2023年度の家族TVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2023年度の家族成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月31日の時点で一番の2023年度の家族TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.2 1 2023年度の家族アニメランキング1位
SPY×FAMILY Season2(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (313)
1139人が棚に入れました
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。
だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!
3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
秘密だらけの家族に、再び世界の命運は託された!?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛する者のため戦うのか?戦わせないのか?

【物語 4.0点】
1期2クール目に引き続き、各回2本立て以上の構成も交えながら、
ショートシナリオでアーニャ以外のサブキャラ育成も図るのが基本線。
中盤からは今回のメインエピソードとして複数話完結の「豪華客船編」も展開。


2期もスパイ要素を絡めたホームコメディに徹するため、
本格スパイ物として期待すると進行度の遅さにじれることも。
アーニャのイーデン校での“星(ステラ)”や“雷(トニト)”の数の変動もなく、
“オペレーション<梟>(ストリクス)”にも停滞感が漂う。


ただ本作のオペレーションの目的が世界と家族の平和と捉えている私にとっては
収穫もあった2期でした。

極論、アーニャが“皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)”に成り上がっても戦争勃発したらこの作品はゲームオーバーですから。
1クール程度でオペレーションをクリアする強硬策も可能でしょうが、
その場合は人類が戦争を無くす方法はこうだ!などと言う、
フィクションでも解決策を提示できたらノーベル平和賞ものの理論を、
拙速に用意せねばならなくなる。

取って付けたような平和思想で、強引に<梟>(ストリクス)を片付けたとしても、
結局、戦争がしたい次の黒幕とオペレーションが立ち上がりグダグダになる気がするんですよねw

よって『スパファミ』の場合は成果が上がらないオペレーション<梟>のための暫定偽装家族という綱渡りコメディをノラリクラリと続ける方が良いのだろうなと私は思っています。


その観点から興味深かったのが「豪華客船編」のヨルさんの“いばら姫”としての矜持と、
最終回・12話ロイドとボンドの散歩エピソードで垣間見えた、
戦いと家族に関する考え方の違い。

{netabare} 私が凡百の戦争映画を観る気すら起きない理由の一つに、
誰かの思惑で始めた戦争が、いつの間にか巻き込まれた個々の家族や愛する人のための戦いという美談にすり替わるという詐欺的プロットがありますが。

ヨルさんは弟の外交官・ユーリと共に、
上の思惑は知らないけれど、命じられたまま家族のために“わるものさん”と戦うという生き方に疑問を抱かないまま育って来た姉弟。
豪華客船での戦いでは、ヨル自身にも生き方についての葛藤がありますが、
結局、フォージャー家を想って身命を賭す生き様を貫き通してしまう。

ここまでならば私も眉をひそめる、いつものいけ好かない美談で評点も物語3.5点でしたが、
4.0点にしたのは最終12話で放火現場からペットを助けるために危険を冒したボンドに、
ロイドが職業犬訓練よりもまずフォージャー家の一員であることを自覚して、
無事に帰ることを第一に考えるよう優しく諭す場面ゆえ。{/netabare}

ロイドとヨルには、西国(ウェスタリス)の諜報員と、東国(オスタニア)
の暗殺者というだけでなく、
戦いに対する価値観に大きな隔たりがあり、今後、火薬庫になり得ることを全体構成で示して締める。
『スパファミ』は毎クール一見静かな幕引きのようで、重た目の課題を私に残していきます。

マジメに戦争と平和について結論を急ぐ戦争映画より、
本作のような、明るいホームコメディの方が、うっかり核心を突いてしまうこともあり得る。
ロイド(偽名)は何故、子どもが泣かない世界のため、戦闘員ではなくスパイを選んだのか?
今後も、ロイドこと“黄昏”の過去などに焦点を合わせつつ、核心を見逃さないようにしたいものです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・WIT STUDIO✕CloverWorks

序盤は日常回が続くため相変わらずアーニャの顔芸が楽しいClover色が、
中盤「豪華客船戦」では緻密に構築、管理された船上バトル空間の中で、
暗殺者同士が躍動するド派手なバトルアニメーションもありWIT色が強めな感。
美しい打ち上げ花火と血しぶきのコントラストに両スタジオのコラボを実感しますw


