少女漫画原作でコメディなおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの少女漫画原作でコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月30日の時点で一番の少女漫画原作でコメディなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 少女漫画原作でコメディなアニメランキング1位
彼氏彼女の事情(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (603)
3645人が棚に入れました
県内随一の進学校である県立北栄高校の一年生、宮沢雪野は自他共に認める成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗の優等生。しかし彼女の実態は虚栄心の塊で、賞賛を浴びる為だけに日々たゆまぬ努力をこなし優等生を演じていたのだった。ところが同級生の有馬総一郎は、雪野の念願だった新入生総代をさらったうえに美形で運動神経に優れ性格も良い、人に好かれるタイプだった。そんな総一郎に激しい対抗心を燃やす雪野だったが、ひょんなことから彼に自分の正体を知られてしまう。脅されていいように利用されるうち雪野は、総一郎もまた自らを演じていた事を知るのだった・・。

声優・キャラクター
榎本温子、鈴木千尋、野田順子、私市淳、新谷真弓、草尾毅、小山裕香、渡辺由紀、山本麻里安

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ありのままの自分・・・心理描写がとても良く引きつけられる

全26話。学園・恋愛コメディもの。

序盤からテンポが良くとても面白い展開で、ロケットスタートを決めています。
シリアス、ギャグ、恋愛がうまくマッチしていて、前半は特に面白かった。
アップテンポでハイテンションなギャグの連発、心理描写も丁寧に描かれています。

(ヒロイン)宮沢雪野のキャラが良いですね。
世間から良く見られたいと振舞う見栄の執着心は凄まじく、主人公の有馬総一郎という存在が強烈に雪野に対抗意識を持たせ、面白くさせてくれます。
この雪野の見栄王の優等生だからこそもつ心の悩み、その部分もうまく表現されていました。
また、明るく結構可愛かった。
それに腹黒いのも特徴で、ギャップがあって面白いですねw

恋愛、友情、家族関係を通じて登場キャラの内面を丁寧に描かれているのも見所。
この内面の事情がテーマでしょうか。

途中過去と現在を行ったり来たりの展開もあって、心の変化などもうまく表現されていると思う。
一つの出来事を二人の視点で描かれているのも面白く、視点の違いや共通点も表現されています。

また、字幕を多用しての心理描写の仕方などもとても良かったと思います。
この辺りが引きつけられた理由でしょうか。

只、残念なのが中盤以降はグダグダしてますね。
EDも中途半端ですし、これなら1クールで終わらせればかなり良かったと思います。

それにこの作品は演出が独特ですね。
紙芝居のような絵の動かない静止画が多く、漫画の切り抜きと実写を多用してるのも特徴。
観る人によっては手抜きのようにも思えるかもしれないです。

OP、ED曲は聴いたことがありますね。カバー曲でしょうか。

前半とても良く後半は失速でしたが、全体的にかなり笑えて面白い作品でした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 32
ネタバレ

Zel さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

愛は広がっていくものだから・・・

1998年放映作品
2クール全26話

GAINAXが庵野監督で送り出した名作
原作が神なのに加えて制作陣も超A級とくれば面白くない訳がない
第一話からグッと惹きこまれる展開
コメディ部分は本気で大爆笑できる!ちょっとおもしろ過ぎて外での鑑賞は要注意です!
しかし本筋は繊細なテーマを扱っており、学園青春物としても最高級の仕上がりとなってます
笑いあり、感動ありで今観ても十分素晴らしい作品

個人的に印象に残るエピソードは、主人公雪野の父:洋之と幼馴染だった母:都香の小学校から中学にかけての過去のお話

※少しだけネタバレになるから一応隠します。でも本編に差支えは殆ど無いと思うので、作品の雰囲気掴みたい方はどうぞ。

{netabare} 幼い頃に両親を亡くした洋之にたくさんの愛情をかけて育ててくれた祖父が洋之が中学の卒業式に亡くなるシーン

泣き崩れる洋之
「年寄りと暮らすのはなにか切ない。
老いとともに、ただただどこまでも優しくなってゆくじいさんが切なくて。
いつの頃からか強く思うようになった。早く大人になりたいって。大人になって稼いでじいさんに恩返ししてあげたいって。
どうして間に合わなかったんだろう…ッ!
あんなに愛していたのに、なにもできなかった…ッ!!」

都香は微笑みながら洋之に応える
「おじいさんはとっても幸せだったよ。ヒロちゃんが、ただこの世に生まれてきてくれただけで、充分満たされるくらいに。きっと、愛はそれほど深いんだよ」{/netabare}


号泣できます
本当に台詞がひとつひとつ心に響く
キャラデザも作画も素晴らしい
そして声優陣が本当にいい仕事してます

後半庵野監督が監督を降りて少しカオスな展開になってしまったのが悔やまれてならない
最後までしっかりやって綺麗に完結させてくれれば伝説のアニメになったかも知れぬのに…
しかしそれを差し引いても観る価値120%あるので未視聴の方は是非観て見て欲しい作品です

余談ですが、この作品の劇中音楽が「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」にて使用されてます
初めて「破」を劇場で鑑賞した時思わずニヤリとしてしまいましたw


主人公の雪野と総一郎
雪野は榎本温子さん
総一郎は鈴木千尋さん

雪野の妹の2人月野と花野
月野は渡邊由紀さん
花野は山本麻里安さん

雪野の友達
つばさ役の新谷真弓さん
椿役の千葉紗子さん
りか役の福井裕佳梨さん

作品の中核を担う上記声優陣は全員「彼氏彼女の事情」がアニメ声優デビュー作品です
庵野監督の考えで大規模なオーディションを実施して募った
今では有名声優になっている人もたくさんいます!

