を前から見るとなんかウルトラマンみたいww
女巨人強すぎる。ちょw振り回すなwwwヨーヨーじゃねぇんだぞw
全滅したのか…
巨大樹の森の木がめちゃめちゃでかいな。
5m級の走り方が完全にネタだろww
アルミンの足元巨人集まりすぎだろw
リヴァイ兵長吹っ飛んだ!?と思ったら兵長じゃなかった。
リヴァイどうしたんだ…何故返事をしない。
耳を塞げ?なんか新しい弾持ってるのかな?


19話
毎週毎週の回想いらないよなぁ…ジャンプ漫画じゃあるまいし。
音響弾なんて持ってたのか。ってか効いてたのか?なんかなんともなさそうだな。
ハエたたきのごとく潰されていくな。
エレン若いな。ぎゃーぎゃーうるさい。
うおっ変身するのか?地下室行かないのかよ。
エレン当初の目的忘れてないか?
手足切ってもトカゲみたいに生えてくるのかよw
実験すんのかよ。
え?巨人になれないだと!?発動条件噛む事じゃないとか?
不安定な設定だな。
え!?スプーン持った瞬間変身?随分中途半端に変身してる…
リヴァイ班うっせぇのばっかだな。
ハンジwww
スプーンちゃんと巨人の指で掴んでるw
巨人化する為には目的が必要なのか。
先輩達指噛んでエレンに信用してもらいたかったのか。
腕や足をぶった切る実験続きどうなったんだ…
なんかすげぇ装置で女巨人捉えたか。
中の人と会うのか…一体どうなってしまうんだ…
一気に巨人の秘密が明らかになりそうでwktkが止まらない。


20話
しっかり首元は隠してるんだな。
学習能力があるのか巨人にも…ってか中の人全部の巨人にいるのか?
巨人になるような人間…諜報員…
5年前から生き残っている人間…リヴァイ班真っ黒なのか?
オルオww嘘乙w
巨人のおしりアタックはなんだったんだww完全にギャグだろw
女型いいケツしやがってwwむらむらしてくるぜまったくw股間がどうなってるか猛烈に気になるんだが…
兵長ビックリしたのかよww
なっ仲間を呼んだのか?スライムじゃねぇんだから。
サシャどうしたのww
作画ひどくないか?何が起きてるかわからんのだが…
自分事巨人に食わせて情報を抹消だと!?さっきの叫びはそういう合図だったのか?
撤退…
オルオが一々面白いキャラしてるなw
空中でまき散らしたって事なんですかwwww爆笑したよw
女型中身を食われていないだと?我々と同じ制服を着ただと?
うわうわうわ。犯人はヤス!!
メッチャ面白い流れになってきた。
だけど中途半端に話しが終わると思うと素直に喜べない…


色々もやもや不満まとめ
{netabare}①「何故、立体機動などというファンタジー装置のアンカーは巨人に打ち込めるのに銃は当てられないという論理が成り立つのか?」
②「弾速では捉えることができない(と信者様が語る)スピードを誇る巨人が何故立体機動で動く人間の速度ごときに捉えられるのか?」
③「何故立体機動なんていうとんでも装置は量産できるのに銃器は造らないのか?」
④なぜガスをボンベに溜め込み保存可能にもかかわらず、気球を作れないor使わないのか?
まぁ作者の都合上と言えばそれまでだがやっぱりもやもやした不満は残るよね。
ゲームとかでもそうだけど刀と銃がゲームバランス的に同じ強さになっててそれぞれの特化部分の設定があったりするのも沢山あるからまぁしょうがないけど。もう少し練ってくれればなぁ…
そもそも巨人という化物倒すのに主人公まで化物になれちゃう設定はなんだかなぁ。{/netabare}


21話
毎度毎度回想いらなすぎる。でも2週間開けても思い出せて以外と役立っている件。
練度があるのか。
エレンの巨人化を見ていた誰かって誰だ。
再び巨人化だとおおおお!?なんてチート設定なんだよw
全力でエレンを守るのか。
目を潰したか。1分間なのか。中の人は痛みを感じるのだろうか?
やべぇリヴァイ班超つええな。やられフラグ立ちすぎだが…
うわーやっぱ食われた。固めだけ優先して回復だと?
ペトラアアアアア!え?カキーンだと?
あの青いのなんだ?
エレン巨人化やっちゃったか。怒りのエレンゲリオンだなw
巨人のプロレスごっこ始まっちゃったw
兵長激おこプンプン丸か。
シカいたけど動物いる森なんだ。
なんかエロい格好してんなw肘使えよw
また青くなった。すげぇカウンター入ったなw
えええええええええ?首ぶっとんだ…
あっまたエレン食われただと!?いやこれはあれか回収か?
いやいや二回目はダマされないぞwまぁそもそも一回目も死んでなかったしw
スーパーミカサ無双w
なんだなんだあの青いのカッチカチなのか?
ここで兵長か。なる程追跡開始か。
巨人は何故エレンを拐ったのか…
ってかそもそも中の人が味方の格好してるとか何がどうなってんだ?
すげぇ気になる。今日また続き楽しみ。


22話
そもそもリヴァイ何してたんだっていう。
兵長強すぎw足逝ったか…
エレン取り戻したか。随分あっさりだったな。
女型なんで泣いて動けなくなってんだ?すぐ修復出来るんじゃなかったの?
いつの間に死体回収してたんだ。
死体回収で死んじまったらもともこもないな。
そういや馬の回収はしてるんだろうか?
なんだよその腕の形w一々巨人の格好が面白いなw
そういや今まで捕らえた巨人の中には人入ってなかったのか?
死体を囮にするのかと思ったけど軽くするだけだったのか。
ドッグタグみたいに名前でも入ってないと誰のかわからんだろ。
ん?過去回想?夢か。ミカサの馬何処行ったw
街の住人クズしかいねぇのかよ。支持者は子供だけか。
ってかそういや何しに調査しにいったんだっけ。
地下室いつになっても行けねぇんだな。
エレンの魔女裁判でもまたやるのかな?
しっかしまぁ話が進まない事このうえ無いな。
巨人の中身が出ると思いきや出ないし、どっか行って何か成果が出るわけでもないし。
原作終わってないしやっぱ俺達の戦いはこれからだENDなんだろうか…


23話
あら?いきなりOPか。初めて回想無し回か。
うわっ台風情報うぜぇ…
ヒッチ性格うざいな。確かにごそうだんを何から守るんだ。
上官やる気ねぇな。腐った組織だから入ったってどういう事。
こいつら憲兵団なのね。
エレンの事か。エレンが好きなのか?
横流ししてんのか。銃突きつけて縛って出すとこ出せばいいのに。
やらんのかい。エレンならやってただろうな。
あれ?アルミンとアニって知り合いなんだっけ。
アニってそもそも前から出てきた事あったっけw覚えてないw
キャラ多いと覚えられないなぁ。まともに覚えてるのエレンミカサアルミンリヴァイしかいないや。
そのうちまた見直してみるかな。
エレンを何処に逃すんだ?審議会勢力をひっくり返すだと?
保身で自滅に進んでるのか。アニ乗るのか。指輪は何だ?
ジャンが影武者ってww全然似てないな確かにw
似たような悪人面ってwwアルミンww
地下都市の廃墟なんてあんのか。
アニは閉所恐怖症なのか。
か弱い乙女だったのかよwギャグなのか?w頑なに何故拒否してるんだ?
あっバレテーラ。
えっ他人の立体機動装置持ってるだと?
生け捕りの巨人殺したのもアニだったの?女型巨人もアニだったの?
なんか色々話飛んでないか?
エレンとかミカサとかは女型巨人って分かってるのか?
なんだ知ってたのかよ。
なんだアニ確保の為に人集めてたのか。なんかわけわからなくなってきた。
前回から今回の流れなんかすげぇ飛んでないか?
アニはなんでエレンを捕まえようとしてたのか?とか
そもそも壁外調査で敵だったのにアルミンはなんで仲間にしたんだ?
かまなくても体に傷が付けば巨人になれるの?
なんか解らない事が山程出てきたな。フラグは回収されるんだろうか。後二話だし無理か。
すげー続きが気になる最終回になりそうだなぁこれ…


24話
リヴァイ兵長やっぱ足怪我してたのか。
なる程これが23話前の話なのね。
どうしてそれがわかったんですかー!
アニレオンゲリオンか。
エレン奪ってどうするつもりなんだよ。
都合よくまた発動しないのかよww
ミカサ煽っていくぅw
相変わらずアルミン説明係w
顔がアニに似ているってそうか?w
なんで戦えないんだよエレン。仲良しだったっけ?
またもやスーパーミカサモードかと思ったけどそうでもなかった。
リヴァイ戦えないから服装違うのな。
おーすげー連携技なんて出来たのかよw
まぁジャンの言いたいことはわかるがそれどころじゃないだろ。
なんとエレン放置かw
ハンジぐだぐだすんなと思ったらほらみろw
完全にエレンゲリオンの暴走w


25話
何この壁教信者wくそわろたwww
憲兵団しょぼすぎw
完全にウルトラマンだなw
エルヴィンおとなしいな。
覚醒したか。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
融合だと!?さすがリヴァイ兵長って足どうしたw
すっげぇ見入ってしまった。
アニはどうなったんだこれ。凍結したのか?
一体何がアニをこうさせたんだ。
巨人に精神的に食われそうって事なんだろうか。
そういや鍵どうなってんだよww
しかし最後の人類が進撃する番ですには感動した。
壁の外から覗いてるのかよw
いやぁしかし色んな設定ミスはあったけど勢いある話で面白かった。二期出るのかな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 80

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「進撃の巨人」で好きな男性キャラクターランキング

いよいよ実写版映画公開となり、話題を呼んでいる『進撃の巨人』。斬新なストーリーはもちろん、個性豊かなキャラクターも見どころのひとつ。そこで今回は、アニメ『進撃の巨人』の好きな男性キャラクターについて探ってみました。
■アニメ「進撃の巨人」で好きな男性キャラクターランキング

1位:リヴァイ
2位:エレン
3位:ジャン

1位は《リヴァイ》でした。調査兵団の兵士長であり、人類最強の兵士と呼ばれる《リヴァイ》。その圧倒的な戦力とクールなキャラクターは「カッコイイ」「強すぎる」と男女共に大人気。その戦力は1人で平凡な兵士100人に相当すると言われています。しかし、映画実写版には登場しないことで、ネット上では波紋を呼んでいます。
2位は《エレン》でした。本作の主人公であり、壁の外の世界に人一倍憧れを抱く少年。勇気と意思の強さを持ち、周囲の人を惹きつけて戦う姿に心を奪われる人が続出。映画実写版では三浦春馬が演じており、これには「イメージにピッタリ!」など好意的な意見が多いようです。
3位は《ジャン》でした。ニヒルで小憎たらしい発言が多い現実主義者である《ジャン》。《エレン》とは常にぶつかり合い、敵対関係にあるがどこか魅力的なキャラクターとして上位にランク・イン。映画実写版では三浦貴大が演じています。
このように、《リヴァイ》が2位以下に大差をつけダントツの1位に輝きました。そんな一番人気のキャラクターの《リヴァイ》が映画実写版には出てこないということで、ガッカリする人も多いかと思いますが、その分原作には出てこないオリジナルキャラクターが多数登場するそう。みなさんはどのキャラクターが好きですか?

「進撃!巨人中学校」、10月にTVアニメ化! 「進撃の巨人」スピンオフの学園パロディ
「進撃!巨人中学校」のTVアニメ化が決定。10月に放送が始まる。

「進撃!巨人中学校」は、アニメ版が大ヒットを記録している人気マンガ「進撃の巨人」の公式スピンオフとして累計発行部数180万部を超えるマンガ作品。人類と巨人との壮絶な戦いを描きつつ世界の謎に迫っていく本家「進撃の巨人」に対し、本作は中学校が舞台。巨人を全世界から駆逐することに燃えるエレンは幼なじみのミカサとともに「進撃中学校」へ入学したが、そこは、人間と巨人がともに通っているうえに「巨人に逆らってはいけない」という校則が存在する学校だった…という学園パロディになっている。

スタッフは、監督が井端義秀さん、シリーズ構成が後藤みどりさん、キャラクターデザインが八尋裕子さん。制作はProduction I.Gが担当する。キャストは、「進撃の巨人」と同じ。放送局は、MBSほか。

なお、2016年内には、本家「進撃の巨人」のTVアニメ第2期がスタートする予定。

<ストーリー>
今日から中学一年生。学校中、いや世界中の巨人を駆逐してやる!そんな夢と希望を胸に入学式の朝を迎えたエレンはさっそく寝坊してしまう。幼馴染のミカサに起こされ、遅刻ギリギリに家を飛び出すエレンは通学路を爆走するなか、サシャ、ジャン、コニーといった他の小学校出身者たちと出会う。
「ここが進撃中学校か」エレンたちが見上げる先にはそびえ立つ巨大な壁と校門。ここをくぐれば入学式が待っている。しかし、エレンは知らなかった。この学校には、人間は決して巨人に逆らってはいけないという校則があることを。果たしてエレンは巨人を駆逐することができるのか?!?