湯浅 政明氏がコンテ・演出を手掛けたOPアニメーションも印象的。
どうあがいても溢れない紅茶に、
薄氷の上に成り立つ偽装家族が効果的に比喩されていて、私はずっと紅茶を目で追っていましたw

ユージン氏によるEDアニメーションにも温味がありました。
紙人形劇風に、時に人物の裏表をひっくり返す演出も交えて、
アーニャだけが見えている人間の二面性を表現したという深イイED。
サビでダミアンに怪しい視線を送ってほくそ笑むアーニャがツボですw


【キャラ 4.0点】
サブエピソードで周りを掘り下げても結局アーニャが可愛かったに帰結する本シリーズ。
今回は{netabare} 古語{/netabare} が得意なアーニャを通じて出生地に関するヒントが示され、
アーニャもまたボンド同様、戦争を背景とした能力開発被験者である説を思い出させられますが、
深い詮索はなく、今日もせかいはへいわ。

今後もしもアーニャ一強に変化をもたらすとすれば、私はダミアンだと思っています。
そういう意味で2話Bパートの野外学習にて、特殊クレジット演出でダミアントリオをフィーチャーしてくれたのは嬉しかったです。
ただアーニャとの関係については、{netabare} ババ抜き{/netabare} の件といい、
ダミアンは“チョロイン”過ぎて陥落する時は一気にキャラを消費し尽くしそうな懸念もw

終盤には、ロイドを巡るヨルとフィオナの“正妻戦争”にベッキーも乱入しフォージャー家に上がり込む。
ナチュラルに庶民をころすセレブ自慢といい、
ベッキーは可愛くない可愛い親友枠として育成する方針なのでしょうかw


バトルでは“わるもの”役にいちいち通り名が付されていたのもシリアス、コメディ両面で要素補強になっていました。
例えば{netabare} 鎖鎌のバーナビー{/netabare} とかw

私が敢闘賞を送りたいのはヨルの先輩で的確な“お掃除ぶり”が渋い
デッキブラシの部長さん。


【声優 4.5点】
アーニャ役の種崎 敦美さん。
秘密露見等による家族崩壊を回避するためウソを付く場面も増えたアーニャ。
ウソで誤魔化す時は、棒読み風に演じることで、
視聴者にはウソと分かる、ロイドよ何故気づかない(笑)というお馴染みの種崎さんの芸風にも益々磨きがかかる。
豪華客船にて、{netabare} 託児所から脱出するため、お姉さんにボール遊びもうすぐ飽きる~などと{/netabare} とぼけるアーニャがお気に入りですw

『スパファミ』はアニメから楽しもうと7巻で原作購読止めている私にとっては未知のシナリオに入ってきた2期。
キャスト陣は適宜アドリブも入れて演じているとのことですが、
原作未読エピソードだとどこがアドリブだか全然分かりませんねw
各々がキャラをしっかりつかんだ上で自由に演じることができているのだと思います。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は(K)NoW_NAMEが続投。
同グループには中低音でパンチを効かせるAyaka Tachibanaさんがアップテンポナンバーなどを、
キーボード弾き語り&高音ボイスで癒やしを与えるNIKIIEさんがスローバラードなどを歌唱する。
二人の女性ボーカルを駆使しした幅広い表現対応という強みがあります。

ホームコメディ色が強い『スパファミ』ではどうしても有効活用されるのはNIKIIEさんの日常ソングで、
Ayaka Tachibanaさんはこんな場面でバトルソングとは大仰な(笑)という“無駄使い”コメディ要素が強かったのですがw
今回の豪華客船ではAyaka Tachibanaさんも「Until the End」でバトルを彩ってくれました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界の命運は、秘密だらけの家族に託された~Season 2

