少女漫画原作で三角関係なTVアニメ動画ランキング 14

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の少女漫画原作で三角関係な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月30日の時点で一番の少女漫画原作で三角関係なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.1 1 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング1位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4128)
18783人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

心動かされる良作に感謝です!“o( ̄‐ ̄*) ♪

■「ちはやふる」ってどんなアニメなのσ(゚・゚*)ンート・・・
『競技かるた』を題材にした末次由紀さんの漫画が原作なのです♪
と言ってもσ(^_^)アタシは漫画は見た事ないのです(ノ_-;)ハア…
何だか数々の賞をとられている様なのできっと面白いんでしょうね(*^-^)
 
『競技かるた』を通じて、主人公千早(ちはや)と2人の少年「太一(たいち)」と「新(あらた)」が成長していく姿を描いた物語なのです!
 
ところで・・・競技かるたって何(*゚・゚)ンッ?って感じなのでちょっと調べてみました♪
使うかるたの種類は「百人一首」なのです!
「百人一首」って100枚の読み札と100枚の取り札で構成されているのですけど、その半分の50枚を使って競技をするみたいですね♪
百人一首はむか~しちょこっとやったことあったけど・・・普通のかるたより、坊主めくりで遊んでた記憶の方が鮮明に覚えています(。・w・。 ) ププッ
 
それで、競技かるたでは、50枚の半分25枚ずつを相手と分け合って、自分の陣地に上・中・下段の三段にルールの範囲内で配置するらしいのです♪
お互いに配置した取り札をなんとっ15分で暗記するそうです(゚゚;)エエッ
そもそも、100首全部覚えるのも大変ですよね・・・覚えないとスタートラインにすら立てないし!!
しかも『決まり字』を知っていることが競技の前提って・・・かなり過酷ですね!?
『決まり字』とは、読み札を読んでいって、取り札が判別可能になる『字』のことなのですよ(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
その『決まり字』の内、読み札の最初の3字目までで確定する取り札が百首のうち86首あるらしいので・・・
「ち~♪は~♪や・・・!?」( ゚ロ゚ノノ゙パシッ☆~~~~□  (゚ロ゚*)ハッ!!
ってな感じで殆どが全部読まれる前に決着がついているのです♪
そうなんです・・・毎回、目の前に並べた取り札がグシャグシャになる程に壮絶な取り合いが繰り広げられるのです♪
 
とにかく、暗記力・瞬発力・集中力・体力が重要スキルらしいので日頃の鍛錬が重要な競技だって事がわかりました!
σ(-_-)ワタシには無理だって事もわかりました・・・
 
 
■「ちはやふる」に出逢った日の日記φ(・_・”)
まず主人公の千早役に「放浪息子」で高槻さん役でキャストを努めていた「瀬戸麻沙美」ちゃんが大抜擢ですね♪
小学生時代と高校生時代の千早の声を上手に使い分けて演技が出来ればいいなぁって期待してます♪
若いだけにこの作品の中でどれだけ成長できているか注目してみたいですね♪
 
作画に関しては、温かみの有る水彩画の様なタッチで描かれているのと、背景をぼやかす事で遠近をつける手法が巧妙でリアル感も出せているので感心しました♪
ラジカセはさすがに古っ!?て思いましたけどねw
 
一見地味な『競技かるた』をどこまで魅せれるかがこの作品のポイントの様な気がします!
そして、千早ちゃんを中心とする人間模様も魅力のひとつだと思うのでそんな所に注目して観たいと思っています♪


■総評
こんなにも心動かされるアニメに出逢えてとっても幸せです☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
基本の構成は王道のスポ根青春アニメなんですけど、とにかく作りが丁寧で褒めるところがいっぱいなのです(*^^*)
一般的にはローカルな競技かるたを題材にしながらも、まったくかるたを知らない視聴者にも分かりやすく説明臭さを極力排除するよう心掛けて描かれていたので好印象でした♪
キャラの個性や心理描写を活かしながら競技かるたのルールや戦略や面白さをストーリーの流れに沿って魅力的に魅せることが出来ているんですよね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
特におでこちゃんこと「大江 奏」のキャラ設定はとっても良いアクセントになってた気がします!
和歌をこよなく愛し、最終的な目標も他のメンバーとは違った視点でアプローチ出来ていて、競技かるたの魅力をより引き出せてた印象です♪

そしてこのアニメの一番の見所は、主人公の千早ちゃんを筆頭に個性豊かなキャラでしょうね♪
かるたと出逢い、ひたむきに日々かるたと向き合って技術的にも人間的にも成長していく姿が見事に描かれていました(*^▽^*)
小学校編と高校生編の2部構成で千早、新、太一の環境の変化や心情の変化をうまく表現出来ていたと思います♪
小学校時代からひたむきで変らない性格の千早ちゃんとは対照的に、かるたに対する姿勢に変化があった新や太一!
とくに本作品で一番性格的に成長したキャラじゃないかなって思える太一は小学校の時は絶対に好きになれないキャラだぁ~って思ってたんですけどまったくもって見方が変わっちゃいました!
太一くんが千早ちゃんに寄せる想いや、かるたに対する姿勢の変化、嫉妬心の対象だった新くんとの関係等々、かるた部部長としても男性としても一皮も二皮も剥けた太一くんの姿は是非まだ観てない人は注目してほしいです(*'ー'*)ふふっ♪
他にもたくさん魅力的なキャラが登場してきますし、とにかくどのキャラも見ていて清々しくって素敵です!
シリアスな展開ながらも時折入れてくるコミカルな描写や表現が絶妙で、話が重くなりすぎず、軽すぎずといった絶妙なさじ加減も良かったです♪
物語としてはまだ完結には至っていないので、千早ちゃん達の今後の活躍をお目にかかれる日を心待ちにしていたいと思います(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『YOUTHFUL』
 【歌】99RadioService
 ちはやふるの原作をイメージして曲を作ったというロックナンバー♪
 ギターのリズムが、素直で力強いキャラクター達を連想させてくれますね♪
 爽やかで甘酸っぱい青春を綴った歌詞も「ちはやふる」のイメージにぴったりで♪ d(* ̄o ̄)グッ

ED曲『そしていま』
 【歌】綾瀬千早(瀬戸麻沙美)
 和風テイストのしっとり聴かせるナンバーです♪
 あさちゃんは意外と音域が広く、力強さのある歌声でこれからが楽しみですね(^▽^)/

 
2011.10.11・第一の手記
2012.01.25・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.11・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 128
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

{netabare}
1話視聴。
ヒロイン「ちはや」なかなか可愛いじゃないか。
そして、「あらた」の福井弁のイントネーションがちょいおかしいw
まあ、いいけどねw
肝心のカルタはなかなか熱い感じで好印象。
これは今後も楽しみだ。

さあ、ここで福井弁講座だ

【ちっくりさす】
意味不明じゃないよwww
細い物を何かにさすって時に使う
「刺す」とほぼ同意

【かぜねつ】
口内炎のことだがちょっとだけ違う。
風邪引いた時などに口の中に出来る口内炎と
風邪の時に口の周りに出来る炎症を総称して「かぜねつ」

【やろっさ】
やろうぜ

以上、今週の福井弁講座でしたw


2話視聴。
今週は小学生編。
熱い。
カルタでここまで熱い表現がいい。
人間模様もいい感じ。
これは今後の展開にかなり期待。
しかし、ちはやいい子やわ。
近年まれにみるいい子だろw

そして、親どもはあかん!
どの親も最悪やわ。

今週はとくに分かり辛い福井弁はなかったね。
イントネーションはちょっと変だけど。

3話視聴。
これは!
さすがこの漫画がすごいに選ばれるだけはある。
1つ1つのシーンで痺れる。
この感覚は「スラムダンク」や「ヒカルの碁」で受けた感覚に近い。
かるたでここまで熱く痺れるとは。
完全にスポコンものだね。
ちょっと原作欲しくなってきた。
次週以降も楽しみ。

今週の福井弁講座

【ほんなら】
それなら

【いいで】
いいから

【~の】
~ね

今週はそんなに分かり難いのは無かったかな。

4話視聴。
いやーカルタってすごいね。
Å級ってホントすごそう。
ちはやが強くなっていて、そしてあらたがカルタをしていないのは、ほぼ予想通りの展開。
何か家庭の事情でやむなくカルタが出来ないといったぐあいだろうと予想。
しかし、ちはやに刺激されて再びカルタをやるといった展開なんだろうなと勝手に想像している。
太一も本格的にはじめて、メキメキ強くなるんだろうな。
ベタな展開だと思うが、そこがいいと思う。

「先生バスk・・・カルタがしたいです」的なw

私の勝手な想像なので違っててもノークレームでw


5話視聴。
ちはやの行動力に脱帽。
しっかり米原乗換でしらさぎに乗ってたねw

そして、到着したのは芦原温泉駅。
あんな桜並木あったかな?
まあいいやw
悲しいかな、芦原温泉の書店は今はありませぬ。。。
しかし、これは聖地巡礼芦原温泉となるのか?w
と、どうでもいい内容ですまん。

新はやはりカルタが出来ない。
家庭の事情とはちょっと違ったがショックが大きかったようだね。
それでもこれからまたカルタ始めるようになるんだろう。
ベタな展開だがこういうのはいいね。


6話視聴。
新キャラ「奏」登場。
可愛らしい感じでちびっ子だが巨乳というアンバランスw
マニアには受けそうなキャラだね(・∀・)ニヤニヤ
これから始まる部員集めも面白そうだ。
部を1から作るって何か熱くなるね。

それと、ちはやの着物姿は良かった。
無駄美人と言われているが、美人に無駄などない!

しかし、新 出てこないなあ。
新 もっと色々見たいんだけどなあ。
ちはやメインだから福井の話は出てきにくいのかな。

7話視聴。
新キャラ「机くん」登場。
これはまたなかなかなキャラが出てきたね。
ちはやパンで釣ろうとするなwww

勉強で太一に勝てない万年2位のガリ勉君。
美味しそうなポジションの匂いがw

裏返しでやるカルタもなかなか面白い。
これでちはやがさらにパワーアップするのかな?
ヒカルの碁の1色碁みたいな感じかな。
益々楽しみになってきた。


8話視聴。
机くんなかなか熱心じゃないか。
けっこういい奴ぽいし。

そして、ここで肉まん君w
元全国2位出現。
新に負けたトラウマでかるたやめていたようだが。
肉まん君やはりかるたが好き。

「先生、かるたがしたいです」
 ん? 何か違うかw

これで5人揃った。
今後どんな展開になっていくのか楽しみ。

ところで新を出せ。
福井弁講座がひらけねえじゃないかw


9話視聴。
皆熱い。
いいねいいね。
かなちゃんが始めての1枚がすごく良かった。

しかし、ちはや鬼www
でも、皆なんていいやつらなんだ。
特に肉まん君が最高にいいね。

うおおお、新ぁぁぁぁぁぁぁぁ
EDへの入りも最高だった。

9話はすげえ良かった。


10話視聴。
机くん、悔しいよなあ。
人数あわせみたいになっちまって。
すげえ、気持ち分かるぜ。

しかし、男なら意地をみせろ。
相手の1番強い奴に勝ったらすごいぜ。
1番弱いところから1番強くなるのが気持ちいいんだぜ。
俺も小学生のころ将棋でクラスで1番弱かったが、1年後には1番強くなったぜ。
がんばれ、机くん(`・ω・´)キリ

11話視聴。
肉まんくんがかっこよかった。
太一もかっこよかったし。
正直ちょっとうまく行き過ぎ感はあったもののまずまず良かった。

そして、久しぶりの新登場。
本屋でバイト。
今はもう無い本屋だけどw
そして、久しぶりの福井弁。
もっと難しい福井弁を頼むw


12話視聴。
むちゃくちゃ熱い。
今週は先生が最高だった。
いやな先生かと思ったが、いい先生じゃないか。
音楽の使い方も素晴らしかった。

なんか作画がちょっと変な感じはしたが、
面白ければノンプロブレム。

前半戦終了。
後半戦のさらなる盛り上がりに期待。


13話視聴。
ちはやピンチ。
すんなり行かないところは、ベタだがいいねえ。

そして、久しぶりの新。
しかも、新の回想。
なるほど、そういうことか。

そしてそして、
新=ヒカル
じいちゃん=サイ
と思ったのは俺だけかな?w


14話視聴。
個人戦開始。
クイーンも無駄美人なのかw
しかし、クイーン強し。
なんという強さ。
レベルが違いすぎる。
勝てないだろうけど、がんばれ千早!


15話視聴。
クイーンと決着。
無難な落としどころ。
これぐらいの差が丁度いいといった感じ。

それよりも太一が熱かった。
胸熱な展開。
試合の緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

それより何より良かったのは肉まんくん。
2位が一番悔しいっていう肉まんくんの気持ちがぐっと伝わってきた。
1番になれない悔しさは肉まんくんが一番知っている。
今週は彼にMVPを送りたい(`・ω・´)キリ

そして、ついに新始動ktkr


16話視聴。
なんと、総集編。
しかし、ちょいちょいとネタがしこんであって、それがいかすw
器用貧乏くそ吹いたwwww
肉まんくんのねえちゃんwwwwwwwwww

そこらへんのギャグアニメより面白かったんじゃね?


17話視聴。
キター
動けるデブ!
肉まんくんやるじゃないか。

そんなおまけはおいておいて、
机君がいいねえ。
熱いし、分析力がすばらしい。
ついつい机くんを応援したくなるね。

かなちゃんもいいねえ。
イメージって大切だよね。

ちはやはこれらの要素を取り入れて進化するのかな。


18話視聴。
ある程度予想はしていたが、やはりそうなったかw
しかし、かなちゃんも机くんもいいねえ。
どんどん強くなっていく感じはいいねえ。
やはりこういった勝負ものは初心者が成長する姿がいい。
ついつい応援してしまう。
個人的には机くんを応援している。
絵的にはかなちゃんが勝ちそうだけど。
どうなるのか来週も楽しみ。


19話視聴。
かなちゃんと太一が勝つのかなあと思っていたんだけど、ちょっと予想と違った。
個人的には机くんを応援してたんだが、残念。
しかし、昇級はするんだね。
おめでとう机くん。
いよいよ、物語も終盤。
最後にもう1回ぐらい盛り上がるのかな。
新も出てきて、今後も楽しみ。


20話視聴。
今週は太一回かと思いきや、新キター。
しかも新すごい。
ブランクがあるにもかかわらず凄さが伝わってきた。
カルタ取るしぐさがもう凄すぎて、鳥肌立ちまくり。

毎度、色々なシーンの演出がいいんだよね。

最高だったのは最後の太一のセリフ。
痺れた。
もう、今週は鳥肌たちっぱなしだった。
来週も楽しみ。

久しぶりの福井弁講座w
【~つんての】
~してしまってね

【ほうなん?】
そうなの?


21話視聴。
20話がすごすぎて、今週はどうかなと思っていたが
今週もすばらしかった。
肉まんくんの太一へのアドバイスが熱くてやばかった。

千早の天才りりかとの初戦も一つ一つの動作や感情の動きがよく鳥肌ものだった。
千早にも頑張って欲しいが、りりかちゃんも今後出てきて欲しい。

新も最後に少し出てきただけだが、心情表現がいい。
あのちょっとしたカットだけでもうやばい。

残り4話にも大いに期待したい。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 123
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

1話1話の完成度が高く、見始めたら止まらない!