「進撃の巨人」締め出し=上海の国際映画祭
上海国際映画祭の一環として13日から上海市で開催される「日本映画週間」で、人気アニメ「進撃の巨人」の劇場版が上映できなくなったことが10日、分かった。中国側が日本側に通知してきた。「進撃の巨人」は最近、中国当局によって国内でのインターネット配信が禁止されており、その影響を受けたとみられる。
今回で10周年を迎える日本映画週間は上海の映画ファンにとって楽しみの一つ。今年も「進撃の巨人」や「ビリギャル」など日本で評判の最新8作品をそろえ、開演を待っていた。
8作品とも中国当局の審査を通っており、日本の実行委員会は「禁止措置があっても国際的な映画祭は影響されない」と考え、「進撃の巨人」上映を楽観していた。9日遅くになって中国側から「上映できない」と通知があった。
中国メディアによると、中国文化省は8日、「未成年者を犯罪に誘い、暴力と欲情を誇張した」と断定し「進撃の巨人」や「寄生獣」を含む日本アニメ38作品のネット配信を禁止した。

優しさ?厳しさ?それとも指導力?アニメファンが選ぶ「もっとも上司にしたいアニメ・漫画のキャラ」
第1位には、実写映画化も話題となっている、圧倒的な力を持つ巨人に抗う人間たちの戦いを描いたファンタジーバトル漫画『進撃の巨人』から、刈り上げ頭と三白眼が特徴で「人類最強の兵士」と讃えられる「リヴァイ」兵(士)長が選ばれた。常に人を威圧するような冷徹な雰囲気を持つ一方で、上に立つ者として相応しく仲間想いでもある。

今人気の声優さんは誰?アニメファンが選ぶ「声優人気ランキング2015(男性声優編)」
第1位には、昨年の「声優人気ランキング2014」でも首位だった「神谷浩史(かみやひろし)」さんが選ばれ、堂々の2連覇を達成。『進撃の巨人』の「リヴァイ」、『黒子のバスケ』の「赤司征十郎」などクールな役柄をはじめ、多彩なキャラを演じ分ける演技力とそのイケボはもちろん、ラジオでのトークなどにも高い評価が集まったようだ。

続いて第2位に選ばれたのは、昨年の3位からひとつ順位を上げた「梶裕貴(かじゆうき)」さん。『進撃の巨人』の「エレン・イェーガー」、『七つの大罪』の「メリオダス」、 『マギ』の「アリババ・サルージャ」など、甘く優しい声質で人気作品の主役を演じる事が多い。また、その声にぴったりの甘いマスクにときめいている女性ファンも多いようだ。

そして第3位には、昨年の5位から2つ順位を上げた「小野大輔(おのだいすけ)」さんがランクイン。。『進撃の巨人』の「エルヴィン・スミス」、『黒執事』の「セバスチャン・ミカエリス」、『黒子のバスケ』の「緑間真太郎」、『デュラララ!!」の「平和島静雄」など、幅広い声や安定した演技力はもちろん、さらにその“ハンサムフェイス”と人柄に対して多くの票が集まったようだ。

諫山創さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「進撃の巨人」の第2期が2016年に制作されることが22日、明らかになった。22日から上映中の劇場版アニメ「劇場版『進撃の巨人』前編〜紅蓮の弓矢〜」で発表された。同日、新宿バルト9(東京都新宿区)で、劇場版アニメの舞台あいさつが行われ、第1期や劇場版を手がけた荒木哲郎監督は、第2期について「僕も楽しみです。『さあ、来いよ!』という感じ」と意気込みを語った。

舞台あいさつには、エレン・イェーガー役の梶裕貴さん、ミカサ・アッカーマン役の石川由依さん、アルミン・アルレルト役の井上麻里奈さんが調査兵団のジャケットを着て登壇。約50メートルある超大型巨人の頭部の100分の1サイズのケーキも登場した。

「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ最大約50メートルの巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いた作品。諫山さんのデビュー作で、09年9月に月刊マンガ誌「別冊少年マガジン」(同)の創刊タイトルとして連載を開始した。コミックスは14巻まで発売されており、累計発行部数は4000万部以上を誇る。

テレビアニメ第1期は13年4〜9月に放送された。劇場版「前編〜紅蓮の弓矢〜」はテレビアニメ第1期を再編集したもので、「後編〜自由の翼〜」は15年に公開予定。15年夏に前後編2部作で公開予定の俳優の三浦春馬さん主演の実写映画も話題になっている。

アルミンは女? ファン大混乱で「ネタでしょ!?」
人気漫画『進撃の巨人』の作者・諫山創氏が9日発売の漫画雑誌『別冊少年マガジン』で、作中のメインキャラクターであるアルミン・アルレルトが実は女性であることを示唆。ファンの間に衝撃が走っている。

同誌11月号では、諫山氏がファンの質問に回答。そのなかの「ミカサ(ヒロイン)と一番仲がいい女子は誰か」という質問に、「アルミンです」と答えていた。

アルミンは、長めの髪で小柄な体型をしているが、作中では少年として扱われていた。それだけにネット上では、「え?????え?????」「ネタでしょ!?」「まさかすぎる」とファンの驚きの声が相次いでいる。

漫画好きとして知られる女優・足立梨花も9日、「ネタなの?笑 わかんない(。ω。;)笑 あたしはわかんない!笑」とTwitterで困惑を示す。人気漫画家・種村有菜氏も同日に自身のTwitterで、「別マガ確認したら本当に書いてあった」と驚愕。「アルミン…アルミンちゃん…(ネタだと思って遊んでます)」と語っていた。

諫山氏流の冗談ではないかとの声も上がるなか、アニメ『進撃の巨人』でアルミン役を担当した声優・井上麻里奈は、「アルミンは男子だよ!!!!」とTwitterで断言。「ミカサの中でのアルミン観が曖昧なんだそうです」と諫山氏の言葉の裏側を説明し、騒ぎを治めた。

9月1日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日)では、「漫画・アニメに規制は必要か? 徹底討論スペシャル」と題し、規制賛成派と反対派が激論を交わしたが、その内容がネットで大荒れしている。

巨人が人間を喰らうシーンを放送。“過激な暴力描写”が見られる作品としていた。

リヴァイ兵長のスピンオフ「悔いなき選択」がアニメ化!
別冊少年マガジン(講談社)で連載中の諫山創による大ヒット漫画「進撃の巨人」の人気キャラクター・リヴァイ兵長の過去を描くスピンオフ漫画「悔いなき選択」が、アニメ化されることが発表された。

本作は、前編・後編の2部構成となり、「進撃の巨人(15)限定版」と「進撃の巨人(16)限定版」に付属するオリジナルアニメDVDとして製作される。またアニメーション制作はWIT STUDIOが手掛け、荒木哲郎監督や浅野恭司(キャラクターデザイン)、小林靖子(シリーズ構成)が参加するなどテレビアニメ版「進撃の巨人」のスタッフが勢ぞろいするようだ。
突如現れた人型の「巨人」と人類の戦いが繰り広げられる漫画「進撃の巨人」で、人類最強とうたわれる兵士として登場するリヴァイ。スピンオフ漫画「悔いなき選択」では、そのリヴァイがまだ窃盗団のリーダーだった時代からスタートし、彼の上司となるエルヴィンとの出会いや、いかにして人類最強の兵士となったのかが明かされていく。ストーリー原案は砂阿久雁(ニトロプラス)、作画は駿河ヒカル。
「進撃の巨人」は本日8日発売のコミックス14巻で累計発行部数4,000万部を達成。また、テレビアニメ版の総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』の公開が控えているほか、2015年夏公開の実写映画も現在製作中だ。
「DVD付き 進撃の巨人(15)限定版」は2014年12月9日発売 2,840円(税抜き価格)※申し込み締め切り2014年9月19日
「DVD付き 進撃の巨人(16)限定版」は2015年4月9日発売 2,840円(税抜き価格)※申し込み締め切り2015年1月23日

放送期間は2クールを予定していると発表され、#概略年表における850年のストヘス区でのアニ身柄拘束作戦の完了までを、第13話と第14話の間に総集編の第13.5話を挟んだ全26回で描いている。

ストーリーは基本的に原作に忠実だが、原作とは違い、ほとんどが時系列に沿って話が進んでいく構成になっている。また、前述のようにキャラクター名が変更されたりオリジナルキャラクターが登場する、原作にあった展開が削除されたりアニメオリジナルの展開が追加されるなどのアレンジが加えられているが、中にはアニメのスタッフからではなく原作者の諫山創から提案されたものも含まれている。

2013年8月9日に発売された原作単行本第11巻限定版には当初、OVAとしてテレビ未放送の前日譚を描く特別編「イルゼの手帳」(『週マガ』に出張掲載された読み切りのアニメ化)が収録される予定だったが、テレビアニメ本編の制作遅延の影響を受けて第12巻限定版へ延期された。

テレビアニメシリーズの総集編を前後編二部作として、2014年冬から随時公開予定。音声を5.1chサラウンド仕様にアップグレードするなど、細かい仕様変更もある。

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~
テレビアニメ1話~13話までの総集編。2014年の冬公開予定。

劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
テレビアニメ14話~25話までの総集編。2015年公開予定。

『アニメ流行語大賞』 2013年銀賞:「駆逐してやる」

オープニングテーマ
「紅蓮の弓矢」(第1話 - 第13.5話)
「自由の翼」(第14話 - 第25話)

エンディングテーマ
「美しき残酷な世界」(第1話 - 第13.5話)
「great escape」(第14話 - 第25話)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41

93.5 2 巨人で残酷なアニメランキング2位
進撃の巨人 Season2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1298)
7285人が棚に入れました
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう——。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

陰謀がありそうなのを匂わせる2期

2期目。終盤あたりの話以降は原作を読んでいないので、どうなるのかドキドキしつつ見ていた。

早く謎を明かしてくれ。猿が気になる。という気持ち。

今作も結構人が死んじゃうし、強い人の死に様が悲しすぎる。やっぱり辛いなあ。
それに、より登場人物の感情に焦点を当てている気がするから余計に。
ただ、話の流れでリヴァイの活躍少な目なのはちと物足りない。

{netabare}ユミルは小さめ俊敏巨人だし、宗教関連のせいで巨人になったような節があるから、人間を強制的に巨人にする何かがありそうだ。本名がヒストリアのクリスタも宗教の秘密を握っていそうだし。
鎧の巨人ライナー、超大型のベルトルトも訳知りぽくて早く教えてくれ。
エレンが最後に見せた巨人を操る能力もこれからの話において鍵を握ってきそうな予感。
壁の秘密も早く知りたい。{/netabare}


OP
心臓を捧げよ! Linked Horizon
ED
夕暮れの鳥 神聖かまってちゃん
EDのサウンドが独特。神聖かまってちゃんは名前だけしか知らなかったけれど、独特な世界観を持っているんだなあ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう――。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?


1. 獣の巨人
女型の巨人との戦闘の後、壁の中から発見された巨人。その正体を聞き出そうと、ハンジはニック司祭を激しく責め立てるが、ニックは脅しに屈することなく黙秘を貫くのだった。遡ること12時間前、ウォール・ローゼ南区で待機するコニーやサシャら104期生のもとに巨人が多数襲来したとの情報が伝えられる。巨人の群れが進む先には、コニーの故郷の村があった。コニーたちをそこへ向かわせるため、分隊長のミケがとった行動は……?

2. ただいま
巨人発見より5時間後、北の森に向かったサシャは故郷の村まで到達する。サシャの胸中によみがえる、父親との苦い思い出……。3年ぶりの故郷は最早、人の住める土地ではなく、その先に見つけた新しい村でサシャは凄惨な光景を目の当たりにする。一方で、急ぎウォール・ローゼをめざすエレンたちだったが、同行者の中には何故かニックの姿があった。ウォール教が知る壁の秘密を開示するべきか、彼は自分の目で確かめるという。

3. 南西へ
コニーの故郷に人影は一切なく、代わりに残されていたのは一体の巨人が仰向けに倒れた姿のみ。失意のコニーの耳に届く、微かな声。それは巨人が発したように思われたが……。時を同じくして、リコ率いる駐屯兵第一師団精鋭部隊は東防衛線で巨人と交戦し、ハンネス率いるウォール・ローゼ対策部隊は壁沿いの道を偵察するも未だ一匹の巨人とも遭遇しないままだった。それぞれに胸騒ぎを覚えたまま、巨人出現から最初の夜が訪れる。

4. 兵士
コニーやライナー、ベルトルトのいる南班、そしてクリスタとユミルがいた西班は暗闇の中で合流し、ウトガルド城という古城跡で共に夜を明かすことになった。だが、見張りが気づいたときには既に城の周りを大勢の巨人が取り囲んでいた。戦闘用の装備を持たない104期生たちは塔の中へ一時避難するが、突破されるのは時間の問題だった。巨人の侵入を防ごうと孤軍奮闘するライナー。彼の脳裏にフラッシュバックする記憶とは……?

5. ヒストリア
エレンたちがまだ訓練兵団だった頃。とある雪山での訓練を終えた後、ふと気づくとクリスタとユミルの姿が見えなくなっていた。クリスタは訓練中に体調を崩したダズのそばについていて、また、ユミルはそんなクリスタに付き合っているうちに遭難してしまったのだ。吹雪の中、すっかり日も暮れて、息も絶え絶えなダズを引きずって山のふもとをめざすクリスタ。このままでは3人とも助からないという状況で、クリスタのとった決断は!?

6. 戦士
ウトガルド城を取り囲んだ巨人の群れはユミルの活躍と、駆けつけた調査兵団の主力部隊によって撃退された。重傷を負ったユミルは治療のためトロスト区に送られることとなり、残った調査兵団は壁の修復作戦を再開することに。ところが、穴の位置を知らせに来たはずのハンネスは「穴はどこにもない」と報告する。穴がないのだとしたら、巨人はどうやって壁の内側に現れたのか? 疑問を抱えたまま、エレンたちはトロスト区で待機する。

7. 打・投・極
「鎧の巨人」と「超大型巨人」がエレンの目の前に出現。激昂したエレンはすぐさま巨人化し、鎧の巨人の顔面に拳を叩きこむ。一方、超大型巨人は調査兵団が待機していた壁を破壊し、昏睡状態のユミルを捕らえて自らの口の中に放り込むのだった。調査兵団はハンジの号令のもと、一斉に超大型巨人へ襲いかかるが、巨人が全身から蒸気を噴出させたため、近づくことすら不可能となった。その頃、鎧の巨人を相手に苦戦するエレンは……?

8. 追う者
エレン巨人は鎧の巨人をあと一歩のところまで追いつめたが、超大型巨人の頭部が落下してきたことにより形勢は逆転し、エレンは鎧の巨人に連れ去られてしまう。さらに、超大型巨人の発生させた熱と風圧が、その場にいた兵士たちに甚大なダメージを与える。倒れたミカサが目を覚ましたときには、既にエレンの敗北から5時間が経過していた。エレンを想って、涙するミカサ。そんなミカサやアルミンを、ハンネスは勇気づけるのだった。

9. 開口
鎧の巨人との戦いに敗れたエレンは、巨大樹の森で目を覚ます。そこにはエレンと同様に巨人化の能力を有する者たちがいた。巨人の巣窟となった森では、たとえ巨人になったとしても生き抜くことは困難であり、そもそも戦い終えたばかりのエレンには巨人になれるだけの体力はない。即ち今のエレンに出来ることは、巨人が動かなくなる夜まで大人しく待つことだけ。そんなエレンに、ある人物が「俺達の故郷に来てもらう」と語りかける。

10. 子供達
日没まであと1時間。調査兵団の精鋭たちがついに巨大樹の森に到達した。目的はあくまで戦闘ではなく、エレンを見つけ出し奪還すること。だが、それでも危険な作戦であることに変わりはない。そんな中で、クリスタだけは絶対に助け出さなければならないと、ユミルの心に焦りが生じていた。ユミルは思い出す。貧民街で暮らしていた幼い頃と、その後の数奇な運命、そしてクリスタとの出会いを――。はたして、ユミルはどう動くのか!?

11. 突撃
森に突入しようとしていたエルヴィンの前に姿を現す、鎧の巨人。その肩には、ある人物の背中に括りつけられたエレンの姿があった。巨人に連れ去られる前に、何としてでもエレンを救い出そうとする調査兵団。しかし、鎧の巨人とその協力者に攻撃を仕掛けるミカサを、もう一体の巨人が何度も妨害するのだった。その巨人を殺さなくてはならないと、敵意を剥き出しにするミカサ。彼女の前に立ち、戦いをやめるよう呼びかけたのは――!?