SPY×FAMILY Season 2。

まずはSeason 1から見ることをおすすめします。

1期も楽しめましたが、
2期になって面白さが安定したように感じます。

Season 2は全12話です。


● ストーリー
東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)。
二つの国は緊張状態にあった。

ウェスタリスのスパイ・黄昏(たそがれ)は、
東西の平和を脅かそうとするオスタニアの政治家との接触を任務とする。

ターゲットの政治家と接触するために、
まず家族を作った。

自分は精神科医のロイド、
娘として引き取ったアーニャ、
妻として迎えたヨル。

どこにでもある幸せそうな家族。
しかしその正体は、スパイと超能力者と殺し屋。

お互いの正体を隠したまま過ごす仮りそめの家族の物語。


それぞれの正体は物騒ですが、
内容はコメディ&ハートフルなエピソード多め。

この暮らしを守るため、
自分の正体を知られるわけにはいかない。

黄昏の任務を遂行するためには、
アーニャが名門校で優秀な成績を修めることが必要なのですが、

このアーニャが心を読める超能力者なのに、
幼くてポンコツで可愛い。笑

家族の正体を知っているのはアーニャだけですが、
ロイドやヨルの力になろうとこっそり&一生懸命頑張るところがいい。

2期はアーニャの学校生活から離れて、
ヨルやロイドの任務にもたくさんスポットライトが当たったので、
マンネリせずに楽しめました。

キャラも安定しているから、ストーリーも安定。

数話に渡る長編も、
1話完結のストーリーも、
どちらも楽しめました♪


● キャラクター
ロイド、ヨル、アーニャ、そして犬のボンド(能力:未来予知)。

お互いの利が一致するから家族になったけれど、
本物の家族のように過ごしているうちに、
家族としての絆が強くなっていく。

どのキャラもいい働きをしますし、
無駄がないです。


● 音楽
【 OP「クラクラ」/ Ado 】

聴いていて楽しい気持ちになるOP♪

映像も凝っていて好きだなーと思っていたら、

クレジットを見てOPの演出を手掛けたのは湯浅政明さんだと知ってびっくり&納得。


【 ED「トドメの一撃feat. Cory Wong」/ Vaundy 】

おしゃれなEDですね。
今までのEDの中で一番好きです。

段ボールで作った絵本のような、
温かさのある映像も好きでした。


● まとめ
スパイ、殺し屋、超能力者、未来予知。

バラバラな要素でもかけ合わせると、
無限大な面白さが生まれる。

さらにお互いが秘密にしている、
というのもポイントなのですよね。

子どもにも安心しておすすめできるし、
今後もずっと楽しめる作品だなと確信できた2期でした^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17

かしろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1期前編に引き続き良いOP(メモ書き程度)

【スパイファミリーOPメモ】
OP担当:湯浅政明
曲:「クラクラ」ado
(10/27 ボンドの正面歩きの足に関して訂正)

前奏
ポップな絵で描かれる戦争をモチーフとしたアイコンを照準合わせて撃ち落としていく
=そのままロイドの目的

開幕
ロイド、ヨル、アーニャ、ボンドが正面向いて歩いている
=まんま前向きなストーリーの明示
ただし、ロイドとヨルは鏡写しの対象的行動で、アーニャ、ボンドはロイドと同じ動きをしている
=揃っているようで対立する立場の明示
>10/27訂正
アーニャの時はロイドと同じ歩調
ボンドに乗るとヨルと同じ歩調になる
なんでアーニャ・ボンドはロイドと同じなんだ・・・?
と思ってたら、ボンドに変わるところで歩調も変わるのでちゃんと中立の立場を明示されてた
これは閉幕時も同様


人物が◯で描かれる
=泡理論でもないだろうが、別の顔を持つ明示
明示どおりにロイドとヨルの影絵アクション
虹がかかる建物不明?市役所?

吹き出し中央でバタバタするアーニャとボンド
=二人の裏の顔によりアーニャがドタバタに巻き込まれる

アーニャ団長によるロイド、ヨルの大道芸
=ドタバタに巻き込まれたように見えて、何気にアーニャにより振り回される道化な二人

この辺の漫画原作らしく吹き出しを使ったドタバタと、歌詞をフラッシュ的に見せる演出は面白い

紅茶を入れてのアフタヌーンティータイム
ほのぼの時間に見えるが、窓の向こうは飛行機(爆撃機?)が後ろ向きに飛び、なにやら爆発の煙まで見える
窓の向こうを見せないようにカーテンを閉めるロイド
=窓の向こうにある真実を隠そうとするロイド、家の中の時間は偽りですよという明示