原作未読。
競技かるたを題材にしたアニメです。
ルールや戦略の説明が丁寧なので、かるたを知らなくても問題なし。
むしろ、知らないからこそ楽しめると言っていいかもしれません。

文化系なのでまったりたしなむのかと思いきや……そこは0.01秒を争う世界。
「百人一首」という名のスポーツです。
しかし、スピードだけでは勝てない。
戦略、流れ、空気、そういったものを総動員して戦います。

何か一つに秀でているだけでは頂点に立てません。
得意分野以外を、仲間から、ライバルから、強敵から学び取って強くなっていきます。

そしてそれは主人公だけに限りません。
個性的なキャラクター達、敵味方関係なく誰もが「成長」していく、そんなテーマが見えてきます。

アニメとしての完成度も高いです。

ギャグとシリアスのギャップを、演出が上手くカバー。
勝負中の演出も見事なもので、臨場感があふれる試合を楽しめます。

そして、1話完結ではないのに、1話1話の起承転結がしっかりしています。
次に繋げる引きもうまく、毎回がクライマックスという感触。

1話見たら止まらなくなり、何度見ても楽しめる作品です。


【お気に入りのキャラ】
{netabare}
机君とカナちゃんが良い味出してますね!
他のメンバーより明らかに弱いのですが、二人にしかないものをもっている。
それを吸収して成長していく。
あの二人の人選があったからこその主人公の成長っぷり。

ちなみに私も彼女ランキングはカナちゃんに1票入れます。
ツンデレひょろくん、微妙に見えてめっちゃ強いド☆S藤さんも大好きです。

それから、太一。
超イケメン、文武両道、才色兼備というスーパーマン。
……ところがどっこい、悩みに悩みまくる葛藤の人。
イヤミなところが全然ないんですよね。

どうでもいいですが、上着を貸す時に遠慮されたら「見てて寒いから着てろ」と言いましょう、使えます!
{/netabare}

【お気に入りのシーン】
{netabare}
5位
太一vs肉まんくん
最後の1枚をかけた運命戦。
50%を50.1%に、少しでも勝率を上げようとする太一。
本当に手に汗握る戦いでした。
{netabare}
4位
千早の活躍スクラップ&サプライズバースデー
どちらも、落ちこんでいる千早を救ってくれた出来事です。
家族や仲間の気遣いに思わず泣いてしまいました。
{netabare}
3位
千早、新、太一の約束。
雪の中、3人がかるたを続ける約束をしたシーン。
「ずっと一緒にかるたしようね!!」
この言葉が物語の起点になっていると思います。
{netabare}
2位
東京代表チームの決勝戦
空気が動く感じがひしひしと伝わってきました。
まるでその場にいて、実際に観戦しているかのようでした。
{netabare}
1位
かなちゃんvs机くん
これはすごかった!
ルールすら知らなかった2人の成長と、かるたにかける愛と執念が見られました。
どちらが勝っても全くおかしくない展開でしたね。
{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 109

73.6 2 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング2位
ベルサイユのばら(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (136)
624人が棚に入れました
18世紀のフランスで、男として育てられた14歳の貴族オスカルは新たに皇太子妃となるマリー・アントワネットを護衛する近衛隊長に任じられた。心優しい彼女を守って数々の修羅場を戦い抜くオスカルだが、贅沢三昧の王侯貴族と貧しい庶民の溝は日々深まっていき、やがて血で血を洗うフランス革命が勃発する…。

声優・キャラクター
田島令子、志垣太郎、上田みゆき、野沢那智、吉田理保子、三景啓司、市川治、キートン山田、内海賢二、京田尚子、安原義人、森功至

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オスカルは「餌」(笑)。(連載開始45周年らしい)

原作は少女漫画『ベルサイユのばら』(池田理代子作)。

実際にあったフランス革命近辺の時代を、架空のキャラクターオスカルの視点からを中心に描く歴史大河ロマン作品。

作中で歴史は20年近く経つ、今の感覚からすると長い感じの作品です。

池田先生は当初マリー・アントワネットを主人公にした作品を構想して、編集部に却下されたらしいです(笑)。オスカルを立てても、少女漫画誌で歴史物を連載すること自体に難色を示されたらしい。

当初の構想の影響か、オスカルの青春だけでなくマリー・アントワネットの奔放さみたいな辺りの描写にも時間が割かれています。

他にアンドレは有名だと思いますが、フェルゼン伯爵辺りも重要キャラですね。

オスカル中心に観るだけでなく、是非マリー・アントワネットやフランス革命にフォーカスして観ていただきたい作品です!

OP/EDも劇伴音楽もかなり良いと思うので、想い出補正はあるかもしれませんが、音楽評価は5です(笑)。

2017.4.21追記:
1972年に原作マンガのマーガレットでの連載が始まったらしく、今年2017年は連載開始45周年、池田理代子先生はデビュー50周年らしいです。これを記念して復刊ドットコムから豪華版(全7巻: 復刊ではない)が刊行されることになりました。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 27
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

薔薇は気高く咲いて、薔薇は美しく散る ジュテーム、オスカル

1979年~1980年放送のテレビアニメ 日本テレビ系列 全40話

原作 池田理代子 監督 長浜忠夫→出崎統 制作 東京ムービー

泣く子も黙る熱血監督二人のリレーによる少女漫画のアニメ化。
いまだに信じられませんが、多くの人が名作と批評している作品でもあります。
 
観たのはうちの奴なので感想を聞きましたが、壮絶なネタバレ注意です。

{netabare}前半はマリーアントワネットが中心で声優の声が優しく美しく大好きでした。
後半はオスカル(女)とアンドレ(男)が中心となります。
すれ違う恋が切ない二人で、両想いになってから短いんです。
アンドレ(平民)と結婚するためにオスカルは貴族を捨てます。
二人とも死んでしまうんですが、恋愛シーンが短すぎます。
フランス革命でみんな死んじゃいます。悲しすぎます。
マリーアントワネットは白髪化して首を刎ねられます。{/netabare}

観終わったのは私ではありませんので、いつかは観たいと思っております。
長浜監督は声優の起用で揉めて降板したといわれていますが、
翌年病気で亡くなったことからして、盟友の出崎氏に託したというのが正しんではないでしょうか。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 18

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フランスの歴史の一端として

フランスの貴族政治の隆盛期からフランス革命までのお話。
一般市民と貴族との乖離と貴族社会における陰謀と腐敗を
ドラマチックにアニメにした感じで、なかなか面白い作品
でした。マリー・アントワネットを守るオスカルは女性で
ありながら男として育てられ、美しすぎる近衛士官(王妃
の護衛をするかなり位の高い士官)で、とにかくカッコい
いメインキャラでした。

貴族の豊満政治に業を煮やした反乱兵士や市民の勢力が拡
大し、最後は実質のフランス革命のごとくバスティーユ監
獄が市民の反乱で陥落し、貴族政治は崩壊。マリー・アン
トワネットも処刑ということで、フランス革命の流れを、
アニメで観ることができる作品です。よくできています。
 
ドラマとしても、男性目線というよりは女性目線の恋愛観
が展開していて、いけないことも美しく表現されています。
しかし、陰謀に関しては、かなりネチネチしていて、この
時代のアニメ特有の陰湿な感じはあります。
 
女性が男らしい振る舞いをして、男らしい言葉を話す・・・
みたいな先駆け的作品であったと思う。OP曲の最初の画の
オスカルは、裸にバラがまとわりついている画だったので、
子供の頃はちょっと観るのが恥ずかしかった思い出がありま
す。
フランス革命はどうして起こったのか分かると思いますよ。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 12

89.7 3 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング3位
ちはやふる2(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (2230)
11590人が棚に入れました
春。瑞沢高校のかるた部5人は新入部員の獲得に励んでいた。しかし、入部届けを出しに来たのは太一目当てのかるた初心者の女子ばかり、中でも花野菫は太一に積極的な様子。千早はかるた強豪校になるためと言い放ち、自ら教育係をかってでる。(第一話)

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、入野自由、潘めぐみ
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

熱くて面白くて感動できて、あっという間に終わる、まれに見る傑作

原作未読。
1期の続きです。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/373538/


予算のない、最高級のアニメ。

いやあ、熱い!!
なんて熱いんだ!!

1期と比べ、次の回への引っ張りが多く入っています。
普通は、引き延ばしは、中だるみの原因になりますよね。
しかし、ちはやふるの場合「来週が待ち遠しい!!」という気持ちにつながります。
1話20分強が5分くらいに感じられました。


0.1秒以下で勝負が決まる試合。
勝つか負けるか分からない、ハラハラドキドキの展開。
かるたという地味な競技を、スポ根以上に引き上げる演出の力。
そして、努力、根性、勝利、敗北、その先にあるもの。

また、勝った人も負けた人も同じように扱う。
そのおかげで、どんな脇役キャラクターでも印象に残ります。

【お気に入りのシーン】
{netabare}
5位
5話での、たすきを用意した女帝に全員で座礼をするシーン。
7話での、吹奏楽部の応援演奏。
感謝、決意、さまざまな気持ちが独特の空気感を作り、涙が出てきました。

{netabare}
4位
ヒョロ「大将が大将と当たって、副将が副将と当たって、それで勝たなくてどうするんですか!!」

単なる記号としての勝ちを拾いにいくのではなく、本当の強さを求めて勝ちに行く。
その姿勢に感動しました。

{netabare}
3位
24話、クイーン 対 新。
あの笑顔で何人の女性が落ちたことか……。
最後の最後までイヤミのない笑顔、でも最強クラスの一戦です。

{netabare}
2位
21話、肉まんくん 対 新
新の強さをまざまざと見せつけられた一戦。
渡り手のスピード感と効果音がたまりませんでした。
「こりゃ勝てないわ」とはっきり感じさせられましたね。
しかし、試合終了後の、

肉まんくん「俺なんか、一番一生懸命じゃないほうだ!!」

この言葉にはしびれました。

{netabare}
1位
14話、瑞沢高校 対 明石第一女子高校の運命戦
2対2の場面で、勝負の矢面に立たされた机くん。
しかし、自分の中に積み上げられたジンクスを信じ、敵陣の1枚を抜くという神業を披露。
鳥肌が立ちました。
試合終了後にあっさりと次の話題に切り替えるのもポイントアップ。
机くん様と呼ばせていただきます。
{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

他にも名シーンが多数。

1期未視聴の方は、ぜひぜひ見ていただきたいです。
まれに見る傑作だと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 93

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

心に響く素晴らしい作品であり名作です!

「ちはやふる」競技かるたを通して描かれる熱血青春ストーリーです。

一期は完成度が高い作品と評価しましたが二期は期待を全く裏切ることのない心に響く素晴らしい名作でした!

二期は一期のメンバーに加え新入生を迎えてのストーリーになります。
主人公の綾瀬千早だけに、スポットがあてられているわけではありません。かるた部全員が一期よりも、更に掘り下げられています。

これまでの高い意識を持った練習への取り組みは、全国大会にどこまで通用するのか見所です。

会場は熱気にあふれています。緊張感があふれる試合では、場面ごとに手に汗握る展開が続きます。読手が一言目を読み上げた時の、凛としている空気感がとても印象的でした。また、映像表現も変わらず、とにかく美しく、登場人物の感情を反映させるスポットライトの背景の光のあてかたも、時に幻想的であったり、場面表現が素晴らしかったです。

少女マンガの華やかさが咲き乱れている様でした…

こういう感動が欲しくてアニメを観ているんです!!!
素敵な作品を生み出していただいた末次先生、スタッフの皆様、本当に感謝です!
迷いなく「お気に入りの棚」作品です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 89
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

試合のひとつひとつがとにかく濃ゆい

2018.04.10記

3期の放映が決定したのを機に、これが初『ちはやふる』の子供たちと一緒に観返してみたところ、違和感なく入れたみたいです。

小3娘の感想
「ちはやふるってすごいおもしろいね」

ギャグパートでは素直に笑えて、試合での緊迫した場面では手に汗握って、と勝負の世界に片足突っ込んでいる年少者にとっても何か感ずるものがあったのかもしれません。

1期25話を経て、2年生に進級したちはやたちが新入部員を集めるところから始まっての全25話。
1期で築いた背骨の部分を受け継いで、さらに昇華させた感じといったらいいのでしょうか?
相変わらずおもしろい!

1期と比較し試合の描写が多く、またそれがよくできていて私としては2期のほうが好みでした。
{netabare}「俺たちはまだチームになりきれていないんだ」と言っていた1年前の瑞沢高校かるた部を思い出し目を細めてしまいます。{/netabare}

よくできた試合描写として取り上げたい要素は、
■1試合1試合に意味があること
 {netabare}北央戦でやられた札合わせを巡り巡って瑞沢がやり返すといったように過去の対戦をしっかり糧にしている部分。タイプの違う対戦相手との試合で得られる気づきが毎度毎度違うこと。一つとして前回の刷り直しのような試合がない。
{/netabare}
■敗れた者を丹念に拾い上げていること
{netabare}たいがいの作品で敗者にたいしては、例えば須藤先輩がどやすくらいの描写どまりにしといて、勝者の喜びに焦点を置くことで視聴者がカタルシス感じて満足!的展開が多いが本作は逆。むしろだから支持されるんでしょう。主人公たち瑞沢高校の面々だけを掘り下げるのではなくて、対戦相手含め都度都度なにかしら拾い上げてます。団体戦後の桜沢先生と部員たち(特に山城理音とえろむ先輩など)のやりとりや独白はいいですね。{/netabare}
つい惹き込まれてしまいます。


本当に好きな作品です。そういう場合たいてい「とりあえず見て」という感覚で実際それ以上でも以下でもないのですが、最後に、、、

新入部員加入で増えた登場人物たちを掘り下げつつ、さらに選択肢が増えて深みを増す人間関係と、地区予選から始まる試合一つ一つのテンポの良さ、その他諸々言い出したらキリがないくらい魅力を備えた作品なのでぜひみんな堪能してほしいなぁ、とがっつりおすすめしておしまい!



視聴時期:2018年3月 ※その後円盤購入し複数回

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2018.08.19追記

あまり内容とは関係ない話。
実写『ちはやふる-結び』の公開3か月前くらいから「ちはやふる 秀歌撰」なるアニメ1期内いくつかの話をピックアップした再放送を深夜帯にやってました。
これ、土日の昼間とか一般人が起きている時間にやれないものなのでしょうか。放映局もソフト販売元も系列でおさえているため一般的にはハードルは低そうに思われるのですが、公開前の宣伝としての効果は薄いのでしょうか。

・ヲタ以外、さらに子供が観れる内容
・(ここ重要)実写版がおおむね好意的に受け止められている
  ⇒なんで実写にすんだよ、クソが!的な層が少ない、敵が少ないという意味で。

やりやすい条件はそこそこ揃ってると思うんですがねぇ。
商業的なあれやこれやはある程度おさえてはいる上で、それでもAbemaその他有料のチャネルでない地上波が果たせることはまだあると思っている次第です。


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2020.03.25追記

ご近所で百人一首大会をやってみましたが、私は最底辺の層でした。おかしいなぁ。。
なお、実写『ちはやふる-結び-』視聴済み。けっこう面白かったです。


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2018.04.10 初稿
2018.08.19 追記
2020.03.25 追記/タイトル修正
2020.10.23 修正

投稿 : 2024/06/29
♥ : 72

83.8 4 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング4位
カードキャプターさくら クロウカード編(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★★ 4.1 (996)
5746人が棚に入れました
木之本桜は、体育が得意な小学4年生。ある日、さくらが学校から帰ると、誰もいないはずの地下の書庫に何者かの気配がしました。さくらが下におりてみると、そこには1冊の金色に光る本がありました。中には、カードが入っていましたが、そこに書かれた文字を読み上げたとたん、激しい風が起こって、カードがバラバラに飛び散ってしまいました。残された本の中から、ケルベロスと名のる奇妙な生き物があらわれ、本に収められていたクロウカードの封印が解かれるとき、この世に災いが起こると言います。そしてケルベロスはさくらに封印(ふういん)の鍵を与え、カードを捕獲(ほかく)するカードキャプターにしてしまいます。その夜から、さくらは魔法を使って、実体化したカードに立ち向かうのですが・・・。さくらは、カードを全部もとにもどせるのでしょうか?

声優・キャラクター
丹下桜、久川綾、小野坂昌也、岩男潤子、くまいもとこ、緒方恵美、関智一、田中秀幸、ゆかな、林一夫、冬馬由美、小西克幸

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さくらちゃんを見てるとね、はにゃ~んってなっちゃうんだよぉ~

この作品をきっかけに、人生を踏み外した者、数知れず。
かく言う自分もその1人?

