2013年度の富山おすすめアニメランキング 1

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月15日の時点で一番の2013年度の富山おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.3 1 2013年度の富山アニメランキング1位
恋旅~True Tours Nanto~(OVA)

2013年4月28日
★★★★☆ 3.7 (78)
511人が棚に入れました
富山県南砺市が、同市に拠点を置くアニメ制作会社ピーエーワークスに委託して製作されたアニメ。
いわゆる聖地巡礼を目的とした観光客を誘致するため、南砺市の利賀・福野、井波・平・上平、福光・井口・城端の各地区を舞台とした3話が製作され、また作品は市内に訪れないと見られない仕組みとなっており、視聴目的の観光客の誘客も図られている。
現在では公式Youtubeチャンネルにて視聴が可能になっている。

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

私は第2部が好きです。

富山県南砺市、地域振興恋愛ショートアニメ3部作です。

第1部:
幼馴染によるピュアな恋愛。
観ているこっちが恥ずかしい。
答えは身近な所に?
確かにそうですね。
あっ、最後、ふっ切れた。

第2部:
富山へお別れ旅行に来たカップル。
5年もの歳月が二人の関係を変質させる。
もう一歩踏み出せば・・・。
発展的解消よりも破壊的契約へ・・・。
そして・・・無声・・・感動・・・です。

第3部:
オフシーズンのスキー場から始まる恋もある。
人工物と融合した大自然が美しい。
椿の蜜?
甘い甘い甘い恋の結実です。

P.A.worksのキラキラした美しい背景が気分を高揚させます。
恋愛に揺れる心模様をシンプルかつ感動的に描写した珠玉の短編集でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ナントっ!

富山県南砺市が舞台の
ご当地PRアニメ作品です

一話約6分の全6話
3組の男女の恋愛ストーリーが各2話づつの構成です

・耀司と千晶編
 {netabare}大人(25、6歳くらいでしょうか?)の恋愛のお話
 耀司くんの転勤話で二人の揺らぐ恋心が描かれています{/netabare}

・晴喜と葵編
 {netabare}高校生で幼なじみの二人のお話
 若い二人の純情なお話です{/netabare}

・匠と夏子編
 {netabare}二十歳くらいのちょっと大人の恋のお話
 夏子ちゃんの片思いからお話がはじまります{/netabare}

どのお話も人物の感情がうまく表現されていて
お話に入り込みやすいのですが
時間が短いということもあり
ストーリーはとても
"ベタ"なものになっていることは否めません

でも
ひとつのお話で10~12分の枠で
とても効率よく内容が盛り込まれていると思います

特に
耀司くんと千晶ちゃんのお話
最後はウルっと来ましたよ
{netabare}自分の過去を重ねてしまって^^{/netabare}


背景のデザインはとてもよく出来てました
現地で色々見比べたのですが(後述)
さすがご当地PR作品です

そして
さすが P.A.WORKSですね
画がとても綺麗です
地元の地の利というのもあるのでしょうか
細かな部分まで観察されてて
とても丁寧に描かれてました

私はiphoneで視聴したのですが
スマホのディスプレイで観てても
充分
満足できるほどのクオリティです


話は大きく逸れますが
この作品の
それぞれのお話は
南砺市が合併する前の
旧市町村ごとに
舞台が設定されています

お話に出てくる町は全部で8つなのですが
実は
3つのお話全てに
スキー場のある町が出てくるんです

耀司と千晶編・・・利賀(とが)
晴喜と葵編・・・・たいら
匠と夏子編・・・・福光(ふくみつ)

匠と夏子編では
実際に福光にあるIOX-AROSA(イオックスアローザ)
というスキー場が舞台となっています

ちなみに
利賀は「スノーバレー利賀」
たいらはそのまま「たいら」
(名前は"たいら"ですがコースはかなり"タイト"です^^)
という名前のスキー場
です

自慢じゃありませんが
(自慢にもなりませんが)
わたくし
これら3つのスキー場全て
滑りにいったことのあるのですが

なぜか
いっしょに行ったのは
全て違う人・・・

どのような関係の人かは
おいといて・・・(^^!