投稿 : 2024/06/29
♥ : 29

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヒロインの「潔さ」と「素直さ」が印象に残った作品でした・・・^^

この作品は、1998年の秋アニメとして放送された作品です。今から約15年前の作品なので、携帯電話が普及していなかったり今の時代とのギャップは感じましたが、内容的には古さを感じる作品ではなかったと思いました。
このアニメの制作が、社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』を制作したGAINAXだったからなのかもしれませんが・・・^^

物語の主人公は、県内随一の進学校である県立北栄高校1年A組に在籍する宮沢雪野(みやざわ ゆきの)と有馬総一郎(ありま そういちろう)。二人とも成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗で優等生なクラス委員なのですが・・・二人には今まで他人に言えなかった秘密があったのです・・・。

二人は、ひょんなことからお互いの秘密を共有することになり・・・友人関係を経て恋人同士に発展していくのですが、恋人同士になった以降の二人の心模様がとても繊細に描かれた作品になっています。

特に印象に残ったのが、ヒロインである宮沢の言動でした。
宮沢には小さい頃から人に言えない秘密があったのですが、その秘密をあっさり捨て去ります・・・もしかしたら、嫌われてしまうかもしれない・・・そんなリスクの高い選択でしたが、彼女は躊躇せず「自分らしさ」を貫き通そうとするのです・・・その自分に対する「覚悟」には「潔さ」を感じずにはいられませんでした・・・私だったらできない選択だったと思います^^;

そして、有馬と恋人になった以降、秘密に苦しむ彼を一生懸命支えようと尽力するのですが、その一方で彼への想い・・・言葉に出せない時もありましたが、態度や仕草に表れる「素直さ」が印象的でした。
想う人を好きになる気持ちがどんどん大きくなっていく・・・その心理描写が秀逸だったからか、共感できる部分がたくさんあったと思います。

この作品の放送終了時点でも、原作は未完だったようです。なので、ストーリーとしては一区切り付いているのですが、物語としては未完の状態で終わっています。
成長していく二人の仲をもう少し見守っていたい・・・そう思える作品でした^^

投稿 : 2024/06/29
♥ : 28

73.0 2 少女漫画原作でコメディなアニメランキング2位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1143人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 18
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子供の視点から見た大人の社会

{netabare}OPと絵柄は想像できない程ヘビーな作品でした。小学生でありながら、芸能界の子役として活躍する紗南のちょっと背伸びした感性と、過去の体験から子供として大人を毛嫌いする羽山の年相応の感性といった、立場や考え方が異なる2人の小学生の目が捉えた現代社会の問題は様々な角度から切り取られ、時にシリアスに、時にコミカルに表現されていました。正直子供向けの作品としてはテーマがあまりにも共感しにくいものであったと思うのですが、そこは放送当時小学生だった私でも何故か楽しめていましたね。思えば思春期という、社会に意味も無く反抗したくなる(この場合、学校とか親とかですが)よく分からないエネルギーに満ち溢れた自分達の代弁者的な役割をこのアニメに無意識的に求めていたような気もします。大人に反感ばかり持っていた子供ではなくなってしまった今、この作品をきちんと見返すと、一体どういう気持ちになってしまうのか、少し怖くもありますが。こういうのがあるから、少女漫画は侮れないんですよねえ。少年向け漫画とはまた違った持ち味が今も昔も変わらずにあるのは、素晴らしい伝統だと思います。

時に辛い問題を抱えながらも、紗南を初めとした子供達はそれはそれはバイタリティに溢れていて、逃げずに向き合い、そして解決に向けて全力でぶつかっていきます。全力でぶつかる事を子供達は厭わない。大人になると全力で物事にぶつかるのは中々難しい物です。そういう意味では子供の方が未熟という既成概念は捨て去った方がいいのかもしれません。実際この作品は大人に向けての子供の視点からの問題提起な部分も含めているので、情けない大人に対する子供からの辛口のエールという見方も出来ます。

私が子供だった時は、全員が全員そうであったとは言いませんが、親の背中を見て、大人は凄いんだなという印象を持っていました。所が年を重ねるに連れて、大人のボロみたいなのも見えてきたりして、凄いと思ってたけど、実際そんな事はないのかも?みたいな疑問が出てきたりして。そういう微妙な心情を見事に表現した『こどものおもちゃ』。大人から見れば生意気な作品だと思いますけど、反面耳が痛い作品でもあります。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 11

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作ファン

アニメ<原作
原作の作画がキレイだからアニメだと
少し大雑把に見えてしまいました。。
でもストーリーは好きです。
キャラも大好き。女の子向けのアニメ

投稿 : 2024/06/29
♥ : 10

67.4 3 少女漫画原作でコメディなアニメランキング3位
さばげぶっ!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (800)
3983人が棚に入れました
主人公・園川モモカは転校してきた梧桐学園高校でなぜかサバゲ部に入ることに。しかしその部員たちは部長の 鳳美煌を筆頭に、一癖も二癖もあるメンバーばかりだった! ギャグ満載で贈るなんでもありの女子高ライフが、今 始まる!

