小説原作で冒険なアニメOVAランキング 1

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69.1 1 小説原作で冒険なアニメランキング1位
ロードス島戦記(OVA)

1990年6月1日
★★★★☆ 3.8 (136)
688人が棚に入れました
暗黒皇帝ベルドに率いられたマーモ帝国軍と「至高神ファリス」を奉じる神聖王国ヴァリスを中心とする国々との戦い(英雄戦争)を背景として進む。アラニア王国出身の若き戦士パーンは、亡き父と同じ騎士になる夢を求めて仲間と共に冒険の旅を続けるうちに、英雄戦争の狭間で暗躍する「灰色の魔女」カーラの陰謀に巻き込まれ、「大いなる破壊」を回避するため「光と闇の均等」を説くカーラの言葉に戸惑いつつも誘いを断ってフィアンナ姫を救出し、自らの進むべき道を求めヴァリス王国に向かう。そしてマーモ帝国とヴァリス王国の緊張が高まる中、カーラの考えがロードス島の平和と相容れないものであると悟ったパーンらは、六英雄の一人である大賢者ウォートに助力を求め、遂にカーラの居場所を突き止め魔女に挑む。

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本のファンタジーを語る上では外せない作品

自分の人生に最も影響を与えた本です。アニメ、漫画、ラノベ、全てを通して、自分的No.1は、ロードス島戦記の原作です。

人生で初めて読んだラノベ。学校に持ってく本を探していたら、たまたま本屋で安く束売りされてたんで買っただけ。それがまさか、こんな歴史的な名作だったとは(偶然の出会いに感謝)。

エルフは高慢ちきで耳が長く、動きが素早い。なかなか子孫ができない。ドワーフは大酒のみで力が強いが、手先が器用で装飾品などを作るのに適している。

そんな、ファンタジーの「当たり前」を、日本で初めて紹介したのが、このロードス島戦記。(世界初ではない)

日本の国産ファンタジーとしては、シリーズ累計1000万部を超え、「ドラクエ」「FF」と並び、草分け的な作品です。

(TRPG版は)ラノベの老舗、角川スニーカー文庫の初作品でもあります。

まあ、とにかく、偉大な作品ということです。

さて、アニメですが、原作ファンからすると、やっぱり不満は残ります。(尺が限られてるからしょうがないけど)色々カットしてるし。作画と音楽は素晴らしい。作画は、今見れば古くさいですが、同時期の作品の中では高クオリティー。音楽は、いずれも透明感があり、幻想的で、ロードスの世界観をよく現しています。初めてサントラ買っちゃいましたし♪

とにもかくにも、原作小説を読んでほしい。それだけですな。正統ファンタジーとはこうあるべき、という教科書みたいな作品です。

初代ヒロインのディードリットは、歴史上一番可愛いエルフです! それだけでも、観る価値はある(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロードスという名の島がある。人々はロードスのことを、呪われた島と呼んでいる。

1990年OVA全13話でVHSにて発売
水野良著作のファンタジー小説のアニメ化
後に2006年にDVD復刻

20年以上前の作品とは思えない、言わずと知れた剣と魔法のファンタジーアニメの元祖
かなり古い作品なのにも拘らず作画も綺麗
声優も巧いし音楽も素晴らしい
そして何よりも原作が素晴らしい為、その物語に深く引き込まれる

原作は全部読んでるが、やはり13話にまとめる為には色々端折らなければならないエピソードが多々あった
更にOVA発売時原作が完結してなかった為終盤はオリジナルストーリー
それでもストーリーは綺麗に纏めてるし、個人的にはあのラストも悪くない
機会が在れば観て欲しい作品です

しかしディードリット可愛すぎるよね!
子供の頃ディードを演じてる冬馬由美さんの声大好きだった
今回他に最近はどんな役演じられてるのか調べたら、ヨルムンガンドのチェキータさんw
どちらも好きなキャラだけどタイプ違い過ぎてびっくりwww
いやー声優さんって凄いよねホント!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

日本製ファンタジー作品の大御所。私が初めて読んだライトノベル。

本作は水野良のライトノベルを原作とした作品になります。
もともとは1986年にパソコン雑誌「コンプティーク」におけるテーブルトークRPGの紹介記事として掲載された事が発端で、その人気の高さから1988年に小説化となりました。本作は1990年から1991年に制作・発売されたOVAであり、小説が連載中の作品になるため結末は大きく違っています。

私が初めて読んだライトノベルであり、ファンタジーが好きになるきっかけとなった作品でもあります。主人公は若き戦士「バーン」5人の仲間とともに冒険の旅をする王道系のファンタジー作品です。累計発行部数はシリーズを通して1000万部を超えたベストセラーと言う事で、私の世代のファンタジー好きは必ず目を通している作品ではないでしょうか?

小説版のイラストは出渕裕が担当しています。本作のヒロインであるハイエルフの「ディードリット」に当時凄く憧れました。小説版では細いラインで繊細に描かれていますが、OVAではやや違ったタッチで描かれているので、当時少しがっかりした覚えがあります。「エルフ=長い耳」というイメージを広く世間に定着させたのも、この作品です。

国産ファンタジーものの代表作であり、当時を知らない方でも耳にした事はあるかと思います。最近「召しませロードス島」なんていうショートアニメも放映されてましたしね。もし気になって本作をかじってみようと思うならノベルの方をオススメしたいと思います。OVAは流石に現在と比べてアニメーション技術が大きく劣るので、がっかりする結果になると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18
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