南砺は私にとって波乱にとんだ地なのです^^

思い出の地
恋多き南砺のお話なのでした~

一度遊びに来てみられ~^^


余談で
(長文注意)

{netabare}実は
この作品を知ったのは
あにこれサイトの「TrueTears」のレビューを
見たのがきっかけです

レビューを読んで
興味を持ち
「TrueTears」でググったら
この作品に偶然
行き着いてしまったのです

タイトルを見て
最初は

パクり?

って怪しんだのですが
南砺市がPR作品として
まじめに(?)製作されたということが分かり

しかも
「アニメーション制作は当市に拠点を置くP.A.WORKS 主な制作スタッフ・キャスト・アーティストには 南砺市城端地区を主に舞台にしたTVアニメ 『true tears』を手掛けたメンバーが集結し 南砺市各エリアの美しい自然・風土・文化・などとともに 3つのオリジナルラブストーリーを描き出す(ばぁぁん!)」
(作品サイトからコピペしました・・・"ばぁぁん!"は私が勝手に付けました^^)

のうたい文句に
期待が膨らみ
視聴を決意しました!(そんなに重大なことでもないのですが)



しかし
あらためて
サイトの内容を読んでいくと
ナントッ(洒落じゃないよ^^)
この作品
現地に行かないと観られないということを知りました

視聴は
ワンセグか
スマホに専用アプリをインストールして観るという
方法があるのですが
スマホはGPS機能を使っていて
そのエリアに行かないと視聴できない仕組みになっているのです

その他には
南砺市の旧自治体ごとの施設に行って
その庁舎内にあるモニターで
視聴できるということです

詳細は作品の公式サイトをご覧ください(宣伝かよ!)

いずれにしても現地に赴くしかないのですが
コレはナントしても(何回も言いますが洒落じゃないよ^^)
観てみたい
という欲望が膨らむ一方
富山の道よくわかんね~しな~
という葛藤に陥り

しょ~がない^^
富山の道に詳しい
友人"M"を道連れにすることに・・・

5月のゴールデンウィークの最終日

連休の無駄な時間をつぶすため
買い込んだ小説(古典部シリーズだよ^^)も早々に読み終えてしまい
休日が1日余ったので
急遽
当日の朝早くに"M"に電話しました(迷惑なヤツだ)

朝6時・・・^^!

("M":"M"、シ:シス子)
電:プルルルル・・・プルルルル・・・(×10回)
  ・・・ガチャ(やっと出た^^)
M:もしもしぃ
  (私からの電話だと知ってやる気のない声)
シ:ぐへへ~
  おネエちゃん今どんなパンツはいてるのw
M:朝はよからなにふざけとるんや~!
  死ね!
  ボケ!
  (かなり眠そうでご機嫌斜め)
シ:(素に戻って)
  いや~
  天気がいいから
  ドライブにでも行きたいかな~って・・・
M:はぁ
  どこにぃ
シ:福光・・・"のほう"・・・
M:ふくみつぅ?
  な~んでそんなとこにぃ
シ:ん~アニメでも見に行こうかな~って^^
  ・・・てへぺろ^^
M:ぜんっぜんっかわいくね~しぃ
  っていうかなんでアニメなん?
  意味わかんね~しぃ
  っていうか福光って遠いしぃ
  あんたっ
  この前もむりやんこ山に引っ張り出して・・・
  ("イニD"レビュー参照)
シ:(話を聞かずに)
  往復で2時間くらいやし~・・・いいやろ~
  お昼ラーメン奢るし~
M:行こ(即答)
シ:(ふっふ~ん尻の軽いヤツだ)
  じゃあとで迎えに行くね~

(方言が入り分かりにくくなってしまってスイマセン(^^!)

っていうか
実際には
福光はまだ近い方で
一番奥の利賀ともなると片道で軽く2時間くらい掛かるんですが・・・

バカめ!
悪徳訪問販売みたいな
胡散臭い話に
まんまと引っかかりやがったぜ^^

朝9時・・・

なにも知らない
ナビ女"M"を
文字どおりナビシートにしばりつけ
南砺市に向けレッツゴー!(お~!)