声優・キャラクター
大橋彩香、内山夕実、大久保瑠美、Lynn、東山奈央、玄田哲章、井上喜久子、堀江由衣、かないみか

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲスさが新鮮なコメディ作品(`∀´)ケケケ

「女子高生」×「サバイバルゲーム」を題材にした
ガンアクション・コメディ作品。 全12話。
原作は『なかよし』に連載中のギャグ漫画。


※はじめに※
ゲスがゲスい作品観て喜んでじゃないよ等の
ツッコミは受け付けませんのであしからず(>_< )


転校生の園川モモカはサバゲ部部長に気に入られ
無理やり入部させられてしまう。
入部後、サバイバルゲームそっちのけでおバカを
繰り広げるサバゲ部の面々に振り回される日々…。
ザックリとしたあらすじはこんな感じです。


とにかくギャグw 最初から最後までギャグでしたw
日常からサバゲに至るまで全て笑いに変える徹底ぶりw
それぞれのキャラがしっかり立っていたのも◎です。
作画はコメディ作品としてなら及第点だと思います。

そして、この作品の一番の特徴が登場人物の「ゲスさ」
主人公を筆頭に「ゲス」の限りを尽くしていますw
めっちゃゲスいヒロインなんて珍しいので驚きましたw
最近の少女漫画すげーな、おい(´▽`;)と苦笑い。

ナレーションを務める玄田哲章さん。
作品に対するツッコミや補足がたびたびツボに入り
一人で爆笑させて頂きました(*´∀`)♪

声優陣は比較的若い声優さんが揃っています。
それぞれ役に合った無難な演技だったと思います。
主人公・園川モモカを演じる大橋彩香はまだ20歳。
出演作品も多く、主演級の役も数々こなしています。
今後の活躍にも期待したいですね♪


特に強いメッセージ性などはありませんが
とにかく笑える、明るくしてくれるギャグ作品です。
オススメのキャラはからあげ☆レモンww
コメディ好きな方にオススメの1本です(・∀・)v




《キャスト》
園川 モモカ(CV.大橋彩香)
鳳 美煌(CV.内山夕実)
経堂 麻耶(CV.Lynn)
春日野 うらら(CV.大久保瑠美)
豪徳寺 かよ(CV.東山奈央)
石動 やよい(CV.松井恵理子)
副会長(CV.井澤詩織)
からあげ☆レモン(CV.荒井聡太)
園川 かず江(CV.井上喜久子)
佐倉 恵那(CV.堀江由衣)



《主題歌》
OP
『YES!!』/大橋彩香
ED
『ぴてぃぱてぃサバイバード』/ゲスかわ☆ガールズ

投稿 : 2024/06/29
♥ : 55

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲスが主人公の作品は珍しい

転校初日に痴漢に遭った園川モモカ(そのかわ ももか)。
その時、同じ高校の先輩である鳳美煌に助けてもらう事となった。
鳳は園川の事を気に入り、無理やり「さばげ部」というサバイバルゲームに入部させた。
サバイバルゲームをする部活なのですが、おバカな事が中心のコメディ作品。

とにかく主人公である園川のゲスぶりが最高。
性格の裏表の変わり方が激しすぎます。
可愛い子ぶっても心の声が……漏れている時もありますw
サバゲは初心者ですが、戦闘相手が出てくると性格が豹変。
自分だけが良ければいいという考えはゲスですが、ここまで徹底するとかえって気持ち良いです。

裏の主人公とも呼べるナレーションを担当しているのは玄田哲章さん。
代表作はターミネーターで御馴染みのシュワちゃんでしょうか。
いつもの合言葉である「戻ってくるぜ!」は某映画のパロディですねw

リアルなサバゲを期待している人には物足りないでしょう。
「ステラ女学院C3部」と比較する人もいるでしょうが、本作品はコメディです。
銃に撃たれて血を流すシーンもありますが、あくまで妄想という設定。
妄想なので血が流れても大丈夫。
撃たれたという体を分かりやすく説明しているだけです。
重要な事なので、もう一度言います。
あくまで妄想という設定です!

サバゲを使ったコメディ作品。
タイトルだけで敬遠されてしまうかもしれませんが、内容は見やすいコメディ作品。
とりあえず1話だけでも見てから視聴継続するのか判断してもらいたいです。

一番驚くのは少女漫画が掲載されている「なかよし」に連載されている事です。
夢や希望を振りまく少女漫画の中では、ひときわ目立つのでしょうね。
続編があるかどうかは円盤の売れ行き次第ですが、とりあえず「戻ってくるぜ!」と言っておきましょう。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 48

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメタイトルの末尾に小さな「つ」が付くとトンデモコメディーの法則

妄想サバイバルゲームを真剣に面白可笑しく描いた作品。
壊れ気味の女子高生によるガンアクションコメディーです。
※注意:妄想なので、流血表現は容赦ありません。

登場人物の大部分は天然ボケ。
激しい脱線にツッコミはほぼ不在です。
でも、そこは安心してください。
ナレーターさんの冷静なつっこみがフォローです。

さばげ部メンバーはゲスかわ☆ガールズと言うらしい。
主人公のモモカは本能に忠実な鬼畜娘。
でも、モモカ以外はそんなにゲスではないような。
てか、モモカのゲスが光り過ぎて、まわりが目立たないのかも。