当時、オタ趣味とは縁の無さそうな友人がドハマりしてて猛プッシュしてきたので
興味ねーよなんて顔しつつも、そこまで言うならってことで実際見てみたわけですよ。

さくらちゃんが、か、可愛い・・・いやダメだ、そんなことを思ってはいけない・・・!
それを認めてしまえば自分の中の何かが壊れる・・・大切な何かを失ってしまう・・・!
なんてアホみたいな葛藤をしてたのもいい思い出です。

その後どうなったかはお察しの通り。
「ほえええ」 「はにゃ~ん」 「さくら怪獣じゃないもん!」
ぐはぁああああああああああああ くぁwせdrftgyふじこlp
アニメのキャラに初めて萌えてしまった、記念すべき?作品になりましたよっと。


最初に見始めたところが物語の最終盤だったので
1話から観てみようと思い、レンタルして全話視聴しました。
(どうでもいいけど、借りる時ホント恥ずかしかったですね。 AVの比じゃないw)

改めて観て、行き着いた感想は
”さくらちゃんが好きです、でも知世ちゃんのほうがもっと好きです”
さくらマニアを自称するさくらの親友なんですが、この娘は色んな意味でガチですね。
この作品、魔法少女モノなのに主人公が変身しないんですが
その代わりに知世が用意したコスチュームを毎回着て戦うんです。
しかもコスの使い回しは一切なしという徹底ぶり。
知世はさくらが戦う姿をビデオカメラでなめ回すように撮影しますw

「さくらちゃん超絶可愛い過ぎますわ~!」

さくらも偉大だけど、知世も偉大。何気に暴走百合キャラの元祖だと思う。
ストパニの玉青、イカ娘の早苗、とあるシリーズの白井黒子など
知世の系譜を受け継ぐキャラは多い。
「さくらちゃんの私への”好き”と、私のさくらちゃんへの”好き”は意味が違う」
みたいな独白もあって、叶わぬ恋だということを自覚してるところがまた凄い。
あくまでさくらの幸せが最優先であって、さくらと小狼の恋路も全力で応援する度量の深さ。
この達観ぶりは小学生とはとても思えないw


ロリコン、ショタコン、シスコン、ブラコン、百合、BLなどなど何でもござれの作品。
今思えば、作中に出てきた魔法少女コスや小物を紹介・解説する
本編後のおまけコーナー「ケロちゃんにおまかせ!」とかマニアックにも程があるw
大きなお友達が大量に食い付いたのも納得。

で、本作の何が一番凄いかって、そんなオタク受けする要素満載でありながら
正統派魔法少女作品(少女向け作品)としてもしっかり成立しているところでしょう。
恋愛的にも同性同士、教師と生徒など多種多様に散りばめているんだけど
だからこそメインのさくら-小狼の真っ当な恋愛ストーリーが際立っていると感じます。


基本的には少女向けの作品だし、失われたカードを回収していく話の繰り返しで
話数も全70話と長いので、今となっては未視聴の方にはちょっと勧めづらいけど
萌えブームの源流になったとも言える偉大な作品なので
興味のある方は一度チェックしてみて欲しい。
案外、萌え系嫌いな人ほどハマりそうな予感。
上手く説明できないけど、他の萌えアニメとは違うんですよ!何かが違う・・・

投稿 : 2024/06/29
♥ : 43

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

未だに豚を量産し続ける聖女であり悪女。

CCサクラ。結構昔の作品なのに今だに人気が衰えない作品で、根っからのファンから、新規ファンも増え続けているのではないでしょうか。ストーリーとしては、お決まりの何かしらを集めるという定番もの。ただ本作は定番の裏にちょっとした工夫があるなと思わされる。

キャラからしてBL、百合、シスコンなど、子供向けアニメでは考えられない設定で、百合っ子ちゃんはさくらちゃんの戦いぶりをビデオで録画したり、毎回コスチュームを用意してくる徹底ぶり。
さくらちゃんの口癖「はにゃ~ん」とか「ほえ~」は不思議な魔力を持った言葉で、普段前向きな彼女と、少し天然な部分で当時の子供から、さらに大人まで夢中にさせたに違いないw

CCサクラの世界は、生活面もよく描かれていて、さくらちゃんは幼いながらも掃除、洗濯、食事当番も家族三人で割り振っていたりと、いい子なんです。
百合っ子知世ちゃんも、さくらちゃんには目がないですが、普段クラスの中では冷静に問題を対処したりと、とても小学生とは思えない。そんな仕草、振る舞いは、もういっぱしの女性なのです。
また、さくらちゃんは母親を亡くしていたり、知世ちゃんも家庭の問題が複雑であったりとそんな所も描かれているのも、一つの魅力で、悩みがありながらも健気に頑張る姿に励まされる。

コスチュームなんかは、何回も着替える時もありますし、凄いお洒落。でも一番は制服を着ているさくらちゃんが一番好きです。なんかデザインが良いんですよね。そんなこんなで、長い物語ではありますが、一度は見てみてもと思わされる作品でございます。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 35
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔法少女のフォーマットを借りた古典的な初恋ストーリー

プラチナ(第3期op)を聴くだけで泣けてくる伝説の名作アニメ。
※クロウカード編・さくらカード編・映画「封印されたカード」全て含めた感想です。

超絶可愛い主人公「木之本桜」の活躍を描くだけではなく、むしろ、さくらとクロウカードを集めるライバルだったはずの「李小狼」が次第にさくらに惹かれていく過程を細かく描き出している点が、隠れた鑑賞ポイントです。

全70話+映画2本(但し李君の実家のある香港に行く映画はストーリーの本筋には関係なし)
以下、時系列で細かくトレースします。

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第Ⅰ期開始(小学4年の1学期~2学期)・・・クロウカード編
{netabare}
第1話 桜吹雪の舞い散る日に登校、さくらの憧れの雪兎の投げキャンディー。知世「やる奴ですわ」
第7話 小狼の初登場回。
第8話 小狼が転校してくる(さくら4年生の6月)。さくらを目の敵にしているところが微笑ましい。
第9話 ソードのカード。さくらは親和動機だが、小狼は達成動機で行動している。さくらと知世・梨佳が互いに気持ちを察し合って行動していることが描出されていて興味深い。
第10話 OPに小狼初登場。フラワーのカード。さくらの行動原理が親和動機であることを繰り返し描いている。
第13話 動物園(パワーのカード)、小狼がタイムのカードを使ってさくらをサポートする。しかし、さくらは気づかない。
第14話 高校の学園祭(ミスト(霧)のカード)、小狼がさくらの兄を風魔法で助ける。さくらの「ありがとう」に小狼が「助けたわけではない」と少しだけ顔を赤らめる。
さくらと雪兎がダンスして小狼が悔しそうな顔をする。
第16話 さくらの母(撫子)の祖父の話。高原の別荘、虹。
この話の辺りから視聴者に、さくらへの感嘆の気持ちが発生するはず。(何ていい子なんだろう・・・)
第17話 臨海学校の話。小狼はまださくらに感嘆の気持ちを持っていない。「俺はお前を認めたわけじゃないからな」。
しかし、さくらの相手の気持ちを察するところや素直なところに少しだけ惹かれ始めている。
第18話 夏祭り、グロウ(蛍)のカード(8月)。
さくらが雪兎に告白する寸前で小狼と兄が闖入。
第19話 さくらと夏休みの宿題(図書館とムーブ)。池に落ちそうになったさくらの手を小狼が掴むが、二人とも池に落ちる。小狼の家で着替え。
ラストで苺鈴初登場。
第20話 さくらと争う苺鈴 (9月新学期、苺鈴が転校してくる)
第22話 さくらと優しいお父さん(お父さんのPCを壊して泣いてしまう話) 。魔法で直せないこともある、という魔法少女のお約束のモチーフ。
視聴者にとって、さくらが決定的に良い子であることが明らかになる。
第25話 さくらともう一人のさくら (ミラー)。災いとは人によっては何ともないけど、さくらには辛いことらしいことがケロによって語られる。観月先生が最後にチラリと登場。
第27話 さくらと思い出の神社(リターンで過去に行く話だが、小狼のタイムのカードで現在に戻る)。
さくらが小狼に抱きついて、小狼が初めてさくらにデレる(さくらに抱きつかれて真っ赤になって気絶)。
その前に木の上でさくらと小狼が雪兎を好きなことを告白し合う(さくらは小学3年生のときに雪兎に一目ぼれしたと話す)。
第30話 さくらとケガをしたカード(ダッシュのカード、かけっこ)。小狼が良いところを見せる。さくらにここでも魔法少女のお約束のモチーフ(魔法で解決しても何にもならない)
第32話 さくらとケロと小狼と(チェンジ)。さくらの部屋で久しぶりに赤くなる小狼。
第33話 さくらの寒むーいアイススケート (フリーズ)。下校時の校門前でさくらの声が聞こえると頬を赤らめて走り去る小狼。目があったときにニッコリ笑うさくらに小狼が再び頬を赤らめてひっくり返る。
第34話 さくらと雪兎と昼の月(友枝町クイズラリー)。雪兎をみてるつもりでつい隣のさくらを見てしまい、顔を赤くして首を振る小狼。崖に落ちるさくらを庇って足に怪我する雪兎。参加賞のボールペンをもらって「お揃いだね」に嬉しそうな表情をするさくら。
第35話 さくらのすてきなクリスマス(ファイアリー)。小学4年の12月末。
遊園地の観覧車で雪兎に手作りの人形をプレゼントに渡すさくら。「来年もまた来たいね」。
隣の観覧車からさくらを見て顔を赤らめ否定するように首を振る小狼。小狼はさくらに恋心を抱き始めている。
{/netabare}
これで第Ⅰ期終わり。

=================================================
第Ⅱ期開始(小学5年の1学期)
{netabare}
第36話 さくらと雪の新学期(スノー)。雪兎からもらった時計を失くして泣くさくら。「泣くな。見つかるまで一緒に捜すから」「ありがとう。優しいんだね」赤くなる小狼。
第37話 さくらと消えた知世の声(ヴォイス)。「俺はお前のことが気になって」正直な小狼。知世「小狼君はいつもさくらちゃんを見ているんですね」
第38話 さくらの楽しい苺狩り(ロック)。雪兎の手に触れて頬を赤らめるさくら。
第39話 さくらのふらふら熱曜日(クラウド)。桜に「このカードはお前のものだ」。風邪のさくらを気にする小狼。ミラー2回目登場。
第40話 さくらと夢の中のさくら (ドリーム)。個人的に神回だと思う。予知夢の話。ここら辺から何となくアニメ全体の雰囲気が暗めになっていった気がする。
第41話 さくらと小狼と砂の海(サンド)。白雪姫の練習で早朝さくらと小狼が校庭で2人で会話。さくらの顔が小狼に躊躇いなく近づく。小狼だけ戸惑う。
サンドのカードをゲットした後、カードがさくらと小狼の二人の手の間に挟まり、さくらがニッコリ笑って小狼にカードを譲る。また戸惑う小狼。「お前分かっているのか?」
第46話 さくらと最後の審判(小学5年生の初夏)
クロウカード編の〆
{/netabare}
これで第Ⅱ期終わり。

=================================================
第Ⅲ期開始(小学5年の2学期~3学期)・・・さくらカード編
{netabare}
第47話 さくらとふしぎな転校生(5年生の8月31日~9月1日)
小狼は未だに「李君」なのに、転校生は初日からさくらから「エリオル君」と名前で呼んでもらっている。
小狼はさくらに恋しているのだが、まだそれを自覚できていない。知世から「ライバル登場ですわね」と言われて「そんなんじゃない」と顔を真っ赤にして否定するが、ついついさくらの笑顔に見惚れてしまう。
第50話 さくらと小狼とみえない糸(ソード)。熊のぬいぐるみを送ると相手と両思いになれる、という知世の話に、木の上で聞き耳を立てる小狼。無意識のうちにさくらに視線を送り、それに気づいて慌てて視線を外す。
第51話 さくらと大きなぬいぐるみ (フライ)。さくらも小狼もぬいぐるみを完成。小狼はなぜ手作りぬいぐるみキットを買ったのか自分でも訳が分からなくなっていて、さくらの顔が頭に浮かぶと必死に否定する。
さくらは雪兎にぬいぐるみを手渡し幸福な思いに浸る。
第55話 さくらと不思議の国のさくら(アリスの本の中に入る話)。さくらと親しくしているエリオルに嫉妬してしまう小狼。本から戻ったさくらに肩をつかまれて真っ赤になってしまう。
第56話 さくらとケロのお菓子な出会い?? (小学校で模擬店)。さくらのウエイトレス姿を眼で追う小狼。
第57話 さくらと小狼とエレベーター (フロートで浮く話)。かなり印象深い回。部屋で鍛錬していて熊のぬいぐるみを見てさくらを思い出し必死に打ち消す小狼。
雪兎に「君はさくらちゃんのことがとっても好きなんだね」と指摘されて真っ赤になって走り去る小狼。
「俺があいつのこと好き?」と自問自答。留守番電話のさくらのメッセージをベッドで2度目の再生をする。
エレベーターで2人きりになり、闇に飲み込まれ落ちていくさくらに「さくら!」と叫ぶ。
ラスト。部屋にいる小狼にさくらから「私、さくらと呼ばれてとても嬉しかったよ。私も小狼君と呼んでいい?」「好きにしろ」
第59話 さくらと知世とボールの罠
体育の時間にエリオルとバスケットボールで勝負する小狼。「落ち着いて、ゴールにだけ集中して」(エリオルのアドバイス)
知世の家で「さくらちゃんのことが好きなんですね」「まださくらちゃんに伝えていないのですね。。。言葉にしないと伝わらない思いもありますわ」と知世に告白をアドバイスされる小狼。
現れたさくらに告白しようとする所でクロウの気配で中断。
ラストで再びさくらに「あのう」「何?」「俺はお前が。お前が。す・・・す・・・」。さくらの表情が一瞬ハッとする演出が良い。
ここでまさかのケロちゃん闖入。見事なエンディング。
小狼が初めてさくらにデレたのが第27話(神社でさくらがリターンのカードで過去に行く話)。このときは小学4年の9月~10月頃で、さくらと小狼は互いに雪兎が好きなことを木の上で告白し合っている。つまり、それがそのころの2人の認識。
第57~59話は木の葉の舞う小学5年の秋(多分10~11月頃)の設定なので、第27話から既に1年以上経過していることになる。
小狼は第33話で既に、明らかにさくらに恋し始めているので、それを自覚するのにほぼ1年かかったことになる。(第57話の雪兎の指摘、そして第59話の知世の指摘(告白することを小狼に諭した回))

第60話 さくらと大切なお友達(苺鈴と小狼の婚約解消)。
脚本が素晴らしい。さくらをそれまでの「木之本」ではなく「さくら」と呼び始めた小狼の気持ちを察する苺鈴。
「私もさくらちゃんが好き。さくらちゃんを憎めない私が一番悔しい」と知世の膝の上で泣く苺鈴。

第61話 さくらとカードとプレゼント(ミラーがさくらの代わりに兄とデート。さくらはカード達に感謝の気持ちを伝える)。
これも意外に良い回。多分、男には思いつかない脚本。
季節は12月。朝の教室で小狼にプレゼントすることを話すさくら。小狼は「あの、俺、お前のこと・・・」と告白しようとする寸前に山崎君が闖入。
「何で告白できないんだ・・・」
第62話 さくらと不思議な御神籤(ドリーム=予知夢を見る話)。
小学5年生の正月。和服姿のさくらと知世。知世の勧めで小狼の家に新年の挨拶に行く。小狼が知世に「有難う」。小狼の家の世話役(ウエイさん)「小狼様をお名前でお呼びするのはご家族の他は、さくら様が初めてですよ」(最終回第70話への伏線)。

第63話 さくらとプールと大きな波(珍しい水着回)
室内プールでエリオルと競泳。エリオル「落ち着いて本来の実力を発揮できるように。貴方の大切な人を守るときのために」小狼「え?」といって思わずさくらを見てしまう。
プールから上がろうとして、さくらの笑顔にドキッとして再びプールに落ちてしまう小狼。

第64話 さくらと吹雪のスキー教室(タイムで雪崩を止める話)。
夜の暖炉の前で「さくら」とつぶやく小狼。「何?」。
これもかなり印象的な回。
ベランダで熊のぬいぐるみの話をする。「もう雪兎さんに渡した?」「違うんだ。僕の好きな人は別にいる」「誰?」「それは・・・」
小狼の告白寸前で、「ごめん。そんな大切なこと、私が聞いちゃだめだよね。」ああ、あ。

第65話 さくらと雪兎と消えゆく力(兄がユエに魔力を渡す話)。
雪兎に「好き」と言葉で伝えることを決意するさくら。

第66話 さくらの一番好きな人(さくらが雪兎に告白する話)。
これも優良回。
要約すればさくらにとって「(好きという)自分の本当の気持ち」が一番大事だ、一番の宝物なんだ、という話になるのだろう。(CCさくらのストーリー全体が、結局それを描いた作品ということになる→CCさくらのラストを飾る映画「封印されたカード」にも直結)
兄と雪兎の学園祭で、さくらと雪兎はビックリハウスに入る。
さくら「好きです」。「僕もさくらちゃんが大好きだよ。でもさくらちゃんの僕への好きという気持ちは、さくらちゃんのお父さんへの好きという気持ちに似ていないかい?」さくら少し考えて「似ています」
「きっとさくらちゃんの一番が見つかるよ。きっとその人もさくらちゃんのことが一番好きになってくれるよ」
帰り道で、小狼に公園に付き合って欲しいと頼むさくら。ブランコを漕ぎながら、今日雪兎に告白したことを小狼に話す。
「ほんのちょっとだけど、お父さんとは違う“好き”もあったの」
「私の好きな人が幸せならば、それが一番嬉しいなって・・・そう思ったの」
そして目に涙を浮かべるさくら。
小狼がハンカチを差し出す。「大丈夫。きっとさくらの一番が見つかる」

第67話 さくらと小狼と月峰神社
作中に2月22~26日の黒板掲示あり。
ブランコの場面での小狼のハンカチに対するお礼としてマフラーを手編みするさくら。
知世「まだ告白なさってないんですね」小狼「あいつは自分が好きな人の一番でなかった時の辛い気持ちを知っている。だから僕が告白したら、あいつは僕が辛い思いをすると思って困るだろう。だから告白はしない」
グロウのカードの書き換え後に、知世「さくらちゃんはちゃんと自分なりの答えを見付けだせる人ですわ。だから告白なさって大丈夫ですわ」

第68話 さくらと過去とクロウ・リード
さくらがリターンのカードで過去に行きクロウ・リードと遭う話。
リターンのカードは魔力の消費が激しいため、さくらが過去から戻ってこれなくなること心配する小狼。さくら「ありがとう。心配してくれて」
出発前に「私、絶対帰ってくるから。約束」指切りをするさくらと小狼。
ラストでエリオル君が正体を現す。
{/netabare}

あと残り2話と映画「封印されたカード」があるけど・・・もう書けないよ。。。

※2014.7.7追記

第69話 さくらと現れたクロウ・リード
第70話 さくらと本当の想い

(内容は自分で確認してね)

これで第Ⅲ期終わり。

=================================================
劇場版カードキャプターさくら 「封印されたカード」(小学6年の夏休み)

(内容は自分で確認してね)

これで完結。
=================================================

【後記】
今みたら、さすがに作画は最近のアニメに比べて色々とアレですが、それでもヒロインさくらちゃんの見せる一瞬の表情など本当に良く描かれていると思います。
魔法少女アニメを語る上で、やはり必須の名作と思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 31

72.5 5 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング5位
好きっていいなよ。(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1134)
5554人が棚に入れました
16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われている、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!?

