実験的おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの実験的成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月23日の時点で一番の実験的おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.9 1 実験的アニメランキング1位
スカイガールズ [TV版](TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (264)
1627人が棚に入れました
世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」により人類は人口の三分の一を失うものの、人類軍の最終破壊兵器により壊滅した。それから10年の年月が過ぎた。

桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は神奈川県横須賀市追浜の基地に集められる。そこで目にしたものは今までの戦闘概念を根本から覆す新兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」であった。ワームとの戦いでの負傷によりパイロットを引退した冬后蒼哉中佐の下、ソニックダイバーパイロット候補生として3人の訓練の日々が始まる。しかし危機は迫っていた。10年の時を経てワームが復活したのである。桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空を駆る。

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結構好きです

クオリティーはかなり高いアニメです。
個人的にはストライクウィッチーズより好きで、魔法系ではなく科学系のロボットを使用したバトルシーンが魅力で、2007年のJ.CのCG技術を贅沢に使用しています。
話としては、王道系(悪く言えばベタ)ですが、カワイイ少女達のロボット高クオリティのバトルという事もあり、以外と楽しめます。
自分的にはちょっと、萌要素が強すぎるように感じますが、ストパンを楽しめる人には良いかもしれません。
今でもストパンと違い、まったく人気が出なかったのが不思議でなりません。。。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

手堅く真面目に「メカ+少女」

「メカ+少女」というと、ストパンやISなど上がりますが
放送時期ではこちらが先でキャラクターデザインには、『ストライクウィッチーズ』のを担当した島田フミカネ氏初のアニメ作品となっています。

ただ可愛い女の子を空に飛ばすのではなくシナリオも真面目に展開されており、安易な萌えアニメとしてではなく、少女たちの葛藤・成長や人間模様のドラマなど、しっかりと地に足がついたような硬派なロボットアニメ

ただ個人的に気になったことは、ミリタリー系なのに8話まで日常パートを描いたこと・やや戦闘が他の作品と比べると見劣りしてしまったことでしょうか。

「メカ+少女」の先駆けのような作品で、荒削りな部分はありますが筋の通った作品で個人的に好きな作品の一つです。
他の「メカ+少女」と比べるのも良し、「ストパンは狙いすぎ」と思ってる人などに勧めてみたい作品でした。
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一通り視聴したら本作品の特典映像「釣りバカ瑛花さん」が面白い。
CV.伊藤静さんのキャラ崩壊がいい感じで伝わってきます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 6

おぷてぃM@s さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白い!

簡単にいうとロボットに乗った女の子たちが謎の生命体と戦う話しです
これだけ聞くとストパンの設定に非常に似てますが、整備士やオペレーターにも主要キャラが何人かいるので広い層のキャラを好きになることができます


内容は戦闘が少しワンパターンな気もしますが、全体的には面白い作品になってます


伊藤静さんのツンキャラや、藤原啓治さんの優しい上官などキャラと声優がしっかりと一致してるのも魅力的です


opを歌っているのはI'vのMELLさんです
とてもカッコイイ曲なので一度聞くことをオススメします

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

69.3 2 実験的アニメランキング2位
ラーメン赤猫(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
318人が棚に入れました
猫だけで営むお店『ラーメン赤猫』、そこにバイトの面接で訪れた人間の珠子。正直に犬派と答えた彼女はあっさりと採用が決まり、任されたお仕事は猫たちのお世話係。ブラッシングを通じて垣間見える猫模様に、様々なお客様が織りなす人間模様。身体も心も温まる『ラーメン赤猫』、愛しさ大盛り、召し上がれ。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

猫と経営と日常の素晴らしい融合。面白いけど、惜しいのはテーマ性。

 人種差別のアナロジーとかコミュニケーション論とかいろいろテーマ性はつけられると思いますが、それは牽強付会でしょう。どちらかと言えば、経営と猫という2つの異質な要素の優れたミクスチャーと見ればいい気がします。

 その点では素晴らしい作品でした。猫あるあるにとどまらず、経営と猫の緻密な設定から面白く興味深いエピソードを作り上げていました。高く評価したいと思います。

 ただし、です。その構造にテーマ性をもう少し入れられなかったのかな、という気もしなくはないです。何か軽くてもいいので主義主張があればもっと興味深く見られたのかなと思います。
 最終回に至ってタマコの過去が清算された気がします。その構成は大変良かったですが、クリシュナの虎・製麺、佐々木さんの経営者、サブのゲーム、ハナのアイドル設定などエピソードのネタどまりになった気がします。

 ですので、名作・秀作認定はできませんし、わかりづらくてよくわからないけど引っ掛かりがある話でもありません。よくできた日常系の範囲にとどまってしまったかなという気がしました。ですので再視聴のモチベーションがわくかちょっと疑問です。1年後くらいに再評価されるかどうかでしょうね。

 ですので、評価はオール4。面白さ、設定のすばらしさをストーリー・キャラに加味して4.5とします。





1話 いや、毛がメインテーマかい!という突っ込みを入れたくなる。

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2話 面白いです。猫設定をちゃんと活かせています。ただ、偽格言とサブタイが機能してないかも。

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3話 結構作品としてレベルが高いことをやっている気がします。面白いし感心します。

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4話 原作者は経営に携わったことがあるのかな?

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5話 面白さでは今季ナンバー1候補です。本当に話の作り方が上手いです。

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6話 中間総括。擬人化ではなく、猫あるあるでもなく。発想が特異です。

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7話 「照猫画虎」が気になります。スイカを食べる虎は、猫を見て描いたので本質じゃない…というメタ的なギャグ?