少女漫画が原作のよう。
最近の少女はワイルド好きなのか?
隔世の感があります。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 48

67.4 4 少女漫画原作でコメディなアニメランキング4位
八犬伝ー東方八犬異聞ー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (416)
2354人が棚に入れました
5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。
信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。
事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

1話を観ての感想

もともと、子どもの頃から「南総里見八犬伝」が好きだったので
それをモチーフにしていると知って観てみたのだが、
モチーフにしているのは今のところ、キャストの名前と
キャラの輪郭の一部くらいなもので、時代も事情も違うし、
ここはあまり比較せず別物として観たほうが良さそう。

感染を防ぐために焼き払われた村の生き残りである、
犬塚信乃(いぬづか しの)、犬川荘介(いぬかわ そうすけ)、浜路(はまじ)
の3人が村はずれの教会で暮らしているところから物語はスタート。
時代劇なのかと思っていたら現代劇で、ファッションや家並みから判断すると
大正から昭和初期のような雰囲気で、個人的にはツボな時代。

八犬伝なので予想はしていたが、カラスやカエルもしゃべったりする(笑)
でもそれは普通のカラスじゃなく、1話の後半を観てあぁそうかやっぱり、と。
各人の異能の出し方がなかなか興味深い。

作画もキャラデザも綺麗だし、5年前に広まった疫病というのが何なのか
いくつかの伏線とともに、引き込む要素はけっこうあったので
引き続き視聴してみようと思う。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 24
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

世界観と微BLを乗り越えて楽しみました

里見八犬伝をモチーフにした妖退治モノっぽいです。

歴史・伝記モノには興味あるんで観てみました。
ブレイブ10くらいのライトな作品なら観ようかと思ってますがどうでしょうか…。

作画や雰囲気は案の定、
緋色の欠片や薄桜鬼っぽくて女性向きの印象で男性には敷居がありそうです。
また絵自体は綺麗なんですが、構図が単純すぎて面白味が無いように思います。

世界観は、なんか想像と違っててよく分からなかったです。
里見八犬伝の時代&地域かと思ってたんですが、
基本みなさん洋服で、詰め襟 ポロシャツ Tシャツ トレーナー色々取り揃えてて
汽車走ってるし まばらに電線あるし 子供はバンドエイド貼付けてるし
家は茅葺きだったり洒落た洋館だったり欧州でしか見かけない様な吹抜けの聖堂があったり…
私は何処に連れて来られちゃったんでしょうか?
納得行かんけど大正昭和初期あたりの日本かな?オリジナル異世界?

↓※1話目の雑なあらすじ メモなんで見ないでもいいヤツ
{netabare}
どうやら主人公達は全滅した村の出身者で村の人に忌まれて森でひっそり暮らしている様です。
ごちゃごちゃっと説明っぽいものをEDテロップと同時にやるから気が散って良く分かんなかったけど、ほかにも勢力があってそこに女の子が一人連れ去られたみたいです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
うわー優男増殖したー。苦手分野です。
結局誘拐された女の子何でもなかったです。前回の引きは何だったんでしょうか。
都会に来るためだけに用意された感じです。
人物紹介回ですかねストーリーは来週から動き出しそう。

世界観は相変わらずですね…
これは里見八犬伝と切り離さないといかんね。
やはり大正昭和初期っぽいんだけど、町並みは当時の中国っぽいですし(孫文先生出てきそう)、東京タワーみたいなのあるしねー、ツジツマ合わないの嫌なので個人的には異空間としておきます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
やっとストーリーが動き出しました。
犬士集め始まりそうでしたが、クソ坊主のせいで川へドボン。
多分辿り着いた岸で鬼といきさつ話すのではないかと。

まだクソ坊主の真意も不明です。単純に鬼を捕らえ殺そうとしたわけではなさそう。
ただし、なんとも判りやすいストレートな悪者です。
もうちょいオブラートに包んだ悪の方が面白味出ると思うのですが。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
世界観と微BLのハードルさえ越えれば何とか見られそう。
ストーリーとしては悪くはないね。
浜路ちゃんの顔に傷付けちゃった使い魔のせいで、
尾崎の逆鱗に触れてクソ坊主は死んじゃったみたい。
もっと違う悪い事いっぱいしてそうなんですが…。

分かり易い敵が居なくなりましたので妖退治にシフトしていくのかな?
ラストシーン、半裸で主人公を見初めていましたが、ギャグだよね?
そういう展開になったら無理だから。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
屋敷の奥で他との交わりを避け土地神に護られた少女とお友達になるお話でした。

この屋敷って驚くほど広かったんですね。
今回は繊細な展開でしたが彼女が今後どう絡んでくるかが物語の鍵なのかな?
クソ坊主の死亡(行方不明?)により物語の方向が判らなくなりましたが、
次の展開に期待しています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新しい展開に入り謎が散りばめられ膨らんでいきそうです。
憎しみを買っている様ですが荘介と彼(彼女?)との関わりは?
山や村の秘密は? 玉の行方は? 大猿は? あれは金塊?

ミステリー好きにはなかなか良い展開ですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ミステリーって程の内容になりませんでしたね。
既視感があるちょっと切ない話になりました。
なんか観たことあるんだけどな、どこで観たんだっけかなー?