12. 叫び
エルヴィンが引き連れてきた巨人の大群が、鎧の巨人に襲いかかる。まるで地獄のような光景が繰り広げられる中、調査兵団はエレンの奪還に何とか成功した。だが、退避する兵たちに向けて、鎧の巨人が他の巨人を投げつけてくる。その衝撃で落馬したエレンとミカサの前に出現したのは、5年前のあの日、エレンの母・カルラを食った巨人だった。憎き仇との因縁に自らの手で決着をつけるため、エレンは巨人となって戦おうとするが……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

くっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

世界は残酷だ

その日人類は思い出したー。ヤツらに支配されていた恐怖をー。鳥籠の中に囚われていた屈辱をー。5年前、突然の「巨人」の襲来によって人類は、絶滅の危機に遭った。辛うじて生き残った人類は、3重の城壁を作り、100年以上平和を守っていた。しかし、その平和の象徴の壁がまたも「巨人」によって破壊されてしまったー。人類は一つ目の壁を放棄し、後退した。人類は少しながらも巨人の正体を解いていく。ある日、また壁が破壊され、巨人たちが侵攻してきた…。

登場人物

エレン・イエーガー
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エルヴィン・スミス
リヴァイ・アッカーマン   など

てか登場人物多すぎて全員書けねぇわ。それもそのはず。スケールが他の漫画・アニメとは違いますから。人類vs「巨人」の全面戦争なのですからね。

やはり2期になってもグロいです。人が喰われているのは見るに耐えません。ホラー無理な人にはキツいかもですね。

OP「心臓を捧げよ!」進撃の巨人のために作られたOPって感じですね。私的に、1期のOPにより劣っている感じがしますが、いいですね。

これから1話ごとの感想と印象に残った言葉を書きたいと思います。

26話  『獣の巨人』
{netabare}
「人は戦うことをやめた時、初めて敗北する。戦い続ける限りはまだ負けていない!」

いい言葉ですよね。リヴァイに続く実力者であるミケの言葉です。この信念ゆえにミケは死んでしまうのですが。

漫画は15巻まで読んでいたのですが、3年前位に読んでいたので完全に忘れていました。獣の巨人は立体起動を知らないんだよな?中誰入ってるんだ?まあいいや、27話を待とう!
{/netabare}
27話  『ただいま』
{netabare}
「走らんかい!!」


これはサシャの言葉です。サシャの訛りが出ました!?今回はこの言葉の周辺の展開ですね。あの辺の展開は泣きそうになりました。

{/netabare}
28話  『南西へ』
{netabare}
    「できそうかどうかじゃねぇだろ。やれ。やるしかねぇだろ。」

コニーの故郷にいた巨人、コニー。おかえり。て言ったよな??あの巨人はなんだ?壁に穴が開いていない?巨人はどこから入ってきたのか?謎が多すぎる。リヴァイってケガしていたんだ。いつケガしたんだ?ようやく人間側の反撃が始まるのか?やっぱリヴァイはかっこいいですね。このセリフはいいですね。

{/netabare}
29話   『兵士』
{netabare}  「お前、胸張って生きろよ。」

さすが調査兵団!巨人らをバッサバサ。
って馬~~!?獣の巨人何がしたいねん。って巨人が大量に来たよ。巨人の団体行動怖っ。やっぱ巨人が人を喰らうシーンは思わず目をそらしてしまいますね。
そして、ユミルが手を切って、
きょ、巨人化したーーーー。

知ってたけどね。てか指切るの痛くてできなくないか?あの局面なら迷ってるヒマないか。



{/netabare}
30話  『ヒストリア』
{netabare}
「自分なんて生まれてこなければよかったと思ってた。ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ。私は大勢の人の幸せのために死んであげた。でもそのときに心から願ったことがある。もし生まれ変わることができたなら、今度は自分のために生きたいと!」

おお、珍しく長いセリフですね。

ユミル巨人化。
え、この巨人って、29話にあったライナーとベルトルトの故郷で巨人に襲われて仲間?が喰われていたときのあの巨人じゃねぇか!!何があったんだろう………。
「何いい人ぶってんだよバカ!そんなにかっこよく死にたいのかこのアホが!今更天国に行けるとでも思ってるのか!自分のために生きろよ!こんな塔を守って死ぬくらいならもうこんなもんぶっ壊せ!!」

こっちも同じくらい長い。びっくりするほど二つのセリフが対応している。どちらも身にしみます。
ユミルが喰われたー。久しぶりにミカサ、アレン来たー。この調子だとユミルはいきているのかな。

{/netabare}
31話 『戦士』
{netabare}
「この裏切り者が!!」

さらっとベルトルトとライナー自分が巨人って暴露したぞw。何でエレンを連れていきたいかわからん。調査兵団もベルトルトとライナーが巨人だって気付いた。それにしてもアルミンは冴えてるな~。ベルトルトとライナーが巨人化したーー。そしてそれに対抗するようにエレンをも巨人化したーー。巨人同士の大乱闘じゃん。壁は大丈夫なのか?(それは気にしてはいけない)
{/netabare}
32話  『打・投・極』
{netabare}
 「吐き気がしてくんだよ。このデケェ害虫が!今から俺が駆除してやる!」

エレンvsライナーが白熱しております。ライナー優勢!エレン全く手が出ません。おおっと、エレンがライナーの攻撃を避けた!あのデカイ図体で良くできましたね。エレンが絞めた!ライナーも苦悶の表情です。エレンがライナーの腕をもぎ取った!これは勝負ありでしょうか?ライナーがタックル!しかし、エレンもう一度絞めた!これは決まったでしょうか?もう首がちぎれそうです。って、上からベルトルトが降ってきたーー。避けれるのか、エレン。
(今回はバトルメインだったので実況風にお送りしました。)
{/netabare}
33話  『追うもの』
{netabare}
「俺も行くぞ。お前ら3人が揃ってねぇと俺の日常は戻らねぇからな。」

上からを超大型巨人が!エレンが連れ去られてしまった。昔の回想シーン、やっぱミカサのエレンへの過保護っぷりが凄い!ハンネスかっこいいこと言うじゃんかよ。調査兵団メンバーがきたぞー。よし、エレン奪還だ!
{/netabare}
34話  『開口』
{netabare}
「ああそうか。お前らな、お前らは兵士でも戦士でもねぇよ。ただの人殺しだ。」

腕がなくなってて会話中ずっと蒸気が出てるのすっごい気になるww。ハンジさんの予想が的中しすぎなんですけど。ライナーとベルトルト結局何がしたいか全く分からん。故郷に帰るのにわざわざ壁壊す必要ないよな!?本当にお前らクリスタ大好きだな!
{/netabare}
35話  『子供たち』
{netabare}
「私は思った、これは罰なんだって。誰かの言いなりになって多くの人たちを騙したことへの罰じゃない。人の役に立てていると自分に言い聞かせ自分に嘘をつき続けたことへの罰なんだって。」

コニーの村の巨人、まさかのコニーの母さん!?エルヴィン団長、特攻か!ユミルの過去があきらかに。ユミル巨人化して、クリスタを食ったーーーー。いやまぁ、くわえただけだろうけど。次は、調査兵団vs裏切り者だな。
{/netabare}
36話  『突撃』
{netabare}
「進めぇぇーー!エレンはすぐそこだ!進めぇぇー!」

ミカサのエレン愛が強すぎる。団長の右腕がーーー。って団長生きてたのか。エレンを助けて救出!ってライナー巨人投げてきたー。そして、エレンの目の前には因縁の相手が…。
{/netabare}
37話  『叫び』
{netabare}
「我々はいずれ突き破る。真実を隠している、壁を。」

ハンネスさんめっちゃ頑張ってる。ハンネスさんが喰われたーーー。ってエレンすっごい能力持ってたのな。だから、ライナーたちは連れていこうとしたのか。巨人は人間だったのか。けど、どうやってそうなったか気になる。

って最終回ーーーー!?まだまだ続くと思ってたのに。
{/netabare}



《総評》
一期とは違い、調査兵団精鋭が減った。そして、巨人の正体にも大分近づいた。そして、人類と巨人の他に、第三勢力{netabare} (ベルトルトとライナー) {/netabare}が出たな。後、リヴァイ全然動いてなーい!アルミンは洞察力が非常に高かった。ミカサは、ひたすらエレンのことしか考えてなかったな。最後はかわいかった。
まさかここで切るとは思わなかった。進撃の巨人の漫画が終了してから、一気に最終話に行くのかな?2018年三期放送か。また話忘れてそうだな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強?の第104期訓練兵団卒業生

原作既読


2013年1期全25話+OAD5話、2017年2期全12話。
私のような後追い組ならいざ知らず、リアタイ組には長い待ち時間だったでしょう。ちょいとクールダウンしちゃったか、はたまた期待値が上ブレしちゃったか、伝え聞くところで、「物事には適切なタイミングってあるよね」不遇な2期という噂です。

第2期1話が作中で“第26話”と扱われていることもありますが、前提は1期視聴済であること。第3期1話も“第38話”とルールは踏襲されていて、完結までは話数が上乗せされていくのでしょう。
おそらく70話以上を要するんじゃないでしょうか。
私たちは未だ巨人と人類を巡る一大叙事詩の途上にあるのです。

そんな途中経過の2期。
アニがアレしてこの後どうなるんだろう?からの続きになります。2期では1期での謎の一部が解明され、そして新たに謎が提示され、が並行するミステリの様相を呈してきます。

思えば1期は“圧倒的な力を持つ巨人”対“立ち向かう人類”というシンプルな二項対立。一枚岩ではない人類の描写が秀逸でもありました。圧倒的な力に蹂躙されるそんな“絶望的な世界で抗い続けることができる強い意志”を持った主人公エレンや調査兵団に共感や畏敬の念を抱きながらも心躍らせた傑作アニメです。

捕食した人間で胃が満たされたら吐き出すという生態は「食物連鎖とも関係ない。巨人の栄養にすらならない」ただ被殺戮対象としての人類という存在を浮かび上がらせ、戦慄を覚えたものです。

翻って2期はその巨人の謎が徐々に解明{netabare}(巨人が実は人間?){/netabare}され、見えない恐怖が可視化されていきます。巨人の恐怖というものが物語の面白みを担保する屋台骨であった以上、そこにメスを入れたことでのデメリットもありました。

これは作品の魅力の軸がシフトしたことを意味します。擁護すると、スプラッタホラー味の対巨人バトルで押し通せば、巨人の絶滅orボスの討伐といった少年ジャ○プ的インフレ展開しか残されておらず、結局「1期で終わっときゃよかったのに」となったでしょう。そこはマガ○ンだったのでそんな選択は取らなかったのかもしれません(嘘)。
魅力の軸がシフトとはあくまで好意的な解釈で、当然ながらこれを作品のブレと捉える向きもゼロではなかったでしょうね。

ただしブレはブレでも2期で私が感じた“ブレ”とは、これとは違うもっと絶望的なもの


“心臓を捧げる先である人類への迷い”


絶対真理と思っていた憎しみの対象“巨人”という前提が揺らぎます。
さっそく第1話(26話)で私の大好きなウォール教の司祭(注:1期レビューでボロクソ書きました)がまたやらかしました。{netabare}壁の中にいる巨人の存在をこれまで隠してきたのです。{/netabare}人類への裏切りです。
人類の進撃の糧に!と心臓を捧げた兵士たち。折り合いつけるかつかないのか、九死一生に煩悶して任に着いた調査兵団の一員たるエレンですら話数を重ねる毎に「俺たちは何と闘ってるんだ?」という状況がやってくる。そんな2期でした。

そして、1期と比較し市井の人の出番がめっきり減ります。兵士たち(特に調査兵団)の話がほとんどとなり、より狭い空間での兵士たちの選択や葛藤を追っているというのも2期の特徴です。
中核はエレン・ミカサ・アルミンその他第104期訓練兵団卒業生たち。良きにつけ悪しきにつけ、彼ら彼女らが『進撃の巨人』という物語の中心であることがほぼ確定となりました。
{netabare}余談ですが、エレンの同期達って何個師団分くらいの軍事力あるのだろう?少なくとも兵団のなかでは歴代最強のメンバーには違いありません。{/netabare}
1話分の引きがとても良いので次が気になりあっという間の全12話でした。今から視聴組は1期の勢いそのままに2期に突入できますね。ラッキー!


OPは1期に続いてLinked Horizonが担当。曲は「心臓を捧げよ!」

“捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ”

まるでそう言い聞かせないと正気を保てないような展開が兵士たちを待ち受けてました。
明確な敵設定できるうちはまだマシだったかもしれません。
そして謎がこれから徐々に明かされていく手前の物語序盤。


{netabare}「人は戦うことをやめた時初めて敗北する」{/netabare}


手練れのミケ分隊長が発したセリフが意味するところを兵士たちも視聴者である私たちも、それが如何に困難な道程かを思い知ることになるのでしょう。

「諦めたらそこで・・・以下略」
言うは易し 行うは難し です。普段できてる気がまるでしません。


■オマケ
巨人の捕食シーンはヴァリエーションが増えてた気がする。

{netabare}ミケ分隊長:獣の巨人に装置取られた実力者。いやぁ、ちょっときつい。{/netabare}

{netabare}ナナバ:古城で奮闘した先輩の女性兵士。いやぁ、これまたちょっときつい。{/netabare}




視聴時期:2018年11月

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2019.11.08追記
《配点を修正》 +0.1

3期が終わりFinal seasonを残すのみ。
視聴当時は1期と比較しややパワーダウンの印象を受けたが、2期で開示された情報は物語上不可欠なものでありのちに回収されます。
物語構成の良さを評価し加点しときます。



2018.12.18 初稿
2019.11.08 追記/配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 67

89.3 3 巨人で残酷なアニメランキング3位
進撃の巨人 Season3 Part.2(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★★ 4.1 (712)
3555人が棚に入れました
人類が永きに亘って壁の中に隠してきた、大いなる秘密――。 その真実に一歩近づいた調査兵団だったが、時の王政により反逆者の汚名を着せられてしまう。 しかし、人類はただ飼われるだけの家畜ではなかった。 真実を追い求めるエルヴィン・スミスの執念は兵団のトップを動かし、遂に現体制に対するク ーデターが勃発する。民衆を欺き続けた偽りの王は退き、真の王家の血を引くヒストリア・レ イスが即位。自ら巨人を討ち果たした勇敢な女王のもと、人類は新たな時代を迎えようとして いた。 エレン・イェーガーが得た硬質化の能力と、そこから誕生した対巨人兵器。 着々と反抗の準備を進める人類は、悲願のウォール・マリア奪還作戦を決行する。 人類と巨人、互いの生き残りを賭けた究極の戦い。 その先にエレンは、人類は、はたして何を手にするのだろうか?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、谷山紀章、細谷佳正、橋詰知久、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

俺たちの進撃よ お帰りなさいませ!

この絶望と高揚

つくづくこの作品は極限下の人間描写が素晴らしい。

進撃の巨人3期Part2は全10話。継続No.ですのでクレジットは#50~#59ということになります。極めて濃厚あっという間の10話でした。今クール(2019年春期)ひいては今年上半期の最優良物件と感じる自分はこうも思ってます。


 “途中で断念したみんな!戻っておいでよ!”


