みのるし さんの感想・評価
4.2
日本アカデミー賞受賞おめでとうございます。
実は劇場には足を運べてないのですが、DVD出たら必ず見ます!!
恋雨も海獣の子も素晴らしかったので渡辺歩監督には期待大なのであります!!
早く見てみたいのであります!
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そんなわけでなかなかアマプラで見れるようにならんなと思ってたのですが、先だってNHKのEテレで放送されましたんでこれわとゆうことで録画して見ました。
驚いたことにこのハナシにはエンタメには絶対必要といっても過言ではないカタルシス的なモノがない。
要するにどんでん返しとゆうか『なにー!そうだったのかー!』的な。
普通映画ってゆうのはそおゆうとっておきのシーンがあってそこに深く感動したりするもんだと思ってたんですが。
無いんですよ。
このハナシには無いんですよ。
そもそもですな。
話の序盤で肉子ちゃんとキクコちゃんは{netabare}親子ではない{/netabare}とゆうことが簡単に想像ついちゃうストーリー展開になってるわけで、後半そこが明らかになっても『ま、そうだわな』とゆう感じになるとゆうかなり渋い作りになってたわけです。
だからといってこの話はなんやねんおもんないやんけとゆうことにはなりません。
なぜか。
おそらく人の苦労話はドラマチックに描けば描くほど嘘くさくなるとゆう考え方を渡辺監督とさんまさんが共有したんではないかと。
肉子ちゃんのキャラデザこそありえへんぐらいデフォルメされてるんですが、演出は実はものすごいリアルで、苦労した人ほどこの話をかみしめて共感できるのではないかとボクは勝手に思いました。
なのでどこかのシーンでいきなり堰を切ったように涙があふれてとまらないといったようなことは全くなく、そこここのなんてことの無いシーンでなんてゆうのか人間の業みたいなものを『ふっ』と笑ってしまうようなそおゆう深みと出会えるそんな物語でありました。
家族愛とか親子愛とかそおゆうのんを感じさせる感動作品と思ってたんですが全然違います。
そおゆうべっとりした話ではありません。
まあなんとゆうか、うまいことゆえないすけどええ映画でした。
あと意外と飯テロアニメだったのもよかったです。
フレンチトーストも焼肉もすごいおいしそうでした。
ああ。あとラストシーン。
キクコちゃんがトイレで{netabare} 女の子{/netabare}になるシーン。
ボクはあそこでどおゆうわけか思わずガッツポーズをしちゃいました。
ボクが感じたのはそおゆう映画だったなとゆうことです。
おしまい。