カーアクション
ほのぼのティータイムと思ったらやっぱりドタバタに巻き込まれる
ドタバタの中でも注がれた紅茶はこぼさない

潜水からの浮上、そして飛行機の上へ
潜水で無くなってしまった紅茶を再び淹れて、ロイドはアーニャに注ごうとするが失敗
その紅茶をヨルが受け取りそれを飲む

閉幕
紅茶が注がれたティーカップを手に、開幕と同様に正面を向いて歩く3人と1匹
開幕と同様、ロイド、アーニャ・ボンドとヨルは鏡写しの対象行動となっているが、右手にティーカップを持つことで同じ部分も生まれている


紅茶とは
注ぐもの
家族間で注ぐものといえば=愛情
ロイドが注ぐ愛情はこぼれない、こぼさない
潜水して失われても、再び淹れて
注ぐのに難しい状況でうまく注げなくても、それをヨルが受け止めることで家族全員で紅茶を飲むことが出来る
鏡写しの対象的行動だった開幕が、ロイドの注ぐ愛情で、少しだけ、ティーカップ分だけ同調している

非常に良いOPです

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

67.0 2 2023年度の家族アニメランキング2位
マイホームヒーロー(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (192)
554人が棚に入れました
「47 年間、一度も刑法を犯さずに生きてきた。だけど、今日から殺人鬼だ。ああ……」 人が人を殺してしまうとき、一体どんな気持ちでいたのかを、しがない会社員、47歳の鳥栖哲雄は、ふつふつと煮えていく死体を前に思っていた──。 さかのぼること、わずか数時間前。哲雄は、反抗期の娘・零花に煙たがられながらも、愛する妻・歌仙と共に、彼女の成長を誰よりも願い、日常を送っていた。 ある日、哲雄が一人暮らしを始めた零花を訪ねると、その顔に殴られたようなアザがあることを見つける。問い詰めても零花は答えない。意を決した哲雄は零花の家に忍び込み、クローゼットに身を隠す。 そこで目にしたのは、零花に手を上げた“半グレ”彼氏・麻取延人。さらに延人は元カノを殴り殺した過去を持ち、ヤクザと共に、零花を貶める“ある計画”を進める超危険人物だった──! 「零花だけは守らなきゃ。たとえ僕たち夫婦に、最悪の結果が訪れても……‼」 愛する家族のため、“ただの弱いおじさん”は、裏社会の猛者たちを相手に、命と知力を賭けた闘いを始める!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鬱々とした話

主人公の娘である麗花(れいか)の彼氏、麻取伸人(まとり のぶと)がDV的な性格の持ち主で、娘の安全を思うばかりにアクシデントで伸人を殺してしまったらそれが反社会的勢力のブレーンの息子だった、という感じのお話です。

主人公の鳥栖哲雄(とす てつお)は会社員ですが自身でも作品を書こうとするくらいの推理小説マニア、そして奥さんの歌仙(かせん)も機転が利くしなかなかの肝っ玉母さんぶりを発揮しますが、そんな二人が麗花にも反社の連中にも伸人を殺したことを隠蔽しようとして立ち回ります。

とはいえ哲雄は状況証拠的に第一被疑者として付け狙われ、拷問めいた物も受けながら別の犯人を仕立て上げるべくシナリオを作り、双方の頭脳戦の様相を呈していきます。

暴力的な描写も多く、自分がそんな目に遭うと考えると観てられない感じになるのでそのような描写が苦手な方には特にお勧めできない作品となっています。

物語の構造的にハッピーエンドが見えない(仮に逃げおおせたとしても殺人の事実に対する良心の呵責からは逃れられない)お話なんですが、まあそういうことでもかまわないという方には反社側の人物像とか頭脳戦とか偽装のためのトリックとか、それなりに見るべき物はあって楽しめるんじゃないかと思います。

ただ、かなり人を選ぶ作品のような気はしますね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『うちの娘はいつから芸能人に?』

家族サスペンス

家族を愛するって大変
いろんな愛があって愛ってなんだろう。って思わされるお話

原作組ゎ不評?な意見多いみたい、

作画にしろ内容にしろツッコミどころゎ満載やったけど、
未読の私ゎ結構好きだった!

ラストゎ、すごく雑で
え?
ってなってしまったけど、
中盤の盛り上がりゎドキドキしたし、
op.edが何よりもこの作品を盛り上げてくれていたと思う!

