nyaro さんの感想・評価
4.3
成長をやり直す物語…ですね。幹が見えないので評価しづらいです。
2期が来るので再評価中しようと思い3回目の視聴しました。
2話まで なるほど「無職転生」とは生前にひきこもりのニートだった人間が「異世界に行ったら本気を出す」という題名です。
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5話まで やはり初回視聴時に気になった性表現と暴力表現にはちょっとひかっかります。これは見返しても全く同じ印象でした。
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7話まで。エリス成長パートですね。そしてギレーヌ、エリスとの3人で過ごした時間に意味がありそうです。
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10話まで 物語が展開します。が、進んでいるような進んでいないような。
8話~10話です。一旦設定の整理です。
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1期総評 11話まで。
11話のアクションシーンは迫力がありました。また、木にたたきつけられて命を落とす子供とエリスの対比など、演出面での秀逸さは現れていました。
ルーデウスの中の人が、新たな人生を得て成長をやり直す物語ということでしょう。
一方で、話の断絶感があります。これは、あの黒い玉(魔力爆発)も物語を展開させるための仕掛けなのかもしれません。後から理由はつくにせよ、原作者が同じ場面を続けていると飽きるだけという気もしてきました。
それが、結果的にですけど、成長物語…冒険ものとして、旅と登場人物が変わってゆくことになったのは、いいと思います。最近のラノベはどうしても登場人物が固定化します。出会いと別れのストレスがあるのは悪くないですね。ただ、まあ視点がシルフィ、ロキシーですから、少女ばっかりですけど。
性的な描写があるのは全然いいんですけど、ルーデウスの内面とセットになると非常に気持ち悪いですね。もう少しメリハリがあっても良かった気はします。
ここを合わせて考えると、描きたいものを描いているだけという雰囲気もなくはないです。なろうは連載ですからね。転生の意味と人神の設定くらいはあるかもしれませんが、ちょっと場当たり的な気もしてきました。
だから先が読めないというか種まきがないというか。太い幹が見えないと言えばいいかもしれません。エピソードありきで頭を使わなくても楽しめる話になっているので、面白い部分は面白いですが、正直飽きが来る部分はあります。
時間経過が早いので時折年齢を忘れますが、誕生日の数日後に飛ばされたから10歳でいいんでしょうか。そうなると中の人が30数歳でしたから、実質40数歳ということですが、そうなるとどういう基準でルーデウスの成長度合いを見ればいいのか時折、混乱があります。
子供の声の時は10歳だから納得できる部分も、こいつが40歳超だとするとうーんと気持ち悪い面はあります。ただ、再生の物語だとすると、引きこもり期間は子供どころか赤ん坊に等しかった…ということなんでしょうね。考えようによっては強烈なオタク批判ですけど。
アニメ作品としての力の入り方はなかなかだったと思いますし、1回目は過小評価だったと思います。思いますが、都合3回。今回じっくり見させてもらいましたが、それほど名作というわけではない感じはします。秀作…という感じですね。面白いけど、キャラ造形、テーマ性、エンタメ性でちょっと物足りない感じです。センスオブワンダーはちょっと感じます。
ただ、連載ものですからね。ずっと100点では無いし、右肩上がり、下がりどちらもあり得ますから、最終評価はやはり最終回でしょうね。
今のところストーリーは75点、画面作りは90点、トータル80点という感じです。そうはいっても本来2クール目合わせての1期ですから2クール目合わせての評価が本当なのでしょう。
最近はキャラデザと作画でアニメ作品としての評価が決まるような傾向を感じています。その点が私の見方とはかなり違うので、私の好みとトータルの評価がズレるのはしょうがないかなあと思います。
なお、初回のレビューは消しました。