声優・キャラクター
茅野愛衣、種田梨沙、櫻井孝宏、島﨑信長、内山夕実、寿美菜子、前野智昭
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

<最終回まで視聴完了> なんだんねんw

いろんな意味で、少女マンガの王道だったかもだね。
誰かの嫉妬から嫌がらせを受けたりして傷ついたり、
ありもしない噂流されたら本人に確認する前に信じちゃったり、
そういう人間くさい愚かな部分を描きつつ、恋を実らせ育んでいく2人。

やきもきしたり、じれったかったり、イラッときたりしながら
最後まで観たわけだけれど、う~ん・・笑っちゃったな。

期待しすぎてしまったのかな。もう少し感動が欲しかったんだと思う。
なぜそこでそう思う・・?ってことがあまりに多くて
それは、めいにも大和にもすごく感じた。
{netabare}
しかも、めいと大和の間に会話はあまりないようで、
お互いがもっといろんなことを何でも話し合ってる仲だったら
こんなことにならないのに、ってことが多かった気がする。
付き合いが浅いからこそ、たくさん話をすべきだし
それがないから、すごく好きなのに信頼関係が浅いってことに
なってしまうんだろうね。
{/netabare}
でも、愛子やあさみっち達のようにいろんなカップルがいるわけで
その2人だけのカラーみたいなものは確かにあるし、
めいと大和も、これまでの経験と教訓を生かしながら
今後はもっともっと会話に花を咲かせたり、信頼関係を深めていくのかも。
そう思わせてくれる可愛く初々しいい話ではあった。

ちなみに、愛子やカイがいてくれたから成り立ってたし
この2人がとても魅力ある人物で、けっこうお気に入りだった。

展開的には前回(12話)のほうがよほど最終回にふさわしい内容で
盛り上がれたような気がするなぁ・・

リアルだなとは思うのだけれど、せっかくのアニメ作品だし
もう少し見せ場が欲しかったのは正直なところ。
それでも、作画は毎回美しかった。
背景がきめ細かく、隅々まできれいに描かれていて
つい見落としそうな小道具や部屋のインテリアや
置いてあるものなんかで、キャラ設定もわかりやすかったし、
そういう行き届いた想いが伝わってくるのは嬉しかった。

それに表情の微妙な変化なんかも細かくて。
あと、OPに岡崎律子の歌が起用されていたことも嬉しかった!
彼女のやさしい歌声とメロディーはとてもピッタリだったと思う。

一応、原作が手元にあるのでこれから読んでみるつもり。
----------------------------------------
<8話の感想>

モテるからって恋愛上手なわけじゃない。
大和は確かに八方美人なところ、あるよね。
誰にでも優しくしてしまうのは、中学時代・・苛められないよう
表面を取り繕ってた時から変わってないんだなぁ。
嫌われたくない思いと、女の子は大事にしたいって思いは
わかるけれど、目先だけで動いてしまうんだろうなぁ。
あとは実際、恋愛経験が少ないから気が付かなさ過ぎてるだけ。
でも本気で好きな子がいるなら、その子を不安にさせちゃダメだよね。
めいみたいな子と出逢ったことで、これから彼もわかっていくんじゃないかな。
めいも大和と出逢って、自分の気持ちを表現するにはって悩みながら
どんどん変わっていってるしね。
新キャラの男の子、大和を昔から知ってるような感じだったし
今後どう絡んでくるのか楽しみ。
-----------------------------------------
<7話の感想>

読モのめぐちゃんは、自分に正直な子。
しっかりしたところもあって決して悪い女の子ではない。
愛子はけっこう冷静に観察しているけど、情に厚い姉御肌。
{netabare}
デリカシーないのか?と思ったあさみっちも、実はちゃんと気づいてた。
大和は、心変わりや裏切りなどしてないし、
めいには誠実なんだけど彼女の本音までは見抜けなかったかもだね。
ずっとメールを待っていためいが、大和からのメールに
「遅かったね」と打ちそうになったのを「おつかれさま」に
変えた気持ちが痛いほどわかる。
{/netabare}
でも、やっぱり気持ちは伝えないと伝わらない。
お互いが本音に気づいてあげられるほどの関係じゃないから、なおさら。
嫌な噂を耳にして、不安が疑惑に変わってしまったり
理解してるつもりで本音を隠し、いい子ちゃんぶってしまう・・
誰にでもよくあることかもしれない。
でもそのままにしておくと、気づかないうちにどんどん歯車がズレていく。
いつのまにか離れてしまってた、なんてことがないように
大切なその自分の想いをまずは信じて、勇気出すしかないのだよね。
{netabare}
愛子やあさみっちに気持ちを打ち明けためい、一歩前進できて良かった。
大和を想う気持ちの分だけ、少しずつ髪が伸びていっているめい。
気持ちをわかってくれる友達もできて、ますます変化が楽しみ。
{/netabare}

------------------------------------
<6話の感想>

ふたりで下校中の夕焼け空を一直線に横切る飛行機雲が、
一途な思いを揶揄しているように見えた。
でも、めいが久しぶりに1人で下校したときの夕焼け空は
どこか淋しげに映った。
だけど彼女は、今まで恋をした経験も友人もいなかったわけで
大和に対しても好意は持ちつつ、まだ自分を見失うほどの情熱には
発展していない段階なのだよね。
大和や他の登場人物の言動によって、自分の気持ちに少しずつ気づいたり
相手のことを信じれるようになったり、全部まだこれからって状態。
そんな中、大和の気持ちが今のところ揺らがずにいてくれてるのが
せめてもの救いだし、安心して観ていられる。
1クールなのかな?だとしたらそんなに話も入り組めないから
めいが今後、心乱されながらも大和と信頼関係を築いて
ほんとうに「好き」って言えるまでを描くのかもしれないね。
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<5話の感想>

猫を通してさらに距離が縮まっていく流れがいい感じ。
生真面目で優しい、めいのキャラがとてもよく表現された回だった。
そして、大和のちょっとだけ生意気な妹の繊細な気持ちが
いろいろな言動に表れていて、思わず抱きしめたくなった。
オーブン電子レンジからケーキを出すあの後姿が、めちゃ可愛い!
子供の頃の自分と重なる想いやエピソードもあって切なくなったけど
彼女には めいがいてくれて良かった。
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<4話の感想>

大和の友だちである早川君、音立てて汚い食べ方(苦笑)
イヤ~な奴の描き方がすごくわかりやすいよね。
それぞれの人物の細かな表情の変化、しぐさ、目線、指先。
そういう演出がとても良いと思う。
場面によっては、こっぱずかしくて赤面しそうなんだけど
それは、そのピュアさが今の僕に無くなりつつあるからなのかな。
大和とめいの信頼関係が少しずつ少しずつ深まっていくのは
心地良いし、素直に応援したくなる。
毎回OP聴いてるだけで泣きそうになるんでホント反則だぁw
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<3話の感想>

この作品、OPがものすごく好きだけれどEDもいいな♪
歌だけでなく、あの紫陽花色のイラストの数々がすごく好きだ。

人には多少なりとも心の傷があったり
罪悪感や劣等感を持ちながら前へ進んでいるよね。
そんな自分の心のうちを大切な人に打ち明けることで
お互いの距離を縮めたり、理解したり、しようとしたり。
大人ならさらっと流してしまうことでも、彼らは高校生。
ひたむきさ、みたいなものが伝わってきて
大和やめいはもちろんだけれど、波乱因子になりそうな愛子のことも、
ちょっと憎めないものを感じた。
それにしても、大和モテすぎだろww
まぁ、実際ああいう人いたけどね(笑)
{netabare}
チャラいようで実は、めいを好きになった理由がちゃんとあったってことが
今回は言いたかったみたいだね。
{/netabare}
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<2話の感想>
{netabare}
中西くんが意外にいい奴で、初々しくも想いをはっきり伝えてるところ
なんかけっこう好感持てた。
あさみっち、ライバルになるのかと思ったら、
いいお友達になれそうだしホッとした~
にしても、あのチュー攻めは観ててニヤケながら複雑というかw
思わず顔がほてったww いったいどんな展開が待ってるやら。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 63

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

やっぱ青春いいねぇ~(* ̄▽ ̄*)ノ"

~あらすじ~
高校生の橘めい(ヒロイン)は、人を信じることができず、
いつも高校生活を1人で過ごしていた。
そんな時、黒沢大和に出会いそこから恋が始まる。

~感想~
キスがめっちゃ多いですねぇ~(*´∇`*)

「最初は少女漫画なんてこんなもんか!」

途中から共感できて面白かったです。

でも、キスが多すぎてトキメくシーンが薄れていまいました。。。

しかし、話としては面白いので、是非、見てくださいm( ̄ー ̄)m

投稿 : 2024/06/29
♥ : 36
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悩み傷つき、愛しくて切なくて、後ろ向きになったり、前向きになったり

原作未読。全13話

ずーと友達がいない主人公 橘 めいにモテモテでカッコいい 黒沢 大和と出会いつきあうところからお話がはじまります。

みんなそれぞれ心の傷が追っているシーンがあって、キャラに感情移入しますね。

どう人に接していいか分からないめいが可愛いですね。

携帯のメールを打ち変えているところなんか、心情が出ていて細かいです。

愛子ちゃんカッコいいですね~同学年とは思えない言動ですw

となりの怪物くんと同じクールにあったんですね~
怪物くんも面白かったですが、どこか浮世離れした感じがしました。
こちらの方が心情がよく表現されていて、等身大に近い感じがしましたね。
{netabare}(もちろん、すごいイケメンやアイドルなどはなかなかいませんがw){/netabare}

キャラの動きやしぐさの描写が好きでしたね^^

めいが少しずつ言葉や雰囲気が可愛くなってくるところもとっても素敵でした。

心がキューとなり心が暖まるいい作品でした。学園もの恋愛ものが好きな方、オススメです。

OP 儚くてやわらかい感じの曲です。
ED スネオヘアーが歌ってます。やさしい曲ですね。12話の曲もお話と合っていて良い曲でした。

12話がどう考えても最終話のような感じでした。それだけ完成度が高いお話でしたね。13話はどちらかというとDVD特典みたいな感じです^^

次回予告のめいとねこが可愛かったですね~

投稿 : 2024/06/29
♥ : 36

67.1 6 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング6位
オオカミ少女と黒王子(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (701)
3724人が棚に入れました
見栄っ張りなエリカは、友達相手に彼氏とのラブラブ話を語るが、実は彼氏いない歴16年。そろそろ嘘も限界と思ったそのとき、街で見かけたイケメンを盗撮。自分の彼氏だと自慢したが、その彼は同じ学校に通う佐田恭也だった。事情を打ち明け彼氏のフリをしてもらうことを承諾してもらったが、佐田くんは優しげな見た目とは正反対の超腹黒ドS男子! 弱みを握られたエリカは佐田くんの犬を命じられてしまう……。


声優・キャラクター
櫻井孝宏、伊藤かな恵、茅野愛衣、細谷佳正、松岡禎丞、村瀬歩、伊瀬茉莉也、小松未可子、島﨑信長、中原麻衣、久川綾

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

恋愛模様は十人十色(*´ω`*)

見栄っ張りの少女と実は腹黒い学園の王子様。
そんな2人の恋愛を描いたラブコメディ。
原作は別冊マーガレットで連載中の少女漫画(未読)
全12話の作品です。


いかにも少女漫画らしい着眼点を持った
作品でしたねぇ(´∀`)♪

オオカミ少女を自負、葛藤しながらも
黒王子を追うヒロインの姿をコメディ中心に
描いたストーリー。
登場人物も少なく、寄り道のないスピーディーな
ストーリー展開は◎でした。

ヒロインをはじめキャラがしっかり立っています。
作品の特徴となる黒王子に注目しましたが…
黒王子、まぁ~~ぁゲスいですww
(おまえもゲスいじゃん!!とかいいですからね(^∀^;))
明確な「黒さ」と恋愛によって変化していく姿は
とても良かったと思います。

オオカミ少女役を伊藤かな恵。
黒王子役を櫻井孝宏。
伊藤かな恵好きなんで声優評価は
若干高めに付けちゃいました(≧∀≦)>″
それでも安定感のある声優陣も魅力的でした♪

個人的にですが、残念だったのは作画。
キャラデザをもう少し丁寧に描いて欲しかったです。


恋愛模様は人それぞれ、十人十色を
地でいく作品だと思います。
ヒロインと黒王子の恋路を応援したくなりました。
まぁ、嘘は良くないと思いますけどねw
皆さんはオオカミになる事のない恋愛を
して下さいね(*´∀`*)ノ

ストーリーもさることながら
特徴あるキャラの恋愛模様を楽しんで貰えればと(・∀・)v
まだ観てないというラブコメファンは一見を♪





《キャスト》

篠原 エリカ(CV.伊藤かな恵)
佐田 恭也(CV.櫻井孝宏)
三田 亜由美(CV.茅野愛衣)
日比谷 健(CV.細谷佳正)
神谷 望(CV.松岡禎丞)
立花 マリン(CV.伊瀬茉莉也)
手塚 愛姫(CV.小松未可子)
日下部 憂(CV.村瀬歩)
佐田 怜香(CV.中原麻衣)
佐田 瞳(CV.久川綾)




《主題歌》

OP
『LOVE GOOD TIME』/SpecialThanks
ED
『オオカミハート』/オレサマ。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 59

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

少女漫画ってやつは・・・

アニメタイトルが少しオーバー。
オオカミ少女と言うより、見栄っ張り忠犬少女。
黒王子と言うより、プライド高イケメン。
少女漫画原作の王道ラブコメなので、ストーリーはいわずもがなです。
話を一言で表現すると、「嘘から出たまこと」いや「瓢箪から駒」かな。

1話目から、ゲスイ展開。
「なんちゅう連中」と思いました。
唯一、まともなのが、さんちゃん。
最後まで立ち位置が不変でした。
さんちゃんの忠告をことごとく無視するオオカミ少女、エリカ。
黒王子、恭也の仕打ちに懲りないエリカ、頭のネジが飛んでます。
これが恋ってやつか。

二人の関係は徐々に変化。
当たり前か、エリカの一途で純粋な思考・行動に和まない男はまずいない。
御多分にもれず、恭弥も・・・。
でも、高いプライドが邪魔してなかなか本心を見せません。
こんな関係、我が家と同じ。
だから、観てて面白恥ずかしいですね。

途中登場の軟派イケメンが意外。
恭弥に影響され・・・。
結局最終的にはみんないいやつか。
まったく、少女漫画ってやつは・・・。
ホント、楽しいですね。

エリカを演ずるは、かな恵ちゃん。
単純純粋ヒロインがピッタリですね。
少女漫画系ヒロインには欠かせません。
恭弥は、櫻井孝宏さん。
最近観たアニメの中では頼りない系だったので、ちょっとギャップでした。
声優さん、流石です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 54
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

君~じゃな~きゃダ~メみたい

八田鮎子による漫画を原作とする作品で

全12話+総集編(一部地域を除く)、原作未読。


高校に入学してから友達相手に話を合わせるために

彼氏の恋愛話をした篠原エリカであったが、実際のところは

彼氏どころか恋愛経験すらない。その嘘も限界がこようと

していたときに街で見かけたイケメンを盗撮して誤魔化そうと

したがそのイケメンが同じ学校に通う佐田恭也だった・・・


なんと最後まで見ることが出来てしまいました。それまでの

経緯がまともじゃなかったのでちょっと記載w

{netabare}第一回目(ニコ生での第一話放送時)・・・出だし3分で

切りました。雰囲気がやっぱり苦手な部類のものだったか

という感じがしてしまったからです。

第二回目(ニコ生で1~6話の一挙放送時)・・・とある

ニコニコのコミュニティでここまで意外と面白いとの情報を

得ていたので機会があれば見てみようと思ったために

視聴を決定していた・・・・その結果やっぱり雰囲気に耐えられず

約5分で視聴をストップ(2分成長w)。その後タイムシフトを見ようかと

思ったが、迷っているうちに期限が過ぎたので結局見ずじまいと

いう感じになってしまった。

第三回目(ニコ生で全12話一挙放送時)・・・それから

幾度となくニコニコのコミュニティで面白いという話を

耳にしていたがさすがにもうダメだろうと思っていました。

特に後半がいいというのを加えて聞いていた。

全12話一挙放送ということでとにかく6話が終わって次が

気になるかどうかで決めようと思い、視聴を開始。

6話まで見て、追い出されたのもありそこで視聴ストップと

なったのですが7話が見てみたいと思えたので

タイムシフトを7話から再生してみたところ・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後まで一気に見れてしまいました。