村人死んじゃったり嵐起こしちゃったりあの村は大変でしょうが、
何だか爽やかに村を去りましたね。
あの美女軍団はまた絡んできそうです。
そしてあの男女は結局どっちなんだろうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
結構良い話だったんですが、道節はなぜあの格好で雪山に入ったんでしょうか?
妹さんは浜路に似ているような…。今後絡んできそうです。

それにしてもこのアニメに出てくる坊さんはみんな不憫ですね。
なんだかんだで八犬士登場した様です。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ここに来て学園ものが始まり1クールで収まり付くのか分かりませんが、
不思議で優しく切ない良い話で少しほろっとさせてくれました。
ココ数話こういうのが続いてますが個人的には好きなのでOKです。

あれ?そういえばいつの間に毛野達一緒に住んでるの?
村雨も窓に挟まったままじゃないかな?
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
希望や出口のない救いようのない話でした。
琥珀さん慰みの言葉はありましたが
生きていた意義を見出せないまま信乃の手で逝ってしまったようです。
信乃の心の中には居るのでしょうが、あんまりです。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
どうやら里見八犬伝の転生した人達のお話のようです。
かといって世界観には納得したわけではありませんけどね。
一つ謎は明かされましたが中途半端な所で終わりました。
区切りが良いとも言えず、続きを観てみないと評価しづらいです。

最終回に出てきたお姉さんは好みでしたのでもう少し観たかった…。
もう少し序盤に出てきてくれたら見る目が変わっていたかも知れません。

そんなに印象深く観ていたわけではないので夏まで記憶が持つのか心配です。
{/netabare}
なんだかんだで観てしまいました。
2期も多分何だかんだで観ると思います。
オススメとまでは言えませんが、微BLな所もある作風が大丈夫な方は
それなりに楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

まだまだお話の途中ですね~

原作未読。全13話

八犬伝といっても、このお話はどちらかというと妖怪とのエピソードに終始した印象があります。
今までの八犬伝イメージでこの作品では光る文字が書いてある玉と名字ですね。
(お話の中では今回そこまで重要視されていませんね)

キャラもカッコいい男性が多く、といって逆ハーレムやBL作品という感じでもないですね。
だいたい2話ずつ妖怪とのお話があります。

作画は綺麗です。各エピソードも面白かったですね。

一本流れがありそうでまだまだ全体が見えない作品なので、夏に始まる2期に期待してます。

OP カッコいい曲です。好きですね。飛蘭さんが歌ってます。
ED こちらもカッコいい曲です。主人公 犬塚信乃役の声優さんが歌ってます。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 20

65.4 5 少女漫画原作でコメディなアニメランキング5位
パタリロ!(TVアニメ動画)

1982年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (50)
298人が棚に入れました
小国ながらダイヤモンド産業で世界に知られる常春の国マリネラ。そこの少年国王パタリロ・ド・マリネール8世は天才児ながら、小銭儲けとイタズラが大好きだった。ひょんなことから知人になった英国MI6のバンコラン少佐を巻き込み、今日も世界中や異世界で大暴れ。

声優・キャラクター
白石冬美、戸田恵子、上田みゆき、増山江威子、藤田淑子、永井一郎、池田昌子、間嶋里美

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

異才による怪作

<2019/12/29 初投稿>
原作は魔夜峰央作の漫画。
40年前に始まって既刊101巻、まだ続いてるそうで。
うわぁ長え(´⊙ω⊙`)

小学校の頃、姉の部屋からパクって読んだ記憶があります。
コテコテの少女漫画のギャグ漫画。
たぶん10巻ぐらいは読んだかな。

今年、ちょっと話題になった魔夜峰央原作の映画「翔んで埼玉」をWOWOWで観て本作思い出しました。

ところで「翔んで埼玉」やばいっすねw
「埼玉県人は千葉県人に見つかってしまうと、穴という穴にピーナツ詰め込まれて九十九里浜で延々と地引き網させられる」とか狂ってるw
千葉県民恐るべしw
魔夜峰央節が炸裂してます。
魔夜峰央の世界って実写化できるんだ!というのは新しい発見でした。

そういえば今年、パタリロの方も実写映画になってましたが。
そっちはどうなんだろう。

というわけで本題に戻ります。

ダイヤモンド産出により小国ながら裕福な常春の国マリネラ。
その架空の国マリネラの国王パタリロ・ド・マリネール・八世が本作の主人公。

パタリロはまだ小学生のくせに、
異様に高い知能と専門的な知識、
ませて、ひねくれて、ネジ切れたような性格に、
潰れた大福のような下ぶくれ顔の殿下です。
ドケチ。

バンコランは英国諜報部MI6(そうです。007のあれ)の少佐。
黒髪ロングの美形のおっさん。
パタリロとは因縁というか腐れ縁というか、仲が悪いのやら良いのやら。
つまりツッコミ担当。

マライヒはバンコランの愛人でこれまた美形。
ちなみに漫画読んでてかなり長いことマライヒが男だって気付かなかったんですよねえ。
女の子だと思ってた。
当時は世間に認知されてるオカマ(死語)と言えばお杉とピーコくらいなもんで、ホモォも表に出てこないタブーでしたし。
男と気がついてからも「いやいや、実は男装の少女だったりするんでしょ?」としばらく疑ってましたよ、ええ。
そういえば二人のベッドシーンとか普通にあったな。
自分、よく小学生であんなもん読んでたな(´・_・`)