1期#01~#25、2期#26~#37、3期Part1#38~#49、そしてPart2とこれまで間隔を空けながらも足掛け5年は続いている長編物語は未だ道半ばにあります。
Finalと銘打たれたシリーズが2020年放送予定とのことでクール数不明ながらクレジット#70を超える大作として幕を下ろすのでしょう。

本作の良さはこれだけ長く続いているのに物語の整合性が保たれているところにあります。
私は原作組でもありますが、アニオリ入れても本筋から逸れることがない。その本筋は一本の線で筋が通っている。ブレがありません。
1期で提示されたのは未知なる巨人の圧倒的な力に抗う人類の意思でした。2期で巨人は見えない恐怖から見える恐怖に変わり、3期ではPart1&2を通じてこの世界の仕組みに踏み込んでいきます。
2期あたりから、外形的な巨人の恐怖が変わったことを面白くないとみる層が一定数いたのも事実でした。あまりこういうことは言わないのですがもったいないことをしてると思われます。出戻ってここまで辿りつけば報われる3期Part2と言えましょう。

やや説明的な3期Part1を踊り場にして、3期Part2では1期さながらの対巨人バトルが復活。これまでの物語の積み重ねによって闘う意味に極めて重たい理由が課せられた上での死闘が繰り広げられることになります。
さらにこれまでのあの場面に出てきたアレ。この場面でのあのセリフ。綺麗に伏線の回収がなされていきます。そしてFinalに向けての新たな謎撒き。ここまでくると、未回収の謎にもきっと答えを出してくれるのだろうとの信頼をこの作品に寄せることができてます。だからこそあらためて言いたい。


“途中で断念したみんな!戻っておいでよ!”


RevoさんもOPに返り咲きましたし。正直なところ曲単体での魅力は乏しいといいますかあんまりお上手ではない方ですよね。それでも進撃の物語にはしっくり馴染むのです。名曲「紅蓮の弓矢」を転調アレンジした「憧憬と屍の道」って、虎舞竜「ロード第二章」との既視感がハンパありません。
・・・褒めてんだか貶してんだか、こちらの曲は今から加速してくぞ!ついてこいよ!を宣誓する凱歌のように私は捉えておりました。


さて、全く未経験な諸氏向けにはどうか?
59話終わってなお続きが気になる物語です。長丁場は承知の上、Finalシリーズを共に楽しむために予習を済ませておきませんか?と推薦しておきたいところです。



■野球は巨人 対する阪神は新劇いや進撃
こんな危険球は嫌だ!の声が聞こえてきそうです。
※纏められなかったがこのエモさだけは残しておきたい!的な以下。

{netabare}#50~#55までの獣の巨人戦を軸とした戦闘描写は特濃レベルでした。ここまで6話分。辞書に無駄回という語が載っておりません。{/netabare}

観ていて苦しくなります。民族殲滅を目的とした強大な相手に対してどう対処すればよいというのでしょうか?
話せばわかるが通じない相手に非力な側ができることには限りがあり、“家畜の安寧”を甘受しようとも先細っていくのは避けられません。

{netabare}#54と前後の回は本作のピーク。

1.エルヴィン・スミスの諦観
「そして私は真っ先に死ぬ。地下室に何があるのか…知ることもなくな…」
これまで頼れる団長、超絶リアリストだったエルヴィンも事ここに至りて感情のある人間だったという事実に驚く。一呼吸置いてそりゃ人間だもんなの納得感に落ち着く。
「俺は選ぶぞ。夢を諦めて死んでくれ。新兵達を地獄に導け。獣の巨人は俺が仕留める」
#53はエルヴィンとリヴァイのやりとりだけで通常なら神回相当。

2.リヴァイの誓い
「待てよ…俺はあいつに誓ったんだ…必ずお前を殺すと…」「誓った!」
獣の巨人を仕留めにかかるリヴァイは作画の凄さも相まり冗談抜きで震えがきた。そして何回も観た。
死んでくれ!と自分が言った盟友との約束。死者(この時点では仮だが)との約束は限りなく重い。

3.アルミンの嘘
「エレン…わかってるよね?一緒に海に行くって約束しただろ。僕がエレンに嘘ついたことあった?だから何があっても僕の作戦守ってくれよ!」
「クソ…わかってたハズなのに…」
「わかってた…お前が誰よりも…勇敢なことぐらい…」
大人達から一転エレンサイド。ここまでしないと突破できない絶望的な状況というのがやるせない。エレンも泣き叫ぶでなく静かに咀嚼する。
#54は鋼、超大型、獣と無理ゲー級の負け戦からの大逆転ながらカタルシスはなし。これ凄いことです。

4.そして選択
リヴァイはアルミンを選んだのではなく、エルヴィンを選べなかったのだと思う。
壁の外。地下室に行きたいエルヴィンと海を見たいアルミンとが描く夢は一緒。諦めさせた夢を掘り起しもう一度地獄を見せることは出来なかったのだろう。団長R.I.P(T_T)
何を選ぼうがどれを選ぼうが地獄という世界は残酷この上ない。きっとこの後、“ここに団長がいれば”という展開が予想され、逆でも“ここにアルミンがいれば”となるのは必定な展開が透けて見える。
なにも時間をかけた選択ばかりを指さない。
・獣を足止めして生存者がいないかと逡巡したリヴァイ
・ライナーの取り扱いを巡るジャンとハンジの躊躇
瞬時に最適解が求められる戦場の非情さがものの見事に表現されているのだ。たまらん。

「アルミン、またな…」
リヴァイが団長を選ぶかという時にアルミンを前にしてのコニー。自身の死をも見越した別離の声掛けなんだよね。
#55 気持ち良さがまるでないが目の離せない展開が続きます。{/netabare}

ここまでお涙ちょうだいはないのですが泣けます。



視点を変えて、、、
こんな事態に陥る前に何ができたでしょうか?味方の損失を抑えるために何が必要だったのか? 諸々端折ると、正確な情報(インテリジェンス)が手元にあればということになるんだと思います。

{netabare}ミクロでならライナー達の潜伏位置や作戦内容。いくらこちらが弱くてもこれさえあれば何とかなりますし有能な指揮官なら次善策プランBプランCくらい練るでしょう。
マクロでなら巨人の正体。単に弱点突破の戦術のみならず、そこに係る利害関係者の思惑や力関係までも包括する情報を指します。{/netabare}

極地戦闘だろうが、国防外交だろうが情報をおざなりにして生き残った組織・国家は古今東西あるんでしょうか?答えは否。
戦争を起こさないために、有事に被害を最小限に食い止めるためにインテリジェンスを強化しないといけないのです。ここ無くして交渉もへったくれもありません。
アホが運用したら危険だ。その通りです。ただし仕組みが無ければやられ放題。仕組みを作った上でさっきのリヴァイの1000分の1程度の負担で糞の中からまだマシな者を選ぶ。我々だって当事者なのです。・・・あ、脱線してもうた。


「僕たちは圧倒的に情報が足りない」
アルミンが再三再四指摘していたことは本質を捉えているのです。


本作3期Part.2の後半は、足りない情報が埋められていく話。納得性のある超展開が待ち受けていることでしょう。
そして、来たるFinalシリーズでお会いしましょう。



視聴時期:2019年4月~6月 地上波リアタイ

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2019.07.10 初稿
2020.01.31 修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 71
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

壁を超えた先の遥かなる夢

アニメーション制作:WIT STUDIO
総監督:荒木哲郎、監督:肥塚正史、
シリーズ構成:小林靖子、キャラクターデザイン:浅野恭司、
音楽:澤野弘之、原作:諫山創

人類の歴史とともに生まれた壁に囲まれた城郭都市。
エジプト文明や古代ローマの時代から
外敵の侵入を防ぐための「壁」は、建設されていた。
エルサレムの旧市街やクロアチアのドブロヴニクには、
現在でも城郭都市が残っている。
そんな歴史を『巨人』が跋扈する架空の世界に置き換え、
見事なエンターテインメントとして成立させた作品。
いよいよクライマックスを迎え、
多くの謎が明らかになっていくPart.3だ。

シリーズは2010年代を代表する大ヒット作だが、
個人的には評価が乱高下していた。
異質な世界観は面白いのだが、
観ていると、作者の都合の良いように
ストーリーが展開しているように
より強く感じさせられてしまったからだ。
その違和感から冷めた目で見てしまう。
{netabare}特に女型の巨人が生き残る展開から
付いていけなくなり、興味がなくなってしまった。{/netabare}
それは、犠牲者が出るからということではなく、
人間の生きているストーリーとして
リアリティを感じられなくなってしまったからだった。

ところが、Part.3に入って、
様々なことが明らかになるにつれ、
Part.1と2の話が全て伏線としてつながっていく。
死んだ登場人物たちが意味のある存在として
物語のなかで浮かび上がってくるように感じる。
それによって、深く物語に没入することができた。
多くの事象がクライマックスに向けて収斂していく。
リヴァイを筆頭にエルヴィンや主役の3人の
キャラクター造形もいい。原作者が最初から
ほとんどの設定を決めて書いているだけに、
キャラの一人ひとりが、よりくっきりと
リアルな姿形で象られている。
主要人物の過去が語られることで、
それぞれの信念を追体験できるのが、
大きな魅力となっている。

同時にPart.3には、大きな柱がある。
それは全員が巨人たちによって支配された世界からの
脱却を求めているとともに、
各々が叶えたいと思っている夢が表出することだった。

アルミンの夢は、築いた壁の向こう側にある
遥かなる海を見ること。
未知の世界に対する憧れ。
またエルヴィン・スミスは、
世界を覆う未知の謎を知るためだけに、
全てを捨てて本心を隠し続け、偽りの世界に生きていた。
{netabare}そして、遥かなる夢を未来に見る者と、
全てを偽り続けながら真実に近づこうとする者との間で
命の選択が行われる。{/netabare}

本当に大切なものを守るために、
人は自分勝手になってはいけないのか。
戦時中の心情は、単純なものではないだろうが、
それでも利己的な物語のほうが好感を抱く。
大義で動くよりも、もっと個人的なことで
最終的には動いてしまうほうが
人間らしいと思ってしまうのは私だけだろうか。

ふたつの夢が交錯し、一方は潰えてしまう究極の物語。
SEASON3の最大の見せ場だ。

そしてもうひとつファイナルに向けて
示された大きな夢がある。
それは「進撃」を続けなければならない
人の使命とでも言うべきもの。
57話から59話で語られるエレンの父・
グリシャ・イェーガーの物語。
私はこの物語で、アルベールビル・オリンピックの
原田雅彦を思い出した。

スキージャンプ団体戦の決勝で原田は勝利を目前にした
最後のジャンプで大きな失敗をしてしまい、
日本は銀メダルに終わってしまう。
ジャンプが終わった後に頭を抱えて
うずくまる原田の姿は忘れられない。
日本中が落胆した日だった。
しかし、それ以上に脳裏に焼き付いているのは、
帰国した直後のインタビューだった。
そのときに原田は「私はこのことを背負って、
ずっと生きていきます」と覚悟を語ったのだ。
私は子供ながらに、凄い人だと思った。
帰国直後に、彼は全てを受け止めて前に進もうとしていたのだ。
後に長野オリンピックで、その覚悟を改めて示すことになる。

今回のラスト3話でクルーガーが巨人を託す相手として
グリシャを選んだ理由----
{netabare}それは妹を連れて壁外に出たことが原因で、
妹を殺されたからだった。
人は失敗を犯した日の後も生き続けなければならない。
クルーガーが初めて同胞を巨人にして崖から突き落とした日を
絶対に忘れていないことと同じだった。{/netabare}
何かをやり遂げるには、全てを受け止めて、
過ちの日からも進み続けなければいけない。
そんな強い意志が必要なのだ。

歴史は繰り返すと言われる。
しかし、過去を忘れ去ってしまい、
負の歴史を繰り返してはならない。
そのためには「痛み」が継承されるべきなのだ。
ラストに向けて人類の夢は、
どのような形で示されていくのだろうか。
(2020年2月15日初投稿)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 57

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人類が永きに亘って壁の中に隠してきた、大いなる秘密…。

2019年の春アニメで放送されたのは、第3期の後半クールになります。
視聴を続けてきた方みんなが如実に感じていると思いますが、season3に入って物語がだいぶ核心に迫ってきていると思います。
最近、第2期を再度一巡する機会がありました。
改めて見てみると、これまで何気なく見聞きしてきた台詞や言動が全て今に繋がっている事に気付くことができます。

ライナーやベルトルトの不可解で意味不明だった物言い…
当時、視聴していた時にはすっと流していましたが、それらの伏線が今になって回収されるなんて…
でもこれに気付いたのは再視聴したからで、そうじゃなければすっかり忘却の彼方だったと思います。

今期を一言で総括すると「色々と衝撃的なクールだった」に尽きると思います。
衝撃の具体的内容はネタバレになるので記載できませんが、公式の物語から推察はできると思います。
またネタバレ要素も無いので、以下に紹介しておきます。

第50話 はじまりの街
夜陰に乗じてウォール・マリをめざす調査兵団。深い眠りにつく巨人の横を通り向ける一同の中で、エレンはひとり呼吸を乱していた。
「もしも奪還作戦に失敗したら?」「自分は人類を救えるのか?」震えるエレンに声をかけたアルミンは、エレンとこれまでのことを振り返る…。

第51話 雷槍
「獣の巨人」を中心とした巨人の大群が出現し、調査兵団は完全に包囲されてします。彼らは足となる馬を死守しつつ、「鎧の巨人」の打倒に全力を挙げる…

第52話 降臨
調査兵団が開発した新兵器・雷槍による攻撃を受けて、「鎧の巨人」は完全に活動を停止したと思っていた。そんな彼らの目の前で「鎧の巨人」は再び動き出し、咆哮を上げる…。

第53話 完全試合
辺り一帯が火の海と化した中、さらに、シガンシナ区の内と外で調査兵団は完全に二分されてしまった。一方、エルヴィンやリヴァイらは「獣の巨人」の投擲による石礫の雨にさらされていた…。

第54話 勇者
絶対絶命の状況の中、調査兵団の新兵たちは、エルヴィンの指揮のもと決死の覚悟で「獣の巨人」に突撃する。一方、エレンたちもまた、ある作戦を練っていた…。

第55話 白夜
エレンはアルミンの前に立ち尽くしていた。悲しみに暮れるエレンのもとに、壁の上から2つの影が姿を現す…。

第56話 地下室
シガンシナ区の壁上。生き残った調査兵団はわずかであった。そしてエレンは、自身の生家の地下室へと足を進める…。

第57話 あの日
エレンの父・グリシャが残した本には、彼の記憶が綴られていた。まだ幼い少年であったグリシャは、ある日突然に、この世の真実と向かい合うことになる…。

第58話 進撃の巨人
グリシャが残した記憶。その中でギリシャが、ある任務を託されることになる…。

第59話 壁の向こう側
壁の外の真実と巨人の正体が明らかとなった。それを知ったヒストリアと兵団幹部たちはある決断を下す。そしてエレンは、壁の外へと思いを巡らせていた…。


はっきりと物語が動いているのを感じることができます。
また、「進撃の巨人」のタイトルの伏線が回収できるのも、今期の大きな特徴だと思います。

そういえば、第1話は「二千年後の君へ」というタイトルでした。
その当時は対して気にも留めませんでしたが、ここまで視聴を進めてきて振り返ると、こんなにも壮大な物語だったんだと気付かされます。

原作者の頭の中は一体どうなっているんでしょうね。
原作は2009年の10月から始まったようなので、約10年が経過している訳ですが、そんな前からこの物語の落としどころをちゃんと考えていたんでしょうか。
だとすると、設定や物語の幹が相当緻密でしっかりしているんでしょうね。
これが面白さの秘訣なのかな…?