こんな間抜けな感じだったのですが最後まで見れた感じです。{/netabare}

そんなことは置いておいて、作品ですが最後まで見れたのも

7話以降がかなり面白かったからです。

(面白かったと言ってもあまりの苦手度を通り越して半分ギャグ

みたいな感じで見ることができたというところです。

この作品が好きな人にはごめんなさい)

前半は視聴状況通りにこれを毎週毎週見るのは個人的にかなり

キツいかなという展開でした。


後半は上にも書きましたがとても面白かったです。

少女漫画独特の表現や登場人物のあり方等が自分の感じること、

受け止められることのできる範囲から大きく逸脱しているため

に苦手としていたのですが、その要素がその苦手を通り越して

私の頭の中でギャグとして捉えれる感じになっていった

ということでその路線で見ていくととても面白かったという

感じです。

特に神谷が出てきてからは自分でもよく分からないままに

爆笑していたような気がします。

それからラストの{netabare}恭也の母親に会いにいったときに

新神戸駅が出てきましたがあれを見た瞬間、懐かしい風景だと

いうのとなんでこの山の間にあるみたいな駅なんだよwwww

となっていました。地元ってわけじゃないけど大学受験の時

に何度も停車して中から眺めてみたり最後終わった時はそこで

乗り換えをするために外に一度出たりしてましたから

なんか懐かしくなると同時に草が生えちゃってました。{/netabare}

わけが分からないまま笑えたっていうのがこのレビューのタイトル

にも使われている「月刊少女野崎くん」が関係しているのかなと

思います。(レビューのタイトルは野崎くんのOPの一節)

確か野崎くんでは少女漫画のマミコのモデルをみこりんから

だったと思うのですがみこりんは野崎くんの中でも好きな

キャラだったのでその辺と上手くリンクさせて(私の頭の中で

勝手に)というのもあって何故だか笑えたという理由の1つの

要因みたいだったのではと思います。

(だんだんよく分からん方に向かっているような気が・・・)


とにかく後半に入って大化けした作品だったように思います。

(あくまで個人的にですが)

もしかしたらこの系統の作品はこんな感じにみると個人的に

楽しめるのではとなんとなく勝手に思ってしまいました。

(あくまで個人的にですが(大事なことなので二度言いました)、それに

物語をちゃんと見ている人にはこんな見方で申し訳ないです。)

少しグダった感じの感想文になってしまいましたが最後まで読んで

頂きありがとうございます。

(シメ方も変になってしまったw)

◆個人的点数評価 74.126点

投稿 : 2024/06/29
♥ : 43

67.3 7 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング7位
orange(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (619)
2901人が棚に入れました
長野県松本市に住む女子高校生・高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。その手紙には、26歳になった10年後の自分が後悔をしていて、その後悔を16歳の自分には味わってほしくないこと、菜穂に今後起きること、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていたが、手紙に書かれていた通り、成瀬翔が東京から転校してくる。手紙には、5月に成瀬翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たと書かれていた。

声優・キャラクター
花澤香菜、高森奈津美、衣川里佳、山下誠一郎、古川慎、興津和幸、佐倉綾音
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

変えたい過去…それを考える青春もの

原作未読ですが、この始まりは間違いなく良い青春ものになると思いました。1話ですでに涙目…コブクロの曲も卑怯だ(良い意味で)。最後までじっくり見ました。

3話まで…出だしだけでうるうる
{netabare}過去を変えたい思いが生んだ奇跡なのか、手紙を受け取った過去は少しずつ変わっていっています。変えた過去はどう変わっていくのかこの先も面白そうです。過去の話と進行形の話がうまくミックスして、非常に見やすいです。
翔の表情が1話と3話では全く変わっているんですよね。重い気持ちが変わっていっているのだろうか。菜穂の恋心が強くなっていくと辛そうだ…。スレ違いと葛藤、青春ものはこうでないと。{/netabare}

4話…グサッ、グサッ、グサッ…
{netabare}未来の自分は過去の自分になんでも言える、なんて正論…。そう、だからこそ、やり直し系の物語はうけるんですよね。特に青春に思いを残している人には。そして、過去の自分はそれが精一杯。
未来の旦那、須和がイケメンで良いヤツ過ぎて泣ける。翔が居て、須和が旦那って、嫉妬した女子多いのでは?
でも、菜穂が追いかけて、翔に叫んだシーン、泣いた…涙もろいなぁ…{/netabare}

5話…地味な子ほどモテる
{netabare}特に少女漫画は。いや、菜穂は可愛いキャラだよ、うんうん。
パラレルワールドは分かるが、手紙のなぞはどう説明するんだろう。ま、この話にそんな難しい話は要らないかも。
みんなが手紙を受け取ったんだろうけど、須和の気持ちがそれによって我慢しようとなったのは切ないな。須和と翔の間で揺れ動きそうな展開になりそうで、どうなるんだろう…。気になるが原作読むのは我慢しよう。{/netabare}

6話…心の闇
{netabare}前半は菜穂と翔のくっつきそうで、くっつかないイライラ展開。いかにも少女漫画っぽい。互いに好きなのがまるわかりなのに。でも、今回は菜穂が積極的。
で、後半。翔の死が自殺だったことを知り、なんとかしなければ…と思うものの、翔の心の闇が深いこと、母に自殺が初めて帰ろうと誘った日だったことを知り、菜穂は落ち込んでしまう。そこに須和が来て相談、須和にも未来から手紙が届いたことを知る。
切なくなる話だけど、ボンボン松本ボンボンボン♪の歌が強烈過ぎでした…{/netabare}

7話…え~と…須和がイケメンすぎる
{netabare}須和にも届いていた未来からの手紙。そこには菜穂と同じように後悔しないでほしいことか書かれていました。
祝ってやれなかった翔の誕生日。未来のみんなは翔の家に集まり、翔の居ない誕生日を祝い、現在のみんなは祝うことができた。
そして、みんなは翔の悩みを聞き出し、翔と菜穂は互いに好きだと告白。

良い最終回だった…あれっ?
須和がイケメンすぎて、現在の菜穂も須和選んじゃったら良いんじゃね?と思うくらい。結末見えない…。でもこの作品、毎回グッと目をこらえてしまいます。{/netabare}

8話…みんなで救おう
{netabare}菜穂と翔は互いに好きなのに付き合いません。大切だからという気持ち、なんとなく分かる…。
そして、みんなに届いていた未来からの手紙。それぞれに悩むのではなく、みんなで救おうとなりました。翔は幸福者だと思う。その思いが伝わるといいな。
でも気になるのが翔の倒れかた…まさか、まさかだよな?そんなフラグは要らないぞ…{/netabare}

9話…付き合いそうで…
{netabare}もうね、翔も菜穂も互いに好きなのが分かっているのに付き合わない。互いに付き合う感覚ではないくらい自然がいいんだろう。でも、翔はちょっと違うな。須和に何だかんだ言っているのも実は先が…なのを考えてのことかと。かといってやきもち妬くし。めんどくさい男だ!!いや、変わってきていると思いたい、
みんなで翔もを救いたいのは分かったが、どうなることやら。あ、棒倒しは燃えます。ライダーキックは良い思い出。{/netabare}

10話…これが本当の伝言リレー、翔が駆ける!!
{netabare}翔の闇は深い…みんなが心配して何とかしようとするのに、やっぱりうじうじする感じ。須和がナイスガイのイケメンすぎるので、翔どうよ?と思うのですが、考えてみたら翔の置かれた状況が辛すぎて仕方ないですね…。大切な母親を失って、しかもひょっとしたら死なせなかったかもしれないという後悔。これは重すぎです。

みんなは未来を変えようと頑張ります。リレーは足を痛めても頑張った翔のお陰で勝利。翔が本当に嬉しそう。リレーの伝言が翔に届いたと思いたい。未来は変わってきているし。

それにしてもここ数話、作画がひどい気が…イケメンたちが笑ってしまうような顔になっていたり、足が異常に細かったり、ちょっと酷い。でも クオリディアよりも…いや、どっこいどっこいかもしれないです。{/netabare}

11話…もうね、翔も須和も不憫すぎる
{netabare}クリスマスを一緒に過ごそうと約束した翔と菜穂。でも翔のおばあちゃんが肺炎起こしかけてキャンセル。大晦日はと臨んだはずが、未来からの手紙どおりの展開に。翔の闇は深すぎてどうしようもありません。
この大晦日がきっかけの一つとなり、須和と付き合うことになったという。実は須和はこの日告白していたというのだ。展開は完全に未来からの手紙どおりなのに、須和は告白せず、菜穂の背中を押すこと選んだ…追いかける菜穂を振りきろうと翔…どうなるんでしょう…

翔、本当にめんどくさい。なぜ翔なんだろうと思うようになってしまいました。翔の置かれた立場考えたら分かるんですが、あまりにも翔の描写が少ないから、翔の闇の深さが分かりづらいんですよね。

にしても、本当に作画、どうしちゃったんでしょう。菜穂が口開けてる姿が出っ歯にしかみえず、笑いそうになってしまいました。{/netabare}

12話…重い、重いよ…
{netabare}翔がどうしてめんどくさい男になったのかを理解する回でした。さすがに重い…。母親の出せなかったメール見たら絶望してしまう…。
でも…生きろ、生きなきゃならないんだ。やっぱりこの男救わないと。笑顔で最終回終わってほしい。

で、母親は能登ちゃんかな~と思ったらやっぱり能登ちゃん…すっかり母親声優だ…なんかさみしい。{/netabare}

最終話…生きる、それが一番大事
{netabare}最後の最後に気づいただけでも良かったな翔。
最後の難関、それはバレンタインと翔の逝った日。どう回避するか、みんなが翔を守るために必死。ここまでされる翔は幸福者だと思う。見方によってはみんなが守ることに酔ってるとも言える。ここは人それぞれの見方かと。強くなった菜穂がいて、なんとかバレンタインはうまくいったものの、最後の難関、翔の自殺は動き出す。そこを救ったのは萩田の機転という、最後に萩田GJ。翔がやっと本音を話して、みんなも事実を話して、笑って終了です。

手紙を送った未来は変わらない。それでも過去を生きている誰かは変えてあげたい、その思いは届いた。この物語はそれが最も大事な点であると思います。今を変えるのは無理、なんとか過去を変えたい、それを見れなくとも、変えたい。その気持ちを代弁しているようなアニメでした。{/netabare}

さすがは少女マンガが土台というところでしょうか。男から見て、翔がどうしようもないくらいあまちゃんにしかみえないのが少々残念でした。でも、12話があったお陰で翔の見方が変わったので、そこは救いでした。あれは高校男子にはキツすぎる出来事です。翔を救うには魂ごと救わないといけなかったわけで、最後の最後に救えた、それも積み重ねてきたみんなの気持ちが届いたということだったと思います。本当によくまとめていたと思います。

でも、やっぱり須和が切なかったっですね。あまりにもイケメン、ナイスガイ過ぎました。ちょっとはひねてくれよとも思ったのですが、最後の最後までイケメンでした。同情する気持ちもよくわかります。

物語は可もなく不可もなくだったと思います。OP、EDは最高です。毎回コブクロが流れて泣きそうになってました。作画、途中どうしちゃったのかと思うくらいひどいときがありました。違和感あってネットで調べたら場面転換したさいに座る位置が逆だったとかあったのでびっくりしましたし。当然DVDでは修正すると思いますが。最後はきれいになっていたので、中の問題だったのでしょうね。

映画が決まりました。オリジナルストーリーが入るらしいですが、TVの総集編の方が強そう。あのはなと同じ感じになるかな?見てみたい気はしますが、二週間限定?大規模公開ではないのね…円盤まで待ちますか…。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 51
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

設定も(背景)作画も雰囲気もよい。が、キャラとシナリオが破綻している感じ。もったいないっす。

[文量→特盛り・内容→酷評系]

【総括】
普通の高校を舞台にした、普通の高校生が織り成す、普通ではない恋愛もの。

SF的な内容と恋愛の要素を合わせたものは、「Key」など、名作にもなり得るジャンルですが、この作品はイマイチでした。少女漫画っぽいキャラや展開にイライラしたのと、SFとしてストーリーが破綻しているのが問題かと。

でもまあ、実写化されるほど人気がある原作なのだし、私のように、アラを探して減点方式で物事を捉えるカスのような人間でなければ、楽しめる作品なのかもしれませんね(自爆)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
第1話を観て、思ったこと。

○→OP、ED共に実力派シンガー。特に高橋優さんは元々ファンなので嬉しい!

○→絵が非常に美しい。特に背景。キャラデザは、一目で少女漫画原作と分かる美男美女揃い。

○→ストーリーの重さ。1話の中で起承転結があった。未来からの手紙を無視もできる(した)ってところは良かった。きっと、それによるマイナスがなんであったかも、次話以降に明らかになるのだろう。(昔のバラエティー番組で、「未来日記」ってあったよね、関係ないだろうけどw)

×→成分にもなっているが、「まず手紙を全部読め」と「守らなければどうなるかまで書いておけ」。普通、全文読むでしょ、気になってw

×→未来から過去を変えたいようだが、1つ目の出来事(例えば翔を誘う)を変えた時点で、その次に起きてくることは変わるのでは? もしそれが変わらない(運命として既に定められている)のなら、不幸な未来を変えることはそもそも不可能なわけで、だとすれば、10年後から操作できる過去は、1つだけなのでは?

×→いや、あんた須和と結婚して子供もいるじゃん。過去を変換し、翔を助けちゃうと翔を好きなままだから、須和と結婚しない(今の子供もいない)可能性あるじゃん。過去の変換がパラレルワールドを生み出すってことが10年後に「解明(確定)」されているんなら良いけど、そうでない(現在の世界が変換されていく可能性がある)なら、須和(現夫)と離婚して翔と結婚したい、したかったという浮気の意思表示(須和との結婚なんてどうせ妥協なんだよ、二番なんだよ、的行動)だし、今の子供なんて(酷い言い方すれば)生まれてこなくても、翔との子供が生まれれば良いってことにならないかい? それって(未来から手紙を出す行為自体が)あまりにも酷くない? ⬅これを一番言いたい。

?→あまりにも動かない、静か過ぎる美しい背景は、まるで写真や1枚の絵画のようにも見えた。それを作為的に捉えると、「過去の世界」であることを表現したかったのかな、と思う。思い出の中の世界というか。なんか、(絵や写真といった)背景の前で演じられている人形劇を観ているような、不思議さと切なさと、少しの不気味さを感じた。

、、、タイムリープ系は数多あれど、この作品の最大の特色は、「未来からの有益な情報を生かせない、生かさない」部分だろう。それは人間が「理屈」や「打算」だけで動くのではなく、「感情」に左右される弱さや強さをもつ生き物だと表現したかったのだと思う。

でも、「人の命」がかかっているなら、別だ。(特に中盤までは)「いや、あんたの羞恥心と翔の命のどっちが大切なんだい?」とか思う。過去の失敗に「命」を入れたことが、この作品の重みであり良さなんだろうけど、単に「恋愛」だけにしておけば、名作にはなれなくても、少女漫画としては普通に成立した(反感は買わなかった)とも思う。

かといって、手紙の情報を完全活用すると、物語にならないし……「命」を扱うって、難しいね。

(同じ「命」をかけたタイムリープ系でも、シュタゲや僕街は、なりふり構わず必死にやった上での失敗だったけど、orangeの中盤までは、「そんぐらいがんばれよ、翔、死ぬんだぞ」感が半端なかった)。

手紙の効果が半信半疑になってきた辺りからは面白くなってきたけど、5人全員に手紙が来てる設定はいらないと思う。もしそうするんなら、「あっ、あの時のあのキャラのあの行動は手紙のせいだったんだ」と分かるような、伏線やミステリー的手法が必要だったと思う(けど見当たらない)。5人全員に手紙が来るなら、「他の4人は知らない翔とのエピソード」が必要なんだけど、それもあんまり(体育祭の怪我くらいしか)ないし。

ただ、評価できる点としては、「未来の自分にすら、解決方法の分からない過去」を変えていこうという点だ。ゴールは分かるのに道順が半分しか分からない、というのは面白かった。それに、「過去の事実を変える」のではなく、「過去の人の心を変える」という点も新しい。やはり、方法の分からない、不確実なものは観ていて面白い。

体育祭、マットを皆で持つシーンの「皆で持てば重くない」は、「翔のトラウマを分かち合う」という分かりやすい比喩だけど、そこで風が吹いてきて背景が動くのは、第1話目感想の?に書いた「止まった背景」の理屈が正しい証明になると思い、嬉かった(けど、我ながら嫌なアニメの見方だ……)。

とにかくまあ、須和が良い奴過ぎて(笑) 誰よりも須和に幸せになって欲しいと思った視聴者は、私だけではないでしょう。「捏造トラップ」の「武田」と、一緒に呑んだら親友になれると思う(笑)

あとはまあ少女漫画だからしょうがないけど、「とっとと付き合えよ」感も半端なかったw

ラストに向けての興味の対象は「①翔は本当に助かるのか(どうやって助けるのか)」「②どうやって過去に手紙を出せたか」の2点のみに。

②は、都市伝説と奇跡で強引に解決。まっ、ここがタイムトラベルものの一番難しいとこだよね。なんてったって、誰も正解が分からない部分だから。でも、あんまりにも乱暴な解決方法でガックリ。