正直、当時はそっ閉じしようかと思ったけど、本筋のお話が面白すぎてついつい。

タマネギ部隊はパタリロの近衛兵みたいなもんでしょうか?
その見た目はタマネギ頭に眼鏡、菱形の口で皆さん統一されてます。
基本的には小ボケ要員。
お笑いコンビ「髭男爵」の樋口くんが沢山いる、と思っていただければ。
ところがそのメイクを落とすとみんな美少年。
そーいや、たまにこっちでもBLしてました。

BLと腐女子という概念をちゃんと認識したのはつい10年くらい前なのですが、思い起こすと昔から女性の皆さん、BL好きな人は多かったんですね。

お話は基本的にはアナーキーなギャグ。
パタリロが無茶で理不尽なこと思いついて、
その行動力と異常な頭脳で実行に移し、
めちゃくちゃになって、
でも最後はなんだか丸く収まる。

でもちょいちょい重い話もあったり、
濃い目のSFやファンタジーもあったり、
江戸時代や魔界も出てきたり。
(アスタロトやベルゼブブって悪魔の名前はこの漫画で覚えたような気がします)
なんでもあり。
それもかなり練られてる。
魔夜峰央さんは異才なんでしょう。

アニメの方も半分くらいは観てたと思います。
夕方やってたような。
夕方にホモォ流してたのか!
今考えると、いや当時の世相からしたら殊更すごいですね。

ところでパタリロといえば原作でもお馴染み「クックロビン音頭」ですが、これ元ネタは「ポーの一族」なんだそうで。
「ポーの一族」って名前しか知らないんだけど女性にすごい人気らしいですね。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 30

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドタバタギャグ×秀逸なプロット×ボーイズラブ=パタリロ!

基本的には神出鬼没のパタリロがメチャクチャやるのが面白いギャグアニメなのですが、1話完結の形式を取っているストーリーの中には、かなり練りこまれた話が存在し、1話観終わったあとには映画をみた感覚になるほどの回もあるのです。ギャグ空間の力技でオチを付ける時とシリアスな見入る回とのギャップに、悔しいですがやられてしまいます。こんなに長い間愛され続ける理由がちゃんとあるのでしょうね。

ボーイズラブをゴールデンタイムに堂々と放送してたことでも有名ですね。ジャック・バルバロッサ・バンコランと
暗殺者の美少年マライヒの恋を一貫して、(ベッドシーンまで)放送していました。ほとんどの局が夕方に放送。
一部では朝に放送していたらしく、でも不快に思ったりヤラシイと思う事なく、綺麗だなと思っていた気がします。
・・ですが、お家によっては家族で気まずくなったり、禁止されていたお子さんなども居たのかもしれません。

1980年代は同時期に「まいっちんぐマチコ先生」や「うる星やつら」もあったし。(いいんじゃないだろうか)

パタリロは老若男女問わず人気だった覚えがあります。小学生の男の子でも当たり前のように観てましたし、
やはりギャグ中心のアニメだったことが大きかったのでしょうね。再放送もずっとあったと思うのですけど、最近
あまりやりませんね。途中で時間帯移動があり、その際に「ぼくパタリロ!」にタイトルが変更されました。

何話だったか・・・

マライヒがバンコランに猫の真似でおねだりし、その後バンコランが満更でも無くやれやれといった風に
「甘ったれめ・・(いい声)」と言うのですけど、甘いのはテメーだ!と心の中でツッコミました(どうでもいい話)
この二人の恋は好きなので(原作だと☓☓しますし)それで1000文字くらいのレビューできますね。やめときます。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 25

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「耽美系エロギャグマンガ」

所詮「漫画」だから規制なしに何でもやって良いという、昭和の牧歌的な社会だからこそ出来た耽美系ギャグアニメ。

それこそ。。BLからロリコン、特殊性癖。。SMなどなど言ってしまえば今の成人漫画系のことは大概この頃の漫画がひとつの作品で「ギャグ」としてやっている。

最初に始まったのは山上たつひこの「がきデカ」であり、その後に「うる星やつら」や「dr.スランプ」などの大ヒットギャグ漫画が続けて輩出され、オタクが生まれたのもこの時代だろう。

今の時代は成人漫画と少年漫画、青年漫画は分離してしまって、どちらの読者も互いに理解し合えない状況になっているが、

この「何でもアリ」な空気感こそ漫画としての最大の持ち味なんではないかと思うのと、最近の非常にお堅く閉塞された社会にはこういった心の余裕やおおらかさが必要なんだと思う。

 

実写「翔んで埼玉」を鑑賞しました。

関東圏の人間は爆笑すると思います。逆に東北地方や関西方面の人たちは話題にも出ないので、あまり面白いとは思えないと思います。

関東あるあるで通しているのでご当地ネタが強く、知っている人は爆笑できるが、知らない人はそんなに面白いとは思わないと思います。

あと「パタリロ」と同じく、魔夜峰央特有の少女漫画やBL漫画を茶化す描写が、本当に少女漫画やBL好きの腐女子の方々にはケンカを売っている。。。と思ってしまうぐらいパロディにしていて面白いです(笑)

基本ノンケで関東贔屓な人ほどツボにはまり、そういうことを真剣に考えてしまったり、逆に関西や東北などのご当地愛が強い人たちには余りにもお粗末な内容に思えるかも知れないです。

僕は千葉県民なので爆笑しました。(笑)