それと、今回はオープニングも好みでした。
差し出すのは相変わらず「心臓」でしたが、個人的に好きだったのはオープニングアニメ…
特に序盤…スローで動くリヴァイには鳥肌モノでした。

オープニングテーマは、Linked Horizonさんの「憧憬と屍の道」
エンディングテーマは、cinema staffさんの「Name of Love」

1クール全10話の物語でした。
第4期(The Final Season)が2020年の秋に放送が予定されています。
心境はちょっと複雑…
確かに続きは見たいけれど、終わってしまうのは少し寂しい…そんな感じです。
でも、放送を心待ちにしています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

86.0 4 巨人で残酷なアニメランキング4位
進撃の巨人 Season3(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (798)
4021人が棚に入れました
百年の長きに渡り人類と外の世界を隔ててきた壁。その壁の向こうには見たことのない世界が広がっているという。炎の水、氷の大地、砂の雪原……。本の中に書かれた言葉は、少年の探究心をかき立てるものばかりだった。やがて時が過ぎ、壁が巨人によって壊された現在、人類は一歩ずつ世界の真実へと近づこうとしている。巨人の正体は何なのか? 何故、壁の中に巨人が埋まっていたのか? 巨人化したエレン・イェーガーが持つ「座標」の力とは? そして、ヒストリア・レイスはこの世界の何を知るのか? エレンら104期兵を加え、新たな体制となったリヴァイ班。行動を開始した彼らの前に、最強最悪の敵が立ち塞がる。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、藤田咲、細谷佳正、橋詰知久、谷山紀章、嶋村侑、津田健次郎、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

安定の内ゲバ

ここの話からは原作を一切読んでいないので、わくわくしながら見た。

話の流れ的にそうだと思ったが、内ゲバ続き。内部が腐ってたらしょうがない。
今回もいっぱい人死ぬの辛い。

ただ、リヴァイの活躍が多めで嬉しい。{netabare}巨人じゃなくて人間相手だが。{/netabare}

ヒストリアが大活躍。{netabare}居座っていた王家は偽者でヒストリアこそが真の王位継承できる。ダイダラボッチなお父さんにとどめを刺したわけだし。{/netabare}
巨人の秘密も段々明かされていく。
{netabare}エレンの父が元々の王家の血を根絶やしにして、人類を救うために巨人になる因子を奪ってエレンに与えた。{/netabare}

アッカーマンにまつわる話も。
{netabare}リヴァイもそうやったんか。ケニーは叔父さんだと!{/netabare}

{netabare}ギャグみたいな最初のほうの訓練も伏線あったとは。教官はエレンの両親と知り合いで調査兵団になってほしくないから、しれっと装置をいじっていたのだな。{/netabare}

貴重な肉ではしゃぐ回は息抜きのギャグ回で良かった。
{netabare}意識を失っても動き続けるサシャと誰も喧嘩を止めてくれないせいで辞め時を失い、しょぼいパンチを繰り出し続けるジャンとエレン。{/netabare}


OP
Red Swan YOSHIKI feat. HYDE
ED
暁の鎮魂歌 Linked Horizon
YOSHIKIとHYDEって豪華すぎる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
百年の長きに渡り人類と外の世界を隔ててきた壁。その壁の向こうには見たことのない世界が広がっているという。炎の水、氷の大地、砂の雪原……。本の中に書かれた言葉は、少年の探究心をかき立てるものばかりだった。やがて時が過ぎ、壁が巨人によって壊された現在、人類は一歩ずつ世界の真実へと近づこうとしている。巨人の正体は何なのか?何故、壁の中に巨人が埋まっていたのか?巨人化したエレン・イェーガーが持つ「座標」の力とは?そして、ヒストリア・レイスはこの世界の何を知るのか?エレンら104期兵を加え、新たな体制となったリヴァイ班。行動を開始した彼らの前に、最強最悪の敵が立ち塞がる。


1. 狼煙
エレンたち104期生は新たにリヴァイ班へと編入されることになった。ウォール・マリアに開けられた穴を塞ぐという当初の目標を達成するため、巨人化したエレンの体を自在に硬質化する方法を探る実験を進めるハンジだったが、そこへニック司祭が何者かに殺されたという知らせが入る。ニックの殺害が憲兵団の手によるものと断定したハンジの報告を受けたリヴァイのもとに届く、エルヴィンからの手紙。そこに書かれていた内容とは……?

2. 痛み
エレンとヒストリアを乗せた馬車が襲撃され、そのまま二人が攫われてしまった。追おうとするリヴァイの前に立ち塞がる謎の男。その顔を見て、リヴァイは「ケニー」と叫ぶ。どうやらリヴァイにとって、過去に因縁のある相手らしい。二人の戦いは、まさに相手の命を奪おうとするものだった。巨人対人類ではなく、人類同士が立体機動装置を用いて行う死闘。その信じられない光景を目撃したジャンたちもまた、戦闘に巻き込まれていく。

3. 昔話
攫われたヒストリアが目を覚ますと、そこには彼女の父親を名乗るロッド・レイスという中年の男がいた。ロッドはヒストリアを抱きしめながら、レイス家にまつわる重大な秘密を打ち明ける。一方、ハンジも捕らえた憲兵の口を割らせて、レイス家の秘密を掴んでいた。今後の方針を決定するため、エルヴィンにレイス家の情報を伝えようとするハンジ。その頃、エルヴィンはピクシスと面会し、人類の歴史を動かす決意を表明するのだった。

4. 信頼
憲兵団の策により、民間人を殺害した罪を着せられてしまった調査兵団。彼らが潜伏する森の中に、見回りをしていた男女二人の憲兵、マルロとヒッチが足を踏み入れる。水汲みをしているアルミンを発見するも、逆にリヴァイたちによって拘束された二人。だが、憲兵団のやり方に疑問を感じるマルロは調査兵団への協力を申し出る。リヴァイは二人の身柄をジャンに預けるが、ジャンは彼らのことを信用しておらず、ナイフを向けてしまう。

5. 回答
ついに調査兵団の命運が尽きようとしていた。中央憲兵に追い詰められ、エルヴィンの処刑が執行されようとしていたのだ。王の間にて、最後の裁判を受けるエルヴィン。調査兵団を失うということは、人類の矛を失うことを意味する。――エルヴィンの主張に誰も耳を貸そうとせず、処刑台へと連行されそうになった矢先に、超大型巨人と鎧の巨人がウォール・ローゼを突破したとの情報が入る。はたして、人類の未来を託すべきは誰なのか!?

6. 罪
どれほどの時間が経ったのか。礼拝堂の地下で目を覚ましたエレンの体は鎖で拘束され、目の前にはすべての記憶を取り戻したというヒストリアが、ロッドと並び立っていた。ロッドとヒストリアの手が背中に触れたことで、エレンの脳内に浮かび上がってくる忌まわしき記憶。それは、5年前のある夜にレイス家を襲ったという悲劇の真相だった。あの夜、ロッドから家族を奪ったのはエレンの父、グリシャ・イェーガーだというのだが……。

7. 願い
ロッドが語るレイス家の真実。何代にもわたって受け継がれてきた巨人の力は今、エレンの中にあるという。ヒストリアは叫ぶ、その力を手に入れ世界の歴史を継承し、この世から巨人を駆逐することこそが自分の使命だと。一方、真実を知ったエレンは償いきれない罪を犯してしまったと涙を流し、人類の命運をヒストリアに託す覚悟を決める。そんなエレンの想いを受けたヒストリアは、ロッドのもくろみ通り巨人化してしまうのか?

8. オルブド区外壁
ヒストリアはロッドに逆らい、エレンを連れて礼拝堂から脱出しようとする。すると、床にこぼれた薬品を体内に取り入れたロッドが巨人化してしまった。その衝撃で飛ばされるヒストリアと拘束されたままだったエレンを、駆けつけた調査兵団の仲間たちが救う。そうしている間にもロッド巨人の体は形成されていき、その大きさは超大型巨人をも超えるものとなった。仲間が危機に直面したとき、エレンは再び自分を信じることを選択する。

9. 壁の王
エレンは仲間を守ることができたが、同時にロッド巨人も地上に出てきてしまった。高熱を発し、周囲の木々を焼きながら、ロッド巨人はゆっくりと歩みを進める。その先にはオルブド区があるが、エルヴィンはあえて避難指示を出さずに巨人を迎え撃つ作戦を立てる。被害がウォール・シーナの中心部にまで及ぶことを防ぐためにオルブド区の住民をおとりにしつつ、ひとりも死傷者を出さないという困難な戦いに、調査兵団が立ち向かう。

10. 友人
ロッド巨人は倒され、自らとどめを刺したヒストリアは住民や兵士たちの前で自分が真の王であることを宣言する。その頃、礼拝堂の崩落現場から脱出したケニーは大量の血を流し、息も絶え絶えになりながら横たわっていた。ケニーの脳裏に浮かんでは消える自らの壮絶な生涯-。ふと気がつくと、目の前にはリヴァイが立っていた。ケニーは生きるための最後のあがきをするかのように、巨人化する薬品の入った注射器を取り出すのだった…

11. 傍観者
ヒストリアの戴冠から2か月。牧場で孤児たちの面倒を見るヒストリアは、人々から親しみを込めて「牛飼いの女神様」と呼ばれていた。調査兵団ではエレンが得た硬質化の能力に関する実験が行われ、対巨人兵器の開発に成功する。度重なる実験は体に大きな負担を強いるものだったが、エレンは、巨人を一掃できるなら自分の身が削られることなどいとわない覚悟を見せる。そして、ある人物のことを思い出すのだった。

12. 奪還作戦の夜
調査兵団の悲願であるウォール・マリア奪還作戦は、2日後に決行されることとなった。リヴァイは手負いのエルヴィンに対し出陣を控えるよう進言するが、エルヴィンは固辞。「この世の真実が明らかになる瞬間に立ち会わなければならない」と語るエルヴィンの強い意志に、リヴァイも納得してその場を去るのだった。その夜、兵舎で盛大な宴会が催され、英気を養う兵士たち。エレンたちはここまでの戦いを振り返り、決意を新たにする。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「その行いが報われる日まで、進み続けるんだ。これは、お前が始めた物語だろう。」

進撃の巨人・3期。

1期(25話)と2期(12話)または、
総集編劇場版映画3作を見てから視聴してください。

2020年秋には4期も放送予定!

今回はなかなかアツい展開続きだったので、
4期が決定しているのは嬉しいです♪

3期は分割2クールで、全22話です。
まとめてレビューします。


● ストーリー
人を食べる巨人から身を守るため、
三重の壁に囲まれた国の中で暮らす人類。

エレン・イェーガー(♂)は、
壁の外へ遠征して調査を行う調査兵団の一員であり、
巨人化の力を持つ少年。

特別な力を持つ存在として、
正体不明の敵から狙われていた。

エレンの父が世界の秘密を隠したという地下室を目指して、
調査兵団はエレンの昔の家を目指す。


これまでは巨人vs人類という構図だったのが、
3期では人vs人とという場面が多くなっていました。

謎だらけのこの世界で、
いろんな立場の人間の思惑や秘密がぶつかり合っていく。

そして徐々に明らかになる世界の謎。

2期までは謎まみれだったのですが、
3期の終わりには大部分の謎が明らかになります。

この世界はなぜ3重の壁に囲まれているのか、
巨人とは一体どこから来るのか、
エレンを狙う敵の目的とは、
エレン達が持つ巨人化の力とは、

などなど、1期や2期での謎はほとんど明かされます。

その分、新たな謎がまたどーんと置かれてしまったのですが。笑
(これは4期へ持ち越し。)

特に3期後半、エレンの家の地下室を目指す戦いは、
かなり絶望的な状況の中で抗う調査兵団の姿がかっこよくて…。

命をかけて、最後の最後まで己の信じるものだけは貫こうとする姿に、
毎回目が離せませんでした。一気に最終話まで駆け抜けたくなりました。


≪ 失う辛さと自分にできること ≫

巨人がうろつく壁外で調査を行う調査兵団には常に危険がつきまとい、
いつ命を落としてもおかしくない。

今回も恐ろしい数の調査兵団員が命を失います。
誰もが、大切な仲間を失っていく。

辛いなあ。辛いよ。
大切な仲間を失う辛さをこの人たちはどれだけ経験してきたのか。

気が付けば、みんな死んでしまった。
気が付けば、自分だけが生き残っていた。

残された自分にできることは、ただ意思を引き継ぎ、進むことのみ。
だから立ち止まることは許されない。

この世界にいると、ゆっくり悲しみに浸る暇なんてなくて、
誰かを失った辛さも悲しみも、激動の世界に押し流されてしまう。

それでも、己の道を信じて進む。
この先に、彼らが夢見た未来があると信じて。
そんな未来は本当に存在するのか?と挫けそうになる心と共に。


≪ 人と世界 ≫

初めは、壁の外の自由を手に入れたいという願いからだった。
人にとっての脅威は巨人だった。

だけど、気が付けば真の脅威は同じ人間であり、世界であった。
私達と同じだった。

結局のところ、世界のすべての人が平和に過ごすことなんて、
不可能なのだろうか。

平和に、自由に暮らしたい。
たったそれだけの願いを、私達はずっと叶えられずにいる。

誰かより幸せになりたい、誰かより豊かでありたい。
そんな願いを持ってしまった時点で、人間は世界に敗れたのだろうか。

エレン達も同じ道にたどり着いた。
そして繰り返そうとしている。

平和で自由な世界を手に入れる。
そのためなら、自分の周りの世界以外はどうなってもいい。
むしろ、これまでされてきたことへの恨みを晴らしてやる。

エレンたちがこの先どのような道を選ぶのかはわからないけれど、
彼らなら別の道を見せてくれるのではという期待もある。

いつか世界のすべてが平和になる日まで。
自分には何ができるのか。

何かできるとしても、行動に起こすことができるのか。
自分には自信がないなあ。

そう考えると、
次々と行動を起こすエレン達は本当にすごいなと思います。


● キャラクター
世界を変えるために立ち向かうキャラクターたちは、
みんな強くてかっこいいです。

望んだものを得るための戦い、
その中で生きることを選んだ人たちばかり。

誰が一番好きかと問われると悩みますが、
やっぱりリヴァイ兵長かなあ。

今回の無双っぷりも半端なかったです。


● 作画
今回も高いクオリティ!

演出もかっこよくて、
特に立体機動装置でびゅんびゅんする時のカメラワークが動く動く。

BGMのかっこよさと合わさって、
毎回いい演出を見せてもらいました。

かっこよかったです!


● 音楽
【 前半OP「Red Swan」/ YOSHIKI feat. HYDE 】
【 後半OP「憧憬と屍の道」/ Linked Horizon 】

前半OPは1期や2期とは違う雰囲気でした。

でもOP映像の美しさと合わさって、
こちらもいい感じ♪

リンホラOPはやはり初代のインパクトが強すぎるから、
ここで雰囲気変えるのもよかったと思います。

後半OPはリンホラOPに戻ったので、
なんだか懐かしさもありましたw

今までのOPの要素を織り交ぜつつの曲で、
もはや自分には1期~3期のOPの違いを聞き分ける自信がありませんが(笑)、

実際に聴き比べてみるとちゃんと違っていて、
むしろこの3期のOPは今まで以上にかっこよく感じました。

アニメーションもスピード感ありまくりで、超かっこいい!