①は、う~ん、これといった奇跡も驚きもなく普通に救えちゃいましたね。好意的に解釈すれば、これまで積み重ねてきた小さなことが実を結んだということなんでしょうが、やっぱり尻すぼみ感がいなめない。自分でハードルを上げるだけ上げといて、まったく飛ばずにゴールしちゃったというか、ボクシングの試合に例えるなら、序盤からジャブとボディーを積み重ね、いつかストレートで沈めると期待してたら、そのまま判定勝ちしちゃう試合を見せられた気分になった。

設定は面白く、作画がもよく、雰囲気も良かった。ただ、如何せんシナリオに荒さがあった。まあ、単純に原作者の力不足なのでしょう(原作も読んだけど、まんまだったし)。やっぱり謎解き要素があるものは難しいなぁ~。イマイチな作品だった。


最後に一言。「BUMP OF CHICKEN」の「藤原基央」さんの名言です。

「生きてれば必ず良い事がある? なに言ってんだ! 生きてる事が必ず良い事に決まってんだろ!」

とても好きな言葉です。自殺、ダメ。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
まず、「1話目に手紙全部読めよ」と、多くの視聴者が思うだろうし、ここからすでにご都合主義がアリアリ。人の生き死にがかかっている場面なのに、自分の羞恥心に負けるヒロインと、メンヘラ男な主人公にイライラ。なのに、あんなに素敵な須和にヒドイ対応をするなんて、どうかしている。須和、世の中にもっと素敵な女性はいっぱいいるからな。須和に幸せになってほしいアニメでした(笑)
{/netabare}


【余談1~ずっと前に聖地巡礼~】
{netabare}
松本、1回行ったけど良いところ! 2泊で蕎麦屋に7軒行ったw どこも美味しかったな~。時間がない人は、駅にくっついてる榑木野(くれきの)さんがオススメ! 駅ナカ店のクオリティじゃないよ! でも、時間があるなら三城(さんじろ)さんがオススメ! 前日までに要予約&メニューなし&値段なしでビビるけど、日本酒と小鉢がいくつかと蕎麦が出て来て2000円。ちょっと、コースを食べた気になれます! メチャ旨でした♪ 松本城は、「格好良いけど、攻めやすそうな城だな~」って思いました(笑)
{/netabare}

【余談2~文学部的レビュー(中原中也)~】
{netabare}
2話の冒頭で使わ(朗読さ)れた詩は、中原中也の「春の日の歌」ですね。中原中也といえば、「夭折(若くして亡くなった)」「ダダイズム(秩序や常識の破壊、否定)」の詩人として有名です。

また、3話で黒板に書かれた古文は、藤原道綱母の「蜻蛉日記(夫への恨み辛み嫉みが書き連ねられた恐ろしい名文ですw)」の冒頭です。

これらを、単に「高校生活の一場面の描写」とみるか、「作為的(隠喩表現的)」なものとみるか。

前者なら論じる必要もないので、とりあえず後者の立場で(そして私は古文は専門外なので、スルーするーw まあ、恋愛モノの有名な古文ってことで作風ともマッチしてるネ☆って位で終わらせておきます)。

しかし、中原中也とは、大分面倒くさいところを……。しかも、「春の日の歌」? 中原中也で教科書に載るとしたら、「汚れちまつた悲しみに」「サーカス」「一つのメルヘン」とかだけど……あえてってところが、怪しい(朗読までしてるし、やはり何らかのメッセージを受け取るべきと考える)。

また、この人は詩人の中でもかなり難解な詩を書くし、私は「雰囲気を楽しむ詩人」だと思っているので、細かい解釈は苦手(そして、中也の中でもそこまでメジャーじゃないから、ネットにも解釈は転がってないし⬅ということは、探して楽しようとしたw)。んじゃ、自力で(笑)

まず、「春の日の歌」は、詩集「在りし日の歌」に収められています。「在りし日」とは中也にとって、「実際には過ぎ去ったが、詩的世界の中では生き続けている世界」と思われます。この辺、「未来から過去(在りし日)に手紙を送る、orangeの世界観」に共通する部分も。実際、「在りし日の歌」の中には、「死」や「幻想」を感じる詩が多い(それに「春の日の歌」は中也の死の1年前に書かれていて、体調も悪く、精神的にも病んでた時期ですし)。

まず、「春の日の歌」全文を。

《流(れ)よ、淡き嬌羞よ、ながれてゆくか空の国? 心もとおく散らかりて、エジプト煙草たちまよう

流(れ)よ、冷たき憂い秘め、ながれてゆくか麓までも? まだみぬ顔の不可思議の、咽喉のみえるあたりまで……

午睡の夢のふくよかに、野原の空の、空のうえ? うわあうわあと涕(な)くなるか

黄色い納屋や、白の倉、水車の見える彼方まで、ながれながれてゆくなるか》

……うん、意味わからん(笑)

多分、「淡き嬌羞(女性的な恥ずかしさ)」や「冷たき憂い(心配)」が「空の国」や「麓」に「流れていくのか?」と問いかけているのでしょう。第一連の「流」は「エジプト煙草」とあるから「風」を表し、第二連の「流」は「麓」から「水」を表すのでしょう(もっと性的な解釈もありますが、好みじゃないので)。

それらがどこに流れていくかというと、「空の国(うえ)」「水車の見える彼方まで」です。こうみると、雄大な自然を歌ったようにおもいますが、あくまで流れていくのは「人の心」です。

この時期の中也が「空」と書くと、やはり「死後の世界」を連想してしまいます。また、「黄色い納屋」「白の倉」「水車」は、いかにも牧歌的で幻想的で、「中也の故郷(山口県の温泉街)」とも言われてますが、私はなんか「ヨーロッパの田舎」を連想します(中也は仏語の翻訳家だし)。中也は確か海外行ったことないんで、未だ見ぬ自らの詩の元風景なのかな? とか思ったり。

自らの、あるいは人の心にある、重く苦しいものが、フッとどこかに流れて行ってしまう感覚。「嬌羞」や「憂い」なんてなくなってスッキリするはずなのに、「うわあうわあ」と声をあげて泣いてしまう。やはり、それすらも自分の大切な一部なのだから、抱えていくべきなのか? それとも、そんなものを後生大事に抱えているから、死へと向かっていってしまうのか?

と、中也も悩んでいるように私は感じます。「春の日の歌」では、全体を通し疑問系が多く使われ、実際は何も言い切っていないしね(笑)

「orange」との関連を考えると、「orange」最大のキーになるのは、「結局、翔の最大のトラウマ(母の自殺)は取り除けなかった」ということでしょう。母の自殺は、=「冷たき憂い」。それにより、翔の心は「とおく散らかる」状態に。このままでは翔は「空の国(死後の世界)」に行ってしまう。そういう、漠然とした不安感を、この「春の日の歌」にのせたのかな? それとも、そういう悲しみを背負ったまま、それでも生きていけということかな?

……うん、こじつけですなw 多分、あんまり内容に関係ないな、素敵な雰囲気で使っただけの詩だな(長い読解の結論w)。それもまた、ある意味この作品らしいがw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 47
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

地に足のついていないイリュージョン作品

世界観:5
ストーリー:4
リアリティ:2
キャラクター:4
情感:4
合計:19

高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。
その差出人は、10年後の自分だった。
初めはイタズラかと思ったが、
書かれていることが次々と現実に起こり、
「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。
転校生の翔を好きになること。
そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。
翔を失った〈26歳の菜穂〉の
後悔と願いを知った〈16歳の菜穂〉ができることとは?
(公式サイトより)

たまたま、外国人のlive reactionで1話を見て、綺麗なOPや楽曲に名作の予感を感じて視聴開始しました。予約録画をしていたもので、最後まで見てしまいました。

見てしまったと表現したのは、自分のあまり好きでない純愛物に、ツッコミどころばかりのリアリティがない設定が乗っかっていて、途中何度も中断しようと思いつつ、録画されているので、この後少しは良くなるのではないかと望みをかけて視聴していました。結局巻き返しはありませんでしたが…。ここから先は辛口批評になります。

{netabare}10年後の自分から手紙が届くという設定自体は、時間を利用した面白いものです。ただ、その手紙が長く、日記形式になっています。主人公はなぜか、全文を読まずに物語のペースに合わせて小出しに対応します(最後まで読むでしょ普通)。それと、10年前の日々の出来事をこの手紙のように詳細に書ける人いますか? これを納得させるには、主人公が日記をまめにつけている描写を入れておかなければなりませんが、自分の覚えの範囲ではなかったです。

一番の難点は須和と結婚して子供も生まれているのに、今更、過去に自殺した友人を助けて未来を変えようなんてことを考えるのは、好きだった人なら尚更のこと、今という現実を肯定しないという話。これは子供を否定するようなもので、リアリティが感じられないし、自分が須和だったら間違いなく怒るな。

二番目の難点としては、翔の母親の死を防ぐことを至上ミッションにした手紙を書くべきでしょ、という点。その日に翔を誘ったら翔の母親が死んで、それをきっかけに翔も自殺する、とわかりやすい手紙にしておけばよかった。5人が手紙を出していながら…。

最後のほうに、バミューダだのパラレルワールドだの手紙が過去に送れるという理屈が語られますが、そこにいる本人たちにはこれが届いたかは知覚できないのですから、何も説得性のないSF話をよく信じて行動に移せるなと思います。手紙を入れた小瓶を日本で海に流しても、バミューダまで到底流れつかないし、それが翔の死ぬ前の世界に届けられるとは流石に幻想世界です。

5人全員が10年後の未来の自分から手紙が届いて、翔を助けたことを翔に話したら、翔が疑いもしないというのもおかしいよ。もし信じてもらえたとして、それ話したら、今までの彼らの行動が手紙のせいだって思われるおそれがあるけど、心配しないのか(菜穂の言動が自分を救うためだけであり、付き合うというのも本心ではないのではと思われてしまわないかということです)。

あと、リレーも酷かったです。他のクラスは足の速い男子を集めているのに、特に足の速くない女子や萩田を入れて、さらに伝言ゲームしながら何故優勝できるのか。他のクラスの人たち(陸上部とかいたはず)はこの結果に何を思うのか、そういう想像ができないのでしょうか。この作品の作者(脚本家)は、翔が良ければよい、6人組が良ければよい、という視点しかないのかと思ってしまいます。

恋愛面も明らかに相思相愛なのになかなか発展しないところがじれったかったり、最終話のストレートな告白は見ていて恥ずかしくなりました。やっぱ自分は純愛物が苦手です。
で、めでたく恋人になったのになぜまだ自殺しようとするか、翔!
最後までツッコミを入れさせるのは、わざとかとも思いたくなるほどでした(苦笑){/netabare}

良かった点はOPEDの音楽と、キャラでは、萩田がたまにいい仕事をしていて比較的好印象でしたかね。
劇場版が決定したようです。世間の評判は良いのでしょうか。

(参考評価推移:3話3.4→6話3.3→10話3.0→13話2.8→調整2.6)
(2016.7~9視聴、2017.6調整)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 45

68.3 8 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング8位
ヴァンパイア騎士 Guilty(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (332)
1864人が棚に入れました
緋桜閑の死によって、学園は平和を取り戻していた。相変わらずガーディアンの仕事を忙しくこなす優姫。
そこへ、しばらく姿を見せなかった零が戻ってくる。零が無事だったことに安堵する優姫。ところが、零は閑殺しの嫌疑をかけられ元老院から狙われてしまう。枢が零の無実を証明しなかったことで、優姫は枢に反発し…。

声優・キャラクター
堀江由衣、宮野真守、岸尾だいすけ、千葉進歩、福山潤、諏訪部順一、保志総一朗、皆川純子、喜多村英梨、水野理紗、安元洋貴、中原麻衣、折笠富美子、郷田ほづみ

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

背徳

原作漫画は完結しましたね。
テレビアニメからは想像できないような素晴らしい終わり方でした。重い、物語でした。

2期は途中からアニメオリジナル展開です。
なのでアニメ最終回は、色々突然すぎて??となりました。
1期同様、世界観に浸れる方は楽しめる作品です。
「耽美」「退廃的」「背徳」

サウンドホライズンお好きな方はドストライクだと思われます。
ゴシック、クラシカルな要素もあるので、そういうのもお好きな方も楽しめると思います。

原作が終了してからアニメ制作してほしかったです。そうしたら傑作になったろうに・・そこが残念です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 7

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

1年振りに再度鑑賞!やっぱり面白い!(=^ェ^=)

今年は個人的にヒットしたアニメがなくて、1年振りに一期、二期と
再度鑑賞しました。
やっぱり好きなアニメは繰り返し観ても面白いですね!
今回はじっくり観れたので、一度目と又違った面白さを味わいました。
終わり方が続編がありそう終わり方だったから是非!
続編を作って欲しいですね〜!(=^ェ^=)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 5

マライアさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

イケメンパラダイス2

2期はイケメンさに磨きがかかり、物語も1期より引き込まれるところがありました。露骨なラブシーンなどなく 忠誠 自制心 葛藤 孤独 癒し 憎しみ 愛 やさしさ、それらがうまく混ざり合い 感動モノでした が ほとんど寮にこもりっきりなかんじで世界観が狭い感じがしました。
イケメンを眺める為のっていう路線から脱却できなかったです…。
若干、キャラクターが類似しすぎて誰が誰だかわからなくなってくる部分があり多少混乱しました。

OPとEDの曲もすごく作品にマッチしていてトータル的に良かったです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 3

81.4 9 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング9位
ちはやふる3(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (341)
1646人が棚に入れました
クイーンになる夢も、将来の夢も諦めたくない! この一瞬に一生を懸ける―――――高校2年生の夏、新入部員と共に全国大会へ出場した千早たち瑞沢高校かるた部。団体戦では常勝校・富士崎高校を破り瑞沢高校が念願の初優勝、個人戦ではB級が太一、そしてA級では新が優勝を果たす。千早は団体戦で負傷した右指の手術も無事成功し、太一と共に富士崎高校の夏合宿に参加する。顧問の桜沢先生によるスパルタな指導にもめげず、名人・クイーン戦に照準を合わせ練習に励んでいた矢先、出場が危ぶまれるある事実を知ることに……一方、チームを持つことでかるたへの可能性が広がることが知った新は、かるた部創設に向け動き出していた。新たなるライバルの登場、これからの進路、クイーンになる夢……等身大の高校生によるひたむきでまっすぐな想いと情熱が溢れ出す第3期が開幕!