投稿 : 2024/06/29
♥ : 15

66.8 6 少女漫画原作でコメディなアニメランキング6位
劇場版 はいからさんが通る 後編ー花の東京大ロマンー(アニメ映画)

2018年10月19日
★★★★☆ 3.5 (48)
173人が棚に入れました
まだ女性が恋も仕事も自由に選べなかった時代。女学校に通っていた花村紅緒は、祖父母の時代から決められていた許婚、伊集院忍少尉と出会う。紅緒は、当初少尉に反発していたが、やがて2人は許婚という関係を超え、心の底から惹かれあっていく。しかし、少尉が戦地で消息不明に――。どこかで少尉が生きているのではと諦め切れないそんな彼女の目の前に、少尉と瓜二つの人物が現れる。ロシアからの亡命貴族、サーシャ・ミハイロフだ。ところが、少尉そっくりなサーシャは紅緒のことをまったく知らない様子。ショックを受けた紅緒を励ましてくれたのは、彼女が働く出版社の編集長、青江冬星だった。愛する人と同じ姿でありながら自分のことを知らない、サーシャ。一方、過去は忘れて新しい道を歩き始めるべきだと語る冬星。2人の間で紅緒の心は激しく揺れ動く――。そんな中次々と衝撃的な事実が明らかとなり、ついには歴史的大事件に巻き込まれることにも… 短くも激動の大正時代。その真っ只中を時には笑い、時には涙し、ひたむきにまっすぐ駆け抜ける「はいからさん」。彼女は、最後に何を選び、誰と結ばれるのか――。

声優・キャラクター
早見沙織、宮野真守、櫻井孝宏、中井和哉、梶裕貴、瀬戸麻沙美、石塚運昇、鈴木れい子、三宅健太、伊藤静
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大正時代の大災害

出だしから、満州の大草原。
大活劇の始まりだ。
なんて思ってたら、あっさり東京に戻った紅緒さん。
それもそのはずサブタイトルが花の東京大ロマン!

原作が少女漫画だから、ホントベタ。
{netabare}ラストまで一点の曇りもなく見え見えなのです。{/netabare}
その上、感情が超ストレート。
私はほぼノックアウト状態でした。

終盤は大正時代の大災害関東大震災です。
その描き方には、色々つっこみたい。
だけどそこはアニメ。
暖かい眼で見守りましょう。

以下、関東大震災について。
アニメと関係ないので閉じます。

{netabare}大正12年9月1日午前11時58分。
相模トラフを震源域とするM7.9のプレート境界型地震が発生した。
直後、南関東は激しい揺れに見舞われた。
その揺れに誘発された直下地震も加わり、帝都東京は数分間の激震が続いたと言われる。
このため、多数の木造家屋が倒壊。
折からの強風により発生した大火災により、一晩で東京は壊滅した。
死者行方不明者10万人強、日本史上最大の地震災害である。

私が震源域に近い南房総を訪れたのはもうずいぶん前。
神社に建立された石碑にはたくさんの被災者の名前が書かれていた。
こんな田舎でもこんなに被害が、と思ったのを覚えている。
また、海岸を歩いていた時に出会ったおばあさん。
津波がこんなところまでって。
多分、10m程度の津波が襲ったんだろう。

つい先日訪れた東京は美しい花の都だった。
六本木森ビルより見まわした風景は一面のビル群。
私にとって大切な人が暮らす東京。
この地に再び地震があると考えると背筋が寒くなった。

元禄関東地震からも約300年。
大正関東地震を上回る規模の相模トラフ連動地震も懸念されている。
首都直下地震を含め、様々な角度から南関東の防災計画を見直す必要性を感じている。
そして、庶民レベルでは防災意識の向上が必須であろう。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こんな展開 冗談はよしこさ~ん

 これは、TV放送でも描かれなかった部分にも触れた前編のさらに先となるお話なので、かなり期待して見に行ったです。

 少尉の消息を知ることもかねて、前作で新聞記者になった紅緒が、手がかりをつかんで満州に!からのになる訳だったです。

 悲しい結末かと思いきや、こんなのありかの急展開。{netabare}UFOの襲来?紅緒も知っているそっくり??誰かさんの登場で、急展開連続のスタートの連続だったです。
 諦めきれない紅緒、果敢に迫るです。{/netabare}急展開が、多すぎる中で複雑な事情、かなり絡むです。
 {netabare}そっくり??誰かさんが、宿泊先を離れて散歩して、何故この場所を歩くのか?出来すぎていたです。{/netabare}この時、真相が明らかになっていくきっかけになるです。
 で分かったけど、後には引けなくなる状況で、紅緒もこの事実に区切りをつけるけど、忘れられないみたいなです。

 さらに続く出来すぎた複雑でかつ、無理やりにも見えあり得ない偶然みたいな急展開が、続くです。

 上映前劇場チラシにもあった画像にもある、紅緒の花嫁姿になるきっかけは、まさかの成り行きに。このままいくと思った{netabare}ら、日本の歴史上有名な災害発生。{/netabare}いくら何でもどうなっているのか?こんなのありか?なぁだったです。