【 前半ED「暁の鎮魂歌」/ Linked Horizon 】
【 後半ED「Name of Love」/ cinema staff 】

今までOPを担当してきたリンホラが一度ED担当になったのは、
曲の雰囲気も変わってよかったと思います♪

いつもの激しいOPに対して、今回のEDはおとなしいけれど、
雰囲気は抜群でした。

でもそれ以上によかったのが、後半ED。

こちらもしっとりとした曲だけど、
彼らの境遇とぴったりすぎてぐっとくる…。

いつか今の苦しみや悲しさが、
すべて報われる日が来ますように。


● まとめ
作画や演出は見事だし、
ストーリーもわかりやすかったです。

かなり大きく話が進みました。

原作も読んでいるのですが、
そちらは飽きてきていて…^^:

だけど、アニメでまたおもしろいと思えました!
2020年秋からの続編が楽しみです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リヴァイよ、今夜もありがとう

2018.10.17記


原作既読。


初見時TV版1期2期を観てません。3期放送に先立ち下記劇場版のTV放送をおさえた上で参戦しました。

・劇場版 前編〜紅蓮の弓矢〜 / 後編〜自由の翼〜
・劇場版 Season2〜覚醒の咆哮〜


そうですね。いつしか観ようTV版!(※注:その後視聴済)


そしてTV版のおさらい~wikiより~

・第1期:全25話 + OAD5話
・第2期:全12話

第3期は分割2クールのようでいったん1クールめ12話分のレビューとなります(2018年10月時点)。物語の表現上は“第38話~49話”の扱いとのこと。
放送局は天下のN○Kに移り、ほぼ全国同時放送となりました。人気作の続編として期待と不安入り混じる下馬評だったかと思います。


ぱっと見

 “内戦(仮)”


2期までに綴られたであろう巨人VS人類の構図が変わり、壁内の人間同士の争いに焦点を絞り物語が展開します。そしてこれまでの謎が次々と明かされていくことになり目が離せないです。
ニック司祭殺害に端を発し、{netabare}ウォール・マリア奪還作戦手前までと{/netabare}区切りのいいとこまでやって1クール終了です。
原作通りでもあるし、人間VS人間の萌芽は2期までに描かれていた(たぶん)ため驚きの展開というわけではなかったと思います。

冒頭述べたようにTV版未視聴なので、前期・前々期との比較はできませんが、市外戦闘の作画は凄まじかったと思います。
草原など奥行きのある背景でデカブツを相手にするよりも目まぐるしく絵が変わる市外戦は作品通じての見どころになりますね。

それと、全話通してリヴァイ兵長が出演します。録画した回を観る度に兵長の雄姿を拝めるのは眼福でした。さらにはリヴァイの生い立ち含めた過去話に踏み込むのでファン必須でしょう。


バトルもありながら政治重視の様相を呈する展開には、これまでと趣きが変わる分戸惑うかもしれませんが、原作がそうなのでほんとに好き好きということになるかと思います。
これまでOPを担当していたLinked HorizonからYOSHIKI&HYDE組にバトンタッチして、そこにN○K色を感じなくもない今日この頃ですが、結局のところOP画像のミカサの笑顔はいったいいつ拝めるのだろうと願いつつ、人間同士の抗争(正確には権力闘争)に突っ込んでいく3期前半パートとなりました。

{netabare}49話でミカサが「これが終わったらあの頃のように…」的なことをつぶやきます。ほんとそうですね。{/netabare}


2019年4月再開予定の放映も視聴予定のため、そちら含めて完走したらあらためてレビューも纏めたいと思います。いったん「観終わった」にしときます。



【閑話休題】藤井聡教授の見立て
今から7~8年前くらいだったでしょうか。氏のインタビュー映像かなんかで、氏の息子の薦めで漫画版を読んだ時の印象について言及があり、それがなかなか面白かったので紹介しておきます。
ちなみに私が原作を手に取ったのはこの藤井教授に触発されたのがきっかけ。。
※アニメ関係ないので畳みます

{netabare}曰く、この壁の中の人類ってまんま今の日本人のこと指してんじゃん、と。

『壁の中なら安全』壁は未来永劫自分たちを守ってくれると固く信じている
『壁の外は知りません』外界の動向をきちんとウォッチすることを放棄
『上記2つを破るものは制裁』現状維持しようしようと躍起になる勢力がある

こんな主旨だったかと思います。
上記3点はすなわち“欺瞞”ということで、いったん壁破られたらどうなん?を描いたのがアニメ1期ということになります。いましたね、昼から飲んだくれてる憲兵団が。そして既得権力として上記3つを堅持しようとする王政府(偽)が。そして壁破られて右往左往する人類が。

劇中では、外の世界に興味津々のアルミンと触発されたエレン。ならびに外を知らずして人類に未来無し!の調査兵団、という組み合わせでした。
外の世界を知り、その上でしっかりと準備し、外敵が来たら駆逐する、といった当たり前のことを作品を通じて訴えており、そこが琴線に触れたんじゃないか、との氏の見立てです。

だからヒットしたかどうかというのは違うと思いますがね。{/netabare}

{netabare}で、今回は内戦(仮)です。巨人には元々人類だったやつもいるよ、からの3期の展開です。
物語として、巨人VS人類から人間VS人間にシフトして戸惑う部分も多いかもしれない本作ですが、一般論として、外敵と対峙する際に内なる敵を抱えたままだとほぼ勝利を収めることは難しいのが世の常。
そんな事情があったかどうかは露ぞ知らぬところではあるものの、壁の中での争いに物語がシフトしたのはある意味当然なのかもしれません。{/netabare}



視聴時期:2018年7月~9月 地上波リアタイ

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2019.04.09追記

その後、TV版1期2期を視聴済。劇場版のみでもすんなり入れたのは事実なのですが、もう一度3期前半をおさらいしてみると、ライナーのくだりとかTV版を抑えておいたほうが良いように思えました。少しばかり後悔してます。

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2020.01.31
《配点を修正》+0.1



2018.10.17 初稿
2019.04.09 追記
2020.01.31 配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 64

82.1 5 巨人で残酷なアニメランキング5位
進撃の巨人 The Final Season(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (502)
2075人が棚に入れました
「その巨人はいついかなる時代においても、自由を求めて進み続けた。自由のために戦った。名は――進撃の巨人」ついに明かされた壁の外の真実と、巨人の正体。ここに至るまで、人類はあまりにも大きすぎる犠牲を払っていた。それでもなお、彼らは進み続けなければならない。壁の外にある海を、自由の象徴を、まだその目で見ていないのだから。――やがて時は流れ、一度目の「超大型巨人」襲来から6年。調査兵団はウォール・マリア外への壁外調査を敢行する。「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた……」壁の中の人類が、初めて辿り着いた海。果てしなく広がる水平線の先にあるのは自由か、それとも……?エレン・イェーガーの物語は、新たな局面を迎える。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、谷山紀章、細谷佳正、朴璐美、神谷浩史、子安武人、花江夏樹、佐倉綾音、村瀬歩、川島悠美、松風雅也、沼倉愛美、増田俊樹
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大義名分で舗装された道

原作は途中から控えたMEN
1クールにしてはボリューミー全16話です。
※以下3期までのネタバレは隠してないのでご注意を。


エレンたちが海に辿りついてから4年。太平の世が終わりエレンのおかんが食われて9年後の世界。

本放送中に原作が完結したりいよいよか!な〝FINAL”と銘打ちながらまだまだ続きがあるようです。
放送時期毎に感想書いてるとネタがつきてくるもんですが、そうはならない数少ない作品。毎度新たな一面を見せてくれ、それでいて一本筋が通ってるのが特長。

「あれ!?なんか観るアニメ間違えたかしら?」
{netabare}「あれ!?どちらのゴールデンカムイでしたっけ?」{/netabare}

そんな冒頭でさえ不安にならないのはひとえに積み上げたものへの信頼です。きっと回収するはず!
そんなひとつ。見上げた空に羽ばたく鳥たちのオープニングカットは1期第1話を彷彿とさせました。

「あーいよいよ完結するんだなぁ」 
「あーこのあと壁の中はえらいことになってたよなぁ」

そんなオープニングカットからの連想。前者は大河ドラマ並に重厚な物語が終焉を迎える高揚感と一抹の寂しさ。一方で後者が示唆するものはやや不穏。1期で壁内人類を襲った悪夢の再来です。
そうしてFinalseasonはお馴染みの面々抜きで海の向こうの国〝マーレ”側の視点から幕が開きます。ひとまず此度の16話をまとめるなら

 〝16話分のキャラ回”

1クール群像劇なら6話~8話あたりで適宜挿入されるアレ。キャラ評価の逆転を狙う目的なら終盤10話あたりまでと何処にでも挿入可能性あるアレ。敵味方問わず登場人物たちを深掘りし物語に深みをもたらすアレをまるまるやっていただいた印象。
思えば主人公エレン(それとアルミン)の原動力は〝駆逐してやる!”と〝璧外への憧憬”の二つ。憧れを象徴する台詞が「海を見たい」だったと思います。海をイタリア語で〝マーレ(Mare)”と言いますが、そんな海を冠した壁内人類との因縁浅からぬ国と対峙するぞ!というところで3期は終幕してました。
おさらい兼ねて駆け足で振り返る59話↓

 第1期(#01-#25) 人類対巨人の絶望的なパワー差でも抗う人類の意志を描き
 第2期(#26-#37) 絶対真理と思っていた『打倒巨人』の前提に揺らぎが生じ
 第3期(#38-#49) 揺らぎや萌芽が形となって壁内の人間同士の争いへと発展
 第3期(#50-#59) 明かされる世界の仕組み。壁内人類の災難はマーレ起因らしいことが判明
 第4期(#60-#75) 今ここ

そのままマーレを敵認定した組み立ても成立したでしょうがそうはしません。キャラ回をあっさり1話ちょっとで終わらせず、新キャラも順次投入し厚みを持たせていました。代表はガビ♀とファルコ♂の四月に嘘ついてそのうち神様になりそうな実力派声優コンビで息もぴったり。

 戦争は対峙する両者がそれぞれの正義を掲げ絶対的な善悪など存在しない

散々言われてきた使い古されたモチーフです。善悪二元論に傾かない最近の例で超絶ヒットした『鬼○の刃』でも鬼側の事情を丁寧に描くことに奏功してました。

そこに良い意味でえげつなく足を踏み込んでるのがこのFinalseasonではなかったでしょうか。単に相手側の事情説明に終わっていないのが良い。
対立してる二つの視点を擬似体験させる手法が徹底しているため、今目の前で繰り広げられてることや向けられるセリフ随所に〝かつての○○と同じ”フラッシュバックする場面わんさか。その意味ではガビ&ファルコはニコイチでかつてのエレンと見立ててました。死にたがり野郎成分多め「駆逐してやる」状態エレンを担当するのがガビ。その対極、勘はいいけど思慮浅めで戦士適正が低い落ちこぼれエレンなファルコ。


明かされていく伏線に唸るのももちろん楽しいですが、〝かつての○○”がいちいち刺さり、その最たる犠牲者!?ともいえるライナーが第1話(#60)声優紹介のトップを飾っていることがなによりのメッセージかと思われるFinal前半でした。
ただの知識でしかなかった善悪の曖昧さを疑似的に体験できる貴重な経験を得られるかと。文科省推薦にして夏休みの課題アニメにしたらいいと思います。
善悪に関する哲学的な思考。歴史観。各々の価値観次第でなにかしら引っかかるものがある傑作なことは言うまでもないでしょう。



※ネタバレ所感

■仕方なかったってやつだ

{netabare}「尊敬してたのに」とエレンを面罵するファルコ。昔同じこと言われたライナーの表情が蒼ざめる。
「友達だと思ってたのに」と姉の仇ガビに憎しみをぶつけるカヤ。そりゃそうなのです。

「人類を救うためです」シャーディス教官に答えた若き日のライナー。そう!人類を救うためなのよ。

パラディ視点で始まったこの物語は100年続いた安寧をマーレ側が破ったことが発端。抗戦の大義名分ありまくりです。
一方世界からみればパラディ(壁内エルディア人)は長年巨人使って残虐行為の限りを尽くしてきたわけで、それが辺境の島に残存戦力抱えて逃げ込んだ挙句〝地ならし”なんて切り札持ってる連中から「平和を望んでいる」と言われたところでそんなん信じられるか、ボケ!ってのは頷ける話です。

作者の性癖かもわからん。悉くブーメランがライナーに刺さるのが痛ましいのであります。
そして信じてたものが切り崩されてく絶望というものをガビとファルコが受け止めてくれました。おかげでガビの心がガビガビに…(自粛){/netabare}


■まあそう思っちゃうよね

ワルシャワのゲットー(跡地)をほっつき歩いた経験から、居住制限区域が対ユダヤ人のそれに見える。
{netabare}その前提に立つと、腕章での住民ラベリングやちょび髭の閣下風なあの人の登場だったりで、国家マーレにおけるマーレ人とエルディア人の関係はゲルマン人(アーリア人)とユダヤ人とのそれですわな。
密告社会だし、少年兵はヒ○ラーユーゲントだし、ヴィリーダイバーの真実の中に適度に嘘を散りばめた演説がゲッペ○スのそれにも見えるわけでして。

ドイツ人これ観てどう思うんだろ?{/netabare}


■そしてこんな風にも見えるよね

『山河燃ゆ』って大河ドラマをアメリカで放送した時、現地の日系人から猛烈に抗議を受けたそうな。どんな内容か?
{netabare}原作は山崎豊子の『二つの祖国』。その名の通り、大東亜戦争時の日系人の葛藤を描いた意欲作。
それで猛抗議する日系人の事情も配慮しないとですよね。アメリカ人として日本のことなど全く考えもしないという姿勢を見せないと移民国家では悲しいかな生きていけないのです。

被差別民族の忠誠心競争も、そんな彼らを地雷原や最前線に送り込むのもよくある話。
冒頭の戦役は203高地攻略っぽいし、エレン派のクーデターは二・二六事件になぞらえることも可能です。エルディア人=ジャパニーズ説。だいたい鎖国してる島国に列強が襲ってくる図式なんてまんまそれに見えなくもない。{/netabare}


ドイツにせよ日本にせよまたそれだけに限らず、歴史の表裏や機微を上手く表現してるからどの歴史にも代入できるんでしょう。外人さん政治/歴史大好きだから海外でウケるのには納得しますわ。

{netabare}始祖の巨人奪還作戦も示唆に富む気がします。始原への執着は宗教戦争に発展するわけで…
ユダヤ・キリスト・イスラムと聖地エルサレムを巡る三すくみの例は言うまでもなく、人類の始原をアーリア人(インドヨーロッパ語族)とすることで優秀なアーリア人とそれ以外はオマケと見做す選民思想に酔ったハーケンクロイツな面々なんかそうでしょう。これは麻薬にも似た誘惑があるのか、隣国からナンデモ起源説が無くなることもありません。

 優れた我々のルーツ

合理性とは異なる尺度で争いは始まります。2000年単位のエルサレム界隈では対処するための知恵を蓄積してますが、うしろ二つは歴史の長い文脈でいえばまだまだ若い。
始祖マンセーな歴史と最終兵器としての〝始祖の巨人”とでは厳密には話は異なりますが、〝ルーツ”を争いの元としてる点が一つのメッセージのように思えるのでした。{/netabare}