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、潘めぐみ、入野自由、坂本真綾
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

時は流れゆく、波は砕け散る

アニメーション制作:マッドハウス
監督:浅香守生、シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:濱田邦彦、
音楽:山下康介、原作:末次由紀

2008年に講談社の少女漫画雑誌
『BE LOVE』で連載を開始して10年以上。
現在では、コミックスが45巻まで刊行され、
累計発行部数は2500万部を超える。
その影響力は、全国に伝播し、
かるた競技人口を大幅に押し上げた。

私は2期が始まるタイミングで
アニメ1期の再放送を視聴し、
物語世界の虜になった。
2期の放送終了時には諸々の理由で、
アニメ化が当分は難しいことが確定していたため、
コミックスを全巻購入。現在も追いかけている。
ちなみに実写映画は未視聴。
映画ヒットの恩恵もあってアニメ化につながったので、
実写化が宣伝として大いに役立った好例だ。

綾瀬千早、綿谷新、真島太一という
幼馴染の3人が物語の中心。
それに加えて部活のメンバーや
ライバル、先生、主人公たちの家族までを
深く掘り下げて描写しているのが最大の特徴だ。
まさに、微に入り細を穿つという言葉が当てはまる。
もちろん、競技かるたの魅力も
余すところなく表現しており、
ポイントを分かりやすく解説。
勝負の分かれ目における思考法や作戦、
必殺技?までを描くことで、
地味と思われていた競技を魅力的に見せている。

3期における最大の見どころは、
これまで楽しく過ごしてきた日々や関係性も
永遠には続かないことを
多くのキャラクターが自覚することだろう。
特に3人の関係性はモラトリアムの状態が
長年続いていたが、決着をつけなければ
ならない時期が迫っていた。
作者がこの物語世界を終わりに向けて
動かし始めたことがはっきりと感じられる3期だった。

競技かるたによってつながった幼馴染3人は、
それぞれに競技に打ち込む理由がある。
千早は競技かるたに対する一途な気持ち。
強さを渇望し、遠くにいる好きな人を近くに感じながら、
クイーンの座を目指している。
新は永世名人の祖父の才能を受け継ぎ、
幼少から積み重ねた努力によって
祖父が辿った道を歩んでいる。
太一は、かるたとの決別を常に意識しながらも、
複雑な想いを胸に抱いて競技を続けている。
才能の面でふたりより大きく後れを取る太一だったが
競技かるた特有の「感じ」とは別方向の
記憶力と洞察力に磨きをかけて覚醒し、
千早を脅かすほどの実力を発揮する。

原田先生の活躍や猪熊遥の登場が、
このクールのもうひとつの大きな見どころ。
両者は膝の痛みや母乳の出る体を抱えた状態で、
年月がもたらす残酷さを何度も味わいながら
懸命に戦っていく。
原田先生は、千早と太一に対して、
いつも含蓄ある言葉を投げかけてくれる存在。
その戦いぶりに、特に太一は心を動かされる。

人は時間経過の必然として変わっていく。
高校卒業後の進路はもちろん、
3人の関係性も、ずっと同じではいられない。

太一は、小学生のとき
千早が好意を持っていた新にかるたで勝利するために
新の眼鏡を隠すという行動に出てしまう。
そのときの自身の暗い感情とずっと対峙しながら、
千早や新のような真っ直ぐな生き方を目指した。
そして、仲間とともに競技かるたに青春をかけてきた。
「青春全部懸けたって、新より強くはなれない」と
思っていた太一は「懸けてから言いなさい」と
原田先生から窘められる。
この言葉が、ずっと太一の心の奥にある。
千早のことが大好きで、ずっと一緒にいたい気持ち。
太一にとってのかるたを続ける理由。
それは千早の存在だけだと思い込んでいる。

{netabare}告白の前に開催された太一杯。{/netabare}
原作を読んでいたときは、
あまり必要のないエピソードだと感じていたが、
アニメで改めて観ると、
ある意味、このクールでいちばん重要な話だと感じた。
ここで行われた源平戦が3人の原点。
競技かるたが人生を豊かにしてくれるのだ。

{netabare}そして、太一の退部後にその気持ちに対して
千早が想う源重之の歌。
「風をいたみ 岩うつ浪(なみ)の おのれのみ
砕けてものを 思ふものかな}
(風が強くて波が岩に向けて砕け散るように、
私だけが心が砕けんばかりに、
あなたを思い悩んでいる)
「私が岩だったんです。岩で粉々に砕いていたんです。
太一の気持ちを。ずっと、ずっと」と
千早は言葉を絞り出す。
千早は太一のこれまでの気持ちを深く想像していた。{/netabare}

太一の行動と決断は、どのような結果をもたらすのか。
かるたを好きな人々の感情と
仲間に対する想いを掬い上げながら、
物語はいよいよ終盤に向かっていく。

3人の関係性の変化とともに、
クイーン・若宮詩暢と名人・周防久志の
生き方にもスポットが当たる。
新は、競技かるたに対しての深い理解を求めて、
千早や太一から1年遅れでチーム作りを始める。
競技かるたがもたらしてくれた大切なもの。
それはどんな形となって現れるのだろう。

感情が解き放たれるクライマックスが近い。
(2020年4月25日初投稿)

15年の連載を終えた原作
(2023年4月2日追記)

{netabare}昨年末に最終巻の50巻が発売され、
完結を迎えた『ちはやふる』。
実は読了したのは、つい最近のことだった。
最終巻のコミックスは購入していたのだが、
ずっと放置して、読めずにいたのだった。
それは終了するのが名残惜しいというよりも、
終わり方については、おおよそ想像ができていたので、
敢えてすぐに読まなくてもいいだろうという思いだった。
もちろん、そこには終わってしまう一抹の寂しさもあったのだが。

そして読了したあと、
納得できる部分も多かったし、驚かされることもあった。
改めて末次由紀氏の温かさに触れたような気にもなった。
この作品は、小倉百人一首のかるたを広く全国に広めて、
競技人口を増やすことに大きく貢献した。
また、読み手やトップの競技者、競技かるたを楽しむ
多くの人々の想いにもスポットを当てた。
競技に対する深い理解も作品のなかで表現した。
最終回を迎えるにあたり、作者が思っていたことは、
おそらく競技かるたとそれに関わる人々に対する
「感謝」だったのだろう。
いや、ある意味、当然のことかもしれないが、
15年間の連載を通して、マイナーな競技かるたに
関わった作者は、コミックスの登場人物のような人々と
ずっと交流してきたのだろうという気がした。
私がちはやふるを読んでいて、いつも感じていたのは、
登場人物たちの圧倒的なリアリティとそこにある深い理解だった。
どのキャラクターも、まるでそこにいるように、
楽しんだり、悩んだり、苦しんだり、そして仲間たちと
喜びを共有していた。
私にとっては、それは奇跡のようにも思えた。
人の気持ちに寄り添うというのは、
こんなにも辛いものなのだと思いもした。

そんなことを含めての最終盤。

作者が行き着いたもの、
選んだもの。

それが凝縮されているように感じた。
長年にわたる競技かるたの世界との関わりで
着地したところは、深い感動を与えてくれた。
ぜひ、アニメで最後まで表現して欲しいと願う。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 66
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

青春の色は匂へど

原作末次由紀、制作マッドハウス。

強豪富士崎高校指導者桜沢の招きを受け、
強化合宿に参加する千早と太一から始まる。

強くなりたい動機は人それぞれですが、
追い込まれた経験のないものは強くは成らない。
集中し葛藤し理想の自分へと近づいて行く。

ちはやふるが称賛を受けるのはここであろう。
自分に期待する力、そのことの清々しさ。
燻り続ける青春とは対照的に、
全力であることの真っ直ぐさが心に響く。
それにしても宮野真守は独白が上手な声優だ。
そして林原めぐみの気怠い声が最高に美しい。

18話視聴追記。
文化系競技にしてこの緊迫感が凄い。
{netabare}応援、期待、全てが雑音だと、
孤独にかるたと向き合うもの、
いつだって全盛期だと自身を鼓舞するもの、
白熱した試合を通じ成長するのは、
技術だけではなく、心技体全てであろう。{/netabare}

最終話視聴追記。
{netabare}私の好きな王座2人が活躍し、
概ね満足なのですが、やはりこの物語は、
千早の葛藤と飛躍が主軸なのでしょう。
脇を固めるキャラの陰影が色濃く演出され、
緩やかに形になり始める恋愛模様少々、
大人の群像劇としても楽しめましたね。{/netabare}

立ち止まればそこで悩み学びなさい。
こうやって私たちの月日は流れていくのだ。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 59
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

普通どこかでダレてくるもんですよ

原作既読 1期2期視聴済み

『アニメ3期決定!』

1期放送が2011年。2期2013年。ざっくり7年ぶりなわけであります。
この吉報は多くのファンから歓迎の意をもって迎えられました。自分も高揚感がハンパなかったっす。
聞けば、実写映画ヒットとメディアミックスでの収益化。福井での細く長いファンのバックアップ。単純に「原作のストックが…」というわけにはいきません。商売面でも企画を通すだけの材料が揃っての3期ということで大げさでもなく奇跡的な続編となりました。ひとえに感謝感謝です。
なお、どんな内容でどんなキャラがいてみたいな説明はばっさりカットであいすみません。
競技かるたに取り組む高校生らの奮闘記です。

 {netabare}方言指導 安済知佳{/netabare}

アニメに限らず映画『上の句』『下の句』『結び』もなんですかね。名も知れた華のある声優さんが裏方に回り後方から支援にあたる。細谷さんのセリフ部分を録音して毎度提供してたりしたんだとか。
福井南雲会と藤岡東高校。そこに確かな“福井”があった裏に福井人あり。
起用の経緯までは存じ上げませんが、このクレジットから役職や知名度に関係なく「良い作品作るぞーっ!」という熱のようなものが伝わってきます。
作品そのものも以前と変わらぬ熱量をもった安定の名作でした。

 ・質の高い原作
 ・継続したスタッフ
 ・変わらぬモノづくり

正直これ以外ではパッとしない『99RadioService』の継続起用もそうだし、2クールものでの楽曲使用では一般的な手法。1クールで曲交替をせずに2クール通して同じ楽曲を使い続けるやり方も1期2期そしてこの3期も変わることはありません。
1期から9年経過してるわけです。
キャストだってキャリアを重ね現在、皆一線級の活躍をされてます。監督さんはじめクリエイターさんだってそう。9年の蓄積を糧に色気を出したくなるのが本音でしょうに見事なまでにそのまんま。継続は力なりを実践されてますね。古典に向き合う上での“型”や“作法”を大事にしてるともいえます。

 {netabare}“作品制作の熱量”{/netabare}

 {netabare}“変えない勇気”{/netabare}

1期からの視聴者は変わらぬ様式美を堪能できます。
原作の信頼とそれを活かす勝利の方程式を知り尽くしたスタッフが仕上げる逸品にハズレはなしです。


 とかいって実は3期ってマンネリなん?


これがまた違うんですな。同じことやってても現状維持も覚束なくて“劣化”と捉えられることも少なくないシリーズもの。
瑞沢高校の面々。間違いなく本作の中枢を担う高校生たち使ってきっちりと掻き回してくれます。ざわつきの原因はしっかり1期からの流れを汲むもので納得感もある。本作の源泉、ちはや・太一・新のかるたを通じた三角関係のことです。
そしてこの三人が作品の根として、瑞沢高校かるた部を例に、同級の机くん・肉まんくんは第二波。1期25話で定評を得てからの第三波で筑波くん・花野菫。登場順で分けられると思うのですが…
想像してみてください。人気作であればあるほど通常は一→二→三と後続のキャラになるにつれ思い入れは浅くなってきます。『SLAM DUNK』みっちーやリョータ『俺ガイル』いろはすのように後から出てきてきっちり中枢に入り込んでくる事例は複数あるものの、けっこう難しい作業なはずです。
そんな『ちはやふる』3期は花野菫のターン。{netabare}この一年間過ごしたかるた部での時間が彼女を人間的に成長させました。“人間的に”です。未だ見ぬ4期ではかるた的な覚醒にも余地を残してたりします。筑波くんは変わらず筑波くん(笑){/netabare}


安定感のみならず、本流でしっかり動きをつけてきたわけでマンネリとも無縁な良作といって差し支えなく、これまで1期2期と視聴されてきた層が視聴を躊躇う理由は皆無と思われます。
ここまでで失速らしい失速も感じませんのでご新規さんも1期25話ずつとボリューミーではありますがこれらを安心材料とみてぜひこの世界に飛び込んできてくれたら嬉しいですね。お待ちしてます。



※ネタバレ所感

■この作品の恐ろしいところ

1.{netabare}もの凄く高いレベルで安定{/netabare}

これまで上のほうで書いてきたやつです。引退間際のイチローだって並の選手と比べれば高いパフォーマンスを残してたのにどうしても比較対象がイチローとなってしまうくらいには我々もマヒしてる。
ここではジョージ・シスラーの年間安打記録を更新した頃と変わらぬパフォーマンスを数年後も保っていて「いやー、良いシーズンだったね」と日常を楽しんでるのに似てるくらい普通の出来事。それでいて「内野安打減ったのは年齢じゃね?」とか無責任に放言してたりもする。
キープするための努力は確実にある。振り子足の幅が狭くなったことやサイズアップといったマイナーチェンジは言われてみないと気づかないレベルなんです。
 

2.{netabare}じじいと子持ちママを主役に!{/netabare}

まさにこの選択をできてしまうのが『ちはやふる』という作品の凄みだと心の底から思います。このレビューで一番訴えたいこと。
高校選手権の比重の高かったこれまでのシリーズからその上流工程、名人戦クィーン戦に重きを置いた3期でした。そして各々絶対王者に挑む挑戦者にこの人選。あり得ない(褒め言葉)。

{netabare}原田秀雄(CV三宅健太)猪熊遥(CV坂本真綾)両名のことです。
片や爺さん。初の名人戦。元々ナイス脇役の原田先生を無理に表舞台に乗せたところでという不安。
片や出戻り。3期初登場の元クィーン。坂本真綾さんで話題作り。はいはい分かりますとノーマーク。

ひとつ冷静になって、爺さんと出戻り以外の選択肢はなかったか?
例えば名人対綿谷新にしとけば新VS太一を活かした展開に容易に繋げられます。強い男子は他にもいます。須郷みたいな若手でも坪口(白波会)や村尾(南雲会)みたいな中堅どころでも不思議はありません。
そんな男子と比べて女子側。こちら対クィーンは新キャラで穏当だった気もします。めぐむたんやまさかの桜沢先生も選択肢としてはなくはないんですけどね。
挑戦者確定で思ったこと。原田先生は想定外。猪熊さんは桜沢先生との絡みも楽しく、とはいえ両名ともかませ犬ポジションを大きく逸脱しないだろうくらいで構えてました。

結果、

 {netabare}誰ぞ二人をかませ犬と誹ることができようか?{/netabare}

周防名人にとって初めて本気で闘わないと勝てない相手だったのが原田先生。
詩暢ちゃんにとって自分以上に札に好かれてるかもと思わせしめた相手だったのが猪熊元クィーン。
鉄面皮と言ってよい圧倒的な個性持ちだった二人の心をぐらつかせる激戦は本作のクライマックスだったと思います。それでいて、千早・新・太一ら若人の物語ともがっつり繋がっているというね。{/netabare}


あと超絶に好きだった猪熊さんのこの台詞。

{netabare}「やっぱりお腹の子、女の子だと思う。お願いしたのよ。男の子でもいいから勝たせてくださいって」

母になると○○ちゃんママの呼称を受け入れて折り合いをつけてく過程が生じます。この子には自分が必要だと思う母性の発動で徐々に消えてく個性や本人の意思。要は諦める作業です。
そんなして一度切り替えたスィッチを再度切り替えるのは旦那の協力があっても困難極まりないことでしょう。復帰するにしても自分なりのルールを決めて。とても納得感がある心の動きです。
そんな思いをして復帰して、マイルールをしっかり守って、でもやっぱり限界はあって子供にも負担をかけて、とクィーン戦を前にして無理がたたってるのも見え隠れしてきた猪熊遥。思い出できたからと気持ちが切れてもおかしくありません。彼女にとってあくまで日常は普段の家庭生活なんです。
そんな彼女がクィーンへの執着を示した精一杯の願い事が上のセリフ。男子三人はマジたいへん。ガキンチョの叫ぶ「一生のお願い!」とは比べ物にならない重みがあります。イマイチ理解できてなさそうな未婚の桜沢先生の表情もいい。{/netabare}



■名人戦クィーン戦に向けて

・名人戦
対立構図や対比がシンプル。
周防名人に新と太一が絡むのでまだ読めないところはある。

{netabare}「青春全部かけてから言いなさい」
を地でいき、かるたに人生を賭けた男と、かるたにしか人生を見いだせなかった男の対比だったのが原田VS周防でした。
全部かけて運命の女神は微笑んだか?運命戦の結末が一つの答えでした。
それでも試合後の清々しい先生の表情が素晴らしい。{/netabare}

{netabare}未来の挑戦者/太一と新はそれこそ一つに絞れないほど多くの場面で、行動言動の比較があったり、同じだったりしてました。その中で一つだけ印象的な場面を挙げると、周防名人のインタビュー場面。
名人を引き留めた新と名人の引退を望んだ太一がどうしようもなく二人らしい。
「真島 おめぇ 卑怯なやつやのー」
引退を望んでることが卑怯とはならないでしょうが、名人につっかかる新を目の当たりにして思うところがあったんだろうなとみられる後の展開です。
卑怯な奴である自分を克服するストーリーが太一自身には必要ですからね。{/netabare}

・クィーン戦
けっこう同じもの同士。

{netabare}若宮詩暢と綾瀬千早に絞られたと思われる。{/netabare}




そもそも最初のアニメ化の時点で紆余曲折があったものらしい。曰く、“売れなそうな商品”。
「セールス的な期待値は低いがアニメ化する意義ある作品」と関係者が企画を通し結果ヒット。

その後、ペイできる実写版がもう完結したし、3期をやる旨味がほぼほぼ無かったろうところをアニメ続編実現にこぎつけたことが至極ありがたい話です。
4期やってくれるかな!?根拠なく全幅の信頼をこの関係スタッフに置いときます。宜しくね!