あと一押し!って感じな部分あるけど、

やっぱり家族ってお母さんで変わるよね。って思った作品

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

67.8 3 2023年度の家族アニメランキング3位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (174)
462人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

放送時期が悪かっただけのハートフルコメディ

原作未読。予備知識なし。
"殺し屋が子育て"という点でどこかSPY×FAMILYを
連想しながら観てしまうのが難点でしたね。
アニメ化のタイミングが違えばもっと評価されたはず。

殺し屋と子育てを両立させるというより
殺し屋のパパ2人が子育てに振り回される様子。

色使いやノリがアメコミに近い感じがして、
そういう気持ちで観ていたら細かな設定のゆるさ等は
あまり気にならずクスッと笑える作品でした。

最初はミリちゃんをウザく感じるんだけど
進めるとハートフルで癒される方が上回っていって
後半では泣いちゃうところがいくつかありました。

実は初めて観た時に思ってたのと違うな〜と
1話切りしてしまったんですよね。
だけどキャラやイラストの感じが好きなので
勝手な連想をリセットしてリベンジしたところ、、

観てよかったーーー!!!

{netabare}ミリちゃんを預かり育て始めた時は
殺し屋業を一旦お休みする期間があったり、

ミリちゃんのお母さんが殺された後に
自分たちでミリちゃんを守り育てようと決意してからは
殺し屋を引退する選択をしたり、

その後は2人で飲食業を始めて10年間
生計を立てていた事が最終話の会話で分かるのですが、

振り返るとパパ2人はミリちゃんと出会った時から
ミリちゃん中心の生活をずっと送ってたんですよね。
愛だなぁ〜(*´˘`*)
グレずに高校生まで育って良かったね一騎パパw

個人的にコメディ抜きでは運動会の"かぞく"が1番好き。
園児が文字を読めるのか?とか気にしちゃダメ!w
私は4歳で平仮名と片仮名の読み書き出来てたらしいし
ミリちゃんも入園前のお名前を書くシーンで
お洋服に自分でデーンと書いてたから
きっと読み書き出来る子なんでしょう。

コメディ部分で好きなのは、
どこがというより全体的に零パパの発言です。
的確だったりズレてたり
よく分からない不安定な鋭さが面白かったですw{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いいホームコメディ

凄腕暗殺者の男性2人が4歳の女の子の子育てに悪戦苦闘するホームコメディアニメ
ほのぼのしていてすごく面白かったけど、スパイファミリー以上にホームコメディ色が強いので裏組織とかそっち方面には期待しないほうがいいです

零と久ちゃんが好き

かなり不自然なことが多いけど、気にしないほうがいいですよ
{netabare}
たとえば3話で
迷子の子どもを警官二人が腕くんだり腰に手を当てて怖い顔して威圧しているのが「えっ?!」ってなった

「で、君名前は?」
「どこからきた?」
「住所言えるか?」

強盗犯の取り調べか!!!Σ\( ̄ー ̄;)

嫌がって「助けてパパ―」って泣き叫ぶミリちゃんに
「おら、大人しくしろ」
「甘えるんじゃない」
「早く来なさい」
「じっとしてろ!」

完全に人さらいですね・・・

その光景を見て登場する零に
「なんだお前?」
「あんた、この子の保護者か?」
「知り合いの子どもか?」

こんなヤクザみたいな警察官どこにいるの???
作者は警察の人に恨みでもあるのでしょうか???


6話の動物園立派すぎない?
お金がない強盗の人が入り込んでたけど、この立派な動物園、入場料タダなの?
オモチャの銃でおどしてお弁当取り上げる強盗
こんな人いるかな? 

{/netabare}

笑ったのは4話のママ友LINEシーン{netabare}
殺し屋!?
殺されたい☆
うちの旦那も殺して!
うちもうちも
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

BCixY08611 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

スパイファミリーの二番煎じ!!と結論付けるのは時期尚早では?