■オマケ

1.制作会社変更
私にはあまり違和感なく移行できてるように見えました。
{netabare}ただピークちゃんのデザインがなんとなく伊藤潤二氏の漫画に出てきそうな見た目だったのが残念。{/netabare}

2.道半ば
2021秋からスタートするクールで完結するらしい。。。
{netabare}まだまだどうなるかわからんですね。いったん地ならししないと収まらん気がします。エレンがミカサやアルミンら守るために偽悪を演じてる可能性も捨てきれず。それで次世代への継承みたいな感じでファルコやガビが新たな世界を歩んでいくような。いずれにせよエレンの未来は暗そう。{/netabare}

3.楽園
イタリア語でもう一つ。楽園を〝パラディソ(Paradiso)”言いますもんね。
{netabare}囲われた島パラディが楽園というのも皮肉が効いております。作中でも罪を犯したエルディア人にお注射ちっくんして島に置き去ることを『楽園送り』と称してるあたり、楽園は薔薇色ではないんですよね。{/netabare}


 地獄への道は善意で舗装されている

ポジティブさの裏に潜む地獄。作中用語であれば〝善意”を〝仕方なかった”に置き換えればよい。



視聴時期:2021年1月~4月 地上波リアタイ

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2021.05.07 初稿
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

再追記 恐怖も世界観も矮小化してしまったがっかり感。設定を設定で解決しないでほしい。

再追記 ついに結末を迎える前に

{netabare} 本作のもっとも面白いところ、それは孤立した人類の反撃…だと思っていました。島設定がでるまでは。

 壁が一つ一つ破られて、巨人たちに追い詰められ食料が足りない、反撃の手段もない。仲間が次々に死んでゆく。そこに現れた一つの希望。それがエレンイエガーという巨人になれる人類の登場。

 そこには父親との因縁もあり、壁の中の巨人もいて、他に巨人になれる人がいて…それがどう収束するか、というのがワクワク感でした。

 ここに実は島の外に人がいて、人類の生存域を埋め尽くしていたと思っていた巨人も実は島の中に閉じ込められてたいた。

 これは勝手な見方なので作品のクリエータ側からすれば知ったことじゃないかもしれませんが、世界の中で訳の分からないなかで孤立する日本のメタファのようなもの…時代の閉塞感のようなものを見ていたのに、急に問題が矮小化されてしまいました。
 巨人が人類に操られているような設定で、得体のしれない恐怖から兵器へと格下げになった感じです。

 エレンの存在が、過去のストーリーとは乖離して、重要度がいままで積み上げた物語の流れから急に浮いてしまいました。いや、だったら何もしなくてよかったってこと?まあ、外を知り、出て行く必要があったんでしょうけど。
 その意味では狭い世界の外に実は真実が…っていうことで今の現実世界のメタファになってなくはないですけど。
 結末はまだですが、旧ハガレンのアニメ版の最期、等価交換という最大のテーマについて、錬金術を見事に別世界の文明と結びつけたようなカタルシスがありません。

 エレンが立体機動歩兵になって動機とか、母の仇とかどこに行っちゃったんでしょう?ミカサとの思い出や昔の事件の意味は?父親の謎は?こういうドキドキ、つまり3クールかけて描いてきたことが、なんといいますか茶番になってしまいました。

 設定を設定で解決する、という意味を実によく表している展開です。結末で実は●●を◇◇すると▽▽になるから、これで解決するんだよ、と後付けで言われる感じです。考察も謎も意味ね―じゃん、ですね。まあ、この長い物語を畳めるのは大したものですが…。ちょっと残念でしたね。{/netabare}

 総評はファイナルの2期目が終わったら書きます。




以下 初回時の感想です。


テーマ性と設定の浅さにはがっかりしました。追記 なぜ本作が世界系だと駄目なのか


 期待外れ感が強いです。ストーリーの面白さはあると思いますが、テーマ性や設定の浅さなどでがっかりしています。ヒューマンドラマとして見る価値がないとはいいませんが、それは進撃の巨人に期待していたものではありません。

{netabare}  エレンに関して言えば成長というより変身…闇墜ちあるいは魔王化ですね。個人的因縁の伏線は回収されて行きつつあります。ですが、だからどうした感はあります。ミカサが東洋の国のお姫様といわれたところで…ふーんでした。守るべき命令がプログラムされてとか…スクラップドプリンセスですか?

 個人個人に過去の因縁をくっつけて悲惨な話をこれでもか、と積み重ねていますが、本筋の進行が遅すぎます。サシャとガビの話とか必要だった?

 やっぱり巨人どころか立体兵装ですら未知の力の産物でした。そして巨人の秘密に科学や理論といった匂いがしません。つまり、悪魔の力で済ますことになるのでしょう。で、生殖能力を無くす?うーん。ここの謎ときを一番楽しみにしていたんですけど…どうやら、理屈が無いみたいですね。

 結局は、エレンの能力の選択、地ならしで世界を滅ぼすか、生殖能力を無くすのか、あるいは始祖としての能力を消すか…しかないですよね。やっぱり世界系になってしまっています。風呂敷の畳み方の工夫に一縷の望みをかけるしかなさそうですね。

 で、このエレンの選択の材料が提示されていません。彼は何を悩んだ結果、これらの中から答えを選択するか、がテーマになるはずなんですけど。そのためにはやっぱり島とは何だったか、巨人とは何だったかという問題が提起されなければいけないのですが、最終破壊兵器というつまらない舞台装置に堕してしまった感じです。 

 ちょっと3期から感じていたことですが、壁の中の絶対的絶望感という視点が人類が外部に存在していたこと、力関係の逆転があったことで、蒸発してしまっています。人類の希望だった立体兵装が凶悪な兵器として視点が変わってしまいました。

 ヒストリア、アッカーマン等の因縁がどうでもいい問題になってしまっています。もちろん、エレンの能力に対抗する別の戦い…たとえばミカサが東洋のお姫様という身分で何かできるならいいですけど…{/netabare}

 うーん。2000年とか巨人とか公開可能な情報とか、壮大なストーリーとオリジナリティを期待していたいたわりに、伏線回収ゲームみたいな形で最後はやっぱり世界系で終わり?回を重ねるごとに問題が矮小化していく気がします。
 個人の因縁を深いとみるか浅いとみるか、ですが個人の内面に作家性があまり見いだせないです。

 巨人=人間になったことで、自然の中の命の儚さではなく戦争被害になってしまいましたし、人間の残酷な行動がテーマ性に昇華されなくなってしまいました。


 せめて感動ポルノにならないことを望みます。気が付いたことがあったら追記してゆきますが。



追記です。なぜがっかりか。世界系の話が悪いと言っている訳ではありません。本作が世界系エンドになるとかなり出来の悪い世界系になりそうだということです。

 本作は巨人が謎の最大の要素ですが、ユミルの民、巨人の種類、実は人である、壁、王家、イエーガー家の設定はすべて巨人の設定の要素になります。

 で、巨人は前提条件として解決が提示できない謎(ユミルが悪魔からもらった力という説明以上の論理的解決が提示できないこと)だとすると、巨人は世界系の舞台設定になります。
 ですので、これにまつわる話をエレンの選択で解決したとしても、それは設定を設定で解決する…というトートロジーになってしまいそうな感じです。

 巨人の謎を、エレンの謎の力を前提とした選択で解決しても、要は中身が「空」ということになり、テーマ性としてもそうですが、物語としても実は意味が無いことを繰り返していたということになります。

 エヴァンゲリオンのATフィールド=人間=使途というように巨人が比喩的に人間の内面の弱さのような表現でもなさそうです。巨人の意味が破壊兵器としての脅威だけです。

 ですので、巨人の謎だけで物語が進行するとじゃあ我々は何を見ていたんだ?になります。
 エレンの物語としての世界系なら、巨人による危機という舞台あるいは設定に対し、テーマとなる要素がないといけません。一般的には恋愛とその他の価値観の選択になるんでしょうが、恋愛の世界系は普通は力があるのはヒロイン、選択するのが主人公です。

 世界系なら本来はエレンとミカサ、あるいはエレンとヒストリアに注目すべきですが、ファイナルシーズンからエレンに全く感情移入できない描き方で、いろんな人物に焦点を当て始めます。ミカサもすっかり邪魔者になって後付けの設定がでています。ヒストリアなんて名前だけになってしまいます。


 キャラそれぞれのエピソードを「巨人世界」という舞台の上で、オムニバス的に楽しむ構造で終わる気がする、という意味で壮大な歴史の結末を期待したのにがっかりしたという事です。

 こういうエピソードの積み重ねや、謎解き的な伏線回収が好きという人にとっては面白いというのは頭では理解しますが、本筋の謎を謎の設定で解決する、みたいな話は私の好みではありません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

力が入っている

海の向こう側の世界の話からスタートする。
原作の終盤を読んでいないため、理解できず最初は急に時間軸が変化したのかと思ってしまった。

エレンとジークの関係性だったり、ガビやファルコだったり色々と話が動いていく。壁内と壁外の人類同志の交流や敵対が色々と混ざり合ってわけがわからないよ状態。
陰謀、内ゲバ。
リヴァイもどうなっていくのかを楽しみにしたい。
{netabare}サシャが死んだのはショックだった。{/netabare}
力が入っているようで16話までいったところで休止。
怒涛のアニメ作品化で伏線回収して楽しめるでしょう。


OP
僕の戦争 神聖かまってちゃん
ED
衝撃 安藤裕子
OPは神聖かまってちゃんらしく?よくわからないサウンド。歌詞も正直ぼーっと聞いていると何を言っているか分からん。ただ、こんな感じが進撃の巨人にマッチしているとも思える。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「その巨人はいついかなる時代においても、自由を求めて進み続けた。自由のために戦った。名は--進撃の巨人」ついに明かされた壁の外の真実と、巨人の正体。ここに至るまで、人類はあまりにも大きすぎる犠牲を払っていた。それでもなお、彼らは進み続けなければならない。壁の外にある海を、自由の象徴を、まだその目で見ていないのだから。--やがて時は流れ、一度目の「超大型巨人」襲来から6年。調査兵団はウォール・マリア外への壁外調査を敢行する。「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた……」壁の中の人類が、初めて辿り着いた海。果てしなく広がる水平線の先にあるのは自由か、それとも……?エレン・イェーガーの物語は、新たな局面を迎える。


第60話 海の向こう側
人類と巨人との壮絶な戦いが始まって、もうどれくらいの時が過ぎただろうか……。エレン・イェーガーがめざし、たどり着いた海の向こう側では、いつ終わるとも知れない戦争が続いていた。彼らは何者で、何のために戦っているのか? 今、ひとりの少年兵が決死の覚悟をもって、最前線へと身を投じる。

第61話 闇夜の列車
4年に及んだマーレと中東連合との戦争は、マーレの勝利で終結した。だが、あわやマーレの巨人2体が失われる事態は、巨人の力ですべてを支配する時代が終わりつつあることを示していた。対巨人兵器の開発を進める諸外国への後れを挽回すべく、ジーク・イェーガーはあることを軍の上層部に進言する。

第62話 希望の扉
故郷に帰り、母と再会したライナー・ブラウン。その夜、彼は戦士をめざした幼き日々を思い返していた。エルディア人を母に持つライナーの夢は、母と共に名誉マーレ人の称号を手に入れて、離れ離れになった父と共に暮らすこと。巨人の力を継承して世界を救う英雄になれば、その願いが叶うと信じて……。

第63話 手から手へ
戦士候補生の一人、ファルコ・グライス。想いを寄せるガビ・ブラウンを守るためには、自分が「鎧の巨人」を継承しなければならない。しかし、ガビとの成績の差は開くばかり。肩を落として歩く彼に声を掛けたのは、クルーガーと名乗る男だった。クルーガーは家族に無事を伝える手紙をファルコに託す。

第64話 宣戦布告
ファルコに連れられ、とある建物の地下室へと足を踏み入れたライナー。そこで彼を待つ人物の顔を見て、ライナーは愕然とする。そんな中、世界中の注目を集める、ヴィリー・タイバーによる演説が始まろうとしていた。

第65話 戦鎚の巨人
ヴィリー・タイバーの演説によるパラディ島への宣戦布告。その最中、騒然とする広場に、招かれざるものが現れる。

第66話 強襲
混迷を極める戦場。自在に空【くう】を飛び、襲い来る兵士たちに、立ち向かう戦士たち。この戦いの行方は……?

第67話 凶弾
助けを求める悲痛な叫びに応えるかのように、1体の巨人が目覚め立ちはだかる。そして、ガビは一人銃を携え、飛び出していく。

第68話 義勇兵
もしかしたら別の道があったのではないか……。後悔も、懺悔も、失ったものは、二度と戻らない。

第69話 正論
外の世界に味方はいなかった。だから、生き残るため、敵を滅ぼす。戦うしかなかった。それが正しい選択なのか。その是非を知る者はいない。

第70話 偽り者
行く当ても、手がかりも、帰れる保証もない。そんな彼らに手を差し伸べたのは、憎むべき悪魔だった。

第71話 導く者
憎むべきは誰なのか。恨むべきは何なのか。信じたものが、揺らぎ始める。

第72話 森の子ら
助けを求めるガビとファルコ。信じた先に報われる未来があるのか。それとも、報いを受けるのか。

第73話 暴悪
アルミンとミカサを見据え、エレンは語り掛ける。「おまえらと話がしたくてな」と。

第74話 唯一の救い
朦朧とした意識の中、確かめるのは、懐かしい面影と、朧気な記憶。それは、ある人物との出会いだった。その先に待つ自らの使命を果たすため。

第75話 天地
求める未来は、交わらない。互いに想いを抱え、ぶつけ合うしかない。そして、今またぶつかる。始まりの地、で。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

78.9 6 巨人で残酷なアニメランキング6位
進撃の巨人 The Final Season Part 2(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (363)
1521人が棚に入れました
最後の進撃が始まる。 「その巨人はいついかなる時代においても、 自由を求めて進み続けた。 自由のために戦った。 名は――進撃の巨人。」 ついに明かされた壁の外の真実と、巨人の正体。 ここに至るまで、人類はあまりにも大きすぎる犠牲を払っていた。 それでもなお、彼らは進み続けなければならない。 壁の外にある海を、自由の象徴を、まだその目で見ていないのだから。 やがて時は流れ、一度目の「超大型巨人」襲来から6年。 調査兵団はウォール・マリア外への壁外調査を敢行する。 「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。 ずっとそう信じてた……」 壁の中の人類が、初めて辿り着いた海。 果てしなく広がる水平線の先にあるのは自由か、それとも……? エレン・イェーガーの物語は、新たな局面を迎える。


声優・キャラクター
エレン・イェーガー:梶裕貴
ミカサ・アッカーマン:石川由依
アルミン・アルレルト:井上麻里奈
コニー・スプリンガー:下野紘
ヒストリア・レイス:三上枝織
ジャン・キルシュタイン:谷山紀章
ライナー・ブラウン:細谷佳正
ハンジ・ゾエ:朴璐美
リヴァイ・アッカーマン:神谷浩史
ジーク・イェーガー:子安武人
ファルコ・グライス:花江夏樹
ガビ・ブラウン:佐倉綾音
ピーク・フィンガー:沼倉愛美
ポルコ・ガリアード:増田俊樹
コルト・グライス:松風雅也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