最後に原田先生役での石塚運昇さんと宮内先生役での藤田淑子さんの訃報に際しあらためましてご冥福をお祈り申し上げます。
後任を見事に務めた三宅健太さん鳳芳野さんお疲れ様でした。



視聴時期:2019年10月~2020年3月 リアタイ

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2020.05.06
《配点を修正》-0.1


2020.03.30 初稿
2020.05.06 配点修正
2020.10.23 修正

投稿 : 2024/06/29
♥ : 54

66.3 10 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング10位
NANA ナナ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (222)
1368人が棚に入れました
東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々と、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ。2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属するBLACK STONESとナナの恋人の本城蓮が所属するTRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それぞれの なるべくして開かれた道

主人公の考え方に共感や憧れを持てるか否かって視点で言えばこの作品、
観る人の世代や、誰を主人公にして観るかでだいぶ違ってきそうな気がする。

同じ名前を持ち、対照的な性格の2人の女の子 
ナナと奈々のそれぞれの道の歩み方と2人の友情、
バンド活動をもとに、プロのミュージシャンを目指し、
やがてプロとして成功しながらも数々の葛藤や試練が待ち受ける展開は興味深く、
山あり谷ありでメリハリをつけ、面白く描かれていた。

またナナ以外のバンドメンバーをそれぞれの視点から見ると、
けっこうビターな物語で、ある意味リアルだったなと。

ただ、ファーストシーズンだけで4クールあったにもかかわらず、
意外にスローな展開だったので、少々中だるみを感じてしまった。
が、しかし今思えば、人気コミック作品だったせいもあり、
原作を愛するスタッフさんたちは丁寧に忠実に描きたかったんだろうなとも思う。

ちなみに、実写映画版も2本制作されているけれど、
OP、EDなど音楽はアニメ版のほうが個人的には好みだった。

印象的なシーンはいろいろあったけれど、
なぜか花火のシーンだけが、一番心にやきついている。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 51

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

全47話。恋愛もの。

あらすじ
彼氏の元にむかう小松奈々(ハチ)は、東京行きの列車の中で、
ミュージシャンを目指して上京する大崎ナナと隣り合わせる。
同じ「ナナ」という名前を持つことから意気投合した二人は、
その後の住まい探しの中で偶然再会し、共同生活を送ることに。

まず、主人公二人の正反対の性格が面白い。
無邪気で素直な性格の奈々(ハチ)と、何事にもクールなナナ。
一見正反対に見える性格の二人ですが、時には衝突しつつも、絆を深めていきます。
この絆に相手を想う思いやりの大切さなどが描かれています。
それに明るい雰囲気で育ったハチに憧れるナナ、ハチはナナの才能や夢に憧れる。
この二人の生き方の違いも見所で楽しめました。

登場人物のキャラも個性派揃いで良いですね。観てて飽きない。
また、キャラの見た目のギャップもありました。
いつもはクールで強きなナナは心が弱かったり、
タクミも女癖が悪い遊び人風ですが、実はしっかりとしていたりと。

それにシリアスとギャグのバランスが良い。
シリアスはコメディタッチの軽いノリが魅力で、会話のテンポも良いしギャグも面白い。
メロドラマのような本来なら暗い展開などに、
キャラの顔を笑えるようなギャグ顔にしたりと工夫されています。
ハチの行動も世間知らずというか、観てて楽しませてくれました。

この作品最大の見所は
二人の「ナナ」と、彼女らを取り巻く人々の恋や友情などの絆の強さ、夢の行方でしょうか。
人間関係はとてもリアルに描かれていて、
登場人物の揺れ動く気持ちの心情描写を丁寧に表現されています。
私好みのドロドロとした展開もあって楽しめました。
全体的に山あり谷ありで先が読めなかった。

この作品はバンドも売りにしてますが、音楽を扱っている作品にしてはイマイチですね。
曲は中々良いんですが、扱いが軽かった。

OP、ED曲ともなかなか良い曲ですね。
特に最初に使われていたED曲がかなり良い。聴いているとジーンときます。

ストーリーも中々良くて、
恋愛と友情を人間ドラマ化した、面白く見ごたえがある作品でした。
2期あってほしいけど無さそうですね。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少女漫画の金字塔

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
第48回(平成14年度)小学館漫画賞受賞、累計発行部数は4300万部突破の少女マンが原作。原作も既読。

というか、矢沢あい さんの漫画はほぼ全て読んでますが(笑)

ベスト10作るついでに、レビュー書こうと思って簡単に。レビューでは、おっさんながら、好きなカップルを(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、

ハチにはタクミが、

ナナにはヤスが、

お似合いだな~と思っていました。

まあ、ハチとナナが一番お似合いなのですが(笑)

矢沢あいさん、少しずつ仕事もやられているとか。御体が一番大事ですが、ファンとしては、再開を気長に待ちたいですね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 16

73.0 11 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング11位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1143人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 18
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子供の視点から見た大人の社会

{netabare}OPと絵柄は想像できない程ヘビーな作品でした。小学生でありながら、芸能界の子役として活躍する紗南のちょっと背伸びした感性と、過去の体験から子供として大人を毛嫌いする羽山の年相応の感性といった、立場や考え方が異なる2人の小学生の目が捉えた現代社会の問題は様々な角度から切り取られ、時にシリアスに、時にコミカルに表現されていました。正直子供向けの作品としてはテーマがあまりにも共感しにくいものであったと思うのですが、そこは放送当時小学生だった私でも何故か楽しめていましたね。思えば思春期という、社会に意味も無く反抗したくなる(この場合、学校とか親とかですが)よく分からないエネルギーに満ち溢れた自分達の代弁者的な役割をこのアニメに無意識的に求めていたような気もします。大人に反感ばかり持っていた子供ではなくなってしまった今、この作品をきちんと見返すと、一体どういう気持ちになってしまうのか、少し怖くもありますが。こういうのがあるから、少女漫画は侮れないんですよねえ。少年向け漫画とはまた違った持ち味が今も昔も変わらずにあるのは、素晴らしい伝統だと思います。

時に辛い問題を抱えながらも、紗南を初めとした子供達はそれはそれはバイタリティに溢れていて、逃げずに向き合い、そして解決に向けて全力でぶつかっていきます。全力でぶつかる事を子供達は厭わない。大人になると全力で物事にぶつかるのは中々難しい物です。そういう意味では子供の方が未熟という既成概念は捨て去った方がいいのかもしれません。実際この作品は大人に向けての子供の視点からの問題提起な部分も含めているので、情けない大人に対する子供からの辛口のエールという見方も出来ます。

私が子供だった時は、全員が全員そうであったとは言いませんが、親の背中を見て、大人は凄いんだなという印象を持っていました。所が年を重ねるに連れて、大人のボロみたいなのも見えてきたりして、凄いと思ってたけど、実際そんな事はないのかも?みたいな疑問が出てきたりして。そういう微妙な心情を見事に表現した『こどものおもちゃ』。大人から見れば生意気な作品だと思いますけど、反面耳が痛い作品でもあります。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 11

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作ファン

アニメ<原作
原作の作画がキレイだからアニメだと
少し大雑把に見えてしまいました。。
でもストーリーは好きです。
キャラも大好き。女の子向けのアニメ

投稿 : 2024/06/29
♥ : 10

66.6 12 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング12位
覆面系ノイズ(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (195)
916人が棚に入れました
歌が大好きな少女 ニノは、幼馴染で初恋の相手 モモと、作曲が得意な少年 ユズ、それぞれと幼いころに離れ離れになってしまう。
「いつの日か、歌声を目印にニノを見つけ出す……」
二人と交わした約束を胸に、信じて歌い続けてきたニノ。
高校入学の日、彼女たちの運命は音となり、唐突に鳴りはじめた……!

「ぼくたちは ほんとのこころを かくしてる」

声優・キャラクター
早見沙織、山下大輝、内山昂輝、小野大輔、高垣彩陽、福山潤

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「白泉社少女マンガ系原作アニメ化作品に外れ無し」は継続するか…(笑)?→ してるね、これはヤバい…。

いや、タイトルの話は私が勝手に言っているだけですけど。本作品はとりあえずロックバンドの話で、かつ恋愛モノのようです。

本作品は、原作は未読ですので具体的なストーリーは知りません。

「白泉社少女マンガ系原作アニメ化作品」の過去実績(順不同: 漏れあり):

『花とゆめ』
・赤ちゃんと僕
・フルーツバスケット
・神様はじめました
・暁のヨナ
・それでも世界は美しい

『LaLa』
・花咲ける青少年
・獣王星(LaLaにカウントしてよいか微妙だし少女マンガなのかと言われると…)
・夏目友人帳
・会長はメイド様!
・赤髪の白雪姫

いやまあ、たいしたことのない作品は覚えていないからヒット率が高いと誤認しているだけかも。だったらすみません。ただ、白泉社少女マンガ系原作のアニメ化には、個人的にはいつも期待しております。

余談:こちらの作品では、主人公が某作品で脚光を浴びた「キラキラ星」にトラウマ(笑)!
(↑実にどうでもいい…。)

2017.5.11追記:
絵柄とニノの歌う動機が完全に少女マンガのそれなんだけど、音的にはガチでロックだった…。

2017.7.1追記:
はやみん、歌唱的に新境地でした。『LaLa』掲載原作っぽさは弱いかと思ったりもしましたが、『赤髪の白雪姫』や『図書館戦争』のコミカライズが掲載されるような近頃の『LaLa』なら、こういう「普通に少女マンガっぽい」作品もまあ、ありなんですかね…。

幼少時のすれ違いと出会いがきっかけで、高校入学に伴い三角関係(四角関係?)に。でも深桜(みおう)が後半、(私の感覚では)ほぼ聖女と化してました。本当に良い人だ…。

私は好きでしたよ。あにこれでの評価は微妙なのかもしれないですけど私は元々、少女マンガは好きでしたし…。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 36
ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

届け!私の声!

少女漫画原作の歌×三角関係がメインの片恋ストーリーです。

それぞれが好きな人を想う気持ちがしっかり伝わってきますので、
恋愛系アニメが好きな人におススメです♪
メインキャラのユズとモモがどちらも魅力的でした♡

歌は私にはあわず残念でした(>_<)

{netabare}
<歌>
ファンの方はごめんなさい。
歌うというよりただ叫んでいるだけに聴こえました…。
もっと透明感のある歌声の人に担当してほしかった。
歌系アニメで歌が好きになれないのは残念。

<ストーリー感想>
中盤までは面白かったのですが、ラスト近くはパワーダウンかな…。
原作が続いているので中途半端に終わるのは仕方ないですね(^_^;

一生懸命なユズを応援してました♪
でも主人公とモモが両片思いだから…(´;ω;`)ブワッ
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 22

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

恋の一方通行

原作未読 全12話

歌うことが好きな主人公ニノ、時期は違えど幼い頃ニノの元から突然いなくなったモモとユズ、高校でユズに会ったきっかけで再び動き出す恋とバンドの物語です。

お話はタイトル通りもどかしいくらい一方通行の恋愛ものですが、バンドがかなりの部分を占めていてアクセントになっています。

ニノたちのバンドは覆面系バンドin No hurry to shout(通称イノハリ)でヴォーカル、声は早見沙織さん、早見さんといえば柔らかな感じの曲を歌っていますが、この作品ではハイテンションな歌い方なので衝撃的でした。

ニノがアリスに変わったときの鋭い眼光が印象に残りました。

ライブシーンですが、なかなかの迫力でした。でもCGの部分はあまり好きではなかったですね。

主人公がニノが結構変わった性格なので、感情移入しにくいかもしれません。

お話は切りのいいところで終わっています。

OP・EDは、作中でも使われているイノハリの曲でした。

最後に、人の話はちゃんと聞いた方がいいですよ。ニノちゃんw

ココロを隠した片恋メロディ

足りない足りない、届け届け、この思いを

投稿 : 2024/06/29
♥ : 21

58.5 13 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング13位
ピーチガール(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (88)
411人が棚に入れました
『ピーチガール』は、上田美和による日本の漫画作品。
コギャル風な外見で勘違いされがちだが、人一倍純粋な女子高生・もも。彼女が想いを寄せる同級生・とーじと、小悪魔的な美少女・さえ、学園一のモテ男・カイリが織り成す恋模様を描く。


声優・キャラクター
千葉紗子、那須めぐみ、木内秀信、鈴村健一

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

典型的な少女漫画原作アニメ

休日の朝っぱらから放送していたドギツイ恋愛アニメw

内容はざっくり言うと、主人公がイケメン2人の間をあっちにフラフラこっちにフラフラ、
といった典型的な・・・まあ少女漫画の事情には疎いんですが
そんなイメージが自分の中にあります。偏見?

ある種の人間にとって、少女漫画ってだけで敷居が高いのに
主人公のビジュアルが金髪ガングロのギャル女ってのは、もうとことん相性が悪いw
ガングロって今見ると時代を感じますね。もはや絶滅危惧種でしょう。

今思えばよく見る気になったなw しかも結局最後まで見てしまったっていう・・・
明らかに2クールも引っ張るような内容ではないんですが
主人公のあっちにフラフラこっちにフラフラに多少なりとも説得力があったし
最終的にどっちの男を選ぶのか、何だかんだで気になる作りにはなってました。
そして誤魔化したりせず、きっちり1人の男を選んで物語を締めたのも良かったです。

あと主人公の友人(というか悪友?)の「さえ」は秀逸なキャラでしたね。
主人公は見た目の派手さとは裏腹に内面は純情であり
さえは見た目は純情そうでありながら、内面はドス黒い。
このさえが物語をめっちゃくっちゃに引っ掻き回すw
悪知恵を絞り、主人公とイケメンとの関係を破綻させようとする策士ぶりが面白いです。
ただ毎度のこと策略に引っかかる主人公やイケメンが
学習能力のないアホとしか思えなくなってくるのが何とも。

さえは作品ファンからは相当嫌われてるようですが
好き嫌いは置いといて、さえの存在が物語を盛り上げ面白くしてるのは事実。
トリックスターとして見事な働きをしてくれました。
さえがいなかったら途中で見るの止めてたと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 33

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ドロドロ万歳の方はどうぞ( ゚∀゚)つ

女が男に振り回され男が女に振り回されるお話。
あっちやこっちや。
なかには昼ドラを思わせる展開も。
恋愛って難しいですね。(棒読み)



~この作品の異質なところ~

その1. 主人公がガングロ

まぁ水泳部でこんがり焼けただけなそうで、実際は真面目で純粋な女の子。
けっこう好感持てました。序盤は。


その2. 嫌がらせキャラがかなりヤバい。

相当イカれてますね、さえちゃん。
ももちゃん(主人公)に対する粘着が半端ない。
ここまでくると、よくやるわと逆に感心したり。
でもこのコのおかげで作品が成り立ってるんですけどね。
場をかき乱すスーパースターでした。
最初はウザいけど徐々に愛着が湧くタイプてすかね。
好感持てました。終盤は。


その3. 唇

の描き方です。
好感持てませんでした・・



ももちゃんとさえちゃん。
それに男二人(トージと岡安)が絡んでの物語。
序盤はこの四人ですが、話が進むにつれライバルが増え嫌がらせキャラが増え・・いやはやもうカオスですw

さえちゃんが居ただけでそこは戦場と化すんですよ?
そこにさえちゃん並の性悪が他からも出陣してくるわけですから、大荒れです。
まぁそのおかげで退屈な展開はありません。
しかし、やり過ぎでドン引きする場面も少なくありませんでした。
1つの作品として評価しづらいとはこのことなり。
一応、退屈しなかったということで物語の評価は高めに設定(笑)


キャラについて。

ももちゃんとさえちゃんに関しては前述のとおり。
(さえちゃんのせいで)え?と思う行動をし始めるももちゃん。
突き詰めると、自分にとって都合のいい相手を選んでるようにしか見えないんですよね。
しかもオシャレが壊滅的にダサい・・
私服から髪型まで酷かった。。
時代の問題でしょうか、もう怖かったですw
それも手伝ってか観終えると、さえちゃんのほうが好きになってました。

トージと岡安だったら岡安派でした。
※男は適当でごめんなさい。



OP「ベビーローテンション」 歌-meg rock
ED「あすなろ銀河」 歌-ソニン



---------------------------



大分前に観た作品ですが印象に残る作品で、今でもわりと鮮明に覚えています。
記憶力ない私でもこの様子なので一般の方々はもしかしたら一種のトラウマを抱えることになるかもしれません。
大袈裟に聞こえるやもしれませんが、その可能性を十分に秘めているのではないか、そう思ってしまわずにはいられない作品でした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 21

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

感想

全25話。学園・恋愛・ラブコメもの。

萌え系要素のない恋愛作品で、ヒロインがギャル系です。
少女漫画原作なので、男もそういうキャラデザインになってます。
それを気に入るかどうかでしょうか。

まず、とにかくサエがヒロインのモモちゃんに対して意地悪でイライラしました。
これがこの作品の目玉的キャラなんでしょうけど。

ストーリーはかなり面白かったです。
最初から最後までずっとこの作品に引き込まれました。
前半から波乱続きで、もうドロドロの人間模様。
おまけに三角関係で私好みの展開でした。
EDも最終回まで全然読めなかったし、楽しめました。

私はこの作品に1話から最終話までかなりハマったので、
個人的に良作でした^^

恋愛のストーリー重視で観ると楽しめる作品かと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 7

62.9 14 少女漫画原作で三角関係なアニメランキング14位
陽あたり良好!(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (36)
209人が棚に入れました
この春から明条高校の1年生になった岸本かすみは、高校の近くにある叔母の家に下宿し、そこから通学することになった。だが、『ヒマだから下宿屋を始めることにした』という叔母の発案で、叔母宅は突如として下宿屋"ひだまり荘"となり、かすみは同じく今春から明条高校の1年生になる4人の少年たちとひとつ屋根の下で暮らすことになった。しかもその面々は、引越初日にバスルームで最悪な遭遇をした高杉勇作をはじめ、個性的な少年たちばかりで…。

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

感想

昔の学園恋愛もの。

三角関係の面白いアニメでした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 2

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

陽あたり良好!

あだち充、少女漫画原作
お得意の高校野球に三角関係を加えた青春モノ

恋愛、三角関係、下宿(水沢家)に話を寄せているので、
野球の方はおまけって感じ。

肝心の恋愛、三角関係の方は、48話もあって中途半端に…

投稿 : 2024/06/29
♥ : 1
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