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8話 道徳的な話でちょっと違う感がありましたが、結果組織論になってました。

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9話 面白いですが「相変わらず」になって、どこかでマンネリ感も感じます。

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10話 お話のためのお話かな。

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11話 捨て猫の話が面白かったです。

 捨て猫の話は、猫がやっている飲食店に捨て猫が来ると?というIFがちゃんと話になっていて面白かったです。女弁護士で笑ってしまいました。クリシュナの話は、面白いけどいつも通りですね。
 で、気が付いたのが生い立ちとか過去の話が私は面白さを感じないみたいです。それも大事なんでしょうけどファンタジーに無理に理屈をつけない方がいいきがします。人情ものにはなりますけどね。

 で、あと1話ですかね。今週持ち直して良かったです。11話までのアベレージは高いレベルだったと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 12

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

猫も茶を飲む

人の近くで、何千年もの間生活してきた猫。
ニャーと鳴いてゴロゴロするかと思えば、遠くから様子を伺う。
この絶妙な間合いがなせる技か、起源種から体の大きさをほとんど変えずに世代を重ねてきた。

この作品には毎回、オープニングが始まる前に、本編にまつわる“まくら”が入る。
これがすこぶる気が利いている。
そんなわけで、ネットで調べてみると、こんな本に出会った。
『世界の猫ことわざ』である。
紹介記事から一つ。

「猫を嫌う人には気をつけろ」(アイルランドのことわざ)

相手を支配したがる人には注意しろと言う皮肉の効いた格言である。
決してこちらの思い通りにならない、マイペースさが魅力の猫。そんな猫を嫌う人は、きっと支配欲の強い人だと…。

あと、最近使われなくなった日本のことわざで、「猫も茶を飲む」と言うのがある。
分不相応で、なまいきなことを猫に例えたものだそうだが…。

『ラーメン赤猫』にいるのは正真正銘の猫。
もちろん人に合わせて大きくなったりしない。
その距離感、人も猫も分をわきまえた世界が素敵だ。

まさに、人も猫も幸せにする人情噺でしたね。
ラスト3話、しっかり泣かせてくれました。
釘宮理恵さんの啖呵とキャラソン。
佐々木さんと店長の“あやふや”な記憶、そして津田健さんの「いらっしゃいぁせ」。
特に最終話の展開はお見事でした。
珠子さんの思いと感情が見事に昇華された笑顔。

ありがとうございました^ ^

投稿 : 2025/04/19
♥ : 14

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「どうせ『猫かわいい』のあざとい癒しアニメやろ」→きちんと「ラーメン店だから面白い」が担保されている

【レビューNo.149】(初回登録:2024/10/27)
コミック原作で2024年作品。全12話。


(ストーリー)
人間の社珠子は気が弱く、前職ではブラック企業で言われれば何でもやる性格
を良いように使われていた。
ラーメン赤猫店舗の前の店主だったおばの紹介で、ラーメン赤猫の面接を受け
ることに。
そこでは店長の文蔵を始め、猫たちだけで切り盛りしているのだった。
面接をクリアすると先ずは猫たちのブラッシングから―――
こうして珠子と猫たちの新しい日常が始まるのだった。


(評 価)
・予想を覆す!きちんと「ラーメン店だから面白い」が担保されている
 率直なところ視聴前はさほど期待していなかったんですよね。
 「どうせ『猫かわいい』のあざとい癒しアニメやろ」

 確かに猫を活かしたかわいげのあるキャラデザではあります。
 しかし店長文蔵がはちまき姿でCV:津田健次郎さんとか・・・
 それだけで職人気質のこだわり店長感あって、この配役天才だろ!!
 初っ端の偏見がこれで吹っ飛びましたね(笑)
 結構ガチっぽい。

 次に目を引いたのは 釘宮理恵さん演じるハナですね。
 ・ホールでは猫のかわいさを活かしたあざとい接客をみせるも
 ・それはプロ意識の高さによるもので、仕事には厳しく割と毒舌
 これもいい意味で期待を裏切ってくれましたね。

 また普段は接客・レジ・経理担当も実はラーメン赤猫の経営者(CEO)の
 佐々木さんというキャラも秀逸。
 これで店舗経営とかそういう方面のエピソードも創れますし。

 ベースは確かに「猫×人間」のほっこり人情話や癒し系ではあります。
 しかし他にも麵職人のクリシュナがいたりときちんと「ラーメン店だから
 面白い」を描けている作品だと思います。


・設定や構成などがしっかり考えられている
 珠子の重要な仕事はブラッシングですが、
 ・”全身からの抜け毛”という猫特有の問題でしっかり猫感を演出しつつ
 ・「珠子×猫店員」とのコミュニケーションの時間をつくり、それぞれの
  キャラを深堀
 これはなかなかに秀逸な仕掛けでしたね。

 また本作は1話の中にいくつかのサブタイトルを付して小気味よく小エピソ
 ードを展開していくスタイルでしたが、それもリズムを生んでよかったと
 思います。

 そしてCパートに「毎日赤猫」という小ネタ集を入れていたのも上手い構成。
 凡作だと本編の中で尺調整するので、すると間延び感が生まれたりするんで
 すよね。
 しかし本作は「毎日赤猫」で本編自体の尺を調整。これにより最適なテンポ
 で本編を提供していたという印象ですね。


最初は懐疑的でしたが
・猫というキャラクターのかわいさを活かしつつも
・きちんと「ラーメン店だから面白い」が担保されていて
・(物語の起伏に乏しい)ほっこりした日常系ながらも間延び感なく視聴しやすい
終ってみれば、思わぬ伏兵だったなあっと。
最後も綺麗な結末で締めてくれますし、まったりと観るにはオススメな作品では
ありますね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 17
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