辛口コメントが多いですが、とりあえず10話見た現時点では良作。
舌が肥えている人達が多いので、声を大にして言えませんが
個人的には見て良かったと思える作品です。
特に、保育園や児童福祉に興味があったり働いている人や子育て世代には
それなりに響くアニメだと私はおもいます。
感情移入の強い外国人の方達には好評のようです。
裏稼業&疑似家族がSPYFを連想させるので、そこらへんを考えると
評価が低く見積もられるのは仕方ないのかもしれない。
記憶をなくして1から見たい!と思う作品と同じように
類似作品との相対評価で見てしまうと、悪いバイアスで
アニメを純粋に楽しめなくなるなって思う。
あと3話、楽しみにしています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

68.8 4 2023年度の家族アニメランキング4位
柚木さんちの四兄弟。(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (72)
198人が棚に入れました
親を2年前に亡くした柚木家四兄弟。一家の大黒柱で、苦労人の長男・隼(はやと)、クールで”釈迦”と呼ばれる一面がある一方、湊が大好きで全てを「かわいい」と許容するブラコン気味の次男・尊(みこと)、元気で兄弟思いだが空回りをしがちで不器用な三男・湊(みなと)、しっかりもので”仙人”と呼ばれ達観している小学1年生の四男・岳(がくと)の四兄弟による、家庭で、学校で、ご近所で巻き起こる日常が描かれます。

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

互いを高め合う、労わる、幸せにする

あらすじで泣ける、作品で水分を失う

両親を亡くした歳の差のある4人兄弟の話。

視聴前は設定が不幸系のギャグコメディだと思っていたら、
物語のあるハートフル精神成長型アドベンチャーだった。
こちらを日常系に分類してはいけない。

長男で働いているブラコン母、
次男で落ち着いたブラコン長男、
三男で活発で果敢なちびっ子ブラコン次男、
四男で一番大人で家族思いな末っ子。

ちなみに既にあるいは将来的に全員イケメン。

この作品は二つのテーマがあるように感じる。
一つは家族、
もう一つは個人。

その家族に隣人がいるのが、なんかとても良い。

若かろうが幼かろうが、兄弟であろうが家族であろうが、
色々考えているのだ。

こんなあたたかい人間関係はいいな、
こんなにステキな人間はいいな。

少しは彼、彼らのようになろうかな、
そんな風に思わせてくれる優しい作品。


ちなみに私も、3人男・末っ子に妹の4人兄妹だが、
妹と両親に年一でこちらから連絡するかしないか、
兄弟とはどちらからも数年連絡を取っていない(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

兄弟の絆

両親がいないイケメン男子4兄弟のホームドラマ
密かにお気に入りの作品、思春期の男子が思い悩む姿がちょっと重たいけど、とにかく可愛くてオススメ
男の子の子育てをするときの参考になることもあるかもしれません
4人それぞれ結構深刻な悩みを抱えていてシリアスな話ばっかりだけど、悩みが解消される過程が丁寧で、終わってみればスッキリしていてイイ話、気づいたら全員可愛すぎて推してた!

最推しは岳ちゃん! 可愛すぎて毎週癒しだった
でもこんなおじーちゃんみたいな6歳児いないだろうなあ・・・
小5くらいから女の子にモテモテになりそう

尊くんについて
私も小さい頃、妹のワガママが通ることよりも喧嘩すると母は必ず妹の味方になるのが悲しくて、気持ちすごく良くわかる、尊くんは溺愛しすぎだけど!

隼さんは理想のパパ
同窓会で{netabare} 弟のお世話で大変な様子を生き生きと語っているのを聞いて、同級生の女の子達が「ないわー」って言ってたけど、そうかな?
結婚したらちゃんと仕事して家事や子育てちゃんとできるパパなんて最高じゃない?{/netabare}

湊くんは一人だけやたら子どもっぽくて、最初はちょっと不快感あったけど、ずっと見ていくとだんだん愛着が生まれてきて、岳ちゃんに対してはちゃんとお兄ちゃんしてて、尊くんが甘やかしたくなる気持ちもわかる、愛されるわがままって感じ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『俺たち兄弟はどんなことがあってもずっと家族なんだから』

4兄弟の心温まる日常ストーリー

登場人物も少なく1人1人掘り下げてくれるから感情移入しやすかった

4兄弟と家の前に住んでる家族との良い関係が私的にゎ昔の一家のようでよかったですね。

今ゎなかなか近所付き合いやらないし、こんな真っ直ぐに育つ子供ばかりでゎないからねぇ〜

こーゆー家族を知ってる方ゎ暖かいと感じると思う。
opゎ頭に残る良い曲だし、キャラも可愛いし、たまにリアルな街並みなのも目を引いた箇所です!

兄弟って愛おしい❤️
自然と続きを視聴しました!

まぁ、でも感想を聞かれると普通。と答えてしまう作品

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0
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