軍事侵攻手前の猶予期間

原作意地でも未読


Finalと銘打っての2発め。結局完結せず肩透かし感は否めず。続きは1年後とだいぶ先だったりと一気視聴に向いてると思われます。でも待てないのでつい…
なんとなしに“ターボ”やら“ダッシュ”やら付けていつまでもⅢに届かないストⅡを思い出した。なお毎度楽しみなバトル此度はストリートファイト(市街戦)がけっこうなお手前でした。
おさらいしときます↓

 第1期(#01-#25) 人類対巨人の絶望的なパワー差でも抗う人類の意志を描き
 第2期(#26-#37) 絶対真理と思っていた『打倒巨人』の前提に揺らぎが生じ
 第3期(#38-#49) 揺らぎや萌芽が形となって壁内の人間同士の争いへと発展
 第3期(#50-#59) 明かされる世界の仕組み。壁内人類の災難はマーレ起因らしいことが判明
 第4期(#60-#75) シリーズ初の壁内人類外の視点で始まる最終章。物語は黙示録の様相を纏い 
 第4期(#76-#87) 今ここ

物語は佳境であります。ドラクエで言うところの船を入手して世界がいきなり広がった感のあるFinalseason。物語上では4年経過してて初出情報も多く、途中経過も適宜挿れてくるのでついていくのがやっとです。ちなみに今回のFinalseason Part2を完走してから試しに#60-#62をさらっとおさらいしたら気づきもあったりで余裕のある方にはおススメです。実際に物語完結したらFinalseasonを通して観てみようかなと目論んでます。

では本題。※以下#75までのネタバレは隠してないのでご注意をば。
エレン(とアルミン)にとって海は自由の象徴でした。ところがどっこい海を渡った大陸の住人はエレンたちが住むパラディ島のエルディア人を蛇蝎の如く忌み嫌っております。
巨人を制御下に置く国家マーレの軍事優位性は科学技術の発展により減じる一方。起死回生リーサルウェポン“始祖の巨人”奪還に向けて島への侵攻が秒読み段階。一方で島のエルディア人も事実を知り自衛のための一手を講じようかというところ。FinalPart1で描かれたマーレ側の諸事情は至極説得力のあるもので平和裏な方法での解決はほぼ不可能と思えるものでした。

 世界は残酷だ

ここブレてませんよね。巨人VS人類から人類対人類にシフトしてその“人類”に固有名詞がつけられ大陸諸民族対エルディア人となりました。そして視点は今一度壁内人類に戻って、禍根を断とうとジークが目論む“エルディア人安楽死計画”に伸るか反るかでチャンプルーし始めたわけですが、反るにしてもキリスト教で言うところの“ハルマゲドン”的なものとなるため終始陰鬱なトーンで物語は進行します。
そしてトーンが陰鬱ということはなにかしら決着しないままの“to be continued”だとちょい耐え難いものがあったりもするのでやっぱりまとめて一気が良い気がします(しつこい)。もう遅いけど。待てないので観てしまうんだけど。

しかるべき人が検討熟慮を重ねたプランAと対案プランBというのは往々にして妥当です。そして“妥当”は無謬ではありません。リスクやデメリットは必ず内在します。現実世界でもそのデメリットにやたら攻撃を加え夢のプランCを持ち込む人たまにいますけどちょっと突っ込んだだけですぐ破綻するものでして、特に有事にそういう輩湧きますよね。
この物語はプランCが瞬殺されるリアルさがあり、そんなプランCがダメなところを見せたうえで A or B が残されているわけでより絶望的な気分にさせられます。それで喜んでる自分はドのつくMなんでしょう。A{netabare}(地ならし){/netabare}もB{netabare}(安楽死計画){/netabare}も身も蓋もないけど、結局Aってことになるのでしょうか。

今のところ残酷な世界に救いはなさそうに見えます。それでは1年後。。。



※ネタバレ所感

■とはいえラスト3話

コソボみたいでコロナみたい。最後はコンパみたい。

#85(裏切り者)
{netabare}「断ります。手も汚さず正しくあろうとするなんて…」頭を下げるマガトへのアルミン。手を汚す=仲間を殺す、です。仲間を殺す葛藤をこれでもかと描いてやがります。
それでマガトに宣言してベルトルトの「誰かがやらなきゃ」回想あったりのアルミンじゃなくて手を汚したのコニーなんですよね。実際旧ユーゴの人と話したことあるんだけど、アニメ観てヘタれアルミンって簡単には言えませんよ、普通。つらい。
要塞攻略時の鬼隊長ぶりを思いだせばマガトも頭を下げるタマではなかった。ガビに一瞥してから頭下げたのよね。ここで覚悟したんだろうな。{/netabare}

#86(回顧)
{netabare}「ところで…あんた名前は?」マガトとシャーディスの二人とも教官畑で場所は違えど同じ立場。
シャーディスって「なんの成果も得られませんでしたぁっ!(#1)」の人なのよね。あれも子を失くした母に向けてでした。それで艦もろとも自決するわけで、先に出航したのにはアニとライナー乗ってるしワンチャンいけるかもだが万難を廃するわけですよ。子や孫や未来のために…。とまあカッコいい老兵なんだがこの世界で死に時を自ら決めることができたのは幸せなのかもしれません。
多くは言わんが日本の老人も見習ってほしい。{/netabare}

#87(人類の夜明け)
{netabare}「俺が死んだ後もずっとあいつらの人生は続く」「続いてほしい…ずっと幸せに生きていけるように」エレンの動機。
それとこの回は久しぶりにエレン笑ってるの見た気がする。周囲の仲間もそうなんだけどあの中東風のおっさん(大陸人)らと肩組んで酒を酌み交わしたような未来こないかな?{/netabare}


■“地ならし”を良しとせず

プランA{netabare}(地ならし){/netabare}が発動しプランB{netabare}(安楽死計画){/netabare}却下路線なんだと思います。そして具体性に乏しいとコケにしたプランC(仮)なんですけど本心を言えば追い求めるべきなんです。

{netabare}「虐殺はダメだ。これを肯定する理由があってたまるか」ハンジさん(#84)の一言に尽きますね。
憎しみの連鎖を断つために片方を殲滅するのは民族浄化の発想です。苦しみなく云々も十字軍みたいな善意の蛮行です。しっかし歴史的政治的なモチーフふんだんに揃えてるとはいえタイムリーよね。

なおプランCは往々にして綺麗ごとであるがゆえに実現のための工程をめっちゃ考えなければいけません。ここを疎かにするのは思想の左右なく駄目なものは駄目。{/netabare}


■まだよくわからないのが…

{netabare}未来視スキル。過去巡りツアーを見る限り現実に干渉して変更できてるみたい。まあ終わったらゆっくり振り返りましょう。{/netabare}




視聴時期:2022年1月~2022年4月 リアタイ

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2022.04.17 初稿

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まだ核心はつかないか

ジーク提案の安楽死計画遂行までのステップを紆余曲折ありつつも進んでいくかに見せかけてエレンの心は変わらずのままだった!!

{netabare}いつの間にか憎悪の対象が巨人から壁外人類にすり替わっているだと!未来の記憶と過去の記憶がいったりきたり。
父に始祖の巨人を奪わせたのはエレンだった!父に未来の記憶を見せつけるとはね。よく分からない伏線が出てきた。
ジークを愛する気持ちは変わっていなかったようで、ちょっと胸打たれた。
{/netabare}

変わらずイエーガー派が取り仕切ろうとするが、マーレと一部のエルディアが過去を水に流して裏切りの共闘。{netabare}元々仲間なのに、知らない大勢の人間を助けるために、殺すのは苦しいだろうなと容易に想像がつく。{/netabare}
発動された地ならしを止めにかかる。
地上に到達したシーンで物語は一旦終わるわけだが、ミカサたちのあの回想とも妄想ともとれるシーンは一体??
最後のほうにエレンの過去回想みたいなのが、あるけど、ヒストリア妊娠について詳細は後で語られるのかなあ??

疑問が増えただけの作品だった。混乱してしまう。
早く続きが見たいものだ。
読んでなかった原作の最後のほうを読んでしまおうかな。


OP
The Rumbling SiM
ED
悪魔の子 ヒグチアイ
OPは前クール同様、自分にはよくわからない。デスボイス系?
EDはまさに作中でよく言われている通り。みんな悪魔の子供かもな。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「その巨人はいついかなる時代においても、自由を求めて進み続けた。 自由のために戦った。名は--進撃の巨人」 ついに明かされた壁の外の真実と、巨人の正体。 ここに至るまで、人類はあまりにも大きすぎる犠牲を払っていた。 それでもなお、彼らは進み続けなければならない。 壁の外にある海を、自由の象徴を、まだその目で見ていないのだから。 --やがて時は流れ、一度目の「超大型巨人」襲来から6年。 調査兵団はウォール・マリア外への壁外調査を敢行する。 「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた……」 壁の中の人類が、初めて辿り着いた海。 果てしなく広がる水平線の先にあるのは自由か、それとも……? エレン・イェーガーの物語は、新たな局面を迎える。


第76話 断罪
降りしきる雨の中、一人の兵士が倒れている。その横で謎の巨人の蒸気の中から、あの男が這い出てきて……。

第77話 騙し討ち
ミカサの「助けたい」と思う気持ちは本物なのか。エレンは何のために戦っているのか……。地を響かせ激突する巨人たち。マーレの奇襲に人々は武器を手に戦場へと向かう。

第78話 兄と弟
獣の巨人と始祖の巨人、事態の鍵を握る2体の巨人を目指し、人々は争いを広げる。互いの思いと記憶が交錯し、兄弟の目指す先にあるものとは。

第79話 未来の記憶
弟は兄を拒み、兄は弟を見捨てなかった。救いたい思いだけ。たどり着いた果ての場所でエレンとジークはあの日の記憶とともに、父・グリシャの真実を知る。

第80話 二千年前の君から
二千年前から抗い、戦い、進み続けてきたものたちの物語。それは、一体誰が始めた物語だったのか。歩き続ける始祖ユミルにエレンは語りかける「待っていたんだろ。ずっと…。二千年前から。誰かを。」

第81話 氷解
ごうごうと鳴り響く大地。空まで立ち上る土煙。その先を進む、巨人の群れ。島の壁は今、なくなった。この世からそこにある命を駆逐するまで、誰もエレンを止めることはできない。

第82話 夕焼け
人々の混乱の中、かつては友であり、そして敵だった人物が目を覚ます。止まっていた時は進み、すべては変わった。そうなった時、選ぶのは……。

第83話 矜持
進軍する巨人の軍勢。やがて、何も知らぬ人々を踏みつぶす。それを見上げる兵士と戦士たちは立ち尽くすのか、それとも立ち上がるのか。森の中にいた2人の兵士の気持ちはすでに固まっていた。

第84話 終末の夜
戦火の先に、僕らの敵がいた。僕らは互いを憎み、蔑み、殺してきた。今、焚火の先にいるのは、異なる「正義」を持っている者たちだった。

第85話 裏切り者
世界を救うため、エレンを止める。そう決めた者たちの前に、かつての仲間が立ちふさがる。誰も死なせたくないという思いを胸に彼らは戦う。

第86話 懐古
躊躇えば死ぬ。銃口を向け、引き金を引く。この裏切りの先に、世界を救う道があると信じて。

第87話 人類の夜明け
あの日、見たこと。あの日、語り合ったこと。あの日、選んだこと。それは全て彼が望んだこと。彼は何も変わってない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「その巨人はいついかなる時代においても、自由を求めて進み続けた。自由のために戦った。名は――進撃の巨人」

この作品の原作は未読ですが、TVアニメの第4期 Part1までは視聴済です。
劇場版は未視聴ですが、基本的に総集編と聞いているのでこちらは未視聴でも問題無いと思っています。
OADも未視聴ですが、dアニメストアなどで配信しているようなので、こちらは時間を作って視聴したいと思います。


ついに明かされた壁の外の真実と、巨人の正体。
ここに至るまで、人類はあまりにも大きすぎる犠牲を払っていた。

それでもなお、彼らは進み続けなければならない。
壁の外にある海を、自由の象徴を、まだその目で見ていないのだから。

—やがて時は流れ、一度目の「超大型巨人」襲来から6年。

調査兵団はウォール・マリア外への壁外調査を敢行する。
「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた……」
壁の中の人類が、初めて辿り着いた海。

果てしなく広がる水平線の先にあるのは自由か、それとも……?
エレン・イェーガーの物語は、新たな局面を迎える。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作既読組は、先んじてこの展開を知ってたんでしょうけれど、誰がここまで壮大なストーリーを想像していたでしょうか…
少なくても、私の想像の遥か斜め上をぶっ飛んでいる作品です。

それと同時に、必死にならないと展開を読み解けない状況に陥りつつある気がするのは、きっと私だけじゃないと思います。

誰が味方で誰が敵なのか…
何が正義で誰が悪なのか…
そもそも敵味方、或いは正義や悪なんて存在しないのかもしれません。

それじゃ、第1話での衝撃的な出来事…エレンの脳裏に焼き付いて決して記憶から消えることのない惨劇は一体何だったのでしょう。
あんな悲劇を二度と繰り返さないよう、調査兵団が組織されこれまでやってきたのではなかったの…?

そしてそう簡単に頭や気持ちの整理ができません。
エレンは味方…それとも敵?
エレンは正義…それとも悪?

原作未読の私は、こんな基本的なことすら答えを出せないでいます。
物語の中でミカサも進む覚悟と勇気を問われていました。
ミカサは自分なりの答えを持っているから先に進んむんじゃ無いと思うんです。
答えが見い出せないから進んでいるんだと思います。

どんな結果が待っているかは分かりません。
だけど、少なくても進むことによって距離が縮まり、お互いがゼロ距離になったらまた昔みたいに向き合えるかもしれない…
そんな一抹の希望を胸に抱きながらミカサは進んでいるんだと思います。
そして、きっとそれはアルミンも一緒…

エレンは変わってしまったのでしょうか…
それとも昔のままのエレンなのでしょうか…
昔って何時を指すかも曖昧で明確ではありませんが、狭くて息苦しい壁の中で安らぎや幸せを感じたひと時を昔と言うのなら、きっと逆転の可能性だって残っているんだと思います。

何が何を逆転するのか…
それはミカサやアルミンが…そして人類が幸福になる選択肢にほかならないと思います。
きっと巨人はその幸福を掴むためのツールの一つに過ぎないのかもしれません。

そしてその答えは、2023年に放送が予定されている完結編に持ち越しとなりました。
これまで「The Final Season」と銘打ってきた作品の完結が先送りになるということですが、個人的には全然OKだと思っています。

ややもすると、この第4期で本当に終わっていたのかもしれません。
ですが構成を熟考した結果、完結までにまだ尺が必要だと判断されたのでしょう。
ここまでじっくり腰を据えて制作されてきた作品なんです。
だから誰もが納得する最高の形でエンディングに繋げて貰わないと…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、SiMさんによる「The Rumbling」
エンディングテーマは、ヒグチアイさんによる「悪魔の子」
個人的にはエンディング曲の方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
この作品はどの様なエンディングを迎えるのでしょうか。
その顛末を全世界の視聴者が見守っていると言っても過言ではありません。
必要な時間は待ちます…
待ちますので、最高のエンディングが目にできるのを期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
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