ゴールデンウィーク最終日の朝早くに
叩き起こされ
ご機嫌ちょ~ワルな友人に構うことなく
私だけノリノリ絶好調で
南砺市に到着

でも・・・

ま~
とにかく
大変でした

視聴できるエリアまで移動して作品を視聴して
また
次のエリアまで行って視聴しての繰り返しで

専用アプリには地図機能もあって
視聴エリアに入ったら
知らせる機能も備えているのですが
どこがどのお話のエリアなのかいまいち分かりにくくて
車のナビと
ナビシートのわがままナビ女を巧みに"操作"しながら
1日中走りまわってました

途中で視聴しながら
「わ~みてみて・・・意外と画が綺麗や~・・・」
って・・・あれ?
ナビ女にガチ無視されてヘコんだり

お話にプチ感動して
涙してたら
「あんたなぁに涙流しとるん?はよラーメン食べにつれてけや!!」
って速攻で現実に引き戻されたり

せっかくこんな山奥まで来たんだから・・・

世界遺産の「五箇山合掌集落」を
にわか観光したり

やっていることのスケールが
大きいのか
せこいのか
自分でもよく分からなくなるくらい
いろいろ
紆余曲折しながら

ようやく帰路についたのが
夕方の5時ごろ

ナビシートのナビ女は
車のナビとスマホを見ながら道案内をして
しかも
作品の舞台はほとんど山あいにあり
タイトなワインディングロードと
私の"イニシャルD"張りの派手なドラテクの煽りをもろにうけ
車に酔ってしまい
ヤバイ状態になってました

ごめんねナビ・・・じゃなかった^^・・・"M"
私の奢ったラーメンはちゃんと完全消化してね^^{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

地物アニメ

ご当地のなかのご当地アニメ。
富山県南砺市は、かの作画職人製作会社P.A.Worksのお膝元になります。
富山県の西部に位置し、岐阜県や石川県と隣接する山間の地区が多い地域。雄大な自然と昔ながらの文化を残すのが自慢ですが、観光名所としての知名度は今一つ。
有名じゃないだけで、世界遺産(合掌造り集落)も有しており観光資源や見所は結構豊富なんですけどね。
お隣の白川郷や金沢といったメジャーな観光地の陰に隠れてしまうのがなんとも惜しい。

そんなワケで、かの南砺市をアニメで世間にアピールしよう!というのが本作。
アニメ制作はもちろんP.A.Works、お金を出すのは行政です。


内容はというと、5分程度のショートで6本。
前後編に別れた3つのお話。少し年代の違う3組のカップルを描いた群像劇で、胸の奥をくすぐるような恋物語となっています。
南砺市のあらゆる名所旧跡を背景にして、甘酸っぱいやりとりが行われている会話が中心のお話。
まぁ、「リア充爆発しろ!」
と、僻みで言ってしまいたくなるような内容です(^。^;)
観光誘致のためのアニメですが、P.A.Worksを目当てに訪れたオタク達に反感買わないかなぁ~、と超余計なお世話な心配をしてみたりしなかったり・・・TARITARI


お話そのものは無難なもの。
アニメの出来も、背景こそ多岐にわたり綺麗に描かれていますが、P.A.Worksの仕事にしては並の出来です。
私個人としては、昔から行ったことのある場所・見覚えのある場所が多数登場しているので、結構胸を弾ませて視聴することができましたが、この地に縁のない人の目にどう映るかは正直なところ未知数。
ですが、落ち着いた雰囲気で旅情を楽しみたい、まさに本作の登場人物のような恋人同士での旅にはマッチしてる南砺のいい所はアピールできていると思います。
まぁ、それが目的のアニメなので当然といえば当然ですが(^_^)b


ともかく、
南砺に訪れて、スマホアプリでダウンロードして視聴するという方式は面白い試み。
スマホがなくても、道の駅などの要所でテレビ視聴できるようにもなっています。
面倒ではありますが、旅に出かけるなんてのは、こういうキッカケや動機が必要なもの。
近隣には聖地巡礼スポットも多数あり、温泉も豊富で山の幸のみならず北陸の海の幸も美味しく楽しめる好条件な立地。

訪れて損はありませんので、機会があれば是非お越しくださいませ(^_^)ノ

・・・と、地元興しに協力してみるw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
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