 HAPPY ENDにならなきゃ話にならないけど、いくら何でも出来すぎた駆け足のような、諦めとあるべき結末には驚かされたです。

 今まで知らなかった、「はいからさんが通る」の結末を見れたのはい良かったです。しかし、劇場アニメにおいて限られた時間もあったかもしれないが、「これでいいのか?」なご都合主義に見えなくもない進行には疑問と、期待した知らない展開とかけ離れた進行に、ある意味拍子抜けもしたです。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 8

星ノ海酩夜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

決して悪くは無いけど印象にあまり残らないかも

前編をアニメサイトで視聴し、後編を映画館で視聴。

なんかパンチ力に欠ける映画だったと思います。
主人公がどちらの男性キャラと結ばれるのか……?
というハラハラを期待していたのですが、無駄にグダグダなコメディを詰め込んでいるせいでテンポが若干早くて感情がついていけない。

前編で主人公と少尉が惹かれあった理由が描かれていなかったので、後編では描かれているのかと思ったのですが…………うーん。

前編でも述べたのですが主題歌は神ですね。竹内まりやさんの曲はこの映画の主題歌にピッタリだと思いました。

なんか惜しい作品だった気がします。嫌いではないです

投稿 : 2024/06/29
♥ : 2

66.7 7 少女漫画原作でコメディなアニメランキング7位
ここはグリーン・ウッド(OVA)

1991年11月22日
★★★★☆ 3.7 (31)
150人が棚に入れました
 1986~91年に「花とゆめ」に連載された那州雪絵のコミックが原作。名門男子校の寮を舞台にしたドタバタ学園コメディで、先だって発売されたイメージアルバムの好評を受けてOVA化が決定。1991~93年にかけて全6巻がリリースされた。監督・脚本・絵コンテは『海がきこえる』など青春群像劇を得意とする望月智充。声優陣には佐々木望、岩田光央、関俊彦ら人気キャストを擁し、多くの女性ファンを集めた。入学式前日に胃潰瘍をわずらい、1カ月遅れて私立緑都学園にやってきた蓮川一也、通称・スカ。初恋の人が兄嫁になったショックを振り切るべく“緑林寮”での生活を始めるが、そこは学園でも有名な変人たちの巣窟だった!

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

予想以上に面白かった!

名門男子高校、私立緑都学園の寮を舞台に、主人公・蓮川一也をはじめ
兄である保健医、同級生や先輩たちと繰り広げる学園ドタバタコメディー全6話。

コメディーではあるがギャグというのとは少々違う。
作品のサムネの印象からBL作品とも誤解されそうだが、そうではなく
けっこう生真面目な主人公と変わり者の多い寮仲間達との、
楽しい雰囲気の青春ドラマだった。
原作は1986年から1991年に『花とゆめ』に連載された少女漫画なのだそうだが
登場人物はほとんど男子で、女の子への素直な想いと純な恋愛なんかも
けっこうリアルに描かれ、テンポも良く予想以上に面白かった。
萌え要素は少なめだが話の内容からは、どちらかというと少年漫画に近く感じた。
だからなのか、男性ファンも実際多いらしい。
現にこの作品を「お前みたいな奴がいて面白いから絶対観てみろ」と
強く僕に勧めてきたのも男だしね(笑)
どの人物が僕っぽいと思われてたのかは、ここであえて言及しないけれど。

ただ、このOVAも1991年に発表された作品なので
ポロシャツの裾をジーンズに入れてしまうとか、トレーナーを肩に羽織るとか
そんなファッションが全盛の頃だから、今観るとすごく新鮮ではあるが正直ダサい。
それに登場人物のほとんどが似たような髪型のため、原作を知らない自分としては
観始めてしばらく誰が誰か見分けがつきにくかった。
でも名前と顔が一致して慣れていくと、それぞれのキャラもなかなかに面白く、
もっと先が観たくなったし、恋愛話に関しては始終ニヤニヤできた。
今のような作画技術のない頃だから、背景なんかも古い描き方なのだけれど
水彩タッチのやさしい画風は素朴な内容にマッチしていたとも思える。

友情に恋に、最後はとてもいい盛り上がり方で感動でき、胸が熱くなった。
たぶん、30代以上の人が観たらきっと、懐かしさでいっぱいになるかもしれない。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 23

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

当時は超人気作w

ちっちゃ頃アニメイトで流れててよく観た思ひで・・
いまやマイナーですが結構おもしろいんですよ。
少女マンガで男も観れるってのはこれがハシリなのか?

物語は進学校の男子寮『緑林寮』のドタバタコメディ。いまで言う腐の燃料的伝説の漫画です。
コミック傑作選、補完でありOVA同士は話が飛ぶ。
それくらいコミックの販促の意味が強いのに作りこみは半端ない。明らかに男子向けのマニアックなネタ、オマージュもひどい。
コミックとセットでご視聴ください。まぁ原作は86年からなのでwwお話は古いっす。
久しぶりにみたら坂本さんが声若いwwww。かわいい。
瞬ちゃんは伝説の男の娘の一人です。まぁ女装じゃなくて天然なのでちょっと違うんだけど。



投稿 : 2024/06/29
♥ : 5

pekorobo さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

これぞ青春ラブコメ

今となっては少し古い作品ですが、面白さ、感動は変わることなく伝わってきます。

原作が少女マンガなのに主人公も登場人物もほぼ男というのが斬新。
最近はすぐ人が死ぬアニメが多いけれども、人の死がなくてもちゃんと感動できるってのがいい。

最近の萌えキャラばかりのアニメに疲れた人にオススメ。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 4
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